JP4173323B2 - 画像撮影編集装置、画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラム - Google Patents

画像撮影編集装置、画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像撮影編集装置、画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラムに関し、特に、幅広いユーザに対して満足度の高い撮影結果および編集結果を提供できる画像撮影編集装置、画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コイン等の対価を投入することで、自動的に使用者の写真を撮影しプリントする写真自動販売機や、さらに撮影された使用者の画像と予め記憶されている画像であって使用者から選択された画像とを組合せた写真をプリントする写真自動販売機などが広く知られている。
【0003】
このような写真自動販売機においては、撮影された画像に対して、タッチペンなどにより画像を入力し(このような入力は一般に「落書き」や「お絵描き」と呼ばれる。)、撮影された画像の編集を行なった後にプリント出力する自動写真販売機が知られている。
【0004】
また、これらの写真自動販売機において、撮影方法や利用方法を選択できるような写真自動販売機も知られている。例えば、カメラが複数備わる場合に、どのカメラを使用して撮影するかの選択や、撮影を多く行なうか落書きを長く行なうかの選択などを行なうことができる写真自動販売機もある。また、カメラを好みの位置に移動またはズームして撮影を行なうことができる写真自動販売機もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのような「落書き」機能を有する自動写真販売機においてはユーザが意図する画像が得られにくいという問題があった。
【0006】
硬貨を投入して利用する自動写真販売機などのアミューズメント装置では、顧客回転率を高め、売上げを高めるため、限られた時間内で処理を終了させるように設定されている。通常の自動写真販売機においては、この時間は1〜3分である。そのため、ユーザの熟練度によっては、満足な処理を時間内に終わらせることができなかったり、センスよい落書きを行なうことができなかったりする場合もある。
【0007】
また、近年、このような落書きの機能や、撮影の機能は多種多様化しており、使用の度に所望する機能を検索していると、満足な処理を時間内に終わらせることができない場合もある。また、所望する写真を得るために必要な機能を理解していない場合には、限られた時間内にどの機能を選択してよいか迷ってしまい、結局満足いく写真を得られない場合もある。
【0008】
さらに、撮影方法や利用方法を選択できるような写真自動販売機を用いた場合であっても、利用者の好みを選択することはできるが、利用者の熟練度にあった利用方法を提供することができない。例えば、カメラを好みの位置に移動またはズームして撮影する場合、操作に不慣れなユーザの場合、うまくカメラを操作することができず、写真に顔が収まらない、焦点の合わないいわゆるピンぼけした写真になってしまう、などの事態が発生してしまう場合がある。その結果、撮影に失敗してしまう場合が多いという問題があった。
【0009】
この発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、幅広いユーザに対して満足度の高い撮影結果および編集結果を提供できる画像撮影編集装置、画像撮影編集方法および画像撮影編集プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像撮影編集装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影された画像を編集する編集手段とを備える画像撮影編集装置であって、ユーザの識別を行なう識別手段と、識別結果に応じて、撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制御する制御手段とを備える。
【0011】
また、上述の識別手段は、ユーザの熟練レベルを識別し、上述の制御手段は、熟練レベルに応じて撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制限する制御を行なうことが望ましい。
【0012】
また、画像撮影編集装置は、熟練レベルに応じた撮影手段の設定と、熟練レベルに応じた編集手段の設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置をさらに備え、制御手段は、記憶装置からユーザの熟練レベルに応じた設定を取得することによって、撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制限することが望ましい。
【0013】
また、上述の識別手段は、ユーザに関する情報の入力に基づいてユーザの熟練レベルを識別することが望ましい。
【0014】
さらに、上述のユーザに関する情報は、ユーザより入力される熟練レベルを特定する情報と、撮影手段で取得するユーザの画像と、ユーザの音声情報と、ユーザの体温情報と、ユーザの操作速度情報とのうちの少なくとも1つであることが望ましい。
【0015】
また、上述の識別手段は、ユーザ自身を識別し、制御手段は、ユーザに応じて撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制御することが望ましい。
【0016】
また、画像撮影編集装置は、ユーザに対応した撮影手段の設定と、ユーザに対応した編集手段の設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置をさらに備え、制御手段は、記憶装置からユーザに対応した設定を取得することによって、撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制御することが望ましい。
【0017】
また、上述の識別手段は、ユーザから取得する識別情報を、記憶装置に記憶されているユーザの識別情報と照査することによってユーザを識別することが望ましい。
【0018】
本発明の他の局面に従うと、画像撮影編集装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影された画像を編集する編集手段と、撮影手段の性質に応じた撮影手段の設定と、編集手段の性質に応じた編集手段の設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置とを備える画像撮影編集装置であって、ユーザからの撮影手段の性質と編集手段の性質との少なくとも一方の指定に応じて、記憶装置から設定を取得して、撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制御する制御手段を備える。
【0019】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影された画像を編集する編集手段と、画像のイメージに応じた撮影手段の設定と、画像のイメージに応じた編集手段の設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置とを備える画像撮影編集装置であって、ユーザから入力される所望する画像のイメージに応じて、記憶装置から設定を取得して、撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制御する制御手段を備える。
