JP4155390B2

JP4155390B2 - Writing instrument

Info

Publication number: JP4155390B2
Application number: JP2002094368A
Authority: JP
Inventors: 伸樹松▲崎▼; 正明増山
Original assignee: Kokuyo Co Ltd
Current assignee: Kokuyo Co Ltd
Priority date: 2002-03-29
Filing date: 2002-03-29
Publication date: 2008-09-24
Anticipated expiration: 2022-03-29
Also published as: CN1449933A; HK1059762A1; JP2003285589A; CN1207154C

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記軸の表面が硬質部と軟質部とを有する筆記具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、筆記具を把持する際の滑り止めのために、筆記者に把持される部位である把持部位の表面にラバーを貼り付けてある筆記具や、二色成形により把持部位の表面を軟質材料により構成し、グリップ性を与えたものが知られている。
【０００３】
そして、親指と人差し指との指間部が当たる部位である指間当接部位の表面をも前記軟質材料により構成し、グリップ性を与えたものも知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記指間当接部位の表面をも前記軟質材料により構成し、グリップ性を与えたものにおいては、主に指先により筆記軸を動かす使用態様をとる場合に筆記軸を動かしにくくなり、人によっては使い心地がかえって悪くなるという不具合が存在する。
【０００５】
この不具合を単純に解消するためには把持部位の表面のみを軟質材料、それ以外の部位の表面をすべて硬質材料により形成する態様が考えられる。しかし、このように把持部位の表面のみを軟質材料により形成するようなデザインは、人によってはあまりに機能的に過ぎて面白くないと不満を感じることもあり得る。
【０００６】
そこで本発明は以上に述べた問題を解決し、使い心地の向上に寄与できるとともにデザイン的にも優れた筆記具を提供することを主たる目的としたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明に係る筆記具の一つは、筆記具の軸である筆記軸を二色成形により形成し、硬質材料を表面に表出させた硬質部と前記硬質材料より硬度が低い軟質材料を表面に表出させた軟質部とを設けるようにしたものであって、前記硬質部を把持した筆記者の親指と人差し指との指間に接する部位である指間当接部位に少なくとも設定するとともに、前記軟質部を、筆記者の指先により把持される部位である把持部位及び前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と略対向する反指間当接部位に少なくとも設定し、さらに、筆記軸を構成する各部品において前記軟質部が連続した形状であることを特徴とする。
【０００８】
このようなものであれば、指間当接部位の表面に硬質材料を表出させたので、親指と人差し指との指間部は滑りやすく、主に指先により筆記軸を動かす場合にこの筆記軸を動かしやすくなるので、このような使用態様をとる場合の使い心地の向上を図ることができる。また、二色成形により筆記軸を形成したので、従来用いられているような把持部位の表面にラバーを貼り付ける形態と異なり、軟質材料が皮脂の吸収により膨潤して指先の感触が変化し、使い心地が悪化することを防げるとともに、金型から取り出した時点でデザインが完成しているので印刷等の手間が省け、製造の容易化を図ることができる。さらに、把持部位以外にも軟質部を設定し、より優れたデザインを提供できるようになる。
加えて、筆記軸を構成する各部品において前記軟質部が連続した形状であるので、前記軟質材料を注入する注入口を１箇所で済ませることができ、従って、二色成形により形成される筆記軸を構成する各部品の製造の容易化を図ることができる。
【０００９】
このような筆記具の筆記軸の好適な一態様として、筆記軸筆記軸の後端部の近傍である筆記軸後端近傍部の略全周にわたって前記軟質層が表出しているものが挙げられる。
【００１０】
また、本発明に係る筆記具の他の一つは、筆記具の軸である筆記軸を二色成形により形成し、硬質材料を表面に表出させた硬質部と前記硬質材料より硬度が低い軟質材料を表面に表出させた軟質部とを設けるようにし、前記硬質部を、把持した筆記者の親指と人差し指との指間に接する部位である指間当接部位に少なくとも設定するとともに、前記軟質部を、前記筆記者の指先により把持される部位である把持部位及び前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と略対向する反指間当接部位に少なくとも設定し、さらに、前記筆記軸の一端部又は一端部近傍から他端部又は他端部近傍までを単一の部品で構成しているとともに前記筆記軸に設けた軟質部が連続した形状であって、筆記軸の後端部の近傍である筆記軸後端近傍部を略全周にわたって前記軟質部に設定していることを特徴とする。
このようなものであっても、単一の部品で構成した筆記軸において、この筆記軸に設けた軟質部が連続した形状であるので、前記軟質材料を注入する注入口を１箇所で済ませることができ、従って、二色成形により形成される筆記軸を構成する各部品の製造の容易化を図ることができる。加えて、この態様では、筆記軸の一端部から他端部までの全体を単一の部品として部品点数を削減するようにもでき、また、端部の二色成形を必要としない部分のみを別部品として前記別部品を通常の射出成形で形成するようにもできるので、筆記軸全体としての製造の容易化を図ることができる。
