JP4172722B2 - 医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム並びに押圧力測定装置及びそのプログラム - Google Patents

医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム並びに押圧力測定装置及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム並びに押圧力測定装置及びそのプログラムに係り、更に詳しくは、バルーンを膨張収縮しながら体内組織に接触させて体内の隙間を進行する医療用マニピュレータから、前記バルーンによって体内組織に付与される押圧力を求めることができる医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム並びに押圧力測定装置及びそのプログラムに関する。
近年、大きな切開を要さずに患者への負担を少なくする低侵襲手術が注目されており、そのための手術支援ロボットシステムが種々研究開発されている。このようなロボットシステムは、患部にアクセスするマニピュレータを体表に開けられた穴から体内に挿入し、当該マニピュレータを遠隔操作によって動作させるものである。このようなシステムに用いられるマニピュレータとしては、バルーンの膨張収縮を利用して自律的に体内の隙間を進行させるものが本出願人により既に提案されている(特許文献1参照)。このマニピュレータは、相互に屈曲自在に連結された複数のベースと、これらベースに設けられるとともに、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンとを備えている。このマニピュレータは、任意の位置のバルーンを適宜膨張収縮させることで、任意のバルーンを周囲の体内組織に接触させ、当該体内組織からの反力により体内の隙間を尺取虫状に自律的に進行させるようになっている。この従来技術によれば、患部に向ってマニピュレータを進行させるための機構やモータ等の動力が不要になるという効果がある。
国際公開WO2004/103197号パンフレット
しかしながら、前記特許文献1のマニピュレータを使用した場合、脳内組織や臓器組織といった体内組織をバルーンで押圧(圧排)し、その際の反力を使ってマニピュレータが進入する隙間を確保できるようになっており、バルーンによる体内組織の圧排時に、当該体内組織の損傷や挫傷を与えないことが必要となる。つまり、柔らかい体内組織の損傷や過度の圧排による挫傷は、手術後に後遺症を残す可能性があることから、バルーンから体内組織に付与される押圧力(圧排圧力)を精度良くセンシングしながら、体内組織の硬さ等の状態に合わせて、マニピュレータに対して所望の推進力が得られる最低限の押圧力を体内組織に作用させるようバルーンをコントロールする必要がある。ここで、マニピュレータが進入する体内組織の隙間は非常に狭いことが多く、当該隙間には、別の手術用処置具を備えたマニピュレータも進入することから、体内組織への圧排圧力を測定するためのセンサ等を新たに進入させることは現実的に難しい。
本発明は、このような課題に着目して案出されたものであり、その目的は、バルーンを用いたマニピュレータが体内の隙間に進入する際に、当該隙間にセンサ等を別途入れることなく、バルーンから体内組織に付与される押圧力をセンシングできる医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム並びに押圧力測定装置及びそのプログラムを提供することにある。
(1)前記目的を達成するため、本発明は、生体内の隙間に挿入され、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンを備え、当該バルーンの膨張によって前記隙間の周囲の体内組織を押圧する医療用マニピュレータを用いたセンシングシステムであって、
前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧を測定可能な内圧測定センサと、この内圧測定センサで測定された押圧時内圧に基づいて、前記体内組織に対する前記バルーンの押圧力を求める押圧力測定装置とを備え、
前記押圧力測定装置は、実験によって予め求められた関数が記憶され、前記バルーン内への流体の供給量と前記内圧測定センサで測定された前記押圧時内圧とを前記関数に代入することで、前記押圧力を求める、という構成を採っている。
