JP4152495B2

JP4152495B2 - How to paint multilayer boards

Info

Publication number: JP4152495B2
Application number: JP23437298A
Authority: JP
Inventors: 雅彦安孫子
Original assignee: Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1998-08-20
Filing date: 1998-08-20
Publication date: 2008-09-17
Anticipated expiration: 2018-08-20
Also published as: JP2000061393A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、目が粗く、大きな空隙を有する中層部と、中層部より目が細かく、小さな空隙を有する表層部とを端面に備える多層板の塗装方法に関し、特にその端面の塗装方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の多層板として、多数の木質材のチップ間に樹脂接着剤を含浸させた後、熱圧縮成形することによって製作されるパーティクルボードが知られている。パーティクルボードは、一般に３層構造を備えており、目の粗いチップを積み重ねた中層部と、中層部を挟むように設けられ、中層部よりも目の細かいチップを積み重ねた２つの表層部とを備えている。また、各表層部において、その内部側から表面側に向かって段階的に目が細かくなるようにチップを積み重ねたものも知られている。
【０００３】
パーティクルボードは、上記のようにチップが積層されている構造であるため、中層部の内部に多数の比較的、大きな空隙（空洞）を有し、表層部の内部に中層部よりもかなり小さな多数の空隙を有している。このようなパーティクルボードでは、その構造上の特性から端面（木口面）に多層構造が必ず現れるので、端面を塗装したときに、塗料は、表層部の小さな空隙に吸い込まれにくく、中層部の大きな空隙に吸い込まれやすい。このため、端面の中層部では、塗料が乾燥する間に塗装面に塗料の吸い込みによる穴や凹凸を生じやすく、平らな塗装面が得られにくい。それゆえ、従来では、平らに塗装された良好な仕上がりの端面を得るために、薄い木質板や樹脂化粧板を予め端面全体に貼り付けてから、その上に塗装する方法が行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の塗装方法では、木質板や樹脂化粧板を端面全体に貼り付けなければならないので、材料費および工数が増加することにより、製造コストが増大してしまうという問題がある。特に、薄い木質板や樹脂化粧板を端面に貼り付ける作業は、手間暇がかかるため、塗装済みのパーティクルボードを大量生産する場合には、高価な縁貼り装置を用いなければならず、製造コストがさらに増大してしまう。
【０００５】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、端面の塗装の良好な仕上がりを維持しながら、製造コストを削減できる多層板の塗装方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１の多層板の塗装方法は、塗料を準備し、多数の空隙を有する中層部と、この中層部の空隙より小さな空隙を有し、中層部を挟むように設けられた２つの表層部とを端面に備える多層板を準備し、この多層板の端面に、２つの表層部を残し且つ中層部を覆うように粘着テープを貼り付け、この粘着テープを貼り付けた端面全体に塗料を塗ることを特徴とする。
【０００７】
この多層板の塗装方法によれば、２つの表層部を残し且つ中層部を覆った状態で端面に部分的に粘着テープを貼り付けたまま、端面全体に塗料を塗るので、端面に塗装した塗料が中層部の多数の空隙に吸い込まれることがない。また、２つの表層部の空隙は、中層部の空隙より小さいので、塗装した塗料が吸い込まれにくい。さらに、粘着テープは、従来の端面に貼り付ける木質板や樹脂化粧板よりも厚さを極めて薄くすることが可能で、それにより、端面に貼り付けた粘着テープの縁と表層部との段差が小さくなり、塗料を厚塗りすることによって段差を均すことができる。以上によって、端面全体に凹凸のない塗膜を形成することができ、良好な仕上がりの塗装面を得ることができる。また、粘着テープは、従来の木質板や樹脂化粧板と比べて安価であり、中層部と同一の幅の長い粘着テープを予め準備すれば、多層板の全端面の中層部を１つの粘着テープで１度に覆うことができる。これに加えて、粘着テープを用いるので、粘着テープを貼る作業が容易になるとともに、塗装を施した多層板を大量生産する場合でも、従来の縁貼り装置のような高価な装置を用いることなく、手作業や簡易な装置で容易に貼りつけることができる。以上によって、塗装コストを削減することができる。
【０００８】
請求項２に係る発明は、請求項１に記載の多層板の塗装方法において、塗料は、ポリエステル樹脂塗料であることを特徴とする。
【０００９】
