JP4160410B2 - 永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機 - Google Patents

永久磁石式回転電機及びそれを用いた圧縮機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は永久磁石式回転電機に係り、特に、空気調和機,冷蔵庫,冷凍庫等の圧縮機を駆動するのに好適な永久磁石式回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧縮機を駆動する回転電機は、特許文献1に開示されているように、製造簡単で小型の回転電機を得るために、固定子巻線を集中巻きとし、回転子に永久磁石を用いた永久磁石式回転電機を用いている。
【0003】
また、永久磁石式回転電機の運転中の脈動トルクとそれに伴う騒音を低減するために、例えば特許文献2に開示のように、装着された永久磁石よりも外径側の回転子鉄心に積層方向に亘って空間を形成することが行なわれている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−175389号公報(図7)
【特許文献2】
特開平5−103453号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1,2に記載の従来の技術によれば、製造簡単で小型の回転電機が得られ、かつ脈動トルクとそれに伴う騒音を低減することは可能である。しかし、この種、永久磁石式回転電機は、電磁加振力による騒音の低減についての配慮がなされていない問題がある。
【0006】
本発明の目的は、運転時の発生トルクを小さくすることなく、脈動トルク及び電磁加振力を小さくして騒音を低減することができる永久磁石式回転電機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、永久磁石式回転電機として、固定子巻線を集中巻きした固定子鉄心を有する固定子と、永久磁石を軸方向に装着して磁極を形成し前記固定子鉄心と周方向隙間を介して対向する回転子鉄心を有する回転子とを備え、前記回転子鉄心を第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを軸方向に積層して前記固定子鉄心と同じ軸方向寸法に構成し、かつ前記第2の回転子鉄心に前記永久磁石の外径側に磁極中心に対して対称となる空間を回転子鉄心積層方向に形成したのである。
【0008】
上記構成のうち、前記第2の回転子鉄心に空間を形成することにより、回転子鉄心は、積層方向に空間が存在する部分と空間が存在しない部分とで構成されることになる。その結果、脈動トルク及び誘導起電力の主要な高調波成分の位相差は略180度となるので高調波を相殺することができる。このように振動騒音の要因となっている高調波を相殺して誘導起電力波形を正弦波に近づけることができることから、電磁加振力の発生を抑制することができる。
【0009】
また、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心の磁極位置が同じであること、及び第2の回転子鉄心に積層方向の空間が存在するとから、各磁極断面における誘導起電力の基本波には位相差が生じず、その結果、発生トルクを低下させることなく、同時に脈動トルクとそれに伴う騒音を低減することができるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明による第1の実施の形態を図1〜図5に示す圧縮機に基づいて説明する。
【0011】
圧縮機1は、円筒状の密封圧縮容器2と、この密封圧縮容器2内に設置され駆動電動機となる永久磁石式回転電機3と、この永久磁石式回転電機3により駆動され前記密封圧縮容器2内に設置される圧縮部4とを備えている。
【0012】
永久磁石式回転電機3は、密封圧縮容器2内に軸受5A,5Bを介して回転自在に支承された回転軸6に固定された回転子7と、この回転子7に周方向の空隙を介して対向する固定子8とを備えている。
【0013】
