JP4144788B2

JP4144788B2 - Hairdressing tools

Info

Publication number: JP4144788B2
Application number: JP2002335751A
Authority: JP
Inventors: 謙治遠藤; 正彦落合
Original assignee: Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority date: 2002-11-19
Filing date: 2002-11-19
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2022-11-19
Also published as: JP2004166932A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘアードライヤーに代表される整髪具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ヘアードライヤーにおいて、本体ケースの内部にイオン発生装置を付加することは公知である（特許文献１参照）。髪用ブラシにおいて、ブラシ本体の内部にオゾンまたはイオン発生装置を付加したものもある（例えば特許文献２および特許文献３参照）。くせのある毛髪を真直ぐに伸ばし、あるいは直毛を縮れ変形させる際に使用する、一対の挟み腕を備えた髪処理装置において、片方の挟み腕の内部にマイナスイオン発生装置を組み込んだものもある（特許文献４参照）。
【０００３】
【特許文献１】
実公昭５８−１６３２３号公報（２−３頁、第１図）
【特許文献２】
実開平３−７４８１９号公報（６頁、第１図）
【特許文献３】
特開昭６０−１６０９０４号公報（２頁、第２図）
【特許文献４】
特開平８−８０２１５号公報（段落番号００２０、図６）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
これら整髪具によれば、イオン発生装置を備えているので、整髪時や髪処理時にイオン発生装置で生成したマイナスイオンを髪や頭皮に効果的に作用させることができる。より詳しくは、マイナスイオンを毛髪に吹き付けると、プラスに帯電していることが多い毛髪を電気的に中和でき、さらに毛髪の内部深くまで水分が浸透し、その水分率を高めて毛髪の状態を好適化できる。つまり、マイナスイオンによるヘアートリートメント効果が得られる。
【０００５】
ところでマイナスイオンには、先のヘアートリートメント効果の他に、人体肌の水分吸収を助けてその水分率を高める肌湿潤効果や、鼻や口から吸われることにより興奮物質の血中濃度を低下させるリラクゼーション効果などの各種効能があることが知られている。これら効能も、前述のようなイオン発生装置を内蔵した整髪具を使用した際にある程度は発揮される。つまり、例えばヘアードライヤーの吹出口から吹き出された空気流の一部が、毛髪へ届かず人体顔面などの周辺へ拡散すると、かかる空気流に含まれるマイナスイオンが人体顔面に接触して、肌湿潤効果が得られる。鼻や口の周りにマイナスイオンが拡散されるため、マイナスイオンを体内に取り込むことによるリラクゼーション効果も得られる。しかし、これら効能は、たまたま人体顔面近くに到達したマイナスイオンにより、偶発的に得られるものであって、その程度は極めて小さい。
【０００６】
本発明の目的は、より効果的にマイナスイオンを人体顔面の周りに供給することができ、従って人体顔面の周りに拡散するマイナスイオンの分布密度を高めて、肌湿潤効果やリラクゼーション効果等の向上を図ることができる、ヘアードライヤーに代表される整髪具を提供することにある。本発明の目的は、イオン発生装置を追加装備したにもかかわらず、それに伴う使用者が感じる重量感の増加を最小限に抑えることができる、使い勝手に優れた整髪具を提供することにある。本発明の目的は、イオン放出口の配置位置に工夫を凝らすことにより、落下衝撃等によるイオン放出口やイオン発生器の破損防止を図り、整髪具の耐久性の向上を図ることにある。本発明の目的は、イオン放出口からの塵埃の進入を防止して、該塵埃の進入に起因するイオン発生器の動作不良を確実に避けることができる整髪具を提供することにある。本発明の目的は、使用者が意識することなく、顔面付近にマイナスイオンを放出することができ、その点で肌湿潤効果やリラクゼーション効果の向上に寄与できる整髪具を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の整髪具は、例えば図１に示すごとく、整髪用機能部を有する本体ケース１と、該本体ケース１の後端部に連設されて掌で握り持つためのグリップ部２とからなり、図４に示すごとく、マイナスイオンを放出・散布する、イオン散布用のイオン放出口２９が、図１に示すようにグリップ部２に、若しくは図１３や図１４に示すように、グリップ部２の近傍における本体ケース１に設けられている。そして、図１に示すごとく、グリップ部２は、本体ケース１に設けられた軸４を中心に、本体ケース１の後端から下方向に伸びる使用姿勢と、本体ケース１に沿う不使用姿勢との間で変位可能に連結されていて、図５に示すように、グリップ部２を不使用姿勢にした状態における収納部２６が、底面から見た本体ケース１の外郭線内に位置するものとする。
【０００８】
本発明における整髪具とは、図１ないし図１２に示すヘアードライヤーに限られず、図１３に示すような整髪ブラシや、図１４に示すようなストレータ、および髪をくせ付けするワッフル等を含む概念である。すなわち、本発明における整髪用機能部とは、図１ないし図１２に示すヘアードライヤーにおいては、少なくともファンを含む乾燥手段を意味する。図１３に示す整髪ブラシにおいては、ブリッスル３３のようなブラッシング手段を意味する。図１４に示すストレータにおいては、くせ付け用のヒーターユニット４５・４６などのくせ付け手段を意味する。
【０００９】
図７に示すごとく、整髪具を動かすことによって生じる対流または／およびイオン風により、放出口２９から放出されたマイナスイオンが、人体顔面Ｆの周りに散布されるようにすることができる。
【００１０】
また、図１に示すごとく、本体ケース１内には、送風ファン１１が組み込まれており、送風ファン１１によって生起された加圧空気の一部が、導風管５２を介してイオン発生器の収納部２６に導かれるようにしてあり、収納部２６内に導かれた加圧空気により、マイナスイオンをイオン放出口２９から放出する形態としてもよい（請求項３）。ここに言う「導風管５２」とは、イオン発生器１６に風を案内する案内路的なものであれば、その構造・形状は任意である。すなわち、図９に示すように、イオン発生器１６が直接送風ファン１１で生起された風を受ける形態において、該イオン発生器１６に風を案内する案内壁６１なども含む概念である。
【００１１】
図１に示すように、マイナスイオンの放出口２９をグリップ部２に設けることが望ましく、さらにイオン発生器１６をグリップ部２に設けることが望ましい。
【００１２】
図２に示すごとく、イオン発生器１６の収納部２６を、グリップ部２のケース外面から膨出状に形成する（請求項５）。その場合には図３に示すごとく、収納部２６の膨出寸法を、グリップ部２の後端と、本体ケース１の最大径部に係るケース外面とで規定される接線Ｌよりもグリップ部２寄りに設定する。
【００１３】
本体ケース１内には、送風ファン１１を含む送風ユニット３を組み込む。イオン放出口２９を、送風ファン１１によって生起されて、本体ケース１から吹き出される風の吹出方向と同じ方向に開口する（請求項７）。なお、ここでいう「同じ方向」とは、方向が完全に一致する場合に限らず、若干の方向のズレや誤差を許す概念である。
【００１５】
図８に示すごとく、グリップ部２が、本体ケース１から下方向に連設されていて、イオン放出口２９が、本体ケース１とグリップ部２との連設部の近傍に設けることができる。
【００１６】
図７に示すごとく、グリップ部２のケース外面に、往復スライドして電源スイッチをオンオフいずれかに切り換える電源スイッチノブ５を、スライド移動可能に配設する。電源スイッチノブ５の内面に臨んでイオン放出口２９を開口する。電源スイッチノブ５をオフ方向にスライド移動させた状態においては、放出口２９は、電源スイッチノブ５でカバーされていて、電源スイッチノブ５をオン方向にスライド移動させたときに、放出口２９がグリップ部２のケース外面に現出するようにすることができる。
【００１７】
図１、図１３、図１４に示すごとく、本体ケース１内に、送風ファン１１を組み込み、送風ファン１１から本体ケース１の吹出口に至る主送風路１７の中間部に、吹出口からマイナスイオンを吹き出すためのイオン発生器１５を設ける。さらに、グリップ部２、若しくはグリップ部２の近傍における本体ケース１に、イオン散布用のイオン発生器１６を設けることができる。
【００１８】
【発明の作用効果】
本発明に係る整髪具では、図４に示すごとく、整髪作業時に人体顔面Ｆの近くに位置することとなるグリップ部２、ないしグリップ部２の近傍に、人体顔面Ｆに向けてマイナスイオンを散布するための専用のイオン放出口２９を設けて、該放出口２９から人体顔面に向けて直接的にマイナスイオンを散布するので、マイナスイオンを人体顔面Ｆに対して分布密度の高い状態で効果的に供給することができる。従って、良好な肌湿潤効果とリラクゼーション効果を得ることができる。
【００１９】
ヘアードライヤーを動かすことによって生じる対流や、イオン風の緩やかな流れにより、イオン発生器１６で生成されたマイナスイオンを人体顔面Ｆの周りに散布するので、空気流による圧迫が一切なく、使い心地に優れた整髪具を提供できる。
【００２０】
また、図１に示すごとく、本体ケース１内に送風ファン１１を組み込み、該送風ファン１１によって生起された加圧空気の一部が、導風管５２を通ってイオン発生器の収納部２６に導かれて、収納部２６内に導かれた加圧空気により、マイナスイオンをイオン放出口２９から放出する形態としてもよく、この場合においては、人体顔面Ｆに対して、より分布密度の高い状態でマイナスイオンを効果的に供給できるので、肌湿潤効果とリラクゼーション効果の向上を図ることができる。尤も、風速の大きな空気流が人体顔面Ｆに当ると、使用者が圧迫感や不快感を感じる不都合があるため、導風管５２を通って収納部２６内に導かれた加圧空気の風速・風量は、本体ケース１の吹出口から吹き出される風に比べて、極端に小さく設定する。
【００２１】
本体ケース１内に、イオン散布用のイオン発生器１６を組み込んだ場合には、当該イオン発生器１６の重量分だけ、本体ケース１を動かしたときに生じる回転モーメントが大きくなり、そうすると使用者の感じる重量感が増加して、整髪具の使い勝手が悪くなる。その点、図１に示すごとく、グリップ部２内にイオン発生器１６を組み込んであると、回転モーメントの上昇を最小限に抑えることができるので、使用者が感じる重量感の増加は僅かとなり、整髪作業を支障無く軽滑に行うことができる。
【００２２】