【0020】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影された画像を編集する編集手段と、撮影手段の設定であって設定される頻度に応じた設定と、編集手段の設定であって設定される頻度に応じた設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置とを備える画像撮影編集装置であって、記憶装置から所定の頻度に応じた設定を取得し、撮影手段と編集手段との少なくとも一方を制御する制御手段を備える。
【0021】
本発明の他の局面に従うと、画像撮影編集方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップとを備える画像撮影編集方法であって、ユーザの識別を行なう識別ステップと、識別結果に応じて、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとを備える。
【0022】
また、上述の識別ステップにおいては、ユーザの熟練レベルを識別し、制御ステップにおいては、熟練レベルに応じて撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制限する制御を行なうことが望ましい。
【0023】
また、上述の制御ステップにおいては、熟練レベルに応じた撮影手段の設定と、熟練レベルに応じた編集手段の設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置からユーザの熟練レベルに応じた設定を取得することによって、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制限することが望ましい。
【0024】
また、上述の識別ステップにおいては、ユーザに関する情報の入力に基づいてユーザの熟練レベルを識別することが望ましい。
【0025】
さらに、上述のユーザに関する情報は、ユーザより入力される熟練レベルを特定する情報と、撮影手段で取得するユーザの画像と、ユーザの音声情報と、ユーザの体温情報と、ユーザの操作速度情報とのうちの少なくとも1つであることが望ましい。
【0026】
また、上述の識別ステップにおいては、ユーザ自身を識別し、制御ステップにおいては、ユーザに応じて撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御することが望ましい。
【0027】
また、上述の制御ステップにおいては、ユーザに対応した撮影手段の設定と、ユーザに対応した編集手段の設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置からユーザに対応した設定を取得することによって、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御することが望ましい。
【0028】
また、上述の識別ステップにおいては、ユーザから取得する識別情報を、記憶装置に記憶されているユーザの識別情報と照査することによってユーザを識別することが望ましい。
【0029】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、ユーザからの撮影ステップの性質と編集ステップの性質との少なくとも一方の指定に応じて、撮影ステップの性質に応じた撮影ステップの設定と、編集ステップの性質に応じた編集ステップの設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置から設定を取得して、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとを備える。
【0030】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、ユーザから入力される所望する画像のイメージに応じて、画像のイメージに応じた撮影ステップの設定と、画像のイメージに応じた編集ステップの設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置から設定を取得して、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとを備える。
【0031】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、撮影ステップの設定であって設定される頻度に応じた設定と、編集ステップの設定であって設定される頻度に応じた設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置から所定の頻度に応じた設定を取得し、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとを備える。
【0032】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集プログラムは、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップとをコンピュータに実行させる画像撮影編集プログラムであって、ユーザの識別を行なう識別ステップと、識別結果に応じて、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0033】
また、上述の識別ステップにおいては、ユーザの熟練レベルを識別し、制御ステップにおいては、熟練レベルに応じて撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制限する制御を行なうことが望ましい。
【0034】
また、上述の識別ステップにおいては、ユーザ自身を識別し、制御ステップにおいては、ユーザに応じて撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御することが望ましい。
【0035】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集プログラムは、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、ユーザからの撮影ステップの性質と編集ステップの性質との少なくとも一方の指定に応じて、撮影ステップの性質に応じた撮影ステップの設定と、編集ステップの性質に応じた編集ステップの設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置から設定を取得して、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0036】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集プログラムは、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、ユーザから入力される所望する画像のイメージに応じて、画像のイメージに応じた撮影ステップの設定と、画像のイメージに応じた編集ステップの設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置から設定を取得して、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0037】
