JP4168659B2 - 光学素子の成形型、光学素子の製造方法および光学素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、透光性媒体(導光路)、レンズ、ミラーなどの光学素子の成形型、光学素子の製造方法および光学素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、プラスチックレンズなどのプラスチック成形光学素子は、射出成形、射出圧縮成形などの成形法を用いて成形されている。これらのプラスチック成形光学素子は、一般のプラスチック成形品と異なり、全体の寸法精度、光学機能面の加工精度などの要求精度が高い。この要求精度を満足するために、その成形加工に際しては、例えば、樹脂の収縮分を補う目的で、通常のプラスチック成形に用いられるより高い加工圧力が用いられる。例えば、一般のプラスチック成形品の成形加工圧力は凡そ数十Mpaであるが、プラスチック成形光学素子の成形加工圧力は100Mpaを越える。これにより、光学素子の成形のキャビティ形状をより忠実に転写しようとするものである。
【0003】
しかしながら、成形の際の加工圧力、成形型の温度条件などで、光学素子本体を形造る前記成形型の合わせとなる部分に、いわゆるバリが形成される。このバリは、具体的には、成形型の一部を構成する駒部材相互の、あるいは、成形型部材との合わせとなる部分に形成される。このバリは、本来、成形に際して形成されることが期待されていない部分である。バリは非常に薄く構成され、素子の光学特性の劣化を引き起こすおそれがある。
【0004】
これに関連して、例えば特開平5−34501号公報には、バリを防ぐ技術が提案されている。この技術は、光学素子本体をプラスチック成形するときの、成形用の型部材あるいは駒部材の合わせとなる部分(型割り面)に対応して、光学素子本体に突状部を形成して、バリの発生を防ごうとするものである。
また、特開平8−127077号公報には、バリのない光学素子を製造する方法が提案されている。この方法は、光学素材の温度、変形速度を制御することにより、バリの発生をなくしようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、伝送を担う光学素子は、高いファンアウト(分岐数)とデバイス、モジュール等の取付の関係から、長手方向には非常に大きいサイズが要求される。その反面、光学素子自体においては、その要求以外の点、例えば厚さ方向においては、小さいサイズが要求される。このように、薄くて、長い光学素子を射出成形で作製する場合、成形条件等で従来の技術を用いてバリに関する問題を改善しようとすると、逆にキャビティ形状を忠実に転写できずショートしてしまうという状況を招くおそれがある。
【0006】
従って本発明の目的は、バリの発生方向を工夫して、光学特性上、問題の生じない光学素子を作製するための成形型、光学素子の製造方法および光学素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、バリの発生方向が、光学特性上または光学素子の取扱いにおいて問題が生じない方向となるように、成形用の金型を配置することができることを見出し、本発明に至ったものである。問題の生じない方向にあえてバリを発生させることにより、バリを無くする対策をとる必要がなく、かつショートを防ぐことができる。
【0008】
即ち、上記目的は、複数の金型からなる光学素子の成形型であって、光学素子の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分と他の金型に合わせるための面部分とを1つの面に有する金型を備えた光学素子の成形型により、達成される。ここで、金型の前記1つの面が傾斜面を有するようにすることができる。
【0009】
また、本発明に係る光学素子の成形型は、複数の金型からなる光学素子の成形型であって、光学素子の一端の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分と他の金型に合わせるための面部分とを1つの面に有する第1の金型と、光学素子の他端の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分と他の金型に合わせるための面部分とを1つの面に有する第2の金型とを備えたものである。ここで、第1の金型の前記1つの面が垂直面を有し、第2の金型の前記1つの面が傾斜面を有する。さらに、第2の金型を複数備えることができる。
【0010】
また、本発明に係る光学素子の製造方法は、上述した光学素子の成形型に透光性材料を注入し、金型の前記1つの面と同一面方向に透光性材料のバリを発生させるものである。この製造方法として、射出成形法または溶液キャスト法を用いることができる。
【0011】
さらに、本発明に係る光学素子は、透光性材料からなる光学素子であって、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面と同一面方向に透光性材料のバリを有するものである。ここで、少なくとも光の入射を担う面に、拡散素子を備えることができる。また、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が傾斜面を有することができる。
【0012】
