JP4147393B2 - Volume control apparatus and program for audio equipment - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子楽器などの各種の音響機器における各パートの音量を制御する音量制御装置およびプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、ミキサや電子楽器などの各種の音響機器をコンピュータに接続し、該コンピュータにはそれらの音響機器の制御用プログラムをインストールし、コンピュータ上から音響機器の制御を行なえるようにする技術が知られている。例えば、下記の非特許文献１にはハードウェアとしてのミキサに添付のミキサ制御用プログラムが開示されているが、この制御用プログラムを該ミキサに接続したコンピュータにインストールすることにより、コンピュータ上からミキサの制御を行なうことができる。ハードウェアとしてのミキサでは各チャンネル（ＣＨ）ごとにソロ（そのパートだけを鳴らす指示）やミュート（そのパートの発音を停止する指示）などが設定できるが、前記制御用プログラムでも同様にして任意のＣＨについてソロやミュートの設定を指示できる。ソロやミュートの設定が指示された場合、前記制御用プログラムは、当該ＣＨについてのソロイベントデータやミュートイベントデータを外部音響機器に送る。これにより、遠隔的に外部音響機器に対してソロやミュートの状態を設定することができる。
【０００３】
【非特許文献１】
ヤマハ株式会社製ディジタルミキシングコンソールＯ２Ｒ９６用の管理プログラムである「Ｓｔｕｄｉｏ Ｍａｎａｇｅｒ ｆｏｒ Ｏ２Ｒ９６」の取扱説明書
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような制御用プログラムで制御する対象の外部音響機器としてはミキサや電子楽器（シンセサイザーなど）などの各種のものがあるが、ソロイベントデータやミュートイベントデータは一般的なＭＩＤＩ規格に含まれない特殊なイベントを表わすデータであるため、例えば電子楽器によってはソロイベントデータやミュートイベントデータを受けても、それらのイベントを解釈することができないものもあり、それらのイベントに対して何らの処理も行なわれないということになる。
【０００５】
この発明は、上述の従来技術における問題点に鑑み、外部から各種の音響機器の制御を行なう際に、例えばソロやミュートなどの機能を持たない音響機器に対してもソロやミュートと同等の機能が実現できるように制御できるようにすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項１に係る発明は、複数のチャンネルを有し、通信手段を介してＭＩＤＩ機器乃至ミキサを含む１または複数の音響機器と接続され、前記チャンネルには前記ＭＩＤＩ機器が出力する音響信号を対応付け、各チャンネル毎に音響信号の音量を制御する音量制御装置であって、音量の設定値を各チャンネル毎に記憶する音量バッファと、各チャンネル毎にソロ機能の設定または解除を指示するソロ指示手段と、前記接続されたミキサからあるチャンネルについてのソロ機能を設定または解除を指示するイベントを受信可能な受信手段と、前記ソロ指示手段に対する指示操作または前記受信手段にて受信されたイベントに基づいてあるチャンネルについてのソロ機能を設定または解除する指示を検出する手段と、前記ソロ機能の設定が指示されたことに応じて、ソロ機能の設定が指示されたチャンネル以外の全てのチャンネルに対して音量をゼロにするためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、前記ソロ機能の解除が指示されたことに応じて、前記音量バッファに記憶された音量の設定値に基づいて、該ソロ機能の解除が指示されたチャンネル以外の全チャンネルに対して音量を復帰させるためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、生成したＭＩＤＩイベントデータを前記ＭＩＤＩ機器に送信する手段とを備えたことを特徴とする。
前記ソロ機能を設定する指示が検出されたとき、既にソロ機能が設定されている他のチャンネルがないことを確認し、該確認がなされた場合に、前記音量をゼロにする音量イベントデータの前記ＭＩＤＩ機器への送信を実行させる手段をさらに備えてもよい。
また、請求項４に係る音響機器の音量制御プログラムは、コンピュータを、請求項１に係る音量制御装置として機能させる音量制御プログラムである。
【０００７】
請求項３に係る発明は、複数のチャンネルを有し、通信手段を介してＭＩＤＩ機器乃至ミキサを含む１または複数の音響機器と接続され、前記チャンネルには前記ＭＩＤＩ機器が出力する音響信号を対応付け、各チャンネル毎に音響信号の音量を制御する音量制御装置であって、音量の設定値を各チャンネル毎に記憶する音量バッファと、各チャンネル毎にミュート機能の設定または解除を指示するミュート指示手段と、前記接続されたミキサからあるチャンネルについてのミュート機能を設定または解除を指示するイベントを受信可能な受信手段と、前記ミュート指示手段に対する指示操作または前記受信手段にて受信されたイベントに基づいてあるチャンネルについてのミュート機能を設定又は解除する指示を検出する手段と、前記ミュート機能の設定が指示されたことに応じて、ミュート機能の設定が指示されたチャンネルに対して音量をゼロにするためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、前記ミュート機能の解除が指示されたことに応じて、前記音量バッファに記憶された音量の設定値に基づいて、ミュート機能の解除が指示されたチャンネルに対して音量を復帰させるためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、生成したＭＩＤＩイベントデータを前記ＭＩＤＩ機器に送信する手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項５に係る音響機器の音量制御プログラムは、コンピュータを、請求項３に係る音量制御装置として機能させる音量制御プログラムである。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
【０００９】
図１は、この発明の一実施形態に係る音量制御装置の概略構成を示す。この音量制御装置は、中央処理装置（ＣＰＵ）１０１、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）１０２、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１０３、通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）１０４、検出回路１０５、表示回路１０６、信号処理回路１０７、入出力Ｉ／Ｆ１０８、操作子１０９、表示部１１０、およびバスライン１１１を備える。
【００１０】
ＣＰＵ１０１は、この音量制御装置の全体の動作を制御する処理装置である。ＲＯＭ１０２は、電源投入時のスタートアップルーチンや低レベルＩ／Ｏ処理を司るＢＩＯＳ（basic input/output system）などを格納する。ＲＡＭ１０３は、ＣＰＵ１０１が実行するプログラムをロードしたり各種バッファ領域を確保する記憶領域である。通信Ｉ／Ｆ１０４は、この装置により制御する対象である各種の外部制御機器１２１と接続するためのインタフェースである。操作子１０９は、通常のパソコンが有するキーボードやマウスなどの操作子である。操作子１０９の操作は検出回路１０５により検出され、検出結果がＣＰＵ１０１に送られる。表示部１１０は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示回路１０６は、ＣＰＵ１０１からの指示に基づき、与えられたデータを表示部１１０に表示する。信号処理回路１０７は、ＣＰＵ１０１からの指示に基づいて、各種の音響信号のミキシングや効果付与などを行なう。入出力Ｉ／Ｆ１０８は、外部入出力機器１２２と接続するためのインタフェースである。外部入出力機器１２２は、入出力Ｉ／Ｆ１０８を介して信号処理回路１０７との間でオーディオ信号を入出力する各種の機器である。