この多層板の塗装方法によれば、無溶剤型であることによって粘性が高く厚塗りが可能なポリエステル樹脂塗料を端面に塗るようにしたので、端面に貼り付けたテープの縁と表層部との段差を均す作業が容易になる。また、上記のように形成された塗膜は、各表層部に密着するとともに、中層部との間にテープが介在した状態になる。この場合に、ポリエステル樹脂塗料の塗膜は、凝集力が強いので、塗膜が多層板の端面の２つの表層部に密着していることにより、塗膜全体として端面から剥がれにくい。これによって、端面における塗膜の付着状態を良好に維持しながら確実な塗装を行うことができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る多層板の塗装方法について説明する。図１は、未塗装の多層板であるパーティクルボード１を示しており、図４は、本発明を適用して塗装したパーティクルボード１の断面構造を示している。パーティクルボード１は、多数の木質材のチップ２間に樹脂接着剤を含浸させた後、熱圧縮成形することによって製作されたものであり、例えば１６ｍｍの厚さを有している。図４に示すように、パーティクルボード１は、比較的、目の粗いチップ２ａを積み重ねた中層部１ａと、この中層部１ａを挟むように設けられた２つの表層部１ｂ，１ｂとを備えており、中層部１ａは、その厚さが１０ｍｍ程度で、図示しない多数の比較的、大きな空隙を内部に有している。また、各表層部１ｂは、その厚さが３ｍｍ程度で、中層部１ａより目の細かい多数のチップ２ｂを積み重ねたものであり、チップ２ｂの目が、表層部１ｂの内部から表面側に向かって段階的に細かくなっている。さらに、表層部１ｂは、中層部１ａよりもかなり小さな空隙を内部に有している。
【００１１】
また、パーティクルボード１の端面１ｃには、マスキングテープ３が中層部１ａを覆うように貼り付けられているとともに、表層部１ｂ，１ｂおよびマスキングテープ３を覆うように黒色のポリエステル樹脂のエナメル塗料４の塗膜４ａが形成されている。マスキングテープ３は、幅が１０ｍｍで厚さが０．１４ｍｍの寸法を有しており、貼り付け面に粘着性の接着剤が塗られた粘着テープである。マスキングテープ３は、図２に示すように、端面１ｃに貼り付ける前は、ロール状に巻かれている。また、塗膜４ａは、０．５ｍｍ以上の厚さで形成されており、その表面は、平坦に仕上げられている。さらに、端面１ｃでは、塗料４が中層部１ａの空隙にほとんど染み込んで（吸い込まれて）おらず、表層部１ｂの空隙に、少し染み込んでいる。
【００１２】
本実施形態の塗装方法では、以下に述べる（ａ）〜（ｃ）の工程によって、パーティクルボード１に塗装が施される。
【００１３】
（ａ）マスキング工程：まず、図１に示すような予め熱圧縮成形したパーティクルボード１を準備し、図２に示すように、その端面１ｃに中層部１ａを覆うようにマスキングテープ３を貼り付ける。このとき、マスキングテープ３は、中層部１ａの厚さとほぼ同一の幅を有しているので、中層部１ａの空隙をもれなく塞ぐことができる。また、マスキングテープ３は、ロール状に巻かれた粘着テープで構成されているので、端面１ｃに容易に貼り付けることができるとともに、この貼り付けの際に、パーティクルボード１の４つの端面１ｃの中層部１ａを１度に覆うことができる。
【００１４】
（ｂ）塗装工程：次に、図３に示すように、スプレーガン５を用いて、マスキングテープ３を貼り付けたパーティクルボード１の全面に、黒色のポリエステル樹脂のエナメル塗料４を吹き付け塗装する。この場合、ポリエステル樹脂のエナメル塗料４は、無溶剤型であることにより粘性が高く厚塗りが可能であるので、繰り返し吹き付けることによって、塗料４を端面１ｃに０．５ｍｍ以上の厚さで塗布する。マスキングテープ３の厚さが０．１４ｍｍと薄く、マスキングテープ３の縁と表層部１ｂとの段差が非常に小さいので、上記のように塗料４を厚く塗布することによって、上記段差を埋めながら端面１ｃ全体に凹凸のない塗膜４ａを形成することができる。
【００１５】
（ｃ）乾燥工程：この後、ポリエステル樹脂塗料４の塗膜４ａを反応硬化（乾燥）させることによって、パーティクルボード１の塗装を終了する。
【００１６】
以上のように、本実施形態の多層板の塗装方法によれば、パーティクルボード１の端面１ｃの中層部１ａをマスキングテープ３で覆ってから、端面１ｃ全体にポリエステル樹脂のエナメル塗料４を塗るので、端面１ｃに塗装した塗料４が中層部１ａの空隙にほとんど吸い込まれない。また、表層部１ｂの空隙は、中層部１ａの空隙よりかなり小さいので、端面１ｃに塗装した塗料４は、表層部１ｂの空隙に吸い込まれにくく、少ししか吸い込まれない。さらに、マスキングテープ３は、従来の端面に貼り付ける木質板や樹脂化粧板と比べて厚さを極めて薄くすることが可能で、それにより、端面１ｃに貼り付けたマスキングテープ３の縁と表層部１ｂとの段差が小さくなる。また、ポリエステル樹脂塗料４は、無溶剤型であることによって粘性が高く厚塗りが可能な特性を備えているので、塗料４を端面１ｃに厚塗りすることによって、上記マスキングテープ３の縁と表層部１ｂとの小さな段差を容易に均すことができる。以上によって、端面１ｃ全体に凹凸のない塗膜４ａを容易に形成することができ、良好な仕上がりの塗装面を得ることができる。さらに、ポリエステル樹脂塗料４の塗膜４ａは、一般的に凝集力が強いので、前述したように、塗膜４ａが、２つの表層部１ｂとしか密着しておらず、中層部１ａとはマスキングテープ３の比較的、弱い粘着力によって密着している状態であっても、塗膜４ａ全体として端面１ｃから剥がれにくい。これによって、端面１ｃにおける塗膜４ａの付着状態を良好に維持しながら確実な塗装を行うことができる。
