JP4149909B2 - 誘導結合高密度プラズマ源 - Google Patents

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Description

本発明は、2001年3月23日に出願された米国出願60/277,966並びに2001年3月23日に出願された米国出願60/277,965に対する優先権を請求している。これら出願の内容は、参照としてここに組入れられる。
本発明は、一般的にはプラズマ処理システム並びに方法に関し、特に、プラズマ処理システムで使用されるのに適した誘導結合高密度プラズマ源に関する。
イオン化された気体、即ち、“プラズマ”は、半導体装置、フラットパネルディスプレイ、並びに材料のエッチングもしくは堆積(“プラズマ処理”)が必要な他の製品の処理並びに製造のときに使用され得る。プラズマは、半導体集積回路のウエハから材料をエッチング、即ち、除去するため、もしくは材料を半導体、導体もしくは絶縁体の表面上にスパッタリングもしくは堆積するために使用され得る。製造もしくは形成プロセスで使用するためのプラズマの発生は、一般的には、“チャック”と一般に称されているワークピース支持部材上に載置された、集積回路(IC)のウエハのようなワークピースを収容したチャンバの中に低圧の処理ガスを導入することによりなされる。チャンバ内での低圧ガスの分子は、ガス分子がチャンバの中に入った後にプラズマ源によりプラズマへとイオン化される。そして、プラズマは、ワークピースを支持しているチャックにRF電力を印加することによりバイアスされ得るワークピース上に流れてこれと反応する。
プラズマ処理をより有効にするためには、プラズマは、好ましくは、高密度(1立方センチメートル当たりの電子もしくはイオンの数で測定される)を有し、均一であることである。高密度プラズマ処理は、スループットを高め、かくして、半導体製造での製造効率を高くする。さらに、プラズマは、処理システム内のラジカルが短い滞留時間を有するように、小さい体積(薄く平坦)を有することが好ましい。短いラジカルの滞留時間は、高アスペクト比のエッチングフュチャーでの高速並びに選択エッチングを果たすために、プラズマ内のラジカルの適当な解離の制御を可能にする。
発展されて一般に使用されている1つの形式のプラズマ源は、平行平板型容量結合プラズマ(CCP)源である。このような源は、代表的には、13.56MHzで動作するけれども、他の周波数でも動作し得る。この平行平板型プラズマ源は、一般的に狭いギャップ間隔と小さいプラズマ体積とを有する。しかし、これは、1011 イオン/ccより低い低密度プラズマを一般に発生させ,これは、エッチング速度を制限する。
他の形式のプラズマ源は、電子サイクロトロン共鳴(“ECR”)源である。これは、1011ないし1012イオン/cc以上のオーダの比較的高い密度を有するプラズマを発生させるマイクロ波(2.45GHz)のエネルギー源を使用している。このECR源は、比較的高いプラズマ密度とイオンエネルギーの良好な制御とを果たすけれども、プラズマ源にかなり大きい磁界を必要とし、このことは、一般的には処理反応炉では好ましくない。さらに、大きいウエハの全体に渡って均一なプラズマを発生させることは難しい。
3番目の形式のプラズマ源は、誘導結合プラズマ源(ICP)である。これは、プラズマを発生させるために、誘導結合高周波を使用している。この形式のプラズマ源は、比較的高いプラズマ密度(1012イオン/cc以上を果たし、高周波源(代表的には13.56MHz)で作動する。しかし、この従来の誘導結合プラズマの欠点は、基板の上方の領域での不均一なプラズマ密度である。また、このプラズマ体積は、非常に大きく、ラジカルにとって非常に長い滞留時間となり、エッチング速度を制限する。
第4の形式のプラズマ源は、比較的一定の大きさの磁界を使用するヘリコンプラズマ源である。これは、非常に高い密度(1013イオン/cc)を発生させることが可能であり、高周波源(2ないし30MHz)で動作する。このようなヘリコン源は、伝播波長の1/2以上の最少長さで、システム内の低周波ホイストラー波の伝播と緩衝とを必要とする。このために、短いシステムでは、プラズマ発生効率が一般的には激減する。
高密度プラズマ(1012インチ/cc以上)を発生させることの可能な上記従来のシステムにおいて、効率は、小さい容量でのプラズマの発生では一般に犠牲にされている。このような非効率は、製造目的のためには、高密度プラズマ処理に対してコストを高くしている。
本発明は、一般的にはプラズマ処理システム並びに方法に関し、特に、プラズマ処理システムで使用されるのに適した誘導結合高密度プラズマ源に関する。
本発明の一態様は、上面、下面、筒状の内面並びに第1の中心軸を有する環状の絶縁本体を有する高密度プラズマ源である。環状のキャビティが、絶縁本体内に形成され、このキャビティは、前記第1の中心軸と一致した第2の中心軸を有する。アンテナとして機能する単一の誘導コイルが、前記環状のキヤビティ内に配置され、プラズマのダクト内に第1の磁界を発生するように動作可能であり、また、環状の本体がプラズマダクトの一部の周りに配置されているときには、内部に形成されたプラズマに誘導結合される。設置された導電性のハウジングが、前記環状の絶縁本体を囲んでいる。静電シールドが、絶縁本体の内面近くに配設され、かつ前記導電性ハウジングに接地されている。T−整合ネットワークが、前記誘導コイルと電気的に接続されている。このT−整合ネットワークは、前記誘導コイルのアンテナからプラズマへの電力の効率的な変換を果たすように同調可能な第1並びに第2の可変コンデンサーを有する。
本発明の第2の態様において、上述されたプラズマ源は、前記環状の絶縁本体の上面近くに、第1の磁石リングの形態で配設され、互いに離間された複数の第1の磁石と、前記環状の絶縁本体の下面近くに、第2の磁石リングの形態で配設され、互いに離間された複数の第2の磁石とをさらに有する。
本発明の第3の態様は、ワークピースを処理するためのプラズマ反応炉システムである。このシステムは、中心軸と、上壁と、側壁とを有し、プラズマを支持可能な第1の内部領域を囲んでいるプラズマ反応炉チャンバを有する。少なくと1つのプラズマダクトが、この反応炉チャンバの前記上壁並びに/もしくは側壁に装着されている。前記プラズマダクトのそれぞれは、前記プラズマ反応炉チャンバの内部領域と連通した第2の内部領域を囲んでいるダクト側壁を有する。簡単に前で説明され、後で詳しく説明されるようなプラズマ源が、プラズマダクトの一部を囲み、第2の領域内にプラズマ発生領域を規定している。チャックが、前記上壁と対向するように配置され、処理されるワークピースを支持する。