【００１１】
前記筆記軸との間で衣服等を挟むクリップをさらに具備した筆記具において、前記クリップが邪魔にならないようにしつつ前記筆記軸を動かしやすくするには、このクリップを前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と反対側に設ければよい。前記クリップが手に当たらないように筆記具を把持した場合に前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記クリップと反対側に前記指間当接部位が位置し、この指間当接部位は上述したように硬質部に設定されているので親指と人差し指との指間部を滑りやすくなるからである。さらに、このクリップと同じく前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と反対側に位置する前記反指間当接部位が軟質部に設定されているので、筆記軸とクリップとにより衣服等を挟む際に滑りにくくなり、より効果的に衣服等を挟むことができるようになる。
【００１２】
把持部位の滑り止めの効果を増大させるには、前記把持部位の表面に凹凸を設ければよい。筆記具を把持する際に指先に前記凹凸が当たるからである。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【００１４】
本実施形態に係る筆記具は、図１〜図６に示すような後部ノック式のシャープペンシルＰ１である。以下、ペン先側の端を先端、その反対側の端を後端として記述する。
【００１５】
このシャープペンシルＰ１は、図１〜図４に示すように、筆記軸１と、前記筆記軸１内に挿入された芯繰り出し機構２と、同じく前記筆記軸１内に挿入された消しゴム繰り出し機構３と、筆記軸の先端に設けられた先端部材４と、筆記軸の後端部に設けられたクリップ５とを具備する。
【００１６】
より具体的には、前記筆記軸１は、断面形状が円形をなす中空のものであり、筆記者の指先により把持される部位である把持部位１ｙを有する筆記軸前部１１と、残りの部分を構成する筆記軸後部１２とを具備するものである。そして、全体としては筆記者の親指と人差し指との指間に接する部位である指間当接部位１ｘをわずかにくぼませ、先端に向かって細くなっていく形状をしている。そして、前記筆記軸前部１１と前記筆記軸後部１２とを、互いに螺合させて連結するようにしている。なお、本実施形態では前記筆記軸１を筆記軸前部１１と筆記軸後部１２とに分けているが、単一の部品として一体に形成してもよい。
【００１７】
前記芯繰り出し機構２は、図４に示すように、先端から後端に向かって順に、チャック２１と、クラッチ２２と、コネクタ２３と、スプリング２４と、芯タンク２５とを備えていて、従来のシャープペンシルの芯繰り出し機構として周知のものと同様に構成されている。
【００１８】
前記消しゴム繰り出し機構３は、図４に示すように、先端から後端に向かって順に、回転スリーブ３１と、スクリュー３２と、消しゴム３３とを備えていて、回転式消しゴム繰り出し機構として周知のものと同様に構成されている。前記回転スリーブ３１には、前記芯タンク２５の端面２５ａに当たる当たり面３１ａが設けてあり、前記芯繰り出し機構２の後方に位置する。そして前記回転スリーブ３１の略後半部と、前記消しゴム３３の後端部は筆記軸１の後端である筆記軸後端１ｔから外部に露出している。
【００１９】
前記先端部材４は、図１〜図４に示すように、前期筆記軸１の先端部に設けられていて、この筆記軸の中心軸線に対して対称な略傘型をなす部材であり、芯がその中心に設けられた貫通孔４１を通るようにしている。そして、表面が前記筆記軸１の先端部である筆記軸先端部１ｓの表面と略連続するように取り付けられている。
【００２０】
前記クリップ５は、図１、図２に示すように前記筆記軸１の後端部から先端側に向かって前記筆記軸１と平行に延ばして前記筆記軸１と一体に設けてあり、このシャープペンシルＰ１を使用しない際には前記筆記軸１との間で衣服等を挟むようにしてある。そして、このクリップ５の先端には筆記軸１に向かって突起５１が設けてある。さらに、クリップ５に設けた突起５１と略対向する部位には、クリップ５に向かって突出する補助クリップ突起５２が設けてあり、前記クリップ５の先端に設けた突起５１とともにより効果的に衣服等を挟むようにしている。
【００２１】
しかして前記筆記軸１は、透明な硬質材料を表面に表出させた硬質部１ａと前記硬質材料より硬度及び透明度が低い軟質材料、本実施形態ではエラストマーを表面に表出させた軟質部１ｂにより形成されている。これらはともに、先に前記硬質材料により形成される硬質層１０１を射出成形により形成し、続いて前記軟質材料により構成される軟質層１０２を同じく射出成形により形成する二色成形により形成されたものである。すなわち縦断面図を図５に示すように、硬質部１ａは前記硬質層１０１のみで形成されているのに対し、軟質部１ｂは内側の前記硬質層１０１と外側の前記軟質層１０２との２層により形成されている。これら硬質部１ａ及び軟質部１ｂの表面は略面一に構成してあり、前記筆記軸１全体の肉厚を略一定にしてある。そして、全体としては筆記具として通常に使用するために十分な剛性を有する。
【００２２】
