JP4168941B2 - 半導体集積回路装置用負荷駆動回路 - Google Patents

半導体集積回路装置用負荷駆動回路 Download PDF

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本発明は、負荷をPWM駆動する半導体集積回路装置用負荷駆動回路に関する。
この種の負荷駆動回路の関連する文献として、特許文献1に開示されている電動パワーステアリング装置に適用した電子制御装置がある。この電子制御装置は、チャージポンプ式電源回路およびブートストラップ回路を用いて所定の昇圧電圧を駆動回路に供給し、負荷としてのモータをPWM駆動するようになっている。この特許文献1に開示されている回路を適用し、半導体集積回路装置A内に形成するためには、例えば図3に示すように構成する必要がある。尚、図3には、本発明の課題を説明するに主要な部分のみを記載し、その他の部分については省略している。
この図3に示す回路では、チャージポンプ式電源回路1により電源を昇圧し、この昇圧電圧をブートストラップコンデンサCBに与えることにより瞬時に充電し、このブートストラップコンデンサの作用を付加して負荷駆動用トランジスタTr6を駆動するようになっている。
特開2002−37099号公報
図3に示した回路の場合、外付けのブートストラップコンデンサCBを瞬時に充電するため、チャージポンプ電源回路1で十分昇圧する電流能力を確保するためのコンデンサ2が必要とされる。しかし、半導体集積回路装置A内にチャージポンプ電源回路1と共に形成することができず、別途半導体集積回路装置Aの外部に大容量コンデンサ2(例えば0.1μF×6個)が必要とされる。この場合、外付けのコンデンサ2に大容量のものを用いるとコスト高となると共に、チャージポンプ電源回路1および大容量コンデンサ2を接続するためのコンデンサ外付け用端子A1およびA2が必要となり好ましくない。しかも、チャージポンプ方式の電源回路1を用いると、昇圧動作に関わる高調波ノイズが発生し負荷駆動回路3から外部回路に対して引き起こされる悪影響が大きい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、半導体集積回路装置内にチャージポンプ方式の電源回路を用いることなく形成することで高調波ノイズの発生を極力抑制できると共に、チャージポンプ回路用の外付け大容量コンデンサを形成する必要なく構成でき、さらに外付け用端子を多くすることなく構成することができる半導体集積回路装置用負荷駆動回路を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、次のように作用する。すなわち、負荷をPWM駆動制御するときに、スイッチング素子が内部電源供給ノードと第2NMOSトランジスタのゲートとの間の通電をオフからオンに起動すると、内部電源供給ノードからスイッチング素子を通じて第2NMOSトランジスタのゲートに電荷が供給されることにより第2NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧が上昇し第2NMOSトランジスタの閾値電圧以上になる。すると、第2NMOSトランジスタのソース電圧が上昇し始め、これと同時に第2のブートストラップコンデンサの充電電圧により第2NMOSトランジスタのゲート電圧が急速に上昇する。すると、第2NMOSトランジスタがフルオンすると第2NMOSトランジスタのソースが上昇し、第1NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧が上昇する。第2NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧が上昇すると第1のブートストラップコンデンサの充電電圧により第2NMOSトランジスタのドレイン−ソース間を通じて第1NMOSトランジスタのゲート電圧を上昇させ第1NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧を急速に上昇させるため、半導体集積回路装置内にチャージポンプ方式の電源回路を用いることなく構成でき、チャージポンプ方式の電源回路による高調波ノイズを発生させることがない。特に負荷をPWM駆動する場合にはPWM周波数を超える高調波ノイズを抑制できる。さらに、チャージポンプ回路用の外付け大容量コンデンサを形成する必要なく構成することができる。しかも、外付け用端子を多くすることなく構成できる。さらに、半導体集積回路装置内外でブートストラップ機能を分担しているため、半導体集積回路装置外のみから電源供給する構成に比較して低電圧動作を可能にすることができる。