イオン発生器１６の収納部２６が、グリップ部２から左右方向に膨出状に形成されていると、グリップ部２の外面と収納部２６の外面との凹凸段差によって、整髪作業時にグリップ部２を握った手指が滑ることを防ぐことができる。つまり、滑り止め効果が期待できる。そのとき、図３に示すごとく、収納部２６の膨出寸法を、グリップ部２の後端と、本体ケース１の大径部に係るケース外面とで規定される接線Ｌよりもグリップ部２寄りに設定してあると、整髪具を床面に落とした場合でも、収納部２６は床面に先当りせず、落下衝撃による外力を直接的に受け難い。従って、イオン発生器１６やイオン放出口２９が破損するのを防いで、整髪具の耐久性を向上できる。
【００２３】
図１に示すごとく、イオン放出口２９が、送風ファン１１によって生起されて、本体ケース１から吹き出される風の吹出方向と同じ方向に開口していると、例えばヘアードライヤーにおいては、イオン放出口２９からのマイナスイオンの放出方向と熱風の吹出方向とが一致するので、ヘアードライヤーの使用時に、使用者が意識することなく、顔面Ｆ付近にマイナスイオンを放出することができ、その点で肌湿潤効果やリラクゼーション効果の向上に寄与できる。これは、図１３に示す整髪ブラシにおいても同様である。
【００２４】
図５に示すごとく、グリップ部２を本体ケース１に沿うように折り畳んだ不使用姿勢にした状態において、イオン放出口２９が、その開口方向が上方向に指向した姿勢となって、対向する本体ケース１の外郭線内に位置するようにしてあると、不使用時におけるイオン放出口２９を本体ケース１で保護できるので、塵埃がイオン放出口２９を介してグリップ部２に侵入することをよく防止できる。同様に、図１０に示すごとく、イオン放出口２９が、その開口方向が下方向に指向していて、グリップ部２を不使用姿勢とした状態において、該ブリップ部２の外郭線内に位置するようにしてあると、不使用時においてイオン放出口２９をグリップ部２で保護できるので、塵埃がイオン放出口２９を介してグリップ部２に侵入することをよく防止できる。以上より、塵埃の侵入によるイオン発生器１６の動作不良、例えば、電極どうしが短絡するのを避けられる。
【００２５】
グリップ部２が、本体ケース１から下方向に連設されていて、図８に示すごとく、イオン放出口２９が、本体ケース１とグリップ部２との連設部の近傍に設けられていると、落下時等において放出口２９が本体ケース１やグリップ部２よりも先当りすることは極めて稀となる。従って、落下や衝撃により整髪具に大きな衝撃が加わるような場合でも、イオン放出口２９が破損するのを防止でき、この点でも整髪具の耐久性の向上に寄与できる。
【００２６】
図７に示すごとく、電源スイッチノブ５をオフ状態から、オン方向にスライド操作を行ったときにのみ、イオン放出口２９が外面に現出するようにしてあると、不使用時においてはイオン放出口２９を電源スイッチノブ５でカバーできるので、塵埃がイオン放出口２９を介してグリップ部２内に侵入することをよく防止できる。従って、塵埃の侵入によるイオン発生器１６の動作不良、例えば電極どうしが短絡するのを避けられる。
【００２７】
図１、図１３、図１４に示すごとく、送風ファン１１から本体ケース１の吹出口に至る主送風路の中間部に、吹出口からマイナスイオンを吹き出すためのイオン発生器１５が設けられており、グリップ部２、若しくはグリップ部２の近傍における本体ケース１に、イオン散布用のイオン発生器１６が設けられていると、毛髪と人体顔面Ｆの両方にマイナスイオンを分布密度の高い状態で効果的に送給できるので、イオン発生器１５で生成されるマイナスイオンに由来するヘアートリートメント効果と、イオン発生器１６で生成されるマイナスイオンに由来する肌湿潤効果およびリラクゼーション効果とが同時に良好に得られる利点がある。
【００２８】
【発明の実施の形態】
（第１実施例）図１ないし図６に、本発明に係る髪処理装置をヘアードライヤーに適用した第１実施例を示す。図１においてヘアードライヤーは、横長筒状の本体ケース１と、その後端部に連設されて掌で握り持つためのグリップ部２とを基体にして、これらの内部に送風ユニット３や制御用の電気部品等を収容してなる。グリップ部２は、本体ケース１の後端下部に設けられた軸４を中心に、本体ケース１から下方向に伸びる使用姿勢と、想像線で示す本体ケース１に沿う不使用姿勢との間で変位可能に連結される。グリップ部２の前面には、風量制御とヒータースイッチとイオンスイッチとを兼ねる電源スイッチノブ５が設けられている。グリップ部２の内部には、電源スイッチノブ５で切り換え操作されるスイッチ５ａが収容してある。
【００２９】
本体ケース１の先端側には、送風ユニット３のファン１１で生起した空気流を流動案内する風導体１Ａが装着されている。符号６は、風導体１Ａの吹出口９に着脱自在に装着されたノズルを、符号１７は、ファン１１からノズル６の先端部、すなわちファン１１から本体ケース１の吹出口に至る主送風路を示す。ノズル６は、先窄まり円筒状（先広がりでもよい）のノズル本体７と、ノズル本体７の内面に装着される内筒８とからなる。送風ユニット３は、モーター１０およびファン１１と、十文字状に組まれた絶縁枠に螺旋状に巻き付けられるヒーター１２などで構成する。ファン１１は一方向へ回転駆動されて、本体ケース１の後端の吸引口１３から吸い込んだ空気を加圧して、風導体１Ａの吹出口９から吹き出す。このとき、ヒーター１１を通電していれば、温風が吹き出る。
【００３０】
本体ケース１の風導体１Ａの内部には、吹出口９からマイナスイオンを吹き出すためのイオン発生器１５が組み込まれている。つまり、主送風路１７の中間部に、吹出口からマイナスイオンを吹き出すためのイオン発生器１５を設けてある。これとは別に、図４に示すごとく人体顔面Ｆに向けてマイナスイオンを放出・散布するためのイオン散布用のイオン発生器１６が、グリップ部２の上部に配設されている。これらイオン発生器１５・１６はそれぞれ、図６に示すごとく、電極ホルダー１８と、電極ホルダー１８の中央部に固定される針状電極１９と、針状電極１９の周りを囲む周囲電極２０と、針状電極１９と周囲電極２０との間を区分する絶縁筒２１とで構成されている。
【００３１】
これらイオン発生器１５・１６を駆動する電気回路としては、整流回路およびパルス発生回路が実装された回路基板２３と、昇圧用のトランス２４などからなる。そして、商用電源（１００Ｖ）からの電流を整流回路で整流したうえで、パルス発生回路で高圧のパルスに変換する。ついでこのパルスをトランス２４で昇圧して、例えば４ｋＶに昇圧した高電圧を針状電極１９に印加し、同針状電極１９から周囲電極２０に向けて電子を放出させる。これによって、両電極の周辺の空気中の酸素分子が水分と結合しマイナスイオン化され、吹出口９や後述するイオン放出口２９から放出される。吹出口９から放出されるマイナスイオンは、毛髪の内部深くまで浸透して水分を補給でき、従って髪の水分率を高めることができる。なお、図６において、符号２５はイオン発生器１５・１６を連結するアースラインを、符号６０は、負の電圧を得るために接続されたマイナスイオン発生用ダイオードを示す。回路基板２３とトランス２４は、図１に示すごとく、ヒーター１２用の絶縁枠を切り欠いて形成した空間に配置されている。
【００３２】
図６に示すごとく、ひとつのトランス２４から２つのイオン発生器１５・１６に高電圧を印加するものとしてあると、イオン発生器１５・１６毎にトランス２４等の電気回路を組み込む形態と比べて、部品点数を削減できるので、ドライヤー全体の製造コストの削減化に寄与する。なお、このスイッチ５ａのモードは、オフ・オンの２段階だけでなく、オフ、送風、オンの３段階とすることができる。かかる送風モードにおいては、モーター１０と両イオン発生器１５・１６が駆動され、ヒーター１２はオフとされる。オンモードにおいては、モーター１０、イオン発生器１５・１６、ヒーター１２の全てが駆動される。
【００３３】
図２において、符号２６は、グリップ部２の右側面から右向外側に膨出状に形成した収納部であって、その内部にイオン散布用のイオン発生器１６が配置してある。収納部２６は、後方側に設けられてグリップ部２から伸びる部分球殻状の肩膨壁部２７と、該肩膨壁部２７から前方側に連続する円蓋状の主壁部２８とからなる。収納部２６の前面は開口しており、この開口をイオン散布用のイオン放出口２９とする。図１に示すように、収納部２６は、軸４の直下に配置されている。これは掌でグリップ部２を掴んだときに収納部２６が邪魔にならないように、また掌でイオン放出口２９を塞ぐことがないように配慮したことに拠る。
【００３４】
この実施例においては、送風ファン１１によって生起された加圧空気の一部を、導風管５２を介してイオン発生器１６の収納部２６に導き、該加圧空気でイオン発生器１６で生成されたマイナスイオンをイオン放出口２９から放出するようにしてある。詳しくは、ファン１１の下流の主送風路１７に、上流側（後方側）に開口するキャップ５１を装着し、該キャップ５１内に取り込まれた加圧空気が、導風管５２を通って収納部２６内に導かれるようにしてある。導風管５２は、フレキシブルな樹脂製チューブであり、一端側はキャップ５１に装着され、他端側はグリップ部２内を通って、収納部２６の側面に設けられた開口５３に装着されている。
【００３５】
図２に示すごとく、イオン発生器１６の電極ホルダー１８には、リング状のフランジ５４が張り出し形成されており、該フランジ５４に対応する収納部２６の主壁部２８に溝５５を刻設してある。そして、溝５５によりフランジ５４が係合捕捉されることで、収納部２６内でイオン発生器１６は揺動不能に固定されている。フランジ５４には、スリット５６を部分的に形成してあり、該スリット５６を通って、収納部２６内に送り込まれた加圧空気は、イオン放出口２９から放出される。
【００３６】
風速の大きな空気流が人体顔面Ｆに当ると、使用者が圧迫感や不快感を感じる不都合がある。そこで、導風管５２を通って収納部２６内に導かれる加圧空気の風速・風量は、本体ケース１の吹出口から吹き出される風に比べて、極端に小さく設定してある。具体的には、キャップ５１の開口面積や、導風管５２の内径寸法を大小に変化させるなどして、加圧空気の風速・風量を調整している。
【００３７】
図３において、符号Ｌはグリップ部２の下端部と、本体ケース１の最大径部に係るケース外面とで規定される接線を示しており、収納部２６の膨出寸法は、その外面が接線Ｌよりもグリップ部２寄りにあるように設定してある。これは、グリップ部２を折り畳まない不使用姿勢のままでヘアードライヤーを平坦面上に載置した際に、収納部２６が平坦面に非接触となることを意味する。さらに、図５に示すごとく、グリップ部２を軸４まわりに折り畳んだ不使用姿勢としたときに、イオン放出口２９は上方向に指向した姿勢となって、その全体が、底面から見た（平面視であってもよい）本体ケース１の外郭線内に位置するようにしてある。
【００３８】
ヘアードライヤーを使用して整髪作業等をする際には、スイッチノブ５をオン操作して、モーター１０と二つのイオン発生器１５・１６を稼動する。モーター１０の起動によってファン１１が回転駆動され、吸込口１３から吸い込んだ空気を加圧して送り出す。このとき、風導体１Ａのイオン通路１４の内部にはイオン発生器１５によって生成されたマイナスイオンが浮遊している。従って、生成されたイオンの全てはイオン通路１４を通過する空気流に運ばれて、空気流とともにノズル６の先端から放出されて髪や頭皮に付着し、これによって、ヘアートリートメント効果が発揮される。
