JP4146471B2 - 人工心臓ポンプ - Google Patents

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Description

この発明は、羽根車を回転させて血液を圧送する軸流タイプの人工心臓ポンプに関するものである。
この種の人工心臓ポンプは、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の人工心臓ポンプについて説明する。従来の人工心臓ポンプは、内部に血液流路が形成されているハウジングと、前記ハウジングの血液流路内に固定されている固定主軸と、前記固定主軸に回転可能に軸支されている羽根車と、前記羽根車を回転させる駆動機構と、を備える。前記固定主軸の外周面と前記羽根車の内周面とは、ラジアル荷重を支える動圧軸受を構成する。また、前記固定主軸の外周面または前記羽根車の内周面のいずれか一方は、曲率中心が軸受中心に対してオフセットされておりかつ螺旋状に形成されている複数の円弧面からなる。さらに、螺旋状の複数の円弧面の接続付根部には、潤滑血液流溝が螺旋状に設けられている。
以下、従来の人工心臓ポンプの作用について説明する。駆動機構により羽根車を回転させる。すると、血液がハウジングの血液流路内に吸入され、吸入された血液が羽根車の回転により昇圧され、昇圧された血液がハウジングの血液流路内から吐出される。また、圧送される血液の一部である潤滑血液が固定主軸の外周面と羽根車の内周面との間の隙間に血液の圧送方向と逆方向に流れる。前記の従来の人工心臓ポンプは、螺旋状の潤滑血液流溝が設けられている軸受(スパイラル軸受)により螺旋溝のねじポンプ作用を利用して潤滑血液の流量を増やして血栓を低減することができ、また、曲率中心が軸受中心に対してオフセットされている複数の円弧面からなる軸受(オフセット軸受)により高い負荷能力が得られて羽根車の安定した回転が得られる。
ところが、従来の人工心臓ポンプは、曲率中心を軸受中心に対してオフセットしてかつ螺旋状に形成されている複数の円弧面の接続付根部に、潤滑血液流溝を、螺旋状に設けてなるスパイラルオフセット軸受を使用するものである。このために、従来の人工心臓ポンプは、スパイラルオフセット軸受が3次元的な面形状および溝形状となるので、加工が複雑であり、製作性が悪く、その分製造コストが高い。
特開2005−61543号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の人工心臓ポンプでは、軸受が3次元的な面形状となるので、加工が複雑であり、製作性が悪く、その分製造コストが高いという点にある。
この発明(請求項1に記載の発明)は、固定主軸の外周面が、曲率中心を軸受中心に対してオフセットしている複数の円弧面からなり、かつ、その複数の円弧面の接続付根部に潤滑血液流溝を固定主軸の中心軸線と平行に設け、潤滑血液流溝の入口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向と逆方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設ける、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項に記載の発明)は、固定主軸の外周面が、曲率中心を軸受中心に対してオフセットしている複数の円弧面からなり、かつ、その複数の円弧面の接続付根部に潤滑血液流溝を固定主軸の中心軸線と平行に設け、潤滑血液流溝の出口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設ける、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項に記載の発明)は、固定主軸の外周面が、曲率中心を軸受中心に対してオフセットしている複数の円弧面からなり、かつ、その複数の円弧面の接続付根部に潤滑血液流溝を固定主軸の中心軸線と平行に設け、潤滑血液流溝の入口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向と逆方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設け、潤滑血液流溝の出口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設ける、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4に記載の発明)は、固定主軸の両端部に外径が固定主軸の中間部の外径よりも小さい小径部をそれぞれ一体に設け、固定主軸の両端部の小径部の外径が、固定主軸の中心軸線から潤滑血液流溝の入口端部の底部までの距離や固定主軸の中心軸線から潤滑血液流溝の出口端部の底部までの距離よりも小さい、ことを特徴とする。