また、本発明に係る光学素子は、透光性材料からなる光学素子であって、一端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面、および光学素子の他端の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面のうち、少なくとも1つの面と同一面方向に透光性材料のバリを有するものである。ここで、一端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が垂直面を有し、他端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が傾斜面を有することができる。また、複数の段差を有し、各段差に形成される光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面のうちの少なくとも1つの面と同一面方向に透光性材料のバリを有することができる。上記垂直面には拡散素子、反射素子および反射拡散素子の少なくとも1つを備えることができる。
このように構成することにより、バリが発生した場合においても、光学特性上、問題の生じない光学素子、その成形型および、光学素子の製造方法を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1(a)は本発明に係る光学素子の成形型および光学素子の製造方法の一実施例を示す図、(b)はこの方法で製造された光学素子を示す概略図である。本実施例では射出成形法が用いられる。光学素子の成形型10は、図1(a)に示すように、分離可能な金型11,12を有し、それにより光学素子の成形のためのキャビティ13が形成されている。金型11,12は、それぞれ光学素子の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分14a,14bと他の金型の面に合わせるための面部分15a,15bとを1つの面に有する。
【0014】
射出成形は、例えば次のような条件で行われる。成形機はFN1000(日精樹脂工業製)、型締め圧力は80KN(80トン)、射出圧は100MPa、射出速度は100mm/s、金型温度は80℃、シリンダ温度は275℃、材料はZEONEX 480R(日本ゼオン製)である。図示のように、キャビティ13に樹脂を注入するために、金型12にゲート16が設けられている。一方、シリンダ17内には樹脂材料18が充填されており、ヒータ19で加熱されている。光学素子を射出成形する場合、まずシリンダ17の先端からゲート16を介してキャビティ13に樹脂材料18を矢印方向に注入する。これにより光学素子20が金型11,12間に形成され、冷却後、金型11,12を分離して、透光性樹脂材料からなる光学素子20を取り出す。
【0015】
成形された光学素子20は、図1(b)に示すように、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面21a,21bと同一面方向にそれぞれ樹脂材料のバリ22a,22bを有する。このバリ22a,22bは、射出成形中に、金型11,12の面15a,15bに樹脂材料18の一部が進入することにより生ずる。このバリ22a,22bの生ずる方向は面21a,21bと同一面方向である。このバリの発生方向は、光学素子の光学特性上、比較的問題の生じない方向であり、また光学素子の取扱いにおいても問題ない。
【0016】
図2は、図1の実施例により製造された光学素子におけるバリの発生状況の一例を示す斜視図である。本例の光学素子20は直方体形状の透光性媒体である。その寸法は、厚さ0.25mm、幅2.5mm、長さ10.2mmである。即ち、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面21a,21bは、0.25mm×2.5mmの寸法を有する。面21a,21bと同一面方向に生じた樹脂材料のバリ22a,22bは、面21a,21bからの突出距離が50μm、厚さ20μmである。バリ22a,22bは、図の矢印23で示す光の進行方向に向いていないので、バリ22a,22bが存在しても光学素子20の特性上、問題はない。これに対して、バリが矢印23で示す光の進行方向に向いた方向にある場合は、このバリ部分より光が抜けて損失原因となる。垂直面を光入射部として使用し、垂直面に拡散素子を配置した場合においても、バリの発生方向が、垂直面と同一面方向となるため、光学素子と拡散素子を密着させて配置することが可能となる。
【0017】
図3は本発明に係る光学素子の成形型の他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面図である。本実施例では図1と同様に射出成形法が用いられる。また、図を見易くするため上側の金型および樹脂注入用のゲートを省略している。光学素子の成形型30は、図3(a)に示すように、金型31〜34を有し、これらによりキャビティ35が形成される。金型31,32は、それぞれ光学素子の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分36a,36bと、他の金型の面に合わせるための面部分37a,37bとを1つの面に有する。本実施例では、面部分36a,36bおよび面部分37a,37bはともに垂直面とされている。
【0018】
本実施例により成形された光学素子は、図示はしないが、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面と同一面方向にそれぞれ樹脂材料のバリを有する。このバリは、射出成形中に、金型31,32の面部分37a,37bに樹脂38の一部が進入することにより生ずる。このバリの生ずる方向は光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面と同一面方向である。このバリの発生方向は、光学素子の光学特性上、比較的問題の生じない方向であり、また光学素子の取扱いにおいても問題ない。