【００３９】
一方、グリップ部２の収納部２６の放出口２９の近傍には、イオン散布用のイオン発生器１６によって生成されたマイナスイオンが浮遊している。従って、生成されたイオンは、導風管５２を介して収納部２６に送り込まれた加圧空気により、イオン放出口２９から放出されて、人体顔面Ｆの周りに散布される。マイナスイオンの一部は人体顔面Ｆに付着し、一部は鼻や口から人体内部に取り込まれる。人体顔面Ｆに付着したマイナスイオンは、肌の内部まで水分を浸透させ、その水分率を高めて肌の状態を好適化する。すなわち肌湿潤効果を発揮する。鼻や口から人体内部に取り込まれたマイナスイオンは、興奮物質の血中濃度を低下させて、リラクゼーション効果を発揮する。
【００４０】
以上のように、本実施例に係るヘアードライヤーによれば、図４に示すごとく、整髪作業時に人体顔面Ｆの近くに位置することとなるグリップ部２に、人体顔面Ｆに向けてマイナスイオンを散布するための専用のイオン放出口２９を設けて、該放出口２９から人体顔面に向けて直接的にマイナスイオンを散布するので、マイナスイオンを人体顔面Ｆに対して分布密度の高い状態で効果的に供給することができ、これにより良好な肌湿潤効果とリラクゼーション効果を得ることができる。
【００４１】
導風管５２を介してイオン発生器１６の収納部２６に導かれた加圧空気により、マイナスイオンをイオン放出口２９から放出する形態としてあるので、ヘアードライヤーを動かすことによって生じる対流作用や、イオン風の緩やかな流れにより、イオン発生器１６で生成されたイオンを人体顔面Ｆの周りに散布する形態と比べて、人体顔面Ｆに対して、より分布密度の高い状態でマイナスイオンを効果的に供給できる。従って、肌湿潤効果とリラクゼーション効果の向上を図ることができる。なお、繰り返すが、風速の大きな空気流が人体顔面Ｆに当ると、使用者が圧迫感や不快感を感じる不都合があるため、導風管５２を通って収納部２６内に導かれる加圧空気の風速・風量は、本体ケース１の吹出口から吹き出される風に比べて、極端に小さく設定してある。
【００４２】
本体ケース１内に、イオン散布用のイオン発生器１６を組み込んだ場合には、当該イオン発生器１６の重量分だけ、本体ケースを動かしたときに生じる回転モーメントが大きくなり、そうすると使用者の感じる重量感が増加して、ヘアードライヤーの使い勝手が悪くなる。その点、本実施例に係るヘアードライヤーのように、グリップ部２内にイオン発生器１６を組み込んであると、回転モーメントの上昇を最小限に抑えることができるので、使用者が感じる重量感の増加は僅かであり、整髪作業を支障無く軽滑に行うことができる。
【００４３】
イオン発生器１６の収納部２６が、グリップ部２から左右外方向に膨出状に形成されていると、グリップ部２と収納部２６の外面との凹凸段差によって、整髪作業時にグリップ部２を握った手指が滑ることを防ぐことができる。つまり、滑り止め効果が期待できる。収納部２６の前面にイオン放出口２９を開口すると、イオンの放出方向とヘアードライヤーからの加圧空気の吹出方向とが一致するので、ヘアードライヤーの使用時には、使用者が意識する必要もなく、顔面Ｆ付近にマイナスイオンを放出することができ、その点でも肌湿潤効果やリラクゼーション効果を向上できる。
【００４４】
図２に示すごとく、収納部２６の膨出寸法を、グリップ部２の後端と、本体ケース１の大径部に係るケース外面とで規定される接線Ｌよりもグリップ部２寄りに設定してあると、ヘアードライヤーを床面に落とした場合でも、収納部２６は床面に先当りせず、落下衝撃による外力を直接的に受け難い。従って、イオン発生器１６やイオン放出口２９が破損することを防いで、ヘアードライヤーの耐久性を向上できる。
【００４５】
図５に示すごとく、グリップ部２を本体ケース１に沿うように折り畳んだ不使用姿勢にした状態において、イオン放出口２９が、その開口方向が上方向に指向した姿勢となって、底面からみて本体ケース１の外郭線内に位置するようにしてあると、不使用時におけるイオン放出口２９を本体ケース１でカバーして、塵埃がイオン放出口２９を介して収納部２６に侵入することをよく防止できる。これにより、塵埃の侵入によるイオン発生器１６の動作不良、例えば電極どうしが短絡するのを避けられる。また、細長い棒状物がイオン放出口２９から侵入し難いので、電極の変形を可及的に防止できる。針状電極１９が変形すると、電子が放出され難くなりマイナスイオンの発生量が低下することになる。
【００４６】
図５に示すごとく、グリップ部２を本体ケース１に沿うように折り畳んだ不使用姿勢において、収納部２６が、底面から見て本体ケース１の外郭線内に位置するようにしてあると、落下時等において、収納部２６が本体ケース１よりも先当りすることは極めて稀となる。以上より、落下や衝撃によりヘアードライヤーに大きな衝撃が加わるような場合でも、イオン発生器１６やイオン放出口２９が破損するのを防止でき、この点でもヘアードライヤーの耐久性の向上に寄与できる。
【００４７】
（第２実施例）図７は、本発明の第２実施例を示す。なお、この第２実施例においては、先の第１実施例と大きく異なる点のみを説明し、同じ部材には同じ符号を付して、その説明を省略する。以下の実施例においても同様とする。図７のヘアードライヤーにおいては、イオン放出機能に係るイオン発生器１６を、グリップ部２の下端部、詳しくは、電源スイッチ５の下部内面に臨んで配置してあり、電源スイッチノブ５を想像線で示されるオフ状態から、上方向にスライド移動させるオン操作を行ったときにのみ、イオン放出口２９がグリップ部２のケース外面に現出するようにしてある。これによれば、不使用時においてはイオン放出口２９を電源スイッチノブ５でカバーできるので、塵埃がイオン放出口２９を介してグリップ部２内に進入することをよく防止できる。従って、塵埃の侵入によるイオン発生器１６の動作不良、例えば針状電極１９と周囲電極２０とが塵埃によって短絡するなどの動作不良を避けられる。
【００４８】
また、この第２実施例では、ヘアードライヤーを動かすことによって生じる対流作用や、イオン風の穏やかな流れにより、イオン発生器１６で生成されたマイナスイオンを人体顔面Ｆの周りに散布するようにしてある。これにより、空気流による圧迫感が一切生じる余地がなく、この点において、ヘアードライヤーは使い心地に優れたものとなる。
【００４９】
（第３実施例）図８のヘアードライヤーにおいては、イオン散布用のイオン発生器１６を、本体ケース１に係るグリップ部２との連結部の近傍、より詳しくは軸４の前方向に隣接する位置に配設して、グリップ部２を軸４まわりに回転させて不使用姿勢としたときに、グリップ部２でイオン放出口２９をカバーできるようにした。これによっても先の第２実施例と同様の作用効果が得られる。すなわち、不使用時において塵埃がイオン放出口２９を介してグリップ部２内に侵入することをよく防止でき、従って、塵埃の侵入によるイオン発生器１６の動作不良が避けられる。
【００５０】
（第４実施例）図９および図１０のヘアードライヤーにおいては、イオン放出用のイオン発生器１６を、グリップ部２の近傍における本体ケース１内に組み付けてあり、イオン放出口２９が下方向に向いて開口してある点が、先の第１実施例と異なる。この場合においても、下方向に散布されたマイナスイオンにより、人体顔面Ｆのまわりを高濃度のマイナスイオンで満たすことができるので、この点において、先の第１実施例と同様の作用・効果が得られる。
【００５１】
また、この実施例では、送風ファン１１によって生起された加圧空気の一部が、イオン発生器１６に対して送風方向の下流側に配置された案内壁６１に案内されて、イオン発生器１６の収納部２６に導かれ、そして、収納部２６に導かれた加圧空気により、イオン発生器１６で生成されたマイナスイオンをイオン放出口２９から放出するようにしてある。これによれば、ヘアードライヤーを動かすことによって生じる対流作用や、イオン風の緩やかな流れにより、イオン発生器１６で生成されたイオンを人体顔面Ｆの周りに散布する形態と比べて、人体顔面Ｆに対して、より分布密度の高い状態でマイナスイオンを効果的に供給できる。
【００５２】
また、このヘアードライヤーにおいては、イオン放出口２９はグリップ部２の中心軸上にあり、図１０に示すごとく、グリップ部２を不使用姿勢としたとき、イオン放出口２９が、底面から見て対向するグリップ部２の外郭線内に位置するようにしてある。これにより、不使用時におけるイオン放出口２９をグリップ部２で保護できるので、塵埃がイオン放出口２９を介してグリップ部２に侵入することをよく防止でき、従って、塵埃の侵入によるイオン発生器１６の動作不良、例えば、電極どうしが短絡するのを効果的に防止できる。
【００５３】
（第５実施例）図１１および図１２のヘアードライヤーにおいては、イオン放出用のイオン発生器１６を、グリップ部２の近傍における本体ケース１から外方向に膨出状に形成された収納部１６内に組み付けてある点が、先の第４実施例と異なる。また、イオン放出口２９は、斜め下前方に指向している。この場合においても、下方向に散布されたマイナスイオンにより、人体顔面Ｆのまわりを高濃度のマイナスイオンで満たすことができるので、この点において、先の第１実施例と同様の作用・効果が得られる。
【００５４】
また、このヘアードライヤーにおいては、図１２に示すごとく、グリップ部２を不使用姿勢としたとき、イオン放出口２９が、対向するグリップ部２の外郭線内に半分程度覆われるようにしてある。これによっても、イオン放出口２９からの塵埃の侵入に起因する、動作不良の発生を抑えることができる。
【００５５】
（第６実施例）図１３に、本発明の整髪具を、整髪ブラシに適用した実施例を示す。この整髪ブラシは、本体ケース３１と、一群のブリッスル３３を備えていて、本体ケース３１の前面上部に着脱可能に装着されるブラシユニット３２とからなる。
【００５６】
本体ケース３１の内部には、送風ユニット３等が組み込まれており、ブラシユニット３２の内部には、イオン発生器１５等が組み込まれている。送風ユニット３のファン１１で生起された加圧空気は、本体ケース３１内の主送風路１７を通って、本体ケース３１の前面のブリッスル３３の植設部分に設けられた不図示の吹出口から吹き出される。本体ケース３１の先端部の近傍に係る主送風路１７の中間部には、吹出口からマイナスイオンを吹き出すためのイオン発生器１５が設けられており、先の加圧空気とともに、イオン発生器１５により生成されたマイナスイオンは吹出口から吹き出される。
【００５７】
本体ケース３１の中央部分が、掌で掴むためのグリップ部２となっており、当該グリップ部２の後端部寄りに、イオン散布用のイオン発生器１６を組み込んである。イオン放出口２９は、グリップ部２の前面に開設されており、その開口周縁壁３５は、前方向に膨出状に形成されている。
【００５８】
以上のような構成からなる整髪ブラシによっても、先のヘアードライヤーの場合と同様の作用・効果が得られる。すなわち、整髪作業時に人体顔面Ｆの近くに位置することとなるグリップ部２にイオン放出口２９とイオン発生器１６を設けて、該イオン放出口２９から人体顔面Ｆに向けて直接的にマイナスイオンを散布するようにしてあるので、マイナスイオンを分布密度の高い状態で効果的に供給することができ、これにより良好な肌湿潤効果とリラクゼーション効果が得られる利点がある。
