JP4146294B2 - 光ピックアップ光学系を配置する方法及びこれを適用して配置された光ピックアップ光学系を有する光記録及び/または再生機器 - Google Patents

光ピックアップ光学系を配置する方法及びこれを適用して配置された光ピックアップ光学系を有する光記録及び/または再生機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ピックアップ光学系を配置する方法及びこれを適用して配置された光ピックアップ光学系を有する光記録及び/または再生機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は、光ピックアップの光学的構成の一例を概略的に示す図面である。
図1を参照すれば、光ピックアップは所定波長の光を出射する光源3と、前記光源3からの出射光の光路を変えるプレート型ビームスプリッタ5と、入射された光を集束して光ディスク1の記録面上に光スポットとして集束させる対物レンズ7と、前記光ディスク1の記録面から反射されて前記対物レンズ7及びプレート型ビームスプリッタ5を順次に経た光を受光して情報信号及び誤差信号を検出する光検出器9を備える。前記光ピックアップは後述する図4及び図9に示されたように、反射ミラー2を用いて光路を90°折曲することによって、対物レンズ7を除いた残りの光ピックアップ光学系の構成要素が光ディスク1とほぼ平行に平面的に配置された構成を有する。図1において参照番号4、6、8は、各々回折格子、コリメーティングレンズ、凹レンズである。
【0003】
前記回折格子4は3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出できるように、前記光源3とプレート型ビームスプリッタ5との間に配置されて光源3側からの入射光を0次及び±1次に分岐する。
【0004】
図2を参照すれば、正常状態である時、回折格子4を透過した0次回折光に該当するメイン光はメイントラック1aにメイン光スポットS0として集束され、回折格子4により回折された±1次回折光に該当するサブ光はメイン光スポットS0に対してラジアル方向及びタンゼンシャル方向にほぼ対称にメイントラック1aに対して斜めの位置にサブ光スポットS1、S2として集束される。前記メイン光が前記光ディスク1aから反射されつつ回折された結果が後述する反射/回折光である。図2において点線はトラックを区分するために示すものである。
【0005】
前述したように回折格子4を備えて3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出する場合、前記光検出器9は前記光ディスク1から反射されたメイン光を検出するためのメイン光検出器と前記光ディスク1から反射されたサブ光を検出するための1対のサブ光検出器を含む構成を有する。
【0006】
前記コリメーティングレンズ6は、プレート型ビームスプリッタ5と対物レンズ7間に備えられ、光源3側から入射される発散光を平行光に変える。凹レンズ8はプレート型ビームスプリッタ5と光検出器9との間に位置し、コリメーティングレンズ6と結合して光検出器9に集束される光を大きくする。この凹レンズ8はプレート型ビームスプリッタ5を通過した光に生じたコマ収差を除去すべくプレート型ビームスプリッタ5が傾いた方向とは反対方向に傾いて配置される。
【0007】
前記のような構成を有する光ピックアップにおいて光源3からの出射光はプレート型ビームスプリッタ5から反射されて光ディスク1方向に向かい、光ディスク1から反射された光はプレート型ビームスプリッタ5を透過して光検出器9側に向かう。以下、プレート型ビームスプリッタ5を透過して光検出器9に向かう光路の軸を光路軸cという。
【0008】
図3を参照すれば、プレート型ビームスプリッタ5が光路軸cに対して傾いているために、プレート型ビームスプリッタ5を透過する光の左右方向hでの光学長さは位置によって変わらない一方、前記透過光の上下方向vでの光学長さは位置によって変わる。このような現象のために上下方向vと左右方向hでの光の焦点位置が異なって非点収差が生じる。ここで、前記上下方向vの軸は非点収差が生じた光ビームの長方形の一軸、例えば長軸に該当し、このような上下方向vの軸と平行した軸を非点収差軸と称する。
【0009】
したがって、図1に例示したような光ディスク1からの反射光がプレート型ビームスプリッタ5を透過して光検出器9に向かわせる光学的配置を有する光ピックアップの場合には、プレート型ビームスプリッタ5を透過する光に非点収差が生じる点を用いて非点収差法によるフォーカスエラー信号を検出できる。
【0010】
一方、ディスクドライブやディスクプレーヤーのような、光を用いて光ディスクに/から情報を記録/再生するための光記録及び/または再生機器のデッキには光ディスク1を回転させるためのモータ(図示せず)及び光ピックアップ光学系などが設けられる。このようなデッキの大きさは光記録及び/または再生機器の全体大きさに影響を及ぼすために、光記録及び/または再生機器をよりコンパクト化するためにはデッキに光ピックアップ光学系をどのように配置するかが重要な問題となる。
【0011】
図1のように光路変換器としてプレート型ビームスプリッタ5を備えて別途の非点収差レンズを備えず、非点収差法によりフォーカスエラー信号を検出する場合には、光路軸cがタンゼンシャル方向と平行すべく光ピックアップ光学系を配置すれば、非点収差法によるフォーカスエラー信号を検出するために光検出器9を45°だけ回せねばならない。ここで、前記タンゼンシャル方向は光ディスク上のトラックに沿って形成されたピット列またはマーク列の方向である。
【0012】
非点収差法によるフォーカスエラー信号だけでなく、3ビーム法によるトラッキングエラー信号も検出しようとすれば、前記光検出器9は、周知の如く少なくとも4分割構造のメイン光検出器とその両側に1対のサブ光検出器を含む構成を有さねばならない。ところが、プレート型ビームスプリッタ5で非点収差が生じる点を用いて非点収差法によるフォーカスエラー信号を検出するために光検出器9を45°だけ回す場合、3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出のためのサブビームがサブ光検出器内に受光されずにサブ光検出器を外れることがある。
【0013】
したがって、前記のようにプレート型ビームスプリッタ5で非点収差が生じる点を用いて非点収差法によるフォーカスエラー信号を検出するために光検出器9を45°だけ回す場合には、3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出のためのサブビームがサブ光検出器内に受光されないために、3ビーム法によるトラッキングエラー信号の検出が不可能となる。
【0014】
また、光検出器9を45°だけ回せば、光検出器9を設けるのに必要な高さが光検出器9の対角線長さに該当するので、結果的に光記録及び/または再生機器のデッキに光検出器9を設けるために必要な空間の増加を招く。
【0015】
