JP4165892B2 - バインダー用金具及びバインダー - Google Patents

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Description

本発明は、ファイル対象物の一端部を押圧して綴じるバインダー用金具及びバインダーに関し、特にネジ機構を有効活用して強力に簡単に押圧可能にしたものに関する。
従来、バインダーに装備されるバインダー用金具には、書類等のファイル対象物の端部に形成した2つの穴に、2つのロッドや可撓性のバンド部材を通してファイルする2穴式バインダー用金具、ファイル対象物の端部に穴を形成することなくファイル対象物の左端部を押圧してクランプするようにした押圧式バインダー用金具とがある。本発明は押圧式バインダー用金具及びこのバインダー用金具を組込んだバインダーに関するものである。
2穴式バインダー用金具の場合、ファイル対象物の左端部に1対の穴を形成するのが煩わしく、ファイル対象物が穴で傷つけられ、ファイル対象物の着脱も面倒である。
従来、押圧式バインダー用金具として、表紙に固定されたベース板、押え板、ベース板に押え板を連結する平行リンク機構、レバー部材、平行リンク機構とレバー部材に連結された捩じりバネ等からなるバインダーのバインダー用金具が広く実用化されている。
この種のバインダー用金具では、最大3cm位の厚さのファイル対象物まではファイル可能であるが、それ以上の厚さのファイル対象物をファイルするバインダー用金具にする為には、平行リンク機構、レバー部材、捩じりバネなどを大型化する必要があり、製作費が高価になるなど実用性が低下する。
一方、本願出願人は、特許文献1に示すようなバインダー用金具(ファイル用押圧装置)を提案した。このバインダー用金具は、ベース板、押圧板、ベース板と押圧板を連結する1対の台形脚状のリンク部材、これらリンク部材の下端部を水平方向へ移動自在に案内する安内機構、それらリンク部材の下端部が相接近方向へ移動しないようにロック可能なラチェット機構、このラチェット機構を解除する解除機構などを有する。
このバインダー用金具では、1対のリンク部材の下端部を移動自在に案内する案内機構により、1対のリンク部材が鉛直面から傾動しないように規制しなければならないので、この案内機構の構造が複雑化し、製作費の増加要因となる。しかも、全体として部品数が多くなり、長さの大きなベース板及び案内機構と、長く強度・剛性の高い1対のリンク部材が必要であるので全体的に大型化し、製作費が高価になる。しかも、厚いファイル対象物をファイルした場合は1対のリンク部材がベース板と直角に近い状態になるため強い押圧力を得ることが難しい。
特許文献2に記載されたバインダー用金具は、ベース板に立設された伸縮可能なネジ軸(下段ネジ軸と、この下段ネジ軸に螺合された上段ネジ軸)、このネジ軸の上端に螺合されたギヤボックス、ネジ軸の上端に固着されたウォームホイール、このウォームホイールに噛合され且つギヤボックスに装備されたウォームギヤ、このウォームギヤを手動で回す為のハンドルなどで構成されている。
特許文献3に記載されたバインダー用金具は、ベース板、このベース板に立設されたネジ軸、このネジ軸が貫通した水平な調整板、ネジ軸の両側で調整板に固定された1対の板バネであって上端がネジ軸に係止される1対の板バネ、調整板の軸受けに支持された水平なカム軸、このカム軸の先端に固着された偏心ローラカム、カム軸の途中部に固着された操作レバー、カム軸の基端に固着された楕円形の板カムであって1対の板バネを開閉可能な板カムなどを有する。
ファイル対象物の上面の板材の上面に偏心ローラカムを当接させ、操作レバーによりカム軸を回して偏心ローラカムを回転させることで、偏心ローラカムの増力作用でファイル対象物を強く押圧できるように構成されている。
特開2001−260582号公報 特開平1−210397号公報 特開平1−272493号公報
特許文献2のバインダー用金具では、ウォームギヤ機構を介してネジ軸を回したり、ギヤボックスを手動で回すことによってギヤボックスを昇降させて、ギヤボックスによりファイル対象物をクランプする。そのため、ファイル対象物の着脱の際に、ネジ軸やギヤボックスを急速に回転させることができず、ファイル対象物の着脱に時間がかかる。
ファイル対象物をクランプした状態でファイル対象物から作用する反力によりギヤボックスに作用する回転モーメントに対して、ギヤボックスを水平姿勢に保持できるか否か疑問である。バインダー用金具は、ネジ軸、ウォームギヤ機構、ギヤボックスなど部品数も多く、構造が複雑で、製作費が非常に高価になるため、到底実用に耐えるものではない。