請求項記載の発明によれば、半導体集積回路装置は、トレンチ絶縁分離構造により個々の回路素子が絶縁された状態で形成されているため、交流的なリーク電流に基づく電力損失が極力抑えられ、ジャンクション分離構造で形成される構成に比較して各回路素子間の相互作用を極力引き起こすことなく構成することができ、ブートストラップコンデンサを構成する場合には特に有効に作用する。
また、請求項記載の発明のように、電動パワーステアリング装置の負荷駆動回路に適用しても良い。
(第1の実施形態)
以下、本発明を、車両内における電動パワーステアリング装置用の負荷駆動回路に適用した一実施形態について、図1および図2を参照しながら説明する。尚、背景技術欄に記載した構成と同一機能を有する同一構成については同一符号を付して説明を行う。
図1は、負荷駆動回路の電気的構成を概略的に示している。
この電動パワーステアリング装置に使用される負荷駆動回路11は、半導体集積回路装置A内に内部回路12が形成されており、半導体集積回路装置A外に設けられた外部回路13を接続して構成されている。内部回路12は、その内部構成がトレンチ絶縁分離構造により個々の回路素子が電気的に絶縁された状態で形成されている。このため、ジャンクション分離構造(工程)で形成された半導体集積回路装置に比較して、交流的なリーク電流に基づく損失が極力抑えられ、後述説明するブートストラップコンデンサCsを形成するのに都合が良い。内部回路12には、図示しないバッテリから供給される電源電圧VB2(例えば+B=+24V)に基づいて図示しない電源回路により電源電圧VB2よりも低く生成された電源電圧VBが与えられるようになっている。この電源電圧VBは、例えば+9Vから+20Vのうちのある一定の所定電圧(例えば+14V)である。
内部回路12には制御回路14および内部駆動回路15が設けられており、制御回路14はPWM駆動信号を生成し内部駆動回路15に与えるようになっている。このPWM駆動信号は、制御回路14が負荷Lの駆動状態(負荷電流等)に応じて生成し、例えば約20kHz(周期T=50μsec),デューティ比2%〜98%で生成される。このPWM駆動信号は、内部駆動回路15を構成するNチャネル型のMOSトランジスタTr1およびTr2のゲートに与えられるようになっている。
<内部駆動回路15の構成について>
以下、内部駆動回路15の構成について詳細説明する。電源電圧VBが与えられるノードN1とグランドGNDとの間には、電流制限用の抵抗素子R1,ダイオードD1のアノード−カソード間,抵抗素子R2,トランジスタTr1のドレイン−ソース間が直列接続されている。ここで抵抗素子R1の抵抗値は、抵抗素子R2の抵抗値よりも大幅に(例えば2桁程度)小さい抵抗値のものが用いられ、例えば抵抗素子R2の抵抗値10kオームに対して抵抗素子R1の抵抗値100オームが使用される。
ダイオードD1のカソードと抵抗素子R2との間をノードN2とすると、ノードN2とグランドGNDとの間には、npn型のバイポーラトランジスタTr3のコレクタ−エミッタ間およびトランジスタTr2のドレイン−ソース間が直列接続されている。トランジスタTr3のベースは、抵抗素子R2とトランジスタTr1との共通接続点に接続されている。また、抵抗素子R2とトランジスタTr1のドレインとの共通接続点は、NOTゲートI(反転回路)を介してNチャネル型のMOSトランジスタTr4のゲートに接続されている。また、トランジスタTr3のエミッタとトランジスタTr2のドレインとの共通接続点は、Nチャネル型のMOSトランジスタTr5(本発明の第2のトランジスタに相当)のゲートに接続されている。
これらトランジスタTr4のドレインとトランジスタTr5のソースとは共通に接続されており、この共通接続点とノードN2との間には補助用のブートストラップ回路K1(本発明の内部ブートストラップ回路に相当)を構成するコンデンサCs(本発明の第2のブートストラップコンデンサに相当)が接続されている。すなわち、コンデンサCsは、トランジスタTr5の制御端子となるゲート,および出力端子となるソース間に介在するように、トランジスタTr3を通じて接続されている。このコンデンサCsは、例えば60pF〜100pF程度(数十pF)の容量値で構成することができるので、従来構成のように大きな容量値のコンデンサを必要とせず、半導体集積回路装置A内に十分に形成でき、半導体集積回路装置Aの外部に別途コンデンサを外付けする必要がない。
また、トランジスタTr4のドレインとトランジスタTr5のソースとの共通接続点は、半導体集積回路装置Aの内部回路12によりPWM駆動信号を内部ブースト処理し、外部の駆動用トランジスタTr6に与えるための制御端子T1に接続されている。
