JP4147097B2 - 画像形成方法、画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信回線を介して画像形成を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィス等におけるネットワークの普及に伴い、デジタル複写機やプリンタ等の画像形成装置にもネットワーク接続機能を備えたものが広く利用されてきている。そして、これらの画像形成装置を用いて、ネットワーク経由でプリントやスキャンを行うことが可能な画像形成システムが普及してきている。
【0003】
このような画像形成システムでは、スキャンした画像を同じ機器内にあるプリンタを使ってプリントを行うローカルコピー、スキャンした画像を指定したネットワーク上のプリンタへ送信してプリントを行うリモートコピー、スキャンした画像を同じ機器内にあるプリンタを使ってプリントするとともに、複数のネットワーク上のプリンタへ送信してプリントを行う重連コピー等の動作が可能になっている。
【0004】
また、デジタル複写機においては、原稿複写の際、読み取った原稿の画像情報を、ハードディスク等の記録媒体に一旦格納し、格納された画像情報の中から任意の画像情報を繰り返し読み出して出力するようにしている。このデジタル複写装置によれば、1度の読み取りで同一の原稿の画像を複数回出力できるので、複数の原稿画像を適当な順番で読み出すことにより、複数のビンを有するソータ機構を設けなくても、原稿をソートした状態で排紙することが可能である。
【0005】
ここで、デジタル複写機では、画像データをハードディスクに格納する際や、ハードディスクから読み出す際には、例えばFAT(ファイルアロケーション・テーブル)等の管理情報を用い、入力された情報の記録媒体上の格納位置の指定や出力すべき情報の位置の指定等の情報の格納・読み出し処理を管理するようにしている。FATによれば、格納される情報毎に情報番号が割り当てられる。そして、この情報番号によってFATの参照値が決まるので、情報番号により各情報の格納位置を特定することができる。
【0006】
また、一般に、FATは、複写動作等のジョブが終了する毎に更新され、FATが消去又は更新されると、当該FATにより特定される情報の読み出しが通常はできなくなる。ジョブが終了してもFATが消去または更新されるのみであったため、例えば、上記デジタル複写機では、原稿の複写処理を終えても、次の原稿の複写処理がなされて画像情報(画像データ)が上書きされるまでの間、その原稿の画像データはハードディスク等の記録媒体に残っており、機密漏洩のおそれがあった。
【0007】
従って、機密性の高い原稿や、他人に知られたくない原稿を複写する際には、機密保持の問題が特に重要であった。これに対し、デジタル複写機に機密モードが設定されている場合、FATの消去や更新とともに、画像データそのものを上書き消去することで、機密性を保持しつつ、管理情報による情報の入出力ができる情報処理方法及び装置を提供する例が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、画像データを上書き消去する際に、一度の上書き消去だと画像データを解析することによって復元される怖れがあったので、セキュリティレベル(機密レベル)によって、ランダムに発生した画像データを何度も上書きすることで、画像データが解析されることを防げるようにするものもある。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−223061号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような画像データに対する上書き処理は、あるデジタル複写機内のローカルジョブに限って行われており、例えばリモートコピー、重連コピーの相手先のリモート受信機が機密モードでなかったり、機密モード自体が存在しない装置であってりする場合に、受信機側のハードディスクに画像データが残ったままになることがあり、記録媒体に残存する情報の機密保持の点で、改善の余地があった。
【0010】
また、ある特定のIPアドレスで指定される機械のみにリモートコピーを許可したり、リモートコピー時に使用するネットワークポートをマスクすることで、リモートコピーの許可、不許可を行うことも行われている。しかし、これらは、通常、管理者によって指定IPアドレスの設定やポートの設定等の操作を行う必要があり、一般的な使用者にとっては煩雑な操作となる。
【0011】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、リモートコピーを行うデジタル複写機等に送信し、画像形成された画像データ等に対する画像形成後の機密性を好適に保持することができる画像形成方法、画像形成システム及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、通信回線を介して接続された、画像データを送信する送信手段を有する送信側装置と前記送信側装置から送信された画像データを受信して画像形成する受信側装置とを用いた画像形成方法であって、前記送信側装置は、自装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得し、前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得し、前記自装置の機密レベルと前記受信側装置の機密レベルとを比較し、前記受信側装置の機密レベルが前記自装置の機密レベル以上である場合に、前記受信側装置に対して前記画像データを送信し、前記受信側装置は、前記送信側装置から送信された前記画像データを受信し、受信した該画像データを記憶装置に記憶し、前記画像データの画像形成を行い、前記記憶装置に記憶された前記画像データを前記受信側装置に設定された前記データ機密モードに基づいて消去することを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、通信回線を介して接続された、画像データを送信する送信手段を有する送信側装置と前記送信側装置から送信された画像データを受信して画像形成する受信側装置とを備える画像形成システムであって、前記送信側装置が、自装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第1の取得手段と、前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段で取得した機密レベルと前記第2の取得手段で取得した機密レベルとを比較する比較手段と、を有し、前記送信手段は、前記第2の取得手段で取得した機密レベルが前記第1の取得手段で取得した機密レベル以上である場合に、前記受信側装置に対して前記画像データを送信し、前記受信側装置が、前記送信手段によって送信された前記画像データを受信する受信手段と、受信した前記画像データを記憶装置に記憶する記憶手段と、前記画像データの画像形成を行う形成手段と、前記記憶装置に記憶された前記画像データを前記受信側装置に設定された前記データ機密モードに基づいて消去する消去手段とを備えることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決するために、本発明は、画像データを画像形成する受信側装置と通信回線を介して接続された画像形成装置であって、自装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第1の取得手段と、前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段で取得した機密レベルと前記第2の取得手段で取得した機密レベルとを比較する比較手段と、を有し、前記送信手段は、前記第2の取得手段で取得した機密レベルが前記第1の取得手段で取得した機密レベル以上である場合に、前記受信側装置に対して前記画像データを送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。