JP4157374B2 - 工具ホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに着脱自在に装着するための工具ホルダに関し、特にホルダ本体のシャンク部がテーパコーンを介して工作機械のスピンドルに装着されるようにした工具ホルダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マシニングセンター等の工作機械においては、自動工具交換装置が設けられ、この自動工具交換装置により、切削工具を掴持した工具ホルダを工作機械のスピンドルに自動的に交換できるようにしている。
また、スピンドルに装着された工具ホルダのホルダ本体をスピンドル内に設けた引張手段で後方へ引っ張り込むことにより、スピンドルのテーパ孔にホルダ本体のシャンク部を嵌合させ、これにより、工具ホルダをスピンドルに強固に固定する。このスピンドルと工具ホルダとの結合強度(結合剛性)は、加工精度に影響を与えるため、もし、この結合剛性が小さいと重切削や高速回転に耐えられず、ビビリや振動及び工具の倒れや心振れ等が発生する要因となる。
【0003】
従来、ボーリング加工やエンドミル加工等の切削工具を工作機械のスピンドルに装着するための工具ホルダは、ストレートシャンク部、フランジ部及びアーバを互いの軸線を一致させて後方から前方に向け有するホルダ本体と、上記ストレートシャンク部に該ストレートシャンク部の軸方向に移動可能に嵌合されたテーパコーンと、上記ストレートシャンク部の後端に螺着された、テーパコーンの抜け止め兼用のプルスタッドとを備え、上記テーパコーンは前端から後端に行くにしたがい小径となるテーパ外周面を有し、このテーパコーンの前端面と上記フランジ部との間には、テーパコーンをプルスタッドに圧接させる方向に付勢してテーパコーンにプリロードを付与する弾性部材が介在されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このように構成された工具ホルダにおいて、テーパコーンごとホルダ本体のシャンク部を工作機械スピンドルのテーパ穴内に差し込んだ後、工作機械スピンドル内に設けた引き込み機構によりプルスタッドを介してホルダ本体のシャンク部をテーパコーンごと後方へ引き込むことにより、テーパコーンの外周面をテーパ穴の内周面に密着させるとともに、テーパコーンの縮径作用によりホルダ本体のシャンク部を強力に掴持して、大きな拘束力で工具ホルダを工作機械スピンドルに保持できるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3083291号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような工具ホルダにおいては、テーパコーンが嵌合されるシャンク部の外周面には、その円周方向に山形状に蛇行しながら連続する潤滑剤貯留溝が形成されており、この貯留溝内にグリースなどの潤滑剤を貯留しておくことにより、シャンク部とこれに嵌合されるテーパコーンとの軸方向の相対移動が長期にわたりスムーズに行われるようになっている。
【0007】
一方、最近の工作機械の切削加工時に使用されるクーラントは水溶性の切削液が主流である。
これに対し、工具ホルダにおいて、シャンク部の貯留溝にグリースなどの潤滑剤を貯留する場合は、工具ホルダの出荷時などに、テーパコーンをシャンク部から取り外してシャンク部の外周面を露出させ、この状態で、シャンク部の貯留溝に潤滑剤を手作業などにより詰め込み、しかる後、テーパコーンをシャンク部に嵌合し、工具ホルダとして組み立てるようにしている。
【0008】
しかし、このようにシャンク部の貯留溝に潤滑剤が十分に詰め込まれていたとしても、工具ホルダを工作機械のスピンドルに装着して実際の切削加工を行った場合には、スピンドルの後端側からホルダ本体の流体通路を通して切削箇所に供給される水溶性クーラントの一部がテーパコーンの内周面とシャンク部の外周面間に生じる隙間内に流入するため、この水溶性クーラントによって貯留溝内の潤滑剤がテーパコーン外に流出されてしまう。その結果、シャンク部とテーパコーン間の潤滑性が低下して、その相対摺動が悪くなり、工作機械スピンドルへの工具ホルダの結合強度に支障を来たすおそれがある。