(2)ここで、前記押圧力測定装置では、前記流体の供給量をパラメータとして所定の補正係数及び定数を求める関数が予め記憶され、前記供給量の測定値から前記補正係数及び定数を求め、前記押圧時内圧に前記補正係数を乗じた値に前記定数を加えて前記押圧力を求める、という構成を採るとよい。
(3)また、前記押圧力測定装置は、前記流体の供給量から、前記バルーンが体内組織に接触していない場合のバルーンの無負荷時内圧を求め、当該無負荷時圧力に基づいて前記押圧力を求める、という構成を採ることもできる。
(4)更に、本発明は、相互に屈曲自在に連なるとともに、内部に供給される流体により膨張収縮可能な複数のバルーンを備え、当該バルーンの膨張による体内組織への押圧力を調整することで、当該体内組織からの反力により生体内の隙間を進行可能となる医療用マニピュレータを用いたセンシングシステムであって、
前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧を測定可能な内圧測定センサと、この内圧測定センサで測定された押圧時内圧に基づいて前記押圧力を求める押圧力測定装置とを備え、
前記押圧力測定装置は、実験によって予め求められた関数が記憶され、前記バルーン内への流体の供給量と前記内圧測定センサで測定された前記押圧時内圧とを前記関数に代入することで、前記押圧力を求める、という構成を採っている。
(5)以上において、前記医療用マニピュレータは、相互に屈曲自在に連なって前記各バルーンが取り付けられる複数のベースを備え、
前記ベースは、前記バルーンの開放端を収容して当該バルーンの内部を閉塞可能な穴が形成され、前記開放端に、前記流体が通るチューブが繋がっている、という構成を採ることが好ましい。
(6)また、本発明は、生体内の隙間に挿入され、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンの内圧の測定値から、前記隙間の周囲の体内組織に対する前記バルーンの押圧力を求める押圧力測定装置であって、
実験によって予め求められた関数が記憶され、前記バルーン内への流体の供給量と前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧の測定値とを前記関数に代入することで、前記押圧力を求める、という構成を採っている。
(7)更に、本発明は、生体内の隙間に挿入され、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンの内圧の測定値から、前記隙間の周囲の体内組織に対する前記バルーンの押圧力を求める処理を押圧力測定装置に実行させるためのプログラムであって、
前記バルーン内への流体の供給量と実験によって予め求められた関数とに基づき、前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧と前記押圧力との関係を表す関数を定める関数決定部と、当該関数決定部で定めた関数に前記押圧時内圧の測定値を代入して前記押圧力を求める押圧力演算部として、前記押圧力測定装置を機能させる、という構成を採っている。
なお、本明細書において、特に明記しない限り、「前」若しくは「先」とは、体外側から患部等のターゲットに向う医療用マニピュレータの進行方向の先端側を意味し、「後」とは、その反対側を意味する。
また、特に明記しない限り、「長さ方向」とは、前記医療用マニピュレータの進行方向に沿う方向を意味し、「幅方向」とは、医療用マニピュレータを平面視したときに、前記長さ方向に直交する方向を意味する。ここで、「側面視」は、医療用マニピュレータをその外側から幅方向に見た状態を意味する。
更に、特に明記しない限り、「上」とは、医療用マニピュレータの進行方向に直交する二方向のうち前記幅方向に該当しない方向の一端側を意味し、「下」とは、その反対側の他端側を意味する。
本発明によれば、前記バルーンを体内の隙間に入れ、バルーンに流体を供給することで、バルーンが膨張して体内組織を押圧する医療用器具として利用できるとともに、バルーン内への流体の供給量とそのときのバルーンの内圧を測定することで、体内組織に対するバルーンの押圧力(圧排圧力)を求めることができる。従って、前記隙間にセンサ等を別途入れることなく、バルーンから体内組織に付与される押圧力をセンシングでき、前記隙間が狭い場合であっても、生体の安全性を考慮しながらのバルーン内への流体供給が可能となる。
