JP4165295B2 - 開閉弁及び開閉弁を有する打込機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮空気、水、油等の流体の開閉弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧縮空気、水、油等の流体の開閉弁の位置決め機構は、特開平9−131669、特開平10−138165に記載されている方式が知られている。
【0003】
特開平9−131669では図6、図7に示すように、開閉操作子29が摺動するブッシュ50には、開閉操作子29を位置決めするための位置決め溝37が配設され、開閉操作子29には第1の弾性体51と第2の弾性体52が配設されている。略円柱状の開閉操作子29は、ブッシュ50にほぼ同形状に穿設された穴53内を摺動する。
図6の開閉操作子29が空気通路54と空気通路55を連通させる位置では、 第2の弾性体52が位置決め溝37と係合して開閉操作子29を位置決めし、第1の弾性体51は空気通路54、空気通路55と大気を遮断している。
図7の開閉操作子29が空気通路54と空気通路55を遮断する位置では、第1の弾性体51が位置決め溝37と係合して 開閉操作子29を位置決めし、第2の弾性体52は空気通路55と大気を遮断している。
【0004】
特開平10−138165では図8、図9に示すように、開閉操作子29に開閉操作子29を位置決めするための溝56と溝57が配設され、ブッシュ53側にスチールボール54とスプリング55が配設されている。略円柱状の開閉操作子29は、図6、図7同様、ブッシュ53にほぼ同形状に穿設された穴53を摺動する。
図8の開閉操作子29が釘打機2本体とエアホースを連通する連通位置では、溝57とスチールボール54が係合して開閉操作子29を位置決めし、Oリング58が移動して釘打機2本体とエアホースが連通している。
図9の開閉操作子29が釘打機2本体とエアホースを遮断する遮断位置では、溝56とスチールボール54が係合 して開閉操作子29を位置決めし、Oリング58が釘打機2本体とエアホースを遮断している。
【0005】
また、図10、図11に示すような従来例では、開閉操作子29が摺動するブッシュ50外周に、開閉操作子29を位置決めするための位置決め溝37が配設され、開閉操作子29にはOリング34とOリング35が配設されている。図の下方には、開閉操作子29の抜け止めのための抜け止め用弾性体31がブッシュ50の溝32に冠着されている。ブッシュ50は空気通路を形成するように円筒状に構成され、大気と連通させるための空気通路33が法線方向に穿設されている。開閉操作子29は、ブッシュ50の外周を軸方向に摺動するようにほぼ同形状の円筒に構成されている。
【0006】
開閉操作子29が空気通路33を遮断する遮断位置では、Oリング35が位置決め溝37と係合して開閉操作子29の位置決めと空気通路と大気の遮断を兼用し、Oリング34は空気通路と大気を遮断している。開閉操作子29が空気通路33と大気を連通させる連通位置では、Oリング34が溝32と係合して開閉操作子29を位置決めし、Oリング35は締め代を持って変形しながらブッシュ50外周を下方に移動している。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−131669号公報
【特許文献2】
特開平10−138165号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図10、11の構成の開閉操作子がブッシュの外周を摺動する方式の開閉弁の位置決め機構は、遮断位置でOリングが位置決め溝との係合と、空気通路と大気を遮断を兼用するため、ブッシュの摺動面より外径が小さい位置決め溝でOリングがシールしなければならない。ところが、開閉操作子を連通位置から遮断位置に移動させた直後に、Oリングはブッシュの摺動面に倣った形状に変形したまま溝部形状に追従せずにシールしないことがあるという問題があった。とくに低温時にはOリングが硬化して、さらに溝部形状に倣いにくくなり、上記現象が顕著に現れやすくなった。Oリングの締め代を大きくして溝部形状に追従させるようにしてもブッシュの摺動面に倣った形状に変形したままとなり、効果がなかった。
【0009】
特開平9−131669では、溝がOリング外周側にあるため、弾性体が溝部形状に倣って外周側に変形しても、シール時には内側に小さく変形する方向なので、シール不良が発生することはなかった。
特開平10−138165では、位置決め機構がOリングとは別に設けてあるので、相手に倣ったまま形状が戻らないことによるシール不良が発生することはなかった。