本発明のさらに他の局面に従うと、画像撮影編集プログラムは、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影された画像を編集する編集ステップと、撮影ステップの設定であって設定される頻度に応じた設定と、編集ステップの設定であって設定される頻度に応じた設定との、少なくとも一方を記憶する記憶装置から所定の頻度に応じた設定を取得し、撮影ステップと編集ステップとの少なくとも一方を制御する制御ステップとをコンピュータに実行させる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0039】
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態における写真自動販売機の具体例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態における写真自動販売機は、筐体3の内部に写真撮影装置1が備えられ、被写体90であるユーザ9と相対する。説明の便宜上、筐体3において、ユーザ9と対向する側を前面とする。すなわち、図1の筐体3に関して紙面の左側が筐体3の前側、右側を筐体3の後側とする。なお、被写体90としては、任意の物体を選択することができるが、本実施の形態においては、ユーザ9であるものとする。
【0040】
被写体90の背後には、撮影時の背景である背景となるカーテン2が配備される。
【0041】
筐体3後部の内壁の色、あるいは模様は、撮影が効果的に行なわれるものであれば、限定されるものではない。具体的には、クロマキー合成を行なう場合は青色が施されている。その他、間接照明の効果を引出すために白色が施されていてもよいし、被写体90への色の影響(色被り)を考慮し、ピンク色、赤色および黄色等が施されていてもよい。
【0042】
次に、図2は、図1に示される写真撮影装置1の外観の具体例を示す図である。図2を参照して、写真撮影装置1の正面には、上部カメラ10aおよび下部カメラ10bが備えられ、ユーザ9からコイン投入口50に対価(コイン)を投入されることで、被写体90を正面および上方向から撮影する。
【0043】
写真撮影装置1の正面に備えられるスピーカ70は、BGMや各種指示等の音声情報を出力する。
【0044】
撮影された被写体90の画像は、上部ディスプレイ30aおよび下部ディスプレイ30bに表示される。また、ユーザ9は、正面に備えられる上部ディスプレイ30aに表示される撮影画像を見ながら、好みのポーズを取ることができる。
【0045】
さらに写真撮影装置1の正面に、ユーザ9からの各種指示等の入力を受付ける操作部40を備える。操作部40は、下部ディスプレイ30bと入力装置41とから構成される。下部ディスプレイ30bは、タッチパネル式の入力手段を備える。ユーザ9は、ペン形状の入力装置41で下部ディスプレイ30bに表示されるボタンにタッチし、各種指示等の入力や、印字画像の決定を行なうことができる。また、下部ディスプレイ30bに直に文字の書込みや、任意の図形の描込みを行なうことができる。また、図2に示される如く、ペン形状の入力装置41を複数備えることもできる。その場合、複数のユーザ9によって、上述の指示の入力や、図形の描込み等を行なうことができる。また、入力装置41は、コントローラ式の入力装置であってもよいし、その他の形態の入力装置であってもよい。
【0046】
ユーザ9の指示によって、撮影画像は、紙やプラスチック等のカード類、金属の装身具等の印刷媒体に印刷され、取出口60より排出されることでユーザ9に提供される。
【0047】
なお、写真撮影装置1は、上述の形態に限定されず、その他の様々な機能が備えられていてもよい。
【0048】
さらに図3は、図2に示される写真撮影装置1の構成を示す機能ブロック図である。
【0049】
図3を参照して、写真撮影装置1は、写真撮影装置1全体の制御を行なう制御部101を備える。制御部101は、操作部40より、操作信号を受信する。また、コイン投入口50の内部に備えられるコイン検出部51より、コイン検出信号を受信する。
【0050】
記憶部102は、複数の画像データおよびサウンドデータを記憶する。記憶部102に記憶されている画像データには、デモンストレーション画像(以下、デモ画像という)、および印刷媒体の表面に印刷されるべき複数の装飾画像などが含まれる。また、記憶部102は、制御部101において実行されるプログラムを記憶する。さらに、記憶部102は、制御部101でプログラムが実行される際の、一時的な記憶領域ともなる。
【0051】
グラフィックI/F(インタフェース)回路103は、記憶部102から記憶されている画像データを読出し、所定の記憶画像信号に変換して、画像合成部106および表示選択回路107に送信する。
【0052】
サウンドI/F回路104は、記憶部102から記憶されているサウンドデータを読出し、所定のサウンド信号に変換して、スピーカ70に送信する。
【0053】
上部カメラ10aおよび下部カメラ10bからなるカメラ10より送られる被写体90の画像信号は、画像補正部105で受信され、画像補正部105は、被写体90の画像を補正する。画像補正部105では、画像の歪補正、色調補正、画像の変形、回転、および反転等の、必要な処理を行なう。画像補正部105で補正された被写体90の画像信号は、画像合成部106に送信される。
【0054】
画像合成部106は、被写体90の画像信号を第1画像信号として受信し、グラフィックI/F回路103から送信される記憶画像の画像信号を第2画像信号として受信する。そして第1画像と第2画像とを合成する。画像合成部106での画像の合成手法は、実用新案登録第3043855号および実用新案登録第3051776号などに詳述されているため、ここではその詳細な説明を省略する。なお、画像合成部106は複数の合成手法を備え、制御部101からの制御信号により最適な合成手法を選択することが望ましい。合成された画像は、表示選択回路107およびプリンタ61に送信される。
【0055】
表示選択回路107は、画像合成部106からの合成画像信号と、グラフィックI/F回路103からの記憶画像信号とを受信し、制御部101からの制御信号に基づいて、一方の画像信号を選択して、上部ディスプレイ30aおよび下部ディスプレイ30bからなるディスプレイ30に送信する。ディスプレイ30は、表示選択回路107からの画像信号を受信して画像を表示する。
【0056】
プリンタコントローラ109は、制御部101からの制御信号に基づいて、プリンタ61を制御する。プリンタ61は、プリンタコントローラ109の制御により、画像合成部106からの合成画像信号を受信し、合成画像データに基づいて印刷画像データを生成して、当該印刷画像を所定の印刷媒体に印刷する。
【0057】
照明制御部108は、カメラ10による撮影手段と同期して上部照明20aおよび下部照明20bからなる照明20が照明するよう、照明20の同期制御を行なう。
【0058】
カウンタ110は、コイン投入数などをカウント表示する。
このような写真撮影装置1を備える写真自動販売機では、通常以下のような動作が行なわれる。すなわち、ユーザ9がコインを投入するまでは、制御部101からの制御信号に基づいて、表示選択回路107は、グラフィックI/F回路103側を選択している。このため、記憶部102に予め記憶されているデモ画像のデータがグラフィックI/F回路103に転送されて、デモ画像がディスプレイ30に表示されている。また、記憶部102に予め記憶されているBGMのサウンドデータがサウンドI/F回路104に転送されて、スピーカ70よりBGMが流されている。
【0059】
ユーザ9がコインを投入して、コイン検出部51から検出信号が制御部101に送信されると、制御部101からの制御信号により、記憶部102に記憶された所定の画像データおよびサウンドデータが読出され、グラフィックI/F回路103およびサウンドI/F回路104に送信される。そして、ディスプレイ30およびスピーカ70から、表示および音声により、ユーザ9に適宜指示がなされ、以下に示す動作が行なわれる。
【0060】
図4は、写真撮影装置1が備えられる本実施の形態の写真自動販売機において実行される処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示される処理は、写真撮影装置1の制御部101が、記憶部102に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
【0061】
デモ画面が表示されている時に、ユーザ9より必要な枚数のコインを受付けると、コイン検出部51がコインの投入を検出し、処理が開始する。制御部101はコイン検出部51から検出信号を受信し、記憶部102に記憶された所定の画像データおよびサウンドデータを読出す。読出された画像データおよびサウンドデータは、グラフィックI/F回路103およびサウンドI/F回路104に送信される。そして、ディスプレイ30からの表示およびスピーカ70からの音声によって、ユーザ9に適宜指示が出力される。
【0062】
図4を参照して、始めに、ユーザ9の熟練レベルの識別を行なう(S10)。ステップS10では、当該ユーザ9が、初級者であるか、中級者であるか、あるいは上級者であるか、熟練レベルの識別を行なう。そして、ステップS10で識別した熟練レベルに応じた処理(初級者処理、中級者処理、および上級者処理)が実行され(S30〜S70)、作成された写真がプリントされて、プリントされた印刷媒体を取出口60から排出することでユーザ9に提供する。
【0063】
以上で写真撮影装置1における処理は終了し、写真自動販売機では、次にコインが投入されるまで、上記のコイン投入前と同様に、BGMが流され、デモ画像が表示される。
【0064】
上述のステップS10では、ユーザ9からの入力に基づいて、当該ユーザ9の熟練レベルの識別を行なう。
【0065】
識別の方法として、音声による認識が考えられる。ユーザ9から発せられる、例えば、「なれっこ(上級者)」、「ちょっとなれてるっこ(中級者)」、「なれてないっこ(初級者)」などの音声を図示しないマイクによって入力し、ユーザ9の熟練レベルを自動認識することができる。また、これらの入力が得られなかった場合には、予め決められた「上級者」が選択されるようにしてもよい。この、予め決める設定(いわゆるデフォルト設定)は、「中級者」や「初級者」でもよく、装置で変更可能になっている。
【0066】
また、音声認識の他の方法として、ユーザ9から発せられる音声を図示しないマイクによって入力し、その内容に基づいてユーザ9の熟練レベルを自動認識する方法もある。そして、自動認識の結果、例えば「わからない」、「え?」、「何?」などの疑問系の言葉である場合、ユーザ9が発したこれらの疑問系の言葉を回数に応じて、ユーザ9の熟練レベルを認識することができる。また、ユーザ9の発する音声の高さに基づいて、ユーザ9の熟練レベルを認識することもできる。
【0067】
また、他の識別の方法として、ユーザ9からの入力内容に応じて熟練レベルを識別する方法もある。例えば、図5に示すユーザ9の熟練レベルを診断する画面を下部ディスプレイ30bに表示し、ユーザ9から、テンキー(図示せず)や、タッチペン等の入力装置41による入力を受付けてもよい。
【0068】
具体的には、図5に示されるような熟練レベルの診断を、「3度の飯よりプリクラが好き!!!」、「お気に入りのプリクラ機種が3つ以上ある。」、「キメ角度、キメ顔がある。」、「プリクラって操作が難しい・・・。」、「プリクラを撮る時は仕切るタイプだ。」などの質問に答えつつ進めることによって、「なれてないっこ(初級)」、「ちょっとなれてるっこ(中級)」、「なれっこ(上級)」などの熟練レベルを認識することができる。
【0069】
なお、上述の質問は、図5に示されるように下部ディスプレイ30bに同時に表示され、ユーザ9は、診断結果の「なれてないっこ」、「ちょっとなれてるっこ」、「なれっこ」などの熟練レベルを入力装置41で入力するのみであってもよいし、上述の各質問が、前の質問に対する応えをユーザ9から受付けることで順に下部ディスプレイ30bに表示され、最終的に「なれてないっこ」、「ちょっとなれてるっこ」、「なれっこ」などの診断結果に行きつく入力方法であってもよい。また、入力装置41を用いた入力でなく、ユーザ9が発声した上述の診断結果を図示しないマイクによって入力し、自動認識することもできる。また、診断画面において、「診断をしない」、「診断を飛ばす」などの選択がなされた場合には、予め決められた「なれっこ」が選択されるようにしてもよい。この、予め決める設定(いわゆるデフォルト設定)は、「なれてないっこ」や「ちょっとなれてるっこ」でもよく、装置で変更可能になっている。
【0070】
また、所定の操作をユーザ9に指示し、その処理速度を計測することによって、ユーザ9の熟練レベルを認識することもできる。また、複数回の操作をユーザ9に指示し、その誤操作(または正解操作)の回数を計測することによって、ユーザ9の熟練レベルを認識することもできる。また、カメラ10で撮影したユーザ9の顔から画像処理によって表情を抽出し、ユーザ9の表情からその熟練レベルを認識することもできる。また、赤外線センサ(図示せず)等のセンサを用いてユーザ9の顔の表面温度を測定して感情を抽出し、その熟練レベルを認識することもできる。
【0071】
なお、言うまでもなく、図6に示されるようなユーザ9の熟練レベルを選択する画面を下部ディスプレイ30bに表示し、ユーザ9から「なれてないっこ(初級)」、「ちょっとなれてるっこ(中級)」、「なれっこ(上級)」などの自身の熟練レベルの入力を受付けてもよい。
【0072】
また、ユーザ9からの入力内容に応じて識別する他の方法として、ユーザ9から受付けた当該写真自動販売機の使用回数の入力に応じてユーザ9の熟練レベルを識別することもできる。例えば、図示しない使用回数の入力画面を下部ディスプレイ30bに表示し、ユーザ9からの「100回」、「777回」などの使用回数の入力を受付けることができる。あるいは、「10〜50回」、「50〜100回」など選択肢の中から選択された入力を受付けることもできる。そして、この入力に応じて、ユーザ9の熟練レベルを識別することもできる。また、ここで、所定の回数以上の非常に多い回数が入力された場合には、「達人っこ(最上級)」などの通常の熟練レベル以上のレベルであると認識し、通常のユーザには提供されない処理(いわゆる隠しモード)を提供することもできる。
【0073】
次に、図4の処理において、ステップS30〜S70に示される初級者処理、中級者処理、および上級者処理の各々の処理について説明を行なう。
【0074】
図7に、ステップS30で行なわれる初級者処理についてフローチャートを示す。図7に示される初級者処理は、ステップS10でユーザ9が初級(なれてないっこ)である旨の認識がなされると、そのまま引続き実行される。
【0075】
図7を参照して、始めにユーザ9の人数(プレイ人数)の入力を受付ける(S31)。ここでは、例えば、「2人」、「3人」、「4人」、「5人以上」などの具体的な人数を受付けてもよいし、「カップル」、「ファミリー」などの、人数を推定することのできる概念的な入力を受付けてもよい。
【0076】
次に、カメラ10によって被写体90の撮影が行なわれる(S33)。ここでは、1度の処理において、所定の撮影を複数回行なう。例えば、上部カメラ10aを用いた顔アップの撮影と、下部カメラ10bを用いた全身撮影と、バストアップ(胸部から上の写真)の撮影とを、各々2、3回連続で行なう。なお、ここでの撮影回数は、ユーザ9の熟練レベルに応じた回数であることが望ましい。また、上述の各アングルでの撮影時のカメラ10の位置や角度は、予め記憶部102に記憶されており、ユーザのアングルの選択に応じて、カメラ10は所定の位置や角度に自動的に設置される。