特に、前記(4)の構成によれば、バルーンの膨張収縮を利用して自律的に体内の隙間を進行させるマニピュレータに対し、当該進行時に体内組織に付与される押圧力を測定するセンサとしての機能を付加させることができ、バルーンを用いたマニピュレータが患部に向って体内の隙間を進行する際に、当該隙間にセンサ等を別途入れることなく、バルーンから体内組織に付与される押圧力をセンシングすることができる。
また、前記(5)のように構成することにより、医療用マニピュレータに付随して体外側に設けられる流体供給手段から流体を漏れなく確実にバルーン内に供給することが可能になり、流体の漏れによるバルーン内の圧力の低下を考慮せずに、当該バルーンの押圧時内圧から簡単に押圧力を求めることができる。
本実施形態に係る手術支援マニピュレータのセンシングシステムの概略構成図。 図1のA部の拡大分解斜視図。 手術支援マニピュレータの概略断面側面図。 手術支援マニピュレータの概略断面平面図。 ベースの拡大分解斜視図。 (A)〜(C)は、手術支援マニピュレータの進行手順を説明するための概念図である。 (A)〜(C)は、図6の後となる手術支援マニピュレータの進行手順を説明するための概念図である。
符号の説明
10 センシングシステム
11 手術支援マニピュレータ(医療用マニピュレータ)
14 圧力センサ(内圧測定センサ)
16 押圧力測定装置
26 チューブ
38 ベース
39 バルーン
49 開放端
51 無負荷時圧力演算部
52 関数決定部
53 押圧力演算部
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係る医療用マニピュレータのセンシングシステムの概略構成図が示されている。この図において、センシングシステム10は、手術時に体内に挿入され、体内組織を圧排すなわち押圧しながらその反力で進行可能に設けられた手術支援マニピュレータ11(医療用マニピュレータ)と、この手術支援マニピュレータ11を動作させるための流体を当該手術支援マニピュレータ11内に供給する流体供給手段13と、手術支援マニピュレータ11と流体供給手段13との間に設けられ、前記流体の圧力を測定する圧力センサ14と、この圧力センサ14の測定値に基づいて、手術支援マニピュレータ11が体内組織に付与する押圧力を求める押圧力測定装置16と、流体供給手段13から手術支援マニピュレータ11への流体の供給量を調節し、当該手術支援マニピュレータ11の動作を制御する制御装置18とを備えて構成されている。
前記手術支援マニピュレータ11は、手術支援ロボットに適用されるものであり、医師等による遠隔操作によって体内で所望の動作が可能となるように制御される。ここでの手術支援マニピュレータ11は、主として体内の隙間を拡開する目的で用いられる多関節型のマニピュレータであり、当該マニピュレータで体表側から患部までの隙間すなわち通路を拡開し、当該通路に、先端側に内視鏡やメス等の処置具を備えた他の術具マニピュレータ(図示省略)を通し易くするためのものである。
この手術支援マニピュレータ11は、その後端側が保持体20に保持されることで片持状に支持されており、当該保持体20の保持部分となる基端部材22と、この基端部材22の前方に設けられ、当該基端部材22に対して上下方向に屈曲可能な先端屈曲部材24と、前記流体供給手段13からそれぞれ基端部材22の内部を通って先端屈曲部材24の内部まで延びるとともに、幅方向ほぼ中央位置にまとめて収容された6本のチューブ26(図1では1本のみ記載)と、保持体20側から基端部材22の内部を通って先端屈曲部材24の内部まで延びる幅方向両側の2本のワイヤ28,28とを備えて構成されている。
前記基端部材22は、平面視でほぼ長方形をなす板状に設けられており、図1のA部の拡大分解斜視図である図2に示されるように、前端側で丸みを帯びた凸状の湾曲面形状に設けられた前端面30と、幅方向ほぼ中央に形成されて長さ方向に延びるとともに、各チューブ26がまとめて収容されたチューブ用内部空間31と、幅方向両端側に形成されて長さ方向に延びるとともに、各ワイヤ28,28がそれぞれ一本ずつ収容されたワイヤ用内部空間32とを備えて構成されている。これら各内部空間31,32は、前後方向に貫通するようになっており、保持体20側から延びるチューブ26及びワイヤ28は、各内部空間31,32を通過して先端屈曲部材24側に延びている。