前記回転子7は、第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bとを軸方向に積層して構成した回転子鉄心9と、前記第1の回転子鉄心10Aと前記第2の回転子鉄心10Bとを回転軸6と平行に貫通して形成した4つの装着孔11内に夫々装着した永久磁石12とを備えている。これら永久磁石12は断面が一文字状をなし、これら永久磁石12は一文字状の延長線が互いに直角に交差するように隣接している。これら永久磁石12の装着により、回転子鉄心9には4つの磁極が形成される。ここで、回転子鉄心9の磁極中心を径方向に延在する軸をd軸、このd軸と電気角で90度隔てた隣接d軸間で径方向に延在する軸をq軸とすると、このq軸上の回転子鉄心9の外周面に、隣接磁極間に流れる短絡磁束を抑制する手段、例えば外径側から内径側に切込んで形成した断面V字状の凹溝13を設けて磁束を磁極中心側へ集めている。前記断面V字状の凹溝13は、開角α1が90度の第1のV溝13Aと、開角α2が180度に近い第2のV溝13Bとで形成されている。尚、第2のV溝13Bの代わりに第1のV溝13Aの開口端と前記回転子鉄心9の外周面との間に凸曲面を形成するようにしてもよい。
【0014】
第2の回転子鉄心10Bは、図1(B)に示すように、永久磁石12よりも外周位置に径方向に長い断面を有する空間14を夫々回転子鉄心積層方向に亘って形成しており、これら空間14は、前記d軸に対して対称となる断面に形成されている。
【0015】
他方、第1の回転子鉄心10Aには、図1(A)に示すように、永久磁石12の外周位置には空間は存在しない。
【0016】
このように構成された回転子鉄心9は、中心部に回転軸6へ装着するための装着孔15を有している。
【0017】
前記固定子8は、固定子鉄心16と固定子巻線17とを有する。前記固定子鉄心16は、内径側に周方向に等間隔で形成した6つのスロット18と、6つの歯部19と、この歯部19の外周側を一体に連結したコアバック20とを有する。前記固定子巻線17は、前記歯部19を取り囲むように巻装された集中巻き方式であり、U相巻線17U,V相巻線17V,W相巻線17Wを備えている。
【0018】
このように構成された永久磁石式回転電機3は、4極6スロットであるので、スロットピッチは電気角で120度である。また、歯部19の回転子鉄心9と対向する内周面は、歯部中心部は回転軸6と同心の曲面21が形成され、歯部中心部から周方向の両端側に行くに従い前記回転子鉄心9との隙間が広くなる平坦面22A,22Bが形成されている。
【0019】
本実施の形態によれば、回転子鉄心9を、鉄心積層方向の空間が存在しない第1の回転子鉄心10Aと、鉄心積層方向に空間14が存在する第2の回転子鉄心10Bとを積層して構成することにより、脈動トルク及び誘導起電力の主要な高調波成分の位相差が略180度となるので高調波を相殺することができる。したがって、振動騒音の要因となっている高調波を相殺して誘導起電力波形を正弦波に近づけることができることから、電磁加振力の発生を抑制することができるのである。
【0020】
また、第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bの磁極位置が同じであること、及び第2の回転子鉄心10Bに積層方向の空間14が存在することから、各磁極断面における誘導起電力の基本波には位相差が生じず、その結果、発生トルクを低下させることなく、同時に脈動トルクとそれに伴う騒音を低減することができるのである。
【0021】
このように構成された永久磁石式回転電機3を駆動電動機として用いた圧縮機1の圧縮部4は、回転軸6の上端に形成されたクランク軸23によって旋回する旋回スクロール部材24と、この旋回スクロール部材24と噛合う固定スクロール部材25とを備え、前記旋回スクロール部材24は、端板26に直立する可動渦巻状ラップ27を有し、前記固定スクロール部材25は、可動渦巻状ラップ27と噛合う固定渦巻状ラップ28と、この固定渦巻状ラップ28を直立支持する端板29を有する。
【0022】
このように構成された圧縮部4の可動渦巻状ラップ27をクランク軸23によって旋回運動させると、可動渦巻状ラップ27と固定渦巻状ラップ28とによって形成された圧縮室30が外径側から中心に向かって移動する過程で次第に容積を縮小し、圧縮動作を行なうのである。
【0023】
以上から、ガス供給口31から外径側に位置する圧縮室30に供給されたガスは、圧縮されながら中心側の圧縮室30に至り、ここに設けた吐出口32から密封圧縮容器2内に吐出され、吐出された圧縮ガスは、密封圧縮容器2の側壁に設けた吐出パイプ33から圧縮機1外に排出される。
【0024】
ところで上記のように圧縮機1の駆動電動機として構成された永久磁石式回転電機3の発生トルクを測定したところ、図4に示す測定結果が得られた。
【0025】