この発明(請求項1、2、3に記載の発明)の人工心臓ポンプは、曲率中心を軸受中心に対してオフセットしている複数の円弧面の接続付根部に、潤滑血液流溝を、固定主軸の中心軸線と平行に、すなわち、固定主軸方向に直線的に設けるものである。このために、この発明(請求項1、2、3に記載の発明)の人工心臓ポンプは、ほぼ2次元的な面形状および溝形状となるので、3次元的な面形状および溝形状となるスパイラルオフセット軸受を使用する前記の従来の人工心臓ポンプと比較して、加工が簡単であり、製作性が良い、その分製造コストが安価である。
しかも、この発明(請求項1、2、3に記載の発明)の人工心臓ポンプは、固定主軸方向に直線的に設けた潤滑血液流溝により潤滑血液の流量を増やして血栓を低減することができ、また、曲率中心を軸受中心に対してオフセットしている複数の円弧面からなる軸受(オフセット軸受)により高い負荷能力が得られて羽根車の安定した回転が得られる。
また、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、潤滑血液流溝の入口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向と逆方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設けるので、圧送される血液から分流して軸受に供給される潤滑血液の一部が傾斜部に沿ってかつ羽根車の回転速度成分をもって入口端部を経て潤滑血液流溝にスムーズに流入することができる。この結果、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、軸受の潤滑血液の入口側の部分であって、血栓が形成される箇所となり得る淀み領域を減少させることができ、その分、血栓を減少させることができる。
さらに、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、潤滑血液流溝の出口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設けるので、潤滑血液流溝を流れる潤滑血液が傾斜部に沿ってかつ羽根車の回転速度成分をもって出口端部を経て軸受を潤滑した潤滑血液にスムーズに合流しかつ軸受を潤滑した潤滑血液とともに圧送される血液にスムーズに合流することができる。この結果、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、軸受の潤滑血液の出口側の部分であって、血栓が形成される箇所となり得る淀み領域を減少させることができ、その分、血栓を減少させることができる。
さらにまた、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、潤滑血液流溝の入口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向と逆方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設けるので、圧送される血液から分流して軸受に供給される潤滑血液の一部が傾斜部に沿ってかつ羽根車の回転速度成分をもって入口端部を経て潤滑血液流溝にスムーズに流入することができる。しかも、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、潤滑血液流溝の出口端部に、固定主軸の中心軸線に対して、羽根車の回転方向に所定の角度で傾斜している傾斜部を設けるので、潤滑血液流溝を流れる潤滑血液が傾斜部に沿ってかつ羽根車の回転速度成分をもって出口端部を経て軸受を潤滑した潤滑血液にスムーズに合流しかつ軸受を潤滑した潤滑血液とともに圧送される血液にスムーズに合流することができる。この結果、この発明(請求項に記載の発明)の人工心臓ポンプは、軸受の潤滑血液の入口側の部分および出口側の部分であって、血栓が形成される箇所となり得る淀み領域を減少させることができ、その分、血栓を減少させることができる。