【００１７】
また、マスキングテープ３は、従来の木質板や樹脂化粧板と比べて安価であり、端面１ｃとほぼ同一の幅のロール状に巻かれた粘着テープで構成されているので、パーティクルボード１の４つの端面１ｃの中層部１ａを１つのテープで１度に覆うことができる。さらに、塗装を施したパーティクルボード１を大量生産する場合でも、従来の縁貼り装置のような高価な装置を用いることなく、手作業や簡易な装置で容易に貼りつけることができる。以上によって、塗装コストを削減することができる。
【００１８】
なお、上記実施形態の（ｂ）塗装工程においては、端面１ｃへの塗装をスプレーガン５による吹き付け塗装法で行ったが、これに限らず端面１ｃに厚い塗膜４ａを形成できる方法であればよい。例えば、図５に示すようなポッティングと呼ばれる方法で端面１ｃに塗膜４ａを形成するようにしてもよい。また、塗料４は、ポリエステル樹脂塗料に限らず、ＵＶ（紫外線）硬化型、可視光線硬化型および電子線硬化型の塗料など、厚い塗膜を形成可能なものであればよい。さらに、上記（ｂ）塗装工程においては、１度塗りの塗装を行うようにしたが、これに限らず、例えば、比較的、表層部１ｂの空隙に吸い込まれにくい下塗り塗料（例えば、体質顔料を配合したもの）を塗った後、上塗り塗料を塗るような２度塗り塗装や、３回以上塗るような塗装を行ってもよい。この場合に、上塗り塗料と下塗り塗料は異なる種類のものを塗ってもよく、上塗り塗料として、例えばポリエステルサーフェサー塗料やポリウレタンサーフェサー塗料などを用いてもよい。これに加えて、下塗り塗膜に研ぎを施してもよい。また、パーティクルボード１の中層部１ａおよび表層部１ｂの厚さや、マスキングテープ３の幅および厚さは、上記実施形態のものに限らず、適宜選択することが可能である。さらに、中層部１ａの空隙を塞ぐためのテープは、マスキングテープ３に限らず、中層部１ａの空隙を塞ぐように端面１ｃに貼り付け可能なものであればよい。
【００１９】
【発明の効果】
以上のように、本発明の多層板の塗装方法によれば、端面の塗装の良好な仕上がりを維持しながら、製造コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る塗装方法における塗装前のパーティクルボードを示す斜視図である。
【図２】塗装方法におけるマスキング工程を示す斜視図である。
【図３】塗装方法における塗装工程を示す斜視図である。
【図４】塗装後のパーティクルボードの端面を示す断面図である
【図５】別の塗装方法を示す説明図である。
【符号の説明】
１パーティクルボード（多層板）
１ａ中層部
１ｂ表層部
１ｃ端面
３マスキングテープ（テープ）
４ポリエステル樹脂のエナメル塗料（塗料）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for coating a multi-layer board having a rough surface, a middle layer portion having a large gap, and a surface layer portion having a finer mesh than the middle layer portion and having a small gap on the end surface, and particularly to a method for coating the end surface.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of multilayer board, a particle board manufactured by impregnating a resin adhesive between chips of a large number of wood materials and then hot compression molding is known. The particle board generally has a three-layer structure, and includes a middle layer portion in which coarse-grained chips are stacked, and two surface layer portions that are provided so as to sandwich the middle layer portion and in which chips that are finer than the middle layer portion are stacked. I have. Further, it is also known that in each surface layer portion, chips are stacked so that the eyes become finer stepwise from the inner side toward the surface side.
