JP4141926B2 - 調理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、業務用等に供される調理装置に関する。
従来の調理装置としては、例えば図18,図19に示すようなものがある。図18,図19に示す調理装置は、蒸気加熱を用いた煮炊き攪拌機であり、例えば各種練り餡、つぶし餡、羊羹、ジャム、カスタードクリーム、ソース、スープ等を加熱調理するものである。
この調理装置では、調理容器301が、支持フレーム303に傾動回転可能に支持されている。前記調理容器301は、底部305が球面状に形成された加熱釜302と、熱交換用のジャケット307とを備えている。ジャケット307は、前記加熱釜302の底部305側を包囲するように設けられている。
前記調理容器301は、前記支持フレーム303の支柱309,311に軸受部313,315を介して回転自在に支持され、傾動回転可能となっている。前記軸受部313,315において、前記調理容器303の支持軸の軸心部を貫通する貫通孔が形成され、該貫通孔の一端に固定側インレットパイプ317、固定側アウトレットパイプ321が接続されている。固定側インレットパイプ317は、熱媒体としての蒸気の供給源に接続されている。
前記各貫通孔の他方には、可動側インレットパイプ319、可動側アウトレットパイプ323が接続されている。可動側インレットパイプ319及び可動側アウトレットパイプ323は、前記ジャケット307内に連通接続されている。
従って、蒸気の供給源から固定側インレットパイプ317、軸受け部315に支持された調理容器301の支持軸軸心部の貫通孔及び可動側インレットパイプ319を介してジャケット307内に熱媒体である蒸気を供給することができる。
また、調整弁の操作などによって、前記ジャケット307内から可動側アウトレットパイプ323、軸受け部313に支持された調理容器301の支持軸軸心部の貫通孔、固定側アウトレットパイプ321を介してジャケット307内から前記供給された蒸気を適宜排出させることができる。
前記支持フレーム303には、攪拌機325が取り付けられている。攪拌機325は、攪拌羽根327を備えている。攪拌羽根327は、前記加熱釜302内に配置されている。
前記攪拌機325は、前記支持フレーム303に回転可能に支持されている。従って、攪拌機325の攪拌羽根327側は、前記加熱調理釜302から図19の想像線のように退避することができる。
そして、図18の状態において、前記のようにジャケット307内に蒸気が供給されると、該蒸気との熱交換によって加熱釜302を加熱することができる。この加熱釜302の加熱によって、加熱釜302内に投入された食材側との熱交換を行い、前記攪拌機325の攪拌羽根327を旋回駆動することによって食材を加熱攪拌調理することができる。
調理後は、攪拌機325を図19の想像線のように退避させる。またハンドル操作等によって調理容器301を軸受部313,315を中心にして、図19の想像線のように傾動回転させることができる。この調理容器301の傾動回転によって、加熱釜302から食材を容易に排出することができる。
そして、上記のように、軸受部313,315に支持された調理容器303の支持軸の軸心部の貫通孔に蒸気を通すことによって、固定側から可動側である調理容器301のジャケット307内に対し蒸気を円滑に給排することができる。
しかしながら、上記の構造であると、軸受部313,315の部分にいて蒸気が通る場合と通らない場合とで膨張収縮が繰り返され、軸受部313,315での動作が円滑に行われず、調理容器301を図19の鎖線図示のように傾動回転する場合にその操作性が著しく損なわれるという問題があった。特に、食材を加熱調理した後、冷却する必要があるときは蒸気に代えて空気、水などをジャケット307に供給するため、軸受部313,315での膨張収縮がより大きくなり、操作性の低下がより顕著になる恐れがあった。
また、軸受部313,315での温度上昇により焼き付き等が起こりやすく、耐久性が大きく損なわれる恐れがあった。
さらに、固定側インレットパイプ317、固定側アウトレットパイプ321を軸受部313,315の両側において外側に配置しなければならない構造であるため、温度上昇している固定側インレットパイプ317、固定側アウトレットパイプ321に作業者の手等が触れやすく、特別な対策が必要になる恐れがあるという問題があった。
食品設備・機器事典 編集委員会編集「食品設備・機器事典」産業調査会 事典出版センター発行、2002年7月20日、p527
解決しようとする問題点は、操作性が悪く、耐久性が低い点、熱媒体の給排によって温度上昇している部分に手を触れにくくする特別な対策を必要とする点である。
本発明は、熱交換用のジャケットを備え該ジャケットに対して熱媒体を給排することで食材側との熱交換を可能としながら調理可能な調理容器と、該調理容器を支持軸を中心に傾動回転可能に支持する支持フレームと、前記ジャケット側に取り付けられると共に該ジャケット内に連通接続された二次側結合部と、前記支持フレーム側に取り付けられると共に前記熱媒体の供給源に連通接続される一次側結合部とを備え、前記調理容器を調理位置から傾動回転させると前記二次側結合部が一次側結合部から離脱すると共に前記調理容器の傾動回転を調理位置へ戻すと二次側結合部が一次側結合部に結合され該二次側結合部及び一次側結合部を連通接続させる調理装置であって、前記一次側結合部及び二次側結合部は、ハウジングと、該ハウジング内の弁孔を開閉移動自在な弁体と、前記ハウジングの端部側に進退自在に配置され前記弁体と一体的に結合され前記弁孔に連通する連通孔を有し端部の密接対向面が前記ハウジング外部で相互に密接可能な進退可動部と、該進退可動部をハウジングから突出する方向へ付勢すると共に前記弁体を前記ハウジング内の弁孔を閉じるように付勢する付勢部材とを備え、前記少なくとも一方の進退可動部に、前記密接対向面及び前記連通孔に連通する開口部を有し球面支持により該密接対向面の向きを変更自在な可動当接部を設け、前記一次側結合部及び二次側結合部間の前記支持軸を中心とした円弧上の結合動作により前記密接対向面相互が当接してから前記付勢部材が撓んで前記弁体がハウジング内の弁孔を開き前記流体通路を前記弁孔と連通孔と開口部とで連通状態とし且つ前記密接対向面相互の密接を行わせることを特徴とする。