【0077】
さらに、ステップS33での撮影時に、スピーカ70より、「笑って笑って!!」、「ジャンプ!!」、「ラジオ体操はじめ!!」、「撮るよ、3、2、1」などセリフが出力される。また、これらのセリフがディスプレイ30に表示されてもよい。また、これらのセリフを発するキャラクタがディスプレイ30に表示されてもよい。さらに、これらのセリフの内容は、ユーザ9の熟練レベルに応じて変化してもよい。すなわち、ここではユーザ9の熟練度が低いため、ユーザ9の撮影を誘導するようなキャラクタ(先生など)やセリフが出力されてもよい。またセリフの内容は、ステップS31で入力された人数に応じて変化してもよいし、予め決められた(デフォルト設定された)セリフでもよい。
【0078】
撮影が終了すると、撮影画像がディスプレイ30に表示される。そして、ユーザ9より、以降の処理に用いる所望する撮影画像の選択を計4枚程度受付ける(S34)。
【0079】
次に、落書きのパターンを示す見本をディスプレイ30に表示し、ユーザ9から所望の見本の入力を受付ける(S35)。落書きのパターンは、予め記憶部102に複数記憶されており、撮影時に出力したセリフの内容に応じた、例えば「かわいい系」、「クール系」、「お笑い系」などのパターンの見本が表示される。
【0080】
ステップS35で、ユーザ9から所望する見本の選択を受付けると、その落書きに使用するスタンプやペン等のツールや、落書きの手順等をディスプレイ30に表示する。それらツールや手順等もまた、落書きパターンに対応付けて、予め記憶部102に記憶されている。
【0081】
引続いて、落書き処理である、背景処理(S37)、フレーム合成(S39)、スタンプ合成(S41)、描込み処理(S42)の各処理を、ステップS35で選択した見本に応じて、ステップS34で選択した撮影画像に対して行なう。ここでは、各々の処理で用いるツール等の選択肢が制限される。すなわち、ステップS35で選択した見本に示される落書きに要するツールのみ使用可能な状態でディスプレイ30に表示する。さらに、上述の行程順に処理が進められるように、各処理で要するツールのみ順に使用可能な状態で表示してもよい。(S36,S38,S40)。
【0082】
さらに、上述の各処理を行なう際に、ユーザ9に対して、「フレームを重ねてみてもカワイイよ!」などのアドバイスをディスプレイ30に表示することもできる。あるいは、スピーカ70より音声にて出力してもよい。
【0083】
撮影画像に対する落書き処理が終了すると、落書きを合成した画像を、記憶部102に保存された複数のレイアウトに対応させてディスプレイ30に表示する。レイアウトとしては、所定の印刷媒体のサイズを、8分割、16分割、24分割および32分割にしたレイアウト等があり、ステップS31で入力した人数に応じたレイアウトを表示して、ユーザ9から所望するレイアウトの選択を受付ける(S43)。
【0084】
以上で初級者処理が終了し、図4に示すメインルーチンに処理を戻す。そして、撮影した画像が選択されたレイアウトにてプリントされる。
【0085】
なお、このプリントを待つ時間に、写真撮影装置1は、ユーザ9にミニゲームや心理テストなどの遊戯を提供することもできる。また、商品の宣伝等の音声情報や画像情報を提供することもできる。
【0086】
次に、図8に、ステップS50で行なわれる中級者処理についてフローチャートを示す。図8に示される中級者処理は、ステップS10でユーザ9が中級(ちょっとなれてるっこ)である旨の認識がなされると、そのまま引続き実行される。
【0087】
図8を参照して、始めにユーザ9の人数(プレイ人数)の入力を受付ける(S51)。ここでは、例えば、「2人」、「3人」、「4人」、「5人以上」などの具体的な人数を受付けてもよいし、「カップル」、「ファミリー」などの、人数を推定することのできる概念的な入力を受付けてもよい。
【0088】
次に、カメラ10によって被写体90の撮影が行なわれる(S53)。ここでは、1度の処理において、撮影を複数回行なう。例えば、上部カメラ10aを用いた顔アップの撮影や、また、下部カメラ10bを用いた全身撮影や、バストアップ(胸部から上の写真)の撮影を自由に選択して、各々6〜8回連続で行なう。なお、ここでの撮影回数は、ユーザ9の熟練レベルに応じた回数であることが望ましい。また、上述の各アングルでの撮影時のカメラ10の位置や角度は、予め記憶部102に記憶されており、ユーザのアングルの選択に応じて、カメラ10は所定の位置や角度に自動的に設置される。
【0089】
さらに、ステップS33での撮影時に、スピーカ70より、「笑って笑って!!」、「ジャンプ!!」、「ラジオ体操はじめ!!」、「撮るよ、3、2、1」などセリフが出力される。また、これらのセリフがディスプレイ30に表示されてもよい。また、これらのセリフを発するキャラクタがディスプレイ30に表示されてもよい。
【0090】
撮影が終了すると、撮影画像がディスプレイ30に表示される。そして、ユーザ9より、以降の処理に用いる所望する撮影画像の選択を計4枚程度受付ける(S54)。
【0091】
引続いて、落書き処理である、背景処理(S57)、フレーム合成(S59)、スタンプ合成(S61)、描込み処理(S62)の各処理を、ステップS54で選択した撮影画像に対して行なう。ここでは、各々の処理で用いるツール等の選択肢が、ユーザ9の熟練レベルに応じて制限される。例えば、ペンの種類を、ノーマル、ふちどり、透明、ラメなどの3,4種類に制限することができる。また例えば、スタンプやフレームの種類を、ハート、星、丸の形ごとの6パターン程度に制限することができる。また例えば、背景を、一般的なパターンと、個性的なパターンとの10種類程度に制限することができる。さらに、上述の行程順に処理が進められるように、その処理で要するツールのみ順に使用可能な状態で表示させてもよい。また、これらのペン、スタンプ、フレームの種類は多数用意されるが、1画面内で表示が収まらないときには、スクロールなどにより前もしくは次の種類を表示して選択させることが一般に行なわれる。このようなスクロールは操作がわかりにくい場合があるため、初級者処理もしくは中級者処理では、スクロールしなくてもよい1画面内で選択できる程度の種類であることが望ましい。あるいは、各処理において、「飛ばす」、「パス」、「次へ」などの当該処理を飛ばすためのボタンを備えてもよい(S56,S58,S60)。
【0092】
さらに、上述の各処理を行なう際に、ユーザ9に対して、「フレームを重ねてみてもカワイイよ!」などのアドバイスをディスプレイ30に表示することもできる。あるいは、スピーカ70より音声にて出力してもよい。
【0093】
撮影画像に対する落書き処理が終了すると、落書きを合成した画像を、記憶部102に保存された複数のレイアウトに対応させてディスプレイ30に表示する。ここでは、ステップS51で入力した人数に応じたレイアウトを表示して、ユーザ9から所望するレイアウトの選択を受付ける(S63)。
【0094】
以上で中級者処理が終了し、図4に示すメインルーチンに処理を戻す。そして、撮影した画像が選択されたレイアウトにてプリントされる。
【0095】
なお、初級者処理と同様に、このプリントを待つ時間に、写真撮影装置1は、ユーザ9にミニゲームや心理テストなどの遊戯を提供することもできる。また、商品の宣伝等の音声情報や画像情報を提供することもできる。
【0096】
次に、図9に、ステップS70で行なわれる上級者処理についてフローチャートを示す。図9に示される上級者処理は、ステップS10でユーザ9が上級(なれっこ)である旨の認識がなされると、そのまま引続き実行される。
