JP4169955B2

JP4169955B2 - Safety confirmation device and safety confirmation method

Info

Publication number: JP4169955B2
Application number: JP2001242154A
Authority: JP
Inventors: 由紀子花田
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 2001-08-09
Filing date: 2001-08-09
Publication date: 2008-10-22
Anticipated expiration: 2021-08-09
Also published as: JP2003058973A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室や便所などの密室に設置された端末装置との会話に基づいて、その利用者の安否を確認する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
利用者のプライバシーが守られなければならない浴室や便所などは、利用者が独りで利用することが多く、外部に対して密室となり易い傾向がある。老人ホームや身体障害者施設では、介護人により入浴や排尿・排便などの介護が行われているが、身体がさほど不自由でない者は、このような介護は恥ずかしいため、介護を好ましく思っていないことは公知の事実である。このため、身体がさほど不自由でない者は、できるだけ独りで浴室や便所などを利用しようとする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの者が密室内で緊急事態に遭遇した場合、健常者と比べて外部に助けを求めることが難しく、緊急事態の対応が遅れてしまうおそれがあった。このため、昨今の新聞記事で見かけるように、独り暮らしの高齢者が浴室や便所などで倒れてしまい、手当ての遅れにより亡くなってしまうことは見聞きに耐えないことである。今後高齢化が進む現代社会においては、かかる事態は極めて重要なものであり、早急にその対策が採られるべきであるが、従来技術では、このような緊急事態を自動的に確認することはできなかった。
【０００４】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、密室に設置された端末装置との会話を介して密室利用者の安否を自動的に確認し、緊急事態が発生したときには、これを外部に緊急連絡することで、緊急事態に早急に対応できるようにした安否確認技術を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明に係る安否確認技術では、少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間を関連付けた状態で登録する一方、利用者に対して音声で問い掛け、この問い掛けに対する利用者の応答音声に基づいて、登録された音声特徴データから、個人特定データにより特定される利用者を特定する。そして、利用者が特定されたとき、問い掛けに対する利用者の応答時間が、登録されたその者の反応時間を超えると、利用者に緊急事態が発生したと判定する。また、緊急事態が発生したと判定されたときには、緊急連絡を行うことが望ましい。この場合、緊急連絡は、利用者に関連付けられた緊急連絡先に行うことが望ましい。
【０００６】
かかる構成によれば、問い掛けに対する利用者の応答音声により、その者が特定される。そして、利用者が特定されたとき、その利用者に関連付けられて登録された応答時間内に問い掛けに対する応答がないと、例えば、利用者の具合が突然悪くなったなどの緊急事態が発生したと判断される。このため、浴室や便所などの密室利用者のプライバシーを守りつつ、人手を介さずに、その安否を常時確認することができる。また、緊急事態が発生したときには、緊急連絡が自動的に行われるので、緊急事態に対して迅速に対応することができる。この場合、利用者に関連付けられた緊急連絡先に緊急連絡を行うことで、利用者にとって最適である救援が得られる。
【０００７】
また、問い掛けに対する利用者の音声応答中に救援を求めるキーワードが含まれていたときには、緊急連絡を行うことが望ましい。この場合、緊急連絡は、利用者に関連付けられた緊急連絡先に行うことが望ましい。
かかる構成によれば、例えば、利用者の気分が急に悪くなったときに、救援を求めるキーワードを含んだ音声を発すれば、問い掛けに対する反応時間内であっても、いつでも救援を求めることができる。このため、緊急事態の発生を発見し難い密室であっても、悲惨な事故を未然に防止できる。この場合、利用者に関連付けられた緊急連絡先に緊急連絡を行うことで、利用者にとって最適である救援が得られる。
【０００８】
さらに、利用者が特定できないときには、利用者に対して音声での質疑応答を行うことで、少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間を関連付けた状態で登録することが望ましい。
かかる構成によれば、未登録である利用者であっても、質疑応答によりその場で登録が行われるので、利用者の便宜が向上する。
【０００９】
その他、密室への入退室に応じて、その利用者に関連付けて、密室利用状況を記録することが望ましい。この場合、健康状態の質問に対する応答内容も併せて記録することが望ましい。
かかる構成によれば、浴室や便所などの密室利用状況は、その利用者に関連付けられて自動的に記録される。密室使用状況は、密室使用者の行動を把握する資料となり得るものであるため、例えば、病院入院患者の日々の便所使用状況を正確に把握することが可能となる。この場合、健康状態の質問に対する応答内容も併せて記録しておけば、利用者の健康管理にも資することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図１は、本発明に係る安否確認技術を具現化した安否確認装置の全体構成を示す。なお、以下の説明では、データベースを「ＤＢ」と略称するものとする。
安否確認装置は、利用者宅の浴室や便所などの密室に設置される端末装置１０と、ＷＷＷ（World Wide Web）サーバ２０と、を含んで構成される。端末装置１０は、利用者との間で会話を行うために、マイクロフォン１２と、スピーカ１４と、エージェントを表示する液晶画面などの表示装置１６と、密室への入退室を感知する入退室感知手段としての赤外線センサなどの感知装置（図示せず）と、を含んで構成される。一方、ＷＷＷサーバ２０は、少なくとも中央処理装置（ＣＰＵ）とメモリとを備えたコンピュータから構成され、メモリにロードされたプログラムにより各種機能が実現される。そして、端末装置１０とＷＷＷサーバ２０とは、コンピュータネットワークとしてのインターネット４０を介して相互接続される。
【００１１】
また、ＷＷＷサーバ２０には、インターネット４０や公衆電話回線５０を介して、利用者に緊急事態が発生したことを連絡する緊急連絡先６０のＰＣ（Personal Computer）や電話機（図示せず）が接続される。
ＷＷＷサーバ２０には、少なくとも、会話用ＤＢ２２，利用者情報ＤＢ２４，入退室記録ＤＢ２６，応答判定部２８、音声認識部３０，音声会話部３２，緊急連絡部３４及び入退室記録部３６が備えられる。
