JP4165806B2 - Apparatus and method for tensioning thread on frame - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的に走行している枠体に次々と糸を張設する装置と方法に関するものであり、特に、フィルム状イオン選択電極を用いてイオン活量を測定する電解質スライドの部品の製造に有効な糸の張設装置と方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
液体試料中のイオン活量を迅速、簡便に、かつ精度良く測定するには、イオン選択膜を用いたイオン活量測定器具、特にフィルム状イオン選択電極を用いた電解質スライドが有効である（特許文献１参照）。
【０００３】
【特許文献１】
***国特許第２，７２２，６１７号明細書
【０００４】
また、液体試料及び参照液を一度点着すれば複数種類のイオン活量を同時に測定できる電解質スライドも提案されている（特許文献２，３参照）。
【０００５】
【特許文献２】
特開昭５８−２１１６４８号公報
【特許文献３】
特開昭６２−９２６４号公報
【０００６】
このような電解質スライドとしては、図３に示すように、上部枠体１および下部枠体２と、多層フィルム電極３及び分配部材４を挟んで上部枠体１と下部枠体２とを接着する両面接着テープ５とで構成されている。上部枠体１は外側面にブリッジ６が設けられるブリッジ溝７ａが形成されるとともに、液体試料および参照液が滴下される点着孔８ａが穿設されている。ブリッジ溝７ａは図４に示すように、両端が小判の半割状に拡張されており、その中央にディスク状の糸溶着部９が突出形成されている。この糸溶着部９の頂面中央には糸の下部を収容して位置決めするチャンネル溝が形成されている。また、上部枠体１の内側面には電極を収容する３つの溝７ｂが形成され、この溝７ｂにそれぞれ多層フィルム電極３が嵌入されている。下部枠体２は内側面に分配部材を収容する２つの溝７ｃが形成されるとともに、その両側に電極に電気的接続をするための６つの端子孔８ｄが穿設され、各溝７ｃにそれぞれ２つの分配部材４が配置されている。
【０００７】
多層フィルム電極は、ポリエチレンテレフタレート樹脂等からなるベースに中央部分がハロゲン化処理された銀層が積層され、中心部で互いに絶縁されている。このハロゲン化処理部にイオン選択膜が積層された層構成となっている。
【０００８】
両面接着テープ５は、点着孔８ｂおよび液供給孔８ｃが穿設されており、点着孔８ｂが上部枠体１の点着孔８ａに対応するとともに、液供給孔８ｃが多層フィルム電極３及び分配部材４と一致するように上部枠体１と下部枠体２とを接着している。
【０００９】
従来、このような電解質スライドは手作業で製造されていた。
【００１０】
本発明者らは、電解質スライドを大量生産する方法を検討を重ね、下部枠体を組み立てる方法について数多く特許出願を行ってきた（特許文献４〜７参照）。
【００１１】
【特許文献４】
特開昭６３−９２４５３号公報
【特許文献５】
特開昭６３−１３０６８７号公報
【特許文献６】
特開昭６３−１３０６８８号公報
【特許文献７】
特開昭６３−２２５０６５号公報
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上部枠体を大量生産する方法の開発が残されていた。
本発明の目的は、この上部枠体を大量生産しうる方法を開発することにあり、特に、ブリッジを高速で上部枠体に張設することができる装置と方法を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討の結果、この枠体を間欠的に搬送するとともに、その先頭の枠体に糸を接着してこの糸を搬送により張らせ、この状態で次の枠体に糸を接着張設し、ここで先頭の枠体の糸を切り放して次の枠体に先頭の枠体の役目を果たさせ、これを順次行うことによって一定の張力で糸が張設された枠体を容易に大量生産しうることを見出した。
【００１４】
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであり、
枠体を搬送するコンベアと、該コンベアによって間欠的に搬送されている枠体に糸を供給する糸供給送り装置と、供給された糸を枠体に溶着する糸止め溶着装置と、枠体に溶着された糸の不要部分を切除する糸切断装置よりなり、前記コンベアがベルトの上面に一定間隔で凸部が形成されていてその間に枠体を収容するものであって、溶着される糸の張力が、すでに糸が溶着された下流側の枠体がコンベアで搬送されることによって与えられることを特徴とする枠体への糸の張設装置 と、
一定間隔をおいて間欠的に搬送されている枠体に糸を張設する際に、先頭の枠体に該糸を溶着し、次いで該枠体を搬送移動させて該枠体より後方の糸に張力を与え、その状態で次の枠体に糸を溶着し、その後先頭の枠体と次の枠体の間の糸を切断することを特徴とする枠体への糸の張設方法
を提供するものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】