さらにまた、この発明(請求項4に記載の発明)の人工心臓ポンプは、固定主軸の両端部に外径が固定主軸の中間部の外径よりも小さい小径部をそれぞれ一体に設け、固定主軸の両端部の小径部の外径が、固定主軸の中心軸線から潤滑血液流溝の入口端部の底部までの距離や固定主軸の中心軸線から潤滑血液流溝の出口端部の底部までの距離よりも小さい。このために、この発明(請求項4に記載の発明)の人工心臓ポンプは、固定主軸の両端部の小径部の外面が、潤滑血液流溝の入口端部の底部や潤滑血液流溝の出口端部の底部にかからない。この結果、この発明(請求項4に記載の発明)の人工心臓ポンプは、潤滑血液が空間から潤滑血液流溝の入口端部にスムーズに流入することができ、潤滑血液が潤滑血液流溝の出口端部から空間にスムーズに流出することができる。
以下、この発明にかかる人工心臓ポンプの実施例のうちの2例および参考例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図4は、この発明にかかる人工心臓ポンプの実施例1を示す。なお、図3(A)は、固定主軸とスリーブとの組み合わせを示す図2におけるA−A線断面図である。図3(B)は、固定主軸とスリーブとの組み合わせを示す図2におけるB−B線断面図である。図3(C)は、固定主軸とスリーブとの組み合わせを示す図2におけるC−C線断面図である。
以下、この実施例1における人工心臓ポンプの構成について説明する。この実施例1における人工心臓ポンプ1は、ハウジング(ケーシング)2と、固定主軸3と、羽根車4と、駆動機構5と、を備えるものである。図中、符号「O」は、軸受の中心を示す。また、符号「O−O」は、軸受の中心の軸線、すなわち、軸受の中心軸心を示す。
前記ハウジング2は、図1に示すように、内部に円柱形状(断面真円形状)の血液流路6が形成されている円筒形状をなすものである。前記ハウジング2の一端(前端)には、前記血液流路6と連通する吸入口7が設けられている。一方、前記ハウジング2の他端(後端)には、前記血液流路6と連通する吐出口8が設けられている。前記ハウジング2の前記血液流路6の中心軸線は、軸受の中心軸線O−Oと一致する。
前記固定主軸3は、図1に示すように、前記ハウジング2の血液流路6内に固定されている。すなわち、前記固定主軸3の両端には、円柱形状(断面真円形状)をなす前側固定部材9と後側固定部材10とがそれぞれ固定されている。前記前側固定部材9は、複数枚の整流板11により前記ハウジング2の血液流路6の内周面に固定されている。前記後側固定部材10は、複数枚のディフューザ12により前記ハウジング2の血液流路6の内周面に固定されている。この結果、前記固定主軸3および前記前側固定部材9および前記後側固定部材10は、組立後一体となり、前記整流板11またはおよび前記ディフューザ12を介して前記ハウジング2に固定される。
前記固定主軸3の両端部には、円柱形状(断面真円形状)の小径部13がそれぞれ一体に設けられている。前記小径部13の外径は、前記固定主軸3の中間部の外径よりも若干小さい。前記固定主軸3の中心軸線と、前記小径部13の中心軸線と、前記前側固定部材9の中心軸線と、前記後側固定部材10の中心軸線とは、相互に一致し、かつ、前記ハウジング2の前記血液流路6の中心軸線および軸受の中心軸線O−Oと一致する。なお、図4中における前記小径部13は、軸方向の長さを若干長くして図示されている。
前記前側固定部材9の前端部は、前記吸入口7から前記血液流路6内に吸入された血液14(図1中の白抜き矢印を参照)をスムーズに分流させる形状をなしている。前記後側固定部材10の後端部は、前記羽根車4により昇圧された血液14(図1中の白抜き矢印を参照)をスムーズに合流させる形状をなしている。
前記羽根車4は、図1に示すように、前記固定主軸3に回転可能に軸支されている。すなわち、前記羽根車4は、内部に円柱形状(断面真円形状)の空間が形成されている円筒形状のスリーブ15と、前記スリーブ15の外周面に一体に設けられている複数枚のインペラ16と、から構成されている。前記羽根車4のスリーブ15の内周面が前記固定主軸3の中間部の外周面に、若干の隙間を開けて、回転可能に軸支されている。前記スリーブ15の両端面と前記前側固定部材9の後端面および前記後側固定部材10の前端面との間には、空間26が形成されている。
前記駆動機構5は、永久磁石17と、回転磁界発生器18と、から構成されているものである。前記永久磁石17は、前記スリーブ15中に埋設されている。前記回転磁界発生器18は、コイル(図示せず)および磁気回路(図示せず)から構成されていて、前記ハウジング2に埋設されている。前記回転磁界発生器18に電力を供給することにより、前記羽根車4が回転する。前記羽根車4の回転の中心軸線(前記スリーブ15の中心軸線)は、前記固定主軸3の中心軸線および前記小径部13の中心軸線および前記前側固定部材9の中心軸線および前記後側固定部材10の中心軸線および前記ハウジング2の前記血液流路6の中心軸線および軸受の中心軸線O−Oと一致する。