より具体的には、前記クリップ５を上にした状態の正面図を図１、平面図を図２、底面図を図３に示すように、この筆記軸１の先端部である筆記軸先端部１ｓ、この筆記軸１の後端部である筆記軸後端部１ｅ、及びクリップ５は硬質部１ａに設定している。筆記者の指先により把持される部位である把持部位１ｙ及び筆記軸後端部１ｅの近傍である筆記軸後端近傍部１ｋは軟質部１ｂに設定している。把持部位１ｙは円周方向に見て全周、筆記軸後端近傍部１ｋはクリップ５の部分を除いて略全周にわたって前記軟質層１０２が表出している。把持部位１ｙの表面には、複数の円形をなす凹部１ｙ１が設けてあり、グリップ性をより増す役割を果たしている。前記把持部位１ｙと前記筆記軸先端部１ｓとの中間は、前記筆記軸先端部１ｓ近傍に筆記軸１と直交する方向に延びた形状の硬質部１ａを前記クリップと同じ側と前記クリップと反対側に３箇所ずつ設けている他はすべて軟質部１ｂに設定している。さらに、前記反指間当接部位１ｚから筆記軸に平行に延ばした線上にあたる部分は前記補助クリップ突起５２の先端側半分５２２及び前記反指間当接部位１ｚから先端に向かう方向に所定距離離れて位置する平面視略卵形の部分を除き前記軟質部１ｂに設定している。これら軟質部１ｂは、すべて連続した形状をなすようにしている。一方、前記補助クリップ突起５２の先端側半分５２２及び前記反指間当接部位１ｚから先端に向かう方向に所定距離離れて位置する平面視略卵形の部分は前記硬質部１ａに設定している。そして、残りの前記指間当接部位１ｘを含む部分は前記硬質部１ａに設定している。この前記指間当接部位１ｘを含む部分に設定した前記硬質部１ａは、前記クリップ５に対して対称な形状をなし、前記軟質部１ｂとの境界を前記筆記軸後端近傍部１ｋ及び前記把持部位１ｙの近傍から発し、前記指間当接部位１ｘに向けて前記硬質部１ａの割合が増加していく略流線形状をなす部分に設定している。さらに具体的には、前記指間当接部位１ｘを含む硬質部１ａの形状は、前記反指間当接部１ｚから筆記軸１方向に延びる線で展開すると楕円形ないし細長い卵形になるような形状である。そして、前記指間当接部位１ｘにおけるこの筆記軸１の横断面図を図６に示すように、前記指間当接部位１ｘ近傍では、この筆記軸１の円周方向に見て前記反指間当接部１ｚ近傍を残してすべて硬質部１ａに設定していて、筆記軸１の両端に向かって硬質部１ａが狭まっていくようにしている。なお、前記指間当接部位１ｘにおけるこの筆記軸１の横断面において硬質部１ａが占める角度は３１７．５度であるが、この角度は前記指間当接部位１ｘにおいて筆記者の親指と人差し指との指間が軟質部１ｂに当たらない範囲で任意に設定してよい。
【００２３】
このように構成したシャープペンシルＰ１は、回転式消しゴム繰り出し機構を有するシャープペンシルとして周知のものと同様に、ペン先と反対側の端をノックすると芯タンク２５が押し込まれ、従来のシャープペンシルの芯繰り出し機構として周知のものと同様の機構により芯が押出される。また、回転式消しゴム繰り出し機構として周知のものと同様に、回転スリーブ３１を所定方向に回転させると消しゴム３３が送り出される。そして、このシャープペンシルＰ１を使用する際には、前記クリップ５が手に当たって邪魔にならないようにこのクリップ５を上にして把持する。すると、前記指間当接部位１ｘに親指と人差し指との指間部が当たるようになる。この指間当接部位１ｘの表面を硬質部１ａに設定しているので、親指と人差し指との指間部は滑りやすい。従って、主に指先により前記筆記軸１を動かし筆記を行う場合にこの筆記軸１を動かしやすくなり、このような使用態様をとる場合の使い心地の向上を図ることができる。加えて、把持部位１ｙ以外にも軟質部１ｂを設定したのでより優れたデザインの筆記軸を提供できる。
【００２４】
また、二色成形により筆記軸１の表面を形成しているので、従来用いられているような把持部位１ｙの表面にラバーを貼り付ける形態と異なり、軟質部１ｂを構成する軟質材料が皮脂の吸収により膨潤して指先の感触が変化し、使い心地が悪化することを防げるとともに、金型から取り出した時点でデザインが完成しているので印刷等の手間が省け、製造の容易化を図ることができる。さらに、本実施形態では、この筆記軸１全体の肉厚を略均一なものとし、硬質部１ａ及び軟質部１ｂの表面を略面一に構成しているとともに、前記指間当接部位１ｘを硬質部に設定していることにより、この部位は厚肉になり剛性が増しているので、筆圧等によりたわみ、使い心地が悪化することを防げるとともに、外観をすっきりと整えることができる。
【００２５】
さらに、前記クリップ５と同じく前記筆記軸１の中心軸線を挟んで前記指間当接部位１ｘと反対側に位置する前記反指間当接部位１ｚが軟質部１ｂに設定されているので、筆記軸１とクリップ５とにより衣服等を挟む際に滑りにくくなり、より効果的に衣服等を挟むことができるようになる。
【００２６】
加えて、軟質部１ｂを連続した形状にしているので、成形の際に軟質部１ｂを構成する軟質材料を注入する注入口を１箇所にして製造の容易化を図ることができる。
【００２７】
なお、本実施形態に係る筆記軸１は、例えば図７及び図８に示すようなノック式ボールペンＰ２にも適用できる。このボールペンＰ２は、従来のノック式ボールペンと同様に、ペン先と反対側の端部にノック部７１を設けたものであり、従来のノック式ボールペンとして周知のものと同様に、筆記軸１内に芯６及びノック機構７を備えている。そして、前記ノック部７１を押し込むことにより、従来のノック式ボールペンとして周知のものと同様に、ペン先の出し入れを行うようにしている。
【００２８】
なお、本発明は以上に述べたような実施形態に限られない。
【００２９】
例えば硬質材料としては筆記軸の形状を維持可能な剛性を有するようにできるならば、材料はＡＢＳ樹脂等、任意に選択してよい。また、軟質材料は、エラストマーに限らず、硬質材料よりも硬度が低いものであれば任意に選択してよい。
【００３０】
また、把持部位の凹凸は、軸方向に直交する横リブを多数設けるなど、形状は任意に選択してよい。
【００３２】
また、先端部材は筆記軸と一体に形成するようにしてもよい。
【００３３】
加えて、クリップ及びノック機構を省略した図９に示すようなボールペンＰ３に本発明を適用することも考えられる。この場合、上述した反指間当接部位を第２の指間当接部位１ｚ’として、親指と人差し指との指間にもグリップ力を有するような使用態様を選択することも可能になる。この場合、非使用時には図７に示すようなキャップ８によりペン先を覆うようにする。そして、クリップが必要ならば、図７に示すようにキャップ８にクリップ５’を備えるようにし、キャップ６をした状態で前記クリップ５’とキャップ８とにより衣服等を挟むようにすればよい。
