JP4171873B2 - 電池の接続構造及び接続方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の接続構造及び接続方法に関し、特に、隣接して配置される電池間の端子を電気的に接続させる際の電池の接続構造及び接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、リチウムイオン電池は、端子電圧が3.6〜3.8Vであるので、複数のリチウムイオン電池を直列に接続して所望の電圧を得ることが行われている。この場合、図8に示すように、予め各端子3,4の端部に雄ねじを設けておいて、該雄ねじに螺合したナット11で導電性材料からなるバスバー12を各端子3,4に締結して、接続する各端子3,4間にバスバー12を架設することが従来から行われていた。また、図9に示すように、予め各端子3,4に当該各端子3,4と同軸の雌ねじを設けておいて、該雌ねじに螺合したボルト13で導電性材料からなるバスバー12を各端子3,4に締結して、接続する各端子3,4間にバスバー12を架設することが従来から行われていた。また、図10に示すように、端面に雌ねじが設けられた一対のボス14を電池ホルダ15に立設し、接続させる各端子3,4をボス対の軸平面上に配置し、各ボス14の端面に螺合したボルト13でバスバー12が付設されたエンドプレート16を各ボス14に架設する。これにより、バスバー12を各端子3,4に押圧させ、各端子3,4を電気的に接続することが従来から行われていた。
【0003】
前者従来例の、端子に雄ねじ又は雌ねじを設け、ナット11又はボルト13を用いて、各端子3,4間にバスバー12を架設して当該各端子3,4を接続させるものでは、部品点数及び組み付け工数が増大し、製造コストが増加する。さらに、ナット11又はボルト13の締付け時に、各端子3,4に軸線回りの締付トルクが作用し、各端子3,4が回転することにより内部電極(図示せず)との接合部が破損する虞がある。また、後者従来例の、エンドプレート16に設けたバスバー12を接続させる各端子3,4に押圧し、当該各端子3,4を電気的に接続するものでは、各端子3,4に前者のような締付トルクが作用しないため、各端子3,4と内部電極との接合部が捩れて破損するようなことはない。しかしながら、各端子3,4等の寸法のばらつきが大きい場合、各端子3,4とバスバー12との接触状態が不安定になり、内部抵抗が大きくなる虞がある。
【0004】
そこで、実開昭63−15568号公報には、U字状に形成した板状端子を備え、板状端子間接続動体を端子で弾性反撥力により圧迫挟持して、端子間が電気的に接続可能な鉛蓄電池が開示されている。この鉛蓄電池では、端子間を接続するナット又はボルトが不要となり部品点数が増大するようなことがなく、また、組付けも容易であるであるため、製造コストの増加を抑制することが可能となる。また、特開平4−174966号公報には、板金加工して一体に形成された断面が略U字状のバッテリー間端子接続体のU字溝を、接続する端子の双方に嵌め込んでバッテリー間端子を接続するバッテリー間端子接続体及びバッテリー集合体が開示されている。このバッテリー間端子接続体及びバッテリー集合体では、U字状に形成されたバッテリー間端子接続体のばね力で端子を挟持し、端子間の導電性を確実に保持するようにしている。
【0005】
しかしながら、両者(実開昭63−15568号公報及び特開平4−174966号公報)は、端子と接続体とがU字状に形成した板状の部材のばね力で接触するため、接続と取り外しとを繰り返したり、周囲の環境の影響により上記ばね力が低下すると、端子と接続体との接触状態が一様でなくなり、内部抵抗、即ち端子間電圧にばらつきを生じることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、部品点数を削減して製造コストを減少させると共に確実な電池接続を保持することができる電池の接続構造を提供することを第1の目的とする。また、部品点数を削減して製造コストを減少させると共に確実な電池接続を保持することができる電池の接続方法を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、本体部上面に正極側端子と負極側端子の一対が電池配列方向の略中央に左右対称に配設された電池を隣接して配置し、隣接して配置される電池の端子間を接続させる電池の接続構造であって、各端子に設けられて所定のスリット幅で形成される切欠き部と、該各切欠き部に係合可能な係合片が弾性変形可能な連結部を介して両端に配設される接続部材と、を具備し、前記接続部材の両端に配設した各係合片が互いに電池配列方向の軸線回りに捩れ角度をなしており、また、前記各端子の各切欠き部がなす電池配列方向の軸線回りの角度が前記捩れ角度よりも大きく設定されており