JP4151789B2 - 非可逆回路素子 - Google Patents

非可逆回路素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4151789B2
JP4151789B2 JP2003425428A JP2003425428A JP4151789B2 JP 4151789 B2 JP4151789 B2 JP 4151789B2 JP 2003425428 A JP2003425428 A JP 2003425428A JP 2003425428 A JP2003425428 A JP 2003425428A JP 4151789 B2 JP4151789 B2 JP 4151789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external terminal
electrode
circuit board
conductor
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003425428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005184676A (ja
Inventor
悦紹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2003425428A priority Critical patent/JP4151789B2/ja
Priority to US11/016,841 priority patent/US6955553B2/en
Publication of JP2005184676A publication Critical patent/JP2005184676A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151789B2 publication Critical patent/JP4151789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/38Circulators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/32Non-reciprocal transmission devices
    • H01P1/36Isolators
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components
    • H05K3/3442Leadless components having edge contacts, e.g. leadless chip capacitors, chip carriers

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Description

本発明は、アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子に関する。
アイソレータやサーキュレータ等の非可逆回路素子は、例えば携帯電話や無線機等の移動体通信機器やその基地局で使用される通信機器等に用いられている。この種の非可逆回路素子は、ヨークとして機能する磁性金属容器内に、軟磁性基体と中心電極等で構成された磁気回転子、永久磁石等の磁性部品、整合用コンデンサ及び終端抵抗等の電気部品を収容して構成される。
軟磁性基体には中心電極が組み合わされ、永久磁石から直流磁界が印加される。中心電極は、複数本の端子部を含み、一端が軟磁性基体の一面上に配置され、グランド部として金属容器にアースされる。軟磁性基体の他面には、中心導体の端子部が互いに所定の角度をもって形成されている。端子部の先端は、前記電気部品と接続されるとともに、金属容器の外部に導出されて外部端子とされる。
ところで、この種の非可逆回路素子は、一般的に、上述の通信機器の部品実装基板に表面実装されて組み込まれる。しかし、中心導体は、極めて薄い銅板等で構成されており、そのままでは外部端子としての位置決めが困難である。このため、外部端子と金属容器の底面との平面性を確保するための端子構造が従来から提案されている。
例えば、特許文献1は、タブ端子の固着された端子保持基板を有する非可逆回路素子を開示している。また、特許文献2は、コンタクト支持部材を設けた非可逆回路素子を開示している。特許文献3は、ケース内部に向かって入る複数のスロットに、それぞれ部品実装基板をはめこみ、端子を形成する構造を開示している。
上述した従来の非可逆回路素子の端子構造において、特許文献1は、タブ端子と端子保持基板とを必要とし、特許文献2は、コンタクトと支持部材とを必要とし、特許文献3は、複数の部品実装基板を必要としており、何れにおいても、部品点数が多く、組み立て工数が大きいという問題があった。
特開2003−124711号公報 特開平10−294606号公報 U.S.P.6,337,607B1号明細書
本発明の課題は、外部端子とケース底面との同一平面性が容易に確保し得る非可逆回路素子を提供することである。