このような問題点を解決するためには、光記録及び/または再生機器のデッキに光路変換器としてプレート型ビームスプリッタ5を備え、反射ミラーを用いて光の経路を90°折曲することによって、対物レンズ7を除いた残りの光ピックアップ光学系を光ディスク1とほぼ平行に平面的に配置する場合、光ピックアップ光学系はその光路軸cをタンゼンシャル方向に対して45°だけ傾くように配置することが要求される。ここで、タンゼンシャル方向は光ディスク1に形成されたピットまたはマーク列の方向であり、ラジアル方向とは垂直関係である。
【0016】
しかし、光ディスク1を回転させるためにデッキに設けられるモータ(図示せず)の大きさのために、光ピックアップ光学系をその光路軸cがタンゼンシャル方向に対して45°だけ傾くように配置することは不可能であり、モータとの接触を避けるためにタンゼンシャル方向に対して35°以内でだけ配置することが一般的である。
【0017】
したがって、図4に示すように、従来には光ピックアップ光学系を光路軸c1がタンゼンシャル方向に対して所定角度θ、例えば、35°だけ傾き、光検出器9が光ディスク1を回転させるためにデッキに設けられるモータ(図示せず)の回転中心Mcに近く位置させるべく配置した。
【0018】
図4において、参照番号2は光源3からの出射光の光路を切曲して光ディスク1側に進める反射ミラーである。
【0019】
光ピックアップ光学系が光路軸c1がタンゼンシャル方向に対してなす角度が45°より小さい角、例えば35°に配置する点を勘案し、前記光検出器9としては、図5に示すように、分割線d1、d2がタンゼンシャル方向軸及びラジアル方向軸に対して約5°ないし10°程度斜めに分割された4分割構造のメイン光検出器9a及び1対のサブ光検出器9b、9cを備える光検出器が使われる。
【0020】
ここで、図5及び後述する図7、図8Aないし図8C、図10ないし図14において、タンゼンシャル方向軸は光ディスク1上におけるタンゼンシャル方向に一対一に対応する軸であり、ラジアル方向軸は光ディスク1上におけるラジアル方向に一対一に対応する軸である。
【0021】
図4のような光ピックアップ光学系の配置及び図5のような構造の光検出器の使用は前記光検出器9に一般の分割構造を有する光検出器を使用し、その光検出器を45°回転させて配置したような効果が得られる。ここで、一般の分割構造の光検出器はメイン光検出器が長方形または正方形に分割された場合を言う。
【0022】
図4において、θは光路軸cとタンゼンシャル方向軸間の角度を示す。前記光路軸c1は光ディスク1を回転させるためにデッキに設けられるモータ(図示せず)の回転中心Mcを横切るラジアル方向軸と90゜−θの角をなす。
【0023】
ここで、図4のように、光検出器9をモータの回転中心Mcに近い方向に配置する時、光源3は空間制約上モータ回転中心Mcに近い方向に設けられないために、モータの回転中心Mcから光検出器9より遠く位置すべく配置される。
【0024】
図4に示したように光ピックアップ光学系を配置し、図5に示したような構造の光検出器を使用すれば、光路変換器として使われるプレート型ビームスプリッタ5で生じる非点収差を用いて非点収差法によりフォーカスエラー信号を検出でき、3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出できる。
【0025】
したがって、従来のように光ピックアップ光学系を配置すれば、光路軸c1とタンゼンシャル方向軸とが相互平行に光ピックアップ光学系を配置する場合に比べて、3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出が容易なだけでなく、光ピックアップ光学系を設けるのに必要な空間が狭められて光記録及び/または再生機器のコンパクト化に寄与できる。
【0026】
ところが、従来のように、光路軸c1がタンゼンシャル方向軸に対して傾き、光検出器9がモータの回転中心Mcに近く位置すべく光ピックアップ光学系を配置する場合に問題となるのは、1つの光検出器を用いて位相差検出法によるトラッキングエラー信号と3ビーム法によるトラッキングエラー信号とを検出する場合である。
【0027】
1つの光源及び光検出器を備えるCD、DVD互換型光ピックアップの場合や、2個の光源及び1つの光検出器を備えるCD、DVD互換型光ピックアップの場合には、このように1つの光検出器を用いて位相差検出法によるトラッキングエラー信号及び3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出することを必要とする。
【0028】
一般に、CDに対しては3ビーム法によるトラッキングエラー信号を用いてトラッキング制御を行い、DVDに対しては位相差検出法によるトラッキングエラー信号を移動してトラッキング制御を行う。
【0029】
しかし、従来の光ピックアップ光学系配置方法によっては次のように1つの光検出器を使用して3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出を全て実現することは難しい。
【0030】
図6を参照すれば、光ディスク1のピットPまたはマークに光スポットが集束すれば、ピットPのエッジで回折が起こる。したがって、光ディスク1のピットPに照射された後、反射/回折された光は図7に示すように、0次回折光LmとピットPのエッジでの回折による±1次回折光Lsが一部重畳される構造をなす。ここで、回折格子4により回折された0次回折光に該当するメイン光及び±1次回折光に該当するサブ光は全て光ディスク1で反射されつつピットまたはマークにより回折され、図7に示したような重畳構造に形成される。しかし、位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出に使われる反射/回折光は前記メイン光に関するものなので、以下ではメイン光に関する反射/回折光だけを取扱う。
【0031】
図7は、対物レンズ7を経てコリメーティングレンズ6側に向かう反射/回折光(プレート型ビームスプリッタ5を透過する前の反射/回折光)を示す。図8A及び図8Bはプレート型ビームスプリッタ5を透過した後の反射/回折光を示す。図8Aはプレート型ビームスプリッタ5側に向って見る時の光路軸c1及び反射/回折光を示し、図8Bは光検出器9側に向って見る時の光路軸c1及び反射/回折光を示す。図8A及び図8Bにおいて光路軸c1及び反射/回折光の重畳部分の位置差は、反射/回折光を見る方向が相互反対であるからである。
【0032】
図7と図8A及び図8Bを比較すれば、プレート型ビームスプリッタ5を透過する前の反射/回折光とプレート型ビームスプリッタ5を透過した後の反射/回折光は光路軸c1(または非点収差軸)に対して対称変換される関係がある。これは反射/回折光がプレート型ビームスプリッタ5を通過しつつ上下左右方向への焦点位置が相互変わる非点収差の影響によって光路軸c1を中心に対称変換するためである。
【0033】
反射/回折光は、光路軸1cまたは非点収差軸に対して対称変換するが、ここでは、説明の便宜上、光路軸c1が反射/回折光の対称変換軸として使われるものとして図示及び説明する。前記非点収差軸はプレート型ビームスプリッタ5での上下方向軸を意味し、プレート型ビームスプリッタ5が光路軸c1に対して45°だけ傾いているために、この非点収差軸も光路軸c1に対して45°だけ傾いている。