図1において、1001はデジタル複合機であり、後述するようにスキャナ部とプリンタ部とから構成される。デジタル複合機1001は、スキャナ部から読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク(LAN)1010へ送信したり、LAN1010から受信した画像をプリンタ部によりプリントアウトすることができる。また、FAX送受信部を設けることにより、スキャナ部から読み込んだ画像をPSTN又はISDN1030を介してFAX装置1031へ送信したり、FAX装置1031から送信された画像データをPSTN又はISDN1030を介して受信して、当該画像をプリンタ部によりプリントアウトすることもできる。また、LAN1010上にプリンタ1040が連結されており、デジタル複合機1001により読み取った画像をプリントアウトすることが可能である。
【0015】
1002はデータベースサーバであり、デジタル複合機1001で読み込んだ二値画像及び多値画像を格納してデータベースとして管理する。1003はデータベースサーバ1002のデータベースクライアントであり、データベースサーバ1002に格納されている画像データの閲覧/検索等を行うことができる。
【0016】
1004は電子メールサーバであり、デジタル複合機1001により読み取られた画像を電子メールの添付ファイル等として受け取ることができる。1005は電子メールクライアントであり、電子メールサーバ1004で受け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したりすることができる。1006はHTML文書をLAN1010に提供するWWWサーバであり、デジタル複合機1001によりWWWサーバ1006で提供されるHTML文書をプリントアウトできる。1007はDNSサーバであり、ホスト名とIPアドレスの対応表を持つ。
【0017】
1011はルータであり、LAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結する。インターネット/イントラネット1012には、前述したデータベースサーバ1002、WWWサーバ1006、電子メールサーバ1004、デジタル複合機1001と同様の装置が、それぞれデータベースサーバ1021、WWWサーバ1022、電子メールサーバ1023、デジタル複合機1020として連結している。
【0018】
次に、デジタル複合機1001について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るデジタル複合機1001のハードウェア全体を示す構成図である。図2において、コントローラユニット2000は画像入力デバイスであるスキャナ部2070や画像出力デバイスであるプリンタ部2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
【0019】
コントローラユニット2000において、CPU2001は、デジタル複合機のシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002は、CPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データ等を格納する。
【0020】
操作部I/F2006は、操作部2012とのインタフェース部であり、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。ネットワーク2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。モデム2050は公衆回線(WAN)2051に接続し、情報の入出力を行う。尚、以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。
【0021】
イメージバスI/F2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバス又はIEEE1394で構成される。また、画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。
【0022】
RIP(ラスターイメージプロセッサ)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ部2070やプリンタ部2095とコントローラユニット2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工又は編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEGで、二値画像画像データはJBIG、MMR又はMHで圧縮伸長処理する。
【0023】
図3は、デジタル複合機1001を構成する画像入出力デバイスを示す概要図である。図3に示すように、画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上等に形成された画像を照明し、不図示のCCDラインセンサを走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラユニット2000におけるCPU2001がスキャナ部2070に指示を与え、原稿フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードして原稿画像の読み取り動作を行う。
【0024】
また、原稿フィーダ2072には、後述する自動用紙選択モードを実現するために必要な原稿サイズ検知センサ(図示せず)が設置されており、セットされた原稿のサイズを検知することができる。
【0025】
一方、画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータを用紙等の媒体上に画像形成する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上等に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、本実施形態ではどの方式であっても構わない。プリント動作の起動は、コントローラユニット2000におけるCPU2001からの指示によって開始する。
【0026】
プリンタ部2095には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙方向を選択することができるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
【0027】
図4は、デジタル複合機1001を構成する画像入出力デバイスの操作部2012の構成を示す概要図である。操作部2012において、LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示されているタッチキーが押されるとその位置情報をコントローラユニット2000におけるCPU2001に伝える。スタートキー2014は、原稿画像の読み取り動作を開始する場合等に用いる。スタートキー2014中央部には、例えば、緑と赤の2色のLED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は、操作部2012からの設定を初期化する時に用いる。