前記一次側結合部又は二次側結合部の少なくとも一方は、アクチュエータに支持され、前記一次側結合部及び二次側結合部の結合動作を、前記アクチュエータにより行うことを特徴とする。
前記一次側結合部及び二次側結合部は、前記調理容器の底部側に配置されたことを特徴とする。
本発明は、熱交換用のジャケットを備え該ジャケットに対して熱媒体を給排することで食材側との熱交換を可能としながら調理可能な調理容器と、該調理容器を支持軸を中心に傾動回転可能に支持する支持フレームと、前記ジャケット側に取り付けられると共に該ジャケット内に連通接続された二次側結合部と、前記支持フレーム側に取り付けられると共に前記熱媒体の供給源に連通接続される一次側結合部とを備え、前記調理容器を調理位置から傾動回転させると前記二次側結合部が一次側結合部から離脱すると共に前記調理容器の傾動回転を調理位置へ戻すと二次側結合部が一次側結合部に結合され該二次側結合部及び一次側結合部を連通接続させる調理装置であって、前記一次側結合部及び二次側結合部は、ハウジングと、該ハウジング内の弁孔を開閉移動自在な弁体と、前記ハウジングの端部側に進退自在に配置され前記弁体と一体的に結合され前記弁孔に連通する連通孔を有し端部の密接対向面が前記ハウジング外部で相互に密接可能な進退可動部と、該進退可動部をハウジングから突出する方向へ付勢すると共に前記弁体を前記ハウジング内の弁孔を閉じるように付勢する付勢部材とを備え、前記少なくとも一方の進退可動部に、前記密接対向面及び前記連通孔に連通する開口部を有し球面支持により該密接対向面の向きを変更自在な可動当接部を設け、前記一次側結合部及び二次側結合部間の前記支持軸を中心とした円弧上の結合動作により前記密接対向面相互が当接してから前記付勢部材が撓んで前記弁体がハウジング内の弁孔を開き前記流体通路を前記弁孔と連通孔と開口部とで連通状態とし且つ前記密接対向面相互の密接を行わせることができる。
従って、一次側結合部及び二次側結合部の進退可動部を正確に密接させてから流体通路を連通状態とすることができ、正確且つ容易に連通状態を作ることができる。
しかも、調理容器を傾動回転可能に支持する支持フレームの軸受部の軸心部側を熱媒体が通ることがなく、軸受部周辺が熱膨張収縮を繰り返すのを大幅に抑制することができる。このため、支持フレームに対する調理容器の傾動回転を極めて円滑に行うことができ、調理容器の傾動回転の操作性を大幅に向上することができる。
また、支持フレームに対し調理容器を傾動回転可能に支持する軸受部が膨張収縮を繰り返すのを抑制することができるため、軸受部周辺の耐久性を大幅に向上することができる。
前記一次側結合部又は二次側結合部の少なくとも一方は、アクチュエータに支持され、前記一次側結合部及び二次側結合部の結合動作を、前記アクチュエータにより行うため、結合を確実に行わせることができる。
前記一次側結合部及び二次側結合部は、前記調理容器の底部側に配置されたため、一次側結合部及び二次側結合部周辺を調理容器の底部側に隠すように配置することができ、簡単な構造でありながら作業者の手が触れにくいようにすることができる。
軸受部を通さずに流体の給排を行うという目的を、一次側結合部及び二次側結合部の結合動作により密接対向面が相手側の進退可動部側に密接してから付勢部材が撓んで前記弁体がハウジング内の弁孔を開き流体通路を前記弁孔と連通孔と開口部とで連通状態とするカップリングにより実現した。
図1〜図10は、本発明の実施例1を示している。図1は本発明の実施例1を適用した調理装置の平面図、図2はアウトレット部等を省略した調理装置の右側面図、図3はインレット部等を省略した調理装置の右側面図、図4はアウトレット部等を省略した調理装置の傾動回転時の右側面図、図5はインレット部等を省略した調理装置の傾動回転時の右側面図、図6は二次側結合部である可動側カップリング体の断面図、図7は一次側結合部である固定側カップリング体の半断面図、図8は一方の連通孔を示す断面図、図9は他方の連通孔を示す断面図、図10はカップリング結合動作を示し(a)は結合前の状態を示す断面図、(b)は可動当接部が進退可動部に接触した状態を示す断面図、(c)は可動当接部が進退可動部側に密接した状態を示す断面図、(d)は可動側カップリング体の弁体が開いた状態を示す断面図、(e)可動側カップリング体及び固定側カップリング体の弁体が開いた状態を示す断面図である。
まず、図1〜図3のように、本実施例の調理装置は、調理容器1が支持フレーム3に傾動回転可能に支持されている。前記調理容器1は、加熱釜5と、ジャケットとしての蒸気ジャケット7とを備えている。加熱釜5は、胴部9の下側に底部11を備えている。胴部9は円筒状を呈し、底部11は球面状を呈している。
前記蒸気ジャケット7は、前記胴部9の下端側から底部11全体にかけて包囲するように設けられている。蒸気ジャケット7には、ドレン口13が設けられている。
前記支持フレーム3は、ベース15と支柱17とを備えている。支柱17は、前記ベース15の一側両端にそれぞれ設けられている。各支柱17の上端には、軸受部19が設けられている。軸受部19には、支持軸21がそれぞれ回転自在に支持されている。支持軸21は、前記加熱釜5の胴部9に固定されている。
従って、調理容器1は、支柱17の軸受部19に対し支持軸21を介して傾動回転可能に支持された構成となっている。