枠体および糸は、本発明を適用しうるものであれば特に制限されないが、例えば電解質スライドの上部枠体とブリッジである。枠体および糸の材質はそれぞれの使用目的に適合するものが選択されるが、例えば、枠体については、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩酢ビ等、糸については、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、トリアセチルセルロース等の樹脂が好ましく用いられる。その外、綿、羊毛等の天然繊維も用いることができる。
【００１６】
本発明の装置は、糸供給送り装置と、糸止め溶着装置と、糸切断装置と、枠体をこれらの装置に順に送り込むコンベアよりなる。
【００１７】
糸供給送り装置は、コンベアによって間欠的に搬送されている枠体に糸を供給する装置であり、糸を巻きつけたリールとそこから糸をコンベアに送るガイドローラからなる。リールは繰り出される糸に張力を付与するために、通常は反対方向に付勢されている。この付勢の強さは調整しうるようにしておくことが好ましい。
【００１８】
糸止め溶着装置は、供給された糸を枠体に溶着する装置であり、加熱手段は局所加熱に適した超音波加熱、熱ゴテ等による機械的な加熱等が好ましい。この溶着は、すでに糸が溶着された下流側の枠体がコンベアで搬送されることによって張力が与えられている糸に対して行われるので、溶着によって糸が枠体に張設される。張設するために糸は枠体の２個所以上に溶着されるが、これは２つ以上の溶接先端を有する加熱体を用いて同時に溶着するようにしてもよく、複数の溶接先端を別個に作動させて別々に溶着するようにしてもよい。
【００１９】
糸切断装置は、枠体に溶着された糸の不要部分を切除する装置であり、刃による切断の外溶断等であってもよい。溶断にはアーク、加熱バー、プラズマ等を利用できる。切断部位は不要部分の残りがなるべく少なく、かつ切断が容易な部位が選択されるが、通常好ましいのは溶着部位になるべく近い外側である。
【００２０】
この糸切断装置では、糸が切断される枠体とその下流側の枠体とを結ぶ糸を切断することに加えて当該枠体の上流側溶着部に残っている糸も切断し、この糸はすでに先端が切り放されているので枠体から分離されることになる。そこで、この糸切断装置にはこの分離された糸の吸引除去装置を設けておくことが好ましい。
【００２１】
吸引除去を行わないと、散乱して周囲が汚れるだけでなく、静電気などにより上部枠体に切れた糸が付着して製品の品質保証上ＮＧとなる。他の手段としては、粘着テープ等で接着除去することも考えられるが、粘着テープが必要なこと、および廃棄物が出る点で好ましくない。
【００２２】
この吸引除去装置は、ブロワとパイプよりなるものでよく、吸引口となるパイプの先端は単に開口されているだけでもよい。糸の分離は糸が切断される枠体の上流側溶着部近傍で起こるので、吸引口はその付近に配置することが好ましい。
【００２３】
コンベアは、枠体を一定間隔を置いて保持し間欠搬送するものである。保持手段は枠体の位置を固定しうるものであればよく、掴持するものであってもよいが、単に枠体を載せるだけで位置決めしうるものが好ましい。例えば、枠体を収容する容器とか枠をコンベア上に設置するとか、ベルトの上面に一定間隔で凸部を形成し、その間に枠体を収容するようにしてもよい。
【００２４】
本発明では、さらに糸の張りが適切であるか否かをチェックする糸止めチェック装置を設けることが好ましい。この装置には公知のもののなかから適宜選択して用いることができるが、好ましい装置の一例は、張設されている糸を押す触針と、該触針を上下させるアームと、該触針に一定荷重を与える錘りと、該触針の移動距離を測るセンサよりなるものである。触針の先端は、糸が逃げないよう弧状等の凹状にしておくのがよい。触針は１本に限らず２本にして糸の２個所を押すようにしてもよい。触針を上下させるアームは枢支して回動させるタイプ、アーム自体を上下動させるタイプ等のいずれでもよい。触針の移動距離は直接測るほか、触針やアームに杆等を設けてその動きを測る等の間接的な方法で測定してもよい。この糸止めチェック装置で不合格とされた枠体は製造ラインから除去される。
【００２５】
上記の装置において、枠体はコンベアにより一定間隔をおいて間欠的に搬送される。そして、糸を糸供給送り装置から糸を引き出して、まず先頭を走行している枠体に糸止め溶着装置を用いて糸を溶着させる。そうすると、この先頭の枠体のコンベアによる搬送により糸が張られた状態で引き出されてくる。そこで、糸止め溶着装置の位置に来た次の枠体に糸を溶着させる。それから先頭の枠体に溶着されている糸の不要部分、すなわち上流側溶着部より前の部分と下流側溶着部より後の部分を切断する。この切断は両方同時に行ってもよく、いずれかを先に行ってもよい。切断により分離された上流側より前の部分は、吸引除去装置に吸引されて除去される。なお、この先頭の枠体の糸の切断は次の枠体への糸の溶着張設後であればよく、次の次の枠体への糸の溶着後、あるいはそのさらに後でも差し支えない。
【００２６】
【実施例】
本発明の方法の実施に使用された装置の概略構成を図１に、その糸止めチェック装置の概略構成を図２に示す。