【００１１】
１０１〜１１１に示した各部を備える音量制御装置は、汎用のマイクロコンピュータに音量制御用の所定の制御プログラム（本発明に係るプログラム）をインストールすることにより実現している。図１では不図示であるが、このコンピュータにはハードディスク（ＨＤ）が設けられており、該ＨＤに制御プログラムがインストールされている。該制御プログラムは、ユーザの所定の起動操作によってＲＡＭ１０３上にロードされＣＰＵ１０１により実行される。
【００１２】
図１では、外部入出力機器１２２と外部制御機器１２１とが別体であるように図示しているが、外部入出力機器１２２と外部制御機器１２１とが１台の装置であってもよいし、それぞれ複数の装置を接続することもできる。例えば、１台のミキサを、オーディオ信号を入出力する外部入出力機器１２２として接続し、同様に制御対象の外部制御機器１２１として接続することもできる。ここでは、外部制御機器１２１としてミキサと電子楽器を接続してこの音量制御装置から制御するものとする。
【００１３】
上述の制御プログラムは、このコンピュータを外部制御機器１２１として接続されているミキサや電子楽器のコントローラとして機能させるプログラムである。この制御プログラムを立ち上げると、ハードウエアとしてのミキサが備えている各ＣＨごとの操作子を模した画面が表示部１１０に表示される。表示された操作子イメージを操作子１０９（マウスなど）で操作することにより、ミキサを制御できる。各ＣＨにどのような入力／出力の系列を割り当てるかについても、所定の画面を用いて利用者が任意に設定できる。
【００１４】
図２は、表示部１１０に表示される画面例および操作子１０９の操作に応じた画面遷移を示す。図２（ａ）は、本制御プログラムを立ち上げた時点の表示部１１０の表示例を示す。２１１の「ＣＨ１」は、ミキサのチャンネル（ＣＨ）１に対応している。２１２〜２１４は、当該ＣＨ１についてのミュートスイッチ（ＭＵＴＥボタン）、ソロスイッチ（ＳＯＬＯボタン）、およびフェーダを示す。これらは、ハードウエアとしてのミキサが実際に備えているＣＨ１についての操作子を模した表示であり、それらの実際の操作子と同期している。すなわち、図２（ａ）のように表示された画面上でマウス（操作子１０９）を用いてミュートスイッチ２１２やソロスイッチ２１３をクリックすると、ハードウエアとしてのミキサでそれらに対応する操作子を操作したのと同じ動作を行なう。同様に、画面上に表示されているフェーダ２１４をマウスでドラッグすると、ハードウエアとしてのミキサで対応するフェーダを操作したのと同じ動作を行なう。逆に、ハードウエアとしてのミキサ上の操作子を操作すると、画面上の操作子イメージもその操作に対応して変化する。図２（ａ）ではＣＨ２，ＣＨ３，ＣＨ４についても同様にミュートスイッチとソロスイッチとフェーダが表示されている。ここではＣＨ１〜ＣＨ４を図示したが、チャンネルの数は任意である。
【００１５】
これらのＣＨにどの入力信号または出力信号の系列を割り当てるかは任意である。したがって、電子楽器を制御対象としてそれぞれのＣＨに自動演奏のパートを１つずつ割り当てることもできる。この場合、課題の欄で説明したように電子楽器にはミュートスイッチとソロスイッチの機能は備えていないので、当該電子楽器にミュートオンイベントやソロオンイベントのデータを送っても電子楽器はそのデータを解釈できず、そのデータが表わす音量制御は行なわれないことになる。そこで、本実施形態の制御プログラムでは、これらのイベントの代わりに、操作に応じた音量制御を行なうようにミュートイベントデータやソロイベントデータのような一般的なＭＩＤＩ規格で定義されていないイベントデータにかえて、いずれの電子楽器でも処理する（解釈する）ことができる、ＭＩＤＩ規格で定義されている音量イベントデータを送るようにしている。
【００１６】
以下、図２（ａ）〜図２（ｆ）を参照して、表示部１１０に表示された画面上から各種の操作を行なった場合にどのようなイベントデータが送出されるかについて具体的に説明する。なお、各ＣＨごとに、ミュートの設定状態を記録するミュートバッファ、ソロの設定状態を記録するソロバッファ、設定中の音量値を記録する音量バッファが設けられている。
【００１７】
図２（ａ）の初期状態からＣＨ１のソロスイッチ２１３をマウスでクリックすると、図２（ｂ）の状態となる。２２１に示すように、ＣＨ１のソロスイッチが反転表示（オンされたことを示す）されている。このとき、ソロバッファにはＣＨ１がソロになったことを記録する。また、外部制御機器（電子楽器）１２１でソロ対象のＣＨ１（詳しくはＣＨ１に割り当てられているパート）だけが再生されている状態（ソロ状態）を設定するために、ＣＨ１以外のＣＨの音量をゼロにするための音量イベントデータ（ＭＩＤＩのチャンネルボリュームデータ）を外部制御機器１２１に送信する。矢印２２５〜２２８は、各ＣＨに対応して送信される音量イベントデータを示している。「なし」と記載してある矢印２２５は、ＣＨ１については（そのまま発音を続ければよいので）音量イベントデータを送信しないことを示している。「ゼロ」と記載してある２２６〜２２８は、ＣＨ２〜ＣＨ４については音量をゼロにするための音量イベントデータを送信することを示している。
【００１８】
図２（ｂ）の状態からＣＨ４のフェーダを操作すると、図２（ｃ）のような画面となる。ＣＨ４のフェーダ２３１のつまみ位置が変更され音量レベルが変更されている。このとき音量バッファにはＣＨ４についての新たな音量値を記録する。また、この時点ではＣＨ１のソロ状態であって外部制御機器１２１ではＣＨ４に対応するパートが再生されていない状態であるので、外部制御機器１２１に対してＣＨ４の新たな音量値を送信することはしない。矢印２３５は、ＣＨ４についての音量イベントデータを送信しないことを示している
【００１９】
図２（ｃ）の状態からＣＨ１のフェーダを操作すると、図２（ｄ）のような画面となる。ＣＨ１のフェーダ２４１のつまみ位置が変更され音量レベルが変更されている。音量バッファには、ＣＨ１に対応する新たな音量値を記録する。また、この時点でＣＨ１はソロ状態であって外部制御機器１２１で再生されている状態であるので、外部制御機器１２１に対してＣＨ１の新たな音量値を送信する。矢印２４５は、ＣＨ１について新たな音量値を音量イベントデータとして送信することを示している。
【００２０】
図２（ｄ）の状態からＣＨ３のミュートスイッチを操作すると、図２（ｅ）のような画面となる。ＣＨ３のミュートスイッチ２５１が反転表示されミュートがオンされていることを示している。このとき、ミュートバッファにはＣＨ３がミュートオンになったことを記録する。またこの時点では、ＣＨ１のソロ状態であって外部制御機器１２１ではＣＨ３が再生されていないので、外部制御機器１２１に対してＣＨ３をミュート状態にする音量イベントデータは送信しない。矢印２５５は、ＣＨ３に対して音量イベントデータを送信しないことを示している。
【００２１】
図２（ｅ）の状態からＣＨ１のソロスイッチを操作したとすると、図２（ｆ）のような画面となる。ＣＨ１のソロスイッチ２６１が反転表示から通常表示（ソロオフの状態を示す）されている。ソロバッファにはＣＨ１のソロが解除されたことを記録する。また、ソロ状態のＣＨがなくなるので、すべてのＣＨを設定されている音量値で再生するため、音量バッファに記録されている各ＣＨの音量値に相当する音量イベントデータを外部制御機器１２１に送信する。ただし、ＣＨ３についてはミュート状態が設定されているので、音量バッファに記録されている音量値ではなく、音量ゼロ（ミュート状態）を設定するための音量イベントデータを送信する。またＣＨ１については、ソロ状態で再生されている状態からソロが解除されて他ＣＨも再生される状態となるので、ＣＨ１については引き続き発音を継続するだけであるので、音量イベントデータの送信はしない。矢印２６５はＣＨ１については音量イベントデータを送信しないことを示している。矢印２６６，２６８は、ＣＨ２およびＣＨ４について音量バッファに記録されている音量値に相当する音量イベントデータを送信することを示している。矢印２６７はＣＨ３については音量ゼロの音量イベントデータを送信することを示している。