そこで、従来の工具ホルダにおいては、テーパコーンをシャンク部から取り外して分解し、シャンク部の貯留溝に潤滑剤を再詰め込みするようにしている。しかしながら、このような潤滑剤の詰め込み方式は、その作業が煩雑になり、多くの時間と手数がかかるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、テーパコーンをシャンク部から取り外したり分解したりすることなく、シャンク部の貯留溝に潤滑剤を簡便に注入し充填できるようにした工具ホルダを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、シャンク部と、このシャンク部の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部に互いの軸線を一致して設けられ前記切削工具が保持されるアーバとを有するホルダ本体と、前記スピンドルに該スピンドルの前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴の内周面と等しいテーパ外周面を有するとともに前記シャンク部に該シャンク部の軸方向に移動可能に嵌合された、径方向に弾性変形可能なテーパコーンと、前記シャンク部の後端に軸線を一致して結合され、前記テーパコーンの後端面に当接されるとともに前記シャンク部の後端径より大きい径の鍔部を有するプルスタッドとを備え、前記シャンク部の外周面に、前記テーパコーンの内周面とシャンク部の外周面との間を潤滑する潤滑剤貯留溝を形成し、前記シャンク部の後端面及び該後端面に当接する前記鍔部の当接面の少なくとも一方に潤滑剤注入用のリング溝を形成し、前記鍔部に前記リング溝に連通する潤滑剤注入口を設け、前記シャンク部に前記リング溝と前記潤滑剤貯留溝との間を1箇所以上の箇所で連通する潤滑剤注入通路を形成し、前記テーパコーンは、該テーパコーンの軸線方向の全長に亘り斜めに形成したすり割りを有し、このすり割り内に弗素系のゴムなどの弾性体が埋め込まれ、前記すり割りと該すり割りに埋め込んだ前記弾性体とにより区画されて前記潤滑剤貯留溝に連通するエア抜き通路が前記テーパコーンの内周面に臨ませて形成され、前記エア抜き通路の両端は前記テーパコーンの軸方向の両端面に開口されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、シャンク部と、このシャンク部の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部に互いの軸線を一致して設けられ前記切削工具が保持されるアーバとを有するホルダ本体と、前記スピンドルに該スピンドルの前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴の内周面と等しいテーパ外周面を有するとともに前記シャンク部に該シャンク部の軸方向に移動可能に嵌合された、径方向に弾性変形可能なテーパコーンと、前記シャンク部の後端に軸線を一致して結合されたプルスタッドと、前記シャンク部の後端面と前記プルスタッドとの間に介在され、前記テーパコーンの後端面に当接されるとともに前記シャンク部の後端径より大きい径の抑え部材とを備え、前記シャンク部の外周面に、前記テーパコーンの内周面とシャンク部の外周面との間を潤滑する潤滑剤貯留溝を形成し、前記シャンク部の後端面及び該後端面に当接する前記抑え部材の当接面の少なくとも一方に潤滑剤注入用のリング溝を形成し、前記抑え部材に前記リング溝に連通する潤滑剤注入口を設け、前記シャンク部に前記リング溝と前記潤滑剤貯留溝との間を1箇所以上の箇所で連通する潤滑剤注入通路を形成し、前記テーパコーンは、該テーパコーンの軸線方向の全長に亘り斜めに形成したすり割りを有し、このすり割り内に弗素系のゴムなどの弾性体が埋め込まれ、前記すり割りと該すり割りに埋め込んだ前記弾性体とにより区画されて前記潤滑剤貯留溝に連通するエア抜き通路が前記テーパコーンの内周面に臨ませて形成され、前記エア抜き通路の両端は前記テーパコーンの軸方向の両端面に開口されていることを特徴とする。
【0012】
請求項の発明は、請求項1または2記載の工具ホルダにおいて、前記テーパコーンの前端面と前記フランジ部との間に介在され、前記テーパコーンを前記プルスタッド側へ付勢して予圧する弾性部材を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2記載の工具ホルダにおいて、前記潤滑剤注入口は栓部材により閉塞されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明にかかる工具ホルダの第1の実施の形態を示す縦断側面図、図2は図1の2−2線に沿う平面図、図3は本実施の形態における工具ホルダを分解して示す側面図、図4は図1におけるA部の拡大図である。
【0014】
