JP4173196B2 - 安定化吸収要素を有する吸収体 - Google Patents
安定化吸収要素を有する吸収体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4173196B2 JP4173196B2 JP51122197A JP51122197A JP4173196B2 JP 4173196 B2 JP4173196 B2 JP 4173196B2 JP 51122197 A JP51122197 A JP 51122197A JP 51122197 A JP51122197 A JP 51122197A JP 4173196 B2 JP4173196 B2 JP 4173196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- stabilizing element
- absorber
- absorbent
- inches
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/47—Sanitary towels, incontinence pads or napkins
- A61F13/4702—Sanitary towels, incontinence pads or napkins having a reinforcing member
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/15203—Properties of the article, e.g. stiffness or absorbency
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/47—Sanitary towels, incontinence pads or napkins
- A61F13/4704—Sanitary towels, incontinence pads or napkins having preferential bending zones, e.g. fold lines or grooves
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/47—Sanitary towels, incontinence pads or napkins
- A61F13/472—Sanitary towels, incontinence pads or napkins specially adapted for female use
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/53—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium
- A61F13/534—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium having an inhomogeneous composition through the thickness of the pad
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
本発明は、月経液、膣からの下り物、および/または尿のような体液を吸収する吸収体に関し、さらに詳細には、安定化要素を備える吸収体であって、前記安定化要素は濡れによるへこみに対して抵抗力を有して、ユーザの太股から与えられる横方向の圧縮力によるひだ寄りおよび内側へのへこみに対する吸収体の抵抗力を向上させ、それによって、吸収体の中心吸収部をユーザの会陰部に継続的に接触させて漏れおよび破損の可能性を減少させるような吸収体に関する。
発明の背景
生理用ナプキンや成人失禁保護具のような、従来から知られている通常サイズの生理保護具および女性の衛生品は、例えば、吸収要素、液浸透性の体部接触要素、および液不浸透性の下着対向要素を含んでいる。これらの吸収体は、着用者の体液を吸収し、かつその体液が着用者の下着にしみをつけないように、その体液を保持することを意図している。しかし、残念なことに、従来の女性用衛生品は女性の衛生保護に対する要求を十分には満たしていない。生理用ナプキンは、一般的に、50g乃至100gの体液を吸収する能力を有している。しかし、わずかに5g乃至10gの体液が吸収体に吐出されただけでも、着用者の下着にしみが生じる。このようなしみが生じる主な理由の1つは、従来のナプキンが女性の会陰部の領域にぴったりと合っていないことにある。ユーザとパッドの間に隙間があると、滲み出した体液は体部の輪郭に沿って流れ、その結果、下着にしみが生じる。
ナプキンの適合性、すなわち、ナプキンの会陰部に対する形状の合致性が劣る1つの要因として、ナプキンの不安定性が挙げられる。圧縮力が、(例えば、ユーザの太股の横方向の圧縮力によって)、生理用ナプキンに付加されると、ナプキンは折れ曲がるかまたはひだ寄りする傾向にあり、その結果、ユーザの体部との接触面積が小さくなって、吸収体とユーザの体部との間に隙間が生じる。また、ナプキンの中心も押し下げられ、すなわち、下方に変形してユーザの体部から離れることになる。そして、体液はユーザの体部に沿って流れ、ナプキンを迂回して、下着にしみを生じる。
ナプキンの適合性が劣る他の要因は、女性の太股に挟まれた長手方向の尿道口から膣口にわたる外部生殖器の領域が、本質的には、平坦または平面であるにもかかわらず、湾曲しているという誤った概念にある。実際、一部の発明者によって湾曲された形状のナプキンが開発されているが、これは、ナプキンの最も中心に位置する部分が体部に密着するだろうという誤った想定に基づいている。
例えば、欧州特許第091,412号は、中心が凸状で伸縮性のある両側端を有する吸収コアを備える吸収体を記載している。また、Ellisの米国特許第4,770,657号もまた、伸縮性のある両側端を有する湾曲した形状の生理用ナプキンを記載している。
湾曲した形状の生理用ナプキンの他の例が、Thorenの国際公開第WO88/04547号に例示されている。この例では、弾性手段に予め張力が付加されている。このように予め張力を付加することによって、ユーザの体部に保持されたときナプキンは弾性的に歪み、そのナプキンの両側部が凸状を呈する。圧力が付加されると、その形状は平坦化される。しかし、圧力が減少するかまたはなくなると、ナプキンはその元の湾曲した形状に戻る。さらに、この設計によるナプキンは構造要素を備えていないので、濡れた場合に、へこみが生じてユーザの体部から離脱して、下着にしみをつける。
従来特許において、しみの問題を解決しようとする種々の吸収システムが検討されている。1つの方法として、着用されたときに、ナプキンがひだ寄りしないように、伸縮性のあるおよび/または安定化された吸収システムを用いる方法が挙げられる。例えば、Disalvoの米国特許第4,195,634号には、側方からの圧縮に対する抵抗力をナプキンに付与する「補強手段」が記載されている。この補強手段は、吸収コアとバリア間においてパッドの全長に沿ってナプキン内に設けられている。しかし、このように設計されたナプキンは、その補強/安定化要素が吸収媒体の下側に位置していない、という不都合さがある。従って、吸収媒体は体液に晒されたときにへこむ傾向にあり、補強手段が存在するにも関わらず、着用者の体部から離脱されてしまう。さらに、補強手段は適合性に劣り、すなわち、体部に対してぴったり合わないので、着用者の肌触りの点で好ましくない。
Lengghamの米国特許第4,405,326号は同じような不都合さを有するナプキンの設計構造を記載している。また、Bradstreetの米国特許第4,217,901号は、押し込みに対する抵抗力のある生理用ナプキンを記載している。しかし、このナプキンは体部との適合性については特に検討していない。
Buellの欧州特許出願第0,335,252号および第0,335,253号は、たわみ抵抗を有するが水分に対する鋭敏性を有しない変形要素を備える使い捨て吸収体を記載している。この変形要素は、ナプキンが着用されて太股によって内側に加圧されたときに、上方に向かって凸状に変形するように構成されている。従って、このように変形要素を備えるナプキンは、着用者の太股によって与えられる横方向の圧縮力によって上方に向かって凸状に変形する。しかし、このナプキンもまた、体部に対する適合性を維持するという観点において欠点を有する。何故なら、体部に適合するというナプキンの能力は吸収体の配置と着用者の解剖学的な体部の構造に大きく依存するので、前記の凸状変形を、その変形が太股のどのような移動によっても常に一定になるように、制御できないからである。さらに、体部の解剖学的な構造の望ましい部分に吸収体を適切に保持させる手段を有していない。なお、もし、変形要素が水分に対する鋭敏性を有していないなら、その変形要素は体液を吸収できないので、パッドの表面近くに配置することができない。従って、パッド内において変形要素よりも体部に近い位置にある吸収材料は、体液に晒されたときにへこんで体部から離脱することになる。
