JP4155662B2 - 三元触媒の酸素ストレージ量制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は三元触媒の酸素ストレージ量制御装置に関し、詳しくは、エンジンの排気通路に介装されて排気中のCO,HCの酸化及びNOxの還元を行う三元触媒において、酸素ストレージ量を最適に制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンの排気通路に三元触媒を介装する一方、該三元触媒における酸化と還元とのバランスをとって高い転化率を実現するために、燃焼混合気の空燃比を理論空燃比に保つ空燃比フィードバック制御を行うエンジンの排気浄化システムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、三元触媒は、酸素を貯蔵する酸素ストレージ能力を有するため、触媒中の酸素ストレージ量が転化率に大きく影響することになり、例えば酸素ストレージ量が最適量よりも多いと、CO,HCの酸化反応が促進される一方、NOxの還元反応が鈍り、逆に酸素ストレージ量が最適値よりも少ないと、NOxの還元反応が促進される一方、CO,HCの酸化反応が鈍ることになる。
【0004】
ところが、従来のように、触媒入口での排気空燃比を理論空燃比にフィードバック制御する場合には、そのときの酸素ストレージ量とは無関係に、触媒に導入される排気中の酸素濃度が一定になるように制御するから、酸素ストレージ量を最適値に制御することにはならず、結果的に、三元触媒における転化率を安定的に高いレベルに維持させることができないという問題があった。
【0005】
この点に鑑み、三元触媒の上流側に排気空燃比をリニアに検出する広域型の酸素濃度センサ、三元触媒の下流側に排気空燃比の理論空燃比に対するリッチ、リーンを検出するストイキ型の酸素濃度センサを設け、上流側の広域型酸素濃度センサの出力に基づいて三元触媒の酸素ストレージ量を推定しつつ下流側のストイキ型酸素濃度センサの出力がリッチを示した場合は酸素ストレージ量を0とし、リーンを示した場合は酸素ストレージ量を最大とする補正を行い、該酸素ストレージ量の推定値に基づいて、酸素ストレージ量を最適値にするように空燃比を制御するようにしたものがある(特開平6−249032号公報参照)。
【0006】
しかしながら、上記のものでは、下流側のストイキ型酸素濃度センサがストイキ近傍の出力を出しているときには、補正が行われないため触媒に吸着している酸素ストレージ量の推定値と実際の値とに差を生じてしまい、良好な制御を行えなかった。
【0007】
触媒の下流側にも広域型の酸素濃度センサを使用すれば、酸素ストレージ量を高精度に推定できるが、コストが高くついてしまう。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、触媒上流側に広域型酸素濃度センサ、下流側にストイキ型酸素濃度センサを使用しつつ、酸素ストレージ量を、高精度に推定して、酸化反応と還元反応とをバランスさせる最適量に制御できるようにし、以ってCO,HC,NOxを安定的に高い転化率で浄化できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのため請求項1記載の発明は、図1に示すように、
エンジンの排気通路に介装される三元触媒の上流側に設置され、排気空燃比の変化に対して出力値が連続的に変化する特性を有した広域型酸素濃度センサと、
三元触媒の下流側に設置され、排気空燃比の理論空燃比近傍で出力値が急変する特性を有したストイキ型酸素濃度センサと、
前記広域型酸素濃度センサの出力値に対して排気空燃比検出値を割付した第1変換テーブルと、前記ストイキ型酸素濃度センサの出力値に対して、排気空燃比検出値を、理論空燃比近傍では他の空燃比領域より高密度に割付した第2変換テーブルと、を有する変換手段と、