【００２７】
図１に示すように、この装置は、糸供給送り装置１０、糸止め溶着装置２０、糸切断装置３０、糸止めチェック装置４０およびこれらの装置の間を枠体１を搬送するコンベア５０よりなっている。
【００２８】
コンベア５０は、棹形コンベアと呼ばれ、略等間隔に凸部５１と凹所５２が交互に形成された櫛歯状をしており、これが上昇、前進、降下、後退を繰り返して搬送を行う。すなわち、各凹所５２に枠体１の搬送方向左側部分を入れて前進し、枠体１を１コマ分搬送する。次いで、降下して枠体１を放し、１コマ分後退し、再度上昇して各凹所がそれぞれ次の枠体１を保持し、次いで前進して枠体１をそれぞれ１コマ分搬送し、これを繰り返すことにより枠体１を間欠的に搬送するものである。コンベア５０が下降状態にあるときは、枠体１はコンベア５０の右側のスライダ５３部分によって保持される。枠体の左右方向の位置は、５１と５２の間に設けられた溝によって、その都度位置合わせされる。
【００２９】
糸供給送り装置１０は、糸繰出し機１１およびガイドローラ１２，１３，１４からなっている。この糸繰出し機１１は、リールが繰り出しと反対方向に付勢されていて、繰り出された糸に張力を与えるようになっている。糸６は先端側が枠体１に接着されているため、枠体１の搬送によって引き出される。糸繰出し機１１から引き出された糸６はガイドローラ１２を通って下降し、コンベア５０の側縁近傍でガイドローラ１３によってコンベア５０の中心方向に曲げられ、さらにガイドローラ１４によってコンベア５０の搬送方向に曲げられて枠体１の孔８ａの中心上部を通るようになっている。
【００３０】
糸止め溶着装置２０は、糸を溶着する超音波加熱機２１よりなり、その先端のホーン２２は２つの先端を有し、下降してそれぞれ糸６とともに糸溶着部９を加熱して糸を溶着するようになっている。
【００３１】
糸切断装置３０は、溶着された糸６を糸溶着部９の外側で切断する２枚のブレード３１と切断された糸を吸引除去する吸引除去装置３２よりなっている。
【００３２】
糸止めチェック装置４０は、図２に示すように、下降して枠体１上に溶着されて張られている糸６に触れて張力を調べる触針４１と、該触針４１を一端に取着し中央やや後方位置で枢支されているアーム４２と、該アーム４２上をその軸４３と触針４１の間を移動して位置を調整できる錘り４４と、軸４３の近傍から垂下する下杆４５とその下端に取り付けられた測定杆４６と、該測定杆４６の移動距離を測定するセンサ４７と、該アーム４２の後端に取付された錘り４８よりなる。
【００３３】
上記の装置を用いて図３の電解質スライドの上部枠体１に糸６を張設した。この上部枠体１はポリスチレン製で２４ｍｍ×２８ｍｍ、厚さ１．８ｍｍのものである。糸は、ポリエチレンテレフタレート繊維の撚り糸である。
【００３４】
まず、糸６を糸供給送り装置１０から引き出して先頭の枠体１に糸止め溶着装置２０で溶着する。次いで、コンベア５０によって次の枠体１を糸止め溶着装置２０に送り、糸を溶着する。そして、糸切断装置３０に来た枠体１から糸の切断が行われる。切除された糸は吸引除去装置３２により吸引除去される。
【００３５】
糸の切断除去処理が行われた枠体は、次に糸止めチェック装置４０に移る。そうすると、図２に示すアーム４２が回動し、その先端に支承された触針４１が枠体１に張られた糸６を下方に押す。この押す力は錘り４４の位置を調節することによって３０ｇに設定されている。触針４１の下降につれて下杆５４の下端に取り付けられた測定杆４６が後方に移動し、その移動距離をセンサ４７が測定する。センサが測定する移動距離は触針４１の先端が糸６に触れてから停止する迄である。この移動距離を予め入力しておいた値（検量線）と照合して張力に換算する。そして、予め入力していた合格範囲内かどうか調べ、張設の合格、不合格を判定する。これらはコンピュータ（図示されていない。）によって行われる。そこで、不合格品は系外に出し、合格品は次の工程に送られる。
【００３６】
【発明の効果】
本発明により、枠体に糸を効率よく張設できる。特に電解質スライドの上部枠体にブリッジを効率よく張設できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の装置の概略構成を示す図である。
【図２】 その糸止めチェック装置の概略構成を示す図である。
【図３】 本発明が適用される電解質スライドの分解斜視図である。
【図４】 そのブリッジ溝部分の拡大図である。
【符号の説明】
１…上部枠体
２…下部枠体
３…多層フィルム電極
４…分配部材
５…両面接着テープ
６…ブリッジ（糸）
７ａ…ブリッジ溝
７ｂ…溝
７ｃ…溝
８ａ…点着孔
８ｂ…点着孔
８ｃ…液供給孔
８ｄ…端子孔
９…糸溶着部
１０…糸供給送り装置
１１…糸繰出し機
１２〜１４…ガイドローラ
２０…糸止め溶着装置
２１…超音波加熱機
２２…ホーン
３０…糸切断装置
３１…ブレード
３２…吸引除去装置
４０…糸止めチェック装置
４１…触針
４２…アーム
４３…軸
４４…錘
４５…下杆
４６…測定杆
４７…センサ
４８…錘り
５０…コンベア
５１…凸部
５２…凹所