【0028】
図5は、コントローラユニット2000におけるスキャナ画像処理部2080の細部構成を示すブロック図である。図5において、画像バスI/Fコントローラ2081は画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。
【0029】
フィルタ処理部2082は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部2083は、例えば、入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影付け、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算を行って拡大・縮小処理を行う。尚、副走査方向の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル変換部2085は、読み取った輝度データである画像データを濃度データにテーブル変換する。二値化部2086は、多値のグレースケール画像データを誤差拡散処理やスクリーン処理等によって二値化する。上述した各部での処理が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ2081を介して、画像バス2008上に転送される。
【0030】
図6は、コントローラユニット2000におけるプリンタ画像処理部2090の細部構成を示すブロック図である。図6において、画像バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092は、ネットワーク2011或いは公衆回線2051を介して取得された画像データを、プリンタ部2095の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
【0031】
図7は、コントローラユニット2000における画像圧縮部2040の細部構成を示すブロック図である。図7において、画像バスI/Fコントローラ2041は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入力バッファ2042や出力バッファ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミング制御、及び、画像圧縮部2043に対するモード設定等の制御を行う。ここで、画像圧縮部2040の処理手順について説明する。
【0032】
まず、画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して画像圧縮に必要な設定(例えば、MMR圧縮、JBIG伸長等)を行う。そして、必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041は、RAM2002又は画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。
【0033】
受け取った画像データは入力バッファ2042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、入力バッファは、画像バスI/Fコントローラ2041と画像圧縮部2043の両者の間で、画像データを転送できるかどうかを判断する。そして、画像バス2008からの画像データの読み込み、及び、画像圧縮部2043への画像の書き込みが不可能である場合は、データの転送を行わないような制御を行う(以後、このような制御を「ハンドシェーク」と称す。)。
【0034】
画像圧縮部2043は、受け取った画像データを一旦RAM2044に格納する。これは画像圧縮を行う際には行われる画像圧縮処理の種類によって数ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意してからでないと画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ2045に送られる。出力バッファ2045では、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。
【0035】
画像バスI/Fコントローラ2041は、転送された圧縮(又は伸長)された画像データをRAM2002又は画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(すなわち、必要なページ数の処理が終わるまで)、若しくはこの画像圧縮部2043から停止要求が出るまで(例えば、圧縮及び伸長時のエラー発生まで)繰り返される。
【0036】
図8は、コントローラユニット2000における画像回転部2030の細部構成を示すブロック図である。図8において、画像バスI/Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2032にモード等を設定する制御、及び、画像回転部2032に画像データを転送するためのタイミング制御を行う。ここで、画像回転部2032の細部処理手順について示す。
【0037】
画像回転部2032では、まず、画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して画像回転に必要な設定(例えば、画像サイズや回転方向・角度等の設定)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。
【0038】
この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031は、RAM2002若しくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは32(bit)をそのサイズとし、回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、画像バス2008上に画像データを転送させる際に32(bit)を単位とする画像転送を行うものとする。尚、扱う画像は二値画像を想定する。
【0039】
図9は、画像回転に関するデータ転送を概要を説明するための図である。すなわち、32×32(bit)の画像を得るためには、図9に示すように上述したような単位データ転送を32回行う必要があり、かつ、不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。
【0040】
ここで、不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2033に書き込まれる。図10は、画像回転に関するデータの読み出し及び書き込みを説明するための図である。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された32(bit)の画像データを図10に示すようにY方向に書き込んでいく。そして、読み出し時にX方向に読み出すことで画像が回転する。
【0041】
32×32(bit)の画像回転(すなわち、RAM2033への書き込み)が完了した後、画像回転部2032はRAM2033から上述した読み出し方法で当該画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に画像を転送する。そして、回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシングを以て、 RAM2002又は画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。尚、上述した一連の処理は、 CPU2001からの処理要求が無くなるまで(すなわち、必要なページ数の処理が終わるまで)繰り返される。