本発明の第4の態様は、プラズマチャンバの内部領域内に高密度プラズマを形成する方方である。この方法は、チャンバの内部領域と連通したプラズマダクトのプラズマ発生領域の中にプラズマガスを射出する工程を有する。次の工程は、前記プラズマ発生領域を囲んでいる単一の環状の誘導コイルにT−整合ネットワークを介してRF電力を供給し、前記プラズマ発生領域内に第1の磁界を発生させることを含んでいる。また、次の工程は、前記T−整合ネットワークを介して戻る誘導コイルから反射された反射電力の量を測定することを含んでいる。最後の工程は、反射電力の量を最少にするように、前記T−整合ネットワークの容量を調節することを含んでいる。
プラズマの均一性の要求は、さらに大きくなるウエハサイズのためにより必要になるので、基板の上方の広い領域全体に渡って均一に分布された高密度プラズマを形成するように、個々のプラズマ密度が制御された状態で複数の小さいプラズマ源を使用することが好ましい。
本発明は、一般的にはプラズマ処理システム並びに方法に関し、特に、プラズマ処理システムで使用されるのに適した誘導結合高密度プラズマ源に関する。
図1には、外壁22と上壁24と下壁26とを備え、内部領域30を囲んでいる反応炉チャンバ20を有するプラズマ反応炉システム10が示されている。前記内部領域30は、上壁に近接した上側内部領域34と、この上側内部領域に隣接した下側内部領域36とを含んでいる。このチャンバ20は、ステンレス鋼、アルミニウム、金属合金、もしくは種々のセラミックを含む種々の材料で構成され得る。ステンレス鋼、もしくはアルミニウムを使用することにより、効果的なチャンバ冷却を果たすことが可能であり、また、プラズマとプラズマチャンバとの間の反応を減じることができる。また、セラミックを使用することにより、プラズマチャンバ24の壁22の中への高周波電磁波の消費を減じる。システム10の特別な適用への考察は、どの材料がこの適用のために最も適しているかを導く。本発明の好ましい実施の形態は、中心軸Aを有する円筒状の金属チャンパを使用している。
前記下壁26に近接した内部領域30には、ワークピースホルダー、即ち、“チャック”が配置されている。このチャックは、プラズマ処理されるワークピースWを支持することの可能な上面46を有している。このワークピースWは、上面WSを有している。チャンバ20のサイズは、発生されるプラズマがワークピースの全体をカバーするようにチャンバは充分に大きくなければならないので、特別の処理されるワークピースWのサイズに依存している。例えば、ワークピースWが8インチ半導体ウエハの場合には、チャンバ20内で発生されるプラズマは、半導体ウエハの直径全体に渡って均一にカバーするのに充分な直径(例えば、6インチ以上)を有さなければならない。
前記中心軸Aとアラインメントするようにしてチャンバ20の上壁2には、内側領域72を囲んでいる外壁64と上壁68とを有する円筒形のダクト60が装着されている。このダクトは、プラズマのチャンバの上壁24に形成された開口78を介して前記内部領域30と連通している。前記プラズマ用ダクトの上壁68は、ガス源に接続され得るガス入口ポート84を有する。プラズマ用ダクト60は、好ましくは、チャンバ20の内部領域30にプラズマが入るための導管として機能するのに適するように、サファイヤのようなセラミック材もしくはガラスのような石英(例えば、石英チューブ)、もしくは、同様の非反応性材料、または、アルミナでできている。このプラズマ用ダクト60の周りには、後で詳述される、静電シールドされた高周波(ESRF)アンテナ90が設けられている。これらダクト60とESRFアンテナ90とは、後で詳述される、本発明のプラズマ源100の一部を構成している。
図1にさらに示すように、システム10は、ガス114をプラズマ用のダクトの内部領域の中に供給するために、さらに、前記ガス入口ポート84に接続されたガスライン112を介して内部領域72と流体的に連通したガス源110を有する。このガス源110は、適当なプラズマに形成されることの可能なアルゴンのようなイオン化可能なキャリアガスを供給し得る。酸素、CF、HBr、並びにClのような反応性処理ガスが、チャンバの内部領域30と流体的に連通したガス分配システム115を介して反応炉チャンバに射出され得る。前記ガス分配システム115(プラズマ用ダクト60ではなく)を介して処理チャンバ20の内部領域30に直接に処理ガスを供給することにより、酸化エッチングの適用に対して一般的に好ましい、解離の程度を減じるようにすることができる。しかし、他の化学現象に対しては、さらに高く解離される処理ガスが好ましい。このような場合、ガス分配システムは、ダクト60の内部領域72と流体的に連通され得る。使用される特別なガスは、処理されるワークピースの表面WSを形成している材料(ポリシリコン、銅、アルミニウム、もしくは二酸化シリコン)に依存している。
システム10は、また、下壁26に配置された真空ポート130に接続された真空ライン124を介して、チャンバの内部領域30と流体的に連通した真空システム120を有する。種々の真空システムにより真空に引かれることが可能であり、特別なシステムは、内部領域30内の所望の圧力に依存している。本発明の好ましい実施の形態においては、真空システム120は、ターボ分子ポンプと、このポンプとチャンバ20との間に配置され、コントローラからの電気信号により遠隔層さされ得る電気/機械ゲートバルブ(図示せず)とを有している。この真空システム120と前記ガス供給システム110とは、一緒になって、適用に応じて略1mTorrないし1Torrの範囲内にチャンバ20内の圧力を減じることができる。
システム10は,さらに、シール可能なドア144を有し、チャック44の近くでプラズマチャンバ20に装着されたワークピースロードチャンバ140を有する。このチャンバ140は、壁22に形成された開口150を介して内部領域30と連通している。ドア144は、ワークピースWがワークピースロードチャンバ140の中へと配置されることを可能にするようなサイズを有する。このシステムは、また、ロードチャンバを介してワークピースWをチャックから,またチャックへと搬送するように、ロードチャンバ140とチャック144との動作的に関連付けられたワークピース取り扱いシステム156を有する。
また、システム10は,冷却入力ライン162と冷却排出ライン164とによりプラズマ源100に流体的に接続され、プラズマ発生プロセスの間プラズマ源を冷却する冷却システム160を有する。この冷却システム160は、後で詳述される。
前記プラズマ源100には,また、電力ライン180を介して、RF電力をプラズマ源に供給するためのRF電力供給源182が接続されている。整合ネットワーク186が、後で詳述されるように、プラズマとのインピーダンス整合を果たすように、RF電力供給源182とESRFアンテナ90との間に設けられている。供給並びに反射された電力を測定することの可能な電力計188が、プラズマ源100に供給並びにここから反射されたRF電力の大きさ測定するように、RF電力供給源182と整合ネットワーク186との間に配設されている。
システム10は、また、チャック44と電気的に接続され、プラズマ処理の間にイオン化されたガスがワークピースWに向かって引かれ得るようにチャックをバイアスするためのチャック用RF電力供給源190を有し得る。
さらに、システム10は、前記チャック用RF電力供給源190と、プラズマ源用RF電力供給源182と、冷却システム160と、ワークピース取り扱いシステム156と、真空システム120と、ガス供給システム110と、ガス分配システム115とに電気的に接続された主制御システム210を有する。この制御システム210は、夫々の電気信号によって、上記システムの動作を制御並びに調整する。
図1を参照して、システム10の動作を以下に説明する。制御システム210は,ワークピース取り扱いシステム156によって、ロードチャンバ140を通してチャック44の上面46の上にワークピースWを配置させる。そして、制御システム210は、真空システム120を駆動させて、チャンバ20の内部領域30を排気させる。内部領域30の圧力が、所定のレベル(例えば、10−8ないし10−4Torr)に減じられると、制御システム210は、ガス供給システム110並びに/もしくはガス分配システム115からのプラズマ源100の内部領域72並びに/もしくはチャンバ20の内部領域30の中へのガスの流れを生じさせる。これとほとんど同時に、制御システム210は、RF電力供給源182を駆動させて、ESRFアンテナ90を動作させる。ガス114が、内部領域72を流れるのに従って、ガスはイオン化されて、プラズマガス(“プラズマ”)230を形成させる。中にプラズマが形成される内部領域72の部分は、プラズマ発生領域と称され、符号72’で示されている。処理ガスの反応種が、膨張しているプラズマ内の処理ガスの解離により反応炉チャンバ20の内部領域30内で形成される。そして、制御システム210は、チャック44にバイアスをかけるように、オプション的に、チャック用RF電力供給源190を駆動させる。プラズマ230は、拡散によりワークピースWの方に流れて、ワークピースWの上面WSと反応する。このプラズマ処理の間に発生される使用済みプラズマ、並びに他のガス生成物は、真空システム120により内部領域30から最終的には排出される。
ワークピースWの領域で膨張するプラズマの均一性は、大型のワークピースに対してはワークピースの中心領域に度々制限されてしまう。従って、図2(A)並びに図3(A)に示されるように、大型のワークピースに対しては、複合プラズマ源(100A,100B,…100N)が、図1の単一のプラズマ源と交換され得る。図2(A)の実施の形態において、プラズマ源は,上壁24にディスク形状に夫々配設され、ワークピースの表面近くに均一なプラズマ212(図2(B)に示されている)を発生するために使用され得る。代わって、上面領域(例えば、図1に示されたチャンバ20の上壁24が利用できないCVDもしくはPECVD用の反応炉に対しては、複合コンパクト源(100A,100B,…100N)が、図3(A)並びに(B)に示されるように、リング形状配置で円筒の壁(例えば、チャンバ20の外壁22)に配設され得る。両者の形態において、個々のプラズマ源100A,100B,…100Nは、自身のガス供給ライン112と、RF電力発生器182と、整合ネットワーク186とを、プラズマ密度と化学性質との完全な制御のために、有してする。
コンパクトプラズマ源
図4を参照して、本発明のコンパクトプラズマ源が以下に詳述される。
プラズマ源100は、絶縁材で形成され、内面304と、外面306と、プラズマ源がシステム10に組入れられたときにはチャンバ20の中心軸Aとアラインメントされる回転軸A’とを有する環状ブロック300を備えている。この環状ブロック300は、好ましくは、テフロン(商標名)もしくは同様の非導電性材で形成され、また、好ましくは、真中で互いに接続された2つの別々のブロックにより形成されている。このブロック300内には、回転軸としての軸A’を有する環状の誘導コイル用チャンネル316が形成されている。さらに、ブロック300内には、誘導コイル用チャンネル316に接続され、軸A’に向かって延びた1もしくは複数の冷却チャンネル324が設けられている。
誘導コイル340が、前記誘導コイル用チャンネル316内に、これと機械的に拘束されて配設されている。この誘導コイルは、ESRFアンテナ90として図1で示された単一ループアンテナを構成している。この誘導コイル340は、導電材により、好ましくは、銅により形成されている。誘導コイル340は、FLOURINERT(商標名)のような誘電性の冷却流体が流れることができる内部344を有するチューブの形状である。また、このコイルは、前記冷却システム160と、コイル340と、冷却用チャンネル324との間に流体的連通を果たさせるように、長さに沿って増加するように配置された複数のアパチャア348を有している。このイル340は、電力ライン180を介して整合ネットワーク186とプラズマ源用RF電力供給源182(図1)とに電気的に接続されている。以下に説明されるように、冷却ライン162、164が、冷却システム160を誘導コイル340に接続している。
図4に示されるように、静電シールド360(E−シルードもしくはファラデイシールドとも称されている)が内面304の近くに配設されている。このシールドは、軸A’(即ち、垂直即ちy方向)に平行にアラインメントされた複数のスロット366を有し、電気的に接地された円筒状の導電シートにより構成されている。前記スロット366は、一定間隔(例えば、等間隔)に配置されても、また。シールド可能なシールドのグループを使用して、離間して配設されていても良い。(シールド可能なシールドの一例は、参照としてここで組入れられるPCT/US98/21623に開示されている。再び図4を参照すると、前記静電シールド360は、誘導コイル340と、コイルからの電磁界がプラズマと結合することを可能にするように通る領域を制限することにより、プラズマ発生領域72’内に形成されるプラズマ230と誘導コイル340との間の容量結合を最少にするように機能する。プラズマ源の一部としての静電シールドの役割は、参照としてここで組入れられる米国特許No.5,234,529に開示されている。プラズマ源100がプラズマダクト60の周りに位置されているときには、静電シールド360は、ブロック300の内面304とプラズマダクトの壁64との間に配置される。冷却流体が、静電シールド360と壁64に沿って流れて、プラズマ源100により囲まれたプラズマダクト60の部分を冷却することができるように、内面304と壁64との間に充分に広いスペース(図示せず)が設けられていることが好ましい。
プラズマ源100は、上面404と下面406とを備え、前記ブロック300を囲んだハウジング400をさらに有する。このハウジング400は、接地され得るように、金属(例えば、銅)のような導体でできていることが好ましい。前記静電シールド360は、これもまた接地されるように、上並びに下エッジでハウジング400に電気的に接続されている。また、このハウジング400は、他の装置がシールドされた状態でハウジングに装着され得るように、上面404並びに/もしくは下面406に配置されたシール416(例えば、O−リング)を有し得る。
プラズマ源のための磁石
図6にまた示すように、プラズマ源100は、前記上面404並びに/もしくは下面406の近くに配設された複数の磁石420をオプション的に有する。これら磁石は、下側磁石リング422と上側磁石リング424とを夫々形成するように、誘導コイルのチャンネル316の上下に環状のリング形状に配置されたブロックの形態となった永久磁石であることが好ましい。これら磁石は、代わって電磁石でも良い。図6では、上側磁石リング422は、8個の磁石であるように示されている。例示的な実施の形態においては、プラズマ源100は、下側磁石リング422と上側磁石リング424とにおいて16ないし24個の磁石を有する。このような磁石は、互いに等間隔もしくは不等間隔で離間し得る。また、これら磁石420は、前記ハウジング400内、もしくは、図4に示されているように、別のシールドされたハウジング430内に設けられ得る。これら磁石420の役割は、所望の結果(例えば、高められた効率、高プラズマ密度、もしくは好ましいプラズマの流れ方向)を果たすためにプラズマ230の振るまいに影響を与えるように、プラズマ発生領域72’の近くに部分的な磁界を発生させることである。磁石420は、1013イオン/cc以上のプラズマ密度を生じさせて、磁石が使用されていない場合と比較すると約3Xのファクターだけプラズマ密度を一般的に増すように、プラズマ源100の一部として代表的に必要とされている。このプラズマ密度の増加は、電子エネルギー分布関数(EEDF)のテールでのエネルギー電子の磁気的拘束の結果であり、これは、中性気体のイオン化に対応可能である。
図7Aないし7Cには、磁化方向が矢印450(矢印の先端は磁石の北極を示す)で表わされた、磁石420のための3つの異なる磁気的形態が示されている。図7Aないし7Cで示された3つの形態での磁力線は、図8ないし10に夫々示されている。磁界(mod−B)のモジュラス(modulus)輪郭は、等磁線MB1,MB2並びにMB3により、夫々示されている。磁力線B1,B2並びにB3は、比較的部分的であり、プラズマ発生領域72’の夫々の縁で最大強度を有することが判る。
図7A並びに8を参照すると、上側並びに下側磁石リング422,424の全ての磁石420が、これらの北極が径方向内側に向けられるように指向されたリングカプス形態と称されるものが示されている。図8で磁力線B1は、リングカプス磁界の形態を示している。鳥の巣状の閉じたmod−B等磁線により囲まれた、プラズマダクトの軸の近くの中央面に最少の磁界が生じている。所謂最少B形態は、プラズマに対して安定した磁気的拘束を与える。このような形態は、最高のプラズマ密度(1013イオン/cc以上のオーダ)を与える。しかし、リングカプス形態において、磁力線B1は、プラズマイオン(例えば、図1のプラズマ230)が、しっかりとは拘束されないでプラズマダクト60の壁64と相互反応をするようにさせる。この結果、壁64から材料がスパッタリングされる。代表的なリングカプス形態は、ESRFアンテナの領域の近くで約50ガウスの磁界強度を生じさせる。図8で示されているように、2つの二次最少B領域M1,M2が存在していることが、判る。一方(M1)は、上側の磁石リングの近くにあり、他方(M2)は、下側の磁石リングの近くにある。これら部分的な最少部は、また、プラズマダクト内に高密度プラズマを発生させる助けとなる。
図7B並びに9を参照すると、ミラー磁界形態と称されるものが示されている。これでは、上側磁石リング422の磁石420の全ての磁気モーメントは、これらの北極が径方向内方に向けられるように指向されているが、下側磁石リング424の磁石420の全ては、これらの北極が径方向外方に向けられるように指向されている。勿論、夫々の磁石リングの磁極の向きは、同様の効果を奏するように逆にされ得る。図9での磁力線B2は、ミラー磁界形態を示している。このミラー磁界形態において、磁力線B2は、かなり長い(即ち、軸方向)成分を有する。これは、プラズマダクト60の壁64をスパッタリングから防ぐように機能する。しかし、ミラー形態でのプラズマ密度は、図7Aのリングカプス形態で可能である密度よりも約25%だけ減じられる。代表的なミラー磁界形態は、約300ガウスの最少磁界強度を与える。ミラー形態での部分的な最少B領域は、最高のプラズマ密度を有するように見られる。
図7C,10並びに11を参照すると、ダイポール形態と称されるものが示されている。これでは、各磁石リング422,424の磁石の半分が、これらの北極が径方向内方に向けられるように指向されているが、磁石リングの他の(反対の)磁石は、これらの北極が径方向外方に向けられるように指向されている。図11の破線466は、異なる磁化方向を有する磁石リング422の部分間の分離線を示す。さらに異なる実施の形態において、如何なる1つのリングの磁石もまた、隣接するリング相互が、N磁石が他のN磁石の上方にあるようにか、N磁石がS磁石の上方にあるようにアラインメントされた状態で、N,S,N,S等にされ得る。このような異なる実施の形態の何れにおいても、同じリングでの近接して対向する磁石間の間隔は、幾つかの同じ磁石が互いに隣接している(例えば、図11)リングと比べてより好ましい。
図示されたダイポール形態は、主としてプラズマ発生領域72’の上方並びに/もしくは下方の水平面を横切って延びる磁力線を有する。このような磁界の形態は、プラズマ発生領域72’に比較的重いイオンを強く拘束しないけれども、この領域内で電子を拘束する。上側磁石リング422による磁界の向きにより、磁力線B3は、ガス入口ポート84からのガス流入もしくは処理反応炉の流失入口流れ(図示せず)から、プラズマ発生領域72’を分離することができ。同様に、下側磁石リング424による磁界の向きは、プラズマ発生領域の下流にある部品(即ち、真空ポンプ)からプラズマ発生領域72’を分離するために利用され得る。代わって、上側並びに下側磁石リング422,424の両方は、組み合わされて、プラズマ発生領域72’を直接に分離するのに利用され得る。プラズマ発生領域72’からの電子は、磁界B3を横切って反応炉チャンバ20の内部領域30中へと拡散(電子−中性子衝突によって)のみ可能である。このような磁気的分離は、プラズマを制御するためには好ましい。早い電子(10ないし30eVを越えるエネルギーを有する)は、部分的な磁界により反射されるけれども、拡散されたプラズマは、約1eVの温度の低いエネルギーの電子のみを含んでいる。この性質は、制御可能な電子エネルギー分布関数(EEDF)で大きく均一なプラズマを形成するのに使用され得る。
整合ネットワーク
本発明のプラズマ源の一実施の形態に、以下に説明する整合ネットワークが、また、含まれている。(このような整合ネットワークは、本発明のプラズマ源で使用するのは好ましいけれども、要求されない)。従って、図12並びに再び図1とを参照すると、プラズマ源100は、整合ネットワーク186に接続されている。この整合ネットワークは、RF電力ライン180によって、誘導コイル(即ち、ESRFループアンテナ)340に、また、RF電力供給源182に電気的に接続されている。RF電力供給源182と整合ネットワーク186との間に配設された電力計188は、プラズマ源100に供給され,またこれから反射される電力値を測定する。このプラズマ源100と整合ネットワーク186とは、一緒になってプラズマ源100’を構成している。
前記整合ネットワーク186は、RF供給ライン180と第1のコンデンサーコントローラ502とに電気的に接続された第1の可変コンデンサー500を有する。このコンデンサーコントローラは、第1の可変コンデンサー500の容量を変更するのに使用される。この第1の可変コンデンサー500は、誘導コイル340に電気的に接続されている。整合ネットワーク186は、さらに、第2のコンデンサーコントローラ508に電気的に接続された第2の可変コンデンサー506を有する。この第2のコンデンサーコントローラは、第2の可変コンデンサー506の容量を変更するのに使用される。この第2の可変コンデンサー506は、誘導コイル340に並列に、かつ第1の可変コンデンサー500の出力ノードに接続されており、また、接地端512を有している。この整合ネットワーク186の形態は、所謂“T−整合ネットワーク”であり、図15に概略的に示されている。
図15において、T−整合ネットワーク回路540は、プラズマ源のRF電力供給源182である電源Vを有する。この電源Vには、プラズマ源のRF電力供給源182のインピーダンスを示す抵抗Rが直列に接続されている。破線のボックス542により示された、回路540の“T”部分は、前記第1並びに第2の可変コンデンサー500,506に夫々対応した第1並びに第2の可変コンデンサーC(”直列”に対してはS)、C(“並列”に対してはP)の配置を含んでいる。さらに、回路540には,前記誘導コイル340の負荷インピーダンス(代表的には0.1ないし0.2オーム)を表わすインダクターL並びにレジスターRと、プラズマ発生領域72’内に発生されるプラズマ230のインピーダンスとが含まれている。
図12を参照すると、本発明の好ましい実施の形態において、誘導コイル340は、第1並びに第2の端部340A,340Bを有するようにデザインされている。この第1の端部340Aは、前記第1並びに第2の可変コンデンサー500,506が接続されたライン520に接続されている。前記第2の端部340Bは、第2の可変コンデンサー506の接地端512に接続されたライン528に接続されている。これは、T−整合ネットワーク形態の好ましい構成である。図13(A)並びに(B)に示されているように、第1並びに第2の可変コンデンサー500,506は、最少の軸方向の広がりのために、誘導コイル340の面P内に物理的に配設されている。代わって、図14(A)並びに(B)に示されているように、これらは、径方向のディメンションでの最少の広がりのために、前記面Pに対して垂直に配置され得る。
プラズマ源と整合ネットワークとの組合わせの動作効率
比較的小さい直径の単一のループアンテナにとって、アンテナの直列抵抗r(銅コイルの抵抗とプラズマの抵抗とを含む)は、一般的には非常に小さい。そして、抵抗負荷により導かれる電力Pは、P=irとなる。ここで、rは、負荷を流れるRMS電流である。明かに、負荷を流れる非常に大きいRF電流が、かなりの大きさの電力を果たすためには必要である。従って、回路抵抗は、出力された電力がプラズマ発生のためにほとんど使用されるように、最少でなければならない。これは、コンデンサーCを可能な限り負荷に近づけて負荷を横切るように配置させることにより、達成され得る。また、このコンデンサー自身は、可能な限り小さい直列抵抗を含まなければならない。このコンデンサーの値は、ループインダクタンス(プラズマから貢献され得るものを含んでいる)を有する共振回路がRF源の周波数で満足されるように選ばれなければならない。
ω−2=L(C+C) (1)
これは、CがCに並列に接続され、かつ両者が負荷に直列であるためである.
前記コンデンサーCは、また、RF電力発生器と負荷との間のインピーダンス変換のための分枝コンデンサーとして機能する。かくして、Cを流れる電流は以下の通りである。
=C/(C+C)i (2)
負荷で消失される電力は、以下の式により与えられる。
P=ir=i R (3)
ここで、Rは、図15に示された回路の入力インピーダンスである。式(3)を(2)で置換えると、入力インピーダンスRは、以下の式により与えられる。
R=[(C+C)/Cr (4)
かくして、印加されるRF周波数ωに対してT−整合ネットワーク540のCとCとを同調させて、電力発生器Rgの入力インピーダンスと出力インピーダンスとを整合させることにより、R=Rgとなり、理想的な整合が実現される。
図15のT−整合ネットワーク540において、要素L並びにRは、アンテナ並びにプラズマからの貢献成分を含んでいることが判る。プラズマが形成される前は、LとRとは、それぞれ、単に、アンテナインダクタンス並びに回路の抵抗である。回路自体で常時電力の消失はある。閉回路ループ(L,C,R−回路ループ)のパス長を短くすると、回路ロスは減少する。さらに、低ロス真空コンデンサーが、Cのために使用されることが好ましい。また、回路は、回路並びに接続部の導電体の抵抗を減じるように、冷却し続けることが好ましい。
プラズマが形成されると、プラズマは、プラズマ抵抗により終了される等価変圧器の単一巻きの二次コイルとして機能する。かくして、プラズマの存在は、回路インダクタンスLと抵抗rとを変調することになる。このために、C並びにCのための調節は、所望のプラズマ状態のためには、良い整合を果たすようにされなければならない。図15に示されたT−整合回路の効率は、簡単でエレガントな方法で決定され得る。この効率ηは、ここでは、プラズマPabsで実際に吸収される電力を全入力電力Pで除したように規定される。即ち、以下のようになる。
η=Paps/P=rplasma/(rcircuit+rplasma) (5)
負荷抵抗Rcircuit=(rcircuit+rplasma)は、式(4)による整合入力抵抗Rgに関連されて、以下のように書き換えられる。
Rg=50Ω=K(rcircuit+rplasma) (6)
ここで、Kは、式(4)での容量比の二乗を示している。rcircuitとrplasmaとを夫々決定するために、コンデンサーのセッテングを乱すことがなく、整合からRF電力発生器をターンオフ並びに切ることができる。アンテナ回路の入力抵抗は、インピーダンスメータにより測定され得る。即ち、
circuit=Krcircuit (7)
従って、以下のような効率を得る。
η=Paps/P=rplasma/(rcircuit+rplasma
=Rcircuit/Rg (8)
厳密に言えば、共振周波数は、プラズマがターンオフされると少し変化するので、測定されたインピーダンスRcircuitは、正確には正しくない。しかし、以下の表1から見ることができるように、この周波数の相違は、測定精度に対してほとんど意味がないほどに小さい。
以下の表は、プラズマ源100’に供給される異なる入力RF電力レベルに対するプラズマ源効率を示している。この表は、効率が102ワットから1000ワットのRF電力レベルへと入力電力Pinpが大きくなるのに従って高くなることを示している。
表において、Rは、プラズマのターンオフで測定された回路の入力インピーダンスであり、また、R=50Ωは、発生器の抵抗(出力インピーダンス)であり、図15を参照して上述されたように、プラズマのオンでの回路に対する整合された入力抵抗に等しい。表1のデータは、図16にプロットされている。測定された回路共振周波数は、27.12MHzの印加周波数から僅かだけ(0.5MHz)それており、また、回路の品質ファクターQは、ほとんど同じであることに気付くであろう。Rの測定のエラーは、品質ファクターの測定に基づいて、約1%になるように想定される。コンパクトなプラズマ源でのプラズマ密度は、ラングミュアプローブを使用して測定された結果、500Wの印加電力で約5x1012cm−3である。1000Wで、測定されたプラズマ密度は、圧力が1ないし20mTorrのアルゴンガスのもとで、1ないし1.3x1013cm−3である。
Figure 0004149909
誘電結合プラズマ(例えば、M.A.Lieberman and A.J.Lichtenberg,“Principles of plasma discharges and materials processing”,Jon Wiley &Sons,Inc.,を見よ)のために一般に使用されているL形式の整合ネットワークと比較されたときに、T−整合は、4つの異なる効果、即ち、高効率と、広いチューニング範囲と、小さい容量と、小さいコンデンサー(物理的ディメンション)とを有する。これらは、順次説明されるであろう。
効率
L整合では、大きいRF電流が、LとCとCとの直列接続を循環する。ここで、C>>Cである。かくして、この電流は、両コンデンサーを流れるばかりではなく、大きいコンデンサーは,相互接続を比較的長くして、流路に沿って抵抗ロスを生じさせる。一方、T−整合での大きいRF電流は、LとCとにより形成されたループ中に含まれている。平行コンデンサーが、負荷の直ぐ近くに配置されていれば、リーク長さは、非常に短くされ得る。さららに、コンデンサーCを流れるRF電流は、負荷を流れるRF電流よりも小さく、かくして、ロスは、非常に小さい。
整合範囲
L整合に対する抵抗変換式は以下のように与えられる。
r=1/ω Rg (9)
T−整合に対しては、等価式は以下のように与えられる。
r=ω Rg
上記式(9)並びに(10)から、L−整合で非常に小さい抵抗rを整合するのには非常に大きいシャントコンデンサーCを必要とし、反対にT−整合は、非常に小さい直列コンデンサーCを必要とすることが判ることができる。
コンデンサーの値
は、L並びにT整合ネットワークの両方とも一般にCよりも非常に大きいので、共振状態は、L−整合ではCの値により、そしてT−整合ではCの値により、主として決定される。
L−match≒C T−match≒1/ωL (11)
これら2つのコンデンサーは、両方の整合ネットワークで比較され得る値を有するので、以下のように書くことができる。
L−match≧C L−match≒C T−match≧C T−match (12)
かくして、T−整合は、L−整合よりも小さいコンデンサーを使用している。実際には、3ないし30pFの容量範囲を有するトリマーコンデンサーが、平行コンデンサーCとして機能するように、8ないし1000pFの容量範囲を有するキャパシターに平行となるように挿入されている。また、3ないし30pFの容量範囲を有するコンデンサーが、直列コンデンサーCとして使用されている。
整合ネットワークへの冷却システムの組入れ
プラズマ発生効率を高めるために、回路抵抗が、冷却システム160(図1)を整合ネットワーク186に組入れることにより最少にされている。図12を再び参照すると、冷媒を誘導コイル340の内部344に供給する冷却ライン162が、整合ネットワーク186に組入れられている。図1を参照して前に説明されたように、冷媒は、開口348を介して誘導コイル340の外に流れて冷却チャンネル324を流れる。図12は、覆い体550が、内部552の中にあるプラズマ源100と整合ネットワーク186の一部とを囲んでいる、本発明の好ましい実施の形態を示している。また、この覆い体550は、図4を参照して説明されたハウジング400の代わりとして機能できる。また、好ましいデザインは、プラズマ源100と整合ネットワーク186とを冷却するように内部552の中で冷媒が循環するのを可能にしている。そして、冷媒は、冷却排出ライン164を介して排出される。この好ましい実施の形態の変形例として、整合ネットワーク186は、ハウジング400(図4)にシールされ得る自身のハウジング(図示せず)内に設置され得る。
上述した構造を使用した、プラズマ源100’もしくはこれの一部を冷却する工程は、インピーダンスが最少にされるように、種々の回路要素の抵抗を維持するように機能する。例えば、誘導コイル340の抵抗は、通常は0.1ないし0.2オームであるけれども、コイルの温度が非常に高くされた場合には、0.5オームのように高くなる。同様に、可変コンデンサー500,506は、また、これらの温度が制御されなければ、高くなった抵抗を有する。さらに、プラズマ源100の冷却は、一般的には、プラズマを形成するときに発生する多量の熱のために、必要である。プラズマ源100を構成している種々の部品をこのような多量の熱にさらすと、これらの寿命が短くなるか、早期に破損する可能性がある。
浄化システムとしてのプラズマ源
本発明のプラズマ源100は、例えば、過フルオロ化合物(PFC)の放出を減じるように、浄化システムとしても使用され得る。図17には、側壁624と、上壁626と、下壁630とを有し、プラズマ628を維持することの可能な内部領域626を囲んでいる反応炉チャンバ620を備えたプラズマ反応炉システム600が示されている。このチャンバ620は、図4のチャンバ20と同様である。上側電極630が、ワークピースWを支持可能なチャック634の上方で、内部領域626内に配置されている。この上側電極630は、ガスが上壁626を介して内部領域626の中へと流れることを可能にさせるガス入口640を有する。プラズマ形成システム656の一部である誘導コイル650は、上側電極630を収容しているチャンバ620の一部を囲んでいると共に、RF源660に接続されている。
前記チャック634の近くでチャンバ630には、図4を参照して前に説明されたプラズマダクト60と同じプラズマダクト670が装着されている。このプラズマダクト670は、前記下壁630に形成された開口684を介して内部領域に連通した内部領域680を囲んでいる側壁674を有する。上述されたように、プラズマ源100と整合ネットワーク186は、プラズマダクト670の周りに設けられており、内部領域680内にプラズマ発生領域680’を規定している。チヤンバ620に接続された端部とは反対側のプラズマダクト670の端部は、真空ポンプのような排気システム688に流体的に接続されている。
プラズマ源100の他の部品は、図4ないし15を参照して前に説明されたのと同じであり、図17では、図示のために省略されている。
動作において、プラズマシステム600は、内部領域626の中へCF,C,C等の例えばPFCを含んだ処理ガスを導入すると共に、プラズマ形成システム656を駆動することにより、チャック634上に載置されたワークピースWの近くにプラズマ628を形成する。CF,CF,CF,F等の反応種が、また形成される。さらに、ワークピースWを処理(例えば、エッチング)しているときに、SiF,CO等の他の化学種が形成される。かくして、チャンバ620からの排気は、一般的には環境に優しくはなく、大気に直接排気するのには適していない。
従って、排気路に沿ってプラズマ源100と整合ネットワーク186とを配置することにより、プラズマ処理の間に内部領域626内に形成される種々のガスは,プラズマ発生領域680’を通ってこれらの化学的性質が変えられ得る。環境上問題のあるガスの解離を確実にするために、複数のプラズマ源100とこれに関連したネットワークとが、排気路に沿って直列に配置され得る。
例えば、プラズマ源100のプラズマ発生特性は、使用されないCHのようなガスを、HOの解離により発生される酸素や水素と化学反応するCFやFの成分に解離するように機能し得る。例えば、非常に簡単な化学反応は以下の通りである。
Figure 0004149909
かくして、反応生成物は、排気システム688の下流にある他の公知のガス処理“スクラビンビ”システム692により容易に処理されるHFやCOを含むようになる。そして、処理されたガスは、大気に排気されるか、さらにろ過されて大気に放出され得る。
本発明のプラズマ源の使用は、プラズマ反応炉システムに関連して、排気浄化システムとして記載されているけれども、このプラズマ源は、有害もしくは好ましくはないガス生成物が、大気に排出される前に処理される必要がある他の種類のシステムでの有効な浄化システムとして使用され得ることは、この分野の者にとって自明であろう。
変形例
上述された実施の形態に加えて、他の変形が可能である。このような変形の1つにおいて、一連のプラズマ源(潜在的に各々が少なくとも1セットの対応する磁石を備えている)が、大型のプラズマ源を形成するように互いに積み重ねられている。他の変形において、1巻き以上のアンテナが、少なくとも1つのプラズマ源に使用されている。
本発明の多くの態様と効果とが,詳細な説明から明かであり、かくして、本発明の真の精神と範囲とに従って説明されたような装置の全ての態様と効果とをカバーすることが添付の請求項により意図されている。さらに、種々の変形と変更とが、この分野の者にとって容易であろうから、ここに記載された正確な構成と動作とに本発明を制限することは望ましくない。従って、他の実施の形態が添付の請求項の範囲内である。
本発明の単一プラズマ源を備えたプラズマ反応炉システムの概略的な断面図である。 (A)は、プラズマチャンバの上部にディスク形状に配設された本発明の複合プラズマ源を備えたプラズマ反応炉システムの平面図であり、(B)は、(A)のプラズマ反応炉システムの概略的な断面図である。 (A)は、反応炉チャンバを囲み、だリング形状に配設された本発明の複合プラズマ源を備えたプラズマ反応炉の平面図であり、チャック方向へのプラズマの流れを示す、また(B)は、(A)に示すプラズマ反応炉システムの概略的な断面図である。 別々のハウジングに囲まれた上側並びに下側磁石リングを示す、本発明のプラズマ源の概略的な断面図である。 図4に示すプラズマ源に使用されている円筒形の静電シールドの一部の斜視図である。 上側磁石リングを形成している磁石の環状の配置を示すように、上側磁石ハウジングが取り除かれた図4に示すプラズマ源の平面図である。 (A)ないし(C)は、それぞれ3つの異なる磁石形態を説明するための図であり、上側並びに下側磁石リングと、静電シールドと、プラズマダクトの壁とを示す、図4のプラズマ源の断面図である。 図7(A)の磁石形態に係わる磁界を示す図である。 図7(B)の磁石形態に係わる磁界を示す図である。 図7(C)の磁石形態に係わる磁界を示す図である。 図7(C)の断面でしめされた磁気的形態のための上側磁石リングの磁気的形態を示す平面図である。 プラズマ源と整合ネットワークとを囲んでいる覆い体のための好ましい実施の形態を示す、本発明のプラズマ源の概略的平面図である。 (A)は、システムが最小の軸方向ディメンションを有するように、配設された複数のコンデンサーを備えた、図12のプラズマ源の概略的平面図であり、(B)は、(A)のシステム断面図である。 (A)は、システムが最小の径方向ディメンションを有するように、配設された複数のコンデンサーを備えた、図12のプラズマ源の概略的平面図であり、(B)は、(A)のシステム断面図である。 図12,13(a),並びに14(A)のプラズマ源のT−整合ネットワークの概略的回路図である。 本発明のプラズマ源の効率を説明するための図であり、本発明のプラズマ源のための誘導コイルに印加されるRF電力の量に対するプラズマ源の効率をプロットした図である。 本発明のプラズマ源が排気浄化システムとして使用されるプラズマ反応炉システムの概略的な断面図である。

Claims (21)

  1. 内部領域を有するプラズマダクト内にプラズマを形成するための高密度プラズマ源であって、
    筒状の内面並びに第1の中心軸を有し、内部に前記第1の中心軸と一致した第2の中心軸を有する環状キャビティが形成された環状の絶縁本体と、
    前記環状のキャビティ内に配設され、プラズマダクトの内部領域内に第1の磁界を発生するように動作可能であり、プラズマに誘導結合される誘導コイルと、
    前記プラズマ源が前記プラズマダクトの周りに配設されるときに、シールされたスペースが静電シールドと、前記プラズマダクトとの間に存在するように前記環状の絶縁本体の前記筒状の内面に接触する前記静電シールドと、
    前記環状キャビティ内の環状の前記誘導コイルのキャビティから延び、前記環状の絶縁本体の内面に向かって径方向に延び、前記シールされたスペースと連通する前記静電シールドを介する複数の冷却流体用のチャンネルと、を具備し、
    前記誘導コイルは,冷却流体を移動させることが可能であり、前記誘導コイルと前記冷却流体用のチャンネルとの間に流体的連通を前記シールされたスペースに与えるように位置された、互いに離間した複数のアパァチャを有する、プラズマ源。
  2. 前記環状の絶縁本体の上面と下面との少なくとも一方の近くで、少なくとも1つの磁石リングの形態で配設され、互いに離間された複数の磁石をさらに具備する請求項1のプラズマ源。
  3. 前記誘導コイルに電気的に接続されたT−整合ネットワークをさらに具備する請求項1のプラズマ源。
  4. 前記T−整合ネットワークに電気的に接続されたプラズマ源用RF電力供給源をさらに具備する請求項3のプラズマ源。
  5. 前記T−整合ネットワークは、前記誘導コイルの第1並びに第2の端部に電気的に接続されている請求項3のプラズマ源。
  6. 前記T−整合ネットワークは、前記誘導コイルにより規定された面内に配設された第1並びに第2の可変コンデンサーを有する請求項3のプラズマ源。
  7. 前記T−整合ネットワークは、前記誘導コイルにより規定された面に対して垂直に配設された第1並びに第2の可変コンデンサーを有する請求項3のプラズマ源。
  8. 前記誘導コイルは、銅コイルを有する請求項1のプラズマ源。
  9. 前記環状の絶縁本体は、テフロン(登録商標)で形成された本体を有する請求項1のプラズマ源。
  10. 前記環状の絶縁本体の上面と下面との近くで、第1並びに第2の同心磁石リングの形態で夫々配設され、互いに離間された複数の磁石をさらに具備し、これら第1並びに第2の同心磁石リングは,等しい数の磁石を有する請求項1のプラズマ源。
  11. 前記磁石は、DC磁界用磁石を有する請求項2のプラズマ源。
  12. 前記磁石は、リングカプス形態と、ミラー磁界形態と、ダイポール形態との1つに配設された磁石のリングを有する請求項2のプラズマ源。
  13. 前記プラズマダクト内のプラズマ密度は、前記RF電力供給源により誘導コイルに印加される500Wに対して約5x1012cm−3以上である請求項4のプラズマ源。
  14. 前記プラズマダクト内のプラズマ密度は、前記RF電力供給源により誘導コイルに印加される500Wに対して約1ないし1.3x1013cm−3以上である請求項4のプラズマ源。
  15. 前記環状の絶縁本体を囲んでいる接地された導電体ハウジングをさらに具備する請求項1のプラズマ源。
  16. 前記静電シールドは、前記環状の絶縁本体の内面に近接して配設され、前記導電体ハウジングに接地されている請求項15のプラズマ源。
  17. 中心軸と、上壁と、側壁とを有し、プラズマを支持可能な第1の内部領域を囲んでいるプラズマ反応炉チャンバと、
    この反応炉チャンバの前記上壁並びに/もしくは側壁に装着され、前記第1の内部領域と連通した第2の内部領域を囲んでいるダクト側壁を有する少なくとも1つのプラズマダクトと、
    前記上壁と対向し、ワークピースを支持するためのチャックと、
    少なくとも前記プラズマダクトの一部を囲んでおり、前記第2の内部領域内にプラズマ発生領域を規定したプラズマ源とを具備し、このプラズマ源は、
    前記中心軸と実質的に同軸な、環状の絶縁本体と、
    前記環状のキャビティ内に配設され、プラズマダクトの内部領域内に第1の磁界を発生するように動作可能であり、プラズマに誘導結合される誘導コイルと、
    前記プラズマ源が前記プラズマダクトの周りに配設されるときに、シールされたスペースが静電シールドと、前記プラズマダクトとの間に存在するように前記環状の絶縁本体の前記筒状の内面に接触する前記静電シールドと、
    前記環状キャビティ内の環状の前記誘導コイルのキャビティから延び、前記環状の絶縁本体の内面に向かって径方向に延び、前記シールされたスペースと連通する前記静電シールドを介する複数の冷却流体用のチャンネルと、を具備し、
    前記誘導コイルは,冷却流体を移動させることが可能であり、前記誘導コイルと前記冷却流体用のチャンネルとの間に流体的連通を前記シールされたスペースに与えるように位置された、互いに離間した複数のアパァチャを有する、ワークピースを処理するためのプラズマ反応炉システム。
  18. 前記少なくとも1つのプラズマダクトは、前記上壁と対応するプラズマ源とに夫々装着され、ディスク形状に配設され、互いに離間した複数のプラズマダクトを有する請求項17のプラズマ反応炉システム。
  19. 前記少なくとも1つのプラズマダクトは、前記側壁と対応するプラズマ源とに夫々装着され、リング形状に配設され、互いに離間した複数のプラズマダクトを有する請求項17のプラズマ反応炉システム。
  20. i)前記プラズマ発生領域の中にガスを導入するように、前記プラズマダクトと流体的に連通されるガス供給システムと、
    ii)前記プラズマダクトと前記プラズマ反応炉チャンバとの少なくとも一方に流体的に連通されるガス分配システムと、
    iii)前記誘導コイルに電気的に接続されるT−整合ネットワーク、並びに、このT−整合ネットワークと電気的に接続された第1のRF電力供給源と、
    iv)前記誘導コイルに流体的に連通される冷媒供給システムと、
    v)前記第1の内部領域に流体的に連通される真空システムと、
    vi)前記チャックに電気的に接続される第2のRF電力供給源と、
    vii)前記反応炉チャンバの側壁に形成され、前記第1の内部領域に連通された第3の内部領域を囲んでおり、第3の内部領域を介して前記チャックへとワークピースが通ることを可能にしているドアが装着され、前記チャックと共に動作的に関連したワークピース取り扱いシステムをさらに有するロードチャンバと、の少なくとも1つをさらに具備する請求項17のプラズマ反応炉システム。
  21. 前記反応炉の動作を制御するための制御システムをさらに具備する請求項20のプラズマ反応炉システム。
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