特許文献3のバインダー用金具は、ネジ機構の締結力でファイル対象物を押圧するものではなく、偏心ローラカムの増力作用でファイル対象物を押圧する。ファイル対象物を押圧した状態において調整板を水平姿勢に保持する機構について開示がない。このバインダー用金具は、部品数が多く、構造が複雑で、製作費も高価になり、到底実用に耐えるものではない。
従来、ネジ機構を採用したバインダー用金具が広く実用化されなかったのは、押圧用のナット部材を手動で迅速に回転させることが難しいと想定されたこと、また、ネジ軸に案内させつつ、ファイル対象物を押圧する押圧部材を昇降させる際に、押圧部材とネジ軸のネジ山が干渉するので押圧部材を円滑に昇降させることが難しいこと、2本のネジ軸にファイル対象物の左端を当接させた状態で押圧すると、ファイル対象物の左端が傷つくこと、などの理由によるものと推定される。
請求項1のバインダー用金具は、書類等のファイル対象物の一端部を押圧して綴じるバインダー用金具において、ファイル対象物を着脱する際の姿勢において水平なベース板と、このベース板に垂直に立設されたロッド部材と、前記ロッド部材の周面のうちの周方向の少なくとも一部にほぼ全長に亘って形成された雄ネジ部と、前記ロッド部材の側面に全長に亘って形成されファイル対象物の端部を受け止める上下方向に平滑な案内面と、このロッド部材が摺動自在に挿通する被案内孔とファイル対象物を押える為の押圧面を有する押圧部材であって、ロッド部材と被案内孔の案内作用により上下方向に平行移動可能で且つ前記ファイル対象物を押圧する状態では前記押圧面とロッド部材とのなす角度をほぼ直角に保持する押圧部材と、前記押圧部材の上側においてロッド部材のネジ部に螺合され且つ手動で回転操作することにより前記押圧部材をベース板の方へ押圧駆動可能な操作用ナット部材とを備えたことを特徴とするものである。
このバインダー用金具において、ファイル対象物を装着して押圧する際には、ベース板と押圧部材の押圧面とでファイル対象物の端部を挟み、操作用ナット部材を手動で回転操作することで、押圧部材をベース板の方へ押圧駆動してファイル対象物をクランプ状態にする。ファイル対象物を取り出す際に、操作用ナット部材を緩めてから所望のファイル対象物を取り出し、その後上記と同様にしてファイル対象物をクランプ状態にする。操作用ナット部材に押圧荷重が作用してない状態では、操作用ナット部材を手動により急速回転させることができるので、ファイル対象物の着脱を簡単に能率的に行うことができる。
ここで、前記のバインダー用金具に、次のような種々の構成を採用してもよい。
請求項1の発明において、前記ロッド部材はその水平断面が角部を円弧にしたほぼ正方形に形成され、このロッド部材の4つの角部に前記雄ネジ部が形成された(請求項2)。
請求項2の発明において、前記被案内孔の内壁面には前記ファイル対象物を押圧する状態では前記押圧面とロッド部材とのなす角度をほぼ直角に保持する為の傾動規制部が形成され、前記ロッド部材の雄ネジ部と押圧部材が干渉しないように、前記被案内孔はその水平断面が正方形に形成された(請求項3)。
請求項1〜3の何れかの発明において、前記ロッド部材として所定間隔あけて配置された1対のロッド部材が設けられ、前記押圧部材には1対のロッド部材が夫々挿通する1対の被案内孔が形成され、前記操作用ナット部材として1対のロッド部材の雄ネジ部に夫々螺合された1対の操作用ナット部材が設けられた(請求項)。
請求項1〜3の何れかの発明において、前記ロッド部材として所定間隔あけて配置された1対のロッド部材が設けられ、前記押圧部材として1対のロッド部材に対応する1対の押圧部材が設けられ、前記操作用ナット部材として1対のロッド部材の雄ネジ部に夫々螺合された1対の操作用ナット部材が設けられた(請求項)。
請求項1〜3の何れかの発明において、前記押圧部材は、板状の本体板部と、この本体板部と一体的に形成された厚板部であって、被案内孔が形成され且つ操作用ナット部材で押圧される厚板部とを有する(請求項)。
請求項1〜3の何れかの発明において、前記押圧部材は、板状の本体板部と、この本体板部と一体的にプレス成形により形成された筒状部であって、被案内孔が形成され且つ操作用ナット部材で押圧される筒状部とを有する(請求項)。
請求項1〜の何れかの発明において、前記ロッド部材の下端部には下端に開放する立て向きのネジ穴が形成され、ロッド部材は、ベース板の円形穴に下方から挿通させて前記ネジ穴に螺合させたビス部材によりベース板に取外し可能に固定された(請求項)。