【0034】
位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出するには、正常状態(光スポットが光ディスク(1)のトラック中心に集束する時)でメイン光検出器9aの4分割板A、B、C、Dに光ディスク1から反射/回折された光の0次回折光Lm及び±1次回折光Lsが均等に受光されなければならない。
【0035】
ところが、図8Bの反射/回折光が図4のメイン光検出器9aに受光される場合を示す図8Cから分かるように、メイン光検出器9aの分割線d1と反射/回折光に対して等分軸lcは相互一致しておらず、かつ分割線d1と等分軸lcとはタンゼンシャル方向軸に対して相互反対側に位置している。これにより光検出器9の回転なしには位相差検出法によるトラッキングエラー信号が検出できないということが分かり、位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出可能にするためには光検出器9を相当量回転しなければならないということが分かる。
【0036】
ここで、反射/回折光に対する等分軸lcは、±1次回折光Ls部分が0次回折光Lmと重畳される領域の大きさが同一で、タンゼンシャル方向軸に対して対称である正常状態で、メイン光検出器9aに受光される反射/回折光の±1次回折光Lsをその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸であると定義する。
【0037】
図8Cにおいて実線で表したメイン光検出器9aは回転していない状態であり、点線で表したメイン光検出器9aは位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出できるようにメイン光検出器9aをその分割線d1が反射/回折光に対して等分軸lcと一致すべく回転させた結果を示したものである。
【0038】
図8Cから分かるように、従来の配置方法を適用する場合、光検出器9はタンゼンシャル方向軸に対してメイン光検出器9aの分割線d1が傾いた角度θ1の絶対値と、タンゼンシャル方向軸に対して反射/回折光に対する等分軸lcが傾いた角度θ2の絶対値とを合わせた値だけ回転させねばならない。
【0039】
従来の配置方法によって光ピックアップ光学系をその光路軸c1がタンゼンシャル方向軸に対して35°またはそれ以下の角度をなすようにし、図4のようにモータの右側からモータの中心軸Mcに近づく方向に配置する場合、反射/回折光に対する等分軸lcはタンゼンシャル方向軸に対して約10°以上の角をなすが、光検出器9のメイン光検出器9aの分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して前記等分軸lcとは反対側に5°ないし10°程度傾いているために、位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出のためには光検出器9を15°以上回転させねばならない。
【0040】
例えば、光ピックアップ光学系の光路軸c1がタンゼンシャル方向軸に対して35°だけ傾いており、反射/回折光についての等分軸lcがタンゼンシャル方向軸に対して約10°の角をなす場合、光検出器9の分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して傾いた角度が6°であれば、光検出器9を16°だけ回転させねばならない。他の例として、光検出器9の分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して傾いた角度が10°であれば、光検出器9を20°だけ回転させねばならない。
【0041】
図8Cでは便宜上メイン光検出器9aだけを示しているが、メイン光検出器9aを回転させれば、図2に示された光検出器9の全体が回転する。
【0042】
ところが、図4に例示した従来の配置方法のように、光路軸c1がタンゼンシャル方向に対して傾き、光検出器9がモータの回転中心Mcに近い方向に光ピックアップ光学系が配される場合には、1つの光検出器9を用いて位相差検出法によるトラッキングエラー信号、及び3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出しにくい。
【0043】
すなわち、位相差検出法による信号検出を可能にするために光検出器9を回転させることは3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出のためのサブ光がサブ光検出器9b、9cを外れない範囲内で行なわれるべきであり、このような角度の範囲は通常15°以内である。
【0044】
ところが、図4のように光ピックアップ光学系を配置する場合には、反射/回折光が光路軸cに対してその等分軸lcがメイン光検出器9aの分割線d1から遠ざかる方向に回転するために、位相差検出法によってトラッキングエラー信号を検出できるように、メイン光検出器9aの分割線d1と反射/回折光に対して等分軸lcを一致させるためには図8Cに基づいて説明したように、光検出器9を15°またはそれ以上の角度で回転せねばならない場合が生じ得る。このように光検出器9を15°以上回転させる場合には、サブ光がサブ光検出器9b、9cを外れるために3ビーム法によるトラッキングエラー信号の検出が難しくなる。
【0045】
すなわち、図3のような従来の光ピックアップ光学系配置方法によれば、1つの光検出器を使用して、3ビーム法によるトラッキングエラー信号検出及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号を全て検出することは難しい。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点を改善するために案出されたものであって、1つの光検出器の部品を使用して3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号検出及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出を全て実現できるように、光記録及び/または再生機器のデッキに光ピックアップ光学系を配置する方法及びこれを適用して配置された光ピックアップ光学系を備える光記録及び/または再生機器を提供するところにその目的がある。