前記前端面30は、側面視で円弧状をなしており、上下両端側から上下方向ほぼ中央に向って次第に前方外側に向って張り出す湾曲面形状となっている。
前記先端屈曲部材24は、図1に示されるように、基端部材22側に連なる後部形成体34と、この後部形成体34の前端側に連なる中間形成体35と、この中間形成体35の前端側に連なる先端形成体36とからなる。
前記各形成体34〜36は、図3に示されるように、板状のベース38と、このベース38の上下両面側に設けられたバルーン39とを備えている。
前記ベース38は、図3から図5に示されるように、ともに湾曲面形状をなす前端面41及び後端面42と、上下両面間で貫通する穴44と、内部の幅方向ほぼ中央に形成されるとともに、各チューブ26がまとめて収容されるチューブ用内部空間46と、内部の幅方向両端側に形成されるとともに、各ワイヤ28,28がそれぞれ一本ずつ収容されるワイヤ用内部空間47とを備えて構成されている。
前記後部形成体34の後端面42は、図3及び図5に示されるように、丸みを帯びた凹状の湾曲面形状に設けられ、基端部材22の前端面30にほぼぴったりと嵌め合い可能となっている。すなわち、ここでの後端面42は、上下両端側から上下方向ほぼ中央に向って次第に内部に向って凹んだ側面視円弧状をなす湾曲面形状に設けられている。一方、後部形成体34の前端面41は、丸みを帯びた凸状の湾曲面形状、すなわち、上下両端側から上下方向ほぼ中央に向って次第に外部に向って張り出す側面視円弧状をなす湾曲面形状に設けられている。
前記中間形成体35の後端面42は、後部形成体34の後端面42と同様の湾曲面形状に設けられ、後部形成体34の前端面41にほぼぴったりと嵌め合い可能となっている。また、中間形成体35の前端面41は、後部形成体34の前端面41と同様の湾曲面形状となっている。
前記先端形成体36の後端面42は、中間形成体35の後端面42と同様の湾曲面形状に設けられており、中間形成体35の前端面41にほぼぴったりと嵌め合い可能となっている。一方、先端形成体36の前端面41は、後部形成体34や中間形成体35の前端面41,41と異なり、幅方向両端側からそのほぼ中央に向って次第に前方に向って張り出す湾曲面形状となっている。
各形成体34〜36のチューブ用内部空間46及びワイヤ用内部空間47,47は、図3〜図5に示されるように、相互に連通するようになっており、また、これら空間46,47の後端側が基端部材22のチューブ用内部空間31及びワイヤ用内部空間32,32に連通するようになっている。
すなわち、後部形成体34のチューブ用内部空間46は、穴44に交わって当該穴44に連通するように前後方向に延びており、前後方向の両端側が外側に開放し、その後端面42に形成された開放部分は、基端部材22の前端面30に形成されたチューブ用内部空間31の開放部分にほぼ相対するようになっている。
前記中間形成体35のチューブ用内部空間46は、後部形成体34のチューブ用内部空間46と同様の構成となっており、中間形成体35の後端面42に形成されたチューブ用内部空間46の開放部分は、後部形成体34の前端面41に形成されたチューブ用内部空間46の開放部分にほぼ相対するようになっている。
前記先端形成体36のチューブ用内部空間46は、先端形成体36の後端面42から穴44内まで前方に延びている。また、先端形成体36の後端面42に形成されたチューブ用内部空間46の開放部分は、中間形成体35の前端面41に形成されたチューブ用内部空間46の開放部分にほぼ相対するようになっている。
前記後部形成体34のワイヤ用内部空間47,47は、前後方向に延びており、当該前後方向両端側が外側に開放し、その後端面42に形成された開放部分は、基端部材22の前端面30に形成されたワイヤ用内部空間32,32の開放部分にそれぞれほぼ相対するようになっている。
前記中間形成体35のワイヤ用内部空間47,47は、後部形成体34のワイヤ用内部空間47,47と同様の構成となっており、中間形成体35の後端面42に形成されたワイヤ用内部空間47,47の開放部分は、後部形成体34の前端面41に形成されたワイヤ用内部空間47,47の開放部分にほぼ相対するようになっている。
前記先端形成体36のワイヤ用内部空間47,47は、先端形成体36の後端面42側のみが開放して、当該開放部分から内部途中まで前方に延びるようになっている。この開放部分は、中間形成体35の前端面41に形成されたワイヤ用内部空間47,47の開放部分にほぼ相対するようになっている。