図4において横軸は回転子位置を示し、縦軸は集中巻きの固定子鉄心16に正弦波電流を通電したときに発生するトルクを示している。そして図4(A)は、第1の回転子鉄心10Aのみで回転子鉄心9が構成されたときの測定結果を示し、図4(B)は、空間14を有する第2の回転子鉄心10Bのみで回転子鉄心9が構成されたときの測定結果を示す。図4(C)は、回転子鉄心9が第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bとを組み合わせて構成されたときの測定結果を示す。
【0026】
図4(A)〜図4(C)において、回転子鉄心9と固定子鉄心16の軸方向長さ、即ち積層厚さは全て同一であるが、図4(C)に示す回転子鉄心9は、第1の回転子鉄心10Aの積層厚さが全体の60%で、第2の回転子鉄心10Bの積層厚さが全体の40%となるように設定した。また、図4(A)〜図4(C)において、縦軸の発生トルクは、図4(A)に示す第1の回転子鉄心10Aにおける平均トルクを1p.u.として相対値表示した。
【0027】
測定結果、図4(A)及び図4(B)においては、発生トルクは回転子位置によって夫々大きく変動し、最大値と最小値の差は、図4(A)では約0.13p.u.であり、図4(B)では約0.21p.u.であった。そして、両図の測定波形から脈動トルクの位相差が約180度であることがわかる。したがって、脈動トルクの大きさが略同じになるように第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bの積層厚さを調整して組み合わせれば、脈動トルクを低減できる。
【0028】
図4(C)は、上述のように、第1の回転子鉄心10Aの積層厚さを全体の60%、第2の回転子鉄心10Bの積層厚さを全体の40%となるように組み合わせて積層したもので、発生トルクの最大値と最小値の差は約0.04p.u.と小さくできた。
【0029】
図5は、上記構成における永久磁石式回転電機3の誘導起電力の測定結果を示すもので、横軸は回転子位置を示し、縦軸は固定子巻線17の誘導起電力を示す。図5においても、図4と同じ条件の回転子鉄心9を用いての測定結果であり、図5(A)〜図5(C)において、縦軸の誘導起電力は、図5(A)に示す空間が存在しない第1の回転子鉄心10Aを用いた場合の最大値を1p.u.として相対値表示した。
【0030】
測定結果、図5(A)は、波形の基本波実行値が0.73p.u.で波形歪率が5.6%であり、図5(B)では、波形の基本波実行値が0.72p.u.で波形歪率が4.9%であった。そして、図5(C)では、波形の基本波実行値が0.72p.u.で波形歪率が2.2%であり、波形歪率を半分以下に小さくできた。
【0031】
ところで、永久磁石式回転電機3の運転中における騒音の一要因となる電磁加振力は、回転子7と固定子8の周方向隙間の磁束密度の二乗に比例するので、周方向隙間の磁束密度を小さくすれば電磁加振力も低減できる。しかし、基本波磁束を低減すると出力を低下させることになるので、基本波磁束に含まれる高調波磁束だけを低減することが重要である。よって、静音化のためには、120度通電方式から180度通電のインバータ駆動にすればよいが、固定子巻線17に流れる電流は固定子巻線17に印加される電圧(インバータの出力電圧)と誘導起電力の差電圧によることから、固定子巻線17に印加される電圧を正弦波(180度通電)にしても永久磁石式回転電機3の誘導起電力波形が正弦波でなければ固定子巻線17に流れる電流に高調波分が含まれ、回転電機内に高調波磁束が発生する。したがって、電磁加振力を低減するためには、誘導起電力の波形歪率は小さいほどよいのである。
【0032】
以上から、本実施の形態による回転子鉄心9の構成とすることにより、誘導起電力の波形歪率を小さくできるので、脈動トルクを著しく低減できると共に、誘導起電力を正弦波に近づけることができる。その結果、出力を低下させずに電磁加振力を低減することができ、永久磁石式回転電機3の低騒音化を図ることができる。
【0033】
また、本実施の形態において、固定子巻線17が固定子鉄心16の歯部19を取り囲むように集中巻されているので、誘導起電力の大きさは歯部19に流入する磁束量で決まる。したがって、回転子鉄心9の磁極角度θは、一スロットピッチ、即ち、電気角で120度以下が望ましい。一方、磁極角度θを狭め過ぎると回転子鉄心9の磁気飽和が著しくなって磁気抵抗が増え、歯部19に流入する磁束が減少するので、電気角で90度以上が良いことを確認している。以上から、回転子鉄心9の磁気角度θは、電気角で90〜120度の範囲が適している。