また、図10、11の構成に、この溝とスチールボールの係合による位置決め機構を設けると、部品点数が増して、価格が増加し、組立に時間がかかると共に、形状が大きくなってしまうため、実装上困難であった。
【0010】
本発明の目的は、請求項1においては、上記した問題をなくすために、Oリングが変形したまま溝部形状に追従せずにシールしないことがない開閉操作子の連通位置及び遮断位置の位置決め機構を提供することである。
請求項2においては、構造を単純にして価格、小型、軽量化のために、請求項1で位置決め用溝を減らすことである。
請求項3においてはOリングが開閉操作子の位置決めと、空気通路と大気の遮断を兼用する方式で、兼用するOリングが確実にシールするようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1においては、Oリングはシールのみとし、抜け止め用弾性体に開閉操作子の位置決め作用を持たせる構造にすることにより達成される。
請求項2においては、片方の開閉操作子の位置決めを、開閉操作子のブッシュの抜け止め用弾性体との摺動内径と、開閉操作子の端面の交点で行うことにより、達成される。
請求項3においては、開閉操作子遮断位置で、シールと溝に係合することによる位置決めを兼用するシール部材が、シール不要の連通位置のときに遮断位置より締め代が同等または小さくなるように構成して、シール時に確実に変形するような寸法関係にすることにより達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態として、圧縮空気を使用して動作する釘打機の単発、連続打ち切替用の開閉弁1について説明する。
図1〜3に本発明なる請求項1〜4の開閉弁1の一実施形態を示す。
釘打機2は、図示しない圧縮機からの圧縮空気が、図示しないエアホース、エアプラグ、を介して蓄圧室3に蓄積されている。釘打機2本体内には円筒状のシリンダ4が設けられ、シリンダ4内には上下に摺動可能に釘を打ち込むドライバブレード5が一体になったピストン6が設けられている。シリンダ4上部の外周にはシリンダバルブ7が設けられ、シリンダ4の下降でシリンダ4上端が開くとともに、排気バルブ8が閉じ、蓄圧室3と、シリンダ4内のピストン6上側が連通し、シリンダバルブ7の上昇で、シリンダ4上端が閉じるとともに、排気バルブ8が開き、シリンダ4内のピストン6上側が、大気と連通するようになっている。シリンダ4外周にはピストン6を上死点に復帰させるための戻り室9が設けられ、ピストン6往復行程途中にはシリンダ4から戻り室9方向のみ連通する逆止弁10を備えた空気通路11が設けられ、シリンダ4下端外周にはシリンダ4と戻り室9を連通する空気通路12が設けられている。シリンダ4下端には釘打ち込み後のピストン6の余剰エネルギーを吸収するためのピストンバンパ13が設けられている。
【0013】
蓄圧室3とトリガバルブ14は空気通路(C)15を介して連通し、トリガバルブ14とトリガバルブ16は空気通路17を介して連通し、シリンダバルブ7、排気バルブ8、本発明なる開閉弁18とトリガバルブ16は空気通路19を介して連通している。
トリガバルブ14には、蓄圧室3の圧縮空気によってトリガ20側に押圧されているボール21と、トリガ20の引き操作によってボール21を押し上げると共にトリガバルブ空気室48と大気を遮断するプランジャ22を備えている。
【0014】
トリガバルブ16には、空気通路17と空気通路19を遮断する方向にスプリング23によって押圧されているプランジャ24と、釘打機2射出口25から突出して軸方向に摺動可能に付勢して設けられ、木材に接触したときに押上げられるプッシュレバー26の上端27と、トリガバルブ空気室28を大気との連通を開閉する開閉弁18の開閉操作子29とプランジャ空気室28を形成し、開閉弁18を構成するバルブブッシュ30と、バルブブッシュ30には外周に開閉操作子29の抜け止め用弾性体31を冠着させるための溝32と、トリガバルブ空気室28と大気を連通させる空気通路33と、開閉操作子29内径には開閉操作子29とバルブブッシュ30外周をシールするOリング34、Oリング35を備えている。
【0015】
図1〜3に示す本発明の一実施形態の場合、連通位置では、Oリング34、Oリング35は共にバルブブッシュ30外周をシールしているが、空気通路33はOリング34の上側に位置するため大気と連通している。開閉操作子29は、開閉操作子29内径に摺動内径Aよりも大径に設けられた位置決め溝37に、抜け止め用弾性体31が係合して位置決めされている。開閉操作子29が下方に抜けないように、開閉操作子29のバルブブッシュ30との本発明壁を構成する摺動内径Bは摺動内径Aより大きく設定されている。
【0016】