前記調理容器1の傾動回転の駆動は、例えば、ピストンシリンダ装置23で行うようになっている。ピストンシリンダ装置23は、前記調理容器1の左右両側に設けられている。ピストンシリンダ装置23は、油圧等によって伸長駆動されるようになっている。ピストンシリンダ装置23のシリンダ部25側が、前記ベース15に回転自在に支持され、ピストン部26側が前記加熱釜5の胴部9に回転自在に支持されている。
前記蒸気ジャケット7側に対し、熱媒体である蒸気を給排するためのインレット部27,アウトレット部28が設けられている。前記インレット部27は、図1、図2、図4のように二次側結合部である可動側カップリング体としての可動側インレットカップリング体29及び一次側結合部として固定側カップリング体としての固定側インレットカップリング体31を備えている。
前記可動側インレットカップリング体29には、支持フランジ33が取り付けられている。支持フランジ33は、支持ブラケット35に固定されている。支持ブラケット35は、支持ステー37に取り付けられている。支持ステー37は、前記蒸気ジャケット7の底部側外面に固定されている。
前記可動側インレットカップリング体29には、流体通路を形成する可動側インレットパイプ39が接続されている。可動側インレットパイプ39は、前記蒸気ジャケット7の底部側に結合されている。可動側インレットパイプ39を介し可動側インレットカップリング体29が蒸気ジャケット7内に連通接続されている。
前記固定側インレットカップリング体31には、支持フランジ41が取り付けられている。支持フランジ41は、支持ブラケット43に取り付けられている。支持ブラケット43は、支持ステー45を介して、前記ベース15上に取り付けられている。
前記固定側インレットカップリング体31には、流体通路を形成する固動側インレットパイプ47が接続されている。固動側インレットパイプ47は、配管ステー49によって前記支柱17側に支持されている。固動側インレットパイプ47には、手動のインレット開閉バルブ51が設けられている。開閉バルブ51は、熱媒体である蒸気の供給源に接続されている。インレット開閉バルブ51は、場合によっては冷却のための空気源、水源に切り替えて接続されることもある。固動側インレットパイプ47には、圧力メータ53が取り付けられている。
前記アウトレット部28も、前記インレット部27と基本的には同様の配管構造となっている。すなわち前記インレット部27の可動側インレットカップリング体29、固定側インレットカップリング体31に対応して、一次側結合部として可動側カップリング体としての可動側アウトレットカップリング体55、二次側結合部として固定側カップリング体としての固定側アウトレットカップリング体57を有している。
前記可動側アウトレットカップリング体55は、前記インレット部27の可動側インレットカップリング体29と同様に、支持フランジ33、支持ブラケット35、及び支持ステー37によって、前記蒸気ジャケット7の底部外面に取り付けられている。また可動側アウトレットカップリング体55は、前記可動側インレットカップリング体29と同様にして、流体通路を形成する可動側アウトレットパイプ59を介し、蒸気ジャケット7内に連通接続されている。
前記固定側アウトレットカップリング体57は、前記インレット部27の固定側インレットカップリング体31と同様に、支持フランジ41、支持ブラケット43、及び支持ステー45によって、前記ベース15上に取り付けられている。
前記固定側アウトレットカップリング体57には、流体通路を形成する固定側アウトレットパイプ61が接続されている。固定側アウトレットパイプ61は、調理容器1の下側で前記固動側インレットパイプ47の下側にその一部が重なるように配置されている。固定側アウトレットパイプ61には、手動のアウトレット開閉バルブ63が取り付けられている。
そして、前記調理容器1が図1,図2,図3のほぼ水平状態の調理位置にあるとき、前記インレット部27の可動側インレットカップリング体29、固定側インレットカップリング体31は相互に結合され、また、アウトレット部28の可動側アウトレットカップリング体55、固定側アウトレットカップリング体57は相互に結合されている。
この状態で、可動側インレットカップリング体29、固定側インレットカップリング体31及び可動側アウトレットカップリング体55、固定側アウトレットカップリング体57は、調理容器1の底部側に配置された構成となっている。
そして、これらカップリング体29,31,55,57に対する可動側インレットパイプ39及び固定側インレットパイプ47の大部分及び可動側アウトレットパイプ59、固定側アウトレットパイプ61の大部分が調理容器1の底部側に収納された構造となっている。
前記調理容器1を、図4,図5のように傾動回転させると、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55が固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57から離脱すると共に、前記調理容器1の傾動回転を前記調理位置へ戻すと、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55が固定側インレットカップリング体29、固定側アウトレットカップリング体57に結合され、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55及び固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57を連通接続させる構成となっている。
前記可動側インレットカップリング体29、固定側アウトレットカップリング体57の構造は、図6のようになっており、前記固定側インレットカップリング体31、可動側アウトレットカップリング体55の構造は図7のようになっている。
まず、図6のように、可動側インレットカップリング体29及び固定側アウトレットカップリング体57は、ハウジング65と弁体67と進退可動部69と付勢部材としてのコイルスプリング71とを備えている。