【００５９】
イオン発生部１６からのマイナスイオンの放出方向と、ブリッスルの植設部分からの加圧空気の吹出口の方向とが一致しているので、整髪ブラシの使用時には、使用者が意識する必要もなく、人体顔面Ｆ付近にマイナスイオンを放出することができ、その点でも肌湿潤効果やリラクゼーション効果の向上が期待できる。
【００６０】
加えて、この第６実施例では、整髪ブラシを動かすことによって生じる対流作用や、イオン風の穏やかな流れにより、イオン発生器１６で生成されたマイナスイオンを人体顔面Ｆの周りに散布するようにしてある。これにより、空気流による圧迫感を使用者が感じることが一切なく、この点において整髪ブラシは使い心地に優れたものとなる。
【００６１】
（第７実施例）図１４に、本発明の整髪具を、ストレータに適用した実施例を示す。このストレータは、グリップ部４１Ａと処理部４１Ｂとを備えた挟持体４１を有する。
【００６２】
挟持体４１は、上下に対向配置した第１・第２の挟み腕４２・４３の基端どうしを揺動軸４４で連結してあり、両挟み腕４２・４３は、先端側が揺動軸４４まわりに揺動開閉できる。第２挟み腕４３は、図示していない圧縮コイルばねで開き勝手に付勢されていて、自由状態において想像線で示す開放姿勢に位置保持されている。この開放姿勢にある両挟み腕４２・４３のグリップ部４１Ａを片方の手で握ることによって、両挟み腕４２・４３の対向面にそれぞれ設けた上下のヒーターユニット４５・４６で髪を挟むことができる。従って、本発明の請求項で言うところのグリップ部２の概念は、本実施例のようなストレータのグリップ部４１Ａも含むものとする。
【００６３】
第１挟み腕４２は、羽子板状のケース体４８と、ケース体４８の内部に配置したファン１１およびその駆動用のモーター１０と、イオン発生器１５と、先のヒーターユニット４５などを備えている。第１挟み腕４２のグリップ部４１Ａの中央部位には、一側外面に左右方向へスライドして電源スイッチをオンオフいずれかに切り換える電源スイッチノブ５と、表示灯４９とが配されている。
【００６４】
ケース体４８は、上下に二分割された上下のケース４８ａ・４８ｂとを蓋合わせ状に結合してなり、上ケース４８ａのグリップ部４１Ａ側の上面の揺動軸４４寄りにイオン放出用のイオン放出口２９が開口しており、該放出口２９に臨むケース体４８の内部に、イオン発生器１６が組み込まれている。イオン放出口２９の開口周縁壁３５は、上方向に膨出状に形成されている。
【００６５】
以上のような構成からなるストレータによっても、先のヘアードライヤーの場合と同様の作用・効果が得られる。すなわち、整髪作業時に人体顔面Ｆの近くに位置することとなるグリップ部２にイオン放出口２９とイオン発生器１６を設けて、該イオン放出口２９から人体顔面Ｆに向けて直接的にマイナスイオンを散布するようにしてあるので、マイナスイオンを分布密度の高い状態で効果的に供給することができ、これにより良好な肌湿潤効果とリラクゼーション効果が得られる利点がある。
【００６６】
加えて、この第７実施例では、ストレータを動かすことによって生じる対流作用や、イオン風の穏やかな流れにより、イオン発生器１６で生成されたマイナスイオンを人体顔面Ｆの周りに散布するようにしてある。これにより、空気流による圧迫感を使用者が感じることが一切なく、この点においてストレータは使い心地に優れたものとなる。
【００６７】
上記実施例以外に、イオン発生器１６で生成されたマイナスイオンは、専用の送風ファンで人体顔面Ｆに向けて送給することができる。但しこの場合には、使用者が空気流による圧迫感を感じないよう、送風ファンの送風能力は、先の送風ユニット３のそれよりも小さなものに抑えて、穏やかな空気流を生じる程度とする。送風ユニット３からの空気流を分流し、圧迫感を感じない程度の穏やかな風で、マイナスイオンを人体顔面Ｆに向けて送給してもよい。また、上記実施例では、マイナスイオンのみを生成するよう回路を構成しているが、プラスイオンとマイナスイオンを同時に生成するものや、マイナスイオンをより大量に発生するような回路構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】ヘアードライヤーの一部破断側面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】ヘアードライヤーの正面図である。
【図４】ヘアードライヤーの使用状態を示す図である。
【図５】不使用時におけるヘアードライヤーを下方から見た底面図である。
【図６】イオン発生回路の概略を示す説明図である。
【図７】ヘアードライヤーの第２実施例を示す一部破断側面図である。
【図８】ヘアードライヤーの第３実施例を示す一部破断側面図である。
【図９】ヘアードライヤーの第４実施例を示す一部破断側面図である。
【図１０】不使用時におけるヘアードライヤーを下方から見た底面図である。
【図１１】ヘアードライヤーの第５実施例を示す側面図である。
【図１２】不使用時におけるヘアードライヤーを下方から見た底面図である。
【図１３】整髪ブラシの一部破断側面図である。
【図１４】ストレータの一部破断側面図である。
【符合の説明】
１本体ケース
２グリップ部
４軸
５スイッチノブ
１６イオン発生器
１７主送風路
２６収納部
２９マイナスイオンの放出口
５２導風管
Ｆ人体顔面
Ｌ接線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair styling tool represented by a hair dryer.
[0002]
[Prior art]
In a hair dryer, it is known to add an ion generator inside the main body case (see Patent Document 1). Some hair brushes are provided with an ozone or ion generator inside the brush body (see, for example, Patent Document 2 and Patent Document 3). Some hair treatment devices with a pair of pinching arms that are used when straightening or deforming straight hairs, and incorporating a negative ion generator inside one pinching arm (See Patent Document 4).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 58-16323 (page 2-3, Fig. 1)
[Patent Document 2]
Japanese Utility Model Publication No. 3-74819 (page 6, Fig. 1)
[Patent Document 3]
JP-A-60-160904 (2 pages, Fig. 2)
[Patent Document 4]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-80215 (paragraph number 0020, FIG. 6)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
According to these hair styling tools, since the ion generator is provided, negative ions generated by the ion generator during hair styling and hair treatment can be effectively applied to the hair and scalp. More specifically, when negative ions are sprayed on the hair, the hair, which is often positively charged, can be electrically neutralized, and water penetrates deep inside the hair, increasing its moisture content and increasing the moisture content. Can be optimized. That is, a hair treatment effect by negative ions can be obtained.
[0005]
By the way, for negative ions, in addition to the previous hair treatment effect, the skin moisturizing effect that increases the moisture content by helping moisture absorption of human skin, and the blood concentration of excitable substances is reduced by being sucked from the nose and mouth. It is known to have various effects such as a relaxation effect. These effects are also exhibited to some extent when a hair styling tool incorporating an ion generator as described above is used. In other words, for example, if a part of the air flow blown out from the outlet of a hair dryer does not reach the hair and diffuses around the human face, negative ions contained in the air flow come into contact with the human face and wet the skin. An effect is obtained. Since negative ions are diffused around the nose and mouth, a relaxation effect can be obtained by incorporating negative ions into the body. However, these effects are obtained accidentally by negative ions that happen to be near the human face, and their degree is extremely small.