【0042】
図11は、コントローラユニット2000におけるデバイスI/F部2020の細部構成を示すブロック図である。図11に示すように、画像バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ部2070及びプリンタ部2095への制御信号を発生させる。
【0043】
ここで、スキャンバッファ2022は、スキャナ部2070から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べて、或いは分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024は、画像バス2008から転送された画像データを分解して、或いは順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファ2025は、画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ部2095に同期させて画像データを出力する。
【0044】
ここで、デバイスI/F2020における画像スキャン時の処理手順について説明する。まず、スキャナ部2070から送られてくる画像データをスキャナ部2070から送られてくるタイミング信号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存する。
【0045】
そして、画像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換部2023に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
【0046】
次に、デバイスI/F2020における画像プリント時の処理手順について説明する。まず、画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バス2008から送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/Fコントローラ2021で受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存する。一方、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バス2008から送られてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換部2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保存する。そして、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号に同期させて、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0047】
図12は、デジタル複合機1001において動作するソフトウェアの全体構成を示すソフトウェアブロック図である。
【0048】
図12に示すように、1501はユーザインタフェース(UI)であり、オペレータが本デジタル複合機の各種操作・設定を行う際に、機器との仲介を行うモジュールである。ユーザインタフェース1501は、オペレータの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。
【0049】
1502はアドレスブック(Address-Book)であり、データの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。アドレスブック1502の内容は、ユーザインタフェース1501からの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとして使用される。
【0050】
1503はウェブサーバ(Web-Server)モジュールであり、図外のWebクライアントからの要求により、デジタル複合機1001の管理情報を通知するために使用される。管理情報は、後述のAPI制御部(Control-API)1518を介して読み取られ、後述のHTTP1512、TCP/IP1516、ネットワークドライバ(Network−Driver)1517を介してWebクライアントに通知される。
【0051】
1504は同報配信(Universal-Send)モジュールであり、データの配信を行うモジュールであり、ユーザインタフェース1501によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布するものである。また、オペレータにより、本デジタル復号機のスキャナ機能を使用して配布データの生成が指示された場合は、後述のAPI制御部1518を介して本機を動作させ、データの生成を行う。
【0052】
1505はP550モジュールであり、同報配信モジュール1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュールである。1506はEメールモジュールであり、同報配信1504内で通信先にE−mailアドレスが指定された際に実行されるモジュールである。1507はDBモジュールであり、同報配信モジュール1504内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュールである。1508はDPモジュールであり、同報配信モジュール1504内で出力先に本機器と同様のデジタル複合機が指定された際に実行されるモジュールである。
【0053】
また、1509はリモートコピースキャン(Remote-Copy-Scan)モジュールであり、デジタル複合機1001のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他のデジタル複合機(例えば、デジタル複合機1020)を出力先とし、デジタル複合機1001単体で実現しているコピー機能と同等の処理を行うモジュールである。
【0054】
1510はリモートコピープリント(Remote-Copy-Print)モジュールであり、デジタル複合機1001のプリンタ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機(例えば、デジタル複合機1020)を入力先とし、デジタル複合機1001で実現しているコピー機能と同等の処理を行うモジュールである。
【0055】
1511はウェブプルプリント(Web-Pull-Print)モジュールであり、インターネット又はイントラネット上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷するモジュールである。
【0056】
1512はHTTPモジュールであり、デジタル複合機1001がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールであり、後述のTCP/IPモジュール1516により前述のウェブサーバ1503、ウェブプルプリント1511モジュールに通信を提供するものである。
【0057】
1513はlprモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより前述の同報配信モジュール1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供するものである。
【0058】