【0047】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明は、光源と、前記光源側から入射される光を回折によって3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器と複数のサブ光検出器とを備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材によって回折して記録媒体側に進める光ピックアップ光学系を光記録及び/または再生機器のデッキに配置する方法において、プレート型ビームスプリッタを透過して前記光検出器に向かう光路を光路軸cであるとすると、前記光路軸cが記録媒体のタンゼンシャル方向軸に対して傾き、前記光検出器が光ディスクを回転させるためのモータの回転中心から遠く位置すべく光ピックアップ光学系を配置する段階と、位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を可能とするように選択的に前記光検出器の配置を最適化する段階と、を含み、前記光検出器の検出信号を使用して3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を可能ならしめることを特徴とする。
【0048】
ここで、前記光検出器のメイン光検出器は斜めの分割線により少なくとも4分割されており、記録媒体に照射されてからの反射光は、記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在により0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光になり、正常状態で前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸とが前記タンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同側に位置すべく光ピックアップ光学系を配置する。
【0049】
前記目的を達成するために本発明は、光源と、前記光源側から入射される光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器と複数のサブ光検出器を備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体側に進める光ピックアップ光学系を光記録及び/または再生機器のデッキに配置する方法において、記録媒体に照射されてからの反射光は記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在によって0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光になり、正常状態で前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸が前記記録媒体のタンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同側に位置すべく光ピックアップ光学系を配置する段階と、位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出可能に選択的に前記光検出器の配置を最適化する段階と、を含み、前記光検出器の検出信号を使用して3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を可能にすることを特徴とする。
【0050】
ここで、前記光検出器は、その前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対して等分軸が相互一致すべく選択的に回転調整される。
【0051】
前記光源は前記モータの回転中心に相対的に近い方向に配置されることが望ましい。
【0052】
前記目的を達成するために本発明は、記録媒体に記録された情報を再生及び/または情報を記録するための光ピックアップ光学系を備える光記録及び/または再生機器において、前記光ピックアップ光学系は、光源と、前記光源側から入射する光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器及び複数のサブ光検出器を備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体側に進めるべくなっており、プレート型ビームスプリッタを透過して光検出器に向かう光路を光路軸cであるとすると、前記光ピックアップ光学系は、前記光路軸cが記録媒体のタンゼンシャル方向軸に対して傾き、前記光検出器が光ディスクを回転させるためのモータの回転中心から遠く位置すべく配置されることを特徴とする。
【0053】
前記目的を達成するために本発明は、記録媒体に記録された情報を再生及び/または情報を記録するための光ピックアップ光学系を備える光記録及び/または再生機器において、前記光ピックアップ光学系は、光源と、前記光源側から入射される光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器及び複数のサブ光検出器を備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体側に進めるべくなっており、記録媒体に照射されてからの反射光は記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在により0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光とされ、正常状態で前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、前記光ピックアップ光学系は、前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸が前記記録媒体のタンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同じ方向に位置すべく配置される。
【0054】
【発明の実施の形態】
本発明の配置方法により配置される光ピックアップ光学系は、光源と、この光源側から入射される光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子、すなわち回折格子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器と複数のサブ光検出器を備える光検出器を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体である光ディスク側に進める光ピックアップ光学系を光記録及び/または再生機器のデッキに配置するのに適用される。本発明に係る配置方法により配置される光ピックアップ光学系及びこれを適用した光記録及び/または再生機器は、3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号を全て検出できる光学的構成及び配置を有する。本発明に係る配置方法により配置される光ピックアップ光学系の光学的構成については図1及び図2に基づく。
【0055】
図9は、本発明に係る配置方法により図1の光ピックアップ光学系を光記録及び/または再生機器のデッキに配置する実施例を示す図面である。図9では実質的に同一または類似した機能を行う部材についての重複説明をできるだけ避けるために、図1、図2及び図4と実質的に同一または類似した機能を行う部材には同一な参照符号を与えた。
【0056】