請求項のバインダーは、書類等のファイル対象物の一端部を押圧して綴じるバインダーにおいて、ファイル対象物を着脱する際の姿勢において水平な裏側表紙を備えた表紙部材と、請求項1〜8の何れかに記載のバインダー用金具とを備え、このバインダー用金具のベース板は、前記表紙部材の裏側表紙の内面に固定されていることを特徴としている。
このバインダーは、表紙部材を有し、この表紙部材は、ファイル対象物を着脱する際の姿勢において水平な裏側表紙を備え、この裏側表紙にベース部材が固定され、このベース部材にロッド部材、押圧部材、操作用ナット部材が装備されている。このバインダーにより、ファイル対象物をクランプしたり、押圧解除したりする場合の作用は、請求項1のバインダー用金具と同様であるので、その説明を省略する。
請求項1のバインダー用金具によれば、押圧部材が、ロッド部材が摺動自在に挿通する被案内孔と、ファイル対象物を押える為の押圧面を有し、押圧部材がロッド部材に上下方向に平行移動可能であり、ロッド部材の雄ネジ部に螺合させた操作用ナット部材により押圧部材を押圧駆動可能である。ファイル対象物を装着する際は、ファイル対象物の端部を押圧部材の下に装着してから、操作用ナット部材を手動で急回転させて押圧部材に当接させ、その後操作用ナット部材を手動で強くに回転駆動することでファイル対象物を迅速に且つ強力にクランプ状態にすることができる。
ファイル対象物を押圧する際に、ファイル対象物の端部がロッド部材に形成した案内面に対して相対的に下方移動しても、案内面が平滑な平面であるためファイル対象物の端部に傷つくことがない。
ファイル対象物を取り外す際は、操作用ナット部材を手動で少し緩めてから、ファイル対象物を簡単に迅速に取り外すことができ、その後前記と同様に操作用ナット部材を手動で強くに回転駆動することでファイル対象物を迅速に且つ強力にクランプ状態にすることができる。押圧部材をロッド部材に対し上下に平行移動可能で且つファイル対象物を押圧する状態では押圧部材の押圧面とロッド部材のなす角度をほぼ直角に保持するように構成したので、ファイル対象物をクランプする機構が簡単になる。このバインダー用金具では、部品数が少なく、構造が簡単で、安価に製作することができる。
請求項2の発明によれば、ロッド部材は、その水平断面が角部を円弧にしたほぼ正方形で、このロッド部材の4つの角部に雄ネジが形成されたので、ロッド部材により押圧部材の水平方向への回転を規制でき、雄ネジから操作用ナット部材に作用する摩擦抵抗も小さくすることができるから、操作用ナット部材の回転が円滑になる。ロッド部材の右側部にファイル対象物の左端を受ける平面(案内面)を形成できるため、ファイル対象物の左端をロッド部材に接触させた状態で押圧しても、ファイル対象物の左端が傷つくことがない。
請求項3の発明によれば、押圧部材の被案内孔の内壁面に形成された傾動規制部により、ファイル対象物を押圧する状態では押圧面とロッド部材とのなす角度をほぼ直角に保持することができる。そして、被案内孔はその水平断面が正方形に形成されたので、ロッド部材の雄ネジ部と押圧部材が干渉することがなく、押圧部材を円滑に昇降させることができる。
請求項の発明によれば、1対のロッド部材、1つの押圧部材、1対の操作用ナット部材を装備したので、ファイル対象物の左端を1対のロッド部材で位置決めすることができ、ファイル対象物を1対の操作用ナット部材で強力に押圧することができる。
請求項の発明によれば、1対のロッド部材、1対の押圧部材、1対の操作用ナット部材を装備したので、ファイル対象物の左端を1対のロッド部材で位置決めすることができ、ファイル対象物を1対の操作用ナット部材で強力に押圧することができる。各押圧部材を小型化し、小さな操作力で押圧部材を昇降可能にすることができ、1対の押圧部材を全体として小型化することができる。
請求項の発明によれば、押圧部材は、板状の本体部と、この本体部と一体の厚板部とを有し、厚板部に被案内孔を形成するため、厚板部の被案内孔の内壁面に傾動規制部を形成する上で有利であり、強度面でも有利である。
請求項の発明によれば、押圧部材が、板状の本体部と、この本体部と一体的にプレス成形された筒状部とを有するため、金属板をプレス成形することにより押圧部材を作ることができる。
請求項の発明によれば、ロッド部材の下端部には下端に開放する立て向きのネジ穴が形成され、ロッド部材は、ベース板の円形穴に下方から挿通させて前記ネジ穴に螺合させたビス部材によりベース板に取外し可能に固定されているため、ユーザーがロッド部材をビスでベース板に固定することができるから、ロッド部材をベース板から分離した状態で、バインダー用金具を梱包用ケースに収納して輸送することができる。