【0097】
図9を参照して、始めにユーザ9の人数(プレイ人数)の入力を受付ける(S71)。ここでは、例えば、「2人」、「3人」、「4人」、「5人以上」などの具体的な人数を受付けてもよいし、「カップル」、「ファミリー」などの、人数を推定することのできる概念的な入力を受付けてもよい。
【0098】
次に、上級者処理では、ユーザ9より、例えば「学校帰り」、「オフ」、「海」、「山」、「カラオケ」、「ショッピング」などのシチュエーションの選択を受付け、設定する(S72)。
【0099】
次に、カメラ10によって被写体90の撮影が行なわれる(S73)。ここでは、ユーザ9からカメラ10の位置や角度の移動の指示を入力装置41より受付け、ユーザ9の所望するアングルにて2,3回撮影する。また、ズーム、照明20の角度や強さや位置などの調整が自由に行なわれてもよい。また、撮影時に被写体90を照明する上部照明20aおよび下部照明20bのうちどれを点灯させるか選択させ、左側(片側)からの照明、下側からの照明などにより、グラビア風の照明効果を狙った撮影も上級者処理には好適に行なわれることが望ましい。なお、このようなカメラ10や照明20の設定などを行なう撮影機能は、上述の初級者処理や中級者処理においてはロック機能が作動し、初級者や中級者であるユーザ9の選択によって変更されない仕組みになっていることが望ましい。
【0100】
また、以降の落書き処理に要する時間を長くするために、ステップS73での撮影時間を短く設定することもできる。すなわち、ユーザ9は、ステップS73において、「終了」、「次へ」などのボタンで選択することによって、撮影を終了して次の落書き処理へ以降することができる。
【0101】
さらに、ステップS73での撮影時に、スピーカ70よりステップS72で設定したシチュエーションに応じたセリフが出力される。また、上述のセリフがディスプレイ30に表示されてもよい。また、上述のセリフを発するキャラクタがディスプレイ30に表示されてもよい。また、カーテン2の種類や照明20の色なども、ステップS72で設定したシチュエーションに応じて変化してもよい。
【0102】
撮影が終了すると、撮影画像がディスプレイ30に表示される。そして、ユーザ9より、以降の処理に用いる所望する撮影画像の選択を計4枚程度受付ける(S74)。
【0103】
引続いて、背景処理、フレーム合成、スタンプ合成、および描込み処理の落書き処理を、ステップS74で選択した撮影画像に対して行なう(S75)。ここでは、上述の各処理で用いるツール等の選択肢を、全てディスプレイ30に表示する。あるいは、スクロール等の検索処理を行なうことで全て表示可能な状態にする。さらに、初級者処理および中級者処理に比較して多くの種類のツールやスタンプ等をディスプレイ30に表示する。例えば、ペンの色は、ユーザ9に所望する色を、図10(a)に示すようなカラーピッカーにて選択させることができる。さらに選択した色のグラデーションが図10(b)に示すように表示され、色の濃淡も自在に選択させることができる。また、ペンの太さや線種も同様にして自在に選択させることができる。また例えば、スタンプは、1度置いた後に任意の位置に移動させることが可能である。また、スタンプの大きさも、ドラッグなど行なうことで所望するサイズに変更することができる。また例えば、スタンプや背景は、記憶部102に記憶されているフレームや背景のみならず、写真撮影装置1の備えるスキャナ(図示せず)からユーザ9が所望するマスコットなどのアイテムを読込ませ、用いることができる。
【0104】
そして、これらのツール等を用いて、ステップS75では、背景処理、フレーム合成、スタンプ合成、および描込み処理の落書き処理を任意の順にて行なう。
【0105】
撮影画像に対する落書き処理が終了すると、落書きを合成した画像を、記憶部102に保存された複数のレイアウトに対応させてディスプレイ30に表示する。ここでは、ステップS31で入力した人数に応じたレイアウトを表示して、ユーザ9から所望するレイアウトの選択を受付ける(S76)。また、正方形や丸などの形や配置を選択させることもできる。
【0106】
さらに、プリント速度の選択を受付ける(S77)。ステップS77では、印刷の解像度を落としてプリント時間を早くする選択と、解像度を高くしてプリント時間を遅くする選択とを行なうことができる。また、印刷速度の速いプリンタと遅いプリンタとの複数のプリンタを備え、ステップS77では、どちらで印刷するかを選択してもよい。
【0107】
以上で上級者処理が終了し、図4に示すメインルーチンに処理を戻す。そして、撮影した画像が選択されたレイアウトにてプリントされる。
【0108】
なお、初級者処理および中級者処理と同様に、このプリントを待つ時間に、写真撮影装置1は、ユーザ9にミニゲームや心理テストなどの遊戯を提供することもできる。また、商品の宣伝等の音声情報や画像情報を提供することもできる。
【0109】
このように、本実施の形態における写真撮影装置1にて、ユーザ9の熟練レベルを判断し、熟練レベルに応じた処理を実行する。具体的には、熟練レベルが上がるほどに、ツール等の選択肢の数を増やし、各処理の誘導や説明などを減らす。また、熟練レベルが上がるほどに、撮影アングルや照明、時間配分などを、ユーザ9に主体的に決定させる。また、熟練レベルに応じて、説明速度や表示時間を変化させることもできる。また、ボタンやツールやアドバイスなどの表示サイズを変化させることもできる。また、説明を行なう音声の強さや周波数を変化させることもできる。これらのことによって、ユーザ9が初心者であっても容易に用いることができ、さらに上級者の場合は煩わしさを感じることなくハイレベルに用いることが可能になる。このように、ユーザの熟練レベルを識別する手段を有することにより、操作に不慣れな初心者にはわかりやすい操作方法を提供でき、操作に慣れた上級者には豊富な機能を提供できる。そのため、幅広いユーザに対して満足度の高い撮影結果および編集結果を提供することができる。
【0110】
なお、上述の説明においては、ユーザ9を初級、中級、上級に分けて、各々の熟練レベルに応じた処理について述べたが、処理内容を同じにして、ユーザ9が初級の場合には全処理を自動で進めるような処理であってもよい。また、ユーザ9が初級の場合には、撮影操作や、落書き処理の各処理などのいずれかについて、重点的に説明を行なってユーザ9に練習させる処理を行なってもよい。また、ユーザ9が初級の場合には、ユーザ9の使用の結果に基づいて、今後の課題等をアドバイスする処理を行なってもよい。
【0111】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態においては、図1〜3に示される第1の実施の形態と同様の写真撮影装置1において、図4に示される処理と同様の処理が実行される。第2の実施の形態においては、図4のステップS10において、当該ユーザ9自身を認識し、ユーザ9に応じた処理を実行する。ここでの写真撮影装置1が行なう処理の内容は、第1の実施の形態における処理とほぼ同様であるため、ここでの説明は繰返さない。
【0112】
なお、ステップS10での識別を行なう前提として、予め写真撮影装置1の記憶部102にユーザ登録を行なっておく必要がある。ユーザ登録の方法は、一般的な方法であるため、ここでの詳細な説明は行なわない。ユーザの登録情報は、写真撮影装置1の記憶部102に記憶される他、写真撮影装置1が無線やLAN(Local Area Network)等の専用線を用いた通信を行なう場合には、写真撮影装置1以外の記憶装置に記憶されてもよい。
【0113】