さらにトランジスタTr5のドレインは、外部ブートストラップ回路K2(本発明の一のブートストラップ回路に相当)を接続するためのブースト端子BSに接続されている。またトランジスタTr4のソースは、外部負荷Lの接続用出力端子T2に接続されている。
<外部回路13について>
以下、半導体集積回路装置Aの外部回路13について説明する。外部回路13は、電源電圧VB2が供給されることにより動作するようになっており、ブースト端子BS,制御端子T1,外部負荷Lの接続用出力端子T2を通じて内部回路15と接続されている。電源電圧VB2が供給されるノードN3とグランドGNDとの間には、負荷Lの駆動用のトランジスタTr6のドレイン−ソース間および負荷Lが直列接続されている。尚、トランジスタTr6は、本発明の第1のトランジスタに相当している。トランジスタTr6のソースがトランジスタTr6の出力端子に相当し、トランジスタTr6のゲートがトランジスタTr6の制御端子に相当している。このトランジスタTr6のソースおよび負荷L間をノードN4とすると、ノードN3およびノードN4間には、抵抗素子R3、ダイオードD2のアノード−カソード間、一のブートストラップ回路K2を構成するブートストラップコンデンサCB(第1のブートストラップコンデンサに相当)が直列接続されている。ダイオードD2のカソードはブースト端子BSに接続されている。また、トランジスタTr6のゲートは、制御端子T1に接続されている。またトランジスタTr6のソースは、出力端子T2に接続されている。
本実施形態では、本発明を簡略的に説明するため1つの駆動用のハイサイドトランジスタTr6を用いた実施形態を示すが、実際には負荷Lを構成するパワーステアリング装置用の電動モータ(図示せず)に応じて6個(複数)の駆動用のMOSトランジスタを使用している。
上記構成の作用について説明する。
制御回路14からPWM駆動信号が各トランジスタTr1およびTr2のゲートに与えられると、当該トランジスタTr1およびTr2は、PWM駆動信号の周波数およびデューティ比に応じて同時にオンオフ動作する。以下、トランジスタTr1およびTr2のオンオフ動作時の作用説明を行う。
<トランジスタTr1およびTr2がオン>
PWM駆動信号が「H」レベルとなり、トランジスタTr1がオンすると、電源電圧VBに基づく電流が抵抗R1,ダイオードD1および抵抗R2およびトランジスタTr1を通じて流れ、トランジスタTr3のベース電圧は略グランド電圧に一致する。同時に、トランジスタTr2がオンすると、トランジスタTr3のエミッタ電圧もグランドレベルに一致する。したがって、トランジスタTr3はオフ状態となる。このとき、トランジスタTr3のベースが「L」レベルになるため、NOTゲートIの作用によりトランジスタTr4のゲートは「H」レベルとなり、トランジスタTr4がオン状態となる。また、トランジスタTr5のゲート−ソース間電圧は略0Vとなり、トランジスタTr5がオフ状態となる。
トランジスタTr6のゲート−ソース間電圧Vgs2は、トランジスタTr4のドレイン−ソース間電圧に一致するが、トランジスタTr4がオン状態になると、トランジスタTr6はオフ状態となる。負荷Lがモータ等のインダクタンス性を有する負荷であるため、電圧VBに基づく電流が、抵抗R1、ダイオードD1、コンデンサCs、トランジスタTr4、負荷Lを通じて流れ、コンデンサCsには電圧(VB−VF)[V]まで充電される。また、電源電圧VB2に基づく電流は、抵抗R3、ダイオードD2、コンデンサCB、負荷Lを通じて流れ、コンデンサCBには両端電圧(VB2−VF)まで充電される。ここで、VFは、ダイオードD1やD2の順方向電圧を示している。
<トランジスタTr1およびTr2がオフ>
ここで、PWM駆動信号が「L」レベルとなり、トランジスタTr1およびTr2がオフするに伴い、トランジスタTr3のベース電圧が徐々に上昇する。トランジスタTr3のベース電圧が上昇することでトランジスタTr3がオフ状態からオン状態に徐々に起動すると、この過程において電圧VBおよびコンデンサCsにチャージされた電圧に基づく電荷がトランジスタTr5のゲートに供給されゲート寄生入力容量が迅速に充電される。この電荷に基づいてトランジスタTr5のゲート−ソース間に生じる電圧Vgs1が、トランジスタTr5のスレッショルド電圧Vt1を超えると、トランジスタTr5がオフ状態からオン状態に徐々に起動することでトランジスタTr5のソース電圧が上昇する。