ひだ寄せおよび吸収体のへこみの問題を解決する他の試みとして、吸収要素の中心部の厚みを増す方法が提案されている。また、膣口に近い***間にフィットする部分を有する***間介入式のナプキンが提案されている。例えば、Pierceの米国特許第4,490,147号は、互いに平行の吸収パッドを有してピラミッド状に配置された***中心を備える生理用ナプキンを記載している。これらのパッドは互いに以後移動可能であり、液浸透性材料によって包まれている。
しかし、このナプキンは会陰部の特に前後方向の窪みにフィットしない。また、ピラミッド形状によって、体液はナプキンの端部から流出し、着用者の下着にしみを生じる。
Lassenの米国特許第4,631,062号および4,804,380号は、概して、自己適合性を有して部分的に***に配置されるナプキンを記載している。このナプキンは、着用者の大***間の中間に配置される***部を含む後部領域と、陰核および恥丘の外方に配置される平坦な前部を備えている。しかし、このナプキンは、着用中に移動しがちで、膣の前庭部から容易に離脱される。さらに、***間介入式のナプキンは、ほとんどの女性にとって、着用したときの感触が好ましくない。
***状の中心部を有する他のナプキンの構造がJacksの米国特許第2,662,527号に記載されている。詳細には、吸収材料からなる主部材とその主部材の面に固着された第2吸収材を有する吸収パッドが開示されている。第2吸収材は、主部材よりも狭くて短く、***間にフィットできるような寸法を有している。しかし、このような構造のナプキンは、体液に晒されたときに、へこみを生じて、着用者の体部から大きく離脱しがちである。
同様に、Hicksの米国特許第3,406,689号に記載されているナプキンは、2つのパッドが互いに移動自在に分離されている二重離散層システムを有している。しかし、この2つのパッドは別々に取り付けられているので、非常に好ましくない移動の仕方をする。また、体液は1つのパッドから他のパッドの端部に伝わり、その結果、着用者の下着にしみをつける。Malfitanoの米国特許第4,433,972号もまた、2つのパッドを含むナプキンを記載している。なお、このナプキンにおいては、上パッドは砂時計に似た形状を有している。
Desmaraisの米国特許第4,425,130号は、主体となる月経吸収パッドとそのパッドに接合された「パンティ保護部材」を有する生理用ナプキンを記載している。このような設計のナプキンは、複合パッドに関して述べた欠点と同様の欠点を有している。例えば、パンティ保護部材は、月経吸収パッドから吐出されるまたは偶発的にそのパッドを通過した体液によってユーザの下着が汚されるのを防ぐことを意図している。しかし、このような設計のナプキンは、体液がパンティ保護部材の端部に滲出してユーザの下着に伝わるのを助長することがある。また、パンティ保護部材は内側に折り畳まれて月経パッドの面と接触することが可能である。しかし、もしパンティ保護部材が特に薄くて、パンティがそのパンティ保護部材の回りで上方に折り畳まれると、体液はユーザのパンティに伝わることになる。
Visscher及びOsbornの国際公開第WO92/07535号は、上側体部対向カバーシートをナプキンの吸収コアから離れるように移動させる液浸透性離間構造を開示している。この離間構造は非圧縮性および圧縮性の各構成と上下部を有している。しかし、この構造の各構成要素は、体液に晒されたときに、濡れによるへこみによって分離された状態を保つことができそうにない。
体液による下着の汚れを防ぐ他のナプキンとして、パンティの股下の布部の回りに巻き付けることができる側方延長部を有するナプキンが知られている。このようなナプキンの例は、Rickardの米国特許第3,397,697号、McNairの米国特許第4,285,343号、Van Tilburgの米国特許第4,589,876号および4,687,478号、およびOsbornの欧州特許公開第0,426,235号に記載されている。さらに、このようなナプキンの他の例が、Mattinglyの米国特許第4,608,407号、Mavinkurveの米国特許第4,911,701号、およびMcCoyの米国特許第4,900,320号に記載されている。しかし、これらの引例は、下着のしみを抑制する方法であって、ナプキンの体部に対する適合性および合致性を含んでいない。
体部に沿った体液の移動は、下着のしみの問題に関して、キーとなる要素である。通常、体液の移動は、体液が吸収体内にすぐに吸収されないときに生じる。
従って、吸収体が体部とより好ましく接触していれば、体液が吸収体から漏れたりまたは離れるように移動して下着にしみをつける機会がより少なくなる。
発明の要約
本発明の目的は、体部に適合して体部から吐出される体液を捕捉できる、生理用ナプキンのような吸収体を提供することにある。
本発明の他の目的は、ユーザの太股から与えられる横方向の圧縮力に対する抵抗力を有する吸収体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、体部に対する適合性と、弾性力と、および濡れによるへこみに対する抵抗力があり、かつ高い吸収性を有する吸収体を提供することにある。
本発明による、長手方向両側部、横方向両端部、体部対向面、および下着対向面を有する吸収体は、
a)液浸透性カバーが前記体部対向面上に設けられ、
b)液不浸透性バリアが前記下着対向面上に設けられ、
c)綿毛状木材パルプを含む液吸収コアが前記液浸透性カバーと前記液不浸透性バリア間に設けられ、前記液吸収コアは中心領域と横方向両端部を備えてかつ少なくとも0.20インチ(0.508cm)の厚みを有し、
d)さらに、実質的に平坦な安定化吸収要素が前記吸収コアの前記中心領域の上部に隣接して設けられ、前記安定化要素は、体液を吸収することが可能であり、濡れに対して安定であり、かつ少なくとも0.5インチ(1.27cm)から1.75インチ(4.445cm)未満の範囲にある横方向幅を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明による吸収体をその吸収体の体部対向面側から見た正面図である。
図2は、図1の線2−2に沿った吸収体の断面図である。
図3は、図1の線3−3に沿った吸収体の断面図である。
発明の詳細な説明
本発明は、比較的厚い、例えば少なくとも0.20インチ(0.508cm)の厚みを有する、液吸収コアと、少なくとも0.5インチ(1.27cm)から1.75インチ(4.445cm)未満の範囲にある横方向幅を有する吸収性のある安定化要素を備えることを特徴とする吸収体に関する。安定化要素が上記の臨界寸法範囲内の横方向幅を有することは本発明の重要な特徴と考えられる。さらに詳細に述べると、これらの寸法を有する吸収性のある安定化要素を比較的厚い綿毛状パルプからなる吸収コアと組み合わせて用いることによって、ユーザの太股から与えられる横方向圧縮力によるひだ寄せおよび内側へのへこみに対する抵抗力を向上させることが見出されている。
下着の内側に着用されると、本発明による吸収体は大***と膣口に隣接して弾力性のある安定した吸収部を構成するので、吸収体の中心部は大***に対する密着状態を保持することができる。安定化要素は弾力性があり、濡れによるへこみに対する抵抗力が必要とされる領域、すなわち、体液がユーザから吐出されて吸収体に浸透する、例えば、膣口または尿道の近くの領域において、そのような濡れによるへこみに対する抵抗力を有している。
従って、本発明の吸収体は、肌触りを犠牲にすることなく、体部によりぴったりと適合することによって、漏れを保護する機能を向上させることができる。
図1乃至図3に例示されているように、本発明の吸収体5は、以下の構成要素、すなわち、
a)吸収体の体部対向面20上の液浸透性カバー10と、
b)液不浸透性裏地シート30と、
c)カバー10と裏地シート30間に設けられた綿毛状木材パルプからなる吸収コア40、および安定化要素70を含む中心部60と、から構成されている。
なお、随意選択的に、優先的曲げ領域50が設けられてもよい。
液浸透性カバーシート