図9を参照すれば、本発明に係る光ピックアップ光学系配置方法によれば、プレート型ビームスプリッタ5を透過して光検出器9に向かう光路を光路軸c2であるとすると、光ピックアップ光学系は光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して傾いて光検出器9が光ディスク1を回転させるためのモータの回転中心Mcから遠く位置すべく配置される。前記タンゼンシャル方向は前述したように光ディスク1上のトラックに沿って形成されたピット列またはマーク列の方向である。
【0057】
このように光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して傾いて光検出器9がモータの回転中心Mcから遠く位置すべく光ピックアップ光学系が配置される場合にも、反射/回折光はプレート型ビームスプリッタ5を透過しつつ光路軸c2または非点収差軸に対して対称変換される。
【0058】
光ディスク1に照射されてからの反射光はその光ディスク1に形成されたピットまたはマークの存在により0次回折光Lmに±1次回折光Lsが一部重畳される構造の反射/回折光になり、正常状態で0次回折光Lmに重畳される±1次回折光Lsはタンゼンシャル方向軸に対して対称分布を示す。
【0059】
前記反射/回折光については図6及び図7の説明と同一なので、その詳細な説明は略す。また、反射/回折光がプレート型ビームスプリッタ5を透過しつつ光路軸c2に対して対称変換される原理は従来の光ピックアップ光学系配置の説明から十分に分かるので、その詳細な説明を略す。
【0060】
図10は、対物レンズ7を経た後の反射/回折光(プレート型ビームスプリッタ5を透過する前の反射/回折光)を示す。従来の配置方法及び本発明の配置方法を適用した図7及び図10を比較すれば、反射/回折光の形態は同一であるが、タンゼンシャル方向軸に対して光路軸c1、c2が相互対称に位置していることが分かる。
【0061】
図10では本発明の配置方法を適用した場合と従来の配置方法を適用した場合の作用上の違いを示すために、前記光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して図7に示した従来の光路軸c1と対称である場合を例としたものであって、光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して光路軸c1と必ずしも対称関係である必要はない。重要なのは本発明では前記光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して従来とは反対側に位置すべく光ピックアップ光学系が配置されるという点である。
【0062】
図11及び図12は、プレート型ビームスプリッタ5を透過した後の反射/回折光を示す。図11はプレート型ビームスプリッタ5側に向かって見る時の光路軸c2及び反射/回折光を示し、図12は光検出器9側に向かって見る時の光路軸c2及び反射/回折光を示す。図11及び図12は、光路軸c2及び反射/回折光の重畳部の位置差は、反射/回折光の観測方向が相互反対であるからである。
【0063】
図10ないし図12に示された反射/回折光は図5に基づいて前述したように、光ディスク1のピットに照射された後、反射/回折された0次光に±1次光が一部重畳された構造である。
【0064】
図10、図11及び図12を参照すれば、本発明の配置方法を適用して光ピックアップ光学系を配置する場合にも、プレート型ビームスプリッタ5を透過する前の反射/回折光及びプレート型ビームスプリッタ5を透過した反射/回折光は、プレート型ビームスプリッタ5を通過しつつ上下及び左右方向への焦点位置が相異なる非点収差の影響によって、光路軸c2(非点収差軸)を中心に対称変換される関係にある。
【0065】
プレート型ビームスプリッタ5が光路軸c2に対して45°だけ傾いているために、非点収差軸また光路軸c2に対して45°だけ傾いている。
【0066】
ここで、反射/回折光は、光路軸c2または非点収差軸に対して対称変換されるが、前述した図7、図8A及び図8Bと同様に、図10、図11及び図12でも図示及び理解しやすく光路軸c2が反射/回折光の対称変換軸として使われるものとして図示及び説明する。
【0067】
本発明の配置方法を適用すれば、図11及び図12から分かるように、光検出器9がモータの回転中心Mcから遠く位置すべく光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して傾いているために、反射/回折光はプレート型ビームスプリッタ5を透過しつつ従来の配置方法を適用した場合とは反対方向に回転する。
【0068】
この際、前記光検出器9として図5及び後述する図14に例示するような斜めの分割線d1、d2により少なくとも4分割された少なくとも1つのメイン光検出器を備える光検出器部品を使用する場合、図13に示したように、メイン光検出器9aの分割線d1と反射/回折光に対して等分軸lc’が全てタンゼンシャル方向軸に対して同じ方向に位置する。
【0069】
ここで、反射/回折光に対する等分軸lc’は、前述したように、±1次回折光Ls部分が0次回折光Lmと重畳される領域の大きさが同一であり、タンゼンシャル方向軸に対して対称である正常状態において、メイン光検出器9aに受光される反射/回折光の±1次回折光Ls部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸であると定義する。
【0070】
前記光検出器9は図5に示されたように、4分割された1つのメイン光検出器9a及び1対のサブ光検出器9b、9cを備えるか、後述する図14に示されたように、1対のメイン光検出器9a、9d及び1対のサブ光検出器9b、9cを備える。この際、メイン光検出器9a及び/または9dは斜めの分割線d1、d2により少なくとも4分割された構造を有する。前記光検出器9を回転調整していない状態では前記メイン光検出器9aの分割線d1、d2はタンゼンシャル方向軸及びラジアル方向軸に対して傾いている。
【0071】
図5及び図14に示した光検出器9は全て3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出できる構造である。
【0072】
前述したように光ピックアップ光学系を配置すれば、光検出器9はモータの回転中心Mcから遠く位置されるべく光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対して傾いており、メイン光検出器9aの一分割線d1と反射/回折光に対して等分軸lc’とがなす角度が最小化されうる。また、メイン光検出器9aの一分割線d1がタンゼンシャル方向軸と一致しない場合、メイン光検出器9aの一分割線d1と反射/回折光に対して等分軸lc’とが前記タンゼンシャル方向軸に対して同じ方向に位置する。
【0073】
このように、光ピックアップ光学系の全体光学系を配置した状態で、位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出ができるように選択的に光検出器9の配置を最適化すれば、光検出器9の検出信号を使用して3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出が可能である。