【００２２】
図３は、本制御プログラムのメイン処理の処理手順を示すフローチャートである。本制御プログラムが起動されると、ステップ３０１で、ソロ機能の設定を変更する指示を検出したか否か判別する。これは何れかのＣＨのソロスイッチの操作を検出する処理である。何れかのＣＨのソロスイッチが操作されていたときは、ステップ３０２で、ソロ表示部とソロバッファの内容を当該ＣＨについて指示された設定へ変更する。次にステップ３０３でソロ処理（図４で後述する）を実行して、ステップ３０４に進む。ステップ３０１でソロ機能の設定を変更する指示がないときは、ステップ３０４に進む。
【００２３】
ステップ３０４で、ミュート機能の設定を変更する指示を検出したか否か判別する。これは何れかのＣＨのミュートスイッチの操作を検出する処理である。何れかのＣＨのミュートスイッチが操作されていたときは、ステップ３０５で、ミュート表示部とミュートバッファの内容を当該ＣＨについて指示された設定へ変更する。次にステップ３０６でミュート処理（図５で後述する）を実行して、ステップ３０７に進む。ステップ３０４でミュート機能の設定を変更する指示がないときは、ステップ３０７に進む。
【００２４】
ステップ３０７で、音量レベルを変更する指示を検出したか否か判別する。これは何れかのＣＨのフェーダの操作を検出する処理である。何れかのＣＨのフェーダが操作されていたときは、ステップ３０８で、音量表示部（フェーダのつまみ位置）と音量バッファの内容を当該ＣＨについて指示された設定へ変更する。次にステップ３０９で音量処理（図６で後述する）を実行して、ステップ３１０に進む。ステップ３０７で音量レベルを変更する指示がないときは、ステップ３１０に進む。
【００２５】
ステップ３１０では、その他の処理を行なう。次にステップ３１１でメイン処理の終了（ミキサの停止）の指示を検出したか否か判別する。終了の指示があったときは本処理を終了する。なかったときは再びステップ３０１に戻って処理を継続する。
【００２６】
図４は、ソロ処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、あるＣＨについてのソロスイッチが操作されたときステップ３０３で実行される処理であり、そのＣＨを対象ＣＨと呼ぶ。ステップ４０１で、ソロがオンの他ＣＨ（対象ＣＨ以外のＣＨ）があるか否か検出する。ステップ４０２で、スイッチ操作でオンが設定されたかを判別する。対象ＣＨについてオンが設定されたときは、ステップ４０３で、ソロがオンの他ＣＨがあるか否か判別し、ある場合は、ステップ４０４で対象ＣＨの音量を設定値（音量バッファに格納されている音量値）にするための音量イベントデータを送信して処理を終了する。ここではソロの設定は排他的ではなく、ソロオンとされた複数のＣＨをすべて発音させるものとする。ステップ４０３でソロがオンの他ＣＨがないときは、ステップ４０５で、他ＣＨの音量をゼロにするための音量イベントデータを送り、終了する。ステップ４０２でスイッチ操作でオフが設定されたときは、ステップ４０６でソロがオンの他ＣＨがあるか否か判別する。ある場合は、ステップ４０７で対象ＣＨの音量をゼロにするための音量イベントデータを送り、終了する。ステップ４０６でソロがオンの他ＣＨがないときは、ステップ４０８で他ＣＨの音量を設定値にするための音量イベントデータを送り、終了する。ここで他ＣＨの中にミュートがオンに設定されているＣＨがあればそのＣＨについては音量をゼロにするための音量イベントデータを送る（図２（ｆ）２６７）。
【００２７】
図５は、ミュート処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、あるＣＨについてミュートスイッチが操作されたときにステップ３０６で実行されるものであり、そのＣＨを対象ＣＨと呼ぶ。ステップ５０１で、ソロがオンのＣＨがあるか否か判別する。あるときは、ステップ５０２で対象ＣＨのソロがオンであるか否か判別する。対象ＣＨのソロがオフのときは、そのまま処理を終了する。ステップ５０１でソロがオンのＣＨがないとき、またはステップ５０２で対象ＣＨのソロがオンであるときは、ステップ５０３でスイッチ操作でオンが設定されたか否か判別する。オンが設定されたときは、ステップ５０４で対象ＣＨの音量をゼロにするための音量データを送り、終了する。ステップ５０３でスイッチ操作でオフが設定されたときは、ステップ５０５で対象ＣＨの音量を設定値にするための音量データを送り、終了する。
【００２８】
図６は、音量処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、あるＣＨのフェーダが操作されたときにステップ３０９で実行されるものであり、そのＣＨを対象ＣＨと呼ぶ。ステップ６０１で、対象ＣＨのミュートがオフされているか否か判別する。ミュートがオンされているときは、そのまま処理を終了する。ミュートがオフされているときは、ステップ６０２で全ＣＨのソロがオフされているか否か判別する。オフされているときは、ステップ６０３で対象ＣＨの音量を設定値にするための音量データを送り、終了する。ステップ６０２で全ＣＨのソロがオフされているのでないときは、ステップ６０４で、対象ＣＨのソロがオンされているか否か判別する。オンされているときはステップ６０３に進む。オフされているときは処理を終了する。
【００２９】
なお、上記実施形態ではＨＤに制御プログラムをインストールし起動時にＲＡＭに読み込んで実行する場合で説明したが、制御プログラムはＲＯＭに格納しておいたり、ＣＤ−ＲＯＭに格納しておいたものを利用してもよい。通信ネットワークを介してサーバコンピュータと接続し、サーバコンピュータから制御プログラムやデータをダウンロードすることで、制御プログラムをインストールするようにしてもよい。
【００３０】
また、上記実施形態では図２に示したような画面上での操作に応じた制御を例に説明したが、ハードウエアとしてのミキサを操作したときにも同様の動作が行なわれる。すなわち、ハードウエアとしてのミキサで、任意のＣＨのソロスイッチやミュートスイッチまたはフェーダが操作されたときには、該ミキサからソロオン（またはオフ）イベントやミュートオン（またはオフ）イベントが本制御プログラムに送られる。本制御プログラムは、画面上の操作を検出するのと同様にこれらのイベントを検出し、上述した処理を行なえばよい。
【００３１】
なお、ソロやミュートを設定する方法として画面上のスイッチを操作する方法にかぎらず、外部（外部接続されているミキサなど）からソロイベントデータやミュートイベントデータを受信し、それを受けて設定（外部接続されている電子楽器などに対して音量イベントを送ることによるソロやミュートと同等の機能設定）を行なうようにしてもよい。フェーダによる音量レベルの設定についても同じである。
【００３２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ソロやミュートの機能を持たない電子楽器などの外部制御機器に対しても、それらの機器を遠隔的に操作することで、ソロやミュートの設定（ソロやミュートの機能と同等の設定）を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態に係る音量制御装置のブロック構成図
【図２】 表示画面例およびその遷移を示す図
【図３】 実施形態の装置におけるメイン処理のフローチャート図
【図４】 実施形態の装置のソロ処理のフローチャート図
【図５】 実施形態の装置のミュート処理のフローチャート図
【図６】 実施形態の装置の音量処理のフローチャート図
【符号の説明】