【００１２】
会話用ＤＢ２２には、利用者との間で会話を行うために、例えば、図示していないが「こんにちは」，「気分はいかがですか」，「今何時ですか」などの利用者に対して問い掛ける各種会話データが登録される。利用者情報ＤＢ２４には、図２に示すように、各利用者の個人属性を登録すべく、利用者ＩＤ，氏名，生年月日，音声特徴データ，持病，趣味・嗜好，会話の反応時間，救援を求めるキーワード，連絡内容，緊急連絡手段，緊急連絡先などが登録される。一方、入退室記録ＤＢ２６には、図３に示すように、各利用者の密室利用状況を登録すべく、利用者ＩＤ，日付，利用場所，入室時間，退室時間，利用時間，健康状態，緊急連絡の有無，緊急連絡先などが登録される。
【００１３】
なお、利用者情報ＤＢ２４及びその登録処理が、利用者情報登録手段及び利用者情報登録ステップに該当する。
応答判定部２８では、会話に対する利用者の応答の有無、即ち、会話開始時には所定時間内に応答があったか否か、会話継続時には利用者情報ＤＢ２４に登録された反応時間内に応答があったか否かが判定される。音声認識部３０では、会話開始時に、利用者情報ＤＢ２４に登録された音声特徴データが参照され、応答音声に応じた利用者が特定される。音声会話部３２では、音声認識部３０により特定された利用者の持病，趣味・嗜好などに合わせて、会話用ＤＢ２２から適切な会話データが選択され、これがインターネット４０を介して端末装置１０に送信される。緊急連絡部３４では、応答判定部２８により利用者の応答がないと判定されたときに、利用者情報ＤＢ２４の登録内容に応じた緊急連絡が行われる。入退室記録部３６では、緊急連絡が行われたとき、又は、利用者宅において密室から利用者が退室したときに、利用者の密室利用状況が入退室記録ＤＢ２６に登録される。
【００１４】
なお、会話用ＤＢ２２及び音声会話部３２により、音声会話手段及び音声会話ステップが、応答判定部２８及び音声認識部３０により、利用者特定手段及び利用者特定ステップが、応答判定部２８及び緊急連絡部３４により、緊急事態判定手段及び緊急事態判定ステップが、夫々実現される。また、緊急連絡部３４により、第１の緊急連絡部，第１の緊急連絡ステップ，第２の緊急連絡手段及び第２の緊急連絡ステップが実現される。さらに、入退室記録ＤＢ２６及び入退室記録部３２により、利用状況記録手段及び利用状況記録ステップが実現される。
【００１５】
次に、かかる構成からなる安否確認装置の作用について、端末装置１０及びＷＷＷサーバ２０で実行される処理内容を示すフローチャートを参照しつつ説明する。
図４は、端末装置１０において、繰り返し実行される処理を示す。
ステップ１（図では「Ｓ１」と略記する。以下同様）では、赤外線センサなどの感知装置からの出力信号に基づいて、密室に利用者が入室したか否かが判定される。ここで、感知装置としては、赤外線センサの他、ドアロックの有無を確認するスイッチ，超音波センサなどの各種機器が利用可能である。そして、利用者の入室があったときにはステップ２へと進み（Ｙｅｓ）、利用者の入室がなかったときには入室感知処理が繰り返される（Ｎｏ）。
【００１６】
ステップ２では、端末装置１０がインターネット４０に接続される。これにより、端末装置１０とＷＷＷサーバ２０との間の接続が確立され、両者間での会話が可能となる。
ステップ３では、感知装置からの出力信号に基づいて、密室から利用者が退室したか否かが判定される。そして、利用者の退室があったときにはステップ４へと進み（Ｙｅｓ）、利用者の退室がなかったときには退室感知処理が繰り返される（Ｎｏ）。
【００１７】
ステップ４では、端末装置１０がインターネット４０から切断され、ステップ１へと進む。
以上説明したステップ１〜ステップ４の処理によれば、密室への入退室に応じて、端末装置１０とＷＷＷサーバ２０とが接続又は切断される。このため、利用者が密室に入室したときには、ＷＷＷサーバ２０との間で会話が可能となり、後述する処理により利用者の安否確認を行うことができるようになる。このとき、端末装置１０の表示装置１６には、例えば、利用者が任意に選択したペットなどの画像を表示するようにしてもよい。
【００１８】
なお、端末装置１０は、ソフトウエアにより作動する構成に限らず、例えば、密室への入退室に応じてインターネット４０に接続又は切断する構成、又は、インターネット４０に常時接続した状態で入退室信号をＷＷＷサーバ２０に送信する構成であってもよい。
図５及び図６は、ＷＷＷサーバ２０において、端末装置１０がインターネット４０に接続されたことが検出されたときに実行される安否確認処理を示す。
【００１９】
ステップ１１では、端末装置１０に対して、問い掛け用の会話データが送信される。例えば、会話用ＤＢ２２から「こんにちは」という会話データが抽出され、これが端末装置１０に送信される。一方、会話データを受信した端末装置１０では、受信した会話データがスピーカ１４から音声出力され、密室利用者に対して「こんにちは」という問い掛けが行われる。なお、ステップ１１の処理が、音声会話手段及び音声会話ステップに該当する。
【００２０】
ステップ１２では、利用者に対する問い掛けに対して、所定時間内（例えば、３０秒以内）に応答があったか否かが判定される。即ち、端末装置１０に対する利用者の応答音声は、マイクロフォン１２により電気的な音声データに変換された後、ＷＷＷサーバ２０に送信される。このため、音声データの受信状況を介して、利用者の応答があったか否かが判定される。そして、所定時間内に応答があればステップ１３へと進み（Ｙｅｓ）、所定時間内に応答がなければステップ２０へと進む（Ｎｏ）。なお、ステップ１２の処理が、緊急事態判定手段及び緊急事態判定ステップに該当する。
【００２１】
ステップ１３では、利用者の応答に係る音声データに基づいて、密室の利用者が特定される。即ち、音声データの解析により抽出された音声特徴に基づいて、利用者情報ＤＢ２４に登録された音声特徴データから利用者が特定される。音声データについては、現在一般的に使用されている方法によって解析される。
ステップ１４では、利用者が特定できた否かが判定される。そして、利用者が特定できたならばステップ１７へと進み（Ｙｅｓ）、利用者が特定できなかったならばステップ１５へと進む（Ｎｏ）。
【００２２】
ステップ１５では、利用者の特定処理が、所定回数（例えば、３回）試行されたか否かが判定される。そして、特定処理が所定回数試行されたならば、利用者は利用者情報ＤＢ２４に未登録であると判断してステップ１６へと進み（Ｙｅｓ）、利用者登録処理が行われる。このとき、密室の利用者に対して、氏名，性別，生年月日などを音声で質疑応答し、その応答内容が利用者情報ＤＢ２４に追加登録される。また、利用者の音声が風邪などにより変わっている場合には、このような質問を介してその者を特定することができる。一方、特定処理が所定回数試行されていなければステップ１１に戻り（Ｎｏ）、密室の利用者に対して再度問い掛けが行われる。ここで、ステップ１６の処理が、利用者登録手段及び利用者登録ステップに該当する。
【００２３】
なお、ステップ１２〜ステップ１５の一連の処理が、利用者特定手段及び利用者特定ステップに該当する。