前記広域型酸素濃度センサ及びストイキ型酸素濃度センサの出力値を、それぞれ前記変換手段で変換して求められた三元触媒上流側の排気空燃比と、三元触媒下流側の排気空燃比と、に基づいて前記三元触媒における酸素ストレージ量を推定する酸素ストレージ量推定手段と、
エンジンの負荷及び回転速度に基づいて、CO,HCの排出量が多くなる運転領域では酸素ストレージ量の目標値を大きい値に設定し、NOxの排出量が多くなる運転領域では酸素ストレージ量の目標値を小さい値に設定する目標ストレージ量設定手段と、
該目標ストレージ量設定手段で設定された目標値と前記酸素ストレージ量推定手段で推定された酸素ストレージ量との差が少なくなるように、前記三元触媒入口の排気空燃比をフィードバック制御する排気空燃比フィードバック手段と、
を含んで構成した。
【0009】
かかる構成によると、酸素ストレージ量推定手段が、広域型酸素濃度センサ及びストイキ型酸素濃度センサの出力値を、前記変換手段の第1変換テーブル及び第2変換テーブルよりそれぞれ変換して求めた三元触媒上流側及び下流側の排気空燃比(酸素濃度)に基づいて、前記三元触媒における酸素ストレージ量を推定する。ここで、ストイキ型酸素濃度センサの出力値は、排気空燃比の理論空燃比近傍で急変する特性を有するが、前記第2変換テーブルには、該出力値に対して理論空燃比近傍の排気空燃比検出値を高密度に割付してあるので、排気空燃比を高精度に検出でき、したがって、酸素ストレージ量を高精度に推定できる。
【0010】
一方、排気空燃比をリーン化して供給酸素量を増大させれば、三元触媒内で酸化反応に必要な酸素量よりも供給される酸素量が多くなって、酸素ストレージ量が増大し、また、排気空燃比をリッチ化すれば供給酸素量が減ることで三元触媒内に貯蔵されていた酸素が酸化反応に用いられて酸素ストレージ量は減少することになる。
【0011】
そこで、推定された酸素ストレージ量に基づいて入口空燃比制御手段が、触媒入口の排気空燃比、即ち、燃焼混合気の空燃比(より具体的には、エンジンへの燃料噴射量)を制御し、実際の酸素ストレージ量が最適値になるように調整する。
【0013】
また、三元触媒における酸素ストレージ量が、エンジンの負荷及び回転速度に基づいて、運転状態毎の目標値になるように、触媒入口の排気空燃比が制御される。具体的には、NOxの排出量が多くなる運転状態では、酸素ストレージ量の目標値を比較的小さくすることで、NOxを効果的に浄化でき、また、CO,HCの排出量が多くなる運転状態では、酸素ストレージ量の目標値を比較的大きくすることで、CO,HCを効果的に浄化できる。
【0014】
請求項2記載の発明では、前記排気空燃比フィードバック手段が、前記目標ストレージ量設定手段で設定された目標値と前記酸素ストレージ量推定手段で推定された酸素ストレージ量との差を前記三元触媒入口の目標排気空燃比に変換し、該目標排気空燃比と前記三元触媒の上流側の酸素濃度センサで検出される実際の排気空燃比との差に基づいて、前記三元触媒入口の排気空燃比をフィードバック制御する構成とした。
【0015】
かかる構成によると、酸素ストレージ量の目標値と推定値との差から、目標の酸素ストレージ量を得るための目標排気空燃比を設定し、実際の排気空燃比が目標排気空燃比になるように制御することで、酸素ストレージ量が目標値に一致するように制御される。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、三元触媒下流側の酸素濃度センサは比較的安価なストイキ型酸素濃度センサを使用して、コストの増加を抑制しつつ、三元触媒における酸素ストレージ量を高精度に推定しながら最適な値に制御でき、以て、CO,HC,NOxを安定的に高い転化率で浄化できるという効果がある。
【0017】
また、特に、運転状態によるCO,HC,NOx排出量の違いに対応して、三元触媒における酸素ストレージ量を変化させることができ、以て、CO,HC,NOxを効果的に浄化することが可能になるという効果がある。
【0018】