1514はSMTPモジュールであり、後述のTCP/IPモジュール1516により前述の同報配信モジュール1504内のEメールモジュール1506に通信を提供するものである。
【0059】
1515はSLM(Salutation-Manager)モジュールであり、後述のTCP/IPモジュール1516により前述の同報配信モジュール1504内のデータベースモジュール1517、DPモジュール1518及びリモートコピースキャンモジュール1509、リモートコピープリントモジュール1510に通信を提供するものである。
【0060】
1516はTCP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュールに後述のネットワークドライバ1517によりネットワーク通信を提供するものである。また、1517はネットワークドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。
【0061】
1518はAPI制御部であり、同報配信モジュール1504等の上流モジュールに対し、後述のジョブマネージャ(Job-Manager)1519等の下流モジュールとのインタフェースを提供するものであり、上流及び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものである。
【0062】
1519はジョブマネージャ(Job-Manager)であり、前述の各種モジュールよりAPI制御部1518を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュールは、デジタル複合機1001内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。
【0063】
1520はコーデックマネージャ(CODEC-Manager)であり、ジョブマネージャ1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。そして、1521はFBEエンコーダ(FBE-Encoder)であり、ジョブマネージャ1519、スキャンマネージャ(Scan-Manager)1524により実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮するものである。
【0064】
また、1522はJPEGコーデック(JPEG-CODEC)であり、ジョブマネージャ1519、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ(Print-Manager)1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。1523はMMRコーデック(MMR-CODEC)であり、ジョブマネージャ1519、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
【0065】
1524はスキャンマネージャ(Scan-Manager)であり、ジョブマネージャ1519が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。また、1525はSCSIドライバであり、スキャンマネージャ1524とデジタル複合機1001が内部的に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。
【0066】
1526はプリントマネージャ(Print-Manager)であり、ジョブマネージャ1519が指示する印刷処理を管理・制御するものである。1527はエンジンインタフェース(Engine-I/F)ドライバであり、プリントマネージャ1526と印刷部とのI/Fを提供するものである。1528はパラレルポートドライバであり、ウェブプルプリント1511がパラレルポートを介して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提供するものである。
【0067】
以下、本発明の組み込みアプリケーションの実施形態について図面を用いて説明する。図13は、本実施形態における画像配信に関する組み込みアプリケーションブロックを表す図である。
【0068】
図13において、4050は、図12で説明した本実施形態の操作部のユーザインタフェース(UI)1501のアプリケーションを示すブロックである。4100は、リモートコピーアプリケーションの送信側を示すブロックである。4150は、同報配信(Universal Send)の送信側を示すブロックである。4200は、ウェブプルプリント(Web Pull Print)モジュールを示すブロックである。4250は、ウェブサーバ(Web Server)モジュールを示すブロックである。
【0069】
また、4300は、リモートコピーの受信側(プリント側)を示すブロックである。4350は、同報配信で送信されてきたイメージを汎用のプリンタで受信・プリントするブロックである。4400は、リモートプリントの受信側(プリント側)を示すブロックである。4450は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のノーツサーバ(Notes Server)で受信・格納するブロックである。
【0070】
4500は、同報配信で送信されてきたイメージを二値のイメージを受信・格納するブロックである。4550は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のメールサーバ(Mail Server)で受信・格納するブロックである。4600は、同報配信で送信されてきたイメージを多値のイメージを受信・格納するブロックである。4650は、情報コンテンツを含んだ、公知のウェブサーバ(Web Server)を示すブロックである。4700は、本発明のウェブサーバなどにアクセスする公知のウェブブラウザ(Web Browser)を示す。以下、それぞれのブロックに照らし合わせながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。
【0071】
まず、UI(User Interface)アプリケーション4050について説明する。ブロック4050に示したUIの詳細は前記した通りであるが、ここでは、アドレズブック(Address Book)4051について説明する。アドレスブック4051は、デジタル複合機1001内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハードディスクなど)に保存されており、この中には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載されている。例えば、以下に列挙するようなものが含まれている。
【0072】
(a)機器の正式名やエイリアス名、
(b)機器のネットワークアドレス、
(c)機器の処理可能なネットワークプロトコル、
(d)機器の処理可能なドキュメントフォーマット、
(e)機器の処理可能な圧縮タイプ、
(f)機器の処理可能なイメージ解像度、
(g)プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報、
(h)サーバ(コンピュータ)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ名。
【0073】