図1において、工具ホルダ10は、これに掴持された切削工具11を工作機械のスピンドル9に着脱可能に装着するためのもので、ホルダ本体12、テーパコーン13、プルスタッド14、予圧用弾性部材15、テーパコレット16及びドローボルト17などを備えている。
【0015】
前記ホルダ本体12は、図1及び図3に示すように、ストレートのシャンク部121と、このシャンク部121の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部122と、このフランジ部122の反シャンク部121に互いの軸線を一致して設けられ、切削工具11を保持するアーバ123とを有する構成になっている。また、シャンク部121の外周面には、図1及び図3に示すように、円周方向に蛇行するように連続する山形状の潤滑剤貯留溝121aが形成され、この貯留溝121aにグリースなどの潤滑剤が充填される。これにより、シャンク部121とこれに嵌合されるテーパコーン13との軸方向の相対移動がスムーズにできるようにしてある。
【0016】
また、フランジ部122の外周面には、自動工具交換装置のアーム(図示省略)が係脱可能に係合する台形溝122aが形成され、フランジ部122のテーパコーン13と相対向する後端面には環状凹部122bが形成され、この環状凹部122b内には、後述の弾性部材15が収容されている。なお、122cはキ−溝である。
また、前記シャンク部121の軸心部には、プルスタッド14が螺着される雌ねじ穴124が軸線方向に延在して同心に形成されている。
【0017】
前記アーバ123の軸心部には、アーバ123の先端面から奥部に行くに従い小径となるテーパ穴123a及び、このテーパ穴123aに連通してフランジ部122に臨むように延在するストレート穴123bが軸線を一致して形成されており、このテーパ穴123a及びストレート穴123bには前記テーパコレット16が挿着される。
また、前記ストレート穴123bと雌ねじ穴124との間に位置するホルダ本体12の軸心部箇所には、シャンク部121の後端から雌ねじ穴124を通して挿入される前記ドローボルト17が挿通されるボルト挿通穴125が形成されている。ドローボルト17の軸心部にはクーラント供給通路171が軸方向に貫通するように形成されている。
【0018】
したがって、切削工具11をホルダ本体12に挿着する場合は、切削工具11のシャンク部11aを差し込んだテーパコレット16をテーパ穴123a及びストレート穴123bに挿入し、そして、シャンク部121の後端からボルト挿通穴125に挿通したドローボルト17をテーパコレット16の後端軸心部に同心に形成した雌ねじ穴16aに螺合し締め付けることにより、テーパコレット16をアーバ123のテーパ穴123aに引き込む。これにより、切削工具11をホルダ本体12に挿着することができる。
【0019】
前記テーパコーン13は、図1及び図3に示すように、シャンク部121に該シャンク部121の軸方向に移動可能に嵌合され、そして、スピンドル9の前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴9Aの内周面と等しい、例えば1/10テーパのテーパ外周面131を有している。
また、前記テーパコーン13には、図1及び図3に示すように、テーパコーン13の軸線に対し緩い傾斜でテーパコーン13の全長にわたって延在するすり割り132が形成され、このすり割り132によりテーパコーン13が径方向に弾性変形できるように構成されている。そして、すり割り132内には弗素系ゴムなどの弾性体133が埋め込まれている。この弾性体133はすり割り132内に塵埃などが浸入されるのを防止する役目をする。
【0020】
また、図4に示すように、前記すり割り132と、このすり割り132に埋め込んだ弾性体133とにより区画されて前記潤滑剤貯留溝121aに連通するエア抜き通路132aが前記テーパコーン13の内周面に臨ませて形成され、前記エア抜き通路132aの両端は前記テーパコーン13の軸方向の両端面に開口されている。このエア抜き通路132aは、テーパコーン13をシャンク部121に嵌合した組み立て状態のまま、潤滑剤貯留溝121aに外部からグリース等の潤滑剤を注入器から直接注入する時に、潤滑剤貯留溝121a内に残留するエアをテーパコーン13外へ逃がすためのものである。
【0021】