請求項2記載の発明によると、酸素ストレージ量を目標に一致させるための目標排気空燃比を設定し、実際の排気空燃比を前記目標排気空燃比に一致させるようにフィードバック制御を行うことで、酸素ストレージ量を目標に精度に良く制御できるという効果がある。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図2は、実施形態におけるエンジンのシステム構成を示す図である。
【0020】
この図2において、エンジン1の吸気通路には燃料噴射弁2が設けられており、該燃料噴射弁2から噴射される燃料と空気とが予混合し、シリンダ内に吸気弁3を介して吸引される。シリンダ内の燃焼混合気は、点火栓4による火花点火によって着火燃焼し、燃焼排気は、排気弁5を介して排気通路6に排出される。
【0021】
排気通路6には、三元触媒7が介装されており、該三元触媒7で排気中のCO,HC,NOxが浄化される。
前記三元触媒7の上流側には、排気空燃比の変化に対して出力値が連続的に変化する特性を有した広域型酸素濃度センサ8が介装され、三元触媒7の下流側には、排気空燃比の理論空燃比近傍で出力値が急変する特性を有したストイキ型酸素濃度センサ9が介装されている。
【0022】
前記広域型酸素濃度センサ8及びストイキ型酸素濃度センサ9の検出信号はコントロールユニット10に入力され、図中に制御ブロック図として示した流れに沿って処理されて、最終的には、燃料噴射弁2による燃料噴射量が制御されるようになっている。
【0023】
以下、図2に示す制御ブロック図に沿って、処理内容を概説する。
センサ出力変換処理部(変換手段)100では、三元触媒7上流側の広域型酸素濃度センサ8からのA/D変換後の出力を、第1変換テーブルによって排気空燃比の検出値に変換すると共に、三元触媒7下流側のストイキ型酸素濃度センサ9からのA/D変換後の出力を、第2変換テーブルによって排気空燃比の検出値に変換する。ここで、前記第1変換テーブル及び第2変換テーブルは、図3に示すような変換特性を有する。そして、第1変換テーブルは、A/D変換出力値の変化に対して排気空燃比の検出値が略均等に割付してあるのに対し、第2変換テーブルは、理論空燃比近傍のA/D変換出力値に対して、排気空燃比の検出値が細かく高密度に割付してあり、これにより、理論空燃比近傍の排気空燃比が高分解能で演算される。
【0024】
酸素ストレージ量推定部101 (酸素ストレージ量推定手段)では、前記センサ出力変換処理部100により変換処理された三元触媒7上流側の及び下流側の排気空燃比(酸素濃度)に基づいて三元触媒7における酸素ストレージ量を推定する。
【0025】
一方、目標酸素ストレージ量設定部102 (目標ストレージ量設定手段)では、エンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに基づいて目標酸素ストレージ量を設定する。尚、CO,HCが出やすい運転領域では前記目標酸素ストレージ量を比較的大きくして、CO,HCの酸化反応が促進されるようにし、逆に、NOxが出やすい領域では前記目標酸素ストレージ量を比較的小さくして、NOxの還元反応が促進されるようにすると良い。
【0026】
酸素ストレージ量比較部103 では、前記酸素ストレージ濃度推定部101 で推定された実際の酸素ストレージ量と、前記目標酸素ストレージ量設定部102 で設定された目標酸素ストレージ量との差を演算する。
【0027】
そして、目標空燃比設定部104 では、前記酸素ストレージ量比較部103 で算出された酸素ストレージ量の実際値と目標値との差を、目標空燃比(目標A/F)に変換する。尚、前記目標空燃比は、三元触媒7の上流側の酸素濃度センサ8で検出される触媒入口の排気空燃比の目標値である。
【0028】
空燃比比較部105 では、前記目標空燃比設定部104 で設定された目標空燃比と、前記酸素濃度センサ8からの検出信号に基づいてセンサ出力変換処理部100で検出された三元触媒7入口での実際の空燃比とを比較し、空燃比偏差算出部106 では、前記目標空燃比と実際の空燃比との差を算出する。
【0029】