さらに、リモートコピーアプリケーション4100、同報配信アプリケーション4150、ウェブサーバアプリケーション4250、ウェブプルプリントアプリケーション4200は、アドレスブック4051に記載された情報により、配信先の特徴を判別することが可能となる。また、アドレスブック4051は、編集可能であると共に、ネットワーク内のサーバコンピュータなどに保存されているものをダウンロードして使用する、又は、直接参照することも可能である。次に、上述の各アプリケーションについて詳細に説明する。
【0074】
リモートコピーアプリケーション4100は、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報をアドレスブック4051より判別する。そして、判別結果に従って、スキャナにより読み取った二値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリンタ機器に送信する。SLM4103は、公知のサルテーションマネージャ(Salutation Manager)と呼ばれる機器制御情報等を含んだネットワークプロトコルの一種であり、スマートリンクマネージャ(Smart Link Manager)とも呼ばれる。
【0075】
同報配信アプリケーション4150は、リモートコピーアプリケーション4100と違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信することが可能である。また、配信先もプリンタ機器にとどまらず、いわゆるサーバコンピュータにも直接配信可能である。以下、配信先に従って順に説明する。
【0076】
配信先の機器が公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPD(Line Printer Daemon)、プリンタ制御コマンドとして公知のLIPSが処理可能であってアドレスブック4051より判別した場合、同様にアドレスブック4051より判別した画像解像度に従って画像読み取りを行う。そして、画像自体は、例えば本実施形態では、公知のFBE(First Binari Encoding)を用いて圧縮し、さらにLIPSコード化して、公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
【0077】
配信先の機器が前述のSLMで通信可能であってサーバ機器の場合、アドレスブック4051より、サーバーアドレス、サーバ内のフォルダの指定を判別する。そして、リモートコピーアプリケーション4100と同様に、スキャナにより読み取った二値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフォルダに格納することが可能である。
【0078】
また、デジタル複合機1001では、相手機器であるサーバが公知のJPEG圧縮された多値画像を処理可能だと判別した場合、前述の二値画像と同様に多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、公知のJFIF化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフォルダに格納することが可能である。
【0079】
配信先の機器が公知のE−mailサーバである場合、アドレスブック4051に記載されたメールアドレスを判別し、スキャナにより読み取った二値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮する。そして、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protcol)4153を使用して、E−mailサーバに送信する。その後の配信は、メールサーバ4550に従って実行される。
【0080】
ウェブプルプリントアプリケーション4200は、インターネットあるいはイントラネット上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷する。また、ウェブサーバアプリケーション4250は、ウェブクライアントからの要求に応じて、ウェブクライアントの自装置の管理情報を通知する。
【0081】
次に機密文書モードの場合の動作について以下に説明する。
【0082】
HDD2004に画像データを記憶させる場合、FAT(ファイルアロケーション・テーブル)と呼ばれる管理情報も記憶され、このFATでは、ハードディスク2004に書き込まれる画像データ毎にデータ番号が割当てられ、画像データが書き込まれる毎に記憶される。このデータ番号によってFATの参照値が決定されるため、書き込まれた画像データの書き込み位置が、データ番号によって特定される。ここで、機密文書モードでない場合、画像データが不要になったときは、このFAT情報だけがクリアされる。
【0083】
一方、機密文書モードを有する機械では、操作部2012により操作者が機密文書モードを指定できるように構成されている。そして、機密文書モードが設定されている場合には、コピー等のジョブが終了して、HDD2004上に記憶した画像データが必要なくなったときには、FAT情報だけでなく、画像データが格納されている領域に0データの上書きをして画像の消去が行われる。また、操作部2012から複数の機密レベルを設定することにより、単に0データで上書きするだけでなく、ランダムに発生させたデータを画像データが格納されている領域に上書きして画像の消去を行ったり、上書き回数を任意に指定すること等も可能である。
【0084】
図14は、本実施形態に係るデジタル複合機1001を含み、リモートコピーの実行が可能な画像形成システムの構成を示す概要図である。図14に示す画像形成システムは、上述のデジタル複合機1001の他に、デジタル複写機2902、デジタル複写機2903で構成される。そして、デジタル複合機1001、2902、2903は、LAN1010を介して接続され、互いに通信可能である。
【0085】
上述したような構成を有する送信側装置(例えば、デジタル複合機1001)と受信側装置(例えば、デジタル複合機2902)とが通信回線(例えば、LAN1010)を介して接続された画像形成システムでは、以下のフローチャートで説明するような手順で画像形成等を実行する。すなわち、送信側装置では、自装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定し、自装置にデータ機密モードの設定がされていると判定した場合、受信側装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定する。そして、受信側装置にデータ機密モードの設定がされていると判定した場合、当該受信側装置に対して前記画像データを送信する。一方、受信側装置では、送信側装置から送信された画像データを受信し、受信した画像データを記憶装置に記憶して、画像データの画像形成を行う。そして、記憶装置に記憶された画像データを受信側装置に設定されたデータ機密モードに基づいて消去することを特徴とする。
【0086】
図15は、同実施形態の画像形成システムにおいてリモートコピーを行う際のプリンタを選択する際の制御手順を説明するためのフローチャートである。デジタル複写機1001上の操作部2012内のスタートキーよりジョブ実行の指示をする(ステップS1501)。これにより、操作部2012により設定されたコピーモードに対して最適なプリンタが、デジタル複写機1001、2902、2903の中から選択される(ステップS1502)。ここでは例えば、デジタル複写機2902が選択されたとする。
【0087】
次に、デジタル複写機1001が機密文書モードかどうかを判断する(ステップS1503)。デジタル複写機1001が機密文書モードであると判断された場合(YES)、同デジタル複写機1001(送信側)の機密レベルを取得する(ステップS1504)。
【0088】