前記バルーン39は、各形成体34〜36の上下両側に合計6個設けられており、流体供給手段13(図1参照)からチューブ26を通って流体が内部に供給されるとともに、当該流体によって膨張収縮可能なゴム等の弾性体により一端が開放する袋状に形成されている。具体的に、バルーン39は、図3に示されるように、その開放端49が穴44内に挿入されて、バルーン39の内部の流体が外部に漏れないように閉塞されており、流体供給手段13から各チューブ用内部空間31,46内を通って延びる6本のチューブ26が、各バルーン39一個につき一本ずつ当該バルーン39の開放端49側に繋がっている。従って、各バルーン39内には、流体供給手段13から流体が独立して供給され、当該流体の供給によって、図3中一点鎖線に示されるように、バルーン39が外側に膨張可能となる。ここで、後述するように、手術支援マニピュレータ11が体内に挿入されると、各バルーン39を適宜膨張させて、当該バルーン39をその周囲の体内組織に接触させるようになっている。また、この膨張状態でバルーン39内の流体を流体供給手段13側から抜き取ると、バルーン39が収縮することになる。
なお、バルーン39内に供給される流体は、本実施形態では、生理食塩水が用いられているが、特に限定されるものではなく、万一の漏れによる体内の汚染等の生体適合性に関する問題や膨張収縮動作上の問題等を招来しない限り、その他の液体や気体を適用してもよい。
前記チューブ26は、可撓性及び伸縮性を備えた材料によって形成されており、後述するように、基端部材22及び各形成体34〜36がそれぞれ相対的に上下方向に屈曲変位した場合でも、それに追従して変形可能となっている。
前記ワイヤ28は、その一端側が先端形成体36の内部に固定されており、各ワイヤ用内部空間32,47を通って、他端側が図示しないワイヤ牽引装置に繋がっている。このワイヤ牽引装置の駆動によって、ワイヤ28の張力を任意に変更することができ、当該ワイヤ28を張った状態と弛めた状態との間で変更可能になる。
以上により、手術支援マニピュレータ11は、チューブ26及びワイヤ28を介して基端部材22及び各形成体34〜36が相互に連結されることになり、ワイヤ28が弛んだ状態では、基端部材22と各形成体34〜36に外力が付加されると、それらの連結部位(関節部位)における一方の部材の前端面30,41に沿って他方の部材の後端面42が滑りながら、相互に上下方向に屈曲可能となる。一方、このような基端部材22及び各形成体34〜36の上下屈曲変位を規制するには、前記ワイヤ牽引装置でワイヤ28を強く引いて、前記各連結部位を密着させてばよく、このようにすることで、先端屈曲部材24が屈曲変位しないようにロックされることになる。
前記流体供給手段13は、6本の各チューブ26に対して流体を独立して供給若しくは排出できる限りにおいて、シリンジ等の注入器やポンプを使った液体注入装置等、種々の器具や装置を適用することができる。この流体供給手段13の構成については、本発明の要旨ではないため、詳細な説明を省略する。
前記手術支援マニピュレータ11は、以上の構成により、次のように動作する。
例えば、手術支援マニピュレータ11を脳内に挿入する場合、図6(A)に示されるように、脳B内の隙間Sの入口付近に前端側をセットした上で、流体供給手段13からバルーン39内に流体を供給して、当該バルーン39を前端側から膨張させる(同図(A)〜(C)参照)。この際、所定の弾性を有するバルーン39が、隙間Sの周囲の脳組織B1をソフトに押圧し、前記制御装置18(図1参照)により、相対する上下両側の各バルーン39,39に対する流体の供給量を独立して調整することで、バルーン39毎に脳組織B1への押圧力が調整可能になる。このように、隙間Sの形状に応じて、脳組織B1への押圧力を調整することで、脳組織B1からの反力により、手術支援マニピュレータ11は、先端屈曲部材24の各形成体34〜36が隙間Sの形状に追従して上下方向に屈曲変位し、尺取虫のように隙間S内を掻き分けながら患部に向かって進行する。そして、手術支援マニピュレータ11の前端側が患部に到達したら、ワイヤ28,28(図1等参照)を引っ張ることで、先端屈曲部材24の相対変位を不能とするように手術支援マニピュレータ11をロックする。その後、図7に示されるように、もう一つの手術支援マニピュレータ11を前述と同様の手順で隙間Sに挿入し、バルーン39の膨張によって、隙間Sを拡開することで、後行する他の術具マニピュレータ(図示省略)の挿入路を確保する。
