JP4172700B2

JP4172700B2 - Bathroom vanity

Info

Publication number: JP4172700B2
Application number: JP2003139405A
Authority: JP
Inventors: 正人大前
Original assignee: Yamaha Living Tech Co Ltd
Current assignee: Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority date: 2003-05-16
Filing date: 2003-05-16
Publication date: 2008-10-29
Anticipated expiration: 2023-05-16
Also published as: JP2004337450A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台に関し、特に、洗面ミラーの背面に収納棚が備えられる洗面化粧台に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の洗面化粧台として、洗面ミラーの左右両端部に鉛直回転軸を備えたものが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
かかる構成により左右両端部の上記鉛直回転軸のいずれか選択することにより、所望の方向に洗面ミラーを開扉させることが可能となっている。
【特許文献１】
特開２００２−３２０５２１号公報
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上述した洗面化粧台においては、洗面ミラーの左右両端部の鉛直回転軸による回動のみが可能であるため、ミラーを顔に近づけて作業しようと思っても洗面ミラーを前方に引き出して使用できないという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、洗面ミラーが前方に平行移動可能かつ左右両開きが可能な洗面化粧台の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項１にかかる発明は、洗面ボウルキャビネットの後方側から略鉛直に立設されるミラーキャビネットと、上記ミラーキャビネットに形成される前面に開放的な略箱状の収納棚と、上記収納棚を前面から覆って閉状態とすることが可能な炬形板状の洗面ミラーとを具備する洗面化粧台において、
複数の長尺材を互いに枢動自在、かつ、直鎖状に連結して形成したヒンジの一端を上記洗面ミラーと鉛直軸により回転自在に連結し、もう一端を上記キャビネットと鉛直軸により回転自在に連結するとともに、上記洗面ミラーの左右両端部には、上記洗面ミラーの左右両端部を上記ミラーキャビネットと接して回転あるいは離反可能とする着脱自在なヒンジ機構が備えられる構成としてある。
【０００５】
上記のように構成した請求項１にかかる発明において、上記洗面ボウルキャビネットの後方側に上記ミラーキャビネットが立設され、同ミラーキャビネットに前面側に開放的な上記収納棚が備えられる。上記収納棚は、上記洗面ミラーが前面から覆うことにより閉状態とすることが可能となる。さらに、上記洗面ミラーを、複数の長尺材を互いに枢動自在、かつ、直鎖状に連結して形成したヒンジの一端と鉛直な軸をもって回転自在に連結する。一方、上記収納棚が設けられた上記キャビネットを、上記ヒンジの上記洗面ミラーが連結されないもう一端と連結する。こうして、上記洗面ミラーは、上記キャビネットと相互に連結される。
【０００６】
ここで、上記洗面ミラーと上記ヒンジとの連結部と、上記ヒンジの長尺材同士の連結部と、上記キャビネットと上記ヒンジとの連結部は回転可能であるため、上記洗面ミラーは上記キャビネットに対して回転可能となる。さらに、上記ヒンジは、複数の長尺材を互いに枢動自在に連結して形成してあるため、上記ヒンジの屈曲状態と伸長状態との範囲で末端同士の相対位置を変化させることができる。従って、上記ヒンジの両端に連結された上記洗面ミラーと上記ミラーキャビネットは相対位置を変化させることができる。すなわち、上記ミラーキャビネットの前面側に連結される上記洗面ミラーは、上記ヒンジが伸長状態となるとき前面側に変位して上記収納棚を解放状態とする。なお、このとき上記洗面ミラーは回転可能に連結されるため所望の方向に回動させることができる。一方、上記ヒンジが屈曲状態となるとき上記洗面ミラーは上記ミラーキャビネットに接近する。このとき上記洗面ミラーを上記収納棚と略平行に配向させれば上記収納棚を閉状態とすることができる。
【０００７】
さらに、上記ヒンジ機構は上記洗面ミラーの左右両端に備えられるため、左端を離反させるとともに、右端を上記ミラーキャビネットに接して回転させれば、左側を開放的とするように上記洗面ミラーを回動開きをさせることが可能となる。同様に、右端を離反させるとともに、左端を上記ミラーキャビネットに接して回転させれば、右側を開放的とするように上記洗面ミラーを回動開きをさせることもできる。すなわち、左右両開きが可能なため使い勝手がよい。さらに、上記洗面ミラーの左右両端とも上記ミラーキャビネットから離間させれば、上記洗面ミラーを前面側に引き出して使用することも可能である。
【０００８】
ここで上記ヒンジの配設個数は特に限定されず、上記洗面ミラーの形状、重さ等に応じて変更することができる。例えば、大型の洗面ミラーを保持するのであれば、ヒンジの個数を増加させればよい。また、上記ヒンジは、複数の長尺材を互いに回動自在、かつ、直鎖状に連結してあればよく、長尺材の枚数も特に限定されない。例えば、上記洗面ミラーの変位量を大きくしたいのであれば、多数の長尺材を直鎖状に連結したヒンジを使用して、伸長量を増大させればよい。
【０００９】
また、請求項２にかかる発明は、洗面ボウルキャビネットの後方側から略鉛直に立設されるミラーキャビネットと、上記ミラーキャビネットに形成される前面に開放的な略箱状の収納棚と、上記収納棚を前面から覆って閉状態とすることが可能な炬形板状の洗面ミラーとを具備する洗面化粧台において、
少なくとも互いにスライド可能な第一部材と第二部材とからなるスライドレールの同第一部材を上記洗面ミラーと鉛直軸により回転自在に連結し、同第二部材を上記キャビネットと鉛直軸により回転自在に連結するするとともに、上記洗面ミラーの左右両端部には、上記洗面ミラーの左右両端部を上記ミラーキャビネットと接して回転あるいは離反可能とする着脱自在なヒンジ機構が備えられる構成としてある。
【００１０】
上記のように構成した請求項２にかかる発明において、上記洗面ボウルキャビネットの後方側に上記ミラーキャビネットが立設され、同ミラーキャビネットに前面側に開放的な上記収納棚が備えられる。上記収納棚は、上記洗面ミラーが前面から覆うことにより閉状態とすることが可能となる。さらに、上記洗面ミラーを、上記スライドレールの上記第一部材と鉛直な軸をもって回転自在に連結する。一方、上記収納棚が設けられた上記ミラーキャビネットを、上記スライドレールの上記第一部材にスライド可能な第二部材と鉛直な軸をもって回転自在に連結する。こうして、上記洗面ミラーは、上記ミラーキャビネットと相互に連結される。
【００１１】
ここで、上記洗面ミラーと上記スライドレールとの連結部と、上記ミラーキャビネットと上記スライドレールとの連結部は回転可能であるため、上記洗面ミラーは上記ミラーキャビネットに対して回転可能となる。さらに、上記スライドレールは、スライド可能であるため、上記スライドレールの収縮状態と伸長状態との範囲で両端同士の相対位置を変化させることができる。従って、互いにスライド可能な第一部材および第二部材に連結された上記洗面ミラーと上記ミラーキャビネットは相対位置を変化させることができる。すなわち、上記ミラーキャビネットの前面側に連結される上記洗面ミラーは、上記スライドレールが伸長状態となるとき前面側に変位して上記収納棚を解放状態とする。なお、このとき上記洗面ミラーは回転可能に連結されるため所望の方向に配向させることができる。一方、上記スライドレールが収縮状態となるとき上記洗面ミラーは上記ミラーキャビネットに接近する。なお、このとき上記洗面ミラーを上記収納棚と略平行に配向させれば上記収納棚を閉状態とすることができる。
【００１２】
さらに、上記ヒンジ機構は上記洗面ミラーの左右両端に備えられるため、左端を離反させるとともに、右端を上記ミラーキャビネットに接して回転させれば、左側を開放的とするように上記洗面ミラーを回動開きをさせることが可能となる。同様に、右端を離反させるとともに、左端を上記ミラーキャビネットに接して回転させれば、右側を開放的とするように上記洗面ミラーを回動開きをさせることもできる。すなわち、左右両開きが可能なため使い勝手がよい。さらに、上記洗面ミラーの左右両端とも上記ミラーキャビネットから離間させれば、上記洗面ミラーを前面側に引き出して使用することも可能である。
【００１３】
ここで、上記スライドレールは少なくとも互いにスライド可能な第一部材と第二部材とが含まれていればよく、これらの部材の間に他の部材が介在する構成であってもよい。例えば、第一の部材と第二に部材の間に第三の部材を介在させて、これらを全て互いにスライド可能にすることで、上記スライドレールの伸長量を増加させるものとしてもよい。むろん、上記スライドレールの配設個数も適宜変更可能である。
【００１４】
また、請求項３にかかる発明は、上記ヒンジ機構は、上記収納棚を閉状態としたときに、上記洗面ミラーの左右両端面に所定の間隔を隔てて対向する壁面と、上記壁面から上記洗面ミラーの幅方向中央に向かって突出する凸部とを具備するとともに、上記凸部は、上記洗面ミラーの幅方向端面に前面側から当接する構成としてある。
【００１５】
上記のように構成した請求項３にかかる発明において、上記収納棚を上記洗面ミラーで覆って閉状態としたとき、上記洗面ミラーの左右の両端面に所定の間隔を隔てて対向する壁面が形成される。さらに、同壁面には、上記洗面ミラーの幅方向中央に向かって突出する凸部が形成され、同凸部が上記洗面ミラーの左右端部に前面側から当接する。すなわち、上記洗面ミラーの左右両端部を上記キャビネット側に拘束することが可能となる。ただし、上記洗面ミラーの左右両端部を固定することはないため、同両端部を上記ミラーキャビネットに接して回転させることも可能である。
【００１６】
また、上記洗面ミラーの左右の両端面と上記壁面は所定の間隔を隔てて対向するため、上記洗面ミラーを幅方向に同間隔の分だけずらすことができる。従って、上記洗面ミラーを左方向にずらすと、同洗面ミラーの右端と、これに対向する上記壁面との間隔が増大する。すると、同洗面ミラーの右端と、これに対向する上記壁面に設けられた上記凸部との当接量が減少して、同洗面ミラーの右端を前方に離反させやすくすることができる。同様に、上記洗面ミラーを右方向にずらすと、同洗面ミラーの左端を前方に離反させやすくすることができる。
【００１７】