１０１…中央処理装置（ＣＰＵ）、１０２…リードオンリメモリ（ＲＯＭ）、１０３…ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、１０４…通信インタフェース（Ｉ／Ｆ）、１０５…検出回路、１０６…表示回路、１０７…信号処理回路、１０８…入出力Ｉ／Ｏ、１０９…操作子、１１０…表示部、１１１…バスライン。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a volume control device and a program for controlling the volume of each part in various acoustic devices such as an electronic musical instrument.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been a technology for connecting various audio devices such as mixers and electronic musical instruments to a computer, installing a control program for the audio devices in the computer, and controlling the audio device from the computer. Are known. For example, the following non-patent document 1 discloses a mixer control program attached to a mixer as hardware. By installing this control program in a computer connected to the mixer, the mixer is started from the computer. Can be controlled. In the mixer as hardware, solo (instruction to play only that part) or mute (instruction to stop sounding that part) can be set for each channel (CH). It is possible to instruct the setting of solo and mute for CH. When the setting of solo or mute is instructed, the control program sends solo event data and mute event data for the CH to an external audio device. Thereby, it is possible to remotely set the solo or mute state for the external audio equipment.
[0003]
[Non-Patent Document 1]
Instruction manual for “Studio Manager for O2R96”, a management program for the digital mixing console O2R96 manufactured by Yamaha Corporation [0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, there are various types of external audio equipment to be controlled by the control program as described above, such as a mixer and an electronic musical instrument (synthesizer, etc.). Solo event data and mute event data comply with general MIDI standards. Since this data represents special events that are not included, for example, some electronic musical instruments cannot be interpreted even if they receive solo event data or mute event data. This process is not performed.
[0005]
In view of the above-described problems in the prior art, the present invention provides functions equivalent to solo and mute even for audio devices that do not have functions such as solo and mute when externally controlling various audio devices. The purpose is to enable control to be realized.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve this object, the invention according to claim 1 has a plurality of channels and is connected to one or a plurality of audio devices including a MIDI device or a mixer via a communication means, and the MIDI device is connected to the channel. Is a volume control device that controls the volume of the sound signal for each channel by associating the sound signals output from the sound volume with a volume buffer for storing the volume setting value for each channel, and setting the solo function for each channel Or a solo instructing unit for instructing release, a receiving unit capable of receiving an event instructing to set or release a solo function for a channel from the connected mixer, and an instruction operation for the solo instructing unit or the receiving unit Means for detecting an instruction to set or cancel the solo function for a channel based on the received event; In response to the instruction to set the solo function, MIDI event data for reducing the volume to zero is generated for all channels other than the channel instructed to set the solo function, and the solo function is canceled. In response to the instruction, MIDI event data for returning the volume to all channels other than the channel instructed to cancel the solo function is obtained based on the set value of the volume stored in the volume buffer. And a means for transmitting the generated MIDI event data to the MIDI device.
