JP4159557B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents
電子スチルカメラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4159557B2 JP4159557B2 JP2005060230A JP2005060230A JP4159557B2 JP 4159557 B2 JP4159557 B2 JP 4159557B2 JP 2005060230 A JP2005060230 A JP 2005060230A JP 2005060230 A JP2005060230 A JP 2005060230A JP 4159557 B2 JP4159557 B2 JP 4159557B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- imaging lens
- charge accumulation
- imaging
- movement
- video signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Description
撮像レンズを通して入射する被写体光を光電変換し、電荷蓄積を行なって映像信号を生成する撮像素子と、
前記撮像レンズを光軸に平行に移動させる駆動手段と、
前記映像信号の解析及び前記撮像レンズの移動を繰り返して前記撮像レンズの合焦位置を検出する合焦制御手段と、
前記光電変換による映像信号の生成のための電荷蓄積に要する時間及び前記撮像レンズの移動に要する時間の和が、内部垂直期間のn倍(nは整数)以下であれば、前記撮像レンズの移動を前記内部垂直期間のn倍ごとに行わせ、
前記光電変換による映像信号の生成のための電荷蓄積に要する時間及び前記撮像レンズの移動に要する時間の和が、内部垂直期間のn倍(nは整数)よりも大きければ、前記撮像レンズの移動を前記内部垂直期間の2n倍ごとに行わせる制御手段と
を備えた電子スチルカメラを提供する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示される電子スチルカメラは、撮像レンズ12と、レンズ駆動部13と、シャッタ14と、撮像部16と、画像信号処理部18と、一次記憶部20と、インターフェース部22と、表示部26と、操作部28と、制御部30と、レンズ駆動部13とを有する。
レンズ駆動部13は、撮像レンズ12を光軸上で光軸に平行に移動させるためのものであり、ボイスコイルなどを用いたリニアアクチュエータで構成される。
撮像部16は、被写体光を光電変換し、電荷蓄積を行って映像信号を生成して出力するものであり、CCDやCMOSセンサなどの2次元固体撮像素子と、撮像素子を駆動するための回路などから構成される。
画像信号処理部18は、本撮像により撮像部16から出力された映像信号に対して、様々なデジタル信号処理を行って、映像データを生成するとともに、合焦処理時には、合焦のための撮像(試験撮像)により得られる映像信号の解析、高周波成分の大きさの検出などを行う。
インターフェース部22は、スロットを含み、該スロットに挿抜可能な外部フラッシュメモリ等で構成される記録媒体24への映像データの書き込み、該記録媒体24からの映像データの読出しを行う回路を備える。
表示部26は、LCDなどの表示素子を含むもので、ビューファインダーとして用いられたり、記録した映像の再生に用いられたりする。
制御部30は、操作部28からの操作信号や、画像処理部18におけるデジタル信号処理結果に基き、撮像レンズ12を移動させるためのレンズ駆動部13の制御、撮像部16における電荷蓄積や映像信号の出力(読出し)の制御、一時記憶部20への映像データの書き込み、読出し、記録媒体24への映像データの書き込み、読出しの制御、表示部26における表示(表示開始、表示切替え、表示停止)の制御を行う。
まず、操作部28のカメラ起動ボタン28aが押下されると(102)、全体制御部36、撮像部16及び画像信号処理部18を起動させ、表示部26に表示切替えを行わせ、さらに露出量制御部32に露出量制御を行わせる(104)。
表示切替えの結果、撮像レンズ12を通して入射され、撮像部16で生成された映像信号が画像信号処理部18で処理され、逐次更新されて、表示部26で表示が行われる。このとき、表示部26は、電子ビューファインダーとして用いられる。
一方、露出量制御部32は、画像信号処理部18で検知された、撮像部16から出力される映像信号のレベルに基いて電荷蓄積時間を制御する。例えば、撮像部16から出力される映像信号のレベルが低いときは電荷蓄積時間を長くし、撮像部16から出力される映像信号のレベルが高いときは電荷蓄積時間を短くする。
即ち、全体制御部36は、AFボタン28bの押下を検出すると、画像信号処理部18及び撮像部16に対して露出量の変更を禁じる制御(AEロックの制御)を行い、電荷蓄積時間tを固定させる。
次いで、合焦制御部34に対して電荷蓄積時間tを通知する。
試験撮像回数Lとは、合焦のために許容される時間(合焦要求時間)(T)内で繰り返し得る電荷蓄積及び撮像レンズの移動の回数を意味する。試験撮像回数Lを求める手順については、後に図4を参照して詳述する。
次に、試験撮像で得た画像(AF用画像)を信号処理してAF評価値を求める(114)。即ち、撮像部16から出力された映像信号を画像信号処理部18で処理してAF評価値を求める。AF評価値としては、高周波成分の最大値が用いられる。この場合、撮像画面内の特定の領域、例えば画面の中央部における高周波成分の最大値をAF評価値としても良い。
図2に、試験撮像位置P1乃至P11を横軸にとったときの、AF評価値の変化の一例を示す。
次に、レンズ可動範囲内のすべての試験撮像位置において上記ステップ112乃至116の処理が行われたどうか、即ち、すべての試験撮像位置についてAF評価値が求められたかの判定を行い(118)、まだであれば(ステップ118でNO)、次に試験撮像位置にレンズを上記の所定距離dだけ、上記一端から他端に向けて移動させ(120)、ステップ112に戻る。