、前記連結部を前記端子間で捩るように弾性変形させて前記各係合片を前記各端子の各切欠き部に係合することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記各切欠き部が、電池配列方向に略平行に設けられると共に、各端子に設けられる前記各切欠き部が、端子端部から端子基部に向けて斜めに、且つ同一方向に設けられ、また、前記連結部が、前記端子間で捩れて弾性変形可能であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記各切欠き部が、電池配列方向に略平行に設けられると共に、各端子に設けられる前記各切欠き部が、端子側部から端子基部に向けて斜めに、且つ同一方向に設けられ、また、前記連結部が、端子間で捩れて弾性変形可能であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記各端子の各端面に形成される前記各切欠き部の各スリットが、前記各端子の軸線から所定量オフセットされ、前記各端子の軸線と前記各切欠き部とが前記各端子の内部で交わることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1、2または4に記載の発明において、前記各スリットのオフセット量が、前記係合片の板厚の2倍以上3倍以下に設定されると共に、前記連結部が、接続される各端子の各軸線と直交する直線となす角度が、5度以上15度以下に設定されることを特徴とする。
【0012】
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項6に記載の発明は、本体部上面に正極側端子と負極側端子の一対が電池配列方向の略中央に左右対称に配設された電池を隣接して配置し、隣接して配置される電池の端子間を接続させる電池の接続構造であって、各端子に設けられて所定のスリット幅で形成される切欠き部と、該各切欠き部に係合可能な係合片が連結部を介して両端に配設される接続部材と、を具備し、前記各切欠き部が、各端子側部の一側に前記各端子端面と略平行に設けられ、また、前記各係合片が弾性変形可能な曲面で形成されることを特徴とする。
【0013】
上記第2の目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、本体部上面に正極側端子と負極側端子の一対が電池配列方向の略中央に左右対称に配設された電池を隣接して配置し、隣接して配置される電池の端子間を接続する電池の接続方法であって、各端子に所定のスリット幅で形成した切欠き部を設け、該各切欠き部に係合可能な係合片が弾性変形可能な連結部を介して両端に配設される接続部材の各係合片を互いに電池配列方向の軸線回りに捩れ角度をなすように配設し、また、前記各端子の各切欠き部がなす電池配列方向の軸線回りの角度を前記捩れ角度よりも大きく設定して、前記連結部を前記端子間で捩るように弾性変形させて前記各係合片を各切欠き部に係合することを特徴とする。
【0014】
従って、請求項1に記載の発明では、弾性変形可能な連結部を介して接続部材の両端に配設した各係合片を、連結部を端子間で捩るように弾性変形させて各係合片を各端子の各切欠き部に係合させることにより、各端子間を電気的に接続することができる。
この場合、切欠き部と係合部との間に所要の接触面圧が生じて、端子と接続部材との接触抵抗が軽減し、電池の内部抵抗の増加を抑制することができる。また、接続部材を各端子間に取付ける際に、接続部材の係合片を端子の切欠き部に挿入するのが容易となると共に、取付けられた接続部材の脱落を防ぐことができる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、接続部材の各係合片を各端子の端子端部から端子基部に向けて設けた各切欠き部に係合させることにより、接続部材の連結部が捩られるように弾性変形し、係合片と端子との間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、内部抵抗のばらつきを抑えることができる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、接続部材の各係合片を各端子の端子側部から端子基部に向けて各切欠き部に係合させることにより、接続部材の連結部が捩られるように弾性変形し、係合片と端子との間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、内部抵抗のばらつきを抑えることができる。また、切欠き部を端子端面から端子基部に向けて設ける場合と比較して、接続部材をより低い位置に取付けることが可能となり、電池全体の高さを低く抑えることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、切欠き部が形成されたことによる端子の剛性の低下を最小限に抑えることができる。
【0018】
請求項5記載の発明では、切欠き部が形成されたことによる端子の剛性の低下を最小限に抑えると共に接続部材の破損を防止しながら、接続部材と端子との間の所要の接触面圧を得ることができる。
【0019】
請求項6記載の発明では、接続部材の各係合片を接続させる端子間の各切欠き部に係合させることにより、曲面で形成された係合片が弾性変形し、係合片と端子との間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、内部抵抗のばらつきを抑えることができる。また、切欠き部を端子端面から端子基部に向けて設ける場合と比較して、接続部材をより低い位置に取付けることが可能となり、電池全体の高さを低く抑えることができる。
【0020】
請求項7に記載の発明では、接続部材の各係合片を端子間の各切欠き部に係合させることで接続部材の連結部が捩られるように弾性変形し、係合片と端子との間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、内部抵抗のばらつきを抑えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態の電池の接続構造及び接続方法を図1乃至図5に基づいて説明する。なお、以下、同一又は相当部には同一の符号を付与する。図1に示すように、本電池1の接続構造は、互いに隣接して配置した電池1の正極側端子3と負極側端子4とを導電性材料からなる接続部材5で接続するものである。図1乃至図3に示すように、電池1は本体部2がボックス状に形成されており、該本体部2の上面には、正極側端子3と負極側端子4との一対が、当該上面の電池配列方向(図2における紙面視上下方向)の略中央に左右(図3における左右方向)対称に配設されている。
【0022】
上記各端子3,4は、略円柱状に形成され、各端子端面3a,4aには、当該各端子端面3a,4aから端子基部に向けて斜めに形成した切欠き部6が設けられている。上記切欠き部6は、各端子端面3a,4aに形成されたスリット6aが、電池配列方向と略平行となるように形成され、各端子端面3a,4aから端子基部に向けて同一角度(図3に示すθ1)で、且つ同一方向に設けられている。これにより、図1に示すように、電池1を、電池配列方向に異なる極性の各端子3,4が対向するように配置することで、互いに接続される各端子3,4間の切欠き部6が、電池配列方向の軸線回りに角度θ2(θ2=2θ1、図示せず)をなすように構成されている。また、切欠き部6は、図5に示すように、スリット6aが各端子3,4の軸線位置(図5に示すC)からLだけオフセットされ、当該軸線と各端子3,4の内部で交わるように形成されている。
【0023】
また、上記接続部材5は、所要の弾性力を有した板状の部材で形成されており、図4に示すように、上記切欠き部6に係合可能な係合片5aを連結部5bで連結した構造になっている。両端の係合片5aは、各端子3,4の切欠き部6に所定の嵌め合いで嵌合するように厚み(図4に示すT)が設定されている。また、接続部材5は、両端の係合片5aが、フリーの状態(各端子3,4間から取り外された状態)で電池配列方向の軸線回りに捩れ角度θ3(図4参照)だけ捩れるように形成され、連結部5bが、接続される各端子3,4の各軸線と直交する直線(図5に示すC)に対して平面視でθ4(図5参照)の角度をなしている。
【0024】
なお、本電池1の接続構造では、連結部5bで連結される両係合片5aがなす電池配列方向の軸線回りの角度θ3が、上記各端子3,4間の両切欠き部6が電池配列方向の軸線回りになす角度θ2よりも小さい角度に設定されている(θ2>θ3)。また、図5に示す切欠き部6のスリット6aの、各端子3,4の軸線位置からのオフセット量Lが、上記係合片5aの板厚Tの2〜3倍に設定されると共に、上記連結部5bで連結される両係合片が、接続される各端子3,4の各軸線と直交する直線Cとなす角度θ3が、5〜15度に設定されている。
【0025】
次に、本電池の接続構造及び接続方法の作用を説明する。各電池1,1を直列に接続する場合、まず、図1に示すように、異なる極性の各端子3,4が対向して配置されるように各電池1,1を配列する。これにより、接続する各端子3,4間の切欠き部6は、電池配列方向の軸線回りにθ2の角度をなすと共に各端子端面3a,4aのスリット6aが電池配列方向と直交する方向に2Lだけオフセットされた位置関係となる。次に、接続部材5の両端の各係合片5aを、これら各端子3,4間の各端子端面3a,4a,のスリット6aから切欠き部6に挿入し、各係合片5aと各切欠き部6とを所要の嵌め合いで係合させる。この際、接続部材5は、各端子3,4の軸線間の中心の位置を軸に平面視で時計回りに回転するようにして挿入される。
【0026】
そして、各端子3,4間に取付けられた接続部材5は、連結部5bが各端子3,4間で捩れるように弾性変形し、両端の係合片5aが電池配列方向の軸線回りになす角度が、θ3からθ2に広がる。これにより、各係合片5aが、各切欠き部6のスリット6a両側の面の下側の面に押圧された状態となり、各切欠き部6と各係合片5aとの間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、各端子3,4と接続部材5との結合力を高めることができる。また、連結部5bが、接続される各端子3,4の各軸線と直交する直線Cに対して平面視でθ4(図5参照)の角度をなすことで、各端子3,4間の連結部の捩れ力が大きくなる。これにより、各端子3,4と接続部材5との結合力がより向上し、当該各端子3,4と接続部材5との接触抵抗が軽減され、各電池1,1の内部抵抗の増加を抑制すると共に当該内部抵抗のばらつきを防止することができる。
【0027】
この実施の形態では以下の効果を奏する。
本電池1の接続構造では、従来の電池の接続構造(図8〜図10参照)で用いる端子接続用のバスバー12を取付けるためのナット11やボルト13を廃止して、部品点数を削減すると共に組付け工数を削減することが可能となり、製造コストを減少させることができる。また、連結部5bを各端子3,4間で捩るように弾性変形させて、両端の各係合片5aを各端子3,4の切欠き部6に係合させたので、切欠き部6と係合片5aとの間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、各端子3,4と接続部材5との接触抵抗が軽減され、各電池1,1の内部抵抗の増加を抑制すると共に当該内部抵抗のばらつきを防止することができる。
【0028】
また、接続部材5の両端に配設された各係合片5aが電池配列方向の軸線回りに捩れ角度θ3をなして配設され、各端子3,4間の互いの切欠き部6がなす電池配列方向の軸線回りの角度θ2が、上記捩れ角度θ3よりも大きく設定される。従って、切欠き部6と係合片5aとの間に所要の接触面圧が生じて、各端子3,4と接続部材5との接触抵抗が軽減し、各電池1,1の内部抵抗の増加を抑制することができる。また、接続部材5を各端子3,4間に取付ける際に、接続部材5の各係合片5aを各端子3,4の切欠き部6に挿入するのが容易となると共に、取付けられた接続部材5の脱落を防ぐことができる。
【0029】
また、各端子端面3a,4aに形成される切欠き部6のスリット6aが、各端子3,4の軸線から所定量Lだけオフセットされ、該スリット6aのオフセット量Lが、係合片5aの板厚Tの2倍〜3倍に設定されると共に、連結部5bが、接続される各端子3,4の各軸線と直交する直線Cとなす角度が、5度〜15度に設定される。従って、切欠き部6が形成されたことによる各端子3,4の剛性の低下を最小限に抑えると共に接続部材5の破損を防止して、且つ接続部材5と各端子3,4との間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、各端子3,4と接合部材との剛性と、当該各端子3,4と接続部材5との結合力とを高いレベルでバランスさせることができる。
【0030】
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
図6に示すように、切欠き部6を、端子側部から端子基部に向けて斜めに設けてもよい。この場合、切欠き部6を端子端面から端子基部に向けて設けた場合と比較して、接続部材5がより低い位置に取付けられて電池全体の高さを低く抑えることが可能となり、電池1の収納スペースを省スペース化することができる。
また、図7に示すように、切欠き部6を、端子側部の一側に、各端子端面3a,4aと略平行に設け、係合片5aを、スリット幅方向に弾性変形可能な曲面で形成してもよい。この場合、曲面で形成した各係合片5aを、切欠き部6で圧縮するように弾性変形させて各端子3,4間の各切欠き部6に係合させることにより、各係合片5aと各端子3,4との間に所要の接触面圧を発生させることが可能となり、電池1の内部抵抗のばらつきを抑制することができる。また、切欠き部6を各端子端面3a,4aから端子基部に向けて設ける場合と比較して、接続部材5がより低い位置に取付けられて電池全体の高さを低く抑えることが可能となり、電池1の収納スペースを省スペース化することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、部品点数を削減して製造コストを減少させると共に確実な電池接続を保持することができる電池の接続構造を提供することができる。また、部品点数を削減して製造コストを減少させると共に確実な電池接続を保持することができる電池の接続方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態の電池の接続構造の説明図である。