そして、噴射量補正部107 (排気空燃比フィードバック手段)では、前記空燃比の差が少なくするように、換言すれば、実際の空燃比を前記目標空燃比に近づけるように、燃料噴射弁2による燃料噴射量を補正するための補正値を決定する。
【0030】
尚、上記目標酸素ストレージ量設定部102 ,酸素ストレージ量比較部103 ,目標空燃比設定部104 ,空燃比比較部105 ,空燃比偏差算出部106 及び噴射量補正部107 によって入口空燃比制御手段が構成される。
【0031】
噴射量演算部108 では、エンジン1の吸入空気量Q,回転速度Neに基づいて基本燃料噴射量を演算すると共に、エンジン1の冷却水温度Tw等に応じた補正値、及び、前記噴射量補正部107 で設定された補正値によって前記基本燃料噴射量を補正して、最終的な燃料噴射量を算出する。そして、前記燃料噴射量に相当するパルス幅の噴射パルス信号を、所定の噴射タイミングにおいて燃料噴射弁2に出力する。
【0032】
ここで、図2の制御ブロック図に示した制御内容を、図3のフローチャートに従って詳述する。
図3のフローチャートにおいて、まず、S1では、三元触媒7上流側の酸素濃度センサ8からの検出信号(A/D変換値)を、前記第1変換テーブルにより変換して三元触媒7入口での排気空燃比(酸素濃度)を検出する。
【0033】
S2では、前記S1で検出した排気空燃比を平均化処理し、S3では、前記平均化処理された排気空燃比を、入口空燃比AFINとする。
S4では、三元触媒7下流側の酸素濃度センサ9からの検出信号(A/D変換値)を、前記第1変換テーブルにより変換して三元触媒7出口での排気空燃比(酸素濃度)を検出する。
【0034】
S5では、前記S4で検出した排気空燃比を平均化処理し、S6では、前記平均化処理された排気空燃比を、出口空燃比AFOUTとする。
S7では、前記入口空燃比AFINと出口空燃比AFOUTとの差を変数とする関数f1 (AFIN−AFOUT)に基づいて三元触媒7における酸素ストレージ量の推定値SO2 を算出する。前記関数f1 (AFIN−AFOUT)は、入口空燃比AFINと出口空燃比AFOUTとの差、即ち、供給酸素量と反応後の残存酸素量との差から、三元触媒における酸素ストレージ量を推定するモデル式である。
【0035】
S8では、エンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neとに応じて予め目標酸素ストレージ量TSO2 を記憶したマップを参照し、そのときのエンジン負荷Tpとエンジン回転速度Neに対応する目標酸素ストレージ量TSO2 を検索する。
【0036】
S9では、前記目標酸素ストレージ量TSO2 と推定値SO2 との差ΔSO2 を算出する。
S10では、前記酸素ストレージ量の差ΔSO2 を変数とする関数f2 (ΔSO2 )に基づいて三元触媒7の入口での目標排気空燃比TAFを算出する。前記関数f2 (ΔSO2 )は、前記酸素ストレージ量の差ΔSO2 を0ならしめるための、差ΔSO2 から目標排気空燃比TAFへの変換モデル式である。
【0037】
S11では、前記目標排気空燃比TAFと、実際の触媒入口空燃比である前記入口空燃比AFINとの差ΔAFを演算する。
S12では、前記ΔAFに基づいて実際の入口空燃比AFINが、目標排気空燃比TAFよりもリーンであるかリッチであるかを判別する。
【0038】
そして、実際の入口空燃比AFINが目標排気空燃比TAFよりもリーンであるときには、S13へ進んで燃料噴射量をより増量して入口空燃比をよりリッチに修正すべく補正値をリッチ方向へ積分制御する。
【0039】
一方、実際の入口空燃比AFINが目標排気空燃比TAFよりもリッチであるときには、S14へ進んで燃料噴射量をより減量して入口空燃比をよりリーンに修正すべく補正値をリーン方向へ積分制御する。
【0040】
また、実際の入口空燃比AFINが略目標排気空燃比TAFに一致しているときには、S15へ進んで、それまでの補正値を保持させるようにする。