請求項9の発明のバインダーは、裏側表紙を備えた表紙部材に、請求項1〜の何れかに記載のバインダー用金具を設けたものであるので、基本的に請求項1〜と同様の効果を奏する。
本発明のバインダー用金具は、書類等のファイル対象物の一端部を押圧して綴じるバインダー用金具において、ファイル対象物を着脱する際の姿勢において水平なベース板と、このベース板に垂直に立設されたロッド部材と、ロッド部材が摺動自在に挿通する被案内孔とファイル対象物を押える為の押圧面を有する押圧部材と、ロッド部材の雄ネジ部に螺合され押圧部材を押圧駆動可能な操作用ナット部材とを有する。押圧部材は、ロッド部材と被案内孔の案内作用により上下方向に平行移動可能で且つファイル対象物を押圧する状態では押圧面とロッド部材とのなす角度をほぼ直角に保持するように構成されている。
本発明のバインダーは、前記のバインダー用金具を、表紙部材の裏側表紙の内面に装備したものである。以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1のバインダー用金具について図1〜図8に基づいて説明する。
図1〜図5に示すように、バインダー用金具1は、表紙部材のあるバインダーに装備して使用されるものであるが、このバインダー用金具1単独でも使用可能なものである。バインダー用金具1は、ベース板2と、このベース板2に立設された1対のロッド部材3と、押圧部材4と、1対の操作用ナット部材5などを備えている。
ベース板2は、書類などのファイル対象物Pの左端部に沿う方向に細長い長方形の金属製の板部材であり、例えば、厚さ0.6〜1.0mm程度のステンレス鋼板、メッキ鋼板、又は射出成形にて製作されたマグネシウム合金板などで構成されている。ベース板2のサイズは例えば35mm×90mmである。ベース板2は、ファイル対象物Pを着脱する際の姿勢において水平であり、このベース板2の姿勢を基準として、また、その姿勢(図4の状態)を前後左右の基準として、以下説明する。
1対のロッド部材3は、ベース板2の長さ方向に所定間隔あけて配置され、これらロッド部材3(例えば長さ40〜80mm)は、ベース板2に垂直に立設されている。これらロッド部材3は鋼製のものでもよいが、本実施例のロッド部材3はマグネシウム合金からなる射出成形品であり、ロッド部材3は水平断面が1辺6〜8mm程度の正方形の角部を部分円筒状に形成し、そこに雄ネジ部8を形成したものである。ロッド部材3は、雄ネジ部8も射出成形時に成形される。図5,図7に示すように、ロッド部材2の下端部分には、下端に開放する立て向きのネジ穴6が形成され、ベース板2の円形穴に下方から挿通させてネジ穴6に螺合させたビス部材7により、ロッド部材3がベース板2に取外し可能に固定されている。図1〜図3,図6,図8に示すように、ロッド部材3の周面のうちの周方向の少なくとも一部(4つの角部)にほぼ全長に亘って雄ネジ部8が形成されている。
ロッド部材3はその水平断面が角部を円弧にしたほぼ正方形に形成され、このロッド部材3の4つの角部に雄ネジ部8が形成され、押圧部材4よりも上側において、ロッド部材3の4つの雄ネジ部8に操作用ナット部材5が螺合されている。ロッド部材3の左右両面には滑らかな平面状の案内面3a,3bが形成され、ロッド部材3の前後両面には滑らかな平面状の案内面3c,3dが形成されている。ロッド部材3の4面には、平面状の案内面3a〜3dが現れるため、外観のデザインの面で好ましい。
押圧部材4は鋼製のものでもよいが、本実施例の押圧部材4は、マグネシウム合金からなる射出成形品である。この押圧部材4の平面視のサイズはベース板2とほぼ同サイズであるが、例えば30mm×90mmである。押圧部材4は、1対のロッド部材3が摺動自在に夫々挿通する1対の被案内孔9と、ファイル対象物Pを押える為の平面状の押圧面10を備えている。押圧部材4は、1対のロッド部材3と1対の被案内孔9の案内作用により上下方向に平行移動可能で且つファイル対象物Pを押圧する状態では押圧面10とロッド部材3とのなす角度をほぼ直角に保持するように構成されている。