When an instruction to set the solo function is detected, it is confirmed that there is no other channel for which the solo function is already set, and when the confirmation is made, the volume event data of the volume event data for setting the volume to zero is confirmed. There may be further provided means for executing transmission to the MIDI device.
A sound volume control program for an acoustic device according to a fourth aspect is a volume control program that causes a computer to function as the sound volume control device according to the first aspect.
[0007]
The invention according to claim 3 has a plurality of channels and is connected to one or a plurality of audio devices including a MIDI device or a mixer via a communication means, and the channel corresponds to an audio signal output from the MIDI device. A volume control device for controlling the volume of an acoustic signal for each channel, a volume buffer for storing the set value of the volume for each channel, and a mute instruction for setting or canceling the mute function for each channel And a receiving means capable of receiving an event instructing to set or cancel a mute function for a channel from the connected mixer, an instruction operation on the mute instruction means, or an event received by the receiving means Means for detecting an instruction to set or cancel the mute function for a certain channel; In response to the instruction to set the mute function, MIDI event data for reducing the volume to zero is generated for the channel instructed to set the mute function, and the release of the mute function is instructed. In response, based on the volume setting value stored in the volume buffer, MIDI event data for returning the volume to the channel instructed to cancel the mute function is generated, and the generated MIDI event data is Means for transmitting to a MIDI device.
A sound volume control program for an audio device according to a fifth aspect is a volume control program that causes a computer to function as the sound volume control device according to the third aspect.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0009]
FIG. 1 shows a schematic configuration of a volume control apparatus according to an embodiment of the present invention. This volume control device includes a central processing unit (CPU) 101, a read only memory (ROM) 102, a random access memory (RAM) 103, a communication interface (I / F) 104, a detection circuit 105, a display circuit 106, and a signal processing circuit. 107, an input / output I / F 108, an operation element 109, a display unit 110, and a bus line 111.
[0010]
The CPU 101 is a processing device that controls the overall operation of the volume control device. The ROM 102 stores a startup routine at power-on, a BIOS (basic input / output system) that manages low-level I / O processing, and the like. The RAM 103 is a storage area for loading a program executed by the CPU 101 and securing various buffer areas. The communication I / F 104 is an interface for connecting to various external control devices 121 to be controlled by this apparatus. The operation element 109 is an operation element such as a keyboard or a mouse included in a normal personal computer. The operation of the operation element 109 is detected by the detection circuit 105, and the detection result is sent to the CPU 101. The display unit 110 is a display that displays various types of information. The display circuit 106 displays the given data on the display unit 110 based on an instruction from the CPU 101. The signal processing circuit 107 performs mixing of various acoustic signals and imparting effects based on instructions from the CPU 101. The input / output I / F 108 is an interface for connecting to the external input / output device 122. The external input / output device 122 is various devices that input / output audio signals to / from the signal processing circuit 107 via the input / output I / F 108.
[0011]
The volume control apparatus including the respective units shown in 101 to 111 is realized by installing a predetermined control program for volume control (program according to the present invention) in a general-purpose microcomputer. Although not shown in FIG. 1, the computer is provided with a hard disk (HD), and a control program is installed in the HD. The control program is loaded onto the RAM 103 and executed by the CPU 101 by a predetermined activation operation by the user.
[0012]
Although FIG. 1 illustrates that the external input / output device 122 and the external control device 121 are separate, the external input / output device 122 and the external control device 121 may be a single device. A plurality of devices can be connected to each other. For example, one mixer can be connected as an external input / output device 122 that inputs and outputs audio signals, and similarly connected as an external control device 121 to be controlled. Here, it is assumed that a mixer and an electronic musical instrument are connected as the external control device 121 and controlled by this volume control device.
[0013]
The above-described control program is a program that causes the computer to function as a controller of a mixer or electronic musical instrument connected as the external control device 121. When this control program is launched, a screen simulating an operator for each channel provided in the mixer as hardware is displayed on the display unit 110. The mixer can be controlled by operating the displayed operator image with the operator 109 (such as a mouse). The user can arbitrarily set the input / output series to be assigned to each CH using a predetermined screen.
[0014]
FIG. 2 shows an example of a screen displayed on the display unit 110 and a screen transition corresponding to the operation of the operation element 109. FIG. 2A shows a display example of the display unit 110 when the control program is started up. “CH1” 211 indicates a channel (CH) 1 of the mixer. Reference numerals 212 to 214 denote a mute switch (MUTE button), a solo switch (SOLO button), and a fader for the CH1. These are displays imitating the controls for CH1 actually provided by the mixer as hardware, and are synchronized with those actual controls. That is, when the mute switch 212 or the solo switch 213 is clicked on the screen displayed as shown in FIG. 2A by using the mouse (operator 109), the corresponding operator is operated by the mixer as hardware. Performs the same operation as Similarly, when the fader 214 displayed on the screen is dragged with the mouse, the same operation is performed as when the corresponding fader is operated by the mixer as hardware. Conversely, when an operator on the mixer as hardware is operated, the operator image on the screen also changes corresponding to the operation. In FIG. 2A, the mute switch, solo switch, and fader are also displayed for CH2, CH3, and CH4. Here, CH1 to CH4 are illustrated, but the number of channels is arbitrary.
[0015]
Which input signal or output signal sequence is allocated to these CHs is arbitrary. Therefore, one automatic performance part can be assigned to each CH by using an electronic musical instrument as a control target. In this case, since the electronic musical instrument does not have the mute switch and solo switch functions as described in the problem section, the electronic musical instrument does not receive the data even if the mute on event or solo on event data is sent to the electronic musical instrument. Cannot be interpreted, and the volume control represented by the data is not performed. Therefore, in the control program of the present embodiment, instead of these events, event data not defined in general MIDI standards such as mute event data and solo event data so as to perform volume control according to the operation is used. Instead, volume event data defined by the MIDI standard that can be processed (interpreted) by any electronic musical instrument is sent.
[0016]
Hereinafter, with reference to FIG. 2A to FIG. 2F, what kind of event data is sent out when various operations are performed from the screen displayed on the display unit 110 will be described in detail. explain. For each channel, a mute buffer for recording the mute setting state, a solo buffer for recording the solo setting state, and a volume buffer for recording the volume value being set are provided.
