JP4153655B2 - データ処理装置及びディジタルボタン電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コマンドまたはデータを受けて蓄積し、この蓄積したコマンドまたはデータを用いてデータ処理を行うと共に、リセットとなると蓄積したコマンドまたはデータが消失するように構成されたデータ処理ブロックを具備するデータ処理装置、ディジタルボタン電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタルボタン電話機は、ボタン電話装置の主装置に接続されるものであり、図4に示されるように構成されている。ディジタルボタン電話機は、主装置との間で情報の送受を行うピンポン伝送IC1、多機能コーデック2、MPU(マイクロコンピュータ)3、入出力コントローラ4、ダイヤルキーやLED及びフックスイッチ等から構成される入出力部5を備える。
【0003】
ピンポン伝送IC1は、ディジタル信号によって音声信号及び制御信号を送受する。ピンポン伝送IC1のB1out端子は、主装置から送られてきたディジタル音声信号を出力する端子であり、B1in端子は、多機能コーデック2から到来するディジタル音声信号の入力端子である。
【0004】
また、ピンポン伝送IC1のBCLK端子は、上記の2つのディジタル音声信号の基本クロックの出力端子であり、基本クロックの1クロックと音声信号の1ビットが対応する。また、Fsynk端子は、フレームクロックの出力端子であり、基本クロックの所定個毎にフレームクロックの1クロックが現れ、音声データの区切りを示す。
【0005】
多機能コーデック(CODEC)2は、主装置から受信したディジタル信号の復号化及びアナログ化を行い、また、主装置へ送出するアナログ信号の符号化及びディジタル化を行うものである。符号化と復号化はコーダ/デコーダ21が行い、アナログ化はDAコンバータ23、25が行い、ディジタル化はADコンバータ24、26が行う。
【0006】
スピーチネットワーク22は、ディジタル信号の状態においてハンドセットやスピーカホンというような通話形態の相違に応じた信号レベルへの変換を行う音声スイッチやエコーキャンセラまた信号経路を切り替えるマルチプレクサ等を含むものである。DAコンバータ23、25、ADコンバータ24、26はアナログアンプを介してハンドセット61、スピーカ62、マイクロホン63に接続されている。
【0007】
また、多機能コーデック2に備えられているMPUインタフェース27には、MPU3により与えられるコマンドやデータを蓄積しておくためのレジスタ27Rが備えられており、このレジスタ27Rに書き込まれた情報(コマンド、データ)を受けてMPUインタフェース27は通話回路のゲイン、音声信号の経路制御等を行う。
【0008】
MPU3は、入出力コントローラ4を介して入出力部5におけるフックスイッチの動きやキー操作に係る情報を受け取り、またLEDの点灯や消灯の制御を行う。また、MPU3は、ピンポン伝送IC1を介して主装置と制御信号の送受を行うと共に、MPUインタフェース27のレジスタ27Rに書き込むべきコマンドやデータ等を与えて多機能コーデック2の制御を行っている。
【0009】
上記のディジタルボタン電話機においては、多機能コーデック2が多機能で複雑な構成を有するようになっているために、例えば、ハンドセット61、スピーカ62、マイクロホン63等から静電気等の外乱要因によって多機能コーデック2がリセットし、レジスタ27Rの内容が消失する可能があった。レジスタ27Rの内容が消失すると、現状の維持ができず、また次の処理を行い得ないことから通話状態が維持できないなどの不具合が発生する。
【0010】
そこで、従来においては適当な時間間隔によりMPU3がレジスタ27Rへ同じ内容のコマンドやデータを繰り返し重ね書きしている。しかしながら、この動作はリセットが生じない限り無駄な動作であるばかりでなく、MPU3が行う入出力部5におけるフックスイッチの動きやキー操作に係る情報の受け取りやLEDの点灯や消灯の制御処理より高速に処理する必要があり、ディジタルボタン電話機を高機能化する必要に迫られ、コスト高を招来した。また、多機能コーデック側も同じデータを再三書き込むことになり、本来の信号処理能力の一部を書き込みの時間に奪われることとなり、多機能コーディックの能力が損なわれる。