[0003]
Since the particle board has a structure in which chips are stacked as described above, the particle board has a number of relatively large voids (cavities) inside the middle layer portion, and a number much smaller than the middle layer portion inside the surface layer portion. It has a void. In such a particle board, a multi-layer structure always appears on the end face (the end face) due to its structural characteristics. Therefore, when the end face is painted, the paint is difficult to be sucked into the small gaps in the surface layer, and the middle layer is large. Easy to be sucked into the gap. For this reason, in the middle layer portion of the end surface, holes and irregularities due to the suction of the paint tend to occur on the painted surface while the paint is dried, and it is difficult to obtain a flat painted surface. Therefore, conventionally, in order to obtain a flat finished end surface with a good finish, a method of applying a thin wooden board or a resin decorative board to the entire end face in advance and then applying it onto the end face is performed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional coating method, a wood board or a resin decorative board has to be attached to the entire end face, so there is a problem that the manufacturing cost increases due to an increase in material costs and man-hours. In particular, the work of attaching a thin wooden board or resin decorative board to the end face takes time, so when mass-producing pre-painted particle boards, you must use an expensive edge pasting device, and the manufacturing cost Will further increase.
[0005]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a method for coating a multilayer board that can reduce the manufacturing cost while maintaining a good finish of the end surface coating.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The method for coating a multilayer board according to claim 1 is provided with a coating material, a middle layer portion having a large number of voids, and two surface layer portions provided so as to sandwich the middle layer portion having a void smaller than the voids of the middle layer portion. A multi-layer plate is prepared on the end surface, and an adhesive tape is applied to the end surface of the multi-layer plate so as to leave two surface layer portions and cover the middle layer portion, and paint is applied to the entire end surface to which the adhesive tape is applied. It is characterized by that.
[0007]
According to the coating method of the multilayer board while paste partially adhesive tape on the end face while covering the and middle layer leaving two of the surface layer portion, since paint coating on the entire end surface, and painted on the end face paint Is not sucked into many voids in the middle layer. Moreover, since the space | gap of two surface layer parts is smaller than the space | gap of an intermediate | middle layer part, the painted paint is hard to be inhaled. Furthermore, adhesive tape, can be extremely thin thickness than wood board and resin decorative plate stuck on conventional edge, whereby a level difference between the edge and the surface layer portion of the adhesive tape adhered to the end face It becomes smaller, and can be leveled by thick coating. By the above, the coating film without an unevenness | corrugation can be formed in the whole end surface, and the coating surface of a favorable finish can be obtained. In addition, the adhesive tape is cheaper than conventional wood boards and resin decorative boards, and if an adhesive tape with the same width as the middle layer is prepared in advance, the middle layer part of the entire end face of the multilayer board is formed as one adhesive tape. Can be covered at once. In addition to this, since the adhesive tape is used, the operation of applying the adhesive tape is facilitated, and even when mass-produced coated multilayer boards are used, an expensive apparatus such as a conventional edge applying apparatus is not used. It can be easily applied by hand or a simple device. As described above, the coating cost can be reduced.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the method for coating a multilayer board according to the first aspect, the paint is a polyester resin paint.