本発明のもう一つの課題は、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数及び組み立てコストを削減し得る非可逆回路素子を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、機械的強度及び中心導体との接合部の信頼性の高い外部端子構造を備えた非可逆回路素子を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る非可逆回路素子は、磁気回転子と、ケースと、回路基板とを含む。前記磁気回転子は、軟磁性基体とを含む。
前記磁気回転子は、軟磁性基体と、中心導体とを含む。前記中心導体は、複数の端子部を含み、前記軟磁性基体と組み合わされている。
前記ケースは、底部と、複数の側壁部とを含み、前記側壁部は、前記底部の周辺に互いに間隔を隔てて設けられている。
前記回路基板は、基体部と、複数の外部端子形成部と、複数の導電パターンとを含む。前記基体部は、貫通する貫通孔を有している。前記外部端子形成部は、前記基体部の外側面から突出し、先端部に、前記基体部より厚い厚肉部を含んでいる。
前記導電パターンのそれぞれは、中心導体接続電極と、外部端子電極と、接続導体とを含む。前記中心導体接続電極は、前記基体部の上面に形成されている。前記外部端子電極は、前記厚肉部の表面に形成されている。前記接続導体は、前記中心導体接続電極と前記外部端子電極とを接続する。
前記回路基板は、前記基体部の下面を前記ケースの前記底部内面に対向させて、前記ケースの内部に配置され、前記外部端子形成部が前記間隔を介して前記ケースの外部に導かれている。前記磁気回転子は、前記回路基板の前記貫通孔内に配置され、前記中心導体の前記端子部が、前記中心導体接続電極のそれぞれに対して個別に接続されている。
上述したように、本発明に係る非可逆回路素子では、ケースは、底部と、複数の側壁部とを含み、側壁部は、底部の周辺に互いに間隔を隔てて設けられている。回路基板は、複数の外部端子形成部を含み、外部端子形成部は基体部の外側面から突出し、先端部に基体部より厚い厚肉部を含んでいる。この回路基板は、基体部の下面を、ケースの底部内面に対向させて、ケースの内部に配置され、外部端子形成部が、側壁の間の間隔を介してケースの外部に導かれている。
この構造によれば、外部端子形成部及びケースの厚み公差を管理するのみで、両者の実装用端面を、同一平面上に位置させることができる。したがって、プリントパターン等に安定に、かつ、容易に面実装することができる。
回路基板は、複数の導電パターンとを含む。導電パターンのそれぞれは、中心導体接続電極と、外部端子電極と、接続導体とを含む。中心導体接続電極は、基体部の上面に形成されている。外部端子電極は、厚肉部の表面に形成されている。接続導体は、中心導体接続電極と外部端子電極とを接続する。上記構成に加えて、回路基板は、基体部を含み、基体部は、貫通する貫通孔を有しており、磁気回転子は、回路基板の貫通孔内に配置され、中心導体のそれぞれが、中心導体接続電極のそれぞれに対して個別に接続されている。
上記構成によれば、回路基板の導体パターンを通して、磁気回転子の中心導体を外部に導出し得る。
しかも、付加すべき部品は、回路基板だけであるので、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数及び組み立てコストを削減し得る。
更に、回路基板は、高い剛性を付与できるため、外部端子形成部の機械的強度を高くでき、非可逆回路素子の製造、運搬及び実装時の取り扱いによる機械的応力に対して、外部端子の変形等が発生しにくくなる。この点もまた外部端子とケース底面との平面性を維持する上で有効である。
また、中心導体の接続部は、外部端子とは離れたケースの内部に設けられるため、機械的応力が伝わりにくい利点があり、本発明によれば、機械的強度及び中心導体との接合部の信頼性が高い外部端子構造を提供し得る。
以上述べたように、本発明によれば次のような効果を得ることができる。
(a)外部端子とケース底面との平面性が容易に確保し得る非可逆回路素子を提供することができる。
(b)部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数及び組み立てコストを削減し得る非可逆回路素子を提供することができる。
(c)機械的強度及び中心導体との接合部の信頼性が高い外部端子構造を備えた非可逆回路素子を提供することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。但し、添付図面は、単なる例示に過ぎない。
図1は本発明に係る非可逆回路素子の一実施例を示す斜視図、図2は図1に図示した非可逆回路素子の分解斜視図、図3は図1及び図2に示した非可逆回路素子の組み立て状態における部分断面図、図4は、図1、図2に図示した非可逆回路素子に用いる回路基板の一例を示す平面図、図5はその要部断面図、図6はその回路図である。図示実施例は、サーキュレータを構成した例を示している。
図示する非可逆回路素子は、回路基板1と、磁気回転子2と、ケース7とを含み、更に永久磁石6と、押圧部材8とを含んで構成される。
ケース7は、上下端が閉塞された円筒形状で、導電性を有する磁性金属材料で構成され、底部71と、複数(3つ)の側壁部72と、蓋部73とを含む。
側壁部72は、底部71の外周から立ち上がり、互いに、第1〜第3の間隔721〜723を隔てて設けられている。第1〜第3の間隔721〜723は、内面711と同一平面上に開口縁を有する。