【００３４】
さらに、両端にペン先を有する筆記具に本発明を適用してもよい。この場合、この筆記具の筆記軸を二色成形により形成して、中央部に位置する指間当接部位を硬質部に設定し、両側の把持部位及び筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と略対向する反指間当接部位を軟質部に設定すればよい。
【００３５】
【発明の効果】
本発明は、以上に詳述したように、二色成形により形成した硬質部を指間当接部位に少なくとも設定するとともに、軟質部を、把持部位及び反指間当接部位に少なくとも設定しているので、親指と人差し指との指間部は滑りやすく、従って主に指先により筆記軸を動かす場合にこの筆記軸を動かしやすく、このような使用態様をとる場合の使い心地の向上を図ることができる。また、二色成形により筆記軸の表面を形成したので、従来用いられているような把持部位の表面にラバーを貼り付ける形態と異なり、軟質部が皮脂の吸収により膨潤して指先の感触が変化し、使い心地が悪化することを防げるとともに、金型から取り出した時点でデザインが完成しているので印刷等の手間が省け、製造の容易化を図ることができる。加えて、筆記軸を構成する各部品において前記軟質部が連続した形状であるので、前記軟質材料を注入する注入口を１箇所で済ませることができ、従って、二色成形により形成される筆記軸を構成する各部品の製造の容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態における筆記具の正面図。
【図２】同実施形態における筆記具の平面図。
【図３】同実施形態における筆記具の底面図。
【図４】同実施形態における筆記具の分解斜視図。
【図５】同実施形態における筆記軸の縦断面図。
【図６】同実施形態における筆記軸の横断面図。
【図７】本発明の別実施形態における筆記具の正面図。
【図８】同実施形態における筆記具の分解斜視図。
【図９】本発明のさらに別実施形態における筆記具の正面図。
【符号の説明】
Ｐ１…シャープペンシル（筆記具）
１…筆記軸
１ａ…硬質部
１ｂ…軟質部
１ｘ…指間当接部位
１ｙ…把持部位
１ｚ、１ｚ’…反指間当接部位
１ｙ１…凹部
５…クリップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a writing instrument in which the surface of a writing shaft has a hard part and a soft part.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, to prevent slipping when gripping a writing instrument, the writing part with rubber attached to the surface of the gripping part that is the part gripped by the writer, or the surface of the gripping part made of soft material by two-color molding And what gave the grip property is known.
[0003]
Further, there is also known a structure in which the surface of the inter-finger contact portion, which is a portion where the inter-finger portion between the thumb and the index finger hits, is also made of the soft material to give grip.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case where the surface of the inter-finger contact part is also made of the soft material and given grip properties, it becomes difficult to move the writing axis when taking a usage mode in which the writing axis is mainly moved by the fingertip. In some cases, there is a problem that the feeling of use becomes worse.
[0005]
In order to solve this problem simply, a mode in which only the surface of the gripping part is made of a soft material and the surface of the other part is made of a hard material can be considered. However, such a design in which only the surface of the grasping part is formed of a soft material may be frustrated if it is too functional and not interesting for some people.