[0006]
The object of the present invention is to more effectively supply negative ions around the human face, thus increasing the distribution density of negative ions diffusing around the human face and improving the skin moistening effect and relaxation effect. An object of the present invention is to provide a hair styling tool represented by a hair dryer. An object of the present invention is to provide an easy-to-use hairdressing tool capable of minimizing an increase in the feeling of weight felt by a user despite the addition of an ion generator. An object of the present invention is to improve the durability of the hairdressing tool by preventing the ion discharge port and the ion generator from being damaged by a drop impact or the like by devising the arrangement position of the ion discharge port. An object of the present invention is to provide a hair styling device that prevents dust from entering from an ion emission port and reliably prevents malfunction of an ion generator due to the dust entering. An object of the present invention is to provide a hair styling device that can release negative ions in the vicinity of the face without the user's consciousness and can contribute to improving the skin moistening effect and relaxation effect.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
  The hairdressing tool of the present invention comprises, for example, as shown in FIG. 1, a main body case 1 having a hairstyling function section, and a grip section 2 that is connected to the rear end of the main body case 1 and is held by a palm. As shown in FIG. 4, an ion discharge port 29 for discharging and dispersing negative ions is provided in the grip part 2 as shown in FIG. 1, or as shown in FIG. 13 and FIG. Is provided in the main body case 1 in the vicinity of. As shown in FIG. 1, the grip portion 2 has a use posture extending downward from the rear end of the main body case 1 around a shaft 4 provided in the main body case 1, and a non-use posture along the main body case 1. As shown in FIG. 5, the storage portion 26 in a state where the grip portion 2 is in a non-use posture is located within the outline of the main body case 1 as seen from the bottom surface. To do.
[0008]
The hair styling tool in the present invention is not limited to the hair dryer shown in FIGS. 1 to 12, but includes a hair styling brush as shown in FIG. 13, a strator as shown in FIG. 14, and a waffle for attaching hair. It is. That is, the hairdressing functioning unit in the present invention means a drying means including at least a fan in the hair dryer shown in FIGS. In the hairdressing brush shown in FIG. 13, it means a brushing means such as a bristle 33. In the strator shown in FIG. 14, it means a kneading means such as a heater unit 45 or 46 for kneading.
[0009]
  As shown in FIG. 7, negative ions released from the outlet 29 can be dispersed around the human body face F by convection or / and ion wind generated by moving the hairdressing tool.The
[0010]
Further, as shown in FIG. 1, a blower fan 11 is incorporated in the main body case 1, and a part of the pressurized air generated by the blower fan 11 is transferred to the ion generator via the air guide tube 52. A configuration may be adopted in which negative ions are released from the ion emission port 29 by the pressurized air guided into the storage unit 26 and pressurized air guided into the storage unit 26 (claim 3). The “wind guide tube 52” mentioned here may be of any structure and shape as long as it is a guide way for guiding the ion generator 16 to the wind. That is, as shown in FIG. 9, in a form in which the ion generator 16 directly receives the wind generated by the blower fan 11, the concept includes a guide wall 61 that guides the wind to the ion generator 16.
[0011]
  As shown in FIG. 1, it is desirable to provide the negative ion discharge port 29 in the grip portion 2, and further to provide the ion generator 16 in the grip portion 2.Yes.
[0012]
  As shown in FIG. 2, the storage part 26 of the ion generator 16 is formed in a bulging shape from the case outer surface of the grip part 2 (Claim 5). In this case, as shown in FIG. 3, the bulging dimension of the storage portion 26 is set to be larger than the tangent line L defined by the rear end of the grip portion 2 and the case outer surface related to the maximum diameter portion of the main body case 1. Set closerThe
[0013]
A blower unit 3 including a blower fan 11 is incorporated in the main body case 1. The ion emission port 29 is opened by the blower fan 11 in the same direction as the blowing direction of the wind blown out from the main body case 1 (Claim 7). Here, the “same direction” is not limited to the case where the directions are completely coincident with each other, but is a concept that allows a slight misalignment or error.
[0015]
  As shown in FIG. 8, the grip portion 2 is continuously provided downward from the main body case 1, and the ion emission port 29 can be provided in the vicinity of the continuous portion of the main body case 1 and the grip portion 2.The
[0016]
  As shown in FIG. 7, a power switch knob 5 that reciprocally slides to switch the power switch to either on or off is disposed on the outer surface of the grip portion 2 so as to be slidable. The ion emission port 29 is opened facing the inner surface of the power switch knob 5. When the power switch knob 5 is slid in the off direction, the discharge port 29 is covered with the power switch knob 5, and when the power switch knob 5 is slid in the on direction, the discharge port 29 is It can be made to appear on the outer surface of the grip 2The
[0017]
  As shown in FIGS. 1, 13, and 14, the blower fan 11 is incorporated in the main body case 1, and the negative ion is supplied from the blower outlet to an intermediate portion of the main blower passage 17 extending from the blower fan 11 to the blower outlet of the main body case 1. Is provided. Furthermore, the ion generator 16 for ion distribution can be provided in the main body case 1 in the vicinity of the grip part 2 or the grip part 2.The
[0018]
[Effects of the invention]
In the hairdressing tool according to the present invention, as shown in FIG. 4, negative ions are scattered toward the human body face F on the grip part 2 or the vicinity of the grip part 2 that will be located near the human face F during hairdressing work. A dedicated ion discharge port 29 is provided for spraying negative ions directly from the discharge port 29 toward the human face, so that the negative ions are effective in a high distribution density with respect to the human face F. Can be supplied to. Therefore, a good skin moistening effect and relaxation effect can be obtained.
[0019]
Because negative ions generated by the ion generator 16 are scattered around the human body face F by the convection generated by moving the hair dryer and the gentle flow of the ion wind, there is no pressure caused by the air flow and it is comfortable to use. An excellent hairdressing tool can be provided.
[0020]
Further, as shown in FIG. 1, the blower fan 11 is incorporated into the main body case 1, and a part of the pressurized air generated by the blower fan 11 passes through the wind guide tube 52 to the storage unit 26 of the ion generator. The negative air may be emitted from the ion emission port 29 by the pressurized air guided and introduced into the storage unit 26. In this case, the distribution density is higher than that of the human body face F. Since negative ions can be effectively supplied, the skin moistening effect and the relaxation effect can be improved. However, when an air flow having a high wind speed hits the human body face F, there is an inconvenience that the user feels pressure and discomfort, so the wind speed of the pressurized air guided into the storage unit 26 through the air guide tube 52 is low. -The air volume is set to be extremely smaller than the wind blown from the outlet of the main body case 1.
[0021]
When the ion generator 16 for ion scattering is incorporated in the main body case 1, the rotational moment generated when the main body case 1 is moved is increased by the weight of the ion generator 16, and the user's The feeling of weight increases, and the usability of the hairdressing tool becomes worse. In that respect, as shown in FIG. 1, if the ion generator 16 is incorporated in the grip portion 2, the increase in rotational moment can be minimized, so that the increase in the weight feeling felt by the user is slight. Hairdressing work can be done lightly without any hindrance.
[0022]
When the storage part 26 of the ion generator 16 is formed in a bulging shape from the grip part 2 in the left-right direction, the grip part 2 during the hairdressing work is caused by the uneven step between the outer surface of the grip part 2 and the outer surface of the storage part 26. It is possible to prevent the finger holding the slid from slipping. That is, an anti-slip effect can be expected. At that time, as shown in FIG. 3, the bulging dimension of the storage portion 26 is closer to the grip portion 2 than the tangent L defined by the rear end of the grip portion 2 and the case outer surface of the large-diameter portion of the main body case 1. When the hairstyling tool is dropped on the floor surface, the storage unit 26 does not hit the floor surface and is not directly subject to external force due to a drop impact. Therefore, the ion generator 16 and the ion discharge port 29 can be prevented from being damaged, and the durability of the hairdressing tool can be improved.
[0023]
As shown in FIG. 1, when the ion release port 29 is generated by the blower fan 11 and opens in the same direction as the blowing direction of the wind blown from the main body case 1, for example, in a hair dryer, the ion release port 29 Since the negative ion release direction from 29 and the hot air blowing direction coincide, negative ions can be released near the face F without the user's awareness when using a hair dryer. It can contribute to the improvement of the wetting effect and relaxation effect. The same applies to the hairstyling brush shown in FIG.
[0024]
As shown in FIG. 5, in a state where the grip portion 2 is folded so as to be along the main body case 1, the ion emission port 29 is in a posture in which the opening direction is directed upward, and the opposing main body If it is located within the outline of the case 1, the ion release port 29 can be protected by the main body case 1 when not in use, so that dust can easily enter the grip portion 2 through the ion release port 29. Can be prevented. Similarly, as shown in FIG. 10, the ion emission port 29 is located within the outline of the blip portion 2 in a state where the opening direction is directed downward and the grip portion 2 is in a non-use posture. By doing so, the ion emission port 29 can be protected by the grip portion 2 when not in use, so that dust can be well prevented from entering the grip portion 2 via the ion emission port 29. From the above, it is possible to avoid malfunction of the ion generator 16 due to dust intrusion, for example, a short circuit between the electrodes.
[0025]
The grip portion 2 is continuously provided downward from the main body case 1, and the ion emission port 29 is provided in the vicinity of the continuous portion of the main body case 1 and the grip portion 2 as shown in FIG. It is extremely rare for the discharge port 29 to come in contact with the main body case 1 or the grip portion 2 when dropped. Therefore, even when a large impact is applied to the hairdressing tool due to a drop or impact, it is possible to prevent the ion release port 29 from being damaged, and this point can also contribute to improving the durability of the hairdressing tool.
[0026]
As shown in FIG. 7, if the ion emission port 29 appears on the outer surface only when the power switch knob 5 is slid in the on direction from the off state, the ion release port is not used when not in use. Since the outlet 29 can be covered with the power switch knob 5, dust can be well prevented from entering the grip portion 2 through the ion emission port 29. Therefore, it is possible to avoid malfunction of the ion generator 16 due to dust intrusion, for example, a short circuit between the electrodes.