[0017]
When the CH1 solo switch 213 is clicked with the mouse from the initial state of FIG. 2A, the state of FIG. 2B is obtained. As shown at 221, the solo switch of CH1 is highlighted (indicating that it is turned on). At this time, the fact that CH1 has become solo is recorded in the solo buffer. Further, in order to set a state (solo state) in which only the CH1 to be soloed (specifically, the part assigned to CH1) is being played by the external control device (electronic musical instrument) 121, the volume of CHs other than CH1 is set. Volume event data (MIDI channel volume data) for zeroing is transmitted to the external control device 121. Arrows 225 to 228 indicate volume event data transmitted corresponding to each CH. The arrow 225 described as “none” indicates that volume event data is not transmitted for CH1 (since it is only necessary to continue sound generation). Reference numerals 226 to 228 described as “zero” indicate that volume event data for setting the volume to zero is transmitted for CH2 to CH4.
[0018]
When the CH4 fader is operated from the state of FIG. 2B, a screen as shown in FIG. The knob position of the CH4 fader 231 is changed to change the volume level. At this time, a new volume value for CH4 is recorded in the volume buffer. At this time, since the CH1 is in the solo state and the part corresponding to CH4 is not played back in the external control device 121, it is not possible to transmit a new volume value of CH4 to the external control device 121. do not do. An arrow 235 indicates that no volume event data is transmitted for CH4.
When the CH1 fader is operated from the state of FIG. 2C, a screen as shown in FIG. The knob position of the CH1 fader 241 has been changed to change the volume level. A new volume value corresponding to CH1 is recorded in the volume buffer. At this time, since CH1 is in a solo state and is being played back by the external control device 121, a new volume value of CH1 is transmitted to the external control device 121. An arrow 245 indicates that a new volume value is transmitted as volume event data for CH1.
[0020]
When the CH3 mute switch is operated from the state shown in FIG. 2D, the screen shown in FIG. The CH3 mute switch 251 is highlighted to indicate that mute is on. At this time, it is recorded in the mute buffer that CH3 is muted on. At this time, since the CH1 is in the solo state and CH3 is not reproduced by the external control device 121, the volume event data for muting the CH3 is not transmitted to the external control device 121. An arrow 255 indicates that no volume event data is transmitted to CH3.
[0021]
If the solo switch of CH1 is operated from the state of FIG. 2 (e), the screen is as shown in FIG. 2 (f). The solo switch 261 of CH1 is changed from the reverse display to the normal display (indicating a solo-off state). The solo buffer records that the solo of CH1 is released. Also, since there are no solo CHs, the volume event data corresponding to the volume value of each CH recorded in the volume buffer is transmitted to the external control device 121 in order to reproduce all the CHs at the set volume value. To do. However, since the mute state is set for CH3, volume event data for setting volume zero (mute state) is transmitted instead of the volume value recorded in the volume buffer. Further, since the solo is released from the state being reproduced in the solo state and the other CHs are also reproduced with respect to CH1, only the sound generation is continued for CH1, and therefore the volume event data is not transmitted. . An arrow 265 indicates that volume event data is not transmitted for CH1. Arrows 266 and 268 indicate that volume event data corresponding to the volume values recorded in the volume buffer for CH2 and CH4 is transmitted. An arrow 267 indicates that volume event data with a volume of zero is transmitted for CH3.
[0022]
FIG. 3 is a flowchart showing the processing procedure of the main processing of this control program. When this control program is activated, it is determined in step 301 whether or not an instruction to change the setting of the solo function has been detected. This is a process for detecting the operation of the solo switch of any CH. If any one of the solo switches of the CH has been operated, in step 302, the contents of the solo display section and the solo buffer are changed to the settings instructed for that CH. Next, in step 303, solo processing (described later in FIG. 4) is executed, and the flow proceeds to step 304. If there is no instruction to change the setting of the solo function in step 301, the process proceeds to step 304.
[0023]
In step 304, it is determined whether or not an instruction to change the setting of the mute function is detected. This is a process for detecting the operation of the mute switch of any CH. If any one of the CH mute switches has been operated, in step 305, the contents of the mute display section and mute buffer are changed to the settings instructed for that CH. Next, in step 306, mute processing (described later in FIG. 5) is executed, and the flow proceeds to step 307. If there is no instruction to change the mute function setting in step 304, the process proceeds to step 307.
[0024]
In step 307, it is determined whether or not an instruction to change the volume level is detected. This is a process of detecting the operation of any CH fader. If any CH fader has been operated, in step 308, the volume display section (fader knob position) and the contents of the volume buffer are changed to the settings designated for that CH. Next, in step 309, volume processing (described later in FIG. 6) is executed, and the process proceeds to step 310. If there is no instruction to change the volume level in step 307, the process proceeds to step 310.
[0025]
In step 310, other processing is performed. Next, at step 311, it is determined whether or not an instruction to end the main process (mixer stop) is detected. When there is an instruction to end, this process ends. If not, the process returns to step 301 and continues.
[0026]
FIG. 4 is a flowchart showing the procedure of the solo process. This process is a process executed in step 303 when a solo switch for a certain CH is operated, and this CH is called a target CH. In step 401, it is detected whether or not there is a CH other than solo (a channel other than the target CH). In step 402, it is determined whether or not the switch is turned on. When ON is set for the target CH, it is determined in step 403 whether there is any other channel where solo is ON. If there is, the volume of the target CH is set in step 404 (stored in the volume buffer). The volume event data for transmitting the volume value) is transmitted, and the process ends. Here, the setting of the solo is not exclusive, and it is assumed that a plurality of CHs that are solo-on are all sounded. If there is no other channel in which solo is turned on in step 403, in step 405, volume event data for setting the volume of the other channel to zero is sent and the processing ends. When the switch operation is set to OFF in step 402, it is determined in step 406 whether there is a channel other than solo being on. If there is, the volume event data for making the volume of the target CH zero in step 407 is sent and the process ends. If there is no other channel in which solo is turned on in step 406, volume event data for setting the volume of the other channel to the set value is sent in step 408, and the process ends. Here, if there is a CH for which mute is set to ON among other CHs, volume event data for setting the volume to zero is sent for that CH (FIG. 2 (f) 267).