この際、次のように、前記圧力センサ14及び前記押圧力測定装置16を使ってバルーン39の脳組織B1への押圧力が測定され、当該押圧力に基づいて前記制御装置18で前記流体供給手段13が制御される。
前記圧力センサ14は、各チューブ26の後端側にそれぞれ配置され、各バルーン39の内圧に対応する各チューブ26内の流体圧を測定可能となっている。従って、この圧力センサ14は、バルーン39の内圧を測定する内圧測定センサを構成する。
前記押圧力測定装置16は、所定のコンピュータによって構成されており、当該コンピュータを以下のように機能させるプログラムがインストールされ、当該プログラムの実行により、各バルーン39の内圧から、バルーン39の材質、大きさ、変形度合等を考慮して、各バルーン39が体内組織に接触したときのそれぞれの押圧力を求める処理が行われる。
すなわち、押圧力測定装置16は、図1に示されるように、バルーン39内への流体の供給量に基づいて、バルーン39が体内組織に接触していない場合のバルーン39の無負荷時内圧を求める無負荷時圧力演算部51と、無負荷時圧力演算部51で求めた無負荷時内圧に基づいて、体内組織の押圧時におけるバルーン39の押圧時内圧をパラメータとする関数を決定する関数決定部52と、この関数のパラメータに圧力センサ14で測定された押圧時内圧を代入することで押圧力を求める押圧力演算部53とを備えている。
前記無負荷時圧力演算部51では、バルーン39内への流体の供給量から、当該バルーン39が体内組織に非接触となる無負荷状態であると仮定したときのバルーン39の無負荷時内圧が求められる。
すなわち、バルーン39の材質や大きさ等に応じて定まる次式(1)が予め無負荷時圧力演算部51に記憶されており、当該次式(1)を使って無負荷時内圧が求められる。
=aV+b (1)
ここで、
:無負荷時内圧
V:無負荷状態のバルーン39内の体積=流体の供給量
a:バルーンの材質や大きさ等によって一義的に定まる定数
b:バルーン39内の体積を0としたときの無負荷状態におけるバルーン39の内圧
とする。
以上において、バルーン39への流体の供給量が、無負荷状態におけるバルーン内の体積Vになるため、流体供給手段13から流体の供給量を検出して当該供給量に相当する体積Vを上式(1)に代入することで、無負荷時内圧Pが求まる。
前記関数決定部52では、実際に体内組織を押圧している際のバルーン39の押圧時内圧と体内組織への押圧力との関係を示す次式(2)を決定する。
=kP+P (2)
ここで、
:圧力センサ14により測定される押圧時内圧
:バルーン39による体内組織への押圧力
k:無負荷時内圧Pに応じて一義的に定まる補正係数
つまり、この補正係数kは、無負荷時内圧Pをパラメータとした関数、
k=f(P) (3)
で求められる。この関数(3)は、後述する実験に基づいて予め関数決定部52に記憶されている。
従って、上式(1)で求められた無負荷時内圧Pから上式(3)を使って補正係数kを求め、無負荷時圧力Pに応じて相違する関数(2)が確定する。
ここで、上式(3)の関数は、バルーン39の性質にもよるが、無負荷時内圧Pの増加に伴って補正係数kが減少するように設定されている。
前記押圧力演算部53では、関数決定部52で決定した上式(2)を使って、押圧力Pが求められる。すなわち、圧力センサ14により測定された押圧時内圧Pを上式(2)に代入することで、バルーン39による体内組織への押圧力Pが求められる。
以上で説明した押圧力の算出手順は、予め本発明者らが行った実験に基づいて案出されたものである。ここでの実験としては、図示しない水槽中にバルーン39を沈め、このバルーン39内に外側から流体を注入可能な実験装置を作成して次のように行った。すなわち、バルーン39の周囲の水を体内組織と仮定して、前記押圧力に対応する水槽中の水圧と、前記無負荷状態のバルーン39の体積に相当するバルーン39内への流体の注入量と、前記押圧時内圧に対応するバルーン39の内圧との何れかを変え、そのときの前記水圧、流体の注入量及びバルーン39の内圧をそれぞれ測定し、それらの関係を求めた。そして、当該関係に基づいて前述の算出手順が導出されている。