例えば、本実施形態における機密レベルの詳細は、画像データが必要なくなり消去指示がされた場合に、
レベル0:FATのみを更新する、
レベル1:0データで画像データを上書きして消去する、
レベル2:ランダムデータで画像データを上書きして消去する、
レベル3:ランダムデータで画像データを上書きすることを3回繰りして消去する
となっているものとし、レベル値が高いほど機密レベルが高いことを表わしている。例えば、ここでは機密レベルが2と取得されたとする。尚、この機密レベルの種類、程度は上述した場合だけに限られるものではない。
【0089】
すなわち、本実施形態に係る画像形成システムでは、受信側装置におけるデータ機密モードに基づいた画像データの消去が、当該画像データに関するFATの更新、0データによる当該画像データの上書き、又はランダムデータによる当該画像データの上書き(1回又は複数回)のいずれかによって実行されることを特徴とする。
【0090】
次に、選択されたプリンタ(受信側)であるデジタル複写機2902が機密文書モードで動作しているかどうかを判断する(ステップS1505)。その結果、機密文書モードで動作していると判断した場合(YES)、デジタル複写機2902の機密レベルを取得する(ステップS1506)。
【0091】
次に、デジタル複写機1001の機密レベルとデジタル複写機2902の機密レベルとの比較を行う(ステップS1507)。例えば、ステップS1506でデジタル複写機2902の機密レベルが2又は3であると取得された場合は、受信側の機密レベルが送信側よりも同じ又は高いと判断されるので、ステップS1508に進んでリモートコピー可能と判断してリモートコピーを行う。また、ステップS1503で送信側のデジタル複写機1001が機密文書モードでないと判断された場合(NO)もステップS1508に進んで、リモートコピーを実行する。そして、上述したように、デジタル複写機2902では、機密レベル等に応じて受信した画像データを消去する(ステップS1510)。
【0092】
すなわち、本実施形態に係る画像形成システムでは、送信側装置が、自装置においてデータ機密モードの設定がされていると判定した場合、さらに当該データ機密モードの機密レベルを判定する(例えば、ステップS1504)。また、受信側装置においてデータ機密モードの設定がされていると判定した場合、さらに当該データ機密モードの機密レベルを判定する(例えば、ステップS1506)。そして、受信側装置の機密レベルと受信側装置の機密レベルとを比較し、受信側装置の機密レベルが送信側装置の機密レベルよりも低くないと判定された場合(例えば、ステップS1507でNOの場合)、受信側装置に対して画像データを送信することを特徴とする。
【0093】
一方、ステップS1505で選択された受信側のデジタル複写機2902が機密文書モードでないと判断された場合(NO)や、ステップS1507で送信側の機密レベルよりも受信側の機密レベルが低いと判断された場合(YES)は、ステップS1509に進んで、リモートコピーを禁止しジョブを受け付けないようにする。
【0094】
すなわち、本実施形態に係る画像形成システムでは、送信側装置が、自装置においてデータ機密モードの設定がされていないと判定した場合(例えば、ステップS1503でNOの場合)、受信側装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定することなく、当該受信側装置に対して画像データを送信する。そして、受信側装置は、受信した画像データの画像形成を行い(例えば、ステップS1508)、その後、記憶装置に記憶された当該画像データを受信側装置におけるデータ機密モードに従って消去する(例えば、ステップS1510)ことを特徴とする。
【0095】
また、本実施形態に係る画像形成システムでは、送信側装置が、受信側装置においてデータ機密モードの設定がされていないと判定した場合(例えば、ステップS1505でNOの場合)、当該受信側装置に対して画像データを送信せずにジョブの実行を中止する(例えば、ステップS1509)ことを特徴とする。
【0096】
さらに、送信側装置が、受信側装置の機密レベルが送信側装置の機密レベルよりも低いと判定した場合(例えば、ステップS1507でYESの場合)、受信側装置に対して画像データを送信せずにジョブの実行を中止する(例えば、ステップS1509)ことを特徴とする。
【0097】
上述した実施形態では、送受信機の機密レベルを取得して、受信機の機密レベルが送信機の機密レベルと同じ又は高い場合にリモートコピーを許可したが、受信側が機密文書モードで動作している場合には、送信側のデータ機密モード及び機密レベルに関係なく、受信側の機密レベルでリモートコピーを許可するようにしてもよい。また、受信側で画像データに関する消去処理を実行しないという選択も可能である。
【0098】
また、上述した実施形態において、操作部2012上にネットワーク1010に接続されているリモートコピー受信可能なデジタル複写機やプリンタ等のリストを表示するようにしてもよい。そして、操作者はこのプリンタリストに表示されている機器を選択してジョブの投入を指示し、選択した機器にリモートコピーを行うようにしてもよい。尚、プリンタリストを表示する際に、機密文書モードで動作していないと判断された機器や、リモートプリンタの機密レベルを判断し、例えば、送信側の機密レベルよりも低いと判断された機器等は、プリンタリストへ表示しないようにしたり、選択できないようにしてもよい。
【0099】
以上説明してきたように、本実施形態に係るデジタル複写機を備えた画像形成システムにより、送信側・受信側の機密文書モードの設定状態によってリモートコピーを可能とし、リモートコピーした受信先で送信された画像データ等が受信した装置内で残ったままになることがなくなる。これにより、機密性が高いリモートコピーや重連コピーを行うことが可能になる。
【0100】
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0101】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0104】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、リモートコピーを行うデジタル複写機等に送信し、画像形成された画像データ等に対する画像形成後の機密性を好適に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。
【図2】同実施形態に係るデジタル複合機1001のハードウェア全体を示す構成図である。
【図3】デジタル複合機1001を構成する画像入出力デバイスを示す概要図である。
【図4】デジタル複合機1001を構成する画像入出力デバイスの操作部2012の構成を示す概要図である。
【図5】コントローラユニット2000におけるスキャナ画像処理部2080の細部構成を示すブロック図である。
【図6】コントローラユニット2000におけるプリンタ画像処理部2090の細部構成を示すブロック図である。
【図7】コントローラユニット2000における画像圧縮部2040の細部構成を示すブロック図である。
【図8】コントローラユニット2000における画像回転部2030の細部構成を示すブロック図である。
【図9】画像回転に関するデータ転送を概要を説明するための図である。
【図10】画像回転に関するデータの読み出し及び書き込みを説明するための図である。
【図11】コントローラユニット2000におけるデバイスI/F部2020の細部構成を示すブロック図である。
【図12】デジタル複合機1001において動作するソフトウェアの全体構成を示すソフトウェアブロック図である。