ステップS10での識別方法として、ユーザ9から識別情報の入力を受付けて、記憶部102に記憶されている識別情報と照査する方法がある。ここでの識別情報としては、ユーザ9の名前やニックネーム、識別番号、およびパスワードなどが該当する。なお、入力は、入力装置41を用いた入力であってもよいし、図示しない読取装置によって、識別情報が記憶されている記憶媒体を読取らせることによる入力であってもよい。例えば、バーコードリーダでバーコードが印字されたカードを読取らせる入力などであってもよい。
【0114】
他の識別方法として、音声による認識が考えられる。ユーザ9から発せられる音声を図示しないマイクによって入力し、予め記憶部102に記憶されている音声情報と照査して、ユーザ9を自動認識することもできる。
【0115】
また、カメラ10で撮影したユーザ9の顔画像を、予め記憶部102に記憶されている顔画像情報と照査してユーザ9を自動認識することもできる。また、赤外線センサ(図示せず)等のセンサを用いてユーザ9の指紋やアイリスなどの識別情報を読取って、予め記憶部102に記憶されている識別情報と照査して、ユーザ9を自動認識することもできる。
【0116】
本実施の形態においては、このように、写真撮影装置1でユーザ9の認識を行なうと、ユーザ9に応じたカスタマイズを行なう。ここでのカスタマイズとは、当該写真撮影装置1で提供する多彩な機能を、より使いやすくするためにグループ分けすることである。なお、ここでの機能は、写真撮影装置の行なう撮影機能と、画像編集機能とを含む。
【0117】
撮影機能とは、被写体90を撮影するためのカメラ10や照明20などの機器の設定を行なう機能を指す。この撮影機能を動作させることで、カメラ10の位置や角度のみならず、シャッタースピードやしぼり値などの設定を行なうことができる。また、照明20の角度や強さ、点灯させる位置の選択、カーテン2の種類などの設定を行なうことができる。
【0118】
画像編集機能は、さらに、撮影画像そのものを変更する画像修正機能と、撮影画像に別要素を加える落書き処理機能とを含む。画像修正機能は、トーンカーブ、ガンマ値などを撮影画像に対して処理することで、撮影画像そのものの色や濃度などを変更する機能である。さらに、画像修正には、逆行、カラーフィルタなど、撮影画像の視覚性に加える効果なども含まれる。また、画像修正機能には、処理を加えた撮影画像を、再び元の状態に戻す機能も含まれる。
【0119】
落書き処理機能は、撮影画像に対して何らかの素材を追加する機能である。落書き処理には、背景処理、フレーム合成処理、スタンプ合成処理、および描込み処理などがあり、落書き処理機能は、これらの処理において用いられる背景などの素材を、撮影画像に加えたり削除したりする機能である。例えば、描込み処理である落書き処理機能は、文字や絵やマークなどを撮影画像上に追加する機能である。
【0120】
ステップS10において、ユーザ9が特定のユーザであると認識されると、予め記憶部102にユーザ9の識別情報に対応付けて記憶してあるカスタマイズ情報を読込み、ユーザ9に応じた機能を提供する。具体的には、図11に示すように、ユーザ9に応じた背景画像や、フレーム画像や、スタンプ画像や、ペンの種類や色や線種などの選択肢を、スクロールなどのさらなる検索処理を行なわなくてもそのまま選択可能な状態でディスプレイ30に表示する。また、カメラ10による撮影のアングルや、照明20の方向や強さ、点灯させる位置なども、そのまま選択可能な状態でディスプレイ30に表示してもよい。
【0121】
このようなユーザ9に応じた機能は、ユーザ9の使用履歴に基づいて更新され、記憶部102に記憶されてもよい。すなわち、ユーザ9が普段からよく使用する背景画像やフレーム画像やペンの色などの選択肢が、使用頻度に応じて優先順位を高く記憶されてもよい。また、ユーザ9が設定することによって上述の選択肢が記憶されてもよい。また、一般的な使用頻度に応じて優先順位を高く記憶されてもよい。すなわち、当該写真撮影装置1で背景画像やフレーム画像やペンの色などの選択肢の使用頻度を計測し、人気の高い(使用頻度の高い)選択肢が優先順位を高く記憶されてもよい。そして、優先順位の高い選択肢ほど上に表示したり、大きく表示したり、点滅や強調して表示したりすることができる。
【0122】
また、記憶部102に記憶される機能は上述の選択肢のみならず、それらのディスプレイ30への表示方法も記憶されてもよい。すなわち、当該ユーザ9がよく使用する選択肢をユーザ9が選択しやすい位置に表示するように記憶させることもできる、ユーザ9の利き手に応じた配置で表示するように記憶させることもできる。また、人気の高い選択肢を選択しやすい位置に配置して表示するように記憶させることもできる。
【0123】
本実施の形態においては、ユーザ9自身を識別する手段を有することにより、ユーザ9の好みの利用方法、よく使う機能を、利用の度に探す手間がなく、時間ロスが発生しない。すなわち、本実施の形態においては、上述の処理を行なうことで、ユーザ9の選択の傾向に応じた機能をユーザ9に提供することができる。また、ユーザ9が写真撮影装置1に不慣れなであった場合でも、以前用いた機能が提供されるため、戸惑うことなく操作することができる。そのため、ユーザに満足度の高い写真を提供することができる。
【0124】
[変形例]
なお、上述の実施の形態においては、認識したユーザ9に応じて、カスタマイズされた機能を提供する処理を説明したが、ユーザ9からの選択を受付けて、その選択に応じてカスタマイズされた機能を提供することもできる。
【0125】
例えば、図12に示すように、落書き処理機能を、落書き処理に必要十分な機能のみからなる基本グループと、背景合成処理などのより高度な機能を含む拡張グループとにグループ分けし、「基本お絵かき」(あるいは「標準お絵かき」、「普通お絵かき」など)、「拡張お絵かき」(あるいは「上級お絵かき」、「ハイレベルお絵かき」など)などの選択をユーザ9から受付けることで、対応するグループの機能を提供する。
【0126】
また例えば、撮影機能を、細かい設定を要しない例えばオートフォーカス撮影などを行なう「通常撮影」と、「明るい写真」、「普通の写真」などの簡単な選択で設定を自動的に行なう「こだわり撮影」と、ユーザ9のオリジナルの設定を受付ける「オリジナル撮影」とにグループ分けし、「通常撮影」、「こだわり撮影」、「オリジナル撮影」などの選択をユーザ9から受付けることで、対応するグループの機能を提供することもできる。あるいは、これらの撮影結果のサンプルや、その撮影結果になるよう画像処理したライブ画像などをディスプレイ30に表示して選択を受付けることもできる。また、所定の回数の試し撮影を行なった後に、選択を受付けることもできる。
【0127】
このように性質ごとにカスタマイズされた機能を提供することで、従来ならば必要であった、全ての機能の中から所望する機能や必要な機能を検索する処理を行なうための時間や熟練が不要となり、幅広いユーザに対して満足度の高い写真を提供することができる。
【0128】
また、ユーザ9にプリントしたい写真のイメージを選択させることで、そのイメージに必要な機能のみを提供することもできる。例えば、「グラビア風」、「モデル風」、「アイドル風」などのイメージの選択を受付けると、そのイメージに応じて予め記憶部102に記憶されている設定情報を読込み、カメラ10や照明20の位置や角度等を自動で設定し、そのイメージと同じ、もしくはイメージに近い撮影を行なうことができる。なお、イメージの選択は、ボタンなどの入力装置41によって直接入力する方法や、図示しない読取装置などによってパスワードや番号などの識別情報が記録されているカードなどの記録媒体を読取らせることによって入力する方法などがある。例えば、所望するイメージの写真に記載されているパスワードを入力するなどの方法がある。