前記制御装置18は、所定のコンピュータによって構成されており、押圧力測定装置16で求められた各バルーン39の体内組織に対する押圧力に応じて、各バルーン39内への流体の供給量を調節可能となるように流体供給手段13を制御する。つまり、制御装置18は、各バルーン39で体内組織を押圧したときに、手術支援マニピュレータ11の進行を可能とする反力が得られるように、且つ、その際のバルーン39による体内組織への押圧力が所定の閾値を超えた場合に、該当するバルーン39への流体の供給を停止し、若しくは、バルーン39内の流体を外部に排出させるように、流体供給手段13を制御する。
従って、このような実施形態によれば、バルーン39の膨張収縮で手術支援マニピュレータ11を患部に向って進行させることから、バルーン39は、手術支援マニピュレータを動作させる一種のアクチュエータとして機能するばかりか、前記押圧時内圧に基づいて体内組織への押圧力を求めることのできるセンサとしての機能をも担うことになる。従って、特別なセンサ類を別途設けることなく、手術支援マニピュレータ11のみで、体内組織の損傷や挫傷を回避するように動作制御可能となる。
なお、押圧力測定装置16としては、無負荷時圧力演算部51を省略し、無負荷時内圧Pを求めずに前記押圧力Pを求める変形例を採用することが好ましい。
すなわち、本変形例の関数決定部52では、実際に体内組織を押圧している際のバルーン39の押圧時内圧Pと体内組織への押圧力Pとの関係を示す次式(4)を決定する。
=αP+β (4)
ここで、
αは、無負荷状態のバルーン39内の体積Vすなわち測定された流体の供給量に応じて一義的に定まる補正係数であり、この補正係数αは、体積Vをパラメータとした関数、
α=fα(V) (5)
で求められる。
βは、前記体積Vに応じて一義的に定まる定数であり、この定数βは、体積Vをパラメータとした式(5)と別の関数、
β=fβ(V) (6)
で求められる。
これら関数(5)、(6)は、前述した実験に基づいて予め決定され、関数決定部52に記憶される。
従って、流体供給手段13による流体の供給量(体積V)から、上式(5),(6)を使って、補正係数αと定数βを決定し、流体の供給量に応じて相違する関数(4)が確定する。
ここで、上式(5),(6)の関数は、バルーン39の性質にもよるが、αは、体積Vの増加に伴って直線的に増加するように設定され、βは、体積Vの増加に伴って曲線状に減少するように設定され、その減少度合は、体積Vが増加するに従って次第に増大するようになっている。
そして、本変形例の押圧力演算部53では、関数決定部52で決定した上式(4)に、圧力センサ14により測定された押圧時内圧Pを代入することで、押圧力Pが求められる。なお、本変形例の押圧力の算出手順も、前述した、発明者らの実験に基づいて案出されたものである。
従って、このような変形例によれば、前記実施形態と異なり、無負荷時内圧Pを求める必要がなくなり、バルーン39による体内組織への押圧力Pをより簡単に求めることができる。
なお、手術支援マニピュレータ11として、先端屈曲部材24が三関節型となるものを図示説明したが、先端屈曲部材24が基端部材22に対して屈曲自在に連なる限り、関節の数すなわち先端屈曲部材24の各形成体34〜36の構成は前述の構造に限定されない。
また、前記手術支援マニピュレータ11としては、前記実施形態や変形例の構造に限定されず、バルーン39若しくはこれに類する弾性体を使って前述と同様の動作を可能にする限り、種々の構成のものを採用することができる。例えば、ベース38を省略して、一又は複数のバルーン39及び当該バルーン39に繋がるチューブ26のみで構成したマニピュレータに本発明を採用することもできる。
更に、前記実施形態及び変形例では、本発明が適用される手術支援マニピュレータ11として、体内の隙間を拡開する目的のマニピュレータについて説明したが、この用途のマニピュレータに限定されるものではなく、先端側に内視鏡やメス等の処置具を備えた他の術具マニピュレータに本発明を適用することもできる。また、自律進行型のマニピュレータでなくてもよく、例えば、自律進行しないで脳組織の隙間を拡開する脳ベラのような医療用器具に本発明を適用してもよい。従って、本明細書及び請求の範囲における「医療用マニピュレータ」とは、各種医療用器具を含む概念として用いる。
その他、本発明における装置各部の構成は図示構成例に限定されるものではなく、実質的に同様の作用を奏する限りにおいて、形状、構造、数量等、種々の変更が可能である。

Claims (7)

  1. 生体内の隙間に挿入され、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンを備え、当該バルーンの膨張によって前記隙間の周囲の体内組織を押圧する医療用マニピュレータを用いたセンシングシステムであって、