遮断位置ではOリング34、Oリング35共にバルブブッシュ30外周をシールし、空気通路33はOリング34、Oリング35の間に位置するため大気と遮断されている。開閉操作子29は、抜け止め用弾性体31との摺動内径Bと開閉操作子端面39とのなす面取り部40で位置決めされている。つまり、遮断位置用の位置決め溝は不要となっている。
連通位置にするときは、開閉操作子29を軸方向下側に移動させる。このときに抜け止め用弾性体31を摺動内径Bまで変形させる。
【0017】
図2のように、抜け止め用弾性体31の中心位置41と、開閉操作子29内側に設けた位置決め溝37と摺動内径Aの交点42を結んだ線の延長線が溝32の側壁44と摺動内径Aの交点45より軸心側を通っているので、開閉操作子29を下側に強く移動させても抜け止め用弾性体31は、溝32から脱落しないようになっている。
【0018】
次に、上記開閉弁を組み込んだ釘打機による打ち込み動作について説明する。開閉弁18が連通位置では釘打機2は連続打ちになる。本構造の場合、連続打ちとは、プッシュレバー26押し上げ動作とトリガ20引き動作が重なって、ピストン6が下降後、トリガ20を引いたままプッシュレバー26を戻すと、ピストン6が初期位置の上死点に復帰するもので、トリガ20を引いたままプッシュレバー26の操作を繰り返すと連続的に釘を打ち込めるものである。
【0019】
開閉弁18が遮断位置では釘打機2は単発打ちになる。本構造の場合、単発打ちとは、プッシュレバー26押し上げ動作とトリガ20引き操作が重なってピストン6が下降したときに、トリガ20を引いたままにしておくと、プッシュレバー26を戻してもピストン6が下降したままになり、再度プッシュレバー26を押し上げても釘を打ち込めないものである。
【0020】
はじめに連続打ちの動作行程について説明する。開閉操作子29を軸方向下側の連通位置に移動させる。エアホースを釘打機2本体に接続すると、圧縮空気は蓄圧室3に貯溜され、一部は空気通路15を介してボール21まで流入する。シリンダ4と蓄圧室3は遮断したままとなる。
【0021】
次に、トリガ20を引くと、プランジャ22がボール21を押上げてトリガバルブ空気室48、空気通路17に圧縮空気が流入すると共に、トリガバルブ空気室48と大気を遮断する。
【0022】
次に、プッシュレバー26を押し上げると、上端27でプランジャ24が押し上がり、トリガバルブ空気室48とトリガバルブ空気室28が連通し、空気通路19を介してシリンダバルブ7、排気バルブ8に圧縮空気が流入する。これにより、排気バルブ8が閉じてシリンダ4のピストン6上側と大気を遮断し、シリンダバルブ7が急激に開いてシリンダ4のピストン6上側と蓄圧室3が連通して蓄圧室3の圧縮空気がシリンダ4に流入してピストン6を押し下げ、ドライバブレード5先端で釘を木材に打ち込む。打ち込み後の余剰なエネルギーで、ピストンバンパ13を変形させる。
シリンダ4のピストン6下側の空気は、徐々に圧縮されて空気通路12を介して戻り室9に流入する。
ピストン6が下降して空気通路11を通過すると、シリンダ4のピストン6上側の圧縮空気の一部が戻り室9に流入する。
【0023】
次に、プッシュレバー26を戻すと、スプリング23の押圧力によってプランジャ24が戻り、トリガバルブ空気室28と蓄圧室3を遮断すると共に、トリガバルブ空気室28と大気が空気通路33を介して連通し、空気通路19を介してシリンダバルブ7、排気バルブ8の圧縮空気が排気される。これにより、排気バルブ8が開いてシリンダ4のピストン6上側と大気が連通し、シリンダ4のピストン6上側の圧縮空気が排気口49から排気され、戻り室9に流入した圧縮空気によって、ピストン6は上死点に復帰する。トリガ20を引いたまま再度プッシュレバー26を押し上げると、再度打込み動作が行われる。
単発打ちに切り替えるときは、開閉操作子29を軸方向上側に移動させる。
【0024】
上記構造の場合、連通位置と遮断位置で開閉操作子29のOリング34、Oリング35とバルブブッシュ30とのシール部分の摺動内径Aは全面が同じ寸法になっており、Oリング34、Oリング35の変形量が変らないので、遮断位置でシール不良にはならない。
開閉操作子29の位置決めは、開閉操作子29を軸方向上側に移動させることによって、位置決め溝37と係合 していた抜け止め用弾性体31を摺動内径Bまで変形させて位置決め溝37を乗り越え、さらに移動させると、摺動内径B部を乗り越え、摺動内径Bと開閉操作子端面39とのなす面取り部40で位置決めされる。
【0025】
次に単発打ちの動作行程について説明する。連続打ち同様にエアホース接続後、プッシュレバー26を押し上げると、プランジャ24が押し上がり、空気通路17を介してトリガバルブ空気室48とトリガバルブ空気室28が連通し、空気通路19を介してシリンダバルブ7、排気バルブ8が連通する。蓄圧室3とトリガバルブ14は遮断されたまま大気圧なので、シリンダバルブ7、排気バルブ8は動作しない。