また、請求項４にかかる発明は、上記固定機構は、上記洗面ミラーの四隅において上記洗面ミラーと上記ミラーキャビネットのいずれか一方に軸が鉛直方向に配向した軸突起を配設し、同軸突起が配設されないもう一方に同軸突起を軸受けするための凹部を設け、上記洗面ミラーの上下二対の同軸突起と同凹部の軸位置をそれぞれ一致させることにより上記洗面ミラーを左右両端の鉛直軸により回転可能に連結するとともに、上記軸突起は略柱状部材であって、所定の範囲で軸方向にスライド可能に保持され、軸方向の底面から頂点に向かって及ぼされる弾性力を発揮する弾性部材により支持されることにより、頂点に向かって突出して上記軸受けに挿入された軸受け状態を保持し、上記弾性力に抗して押し下げられると軸受け状態を解除する構成としてある。
【００１８】
上記のように構成した請求項４にかかる発明において、上記洗面ミラーは、上下の軸位置を一致させられ、かつ、軸方向が鉛直な左右二対の上記軸突起と上記凹部とにより連結されるため、上記軸突起と上記凹部を鉛直な回転軸として上記洗面ミラーを回転させることが可能となる。上記軸突起は軸方向の底面から頂点に向かって弾性力を発揮する弾性部材によって頂点に向かって突出させられると、上記凹部に上記軸突起が挿入される軸受け状態となる。一方、上記弾性力に抗して上記軸突起を押し下げると下方にスライドして、上記凹部に係合しなくなり軸受け状態が解除される。
【００１９】
ここで、上記洗面ミラーの右側の上記軸突起を軸受け状態としつつ、左側の上記軸突起の軸受け状態を解除すると、右側の上記軸突起が回転軸となり上記収納棚の左側を開放的にするように洗面ミラーが回転させることが可能となる。同様に、上記洗面ミラーの左側の上記軸突起を軸受け状態としつつ、右側の上記軸突起の軸受け状態を解除すると、上記収納棚の右側を開放的にするように洗面ミラーを回転させることが可能となる。
【００２０】
さらに、請求項５にかかる発明は、上記洗面ミラーの左右両端に設けられる一対の上記軸突起は、長尺板状の連動アームの両端のそれぞれに接合されるとともに、上記連動アームは、当該一対の上記軸突起の間に設けられた支点により回動可能に支持され、左右一方の同軸突起の軸受け状態を解除するべく同軸突起を押し下げると、当該軸突起とともに上記連動アームの一端が押し下げられることにより連動アームが上記回転軸により回動し、押し下げられていない軸突起が同連動アームのもう一端とともに押し上げられる構成としてある。
【００２１】
上記のように構成した請求項５にかかる発明において、上記連動アームは、上記洗面ミラーの略中央位置に設けられた支点により回動可能に支持される。さらに、上記連動アームの左右両端のそれぞれに一対の軸突起がそれぞれ接合される。すなわち、一方の上記軸突起を押し下げることにより、当該軸突起が接合された側の上記連動アームの端部も押し下げられる。同時に、上記回転軸を挟んで反対側に位置する上記連動アームのもう一端ととともに、押し下げられなかった上記軸突起が同軸突起の頂点方向に押し上げられる。従って、一方の軸突起を押し下げて軸受け状態を解除すると、もう一方の軸突起の軸受け状態を強化することが可能となる。
【００２２】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１および請求項２にかかる発明によれば、左右両方ともに解放可能であるとともに前方にスライド可能な洗面ミラーを具備する洗面化粧台を提供することができる。
請求項３にかかる発明によれば、洗面ミラーの左右両端を適度にミラーキャビネット側に拘束させることができる。
請求項４にかかる発明によれば、洗面ミラーの開扉動作を安定させることができる。
請求項５にかかる発明によれば、洗面ミラーを確実に片側に解放させることが可能となる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施形態について説明する。
（１）第一の実施形態：
（２）第二の実施形態：
【００２４】
（１）第一の実施形態
図１は、本発明の第一の実施形態にかかる洗面化粧台を正面から見て示している。同図において、洗面化粧台１０の高さ方向中央には略半球状の洗面ボウル２０が球面を下に向けて備えられている。洗面ボウル２０の奥側には、洗面ボウル２０に給水、給湯をするための蛇口４０が備えられている。一方、洗面ボウルの下側には、洗面ボウル２０を下側から支持する略箱状の下収納棚５０が備えられている。また、同収納棚５０の前方には、水平方向に開扉可能な扉５０ａ，５０ｂが備えられ、同扉５０ａ，５０ｂを開閉させることで、収納物の出し入れが可能な解放状態と、収納時の閉状態とにすることが可能となっている。
【００２５】
また、洗面ボウル２０の背面側から上方に向かって立設されたミラーキャビネット３０が上方に三枚の洗面ミラー６０，７０，８０を鉛直に保持している。洗面ミラー６０，７０，８０は、センターミラー７０と左サイドミラー６０と右サイドミラー８０とが個々に独立している。また、センターミラー７０、左サイドミラー６０、右サイドミラー８０は全て炬形板状となっており、下端面および上端面を水平としつつ、左右端面を鉛直とするように保持されている。
【００２６】
センターミラー７０と左サイドミラー６０と右サイドミラー８０を前面側に支持するミラーキャビネット３０の各洗面ミラーの背面側には収納棚が前面側に開放的にとなるように設けられている。センターミラー７０に前面側から覆われる部位には収納棚７５が備えられ、左サイドミラー６０に前面側から覆われる部位には収納棚６５が形成され、右サイドミラー８０に前面側から覆われる部位には棚８５が形成されている。そして、各洗面ミラー６０，７０，８０は開扉することが可能となっており、同洗面ミラー６０，７０，８０をそれぞれ開扉すると、収納棚６５，７５，８５は前面側に開放的になり、収納物の出し入れが可能となる。一方、図１に示すように各洗面ミラー６０，７０，８０を閉状態とすることで、各洗面ミラー６０，７０，８０が前面方向に垂直に正立して鏡として使用することが可能となっている。
【００２７】
図２は、右サイドミラー８０を開扉させて収納棚８５を開放的にした状態を示している。同図において、ミラーキャビネット３０の右側部分には、前面側に開放的な収納棚８５が設けられており、この収納棚８５は、通常時において右サイドミラー８０にて隠されている。右サイドミラー８０は、厚みを有する炬形板状の保持板８１の前面側に保持されていてる。また、同保持板８１は左右端面が外側に半円状となるように形成されている。一方、保持板８１の下側端面の左右両端には、左右一対の取っ手８１ａ，８１ｂが形成されており、下側から指を掛けることが可能となっている
【００２８】
図３は、右サイドミラー８０を閉じて収納棚８５閉状態としたミラーキャビネット３０を上方から見て示している。同図において、収納棚８５の天板に相当するミラーキャビネット３０の水平面３０ａの前方側に、保持板８１を収容する凹部が形成されている。同凹部は、支持板８１の背面に対向する壁面３０ａ１と、支持板８１の左右端面に対向する壁面３０ａ２，３０ａ３とで構成されており、支持板８１の左右端面と壁面３０ａ２，３０ａ３とは所定の間隔が隔てられている。従って、この間隔の合計の範囲内において支持板８１は左右に移動可能となっている。一方、壁面３０ａ２，３０ａ３の前面側には、凸部３０ａ４，３０ａ５が形成されており、それぞれ同量の突出量だけ右サイドミラー８０の幅方向中央に向かって突出している。ここで、支持板８１の左右端面と壁面３０ａ２，３０ａ３との間隔の合計は、凸部３０ａ４，３０ａ５のそれぞれの突出量よりわずかに大きいものとなっている。一方、収納棚８５の底板に相当するミラーキャビネット３０の水平面３０ｂについても、同様に凸部、壁面が設けられ保持板８１が収容可能に形成されている。
【００２９】
保持板８１とミラーキャビネット３０は上下一対のヒンジ９３，９４により連結されている。図３は、ヒンジ９３を斜めから見て示している。同図においてヒンジ９３は、長尺板材９３ａ，９３ｂと連結軸９３ｃとで構成されている。長尺板材９３ａの長さ方向両端には、円柱形の貫通穴９３ａ１，９３ａ２が形成され、同様に長尺板材９３ｂには貫通穴９３ｂ１，９３ｂ２が形成されている。
【００３０】
そして、貫通穴９３ａ２と貫通穴９３ｂ２とが同一軸上に重なるように長尺板材９３ａ，９３ｂを重ね合わせ、貫通穴９３ａ２と貫通穴９３ｂ２に対して連結軸９３ｃを挿入させることにより長尺板材９３ａ，９３ｂを互い枢動可能に連結している。なお、連結軸９３ｃの上端および下端には、貫通穴９３ａ２，９３ｂ２より広径の抜け止め部９３ｃ１，９３ｃ２が設けられているため、連結軸９３ｃが抜けてしまうことが防止されている。一方、下側ヒンジ９４は、上側ヒンジ９３と全く同様の構成となっている。
【００３１】
図５は、ヒンジ９３とミラーキャビネット３０との連結部を示している。なお、図の簡略化のため右サイドミラー８０を省略して示している。同図において、ミラーキャビネット３０および収納棚８５の水平面部３０ａには、ヒンジ９３を収容するための肉薄部３０ｄが収納棚８５の左右略中央に設けられている。同肉薄部３０ｄの左右略中央部において、ヒンジ９３の長尺板材９３ｂの一端に設けられた貫通穴９３ｂ１にボルト９６の軸部分を下側から鉛直方向上側に向かって貫通させつつ、ボルト９６を肉薄部３０ｄに螺設している。
【００３２】
なお、ボルト９６の軸部分の径は貫通穴９３ｂ１の径よりやや小さく形成してあるため、ヒンジ９３はボルト９６の軸部分を回転軸として回動可能となっている。また、ヒンジ９３と肉薄部３０ｄとの間には環状のスぺーサー８３ｅが取り付けられるため、長尺板材９３ａ，９３ｂの連結軸９３ｃの抜け止め部９３ｃ１が肉薄部３０ｄに干渉することが防止されている。一方、下側ヒンジ９４も、同様にミラーキャビネット３０の収納棚８５の底面に相当する水平面部３０ｂに回転可能に連結されている。
【００３３】
図６は、ヒンジ９３を保持板８１に連結する状態を示している。同図において、保持板８１の背面の上方部分が見えており、同部分にはヒンジ９４を収容するための凹部８１ｃが設けられている。凹部８１ｃの左右略中央部には、円棒９７が同凹部８１ｃの下面から上面にわたって鉛直に架け渡されている。同円棒９７には、スぺーサー８１ｅ，８１ｆが貫通させられ、これらによって上下から挟み込むようにヒンジ９３の長尺板材９３ａの一端を保持している。
【００３４】
また、貫通穴９３ａ１を同貫通穴９３ａ１の内径よりやや小径の円棒９７で貫通させて連結してあるため、ヒンジ９３は円棒９７を鉛直回転軸として回転可能となっている。なお、ヒンジ９３の上下方向の取り付け位置はスぺーサー８１ｅ，８１ｆによって調整されているため、長尺板材９３ａ，９３ｂの連結軸９３ｃの抜け止め部９３ｃ１，９３ｃ２が保持板８１に干渉することが防止されている。また、下側ヒンジ９４も、同様に保持板８１に回転可能に連結されている。
【００３５】
かかる構成により、図２に示すように洗面ミラー８０を開扉して収納棚８５を前面側に解放することが可能となる。以下、収納棚８５を閉状態から、図２に示す状態とするまでの動作について説明する。まず、保持板８１の下端面の左側に設けられた取っ手８１ａに指を掛けて支持板８１を右側にずらすと、図７に示すように支持板８１の右端面が壁面３０ａ２に当接する。このとき、支持板８１の左側には、凸部３０ａ５の内側への突出量よりわずかに広い間隔が形成される。従って、取っ手８１ａを前方に引くと、保持板８１の左側が凸部３０ａ５に干渉することなくミラーキャビネット３０から離間する。一方、支持板８１の右端面は凸部３０ａ４により、ミラーキャビネット３０側に拘束されている。
【００３６】
さらに、取っ手８１ａを前方に引くと、洗面ミラー８０の左側を自由端とし、洗面ミラー８０の右側を固定端として保持板８１が回動することとなる。なお、凸部３０ａ４は、支持板８１の右端部をミラーキャビネット３０側に拘束するのみで、支持板８１の回動の妨げにならない。また、保持板８１の右端面は、外側に半円状となるように形成されているため、壁面３０ａ１，３０ａ２に当接しつつスムーズに回転することが可能となっている。
【００３７】
以上の動作において、ヒンジ９３は、閉状態のときには、長尺板材９３ａ，９３ｂがなす角度が鋭角となるように互いに重ね合うようにしている。このようにすれば、ミラーキャビネット３０側に連結した貫通穴９３ｂ１と保持板８１側に連結した貫通穴９３ａ１が接近し、保持板８１をミラーキャビネット３０に近接させることができる。図２に示すような開放状態では、長尺板材９３ａ，９３ｂのなす角度を鈍角化するように、長尺板材９３ａ，９３ｂが連結軸９３ｃにより互いに枢動し、ミラーキャビネット３０側に連結した貫通穴９３ｂ１と保持板８１側に連結した貫通穴８３ａ１とを遠ざけている。
【００３８】
また、上述したようにヒンジ９３はミラーキャビネット３０と保持板８１に対して回転可能に連結されているため、右サイドミラー８０の左側のみをミラーキャビネット３０から離間させるように保持板８１を配向させることができる。下側のヒンジ９４についても同様に、長尺板材が互いに鈍角をなしているとともに、保持板８１を右サイドミラー８０の左側のみをミラーキャビネット３０から離間させる方向に配向させることができる。なお、ヒンジ９３，９４と保持板８１およびミラーキャビネット３０との連結軸は鉛直に配向されているため、保持板８１全体を鉛直方向の回転軸で回転させやすくなっている。
【００３９】
図８は、収納棚８５が解放的とされる状態であって、図２とは別の状態を示している。同図においては、右側の取っ手８１ｂを手前側に引っ張ることにより、保持板８１の右側のみをミラーキャビネット３０から離間させている。ヒンジ９３は長尺板材９３ａ，８３ｂを略一直線状とするように伸長して、ミラーキャビネット３０側に連結した貫通穴９３ｂ１と保持板８１側に連結した貫通穴９３ａ１とを最大限遠ざけている。下側ヒンジ９４も同様に最大限伸長している。
【００４０】
本状態とする課程においても、閉状態から保持板８０を左方向にずらすことにより、凸部３０ａ４による保持板８１の右端部の拘束を解除しつつ、同保持板８１の右端部をミラーキャビネット３０から離間させればよい。ヒンジ９３，９４は保持板８１を回転可能に連結しているため、保持板８１を右側のみ離間させるように配向させることが可能である。
【００４１】
かかる構成により、収納棚８５の左右いずれの側を開放的にさせる方向にも右サイドミラー８０を開扉させることができるため、使い勝手のよい洗面化粧台となる。すなわち、図２に示す状態においては、洗面化粧台１０の中央側から収納棚８５に手を差し出して物の出し入れがしやすいし、図６に示す状態とすれば、センタミラー７０と右サイドミラー８０とを所定の角度をもって対向させることができるため二面境として使用することが可能となる。さらに、左サイドミラー６０も右サイドミラー８０と同構造とし図５に示す状態と左右対象の状態とすれば、全体として三面境として使用することも可能である。
【００４２】
また、図９に示すように保持板８１左右両端をともにミラーキャビネット３０から離間させることも可能である。この場合、右サイドミラー８０を正面に配向させたまま平行に前面側に移動させることも可能である。従って、通常であれば、洗面ボウルに阻害されるため右サイドミラー８０に顔を近づけて化粧等をすることが困難であるが、このように前方に平行移動をさせることにより、鏡を顔を近づけることも容易となる。さらに、前方に引き出した状態から、右サイドミラー８０を所望の角度に水平回転させることができるため、使い勝手がよい。
【００４３】
以上、右サイドミラーについて説明したが、本発明はセンターミラー７０に対しても有用である。センターミラー７０の背面側にも収納棚７５が備えられるため左右両側に開くことが可能であれば、自己の立ち位置等に応じて使いやすい側を選択して解放させれば収納物の出し入れが容易となる。センターミラー７０は、右サイドミラー８０よりも面積が大きく、重いため、ヒンジの個数を増加して補強したり、ヒンジを構成する長尺板材の長さを長くしたり、連結枚数を増加させて伸長量を大きくして対応することも可能である。また、左サイドミラー６０について有用であることは言うまでもない。
【００４４】
（２）第二の実施形態
図１０は、本発明の第二の実施形態にかかる洗面化粧台を斜めから見て示している。収納棚１８５の天板に相当するミラーキャビネット１３０の水平面１３０ａが前方に延設されており、保持板１８１を閉じて収納棚１８５を閉状態としたときには、水平面１３０ａの前方部分が保持板１８１の上端面を上側から覆うように形成されている。保持板１８１の下端面も同様に、保持板１８１を閉じて収納棚１８５を閉状態としたときには、ミラーキャビネット１３０の水平面１３０ｂにより覆われるように形成されている。
【００４５】
保持板１８１の上端面の左右両端には、上方に向かって突出する一対の円形断面を有する軸突起１８３ａ，１８３ｂが備えられ、閉状態としたときの当該軸突起１８３ａ，１８３ｂの対応位置には、下側に開口する軸受け穴１３１ａ，１３１ｂが水平面１３０ａに凹みを設けるようにして形成されている。なお、軸受け穴１３１ａ，１３１ｂは、軸突起１８３ａ，１８３ｂよりやや大きい形状となっている。
【００４６】
一方、保持板１８１の下端面の左右両端には、下方に向かって突出する一対の円形断面を有する軸突起１８３ｃ，１８３ｄが備えられ、閉状態としたときの当該軸突起１８３ｃ，１８３ｄの対応位置には、上側に開口する軸受け穴１３１ｃ，１３１ｄが水平面１３０ｂに凹みを設けるようにして形成されている。なお、軸受け穴１３１ｃ，１３１ｄは、軸突起１８３ｃ，１８３ｄよりやや大きい形状となっている。
【００４７】
また、右サイドミラー１８０の右端に位置する軸突起１８３ｂ、軸受け穴１３１ｂ、軸突起１８３ｄおよび軸受け穴１３１ｄは全て軸方向が鉛直方向に配向されているとともに、全て軸位置が同一鉛直線上となるように配置されている。同様に、右サイドミラー１８０の左端に位置する軸突起１８３ａ、軸受け穴１３１ａ、軸突起１８３ｃおよび軸受け穴１３１ｃも全て軸方向が鉛直方向に配向されているとともに、全て軸位置が同一鉛直線上となるように配置されている。
【００４８】
同図においては、右サイドミラー１８０の右端に位置する上下の軸突起１８３ｂ，１８３ｄが上下の軸受け穴１３１ｂ，１３１ｄに挿入された軸受け状態となっているとともに、右サイドミラー１８０の左端に位置する上下の軸突起１８３ａ，１８３ｃは上下の軸受け穴１３１ａ，１３１ｃに挿入されていない。また、保持板１８１の右側、左側端面の高さ方向中程には、それぞれ端面に凹みを設けて形成した取っ手１８１ａ，１８１ｂが備えられている。
【００４９】
かかる構成により、保持板１８１に保持された右サイドミラー１８０を安定して開扉させることが可能となる。すなわち、保持板１８１の左端を自由端として右サイドミラー１８０を開扉させるにあたり、保持板１８１の右端を上下二対の軸突起１８３ｂ，１８３ｄ、軸受け穴１３１ｂ，１３１ｄが一定位置に保持するため、安定した固定端を形成することとなる。さらに、上下二対の軸突起１８３ｂ，１８３ｄ、軸受け穴１３１ｂ，１３１ｄは円形断面を有する形状となっているため鉛直方向の回転軸として保持板１８１をスムーズに回動させることができる。また、保持板１８１の左端に備えられた取っ手１８１ａに指を掛けて手前に引くと開扉の操作がしやすい。
【００５０】
反対に図１１に示すように、保持板１８１の右端を自由端として右サイドミラー１８０を開扉させるには、右サイドミラー１８０の左端に位置する上下の軸突起１８３ａ，１８３ｃを上下の軸受け穴１３１ａ，１３１ｃに挿入させ、右サイドミラー１８０の左端に位置する上下の軸突起１８３ｂ，１８３ｄは上下の軸受け穴１３１ｃ，１３１ｄに挿入させないようにすればよい。このとき、保持板１８１の右端に備えられた取っ手１８１ｂに指を掛けて手前に引くと開扉の操作がしやすい。従って、右サイドミラー１８０は左右どちら側を自由端とした場合においても、安定して開扉させることが可能となっている。
【００５１】
図１２は、軸突起１８３ａ，１８３ｂの構造を分解図により示している。同図において、保持板１８１の背面側には左右両端の上面が高く形成された凹部１８１ｃが形成され、同凹部１８１ｃの上方にはスライダーヒンジ１９３を連結するための凹部１８１ｄが設けられている。凹部１８１ｃの内部には、連動部材１８７が備えられており、同連動部材１８７の両端にてバネ１８８ａ，１８８ｂを介して凹部１８１ｃの下面と接合している。そして、バネ１８８ａ，１８８ｂの上方に軸突起１８３ａ，１８３ｂが一体成型されている。軸突起１８３ａ，１８３ｂを架け渡すようにアーム部１８７ａが形成されており、同アーム部１８７ａの左右中央部は下方に延出され支点部１８７ｂが形成されている。なお、支点部１８７ｂの先端が凹部１８１ｃの下面に当接し、この当接部を支点としてアーム部１８７ａを傾動させることにより、左右のバネ１８８ａ，１８８ｂの収縮力を釣り合わせている。なお、バネ１８８ａ，１８８ｂは同一のものであるため、アーム部１８７ａは略水平となっている。
【００５２】
軸突起１８３ａ，１８３ｂの軸方向下方部分は、略円柱形状となっており、軸方向上方部分は先端に向かって細径となる略円錐形状となっている。そして、凹部１８１ｃの両端上面から保持板１８１の上端面まで貫通する円穴１８１ｅ，１８１ｆが形成され、軸突起１８３ａ，１８３ｂの軸方向上方部分が同円穴１８１ｅ，１８１ｆを介して保持板１８１の上端面から上方に突出している。さらに、突出した軸突起１８３ａ，１８３ｂの軸方向上方部分は、破線で示した軸受け穴１３１ａ，１３１ｂの軸方向中程まで到達している。
【００５３】
また、本状態においては、アーム部１８７ａは略水平であるため、軸突起１８３ａ，１８３ｂの突出量は同等となっている。ここで、軸突起１８３ａ，１８３ｂと軸受け穴１３１ａ，１３１ｂをこれらの軸方向に対して垂直な方向に移動させようとすると、軸突起１８３ａ，１８３ｂと軸受け穴１３１ａ，１３１ｂが干渉する。すなわち、軸突起１８３ａ，１８３ｂと軸受け穴１３１ａ，１３１ｂは軸受け状態となっており、軸突起１８３ａ，１８３ｂを下方に押し下げない限り、支持板１８１の左右両端をミラーキャビネットから離間させることができなくされている。なお、凹部１８１ｃは、通常使用時には蓋板１８６を取り付けることにより覆い隠される。ただし、後述するスライダーヒンジ１９３を連結するための凹部１８１ｄは蓋覆しないように窓部１８６ａが設けられている。
【００５４】
図１３は、図１２と同様に軸突起１８３ａ，１８３ｂの構造を分解図により示している。なお、同図においては、右側（洗面化粧台の正面から見ると左側、以下図１３の説明において同じ）の軸突起１８３ａは上方に向かって突出量は増加し、左側（洗面化粧台の正面から見ると右側、以下図１３の説明において同じ）の軸突起１８３ｂは下方に押し下げられている。破線で示した軸受け穴１３１ａ，１３１ｂに対しては、軸突起１８３ａの先端は軸受け穴１３１ｂの奥部まで到達し軸受け状態を強化し、軸突起１８３ｂは押し下げられることにより軸受け状態を解除している。
【００５５】
このとき、アーム部１８７ａは、押し下げられた軸突起１８３ｂとともに左側の端部が押し下げられ、中央の支点により傾動して右側の端部が押し上げられる。すなわち、アーム部１８７ａの右側の端部に接合された軸突起１８３ａが上方に向かって突出量を増加させる。軸突起１８３ｂを押し下げる力を解除すると、バネ１８３ａ３，１８３ｂ３の復元力により、図１２に示すようにアーム部１８７ａが略平水平とされつつ、左右の軸突起１８３ａ，１８３ｂの突出量が同等な状態に復帰させられる。すなわち、一方の軸突起が押し下げられている間のみ、もう一方の軸突起の軸受け状態を強化することができる。
【００５６】
なお、円穴１８１ｅ，１８１ｆの円周部分から下方に向かって突設されたガイド爪１８１ｇ，１８１ｈが軸突起１８３ａ，１８３ｂの側面に摺接することにより、軸突起１８３ａ，１８３ｂのスライド軌道を安定させる。また、下方の軸突起１８３ｃ，１８３ｄは、以上説明した軸突起１８３ａ，１８３ｂの構造を上下反転させた構造となっている。
【００５７】
このように左右の軸突起は押し下げ可能な構成となっているため、軸受け状態を解除して保持板１８１をミラーキャビネット１３０側から引き離すことが可能となる。すなわち、収納棚１８５を閉状態とするために、図１２に示すように左右両側を軸受け状態とすることができるし、図１０に示すように左側を自由端として開扉させるために、左側の軸突起１８３ａ，１８３ｃのみの軸受け状態を解除することが可能である。むろん、図１１に示すように右側を自由端として開扉させるために右側の軸突起１８３ｂ，１８３ｄのみの軸受け状態を解除することも可能となる。
【００５８】
閉状態から保持板１８１の左端を自由端として開扉をさせるためには、左端に設けられた取っ手１８１ａに指を掛けて手前に引けばよい。このとき、保持板１８１の左側に配設された軸突起１８３ａ，１８３ｃは、ミラーキャビネット１３０から離間しようとして、軸受け穴１３１ａ，１３１ｃの内壁面に当接するまで変位する。さらに手前に引くと、当該当接部分には軸突起１８３ａ，１８３ｃの剪断方向に荷重がかかることとなる。すると、当該当接部分は先端に向かって細径となる勾配形状となっているため、軸突起１８３ａ，１８３ｃは剪断方向の荷重から逃れようと押し下げられ、ついには軸受け状態が解除されることとなる。
【００５９】
同時に、右側の軸突起１８３ｂ，１８３ｄの突出量が増加して軸受け状態が強化される。従って、保持板１８１は一体部材であるため左端の取っ手１８１ａを手前に引く力が保持板１８１を介して右端部にも及ぶものの、同時に右側の軸突起１８３ｂ，１８３ｄの軸受け状態は強化されているため、保持板１８１の右端がミラーキャビネット１３０から離間してしまうことが防止できる。すなわち、確実に意図した側のみをミラーキャビネット１３０から離間させることができるが可能となる。
【００６０】
なお、ある程度保持板１８１の左側端部がミラーキャビネット１３０から離間して軸突起１８３ｂ，１８３ｄがミラーキャビネット１３０の外側に変位すると、軸突起１８３ｂ，１８３ｄは下側に押し下げる力から開放される。すると、バネ１８３ａ３，１８３ｂ３の復元力により図１２の状態に復帰する。このとき、右側の軸突起１８３ａ，１８３ｃは、突出量が減少するものの軸受け状態は維持しているため、支持板１８１の右端にて鉛直な回転軸として機能し続ける。従って、支持板１８１の左端を自由端として右サイドミラー１８０を回転開きさせることができる。
【００６１】
さらに、支持板１８１の左端を自由端として回転開きを開始した後に支持板１８１の右端を離間させることも可能である。すなわち、ある程度保持板１８１の左側端部がミラーキャビネット１３０から離間して軸突起１８３ｂ，１８３ｄがミラーキャビネット１３０の外側に変位すると、右側の軸突起１８３ａ，１８３ｃの軸受け状態は通常となるため、右側の取っ手１８１ｂに指を掛けて強く引けば右端を離間させることができる。つまり、左右両端を順に離間させることにより、左右両端をともにミラーキャビネット１３０から離間させることが可能となる。
【００６２】
本実施形態において保持板１８１は、上下のスライダーヒンジ１９３，１９４を介してミラーキャビネット１３０と連結されている。図１４は、上側のスライダーヒンジ１９３を斜め上方から見て示している。上側のスライダーヒンジ１９３は、筒状部材１９３ａと板状部材１９３ｂとで構成され、筒状部材１９３ａは、板状部材１９３ｂより高さ方向および幅方向がやや大きい開口部１９３ａ２を内部に有している。
【００６３】
同開口部１９３ａ２は、板状部材１９３ｂの長さ方向の一端を収容しつつ、長さ方向に所定量スライド可能に保持している。なお、板状部材１９３ｂと筒状部材１９３ａとの間には図示しないベアリングが備えられ、スライドの際の摩擦抵抗を軽減させている。また、板状部材１９３ｂのスライド量を所定の範囲に規制するとともに、筒状部材１９３ａから抜けてしまわないようにするためのストッパー機構も備えられている。スライド方向の外側となる筒状部材１９３ａの一端には、連結穴１９３ａ１が設けられ、同様に、スライド方向の外側となる板状部材１９３ｂの一端には、連結穴１９３ｂ１が設けられている。
【００６４】
図１５は、収納棚１８５が閉状態となるときのスライダーヒンジ１９３の状態を上方から見て示している。同図において、鉛直軸１９５を連結穴１９３ａ１に貫通させて保持することにより、スライダーヒンジ１９３はミラーキャビネット１３０に対して水平方向に回転可能に取り付けられている。同様に、板状部材１９３ｂの連結穴１９３ｂ１も、鉛直軸１９６に貫通させられつつ保持板１８１に対して回転可能に取り付けられている。なお、板状部材１９３ｂの保持板１８１に対する取り付け位置は、図１２，１３において示した凹部１８１ｄの左右略中央位置となっている。一方、下側のスライダーヒンジ１９４も同様に、スライド可能であるとともに、ミラーキャビネット１３０、保持板１８１に回転可能に連結されている。
【００６５】
本図のような閉状態においては、スライダーヒンジ１９３は収縮している。このとき、筒状部材１９３ａが保持板１８１に干渉してしまわないように、鉛直軸１９６は、ミラーキャビネット１３０の奥側中央位置に配置されている。図１６は、保持板１８１の右端を自由端として開扉させたときのスライダーヒンジ１９３の状態を示している。同図において、スライダーヒンジ１９３は伸長しつつ、保持板１８１側の鉛直軸１９６を軸として回転させることで、保持板１８１を右側に開放的となるように配向させるとともに、自己がミラーキャビネット１３０側の鉛直軸１９５を軸として回転することで、保持板１８１の開扉角度を最大限広角にしている。
【００６６】
このように、ミラーキャビネット１３０と保持板１８１との連結にスライダーヒンジを使用して、回動可能に連結することにより、保持板１８１を回動可能かつ前方に変位可能とすることができる。従って、前実施形態と同様に、左右両開きが可能な使い勝手のよい洗面化粧台を提供することが可能となる。また、本実施形態においても保持板１８１の左右両端をともにミラーキャビネット１３０から離間させて、右サイドミラー１８０を前面方向に平行移動させることが可能である。特に、本実施形態においてはスライダーヒンジ１９３，１９４を使用しているため前方方向への直進安定性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一の実施形態にかかる洗面化粧台の正面図
【図２】第一の実施形態にかかる洗面化粧台の斜視図
【図３】第一の実施形態にかかる洗面化粧台の上面図
【図４】第一の実施形態にかかるヒンジの斜視図
【図５】第一の実施形態にかかるヒンジをミラーキャビネットに取り付けた状態を示した図
【図６】第一の実施形態にかかるヒンジを保持板に取り付けた状態を示した図
【図７】第一の実施形態にかかる洗面化粧台の上面図
【図８】第一の実施形態にかかる洗面化粧台の斜視図
【図９】第一の実施形態にかかる洗面化粧台の斜視図
【図１０】第二の実施形態にかかる洗面化粧台の斜視図
【図１１】第二の実施形態にかかる洗面化粧台の斜視図
【図１２】第二の実施形態にかかる保持板の分解図
【図１３】第二の実施形態にかかる保持板の分解図
【図１４】第二の実施形態にかかるスライダーヒンジの斜視図
【図１５】第二の実施形態にかかるスライダーヒンジの使用状態を表す上面図
【図１６】第二の実施形態にかかるスライダーヒンジの使用状態を表す上面図
【符号の説明】
１０…洗面化粧台
２０…洗面ボウル
３０，１３０…ミラーキャビネット
４０…蛇口
５０…下収納棚
６０…左サイドミラー
６５…収納棚
７０…センターミラー
７５…収納棚
８０，１８０…右サイドミラー
８１…保持板
８１ａ，１８１ａ…取っ手
８１ｂ，１８１ｂ…取っ手
８３ｅ…スぺーサー
８５，１８５…収納棚
９３，９４…ヒンジ
９６…ボルト
９７…円棒
１３０…ミラーキャビネット
１３１ａ〜１３１ｄ…軸受け穴
１８１ｇ，ｈ…ガイド爪
１８３ａ〜１８３ｄ…軸突起
１８６…蓋板
１８７…連動部材
１９３，１９４…スライダーヒンジ
１９５，１９６…鉛直軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vanity, and more particularly to a vanity having a storage shelf on the back of a vanity mirror.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as this type of vanity, one having a vertical rotation shaft at both left and right ends of a vanity mirror is known (see, for example, Patent Document 1).
With this configuration, by selecting one of the vertical rotation shafts at the left and right ends, the wash mirror can be opened in a desired direction.
[Patent Document 1]
JP 2002-320521 A
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described vanity table, the left and right ends of the wash mirror can only be rotated by the vertical rotation shafts, so even if you want to work with the mirror close to your face, you cannot use the wash mirror by pulling it forward. There was a problem.
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a bathroom vanity in which a bathroom mirror can be translated forward and can be opened both left and right.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is a mirror cabinet standing substantially vertically from the rear side of the wash bowl cabinet, and a substantially box-shaped storage open on the front surface formed in the mirror cabinet. In a bathroom vanity comprising a shelf and a bowl-shaped wash mirror that can be closed by covering the storage shelf from the front,
One end of a hinge formed by connecting a plurality of long materials in a linear manner and being connected in a straight line is connected to the wash mirror and a vertical axis to be rotatable, and the other end is rotatable to the cabinet and a vertical axis. And the left and right ends of the wash mirror are provided with detachable hinge mechanisms that allow the left and right ends of the wash mirror to be in contact with the mirror cabinet and to be rotated or separated.
[0005]
In the invention according to claim 1 configured as described above, the mirror cabinet is erected on the rear side of the wash bowl cabinet, and the open storage shelf is provided on the front side of the mirror cabinet. The storage shelf can be closed when the wash mirror is covered from the front. Further, the wash mirror is connected to one end of a hinge formed by linearly connecting a plurality of elongate members with each other and rotatable with a vertical axis. On the other hand, the cabinet provided with the storage shelf is connected to the other end to which the wash mirror of the hinge is not connected. Thus, the wash mirror is connected to the cabinet.
[0006]
Here, since the connecting part of the wash mirror and the hinge, the connecting part of the long members of the hinge, and the connecting part of the cabinet and the hinge are rotatable, the wash mirror is attached to the cabinet. In contrast, it can be rotated. Further, since the hinge is formed by pivotally connecting a plurality of long members, the relative positions of the ends can be changed in a range between the bent state and the extended state of the hinge. Therefore, the relative position of the wash mirror and the mirror cabinet connected to both ends of the hinge can be changed. That is, the wash mirror connected to the front side of the mirror cabinet is displaced to the front side when the hinge is in an extended state, thereby releasing the storage shelf. At this time, since the wash mirror is rotatably connected, it can be rotated in a desired direction. On the other hand, when the hinge is bent, the wash mirror approaches the mirror cabinet. At this time, if the wash mirror is oriented substantially parallel to the storage shelf, the storage shelf can be closed.
[0007]
Further, since the hinge mechanism is provided at both the left and right ends of the wash mirror, the wash mirror is rotated so that the left end is separated and the left end is opened by rotating the right end in contact with the mirror cabinet. It can be opened. Similarly, if the right end is separated and the left end is rotated in contact with the mirror cabinet, the wash mirror can be pivoted open so that the right side is open. That is, it is easy to use because it can be opened left and right. Furthermore, if both the left and right ends of the wash mirror are separated from the mirror cabinet, the wash mirror can be pulled out to the front side and used.
[0008]
Here, the number of the hinges is not particularly limited, and can be changed according to the shape and weight of the wash mirror. For example, if a large wash mirror is held, the number of hinges may be increased. Moreover, the said hinge should just mutually connect several elongate materials in the linear form, and the number of elongate materials is not specifically limited. For example, if it is desired to increase the amount of displacement of the wash mirror, the amount of extension may be increased by using a hinge in which a number of long materials are connected in a straight line.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a mirror cabinet erected substantially vertically from the rear side of the wash bowl cabinet, a substantially box-shaped storage shelf open to the front surface formed in the mirror cabinet, and the storage In a bathroom vanity comprising a bowl-shaped plate-shaped wash mirror that can be closed by covering the shelf from the front,
The first member of the slide rail composed of at least a first member and a second member that are slidable with each other is rotatably connected to the wash mirror and a vertical axis, and the second member is rotatable to the cabinet and the vertical axis. While being connected, the left and right ends of the wash mirror are provided with detachable hinge mechanisms that allow the left and right ends of the wash mirror to contact or rotate the mirror cabinet.
[0010]
In the invention according to claim 2 configured as described above, the mirror cabinet is erected on the rear side of the wash bowl cabinet, and the open storage shelf is provided on the front side of the mirror cabinet. The storage shelf can be closed when the wash mirror is covered from the front. Further, the wash mirror is rotatably connected to the first member of the slide rail with a vertical axis. On the other hand, the mirror cabinet provided with the storage shelf is rotatably connected to a second member slidable on the first member of the slide rail with a vertical axis. Thus, the wash mirror is connected to the mirror cabinet.
[0011]
Here, since the connection part of the said wash mirror and the said slide rail and the connection part of the said mirror cabinet and the said slide rail are rotatable, the said wash mirror can be rotated with respect to the said mirror cabinet. Furthermore, since the slide rail is slidable, the relative positions of both ends can be changed in a range between a contracted state and an extended state of the slide rail. Therefore, the relative position of the wash mirror and the mirror cabinet connected to the first member and the second member slidable with each other can be changed. That is, the wash mirror connected to the front side of the mirror cabinet is displaced to the front side when the slide rail is in an extended state, thereby releasing the storage shelf. At this time, since the wash mirror is rotatably connected, it can be oriented in a desired direction. On the other hand, when the slide rail is in a contracted state, the wash mirror approaches the mirror cabinet. In addition, if the said wash mirror is orientated substantially parallel to the said storage shelf at this time, the said storage shelf can be made into a closed state.
[0012]
Further, since the hinge mechanism is provided at both the left and right ends of the wash mirror, the wash mirror is rotated so that the left end is separated and the left end is opened by rotating the right end in contact with the mirror cabinet. It can be opened. Similarly, if the right end is separated and the left end is rotated in contact with the mirror cabinet, the wash mirror can be pivoted open so that the right side is open. That is, it is easy to use because it can be opened left and right. Furthermore, if both the left and right ends of the wash mirror are separated from the mirror cabinet, the wash mirror can be pulled out to the front side and used.
[0013]
Here, it is sufficient that the slide rail includes at least a first member and a second member that are slidable with each other, and another member may be interposed between these members. For example, a third member may be interposed between the first member and the second member, and all of them may be slidable together, thereby increasing the extension amount of the slide rail. Of course, the number of the slide rails can be appropriately changed.
[0014]
According to a third aspect of the present invention, the hinge mechanism has a wall surface facing the left and right end surfaces of the wash mirror with a predetermined interval when the storage shelf is closed, and the wash surface from the wall surface. A convex portion protruding toward the center in the width direction of the mirror, and the convex portion is configured to abut on the end surface in the width direction of the wash mirror from the front side.
[0015]
In the invention according to claim 3 configured as described above, when the storage shelf is covered with the wash mirror and is in a closed state, wall surfaces facing each other with a predetermined interval are formed on the left and right end faces of the wash mirror. Is done. Furthermore, a convex portion that protrudes toward the center in the width direction of the wash mirror is formed on the wall surface, and the convex portion contacts the left and right end portions of the wash mirror from the front side. That is, the left and right end portions of the wash mirror can be restrained on the cabinet side. However, since the left and right ends of the wash mirror are not fixed, the both ends can be rotated in contact with the mirror cabinet.
[0016]
Moreover, since the left and right end faces of the wash mirror and the wall face each other with a predetermined interval, the wash mirror can be shifted in the width direction by the same interval. Accordingly, when the wash mirror is shifted to the left, the distance between the right end of the wash mirror and the wall surface facing it increases. As a result, the amount of contact between the right end of the wash mirror and the convex portion provided on the wall surface facing the same decreases, and the right end of the wash mirror can be easily moved forward. Similarly, when the wash mirror is shifted to the right, the left end of the wash mirror can be easily moved forward.
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, the fixing mechanism includes shaft protrusions having axes vertically oriented at one of the wash mirror and the mirror cabinet at the four corners of the wash mirror. A recess for bearing the coaxial protrusion is provided on the other side not disposed, and the wash mirror is rotated by the vertical shafts at the left and right ends by aligning the axial positions of the two upper and lower coaxial protrusions of the wash mirror with each other. The shaft protrusion is a substantially columnar member that is slidable in the axial direction within a predetermined range and supported by an elastic member that exerts an elastic force exerted from the bottom surface in the axial direction toward the apex. As a result, the bearing state that protrudes toward the apex and is inserted into the bearing is held, and when the bearing is pushed down against the elastic force, the bearing state is released. It is constituted.
[0018]
In the invention according to claim 4 configured as described above, the wash mirror is connected by the pair of left and right shaft projections and the recessed portion whose upper and lower shaft positions are matched and whose axial direction is vertical. Therefore, the wash mirror can be rotated with the shaft protrusion and the recess as a vertical rotation axis. When the shaft protrusion is protruded toward the apex by an elastic member that exerts an elastic force from the bottom surface in the axial direction toward the apex, the shaft protrusion is inserted into the recess. On the other hand, when the shaft protrusion is pushed down against the elastic force, it slides downward and does not engage with the recess, and the bearing state is released.
[0019]
Here, when the shaft projection on the right side of the wash mirror is in a bearing state and the bearing state of the shaft projection on the left side is released, the shaft projection on the right side becomes a rotating shaft so that the left side of the storage shelf is opened. It is possible to rotate the wash mirror. Similarly, the wash mirror can be rotated so that the right side of the storage shelf is opened by releasing the bearing state of the right shaft protrusion while keeping the shaft protrusion on the left side of the wash mirror in a bearing state. It becomes.
[0020]
Furthermore, in the invention according to claim 5, the pair of shaft protrusions provided at the left and right ends of the wash mirror are joined to both ends of the long plate-like interlocking arm, and the interlocking arm When the coaxial projection is pushed down to release the bearing state of one of the left and right coaxial projections, one end of the interlocking arm is pushed down together with the axial projection. Thus, the interlocking arm is rotated by the rotating shaft, and the shaft protrusion not pushed down is pushed up together with the other end of the interlocking arm.
[0021]
In the invention according to claim 5 configured as described above, the interlocking arm is rotatably supported by a fulcrum provided at a substantially central position of the wash mirror. Further, a pair of shaft protrusions are joined to the left and right ends of the interlock arm, respectively. That is, by pushing down one of the shaft protrusions, the end of the interlocking arm on the side where the shaft protrusion is joined is also pushed down. At the same time, together with the other end of the interlocking arm located on the opposite side across the rotation shaft, the shaft protrusion that has not been pushed down is pushed up toward the apex of the coaxial protrusion. Accordingly, when the bearing state is released by pushing down one of the shaft protrusions, the bearing state of the other shaft protrusion can be strengthened.
[0022]
【The invention's effect】
As described above, according to the first and second aspects of the invention, it is possible to provide a vanity that includes a vanity mirror that can be released from both the left and right sides and that can slide forward.
According to the invention of claim 3, the left and right ends of the wash mirror can be restrained to the mirror cabinet side appropriately.
According to the invention concerning Claim 4, the door opening operation | movement of a wash mirror can be stabilized.
According to the fifth aspect of the present invention, the wash mirror can be reliably released to one side.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Here, embodiments of the present invention will be described in the following order.
(1) First embodiment:
(2) Second embodiment:
[0024]
(1) First embodiment
FIG. 1 shows the vanity table according to the first embodiment of the present invention as viewed from the front. In the figure, a substantially hemispherical wash bowl 20 is provided at the center in the height direction of the vanity 10 with the spherical surface facing downward. A faucet 40 for supplying water and hot water to the wash bowl 20 is provided on the back side of the wash bowl 20. On the other hand, a substantially box-shaped lower storage shelf 50 that supports the wash bowl 20 from below is provided below the wash bowl. In addition, doors 50a and 50b that can be opened horizontally are provided in front of the storage shelf 50, and when the doors 50a and 50b are opened and closed, a stored state can be taken in and out, and when stored. It is possible to be in the closed state.
[0025]
A mirror cabinet 30 erected upward from the back side of the wash bowl 20 holds the three wash mirrors 60, 70, 80 vertically. In the wash mirrors 60, 70, 80, the center mirror 70, the left side mirror 60, and the right side mirror 80 are individually independent. Further, the center mirror 70, the left side mirror 60, and the right side mirror 80 are all in the shape of a bowl, and are held so that the left and right end surfaces are vertical while the lower end surface and the upper end surface are horizontal.
[0026]
On the back side of each wash mirror of the mirror cabinet 30 that supports the center mirror 70, the left side mirror 60, and the right side mirror 80 on the front side, a storage shelf is provided so as to be open to the front side. A portion of the center mirror 70 covered from the front side is provided with a storage shelf 75, a portion of the left side mirror 60 covered from the front side is formed with a storage shelf 65, and a portion of the right side mirror 80 covered from the front side. A shelf 85 is formed at the end. The wash mirrors 60, 70, 80 can be opened. When the wash mirrors 60, 70, 80 are opened, the storage shelves 65, 75, 85 are opened to the front side. Thus, the stored items can be taken in and out. On the other hand, as shown in FIG. 1, each of the wash mirrors 60, 70, 80 is closed, so that each of the wash mirrors 60, 70, 80 can be used as a mirror upright in the front direction. It has become.
[0027]
FIG. 2 shows a state where the right side mirror 80 is opened and the storage shelf 85 is opened. In the figure, an open storage shelf 85 is provided on the right side of the mirror cabinet 30 on the front side, and this storage shelf 85 is hidden by the right side mirror 80 in a normal state. The right side mirror 80 is held on the front side of a bowl-shaped holding plate 81 having a thickness. The holding plate 81 is formed such that the left and right end faces are semicircular outward. On the other hand, a pair of left and right handles 81a and 81b are formed at the left and right ends of the lower end surface of the holding plate 81, and a finger can be hung from the lower side.
[0028]
FIG. 3 shows the mirror cabinet 30 viewed from above with the right side mirror 80 closed and the storage shelf 85 closed. In the drawing, a recess for accommodating the holding plate 81 is formed on the front side of the horizontal surface 30 a of the mirror cabinet 30 corresponding to the top plate of the storage shelf 85. The concave portion includes a wall surface 30a1 facing the back surface of the support plate 81 and wall surfaces 30a2 and 30a3 facing the left and right end surfaces of the support plate 81. The left and right end surfaces of the support plate 81 and the wall surfaces 30a2 and 30a3 are predetermined. Are spaced apart. Therefore, the support plate 81 can be moved left and right within the total range of the distance. On the other hand, convex portions 30a4 and 30a5 are formed on the front side of the wall surfaces 30a2 and 30a3, and each protrudes toward the center in the width direction of the right side mirror 80 by the same amount of protrusion. Here, the total distance between the left and right end surfaces of the support plate 81 and the wall surfaces 30a2 and 30a3 is slightly larger than the protruding amounts of the convex portions 30a4 and 30a5. On the other hand, the horizontal surface 30b of the mirror cabinet 30 corresponding to the bottom plate of the storage shelf 85 is similarly provided with a convex portion and a wall surface so that the holding plate 81 can be accommodated.
[0029]
The holding plate 81 and the mirror cabinet 30 are connected by a pair of upper and lower hinges 93 and 94. FIG. 3 shows the hinge 93 as viewed obliquely. In the figure, the hinge 93 is composed of long plate members 93a and 93b and a connecting shaft 93c. Cylindrical through holes 93a1 and 93a2 are formed at both ends in the length direction of the long plate material 93a, and similarly, through holes 93b1 and 93b2 are formed in the long plate material 93b.
[0030]
Then, the long plate members 93a and 93b are overlapped so that the through hole 93a2 and the through hole 93b2 overlap on the same axis, and the connecting shaft 93c is inserted into the through hole 93a2 and the through hole 93b2 to thereby insert the long plate member 93a. , 93b are pivotally connected to each other. The upper and lower ends of the connecting shaft 93c are provided with retaining portions 93c1 and 93c2 having diameters larger than those of the through holes 93a2 and 93b2, thereby preventing the connecting shaft 93c from coming off. On the other hand, the lower hinge 94 has the same configuration as the upper hinge 93.
[0031]
FIG. 5 shows a connecting portion between the hinge 93 and the mirror cabinet 30. For simplification of the drawing, the right side mirror 80 is omitted. In the figure, a thin portion 30 d for accommodating a hinge 93 is provided at the horizontal center of the storage shelf 85 in the horizontal plane portion 30 a of the mirror cabinet 30 and the storage shelf 85. At the substantially right and left central portion of the thin wall portion 30d, the bolt 96 is passed through the through hole 93b1 provided at one end of the long plate member 93b of the hinge 93 from the lower side to the upper side in the vertical direction. The thin part 30d is screwed.
[0032]
Since the diameter of the shaft portion of the bolt 96 is slightly smaller than the diameter of the through hole 93b1, the hinge 93 can be rotated about the shaft portion of the bolt 96 as a rotation axis. Further, since the annular spacer 83e is attached between the hinge 93 and the thin portion 30d, the retaining portion 93c1 of the connecting shaft 93c of the long plate members 93a and 93b is prevented from interfering with the thin portion 30d. ing. On the other hand, the lower hinge 94 is also rotatably connected to a horizontal plane portion 30b corresponding to the bottom surface of the storage shelf 85 of the mirror cabinet 30.
[0033]
FIG. 6 shows a state in which the hinge 93 is connected to the holding plate 81. In the figure, the upper part of the rear surface of the holding plate 81 is visible, and a concave part 81c for accommodating the hinge 94 is provided in this part. A circular rod 97 is vertically spanned from the lower surface to the upper surface of the concave portion 81c at a substantially central portion on the left and right sides of the concave portion 81c. Spacers 81e and 81f are passed through the circular bar 97, and hold one end of the long plate 93a of the hinge 93 so as to be sandwiched from above and below by the spacers 81e and 81f.
[0034]
Further, since the through hole 93a1 is connected by being penetrated by a circular rod 97 having a diameter slightly smaller than the inner diameter of the through hole 93a1, the hinge 93 is rotatable with the circular rod 97 as a vertical rotation axis. Since the vertical mounting position of the hinge 93 is adjusted by the spacers 81e and 81f, the retaining portions 93c1 and 93c2 of the connecting shaft 93c of the long plate members 93a and 93b may interfere with the holding plate 81. It is prevented. Similarly, the lower hinge 94 is rotatably connected to the holding plate 81.
[0035]
With this configuration, the wash mirror 80 can be opened to release the storage shelf 85 to the front side as shown in FIG. Hereinafter, the operation from the closed state to the state shown in FIG. 2 will be described. First, when the support plate 81 is shifted to the right side by placing a finger on the handle 81a provided on the left side of the lower end surface of the holding plate 81, the right end surface of the support plate 81 contacts the wall surface 30a2 as shown in FIG. At this time, on the left side of the support plate 81, an interval slightly wider than the amount of protrusion to the inside of the convex portion 30a5 is formed. Therefore, when the handle 81a is pulled forward, the left side of the holding plate 81 is separated from the mirror cabinet 30 without interfering with the convex portion 30a5. On the other hand, the right end surface of the support plate 81 is constrained to the mirror cabinet 30 side by the convex portion 30a4.
[0036]
Further, when the handle 81a is pulled forward, the holding plate 81 rotates with the left side of the wash mirror 80 as a free end and the right side of the wash mirror 80 as a fixed end. The convex portion 30a4 only restrains the right end portion of the support plate 81 to the mirror cabinet 30 side, and does not hinder the rotation of the support plate 81. Further, since the right end surface of the holding plate 81 is formed to be semicircular on the outside, it can rotate smoothly while being in contact with the wall surfaces 30a1 and 30a2.
[0037]
In the above operation, when the hinge 93 is in the closed state, the hinges 93 overlap each other so that the angle formed by the long plate members 93a and 93b becomes an acute angle. In this way, the through hole 93b1 connected to the mirror cabinet 30 side and the through hole 93a1 connected to the holding plate 81 side approach, and the holding plate 81 can be brought close to the mirror cabinet 30. In the open state as shown in FIG. 2, the long plate members 93a and 93b are pivoted to each other by the connecting shaft 93c so as to make the angle formed by the long plate members 93a and 93b obtuse, and penetrated through the mirror cabinet 30 side. The hole 93b1 and the through hole 83a1 connected to the holding plate 81 side are kept away.
[0038]
Further, as described above, since the hinge 93 is rotatably connected to the mirror cabinet 30 and the holding plate 81, the holding plate 81 is oriented so that only the left side of the right side mirror 80 is separated from the mirror cabinet 30. be able to. Similarly for the lower hinge 94, the long plate materials form an obtuse angle with each other, and the holding plate 81 can be oriented in a direction in which only the left side of the right side mirror 80 is separated from the mirror cabinet 30. Since the connecting shafts of the hinges 93, 94 and the holding plate 81 and the mirror cabinet 30 are vertically oriented, the entire holding plate 81 can be easily rotated around the vertical rotation axis.
[0039]
FIG. 8 shows a state in which the storage shelf 85 is releasable and is different from FIG. In the drawing, only the right side of the holding plate 81 is separated from the mirror cabinet 30 by pulling the right side handle 81b toward the front side. The hinge 93 extends so that the long plate members 93a and 83b are substantially straight, and the through hole 93b1 connected to the mirror cabinet 30 side and the through hole 93a1 connected to the holding plate 81 side are separated as much as possible. Similarly, the lower hinge 94 extends to the maximum extent.
[0040]
Also in the process of setting this state, by shifting the holding plate 80 leftward from the closed state, the right end portion of the holding plate 81 is released from the mirror cabinet 30 while releasing the restriction of the right end portion of the holding plate 81 by the convex portion 30a4. What is necessary is just to separate from. Since the hinges 93 and 94 connect the holding plate 81 in a rotatable manner, the holding plate 81 can be oriented so as to be separated only on the right side.
[0041]
With such a configuration, the right side mirror 80 can be opened in a direction in which either the left or right side of the storage shelf 85 is opened, so that it becomes a convenient vanity. That is, in the state shown in FIG. 2, it is easy to put out and put in and out of the storage shelf 85 from the center side of the vanity table 10, and in the state shown in FIG. 6, the center mirror 70 and the right side mirror 80 can be opposed to each other at a predetermined angle, so that it can be used as a two-sided boundary. Further, if the left side mirror 60 has the same structure as that of the right side mirror 80 and is in the state shown in FIG. 5 and the right and left target state, it can be used as a three-surface boundary as a whole.
[0042]
Further, as shown in FIG. 9, both the left and right ends of the holding plate 81 can be separated from the mirror cabinet 30. In this case, it is also possible to move the right side mirror 80 to the front side in parallel while being oriented in the front. Therefore, under normal circumstances, it is difficult to make makeup by bringing the face close to the right side mirror 80 because it is obstructed by the wash bowl. It becomes easy to approach. Furthermore, since the right side mirror 80 can be horizontally rotated to a desired angle from the state of being pulled forward, it is convenient.
[0043]
Although the right side mirror has been described above, the present invention is also useful for the center mirror 70. Since a storage shelf 75 is also provided on the back side of the center mirror 70, if it can be opened on both the left and right sides, the storage can be taken in and out by selecting and releasing the easy-to-use side according to its own standing position. It becomes easy. Since the center mirror 70 is larger and heavier than the right side mirror 80, the center mirror 70 is reinforced by increasing the number of hinges, increasing the length of the long plate material constituting the hinges, or increasing the number of connections. It is also possible to increase the amount of expansion. Needless to say, the left side mirror 60 is useful.
[0044]
(2) Second embodiment
FIG. 10 shows the vanity table according to the second embodiment of the present invention as seen obliquely. The horizontal plane 130a of the mirror cabinet 130 corresponding to the top plate of the storage shelf 185 extends forward, and when the holding plate 181 is closed and the storage shelf 185 is closed, the front portion of the horizontal plane 130a is the holding plate 181. It is formed so as to cover the upper end surface from above. Similarly, the lower end surface of the holding plate 181 is formed so as to be covered by the horizontal surface 130b of the mirror cabinet 130 when the holding plate 181 is closed and the storage shelf 185 is closed.
[0045]
The left and right ends of the upper end surface of the holding plate 181 are provided with a pair of shaft projections 183a and 183b projecting upward, and the corresponding positions of the shaft projections 183a and 183b when in the closed state are provided. The bearing holes 131a and 131b that open downward are formed so as to provide a recess in the horizontal surface 130a. The bearing holes 131a and 131b are slightly larger than the shaft protrusions 183a and 183b.
[0046]
On the other hand, shaft projections 183c and 183d having a pair of circular cross sections projecting downward are provided at the left and right ends of the lower end surface of the holding plate 181, and the corresponding positions of the shaft projections 183c and 183d when in the closed state are provided. The bearing holes 131c and 131d that open to the upper side are formed so as to provide a recess in the horizontal plane 130b. The bearing holes 131c and 131d are slightly larger than the shaft protrusions 183c and 183d.
[0047]
Further, the shaft protrusion 183b, the bearing hole 131b, the shaft protrusion 183d, and the bearing hole 131d positioned at the right end of the right side mirror 180 are all oriented in the vertical direction, and all the shaft positions are on the same vertical line. Is arranged. Similarly, the shaft projection 183a, the bearing hole 131a, the shaft projection 183c, and the bearing hole 131c located at the left end of the right side mirror 180 are all oriented in the vertical direction, and all the axial positions are on the same vertical line. Are arranged as follows.
[0048]
In the drawing, the upper and lower shaft projections 183b and 183d positioned at the right end of the right side mirror 180 are in a state of being inserted into the upper and lower bearing holes 131b and 131d, and are positioned at the left end of the right side mirror 180. The upper and lower shaft protrusions 183a and 183c are not inserted into the upper and lower bearing holes 131a and 131c. In addition, handles 181 a and 181 b formed by providing recesses on the end surfaces are provided in the middle in the height direction of the right and left end surfaces of the holding plate 181.
[0049]
With this configuration, the right side mirror 180 held by the holding plate 181 can be stably opened. That is, when the right side mirror 180 is opened with the left end of the holding plate 181 as a free end, the right end of the holding plate 181 is held at a fixed position by the two upper and lower shaft projections 183b and 183d and the bearing holes 131b and 131d. A stable fixed end will be formed. Furthermore, since the two pairs of upper and lower shaft projections 183b and 183d and the bearing holes 131b and 131d have a circular cross section, the holding plate 181 can be smoothly rotated as a vertical rotation shaft. Further, when the handle 181a provided at the left end of the holding plate 181 is put on a finger and pulled forward, the opening of the door can be easily performed.
[0050]
On the contrary, as shown in FIG. 11, in order to open the right side mirror 180 with the right end of the holding plate 181 as the free end, the upper and lower shaft projections 183a and 183c positioned at the left end of the right side mirror 180 are provided with upper and lower bearing holes. The upper and lower shaft protrusions 183b and 183d that are inserted into 131a and 131c and located at the left end of the right side mirror 180 may be prevented from being inserted into the upper and lower bearing holes 131c and 131d. At this time, if the finger is placed on the handle 181b provided at the right end of the holding plate 181 and pulled toward the front, the opening of the door can be easily performed. Therefore, the right side mirror 180 can be opened stably even when either the left or right side is a free end.
[0051]
FIG. 12 shows the structure of the shaft protrusions 183a and 183b in an exploded view. In the figure, a recess 181c is formed on the rear side of the holding plate 181 so that the upper surfaces of the left and right ends are formed high, and a recess 181d for connecting the slider hinge 193 is provided above the recess 181c. An interlocking member 187 is provided inside the recess 181c, and is joined to the lower surface of the recess 181c via springs 188a and 188b at both ends of the interlocking member 187. The shaft protrusions 183a and 183b are integrally formed above the springs 188a and 188b. An arm portion 187a is formed so as to bridge the shaft protrusions 183a, 183b, and the left and right central portions of the arm portion 187a extend downward to form a fulcrum portion 187b. The tip of the fulcrum part 187b contacts the lower surface of the recess 181c, and the arm part 187a is tilted with the contact part as a fulcrum to balance the contraction force of the left and right springs 188a and 188b. Since the springs 188a and 188b are the same, the arm portion 187a is substantially horizontal.
[0052]
The lower portions in the axial direction of the shaft protrusions 183a and 183b have a substantially cylindrical shape, and the upper portion in the axial direction has a substantially conical shape with a diameter decreasing toward the tip. Then, circular holes 181e and 181f penetrating from the upper surfaces of both ends of the recess 181c to the upper end surface of the holding plate 181 are formed, and the axially upper portions of the shaft protrusions 183a and 183b are formed on the holding plate 181 via the circular holes 181e and 181f. Projects upward from the upper end surface. Further, the axially upper portions of the protruding shaft protrusions 183a and 183b reach the middle in the axial direction of the bearing holes 131a and 131b indicated by broken lines.
[0053]
Moreover, in this state, since the arm part 187a is substantially horizontal, the protrusion amounts of the shaft protrusions 183a and 183b are equal. Here, when the shaft protrusions 183a and 183b and the bearing holes 131a and 131b are moved in a direction perpendicular to the axial directions, the shaft protrusions 183a and 183b and the bearing holes 131a and 131b interfere with each other. That is, the shaft projections 183a and 183b and the bearing holes 131a and 131b are in a bearing state, and the left and right ends of the support plate 181 cannot be separated from the mirror cabinet unless the shaft projections 183a and 183b are pushed down. ing. In addition, the recessed part 181c is covered and covered by attaching the cover plate 186 at the time of normal use. However, a window portion 186a is provided so that a concave portion 181d for connecting a slider hinge 193, which will be described later, is not covered.
[0054]
FIG. 13 shows the structure of the shaft protrusions 183a and 183b in an exploded view as in FIG. In the figure, the axial protrusion 183a on the right side (left side when viewed from the front of the bathroom vanity, and the same in the description of FIG. 13 below) increases upwardly, and the left side (from the front of the bathroom vanity). When viewed, the shaft protrusion 183b on the right side (same in the description of FIG. 13 below) is pushed downward. For the bearing holes 131a and 131b indicated by broken lines, the tip of the shaft projection 183a reaches the inner part of the bearing hole 131b to strengthen the bearing state, and the shaft projection 183b is pushed down to release the bearing state. .
[0055]
At this time, the arm portion 187a is pushed down at the left end portion together with the depressed shaft protrusion 183b, and tilted by the center fulcrum to push up the right end portion. That is, the axial protrusion 183a joined to the right end of the arm 187a increases the amount of protrusion upward. When the force to push down the shaft protrusion 183b is released, the restoring force of the springs 183a3 and 183b3 causes the arm portion 187a to be substantially flat and horizontal as shown in FIG. It is returned to. That is, the bearing state of the other shaft projection can be strengthened only while one shaft projection is being pushed down.
[0056]
The guide claws 181g and 181h projecting downward from the circumferential portions of the circular holes 181e and 181f are in sliding contact with the side surfaces of the shaft protrusions 183a and 183b, thereby stabilizing the slide track of the shaft protrusions 183a and 183b. . The lower shaft protrusions 183c and 183d have a structure obtained by vertically inverting the structure of the shaft protrusions 183a and 183b described above.
[0057]
Since the left and right shaft projections can be pushed down in this way, the bearing state can be released and the holding plate 181 can be pulled away from the mirror cabinet 130 side. That is, in order to close the storage shelf 185, both the left and right sides can be in a bearing state as shown in FIG. 12, and in order to open the door with the left side as a free end as shown in FIG. It is possible to release the bearing state of only the shaft protrusions 183a and 183c. Of course, as shown in FIG. 11, in order to open the door with the right side as the free end, it is possible to release the bearing state of only the right side shaft protrusions 183b and 183d.
[0058]
In order to open the door from the closed state with the left end of the holding plate 181 as a free end, it is only necessary to put a finger on the handle 181a provided at the left end and pull it forward. At this time, the shaft protrusions 183a and 183c disposed on the left side of the holding plate 181 are displaced until they come into contact with the inner wall surfaces of the bearing holes 131a and 131c so as to be separated from the mirror cabinet 130. When pulled further forward, a load is applied to the contact portion in the shearing direction of the shaft protrusions 183a and 183c. Then, since the contact portion has a gradient shape with a small diameter toward the tip, the shaft protrusions 183a and 183c are pushed down to escape from the load in the shear direction, and finally the bearing state is released. Become.
[0059]
At the same time, the amount of protrusion of the right shaft protrusions 183b and 183d increases, and the bearing state is strengthened. Accordingly, since the holding plate 181 is an integral member, the force that pulls the left end handle 181a forward also reaches the right end portion via the holding plate 181, but at the same time, the bearing state of the right shaft protrusions 183b and 183d is strengthened. Therefore, the right end of the holding plate 181 can be prevented from being separated from the mirror cabinet 130. In other words, only the intended side can be reliably separated from the mirror cabinet 130.
[0060]
When the left end portion of the holding plate 181 is separated from the mirror cabinet 130 to some extent and the shaft protrusions 183b and 183d are displaced to the outside of the mirror cabinet 130, the shaft protrusions 183b and 183d are released from the downward pressing force. Then, the state of FIG. 12 is restored by the restoring force of the springs 183a3 and 183b3. At this time, the right-side shaft protrusions 183a and 183c maintain the bearing state although the amount of protrusion decreases, and thus continue to function as a vertical rotation shaft at the right end of the support plate 181. Therefore, the right side mirror 180 can be rotated open with the left end of the support plate 181 as a free end.
[0061]
Furthermore, it is also possible to separate the right end of the support plate 181 after the rotation opening is started with the left end of the support plate 181 as a free end. That is, when the left end portion of the holding plate 181 is separated from the mirror cabinet 130 to some extent and the shaft protrusions 183b and 183d are displaced to the outside of the mirror cabinet 130, the bearing state of the right shaft protrusions 183a and 183c becomes normal. The right end can be separated by placing a finger on the handle 181b and pulling it strongly. That is, by separating the left and right ends in order, both the left and right ends can be separated from the mirror cabinet 130.
[0062]
In the present embodiment, the holding plate 181 is connected to the mirror cabinet 130 via upper and lower slider hinges 193 and 194. FIG. 14 shows the upper slider hinge 193 as viewed obliquely from above. The upper slider hinge 193 includes a cylindrical member 193a and a plate-like member 193b, and the cylindrical member 193a has an opening 193a2 in the height direction and the width direction slightly larger than the plate-like member 193b. Yes.
[0063]
The opening 193a2 holds one end of the plate-like member 193b in the length direction and is slidable by a predetermined amount in the length direction. A bearing (not shown) is provided between the plate-like member 193b and the cylindrical member 193a to reduce the frictional resistance during sliding. Further, a stopper mechanism is provided for restricting the sliding amount of the plate-like member 193b to a predetermined range and preventing it from coming off from the tubular member 193a. A connecting hole 193a1 is provided at one end of the cylindrical member 193a that is on the outside in the sliding direction, and similarly, a connecting hole 193b1 is provided at one end of the plate-like member 193b that is on the outside in the sliding direction.
[0064]
FIG. 15 shows the state of the slider hinge 193 when the storage shelf 185 is closed as viewed from above. In the figure, the slider hinge 193 is attached to the mirror cabinet 130 so as to be rotatable in the horizontal direction by holding the vertical shaft 195 through the connecting hole 193a1. Similarly, the connection hole 193b1 of the plate-like member 193b is also rotatably attached to the holding plate 181 while passing through the vertical shaft 196. The mounting position of the plate-like member 193b with respect to the holding plate 181 is substantially the center position on the left and right sides of the recess 181d shown in FIGS. On the other hand, the lower slider hinge 194 is similarly slidable and is rotatably coupled to the mirror cabinet 130 and the holding plate 181.
[0065]
In the closed state as shown in the figure, the slider hinge 193 is contracted. At this time, the vertical shaft 196 is disposed at the center position on the back side of the mirror cabinet 130 so that the cylindrical member 193a does not interfere with the holding plate 181. FIG. 16 shows a state of the slider hinge 193 when the door is opened with the right end of the holding plate 181 as a free end. In this figure, while the slider hinge 193 is extended, the slider hinge 193 is rotated about the vertical axis 196 on the holding plate 181 side, so that the holding plate 181 is oriented so as to be opened to the right side, and the slider hinge 193 is on the mirror cabinet 130 side. By rotating around the vertical axis 195, the opening angle of the holding plate 181 is maximized.
[0066]
Thus, by using the slider hinge to connect the mirror cabinet 130 and the holding plate 181 so as to be rotatable, the holding plate 181 can be rotated and displaced forward. Therefore, as in the previous embodiment, it is possible to provide an easy-to-use vanity that can be opened left and right. Also in this embodiment, the right and left ends of the holding plate 181 can be separated from the mirror cabinet 130 and the right side mirror 180 can be translated in the front direction. In particular, in this embodiment, since the slider hinges 193 and 194 are used, the straight running stability in the forward direction is excellent.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a vanity according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view of a vanity according to the first embodiment.
FIG. 3 is a top view of the vanity according to the first embodiment.
FIG. 4 is a perspective view of a hinge according to the first embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing a state in which the hinge according to the first embodiment is attached to the mirror cabinet.
FIG. 6 is a view showing a state in which the hinge according to the first embodiment is attached to the holding plate.
FIG. 7 is a top view of the vanity according to the first embodiment.
FIG. 8 is a perspective view of the vanity according to the first embodiment.
FIG. 9 is a perspective view of the vanity table according to the first embodiment.
FIG. 10 is a perspective view of a vanity according to the second embodiment.
FIG. 11 is a perspective view of a vanity according to the second embodiment.
FIG. 12 is an exploded view of the holding plate according to the second embodiment.
FIG. 13 is an exploded view of the holding plate according to the second embodiment.
FIG. 14 is a perspective view of a slider hinge according to a second embodiment.
FIG. 15 is a top view showing a usage state of the slider hinge according to the second embodiment.
FIG. 16 is a top view showing a use state of the slider hinge according to the second embodiment.
[Explanation of symbols]
10 ... Vanity
20 ... Washing bowl
30, 130 ... Mirror cabinet
40 ... faucet
50 ... Lower storage shelf
60 ... Left side mirror
65 ... Storage shelf
70 ... Center mirror
75 ... Storage shelf
80, 180 ... right side mirror
81 ... Holding plate
81a, 181a ... handle
81b, 181b ... handle
83e ... spacer
85,185 ... Storage shelf
93, 94 ... Hinge
96 ... Bolt
97 ... Round stick
130 ... Mirror cabinet
131a to 131d ... bearing holes
181g, h ... guide claws
183a to 183d ... shaft protrusion
186 ... Lid
187 ... interlocking member
193, 194 ... Slider hinge
195,196 ... Vertical axis

Claims

洗面ボウルキャビネットの後方側から略鉛直に立設されるミラーキャビネットと、上記ミラーキャビネットに形成される前面に開放的な略箱状の収納棚と、上記収納棚を前面から覆って閉状態とすることが可能な炬形板状の洗面ミラーとを具備する洗面化粧台において、
複数の長尺材を互いに枢動自在、かつ、直鎖状に連結して形成したヒンジの一端を上記洗面ミラーと鉛直軸により回転自在に連結し、もう一端を上記キャビネットと鉛直軸により回転自在に連結するとともに、
上記洗面ミラーの左右両端部には、上記洗面ミラーの左右両端部を上記ミラーキャビネットと接して回転あるいは離反可能とする着脱自在なヒンジ機構が備えられることを特徴とする洗面化粧台。A mirror cabinet erected substantially vertically from the rear side of the wash bowl cabinet, a substantially box-shaped storage shelf open to the front surface formed on the mirror cabinet, and the storage shelf covered from the front to be closed In a bathroom vanity comprising a bowl-shaped bathroom mirror that can
One end of a hinge formed by connecting a plurality of long materials in a linear manner and being connected in a straight line is connected to the wash mirror and a vertical axis to be rotatable, and the other end is rotatable to the cabinet and a vertical axis. Connected to
The washstand is characterized in that the left and right ends of the wash mirror are provided with detachable hinge mechanisms that allow the left and right ends of the wash mirror to be in contact with the mirror cabinet and to be rotated or separated.

洗面ボウルキャビネットの後方側から略鉛直に立設されるミラーキャビネットと、上記ミラーキャビネットに形成される前面に開放的な略箱状の収納棚と、上記収納棚を前面から覆って閉状態とすることが可能な炬形板状の洗面ミラーとを具備する洗面化粧台において、
少なくとも互いにスライド可能な第一部材と第二部材とからなるスライドレールの同第一部材を上記洗面ミラーと鉛直軸により回転自在に連結し、同第二部材を上記キャビネットと鉛直軸により回転自在に連結するするとともに、
上記洗面ミラーの左右両端部には、上記洗面ミラーの左右両端部を上記ミラーキャビネットと接して回転あるいは離反可能とする着脱自在なヒンジ機構が備えられることを特徴とする洗面化粧台。A mirror cabinet erected substantially vertically from the rear side of the wash bowl cabinet, a substantially box-shaped storage shelf open to the front surface formed on the mirror cabinet, and the storage shelf covered from the front to be closed In a bathroom vanity comprising a bowl-shaped bathroom mirror that can
The first member of the slide rail composed of at least a first member and a second member that are slidable with each other is rotatably connected to the wash mirror and a vertical axis, and the second member is rotatable to the cabinet and the vertical axis. As well as connecting
The washstand is characterized in that the left and right ends of the wash mirror are provided with detachable hinge mechanisms that allow the left and right ends of the wash mirror to be in contact with the mirror cabinet and to be rotated or separated.

上記ヒンジ機構は、上記収納棚を閉状態としたときに、上記洗面ミラーの左右両端面に対向する壁面と、
上記壁面から上記洗面ミラーの幅方向中央に向かって突出する凸部とを具備するとともに、
上記凸部は、上記洗面ミラーの幅方向端面に前面側から当接することを特徴とする請求項１または請求項２のいずれかに記載の洗面化粧台。The hinge mechanism, when the storage shelf is in a closed state, wall surfaces facing the left and right end surfaces of the wash mirror,
A convex portion projecting from the wall surface toward the center in the width direction of the wash mirror,
3. The vanity according to claim 1, wherein the convex portion comes into contact with an end surface in the width direction of the wash mirror from the front side.

上記ヒンジ機構は、上記洗面ミラーの四隅において上記洗面ミラーと上記キャビネットのいずれか一方に軸が鉛直方向に配向した軸突起を配設し、同軸突起が配設されないもう一方に同軸突起を軸受けするための凹部を設け、上記洗面ミラーの上下二対の同軸突起と同凹部の軸位置をそれぞれ一致させることにより上記洗面ミラーを左右両端の鉛直軸により回転可能に連結するとともに、
上記軸突起は、所定の範囲で軸方向にスライド可能に保持され、軸方向の底面から頂点に向かう方向に弾性力を及ぼす弾性部材により、上記軸受けに挿入された軸受け状態となるまで突出させられ、上記弾性力に抗して押し下げられると軸受け状態を解除することを特徴とする請求項１または請求項２のいずれかに記載の洗面化粧台。The hinge mechanism has shaft projections whose axes are vertically oriented at one of the wash mirror and the cabinet at the four corners of the wash mirror, and the coaxial projections are supported on the other side where no coaxial projection is arranged. For connecting the wash mirror rotatably by the vertical shafts at the left and right ends, respectively, by matching the axial positions of the two concave and upper coaxial projections of the wash mirror and the axial position of the recess, respectively.
The shaft protrusion is held so as to be slidable in the axial direction within a predetermined range, and is protruded by an elastic member that exerts an elastic force in a direction from the bottom surface in the axial direction toward the apex until the bearing is inserted into the bearing. 3. A vanity according to claim 1 or 2, wherein a bearing state is released when pushed down against the elastic force.

上記洗面ミラーの左右両端に設けられる一対の上記軸突起は、長尺板状の連動アームの両端のそれぞれに接合されるとともに、上記連動アームは、当該一対の上記軸突起の間に設けられた支点により回動可能に支持され、左右一方の同軸突起の軸受け状態を解除するべく同軸突起を押し下げると、当該軸突起とともに上記連動アームの一端が押し下げられることにより連動アームが上記回転軸により回動し、押し下げられていない軸突起が同連動アームのもう一端とともに押し上げられることを特徴とする請求項４に記載の洗面化粧台。The pair of shaft protrusions provided at the left and right ends of the wash mirror are joined to both ends of a long plate-like interlocking arm, and the interlocking arm is provided between the pair of shaft protrusions. When the coaxial projection is pushed down to release the bearing state of one of the left and right coaxial projections, the linkage arm is rotated by the rotary shaft by pushing down one end of the linkage arm together with the shaft projection. 5. The vanity according to claim 4, wherein the shaft protrusion not pushed down is pushed up together with the other end of the interlocking arm.