コンデンサCsのブートストラップ作用によりノードN2の電圧が急速に上昇することにより、トランジスタTr3は急速にオン状態に起動すると共に、さらにトランジスタTr5のゲート−ソース間電圧Vgs1が急速に上昇しオン状態に起動する。他方では、トランジスタTr3のベース電圧が上昇し、この電圧がある所定電圧を超えるとNOTゲートIの作用によりトランジスタTr4が急速にオフ状態に移行する。
この作用に伴い、トランジスタTr5のソース電圧(トランジスタTr6のゲート電圧)が上昇し、トランジスタTr6のスレッショルド電圧Vt2よりもトランジスタTr6のゲート−ソース間電圧Vgs2が上昇すると、トランジスタTr6は、オフ状態からオン状態に徐々に起動する。すると、コンデンサCBのブートストラップ作用によりブースト端子BSの電圧が急峻に上昇し、トランジスタTr5を通じてトランジスタTr6のゲート電圧(ゲート−ソース間電圧Vgs2)も急峻に上昇し、トランジスタTr6が急峻にオン状態に起動するようになり、駆動用トランジスタTr6を通じて負荷Lに急速に通電するようになる。
尚、トランジスタTr2がオフのとき、コンデンサCsが供給する電流(電荷)の経路は、トランジスタTr5のゲート以外に存在しないため、トランジスタTr5のソース電圧が十分に上昇することによりトランジスタTr5はフルにオンするようになる。そして、トランジスタTr1およびTr2がオンオフ動作が繰り返されることにより、負荷Lを駆動することができる。
尚、例えば、仮に図2に示すように、図1の回路構成に比較してコンデンサCsを設けることなくブースト端子BSをノードN2に接続するように構成した回路構成の場合、半導体集積回路装置Aの内部にブートストラップ回路K1を設けることなく構成しているため、起動時に必要とされる電源電圧VB2は、(トランジスタTr5のスレッショルド電圧Vt1+トランジスタTr6のスレッショルド電圧Vt2+2×VF)で表すことができる。尚、トランジスタTr3のベース−エミッタ間電圧をVFとしている。例えば、トランジスタTr5のスレッショルド電圧Vt1を+2[V]、トランジスタTr6のスレッショルド電圧Vt2を+3.5[V]、ダイオードの順方向電圧を1[V]とした場合、この起動時に必要とされる電源電圧VB2は最低でも7.5[V]程度必要である。
しかし、本実施形態に係る図1に示す回路構成の場合、半導体集積回路装置Aの内部に供給された電源電圧VBにより補助的,予備的なブートストラップ作用により起動した後、半導体集積回路装置Aの外部の電源電圧VB2によるブートストラップ作用により起動されるようになっているため、起動時に必要とされる半導体集積回路装置Aの内部電源電圧VBは、(トランジスタTr5のスレッショルド電圧Vt1+VF)=4.0[V]程度、また、半導体集積回路装置Aの外部電源電圧VB2は、(スレッショルド電圧Vt2+VF)=4.2[V]程度の最低電圧でも起動することができる。すなわち、ブートストラップ機能を半導体集積回路装置Aの内外で分担するように形成しているため、仮に電源電圧VBおよびVB2が低い電圧であったとしても正常に動作させることができ、低電圧動作が可能になる。
従来、発明が解決しようとする課題欄に説明したようにチャージポンプ方式の電源回路を採用し外付けコンデンサを使用すると、チャージポンプ方式の電源回路に高調波ノイズが発生すると共に0.1μF×6程度の比較的大きなコンデンサ容量が必要とされ、また外付け用端子が多くなってしまうが、本実施形態の回路構成によれば、高調波ノイズを発生することなく構成することができコンデンサCsを60pF〜100pF(×6)程度の容量で形成することができコンデンサCsの容量値を大幅に低減でき、さらにコンデンサ接続用外付け用端子を設けることなく半導体集積回路装置Aを構成できる。これにより、コスト低減を図ることができると共に、半導体集積回路装置A内でも構成できるようになる。
このコンデンサCsの容量値は、本実施形態に係るトレンチ絶縁分離構造で構成した場合、トランジスタTr5のオン抵抗1オーム時のゲート寄生入力容量(主に半導体基板の基材との間に働く寄生容量)が約20pFになるのに対して比較的大きな容量値(60pF〜100pF)であるため、ゲート寄生入力容量を無視する程度の容量値で作成することができ、半導体集積回路装置Aの内部で容易に作成できるような比較的小さな容量で回路を実現できるようになる。
本実施形態によれば、半導体集積回路装置A内部に設けられたトランジスタTr5が、コンデンサCsのブートストラップ作用によりオフ状態からオン状態に起動するに伴い、半導体集積回路装置A外部に設けられたトランジスタTr6が、コンデンサCBによるブートストラップ作用によりオフ状態からオン状態に起動するように構成されているため、半導体集積回路装置Aの内外でブートストラップ機能を分担して各トランジスタTr5およびTr6を起動することができる。これにより、半導体集積回路装置内にチャージポンプ方式の電源回路を用いることなく形成でき、チャージポンプ回路用の外付け大容量コンデンサを形成する必要なく構成でき、さらに外付け用端子を多くすることなく構成することができ、さらに、低電圧動作が可能になる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示すような変形もしくは拡張が可能である。