液浸透性カバーシート10としては、繊維からなる織布または不織布、または孔あきプラスチックシートが挙げられる。繊維布としては、綿またはレーヨンのようなセルロース繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルのようなポリオレフィン繊維、およびそれらの組み合わせが挙げられる。また、繊維布の形態としては、絡み繊維布、異形絡み繊維布、紡績繊維布、溶融吹き込み繊維布、熱的結合繊維布、または化学的結合繊維布が挙げられる。
孔あきプラスチックカバーは業界ではよく知られている。例えば、Dri−weave(米国特許第4,324,246号)、Reticulon(登録商標)(米国特許第4,690,679号)、またはApex(商標)米国特許出願番号07/744744号)として知られるシートから選択されるとよい。なお、これらの引例文献は、完全な書類の形で、本明細書に添付されている。
他の好適な液浸透性カバーとして、例えば、I.S.Nessの米国特許第4,880,419号、Campauの米国特許第3,044,467号、Hendricksの米国特許第3,463,154号、およびSneiderの米国特許第3,570,491号に記載されているような吸収性と多孔性があり、乾燥状態の、不織ウエブまたはスクリム系材料が挙げられる(なお、これらの引例文献は、完全な書類の形で、本明細書に添付されている)。
さらに、本発明の吸収体に用いられる他の好適な液浸透性カバーシートとして、例えば、T.J.Luceriの米国特許第4,795,455号、S.Cadieuxの欧州特許第354,502号、A.T.Maysの欧州特許第70,163号、およびR.P.Jamesの米国特許第4,368,323号に記載されているような、接着剤で被覆されているかまたは熱および/または圧力が付加されて個々の繊維が互いに融着されている疎水性繊維からなる不織布が挙げられる(なお、これら引例文献は、完全な書類の形で、本明細書に添付されている)。このような材料は単にその材料の吸収作用を制限することによって、その材料自身は体液を吸収せず、体液を吸収かつ保持するための下層への通路として機能する。その結果、体液は体部から離れて下層に向かって滲出し、体部接触層の表面に残留しないので、ユーザは乾いた感触を得ることができる。
体部と接触するカバー層に疎水性繊維を用いることによって、体液はそのカバー層の下方の吸収層に通過して、カバー層の表面には水分が残留しないので、着用者は長期間にわたって乾いた感触、すなわち、非常に心地よい肌触りを得ることができる。このような構成の利点は、疎水性材料に多孔性を化学的に与える方法を記載したLevesqueの米国特許第3,838,692号に開示されている(この引例文献は、完全な書類の形で、本明細書に添付されている)。
液不浸透性裏地シート
液不浸透性裏地シート30は、体液に対する不浸透性が付与されるように処理された不織布または織布から構成されてもよいが、代表的には、ポリエチレンまたはポリプロピレンからなるプラスチックシートから構成される。このような層は、例えば、Korpmanの米国特許第4,731,066号に開示されている。
吸収コア
吸収コア40は、綿毛状木材パルプからなり、随意に他のセルロース材料または吸収材料として一般的に用いられている材料を含んでもよい。通常、吸収コア40は長方形、好ましくは、コアの横方向における両端部の中間に位置するコアの中心領域がその両端部の幅よりも狭い幅を有する砂時計に似た形状を有するとよい。このようなコアは、例えば、Kopolowの米国特許第4,552,618号、Holtmanの米国特許第4,536,432号、およびMesekの英国特許第2,189,705号において示唆されている(なお、これらの引例文献は、完全な書類の形で、本明細書に添付されている)。好適な一実施例において、吸収コア40は、中心領域に付加的なパルプを含ませて、この領域を体部と接触する方向に向かって上向きに持ち上げている。吸収コア40と安定化要素120間において、このようにパルプの厚みを付加的に増すとよい。このように構成することによって、安定化要素120、従って、体部に対してより接近する吸収体の体部対向面を持ち上げることができる。濡れによるへこみに対する抵抗力は、使用される前に、付加的なパルプまたは随意選択的に吸収コアの全体を圧縮することによって向上させてもよい。
なお、吸収コア40は、吸収液の容量を増加させ、換言すれば、同一容量に対しては吸収体の全厚みを最小化させるために、種々の液保持材料、例えば、超吸収性ポリマーまたはミズゴケを保存層として用いるとよい。代表的には、これらの液保持材料は、比重の大きい液を流通させる超吸収性を得て、かつユーザの体部により接近して吸収体を保持させるためのバルク形状を確保するために、単独で用いられることはなく、セルロース系の綿毛状パルプと組み合わせて用いられる。このような材料は、Y.Levesqueの米国特許第4,507,122号、S.Daviの米国特許第4,494,963号、I.S.Nessの米国特許第4,880,419号、およびJ.Rollerの米国特許第4,443,492号によって示唆されている(なお、これらの引例文献は、完全な書類の形で、本明細書に添付されている)。
このような液保持材料は、体液(重量換算)を何度も吸収する能力を有しているが、その吸収率は比較的低い。そのため、例えば、伝達層80を設ける。この伝達層80は、急速に体液を吸収して、緩速吸収貯蔵層90がその体液を貯蔵するまでその吸収した体液を保持する機能を有する。従って、通常、伝達層80はカバーシート10と吸収コア40の上側体部対向面の間に設けられるのが好ましい。伝達層80は、液浸透性カバーシート10から体液を急速に引き込み、その体液を吸収のある安定化要素および/または大部分の体液を最終的に吸収するコアの一部、すなわち、貯蔵層90に移送する機能を有する。従って、伝達層90は、吸収体内において、カバーシート10と貯蔵層90の間に配置される。伝達層80としては、木材パルプのようなセルロース材およびバインダのような接着材からなる層が挙げられる。このような材料の基準重量(一定面積当たりの重量)は約20g/m2から200g/m2の範囲にあるとよい。好ましくは、その基準重量は約50g/m2から150g/m2の範囲にあるとよい。さらに好ましくは、その基準重量は約75g/m2から100g/m2の範囲にあるとよい。また、米国特許出願番号08/075254号(共通に譲渡され、引例文献として、完全な書類の形で、本明細書に添付されている)において、他の好適な材料が検討されている。米国特許出願番号08/075254号で詳細に検討されている材料は別として、これらの材料は、この業界でよく知られている。
安定化要素
安定化要素120は、吸収性があり、弾力性があり、かつ濡れた状態においてその形状を保持する安定性がある。安定化要素120は、横方向すなわちX方向(以下、長手方向に沿った両端部100を横切る方向をX方向とする)およびZ方向(以下、カバーシート10に対して直角の方向をZ方向とする)における濡れによるへこみに対して抵抗力を有していなければならない。詳細には、Z方向における濡れによるへこみは0.2psi(1378.96Pa)の圧力下で10%未満、および0.5psi(3447.4Pa)の圧力下で25%未満でなければならない。また、安定化要素120は、以下の各実施例において述べる「湿式および乾式変形試験」に準じて計測された変形量が乾いた状態で15%未満、および濡れた状態で35%未満でなければならない。
吸収体と体部との接触は重要である。何故なら、滲み出された体液が体部、例えば、ユーザの太股に沿って伝わりユーザの衣服を汚すのを抑制するのに、その接触が役に立つからである。安定化要素120は、弾力性がありかつ濡れた状態でへこむことがないので、体液が体部から吐出する箇所において、吸収体5とユーザの体部との接触を増すことができる。
弾力性と吸収性のある安定化要素120は、たわみに対する抵抗力を有しているのが好ましい。たわみに対する抵抗力は、通常、ピーク曲げ剛性として測定される。なお、このピーク曲げ剛性の測定は、Buellの米国特許第5,171,302号(引例文献として、書類の全体が、本明細書に添付されている)において詳細に記載されている。本発明による弾力性と吸収性のある安定化要素120は、少なくとも250g、好ましくは400gよりも大きい、さらに好ましくは600gよりも大きいピーク曲げ剛性を有する。
安定化要素120として用いられる好適な材料は、ミズゴケ、カレンダ仕上げパルプ、ミズゴケとカレンダ仕上げパルプとの複合体、およびカレンダ仕上げパルプと超吸収材との複合体からなる群から選択される。これらの材料は、単一層として用いられるか、または多層ラミネートとして用いられるとよい。また、別の形態として、1つ以上の安定化要素を本発明による吸収体内に含ませてもよい。最も好適な一実施態様において、安定化要素120は、パルプ繊維の上下層とその間に挟まれたミズゴケを有する多層ラミネートをカレンダー仕上げした材料からなる。