押圧部材4は、板状の本体板部4a(例えば厚さ約1.0〜2.0mm)と、この本体板部4aの上側に一体的に形成された平面視ほぼ正方形の1対の厚板部4bであって1対のロッド部材3に対応する1対の厚板部4bとを有する。厚板部4bのサイズは例えば17mm×17mmであり、厚板部4bの厚さは本体板部4aの厚さの2〜3倍の厚さである。各厚板部4bには鉛直方向に貫通する水平断面正方形の被案内孔9が形成され、この厚板部4bは操作用ナット部材5で上から押圧される部位となる。ファイル対象物Pを押圧部材4により押圧してクランプ状態にすると、図8に示すようにファイル対象物Pからの反力Fが作用し、押圧部材4にはファイル対象物Pから離隔しようとする回転モーメントMが作用するので、図7に示すように、被案内孔9の内壁面には、ファイル対象物Pを押圧する状態では押圧部材4の押圧面10とロッド部材3とのなす角度をほぼ直角に保持する為の傾動規制部9a,9bが形成されている。
ロッド部材3の左右の案内面3a,3bと被案内孔9の左右の内壁面との間には、小さな摺動隙間(例えば、0.1〜0.2mmの隙間)が形成され、被案内孔9の内壁面のうちの左側壁面と右側壁面が前記の傾動規制部9a,9bを構成している。他方、押圧部材4を昇降させる際に、押圧部材4が前後に僅かに傾いても押圧部材4を円滑に昇降させ得るように、ロッド部材3の前後の案内面3c,3dと被案内孔9の内壁面との間には、前記の小さな摺動隙間より幾分大きな摺動隙間が形成されている。
押圧部材4をロッド部材3に対して昇降させる際にロッド部材3の雄ネジ部8と押圧部材4が干渉しないように、図6に示すように、被案内孔9内において雄ネジ部8は被案内孔9の角部の空間に臨んでいる。
図1〜図3に示すように、押圧部材4の上側においてロッド部材3の雄ネジ部8には操作用ナット部材5が螺合され、この操作用ナット部材5を手動で回転操作することにより押圧部材4をベース板2の方へ押圧駆動可能に構成されている。この操作用ナット部材5は鋼や真鍮や合成樹脂等の材料で構成してもよいが、本実施例の操作用ナット部材5は、マグネシウム合金からなる射出成形品(但し、ネジ穴を機械加工する)で構成したものである。
図4に示すように、操作用ナット部材5は4つの突出した操作部5aを有し、操作用ナット部材5をロッド部材3に螺合させた状態で、4つの操作部5aを指で回転駆動するように構成されている。ロッド部材3の雄ネジ部がロッド部材3の角部の4つの雄ネジ部8からなるので、雄ネジ部8と操作用ナット部材5間に作用する摩擦力が小さくなる。それ故、押圧荷重が作用してない状態では、操作用ナット部材5を円滑に急速回転させることができる。操作用ナット部材5は、図4に示すように、押圧部材4の厚板部4bの範囲内に納まる大きさに形成するのがデザイン上望ましい。但し、操作部5aは厚板部4bの外側へはみ出してもよい。
ロッド部材3の雄ネジ部8が全周面ではなく、4つの角部に形成されているため、操作用ナット部材5が雄ネジ部8と接触する接触面積が小さくなるので、操作用ナット部材5の厚さを大きくして、雄ネジ部8と噛み合うネジ山の数が多くなるように構成してある。
尚、厚板部4bの形状や、操作用ナット部材5の形状は適宜変更可能であり、例えば、厚板部4bの平面形状を三角形に形成し、操作用ナット部材5に3つの突出した操作部を形成してもよい。
以上説明したバインダー用金具1の作用、効果について説明する。
書類などのファイル対象物Pを装着する際は、ファイル対象物Pの左端部をベース板2と押圧部材4の間に装着し、ファイル対象物Pの左端面を1対のロッド部材3に当接させて位置決めしてから、右手で操作用ナット部材5を締結側へ急回転させて押圧部材4に当接させ、その後操作用ナット部材5を右手で強く回転駆動することでファイル対象物Pを迅速に且つ強力にクランプ状態にすることができる。
ファイル対象物Pを取り外す際は、操作用ナット部材5を手動で緩めてから、ファイル対象物Pを簡単に迅速に取り外すことができ、その後前記と同様に操作用ナット部材5を手動で強く回転駆動することでファイル対象物Pを迅速に且つ強力にクランプ状態にすることができる。押圧部材4をロッド部材3に対して上下に平行に昇降移動可能で且つファイル対象物Pを押圧する状態では押圧部材4の押圧面10とロッド部材3のなす角度をほぼ直角に保持するように構成したので、ファイル対象物Pに押圧痕が残ったりすることがなく、ファイル対象物Pをクランプする機構が簡単になる。このバインダー用金具1では、部品数が少なく、構造が簡単で、安価に製作することができる。
ロッド部材3は、その水平断面が、角部を円弧にしたほぼ正方形であるため、ロッド部材3により押圧部材4の水平方向への回転を規制でき、ロッド部材3の4つの角部に雄ネジ部8が形成されたため、雄ネジ部8から操作用ナット部材5に作用する摩擦抵抗も小さくなり、操作用ナット部材5を円滑に回転させることができる。