【図13】同実施形態における画像配信に関する組み込みアプリケーションブロックを表す図である。
【図14】同実施形態に係るデジタル複合機1001を含み、リモートコピーの実行が可能な画像形成システムの構成を示す概要図である。
【図15】同実施形態の画像形成システムにおいてリモートコピーを行う際のプリンタを選択する際の制御手順を説明するためのフローチャートである。
Claims (13)
- 通信回線を介して接続された、画像データを送信する送信手段を有する送信側装置と前記送信側装置から送信された画像データを受信して画像形成する受信側装置とを用いた画像形成方法であって、
前記送信側装置は、
自装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得し、
前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得し、
前記自装置の機密レベルと前記受信側装置の機密レベルとを比較し、
前記受信側装置の機密レベルが前記自装置の機密レベル以上である場合に、前記受信側装置に対して前記画像データを送信し、
前記受信側装置は、
前記送信側装置から送信された前記画像データを受信し、
受信した該画像データを記憶装置に記憶し、
前記画像データの画像形成を行い、
前記記憶装置に記憶された前記画像データを前記受信側装置に設定された前記データ機密モードに基づいて消去する
ことを特徴とする画像形成方法。 - 前記受信側装置における前記データ機密モードに基づいた前記画像データの消去が、該画像データに関するFATの更新、0データによる該画像データの上書き、又はランダムデータによる該画像データの上書きのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記送信側装置は、自装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定し、自装置においてデータ機密モードの設定がされていないと判定した場合、前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得することなく、該受信側装置に対して前記画像データを送信し、
前記受信側装置は、受信した前記画像データの画像形成を行った後、前記記憶装置に記憶された前記画像データを該受信側装置における前記データ機密モードに従って消去する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成方法。 - 前記送信側装置は、前記受信側装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定し、前記受信側装置においてデータ機密モードの設定がされていないと判定した場合、該受信側装置に対して前記画像データを送信せずにジョブの実行を中止することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記送信側装置は、前記通信回線を介して接続された複数の受信装置の中から、操作部により設定された画像形成条件に適する受信側装置を選択する
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の画像形成方法。 - 前記送信側装置が、前記受信側装置の機密レベルが前記送信側装置の機密レベルよりも低いと判定した場合、該受信側装置に対して前記画像データを送信せずにジョブの実行を中止することを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の画像形成方法。
- 通信回線を介して接続された、画像データを送信する送信手段を有する送信側装置と前記送信側装置から送信された画像データを受信して画像形成する受信側装置とを備える画像形成システムであって、
前記送信側装置が、
自装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第1の取得手段と、
前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段で取得した機密レベルと前記第2の取得手段で取得した機密レベルとを比較する比較手段と、を有し、
前記送信手段は、前記第2の取得手段で取得した機密レベルが前記第1の取得手段で取得した機密レベル以上である場合に、前記受信側装置に対して前記画像データを送信し、
前記受信側装置が、
前記送信手段によって送信された前記画像データを受信する受信手段と、
受信した前記画像データを記憶装置に記憶する記憶手段と、
前記画像データの画像形成を行う形成手段と、
前記記憶装置に記憶された前記画像データを前記受信側装置に設定された前記データ機密モードに基づいて消去する消去手段とを備える
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記消去手段が、前記画像データに関するFATの更新、0データによる該画像データの上書き、又はランダムデータによる該画像データの上書きのいずれかを実行することを特徴とする請求項7記載の画像形成システム。
- 前記送信側装置は、自装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定する判定手段を有し、自装置においてデータ機密モードの設定がされていないと判定した場合、前記第2の取得手段によって機密レベルを取得することなく、該受信側装置に対して前記画像データを送信し、
前記受信側装置は、受信した前記画像データの画像形成を行った後、前記記憶装置に記憶された前記画像データを該受信側装置における前記データ機密モードに従って消去する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成システム。 - 前記送信側装置は、前記受信側装置におけるデータ機密モードの設定の有無を判定する第2の判定手段を有し、前記受信側装置においてデータ機密モードの設定がされていないと判定した場合、該受信側装置に対して前記画像データを送信せずにジョブの実行を中止することを特徴とする請求項7から9までのいずれか1項に記載の画像形成システム。
- 前記送信側装置は、前記通信回線を介して接続された複数の受信側装置の中から、操作部により設定された画像形成条件に適する受信側装置を選択する選択手段を更に有する
ことを特徴とする請求項7から10までのいずれか1項に記載の画像形成システム。 - 前記送信側装置が、前記受信側装置の機密レベルが前記送信側装置の機密レベルよりも低いと判定した場合、該受信側装置に対して前記画像データを送信せずにジョブの実行を中止することを特徴とする請求項7から11までの何れか1項に記載の画像形成システム。
- 画像データを画像形成する受信側装置と通信回線を介して接続された画像形成装置であって、
自装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第1の取得手段と、
前記受信側装置において実行可能なデータ機密モードの機密レベルを取得する第2の取得手段と、
前記第1の取得手段で取得した機密レベルと前記第2の取得手段で取得した機密レベルとを比較する比較手段と、を有し、
前記送信手段は、前記第2の取得手段で取得した機密レベルが前記第1の取得手段で取 得した機密レベル以上である場合に、前記受信側装置に対して前記画像データを送信する送信手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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