前記プルスタッド14は、ホルダ本体12のシャンク部121をスピンドル9のテーパ穴9Aに引き込んでホルダ本体12をスピンドル9に装着するとともにテーパコーン13をシャンク部121に嵌合された状態に保持するためのものであって、図1〜図3に示すように、シャンク部121の雌ねじ穴124に後端側から螺着される雄ねじ部141と、この雄ねじ部141の後端に軸線を一致して一体に設けられ、かつテーパコーン13の後端面に当接されるとともにシャンク部121の後端径より大きい径の鍔部142と、この鍔部142の反雄ねじ部141側に軸線を一致して一体に設けられた軸部143と、この軸部143の後端に設けた鍔状の係合部144とを備え、この係合部144、軸部143、鍔部142及び雄ねじ部141を含むプルスタッド14の軸心部には、これを軸方向に貫通するクーラント供給通路145が形成されている。
このプルスタッド14は、その雄ねじ部141をシャンク部121の後端側から差し込んで雌ねじ穴124に螺合し締め付けることにより、ホルダ本体12に結合される。この時、テーパコーン13の後端面とプルスタッド14の鍔部142と間には、テーパコーン13へのプリロードを調節する金属製のスペーサ18が介在されている。
【0022】
前記予圧用弾性部材15は、テーパコーン13にプリロードを付与するためのもので、図1に示すように、鋼板などの弾性金属板からなる複数の環状の皿ばね151と、環状の金属板などからなる薄板152とを重ね合わせて構成され、この弾性部材15は、その少なくとも一部を前記環状凹部122bに収容した状態で、この環状凹部122bの底とテーパコーン13の前端面との間に介在されている。
【0023】
前記プルスタッド14の鍔部142が当接する前記シャンク部121の後端面121bには、図1及び図3に示すように、潤滑剤注入用のリング溝126が同心に形成され、さらに、シャンク部121には、潤滑剤注入用リング溝126と前記潤滑剤貯留溝121aとの間を複数の箇所で連通する複数の潤滑剤注入通路127が形成されている。
また、前記鍔部142には、前記リング溝126に連通する潤滑剤注入口146が設けられ、この潤滑剤注入口146は、ねじ式の栓部材19により閉塞される構成になっている。
【0024】
前記工作機械のスピンドル9には、図1に示すように、スピンドル9のテーパ孔9Aに装着された工具ホルダ10を引き込むための引き込み手段8が設けられている。また、このスピンドル9には、そのテーパ孔9Aにクーラントを供給するためのクーラシト供給装置(図示略)や、クリーニング用エアを供給するための圧縮空気供給装置(図示略)が設けられている。
【0025】
このように構成された工具ホルダ10を使用する場合は、自動工具交換装置のアームを、ホルダ本体12のフランジ部122に設けた台形溝122aに係合してフランジ部122を把持し、ホルダ本体12のシャンク部121をテーパコーン13ごと工作機械スピンドル9のテーパ穴9A内に挿入する。この状態で、スピンドル9内に設けた引き込み手段8の前端部にプルスタッド14の係合部144を係合させ、プルスタッド14をスピンドル9の後側に引き込むことで、ホルダ本体12のテーパコーン13の外周面をスピンドル9のテーパ穴9A内周面に密着させる。そして、プルスタッド14をスピンドル9の後側に更に引き込むことにより、ホルダ本体12のシャンク部121とシャンク部121に嵌めたテーパコーン13も後側に引き込まれるので、このテーパコーン13がシャンク部121とスピンドル9のテーパ穴9Aとの間にくさびとして作用し、このくさび効果で工具ホルダ10をスピンドル9に強固に装着される。
なお、自動工具交換装置は、アームを適時にフランジ部122の台形溝122aから外して、動作前の位置に復帰させる。
【0026】
次に、テーパコーン13をシャンク部121に嵌合した組み立て状態のまま、潤滑剤貯留溝121aに外部からグリース等の潤滑剤を注入する場合について説明する。
この場合は、まず、工具ホルダ10をスピンドル9から取り外した状態で、ねじ式の栓部材19を鍔部142から取り外し、潤滑剤注入口146を開放する。かかる状態で、図示省略した潤滑剤注入器の注入ノズルを潤滑剤注入口146に係合して、潤滑剤注入器を動作させる。これにより、図示省略の潤滑剤注入器から注入ノズルを通して押し出されるグリース等の潤滑剤は、潤滑剤注入口146、リング溝126及び複数の潤滑剤注入通路127を通して潤滑剤貯留溝121a内に注入される。この時、潤滑剤貯留溝121a内に残留するエアはエア抜き通路132aを通してテーパコーン13外へ排出される。
【0027】