【0034】
図6は、本発明による永久磁石式回転電機の第2の実施の形態を示すもので、ほとんどの構成は第1の実施の形態と同じであるので、同一部分を同一符号で表示した。本実施の形態が第1の実施の形態と異なるのは、第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bの積層配置である。
【0035】
即ち、第1の実施の形態においては、第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bとを単純に隣接させて積層したものであるが、本実施の形態においては、永久磁石12の外径側に空間を有しない第1の回転子鉄心10Aを2分して第1回転子鉄心ユニット10aと第2回転子鉄心ユニット10bを形成し、この第1回転子鉄心ユニット10aと第2回転子鉄心ユニット10bによって第2の回転子鉄心10Bを両側に積層したのである。
【0036】
このように回転子鉄心9を複数に分割してそれを組み合わせたとしても、積層比が第1の実施の形態と同じであれば、同じ効果を奏することができる。
【0037】
尚、上記各実施の形態においては、第1の回転子鉄心10Aと第2の回転子鉄心10Bとの積層比を3:2(60%:40%)としたが、その積層比は固定的なものではなく、対象とする永久磁石式回転電機3の構成部品の形状等によって最も効率のよい比率に変化させる必要がある。
【0038】
また、上記各実施の形態において、断面一文字状の永久磁石12を1極当たり1つ装着した構成を説明したが、1極当たりの永久磁石の断面形状や装着数さらに配置等は上記各実施の形態に特定されるものではなく、例えば、図7に示す第3の実施の形態のように構成してもよい。図7において、既述の実施形態と同符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
【0039】
本実施の形態においては、回転子鉄心9に軸方向に装着される1極当たりの永久磁石12を、2つの永久磁石12A,12Bで構成し、この2つの永久磁石12A,12BをV字状に配置したのであり、上記各実施の形態と同等の効果を奏することができる。
【0040】
さらにまた、上記各実施の形態において、第2の回転子鉄心10Bに形成した空間14は、1極当たり1つで、その形状は径方向に長く形成され、さらに磁極中心を通るd軸に対して対象となる断面を有する形状であるが、1極当たりの空間の断面形状や数さらに配置等も上記各実施の形態に特定されるものではなく、例えば図8に示す第4の実施の形態のように構成してもよい。図8において、既述の実施形態と同符号は同一部品を示すので、再度の説明は省略する。
【0041】
本実施の形態においては、磁極中心に対して対称に径方向に長い空間14A,14Bを2つ回転子鉄心積層方向に形成したのであり、上記各実施の形態と同等の効果を奏することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、運転時の発生トルクを小さくすることなく、脈動トルク及び電磁加振力を小さくして騒音を低減できる永久磁石式回転電機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による永久磁石式回転電機の第1の実施の形態を示す径方向断面図。
【図2】図1に示す永久磁石式回転電機の回転子を示す拡大斜視図。
【図3】図1に示す永久磁石式回転電機を駆動用電動機として用いた圧縮機を示す縦断面図。
【図4】図1に示す永久磁石式回転電機の脈動トルクの測定結果を示す波形図。
【図5】図1に示す永久磁石式回転電機の誘導起電力の測定結果を示す波形図。
【図6】本発明による永久磁石式回転電機の第2の実施の形態を示す図2相当図。
【図7】本発明による永久磁石式回転電機の第3の実施の形態を示す図1相当図。
【図8】本発明による永久磁石式回転電機の第4の実施の形態を示す図1相当図。
【符号の説明】
1…圧縮機、3…永久磁石式回転電機、7…回転子、8…固定子、9…回転子鉄心、10A…第1の回転子鉄心、10B…第2の回転子鉄心、10a…第1回転子鉄心ユニット、10b…第2回転子鉄心ユニット、12,12A,12B…永久磁石、14,14A,14B…空間、16…固定子鉄心、17(17U〜17W)…固定子巻線、18…スロット、19…歯部、20…コアバック、21…曲面、22A,22B…平坦面。

Claims (8)