ステップ118ですべての試験撮像位置についてAF評価値が求められたとの判定がなされたら(ステップ118でYES)、求められたすべてのAF評価値に基いて合焦位置を特定する(122)。例えば、最も大きいAF評価値を与えた試験撮像位置(図2に示す例では、位置P6)を合焦位置と判定する。
次に合焦位置に撮像レンズを移動させる(124)。
そして、これにより合焦完了として処理を終了する(126)。
この後、本撮像が行われる。
合焦制御部34はまず、露出量制御部32から電荷蓄積時間t(電荷蓄積時間tを表わすデータ)を取得し(202)、
即ち、
N×vがt以上であって、
(N−1)×vがt未満であるような整数Nを求める。
これは、言い換えると、
t÷vが割り切れるときは、 N=t÷v
t÷vが割り切れないときは、 N=[t÷v]+1
(但し、[t÷v]はt÷vの整数部分)
と言う演算を行うことを意味する。
なお、ここで言う内部垂直期間(VD期間)は、カメラ内部の期間であり、カメラ内部から外部への1フレームの映像信号の出力周期(一般的な垂直期間)とは異なる。すなわち、内部垂直期間とは、撮像部16から画像信号処理部18へ入る画像データのための同期信号で、図示しないタイミングジェネレータにより生成される一定周期の信号で、画像信号処理部18から一時記憶部20、表示部26、制御部30へ出力される画像の垂直同期信号とは異なり、垂直同期信号の周期は、内部垂直期間の整数倍となる。
L=T÷(N×v)
なお、合焦要求時間Tはシステム設計時に設定された固定値であっても良く、撮影時の状況(被写体の輝度、フレームレートなど)よって、可変(例えば、複数の値から選択されるもの)であっても良い。
m≦N×v−t …(1)
が成立するかどうかの判定を行う(208)。
なお、撮像レンズの可動範囲をL回に分けて移動するので、1回当たりの移動距離は、可動範囲の1/(L−1)であるが、(1)式の計算を行う時点では後述のように、L回に分けて行うことになるか、(L/2)回に分けて行われることになるかが不明であるので、1回当たりのレンズ移動時間の代わりに、撮像レンズの可動範囲の端点から端点までの移動時間mを用いて、(1)式の計算を行う。
撮像レンズの移動をN×vの期間ごとに行うこととし、電荷蓄積及び撮像レンズの移動を繰り返す回数Cを
C=Lとする(210)。
一方判定式(1)が成立しない場合には、
撮像レンズの移動を2×N×vの期間ごとに行うこととし、電荷蓄積及び撮像レンズの移動を繰り返す回数Cを
C=L/2とする(212)。
図において301は内部垂直同期信号を示しており、VDが1内部垂直期間を示している。30fps(frames per second)で撮像系システム全体が動作している場合、1VD=33.3msとなる。302は電荷蓄積期間を示し、303は撮像レンズが移動を行っている期間を示している。
m≦2×v−t
が満たされ、試験撮像は(2×v)の期間ごとに行われる。
図示のように、撮像レンズの移動は2×2×v(N=2)の期間ごとに行われる。そして、電荷蓄積は、符号302a、302bで示すように、2×vごとに行われるものの、撮像レンズの移動303と重なる電荷蓄積302aの結果得られる信号は、AF試験撮像画像としては用いず、撮像レンズの移動303と重ならない電荷蓄積302bの結果得られる信号を、AF試験撮像画像として用いる。
上記の実施の形態1では、上記の判定式(1)が成立しない場合には、図6に示すように、撮像レンズの移動を2×N×v、例えば2×2×vの期間ごとに行っているが、代わりに図7に示すように撮像レンズの移動をN×v、例えば2×vの期間ごとに行うこととし、撮像レンズの移動303と重なる電荷蓄積時間302aにおける電荷蓄積の結果得られた映像信号を、合焦点が含まれる範囲を特定する処理(粗調整)のために用い、該範囲の特定の後、上記のようにして特定された範囲内で、撮像レンズの移動に重ならない電荷蓄積(302b)の結果得られる映像信号を用いるようにし、これにより合焦点を特定する処理(微調整)を行うこととしても良い。
例えば、電荷蓄積時間が、1内部垂直期間以下であるものの、レンズ移動時間と電荷蓄積時間の和が1vを超え、2v以下の場合、レンズ移動と重なるようにして電荷蓄積の処理を行う粗調整を行い得る回数は、合焦要求時間T内のVD期間の数Aと同じである。一方、レンズ駆動と電荷蓄積を同時には行わない微調整段階では、少なくとも3回レンズ移動を行う必要があり、1回当たり2個のVD期間が必要であるので、
(A−3×2)=(A−6)
個のVD期間を粗調整のための期間とし、この間に(A−6)回のレンズ移動及び電荷蓄積による粗調整を行う。図8には、Aが14であり、(A−6)が8である場合を示す。
また、P9、P10、P11は微調整段階における試験撮像位置である。
各微調整段階におけるレンズの移動距離dqは、粗調整段階におけるレンズの移動距離dpの1/2である。
位置P10と位置P6は同じであるが、粗調整段階では、位置P6においても、レンズ移動と一部重なる電荷蓄積により得られた映像信号を用いているので、微調整段階では再度位置P10で電荷蓄積を行う必要がある。
26 表示部、 28 操作部、 30 制御部、 32 露出量制御部、 34 合焦制御部、 36 全体制御部。
Claims (4)
- 撮像レンズを通して入射する被写体光を光電変換し、電荷蓄積を行なって映像信号を生成する撮像素子と、
前記撮像レンズを光軸に平行に移動させる駆動手段と、
前記映像信号の解析及び前記撮像レンズの移動を繰り返して前記撮像レンズの合焦位置を検出する合焦制御手段と、
前記光電変換による映像信号の生成のための電荷蓄積に要する時間及び前記撮像レンズの移動に要する時間の和が、内部垂直期間のn倍(nは整数)以下であれば、前記撮像レンズの移動を前記内部垂直期間のn倍ごとに行わせ、