[0006]
Therefore, the main object of the present invention is to provide a writing instrument that solves the above-described problems and contributes to improvement in the comfort of use and is excellent in design.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That is, one of the writing tools according to the present invention has a writing shaft which is a writing tool shaft formed by two-color molding, a hard portion where the hard material is exposed on the surface, and a soft material having a lower hardness than the hard material on the surface. And at least a finger contact part that is a part of the finger between the thumb and the index finger of the writer who holds the hard part. The soft part is set at least to a gripping part that is a part gripped by a writer's fingertip and a counter finger contact part that substantially faces the finger contact part across the central axis of the writing shaft, and In each part constituting the writing axis, the soft part has a continuous shape.
[0008]
In such a case, since the hard material is exposed on the surface of the inter-finger contact portion, the finger-to-finger portion between the thumb and the index finger is slippery, and this writing axis is mainly used when the writing axis is moved by the fingertip. Therefore, it is possible to improve the usability when taking such a use mode. In addition, because the writing shaft was formed by two-color molding, unlike the conventional form of attaching rubber to the surface of the gripping part, the soft material swells due to the absorption of sebum and the feel of the fingertip changes, It is possible to prevent the user experience from deteriorating, and since the design is completed when it is taken out from the mold, it is possible to save troubles such as printing and facilitate manufacturing. Furthermore, a soft part can be set in addition to the grasped part, and a more excellent design can be provided.
In addition, since the soft part has a continuous shape in each component constituting the writing shaft, the injection port for injecting the soft material can be completed at one place, and therefore the writing shaft formed by two-color molding. It is possible to facilitate the manufacture of each component constituting the.
[0009]
As a preferred embodiment of the writing shaft of such a writing instrument, there is one in which the soft layer is exposed over substantially the entire circumference of the writing shaft rear end vicinity, which is in the vicinity of the writing shaft rear end.
[0010]
Another one of the writing tools according to the present invention is a soft material having a writing shaft which is a writing tool shaft formed by two-color molding and having a hard material exposed on the surface, and a soft material having a lower hardness than the hard material. A soft portion that is exposed on the surface, and the hard portion is set at least in a finger contact portion that is a portion that is in contact between the thumb of the grasped writer and the index finger, and the soft portion Set at least a gripping part that is a part gripped by the writer's fingertip and a counter finger contact part that substantially faces the finger contact part across the central axis of the writing shaft, and The writing shaft is composed of a single part from one end or near one end of the writing shaft to the other end or near the other end, and the soft portion provided on the writing shaft is continuous, Near the rear end of the writing shaft, which is near the rear end Over it, characterized in that it is set in the soft portion.
Even in such a case, in the writing shaft composed of a single part, since the soft portion provided on the writing shaft has a continuous shape, the injection port for injecting the soft material can be completed at one place. Therefore, it is possible to facilitate the manufacture of each component constituting the writing shaft formed by two-color molding. In addition, in this aspect, the entire number from one end of the writing shaft to the other end can be reduced to a single part, and only the portion that does not require two-color molding of the end can be used. Since the separate part can be formed by a normal injection molding as a separate part, manufacturing of the entire writing shaft can be facilitated.
[0011]
In a writing instrument further comprising a clip for sandwiching clothes or the like with the writing axis, in order to make the writing axis easy to move while keeping the clip out of the way, the clip is sandwiched between the central axes of the writing axis. What is necessary is just to provide in the opposite side to the said finger | toe contact part. When the writing instrument is gripped so that the clip does not hit the hand, the finger contact part is located on the opposite side of the clip across the central axis of the writing shaft, and the finger contact part is as described above. This is because the portion between the thumb and the index finger is easily slipped. Furthermore, since the anti-finger contact part located on the opposite side of the finger contact part across the central axis of the writing axis is set as a soft part like this clip, the writing axis and the clip It becomes hard to slip when putting clothes etc., and can wear clothes etc. more effectively.
[0012]
In order to increase the effect of preventing the gripping portion from slipping, the surface of the gripping portion may be provided with unevenness. This is because the unevenness hits the fingertip when holding the writing instrument.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
The writing instrument according to the present embodiment is a rear knock mechanical pencil P1 as shown in FIGS. Hereinafter, the end on the pen tip side is described as the front end, and the opposite end is described as the rear end.
[0015]
1 to 4, the mechanical pencil P1 includes a writing shaft 1, a core feeding mechanism 2 inserted into the writing shaft 1, and an eraser feeding mechanism 3 also inserted into the writing shaft 1. And a tip member 4 provided at the tip of the writing shaft and a clip 5 provided at the rear end of the writing shaft.
[0016]
More specifically, the writing shaft 1 is a hollow shaft having a circular cross-sectional shape, and a writing shaft front portion 11 having a gripping portion 1y that is a portion gripped by the fingertip of the writer, and the remaining portion. And a writing shaft rear portion 12 constituting the. As a whole, the inter-finger contact portion 1x, which is a portion in contact with the writer's thumb and forefinger, is slightly recessed, and has a shape that narrows toward the tip. The writing shaft front part 11 and the writing shaft rear part 12 are screwed together to be connected. In the present embodiment, the writing shaft 1 is divided into the writing shaft front portion 11 and the writing shaft rear portion 12, but they may be integrally formed as a single component.
[0017]
As shown in FIG. 4, the lead feeding mechanism 2 includes a chuck 21, a clutch 22, a connector 23, a spring 24, and a lead tank 25 in order from the front end to the rear end. It is configured in the same manner as a well-known mechanical pencil lead-out mechanism.
[0018]
As shown in FIG. 4, the eraser feeding mechanism 3 includes a rotating sleeve 31, a screw 32, and an eraser 33 in order from the front end to the rear end, and is known as a rotary eraser feeding mechanism. It is constituted similarly. The rotating sleeve 31 is provided with a contact surface 31 a that contacts the end surface 25 a of the lead tank 25, and is located behind the lead feeding mechanism 2. The substantially second half portion of the rotating sleeve 31 and the rear end portion of the eraser 33 are exposed to the outside from the writing shaft rear end 1t which is the rear end of the writing shaft 1.
[0019]
As shown in FIGS. 1 to 4, the tip member 4 is a substantially umbrella-shaped member that is provided at the tip of the writing shaft 1 in the previous period and is symmetrical with respect to the central axis of the writing shaft. Passes through a through hole 41 provided in the center of the hole. And the surface is attached so that the surface of the writing-shaft front-end | tip part 1s which is a front-end | tip part of the said writing shaft 1 may be substantially continued.
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, the clip 5 extends in parallel with the writing shaft 1 from the rear end portion of the writing shaft 1 toward the front end side, and is provided integrally with the writing shaft 1. When the pencil P1 is not used, clothes and the like are sandwiched between the writing shaft 1 and the pencil P1. A protrusion 51 is provided at the tip of the clip 5 toward the writing shaft 1. Further, an auxiliary clip protrusion 52 that protrudes toward the clip 5 is provided at a portion that is substantially opposite to the protrusion 51 provided on the clip 5, and clothes and the like are more effectively combined with the protrusion 51 provided at the tip of the clip 5. Is sandwiched between them.
[0021]
Thus said writing shaft 1 is transparent the hard materials was allowed presented on the surface with the hard portion 1a hard material than the hardness and transparency is low soft material, the soft part elastomer is exposed to the surface in this embodiment 1b. Both of these are formed by two-color molding in which the hard layer 101 formed of the hard material is formed by injection molding, and then the soft layer 102 formed of the soft material is also formed by injection molding. It is. That is, as shown in FIG. 5, the vertical section is formed of only the hard layer 101 in the hard portion 1 a, whereas the soft portion 1 b is formed of the hard layer 101 on the inner side and the soft layer 102 on the outer side. Formed by layers. The surfaces of the hard part 1a and the soft part 1b are substantially flush, and the thickness of the entire writing shaft 1 is made substantially constant. And as a whole, it has sufficient rigidity for normal use as a writing instrument.
[0022]
More specifically, the front end portion of the writing shaft 1 is a front end portion of the writing shaft 1 as shown in FIG. 1 as a front view, FIG. 2 as a plan view, and FIG. 1s, the writing shaft rear end portion 1e which is the rear end portion of the writing shaft 1, and the clip 5 are set to the hard portion 1a. The gripping part 1y that is the part gripped by the writer's fingertip and the writing shaft rear end vicinity 1k that is in the vicinity of the writing shaft rear end 1e are set as the soft part 1b. The soft part 102 is exposed over the entire circumference of the gripping portion 1y as viewed in the circumferential direction, and the writing shaft rear end vicinity 1k except for the clip 5 portion. A plurality of circular recesses 1y1 are provided on the surface of the gripping portion 1y, which plays a role of increasing gripping properties. In the middle of the gripping portion 1y and the writing shaft tip 1s, the hard portion 1a having a shape extending in the direction perpendicular to the writing shaft 1 in the vicinity of the writing shaft tip 1s is on the same side as the clip and opposite to the clip. All are set to the soft portion 1b except that three portions are provided on the side. Further, a portion corresponding to a line extending in parallel with the writing axis from the anti-finger contact portion 1z is separated by a predetermined distance in a direction from the tip half 522 of the auxiliary clip protrusion 52 and the anti-finger contact portion 1z toward the tip. The soft portion 1b is set except for a substantially oval portion in plan view. All of these soft portions 1b have a continuous shape. On the other hand, a substantially oval portion in plan view located at a predetermined distance in the direction from the tip half 522 of the auxiliary clip protrusion 52 and the anti-finger contact portion 1z toward the tip is set to the hard portion 1a. . The remaining portion including the inter-finger contact portion 1x is set to the hard portion 1a. The hard part 1a set to a part including the inter-finger contact part 1x has a symmetrical shape with respect to the clip 5, and the boundary with the soft part 1b is the writing shaft rear end vicinity part 1k and the It is set to a portion having a substantially streamline shape that starts from the vicinity of the gripping portion 1y and increases in the proportion of the hard portion 1a toward the inter-finger contact portion 1x. More specifically, the shape of the hard part 1a including the inter-finger contact part 1x becomes an elliptical shape or an elongated egg shape when developed by a line extending in the direction of the writing axis 1 from the anti-finger contact part 1z. Shape. As shown in FIG. 6, a cross-sectional view of the writing shaft 1 at the inter-finger contact portion 1x is shown near the finger contact portion 1x in the circumferential direction of the writing shaft 1. All are set to the hard part 1a except for the vicinity of the intermediate contact part 1z, and the hard part 1a is narrowed toward both ends of the writing shaft 1. The angle occupied by the hard portion 1a in the cross section of the writing shaft 1 at the inter-finger contact portion 1x is 317.5 degrees. This angle is the writer's thumb and index finger at the inter-finger contact portion 1x. May be arbitrarily set within a range where the distance between the fingers does not hit the soft part 1b.