安定化要素120の幅は、本発明の1つの重要な構成要素と考えられる。安定化要素120は、吸収体の中心部に安定性と横方向圧縮に対する抵抗力を与えるのに十分な幅を有していなければならない。好適な幅は、通常、少なくとも0.5インチ(1.27cm)以上で、1.75インチ(4.445cm)未満である。安定化要素120の幅は、体液が体部から吐出される領域を被覆できるように、通常、大***の幅寸法と近い値であるのが好ましい。従って、安定化要素120は、0.5インチから1.75インチ(1.27cmから4.445cm)の範囲内、好ましくは0.75インチから1.25インチ(1.905cmから3.175cm)の範囲内の幅を有するとよい。さらに、最も好ましくは、約1インチ(2.54cm)の幅を有するとよい。
安定化要素120の長さは、安定化要素120が吸収体の中心部に安定性と横方向圧縮に対する抵抗力を与えるに十分な長さを有している限り、本来、本発明においてさほど重要ではない。好適な長さは、通常、少なくとも約2インチ(5.08cm)以上で、吸収体と同じ程度の長さであるとよい。詳細には、安定化要素120の長さは吸収体5の全長よりも短いのが好ましく、さらに、安定化要素120の長さと幅は、体液が体部から吐出される領域を被覆できるように、大***の長手方向および横方向寸法に略一致する値であるのが最も好ましい。従って、安定化要素120は2インチから4インチ(5.08cmから10.16cm)の範囲内、好ましくは2.5インチから3.5インチ(6.35cmから8.89cm)の範囲内の長さを有するとよい。さらに、安定化要素120が約3インチ(7.62cm)の長さと約1インチ(2.54cm)の幅を有するのが最も好ましい。なお、吸収体の長さは広範囲にわたって変更することが可能であり、その観点から、前述の安定化要素120の好適な長さは、通常、吸収体5の長さの約80%未満、さらに好ましくは、吸収体5の長さの約25%から50%の範囲の値に設定されるとよい。
吸収コア40は、吸収体5の中心近くに位置する中心部60を含んでいる。その中心部60は、長手方向に沿った両端部100間の部分であり、さらに、横方向に沿った両端部110間の略中間に位置するのが好ましい。中心部60は、使用時において、体液が体部から吐出される箇所に最も近接して位置される。体部との密着を保持するために、安定化要素120がこの中心部60に隣接してかつ長手方向に沿った両端部100を含む平面のわずかに上方に配置されることが、本発明の重要な特徴であると考えられる。
優先的曲げ区域
任意に選択可能な一実施態様において、液吸収コアは2つの優先的曲げ区域を含んでいる。安定化要素は、この2つの優先的曲げ区域間の中心部内に配置されるのが好ましい。すなわち、各優先的曲げ区域50は、安定化要素120の横方向端部の外側の領域内にあるのが好ましく、さらに、安定化要素120の端部130に配置されるのが最も好ましい。このように構成することによって、(例えば、図2に示すような吸収体5の長手方向に沿った断面図において、吸収体5の長手方向に沿った一端部から他端部を見た場合に)、吸収体5は、ユーザの会陰部の領域内においては基本的に平面または平坦な輪郭を保ちなから、その前後方向(長手方向)にカップ状の輪郭を呈し、その結果、吸収体5の中心部60内の安定化要素120をユーザの体の形状に合致させることができる。曲げ区域50は、吸収体5の長手方向の一つの側部100から他の側部100に向かって吸収体5の長軸を横切るように延長するのが、最も好ましい。
ナプキン5の曲げ位置および曲げ形状は、ナプキン5の両端部が所定量だけ撓んだときに中心部60が長手方向に沿ってほぼ直線的な形状を維持するように選定されなければならない。このような優先的曲げ区域50の特性を調べる試験については、後述の実施例3において説明する。中心部60がカップ状または湾曲形状を呈するのは好ましくない。何故なら、そのような中心部60の形状によって、ナプキン5がユーザの局部から離脱されてその局部を保護する機能を失うからである。曲げ区域50は、ナプキン5のその長さ方向に沿った可撓性の変化によって、または安定化要素120を含む吸収体5の継ぎ目、隙間または***の存在する箇所に依存して、曲げを生じる。
優先的曲げ区域50を形成する他の方法として、吸収体の長さよりも短い長さを有する安定化要素120の密度が横方向に沿った両端部110近くの吸収コアの密度よりもかなり大きくなるように、吸収体5の密度を変化させてもよい。このような密度の変化は、Z方向における吸収体5の厚みを変化させるかまたは中心部60に隣接する吸収体5の部分における材料の基準重さ(一定面積当たりの重さ)を変化させることによって得られる。
また、吸収体5は、ナプキン5が使用前に優先的曲げ区域において一定の曲げを有するように予め成形されてもよい。このような予成形は、例えば、共通に譲渡された米国特許出願番号07/766699(引例文献として、書類の全体が、本明細書に添付されている)に開示されているように、ナプキン5の長手方向に沿った両端部100に弾性を有するフランジ付き側方縁を設けることによって行ってもよい。
本発明による吸収体は、任意選択的ではあるが好ましくは、吸収体コアの長手方向の両側部に沿って取り付けタブおよび/または側方折り返しを設けるとよい。なお、好ましくは、安定化要素に隣接する優先的曲げ区域に沿った吸収体の曲げを妨げないように、取り付けタブの長手方向の端部間の距離は安定化要素の長手方向の寸法よりも短くなるような設定されるとよい。
取り付けタブ140は、吸収体5をユーザの下着の股下の布部に確実に保持して安定化要素120と体部との密着を維持するための接着手段を備えている。また、取り付けタブ140は、ユーザの下着の股下の布部の側縁を抑止することによって、ユーザの下着が中心部60の長手方向の側部100と接触するのを防ぐ役割をも果たす。しかし、取り付けタブ140の吸収体5に対する継ぎ目の長さは優先的曲げ区域50を越えない方が好ましい。何故なら、その長さが優先的曲げ区域50を越えると、その継ぎ目が吸収体5の曲げを妨げるからである。この取り付けタブ140は吸収体5の長手方向側部100に取り付けられるか、またはMcCoyの米国特許第4,900,320号に詳細に開示されているように、長手方向端部の内側の下着と対向する側に配置されるとよい。
タブ140のナプキン5に対する継ぎ目の長さは、7インチ(17.78cm)未満であるのが好ましい。その継ぎ目の長さは、3インチから6インチ(7.62cmから15.24cm)の範囲内にあるのがさらに好ましい。
また、吸収体5は、前方側部と後方側部が中心部60よりも幅の広い円弧状の横方向両側部を有する砂時計に似た形状を有するのが好ましい。このような吸収体5の輪郭は、前方から後方への吸収体5のずれを抑制して、吸収体5を安定させるのに役に立つ。
本発明の上記の特徴を実証するために、以下、実施例について説明するが、本発明はそれらの実施例によって制限されるものではない。実施例のすべてにおいて、試験用に作製されたナプキンは、孔付きプラスチックフィルム(PE/EVAまたはPE)からなるカバー(0.54oz/yd2または1.0oz/yd2(18.3g/m2または33.9g/m2)のいずれか)、90g/m2(乾燥状態)のラテックス結合パルプ繊維からなる伝達層、325g/m2(湿った状態)の基準重量を有するセルロース吸収材、ミズゴケ吸収ボードの下側(下着側)の綿毛状木材パルプからなるコア、およびPE/EVAフィルムからなるバリア層を用いた。
実施例1−Z方向変形試験
以下に述べる試験を、着用者の体部によって生理用ナプキンに付加されるZ方向圧力がシミュレートされた条件下で行った。理想的には、ナプキンは月経液のような体液および体圧に晒されたときZ方向にへこむべきではない。しかし、以下に示すように、従来のナプキンにはこのようなへこみが生じる。
本明細書の示唆に基づいて10個のナプキンを作製し、「ALWAYS PLUS MAXI」の商標でProctor&Gamble社から市販されている10個の標準ナプキンと比較した。各サンプルを、試験を行う前に、70°±2°F(21.1°±1.1℃)および50±2%RHの条件下で24時間放置した。このような条件を試験を通じて保持した。以下、各サンプルの試験方法について詳細に説明する。
1.125インチ(2.858cm)径で脚部の重量が12.7gのAMESゲージ#91−013を、標準ブロックを用いて、56.7gの標準重量を付加した状態(全重量は0.15psi(1034.22Pa)の圧力に相当)で校正した。ゲージの脚部を持ち上げて、サンプルを平台に配置した。次いで、脚部をゆっくりとサンプルの中心上に降下させ、ゲージの目盛りを読む前に、15秒保持した。この状態における初期厚みをW1とする。