したがって、このような第1の実施の形態に示す工具ホルダによれば、プルスタッド14の鍔部142が当接するシャンク部121の後端面121bに潤滑剤注入用のリング溝126を同心に形成し、シャンク部121にはリング溝126と潤滑剤貯留溝121aとの間を複数の箇所で連通する複数の潤滑剤注入通路127を形成し、さらに、鍔部142にはリング溝126に連通する潤滑剤注入口146を設け、潤滑剤注入口146からリング溝126及び複数の潤滑剤注入通路127を通して潤滑剤貯留溝121a内にグリース等の潤滑剤を注入できるようにしたので、テーパコーン13をシャンク部121から取り外したり分解したりすることなく、シャンク部121の潤滑剤貯留溝121aに潤滑剤を必要に応じて簡便に注入し充填することができる。
【0028】
また、この第1の実施の形態によれば、すり割り132とこのすり割り132に埋め込んだ前記弾性体133とにより区画されて潤滑剤貯留溝121aに連通するエア抜き通路132aがテーパコーン13の内周面に臨ませて形成され、このエア抜き通路132aの両端はテーパコーン13の軸方向の両端面に開口されているため、潤滑剤貯留溝121aに潤滑剤を注入する時、潤滑剤貯留溝121a内に残留するエアをエア抜き通路132aを通してテーパコーン13外へ排出でき、潤滑剤貯留溝121aへの潤滑剤の注入を確実に行うことができる。
【0029】
次に、図5により本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は本発明にかかる工具ホルダの第2の実施の形態を示す縦断側面図である。
この図5において、図1と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図1と異なる部分を重点に述べる。
この第2の実施の形態において、図1と異なる点は、シャンク部121の後端面121bに当接するプルスタッド14の鍔部142の当接面142aに潤滑剤注入用のリング溝147を同心に形成したところにある。そして、鍔部142には、リング溝147に連通する潤滑剤注入口146が形成され、この潤滑剤注入口146は、ねじ式の栓部材19により閉塞されるように構成されている。また、シャンク部121には、リング溝147と潤滑剤貯留溝121aとの間を複数の箇所で連通する複数の潤滑剤注入通路127が形成されている。
【0030】
このような第2の実施の形態において、テーパコーン13をシャンク部121に嵌合した組み立て状態のまま、潤滑剤貯留溝121aに外部からグリース等の潤滑剤を注入する場合は、ねじ式の栓部材19を鍔部142から取り外した状態で、図示省略した潤滑剤注入器の注入ノズルを潤滑剤注入口146に係合し、潤滑剤注入器を動作させる。これにより、図示省略の潤滑剤注入器から押し出されるグリース等の潤滑剤は、潤滑剤注入口146、リング溝147及び複数の潤滑剤注入通路127を通して潤滑剤貯留溝121a内に注入される。
【0031】
このような第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるほか、潤滑剤注入用のリング溝147はプルスタッド14の鍔部142に形成されるようにしたので、ホルダ本体12のシャンク部121にリング溝を加工する場合に比し、そのリング溝加工が容易になる。
【0032】
次に、図6及び図7により本発明の第3の実施の形態について説明する。
図6は本発明にかかる工具ホルダの第3の実施の形態を示す縦断側面図、図7は図6の7−7線に沿う平面図である。
この図6及び図7において、図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図1及び図2と異なる部分を重点に述べる。
この第3の実施の形態において、図1及び図2と異なる点は、プルスタッド14の鍔部142Aをシャンク部121の後端面径より小さい径に形成し、この鍔部142Aとシャンク部121の後端面121bとの間に、テーパコーン13の後端面に当接されるとともにシャンク部121の後端径より大きい径の抑え部材20を介在し、そして、この抑え部材20にシャンク部121の後端面121bに形成した潤滑剤注入用リング溝126に連通する潤滑剤注入口201を設け、この潤滑剤注入口201をねじ式の栓部材21により閉塞できるように構成したところにある。
【0033】
このような第3の実施の形態において、テーパコーン13をシャンク部121に嵌合した組み立て状態のまま、潤滑剤貯留溝121aに外部からグリース等の潤滑剤を注入する場合は、ねじ式の栓部材21を抑え部材20から取り外した状態で、図示省略の潤滑剤注入器の注入ノズルを潤滑剤注入口201に係合し、潤滑剤注入器を動作させることにより、図示省略の潤滑剤注入器から押し出されるグリース等の潤滑剤は、潤滑剤注入口201、リング溝126及び複数の潤滑剤注入通路127を通して潤滑剤貯留溝121a内に注入される。