５３…スライダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus and a method for tensioning yarns one after another on a continuously running frame, and in particular, an electrolyte slide component for measuring ion activity using a film-like ion selective electrode. The present invention relates to a yarn tensioning device and method effective for manufacturing.
[0002]
[Prior art]
An ion activity measuring instrument using an ion selective membrane, particularly an electrolyte slide using a film-like ion selective electrode, is effective for measuring ion activity in a liquid sample quickly, easily and accurately (patent) Reference 1).
[0003]
[Patent Document 1]
West German Patent No. 2,722,617 Specification
There has also been proposed an electrolyte slide capable of simultaneously measuring a plurality of types of ion activities by spotting a liquid sample and a reference solution (see Patent Documents 2 and 3).
[0005]
[Patent Document 2]
JP 58-21648 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 62-9264
As such an electrolyte slide, as shown in FIG. 3, the upper frame 1 and the lower frame 2 are bonded to the lower frame 2 with the multilayer film electrode 3 and the distribution member 4 interposed therebetween. It consists of a double-sided adhesive tape 5. The upper frame 1 is formed with a bridge groove 7a provided with a bridge 6 on the outer surface, and a spotting hole 8a into which a liquid sample and a reference liquid are dropped. As shown in FIG. 4, the bridge groove 7 a has both ends expanded in a half-divided shape, and a disk-shaped yarn welded portion 9 projects from the center thereof. A channel groove for receiving and positioning the lower part of the yarn is formed at the center of the top surface of the yarn welding portion 9. Further, three grooves 7b for accommodating electrodes are formed on the inner side surface of the upper frame body 1, and the multilayer film electrodes 3 are fitted into the grooves 7b, respectively. The lower frame 2 is formed with two grooves 7c for accommodating the distribution member on the inner side surface, and six terminal holes 8d for making electrical connection to the electrodes on both sides of the groove 7c. Two distribution members 4 are arranged.
[0007]
In the multilayer film electrode, a silver layer whose central portion is halogenated is laminated on a base made of polyethylene terephthalate resin or the like, and is insulated from each other at the central portion. This halogenated portion has a layer structure in which an ion selective film is laminated.
[0008]
The double-sided adhesive tape 5 is provided with a spotting hole 8b and a liquid supply hole 8c. The spotting hole 8b corresponds to the spotting hole 8a of the upper frame 1, and the liquid supply hole 8c is the multilayer film electrode 3. The upper frame body 1 and the lower frame body 2 are bonded so as to coincide with the distribution member 4.
[0009]
Traditionally, such electrolyte slides have been manufactured manually.
[0010]
The present inventors have repeatedly studied a method for mass-producing electrolyte slides and have filed many patent applications for a method of assembling the lower frame (see Patent Documents 4 to 7).
[0011]
[Patent Document 4]
JP 63-92453 A [Patent Document 5]
JP-A-63-130687 [Patent Document 6]
Japanese Patent Laid-Open No. 63-130688 [Patent Document 7]
Japanese Patent Laid-Open No. 63-225065
[Problems to be solved by the invention]
However, development of a method for mass production of the upper frame was left.
An object of the present invention is to develop a method capable of mass-producing the upper frame body, and in particular, to provide an apparatus and a method capable of stretching a bridge to the upper frame body at high speed.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the inventors of the present invention intermittently transported the frame body, adhered a thread to the leading frame body, and stretched the thread by transportation. The thread is bonded and stretched to the next frame, and the thread of the first frame is cut off to cause the next frame to play the role of the first frame. It has been found that the frame body stretched with can be easily mass-produced.
[0014]
The present invention has been made based on such knowledge,
A conveyor for conveying the frame, and the yarn supply feeder supplying yarn to the frame that is conveyed intermittently by the conveyor, and a yarn stopping welding apparatus for welding the supplied yarn to the frame body, the frame It consists of a yarn cutting device that cuts out unnecessary parts of the welded yarn, and the conveyor has convex portions formed on the upper surface of the belt at regular intervals and accommodates a frame between them, tension, and yarn tensioning device of the frame, characterized in that provided by the frame of the already thread welded bottom stream side is conveyed by the conveyor,
When the yarn is stretched on the frame that is intermittently conveyed at regular intervals, the yarn is welded to the leading frame, and then the frame is conveyed and moved so that the yarn is behind the frame. A method of tensioning a thread on a frame, characterized in that a thread is welded to the next frame in that state, and then the thread between the leading frame and the next frame is cut. It is to provide.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The frame body and the thread are not particularly limited as long as the present invention can be applied. For example, the frame body and the thread are an upper frame body and a bridge of the electrolyte slide. The material of the frame and thread is selected so as to suit the intended use. For example, for the frame, polyethylene terephthalate, triacetylcellulose, polyvinyl chloride, polystyrene, polyvinylidene chloride, ABS resin, polyethylene, For yarns such as polyvinyl acetate and polyvinyl chloride, resins such as polyesters such as polyethylene terephthalate and polyethylene naphthalate, nylon, polypropylene, polyethylene, and triacetyl cellulose are preferably used. In addition, natural fibers such as cotton and wool can also be used.
[0016]
The apparatus of the present invention includes a yarn supply and feeding device, a yarn fixing and welding device, a yarn cutting device, and a conveyor that sequentially feeds a frame body to these devices.
[0017]
The yarn supply / feed device is a device that supplies a yarn to a frame that is intermittently conveyed by a conveyor, and includes a reel around which the yarn is wound and a guide roller that feeds the yarn to the conveyor. The reel is normally biased in the opposite direction to impart tension to the fed yarn. It is preferable that the strength of the bias can be adjusted.