前記固定主軸3の中間部の外周面と前記羽根車4のスリーブ15の内周面とは、ラジアル軸受を構成する。すなわち、このラジアル軸受は、前記血液流路6を流れる血液14(圧送される血液14)の一部である潤滑血液19(図1〜図3中の実線矢印を参照)が前記外周面と前記内周面との間の隙間20に血液14の圧送方向と逆方向に流れてラジアル荷重を支える動圧軸受を構成するものである。
前記固定主軸3の中間部の外周面は、図3に示すように、各曲率中心(各回転中心)O1、O2が軸受中心Oに対してオフセットされている複数、この例では、2個の円弧面21、22からなる。すなわち、一方の円弧面21は、軸受中心Oに対してオフセットされている曲率中心O1を中心とする半径R1の円柱の外周面の2分の1の円弧面からなる。他方の円弧面22は、軸受中心Oに対してオフセットされている曲率中心O2を中心とする半径R2の円柱の外周面の2分の1の円弧面からなる。一方の円弧面21の曲率中心O1と他方の円弧面22の曲率中心のO2とは、軸受中心Oを挟んで径方向にそれぞれ反対側に同距離オフセットされている。なお、図3中における前記曲率中心O1、O2は、軸受中心Oから若干離れた状態で図示されている。
前記2個の円弧面21、22の接続付根部には、潤滑血液流溝23が前記固定主軸3の中心軸線と平行に、すなわち、前記固定主軸3の軸方向に直線的に設けられている。前記潤滑血液流溝23は、前記固定主軸3に2本設けられている。前記2個の円弧面21、22の接続付根部とは、内側の円弧面と外側の円弧面とを結ぶ平面から内側の円弧面にかけての部分である。前記潤滑血液流溝23は、断面ほぼ半円形をなす。
前記潤滑血液流溝23の入口端部24には、傾斜部が設けられている。すなわち、前記潤滑血液流溝23の入口端部24は、前記固定主軸3の中心軸線に対して、前記羽根車4の回転方向Aと逆方向に(または、前記羽根車4の回転方向Aと対向して)所定の角度で傾斜している。また、前記潤滑血液流溝23の出口端部25には、傾斜部が設けられている。すなわち、前記潤滑血液流溝23の出口端部25は、前記固定主軸3の中心軸線に対して、前記羽根車4の回転方向Aに(または、前記羽根車4の回転方向Aに沿って)所定の角度で傾斜している。前記入口端部24の傾斜角度および前記出口端部25の傾斜角度は、前記潤滑血液流溝23中を流れる前記潤滑血液19の流動計測・解析および前記隙間20中を流れる前記潤滑血液19の流動計測・解析に基づいて設定する。前記潤滑血液19の流動計測・解析は、前記羽根車4の周速、前記潤滑血液19の流量、前記潤滑血液19の軸方向(軸受の中心軸線O−O方向)の流速、前記潤滑血液流溝23の断面積および前記隙間20の断面積などを考慮する。
前記固定主軸3において、両端部の小径部13の外径は、前記固定主軸3の中心軸線から前記潤滑血液流溝23の入口端部24の底部までの距離および前記固定主軸3の中心軸線から前記潤滑血液流溝23の出口端部25の底部までの距離よりも小さくする。すると、両端部の小径部13の外面は、前記潤滑血液流溝23の入口端部24の底部および出口端部25の底部にかからない。この結果、潤滑血液19が前記空間26から前記潤滑血液流溝23の入口端部24にスムーズに流入することができ、かつ、潤滑血液19が前記潤滑血液流溝23の出口端部25から前記空間26にスムーズに流出することができる。また、前記固定主軸3において、中間部の2個の円弧面21、22は、2個の円弧面21、22の付け根部が前記潤滑血液流溝23および前記入口端部24および前記出口端部25に沿うように、形成されている。
この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、駆動機構5の回転磁界発生器18に電力を供給する。すると、駆動機構5が駆動して、羽根車4が固定主軸3の回りを軸受の中心軸線O−Oを中心として矢印A方向に回転する。この羽根車4の回転により、血液14は、ハウジング2の吸引口7から血液流路6内に吸入される。この吸入された血液14は、羽根車4のインペラ16の回転により昇圧される。この昇圧された血液14は、ハウジング2の血液流路6を経て吐出口8から吐出される。