前記ハウジング65は、本体部73に端板部75がボルト77によって締結固定されて構成されている。本体部73には、中壁79が設けられている。中壁79の両側には、第1収容部81及び第2収容部83が設けられている。中壁79には、開口85が設けられ、第1,第2収容部81,83を連通している。
前記端板部75には、可動側インレットパイプ39あるいは固定側アウトレットパイプ61に連通接続される雌ねじ部87が設けられている。端板部75には、第1収容部81内に嵌合する筒部89が設けられている。筒部89と前記中壁79との間に樹脂製のパッキン91が挟持されている。パッキン91には、前記弁孔85に連通する開口93が設けられている。
前記弁体67は、ハウジング65内の弁孔85を開閉移動自在となっている。弁体67は、パッキン91に対し当接、離反することによって、弁孔85を開閉する。
前記弁体67は、ロッド95の端部にナット97により締結固定されている。弁体67とロッド95との間には、耐スチーム性のリング状のシール99が設けられている。前記ロッド95の他端部に、前記進退可動部69が一体的に設けられている。進退可動部69は、前記ハウジング65の端部側に進退自在に配置され、前記ロッド95によって前記弁体67と一体的に結合されている。
前記進退可動部69は、ピストン状のスライド嵌合部101を備えている。スライド嵌合部101は、前記第2収容部83にスライド嵌合している。スライド嵌合部101には、耐スチーム用のリング状のシール103が設けられ、シール103の両側にリング状のウエアリング105が取り付けられている。
前記スライド嵌合部101には、前記第2収容部83内外を連通する連通孔107,109が設けられている。連通孔107,109は、第2収容部83を介して前記弁孔85に連通している。スライド嵌合部101の外端には、保持部111が設けられている。保持部111内に、可動当接部113が収容保持されている。
前記可動当接部113は、前面に平坦な密接対向面115を備え、外周に球面117を有している。球面117は、保持部111内に保持された樹脂製のパッキン119に球面支持されている。可動当接部113には、開口部118が設けられている。開口部118は、前記連通孔107,109に連通している。
前記保持部111の外周囲には、キャップ121が螺合され、保持部111に対する可動当接部113の抜け止めが行われている。キャップ121と可動当接部113の球面117との間には、耐スチーム性のシール123が設けられている。キャップ121は、止めねじ125で緩み止めが行われている。
前記コイルスプリング71は、前記スライド嵌合部101内に配置され、進退可動部69とハウジング65の中壁79との間に介設されている。コイルスプリング71は、進退可動部69をハウジング65から突出する方向へ付勢すると共に、弁体67を前記ハウジング65内の弁孔85を閉じるようにパッキン91に当接させるべく付勢している。
前記固定側インレットカップリング体31及び可動側アウトレットカップリング体55は、図7のようになっている。この固定側インレットカップリング体31及び可動側アウトレットカップリング体55は、図6の可動側インレットカップリング体29、固定側アウトレットカップリング体57に対し基本的な構造は同一であり、可動側インレットカップリング体29、固定側インレットカップリング体57の可動当接部113を省略したものである。
従って、固定側インレットカップリング体31、可動側アウトレットカップリング体55では、進退可動部127の外端部の形状が異なるのみであり、他の構造は可動側インレットカップリング体29、固定側アウトレットカップリング体57の構造と同一である。このため、対応する構成部分には同符号を付して説明する。
前記固定側インレットカップリング体31、可動側アウトレットカップリング体55では、進退可動部127の外端に平坦な密接対向面129が設けられている。密接対向面129には、連通孔107,109の外周囲において、耐スチーム性のシール131が設けられている。付勢部材としてのコイルスプリング133は、前記コイルスプリング71よりも巻数が多く、コイルスプリング71よりも付勢力が大きく設定されている。
前記固定側インレットカップリング体31、可動側アウトレットカップリング体55の雌ねじ部87は、固定側インレットパイプ47、可動側アウトレットパイプ59に連通接続されている。
前記連通孔107,109の形状は、図8,図9のようになっている。この図8,図9のように、各連通孔107,109は、周方向に長孔として形成され、それぞれ中心を挟んで対称に配置されている。
前記可動側インレットカップリング体29と可動側アウトレットカップリング体55との結合、及び固定側インレットカップリング体31と固定側アウトレットカップリング体57との結合動作は、図10のように行われる。
ここでは説明を簡単にするために、可動側インレットカップリング体29及び固定側インレットカップリング体31の結合動作を説明し、可動側アウトレットカップリング体55、固定側アウトレットカップリング体57の結合動作は同様であるためその説明は省略する。
まず、図10(a)の状態は、可動側インレットカップリング体29、固定側インレットカップリング体31は結合前であり、可動当接部113は固定側インレットカップリング体31に対して離間している。この状態から、結合動作が始まると、(b)のように、可動当接部113が固定側インレットカップリング体31の進退可動部127の密接対向面129に接触する。このとき可動当接部113の密接対向面115が進退可動部127の密接対向面129に対して斜めに接触しても、結合動作が進むと可動当接部113が球面117でパッキン119に対して回転し、(c)のように密接対向面115の向きが変更され、進退可動部127の密接対向面129に密接状態となる。