蓋部73は、側壁部72にかぶせられ、ケース7の上端を閉塞するとともに、第1〜第3の間隔721〜723の上部を閉塞する。ケース7には、回路基板1、磁気回転子2、永久磁石6及び押圧部材8が収容される。
回路基板1は、基体部10と、第1〜第3の外部端子形成部11〜13と、導電パターン151〜157とを含んで構成される。図示実施例の基体部10は、円環状で、直径が数mmの円形貫通孔101を含み、厚さ1mm程度に構成される。
第1〜第3の外部端子形成部11〜13は、基体部10の外側面から突出し、先端部に基体部10より厚い厚肉部14を含んで構成される。厚肉部14は、基体部10の厚みに対して、ケース7の底部71の厚みと略同一の厚みが付加され、外部端子形成部11〜13の下面に突出して形成されている。この構造は、回路基板1がケース7に収容されたとき、外部端子形成部11〜13の下面をケース7の底部外面712と同一平面上に設定する効果がある。
導電パターン151〜157は、図4、図5に図示したように、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153と、グランド電極154、155と、外部端子電極156と、接続導体157とを含んで構成される。第1〜第3の中心導体接続電極151〜153は、基体部10の上面において、第1〜第3の外部端子形成部11〜13のそれぞれ周辺に形成される。
グランド電極(154、155)は、第1のグランド電極154と、第2のグランド電極155とを含んでいる。第1のグランド電極154は、基体部10の下面の全域にわたって形成される。第2のグランド電極155は、回路基板1の内部に形成され、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153と対向する部分に第1〜第3のコンデンサC1〜C3を形成する。第2のグランド電極155は、ビアホールあるいはスルーホール等で形成される第2の接続導体158により第1のグランド電極154と接続される。この構造は、第1〜第3のコンデンサC1〜C3の容量を確保した上で、回路基板1の厚みを増すことができるので、回路基板の剛性及び機械的強度の向上に対して効果的である。このため、回路基板1の材質や厚みに対する設計の自由度が高まり、コンデンサ容量も広範囲に選択できることから、種々の周波数帯域に対応した非可逆回路素子の設計が可能になる。
外部端子電極156は、第1〜第3の外部端子形成部11〜13の先端面から下面にかけての厚肉部14に形成される。外部端子電極156は、外部端子形成部11〜13の上面に形成された接続導体157により中心導体接続電極151〜153と接続される。
回路基板1は、その下面を内面711と対向させ、基体部10のみがケース7内に収容され、外部端子形成部11〜13は、それぞれ第1〜第3の間隔721〜723を介してケース7の外部に導かれる。回路基板1の下面に形成された第1のグランド電極154は、内面711と電気的に接続される。
回路基板1は、通常の積層プリント工法により作製でき、使用される材料は特に限定されない。セラミック誘電体、有機誘電体等の何れをもちいてもよい。これらは、要求される電気的特性及び機械的強度等を勘案して選択される。
磁気回転子2は、複数の中心導体31〜33と、軟磁性基体4と、絶縁シート5とを含んでいる。軟磁性基体4は、イットリウム/鉄/ガーネット(YIG)等の軟磁性材料が好適である。軟磁性基体4は、回路基板1の貫通孔101に挿入可能な、直径が数mm、厚さ1mm程度の円板状に形成される。
第1〜第3の中心導体31〜33は、軟磁性基体4の下面と対向するグランド部から分岐したもので、例えば、厚さ30〜50μm程度の銅版を打ち抜いた導体板で構成される。グランド部は、図には現れていないが、軟磁性基体4の板面と略同様の大きさの直径が数mmの円形状であって、その円周から第1〜第3の中心導体31〜33が分岐されている。
第1〜第3の中心導体31〜33は、軟磁性基体4の上面41上に順次折り曲げられて、互いに所定の角度で交差し、絶縁シート5(図2参照)を介して互いに電気的に絶縁される。第1〜第3の中心導体31〜33の先端は、回路基板1に形成される第1〜第3の中心導体接続電極151〜153と接続される端子部311〜331となる。
磁気回転子2は、回路基板1の貫通孔101に挿入されて、ケース7内に収容され、中心電極3のグランド部がケース7の内面711と電気的に接続されるとともに、接続端子部311〜331がそれぞれ第1〜第3の中心導体接続電極151〜153に電気的に接続される。
押圧部材8は、エンジニアリングプラスチック等の絶縁材料からなり、円形の貫通孔80及び円環状の枠部81を有する。貫通孔80内には、円板形の永久磁石6が配置される。押圧部材8は、回路基板1及び磁気回転子2の上面に配置されてケース7内に収容され、枠部81で回路基板1及び磁気回転子2を押圧し、回路基板1、磁気回転子2及び永久磁石6の位置決めを行う。
永久磁石6は、磁気回転子2と対向して配置され、永久磁石6の上部からかぶせられる蓋部73と磁気的に結合し、ケース7をヨークとして機能させ、磁気回転子2に直流磁界を印加する。
各部の電気的接続は、はんだ付け等の接続手段により行われ、図6に図示した回路図に従って接続される。図において、任意の中心導体、例えば第3の中心導体33を終端抵抗を介してグランドに接続すればアイソレータが構成できる。終端抵抗は、第1〜第3のコンデンサC1〜C3と同様、回路基板1に内蔵しても構成できる。
図7は、上述した非可逆回路素子を通信機器の部品実装基板に表面実装した状態を模式的に示す断面図である。図において、通信機器の部品実装基板9の一面上に信号用の導体パターン91及びグランド導体パターン92が設けられている。
非可逆回路素子は、外部端子電極156のそれぞれを、部品実装基板9に形成された信号用の導体パターン91にそれぞれはんだ付け93し、グランド導体パターン92にケース7の底部外面712をはんだ付けして実装される。
ここで、第1〜第3の外部端子形成部11〜13は、厚肉部14を含んで構成される。厚肉部14は、基体部10の厚みに対して、ケース7の底部71の厚みと略同一の厚みが付加され、外部端子形成部11〜13の下面に突出して形成されている。このため、肉厚部14の下面は、ケース7の底部外面712と同一平面上に形成される。また、肉厚部14には、外部端子電極156が形成される。したがって、外部端子電極156とケース7の底部外面712とが同一平面上に形成されるので、非可逆回路素子の表面実装が安定して行える。
外部端子電極156とケース7の底部外面712との平面性は、ケース底部71の厚み公差と回路基板1の厚み公差とを管理するだけで容易に確保し得る。本実施例に必要とされる部品は、回路基板1だけでよいので、部品点数が少なく、組み立て歩留まりが高く、組み立て工数及び組み立てコストを削減し得る。
更に、本実施例に用いた回路基板1は、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153及び回路基板1の中間層に形成した第2のグランド電極155を利用して第1〜第3のコンデンサC1〜C3を形成しているので、コンデンサの容量を確保した上で回路基板1の厚みを厚くできる。このため、回路基板1に高い剛性を付与でき、外部端子形成部の機械的強度を高くできるので、非可逆回路素子の製造、運搬及び実装時の取り扱いによる機械的応力に対しても、外部端子の変形等が発生しにくくなる。この点もまた、外部端子電極156とケース底面712との平面性を維持する上で有効である。
更に、第1〜第3の中心導体31〜33の接続端子部311〜331は、外部端子電極156とは離れたケース7の内部に設けられるため、機械的応力が伝わりにくい利点があり、機械的強度及び中心導体との接合部の信頼性が高い外部端子構造となる。
図8は、図1に図示した非可逆回路素子に用いる回路基板1の他の実施例を示す平面図、図9は図8に示した回路基板の外部端子形成部の拡大斜視図、図10は図8に示した回路基板の外部端子形成部の拡大断面図である。
図示実施例において、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153は、外部端子形成部11〜13のそれぞれ周辺において、基体部10の上面に形成される。
外部端子電極156は、第1〜第3の外部端子形成部11〜13の先端面の下半分から下面にかけての肉厚部14に形成される。接続導体157は、第1〜第3の外部端子形成部11〜13の内部に形成されている。外部端子電極156は、接続導体157により、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153と接続される。
本実施例の回路基板1を用いた非可逆回路素子は、図1〜図7に図示した非可逆回路素子と同様の作用効果が得られるとともに、更に、接続導体157の露出部分が少ないので、浮遊容量等の影響をうけにくく、通信機器に実装した際に電気的特性の再現性が高いという利点を併せ持っている。
図11は回路基板の更に別の実施例を示す斜視図、図12は図11に図示した回路基板の端部を拡大して示す図、図13は図12の13−13線に沿った拡大断面図、図14は図12の14−14線に沿った拡大断面図である。
図示実施例の回路基板1において、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153は、外部端子形成部11〜13のそれぞれ周辺において、基体部10の上面に形成される。基体部10は、好ましくは、有機誘電体基板を積層して構成する。
外部端子形成部11〜13の内部には、容量電極160が備えられており、この容量電極160の一端は、貫通導体159によって、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153のそれぞれに接続されている。容量電極160の他端は第1〜第3の外部端子形成部11〜13の先端面に形成された接続導体157に接続されている。接続導体157は、第1〜第3の外部端子形成部11〜13の先端面を通って、肉厚部14の下面に形成された外部端子電極156に接続されている。従って、外部端子電極156は、接続導体157、容量電極160、貫通導体159を介して、第1〜第3の中心導体接続電極151〜153のそれぞれに電気的に接続されることになる。
一方、外部端子形成部11〜13のそれぞれの先端部側には、外部端子形成部11〜13から間隔を隔てて、第2のグランド電極155が形成されている。また、基体部10の下面の全域にわたって、第1のグランド電極154が形成されている。この第1のグランド電極154は、外部端子形成部11〜13の内部において、容量電極160と対向する位置まで延長され、容量電極160と対向する部分で、第1〜第3のコンデンサC1〜C3(図6参照)を形成する。
第1のグランド電極154は、ビアホールあるいはスルーホール等で形成される第2の接続導体158により第2のグランド電極155と接続される。この構造は、前述したように、第1〜第3のコンデンサC1〜C3の容量を確保した上で、回路基板1の厚みを増すことができるので、回路基板の剛性及び機械的強度の向上に対して効果的である。
本実施例の回路基板1を用いた非可逆回路素子は、図1〜図7に図示した非可逆回路素子と同様の作用効果が得られる。
図15は本発明に係る非可逆回路素子の一実施例を示す斜視図、図16は図15に図示した非可逆回路素子の分解斜視図である。図示実施例は、サーキュレータを構成した例を示している。図において、先に示された図面に表れた構成部分に相当する部分に、同一の参照符号を付してある。
この実施例では、中心導体3は分布定数型となっており、一枚の銅などの非磁性金属板を用いて構成されている。中心導体3は、その外周部から突出する3つの接続端子部311〜331を有している。
中心導体3の両側には、それぞれ、フェライトでなる軟磁性基体41、42が配置されている。軟磁性基体41は、回路基板1の貫通孔101内に配置される。軟磁性基体42は、一面が中心導体3の表面に重なり、他面に接地シールド43が重ねられている。
接地シールド43は、銅などの非磁性金属板材を加工して得られたもので、中心導体3の露出部分に対する接地電極として作用する。従って、接地シールド43は、外径が中心導体3の接続端子部311〜331を覆うような寸法に定められている。接地シールド43は、基体431の軟磁性基体42と接する側とは反対側の面に、その外周縁に沿って折り曲げられた分割凸片432を有する。分割凸片432によって囲まれた基体431には、軟磁性基体41,42に直流磁界を印加する永久磁石6が配置される。永久磁石6が導電性のある磁性材料、例えば、金属磁石でなる場合は、接地シールド43は省略することができる。
実施例では、コンデンサのみを内蔵した回路基板1を例示したが、伝送線路や接地電極を容易にレイアウトでき、インダクタや抵抗等を内蔵することもできる。このため、インピーダンス整合回路や、モニタ出力回路等の付加回路の一部または全てを内蔵した非可逆回路素子を構成できる。
回路基板1は、先に例示したものを用いることができる。回路基板1は、円環状以外の角形等であってもよく、非可逆回路素子の全体的形状に合わせ任意の形状選択でき、また環状以外の板状であってもよい。
更に、回路基板1には、内蔵素子を形成せず、回路基板1上に素子を搭載した非可逆回路素子であっても、本発明の利点を享受することができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、当業者であれば、その基本的技術思想および教示に基づき、種々の変形例を想到できることは自明である。
本発明に係る非可逆回路素子の一実施例を示す斜視図である。 図1に図示した非可逆回路素子の分解斜視図である。 図1及び図2に示した非可逆回路素子の組み立て状態における部分断面図である。 回路基板の一例を示す平面図である。 図4に図示した回路基板の外部端子形成部の拡大断面図である。 図1に図示した非可逆回路素子の回路図である。 図1に図示した非可逆回路素子を通信機器の部品実装基板に表面実装した状態を模式的に示す断面図である。 非可逆回路素子に用いる回路基板の他の実施例を示す平面図である。 図8に図示した回路基板の外部端子形成部の拡大斜視図である。 図8に図示した回路基板の外部端子形成部の拡大断面図である。 回路基板の更に別の実施例を示す斜視図である。 図11に示した回路基板の外部端子形成部の拡大斜視図である。 図12の13−13線に沿った拡大断面図である。 図12の14−14線に沿った拡大断面図である。 本発明に係る非可逆回路素子の別の実施例を示す斜視図である。 図15に図示した非可逆回路素子の分解斜視図である。
符号の説明
1 回路基板
10 基体部
11〜13 外部端子形成部
14 厚肉部
15 導電パターン
151〜153 中心導体接続電極
156 外部端子電極
157 接続導体
2 磁気回転子
31〜33 中心導体
311〜331 端子部
4 軟磁性基体
7 ケース
71 底部
711 内面
712 底部外面
72 側壁部
722 間隔

Claims (5)

  1. 磁気回転子と、ケースと、回路基板と、押圧部材と、永久磁石とを含む非可逆回路素子であって、
    前記磁気回転子は、軟磁性基体と、中心導体とを含み、
    前記中心導体は、複数の端子部を含み、前記軟磁性基体と組み合わされており、
    前記ケースは、筒形状であって、底部と、複数の側壁部とを含み、前記側壁部は、前記底部の周辺に互いに間隔を隔てて設けられており、
    前記回路基板は、基体部と、複数の外部端子形成部と、複数の導電パターンとを含み、
    前記基体部は、貫通する貫通孔を有しており、
    前記外部端子形成部は、前記基体部の外側面から突出し、先端部に前記基体部より厚い厚肉部を含んでおり、
    前記厚肉部は、前記基体部の厚みに対して、前記ケースの前記底部の厚みと略同一の厚みが付加され、前記外部端子形成部の下面に突出し、前記下面を前記ケースの底部外面と同一平面上に設定されており、
    前記導電パターンのそれぞれは、中心導体接続電極と、外部端子電極と、接続導体とを含み、
    前記中心導体接続電極は、前記基体部の上面に形成されており、
    前記外部端子電極は、前記厚肉部の表面に形成されており、
    前記接続導体は、前記中心導体接続電極と前記外部端子電極とを接続するものであり、
    前記回路基板は、前記基体部の下面を前記ケースの前記底部内面に対向させて、前記ケースの内部に配置され、前記外部端子形成部が前記間隔を介して前記ケースの外部に導かれており、
    前記磁気回転子は、前記回路基板の前記貫通孔内に配置され、前記中心導体の前記端子部が、前記中心導体接続電極のそれぞれに対して個別に接続されている、
    前記押圧部材は、
    貫通孔と、枠部とを有し、前記回路基板、及び、前記磁気回転子の上面に配置されて前記ケース内に収容されており、
    前記貫通孔内には、前記永久磁石が配置され、前記枠部が前記回路基板、及び、前記磁気回転子を押圧している、
    非可逆回路素子。
  2. 請求項1に記載された非可逆回路素子であって、
    前記回路基板は、複数のコンデンサを内蔵する、
    非可逆回路素子。
  3. 請求項2に記載された非可逆回路素子であって、
    更に、第1のグランド電極と、第2のグランド電極とを含み、
    前記第1のグランド電極は、前記基体部の下面に形成されており、
    前記第2のグランド電極は、前記基体部の内部に埋設されており、
    前記第1のグランド電極及び前記第2のグランド電極は、電気的に接続されており、
    前記コンデンサは、前記中心導体接続電極と前記第2のグランド電極とで形成される、
    非可逆回路素子。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載された非可逆回路素子であって、
    前記外部端子電極は、前記外部端子形成部の先端面から前記外部端子形成部の下面にかけて形成されており、
    前記接続導体は、前記外部端子形成部の表面に形成されている、
    非可逆回路素子。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載された非可逆回路素子であって、
    前記外部端子電極は、前記外部端子形成部の先端面の下半分から前記外部端子形成部の下面にかけて形成されており、
    前記接続導体は、第1の接続導体と、第2の接続導体とを含み、前記第1の接続導体は、前記外部端子形成部の内部に形成されており、
    前記第2の接続導体は、前記基体部を貫通して形成され、前記第1の接続導体部に連なる、
    非可逆回路素子。
JP2003425428A 2003-12-22 2003-12-22 非可逆回路素子 Expired - Lifetime JP4151789B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003425428A JP4151789B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 非可逆回路素子
US11/016,841 US6955553B2 (en) 2003-12-22 2004-12-21 Non-reciprocal device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003425428A JP4151789B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 非可逆回路素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005184676A JP2005184676A (ja) 2005-07-07
JP4151789B2 true JP4151789B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=34785315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003425428A Expired - Lifetime JP4151789B2 (ja) 2003-12-22 2003-12-22 非可逆回路素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6955553B2 (ja)
JP (1) JP4151789B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3897178B2 (ja) * 2004-09-29 2007-03-22 Tdk株式会社 非可逆回路素子
JP4817050B2 (ja) * 2006-02-07 2011-11-16 日立金属株式会社 非可逆回路素子
JP4811578B2 (ja) * 2006-03-31 2011-11-09 Tdk株式会社 非可逆回路素子及び通信機器
KR101936377B1 (ko) * 2018-06-01 2019-01-08 쓰리알웨이브 주식회사 Smd 타입의 비가역소자 및 이를 위한 정렬 프레임

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4390853A (en) * 1980-04-14 1983-06-28 Trw Inc. Microwave transmission devices comprising gyromagnetic material having smoothly varying saturation magnetization
TW306106B (en) * 1996-04-03 1997-05-21 Deltec New Zealand Circulator and its components
EP0859424A3 (en) 1997-02-18 2000-03-22 The Whitaker Corporation Surface mount technology contact for ferrite isolator/circulator applications
EP1098386B1 (en) * 1999-03-26 2006-12-06 Hitachi Metals, Ltd. Nonreciprocal device with lumped elements
JP3346360B2 (ja) * 1999-12-21 2002-11-18 株式会社村田製作所 電子部品、同軸コネクタ及び通信機装置
US6337607B1 (en) 2000-05-12 2002-01-08 Renaissance Electronics Corporation Surface mountable low IMD ferrite isolator/circulator structure
JP3956276B2 (ja) 2001-10-16 2007-08-08 日立金属株式会社 非可逆回路素子
US20040253867A1 (en) * 2001-11-05 2004-12-16 Shuzo Matsumoto Circuit part connector structure and gasket
JP3686884B2 (ja) * 2002-06-06 2005-08-24 アルプス電気株式会社 電子部品用筐体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20050170679A1 (en) 2005-08-04
US6955553B2 (en) 2005-10-18
JP2005184676A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100293683B1 (ko) 비가역 회로 소자
JP4151789B2 (ja) 非可逆回路素子
US20050180093A1 (en) Non-reciprocal circuit element
JP3680682B2 (ja) 非可逆回路素子および通信機装置
JP4639540B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP4423602B2 (ja) 非可逆回路素子
JP3175303B2 (ja) 非可逆回路素子
JPH11205011A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
US6796840B2 (en) Surface mounting type non-reversible circuit element having superior productivity
US7138883B2 (en) Non-reciprocal circuit element
JP4076089B2 (ja) 磁気回転子、及び、これを用いた非可逆回路素子
JPH09199909A (ja) 非可逆回路素子
JP4062565B2 (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JPH1168412A (ja) 非可逆回路素子
JP2023067826A (ja) 非可逆回路素子及びこれを備える通信装置
JP4284869B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP2008061071A (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP2003318609A (ja) 非可逆回路素子
JP2006129317A (ja) 非可逆回路素子
JPH11168304A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JPH01117502A (ja) 非可逆回路素子
JP2000114820A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
JP2006157089A (ja) 非可逆回路素子
JPH11136007A (ja) 非可逆回路素子及びこれを含む回路基板装置
JPH10107511A (ja) 非可逆回路素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080625

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4151789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130711

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term