ステップ１７では、会話が継続される。即ち、会話用ＤＢ２２からランダムに会話データが抽出され、これが端末装置１０に送信される。そして、会話データを受信した端末装置１０では、会話データがスピーカ１４から音声出力され、例えば、浴室の利用者に対して「今日は塩辛いものを食べた」という内容の問い掛けが行われる。なお、ステップ１７の処理が、音声会話手段及び音声会話ステップに該当する。
【００２４】
ステップ１８では、端末装置１０の接続状況に応じて、利用者が密室に在室しているか否かが判定される。そして、利用者が在室していればステップ１９へと進み（Ｙｅｓ）、利用者が在室していない、即ち、退室したのであればステップ２４へと進む（Ｎｏ）。
ステップ１９では、問い掛けに対する利用者の応答が、利用者情報ＤＢ２４に登録されたその者の反応時間内にあったか否かが判定される。そして、反応時間内に応答があればステップ１７へと戻り会話が継続される一方（Ｙｅｓ）、反応時間内に応答がなければ、利用者に緊急事態が発生したと判断し、緊急連絡をすべくステップ２０へと進む（Ｎｏ）。なお、ステップ１９の処理が、緊急事態判定手段及び緊急事態判定ステップに該当する。
【００２５】
ステップ２０では、利用者情報ＤＢ２４が検索され、密室利用者に係る連絡内容，緊急連絡手段及び優先度が最上位の緊急連絡先が取得される。
ステップ２１では、取得された緊急連絡手段を介して、緊急連絡先に緊急連絡内容（例えば、「緊急事態発生」）が連絡される。
ステップ２２では、緊急連絡先に応答があったか否か、即ち、公衆電話回線５０を用いた緊急連絡であれば、返答があったか否かが判定される。そして、緊急連絡先に応答があったならばステップ２４へと進み（Ｙｅｓ）、緊急連絡先に応答がなければステップ２３へと進む（Ｎｏ）。
【００２６】
ステップ２３では、利用者情報ＤＢ２４が再度検索され、次の緊急連絡先、即ち、次に優先度が高い緊急連絡先、又は、次に優先度が高い緊急連絡先がなければ優先度が最上位の緊急連絡先が取得される。そして、その後ステップ２１へと進む。
なお、ステップ２０〜ステップ２３の一連の処理が、第１の緊急連絡手段及び第１の緊急連絡ステップに該当する。
【００２７】
ステップ２４では、利用者の密室利用状況たる入退室記録、即ち、図３に示すように、利用者ＩＤ，日付，利用場所，入室時間，退室時間，利用時間，健康状態，緊急連絡の有無，緊急連絡先などが入退室記録ＤＢ２６に登録される。このとき、利用者の健康状態は、例えば、会話中に健康状態に関する質問を発し、その応答内容を登録するようにすればよい。なお、ステップ２４の処理が、利用状況記録手段及び利用状況記録ステップに該当する。
【００２８】
以上説明したステップ１１〜ステップ２４の処理によれば、密室利用者との会話によりその者を特定して、個人属性に応じた会話が行われる。このとき、会話から利用者を特定できないときは、未登録者であると判断して、音声による質疑応答により登録処理が行われる。そして、事前登録された反応時間内に会話に対する応答がなければ、密室利用者の具合が突然悪くなったなどの緊急事態が発生したと判断し、事前登録された緊急連絡先に対して緊急連絡が行われる。このため、密室利用者のプライバシーを守りつつ、その安否を常時自動的に確認することができ、緊急事態に対して迅速に対応可能となる。
【００２９】
また、入退室記録ＤＢ２６は、密室利用者の行動を把握する資料となり得るものであるため、例えば、病院入院患者の日々の便所使用状況を正確に把握することができる。ここで、入退室記録ＤＢ２６は、密室利用者のプライバシーに係るものであるので、例えば、アクセス権限を有するユーザのみが参照可能である構成とすることが望ましい。この場合には、正当なアクセス権限を有するかどうかを判定するために、アクセス許可に係るＩＤ及びパスワードを付与するようにすればよい。
【００３０】
図７は、ＷＷＷサーバ２０において、端末装置１０から音声データを受信する度に実行される救援要請処理を示す。なお、かかる救援要請処理は、図５及び図６に示す安否確認処理と並行に実行される。また、図７に示す処理全体が、第２の緊急連絡手段及び第２の緊急連絡ステップに該当する。
ステップ３１では、利用者情報ＤＢ２４が検索され、密室利用者が救援を求めるときに発するキーワードが取得される。ここで、密室利用者の特定前には、デフォルトとして登録済であるキーワードが用いられる。
【００３１】
ステップ３２では、音声データ中にキーワードが含まれているか否かが判定される。そして、音声データ中にキーワードが含まれていればステップ３３へと進み（Ｙｅｓ）、音声データ中にキーワードが含まれていなければ処理を終了する（Ｎｏ）。
ステップ３３〜ステップ３６では、図６に示すステップ２０〜ステップ２３における処理と同様にして、緊急連絡が行われる。
【００３２】
以上説明したステップ３１〜ステップ３６の処理によれば、密室利用者が、例えば、急に気分が悪くなったときに、キーワードを含んだ音声を発すれば、その者に応じた連絡先に緊急連絡が行われる。このため、問い掛けに対する応答が反応時間内であっても、緊急事態が発生したときはいつでも救援を求めることができ、密室内における悲惨な事故を未然に防止することができる。
【００３３】
なお、以上説明した実施形態では、利用者情報ＤＢ２４には、救援を求めるキーワードが１つ登録される構成であるが、複数のキーワードを登録できるようにしてもよい。そして、キーワードを含んだ音声データを解析し、キーワードに応じて連絡先及び連絡内容を変えるようにしてもよい。
【００３４】
（付記１）少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間が関連付けられた状態で登録される利用者情報登録手段と、利用者に対して音声で問い掛ける音声会話手段と、該音声会話手段による問い掛けに対する利用者の応答音声に基づき、前記利用者情報登録手段に登録された音声特徴データから、個人特定データにより特定される利用者を特定する利用者特定手段と、前記音声会話手段による問い掛けに対する利用者の応答時間が、前記利用者情報登録手段に登録されたその者の反応時間を超えたときに、該利用者に緊急事態が発生したと判定する緊急事態判定手段と、を含んで構成されたことを特徴とする安否確認装置。
【００３５】
（付記２）前記緊急事態判定手段により緊急事態が発生したと判定されたときに、緊急連絡を行う第１の緊急連絡手段を備えたことを特徴とする付記１記載の安否確認装置。
【００３６】
（付記３）前記第１の緊急連絡手段は、前記利用者特定手段により特定された利用者に関連付けられた緊急連絡先に緊急連絡を行うことを特徴とする付記２記載の安否確認装置。
【００３７】
（付記４）前記音声会話手段による問い掛けに対する利用者の音声応答中に救援を求めるキーワードが含まれていたときに、緊急連絡を行う第２の緊急連絡手段を備えたことを特徴とする付記１〜付記３のいずれか１つに記載の安否確認装置。
【００３８】
（付記５）前記第２の緊急連絡手段は、前記利用者特定手段により特定された利用者に関連付けられた緊急連絡先に緊急連絡を行うことを特徴とする付記４記載の安否確認装置。
【００３９】
（付記６）前記利用者特定手段により利用者が特定できないときに、該利用者に対して音声での質疑応答を行うことにより、前記利用者情報登録手段への利用者登録を行う利用者登録手段を備えたことを特徴とする付記１〜付記５のいずれか１つに記載の安否確認装置。
【００４０】
（付記７）密室に対する利用者の入退室を感知する入退室感知手段と、該入退室感知手段により感知された密室への入退室に応じて、前記利用者特定手段により特定された利用者に関連付けて、該利用者の密室利用状況を記録する利用状況記録手段と、を備えたことを特徴とする付記１〜付記６のいずれか１つに記載の安否確認装置。
【００４１】
（付記８）前記利用状況記録手段は、前記音声会話手段による健康状態の質問に対する応答内容も併せて記録することを特徴とする付記７記載の安否確認装置。
【００４２】
（付記９）少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間を関連付けた状態で登録する利用者情報登録ステップと、利用者に対して音声で問い掛ける音声会話ステップと、該音声会話ステップによる問い掛けに対する利用者の応答音声に基づき、前記利用者情報登録ステップで登録された音声特徴データから、個人特定データにより特定される利用者を特定する利用者特定ステップと、前記音声会話ステップによる問い掛けに対する利用者の応答時間が、前記利用者情報登録ステップで登録されたその者の反応時間を超えたときに、該利用者に緊急事態が発生したと判定する緊急事態判定ステップと、を備えたことを特徴とする安否確認方法。
【００４３】
（付記１０）前記緊急事態判定ステップにより緊急事態が発生したと判定されたときに、緊急連絡を行う第１の緊急連絡ステップを備えたことを特徴とする付記９記載の安否確認方法。
【００４４】
（付記１１）前記第１の緊急連絡ステップは、前記利用者特定ステップにより特定された利用者に関連付けられた緊急連絡先に緊急連絡を行うことを特徴とする付記１０記載の安否確認方法。
【００４５】
（付記１２）前記音声会話ステップによる問い掛けに対する利用者の音声応答中に救援を求めるキーワードが含まれていたときに、緊急連絡を行う第２の緊急連絡ステップを備えたことを特徴とする付記９〜付記１１のいずれか１つに記載の安否確認方法。
【００４６】
（付記１３）前記第２の緊急連絡ステップは、前記利用者特定ステップにより特定された利用者に関連付けられた緊急連絡先に緊急連絡を行うことを特徴とする付記１２記載の安否確認方法。
【００４７】
（付記１４）前記利用者特定ステップにより利用者が特定できないときに、該利用者に対して音声での質疑応答を行うことにより、少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間を関連付けた状態で登録する利用者登録ステップを備えたことを特徴とする付記９〜付記１３のいずれか１つに記載の安否確認方法。
【００４８】
（付記１５）密室に対する利用者の入退室に応じて、前記利用者特定ステップで特定された利用者に関連付けて、該利用者の密室利用状況を記録する利用状況記録ステップを備えたことを特徴とする付記９〜付記１４のいずれか１つに記載の安否確認方法。
【００４９】
（付記１６）前記利用状況記録ステップは、前記音声会話ステップによる健康状態の質問に対する応答内容も併せて記録することを特徴とする付記１５記載の安否確認方法。
【００５０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る安否確認技術によれば、浴室や便所などの密室利用者のプライバシーを守りつつ、人手を介さずに、その安否を常時確認することができる。また、緊急事態が発生したときには、緊急連絡が自動的に行われるので、緊急事態に対して迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を具現化した安否確認装置の全体構成図
【図２】利用者情報ＤＢに登録される個人属性の説明図
【図３】入退室記録ＤＢに登録される密室使用状況の説明図
【図４】端末装置で実行される処理を示すフローチャート
【図５】ＷＷＷサーバで実行される安否確認処理を示すフローチャート
【図６】ＷＷＷサーバで実行される安否確認処理を示すフローチャート
【図７】ＷＷＷサーバで実行される救援要請処理を示すフローチャート
【符号の説明】
２０ＷＷＷサーバ
２２会話用ＤＢ
２４利用者情報ＤＢ
２６入退室記録ＤＢ
２８応答判定部
３０音声認識部
３２音声会話部
３４緊急連絡部
３６入退室記録部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for confirming the safety of a user based on a conversation with a terminal device installed in a closed room such as a bathroom or toilet.
[0002]
[Prior art]
Bathrooms and toilets where the user's privacy must be protected are often used by the user alone and tend to be closed to the outside. In nursing homes and facilities for the physically challenged, caregivers are taking care of bathing, urinating, and defecation, but those who are not physically inconvenient are embarrassed and do not want to care. This is a known fact. For this reason, those who are not physically disabled try to use the bathroom and toilet as much as possible.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when these people encounter an emergency situation in a closed room, it is difficult to ask for help from the outside as compared with a healthy person, and there is a possibility that the response to the emergency situation may be delayed. For this reason, as seen in recent newspaper articles, it is unbearable to see that elderly people living alone fall in bathrooms or toilets and die due to delays in treatment. In today's aging society, such a situation is extremely important, and countermeasures should be taken as soon as possible. With conventional technology, such an emergency can not be automatically confirmed. There wasn't.
[0004]
Therefore, in view of the conventional problems as described above, the present invention automatically confirms the safety of a closed room user through a conversation with a terminal device installed in the closed room, and when an emergency situation occurs, The purpose is to provide safety confirmation technology that enables emergency response to the outside by promptly responding to the outside.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
For this reason, in the safety confirmation technology according to the present invention, at least the personal identification data of the user, the voice feature data, and the response time for the conversation are registered in association with each other, while the user is asked by voice, Based on the response voice of the user, the user specified by the individual specifying data is specified from the registered voice feature data. And When a user is identified, The response time of the user to the inquiry is the response time of the registered person. Beyond It is determined that an emergency has occurred in the user. In addition, it is desirable to make an emergency contact when it is determined that an emergency has occurred. In this case, it is desirable to make emergency contact with an emergency contact address associated with the user.
[0006]
According to this configuration, the person is specified by the response voice of the user to the inquiry. And When a user is identified, If there is no response to the inquiry within the response time registered in association with the user, it is determined that an emergency has occurred, for example, the user's condition suddenly worsened. For this reason, it is possible to always check the safety of a closed room user, such as a bathroom or toilet, without the need for human intervention. In addition, when an emergency occurs, emergency communication is automatically performed, so that it is possible to quickly respond to the emergency. In this case, by making an emergency contact with the emergency contact address associated with the user, it is possible to obtain relief that is optimal for the user.
[0007]
In addition, it is desirable to make an emergency contact when a keyword for help is included in the user's voice response to the inquiry. In this case, it is desirable to make emergency contact with an emergency contact address associated with the user.
According to such a configuration, for example, when a user suddenly feels bad, if a voice including a keyword for help is uttered, help can be requested at any time, even within the reaction time for the question. it can. For this reason, even in a closed room where it is difficult to detect the occurrence of an emergency situation, it is possible to prevent a tragic accident. In this case, by making an emergency contact with the emergency contact address associated with the user, it is possible to obtain relief that is optimal for the user.
[0008]
Furthermore, when the user cannot be identified, the user can be registered in a state in which at least the user's personal identification data, voice feature data, and reaction time are associated with each other by performing a question and answer with voice. desirable.
According to such a configuration, even a non-registered user is registered on the spot by a question and answer, so that the convenience of the user is improved.
[0009]
In addition, it is desirable to record the state of use of the closed room in association with the user in accordance with the entrance / exit of the closed room. In this case, it is desirable to record the response contents to the health question.
According to such a configuration, the use situation of a closed room such as a bathroom or a toilet is automatically recorded in association with the user. Since the closed room use state can be a material for grasping the behavior of the closed room user, for example, it is possible to accurately grasp the daily toilet use state of hospital hospitalized patients. In this case, if the response content to the health question is also recorded, it can contribute to the health management of the user.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows the overall configuration of a safety confirmation device that embodies the safety confirmation technology according to the present invention. In the following description, the database is abbreviated as “DB”.
The safety confirmation device includes a terminal device 10 installed in a closed room such as a bathroom or toilet in a user's house, and a WWW (World Wide Web) server 20. The terminal device 10 has a microphone 12, a speaker 14, a display device 16 such as a liquid crystal screen for displaying an agent, and an entrance / exit detection means for detecting entrance / exit into a closed room in order to have a conversation with a user. And a sensing device (not shown) such as an infrared sensor. On the other hand, the WWW server 20 is composed of a computer having at least a central processing unit (CPU) and a memory, and various functions are realized by programs loaded in the memory. The terminal device 10 and the WWW server 20 are interconnected via the Internet 40 as a computer network.
[0011]
Also connected to the WWW server 20 is a PC (personal computer) or telephone (not shown) of an emergency contact 60 that informs the user that an emergency has occurred via the Internet 40 or a public telephone line 50. Is done.
The WWW server 20 includes at least a conversation DB 22, a user information DB 24, an entry / exit record DB 26, a response determination unit 28, a voice recognition unit 30, a voice conversation unit 32, an emergency contact unit 34, and an entry / exit recording unit 36. .
[0012]
The conversation for DB22, in order to carry out a conversation with the user, for example, although not shown, "Hello", to the user, such as "What mood are you feeling", "What time is it now." Various conversation data to be asked are registered. In the user information DB 24, as shown in FIG. 2, in order to register the individual attributes of each user, the user ID, name, date of birth, voice feature data, chronic disease, hobbies / preferences, conversation reaction time, Keywords for help, contact details, emergency contact means, emergency contact information, etc. are registered. On the other hand, in the entry / exit record DB 26, as shown in FIG. 3, in order to register the closed room use status of each user, the user ID, date, place of use, entry time, exit time, use time, health condition, emergency The presence of contact, emergency contact information, etc. are registered.
[0013]
The user information DB 24 and its registration process correspond to the user information registration means and the user information registration step.
In the response determination unit 28, whether or not the user responds to the conversation, that is, whether or not there is a response within a predetermined time at the start of the conversation, and whether or not there is a response within the reaction time registered in the user information DB 24 when the conversation is continued. Is determined. In the voice recognition unit 30, the voice feature data registered in the user information DB 24 is referred to at the start of the conversation, and the user corresponding to the response voice is specified. In the voice conversation unit 32, appropriate conversation data is selected from the conversation DB 22 in accordance with the user's illness, hobbies, and preferences specified by the voice recognition unit 30, and this is transmitted to the terminal device 10 via the Internet 40. Is done. In the emergency contact unit 34, when the response determination unit 28 determines that there is no response from the user, emergency contact is performed according to the registered content of the user information DB 24. In the entrance / exit recording unit 36, when an emergency call is made, or when the user exits the closed room at the user's home, the user's closed room usage status is registered in the entrance / exit record DB 26.
[0014]
The conversation DB 22 and the voice conversation unit 32 provide voice conversation means and a voice conversation step. The response determination unit 28 and voice recognition unit 30 use the user identification unit and user identification step as the response determination unit 28 and emergency contact. The unit 34 realizes an emergency determination means and an emergency determination step, respectively. Moreover, the emergency contact part 34 implement | achieves a 1st emergency contact part, a 1st emergency contact step, a 2nd emergency contact means, and a 2nd emergency contact step. Furthermore, the use status recording means and the use status recording step are realized by the entrance / exit record DB 26 and the entrance / exit recording unit 32.
[0015]
Next, the operation of the safety confirmation device having such a configuration will be described with reference to a flowchart showing processing contents executed by the terminal device 10 and the WWW server 20.
FIG. 4 shows processing that is repeatedly executed in the terminal device 10.
In step 1 (abbreviated as “S1” in the figure, the same applies hereinafter), it is determined whether or not the user has entered the closed room based on an output signal from a sensing device such as an infrared sensor. Here, as the sensing device, various devices such as an infrared sensor, a switch for confirming the presence / absence of a door lock, and an ultrasonic sensor can be used. When the user enters the room, the process proceeds to step 2 (Yes), and when the user does not enter, the room entry detection process is repeated (No).
[0016]
In step 2, the terminal device 10 is connected to the Internet 40. Thereby, the connection between the terminal device 10 and the WWW server 20 is established, and the conversation between both becomes possible.
In step 3, it is determined whether the user has left the closed room based on the output signal from the sensing device. When the user leaves the room, the process proceeds to step 4 (Yes), and when the user does not leave, the room leaving detection process is repeated (No).
[0017]
In step 4, the terminal device 10 is disconnected from the Internet 40, and the process proceeds to step 1.
According to the processing of Step 1 to Step 4 described above, the terminal device 10 and the WWW server 20 are connected or disconnected according to the entrance / exit to the closed room. For this reason, when a user enters a closed room, a conversation can be made with the WWW server 20, and the safety of the user can be confirmed by a process described later. At this time, for example, an image of a pet or the like arbitrarily selected by the user may be displayed on the display device 16 of the terminal device 10.
[0018]
The terminal device 10 is not limited to a configuration that operates by software. For example, the terminal device 10 is configured to connect or disconnect to the Internet 40 in response to entering or leaving a closed room, or to enter / exit a room entry signal while being constantly connected to the Internet 40. The structure which transmits to the WWW server 20 may be sufficient.
5 and 6 show the safety confirmation process executed when the WWW server 20 detects that the terminal device 10 is connected to the Internet 40.
[0019]
In step 11, inquiry conversation data is transmitted to the terminal device 10. For example, speech data of "Hi" is extracted from the conversation for DB 22, which is transmitted to the terminal device 10. On the other hand, the terminal device 10 has received the speech data, the received speech data is audio output from the speaker 14, an inquiry as "Hello" is made to the closed room users. In addition, the process of step 11 corresponds to a voice conversation means and a voice conversation step.
[0020]
In step 12, it is determined whether or not there is a response to the inquiry to the user within a predetermined time (for example, within 30 seconds). That is, the response voice of the user to the terminal device 10 is converted into electrical voice data by the microphone 12 and then transmitted to the WWW server 20. Therefore, it is determined whether or not there is a response from the user via the reception status of the audio data. If there is a response within the predetermined time, the process proceeds to step 13 (Yes), and if there is no response within the predetermined time, the process proceeds to step 20 (No). In addition, the process of step 12 corresponds to an emergency determination means and an emergency determination step.
[0021]
In step 13, the user in the closed room is specified based on the voice data related to the user's response. That is, the user is specified from the voice feature data registered in the user information DB 24 based on the voice feature extracted by the analysis of the voice data. The voice data is analyzed by a method that is generally used at present.
In step 14, it is determined whether or not the user has been identified. If the user can be specified, the process proceeds to step 17 (Yes), and if the user cannot be specified, the process proceeds to step 15 (No).
[0022]
In step 15, it is determined whether or not the user specifying process has been tried a predetermined number of times (for example, three times). If the specific process has been tried a predetermined number of times, the user determines that it has not been registered in the user information DB 24 and proceeds to step 16 (Yes), where the user registration process is performed. At this time, the name, sex, date of birth, etc. are questioned and answered to the user in the closed room by voice, and the response content is additionally registered in the user information DB 24. In addition, when the user's voice has changed due to a cold or the like, the person can be identified through such a question. On the other hand, if the specific process has not been tried a predetermined number of times, the process returns to step 11 (No), and the user in the closed room is asked again. Here, the process of step 16 corresponds to a user registration means and a user registration step.
[0023]
Note that a series of processing from step 12 to step 15 corresponds to the user specifying means and the user specifying step.
In step 17, the conversation is continued. That is, conversation data is randomly extracted from the conversation DB 22 and transmitted to the terminal device 10. Then, in the terminal device 10 that has received the conversation data, the conversation data is output as audio from the speaker 14, and, for example, an inquiry is made to the user in the bathroom saying “I ate salty food today”. In addition, the process of step 17 corresponds to a voice conversation means and a voice conversation step.
[0024]
In step 18, it is determined whether or not the user is in a closed room according to the connection status of the terminal device 10. If the user is present, the process proceeds to step 19 (Yes), and if the user is not present, that is, if the user has left the room, the process proceeds to step 24 (No).
In step 19, it is determined whether or not the user's response to the inquiry is within the reaction time of the person registered in the user information DB 24. If there is a response within the reaction time, the process returns to step 17 and the conversation is continued (Yes). On the other hand, if there is no response within the reaction time, it is determined that an emergency has occurred, and an emergency contact is made. Accordingly, the process proceeds to step 20 (No). In addition, the process of step 19 corresponds to an emergency determination means and an emergency determination step.
[0025]
In step 20, the user information DB 24 is searched, and the contact details, emergency contact means, and emergency contact with the highest priority related to the closed room user are acquired.
In step 21, the emergency contact content (for example, “emergency occurred”) is communicated to the emergency contact via the acquired emergency contact means.
In step 22, it is determined whether or not there is a response to the emergency contact address, that is, whether or not there is a response if the emergency contact is made using the public telephone line 50. If there is a response to the emergency contact, the process proceeds to step 24 (Yes), and if there is no response to the emergency contact, the process proceeds to step 23 (No).
[0026]
In step 23, the user information DB 24 is searched again, and if there is no next emergency contact, that is, the next highest priority emergency contact or the next highest priority emergency contact, the highest priority is given. Emergency contact information is obtained. Then, the process proceeds to step 21.
Note that the series of processing from step 20 to step 23 corresponds to the first emergency contact means and the first emergency contact step.
[0027]
In step 24, the entry / exit record of the user's closed room usage status, that is, as shown in FIG. 3, user ID, date, place of use, entry time, exit time, use time, health condition, presence / absence of emergency contact, The emergency contact information and the like are registered in the entry / exit record database 26. At this time, as for the user's health condition, for example, a question regarding the health condition may be issued during the conversation, and the response content may be registered. Note that the processing in step 24 corresponds to a usage status recording unit and a usage status recording step.
[0028]
According to the processing of step 11 to step 24 described above, the person is specified by the conversation with the closed room user, and the conversation according to the personal attribute is performed. At this time, if the user cannot be identified from the conversation, it is determined that the user is not registered, and registration processing is performed by a question and answer by voice. If there is no response to the conversation within the pre-registered reaction time, it is determined that an emergency such as suddenly a closed-room user's condition has deteriorated, and an emergency contact is made to the pre-registered emergency contact Is done. For this reason, while protecting the privacy of a closed room user, the safety can always be confirmed automatically, and it becomes possible to respond quickly to an emergency situation.