[0027]
As shown in FIGS. 1, 13, and 14, an ion generator 15 for blowing out negative ions from the air outlet is provided at an intermediate portion of the main air passage from the air fan 11 to the air outlet of the main body case 1. If the ion generator 16 for spraying ions is provided in the main body case 1 in the vicinity of the grip part 2 or the grip part 2, negative ions are effective in a state with a high distribution density on both the hair and the human body face F. Therefore, the hair treatment effect derived from the negative ions generated by the ion generator 15 and the skin moistening effect and relaxation effect derived from the negative ions generated by the ion generator 16 can be obtained at the same time. There are advantages to being
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First Embodiment FIGS. 1 to 6 show a first embodiment in which the hair treatment apparatus according to the present invention is applied to a hair dryer. In FIG. 1, a hair dryer has a horizontally long cylindrical main body case 1 and a grip portion 2 that is connected to the rear end of the case and is held by a palm as a base, and a blower unit 3 and a control unit are provided in the inside. It contains electrical parts. The grip portion 2 is between a use posture extending downward from the main body case 1 and a non-use posture along the main body case 1 indicated by an imaginary line, with a shaft 4 provided at the lower rear end of the main body case 1 as a center. It is connected displaceably. On the front surface of the grip portion 2, a power switch knob 5 serving as an air volume control, a heater switch, and an ion switch is provided. A switch 5 a that is switched by a power switch knob 5 is accommodated in the grip portion 2.
[0029]
A wind conductor 1 </ b> A that flows and guides an air flow generated by the fan 11 of the blower unit 3 is attached to the front end side of the main body case 1. Reference numeral 6 denotes a nozzle that is detachably attached to the air outlet 9 of the wind conductor 1A, and reference numeral 17 denotes a main air passage that extends from the fan 11 to the tip of the nozzle 6, that is, from the fan 11 to the air outlet of the main body case 1. Show. The nozzle 6 is composed of a nozzle body 7 having a tapered shape (may be widened) and an inner cylinder 8 attached to the inner surface of the nozzle body 7. The blower unit 3 includes a motor 10 and a fan 11 and a heater 12 wound spirally around an insulating frame assembled in a cross shape. The fan 11 is rotationally driven in one direction, pressurizes the air sucked from the suction port 13 at the rear end of the main body case 1 and blows it out from the air outlet 9 of the wind conductor 1A. At this time, if the heater 11 is energized, warm air is blown out.
[0030]
An ion generator 15 for blowing out negative ions from the air outlet 9 is incorporated in the wind conductor 1A of the main body case 1. That is, the ion generator 15 for blowing out negative ions from the outlet is provided in the middle portion of the main air passage 17. Apart from this, as shown in FIG. 4, an ion generator 16 for ion scatter for discharging and diffusing negative ions toward the human body face F is arranged on the upper part of the grip portion 2. As shown in FIG. 6, each of these ion generators 15 and 16 includes an electrode holder 18, a needle electrode 19 fixed to the center of the electrode holder 18, a surrounding electrode 20 surrounding the needle electrode 19, It is comprised with the insulating cylinder 21 which divides between the acicular electrode 19 and the surrounding electrode 20. FIG.
[0031]
An electric circuit for driving these ion generators 15 and 16 includes a circuit board 23 on which a rectifier circuit and a pulse generation circuit are mounted, a transformer 24 for boosting, and the like. Then, the current from the commercial power supply (100 V) is rectified by a rectifier circuit and then converted into a high-voltage pulse by a pulse generation circuit. Next, the pulse is boosted by the transformer 24, and a high voltage boosted to, for example, 4 kV is applied to the needle electrode 19, and electrons are emitted from the needle electrode 19 toward the surrounding electrode 20. As a result, oxygen molecules in the air around both electrodes are combined with moisture and negatively ionized, and are discharged from the air outlet 9 and an ion discharge port 29 described later. The negative ions released from the air outlet 9 can penetrate deep into the hair and replenish moisture, thus increasing the moisture content of the hair. In FIG. 6, reference numeral 25 denotes an earth line for connecting the ion generators 15 and 16, and reference numeral 60 denotes a negative ion generating diode connected to obtain a negative voltage. As shown in FIG. 1, the circuit board 23 and the transformer 24 are arranged in a space formed by cutting out an insulating frame for the heater 12.
[0032]
As shown in FIG. 6, if a high voltage is applied from one transformer 24 to the two ion generators 15, 16, compared to a configuration in which an electric circuit such as a transformer 24 is incorporated in each ion generator 15, 16. Since the number of parts can be reduced, the manufacturing cost of the entire dryer is reduced. The mode of the switch 5a can be set not only in two stages of off / on, but also in three stages of off, air blowing, and on. In such a ventilation mode, the motor 10 and both ion generators 15 and 16 are driven, and the heater 12 is turned off. In the on mode, the motor 10, the ion generators 15 and 16, and the heater 12 are all driven.
[0033]
In FIG. 2, the code | symbol 26 is the storage part formed in the bulging shape rightward from the right side surface of the grip part 2, and the ion generator 16 for ion distribution is arrange | positioned in the inside. The storage portion 26 includes a partially spherical shell-shaped shoulder expansion wall portion 27 provided on the rear side and extending from the grip portion 2, and a circular lid-shaped main wall portion 28 continuous from the shoulder expansion wall portion 27 to the front side. Become. The front surface of the storage portion 26 is open, and this opening is used as an ion emission port 29 for ion scattering. As shown in FIG. 1, the storage portion 26 is disposed immediately below the shaft 4. This is based on consideration that the storage portion 26 does not get in the way when the grip portion 2 is grasped by the palm and that the ion emission port 29 is not blocked by the palm.
[0034]
In this embodiment, a part of the pressurized air generated by the blower fan 11 is guided to the storage unit 26 of the ion generator 16 through the wind guide tube 52 and is generated by the ion generator 16 with the pressurized air. The negative ions are emitted from the ion emission port 29. Specifically, a cap 51 that opens to the upstream side (rear side) is attached to the main air passage 17 downstream of the fan 11, and the compressed air taken into the cap 51 is stored through the air guide tube 52. It is led into the part 26. The air guide tube 52 is a flexible resin tube, one end side is attached to the cap 51, and the other end side is attached to the opening 53 provided on the side surface of the storage portion 26 through the grip portion 2. Yes.
[0035]
As shown in FIG. 2, the electrode holder 18 of the ion generator 16 is formed with a ring-shaped flange 54 so as to protrude, and a groove 55 is formed in the main wall portion 28 of the storage portion 26 corresponding to the flange 54. It is. Then, the flange 54 is engaged and captured by the groove 55, so that the ion generator 16 is fixed in the storage portion 26 so as not to swing. A slit 56 is partially formed in the flange 54, and the pressurized air sent through the slit 56 into the storage portion 26 is discharged from the ion emission port 29.
[0036]
When an air flow having a large wind speed hits the human body face F, there is a disadvantage that the user feels pressure or discomfort. Therefore, the air velocity and the amount of the pressurized air guided into the storage portion 26 through the air guide tube 52 are set to be extremely smaller than the air blown out from the air outlet of the main body case 1. Specifically, the air velocity and the air volume of the pressurized air are adjusted by changing the opening area of the cap 51 and the inner diameter of the air guide tube 52 to be larger or smaller.
[0037]
In FIG. 3, a symbol L indicates a tangent line defined by the lower end portion of the grip portion 2 and the outer surface of the case according to the maximum diameter portion of the main body case 1. It is set to be closer to the grip portion 2 than L. This means that when the hair dryer is placed on a flat surface while the grip unit 2 is not folded, the storage unit 26 is not in contact with the flat surface. Further, as shown in FIG. 5, when the grip portion 2 is folded around the shaft 4 and is in a non-use posture, the ion emission port 29 is in a posture directed upward, and the whole is seen from the bottom surface ( (It may be a plan view) It is located within the outline of the main body case 1.
[0038]
When performing hairdressing work using a hair dryer, the switch knob 5 is turned on to operate the motor 10 and the two ion generators 15 and 16. The fan 11 is rotationally driven by the activation of the motor 10, and the air sucked from the suction port 13 is pressurized and sent out. At this time, negative ions generated by the ion generator 15 are floating inside the ion passage 14 of the wind conductor 1A. Accordingly, all of the generated ions are conveyed to the air flow passing through the ion passage 14, and are discharged from the tip of the nozzle 6 together with the air flow and adhere to the hair and scalp, thereby exhibiting a hair treatment effect. .
[0039]
On the other hand, in the vicinity of the discharge port 29 of the storage portion 26 of the grip portion 2, negative ions generated by the ion generator 16 for ion scattering are floating. Accordingly, the generated ions are discharged from the ion discharge port 29 by the pressurized air sent into the storage unit 26 through the air guide tube 52 and are scattered around the human body face F. Some of the negative ions adhere to the human body face F, and some are taken into the human body through the nose or mouth. The negative ions adhering to the human body face F infiltrate moisture into the skin and increase the moisture content to optimize the skin condition. That is, it exerts a skin moistening effect. Negative ions taken into the human body from the nose and mouth reduce the blood concentration of excitable substances and exert a relaxation effect.
[0040]
As described above, according to the hair dryer according to the present embodiment, as shown in FIG. 4, negative ions are directed toward the human body face F on the grip portion 2 that is located near the human face F during hairdressing work. A dedicated ion discharge port 29 for spraying is provided, and negative ions are sprayed directly from the discharge port 29 toward the human body face. Therefore, the negative ions are effective with a high distribution density on the human face F. Thereby providing a good skin moistening effect and relaxation effect.
[0041]
Since the negative air is discharged from the ion discharge port 29 by the pressurized air guided to the storage unit 26 of the ion generator 16 through the air guide tube 52, the convection action generated by moving the hair dryer, Compared with the mode in which ions generated by the ion generator 16 are scattered around the human body face F due to the gentle flow of the ion wind, negative ions are more effective on the human body face F with a higher distribution density. Can supply. Therefore, the skin moistening effect and the relaxation effect can be improved. In addition, although it repeats, since there will be an inconvenience that a user will feel a feeling of pressure and discomfort when an air flow with a high wind speed hits the human body face F, the pressurized air that is guided into the storage unit 26 through the air guide tube 52. The wind speed and the air volume are set to be extremely smaller than the wind blown from the outlet of the main body case 1.