【0129】
このように、イメージに応じたカスタマイズを行なうことで、ユーザ9は所望するイメージに近づけるために個々の機能を理解する必要がなく、より容易に満足度の高い写真を得ることができる。
【0130】
さらに、上述の写真撮影装置が行なう画像撮影編集方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0131】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0132】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における写真自動販売機の具体例を示す図である。
【図2】 図1に示される写真撮影装置1の外観の具体例を示す図である。
【図3】 図2に示される写真撮影装置1の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】 写真撮影装置1が備えられる本実施の形態の写真自動販売機において実行される処理を示すフローチャートである。
【図5】 ユーザ9の熟練レベルを診断する画面の具体例を示す図である。
【図6】 ユーザ9の熟練レベルを選択する画面の具体例を示す図である。
【図7】 ステップS30で行なわれる初級者処理を示すフローチャートである。
【図8】 ステップS50で行なわれる中級者処理を示すフローチャートである。
【図9】 ステップS70で行なわれる上級者処理を示すフローチャートである。
【図10】 ペンの色を選択するための画面の具体例である。
【図11】 カスタマイズされた機能を提供するための画面の具体例である。
【図12】 落書き処理機能の選択を受付けるための画面の具体例である。
【符号の説明】
1 写真撮影装置、2 カーテン、3 筐体、9 ユーザ、10 カメラ、10a 上部カメラ、10b 下部カメラ、20 照明、20a 上部照明、20b 下部照明、30 ディスプレイ、30a 上部ディスプレイ、30b 下部ディスプレイ、40 操作部、41 入力装置、50 コイン投入口、51 コイン検出部、60 取出口、61 プリンタ、70 スピーカ、101 制御部、102 記憶部、103 グラフィックI/F回路、104 サウンドI/F回路、105 画像補正部、106 画像合成部、107 表示選択回路、108 照明制御部、109 プリンタコントローラ、110 カウンタ。

Claims (9)

  1. 被写体の画像を撮影する撮影手段と、
    表示手段と、
    ユーザの指示を受付けるための受付手段と、
    前記撮影された画像を前記表示手段に表示させるとともに、当該画像に対する編集処理を実行するための制御手段と、
    前記画像の編集のためのパターンを示す見本に対応付けて、前記見本に示される編集処理を行なう際に用いる複数のツールにそれぞれ対応する複数のツール画像を記憶する記憶手段とを備え、
    前記制御手段は、前記表示手段に複数の前記見本を選択可能に表示させ、前記受付手段により前記見本の選択の指示を受付けると、前記選択された前記見本に対応付けられたツールに対応する前記ツール画像を、前記編集処理を行なう際の選択肢として前記表示手段に表示させる、画像撮影編集装置。
  2. 前記制御手段は、複数の前記ツールのうち選択された前記見本に対応付けられたツールのみに対応する前記ツール画像について、使用可能なツールの選択肢として表示させる、請求項1に記載の画像撮影編集装置。
  3. 前記編集処理は、複数の処理工程を含み、
    前記制御手段は、選択された前記見本に応じて、撮影された前記画像に対する前記編集処理を前記処理工程に従って順次実行するに際して、各前記処理工程において、当該処理工程で要するツールのみに対応する前記ツール画像について、使用可能なツールの選択肢として前記表示手段に表示させる、請求項1に記載の画像撮影編集装置。
  4. 撮影手段と表示手段と記憶手段と制御手段とを備える画像撮影編集装置での画像撮影編集方法であって、
    被写体の画像を前記撮像手段により撮影するステップと、
    前記撮影された画像を前記表示手段に表示させるステップと、
    前記画像の編集のためのパターンを示す見本に対応付けて、前記見本に示される編集処理を行なう際に用いる複数のツールにそれぞれ対応する複数のツール画像を記憶する記憶手段の記憶情報に基づいて、前記制御手段が、前記表示手段に複数の前記見本を選択可能に表示させるステップと、
    前記制御手段が、ユーザより前記見本の選択の指示を受付けると、前記編集処理を行なう際のツールの選択肢として、前記選択された前記見本に対応付けられたツールに対応する前記ツール画像を前記表示手段に表示させるステップと、
    前記制御手段が、ユーザにより選択された前記ツール画像に対応するツールにより、撮影された前記画像を編集するステップとを備える、画像撮影編集方法。
  5. 前記ツール画像を前記表示手段に表示させるステップにおいては、前記制御手段は、複数の前記ツールのうち選択された前記見本に対応付けられたツールのみに対応する前記ツール画像について、使用可能なツールの選択肢として表示させる、請求項4に記載の画像撮影編集方法。
  6. 前記編集処理は、複数の処理工程を含み、
    前記ツール画像を前記表示手段に表示させるステップは、前記制御手段が、選択された前記見本に応じて、撮影された前記画像に対する前記編集処理を前記処理工程に従って順次実行するに際して、各前記処理工程において、当該処理工程で要するツールのみに対応する前記ツール画像について、使用可能なツールの選択肢として前記表示手段に表示させるステップを含む、請求項4に記載の画像撮影編集方法。
  7. 入力手段と表示手段と記憶手段と制御手段とを備えるコンピュータに画像撮影編集処理を実行させるためのプログラムであって、
    被写体の画像を前記入力手段から入力するステップと、
    前記画像を前記表示手段に表示させるステップと、
    前記画像の編集のためのパターンを示す見本に対応付けて、前記見本に示される編集処理を行なう際に用いる複数のツールにそれぞれ対応する複数のツール画像を記憶する記憶手段の記憶情報に基づいて、前記制御手段が、前記表示手段に複数の前記見本を選択可能に表示させるステップと、
    前記制御手段が、前記見本の選択の指示を受付けると、前記編集処理を行なう際のツールの選択肢として、前記選択された前記見本に対応づけられたツールに対応する前記ツール画像を前記表示手段に表示させるステップと、
    前記制御手段が、選択された前記ツール画像に対応するツールにより、撮影された前記画像を編集するステップとをコンピュータに実行させる、画像撮影編集プログラム。
  8. 前記ツール画像を前記表示手段に表示させるステップでは、前記制御手段が、複数の前記ツールのうち選択された前記見本に対応付けられたツールのみに対応する前記ツール画像について、使用可能なツールの選択肢として表示させる処理を実行させる、請求項7に記載の画像撮影編集プログラム。
  9. 前記編集処理は、複数の処理工程を含み、
    前記ツール画像を前記表示手段に表示させるステップは、前記制御手段が、選択された前記見本に応じて、撮影された前記画像に対する前記編集処理を前記処理工程に従って順次実行するに際して、各前記処理工程において、当該処理工程で要するツールのみに対応する前記ツール画像について、使用可能なツールの選択肢として前記表示手段に表示させるステップを含む、請求項7に記載の画像撮影編集プログラム。
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