【0034】
このような第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0035】
次に、図8により本発明の第4の実施の形態について説明する。
図8は本発明にかかる工具ホルダの第4の実施の形態を示す縦断側面図である。
この図8において、図1及び図6と同一の構成要素には同一符号を付してその構成説明を省略し、図6と異なる部分を重点に述べる。
この第4の実施の形態において、図6と異なる点は、シャンク部121の後端面121bに当接する抑え部材20の当接面に潤滑剤注入用のリング溝202を同心に形成したところにある。そして、抑え部材20には、潤滑剤注入用リング溝202に連通する潤滑剤注入口201が形成され、この潤滑剤注入口201は、ねじ式の栓部材21により閉塞されるように構成されている。
【0036】
このような第4の実施の形態において、テーパコーン13をシャンク部121に嵌合した組み立て状態のまま、潤滑剤貯留溝121aに外部からグリース等の潤滑剤を注入する場合は、ねじ式の栓部材21を抑え部材20から取り外した状態で、図示省略の潤滑剤注入器の注入ノズルを潤滑剤注入口201に係合し、潤滑剤注入器を動作させることにより、図示省略の潤滑剤注入器から押し出されるグリース等の潤滑剤は、潤滑剤注入口201、リング溝202及び複数の潤滑剤注入通路127を通して潤滑剤貯留溝121a内に注入される。
【0037】
このような第4の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるほか、潤滑剤注入用のリング溝202は抑え部材20に形成されるようにしたので、潤滑剤注入用リング溝の加工が容易になる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明の工具ホルダは、シャンク部の外周面に、テーパコーンの内周面とシャンク部の外周面との間を潤滑する潤滑剤貯留溝を形成し、シャンク部の後端面及び該後端面に当接するプルスタッドの鍔部の当接面の少なくとも一方に潤滑剤注入用のリング溝を形成し、前記鍔部に前記リング溝に連通する潤滑剤注入口を設け、シャンク部にリング溝と潤滑剤貯留溝との間を1箇所以上の箇所で連通する潤滑剤注入通路を形成したことを特徴とする。
【0039】
また、本発明の工具ホルダは、シャンク部の外周面に、テーパコーンの内周面とシャンク部の外周面との間を潤滑する潤滑剤貯留溝を形成し、シャンク部の後端面及び該後端面に当接する抑え部材の当接面の少なくとも一方に潤滑剤注入用のリング溝を形成し、抑え部材にリング溝に連通する潤滑剤注入口を設け、シャンク部にリング溝と潤滑剤貯留溝との間を1箇所以上の箇所で連通する潤滑剤注入通路を形成したことを特徴とする。
【0040】
よって、本発明によれば、テーパコーンをシャンク部から取り外したり分解したりすることなく、シャンク部の潤滑剤貯留溝に潤滑剤を必要に応じて簡便に注入し充填することができる。
【0041】
また、本発明によれば、すり割りとこのすり割りに埋め込んだ前記弾性体とにより区画されて潤滑剤貯留溝に連通するエア抜き通路がテーパコーンの内周面に臨ませて形成され、このエア抜き通路の両端はテーパコーン13の軸方向の両端面に開口されているため、潤滑剤貯留溝に潤滑剤を注入する時、潤滑剤貯留溝内に残留するエアをエア抜き通路を通してテーパコーン外へ排出でき、潤滑剤貯留溝への潤滑剤の注入を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる工具ホルダの第1の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う平面図である。
【図3】 本実施の形態における工具ホルダを分解して示す側面図である。
【図4】 図1におけるA部の拡大図である。
【図5】 本発明にかかる工具ホルダの第2の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図6】 本発明にかかる工具ホルダの第3の実施の形態を示す縦断側面図である。
【図7】 図6の7−7線に沿う平面図である。
【図8】 本発明にかかる工具ホルダの第4の実施の形態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
9 スピンドル
9A テーパ穴
10 工具ホルダ
11 切削工具
12 ホルダ本体
121 シャンク部
121a 潤滑剤貯留溝
122 フランジ部