AMESに付加されている重量を85.3g(この重量と脚部の重量の和は0.22psi(1516.856Pa)の圧力に相当)に増やし、サンプルの厚みを再び測定した。この厚みをW2とする。
ゲージの脚部が置かれたサンプルの中心に印を付けた。そのサンプルを取り外して、印を付けた領域に一定量(cc)の合成月経液(Synthetic Menstrual Fruid:SMF)を注射針を用いて点滴した。この合成液は、印を付けた領域の外側にこぼれないようにゆっくりと加えた。その後、サンプルを直にAMESゲージ上に置き、85.3gの重量をAMESゲージに付加した。そして、サンプルの厚みを測定し、その後、サンプルの厚みが変化しなくなるまで一分ごとに、サンプルの厚みを測定した(すべてのサンプルにおいて、厚みは4分後に変化しなくなった)。この最終的な厚みをW3として記録した。
その後、サンプルをAMESゲージから取り外すことによって、サンプルに付加されているすべての圧力を除去して、15分放置した。15分後、サンプルをAMESゲージに置き、56.7gの重量をAMESゲージに付加した。この圧力下のサンプルの厚みをW4として記録した。
これらの4つのゲージの読みから、以下の式に基づき、通常用いられる厚みの減少%(%RT)を計算することができる。
%RT=(W2−W3)/W2×100
また、これらの4つのゲージの読みから、以下の式に基づき、厚みの遅延減少%(%DR)を計算することができる。
%DR=(W1−W4)/W1×100
次に、本明細書の示唆に基づいて10個のナプキンをさらに作製し、「ALWAYS PLUS MAXI」の商標でProctor&Gamble社から市販されている10個の標準ナプキンと比較した。W2が測定された試験圧を226.8g重量(全圧は0.53psi(3654.244Pa)に相当)とした以外は、前記の試験方法に準じて試験を行った。
表1は、0.22psi(1516.856Pa)の試験圧が付加された状態で得られた結果を示し、表2は0.53psi(3654.244Pa)の試験圧が付加された状態で得られた結果を示している。
実施例2−X変形試験
本試験の目的は、X方向(ナプキンの全面にわたって長軸を横切る方向)における生理用ナプキンまたは他の任意の吸収体の変形抵抗を、濡れた状態および乾いた状態におけるナプキンの幅の減少を測定することによって、求めることにある。この試験は、通常、ナプキンをインストロン(Instron)変形試験器の内筒の回りに保持した状態で行われる。すなわち、その状態で、ナプキンは圧縮され、その後、その変形から回復され、そのようなサイクルが2回繰り返される。圧縮と緩和によるナプキンの幅の減少は、ナプキンのX方向における変形抵抗を示す1つの尺度である。
試験に用いられた装置は、1.ユニーバーサルテスター(インストロン・モデル1122)、2.8インチ径のシリンダと人体の太股に似た形状の上下顎部を有する特注ジグ(図4を参照)、3.100kgロードセル、4.ノギス、5.25ccメスシリンダー、6.0.75”×1.50”(1.905cm×3.81cm)の長方形の中心開口を有するプレキシガラス板(厚み:0.511インチ(1.3cm))、7.下着の股下の布部をシミュレートした3インチ(7.62cm)幅の編布(45%ポリエステル/45%綿/10%Lycraスパンデックス)、および8.を備えている。
本明細書の示唆に基づいて10個のナプキンを作製し、また、「ALWAYS MAXI PLUS」の商標でProctor&Gamble社から市販されている10個の標準ナプキンを購入した。各サンプルを、試験を行う前に、70°±2°F(21.1°±1.1℃)および50±2%RHの条件下で24時間放置した。このような条件を試験を通じて保持した。以下、各サンプルの試験方法について詳細に説明する。
特注ジグの上下圧縮面の間の隙間を0.8インチ(2.032cm)に設定し、インストロンの制御台の戻りリミットを2.2インチ(5.588cm)に設定した。また、クロスヘッドのスピードを5インチ/分(12.7cm/分)に設定した。試験の方向は「上方」に設定し、クロスヘッドの移動を開始し、特注ジグの上下圧縮面の間隙が3インチ(7.62cm)(0.8インチ(2.032cm)の隙間+2.2インチ(5.588cm)のクロスヘッドの走行距離)に達したとき、クロスヘッドの移動を停止した。
ロード目盛板を2kgに設定して、ペンを記録紙のゼロ点に設定することによって、装置を校正した。その後、1kgの重量を下円筒リング顎部に付加しペンが1kgの線にくるように「校正つまみ」を用いてペンを調整した。そして、その1kgの重量を取り外した。このとき、もし、ペンが記録紙のゼロ点に戻るなら、装置が校正されていることを意味する。必要に応じて、ペンをゼロに戻すのに、「バランスつまみ」を用いてもよい。
3インチ(7.62cm)幅の布を、布の編み目が走行方向と直行するように切断した。4インチ(10.16cm)長さの試験サンプルを試験される各生理用ナプキンの中心から切断した。各試験サンプルの幅はナプキンの吸収系の幅とした。試験サンプルの幅をノギスで測定して、初期幅L1として記録した。
下着対向面側の剥離紙をサンプルから除去した。そして、サンプルを下着対向面側を下に向けてジグに形成されたループの内面内に、布の側端部がサンプルの端部を包むようにして配置した。サンプルを固定具に、ジグの表面に直接接触させてかつ湾曲された顎部の間に位置するように固着した。
試験サンプルが2サイクル圧縮されるように、サイクルカウンターを「2」に設定した。制御台の戻りリミットを「2.25」に設定した。最大リミットおよび最小リミットは、それぞれ、「2.20」および「0.00」である。試験方向を「下方」に、またクロスヘッドの速度を5インチ/分(12.7cm/分)に設定した。
インストロンを始動させた。クロスヘッドがサンプルを2サイクル圧縮して停止した後、サンプルを取り外して、その幅を再び測定し、最終幅L2として記録した。
また、上記と同じ方法でさらにサンプルを作製して、それらのサンプルを濡れた状態で試験した。この試験では、サンプルをジグに位置決めする前に、SMFを試験サンプルの中心に塗布した。これは、サンプルの中心にプレクシガラス板を置くことによってなされた。SMFの液(cc)をメスシリンダーからサンプル上に置かれたガラス板の長方形の開口に注いだ。液体が吸収されてから、サンプルは試験条件で1分放置した。その後、上記と同じ方法でL1とL2を測定した。
X方向変形量の百分率(%XD)を以下のように計算した。
%XD=(L1−L2)/L1×100
表3は、乾いた状態で得られた結果を示し、表3は濡れた状態で得られた結果を示している。
表3および表4から明らかなように、本発明に記載されているナプキンは、従来のナプキンと比較して、X方向の変形に対する抵抗力が大きい。主としてパルプからなる従来のナプキンは濡れた状態だけでなく乾いた状態においてもX方向に変形する。ひだ寄りと呼ばれるこの現象は、体液を捕捉するための吸収システムの有効表面積を減少させる。従って、X方向の大きい変形は下着にしみを付ける可能性を大きくする。
実施例3−曲げ試験
サンプルの横方向における安定化要素の各端部(ミズゴケ板の端部)を張り出させて、安定化要素の前後のパッドの厚みを減らすことによって、曲げ区域を作製した。このサンプルは2つの部分からなる。第1の部分は、長軸に沿って力を付加したときの優先的曲げ区域の変形を試験的に示す部分である。第2の部分は、ナプキンに対して2.75インチ(6.985cm)の接合長さを有するタブと、ナプキンに対して5インチの接合長さを有するタブにおける、曲げ抵抗の差を試験的に示す部分である。
実施の態様
1.長手方向両側部、横方向両端部、体部対向面、および下着対向面を有する吸収体において、
a)液浸透性カバーが前記体部対向面上に設けられ、
b)液不浸透性バリアが前記下着対向面上に設けられ、
c)綿毛状木材パルプを含む液吸収コアが前記液浸透性カバーと前記液不浸透性バリア間に設けられ、前記液吸収コアは中心領域と横方向両端部を備えてかつ少なくとも約0.20インチの厚みを有し、
d)さらに、安定化吸収要素が前記吸収コアの前記中心領域の上部に隣接して設けられ、前記安定化要素は、体液を吸収することが可能であり、濡れに対して安定であり、かつ少なくとも約0.5インチから約1.75インチ未満の範囲にある横方向幅を有することを特徴とする吸収体。
2.前記吸収コアは、前記中心領域が前記横方向両端部の各々よりも狭い横方向幅を有する砂時計に似た形状を有することを特徴とする実施の態様1に記載の吸収体。
3.前記安定化要素は、ミズゴケ、カレンダー仕上げパルプ、ミズゴケとカレンダー仕上げパルプの複合体、およびカレンダー仕上げパルプと超吸収材の複合体からなる群から選択されることを特徴とする実施の態様1に記載の吸収体。
4.前記安定化要素は、前記吸収体の長さに略相当する長さを有することを特徴とする実施の態様1に記載の吸収体。
5.前記安定化要素は、約2インチから約4インチの範囲にある長さを有することを特徴とする実施の態様1に記載の吸収体。
6.前記安定化要素は、約2.5インチから約3.5インチの範囲にある長さを有することを特徴とする実施の態様5に記載の吸収体。
7.前記安定化要素は、約3インチの長さと約1インチの幅を有することを特徴とする実施の態様5に記載の吸収体。
8.前記安定化要素はミズゴケであることを特徴とする実施の態様7に記載の吸収体。
9.前記安定化要素は、少なくとも約250グラムのピーク曲げモーメントを有することを特徴とする実施の態様7に記載の吸収体。
10.前記安定化要素は、約400グラムより大きいピーク曲げモーメントを有することを特徴とする実施の態様9に記載の吸収体。
11.前記安定化要素は、約600グラムより大きいピーク曲げモーメントを有することを特徴とする実施の態様9に記載の吸収体。
12.前記安定化要素は、0.2psiの圧力下で約10%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有することを特徴とする実施の態様1に記載の吸収体。
13.前記安定化要素は、0.5psiの圧力下で約25%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有することを特徴とする実施の態様1に記載の吸収体。
14.長手方向両側部、横方向両端部、体部対向面、および下着対向面を有する吸収体において、
a)液浸透性カバーが前記体部対向面上に設けられ、
b)液不浸透性バリアが前記下着対向面上に設けられ、
c)綿毛状木材パルプを含む液吸収コアが前記液浸透性カバーに隣接して設けられ、前記液吸収コアは少なくとも約0.20インチの厚みを有してかつ前記横方向両端部の内側に配置された中心部が前記横方向両端部の各々よりも狭い横方向幅を有する砂時計に似た形状を有し、
d)さらに、吸収性と弾力性を有する安定化要素が前記液浸透性カバーと前記吸収コアの前記中心部の間に設けられ、前記安定化要素は、ミズゴケと綿毛状木材パルプの多層ラミネートからなり、かつ少なくとも約0.5インチから1.75インチ未満の範囲にある横方向幅と約3インチの長さを有することを特徴とする吸収体。
15.前記安定化要素は、少なくとも約250グラムのピーク曲げモーメントを有することを特徴とする実施の態様14に記載の吸収体。
16.前記安定化要素は、約400グラムよりも大きいピーク曲げモーメントを有することを特徴とする実施の態様14に記載の吸収体。
17.前記安定化要素は、0.2psiの圧力下で約10%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有することを特徴とする実施の態様14に記載の吸収体。
18.前記安定化要素は、0.5psiの圧力下で約25%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有することを特徴とする実施の態様14に記載の吸収体。
Claims (17)
- 長手方向両側部、横方向両端部、体部対向面、および下着対向面を有する吸収体において、
a)前記体部対向面上に設けられた液浸透性カバーと、
b)前記下着対向面上に設けられた液不浸透性バリアと、
c)前記液浸透性カバーと前記液不浸透性バリアとの間に設けられた綿毛状木材パルプを含む液吸収コアであって、前記液吸収コアは、中心部および横方向両端部を備え、かつ少なくとも約0.20インチ(0.508cm)の厚みを有する、液吸収コアと、
d)前記液吸収コアの前記中心部の上部に隣接して設けられた吸収性の安定化要素であって、前記安定化要素は、体液を吸収することが可能であり、濡れたときに安定性を保つことができる、安定化要素と、
を具備し、
前記液吸収コアは、2つの優先的曲げ区域を備え、
これら優先的曲げ区域はそれぞれ、対応する前記安定化要素の横方向両端部の上を、前記吸収体の前記長手方向両側部のうちの一方から他方へと延びており、
前記安定化要素は、少なくとも約0.5インチ(1.27cm)から約1.75インチ(4.445cm)未満の範囲にある横方向幅を有し、かつ実質的に平面状であり、
使用時に、前記優先的曲げ区域で曲がることにより、前記吸収体をカップ状に変形させることができ、前記安定化要素が、前記吸収体を、会陰部領域において実質的に平面状に保つことができる、吸収体。 - 請求項1に記載の吸収体において、
前記優先的曲げ区域はそれぞれ、前記液吸収コアの継ぎ目、隙間、または***である、吸収体。 - 請求項1または2に記載の吸収体において、
前記液吸収コアは、前記中心部が前記横方向両端部の各々よりも狭い横方向幅を有する砂時計に似た形状を有する、吸収体。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、ミズゴケ、カレンダー仕上げパルプ、ミズゴケとカレンダー仕上げパルプとの複合体、およびカレンダー仕上げパルプと超吸収材との複合体からなる群から選択される、吸収体。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、ミズゴケとパルプ繊維との多層ラミネートである、吸収体。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、約2インチから約4インチ(約5.08cmから約10.16cm)の範囲にある長さを有する、吸収体。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、約2.5インチから約3.5インチ(約6.35cmから約8.89cm)の範囲にある長さを有する、吸収体。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、約3インチ(7.62cm)の長さと約1インチ(2.54cm)の幅とを有する、吸収体。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、少なくとも約250グラムのピーク曲げモーメントを有する、吸収体。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、約400グラムより大きいピーク曲げモーメントを有する、吸収体。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、約600グラムより大きいピーク曲げモーメントを有する、吸収体。 - 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、0.2psi(1378.96Pa)の圧力下で約10%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有し、かつ0.5psi(3447.4Pa)の圧力下で約25%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有する、吸収体。 - 長手方向両側部、横方向両端部、体部対向面、および下着対向面を有する吸収体において、
a)前記体部対向面上に設けられた液浸透性カバーと、
b)前記下着対向面上に設けられた液不浸透性バリアと、
c)前記液浸透性カバーに隣接して設けられた、綿毛状木材プルプを含む液吸収コアであって、
前記液吸収コアは、少なくとも約0.20インチ(0.508cm)の厚みを有し、
前記液吸収コアは、前記横方向両端部の内側に配置された中心部が前記横方向両端部の各々よりも狭い横方向幅を有する砂時計に似た形状を有する、
液吸収コアと、
d)前記液浸透性カバーと前記液吸収コアの前記中心部との間に設けられた、吸収性と弾力性とを有する安定化要素と、
を具備し、
前記液吸収コアは、2つの優先的曲げ区域を備え、
これら優先的曲げ区域はそれぞれ、対応する前記安定化要素の横方向両端部の上を、前記吸収体の前記長手方向両側部のうちの一方から他方へと延びており、
前記安定化要素は、ミズゴケとパルプ繊維との多層ラミネートからなり、少なくとも約0.5インチ(1.27cm)から1.75インチ(4.445cm)未満の範囲にある横方向幅と、約3インチ(7.62cm)の長さとを有し、かつ、実質的に平面状であり、
使用時に、前記優先的曲げ区域で曲がることにより、前記吸収体をカップ状に変形させることができ、前記安定化要素が、前記吸収体を、会陰部領域において実質的に平面状に保つことができる、吸収体。 - 請求項13に記載の吸収体において、
前記優先的曲げ区域はそれぞれ、前記液吸収コアの継ぎ目、隙間、または***である、吸収体。 - 請求項13または14に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、少なくとも約250グラムのピーク曲げモーメントを有する、吸収体。 - 請求項13または14に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、約400グラムよりも大きいピーク曲げモーメントを有する、吸収体。 - 請求項13ないし16のいずれか1項に記載の吸収体において、
前記安定化要素は、0.2psi(1378.96Pa)の圧力下で約10%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有し、かつ0.5psi(3447.4Pa)の圧力下で約25%未満の濡れによるへこみに対する抵抗力を有する、吸収体。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US52288195A | 1995-09-01 | 1995-09-01 | |
US08/522,881 | 1995-09-01 | ||
PCT/US1996/013487 WO1997009015A1 (en) | 1995-09-01 | 1996-08-20 | Absorbent article having a stabilizing absorbent element |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11513263A JPH11513263A (ja) | 1999-11-16 |
JP4173196B2 true JP4173196B2 (ja) | 2008-10-29 |
Family
ID=24082748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51122197A Expired - Lifetime JP4173196B2 (ja) | 1995-09-01 | 1996-08-20 | 安定化吸収要素を有する吸収体 |
Country Status (20)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0847265B2 (ja) |
JP (1) | JP4173196B2 (ja) |
KR (1) | KR19990044388A (ja) |
CN (1) | CN1200019A (ja) |
AR (1) | AR003389A1 (ja) |
AT (1) | ATE214582T1 (ja) |
AU (1) | AU713984B2 (ja) |
BR (1) | BR9610263A (ja) |
CA (1) | CA2230905C (ja) |
CO (1) | CO4750621A1 (ja) |
DE (1) | DE69619993T3 (ja) |
ES (1) | ES2174101T3 (ja) |
MX (1) | MX9801708A (ja) |
MY (1) | MY120900A (ja) |
NO (1) | NO980834L (ja) |
NZ (1) | NZ318156A (ja) |
TW (1) | TW337995B (ja) |
UY (1) | UY24320A1 (ja) |
WO (1) | WO1997009015A1 (ja) |
ZA (1) | ZA967385B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE513198C2 (sv) | 1996-11-15 | 2000-07-31 | Sca Hygiene Prod Ab | Absorberande alster med hög styvhet |
SE507797C2 (sv) | 1996-11-15 | 1998-07-13 | Moelnlycke Ab | Absorberande struktur innefattande två olika materialtyper för användning i ett absorberande alster |
SE514462C2 (sv) | 1996-11-15 | 2001-02-26 | Sca Hygiene Prod Ab | Absorberande alster såsom en dambinda, ett inkontinensskydd, ett trosskydd eller liknande |
SE507798C2 (sv) | 1996-11-15 | 1998-07-13 | Moelnlycke Ab | Absorberande alster med upphöjt parti |
SE514455C2 (sv) | 1996-11-15 | 2001-02-26 | Sca Hygiene Prod Ab | Absorberande alster såsom en dambinda, ett inkontinensskydd, ett trosskydd eller liknande |
US7276053B1 (en) * | 1999-08-16 | 2007-10-02 | Johnson & Johnson, Inc. | Compression-resistant sanitary napkin |
US7819852B2 (en) * | 2003-06-20 | 2010-10-26 | The Procter & Gamble Company | Sanitary napkin for clean body benefit |
JP4599227B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2010-12-15 | ユニ・チャーム株式会社 | 生理用ナプキン |
MX339288B (es) | 2011-11-08 | 2016-05-18 | Kimberly Clark Co | Articulo absorbente con miembro de estabilizacion. |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3375827A (en) † | 1965-03-30 | 1968-04-02 | Kimberly Clark Co | Sanitary napkin with flow control element |
US4195634A (en) * | 1978-07-03 | 1980-04-01 | International Playtex, Inc. | Sanitary napkin with resilient stiffening means |
FR2462902A1 (fr) * | 1979-08-10 | 1981-02-20 | Oreal | Element absorbant comprenant au moins une feuille de matiere plastique a structure deployee |
FR2578163B1 (fr) * | 1985-03-01 | 1990-04-13 | Beghin Say Sa | Structure absorbante pour article a usage unique. |
US4936839A (en) † | 1987-08-27 | 1990-06-26 | Mcneil-Ppc, Inc. | Winged napkin having cross-channeling |
ATE86847T1 (de) * | 1988-03-31 | 1993-04-15 | Procter & Gamble | Absorptionsartikel. |
CA2080413A1 (en) † | 1992-05-15 | 1993-11-16 | Alan Francis Schleinz | Shaped absorbent structure and method of forming a shaped absorbent structure |
USH1698H (en) * | 1994-10-21 | 1997-11-04 | The Procter & Gamble Company | Absorbent structures having thermally bonded resilient web for improved fit and comfort |
-
1996