[0042]
When the ion generator 16 for ion dispersion is incorporated in the main body case 1, the rotational moment generated when the main body case is moved is increased by the weight of the ion generator 16, and the user feels that way. The feeling of weight increases and the usability of the hair dryer becomes worse. In that respect, when the ion generator 16 is incorporated in the grip portion 2 as in the hair dryer according to the present embodiment, an increase in rotational moment can be minimized, so that the weight feeling felt by the user can be reduced. The increase is slight and the hair styling work can be performed smoothly without any hindrance.
[0043]
When the storage portion 26 of the ion generator 16 is formed in a bulging shape from the grip portion 2 in the left and right outer direction, the grip portion 2 is moved during hairdressing work by the uneven step between the grip portion 2 and the outer surface of the storage portion 26. It is possible to prevent the gripped fingers from slipping. That is, an anti-slip effect can be expected. When the ion discharge port 29 is opened on the front surface of the storage unit 26, the ion discharge direction and the compressed air blowing direction from the hair dryer coincide with each other, so that the user need not be aware when using the hair dryer. Negative ions can be released in the vicinity of the face F, and the skin moistening effect and relaxation effect can also be improved in this respect.
[0044]
As shown in FIG. 2, the bulging dimension of the storage portion 26 is set closer to the grip portion 2 than the tangent L defined by the rear end of the grip portion 2 and the case outer surface of the large-diameter portion of the main body case 1. In this case, even when the hair dryer is dropped on the floor surface, the storage unit 26 does not hit the floor surface first, so that it is difficult to directly receive an external force due to a drop impact. Therefore, the ion generator 16 and the ion discharge port 29 are prevented from being damaged, and the durability of the hair dryer can be improved.
[0045]
As shown in FIG. 5, when the grip portion 2 is in a non-use posture folded along the main body case 1, the ion emission port 29 is in a posture in which the opening direction is directed upward, as viewed from the bottom surface. If it is located within the outline of the main body case 1, the ion release port 29 when not in use is covered with the main body case 1 so that dust can enter the storage section 26 via the ion release port 29. Can prevent well. This prevents malfunction of the ion generator 16 due to dust intrusion, for example, a short circuit between the electrodes. In addition, since it is difficult for the elongated rod-like object to enter from the ion emission port 29, the deformation of the electrode can be prevented as much as possible. When the needle-shaped electrode 19 is deformed, electrons are not easily emitted and the amount of negative ions generated is reduced.
[0046]
As shown in FIG. 5, in a non-use posture in which the grip portion 2 is folded along the main body case 1, the storage portion 26 falls within the outline of the main body case 1 when viewed from the bottom surface. In some cases, it is extremely rare for the storage portion 26 to hit the body case 1 first. As described above, even when a large impact is applied to the hair dryer by dropping or impact, it is possible to prevent the ion generator 16 and the ion discharge port 29 from being damaged, and this point can also contribute to improving the durability of the hair dryer.
[0047]
Second Embodiment FIG. 7 shows a second embodiment of the present invention. In the second embodiment, only points that are significantly different from the first embodiment will be described, and the same members are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. The same applies to the following embodiments. In the hair dryer of FIG. 7, the ion generator 16 related to the ion release function is arranged facing the lower end of the grip part 2, specifically the lower inner surface of the power switch 5, and the power switch knob 5 is imaginary. The ion emission port 29 appears on the outer surface of the case of the grip portion 2 only when an ON operation is performed for sliding upward from the OFF state indicated by. According to this, since the ion emission port 29 can be covered with the power switch knob 5 when not in use, it is possible to well prevent dust from entering the grip portion 2 via the ion emission port 29. Therefore, malfunction of the ion generator 16 due to dust intrusion, for example, malfunction such as a short circuit between the needle electrode 19 and the surrounding electrode 20 due to dust can be avoided.
[0048]
In the second embodiment, negative ions generated by the ion generator 16 are scattered around the human face F by a convection effect caused by moving the hair dryer and a gentle flow of ion wind. is there. As a result, there is no room for a feeling of pressure due to the air flow, and in this respect, the hair dryer is excellent in the comfort of use.
[0049]
(Third embodiment) In the hair dryer of FIG. 8, the ion generator 16 for spraying ions is adjacent to the vicinity of the connecting portion with the grip portion 2 according to the main body case 1, more specifically in the front direction of the shaft 4. The ion emission port 29 can be covered with the grip portion 2 when the grip portion 2 is rotated around the shaft 4 to be in a non-use posture. This also provides the same operational effects as in the second embodiment. That is, when not in use, dust can be well prevented from entering the grip portion 2 through the ion emission port 29, and therefore malfunction of the ion generator 16 due to dust intrusion can be avoided.
[0050]
(Embodiment 4) In the hair dryer of FIG. 9 and FIG. 10, the ion generator 16 for ion emission is assembled in the main body case 1 in the vicinity of the grip part 2, and the ion emission port 29 is downward. It differs from the previous first embodiment in that it is open facing. Even in this case, the negative ions scattered downward can fill the periphery of the human body face F with high-concentration negative ions. In this respect, the same operation and effect as in the first embodiment are achieved. can get.
[0051]
Further, in this embodiment, a part of the pressurized air generated by the blower fan 11 is guided to the guide wall 61 disposed on the downstream side in the blowing direction with respect to the ion generator 16, and the ion generator 16. The negative ions generated by the ion generator 16 are discharged from the ion emission port 29 by the pressurized air guided to the storage unit 26 and the pressurized air guided to the storage unit 26. According to this, compared with a form in which ions generated by the ion generator 16 are scattered around the human face F by a convection effect caused by moving the hair dryer or a gentle flow of ion wind, On the other hand, negative ions can be effectively supplied in a higher distribution density state.
[0052]
Further, in this hair dryer, the ion emission port 29 is on the central axis of the grip part 2, and as shown in FIG. 10, when the grip part 2 is in a non-use posture, the ion emission port 29 is viewed from the bottom surface. It is located within the outline of the opposing grip 2. Thereby, since the ion emission port 29 can be protected by the grip portion 2 when not in use, it is possible to well prevent dust from entering the grip portion 2 through the ion emission port 29. Therefore, an ion generator caused by the intrusion of dust can be prevented. 16 malfunctions, for example, it is possible to effectively prevent the electrodes from being short-circuited.
[0053]
(Fifth Embodiment) In the hair dryer of FIGS. 11 and 12, the ion generator 16 for releasing ions is housed in a storage portion 16 formed to bulge outward from the body case 1 in the vicinity of the grip portion 2. This is different from the previous fourth embodiment in that it is assembled inside. The ion emission port 29 is directed obliquely downward and forward. Even in this case, the negative ions scattered downward can fill the periphery of the human body face F with high-concentration negative ions. In this respect, the same operation and effect as in the first embodiment are achieved. can get.
[0054]
Further, in this hair dryer, as shown in FIG. 12, when the grip portion 2 is in a non-use posture, the ion release port 29 is covered by the outline of the opposing grip portion 2 by about half. Also by this, it is possible to suppress the occurrence of malfunction due to the intrusion of dust from the ion emission port 29.
[0055]
(6th Example) In FIG. 13, the Example which applied the hairdressing tool of this invention to the hairdressing brush is shown. The hairstyling brush includes a main body case 31 and a group of bristles 33, and includes a brush unit 32 that is detachably attached to the front upper portion of the main body case 31.
[0056]
The blower unit 3 and the like are incorporated in the body case 31, and the ion generator 15 and the like are incorporated in the brush unit 32. Pressurized air generated by the fan 11 of the blower unit 3 passes through the main blower passage 17 in the main body case 31, and from a blower outlet (not shown) provided in the planted portion of the bristle 33 on the front surface of the main body case 31. Blown out. An ion generator 15 for blowing out negative ions from the outlet is provided at an intermediate portion of the main air passage 17 in the vicinity of the front end portion of the main body case 31, and the ion generator 15 is provided together with the previously pressurized air. The negative ions generated by the above are blown out from the outlet.
[0057]
A central portion of the main body case 31 is a grip portion 2 for gripping with a palm, and an ion generator 16 for ion dispersion is incorporated near the rear end portion of the grip portion 2. The ion emission port 29 is provided in the front surface of the grip part 2, and the opening peripheral wall 35 is formed in a bulging shape in the forward direction.
[0058]
Even with the hair styling brush having the above-described configuration, the same actions and effects as those of the previous hair dryer can be obtained. That is, the ion release port 29 and the ion generator 16 are provided in the grip portion 2 that is located near the human body face F during hairdressing work, and negative ions are directly directed from the ion release port 29 toward the human body face F. Since negative ions are effectively supplied in a high distribution density state, there is an advantage that a good skin moistening effect and relaxation effect can be obtained.
[0059]
Since the direction of negative ion emission from the ion generation unit 16 and the direction of the compressed air outlet from the bristle planting portion coincide with each other, there is no need for the user to be aware when using the hairstyling brush. Further, negative ions can be released in the vicinity of the human body face F, and in this respect, improvement of the skin moistening effect and relaxation effect can be expected.
[0060]
In addition, in the sixth embodiment, negative ions generated by the ion generator 16 are scattered around the human body face F by a convection effect caused by moving the hairstyling brush and a gentle flow of ion wind. It is. As a result, the user does not feel a feeling of pressure caused by the airflow, and the hairstyling brush is excellent in use in this respect.
[0061]
(7th Example) In FIG. 14, the Example which applied the hairdressing tool of this invention to the strator is shown. This strator has a sandwiching body 41 having a grip part 41A and a processing part 41B.