【0011】
これに対する対策としては、例えば、図5に示すような構成を採用することができる。図4のディジタルボタン電話機と同一構成要素に同一符号を付して示した図5のディジタルボタン電話機は、多機能コーデック2AのMPUインタフェース27にIOポート28を接続し、MPU3の指示によりMPUインタフェース27がIOポート28に初期状態とは異なる信号を書き込み、このIOポート28の出力信号を定期的にMPU3が検出するように構成されている。
【0012】
上記図5に示した手法によると、MPU3は定期的に自己の入力ポートの値を検出するだけで良く、コマンド等の書き込みが不要であることから負荷を軽減することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の図5のディジタルボタン電話機の構成によると、多機能コーデック2AにIOポート28の1端子を設ける必要があり、多機能コーデックが標準化されていることから1端子の増加は不可能である。
【0014】
本発明は上記のような従来のディジタルボタン電話機の問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、リセットにより蓄積したコマンドまたはデータが消失することに対応するために高速処理を行う必要がなく、また、標準化されたポート数の構成を変えることなく適切な処理を行うデータ処理装置及びディジタルボタン電話機を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のデータ処理装置は、コマンドまたはデータを受けて蓄積し、この蓄積したコマンドまたはデータを用いてデータ処理を行うと共に、リセットとなると前記蓄積したコマンドまたはデータが消失するように構成されたデータ処理ブロックと、前記データ処理ブロックにコマンドまたはデータを与える共に、前記データ処理ブロックがリセットとなると再度コマンドまたはデータを与える制御ブロックとを具備するデータ処理装置において、前記データ処理ブロックに設けられ、出力状態と入力状態との切り替えが可能な入出力ポートと、この入出力ポートに対して信号レベルが適宜変化する信号を送出する信号送出手段と、リセットとなると前記入出力ポートを出力状態とし、前記制御ブロックからの制御に応じて前記入出力ポートの状態を変化させるポート制御手段とを有し、前記制御ブロックは、前記信号送出手段により前記入出力ポートへ送出される信号を監視して、監視結果に基づき再度コマンドまたはデータを与える処理を実行することを特徴とする。これによって、リセットとなると入出力ポートが出力状態となり、信号送出手段により入出力ポートへ送出される信号が検出できなくなるので、リセットとなったことを検出でき、再度コマンドまたはデータを与えることができる。
【0016】
本発明の請求項2に記載のデータ処理装置は、前記制御ブロックが、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際には、前記入出力ポートの状態を入力状態に変化させることを特徴とする。これによって、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際に、入出力ポートの状態が入力状態に変化さられて信号レベルが適宜変化する信号が入力するようになる。
【0017】
本発明の請求項3に記載のディジタルボタン電話機は、コマンドまたはデータを受けて蓄積し、この蓄積したコマンドまたはデータを用いて電話に関する処理を行うと共に、リセットとなると前記蓄積したコマンドまたはデータが消失するように構成されたコーデックと、前記コーデックにコマンドまたはデータを与える共に、前記コーデックがリセットとなると再度コマンドまたはデータを与えるマイクロコンピュータとを具備するディジタルボタン電話機において、前記コーデックに設けられ、出力状態と入力状態との切り替えが可能な入出力ポートと、主装置と前記コーデックとの間で伝送処理を行うと共に、前記入出力ポートに対して信号レベルが適宜変化する信号を送出する伝送処理ブロックと、リセットとなると前記入出力ポートを出力状態とし、前記マイクロコンピュータからの制御に応じて前記入出力ポートの状態を変化させるポート制御手段とを有し、前記マイクロコンピュータは、前記伝送処理ブロックにより前記入出力ポートへ送出される信号を監視して、監視結果に基づき再度コマンドまたはデータを与える処理を実行することを特徴とする。これによって、リセットとなると入出力ポートが出力状態となり、信号送出手段により入出力ポートへ送出される信号が検出できなくなり、リセットとなったことを検出でき、再度コマンドまたはデータを与えることができる。
【0018】
本発明の請求項4に記載のディジタルボタン電話機は、前記マイクロコンピュータが、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際には、前記入出力ポートの状態を入力状態に変化させることを特徴とする。これによって、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際に、入出力ポートの状態が入力状態に変化さられて信号レベルが適宜変化する信号が入力するようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明に係るディジタルボタン電話機及びデータ処理装置を説明する。図4のディジタルボタン電話機と同一構成要素に同一符号を付して図1に示した本発明の実施例に係るディジタルボタン電話機は、主装置との間で情報の送受を行うピンポン伝送IC1、多機能コーデック2B、MPU(マイクロコンピュータ)3、入出力コントローラ4、ダイヤルキーやLED及びフックスイッチ等から構成される入出力部5を備える。
【0020】
ピンポン伝送IC1は、ディジタル信号によって音声信号及び制御信号を送受する。ピンポン伝送IC1のB1out端子は、主装置から送られてきたディジタル音声信号を出力する端子であり、B1in端子は、多機能コーデック2Bから到来するディジタル音声信号の入力端子である。
【0021】
また、ピンポン伝送IC1のBCLK端子は、上記の2つのディジタル音声信号の基本クロックの出力端子であり、基本クロックの1クロックと音声信号の1ビットが対応する。また、Fsynk端子は、フレームクロックの出力端子であり、基本クロックの所定個毎にフレームクロックの1クロックが現れ、音声データの区切りを示す。
【0022】
多機能コーデック(CODEC)2Bは、主装置から受信したディジタル信号の復号化及びアナログ化を行い、また、主装置へ送出するアナログ信号の符号化及びディジタル化を行うものである。符号化と復号化はコーダ/デコーダ21が行い、アナログ化はDAコンバータ23、25が行い、ディジタル化はADコンバータ24、26が行う。
【0023】
スピーチネットワーク22は、ディジタル信号の状態においてハンドセットやスピーカホンというような通話形態の相違に応じた信号レベルへの変換を行う音声スイッチやエコーキャンセラまた信号経路を切り替えるマルチプレクサ等を含むものである。DAコンバータ23、25、ADコンバータ24、26はアナログアンプを介してハンドセット61、スピーカ62、マイクロホン63に接続されている。
【0024】
また、多機能コーデック2Bに備えられているMPUインタフェース27には、MPU3により与えられるコマンドやデータを蓄積しておくためのレジスタ27Rが備えられており、このレジスタ27Rに書き込まれた情報(コマンド、データ)を受けてMPUインタフェース27は通話回路のゲイン、音声信号の経路制御等を行う。
【0025】
MPU3は、入出力コントローラ4を介して入出力部5におけるフックスイッチの動きやキー操作に係る情報を受け取り、またLEDの点灯や消灯の制御を行う。また、MPU3は、ピンポン伝送IC1を介して主装置と制御信号の送受を行うと共に、MPUインタフェース27にレジスタ27Rに書き込むべきコマンドやデータ等を与えて多機能コーデック2Bの制御を行っている。
【0026】
本実施例に係るディジタルボタン電話機は、多機能コーデック2Bのコーダ/デコーダ21がフレームクロックSYNCを受けるポートとして、出力状態と入力状態との切り替えが可能な図2に示すような入出力ポート10を設ける。
【0027】