【0019】
図4は本発明に係る光学素子の成形型の他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面図である。本実施例は、傾斜面を有する光学素子を作製するためのものであり、図1と同様に射出成形法が用いられる。また、図を見易くするため上側の金型および樹脂注入用のゲートを省略している。光学素子の成形型40は、図4(a)に示すように、金型41〜44を有し、それらによりキャビティ45が形成される。金型41,42は、それぞれ光学素子の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分46a,46bと他の金型の面に合わせるための面部分47a,47bとを1つの面に有する。ここで、金型41の面部分46a、面部分47aは傾斜面を有し、金型42の面部分46b、面部分47bは垂直面を有する。このように光学素子の傾斜面を形成する金型41の面部分46aを面部分47aと共通の傾斜面とすることで、精度のよい光学素子の傾斜面を得ることができる。
【0020】
本実施例により成形された光学素子は、図示はしないが、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面と同一面方向にそれぞれ樹脂材料のバリを有する。このバリは、射出成形中に、金型41,42の面部分47a,47bに樹脂48の一部が進入することにより生ずる。このバリの生ずる方向は光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面と同一面方向である。このバリの発生方向は、光学素子の光学特性上、比較的問題の生じない方向であり、また光学素子の取扱いにおいても問題ない。
【0021】
図5は本発明に係る光学素子の成形型の他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面図である。本実施例は、端部に傾斜面を有する複数の段差を備えた光学素子を成形するためのものであり、図1と同様に射出成形法が用いられる。また、図を見易くするため上側の金型および樹脂注入用のゲートを省略している。光学素子の成形型50は、図5(a)に示すように、金型51〜56を有し、それらにより複数の段差を備えたキャビティ59が形成される。金型51,54〜56、および金型52は、光学素子の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分56a1,56a2,56a3および56bと、他の金型の面に合わせるための面部分57a1,57a2,57a3,および57bとをそれぞれ1つの面に有する。ここで、金型51,54,55の面部分56a1,56a2,56a3、および面部分57a1,57a2,57a3は傾斜面を有し、金型52の面56bおよび面57bは垂直面を有する。光学素子の傾斜面を形成する金型51,54,55の面部分56a1,56a2,56a3を面部分57a1,57a2,57a3と共通の傾斜面とすることで、精度のよい光学素子の傾斜面を得ることができる。
【0022】
図6は図5と同種の成形型により作製された光学素子の一例を示す透光性媒体の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は透光性媒体の段差部の斜視図、(d)は先端の段差部の拡大図である。本例の光学素子60は、図5(a)、(b)に示すように、全長192.4mm、幅8mm、厚さ1mmであり、透光性媒体の光伝達部61の長さが100mm、複数の入出射部62の長さが92.4mm、階段状の段差部63の長さが13.2mm、階段状の段差部63の幅が1mmとされる。また、各入出射部にはそれぞれ45°の角度の傾斜面64が形成されている。
【0023】
図6(d)は、透光性媒体におけるバリの発生状況の一例を示す斜視図であり、図6(c)の破線で囲んだ部分に相当する。図示のように、傾斜面64と同一面方向に生じた樹脂材料のバリ65は、傾斜面64からの突出距離が30μm、厚さ15μmである。バリ65は、図の矢印66で示す光の進行方向に向いていないので、バリ65が存在しても透光性媒体60の特性上問題ない。これに対して、バリが矢印66で示す光の進行方向に向いた方向にある場合は、このバリ部分より光が抜けて損失原因となる。
【0024】
また本発明では、溶液キャスト法により、上記と同様な成形型を用いて、次のようにして光学素子を成形することができる。即ち、まず、上述した成形型のキャビティに熱硬化型樹脂溶液を流延する。そして、必要に応じて樹脂溶液の厚さを調整した後、熱風乾燥等により樹脂溶液の溶媒を除去する。その後、成形されたキャビティから取り出す。熱硬化型樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。樹脂溶液の流延、厚さの調整は、通常の方法を用いることができる。また熱硬化型樹脂以外にも、紫外線硬化型樹脂(例えば、紫外線硬化型エポキシ樹脂)等を用いることも可能である。
【0025】