[0018]
The yarn fixing welding device is a device for welding the supplied yarn to the frame, and the heating means is preferably ultrasonic heating suitable for local heating, mechanical heating with a hot iron or the like. This welding already since the frame body of the thread is welded the lower stream side is performed on the yarn tension is given by being conveyed by the conveyor, the yarn by welding is stretched to the frame. For tensioning, the yarn is welded to two or more locations on the frame, but this may be performed simultaneously using a heating body having two or more welding tips, and a plurality of welding tips are separately attached. It may be activated and welded separately.
[0019]
The yarn cutting device is a device that cuts out an unnecessary portion of the yarn welded to the frame, and may be an external fusing of cutting with a blade or the like. An arc, a heating bar, plasma, or the like can be used for fusing. The cutting site is selected so that the remainder of the unnecessary portion is as small as possible and can be easily cut, but it is usually preferable that the outer portion is as close as possible to the welding site.
[0020]
In this yarn cutting device, in addition to cutting the yarn connecting the frame body to which the yarn is cut and the downstream frame body, the yarn remaining in the upstream welded portion of the frame body is also cut, and this yarn Since the tip has already been cut off, it will be separated from the frame. Therefore, it is preferable that this yarn cutting device is provided with a suction removal device for the separated yarn.
[0021]
If the suction removal is not performed, not only the surroundings are scattered and the surroundings become dirty, but also the thread cut to the upper frame due to static electricity or the like adheres and becomes NG in terms of product quality assurance. As other means, it may be considered to remove the adhesive with an adhesive tape or the like, but it is not preferable in that an adhesive tape is required and waste is generated.
[0022]
This suction removal device may be composed of a blower and a pipe, and the tip of the pipe serving as the suction port may simply be opened. Since the separation of the yarn occurs in the vicinity of the upstream weld portion of the frame body where the yarn is cut, the suction port is preferably disposed in the vicinity thereof.
[0023]
The conveyor holds the frame at regular intervals and intermittently conveys the frame. The holding means may be any means as long as it can fix the position of the frame body, and may be a gripping means, but is preferably one that can be positioned by simply placing the frame body. For example, a container or a frame that accommodates the frame body may be installed on a conveyor, or convex portions may be formed on the upper surface of the belt at regular intervals, and the frame body may be accommodated therebetween.
[0024]
In the present invention, it is preferable to provide a yarn stopper check device for checking whether the tension of the yarn is appropriate. This device can be appropriately selected from known ones, and an example of a preferred device is a stylus that pushes a tensioned thread, an arm that moves the stylus up and down, and the stylus. It consists of a weight that gives a constant load and a sensor that measures the movement distance of the stylus. The tip of the stylus should have a concave shape such as an arc so that the thread does not escape. The number of styluses is not limited to one, and two styluses may be used to press two points of the thread. The arm that moves the stylus up and down may be any of a type that pivots and pivots, a type that moves the arm itself up and down, and the like. The moving distance of the stylus may be measured directly, or may be measured by an indirect method such as measuring the movement of a stylus or arm provided with a hook or the like. The frame that has been rejected by the yarn stopper check device is removed from the production line.
[0025]
In the above apparatus, the frame body is intermittently conveyed by the conveyor at regular intervals. Then, the yarn is pulled out from the yarn supply / feed device, and the yarn is first welded to the frame running at the top by using a yarn fixing welding device. If it does so, it will be pulled out in the state with which the thread | yarn was stretched by conveyance with the conveyor of this head frame. Therefore, the yarn is welded to the next frame that has come to the position of the yarn fixing welding device. Then, an unnecessary portion of the yarn welded to the top frame, that is, a portion before the upstream welding portion and a portion after the downstream welding portion are cut. This cutting may be performed at the same time, or one of them may be performed first. The portion before the upstream side separated by the cutting is sucked and removed by the suction removing device. It should be noted that the cutting of the thread of the leading frame may be performed after the thread is welded and stretched to the next frame, and may be performed after or after the welding of the thread to the next frame.
[0026]
【Example】
FIG. 1 shows a schematic configuration of a device used for carrying out the method of the present invention, and FIG. 2 shows a schematic configuration of the yarn stopper check device.
[0027]
As shown in FIG. 1, this apparatus includes a yarn supply and feeding device 10, a yarn fixing welding device 20, a yarn cutting device 30, a yarn fixing check device 40, and a conveyor 50 that conveys the frame 1 between these devices. ing.