ロッド部材3の右側面が案内面3bに形成され、この案内面3bでファイル対象物Pの左端を受け止めた状態で、ファイル対象物Pを押圧する際に、ファイル対象物Pの左端が案内面bに対して相対的に下方移動しても、案内面bが平面であるためファイル対象物Pの左端に傷つくことがない。
押圧部材4の厚板部4bに被案内孔9が形成され、その被案内孔9の内壁面に傾動規制部9a,9bが形成され、この傾動規制部9a,9bにより、ファイル対象物Pを押圧する状態では押圧部材4の押圧面10とロッド部材3とのなす角度をほぼ直角に保持することができる。被案内孔9はその水平断面が正方形に形成され、その角部の空間に雄ネジ部8が臨んでいるため、ロッド部材3の雄ネジ部8と押圧部材4が干渉せず、押圧部材4を円滑に昇降させることができる。ロッド部材3の間において押圧部材4の左端部がファイル対象物Pの左端から左方へ張り出して、押圧部材4を昇降させる際に指で掴むのに好適の把持部4cが形成されている。但し、この把持部4cは省略可能である。
このバインダー用金具1では、操作用ナット部材5とロッド部材3の雄ネジ部8とからなるネジ機構で押圧部材4をベース板2の方へ押圧駆動する構成であるので、ネジ機構によって十分大きなクランプ力を発生させることができる。それ故、厚いファイル対象物Pのファイルに適したバインダー用金具を実現することができる。しかも、ファイル対象物Pを着脱する際の操作も簡単で、迅速に行うことができる。
ロッド部材3をビス部材7でベース板2に取外し可能に固定するため、ユーザーがロッド部材3をベース板2に固定することができるから、ベース板2からロッド部材3を取り外した状態で、バインダー用金具1を梱包用ケースに収納して輸送することができる。梱包用ケースの小型化を図り、輸送費の軽減を図ることができる。少なくとも、ロッド部材3と押圧部材4と操作用ナット部材5とをマグネシウム合金の射出成形品で構成するため、バインダー用金具1を軽量化することができ、製作費を著しく低減することができる。
ロッド部材3を長く構成することも可能であるので、厚いファイル対象物Pを強力にクランプできるバインダー用金具を実用化することができる。
次に、実施例2のバインダー用金具1Aについて、図9〜図11に基づいて説明する。
このバインダー用金具1Aは、押圧部材を1対のロッド部材3に対応する1対の押圧部材4Aとして構成した点で、実施例1のバインダー用金具1と異なるのみでその他の構成は同様であるので、その異なる構成についてだけ説明する。押圧部材4Aは平面視ほぼ正方形状に形成され、押圧部材4Aは本体板部4dと厚板部4bとを有する。押圧部材4Aのサイズは例えば30mm×30mmであり、厚板部4bのサイズは例えば17mm×17mmである。
この押圧部材4Aは、小型であり簡単に昇降させることができるため、ロッド部材3の前後の案内面3c,3dと被案内孔9の内壁面間の摺動隙間を前記実施例1のものよりも狭く形成してもよい。1対の押圧部材4Aを全体として小型、軽量化することができるため、製作費低減の面で有利である。その他、前記のバインダー用金具1と同様の作用、効果が得られる。尚、押圧部材4Aが水平方向に回転することはない。
次に、実施例3について図12に基づいて説明する。
押圧部材4Bは、厚さ例えば、0.6〜1.0mmの鋼板で形成され、1対のロッド部材に対応する部位には、プレス成形加工により、被案内孔を形成する筒状部4iが一体的に形成され、この被案内孔にロッド部材が摺動隙間をもって挿通される。筒状部4iの高さ寸法は例えば3.0〜5.0mmであり、この筒状部4iの内壁面のうちの左側壁面と右側壁面とで傾動規制部9f,9gが形成されている。この傾動規制部9f,9gにより押圧部材4Bの傾動が規制されるため、押圧部材4Bでファイル対象物Pをクランプした状態においても、押圧部材4Bの押圧面10Bとロッド部材のなす角度がほぼ直角に保持される。
次に、実施例のバインダー用金具1Eについて図13に基づいて説明する。
このバインダー用金具1Eは、実施例1のバインダー用金具1におけるロッド部材3と、被案内孔9の構造を変更したものであり、それ以外は実施例1と同様であるので、実施例1と同じものに同じ符号を付し、異なる構造についてのみ説明する。
ロッド部材3Eの左側部と右側部には全長に亘って延びる平面状の案内面3e,3fが形成され、ロッド部材3Eの周面のうちの案内面3e,3f以外の部分には部分円筒面状の雄ネジ部8Eが形成されている。押圧部材4の被案内孔9Eはロッド部材3Eが小さな摺動隙間をもって摺動可能な孔に形成され、被案内孔9Eの内壁面の左側壁面と右側側面には傾動規制部が形成されている。このロッド部材3Eは、雄ネジ部8Eも一体的に成形したマグネシウム合金の射出成形品で構成することができる。