入出力ポート10は、端子11によりピンポン伝送IC1側の信号線に設けられた抵抗Rに接続される。入出力ポート10の出力状態(出力ポートモード)を得るためには、論理回路13のイネーブル端子にHレべルが与えられる。これにより論理回路13のデータ端子の入カレベルに対応して論理回路13の出力端子に出力が現れる。論理回路13のデータ端子にHレベルを与えることにより、出力端子13−1にLレべルが出力され、PMOS−FET(以下、PMOS)14がオンとなり接続点P1に電圧VDDが現れてフレームクロックSYNCの受け入れを阻止して出力状態(出力ポートモード)を実現する。
【0028】
また、論理回路13のデータ端子及びイネーブル端子にHレベルが与えられる出力状態(出力ポートモード)では、上記論理回路13の出力端子13−2にLレベルが出力されてNMOS−FET(以下、NMOS)18がオフであり、論理回路13の出力端子13−1の信号レベルがLレベルでありPMOS17はオンとなり、P3点にも電圧VDDが現れて、端子11へ電圧VDDが出力される。
【0029】
入出力ポート10の入力状態(入カポートモード)を得るためには、論理回路13のイネーブルにLレベルを入力する。これにより論理回路13の出力端子13−1にHレベル13−2端子にLレベルが出力され、PM0S17、NM0S18がオフとなる。また、13−2端子にLレベルが出力されることによりPMOS4がプルアップ抵抗の機能を成すように動作し、接続点P1にフレームクロックSYNCを受け入れる入力状態(入カポートモード)を実現する。
【0030】
上記入力状態(入カポートモード)の時には、PM0S15とNM0S16は端子11にLレベルが到来すると端子12がLレベルに、また、端子11にHレベルが到来すると端子12がHレベルになるようにオンオフするバッファを構成しており、入力状態(入カポートモード)の時には、フレームクロックSYNCと同じ信号が端子12に現れる。
【0031】
上記の端子12からの出力はコーダ/デコーダ21へ与えられ、論理回路13の入力データと入力イネーブルとは、MPU3の制御を受けたMPUインタフェース27がコントロールを行う。
【0032】
MPU3は、端子11の信号を信号線31を介して取り込み、信号レベルが適宜変化するか否か(フレームクロックSYNCが到来しているか否か)を監視する。
【0033】
以上のように構成されたディジタルボタン電話機では、電源投入直後には、入出力ポート10が出力状態(出力ポートモード)であるが、MPU3の制御によりレジスタ27Rにコマンドやデータが書き込まれて入力状態(入力ポートモード)へ変えられて動作が行われる。
【0034】
この状態においてMPU3は、端子11の信号を信号線31を介して取り込み、信号レベルが適宜変化するか否か(フレームクロックSYNCが到来しているか否か)を監視している。ここで、多機能コーデック2Bがリセットしてレジスタ27Rの内容が消失すると、論理回路13へ入力されるデータとイネーブルの信号レベルに変化が生じ、論理回路13の出力端子13−2にLレベルが出力され、出力端子13−1の信号レベルがLレベルとなり、接続点P1に電圧VDDが現れてフレームクロックSYNCの受け入れを阻止する出力状態(出力ポートモード)が実現される。
【0035】
つまり、MPU3は、端子11の信号を信号線31を介して取り込み、信号レベルが適宜変化するか否かを監視しているが、一定の電圧VDDが入力するので、多機能コーデック2Bがリセットしたことを検出する。そこで、MPU3は、先にレジスタ27Rに書き込んだコマンドやデータ等を再度書き込む。これにより、多機能コーデック2Bはリセット状態から復旧する。
【0036】
図3には、本発明を適用した表示処理装置の構成図が示されている。この表示処理装置は、データ処理(ここでは、表示処理)を行うデータ処理ブロックを構成する表示処理部70と、表示処理部70を制御する制御ブロックを構成するMPU80とを具備する。
【0037】
表示処理部70は、コントローラ71と表示(LCD)パネル72とを有し、コントローラ71には、MPUインタフェース73、LCDコントローラ・ドライバ74、表示RAM75が備えられている。
【0038】
MPUインタフェース73は、チップセレクトCE、コマンド・データCDの制御信号を受けながら、8ビットのバスラインP0〜P7を介してコマンドまたはデータと表示位置の情報を受けてLCDコントローラ・ドライバ74へ送出する。LCDコントローラ・ドライバ74は、これを受けて表示データと表示位置の情報である場合には、表示RAM75の該当エリアへ格納し、表示パネル72へ表示を行う際に用いる。また、コマンドを受けた場合、LCDコントローラ・ドライバ74は、対応する制御を行う。
【0039】
上記の表示処理部70は、不要ノイズ等の影響によってリセットされると表示RAM75に記憶されたデータが破壊される等により表示が適切に行われなくなる。そこで、本実施の形態では、MPUインタフェース73のバスラインP0に対応するポートに、図2に示した入出力ポート10を採用する。
【0040】
バスラインP0には抵抗R2が設けられ、この抵抗R2よりも表示処理部70側のバスラインP0から信号線81がMPU80へ折り返されている。
【0041】
以上のような構成においてMPU80と表示処理部70とは次のように動作を行う。電源投入直後及びリセット直後においては、8ビットのバスの上位4ビット(P4〜P7)で制御を行っており、その4ビット制御の中で8ビット制御へ切り替えるコマンドをMPU80からコントローラ71へ送って8ビット制御への切り替えがなされる。
【0042】
図1に示した実施の形態の場合と同様に、電源投入直後には、MPUインタフェース73におけるバスラインP0に対応する入出力ポート10は、出力ポートの状態となる。そして、上位4ビット(P4〜P7)の制御を行ってMPU80の指示により、バスラインP0に対応する入出力ポート10は、入力ポートへ切り替えられる。
【0043】
MPU80は、最下位ビットのバスラインP0のレベルをモニタし、自装置から出力した信号レベルと一致するかを監視する。コントローラ71が外乱等によりリセットすると、バスラインP0に対応する入出力ポート10は、出力ポートへ切り替わる。最下位ビットのバスラインP0のレベルは、データの最下位ビットであるから適宜変化するので、このビットを監視することにより上記のようにバスラインP0に対応する入出力ポート10が出力ポートへ切り替わるリセットを適切に検出することができる。
【0044】
これを検出したMPU80は、再度上位4ビット(P4〜P7)の制御を行ってMPU80の指示により、バスラインP0に対応する入出力ポート10を、入力ポートへ切り替える。また、表示RAM75のデータの復旧を行う。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明に係るデータ処理装置によれば、データ処理ブロックに出力状態と入力状態との切り替えが可能な入出力ポートを設け、リセットとなると前記入出力ポートを出力状態とし、制御ブロックからの制御に応じて前記入出力ポートの状態を変化させ、制御ブロックにおいて、入出力ポートへ送出される信号を監視して、監視結果に基づき再度コマンドまたはデータを与える処理を実行するので、リセットとなると入出力ポートが出力状態となり、信号送出手段により入出力ポートへ送出される信号が検出できなくなり、リセットとなったことを検出でき、再度コマンドまたはデータを与えることができ、リセットに備えた高速処理を行う必要がなく、また、標準化されたポート数を変えることなく適切な処理を行うことが可能である。
【0046】
また、請求項2に記載の本発明に係るデータ処理装置によれば、制御ブロックが、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際には、入出力ポートの状態を入力状態に変化させるので、リセット前の状態へ適切に復旧できる。
【0047】
また、請求項3に記載の本発明に係るディジタルボタン電話機によれば、コマンドまたはデータを受けて蓄積し、この蓄積したコマンドまたはデータを用いて電話に関する処理を行うと共に、リセットとなると前記蓄積したコマンドまたはデータが消失するように構成されたコーデックと、前記コーデックにコマンドまたはデータを与える共に、前記コーデックがリセットとなると再度コマンドまたはデータを与えるマイクロコンピュータとを具備し、前記コーデックに設けられ、出力状態と入力状態との切り替えが可能な入出力ポートと、主装置と前記コーデックとの間で伝送処理を行うと共に、前記入出力ポートに対して信号レベルが適宜変化する信号を送出する伝送処理ブロックと、リセットとなると前記入出力ポートを出力状態とし、前記マイクロコンピュータからの制御に応じて前記入出力ポートの状態を変化させるポート制御手段とを有し、前記マイクロコンピュータは、前記伝送処理ブロックにより前記入出力ポートへ送出される信号を監視して、監視結果に基づき再度コマンドまたはデータを与える処理を実行するので、リセットとなると入出力ポートが出力状態となり、信号送出手段により入出力ポートへ送出される信号が検出できなくなり、リセットとなったことを検出でき、再度コマンドまたはデータを与えることができ、リセットに備えた高速処理を行う必要がなく、また、標準化されたポート数を変えることなく適切な処理を行うことが可能である。