    前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧を測定可能な内圧測定センサと、この内圧測定センサで測定された押圧時内圧に基づいて、前記体内組織に対する前記バルーンの押圧力を求める押圧力測定装置とを備え、
    前記押圧力測定装置は、実験によって予め求められた関数が記憶され、前記バルーン内への流体の供給量と前記内圧測定センサで測定された前記押圧時内圧とを前記関数に代入することで、前記押圧力を求めることを特徴とする医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム。
  2. 前記押圧力測定装置では、前記流体の供給量をパラメータとして所定の補正係数及び定数を求める関数が予め記憶され、前記供給量の測定値から前記補正係数及び定数を求め、前記押圧時内圧に前記補正係数を乗じた値に前記定数を加えて前記押圧力を求めることを特徴とする請求項1記載の医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム。
  3. 前記押圧力測定装置は、前記流体の供給量から、前記バルーンが体内組織に接触していない場合のバルーンの無負荷時内圧を求め、当該無負荷時圧力に基づいて前記押圧力を求めることを特徴とする請求項1記載の医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム。
  4. 相互に屈曲自在に連なるとともに、内部に供給される流体により膨張収縮可能な複数のバルーンを備え、当該バルーンの膨張による体内組織への押圧力を調整することで、当該体内組織からの反力により生体内の隙間を進行可能となる医療用マニピュレータを用いたセンシングシステムであって、
    前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧を測定可能な内圧測定センサと、この内圧測定センサで測定された押圧時内圧に基づいて前記押圧力を求める押圧力測定装置とを備え、
    前記押圧力測定装置は、実験によって予め求められた関数が記憶され、前記バルーン内への流体の供給量と前記内圧測定センサで測定された前記押圧時内圧とを前記関数に代入することで、前記押圧力を求めることを特徴とする医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム。
  5. 前記医療用マニピュレータは、相互に屈曲自在に連なって前記各バルーンが取り付けられる複数のベースを備え、
    前記ベースは、前記バルーンの開放端を収容して当該バルーンの内部を閉塞可能な穴が形成され、前記開放端に、前記流体が通るチューブが繋がっていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の医療用マニピュレータを用いたセンシングシステム。
  6. 生体内の隙間に挿入され、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンの内圧の測定値から、前記隙間の周囲の体内組織に対する前記バルーンの押圧力を求める押圧力測定装置であって、
    実験によって予め求められた関数が記憶され、前記バルーン内への流体の供給量と前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧の測定値とを前記関数に代入することで、前記押圧力を求めることを特徴とする押圧力測定装置。
  7. 生体内の隙間に挿入され、内部に供給される流体により膨張収縮可能なバルーンの内圧の測定値から、前記隙間の周囲の体内組織に対する前記バルーンの押圧力を求める処理を押圧力測定装置に実行させるためのプログラムであって、
    前記バルーン内への流体の供給量と実験によって予め求められた関数とに基づき、前記体内組織の押圧時における前記バルーンの内圧である押圧時内圧と前記押圧力との関係を表す関数を定める関数決定部と、当該関数決定部で定めた関数に前記押圧時内圧の測定値を代入して前記押圧力を求める押圧力演算部として、前記押圧力測定装置を機能させることを特徴とする押圧力測定装置のプログラム。
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