[0009]
According to this multi-layer board coating method, the polyester resin paint that has a high viscosity and can be applied thickly is applied to the end surface because it is solvent-free, so the edge of the tape affixed to the end surface and the surface layer portion The work of leveling the steps becomes easy. Moreover, the coating film formed as described above is in close contact with each surface layer portion, and a tape is interposed between the intermediate layer portion. In this case, since the coating film of the polyester resin paint has a strong cohesive force, the coating film is hardly peeled off from the end face as a whole because the coating film is in close contact with the two surface layer portions of the end face of the multilayer board. Thereby, it is possible to perform reliable coating while maintaining a good adhesion state of the coating film on the end face.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a method for coating a multilayer board according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 shows a particle board 1 which is an unpainted multilayer board, and FIG. 4 shows a cross-sectional structure of the particle board 1 coated by applying the present invention. The particle board 1 is manufactured by impregnating a resin adhesive between a number of wood-made chips 2 and then hot compression molding, and has a thickness of 16 mm, for example. As shown in FIG. 4, the particle board 1 includes a middle layer portion 1a in which relatively coarse chips 2a are stacked, and two surface layer portions 1b and 1b provided so as to sandwich the middle layer portion 1a. The middle layer portion 1a has a thickness of about 10 mm and has a number of relatively large voids (not shown) inside. Each surface layer portion 1b has a thickness of about 3 mm and is formed by stacking a large number of chips 2b that are finer than the middle layer portion 1a. The details are gradually reduced. Further, the surface layer portion 1b has a gap that is considerably smaller than that of the middle layer portion 1a.
[0011]
A masking tape 3 is attached to the end surface 1c of the particle board 1 so as to cover the middle layer portion 1a, and a black polyester resin enamel coating 4 is provided so as to cover the surface layer portions 1b, 1b and the masking tape 3. The coating film 4a is formed. The masking tape 3 is a pressure-sensitive adhesive tape having a width of 10 mm and a thickness of 0.14 mm, and a sticking adhesive applied to the attachment surface. As shown in FIG. 2, the masking tape 3 is wound into a roll before being attached to the end face 1c. The coating film 4a is formed with a thickness of 0.5 mm or more, and its surface is finished flat. Further, on the end face 1c, the paint 4 hardly permeates (sucks) into the gap of the middle layer portion 1a, and slightly soaks into the gap of the surface layer portion 1b.
[0012]
In the coating method of the present embodiment, the particle board 1 is coated by the following steps (a) to (c).
[0013]
(A) Masking step: First, a pre-heat-compressed particle board 1 as shown in FIG. 1 is prepared, and as shown in FIG. 2, a masking tape 3 is attached to the end surface 1c so as to cover the middle layer portion 1a. . At this time, since the masking tape 3 has substantially the same width as the thickness of the middle layer portion 1a, the gap in the middle layer portion 1a can be completely closed. Further, since the masking tape 3 is composed of an adhesive tape wound in a roll shape, the masking tape 3 can be easily attached to the end face 1c, and at the time of attachment, the four end faces 1c of the particle board 1 are The middle layer 1a can be covered at a time.
[0014]
(B) Coating process: Next, as shown in FIG. 3, the enamel paint 4 of the black polyester resin is spray-coated on the whole surface of the particle board 1 to which the masking tape 3 is stuck using the spray gun 5. In this case, the polyester resin enamel paint 4 is solventless and has high viscosity and can be thickly coated. Therefore, the paint 4 is applied to the end face 1c with a thickness of 0.5 mm or more by spraying repeatedly. . Since the thickness of the masking tape 3 is as thin as 0.14 mm and the step between the edge of the masking tape 3 and the surface layer portion 1b is very small, the end face is filled in by coating the coating 4 thickly as described above. The coating film 4a without unevenness can be formed on the entire 1c.
[0015]
(C) Drying step: Thereafter, the coating of the particle board 1 is finished by reaction-curing (drying) the coating film 4a of the polyester resin coating 4.
[0016]
As described above, according to the multilayer board coating method of the present embodiment, the middle layer 1a of the end face 1c of the particle board 1 is covered with the masking tape 3, and then the polyester resin enamel paint 4 is applied to the entire end face 1c. The paint 4 painted on the end face 1c is hardly sucked into the gap of the middle layer portion 1a. Moreover, since the space | gap of the surface layer part 1b is considerably smaller than the space | gap of the intermediate | middle layer part 1a, the coating material 4 applied to the end surface 1c is hard to be sucked into the space | gap of the surface layer part 1b, and only a little is sucked. Furthermore, the masking tape 3 can be made extremely thin compared to a conventional wooden board or resin decorative board to be attached to the end face, whereby the edge of the masking tape 3 attached to the end face 1c and the surface layer portion can be reduced. The step with 1b becomes smaller. Further, since the polyester resin paint 4 has a property of being highly viscous and capable of being thickly coated due to being a solvent-free type, the edge of the masking tape 3 and the surface layer are coated by thickly coating the paint 4 on the end face 1c. A small level difference with the part 1b can be leveled easily. By the above, the coating film 4a without an unevenness | corrugation can be easily formed in the whole end surface 1c, and the coating surface of a favorable finish can be obtained. Furthermore, since the coating film 4a of the polyester resin coating 4 generally has a strong cohesive force, as described above, the coating film 4a is in close contact with only the two surface layer portions 1b and is masked with the middle layer portion 1a. Even if the tape 3 is in close contact with the relatively weak adhesive force, the entire coating film 4a is hardly peeled off from the end face 1c. Thereby, it is possible to perform reliable coating while maintaining a good adhesion state of the coating film 4a on the end face 1c.
[0017]
Further, the masking tape 3 is less expensive than conventional wooden boards and resin decorative boards, and is composed of an adhesive tape wound in a roll shape having substantially the same width as the end face 1c. The middle layer 1a of the two end faces 1c can be covered with one tape at a time. Furthermore, even when the coated particle board 1 is mass-produced, it can be easily pasted manually or with a simple apparatus without using an expensive apparatus such as a conventional edge pasting apparatus. As described above, the coating cost can be reduced.
[0018]
In the coating step (b) of the above embodiment, the coating on the end surface 1c is performed by the spray coating method using the spray gun 5. Good. For example, the coating film 4a may be formed on the end face 1c by a method called potting as shown in FIG. The coating material 4 is not limited to the polyester resin coating material, and any coating material that can form a thick coating film such as UV (ultraviolet) curing type, visible light curing type, or electron beam curing type coating may be used. Furthermore, in the above-mentioned (b) painting step, the coating is performed once. However, the present invention is not limited to this. After applying (mixed), it may be applied twice, such as applying a top coat, or applying more than three times. In this case, different types of top coat and undercoat may be applied, and for example, a polyester surfacer paint or a polyurethane surfacer paint may be used as the top coat. In addition to this, the undercoating film may be sharpened. Further, the thickness of the middle layer portion 1a and the surface layer portion 1b of the particle board 1 and the width and thickness of the masking tape 3 are not limited to those of the above-described embodiment, and can be appropriately selected. Furthermore, the tape for closing the gap in the middle layer portion 1a is not limited to the masking tape 3, but may be any tape that can be attached to the end surface 1c so as to close the gap in the middle layer portion 1a.
[0019]
【The invention's effect】
As described above, according to the method for coating a multilayer board of the present invention, it is possible to reduce the manufacturing cost while maintaining a good finish of the end face coating.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a particle board before painting in a painting method according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a masking step in a coating method.
FIG. 3 is a perspective view showing a painting process in a painting method.
FIG. 4 is a sectional view showing an end face of a particle board after painting. FIG. 5 is an explanatory diagram showing another painting method.
[Explanation of symbols]
1 Particle board
1a Middle layer part 1b Surface layer part 1c End face 3 Masking tape (tape)
4 Polyester resin enamel paint

Claims

塗料を準備し、
多数の空隙を有する中層部と、この中層部の空隙より小さな空隙を有し、当該中層部を挟むように設けられた２つの表層部とを端面に備える多層板を準備し、
この多層板の前記端面に、前記２つの表層部を残し且つ前記中層部を覆うように粘着テープを貼り付け、
この粘着テープを貼り付けた前記端面全体に前記塗料を塗ることを特徴とする多層板の塗装方法。Prepare the paint,
Preparing a multi-layer plate having a middle layer portion having a large number of voids, and two surface layer portions provided so as to sandwich the middle layer portion, having a void smaller than the void of the middle layer portion,
Attaching an adhesive tape to the end face of the multilayer board so as to leave the two surface layer parts and cover the middle layer part,
A method for painting a multilayer board, wherein the paint is applied to the entire end face to which the adhesive tape has been applied.

前記塗料は、ポリエステル樹脂塗料であることを特徴とする請求項１に記載の多層板の塗装方法。The method for coating a multilayer board according to claim 1, wherein the paint is a polyester resin paint.