【0048】
また、請求項4に記載の本発明に係るディジタルボタン電話機によれば、前記マイクロコンピュータが、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際には、前記入出力ポートの状態を入力状態に変化させるので、リセットから適切に復旧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディジタルボタン電話機の構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係るディジタルボタン電話機の要部詳細構成図。
【図3】本発明の実施の形態に係るデータ処理装置の構成図。
【図4】従来のディジタルボタン電話機の構成図。
【図5】従来例を改良したディジタルボタン電話機の構成図。
【符号の説明】
1 ピンポン伝送IC 2B 多機能コーデック
3 MPU(マイクロコンピュータ) 4 入出力コントローラ
5 入出力部 10 入出力ポート
27 MPUインタフェース 27R レジスタ
Claims (4)
- コマンドまたはデータを受けて蓄積し、この蓄積したコマンドまたはデータを用いてデータ処理を行うと共に、リセットとなると前記蓄積したコマンドまたはデータが消失するように構成されたデータ処理ブロックと、
前記データ処理ブロックにコマンドまたはデータを与える共に、前記データ処理ブロックがリセットとなると再度コマンドまたはデータを与える制御ブロックとを具備するデータ処理装置において、
前記データ処理ブロックに設けられ、出力状態と入力状態との切り替えが可能な入出力ポートと、
この入出力ポートに対して信号レベルが適宜変化する信号を送出する信号送出手段と、
リセットとなると前記入出力ポートを出力状態とし、前記制御ブロックからの制御に応じて前記入出力ポートの状態を変化させるポート制御手段とを有し、
前記制御ブロックは、前記信号送出手段により前記入出力ポートへ送出される信号を監視して、監視結果に基づき再度コマンドまたはデータを与える処理を実行することを特徴とするデータ処理装置。 - 前記制御ブロックは、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際には、前記入出力ポートの状態を入力状態に変化させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
- コマンドまたはデータを受けて蓄積し、この蓄積したコマンドまたはデータを用いて電話に関する処理を行うと共に、リセットとなると前記蓄積したコマンドまたはデータが消失するように構成されたコーデックと、
前記コーデックにコマンドまたはデータを与える共に、前記コーデックがリセットとなると再度コマンドまたはデータを与えるマイクロコンピュータとを具備するディジタルボタン電話機において、
前記コーデックに設けられ、出力状態と入力状態との切り替えが可能な入出力ポートと、
主装置と前記コーデックとの間で伝送処理を行うと共に、前記入出力ポートに対して信号レベルが適宜変化する信号を送出する伝送処理ブロックと、
リセットとなると前記入出力ポートを出力状態とし、前記マイクロコンピュータからの制御に応じて前記入出力ポートの状態を変化させるポート制御手段とを有し、
前記マイクロコンピュータは、前記伝送処理ブロックにより前記入出力ポートへ送出される信号を監視して、監視結果に基づき再度コマンドまたはデータを与える処理を実行することを特徴とするディジタルボタン電話機。 - 前記マイクロコンピュータは、再度コマンドまたはデータを与える処理を実行する際には、前記入出力ポートの状態を入力状態に変化させることを特徴とする請求項3に記載のディジタルボタン電話機。
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