【0074】
この際、光検出器9の配置の選択的な最適化は次のように行なわれる。
タンゼンシャル方向軸に対して反射/回折光に対する等分軸lc’がなす角度θ2’とタンゼンシャル方向軸に対してメイン光検出器9aの一分割線d1がなす角度θ1’の差に該当する小さい角度θ2’−θ1’だけ光検出器9を回転させれば、前記分割線d1と反射/回折光に対する等分軸lc’を相互一致させうる。この際、光検出器9を回転させる角度は15°以内になりうる。
【0075】
例えば、光ピックアップ光学系がその光路軸c2がタンゼンシャル方向に対してモータの中心Mcから離れる方向に35°の角度をなし、メイン光検出器9aの分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して6°の角度をなすならば、反射/回折光に対し等分軸lc’がタンゼンシャル方向軸に対して10°の角度をなすので、反射/回折光に対する等分軸lc’とメイン光検出器9aの分割線d1間の角度は4°となる。したがって、光検出器9を約4°だけ回転させればメイン光検出器9aの分割線d1と反射/回折光に対する等分軸lc’を一致させうる。
【0076】
もちろん、メイン光検出器9aの一分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して10°の角度をなす場合には、反射/回折光に対する等分軸lc’とメイン光検出器9aの分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対してなす角度は同一なので光検出器9を回転させなくても良い。
【0077】
すなわち、本発明の配置方法によって光ピックアップ光学系の全体光学系を配置する時、光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に35°の角度をなす場合、メイン光検出器9aの一分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して10°だけ傾いているならば、メイン光検出器9aの一分割線d1と反射/回折光に対する等分軸1c’が一致するので、光検出器9を回転させなくても良い。
【0078】
このように、本発明に係る光ピックアップ光学系配置方法を適用すれば、反射/回折光に対する等分軸lc’とメイン光検出器9aの一分割線d1を一致させるための光検出器9の回転を、従来とは違って最小化でき、光路軸c2がタンゼンシャル方向軸に対してなす角度及びメイン光検出器9aの一分割線d1がタンゼンシャル方向軸に対して傾いた角度によって光検出器9を回転させなくてもよい場合もある。
【0079】
したがって、本発明に係る光ピックアップ光学系配置方法を適用すれば、サブ光が光検出器9のサブ光検出器9b、9cに十分に受光されうるので、1つの光検出器部品を使用し、位相差検出法によるトラッキングエラー信号と3ビーム法によるトラッキングエラー信号とを検出することが可能である。
【0080】
すなわち、本発明によって光ピックアップ光学系を配置すれば、反射/回折光に対する等分軸lc’と光検出器9の分割線d1とがタンゼンシャル方向軸に対して同じ方向に傾いているために、光検出器9を回転なく、または少しだけ回転させても反射/回折光に対する等分軸lc’とメイン光検出器9aの分割線d1とを一致させうるために、図5及び図14に例示したような傾いた分割線構造を有する少なくとも1つのメイン光検出器及び複数のサブ光検出器を含む既存の商用化された光検出器部品を用いて位相差検出法によるトラッキングエラー信号及び3ビーム法によるトラッキングエラー信号を全て検出しうる。
【0081】
一方、本発明において、前記光源3は前記モータの回転中心Mcに近く位置すべく配置されることが望ましい。図9に示したように光源3がモータの回転中心Mcに近く位置すべく光ピックアップ光学系を配置すれば、従来の方式により光ピックアップ光学系配置構造を示す図4及び本発明の配置方法による光ピックアップ光学系配置構造を示す図9を相互比較すれば、本発明の配置方法によって光検出器9がモータの回転中心Mcから遠く位置させても光源3をモータの回転中心Mcに近く位置させることができるので、本発明による光ピックアップ光学系の配置に必要な空間は、従来の方式を適用した光ピックアップ光学系の配置に必要な空間と類似した大きさとなる。したがって、本発明の配置方法を適用しても十分にコンパクトな光記録及び/または再生機器の構造が得られる。
【0082】
光記録及び/または再生機器に前述したような本発明に係る配置方法を適用して光ピックアップ光学系を配置すれば、図5に示したような少なくとも1つのメイン光検出器及び複数のサブ光検出器を備える単一光検出器部品の受光信号を用いて、3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号を何れも検出できる。
【0083】
以上では、本発明に係る光ピックアップ光学系配置方法及びこのような配置方法を適用してデッキに光ピックアップ光学系を配置した光記録及び/または再生機器を、図1に示した光ピックアップ光学系を例として説明したが、本発明の配置方法が図1に示した光ピックアップ光学系の配置にのみ適用されるのではなく、光路変換器として少なくとも1つのプレート型ビームスプリッタを備え、1つの光検出器部品を使用して3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を必要とする多様な構造の光ピックアップ光学系を配置するのに本発明に係る光ピックアップ光学系配置方法を適用できる。
【0084】
また、今までは本発明の配置方法により配置される光ピックアップ光学系が1つの光源及び図5の説明と同一な光検出器構造を有するものと説明したが、光ピックアップ光学系の光学的構成がこれに限定されるのではない。例えば、本発明の配置方法により配置される光ピックアップ光学系は、例えばCDに適した赤外線波長領域の光及びDVDに適した赤色波長領域の光を出射する単一パッケージ化された2つの光源、いわゆるTWIN LD及び図14に示されたような光検出器構造を有する互換型であり得る。
【0085】
単一パッケージ化されたTWIN LDには相互離隔された2つの光源が備わっているので、この2個の光源から出射されて進む光の光路を一致させるための光カップラを使用しない場合に、前記光検出器9としては図14に示されたように図5の光検出器構造に付加的に少なくとも1つのメイン光検出器9dをさらに備える光検出器部品を使用することが望ましい。
【0086】
この際、図14に示されたように、メイン光検出器9aだけでなく、追加的なメイン光検出器9dもプレート型ビームスプリッタ5により生じる非点収差を用いて非点収差法によるフォーカスエラー信号を検出できるようにタンゼンシャル方向軸及びラジアル方向軸に対して傾いた分割線を有することが望ましい。
【0087】
前記光源3として前記TWIN LDを備える場合の2つの光源から出射された光各々に対する反射/回折光がプレート型ビームスプリッタ5を透過しつつ光路軸c2または非点収差軸に対して対称変換される原理は、図9ないし図13の説明と同一である。したがって、前記光源3としてTWIN LDを備える場合の光ピックアップ光学系に関する図示及びより詳細な説明は略す。