[0062]
The sandwiching body 41 has base ends of first and second sandwiching arms 42 and 43 that are vertically opposed to each other connected by a swing shaft 44, and both sandwich arms 42 and 43 have a swing shaft 44 on the distal end side. Can swing around. The second pinching arm 43 is urged freely by a compression coil spring (not shown), and is held in an open posture indicated by an imaginary line in a free state. By gripping the grip portion 41A of the both sandwiching arms 42 and 43 in the open posture with one hand, the hair can be sandwiched between the upper and lower heater units 45 and 46 provided on the opposing surfaces of the sandwiching arms 42 and 43, respectively. it can. Therefore, the concept of the grip portion 2 in the claims of the present invention includes the grip portion 41A of a strator as in this embodiment.
[0063]
The first sandwiching arm 42 includes a battledore-like case body 48, a fan 11 and a driving motor 10 disposed inside the case body 48, an ion generator 15, the previous heater unit 45, and the like. . At the central portion of the grip portion 41A of the first sandwiching arm 42, a power switch knob 5 and an indicator lamp 49 which are slid in the left-right direction on one side outer surface to switch the power switch to either on or off are disposed.
[0064]
The case body 48 is formed by joining upper and lower cases 48a and 48b, which are divided into upper and lower parts, in a lid-like manner, and ions for releasing ions are located near the swing shaft 44 on the upper surface of the upper case 48a on the grip portion 41A side. The discharge port 29 is opened, and the ion generator 16 is incorporated in the case body 48 facing the discharge port 29. The opening peripheral wall 35 of the ion emission port 29 is formed to bulge upward.
[0065]
Even with the strator having the above-described configuration, the same actions and effects as those of the previous hair dryer can be obtained. That is, the ion release port 29 and the ion generator 16 are provided in the grip portion 2 that is located near the human body face F during hairdressing work, and negative ions are directly directed from the ion release port 29 toward the human body face F. Since negative ions are effectively supplied in a high distribution density state, there is an advantage that a good skin moistening effect and relaxation effect can be obtained.
[0066]
In addition, in the seventh embodiment, negative ions generated by the ion generator 16 are scattered around the human body face F by a convection effect generated by moving the strator and a gentle flow of ion wind. is there. As a result, the user never feels a feeling of pressure due to the airflow, and the strator is excellent in usability in this respect.
[0067]
In addition to the above embodiment, the negative ions generated by the ion generator 16 can be fed toward the human body face F with a dedicated blower fan. However, in this case, the blowing capacity of the blower fan is suppressed to a value smaller than that of the previous blower unit 3 so that the user does not feel a sense of pressure due to the airflow, and a gentle airflow is generated. . The air flow from the blower unit 3 may be diverted, and negative ions may be sent toward the human body face F with a gentle wind that does not cause a feeling of pressure. In the above embodiment, the circuit is configured to generate only negative ions. However, the circuit may generate positive ions and negative ions at the same time, or may generate a larger amount of negative ions. Good.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken side view of a hair dryer.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 3 is a front view of a hair dryer.
FIG. 4 is a diagram illustrating a usage state of a hair dryer.
FIG. 5 is a bottom view of the hair dryer viewed from below when not in use.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an outline of an ion generation circuit.
FIG. 7 is a partially broken side view showing a second embodiment of the hair dryer.
FIG. 8 is a partially broken side view showing a third embodiment of the hair dryer.
FIG. 9 is a partially broken side view showing a fourth embodiment of the hair dryer.
FIG. 10 is a bottom view of the hair dryer as viewed from below when not in use.
FIG. 11 is a side view showing a fifth embodiment of the hair dryer.
FIG. 12 is a bottom view of the hair dryer as viewed from below when not in use.
FIG. 13 is a partially cutaway side view of a hairdressing brush.
FIG. 14 is a partially cutaway side view of a strator.
[Explanation of sign]
1 Body case
2 Grip part
4 axis
5 Switch knob
16 Ion generator
17 Main air passage
26 Storage Department
29 Negative ion release
52 Air duct
F Human body face
L Tangent

Claims

整髪用機能部を有する本体ケース（１）と、該本体ケース（１）の後端部に連設されて掌で握り持つためのグリップ部（２）とからなる整髪具であって、
マイナスイオンを放出・散布する、イオン散布用のイオン放出口（２９）が、グリップ部（２）、若しくはグリップ部（２）の近傍における本体ケース（１）に設けられており、
グリップ部（２）は、本体ケース（１）に設けられた軸（４）を中心に、本体ケース（１）の後端から下方向に伸びる使用姿勢と、本体ケース（１）に沿う不使用姿勢との間で変位可能に連結されており、
不使用姿勢において、イオン放出口（２９）は、その開口方向が上下方向に指向した姿勢となって、対向する本体ケース（１）またはグリップ部（２）の底面から見た外郭線内に位置するようにしてあることを特徴とする整髪具。A hair styling tool comprising a main body case (1) having a hair styling function portion, and a grip portion (2) that is connected to the rear end of the main body case (1) and is held by a palm,
An ion discharge port (29) for discharging / spreading negative ions is provided in the grip part (2) or the main body case (1) in the vicinity of the grip part (2) .
The grip portion (2) has a use posture extending downward from the rear end of the main body case (1) around the shaft (4) provided in the main body case (1), and is not used along the main body case (1). It is connected to the posture so that it can be displaced,
In the non-use posture, the ion emission port (29) is in a posture in which the opening direction is directed in the vertical direction, and is positioned within the contour line seen from the bottom surface of the opposing main body case (1) or grip portion (2). A hair styling device characterized by that .

整髪具を動かすことによって生じる対流または／およびイオン風により、マイナスイオンをイオン放出口（２９）から放出できる請求項１記載の整髪具。 The hair styling device according to claim 1, wherein negative ions can be released from the ion discharge port (29) by convection generated by moving the hair styling device and / or ion wind.

本体ケース（１）内には、送風ファン（１１）が組み込まれており、
送風ファン（１１）によって生起された加圧空気の一部が、導風管（５２）を介してイオン発生器の収納部（２６）に導かれるようにしてあり、
収納部（２６）内に導かれた加圧空気により、マイナスイオンをイオン放出口（２９）から放出する請求項１記載の整髪具。A blower fan (11) is incorporated in the body case (1),
A part of the pressurized air generated by the blower fan (11) is guided to the storage part (26) of the ion generator through the air duct (52),
The hair styling device according to claim 1, wherein negative ions are released from the ion discharge port (29) by the pressurized air introduced into the storage portion (26).

イオン散布用のイオン発生器（１６）が、グリップ部（２）に設けられている請求項１または２または３記載の整髪具。 The hair styling device according to claim 1, 2 or 3, wherein an ion generator (16) for ion dispersion is provided in the grip portion (2).

イオン発生器（１６）の収納部（２６）が、グリップ部（２）のケース外面から膨出状に形成されている請求項１ないし４のいずれかに記載の整髪具。 The hair styling device according to any one of claims 1 to 4, wherein the storage portion (26) of the ion generator (16) is formed in a bulging shape from the case outer surface of the grip portion (2).

本体ケース（１）内には、送風ファン（１１）が組み込まれており、
収納部（２６）の膨出寸法を、グリップ部（２）の下端と、本体ケース（１）の最大径部に係るケース外面とで規定される接線（Ｌ）よりもグリップ部（２）寄りに設定してある請求項５記載の整髪具。A blower fan (11) is incorporated in the body case (1),
The bulging dimension of the storage part (26) is closer to the grip part (2) than the tangent (L) defined by the lower end of the grip part (2) and the outer surface of the case related to the maximum diameter part of the main body case (1). The hair styling device according to claim 5, wherein

本体ケース（１）内には、送風ファン（１１）が組み込まれており、
イオン放出口（２９）が、送風ファン（１１）によって生起されて、本体ケース（１）から吹き出される風の吹出方向と同じ方向に開口している請求項１ないし６のいずれかに記載の整髪具。A blower fan (11) is incorporated in the body case (1),
The ion discharge port (29) is generated by the blower fan (11) and opens in the same direction as the blowing direction of the wind blown out from the main body case (1). Hairdressing tools.

グリップ部（２）が、本体ケース（１）から下方向に連設されており、
イオン放出口（２９）が、本体ケース（１）とグリップ部（２）との連設部の近傍に設けられている請求項１ないし７のいずれかに記載の整髪具。The grip part (2) is connected downward from the main body case (1),
Ion outlet (29), styling device according to any one of claims 1 that has been provided in the vicinity of the connecting portion of the main body case (1) the grip portion (2) 7.

グリップ部（２）のケース外面に、往復スライドして電源スイッチをオンオフいずれかに切り換える電源スイッチノブ（５）が、スライド移動可能に配設されており、
電源スイッチノブ（５）の内面に臨んでイオン放出口（２９）が開口されており、
電源スイッチノブ（５）をオフ方向にスライド移動させた状態において、イオン放出口（２９）が電源スイッチノブ（５）でカバーされ、スイッチノブ（５）をオン方向にスライド移動させたときに、放出口（２９）がグリップ部（２）のケース外面に現出するようにしてある請求項１ないし８のいずれかに記載の整髪具。A power switch knob (5) that reciprocally slides to switch the power switch to either on or off is provided on the outer surface of the grip portion (2) so as to be slidable.
The ion emission port (29) is opened facing the inner surface of the power switch knob (5),
When the power switch knob (5) is slid in the off direction, the ion emission port (29) is covered with the power switch knob (5), and when the switch knob (5) is slid in the on direction, styling device according to any one of outlet (29) of claims 1 Ru Citea to emerge in case the outer surface of the grip portion (2) 8.

本体ケース（１）内には、送風ファン（１１）が組み込まれており、
送風ファン（１１）から本体ケース（１）の吹出口に至る主送風路（１７）の中間部に、吹出口からマイナスイオンを吹き出すためのイオン発生器（１５）が設けられており、
グリップ部（２）、若しくはグリップ部（２）の近傍における本体ケース（１）に、イオン散布用のイオン発生器（１６）が設けられている請求項１ないし９のいずれかに記載の整髪具。 A blower fan (11) is incorporated in the body case (1),
An ion generator (15) for blowing out negative ions from the air outlet is provided in an intermediate portion of the main air passage (17) from the air fan (11) to the air outlet of the main body case (1).
The hair styling device according to any one of claims 1 to 9, wherein an ion generator (16) for ion dispersion is provided in the grip part (2) or the main body case (1) in the vicinity of the grip part (2). .