トランジスタTr3には、npn型のバイポーラトランジスタTr3を用いた実施形態を示したが、これに代えてMOSトランジスタ等のスイッチング素子であっても良い。また、トランジスタTr5およびTr6は、nチャネル型のMOSトランジスタを用いた実施形態を示したが、それぞれ、これに代えて他種のトランジスタ(例えばバイポーラトランジスタやIGBT)で構成しても良い。
本発明の一実施形態に係る負荷駆動回路の電気的構成図 半導体集積回路装置内部にブートストラップ回路無で構成した電気的構成図 従来例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、11は負荷駆動回路、12は内部回路、13は外部回路、14は制御回路、15は内部駆動回路、K1は内部ブートストラップ回路、K2は外部ブートストラップ回路(一のブートストラップ回路)、CBはコンデンサ(第1のブートストラップコンデンサ)、Csはコンデンサ(第2のブートストラップコンデンサ)、Tr5はMOSトランジスタ(第2のトランジスタ)、Tr6はMOSトランジスタ(第1のトランジスタ)、Aは半導体集積回路装置を示す。

Claims (3)

  1. 負荷をPWM駆動制御する負荷駆動回路であって、
    半導体集積回路装置外部に設けられ、ドレインが半導体集積回路装置外部に設けられる外部電源の供給ノードに接続されると共にソースが半導体集積回路装置外部に設けられる負荷に接続されゲートに印加される電位に応じて負荷を駆動する第1NMOSトランジスタと、
    前記第1NMOSトランジスタのソースと前記外部電源供給ノードとの間に接続され、半導体集積回路装置外部から前記外部電源供給ノードを通じて電源供給されることにより充電される第1のブートストラップコンデンサと、
    半導体集積回路装置内部に設けられ、ドレインが半導体集積回路装置内部に設けられる内部電源の供給ノードに接続されると共にソースが前記第1NMOSトランジスタのゲートに接続された第2NMOSトランジスタと、
    前記第2NMOSトランジスタのソースと前記内部電源供給ノードとの間に接続され、半導体集積回路装置内部から前記内部電源供給ノードを通じて電源供給されることにより充電される第2のブートストラップコンデンサと、
    前記負荷をPWM駆動制御するときに前記内部電源供給ノードと前記第2NMOSトランジスタのゲートとの間の通電をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子がオフ状態からオン状態に起動するときには、
    前記内部電源供給ノードから前記スイッチング素子を通じて第2NMOSトランジスタのゲートに電荷が供給されることにより前記第2NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧が上昇し当該ゲート−ソース間電圧が前記第2NMOSトランジスタの閾値電圧以上になるに伴い前記第2のブートストラップコンデンサの充電電圧によって前記第2NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧を急速に上昇させながら前記第2NMOSトランジスタのソース電圧を上昇させ前記第1NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧が上昇すると前記第1のブートストラップコンデンサの充電電圧により前記第2NMOSトランジスタのドレイン−ソース間を通じて前記第1NMOSトランジスタのゲート電圧を上昇させ当該第1NMOSトランジスタのゲート−ソース間電圧を急速に上昇させるように構成されていることを特徴とする半導体集積回路装置用負荷駆動回路。
  2. 前記半導体集積回路装置は、トレンチ絶縁分離構造により個々の回路素子が分離された状態で形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置用負荷駆動回路。
  3. 電動パワーステアリング装置の負荷駆動回路に適用したことを特徴とする請求項1または2記載の半導体集積回路装置用負荷駆動回路。
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