実際の入口空燃比AFINをリッチ化すれば、三元触媒7に対する供給酸素量が減少して、酸素ストレージ量を減少変化させることができ、また、実際の入口空燃比AFINをリーン化すれば、三元触媒7に対する供給酸素量が増大して、酸素ストレージ量を増大変化させることができる。
【0041】
従って、前記目標排気空燃比TAFの設定においては、推定値SO2 が目標酸素ストレージ量TSO2 よりも少ないときには、その差が大きいときほど目標排気空燃比TAFとしてリーンな空燃比を設定すれば、実際の酸素ストレージ量を増大変化させて目標に近づけることができ、また、推定値SO2 が目標酸素ストレージ量TSO2 よりも多いときには、その差が大きいときほど目標排気空燃比TAFとしてリッチな空燃比を設定すれば、実際の酸素ストレージ量を減少変化させて目標に近づけることができる。
【0042】
そして、三元触媒7における酸素ストレージ量を目標値(最適値)に維持することができれば、三元触媒7におけるCO,HCの酸化反応及びNOxの還元反応をバランス良く実行させて、最大限の浄化性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明に係る装置の基本構成を示すブロック図。
【図2】実施の形態におけるエンジンのシスムテ構成及び制御内容を示すブロック図。
【図3】実施の形態に使用する第1変換テーブル及び第2変換テ−ブルを示す図。
【図4】実施の形態における酸素ストレージ量制御の様子を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 エンジン
2 燃料噴射弁
3 吸気弁
4 点火栓
5 排気弁
6 排気通路
7 三元触媒
8 広域型酸素濃度センサ
9 ストイキ型酸素濃度センサ
10 コントロールユニット
101 酸素ストレージ量推定部
102 目標酸素ストレージ量設定部
103 酸素ストレージ量比較部
104 目標空燃比設定部
105 空燃比比較部
106 空燃比偏差算出部
107 噴射量補正部
108 噴射量演算部
109入口空燃比検出部
Claims (2)
- エンジンの排気通路に介装される三元触媒の上流側に設置され、排気空燃比の変化に対して出力値が連続的に変化する特性を有した広域型酸素濃度センサと、
三元触媒の下流側に設置され、排気空燃比の理論空燃比近傍で出力値が急変する特性を有したストイキ型酸素濃度センサと、
前記広域型酸素濃度センサの出力値に対して排気空燃比検出値を割付した第1変換テーブルと、前記ストイキ型酸素濃度センサの出力値に対して、排気空燃比検出値を、理論空燃比近傍では他の空燃比領域より高密度に割付した第2変換テーブルと、を有する変換手段と、
前記広域型酸素濃度センサ及びストイキ型酸素濃度センサの出力値を、それぞれ前記変換手段で変換して求められた三元触媒上流側の排気空燃比と、三元触媒下流側の排気空燃比と、に基づいて前記三元触媒における酸素ストレージ量を推定する酸素ストレージ量推定手段と、
エンジンの負荷及び回転速度に基づいて、CO,HCの排出量が多くなる運転領域では酸素ストレージ量の目標値を大きい値に設定し、NOxの排出量が多くなる運転領域では酸素ストレージ量の目標値を小さい値に設定する目標ストレージ量設定手段と、
該目標ストレージ量設定手段で設定された目標値と前記酸素ストレージ量推定手段で推定された酸素ストレージ量との差が少なくなるように、前記三元触媒入口の排気空燃比をフィードバック制御する排気空燃比フィードバック手段と、
を含んで構成されたことを特徴する三元触媒の酸素ストレージ量制御装置。 - 前記排気空燃比フィードバック手段が、前記目標ストレージ量設定手段で設定された目標値と前記酸素ストレージ量推定手段で推定された酸素ストレージ量との差を前記三元触媒入口の目標排気空燃比に変換し、該目標排気空燃比と前記三元触媒の上流側の酸素濃度センサで検出される実際の排気空燃比との差に基づいて、前記三元触媒入口の排気空燃比をフィードバック制御することを特徴とする請求項1記載の三元触媒の酸素ストレージ量制御装置。
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