  1. 固定子鉄心に固定子巻線を集中巻きした固定子と、この固定子と周方向隙間を介して対向し回転子鉄心に永久磁石を軸方向に装着して磁極を形成した回転子とを備えた永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心は、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを軸方向に積層して前記固定子鉄心と同じ軸方向寸法に構成されており、前記第2の回転子鉄心には前記永久磁石の外径側に磁極中心に対して対称となる空間が回転子鉄心積層方向に形成されていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 固定子鉄心に固定子巻線を集中巻きした固定子と、この固定子と周方向隙間を介して対向し回転子鉄心に永久磁石を軸方向に装着して磁極を形成した回転子とを備えた永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心は、外周面に周方向に複数の磁極が構成されて隣接磁極間短絡磁束を抑制する手段を形成していると共に、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを軸方向に積層して前記固定子鉄心と同じ軸方向寸法に構成しており、前記第2の回転子鉄心には前記永久磁石の外径側に磁極中心に対して対称となる空間が回転子鉄心積層方向に形成されていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  3. 前記短絡磁束を抑制する手段は、外径側から内径側に切込んだV字状の凹溝であることを特徴とする請求項2記載の永久磁石式回転電機。
  4. 固定子鉄心に固定子巻線を集中巻きした固定子と、この固定子と周方向隙間を介して対向し回転子鉄心に永久磁石を軸方向に装着して磁極を形成した回転子とを備えた永久磁石式回転電機において、前記回転子鉄心は、第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを軸方向に積層して前記固定子鉄心と同じ軸方向寸法に構成されており、前記第1の回転子鉄心は第1回転子鉄心ユニットと第2回転子鉄心ユニットから構成されており、これら第1及び第2回転子鉄心ユニットは前記第2の回転子鉄心の両側に積層されており、前記第2の回転子鉄心には前記永久磁石の外径側で磁極中心に対して対称となる空間が回転子鉄心積層方向に形成されていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  5. 前記空間は、永久磁石よりも外周位置に径方向に長い断面を有する(回転子磁極からの磁束を通過させ、固定子からの磁束を遮る)ように形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の永久磁石式回転電機。
  6. 前記固定子巻線が集中巻きされた前記固定子鉄心の前記回転子鉄心と対向する歯部の内周面は、周方向の両端側に行くに従い前記回転子鉄心との隙間が広くなるように形成されていることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の永久磁石式回転電機。
  7. 固定子鉄心に固定子巻線を集中巻きした固定子と、この固定子と周方向隙間を介して対向し回転子鉄心に永久磁石を軸方向に装着して磁極を形成した回転子とを備えた永久磁石式回転電機において、前記固定子鉄心の前記回転子鉄心と対向する歯部は、その周方向の両端側に行くに従い前記回転子鉄心との隙間が広くなるように形成されており、前記回転子鉄心は、外周面に周方向に複数の磁極が構成されて隣接磁極間短絡磁束を抑制する手段を形成した第1の回転子鉄心と第2の回転子鉄心とを軸方向に積層して前記固定子鉄心と同じ軸方向寸法に構成しており、前記第1の回転子鉄心は第1回転子鉄心ユニットと第2回転子鉄心ユニットから構成されており、これら第1及び第2回転子鉄心ユニットは前記第2の回転子鉄心の両側に積層されており、前記第2の回転子鉄心は、前記永久磁石よりも外径側となる位置に磁極中心に対して対称で径方向に長い断面を有する空間を回転子鉄心積層方向に形成していることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の永久磁石式回転電機を駆動電動機として用いたことを特徴とする圧縮機。
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