[0027]
FIG. 5 is a flowchart showing the processing procedure of the mute processing. This process is executed in step 306 when a mute switch is operated for a certain CH, and that CH is called a target CH. In step 501, it is determined whether there is a channel for which solo is on. If there is, it is determined in step 502 whether solo of the target channel is on. When the solo of the target CH is off, the process is terminated as it is. If there is no CH whose solo is on in step 501 or if the target CH is solo in step 502, it is determined in step 503 whether or not the switch is turned on. When ON is set, the volume data for setting the volume of the target CH to zero is sent in step 504, and the process ends. When OFF is set by a switch operation in step 503, volume data for setting the volume of the target CH to a set value is sent in step 505, and the process ends.
[0028]
FIG. 6 is a flowchart showing the processing procedure of the volume processing. This process is executed in step 309 when a fader of a certain CH is operated, and this CH is called a target CH. In step 601, it is determined whether or not mute of the target CH is turned off. If mute is on, the process is terminated. If mute is off, it is determined in step 602 whether solo for all channels is off. If it is turned off, the volume data for setting the volume of the target CH to the set value is sent in step 603, and the process ends. If the solo of all the channels is not turned off in step 602, it is determined in step 604 whether the solo of the target CH is turned on. If it is on, the process proceeds to step 603. If it is off, the process is terminated.
[0029]
In the above embodiment, the control program is installed in the HD and read into the RAM at the time of startup and executed. However, the control program is stored in the ROM or is stored in the CD-ROM. May be. The control program may be installed by connecting to a server computer via a communication network and downloading the control program and data from the server computer.
[0030]
In the above embodiment, the control according to the operation on the screen as shown in FIG. 2 has been described as an example. However, the same operation is performed when the mixer as hardware is operated. That is, when a solo switch, mute switch, or fader of any channel is operated in a mixer as hardware, a solo on (or off) event or a mute on (or off) event is sent from the mixer to the control program. . This control program may detect these events in the same manner as the operation on the screen and perform the above-described processing.
[0031]
Note that solo event data and mute event data are received from the outside (externally connected mixer, etc.), not limited to the method of operating the on-screen switch as a method for setting solo and mute, and settings are received ( A function setting equivalent to solo or mute by sending a volume event to an externally connected electronic musical instrument or the like may be performed. The same applies to the volume level setting by the fader.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even for external control devices such as electronic musical instruments that do not have solo and mute functions, the solo and mute settings ( (Same settings as solo and mute functions).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a volume control device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing a display screen example and its transition. FIG. 3 is a flowchart of main processing in the device of the embodiment. FIG. 5 is a flowchart of solo processing of the apparatus of the embodiment. FIG. 5 is a flowchart of mute processing of the apparatus of the embodiment. FIG. 6 is a flowchart of volume processing of the apparatus of the embodiment.
DESCRIPTION OF SYMBOLS 101 ... Central processing unit (CPU), 102 ... Read-only memory (ROM), 103 ... Random access memory (RAM), 104 ... Communication interface (I / F), 105 ... Detection circuit, 106 ... Display circuit, 107 ... Signal Processing circuit 108... I / O I / O 109 109 Operator 110 Display unit 111 Bus line

Claims (5)

複数のチャンネルを有し、通信手段を介してＭＩＤＩ機器乃至ミキサを含む１または複数の音響機器と接続され、前記チャンネルには前記ＭＩＤＩ機器が出力する音響信号を対応付け、各チャンネル毎に音響信号の音量を制御する音量制御装置であって、
音量の設定値を各チャンネル毎に記憶する音量バッファと、
各チャンネル毎にソロ機能の設定または解除を指示するソロ指示手段と、
前記接続されたミキサからあるチャンネルについてのソロ機能を設定または解除を指示するイベントを受信可能な受信手段と、
前記ソロ指示手段に対する指示操作または前記受信手段にて受信されたイベントに基づいてあるチャンネルについてのソロ機能を設定または解除する指示を検出する手段と、
前記ソロ機能の設定が指示されたことに応じて、ソロ機能の設定が指示されたチャンネル以外の全てのチャンネルに対して音量をゼロにするためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、前記ソロ機能の解除が指示されたことに応じて、前記音量バッファに記憶された音量の設定値に基づいて、該ソロ機能の解除が指示されたチャンネル以外の全チャンネルに対して音量を復帰させるためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、生成したＭＩＤＩイベントデータを前記ＭＩＤＩ機器に送信する手段と
を備えたことを特徴とする音響機器の音量制御装置。 It has a plurality of channels and is connected to one or a plurality of audio devices including a MIDI device or a mixer via a communication means, and the channel is associated with an audio signal output from the MIDI device, and an audio signal for each channel A volume control device for controlling the volume of
A volume buffer for storing the volume setting value for each channel;
Solo instruction means for instructing the setting or release of the solo function for each channel;
Receiving means capable of receiving an event instructing to set or cancel a solo function for a channel from the connected mixer;
Means for detecting an instruction to set or cancel the solo function for a channel based on an instruction operation on the solo instruction means or an event received by the receiving means ;
In response to the instruction to set the solo function, MIDI event data is generated to make the volume zero for all channels other than the channel instructed to set the solo function, and the solo function is canceled. MIDI event data for returning the volume to all channels other than the channel instructed to cancel the solo function based on the volume setting value stored in the volume buffer And a means for transmitting the generated MIDI event data to the MIDI device. 請求項１に記載の音響機器の音量制御装置において、
前記ソロ機能を設定する指示が検出されたとき、既にソロ機能が設定されている他のチャンネルがないことを確認し、該確認がなされた場合に、前記音量をゼロにする音量イベントデータの前記ＭＩＤＩ機器への送信を実行させる手段をさらに備えたことを特徴とする音響機器の音量制御装置。In the volume control apparatus of the audio equipment according to claim 1,