[0028]
The conveyor 50 is called a saddle-shaped conveyor and has a comb-like shape in which convex portions 51 and concave portions 52 are alternately formed at substantially equal intervals, and this conveys by repeating ascending, advancing, descending, and retreating. . That is, the left side of the frame body 1 in the transport direction is put in each recess 52 to move forward, and the frame body 1 is transported by one frame. Next, descend and release the frame 1, retreat one frame, rise again and each recess holds the next frame 1, and then move forward to convey the frame 1 by one frame, By repeating this, the frame body 1 is conveyed intermittently. When the conveyor 50 is in the lowered state, the frame 1 is held by the slider 53 portion on the right side of the conveyor 50. The horizontal position of the frame is aligned each time by a groove provided between 51 and 52.
[0029]
The yarn supply / feed device 10 includes a yarn feeder 11 and guide rollers 12, 13, and 14. In the yarn feeding machine 11, the reel is urged in the opposite direction to the feeding and tension is applied to the fed yarn. Since the front end side of the thread 6 is bonded to the frame body 1, the thread 6 is pulled out by conveyance of the frame body 1. The yarn 6 drawn from the yarn feeder 11 descends through the guide roller 12, is bent toward the center of the conveyor 50 by the guide roller 13 near the side edge of the conveyor 50, and is further conveyed by the guide roller 14 in the conveying direction of the conveyor 50. So that it passes through the upper center of the hole 8a of the frame 1.
[0030]
The yarn fixing welding device 20 includes an ultrasonic heater 21 for welding yarn, and a horn 22 at the tip thereof has two tips and descends to heat the yarn welding portion 9 together with the yarn 6 to weld the yarn. It is supposed to be.
[0031]
The yarn cutting device 30 includes two blades 31 that cut the welded yarn 6 outside the yarn welding portion 9 and a suction removal device 32 that sucks and removes the cut yarn.
[0032]
As shown in FIG. 2, the thread stopper check device 40 includes a stylus 41 that is lowered and touches the thread 6 that is welded onto the frame body 1 to check the tension, and the stylus 41 is attached to one end. Arm 42 that is worn and pivotally supported at a slightly rearward position, a weight 44 that can move between the shaft 43 and the stylus 41 on the arm 42 and adjust the position, and hangs down from the vicinity of the shaft 43. It comprises a lower rod 45, a measuring rod 46 attached to the lower end thereof, a sensor 47 for measuring the moving distance of the measuring rod 46, and a weight 48 attached to the rear end of the arm 42.
[0033]
A thread 6 was stretched around the upper frame 1 of the electrolyte slide shown in FIG. The upper frame 1 is made of polystyrene and has a size of 24 mm × 28 mm and a thickness of 1.8 mm. The yarn is a twisted yarn of polyethylene terephthalate fiber.
[0034]
First, the yarn 6 is pulled out from the yarn supply / feed device 10 and welded to the top frame 1 by the yarn fixing welding device 20. Next, the next frame 1 is sent to the yarn fixing welding device 20 by the conveyor 50 to weld the yarn. Then, the yarn is cut from the frame 1 that has come to the yarn cutting device 30. The cut yarn is removed by suction by the suction removal device 32.
[0035]
The frame subjected to the thread cutting and removal process is then transferred to the thread stopper check device 40. Then, the arm 42 shown in FIG. 2 rotates, and the stylus 41 supported at the tip of the arm 42 pushes the thread 6 stretched on the frame 1 downward. This pushing force is set to 30 g by adjusting the position of the weight 44. As the stylus 41 descends, the measuring rod 46 attached to the lower end of the lower rod 54 moves rearward, and the sensor 47 measures the moving distance. The moving distance measured by the sensor is from when the tip of the stylus 41 touches the thread 6 until it stops. This travel distance is collated with a previously input value (calibration curve) and converted into a tension. And it is investigated whether it is in the pass range inputted beforehand, and the pass and disapproval of tension are judged. These are performed by a computer (not shown). Therefore, rejected products are taken out of the system, and the approved products are sent to the next process.
[0036]
【The invention's effect】
According to the present invention, a thread can be efficiently stretched on a frame. In particular, the bridge can be efficiently stretched on the upper frame of the electrolyte slide.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of an apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of the yarn stopper check device.