【0088】
ここで、図5及び図14に例示したように4分割構造のメイン光検出器の検出信号を利用すれば情報信号、フォーカスエラー信号だけでなく、位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出でき、サブ光検出器の検出信号を利用すれば3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出できる。3ビーム法によるトラッキングエラー信号は1つのサブ光検出器の検出信号から他のサブ光検出器の検出信号を引いた信号に該当する。
【0089】
以上、本発明に係る配置方法が適用される光ピックアップ光学系が図5及び図14に示したような構造の光検出器部品を使用するものとして説明及び図示したが、請求範囲に記載された本発明の技術的思想の範囲内で光検出器の分割構造はそれ以外にも多様な変形が可能である。
【0090】
また、以上では1対のサブ光検出器が各々単一の受光領域を有すると説明及び図示されたが、前記サブ光検出器は少なくとも2分割構造で形成され、光ピックアップ光学系は3ビーム法を応用した他の方式のトラッキングエラー信号、例えば、差動プッシュプルによるトラッキングエラー信号を検出すべく備えても良い。
【0091】
以上、3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出すると説明したが、本発明の範囲が必ずしもこれに限定されるものではない。
【0092】
したがって、本発明の請求範囲での3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号は通常の3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び差動プッシュプル法によるトラッキングエラー信号のうち何れか1つを意味するものと見なすべきである。
【0093】
【発明の効果】
前述したように本発明に係る配置方法を適用して光ピックアップ光学系を配置すれば、1つの光検出器部品を使用して3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号検出及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出を何れも実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光ピックアップの光学的構成の一例を概略的に示す図面である。
【図2】 回折格子で回折された0次及び±1次光が3ビーム法によるトラッキングエラー信号を検出できるように光ディスク上にメイン光スポットS0及び2つのサブ光スポットS1、S2として集束される形状を概略的に示す平面図である。
【図3】 図1でのプレート型ビームスプリッタ部分を拡大して示す図面である。
【図4】 図1に示された光ピックアップ光学系が従来の配置方法により光記録/再生機器のデッキに配置される構造を概略的に示した平面図である。
【図5】 3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出が可能な構造の光検出器の一例を示す平面図である。
【図6】 光ディスクのピットPに光スポットが集束される時、ピットPのエッジで回折が起こる現象を示す図面である。
【図7】 図1に示された光ピックアップ光学系が従来の配置方法により配置される時、対物レンズを経てコリメーティングレンズ側に向かう反射/回折光(プレート型ビームスプリッタを透過する前の反射/回折光)を示す図面である。
【図8A】 図1に示された光ピックアップ光学系が従来の配置方法により配置される時、プレート型ビームスプリッタを透過した後の反射/回折光をプレート型ビームスプリッタ側に向かって見た図面である。
【図8B】 図8Aの反射/回折光を光検出器側に向かって見た図面である。
【図8C】 回転されていないメイン光検出器(実線)及び図8Bの反射/回折光を位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出できるように受光するために、その分割線が反射/回折光に対する等分軸と一致すべく回転されたメイン光検出器(点線)を示す図面である。
【図9】 本発明に係る配置方法により図1の光ピックアップ光学系を光記録/再生機器のデッキに配置する実施例を示す図面である。
【図10】 図1に示した光ピックアップ光学系が本発明の配置方法により配置される時、対物レンズを経てコリメーティングレンズ側に向かう反射/回折光(プレート型ビームスプリッタを透過する前の反射/回折光)を示す図面である。
【図11】 図1に示した光ピックアップ光学系が本発明の配置方法により配置される時、プレー型ビームスプリッタを透過した後の反射/回折光をプレート型ビームスプリッタ側に向かって見た図面である。
【図12】 図11の反射/回折光を光検出器側に向かって見た図面である。
【図13】 回転されてない状態のメイン光検出器(実線)及び図12の反射/回折光を位相差検出法によるトラッキングエラー信号を検出できるように受光するために、その分割線が反射/回折光に対する等分軸と一致すべく回転させたメイン光検出器(点線)を示す図面である。
【図14】 3ビーム法によるトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出が可能な構造の光検出器の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 反射ミラー
3 光源
4 回折格子
5 プレート型ビームスプリッタ
6 コリメーティングレンズ
7 対物レンズ
8 凹レンズ
9 光検出器
c2 光路軸
Mc 回転中心

Claims (8)

  1. 光源と、前記光源側から入射される光を回折によって3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器と複数のサブ光検出器とを備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材によって回折して記録媒体側に進める光ピックアップ光学系を光記録及び/または再生機器のデッキに配置する方法において、プレート型ビームスプリッタを透過して前記光検出器に向かう光路を光路軸cであるとすると、
    前記光路軸cが記録媒体の情報を記録・再生する位置においてタンゼンシャル方向軸に対して傾き、前記光検出器が記録媒体の情報を記録・再生する位置においてタンゼンシャル方向に伸びる直線に対して光ディスクを回転させるためのモータの回転中心から遠く位置すべく光ピックアップ光学系を配置する段階と、
    位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を可能とするように選択的に前記光検出器の配置を最適化する段階と、を含み、前記光検出器の検出信号を使用して3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を可能ならしめ、