以上のように構成することにより、長手方向に非常に大きいサイズの光学素子や、厚さ方向において非常に薄いサイズの光学素子を、その光学特性(損失)を劣化させることなく作製することが可能となる。また、光の入射や反射を担う面に拡散素子を密着させて取り付けることが可能となり、損失に影響を与えない光伝送装置を作製することができる。本発明は、透光性媒体(導光路)、レンズ、ミラーなどの光学素子の作製に特に有用である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、バリが発生した場合においても、光学特性上、問題の生じない光学素子、その成形型および、光学素子の製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る光学素子の成形型および光学素子の製造方法の一実施例を示す図、(b)はこの方法で製造された光学素子を示す概略図である。
【図2】図1の実施例により製造された光学素子におけるバリの発生状況の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る光学素子の成形型の他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面図である。
【図4】本発明に係る光学素子の成形型の他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面図である。
【図5】本発明に係る光学素子の成形型の他の実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X断面図である。
【図6】図5と同種の成形型により作製された光学素子の一例を示す透光性媒体の図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は透光性媒体の段差部の斜視図、(d)は先端の段差部の拡大図である。
【符号の説明】
10 成形型
11,12 金型
13 キャビティ
14a,14b 面部分
15a,15b 面部分
16 ゲート
17 シリンダ
18 樹脂材料
19 ヒータ
20 光学素子
21a,21b 光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面
22a,22b バリ
Claims (11)
- 複数の金型からなる光学素子の成形型であって、光学素子の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分と他の金型に合わせるための面部分とを1つの面に有する金型を備え、この金型の前記1つの面が光学素子成形のためのキャビティ長手方向に対して傾斜していることを特徴とする光学素子の成形型。
- 複数の金型からなる光学素子の成形型であって、光学素子の一端の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分と他の金型に合わせるための面部分とを1つの面に有する第1の金型と、光学素子の他端の光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を形成するための面部分と他の金型に合わせるための面部分とを1つの面に有する第2の金型とを備え、第2の金型の前記1つの面が光学素子成形のためのキャビティ長手方向に対して傾斜していることを特徴とする光学素子の成形型。
- 第2の金型を複数備えたことを特徴とする請求項2記載の光学素子の成形型。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子の成形型に透光性材料を注入し、金型の前記1つの面と同一面方向に透光性材料のバリを発生させることを特徴とする光学素子の製造方法。
- 射出成形法を用いることを特徴とする請求項4記載の光学素子の製造方法。
- 溶液キャスト法を用いることを特徴とする請求項4記載の光学素子の製造方法。
- 透光性材料からなる光学素子であって、光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が光学素子長手方向に対して傾斜しており、かつ前記傾斜している面と同一面方向に透光性材料のバリを有することを特徴とする光学素子。
- 少なくとも光の入射を担う面に、拡散素子を備えたことを特徴とする請求項7記載の光学素子。
- 透光性材料からなる光学素子であって、一端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面、および他端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面を有し、前記他端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が光学素子長手方向に対して傾斜しており、かつ前記傾斜している面と同一面方向に透光性材料のバリを有することを特徴とする光学素子。
- 前記他端において光学素子長手方向に複数の段差を有し、各段差に形成される光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が光学素子長手方向に対して傾斜しており、かつ前記傾斜している面と同一面方向に透光性材料のバリを有することを特徴とする請求項9記載の光学素子。
- 前記一端における光の入射、出射および反射の少なくとも1つを担う面が光学素子長手方向に対して垂直であり、前記垂直の面に拡散素子、反射素子および反射拡散素子の少なくとも1つを備えたことを特徴とする請求項9または10記載の光学素子。
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