FIG. 3 is an exploded perspective view of an electrolyte slide to which the present invention is applied.
FIG. 4 is an enlarged view of the bridge groove portion.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Upper frame 2 ... Lower frame 3 ... Multilayer film electrode 4 ... Distribution member 5 ... Double-sided adhesive tape 6 ... Bridge (thread)
7a ... Bridge groove 7b ... groove 7c ... groove 8a ... spotting hole 8b ... spotting hole 8c ... liquid supply hole 8d ... terminal hole 9 ... thread welded portion 10 ... thread supplying feeder 11 ... yarn unwinder 1:12 4 ... Guide roller 20 ... Thread stop welding device 21 ... Ultrasonic heater 22 ... Horn 30 ... Thread cutting device 31 ... Blade 32 ... Suction removal device 40 ... Thread stop check device 41 ... Contact needle 42 ... Arm 43 ... Shaft 44 ... Weight 45 ... Lower rod 46 ... Measurement rod 47 ... Sensor 48 ... Weight 50 ... Conveyor 51 ... Convex portion 52 ... Concavity 53 ... Slider

Claims (6)

枠体を搬送するコンベアと、該コンベアによって間欠的に搬送されている枠体に糸を供給する糸供給送り装置と、供給された糸を枠体に溶着する糸止め溶着装置と、枠体に溶着された糸の不要部分を切除する糸切断装置よりなり、前記コンベアがベルトの上面に一定間隔で凸部が形成されていてその間に枠体を収容するものであって、溶着される糸の張力が、すでに糸が溶着された下流側の枠体がコンベアで搬送されることによって与えられることを特徴とする枠体への糸の張設装置 A conveyor for conveying the frame, and the yarn supply feeder supplying yarn to the frame that is conveyed intermittently by the conveyor, and a yarn stopping welding apparatus for welding the supplied yarn to the frame body, the frame It consists of a yarn cutting device that cuts out unnecessary parts of the welded yarn, and the conveyor has convex portions formed on the upper surface of the belt at regular intervals and accommodates a frame between them, tension already yarn yarn tensioning device of the frame, characterized in that provided by the lower flow side of the frame body by welding are conveyed by conveyor コンベアが、略等間隔に凸部と凹所が交互に形成された櫛歯状をしていて、これが上昇、前進、降下、後退を繰返して搬送を行う棹形コンベアである、請求項１記載の装置The conveyor has a comb-like shape in which convex portions and concave portions are alternately formed at substantially equal intervals, and this is a saddle type conveyor that repeatedly carries up, moves forward, descends, and moves backward. Equipment 糸切断装置が切除された糸の吸引除去装置を備えていることを特徴とする請求項１または２記載の装置 3. A device according to claim 1, wherein the yarn cutting device comprises a suction removal device for the cut yarn. 糸切断装置より下流側に、張設されている糸を押す触針と、該触針を上下させるアームと、該触針に一定荷重を与える錘りと、該触針の移動距離を測るセンサよりなる糸止めチェック装置が設けられていることを特徴とする請求項１、２または３記載の装置A stylus that pushes the tensioned yarn downstream from the yarn cutting device, an arm that moves the stylus up and down, a weight that applies a constant load to the stylus, and a sensor that measures the distance traveled by the stylus A device according to claim 1 , 2 or 3 , characterized in that a yarn stopper check device is provided. 一定間隔をおいて間欠的に搬送されている枠体に糸を張設する際に、先頭の枠体に該糸を溶着し、次いで該枠体を搬送移動させて該枠体より後方の糸に張力を与え、その状態で次の枠体に糸を溶着し、その後先頭の枠体と次の枠体の間の糸を切断することを特徴とする枠体への糸の張設方法    When the yarn is stretched on the frame that is intermittently conveyed at regular intervals, the yarn is welded to the leading frame, and then the frame is conveyed and moved so that the yarn is behind the frame. Tension is applied to the frame, the yarn is welded to the next frame, and then the yarn between the first frame and the next frame is cut. 枠体が電解質スライドの部品である請求項５記載の方法6. A method according to claim 5 , wherein the frame is a part of an electrolyte slide.

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