    前記光検出器のメイン光検出器は斜めの分割線により少なくとも4分割されており、
    記録媒体に照射されてからの反射光は、記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在により0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光になり、正常状態で前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、
    前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/ 回折光に対する等分軸とが前記タンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同側に位置すべく光ピックアップ光学系を配置することを特徴とする光ピックアップ光学系配置方法。
  2. 光源と、前記光源側から入射される光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器と複数のサブ光検出器とを備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体側に進める光ピックアップ光学系を光記録及び/または再生機器のデッキに配置する方法において、
    記録媒体に照射されてからの反射光は記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在によって0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光になり、正常状態で前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、
    前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸とが前記記録媒体のタンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同側に位置すべく光ピックアップ光学系を配置する段階と、
    位相差検出法によるトラッキングエラー信号検出可能に選択的に前記光検出器の配置を最適化する段階と、を含み、前記光検出器の検出信号を使用して3ビーム法を適用したトラッキングエラー信号及び位相差検出法によるトラッキングエラー信号の検出を可能にすることを特徴とする光ピックアップ光学系配置方法。
  3. 前記光検出器は、その前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対して等分軸とが相互一致すべく選択的に回転調整されることを特徴とする請求項1または2に記載の光ピックアップ光学系配置方法。
  4. 前記光源は記録媒体の記録・再生する位置とビームスプリッタとを結ぶ直線、および、ビームスプリッタと光検出器とを結ぶ直線の、2直線をつなげた曲線に対して前記モータの回転中心に相対的に近い方向に配置されることを特徴とする請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の光ピックアップ光学系配置方法。
  5. 記録媒体に記録された情報を再生及び/または情報を記録するための光ピックアップ光学系を備える光記録及び/または再生機器において、前記光ピックアップ光学系は、光源と、前記光源側から入射される光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器及び複数のサブ光検出器を備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体側に進めるべくなっており、
    プレート型ビームスプリッタを透過して光検出器に向かう光路を光路軸cであるとすると、
    前記光ピックアップ光学系は、前記光路軸cが記録媒体の情報を記録・再生する位置においてタンゼンシャル方向軸に対して傾き、前記光検出器が記録媒体の情報を記録・再生する位置においてタンゼンシャル方向に伸びる直線に対して光ディスクを回転させるためのモータの回転中心から遠く位置すべく配置され、
    前記光検出器のメイン光検出器は斜めの分割線により少なくとも4分割されており、
    記録媒体に照射されてからの反射光は記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在により0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光とされ、正常状態で前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、
    前記光ピックアップ光学系は、前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸とが前記タンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同じ方向に位置すべく配置されることを特徴とする光記録及び/または再生機器。
  6. 記録媒体に記録された情報を再生及び/または情報を記録するための光ピックアップ光学系を備える光記録及び/または再生機器において、前記光ピックアップ光学系は、光源と、前記光源側から入射される光を回折により3つ以上の光に分岐する回折光学素子と、光路を変換するためのプレート型ビームスプリッタと、少なくとも4分割された構造の少なくとも1つのメイン光検出器及び複数のサブ光検出器を備える光検出器と、を含み、光源からの出射光の光路を反射ミラー部材により回折して記録媒体側に進めるべくなっており、
    記録媒体に照射されてからの反射光は記録媒体に形成されたピットまたはマークの存在により0次回折光に±1次回折光が一部重畳される構造の反射/回折光とされ、正常状態で
    前記メイン光検出器に受光される反射/回折光の±1次回折光部分をその反射/回折光の中心を横切って二等分できる軸を等分軸であるとすると、
    前記光ピックアップ光学系は、前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸とが前記記録媒体のタンゼンシャル方向軸に対応する軸に対して同じ方向に位置すべく配置されることを特徴とする光記録及び/または再生機器。
  7. 前記光検出器は、その前記メイン光検出器の一分割線と前記反射/回折光に対する等分軸とが相互一致すべく選択的に回転調整されることを特徴とする請求項5または6に記載の光記録及び/または再生機器。
  8. 前記光源は記録媒体の記録・再生する位置とビームスプリッタとを結ぶ直線、および、ビームスプリッタと光検出器とを結ぶ直線の、2直線をつなげた曲線に対して前記モータの回転中心に相対的に近い方向に配置されることを特徴とする請求項5ないし7のうち何れか1項に記載の光記録及び/または再生機器。
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