[0023]
The mechanical pencil P1 configured in this manner is similar to a mechanical pencil known as a mechanical pencil having a rotary eraser feeding mechanism. When the end opposite to the pen tip is knocked, the lead tank 25 is pushed in, and the lead of the conventional mechanical pencil The core is pushed out by a mechanism similar to that known as a feeding mechanism. Similarly to a well-known rotary eraser feeding mechanism, when the rotary sleeve 31 is rotated in a predetermined direction, the eraser 33 is sent out. When using the mechanical pencil P1, the clip 5 is held up so that the clip 5 does not get in the way when it hits the hand. Then, the inter-finger portion between the thumb and the index finger comes into contact with the inter-finger contact portion 1x. Since the surface of the inter-finger contact portion 1x is set to the hard portion 1a, the inter-finger portion between the thumb and the index finger is easy to slip. Therefore, when the writing shaft 1 is moved mainly by a fingertip and writing is performed, the writing shaft 1 can be easily moved, and it is possible to improve the usability when taking such a use mode. In addition, since the soft portion 1b is set in addition to the gripping portion 1y, a writing shaft with a better design can be provided.
[0024]
In addition, since the surface of the writing shaft 1 is formed by two-color molding, unlike the conventional method in which rubber is attached to the surface of the gripping portion 1y, the soft material constituting the soft portion 1b is sebum. Swells due to absorption, changes the feel of the fingertips, and prevents the user experience from deteriorating, and the design is completed when it is taken out of the mold, so the labor of printing and the like can be saved, facilitating manufacturing. Can do. Furthermore, in this embodiment, the thickness of the entire writing shaft 1 is substantially uniform, the surfaces of the hard part 1a and the soft part 1b are substantially flush, and the inter-finger contact part 1x is By setting it as a hard part, this part becomes thicker and the rigidity is increased, so that it can be prevented from being bent due to writing pressure or the like and the feeling of use being deteriorated, and the appearance can be neatly arranged.
[0025]
Further, since the opposite finger contact portion 1z located on the opposite side of the finger contact portion 1x across the central axis of the writing shaft 1 is set to the soft portion 1b, as with the clip 5. When the clothes or the like are pinched by the shaft 1 and the clip 5, it becomes difficult to slip, and the clothes or the like can be pinched more effectively.
[0026]
In addition, since the soft portion 1b is formed in a continuous shape, the manufacturing can be facilitated by providing a single injection port for injecting the soft material constituting the soft portion 1b at the time of molding.
[0027]
Note that the writing shaft 1 according to the present embodiment can also be applied to a knock-type ballpoint pen P2 as shown in FIGS. 7 and 8, for example. This ball-point pen P2 is provided with a knock portion 71 at the end opposite to the pen tip in the same manner as the conventional knock-type ball pen. A wick 6 and a knock mechanism 7 are provided. Then, by pushing in the knock portion 71, the pen tip is taken in and out in the same manner as a known knock type ballpoint pen.
[0028]
The present invention is not limited to the embodiment described above.
[0029]
For example, if the rigid material can be as rigid as possible maintain the shape of the writing axis, the material may be selected A BS resin, optionally. The soft material is not limited to an elastomer, and may be arbitrarily selected as long as it has a lower hardness than a hard material.
[0030]
Further, the shape of the unevenness of the gripping part may be arbitrarily selected, such as providing a large number of lateral ribs orthogonal to the axial direction.
[0032]
Further, the tip member may be formed integrally with the writing shaft.
[0033]
In addition, it is also conceivable to apply the present invention to a ballpoint pen P3 as shown in FIG. 9 in which the clip and knock mechanism are omitted. In this case, it is also possible to select a usage mode in which the above-described anti-finger contact portion is the second finger contact portion 1z ′ and the grip force is also provided between the thumb and the index finger. In this case, when not in use, the pen tip is covered with a cap 8 as shown in FIG. If the clip is necessary, the cap 8 may be provided with a clip 5 'as shown in FIG. 7, and the clothes 5 may be sandwiched between the clip 5' and the cap 8 with the cap 6 in place.
[0034]
Furthermore, the present invention may be applied to a writing instrument having pen nibs at both ends. In this case, the writing axis of this writing instrument is formed by two-color molding, the inter-finger contact part located in the center is set as a hard part, and the gap between the fingers is sandwiched between the grip part on both sides and the central axis of the writing axis. The anti-finger contact portion that is substantially opposite to the contact portion may be set as the soft portion.
[0035]
【The invention's effect】
As described in detail above, the present invention sets at least the hard part formed by two-color molding as the inter-finger contact part and sets the soft part at least as the grip part and the anti-finger contact part. Therefore, the finger-to-finger portion between the thumb and the index finger is slippery. Therefore, when the writing axis is mainly moved by the fingertip, the writing axis is easy to move, and it is possible to improve the usability when taking such a use mode. it can. Also, because the surface of the writing shaft is formed by two-color molding, unlike the conventional method of attaching rubber to the surface of the gripping part, the soft part swells due to absorption of sebum and the fingertip feel changes In addition, the user experience can be prevented from deteriorating, and since the design is completed when it is taken out from the mold, it is possible to save time and trouble of printing and facilitate manufacturing. In addition, since the soft part has a continuous shape in each component constituting the writing shaft, the injection port for injecting the soft material can be completed at one place, and therefore the writing shaft formed by two-color molding. It is possible to facilitate the manufacture of each component constituting the.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a writing instrument according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the writing instrument in the embodiment.
FIG. 3 is a bottom view of the writing instrument in the embodiment.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the writing instrument in the embodiment.
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a writing shaft in the same embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the writing shaft in the same embodiment.
FIG. 7 is a front view of a writing instrument according to another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an exploded perspective view of the writing instrument in the embodiment.
FIG. 9 is a front view of a writing instrument in still another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
P1 ... mechanical pencil (writing instrument)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Writing shaft 1a ... Hard part 1b ... Soft part 1x ... Inter-finger contact part 1y ... Gripping part 1z, 1z '... Anti-finger contact part 1y1 ... Recess 5 ... Clip

Claims

筆記具の軸である筆記軸を二色成形により形成し、硬質材料を表面に表出させた硬質部と前記硬質材料より硬度が低い軟質材料を表面に表出させた軟質部とを設けるようにしたものであって、
前記硬質部を、把持した筆記者の親指と人差し指との指間に接する部位である指間当接部位に少なくとも設定するとともに、前記軟質部を、前記筆記者の指先により把持される部位である把持部位及び前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と略対向する反指間当接部位に少なくとも設定し、
さらに、筆記軸を構成する各部品において前記軟質部が連続した形状であることを特徴とする筆記具。The writing shaft, which is the axis of the writing instrument, is formed by two-color molding, and a hard portion where the hard material is exposed on the surface and a soft portion where the soft material having a lower hardness than the hard material is exposed on the surface are provided. Which
The hard part is at least set to a finger contact part that is a part in contact with a finger between the thumb of the writer holding the index and the index finger, and the soft part is a part to be gripped by the fingertip of the writer At least set to a gripping part and a counter finger contact part substantially opposite to the finger contact part across the center axis of the writing axis,
Furthermore, the writing instrument characterized by the said soft part having a continuous shape in each component constituting the writing axis.

筆記具の軸である筆記軸を二色成形により形成し、硬質材料を表面に表出させた硬質部と前記硬質材料より硬度が低い軟質材料を表面に表出させた軟質部とを設けるようにし、
前記硬質部を、把持した筆記者の親指と人差し指との指間に接する部位である指間当接部位に少なくとも設定するとともに、前記軟質部を、前記筆記者の指先により把持される部位である把持部位及び前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と略対向する反指間当接部位に少なくとも設定し、
さらに、前記筆記軸の一端部又は一端部近傍から他端部又は他端部近傍までを単一の部品で構成しているとともに前記筆記軸に設けた軟質部が連続した形状であって、
筆記軸の後端部の近傍である筆記軸後端近傍部を略全周にわたって前記軟質部に設定していることを特徴とする筆記具。The writing shaft, which is the axis of the writing instrument, is formed by two-color molding, and a hard portion where the hard material is exposed on the surface and a soft portion where the soft material having a lower hardness than the hard material is exposed on the surface are provided. And
The hard part is at least set to a finger contact part that is a part in contact with a finger between the thumb of the writer holding the index and the index finger, and the soft part is a part to be gripped by the fingertip of the writer At least set to a gripping part and a counter finger contact part substantially opposite to the finger contact part across the center axis of the writing axis,
Furthermore, the soft shaft provided on the writing shaft is configured with a single part from one end or the vicinity of the other end of the writing shaft to the other end or the vicinity of the other end .
A writing instrument, wherein a writing shaft rear end vicinity portion, which is in the vicinity of a writing shaft rear end portion, is set to the soft portion over substantially the entire circumference .

筆記軸の後端部の近傍である筆記軸後端近傍部を略全周にわたって前記軟質部に設定していることを特徴とする請求項１記載の筆記具。Claim 1 writing instrument, wherein a is set to the soft portion of the writing shaft near the rear end portion in the vicinity of the rear end of the writing shaft substantially over the entire circumference.

前記筆記軸との間で衣服等を挟むクリップをさらに具備し、このクリップを前記筆記軸の中心軸線を挟んで前記指間当接部位と反対側に設けていることを特徴とする請求項１、２又は３記載の筆記具。Claim 1, said writing shaft further comprising a clip sandwiching the clothes between, characterized in that it provided the clip on the opposite side of the contact portion between the finger across the center axis of said writing shaft Writing instrument according to 2 or 3 .

前記把持部位の表面に凹凸を設けていることを特徴とする請求項１、２、３、又は４記載の筆記具。The writing instrument according to claim 1, 2, 3, or 4, wherein the surface of the grip portion is provided with irregularities.