JP4172866B2 - スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材 - Google Patents

スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材は、その基本的形態が金属製製雄型嵌合部材の基本的形態に由来しており、図8に示すように、リベット部材の頭部に対向する直径に設定された基板部aと、その上面から上方へ立ち上がり且つ上端外周に膨出部bが形成された筒状部(雌スナップの凹部に嵌入するための筒状部)cと、中央にリベット状部材の突起を挿入するための貫通孔dが形成された円形板部eとから構成されている。H1は、雌スナップの凹部に対する筒状部cの嵌合深さであり、H2は、基板部aの底面と円形板部eの底面との間に付けた段差、H3は、基板部aの厚みである。
【0003】
段差H2は、スナップファスナー取付け用自動機の雄型嵌合部材供給用ポッパーからシュートを経て、リベット部材とのカシメ止めを行う打ち込み具へと、合成樹脂製雄型嵌合部材を一定姿勢で取り出す際に、合成樹脂製雄型嵌合部材の上下を判別するのに必要とされる。
【0004】
従って、従来の合成樹脂製雄型嵌合部材では、少なくとも、H1+H2+H3の厚さが必要とされており、合成樹脂製雄型嵌合部材とリベット部材とで構成される雄スナップの厚みが厚くなる傾向があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の現状に鑑み、本発明は、雄スナップの厚みを薄くすることができるようにしたスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりである。即ち、本発明によるスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材は、中央にリベット状部材の突起を挿入するための貫通孔が形成された円形板部と、その外周部から上方へ立ち上がり且つ上端外周に膨出部が形成された雌スナップの凹部に嵌入するための筒状部とからなり、筒状部の底面と円形板部の底面との間に段差が付けられ、且つ、膨出部が周方向に 間隙をおいて複数の円弧状に区画されているスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材であって、筒状部が、内側筒部と、外側筒部と、両者の上端間に位置する環状の天板部とを備えており、内側筒部と外側筒部の間に下方へ開口した溝が形成されていることを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材が、円形板部と筒状部とから構成されており、従来の合成樹脂製雄型嵌合部材における基板部に相当する部分が存在しないので、合成樹脂製雄型嵌合部材の厚さが薄くなり、合成樹脂製雄型嵌合部材とリベット部材とで構成される雄スナップの厚みを薄くすることができる。
【0008】
また、雄スナップを構成した状態、つまり、リベット部材の突起を基布に刺し通して円形板部の中央貫通孔に挿入し、突起先端部を打撃してカシメ止めした状態において、基布は、円形板部とリベット部材頭部の突起近辺の裏面とで強く挟持されるので、基板部に相当する部分を除去した形状であっても、実用上の支障はない。
【0009】
また、膨出部が周方向に間隙をおいて複数の円弧状に区画されているので、雌スナップの凹部に嵌入した筒状部を外す際、負圧が生じにくくなり、スナップ作用(雌雄スナップの嵌合および嵌合離脱)を良好に行えることになる。
【0010】
に、筒状部が、内側筒部と、外側筒部と、両者の上端間に位置する環状の天板部とを備えており、内側筒部と外側筒部の間に下方へ開口した溝が形成されているので、筒状部の外側筒部が半径方向に弾性変形しやすくなり、スナップ作用(雌雄スナップの嵌合および嵌合離脱)を良好に行えることになる。
【0011】
請求項に記載の発明のように、筒状部が、内側筒部と、外側筒部と、両者の上端間に位置する環状の天板部と、内側筒部と外側筒部の間に形成された下方へ開口した溝を膨出部の間隙に対応する位置において区画する放射状のリブとを備えていると、筒状部の外側筒部が膨出部の位置では半径方向に弾性変形しやすくなるが、膨出部の間隙に対応する位置においては、半径方向への弾性変形がリブによって抑制される。従って、外側筒部の過度の変形が防止されることになり、布地の厚さに影響されることなく、安定したスナップ作用が可能となる。
【0012】
請求項に記載の発明のように、環状の天板部に、溝と連通するスリットが形成されていると、筒状部の外側筒部が膨出部の位置においては半径方向へより一層弾性変形しやすくなり、僅かな操作力でスナップ作用を行えることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る合成樹脂製雄型嵌合部材1の一例を示し、図2は、前記合成樹脂製雄型嵌合部材1Aを用いて構成したスナップファスナーを示す。このスナップファスナーは、雄スナップAと雌スナップBとから構成され、雄スナップAは、合成樹脂製雄型嵌合部材1Aと、それを基布(例えば、衣服の生地)Cに止着する合成樹脂製のリベット状部材2Aとから構成され、雌スナップBは、合成樹脂製雌型嵌合部材1Bと、それを基布Cに止着する合成樹脂製のリベット状部材2Bとから構成されている。3a,3bは、リベット状部材2A,2Bの突起、4a,4bはリベット状部材2A,2Bの頭部である。
【0014】
合成樹脂製雄型嵌合部材1Aは、中央にリベット状部材2Aの突起3aを挿入するための貫通孔5が形成された円形板部6と、その外周部から上方へ立ち上がり且つ上端外周に膨出部7が形成された筒状部(雌スナップBの凹部9に嵌入するための筒状部)8とから構成され、筒状部8の底面と円形板部6の底面との間に段差H2が付けられている。H1は、雌スナップBの凹部9に対する筒状部8の嵌合深さである。膨出部7は、筒状部8が雌スナップBの凹部(奥広がりに形成されている。)9に嵌入した際、凹部9の縁部と機械的に係合するためのアンダーカット部を形成するものである。