ここで、羽根車4よりも下流側(吐出口8側)の血液14の圧力は、羽根車4の上流側(吸入口7側)の血液14の圧力よりも高い。このために、羽根車4よりも下流側の血液14の一部は、潤滑血液19として、後側固定部材10と羽根車4のスリーブ15との間の空間26を通って、軸受の隙間20、すなわち、固定主軸3の中間部の外周面と羽根車4のスリーブ15の内周面との間の隙間20に供給される。この軸受の隙間20に供給された潤滑血液19は、軸受の隙間20を潤滑する。この軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19は、前側固定部材9と羽根車4のスリーブ15との間の空間26を通って、羽根車4の上流側の血液14と合流する。
潤滑血液19が軸受の隙間20に供給される際において、空間26中の潤滑血液19の一部は、潤滑血液流溝23の入口端部24から潤滑血液流溝23中に積極的にかつ優先的に供給される。このとき、潤滑血液流溝23の入口端部24が固定主軸3の中心軸線に対して羽根車4の回転方向Aと逆方向に所定の角度で傾斜しているので、潤滑血液19が入口端部24の傾斜に沿ってかつ羽根車4の回転速度成分をもって潤滑血液流溝23にスムーズに流入することができる。
潤滑血液流溝23中に供給された潤滑血液19は、潤滑血液流溝23中を血液14の圧送方向(図1中の白抜き矢印の方向)と逆方向に、軸受の隙間20を流れる潤滑血液19よりも積極的にかつ優先的に流れる。
潤滑血液流溝23中を流れる潤滑血液19は、潤滑血液流溝23の出口端部25から前側固定部材9と羽根車4のスリーブ15との間の空間26に流出して軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19と合流し、かつ、この軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19とともに圧送される血液14に合流する。このとき、潤滑血液流溝23の出口端部25が固定主軸3の中心軸線に対して羽根車4の回転方向Aに所定の角度で傾斜しているので、潤滑血液流溝23を流れる潤滑血液19が傾斜部に沿ってかつ羽根車4の回転速度成分をもって出口端部25を経て軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19にスムーズに合流しかつこの軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19とともに圧送される血液14にスムーズに合流することができる。
この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、各曲率中心O1、O2を軸受中心Oに対してオフセットしている2個の円弧面21、22の接続付根部に、潤滑血液流溝23を、固定主軸3の中心軸線と平行に、すなわち、固定主軸3の軸方向に直線的に設けるものである。このために、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、ほぼ2次元的な面形状および溝形状となるので、3次元的な面形状および溝形状となるスパイラルオフセット軸受を使用する前記の従来の人工心臓ポンプと比較して、加工が簡単であり、製作性が良く、その分製造コストが安価である。
特に、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、固定主軸3の外周面に各曲率中心O1、O2を軸受中心Oに対してオフセットしている2個の円弧面21、22を形成し、かつ、その固定主軸3の外周面の2個の円弧面21、22の接続付根部に潤滑血液流溝23を固定主軸3の中心軸線と平行に設けるものである。このために、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、羽根車のスリーブの内周面に複数の円弧面および潤滑血液流溝を設けるものと比較して、加工がさらに簡単であり、製作性がさらに良く、その分製造コストがさらに安価となる。
しかも、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、固定主軸3の軸方向に直線的に設けた潤滑血液流溝23により潤滑血液19の流量を増やして血栓を低減することができる。また、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、各曲率中心O1、O2を軸受中心Oに対してオフセットしている2個の円弧面21、22からなる軸受(オフセット軸受)により高い負荷能力が得られて羽根車4の安定した回転が得られる。