【0026】
トリガ20を引くと、プランジャ22がボール21を押上げてトリガバルブ空気室48に蓄圧室3の圧縮空気が流入すると共に、トリガバルブ空気室48と大気を遮断し、排気バルブ8が閉じてシリンダ4のピストン6上側と大気を遮断し、シリンダバルブ7が急激に開いてシリンダ4のピストン6上側と蓄圧室3が連通して蓄圧室3の圧縮空気がシリンダ4に流入してピストン6を押し下げ、ドライバブレード5先端で釘を木材に打ち込む。連続打ちと同様に、打ち込み後の余剰なエネルギーは、ピストン6がピストンバンパ13を変形させ、シリンダ4のピストン6下側の空気は、徐々に圧縮されて空気通路12を介して戻り室9に流入し、ピストン6が下降して空気通路11を通過すると、シリンダ4のピストン6上側の圧縮空気の一部が戻り室9に流入する。
【0027】
次に、トリガ20を引いたままプッシュレバー26を戻すと、スプリング23の押圧力によってプランジャ24が戻り、トリガバルブ空気室28と蓄圧室3を遮断する。しかし、開閉弁18によって空気通路33を大気とトリガバルブ空気室28から遮断しているので、ピストン6は下死点のままとなる。トリガ20を戻すと、ボール21のよって蓄圧室3とトリガバルブ空気室48が遮断されると共に、トリガバルブ空気室48と大気が連通してシリンダバルブ7、排気バルブ8の圧縮空気が排気される。これにより、排気バルブ8が開いてシリンダ4のピストン6上側と大気が連通し、シリンダ4のピストン6上側の圧縮空気が排気口49から排気され、戻り室9に流入した圧縮空気によって、ピストン6は上死点に復帰する。
【0028】
次に図4、図5に本発明なる開閉弁の他の実施形態を示す。
請求項5に係る実施形態の場合、連通位置では、Oリング34がバルブブッシュ30外周とシールすると共に、位置決め溝37に係合して位置決めされている。Oリング35は位置決め溝径46よりも同等か小径の待避位置47にある。空気通路33はOリング34の上側に位置するため大気と連通している。開閉操作子29が下方に抜けないように、抜け止め用弾性体31がバルブブッシュ30外周の溝32に冠着されている。
【0029】
遮断位置ではOリング34、Oリング35共にバルブブッシュ30外周とシールし、空気通路33はOリング34、Oリング35の間に位置するため大気と遮断されている。開閉操作子29は、バルブブッシュ30外周に設けられた位置決め溝37にOリング35が係合して位置決めされている。Oリング35はシールと開閉操作子29の位置決めを兼用しているが、位置決め溝37は摺動内径Aより小さくなっている。
連通位置にするときは、開閉操作子29を軸方向下側に移動させる。このときにOリング35を摺動内径Aまで変形させる。
【0030】
上記構造の場合、待避位置47の外径は溝32と同等か小径になっているので、連通位置から遮断位置に開閉操作子29を移動させたときに、Oリング34は変形量が増え、Oリング35は変形量が同じまたは増えるので、シール不良にならないようになる。
【0031】
開閉操作子29の位置決めは、開閉操作子29を軸方向上側に移動させることによって、溝37と係合 していたOリング34を摺動内径Aまで変形させて溝37を乗り越え、さらに移動させると、Oリング35が待避位置47から摺動内径Aを乗り越え、溝37に係合 してシールすると共に、位置決めされる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、請求項1において、Oリングはシールのみとし、抜け止め用弾性体に開閉操作子の位置決め作用を持たせる構造にしたので、Oリングが変形したまま溝部形状に追従せずにシールしないということがなくなる。
【0033】
請求項2において、片方の開閉操作子の位置決めを、摺動面と開閉操作子端面の交点で行う構造にしたので、構造を単純にして安価、小型、軽量することができる。
【0034】
請求項3において、開閉操作子遮断位置でシールと、溝と係合することによる位置決めを兼用するシール部材が、シール不要の連通位置のときに遮断位置より締め代が同等または小さくなるように構成したので、弾性体を開閉操作子の位置決めと空気通路と大気を遮断を兼用する方式で、兼用する弾性体が確実にシールするようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明開閉弁を組み込んだ釘打機の一実施例を示す側面断面図。