この状態でさらに結合動作が進むと、コイルスプリング71,133の付勢力に相違によって、(d)のようにコイルスプリング71側が先行して撓み始め、進退可動部69がハウジング65の第2収容部83内へ移動する。これによって、弁体67がパッキン91から離れ、可動側インレットカップリング体29弁孔85が開状態となる。
さらに結合動作が進むと、進退可動部69がハウジング69に対して底付きし、次いで固定側インレットカップリング体31のコイルスプリング133が撓み始める。この撓みによって、進退可動部127が第2収容部83内へ移動し、固定側インレットカップリング体31の弁体67がパッキン91から離間し、弁孔85が開状態となる。
前記コイルスプリング133の撓みが、前記進退可動部127のハウジング65に対する底付きまで行われると、可動側インレットカップリング体29と、固定側インレットカップリング体31の結合動作は完了する。同様に可動側アウトレットカップリング体55、固定側アウトレットカップリング体57間の結合動作も完了する。
前記とは逆の動作により前記可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55が、固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57から離脱すると、コイルスプリング71,133の付勢によって弁体71,83が元の位置に復帰し、その弁作用によって可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55側では、第1,第2収容部81,83間が遮断される。
こうして固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55は、相互に離脱すると遮断状態になると共に、結合されると連通状態となる。この場合、可動側インレットカップリング体29及び固定側アウトレットカップリング体57が、先行して開状態となるから、固定側インレットカップリング体31及び可動側アウトレットカップリング体55が先行して開状態となることによる蒸気の漏れを防止することができる。
なお、本実施例の調理装置は、例えば図18,図19と同様な煮炊き、攪拌調理機として用いられるもので、図示はしていないが、図18,図19の攪拌機225と同様な攪拌機が設けられ、退避可能に支持された攪拌羽根が調理位置の調理容器1内に挿入配置される構成となっている。但し、この攪拌機は省略することもできる。
そして、調理に際しては、加熱釜5内に食材が投入される。蒸気ジャケット7には、加熱温度調整された蒸気が供給される。蒸気は、インレット開閉バルブ51の開閉操作等によって、固定側インレットパイプ47、固定側インレットカップリング体31、可動側インレットカップリング体29、可動側インレットパイプ39を介して供給される。
前記蒸気ジャケット7内に供給された蒸気は、加熱釜5の底部11側等に対して熱交換を行い、該底部11側からさらに加熱釜5内の食材に対して熱交換を行う。同時に、攪拌羽根の攪拌駆動によって、加熱釜5内の食材を攪拌する。これによって加熱釜5内の食材を加熱攪拌調理することができる。
前記蒸気ジャケット7内からの蒸気の排出は、アウトレット開閉バルブ63の調整によって行うことができる。すなわち、アウトレット開閉バルブ63を開くと可動側アウトレットパイプ59、可動側アウトレットカップリング体55、固定側アウトレットカップリング体57、固定側アウトレットパイプ61を介し蒸気を外部等へ排出することができる。
このとき、固定側アウトレットパイプ61は、蒸気ジャケット7の下方で支持フレーム3側に低く配置することができるため、蒸気ジャケット7からの蒸気の排出を極めて効率よく行うことができる。
前記加熱釜5内の食材を冷却する必要がある場合には、熱媒体の供給源を切り替えて、空気、水など冷却用の熱媒体を固定側インレットパイプ47側から供給する。蒸気ジャケット7内からの空気、水などの排出は、前記同様に固定側アウトレットパイプ61側から行うことができる。
前記蒸気ジャケット7内に残る水等は、ドレン口13を開けることによって容易に排出することができる。
次に、調理後の食材の取り出しは、調理容器1を図4,図5のように傾動回転させて行う。この傾動は、ピストンシリンダ装置23を図2,図3の状態から伸長させることによって行う。ピストンシリンダ装置23を伸長させると、加熱釜5の支持軸21が軸受部19を中心にして回転し、調理容器1の他方側が上昇回転し、調理容器1を傾動回転させることができる。
前記調理容器1の傾動回転によって、固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57から可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55が図4,図5のように離脱する。この離脱によって、固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55が共に遮断状態となる。
従って、前記調理容器1の傾動回転時にあわててバルブ操作等をする必要がなく、操作性が向上する。
前記調理容器1の傾動状態において、図4,図5のA側から加熱釜5内の食材を容易に取り出すことができる。なお、図4,図5の調理容器1の傾動状態は一例であり、調理容器1をさらに大きく傾動回転させることも可能である。
そして、このような一連の作業に際して作業者は、A側で作業を行うため、作業者の手などが、固定側インレットパイプ47、固定側アウトレットパイプ57、可動側インレットパイプ39、可動側アウトレットパイプ59、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55、固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57等に触れることがない。
しかも、固定側インレットパイプ47、固定側アウトレットパイプ57、可動側インレットパイプ39、可動側アウトレットパイプ59、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55、固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57等を調理用器1の下部側に収納する形態をとるだけであるため、構造が極めて簡単である。
前記調理用器1が傾動回転するときにも可動側インレットパイプ39、可動側アウトレットパイプ59、可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55は作業位置Aに対して背後に位置し、作業者がこれらに触れることはない。
前記調理容器1が図1,図2,図3の調理位置にあっても、前記固定側インレットパイプ47、固定側アウトレットパイプ61、可動側インレットパイプ39、可動側アウトレットパイプ59等は調理容器1の下側に収納される形態となり、他の作業者等もこれらに触れるのを抑制することができる。
また、蒸気ジャケット7内に供給される蒸気等の熱媒体が、軸受部19、支持軸21の部分を通ることがないため、これらの膨張収縮を大幅に抑制することができる。従って、調理容器1を図4,図5のように傾動回転させる場合にも、これを極めて円滑かつ容易に行うことができ、操作性が著しく向上する。
前記軸受部19、支持軸21の部分に蒸気等の熱媒体が通らないため、前記のようにこの部分の大きな膨張収縮を抑制することができ、耐久性を大幅に向上することができる。
なお、上記実施例では、可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55を、蒸気ジャケット7側に取り付け、固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57を支持フレーム3側に取り付けたが、各カップリング体の構造は可動側、固定側のいずれにも適用することができるものであり、可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55の構造を固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57とし、固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57の構造を可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55の構造とすることもできる。
前記可動側インレットカップリング体29及び固定側アウトレットカップリング体57と同様に、可動側アウトレットカップリング体55及び固定側インレットカップリング体31にも可動当接部113を設け、同一構造にすることも可能である。
前記可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55は、蒸気ジャケット7に直接取り付けることも可能である。
前記固定側インレットカップリング体31、固定側アウトレットカップリング体57と可動側インレットカップリング体29、可動側アウトレットカップリング体55とは、何れか一方を常時開とし、他方、例えば固定側を前記構造により結合時に開とし、離脱時に閉とする構造にすることもできる。
前記インレット部27,アウトレット部28の全体を、調理容器1の傾動回転背後側に配置する構造にすることもできる。
図11〜図14は本発明の実施例2を示している。図11は調理装置の正面図、図12は同平面図、図13は調理装置の右側面図、図14は調理容器としての調理鍋の食材投入側、食材取出し側への転傾状態を一点鎖線で同時に示す調理装置の左側面図である。
本実施例は、固定側インレットカップリング体と固定側アウトレットカップリング体とをアクチュエータにより駆動するようにした。なお、実施例1と対応する構成部分には同符号を付して説明する。
まず、本実施形態の調理装置を全体的に説明する。
図11〜図14のように、本実施例の調理装置201は、支持フレームとしてのベースフレーム203上に、調理容器205と、駆動部207と、制御ボックス209とを備えている。
前記ベースフレーム203は、フロアフレーム213とサイドフレーム215,217とからなっている。前記フロアフレーム213は、脚部219によってフロア221上に設置されている。脚部219には例えばロードセル等で構成された重量センサが介設されており、調理装置201全体の重量測定を行う構成となっている。この重量測定によって、調理容器205内の食材の加熱調理による水分蒸発量等を演算し、調理装置201の自動調理等を行わせることが可能となる。
前記サイドフレーム215,217は、前記フロアフレーム213の両端に立設して設けられている。前記調理容器205は、加熱釜223とジャケットとしての蒸気ジャケット225とを備えている。加熱釜223は横置きの円筒部227上にホッパー部229を設けたものである。ホッパー部229上には、両開きの蓋部231a,231bが設けられている。前記円筒部227の軸芯部には、撹拌軸233が回転自在に支持されている。撹拌軸233には、所定間隔で撹拌羽根235が取り付けられている。撹拌軸233と共に撹拌羽根235が回転することで、加熱釜223内の食材を撹拌調理することができる。
前記調理容器205は、支持手段を構成する各別の軸支持部として第1軸支持部237、第2軸支持部239と、駆動手段としての駆動シリンダ装置241とによって前記ベースフレーム203に支持されている。
前記第1,第2軸支持部237,239は、それぞれ図12の平面図において左右両側に一対設けられ、左側の一方が前記サイドフレーム215上に、右側の他方が前記サイドフレーム217上に取り付けられている。第1軸支持部237は、調理容器205に対し調理装置201の食材投入側に配置され、第2軸支持部239は、同食材取り出し側に配置されている。
前記第2軸支持部237,239には、支持軸243が支持されている。支持軸243は、前記撹拌軸233と平行に配置され、一端が前記加熱釜223のホッパー部229に固定されている。
前記駆動シリンダ装置241は、図14のように、前記第1,第2軸支持部237,239の間に配置されている。駆動シリンダ装置241は、本実施形態において、サイドフレーム215,217の双方において一対配置されている。但し、駆動シリンダ装置241を一方にのみ配置する構成にすることも可能である。
前記駆動シリンダ装置241の一端は、調理容器205の加熱釜223に回転自在に結合され、他端はベースフレーム203のフロアフレーム213に回転自在に結合されている。
前記駆動部207は、前記サイドフレーム215側において支持軸243間に配置され、結合フレーム245によって支持軸243に取り付けられている。
前記駆動部207は、前記撹拌軸233に連結され、該撹拌軸233を回転駆動する。駆動部233は、例えば制御ボックス209によって駆動、停止を行う構成となっている。
前記制御ボックス209は、調理容器205の食材投入側に配置され、その操作で蒸気ジャケット225への蒸気の給排、駆動シリンダ装置241の動作、、駆動部207の動作等を制御する。
そして、係合部を選択的に離脱させ、駆動シリンダ装置241を伸張動作させると、第1軸支持部237の支持軸243を中心として、図14の二点鎖線図示のように調理容器205の加熱釜223を双方へ選択的に転傾動作させることができる。
従って、食材投入側への転傾動作によって、食材を加熱釜223へ投入することができ、転傾状態を戻して加熱調理を行い、その後、逆側へ転傾動作させ、加熱釜223から食材取り出し側へ食材を取り出すことができる。
このようにして、加熱釜223を食材投入側へ転傾動作させることによって、食材投入側から加熱釜223内へ食材を投入することができる。加熱釜223内への食材の投入後は、転傾を戻した図14の実線図示の状態で蒸気ジャケット225に対して蒸気を給排すると共に、駆動部207によって撹拌軸233を回転駆動して撹拌羽根235を駆動する。これによって、加熱釜223内の食材は、加熱撹拌調理されることになる。
加熱撹拌調理後は、食材取り出し側へ加熱釜223を転傾動作させて取り出し高さとし、加熱釜223内から食材を取り出すことができる。食材取り出しに際して、取り出し高さとしたことにより、取り出し高さを高くすることができ、例えば加熱釜223から取り出し容器等への取り出しを極めて円滑に行うことができる。また、作業者も食材取り出し作業に際して、腰をかがめる等の必要がなく、食材取り出しを極めて容易に行うことができる。
この加熱釜223の転傾動作により、加熱釜223を挟んで食材投入側と食材取り出し側とを明確に区画(ゾーニング)することができる。従って、食材取り出し側に調理前の食材が散乱したり、加熱釜223の洗浄水が飛散したりすることがない。このため、調理後の食材の取り出し側の衛生状態を容易に作り出すことができ、調理後に取り出された食材の食品衛生を確実に確保することができる。
すなわち、加熱釜223を基準にしてゾーニングを図ることで、食材投入側と食材取り出し側との菌汚染に対する対応を個別に管理することができる。従って、食材投入側は比較的緩く管理することができる。一方、食材取り出し側は菌汚染をなくすことで調理後の食材取り出しを衛生度の極めて高い状態で容易に行わせることが可能となる。
また、ゾーニングした食材取り出し側で加熱調理後の食材をパック詰めするなど後工程も衛生度の極めて高い状態で迅速に行わせることができる。
熱釜23の転傾動作を行わせることができる。
前記転傾動作に応じた蒸気の供給遮断は、図15〜図17のようにジョイント部247で行う。図15はジョイント部247の平面図、図16は同側面図、図17はアクチュエータに支持した固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57の正面図である。
図15〜図17のように前記ジョイント部247には、前記固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57と可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55とをそれぞれまとめて配置した。
前記固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57は、前記ベースフレーム203側に支持され、前記可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55は、前記蒸気ジャケット225側に支持されている。
前記固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57は、アクチュエータ249で駆動される。具体的には、アクチュエータ249は、例えばエアーシリンダ装置で構成され、制御ボックス209で制御される。シリンダ部251はベースフレーム203側に支持されている。シリンダ部251には作動エアが給排され、ピストン部253が伸縮動作する。ピストン部253にはブラケット255を介して前記固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57が支持されている。
従って、前記加熱釜223が転傾動作するときは、事前にアクチュエータ249が駆動され、ピストン部253が収縮動作し、固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57が可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55から図15のように離脱する。
前記加熱釜223が転傾動作が戻り、加熱釜223が図14実線図示の状態になるとアクチュエータ249が駆動され、ピストン部253が伸張動作し、固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57が可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55に図10の動作と同様に結合される。
従って、結合を確実に行わせることができる。固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57と可動側インレットカップリング体29及び可動側アウトレットカップリング体55との結合離脱を自動的に確実に行わせることができる。
なお、アクチュエータ249は、油圧シリンダ装置、電動モータなどによって構成することもできる。
調理装置の平面図である(実施例1)。 アウトレット部を省略した調理装置の右側面図である(実施例1)。 インレット部を省略した調理装置の右側面図である(実施例1)。 アウトレット部を省略した調理装置の傾動回転時の右側面図である(実施例1)。 インレット部を省略した調理装置の傾動回転時の右側面図である(実施例1)。 可動側カップリング体の断面図である(実施例1)。 固定側カップリング体の断面図である(実施例1)。 一方の連通孔を示す断面図である(実施例1)。 他方の連通孔を示す断面図である(実施例1)。 カップリング結合動作を示し(a)は結合前の状態を示す断面図、(b)は可動当接部が進退可動部に接触した状態を示す断面図、(c)は可動当接部が進退可動部側に密接した状態を示す断面図、(d)は可動側カップリング体の弁体が開いた状態を示す断面図、(e)可動側カップリング体及び固定側カップリング体の弁体が開いた状態を示す断面図である(実施例1)。 調理装置の正面図である(実施例2)。 調理装置の平面図である(実施例2)。 調理装置の右側面図である(実施例2)。 調理鍋の食材投入側、食材取出し側への転傾状態を一点鎖線で同時に示す調理装置の左側面図である(実施例2)。 ジョイント部の平面図である(実施例2)。、図16は同側面図、図17はアクチュエータに支持した固定側インレットカップリング体31及び固定側アウトレットカップリング体57の正面図である。 ジョイント部の側面図である(実施例2)。 アクチュエータに支持した固定側インレットカップリング体及び固定側アウトレットカップリング体の正面図である(実施例2)。 調理装置の正面図である(従来例)。 調理装置の右側面図である(従来例)。
符号の説明
1,205 調理容器
3 支持フレーム
5 加熱釜
7,225 蒸気ジャケット
11 底部
29 可動側インレットカップリング体(可動側カップリング体、二次側結合部)
31 固定側インレットカップリング体(固定側カップリング体、一次側結合部)
55 可動側アウトレットカップリング体(可動側カップリング体、一次側結合部)
57 固定側アウトレットカップリング体(固定側カップリング体、二次側結合部)
65 ハウジング
67 弁体
69 進退可動部
71,133 コイルスプリング(付勢部材)
85 弁孔
107,109 連通孔
113 可動当接部
115 密接対向面
117 球面
118 開口部
203 ベースフレーム(支持フレーム)
205 調理容器
249 アクチュエータ

Claims (3)

  1. 熱交換用のジャケットを備え該ジャケットに対して熱媒体を給排することで食材側との
    熱交換を可能としながら調理可能な調理容器と、
    該調理容器を支持軸を中心に傾動回転可能に支持する支持フレームと、
    前記ジャケット側に取り付けられると共に該ジャケット内に連通接続された二次側結合
    部と、
    前記支持フレーム側に取り付けられると共に前記熱媒体の供給源に連通接続される一次
    側結合部とを備え、
    前記調理容器を調理位置から傾動回転させると前記二次側結合部が一次側結合部から離
    脱すると共に前記調理容器の傾動回転を調理位置へ戻すと二次側結合部が一次側結合部に
    結合され該二次側結合部及び一次側結合部を連通接続させる調理装置であって、
    前記一次側結合部及び二次側結合部は、ハウジングと、該ハウジング内の弁孔を開閉移
    動自在な弁体と、前記ハウジングの端部側に進退自在に配置され前記弁体と一体的に結合
    され前記弁孔に連通する連通孔を有し端部の密接対向面が前記ハウジング外部で相互に密
    接可能な進退可動部と、該進退可動部をハウジングから突出する方向へ付勢すると共に前
    記弁体を前記ハウジング内の弁孔を閉じるように付勢する付勢部材とを備え、
    前記少なくとも一方の進退可動部に、前記密接対向面及び前記連通孔に連通する開口部
    を有し球面支持により該密接対向面の向きを変更自在な可動当接部を設け、
    前記一次側結合部及び二次側結合部間の前記支持軸を中心とした円弧上の結合動作によ
    り前記密接対向面相互が当接してから前記付勢部材が撓んで前記弁体がハウジング内の弁
    孔を開き前記流体通路を前記弁孔と連通孔と開口部とで連通状態とし且つ前記密接対向面
    相互の密接を行わせることを特徴とする調理装置。
  2. 請求項1記載の調理装置であって、
    前記一次側結合部又は二次側結合部の少なくとも一方は、アクチュエータに支持され、
    前記一次側結合部及び二次側結合部の結合動作を、前記アクチュエータにより行うこと
    を特徴とする調理装置
  3. 請求項1又は2記載の調理装置であって、
    前記一次側結合部及び二次側結合部は、前記調理容器の底部側に配置されたことを特徴
    とする調理装置。
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