このロッド部材3Eの場合、雄ネジ部8Eの周方向の幅が大きいため、操作用ナット部材5の厚さを小さく構成できるので有利であり、1対のロッド部材3Eの案内面3fでファイル対象物Pの左端部を受け止めて、ファイル対象物Pを傷付けることなくファイルすることができる。
ここで、前記実施例1〜を部分的に変更する例について説明する。
[1]前記押圧部材4,4A,4Eの厚板部4bを本体板部4aと一体品に構成する代わりに、本体板部4aに厚板部4bをスポット溶接等で溶接接合してもよい。
[2]押圧部材4,4A,4Bの押圧面10,10Bとファイル対象物P間の摩擦力を増すために、押圧面を平滑面以外の微小凹凸または梨地模様のある摩擦面に形成することも望ましく、押圧面にゴムコート層を形成してもよい。
[3]バインダー用金具1,1A1Eは、必ずしも1対のロッド部材3,3Eを有する必要はなく、ベース板2の他に、1個のロッド部材3,3E、1個の押圧部材4A,4B、1個の操作用ナット部材5などを設けた構成でもよい。
[4]ロッド部材3,3Eをネジ機構で継ぎ足し可能な複数の分割ロッド部材で構成してもよい。
この場合、分割ロッド部材の上端部に前記のネジ穴に螺合可能なネジ部を形成するか、分割ロッド部材の上端部にも前記のネジ穴6と同様のネジ穴を形成しておき、小径のネジ軸(ボルト部材)を用いて分割ロッド部材を継ぎ足すように構成する。
[5]その他、本発明のバインダー用金具の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者ならば種々の変更を加えて実施でき、本発明はそのようなものも包含するものである。
この実施例は、表紙部材21に実施例1のバインダー用金具1を組み込んだバインダー20に関するものであるが、バインダー用金具1自体は実施例1のものと同様であるので、その説明は省略する。図14、図15に示すように、このバインダー20の表紙部材21は、厚紙シート材または合成樹脂製シート材で構成されている。表紙部材21は、A4サイズよりも大きな裏側表紙22と、この裏側表紙22の左端に連なる背表紙23と、この背表紙23の左端に連なる表側表紙24とで構成されている。
表紙部材21の裏側表紙22はファイル対象物Pを着脱する際の姿勢において水平であり、以下の説明はこの姿勢を基準として説明する。裏側表紙22と背表紙23の境界には折れ部25が形成され、背表紙23と表側表紙24の境界にも折れ部26が形成されている。裏側表紙22の左端部分の前後方向の中央部にバインダー用金具1が取り付けられている。バインダー用金具1のベース板2は裏側表紙22の左端部分の内面の前後方向の中央部に少なくとも2つのリベットなどで固定されている。背表紙22の幅は、ロッド部材3の高さよりも幾分大きく形成されている。
このバインダー20にファイル対象物Pをファイルする場合、図15に2点鎖線で示すようにファイル対象物Pをセットしてファイルしてもよいが、ファイル対象物Pの厚さが大きくなった状態では、3点鎖線で示すように、ファイル対象物Pの前端を裏側表紙22の前端に揃えた状態にファイルすることが望ましい。表紙部材21が支持するファイル対象物Pの重量を軽減するためである。
ここで、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
[1]前記バインダー20において、実施例のバインダー用金具1の代わりに、バインダー用金具1A,1Eの何れかを表紙部材21に設ける。
[2]バインダー20の表紙部材21は、厚手の台紙としての裏側表紙22のみを備えていてもよく、この場合、表紙部材21から背表紙23と表側表紙24は省略可能である。[3]その他、本発明のバインダーの趣旨を逸脱しない範囲で、当業者ならば種々の変更を加えて実施でき、本発明はそのようなものも包含するものである。
実施例1のバインダー用金具の正面図である。 図1のバインダー用金具の右側面図である。 図1のバインダー用金具の左側面図である。 図1のバインダー用金具の平面図である。 図1のバインダー用金具の底面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図2のVII−VII線断面図である。 図1のバインダー用金具(ファイル状態)の正面図である。 実施例2のバインダー用金具の右側面図である。 図9のバインダー用金具の平面図である。 図9のバインダー用金具の図6相当図である。 実施例3のバインダー用金具の押圧部材の断面図である。 実施例のバインダー用金具の図相当図である。 実施例のバインダーの正面図である。 14のバインダーの要部平面図である。