【図2】本発明請求項1〜4記載の開閉弁連通位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図3】本発明請求項1〜4記載の開閉弁遮断位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図4】本発明請求項5記載の開閉弁連通位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図5】本発明請求項5記載の開閉弁遮断位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図6】従来の開閉弁連通位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図7】従来の開閉弁遮断位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図8】従来の開閉弁連通位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図9】従来の開閉弁遮断位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図10】従来の開閉弁連通位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【図11】従来の開閉弁遮断位置の一実施例を示す側面一部断面図。
【符号の説明】
1は開閉弁、2は釘打機、16はトリガバルブ、17は空気通路、18は開閉弁、19は空気通路、24はプランジャ、28はプランジャ空気室、29は開閉操作子、30はバルブブッシュ、31は抜け止め用弾性体、32は溝、33は空気通路、34はOリング、35はOリング、37は位置決め溝、39は開閉操作子端面、40は面取り部、47は待避位置である。
Claims (5)
- 流体を内部に流通させる略円筒状のブッシュと、該円筒内部と大気を連通させる穴と、該ブッシュの外周軸方向に連通位置と遮断位置間を摺動して該穴を開閉する開閉操作子と、該開閉操作子の抜け止め用弾性体を備えた流体開閉弁であって、
前記抜け止め用弾性体に前記開閉操作子の前記連通位置及び前記遮断位置の位置決め作用を持たせた開閉弁。 - 前記開閉操作子の前記遮断位置の位置決めを、前記開閉操作子の端面に連続する面取り部で行うことを特徴とする請求項1記載の開閉弁。
- 流体を内部に流通させる略円筒状のブッシュと、該円筒内部と大気を連通させる穴と、該ブッシュの外周軸方向に連通位置と遮断位置間を摺動して該穴を開閉する開閉操作子と、該開閉操作子内側に装着されたシール部材と、該ブッシュ外周上に該シール部材を係合させて位置決めする溝を備え、該ブッシュ内部と大気遮断時には該穴の軸方向上下に該シール部材が位置し、該ブッシュ内部と大気連通時には該穴の軸方向片側に該シール部材が移動し、該シール部材が前記開閉操作子遮断位置で、シールと、該溝に係合することによる位置決めを兼用する構成の流体開閉弁であって、
前記開閉操作子が連通位置にあるときに前記開閉操作子が遮断位置にあるときより前記シール部材の締め代が小さくなるように構成したことを特徴とする開閉弁。 - 本体内に設けられているシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に設けられ、且つドライバブレードを有するピストンと、流体を内部に流通させる略円筒状のブッシュと、該円筒内部と大気を連通させる穴と、該ブッシュの外周軸方向に連通位置と遮断位置間を摺動して該穴を開閉する開閉操作子と、該開閉操作子の抜け止め用弾性体を備えた流体開閉弁を有する打込機であって、
前記抜け止め用弾性体に前記開閉操作子の前記連通位置及び前記遮断位置の位置決め作用を持たせたことを特徴とする開閉弁を有する打込機。 - 本体内に設けられているシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に設けられ、且つドライバブレードを有するピストンと、流体を内部に流通させる略円筒状のブッシュと、該円筒内部と大気を連通させる穴と、該ブッシュの外周軸方向に連通位置と遮断位置間を摺動して該穴を開閉する開閉操作子と、該開閉操作子内側に装着されたシール部材と、該ブッシュ外周上に該シール部材を係合させて位置決めする溝を備え、該ブッシュ内部と大気遮断時には該穴の軸方向上下に該シール部材が位置し、該ブッシュ内部と大気連通時には該穴の軸方向片側に該シール部材が移動し、該シール部材が前記開閉操作子遮断位置で、シールと、該溝に係合することによる位置決めを兼用する構成の流体開閉弁を有する打込機であって、
前記開閉操作子が連通位置にあるときに前記開閉操作子が遮断位置にあるときより前記シール部材の締め代が小さくなるように構成したことを特徴とする開閉弁を有する打込機。
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