また、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、潤滑血液流溝23の入口端部24に傾斜部を設けている。すなわち、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、潤滑血液流溝23の入口端部24が固定主軸3の中心軸線に対して羽根車4の回転方向Aと逆方向に所定の角度で傾斜している。これにより、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、圧送される血液14から分流して軸受の隙間20に供給される潤滑血液19の一部が傾斜部に沿ってかつ羽根車4の回転速度成分をもって入口端部24を経て潤滑血液流溝23にスムーズに流入することができる。この結果、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、軸受の潤滑血液19の入口側の部分であって、血栓が形成される箇所となり得る淀み領域を減少させることができ、その分、血栓を減少させることができる。
さらに、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、潤滑血液流溝23の出口端部25に傾斜部を設けている。すなわち、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、潤滑血液流溝23の出口端部25が固定主軸3の中心軸線に対して羽根車4の回転方向Aに所定の角度で傾斜している。これにより、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、潤滑血液流溝23を流れる潤滑血液19が傾斜部に沿ってかつ羽根車4の回転速度成分をもって出口端部25を経て軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19にスムーズに合流しかつこの軸受の隙間20を潤滑した潤滑血液19とともに圧送される血液14にスムーズに合流することができる。この結果、この実施例1にかかる人工心臓ポンプ1は、軸受の潤滑血液19の出口側の部分であって、血栓が形成される箇所となり得る淀み領域を減少させることができ、その分、血栓を減少させることができる。
図5および図6は、この発明にかかる人工心臓ポンプの実施例2を示す。図中、図1〜図4と同符号は、同一のものを示す。以下、この実施例2にかかる人工心臓ポンプについて説明する。
この実施例2にかかる人工心臓ポンプは、潤滑血液流溝23の入口端部27および出口端部28の形状が前記の施例1にかかる人工心臓ポンプ1の潤滑血液流溝23の入口端部24および出口端部25の形状と若干異なる。すなわち、入口端部27の両側の縁のうち、羽根車4の回転方向Aと逆方向側の縁が固定主軸3の中心軸線に対して羽根車4の回転方向Aと逆方向に所定の角度で傾斜している。一方、入口端部27の両側の縁のうち、羽根車4の回転方向A側の縁が固定主軸3の中心軸線に沿って前記潤滑血液流溝23の縁と直線的に連なっている。また、出口端部28の両側の縁のうち、羽根車4の回転方向A側の縁が固定主軸3の中心軸線に対して羽根車4の回転方向Aに所定の角度で傾斜している。一方、出口端部28の両側の縁のうち、羽根車4の回転方向Aと逆方向側の縁が固定主軸3の中心軸線に沿って前記潤滑血液流溝23の縁と直線的に連なっている。
この実施例2にかかる人工心臓ポンプは、以上のごとき構成からなるので、前記の施例1にかかる人工心臓ポンプ1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。特に、この実施例2にかかる人工心臓ポンプは、潤滑血液流溝23の入口端部27および出口端部28の形状がさらに簡易な形状となるので、製作性が向上する。
(参考例)
図7〜図9は、この発明にかかる人工心臓ポンプの参考例を示す。図中、図1〜図6と同符号は、同一のものを示す。以下、この参考例にかかる人工心臓ポンプについて説明する。
この参考例にかかる人工心臓ポンプ100は、羽根車400の内周面側に複数個の例では2個の円弧面210、220および潤滑血液流溝230(入口端部240および出口端部250を含む)を設けたものである。すなわち、固定主軸300は、円柱形状(断面真円形状)をなし、前記の実施例1、2にかかる人工心臓ポンプ1の固定主軸3に設けた2個の円弧面21、22および潤滑血液流溝23(入口端部24、27および出口端部25、28を含む)および両端部の小径部13がない。