符号の説明
1,1A1E バインダー用金具
2 ベース板
,3E ロッド部材
3a,3b,3e,3f 案内面
4,4A,4B,4E 押圧部材
4a,4d,4e 本体板部
4b,4f 厚板部
5 操作用ナット部材
6 ネジ穴
7 ビス部材
,8E 雄ネジ部
9,9E 被案内孔
9a,9b,9f,9g 傾動規制部
10,10B 押圧面
20 バインダー
P ファイル対象物

Claims (9)

  1. 書類等のファイル対象物の一端部を押圧して綴じるバインダー用金具において、
    ファイル対象物を着脱する際の姿勢において水平なベース板と、
    このベース板に垂直に立設されたロッド部材と、
    前記ロッド部材の周面のうちの周方向の少なくとも一部にほぼ全長に亘って形成された雄ネジ部と、
    前記ロッド部材の側面に全長に亘って形成されファイル対象物の端部を受け止める上下方向に平滑な案内面と、
    このロッド部材が摺動自在に挿通する被案内孔とファイル対象物を押える為の押圧面を有する押圧部材であって、ロッド部材と被案内孔の案内作用により上下方向に平行移動可能で且つ前記ファイル対象物を押圧する状態では前記押圧面とロッド部材とのなす角度をほぼ直角に保持する押圧部材と、
    前記押圧部材の上側においてロッド部材のネジ部に螺合され且つ手動で回転操作することにより前記押圧部材をベース板の方へ押圧駆動可能な操作用ナット部材と、
    を備えたことを特徴とするバインダー用金具。
  2. 前記ロッド部材はその水平断面が角部を円弧にしたほぼ正方形に形成され、このロッド部材の4つの角部に前記雄ネジ部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のバインダー用金具。
  3. 前記被案内孔の内壁面には前記ファイル対象物を押圧する状態では前記押圧面とロッド部材とのなす角度をほぼ直角に保持する為の傾動規制部が形成され、前記ロッド部材の雄ネジ部と押圧部材が干渉しないように、前記被案内孔はその水平断面が正方形に形成されたことを特徴とする請求項2に記載のバインダー用金具。
  4. 前記ロッド部材として所定間隔あけて配置された1対のロッド部材が設けられ、
    前記押圧部材には1対のロッド部材が夫々挿通する1対の被案内孔が形成され、
    前記操作用ナット部材として1対のロッド部材の雄ネジ部に夫々螺合された1対の操作用ナット部材が設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバインダー用金具。
  5. 前記ロッド部材として所定間隔あけて配置された1対のロッド部材が設けられ、
    前記押圧部材として1対のロッド部材に対応する1対の押圧部材が設けられ、
    前記操作用ナット部材として1対のロッド部材の雄ネジ部に夫々螺合された1対の操作用ナット部材が設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバインダー用金具。
  6. 前記押圧部材は、板状の本体板部と、この本体板部と一体的に形成された厚板部であって、被案内孔が形成され且つ操作用ナット部材で押圧される厚板部とを有することを特徴とする請求項1〜3何れかに記載のバインダー用金具。
  7. 前記押圧部材は、板状の本体板部と、この本体板部と一体的にプレス成形により形成された筒状部であって、被案内孔が形成され且つ操作用ナット部材で押圧される筒状部とを有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバインダー用金具。
  8. 前記ロッド部材の下端部には下端に開放する立て向きのネジ穴が形成され、
    ロッド部材は、ベース板の円形穴に下方から挿通させて前記ネジ穴に螺合させたビス部材によりベース板に取外し可能に固定されたことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のバインダー用金具。
  9. 書類等のファイル対象物の一端部を押圧して綴じるバインダーにおいて、
    ファイル対象物を着脱する際の姿勢において水平な裏側表紙を備えた表紙部材と、
    請求項1〜8の何れかに記載のバインダー用金具とを備え、
    このバインダー用金具のベース板は、前記表紙部材の裏側表紙の内面に固定されていることを特徴とするバインダー。
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