123 アーバ
126 潤滑剤注入用リング溝
127 潤滑剤注入通路
13 テーパコーン
131 テーパ面
132 すり割り
132a エア抜き通路
133 弾性体
14 プルスタッド
141 雄ねじ部
142 鍔部
146 潤滑剤注入口
15 予圧用弾性部材
16 テーパコレット
17 ドローボルト
19、21 栓部材
20 抑え部材
201 潤滑剤注入口
202 潤滑剤注入用リング溝

Claims (4)

  1. 切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、
    シャンク部と、このシャンク部の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部に互いの軸線を一致して設けられ前記切削工具が保持されるアーバとを有するホルダ本体と、
    前記スピンドルに該スピンドルの前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴の内周面と等しいテーパ外周面を有するとともに前記シャンク部に該シャンク部の軸方向に移動可能に嵌合された、径方向に弾性変形可能なテーパコーンと、
    前記シャンク部の後端に軸線を一致して結合され、前記テーパコーンの後端面に当接されるとともに前記シャンク部の後端径より大きい径の鍔部を有するプルスタッドとを備え、
    前記シャンク部の外周面に、前記テーパコーンの内周面とシャンク部の外周面との間を潤滑する潤滑剤貯留溝を形成し、前記シャンク部の後端面及び該後端面に当接する前記鍔部の当接面の少なくとも一方に潤滑剤注入用のリング溝を形成し、前記鍔部に前記リング溝に連通する潤滑剤注入口を設け、前記シャンク部に前記リング溝と前記潤滑剤貯留溝との間を1箇所以上の箇所で連通する潤滑剤注入通路を形成し、
    前記テーパコーンは、該テーパコーンの軸線方向の全長に亘り斜めに形成したすり割りを有し、このすり割り内に弗素系のゴムなどの弾性体が埋め込まれ、
    前記すり割りと該すり割りに埋め込んだ前記弾性体とにより区画されて前記潤滑剤貯留溝に連通するエア抜き通路が前記テーパコーンの内周面に臨ませて形成され、前記エア抜き通路の両端は前記テーパコーンの軸方向の両端面に開口されていることを特徴とする工具ホルダ。
  2. 切削工具を工作機械のスピンドルに着脱可能に装着する工具ホルダであって、
    シャンク部と、このシャンク部の一端に互いの軸線を一致して設けたフランジ部と、前記フランジ部の反シャンク部に互いの軸線を一致して設けられ前記切削工具が保持されるアーバとを有するホルダ本体と、
    前記スピンドルに該スピンドルの前端から後方に行くにしたがい小径となるように形成したテーパ穴の内周面と等しいテーパ外周面を有するとともに前記シャンク部に該シャンク部の軸方向に移動可能に嵌合された、径方向に弾性変形可能なテーパコーンと、
    前記シャンク部の後端に軸線を一致して結合されたプルスタッドと、
    前記シャンク部の後端面と前記プルスタッドとの間に介在され、前記テーパコーンの後端面に当接されるとともに前記シャンク部の後端径より大きい径の抑え部材とを備え、
    前記シャンク部の外周面に、前記テーパコーンの内周面とシャンク部の外周面との間を潤滑する潤滑剤貯留溝を形成し、前記シャンク部の後端面及び該後端面に当接する前記抑え部材の当接面の少なくとも一方に潤滑剤注入用のリング溝を形成し、前記抑え部材に前記リング溝に連通する潤滑剤注入口を設け、前記シャンク部に前記リング溝と前記潤滑剤貯留溝との間を1箇所以上の箇所で連通する潤滑剤注入通路を形成し、
    前記テーパコーンは、該テーパコーンの軸線方向の全長に亘り斜めに形成したすり割りを有し、このすり割り内に弗素系のゴムなどの弾性体が埋め込まれ、
    前記すり割りと該すり割りに埋め込んだ前記弾性体とにより区画されて前記潤滑剤貯留溝に連通するエア抜き通路が前記テーパコーンの内周面に臨ませて形成され、前記エア抜き通路の両端は前記テーパコーンの軸方向の両端面に開口されていることを特徴とする工具ホルダ。
  3. 前記テーパコーンの前端面と前記フランジ部との間に介在され、前記テーパコーンを前記プルスタッド側へ付勢して予圧する弾性部材を備えることを特徴とする請求項1または2記載の工具ホルダ。
  4. 前記潤滑剤注入口は栓部材により閉塞されていることを特徴とする請求項1または2記載の工具ホルダ。
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