【0015】
尚、上記の実施形態では、膨出部7が周方向に連続していて、平面視において円形をなすが、膨出部7は周方向に間隙をおいて複数の円弧状に区画してもよい。また、図示の筒状部8は、断面が中実であるが、筒状部8の底面に、貫通孔5と同芯状で下方へ開口した円形の溝を形成して、筒状部8を、内側筒部と、外側筒部と、両者の上端間に位置する環状の天板部とから構成してもよい。
【0016】
上記の構成によれば、合成樹脂製雄型嵌合部材1Aが、円形板部6と筒状部8とから構成されており、従来の合成樹脂製雄型嵌合部材における基板部に相当する部分が存在しないので、合成樹脂製雄型嵌合部材1Aの厚さが薄くなり、雄スナップAの厚みを薄くすることができる。
【0017】
また、リベット部材2Aの突起3aを基布Cに刺し通して円形板部6の中央貫通孔5に挿入し、突起3a先端部を打撃により拡径変形させてカシメ止めし、雄スナップAを構成した状態において、基布Cは、円形板部6とリベット部材頭部3bの突起近辺の裏面とで強く挟持されるので、基板部に相当する部分を除去した形状であっても、実用上の支障はない。
【0018】
図3〜図7は、他の実施の形態を示す。この実施の形態では、合成樹脂製雄型嵌合部材1Aを、中央にリベット状部材2Aの突起3aを挿入するための貫通孔5が形成された円形板部6と、その外周部から上方へ立ち上がり且つ上端外周に膨出部7が形成された筒状部(雌スナップBの凹部9に嵌入するための筒状部)8とから構成し、前記膨出部7は、周方向に間隙(平面視において半径方向内方へ凹入した凹入部)11をおいて複数の円弧状に区画された形状にしてある。
【0019】
そして、筒状部8の底面には、貫通孔5と同芯状で下方へ開口した溝10を形成し、溝10には、放射状のリブ12を設けて、前記筒状部8を、内側筒部8aと、外側筒部8bと、両者8a,8bの上端間に位置する環状の天板部8cと、内側筒部8aと外側筒部8bの間に形成された溝10を膨出部7の間隙に対応する位置において区画する放射状のリブ12とを備えた形状としてある。
【0020】
尚、図示の実施形態では、筒状部8の外側筒部8bが膨出部7の位置において半径方向へ弾性変形しやすくなり、僅かな操作力でスナップ作用を行えるように、環状の天板部8cに、溝10と連通するスリット13を形成してあるが、スリット13は省略してもよい
。H1は、雌スナップBの凹部9に対する筒状部8の嵌合深さ、H2は、筒状部8の底面と円形板部6の底面との間に付けた段差である。
【0021】
上記の構成によれば、先の実施形態と同様に、合成樹脂製雄型嵌合部材1Aの厚さが薄くなるので、雄スナップAの厚みを薄くすることができ、しかも、筒状部8が、内側筒部8aと、外側筒部8bと、両者8a,8bの上端間に位置する環状の天板部8cと、内側筒部8aと外側筒部8bの間に形成された下方へ開口した溝10を膨出部7の間隙に対応する位置において区画する放射状のリブ12とを備えた形状であるため、筒状部8の外側筒部8bが膨出部7の位置では半径方向に弾性変形しやすくなり、スナップ作用(雌雄スナップの嵌合および嵌合離脱)を良好に行え、それでいて、膨出部7の間隙に対応する位置においては、半径方向への弾性変形がリブ12によって抑制されるので、外側筒部8bの過度の変形が防止されることになり、基布Cの厚さに影響されることなく、安定したスナップ作用が可能となる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上述した構成よりなり、雌雄のスナップの厚みを薄くすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材の断面図である。
【図2】 雄スナップと雌スナップとからなるスナップファスナーの断面図である。
【図3】 他の実施の形態を示す合成樹脂製雄型嵌合部材の平面図である。
【図4】 合成樹脂製雄型嵌合部材の側面図である。
【図5】 合成樹脂製雄型嵌合部材の底面図である。
【図6】 図4のA−A線断面図である。
【図7】 雄スナップと雌スナップとからなるスナップファスナーの断面図である。
【図8】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1A…合成樹脂製雄型嵌合部材、2A…リベット状部材、3a…突起、5…貫通孔、6…円形板部、7…膨出部、8…筒状部、H2…段差。

Claims (3)

  1. 中央にリベット状部材の突起を挿入するための貫通孔が形成された円形板部と、その外周部から上方へ立ち上がり且つ上端外周に膨出部が形成された雌スナップの凹部に嵌入するための筒状部とからなり、筒状部の底面と円形板部の底面との間に段差が付けられ、且つ、膨出部が周方向に間隙をおいて複数の円弧状に区画されているスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材であって、筒状部が、内側筒部と、外側筒部と、両者の上端間に位置する環状の天板部とを備えており、内側筒部と外側筒部の間に下方へ開口した溝が形成されていることを特徴とするスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材。
  2. 筒状部が、内側筒部と、外側筒部と、両者の上端間に位置する環状の天板部と、内側筒部と外側筒部の間に形成された下方へ開口した溝を膨出部の間隙に対応する位置において区画する放射状のリブとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材。
  3. 環状の天板部に、溝と連通するスリットが形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材。
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