前記羽根車400のスリーブ150の内周面が前記固定主軸300の外周面に、若干の隙間を開けて、回転可能に軸支されている。前記スリーブ150の軸方向の長さは、前記固定主軸300の軸方向の長さより若干短い。この結果、前記スリーブ150の両端面と前記前側固定部材9の後端面および前記後側固定部材10の前端面との間には、空間26が形成されている。
前記固定主軸300の外周面と前記羽根車400のスリーブ150の内周面とは、ラジアル軸受を構成する。すなわち、このラジアル軸受は、前記血液流路6を流れる血液14(圧送される血液14)の一部である潤滑血液19(図7〜図9中の実線矢印を参照)が前記外周面と前記内周面との間の隙間200に血液14の圧送方向と逆方向に流れてラジアル荷重を支える動圧軸受を構成するものである。
前記スリーブ150の内周面は、図9に示すように、各曲率中心(各回転中心)O10、O20が軸受中心Oに対してオフセットされている複数、この例では、2個の円弧面210、220からなる。すなわち、一方の円弧面210は、軸受中心Oに対してオフセットされている曲率中心O10を中心とする半径R10の円柱の内周面の2分の1の円弧面からなる。他方の円弧面220は、軸受中心Oに対してオフセットされている曲率中心O20を中心とする半径R20の円柱の内周面の2分の1の円弧面からなる。一方の円弧面210の曲率中心O10と他方の円弧面220の曲率中心のO20とは、軸受中心Oを挟んで径方向にそれぞれ反対側に同距離オフセットされている。なお、図9中における前記曲率中心O10、O20は、軸受中心Oから若干離れた状態で図示されている。
前記2個の円弧面210、220の接続付根部には、潤滑血液流溝230が前記固定主軸300の中心軸線と平行に、すなわち、前記固定主軸300の軸方向に直線的に設けられている。前記潤滑血液流溝230は、前記羽根車400に2本設けられている。前記2個の円弧面210、220の接続付根部とは、内側の円弧面と外側の円弧面とを結ぶ平面から外側の円弧面にかけての部分である。前記潤滑血液流溝230は、断面ほぼ半円形をなす。
前記潤滑血液流溝230の入口端部240には、傾斜部が設けられている。すなわち、前記潤滑血液流溝230の入口端部240は、前記固定主軸300の中心軸線に対して、前記羽根車400の回転方向Aに(または、前記羽根車4の回転方向Aに沿って)所定の角度で傾斜している。また、前記潤滑血液流溝230の出口端部250には、傾斜部が設けられている。すなわち、前記潤滑血液流溝230の出口端部250は、前記固定主軸300の中心軸線に対して、前記羽根車400の回転方向Aと逆方向に(または、前記羽根車4の回転方向Aと対向して)所定の角度で傾斜している。前記入口端部240の傾斜角度および前記出口端部250の傾斜角度は、前記の実施例1、2にかかる人工心臓ポンプ1と同様に、潤滑血液19の流動計測・解析に基づいて設定する。
この参考例にかかる人工心臓ポンプ100は、以上のごとき構成からなるので、前記の施例1、2にかかる人工心臓ポンプ1とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
以下、上記の実施例1、2、参考例以外の例について説明する。上記の実施例1、2、参考例においては、2個の円弧面21、22、210、220を設けるものである。ところが、この発明においては、3個以上の円弧面を設けても良い。この場合、潤滑血液流溝は3本以上設けられることとなる。なお、円弧面は偶数個設けるほうが組立管理や部品管理などが行い易い。また、潤滑血液流溝の本数が増えると潤滑血液19の流量が増す。
また、上記の実施例1、2、参考例においては、潤滑血液流溝23、230の両端部に傾斜部を有する入口端部24、240および出口端部25、250を設けるものである。ところが、この発明においては、潤滑血液流溝の入口端部に傾斜部を設けて出口端部に傾斜部を設けなくても良く、あるいは、潤滑血液流溝の出口端部に傾斜部を設けて入口端部に傾斜部を設けなくても良く、あるいは、潤滑血液流溝の入口端部および出口端部に傾斜部を設けなくても良い。
この発明にかかる人工心臓ポンプは、医療用の代替あるいは医療用の補助心臓として有用である。
この発明にかかる人工心臓ポンプの実施例1を示す縦断面図である。 同じく、固定主軸および潤滑血液流溝(入口端部および出口端部を含む)を示す側面図である。 同じく、固定主軸と羽根車のスリーブとの組み合わせを示す縦断面図である。 同じく、固定主軸および潤滑血液流溝(入口端部および出口端部を含む)を示す斜視図である。 この発明にかかる人工心臓ポンプの実施例2を示す固定主軸および潤滑血液流溝(入口端部および出口端部を含む)の側面図である。 同じく、図5におけるVI−VI線断面図である。 この発明にかかる人工心臓ポンプの参考例を示す縦断面図である。 同じく、固定主軸および羽根車のスリーブおよび潤滑血液流溝(入口端部および出口端部を含む)を示すスリーブの断面図である。 同じく、図8におけるIX−IX線断面図である。