- 1996-08-20 EP EP96930556A patent/EP0847265B2/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-20 KR KR1019980701632A patent/KR19990044388A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-08-20 DE DE69619993T patent/DE69619993T3/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-20 CN CN96197764A patent/CN1200019A/zh active Pending
- 1996-08-20 WO PCT/US1996/013487 patent/WO1997009015A1/en not_active Application Discontinuation
- 1996-08-20 AT AT96930556T patent/ATE214582T1/de not_active IP Right Cessation
- 1996-08-20 NZ NZ318156A patent/NZ318156A/en unknown
- 1996-08-20 AU AU69555/96A patent/AU713984B2/en not_active Ceased
- 1996-08-20 JP JP51122197A patent/JP4173196B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-20 ES ES96930556T patent/ES2174101T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-20 BR BR9610263A patent/BR9610263A/pt not_active IP Right Cessation
- 1996-08-20 CA CA002230905A patent/CA2230905C/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-08-28 CO CO96045796A patent/CO4750621A1/es unknown
- 1996-08-29 UY UY24320A patent/UY24320A1/es not_active IP Right Cessation
- 1996-08-30 ZA ZA9607385A patent/ZA967385B/xx unknown
- 1996-08-30 AR ARP960104171A patent/AR003389A1/es unknown
- 1996-08-30 MY MYPI96003618A patent/MY120900A/en unknown
- 1996-12-30 TW TW085116247A patent/TW337995B/zh active
-
1998
- 1998-02-27 NO NO980834A patent/NO980834L/no unknown
- 1998-03-02 MX MX9801708A patent/MX9801708A/es unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69619993D1 (de) | 2002-04-25 |
NO980834L (no) | 1998-04-29 |
CA2230905A1 (en) | 1997-03-13 |
NZ318156A (en) | 1999-04-29 |
WO1997009015A1 (en) | 1997-03-13 |
AU713984B2 (en) | 1999-12-16 |
NO980834D0 (no) | 1998-02-27 |
EP0847265B2 (en) | 2011-10-12 |
CA2230905C (en) | 2007-03-06 |
UY24320A1 (es) | 1996-11-06 |
ATE214582T1 (de) | 2002-04-15 |
BR9610263A (pt) | 1999-07-06 |
JPH11513263A (ja) | 1999-11-16 |
ZA967385B (en) | 1998-03-02 |
CO4750621A1 (es) | 1999-03-31 |
MY120900A (en) | 2005-12-30 |
TW337995B (en) | 1998-08-11 |
AR003389A1 (es) | 1998-07-08 |
ES2174101T3 (es) | 2002-11-01 |
AU6955596A (en) | 1997-03-27 |
DE69619993T3 (de) | 2012-03-15 |
EP0847265A1 (en) | 1998-06-17 |
KR19990044388A (ko) | 1999-06-25 |
MX9801708A (es) | 1998-08-30 |
DE69619993T2 (de) | 2002-11-07 |
CN1200019A (zh) | 1998-11-25 |
EP0847265B1 (en) | 2002-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2142751C (en) | Body conforming absorbent article | |
KR100266195B1 (ko) | 강화된중심을갖는,전체적으로얇고유연한생리대 | |
AU656043B2 (en) | An absorbent article | |
US6306123B1 (en) | Stabilized absorbent article | |
KR0131763B1 (ko) | 흡수대의 제품 | |
US5171302A (en) | Absorbent article with central hinge | |
KR970002923B1 (ko) | 얇고 유연한 생리대 | |
JP3937245B2 (ja) | 吸収性物品 | |
KR100348584B1 (ko) | 말단부에 안정화 부재를 갖는 생리대 | |
US5197959A (en) | Absorbent article | |
KR0131762B1 (ko) | 흡수대 제품 | |
US5009653A (en) | Thin, flexible sanitary napkin | |
JP3933685B2 (ja) | 補剛用側部スタビライザーを有する衛生ナプキン | |
JP4212119B2 (ja) | ***間吸収装置 | |
EP0471114B1 (en) | Thin sanitary napkin | |
JPH03207359A (ja) | 柔軟性、親水性の灯心手段を有する吸収性生成物 | |
CZ288444B6 (en) | Sanitary napkin | |
KR19990064255A (ko) | 개선된 신체 맞춤성을 갖는 복합형 일회용 흡수제품 | |
JP4173196B2 (ja) | 安定化吸収要素を有する吸収体 | |
CA2224549C (en) | Stabilized absorbent article | |
JP4339407B2 (ja) | ***間吸収装置 | |
MXPA95001002A (en) | Absorbent article that conforms to the cue | |
MXPA97001275A (en) | Sanitary towel composed anatomically form |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070829 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20071015 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071120 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071128 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20080220 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20080331 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080715 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |