JP4147929B2

JP4147929B2 - Seat belt wrap outer anchor mounting structure

Info

Publication number: JP4147929B2
Application number: JP2002364819A
Authority: JP
Inventors: 龍二松田
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2002-12-17
Filing date: 2002-12-17
Publication date: 2008-09-10
Anticipated expiration: 2022-12-17
Also published as: JP2004196048A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はシートベルトラップアウタアンカ取付構造に係り、特に、自動車等の車両に適用されるシートベルトラップアウタアンカ取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に適用されるリヤシートベルトの取付構造においては、サイドトリムの開口からサイドトリムの縁部へかけてウエビング導入用のスリットを形成すると共に、エスカッションにスリットの表側を覆う被覆部を形成し、且つ被覆部にスリット周辺部を裏側から支持する挟持片を形成することで、ウエビングとサイドトリムとの取付けを別個に行える構成が知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開平６−２７８５６８号公報（段落［００１６］、［００１７］、図１）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成では、シートベルトの車両前側端部がリヤシートクッションの車幅方向中央部に固定されるようになっているが、車両によっては、シートベルトの車両前側端部を、車両のクォータパネルにおけるリヤドア近傍の部位にシートベルトラップアウタアンカによって固定する構成を採用している。このような構成の車両では、作業者が車内に乗り込まないで組付作業する場合に、シートベルトラップアウタアンカの車体への組付けはリヤサイドドア側からの作業になり、シートベルトの他端に配置されたリトラクタ及びスリップジョイントは、車両後方のバックドア側からの作業となる。この結果、作業者が一人の場合には、例えば、リトラクタ及びスリップジョイントを組付後、バックドア側から、治具等を使用してシートベルトラップアウタアンカをリヤサイドドア側から手の届く位置に移動し、且つその位置に保持しておかなければならない。このため、組付作業性が良くない。
【０００５】
本発明は上記事実を考慮し、組付作業性を向上できるシートベルトラップアウタアンカ取付構造を提供することが目的である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の本発明は、自動車車体の車室内側の側面に配設されたトリムと、
シートベルトに連結されたラップアウタアンカ本体と、
前記ラップアウタアンカ本体を車体に固定する固定手段と、
前記トリムに仮止め可能とする係止部が形成されると共に、前記ラップアウタアンカ本体に係合し、前記ラップアウタアンカ本体を前記固定手段に対して回転可能に支持するブッシュと、
を有することを特徴とする。
【０００７】
従って、ラップアウタアンカ本体を車体に固定する場合には、ラップアウタアンカ本体に係合したブッシュに形成した係止部によって、ブッシュを介してラップアウタアンカ本体をトリムに仮止めすることができる。この結果、組付作業性を向上できる。
【０００８】
請求項２記載の本発明は、シートベルトに連結されたラップアウタアンカ本体と、
前記ラップアウタアンカ本体を車体に固定する固定手段と、
自動車車体の車室内側の側面に配設されると共に、前記ラップアウタアンカ本体に係合し、前記ラップアウタアンカ本体を前記固定手段に対して回転可能に支持するブッシュ部が一体形成され、前記ブッシュ部に前記ラップアウタアンカ本体を仮止め可能とする係止部が形成されたトリムと、
を有することを特徴とする。
【０００９】
従って、ラップアウタアンカ本体を車体に固定する場合には、ラップアウタアンカ本体を、トリムに一体成形したブッシュ部に形成した係止部に仮止めすることができる。この結果、組付作業性を向上できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明に係るシートベルトラップアウタアンカ取付構造の一実施形態を図１〜図４に従って説明する。
【００１１】
なお、図中矢印ＦＲは車体前方方向を、矢印ＵＰは車体上方方向を、矢印ＩＮは車幅内側方向を示す。
【００１２】
図４に示される如く、本実施形態で自動車車体の車室内側後部の側面にクオータトリム１０が配設されている。
【００１３】
図１に示される如く、クオータトリム１０は、車体後部の側壁部を構成するクオータパネル１２の車室内側に配設されている。
【００１４】
図４に示される如く、車体のバックドア１４の近傍となるクオータパネル１２の部位１２Ａには、リヤシート用のシートベルト１６のリトラクタ１８が取付けられており、リトラクタ１８の上方となるクオータパネル１２の部位１２Ｂには、ショルダーアンカ２０が取付けられている。
【００１５】
また、車体のリヤサイドドア２４の近傍となるクオータパネル１２の部位１２Ｃには、シートベルト１６のラップアウタアンカ３０が取付けられている。
【００１６】
図２に示される如く、ラップアウタアンカ３０は、金属板で構成されたラップアウタアンカ本体３２を備えており、ラップアウタアンカ本体３２に形成されたスリット３４にシートベルト１６が連結されている。また、ラップアウタアンカ本体３２には円形の取付孔３６が穿設されている。
【００１７】
ラップアウタアンカ本体３２の取付孔３６にはブッシュ３８が係合しており、ブッシュ３８には、ラップアウタアンカ本体３２を車体のクオータパネル１２に固定するための固定手段としてのボルト４０が挿通されている。また、クオータトリム１０には円形の取付孔４２が穿設されている。
【００１８】
図１に示される如く、ブッシュ３８は円筒形状とされており、一方の端部（車幅方向内側端部）３８Ａの近傍には、ラップアウタアンカ本体３２の取付孔３６の外周縁部と係合する凹部４８が形成されている。また、ブッシュ３８における他方の端部（車幅方向外側端部）３８Ｂには係止部としての係止爪５０が形成されており、この係止爪５０をクオータトリム１０の取付孔４２の外周縁部に係止することで、ブッシュ３８に係合したラップアウタアンカ本体３２をクオータトリム１０に仮止めできるようになっている。
【００１９】
なお、ブッシュ３８の外周部３８Ｃと、クオータトリム１０の取付孔４２と、の間には、隙間５２が形成されており、クオータパネル１２とクオータトリム１０との位置ずれを吸収できるようになっている。また、クオータトリム１０における取付孔４２を形成した部位１０Ａは、車幅方向内側に膨出しており、ブッシュ３８の係止爪５０が、クオータパネル１２と干渉し、ブッシュ３８が破損したりクオータトリム１０からの外れるのを防止できるようになっている。
【００２０】
図３に示される如く、ブッシュ３８の係止爪５０は４個形成されており、ブッシュ３８には、軸方向に沿って縮径用のスリット５４が形成されている。
【００２１】
図１に示される如く、ボルト４０は、クオータパネル１２に穿設した取付孔５６と、クオータパネル１２の車幅方向外側に配設された補強板５８の取付孔６０を挿通しており、補強板５８の車幅方向外側に配設されたナット６２に螺合されている。なお、ラップアウタアンカ３０は、樹脂材で構成されたラップアウタアンカカバー６６を備えており、ラップアウタアンカカバー６６は、ラップアウタアンカ本体３２に車幅方向内側から係止されている。
【００２２】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【００２３】
本実施形態では、シートベルト１６が連結されたラップアウタアンカ本体３２をクオータパネル１２に固定する場合には、ラップアウタアンカ本体３２に係合したブッシュ３８に形成した係止爪５０によって、ブッシュ３８を介してラップアウタアンカ本体３２をクオータトリム１２の取付孔４２の外周縁部に係止することで、ラップアウタアンカ本体３２をクオータトリム１２に仮止めすることができる。
【００２４】
この結果、本実施形態の組付作業においては、先ず、車体のバックドア１４側（図４の矢印Ａ方向）から、クオータパネル１２にリトラクタ１８とショルダーアンカ２０とを取付ける。この際、作業者は車室内に入らないで、車室外部から作業を行える。
【００２５】
次に、クオータトリム１２をバックドア１４側から車室内の取付け位置に挿入する。この時、ラップアウタアンカ本体３２に係合したブッシュ３８に形成した係止爪５０によって、ラップアウタアンカ本体３２をクオータトリム１２の取付孔４２の外周縁部に係止することで仮止めしておく。このため、クオータトリム１２を車室内の取付け位置に挿入することで、ラップアウタアンカ本体３２を、リヤサイドドア２４の近傍となるクオータパネル１２の部位１２Ｃに保持できる。
【００２６】
次に、車体のリヤサイドドア２４側（図４の矢印Ｂ方向）から、ラップアウタアンカ本体３２をボルト４０によってクオータパネル１２に配設したナット６２に締結する。この際、ブッシュ３８を介してクオータトリム１２に仮止めされたラップアウタアンカ本体３２が、リヤサイドドア２４の近傍にあるため、作業者は、車室内に入りバックドア１４近傍からラップアウタアンカ本体３２をリヤサイドドア２４近傍に移動する必要がない。この結果、作業者は車室内に入らないで、車室外部から、ラップアウタアンカ本体３２をクオータパネル１２へ容易に取付ることができる。
【００２７】
最後に、ラップアウタアンカカバー６６をラップアウタアンカ本体３２に車幅方向内側から係止し、組付作業は終了する。
【００２８】
従って、本実施形態では、ラップアウタアンカ本体３２のクオータパネル１２への取付作業性を向上できる。
【００２９】
また、本実施形態では、従来構造のブッシュに係止爪５０を追加形成し、且つ、従来構造のクオータトリムにおける取付孔４２を形成した部位１０Ａを、車幅方向内側に膨出させるだけなので、部品点数の増加が無いと共に、質量の増加及びコストアップも殆ど無い。
【００３０】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、図５に示される如く、ラップアウタアンカ本体３２に係合し、ラップアウタアンカ本体３２をボルト４０に対して回転可能に支持するブッシュ部７０をクオータトリム１０に一体形成すると共に、このブッシュ部７０にラップアウタアンカ本体３２を仮止め可能とする係止部としての係止爪７０Ａを形成し、係止爪７０Ａにラップアウタアンカ本体３２の取付孔３６の外周縁部を係止することで、クオータトリム１０にラップアウタアンカ本体３２を仮止め可能とし、部品点数を少なくできる構成としても良い。なお、この場合には、ブッシュ部７０における係止爪７０Ａの根元部７０Ｂと、ラップアウタアンカ本体３２の取付孔３６と、の間に、隙間７２を形成し、クオータパネル１２とクオータトリム１０との位置ずれを吸収できるようにする。
【００３１】
また、本発明のシートベルトラップアウタアンカ取付構造は、上記実施形態におけるリヤシートベルト１６のラップアウタアンカ３０の取付構造に限定されず、トリムを介して車体にラップアウタアンカを取付ける構成であれば、リヤシートベルト以外の他のシートベルトにおけるラップアウタアンカの取付構造にも適用可能である。
【００３２】
【発明の効果】
請求項１記載の本発明は、自動車車体の車室内側の側面に配設されたトリムと、シートベルトに連結されたラップアウタアンカ本体と、ラップアウタアンカ本体を車体に固定する固定手段と、トリムに仮止め可能とする係止部が形成されると共に、ラップアウタアンカ本体に係合し、ラップアウタアンカ本体を固定手段に対して回転可能に支持するブッシュと、を有するため、組付作業性を向上できるという優れた効果を有する。
【００３３】
請求項２記載の本発明は、シートベルトに連結されたラップアウタアンカ本体と、ラップアウタアンカ本体を車体に固定する固定手段と、自動車車体の車室内側の側面に配設されると共に、ラップアウタアンカ本体に係合し、ラップアウタアンカ本体を固定手段に対して回転可能に支持するブッシュ部が一体形成され、ブッシュ部にラップアウタアンカ本体を仮止め可能とする係止部が形成されたトリムと、を有するため、組付作業性を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】図４の１−１線に沿った拡大断面図である。
【図２】本発明の一実施形態に係るシートベルトラップアウタアンカ取付構造を示す車両斜め後方内側から見た分解斜視図である。
【図３】本発明の一実施形態に係るシートベルトラップアウタアンカ取付構造のブッシュを示す斜視図である。
【図４】本発明の一実施形態に係るシートベルトラップアウタアンカ取付構造が適用された車室後部を示す概略側面図である。
【図５】本発明の他の実施形態に係るシートベルトラップアウタアンカ取付構造を示す図１に対応する断面図である。
【符号の説明】
１０クオータトリム（トリム）
１２クオータパネル
１６シートベルト
３０ラップアウタアンカ
３２ラップアウタアンカ本体
３６ラップアウタアンカ本体の取付孔
３８ブッシュ
４０ボルト（固定手段）
４２クオータトリムの取付孔
４８ブッシュの凹部
５０ブッシュの係止爪（係止部）
６６ラップアウタアンカカバー
７０クオータトリムのブッシュ部
７０Ａブッシュ部の係止爪（係止部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat belt wrap outer anchor mounting structure, and more particularly to a seat belt wrap outer anchor mounting structure applied to a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a rear seat belt mounting structure applied to vehicles such as automobiles, a slit for introducing a webbing is formed from an opening of a side trim to an edge of the side trim, and a covering portion that covers the front side of the slit in an escutcheon In addition, a configuration is known in which the webbing and the side trim can be attached separately by forming a sandwiching piece that supports the periphery of the slit from the back side in the covering portion (see, for example, Patent Document 1). .
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-6-278568 (paragraphs [0016], [0017], FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this configuration, the vehicle front side end portion of the seat belt is fixed to the center portion in the vehicle width direction of the rear seat cushion, but depending on the vehicle, the vehicle front side end portion of the seat belt may be connected to the vehicle quarter panel. The structure which fixes to the site | part of the rear door vicinity by seat belt wrap outer anchor is employ | adopted. In a vehicle having such a configuration, when an operator performs assembly work without getting into the vehicle, the assembly of the seat belt wrap outer anchor to the vehicle body is performed from the rear side door side, and the other end of the seat belt is installed. The arranged retractor and slip joint work from the back door side behind the vehicle. As a result, when there is only one worker, for example, after assembling the retractor and slip joint, from the back door side, use a jig or the like so that the seat belt wrap outer anchor can be reached from the rear side door side. Must be moved and held in place. For this reason, the assembly workability is not good.
[0005]
In view of the above facts, an object of the present invention is to provide a seat belt wrap outer anchor mounting structure capable of improving the assembly workability.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to claim 1 is a trim disposed on a side surface of the interior of the automobile body.
Wrap outer anchor body connected to the seat belt,
Fixing means for fixing the lap outer anchor body to the vehicle body;
A locking portion that can be temporarily fixed to the trim, and a bush that engages with the wrap outer anchor main body and rotatably supports the lap outer anchor main body with respect to the fixing means;
Characterized in that it have a.
[0007]
Therefore, when the lap outer anchor main body is fixed to the vehicle body, the lap outer anchor main body can be temporarily fixed to the trim via the bush by the engaging portion formed on the bush engaged with the lap outer anchor main body. As a result, assembly workability can be improved.
[0008]
The present invention according to claim 2 includes a lap outer anchor body connected to a seat belt,
Fixing means for fixing the lap outer anchor body to the vehicle body;
A bush portion is integrally formed on the side surface of the vehicle body on the vehicle interior side, engages with the lap outer anchor main body, and supports the lap outer anchor main body rotatably with respect to the fixing means , A trim in which a latching portion capable of temporarily securing the lap outer anchor main body is formed on the bush portion ;
Characterized in that it have a.
[0009]
Therefore, when the lap outer anchor main body is fixed to the vehicle body, the lap outer anchor main body can be temporarily fixed to a locking portion formed on the bush portion integrally formed with the trim. As a result, assembly workability can be improved.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of a seat belt wrap outer anchor mounting structure according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0011]
In the figure, the arrow FR indicates the vehicle body front direction, the arrow UP indicates the vehicle body upward direction, and the arrow IN indicates the vehicle width inside direction.
[0012]
As shown in FIG. 4, in the present embodiment, a quarter trim 10 is disposed on the side surface of the rear side of the interior of the automobile body.
[0013]
As shown in FIG. 1, the quarter trim 10 is disposed on the interior side of the quarter panel 12 that forms the side wall portion of the rear portion of the vehicle body.
[0014]
As shown in FIG. 4, a retractor 18 of a seat belt 16 for a rear seat is attached to a portion 12 </ b> A of the quarter panel 12 near the back door 14 of the vehicle body, and the quarter panel 12 above the retractor 18 is attached. A shoulder anchor 20 is attached to the portion 12B.
[0015]
A lap outer anchor 30 for the seat belt 16 is attached to a portion 12C of the quarter panel 12 in the vicinity of the rear side door 24 of the vehicle body.
[0016]
As shown in FIG. 2, the lap outer anchor 30 includes a lap outer anchor main body 32 made of a metal plate, and the seat belt 16 is connected to a slit 34 formed in the lap outer anchor main body 32. A circular attachment hole 36 is formed in the lap outer anchor main body 32.
[0017]
A bush 38 is engaged with the mounting hole 36 of the lap outer anchor main body 32, and a bolt 40 is inserted into the bush 38 as a fixing means for fixing the lap outer anchor main body 32 to the quarter panel 12 of the vehicle body. ing. The quarter trim 10 is provided with a circular mounting hole 42.
[0018]
As shown in FIG. 1, the bush 38 has a cylindrical shape, and is engaged with an outer peripheral edge portion of the mounting hole 36 of the lap outer anchor main body 32 in the vicinity of one end portion (inner end portion in the vehicle width direction) 38A. A concavity 48 is formed. The other end (outer end in the vehicle width direction) 38B of the bush 38 is formed with a locking claw 50 as a locking portion. The locking claw 50 is provided outside the mounting hole 42 of the quarter trim 10. The lap outer anchor main body 32 engaged with the bush 38 can be temporarily fixed to the quarter trim 10 by being locked to the peripheral edge.
[0019]
Note that a gap 52 is formed between the outer peripheral portion 38C of the bush 38 and the mounting hole 42 of the quarter trim 10, so that a positional shift between the quarter panel 12 and the quarter trim 10 can be absorbed. Yes. Further, the portion 10A of the quarter trim 10 in which the mounting hole 42 is formed bulges inward in the vehicle width direction, and the locking claw 50 of the bush 38 interferes with the quarter panel 12, and the bush 38 is damaged or the quarter trim. It is possible to prevent the deviation from 10.
[0020]
As shown in FIG. 3, four locking claws 50 of the bush 38 are formed, and the bush 38 is formed with a slit 54 for reducing the diameter along the axial direction.
[0021]
As shown in FIG. 1, the bolt 40 is inserted through a mounting hole 56 formed in the quarter panel 12 and a mounting hole 60 of a reinforcing plate 58 disposed on the outer side of the quarter panel 12 in the vehicle width direction. The plate 58 is screwed into a nut 62 disposed on the outer side in the vehicle width direction. The lap outer anchor 30 includes a wrap outer anchor cover 66 made of a resin material, and the lap outer anchor cover 66 is locked to the lap outer anchor main body 32 from the inner side in the vehicle width direction.
[0022]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0023]
In the present embodiment, when the lap outer anchor main body 32 to which the seat belt 16 is connected is fixed to the quarter panel 12, the bush 38 is fixed by the locking claw 50 formed on the bush 38 engaged with the lap outer anchor main body 32. The lap outer anchor main body 32 can be temporarily fixed to the quarter trim 12 by locking the lap outer anchor main body 32 to the outer peripheral edge portion of the attachment hole 42 of the quarter trim 12 via.
[0024]
As a result, in the assembly work of the present embodiment, first, the retractor 18 and the shoulder anchor 20 are attached to the quarter panel 12 from the back door 14 side of the vehicle body (the direction of arrow A in FIG. 4). At this time, the worker can work from outside the vehicle compartment without entering the vehicle compartment.
[0025]
Next, the quarter trim 12 is inserted from the back door 14 side into the mounting position in the vehicle compartment. At this time, the lap outer anchor main body 32 is temporarily fixed to the outer peripheral edge portion of the mounting hole 42 of the quarter trim 12 by the locking claw 50 formed on the bush 38 engaged with the lap outer anchor main body 32. deep. For this reason, the lap outer anchor main body 32 can be held in the portion 12C of the quarter panel 12 in the vicinity of the rear side door 24 by inserting the quarter trim 12 into the mounting position in the vehicle compartment.
[0026]
Next, the lap outer anchor main body 32 is fastened to the nut 62 disposed on the quarter panel 12 by the bolt 40 from the rear side door 24 side (the direction of arrow B in FIG. 4) of the vehicle body. At this time, since the lap outer anchor main body 32 temporarily fixed to the quarter trim 12 via the bush 38 is in the vicinity of the rear side door 24, the operator enters the vehicle compartment and enters the lap outer anchor main body 32 from the vicinity of the back door 14. There is no need to move to the vicinity of the rear side door 24. As a result, the operator can easily attach the lap outer anchor main body 32 to the quarter panel 12 from the outside of the passenger compartment without entering the passenger compartment.
[0027]
Finally, the lap outer anchor cover 66 is locked to the lap outer anchor main body 32 from the inner side in the vehicle width direction, and the assembling work is completed.
[0028]
Therefore, in this embodiment, the workability of attaching the lap outer anchor main body 32 to the quarter panel 12 can be improved.
[0029]
Further, in the present embodiment, the engaging claw 50 is additionally formed on the bush having the conventional structure, and the portion 10A in which the mounting hole 42 is formed in the quarter trim having the conventional structure is merely bulged inward in the vehicle width direction. There is no increase in the number of parts, and there is almost no increase in mass and cost increase.
[0030]
Although the present invention has been described in detail with reference to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art. For example, as shown in FIG. 5, a bush portion 70 that engages with the lap outer anchor main body 32 and rotatably supports the lap outer anchor main body 32 with respect to the bolt 40 is formed integrally with the quarter trim 10. A locking claw 70A serving as a locking portion that allows the lap outer anchor main body 32 to be temporarily fixed is formed on the portion 70, and the outer peripheral edge portion of the attachment hole 36 of the lap outer anchor main body 32 is locked to the locking claw 70A. Thus, the lap outer anchor main body 32 can be temporarily fixed to the quarter trim 10 so that the number of parts can be reduced. In this case, a gap 72 is formed between the base portion 70B of the locking claw 70A in the bush portion 70 and the mounting hole 36 of the lap outer anchor main body 32 so that the quarter panel 12 and the quarter trim 10 It is possible to absorb the positional deviation.
[0031]
In addition, the seat belt wrap outer anchor mounting structure of the present invention is not limited to the mounting structure of the lap outer anchor 30 of the rear seat belt 16 in the above embodiment, as long as the lap outer anchor is attached to the vehicle body via a trim. The present invention can also be applied to a lap outer anchor mounting structure in a seat belt other than the rear seat belt.
[0032]
【The invention's effect】
The present invention according to claim 1, a trim disposed on a side surface of the car body of the vehicle interior side, and the lap outer anchor body that is connected to the seat belt, a fixing means for fixing the lap outer anchor body to the vehicle body, with the locking portion to allow the temporary stop is formed on the trim engages the lap outer anchor body, for chromatic and the bushing for rotatably supporting the lap outer anchor body relative to the fixed unit, the, assembled It has an excellent effect of improving workability.
[0033]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a lap outer anchor main body coupled to a seat belt, a fixing means for fixing the lap outer anchor main body to the vehicle body, and a lap outer anchor body disposed on a side surface of the vehicle body inside the vehicle interior. A bush portion that engages with the outer anchor main body and rotatably supports the lap outer anchor main body with respect to the fixing means is integrally formed , and a locking portion that allows the lap outer anchor main body to be temporarily fixed is formed on the bush portion. to chromatic and trim, and has an excellent effect can be improved assembling workability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view taken along line 1-1 of FIG.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a seat belt wrap outer anchor mounting structure according to an embodiment of the present invention as seen from the obliquely rearward inner side of the vehicle.
FIG. 3 is a perspective view showing a bush of a seat belt wrap outer anchor mounting structure according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic side view showing a rear part of a passenger compartment to which a seat belt wrap outer anchor mounting structure according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 5 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 1 showing a seat belt wrap outer anchor mounting structure according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Quarter trim (trim)
12 Quarter Panel 16 Seat Belt 30 Wrap Outer Anchor 32 Wrap Outer Anchor Main Body 36 Lap Outer Anchor Main Body Mounting Hole 38 Bush 40 Bolt (Fixing Means)
42 Quarter Trim Mounting Hole 48 Bushing Recess 50 Bushing Locking Claw (Locking Portion)
66 Wrap Outer Anchor Cover 70 Quarter Trim Bush Part 70A Bush Part Locking Claw (Locking Part)

Claims

自動車車体の車室内側の側面に配設されたトリムと、
シートベルトに連結されたラップアウタアンカ本体と、
前記ラップアウタアンカ本体を車体に固定する固定手段と、
前記トリムに仮止め可能とする係止部が形成されると共に、前記ラップアウタアンカ本体に係合し、前記ラップアウタアンカ本体を前記固定手段に対して回転可能に支持するブッシュと、
を有することを特徴とするシートベルトラップアウタアンカ取付構造。 A trim disposed on the side of the interior of the automobile body,
Wrap outer anchor body connected to the seat belt,
Fixing means for fixing the lap outer anchor body to the vehicle body;
A locking portion that can be temporarily fixed to the trim, and a bush that engages with the wrap outer anchor main body and rotatably supports the lap outer anchor main body with respect to the fixing means;
Seat belt lap outer anchor mounting structure, characterized by have a.

シートベルトに連結されたラップアウタアンカ本体と、
前記ラップアウタアンカ本体を車体に固定する固定手段と、
自動車車体の車室内側の側面に配設されると共に、前記ラップアウタアンカ本体に係合し、前記ラップアウタアンカ本体を前記固定手段に対して回転可能に支持するブッシュ部が一体形成され、前記ブッシュ部に前記ラップアウタアンカ本体を仮止め可能とする係止部が形成されたトリムと、
を有することを特徴とするシートベルトラップアウタアンカ取付構造。Wrap outer anchor body connected to the seat belt,
Fixing means for fixing the lap outer anchor body to the vehicle body;
A bush portion is integrally formed on the side surface of the vehicle body on the vehicle interior side, engages with the lap outer anchor main body, and supports the lap outer anchor main body rotatably with respect to the fixing means , A trim in which a latching portion capable of temporarily securing the lap outer anchor main body is formed on the bush portion ;
Seat belt lap outer anchor mounting structure, characterized by have a.