【図2】 電池単体の平面図である。
【図3】 電池単体の正面図である。
【図4】 接続部材の平面図と正面図である。
【図5】 端子間が接続部材で接続された状態を示す図である。
【図6】 他の実施の形態の電池の接続構造の説明図で、特に、切欠き部が、端子側部から端子基部に向けて設けられた端子を示す図である。
【図7】 他の実施の形態の電池の接続構造の説明図で、特に、切欠き部が、端子側部の一側に端子端面と略平行に設けられた端子と、係合片が曲面で形成された接続部材と、を示す図である。
【図8】 従来の電池の接続構造の説明図で、特に、端子に設けられた雄ねじにナットを螺合してバスバーを取付けて、端子間が接続された状態を示す図である。
【図9】 従来の電池の接続構造の説明図で、特に、端子に設けられた雌ねじにボルトを螺合してバスバーを取付けて、端子間が接続された状態を示す図である。
【図10】 従来の電池の接続構造の説明図で、特に、電池配列方向両側に配置したボスにバスバーを架設して端子間が接続された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 電池、3 正極側端子、3a,4a 端子端面、4 負極側端子、5 接続部材、5a 係合片、5b 連結部、6 切欠き部、6a スリット
Claims (7)
- 本体部上面に正極側端子と負極側端子の一対が電池配列方向の略中央に左右対称に配設された電池を隣接して配置し、隣接して配置される電池の端子間を接続させる電池の接続構造であって、各端子に設けられて所定のスリット幅で形成される切欠き部と、該各切欠き部に係合可能な係合片が弾性変形可能な連結部を介して両端に配設される接続部材と、を具備し、前記接続部材の両端に配設した各係合片が互いに電池配列方向の軸線回りに捩れ角度をなしており、また、前記各端子の各切欠き部がなす電池配列方向の軸線回りの角度が前記捩れ角度よりも大きく設定されており、前記連結部を前記端子間で捩るように弾性変形させて前記各係合片を前記各端子の各切欠き部に係合することを特徴とする電池の接続構造。
- 前記各切欠き部が、電池配列方向に略平行に設けられると共に、各端子に設けられる前記各切欠き部が、端子端部から端子基部に向けて斜めに、且つ同一方向に設けられ、また、前記連結部が、前記端子間で捩れて弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の電池の接続構造。
- 前記各切欠き部が、電池配列方向に略平行に設けられると共に、各端子に設けられる前記各切欠き部が、端子側部から端子基部に向けて斜めに、且つ同一方向に設けられ、また、前記連結部が、端子間で捩れて弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の電池の接続構造。
- 前記各端子の各端面に形成される前記各切欠き部の各スリットが、前記各端子の軸線から所定量オフセットされ、前記各端子の軸線と前記各切欠き部とが前記各端子の内部で交わることを特徴とする請求項1または2に記載の電池の接続構造。
- 前記各スリットのオフセット量が、前記係合片の板厚の2倍以上3倍以下に設定されると共に、前記連結部が、接続される各端子の各軸線と直交する直線となす角度が、5度以上15度以下に設定されることを特徴とする請求項1、2または4に記載の電池の接続構造。
- 本体部上面に正極側端子と負極側端子の一対が電池配列方向の略中央に左右対称に配設された電池を隣接して配置し、隣接して配置される電池の端子間を接続させる電池の接続構造であって、各端子に設けられて所定のスリット幅で形成される切欠き部と、該各切欠き部に係合可能な係合片が連結部を介して両端に配設される接続部材と、を具備し、前記各切欠き部が、各端子側部の一側に前記各端子端面と略平行に設けられ、また、前記各係合片が弾性変形可能な曲面で形成されることを特徴とする電池の接続構造。
- 本体部上面に正極側端子と負極側端子の一対が電池配列方向の略中央に左右対称に配設された電池を隣接して配置し、隣接して配置される電池の端子間を接続する電池の接続方法であって、各端子に所定のスリット幅で形成した切欠き部を設け、該各切欠き部に係合可能な係合片が弾性変形可能な連結部を介して両端に配設される接続部材の各係合片を互いに電池配列方向の軸線回りに捩れ角度をなすように配設し、また、前記各端子の各切欠き部がなす電池配列方向の軸線回りの角度を前記捩れ角度よりも大きく設定して、前記連結部を前記端子間で捩るように弾性変形させて前記各係合片を各切欠き部に係合することを特徴とする電池の接続方法。
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