[0029]
Moreover, since the entry / exit record DB 26 can be a material for grasping the behavior of a closed room user, for example, the daily toilet use situation of hospital hospitalized patients can be accurately grasped. Here, since the entry / exit record DB 26 relates to the privacy of a closed room user, for example, it is desirable that only the user having access authority can refer to it. In this case, in order to determine whether or not the user has a legitimate access authority, an ID and password relating to access permission may be given.
[0030]
FIG. 7 shows a rescue request process that is executed each time the WWW server 20 receives voice data from the terminal device 10. The relief request process is executed in parallel with the safety confirmation process shown in FIGS. Further, the entire process shown in FIG. 7 corresponds to the second emergency contact means and the second emergency contact step.
In step 31, the user information DB 24 is searched, and a keyword issued when a closed-room user requests relief is acquired. Here, a keyword that has been registered as a default is used before a closed room user is specified.
[0031]
In step 32, it is determined whether or not a keyword is included in the voice data. If the voice data includes a keyword, the process proceeds to step 33 (Yes), and if the voice data does not include a keyword, the process ends (No).
In Step 33 to Step 36, emergency contact is performed in the same manner as the processing in Step 20 to Step 23 shown in FIG.
[0032]
According to the processing from step 31 to step 36 described above, if a closed room user suddenly feels bad, for example, if he / she utters a voice including a keyword, an emergency contact is made to the contact person corresponding to that person. Contact is made. For this reason, even if the response to the inquiry is within the reaction time, it is possible to seek relief whenever an emergency occurs, and it is possible to prevent a tragic accident in a closed room.
[0033]
In the embodiment described above, the user information DB 24 has a configuration in which one keyword for requesting relief is registered. However, a plurality of keywords may be registered. Then, the voice data including the keyword may be analyzed, and the contact address and contact content may be changed according to the keyword.
[0034]
(Supplementary note 1) At least user information registration means registered in a state in which the user's personal identification data, voice feature data, and reaction time for conversation are associated with each other, voice conversation means for asking the user by voice, User identification means for identifying a user identified by personal identification data from voice feature data registered in the user information registration means based on a user's response voice to an inquiry by the voice conversation means; and the voice An emergency determination means for determining that an emergency has occurred in the user when the response time of the user to the inquiry by the conversation means exceeds the response time of the person registered in the user information registration means; The safety confirmation apparatus characterized by including.
[0035]
(Supplementary note 2) The safety confirmation device according to supplementary note 1, comprising a first emergency contact means for making an emergency contact when it is determined by the emergency determination means that an emergency has occurred.
[0036]
(Supplementary note 3) The safety confirmation device according to supplementary note 2, wherein the first emergency contact means makes an emergency contact to an emergency contact address associated with the user specified by the user specifying means.
[0037]
(Supplementary note 4) The supplementary note 1 is provided with a second emergency contact means for making an emergency contact when a keyword for help is included in the voice response of the user to the inquiry by the voice conversation means. The safety confirmation device according to any one of?
[0038]
(Supplementary note 5) The safety confirmation device according to supplementary note 4, wherein the second emergency contact means makes an emergency contact to an emergency contact address associated with the user specified by the user specifying means.
[0039]
(Appendix 6) User registration for performing user registration in the user information registration means by performing a voice question and answer to the user when the user cannot be specified by the user specifying means The safety confirmation device according to any one of Supplementary Note 1 to Supplementary Note 5, characterized by comprising means.
[0040]
(Appendix 7) An entry / exit detection means for detecting a user's entry / exit into a closed room, and a user specified by the user specifying means according to the entry / exit to the closed room detected by the entry / exit detection means The safety confirmation device according to any one of supplementary notes 1 to 6, further comprising: utilization state recording means that records the utilization state of the user's closed room in association therewith.
[0041]
(Supplementary note 8) The safety confirmation device according to supplementary note 7, wherein the usage status recording unit also records a response content to a health condition question by the voice conversation unit.
[0042]
(Supplementary note 9) At least a user information registration step for registering the user's personal identification data, voice feature data, and reaction time for the conversation in association with each other, a voice conversation step for asking the user by voice, and the voice A user identification step for identifying a user identified by personal identification data from the voice feature data registered in the user information registration step based on a response voice of the user to the inquiry in the conversation step; and the voice conversation step An emergency determination step for determining that an emergency has occurred in the user when the response time of the user to the inquiry by the user exceeds the response time of the user registered in the user information registration step; A safety confirmation method characterized by comprising.
[0043]
(Supplementary note 10) The safety confirmation method according to supplementary note 9, further comprising a first emergency contact step for making an emergency contact when it is determined in the emergency determination step that an emergency has occurred.
[0044]
(Supplementary note 11) The safety confirmation method according to supplementary note 10, wherein in the first emergency contact step, emergency contact is made to an emergency contact address associated with the user specified in the user specifying step.
[0045]
(Supplementary note 12) A supplementary note 9 comprising a second emergency contact step for making an emergency contact when a keyword for help is included in a voice response of a user to an inquiry by the voice conversation step. The safety confirmation method according to any one of?
[0046]
(Supplementary note 13) The safety confirmation method according to supplementary note 12, wherein in the second emergency contact step, emergency contact is made to an emergency contact address associated with the user specified in the user specifying step.
[0047]
(Supplementary note 14) When a user cannot be specified by the user specifying step, at least a response to the user's personal specifying data, voice feature data, and conversation by performing a question and answer with a voice to the user The safety confirmation method according to any one of Supplementary Note 9 to Supplementary Note 13, further comprising a user registration step of performing registration in a state where time is associated.
[0048]
(Supplementary note 15) A usage status recording step of recording the usage status of the user in the closed room in association with the user specified in the user specifying step according to the user entering or leaving the closed room is provided. The safety confirmation method according to any one of Appendix 9 to Appendix 14.
[0049]
(Supplementary note 16) The safety confirmation method according to supplementary note 15, wherein the usage status recording step also records the response content to the health condition question in the voice conversation step.
[0050]
【The invention's effect】
As described above, according to the safety confirmation technique according to the present invention, it is possible to always confirm the safety of a closed room user, such as a bathroom or a toilet, while protecting the privacy. In addition, when an emergency occurs, emergency communication is automatically performed, so that it is possible to quickly respond to the emergency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a safety confirmation device embodying the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of personal attributes registered in the user information DB
FIG. 3 is an explanatory diagram of a closed room usage status registered in the entry / exit record DB.