符号の説明
1、100 人工心臓ポンプ
2 ハウジング
3、300 固定主軸
4、400 羽根車
5 駆動機構
6 血液流路
14 血液
19 潤滑血液
20、200 隙間
21、210 円弧面
22、220 円弧面
23、230 潤滑血液流溝
24、27、240 入口端部
25、28、250 出口端部
O 軸受の中心
O1、O10 曲率中心
O2、O20 曲率中心
O−O 軸受の中心軸線

Claims (4)

  1. 羽根車を回転させて血液を圧送する軸流タイプの人工心臓ポンプにおいて、
    内部に血液流路が形成されているハウジングと、前記ハウジングの血液流路内に固定されている固定主軸と、前記固定主軸に回転可能に軸支されている前記羽根車と、前記羽根車を回転させる駆動機構と、を備え、
    前記固定主軸の外周面と前記羽根車の内周面とは、圧送される血液の一部である潤滑血液が前記外周面と前記内周面との間の隙間に血液の圧送方向と逆方向に流れてラジアル荷重を支える動圧軸受を構成し、
    前記固定主軸の外周面は、曲率中心が軸受中心に対してオフセットされている複数の円弧面からなり、
    前記複数の円弧面の接続付根部には、潤滑血液流溝が前記固定主軸の中心軸線と平行に設けられていて、
    前記潤滑血液流溝の入口端部には、前記固定主軸の中心軸線に対して、前記羽根車の回転方向と逆方向に所定の角度で傾斜している傾斜部が設けられている、
    ことを特徴とする人工心臓ポンプ。
  2. 羽根車を回転させて血液を圧送する軸流タイプの人工心臓ポンプにおいて、
    内部に血液流路が形成されているハウジングと、前記ハウジングの血液流路内に固定されている固定主軸と、前記固定主軸に回転可能に軸支されている前記羽根車と、前記羽根車を回転させる駆動機構と、を備え、
    前記固定主軸の外周面と前記羽根車の内周面とは、圧送される血液の一部である潤滑血液が前記外周面と前記内周面との間の隙間に血液の圧送方向と逆方向に流れてラジアル荷重を支える動圧軸受を構成し、
    前記固定主軸の外周面は、曲率中心が軸受中心に対してオフセットされている複数の円弧面からなり、
    前記複数の円弧面の接続付根部には、潤滑血液流溝が前記固定主軸の中心軸線と平行に設けられていて、
    前記潤滑血液流溝の出口端部には、前記固定主軸の中心軸線に対して、前記羽根車の回転方向に所定の角度で傾斜している傾斜部が設けられている、
    ことを特徴とする人工心臓ポンプ。
  3. 羽根車を回転させて血液を圧送する軸流タイプの人工心臓ポンプにおいて、
    内部に血液流路が形成されているハウジングと、前記ハウジングの血液流路内に固定されている固定主軸と、前記固定主軸に回転可能に軸支されている前記羽根車と、前記羽根車を回転させる駆動機構と、を備え、
    前記固定主軸の外周面と前記羽根車の内周面とは、圧送される血液の一部である潤滑血液が前記外周面と前記内周面との間の隙間に血液の圧送方向と逆方向に流れてラジアル荷重を支える動圧軸受を構成し、
    前記固定主軸の外周面は、曲率中心が軸受中心に対してオフセットされている複数の円弧面からなり、
    前記複数の円弧面の接続付根部には、潤滑血液流溝が前記固定主軸の中心軸線と平行に設けられていて、
    前記潤滑血液流溝の入口端部には、前記固定主軸の中心軸線に対して、前記羽根車の回転方向と逆方向に所定の角度で傾斜している傾斜部が設けられていて、
    前記潤滑血液流溝の出口端部には、前記固定主軸の中心軸線に対して、前記羽根車の回転方向に所定の角度で傾斜している傾斜部が設けられている、
    ことを特徴とする人工心臓ポンプ。
  4. 前記固定主軸の両端部には、外径が前記固定主軸の中間部の外径よりも小さい小径部がそれぞれ一体に設けられていて、
    前記固定主軸の両端部の小径部の外径は、前記固定主軸の中心軸線から前記潤滑血液流溝の入口端部の底部までの距離や前記固定主軸の中心軸線から前記潤滑血液流溝の出口端部の底部までの距離よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人工心臓ポンプ。
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