前記光電変換による映像信号の生成のための電荷蓄積に要する時間及び前記撮像レンズの移動に要する時間の和が、内部垂直期間のn倍(nは整数)よりも大きければ、前記撮像レンズの移動を前記内部垂直期間の2n倍ごとに行わせる制御手段と
を備えた電子スチルカメラ。 - 前記光電変換による映像信号の生成のための電荷蓄積に要する時間及び前記撮像レンズの移動に要する時間の和が、内部垂直期間のn倍(nは整数)よりも大きければ、前記撮像レンズの移動を前記内部垂直期間の2n倍ごとに行わせ、前記撮像レンズが移動していない状態で前記電荷蓄積を行わせることを特徴とする請求項1に記載の電子スチルカメラ。
- 前記光電変換による映像信号の生成のための電荷蓄積に要する時間及び前記撮像レンズの移動に要する時間の和が、内部垂直期間のn倍(nは整数)よりも大きい場合には、
前記撮像レンズの移動を前記内部垂直期間のn倍ごとに行わせ合焦位置を含む範囲を特定するための粗調整を行わせ、
前記粗調整の後、前記撮像レンズの移動を前記電荷蓄積と重ならないように、かつ前記祖調整により特定された範囲内で行わせることにより合焦位置の特定を行わせる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子スチルカメラ。 - 前記制御手段は、前記撮像素子から出力される映像信号に基いて前記電荷蓄積のための時間を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子スチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005060230A JP4159557B2 (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 電子スチルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005060230A JP4159557B2 (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 電子スチルカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006243449A JP2006243449A (ja) | 2006-09-14 |
JP4159557B2 true JP4159557B2 (ja) | 2008-10-01 |
Family
ID=37049914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005060230A Expired - Fee Related JP4159557B2 (ja) | 2005-03-04 | 2005-03-04 | 電子スチルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4159557B2 (ja) |
-
2005
- 2005-03-04 JP JP2005060230A patent/JP4159557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006243449A (ja) | 2006-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4444927B2 (ja) | 測距装置及び方法 | |
JP5054583B2 (ja) | 撮像装置 | |
CN101360190B (zh) | 摄影装置和摄影装置的控制方法 | |
EP2698658A1 (en) | Image pickup apparatus, semiconductor integrated circuit and image pickup method | |
KR20070086061A (ko) | 카메라 및 카메라의 화상처리방법 | |
JP2006162991A (ja) | 立体画像撮影装置 | |
JP4516035B2 (ja) | 合焦位置決定方法および装置 | |
JP2011135185A (ja) | 撮像装置 | |
JP2006243372A (ja) | カメラ | |
JP5011235B2 (ja) | 撮影装置及び撮影方法 | |
JP5290557B2 (ja) | 撮像装置及び撮像方法 | |
JP4715200B2 (ja) | 電子カメラ | |
JP4315341B2 (ja) | 流し撮り方法および撮影装置 | |
JP2020012879A (ja) | 撮像素子、焦点検出装置、撮像方法、および焦点検出方法 | |
JP2007225897A (ja) | 合焦位置決定装置及び方法 | |
JP2007212723A (ja) | 合焦位置決定方法および装置 | |
JP5618765B2 (ja) | 撮像装置及びその制御方法 | |
JP4925168B2 (ja) | 撮像方法および装置 | |
CN106993110B (zh) | 摄像设备及其控制方法 | |
JP4046276B2 (ja) | デジタルカメラ | |
JP6672006B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2008158028A (ja) | 電子スチルカメラ | |
JP4159557B2 (ja) | 電子スチルカメラ | |
JP2007334242A (ja) | デジタルカメラ | |
WO2019146164A1 (ja) | 撮像装置、撮像方法、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080711 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080715 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |