JP4155277B2 - スピーカ装置 - Google Patents
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Description
また、この発明に係るスピーカ装置は、前記抵抗器の電気抵抗が、前記スピーカのインピーダンスに対して10〜50倍の範囲で設定されることを特徴とする。
また、この発明に係るスピーカ装置において、前記抵抗器の電気抵抗は、ユーザ操作に応じて可変に構成されてよい。
また、抵抗器の電気抵抗は、スピーカから出力される音の品質や、当該回路に生じる電力等の兼ね合いから、スピーカのインピーダンスに対して10〜50倍の範囲で設定されるのがよい。また、抵抗器の電気抵抗をユーザ操作に応じて可変に構成することにより、オーディオ信号のレベルやユーザ所望の音の品質に応じて、抵抗器の電気抵抗とスピーカのインピーダンスとの率を任意に設定できるようになる。
図1は、この実施例に係るスピーカシステムの構成例示す回路図である。図1に示すスピーカシステム10は、発音すべきオーディオ信号を供給するパワーアンプ1と、該アンプ1の出力端子部1aに接続されたスピーカユニット2(以下、単にスピーカと略称)と、該出力端子部1aにおいてスピーカ2と並列に接続された整流回路3と、該整流回路3とスピーカ2の間に挿入された抵抗器(R1)4とを含んで構成される。
整流回路3の入力側には、パワーアンプ1から出力されたオーディオ信号(交流電圧v)が入力される。同図において、点aが点a´に対してプラス電位(交流波形の正の部分)のときダイオードD1とD3がオン状態となり、電流は次のような方向に流れる。このときダイオードD2とD4は逆バイアスとなりオフ状態である。
「電流の流れ」:a→D1→b→RL→b´→D3→a´
次に点aが点a´に対してマイナス電位(交流波形の負の部分)のときダイオードD2とD4がオン状態となり、電流は次のような方向に流れる。このときダイオードD1とD3は逆バイアスとなりオフ状態である。
「電流の流れ」:a´→D2→b→RL→b´→D4→a
このとき、負荷5の両端(b‐b´)の電圧変化の様子は全波整流波形(図2(b)参照)となり、また、同図において、負荷5の前に挿入されたコンデンサ6が該負荷5に与えられる電圧を平滑しているので、負荷5においては、より平坦で直流に近い波形の電圧vd(図2(b)参照)を取り出すことができる。図2の(a)は整流回路3の入力側(点a‐点a´)の電圧v,(b)は負荷(RL)5に流れる電圧vdの変化の様子をそれぞれ示す図である。なお、同図(a)において、整流回路3の入力電圧v(アンプ1の出力=スピーカに与えられるオーディオ信号)としては、説明の便宜上、シンプルな周期波形を示している。負荷5では、同図(b)に示すような直流電圧(脈動電圧)vdを取り出すことができる。
例えば、抵抗4の値をスピーカ2のインピーダンスに対して相対的に大きく(おおよそ50倍程度)に設定することで、スピーカ2からの音を高品質に保つことができる。但し、この場合は、出力ワット数の低いパワーアンプでは、整流回路3にて十分な電力を取り出せない可能性がある。
一方、抵抗4の値をスピーカ2のインピーダンスに対しては相対的に小さく(例えばおおよそ10倍程度)とすることで、スピーカ2からの音の品質を或る程度落ちるものの、出力ワット数の低いパワーアンプにも対応できるようになる。
平均電圧V=√(37.5*8)=17.3Vである。
整流回路3にて取り出す電圧Vが5Vとすると、抵抗R1に掛る電圧は、
17.3−5=12.3Vである。
抵抗R1の値を、スピーカ2のインピーダンスの50倍程度の値=390Ωとすると、
整流回路3の出力電流Iは、出力電流:I=V/R(但し、Vは電圧、Rは抵抗R1の値)から、
電流I=12.3/390=31.5mA≒30mAとなる。
従って、この時の負荷5における出力電力Wは、電力計算式:W=VIから、
W=5×30=150mAである。
よって、上記の条件を想定した場合、負荷(RL)5においては、直流電圧=5V、直流電流=30mA並びに直流電力=150mWを得ることができる。
一例として、負荷5としてLED表示器(発光ダイオード)を適用する場合、該LEDはスピーカ2の動作確認用の点灯表示を行う。この実施例に係るスピーカシステムの構成によれば、スピーカ2でオーディオ信号の発音を行いながら、整流回路3が該オーディオ信号から電力を生成するので、整流回路3に接続されたLED(負荷5)は、該オーディオ信号に応じた電力によって点灯制御される。この種の表示器(発光ダイオード)は10mA以下の電流で発光可能であるため、上記計算によって求めた電力により作動に必要な電力を得ることが可能である。上述の通り、整流回路3にて取り出す電力はアンプ1から供給されるオーディオ信号に応じて変化するので、供給されるオーディオ信号の振幅が大きければ、取り出す電力が相対的に大きくなるので、表示器の点灯が明るくなり、逆に、供給されるオーディオ信号の振幅が小さく取り出す電力が相対的に小さくなれば、表示器の点灯が暗くなる。当該スピーカシステムの使用者は、スピーカ2でオーディオ信号の発音を行いながら、整流回路3が取り出す電力を用いた該LED(負荷5)の発光により、当該スピーカ2に電気信号が与えられていることを確認できる。
ところで、整流回路3から取り出す電力が、供給されるオーディオ信号に応じて揺らいでしまっても、該電力の使用目的(負荷5)が、LED表示器や、スピーカ2の保護回路である場合には、該電力の揺らぎは問題にならない。LED表示器であれば、前述の通り発光量の明暗として該電力の揺らぎが表れることとなり、スピーカ2の動作確認用の点灯表示という用途に差し支えない。また、負荷5として適用される保護回路は、過大入力からスピーカユニット2を保護する回路であり、周知の通り、スピーカ2への積算電力をモニタして必要に応じてリレーを作動させる等の動作を行うものである。この種の保護回路の動作が必要になるのは、入力されオーディオ信号が大きいときに限られており、その場合には、当該回路の動作に十分な電力が供給されることになる。従って、負荷5として適用される保護回路にあっても、上記オーディオ信号に応じた電力の揺らぎは、その運用の差し支えとならない。
Claims (3)
- 与えられたオーディオ信号に基づく発音を行うスピーカと、
前記スピーカに対して並列に接続され、該スピーカに与えられる前記オーディオ信号を整流する整流回路と、
前記スピーカと前記整流回路の間に挿入される抵抗器であって、該スピーカのインピーダンスよりも大きい電気抵抗を有することで、該スピーカに対するオーディオ信号の供給を安定させる抵抗器と、
前記整流回路で整流された前記オーディオ信号を平滑化するコンデンサと、
前記整流回路および前記コンデンサから供給される直流電力を使用する負荷要素と
を具えるスピーカ装置。 - 前記抵抗器の電気抵抗が、前記スピーカのインピーダンスに対して10〜50倍の範囲で設定されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
- 前記抵抗器の電気抵抗は、ユーザ操作に応じて可変に構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスピーカ装置。
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