FIG. 4 is a flowchart illustrating processing executed by the terminal device.
FIG. 5 is a flowchart showing safety confirmation processing executed by a WWW server.
FIG. 6 is a flowchart showing safety confirmation processing executed by the WWW server.
FIG. 7 is a flowchart showing a rescue request process executed by a WWW server.
[Explanation of symbols]
20 WWW server
22 DB for conversation
24 user information DB
26 Entry / exit record DB
28 Response determination unit
30 Voice recognition unit
32 Voice conversation part
34 Emergency Contact Department
36 Entrance / Exit Recorder

Claims

少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間が関連付けられた状態で登録される利用者情報登録手段と、
利用者に対して音声で問い掛ける音声会話手段と、
該音声会話手段による問い掛けに対する利用者の応答音声に基づき、前記利用者情報登録手段に登録された音声特徴データから、個人特定データにより特定される利用者を特定する利用者特定手段と、
該利用者特定手段により利用者が特定されたとき、前記音声会話手段による問い掛けに対する利用者の応答時間が、前記利用者情報登録手段に登録されたその者の反応時間を超えると、該利用者に緊急事態が発生したと判定する緊急事態判定手段と、
を含んで構成されたことを特徴とする安否確認装置。At least user information registration means registered in a state in which the user's personal identification data, voice feature data, and reaction time for conversation are associated with each other;
A voice conversation means to ask the user by voice;
User identification means for identifying a user identified by personal identification data from voice feature data registered in the user information registration means based on a user's response voice to the inquiry by the voice conversation means;
When the user is specified by the user specifying means , if the response time of the user to the inquiry by the voice conversation means exceeds the response time of the person registered in the user information registration means, the user Emergency determination means for determining that an emergency has occurred;
The safety confirmation device characterized by comprising.

前記緊急事態判定手段により緊急事態が発生したと判定されたときに、緊急連絡を行う第１の緊急連絡手段を備えたことを特徴とする請求項１記載の安否確認装置。The safety confirmation device according to claim 1, further comprising first emergency contact means for making an emergency contact when it is determined by the emergency determination means that an emergency has occurred.

前記音声会話手段による問い掛けに対する利用者の音声応答中に救援を求めるキーワードが含まれていたときに、緊急連絡を行う第２の緊急連絡手段を備えたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の安否確認装置。2. A second emergency contact means for making an emergency contact when a keyword for help is included in a voice response of a user to an inquiry by the voice conversation means. 2. The safety confirmation device according to 2.

前記利用者特定手段により利用者が特定できないときに、該利用者に対して音声での質疑応答を行うことにより、前記利用者情報登録手段への利用者登録を行う利用者登録手段を備えたことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか１つに記載の安否確認装置。When the user cannot be specified by the user specifying means, a user registration means is provided for performing user registration in the user information registration means by performing a question-and-answer with a voice to the user. The safety confirmation device according to any one of claims 1 to 3, wherein the safety confirmation device is provided.

密室に対する利用者の入退室を感知する入退室感知手段と、
該入退室感知手段により感知された密室への入退室に応じて、前記利用者特定手段により特定された利用者に関連付けて、該利用者の密室利用状況を記録する利用状況記録手段と、
を備えたことを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれか１つに記載の安否確認装置。An entrance / exit detection means for detecting an entrance / exit of a user in a closed room,
Usage status recording means for recording the closed room usage status of the user in association with the user specified by the user specifying means in response to the entry / exit to the closed room detected by the entrance / exit detection means;
The safety confirmation device according to any one of claims 1 to 4, further comprising:

少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間を関連付けた状態で登録する利用者情報登録ステップと、
利用者に対して音声で問い掛ける音声会話ステップと、
該音声会話ステップによる問い掛けに対する利用者の応答音声に基づき、前記利用者情報登録ステップで登録された音声特徴データから、個人特定データにより特定される利用者を特定する利用者特定ステップと、
該利用者特定ステップにより利用者が特定されたとき、前記音声会話ステップによる問い掛けに対する利用者の応答時間が、前記利用者情報登録ステップで登録されたその者の反応時間を超えると、該利用者に緊急事態が発生したと判定する緊急事態判定ステップと、
を備えたことを特徴とする安否確認方法。A user information registration step of registering at least the user's personal identification data, voice feature data, and reaction time for conversation;
A voice conversation step that asks the user by voice;
A user identification step for identifying a user identified by personal identification data from the voice feature data registered in the user information registration step based on a user's response voice to the inquiry by the voice conversation step;
When the user is identified by the user specifying step, the response time of the user with respect to the interrogation by said voice conversation step exceeds the user information registration that person reaction time registered in step, said user An emergency determination step for determining that an emergency has occurred;
A safety confirmation method characterized by comprising:

前記緊急事態判定ステップにより緊急事態が発生したと判定されたときに、緊急連絡を行う第１の緊急連絡ステップを備えたことを特徴とする請求項６記載の安否確認方法。The safety confirmation method according to claim 6, further comprising a first emergency contact step for making an emergency contact when it is determined in the emergency determination step that an emergency has occurred.

前記音声会話ステップによる問い掛けに対する利用者の音声応答中に救援を求めるキーワードが含まれていたときに、緊急連絡を行う第２の緊急連絡ステップを備えたことを特徴とする請求項６又は請求項７に記載の安否確認方法。7. The second emergency contact step of making an emergency contact when a keyword for help is included in a user's voice response to an inquiry by the voice conversation step. The safety confirmation method according to 7.

前記利用者特定ステップにより利用者が特定できないときに、該利用者に対して音声での質疑応答を行うことにより、少なくとも、利用者の個人特定データ，音声特徴データ及び会話に対する反応時間を関連付けた状態で登録する利用者登録ステップを備えたことを特徴とする請求項６〜請求項８のいずれか１つに記載の安否確認方法。When the user cannot be identified by the user identification step, at least the user's personal identification data, voice feature data, and the reaction time for the conversation are associated by performing a voice question and answer to the user The safety confirmation method according to claim 6, further comprising a user registration step of registering in a state.

密室に対する利用者の入退室に応じて、前記利用者特定ステップで特定された利用者に関連付けて、該利用者の密室利用状況を記録する利用状況記録ステップを備えたことを特徴とする請求項６〜請求項９のいずれか１つに記載の安否確認方法。A usage status recording step of recording the usage status of the user in a closed room in association with the user specified in the user specifying step according to the user entering or leaving the closed room. The safety confirmation method according to any one of claims 6 to 9.