When the instruction to set the solo function is detected, it is confirmed that there is no other channel to which the solo function has already been set, and when the confirmation is made, the volume event data of the volume event data that sets the volume to zero is confirmed. volume control device for an acoustic device, characterized by further comprising means for executing the transmission to the MIDI device. 複数のチャンネルを有し、通信手段を介してＭＩＤＩ機器乃至ミキサを含む１または複数の音響機器と接続され、前記チャンネルには前記ＭＩＤＩ機器が出力する音響信号を対応付け、各チャンネル毎に音響信号の音量を制御する音量制御装置であって、
音量の設定値を各チャンネル毎に記憶する音量バッファと、
各チャンネル毎にミュート機能の設定または解除を指示するミュート指示手段と、
前記接続されたミキサからあるチャンネルについてのミュート機能を設定または解除を指示するイベントを受信可能な受信手段と、
前記ミュート指示手段に対する指示操作または前記受信手段にて受信されたイベントに基づいてあるチャンネルについてのミュート機能を設定又は解除する指示を検出する手段と、
前記ミュート機能の設定が指示されたことに応じて、ミュート機能の設定が指示されたチャンネルに対して音量をゼロにするためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、前記ミュート機能の解除が指示されたことに応じて、前記音量バッファに記憶された音量の設定値に基づいて、ミュート機能の解除が指示されたチャンネルに対して音量を復帰させるためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、生成したＭＩＤＩイベントデータを前記ＭＩＤＩ機器に送信する手段と
を備えたことを特徴とする音響機器の音量制御装置。 It has a plurality of channels and is connected to one or a plurality of audio devices including a MIDI device or a mixer via a communication means, and the channel is associated with an audio signal output from the MIDI device, and an audio signal for each channel A volume control device for controlling the volume of
A volume buffer for storing the volume setting value for each channel;
Mute instruction means for instructing the setting or release of the mute function for each channel,
Receiving means capable of receiving an event instructing to set or release a mute function for a channel from the connected mixer;
Means for detecting an instruction to set or cancel the mute function for a channel based on an instruction operation on the mute instruction means or an event received by the receiving means ;
In response to an instruction to set the mute function, MIDI event data for reducing the volume to zero is generated for the channel to which the mute function setting is instructed, and the release of the mute function is instructed. depending on, on the basis of the set value of the stored volume in the volume buffer, generates MIDI event data for returning the volume for the channel to release the mute function is instructed, the generated MIDI event data Means for transmitting to the MIDI device. コンピュータを、
複数のチャンネルを有し、通信手段を介してＭＩＤＩ機器乃至ミキサを含む１または複数の音響機器と接続され、前記チャンネルには前記ＭＩＤＩ機器が出力する音響信号を対応付け、各チャンネル毎に音響信号の音量を制御する音量制御装置であって、
音量の設定値を各チャンネル毎に記憶する音量バッファと、
各チャンネル毎にソロ機能の設定または解除を指示するソロ指示手段と、
前記接続されたミキサからあるチャンネルについてのソロ機能を設定または解除を指示 するイベントを受信可能な受信手段と、
前記ソロ指示手段に対する指示操作または前記受信手段にて受信されたイベントに基づいてあるチャンネルについてのソロ機能を設定または解除する指示を検出する手段と、
前記ソロ機能の設定が指示されたことに応じて、ソロ機能の設定が指示されたチャンネル以外の全てのチャンネルに対して音量をゼロにするためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、前記ソロ機能の解除が指示されたことに応じて、前記音量バッファに記憶された音量の設定値に基づいて、該ソロ機能の解除が指示されたチャンネル以外の全チャンネルに対して音量を復帰させるためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、生成したＭＩＤＩイベントデータを前記ＭＩＤＩ機器に送信する手段と
を備えた音量制御装置として、機能させることを特徴とする音響機器の音量制御プログラム。 Computer
It has a plurality of channels and is connected to one or a plurality of audio devices including a MIDI device or a mixer via a communication means, and the channel is associated with an audio signal output from the MIDI device, and an audio signal for each channel A volume control device for controlling the volume of
A volume buffer for storing the volume setting value for each channel;
Solo instruction means for instructing the setting or release of the solo function for each channel;
Receiving means capable of receiving an event instructing to set or cancel a solo function for a channel from the connected mixer ;
It means for detecting an instruction to set or cancel the solo function for channel that is based on the received event with an instruction operation or the receiving means for the solo instructing means,
In response to the instruction to set the solo function, MIDI event data is generated to make the volume zero for all channels other than the channel instructed to set the solo function, and the solo function is canceled. MIDI event data for returning the volume to all channels other than the channel instructed to cancel the solo function based on the volume setting value stored in the volume buffer It generates the generated MIDI event data as volume control device and means for transmitting to the MIDI device, audio equipment volume control program for causing to function. コンピュータを、
複数のチャンネルを有し、通信手段を介してＭＩＤＩ機器乃至ミキサを含む１または複数の音響機器と接続され、前記チャンネルには前記ＭＩＤＩ機器が出力する音響信号を対応付け、各チャンネル毎に音響信号の音量を制御する音量制御装置であって、
音量の設定値を各チャンネル毎に記憶する音量バッファと、
各チャンネル毎にミュート機能の設定または解除を指示するミュート指示手段と、
前記接続されたミキサからあるチャンネルについてのミュート機能を設定または解除を指示するイベントを受信可能な受信手段と、
前記ミュート指示手段に対する指示操作または前記受信手段にて受信されたイベントに基づいてあるチャンネルについてのミュート機能を設定又は解除する指示を検出する手段と、
前記ミュート機能の設定が指示されたことに応じて、ミュート機能の設定が指示されたチャンネルに対して音量をゼロにするためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、前記ミュート機能の解除が指示されたことに応じて、前記音量バッファに記憶された音量の設定値に基づいて、ミュート機能の解除が指示されたチャンネルに対して音量を復帰させるためのＭＩＤＩイベントデータを生成し、生成したＭＩＤＩイベントデータを前記ＭＩＤＩ機器に送信する手段と
を備えた音量制御装置として、機能させることを特徴とする音響機器の音量制御プログラム。 Computer
It has a plurality of channels and is connected to one or a plurality of audio devices including a MIDI device or a mixer via a communication means, and the channel is associated with an audio signal output from the MIDI device, and an audio signal for each channel A volume control device for controlling the volume of
A volume buffer for storing the volume setting value for each channel;
Mute instruction means for instructing the setting or release of the mute function for each channel,
Receiving means capable of receiving an event instructing to set or release a mute function for a channel from the connected mixer;
It means for detecting an instruction to set or cancel the mute function for channel that is based on the received event with an instruction operation or the receiving means with respect to the mute instruction means,
In response to an instruction to set the mute function, MIDI event data for reducing the volume to zero is generated for the channel to which the mute function setting is instructed, and the release of the mute function is instructed. depending on, on the basis of the set value of the stored volume in the volume buffer, generates MIDI event data for returning the volume for the channel to release the mute function is instructed, the generated MIDI event data A sound volume control program for an audio device, which is caused to function as a sound volume control device comprising means for transmitting to the MIDI device.

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