JP4141092B2 - 流体圧伝動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変容積型ポンプおよびモータの吐出口・吸込口を通路で閉回路に連結して、駆動力をポンプから流体圧を介してモータに伝える流体圧伝動装置(ハイドロ・スターティク・トランスミッション、通称、HST)に関し、特に、車両の駆動装置に適用する場合に好適な流体圧伝動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から可変容積型ポンプおよびモータの吐出口・吸込口を通路で閉回路に連結して、駆動力をポンプから流体圧を介してモータに伝える流体圧伝動装置(ハイドロ・スターティク・トランスミッション、通称、HST)は知られており、フォークリフトや作業車に採用されており、例えば、日刊工業新聞社刊「油圧技術便覧−改訂新版−」(昭和51年1月30日初版発行)の第523頁〜527頁に開示されるものがある。そして、同第527頁の図7−7には、可変容積型ポンプと定容積型モータを組合せた例が記載されている。
【0003】
図5は、同資料の回路を示した油圧回路図である。図5において、110は図示しない前後進レバーに操作されて容積が正吐出・ニュートラル・逆吐出と変化する可変容積型ポンプ、120はその出力軸が負荷すなわち車両の駆動装置にあっては図示しない駆動車輪に連結されている定容積型モータ、130,131は閉回路を構成する通路である。135はチャージポンプ、105は可変容積型ポンプ110およびチャージポンプ135を駆動する原動機、140は閉回路の通路130,131内の圧力が所定圧以上となるとき他方の通路130,131へ連通させる高圧リリーフバルブ、138,139はチャージポンプ135からチャージ通路137を介して供給された流体を閉回路の通路130,131へ供給するチェック弁、141はチャージ通路137から図示しないケース内を冷却すべくケース内へ開口した通路142中に設けられた低圧リリーフバルブである。さらに、閉回路の一方の通路130とチャージ通路137とはオリフィス153をもつ中立回路151で連通されている。
【0004】
そして、原動機105が始動されてチャージポンプ135および可変容積型ポンプ110を駆動し、チャージポンプ135はチャージ通路137、チェック弁138,139を介して閉回路の通路130,131中に流体を充填し、可変容積型ポンプ110はその前後進レバーで設定された流量を吐出する。すなわち、ニュートラルの場合には、吐出流量は基本的になく、通路130,131には流体が流れず、定容積型モータ120は回転しない。
【0005】
前後進レバーを前進(または後退)に操作すると、可変容積型ポンプ110が例えば通路130に流体を吐出し、その流体で定容積型モータ120を回転させ、車両を前進(または後退)させる。定容積型モータ120から流出た流体は通路131を還流して可変容積型ポンプ110に再び吸込まれる。
【0006】
逆に、前後進レバーを後退(または前進)に操作すると、可変容積型ポンプ110が前記前進とは逆に通路131に流体を吐出し、その流体で定容積型モータ120を逆に回転させ、車両を後退(または前進)させる。定容積型モータ120から流れ出た流体は通路130を還流して可変容積型ポンプ110に再び吸込まれる。
【0007】
そして、前後進レバーから可変容積型ポンプ110までのリンケージのガタやフリクションにより、前後進レバーをニュートラルとしていても可変容積ポンプ110を完全に吐出量がゼロの状態とすることはリンケージ形状に高精度を要求するため、前後進レバーがニュートラル位置にあれば可変容積型ポンプ110から微小の吐出流量があっても定容積型モータ120が回転しないようにする必要がある。
【0008】
このため、微小の流体を通路130から通路131へ中立回路151のオリフィス153を介して還流させるようにしている。なお、可変容積型ポンプ110の吐出流量が増加していくと、オリフィス153の絞り効果により通路130の圧力が上昇し、この圧力が車両の起動圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達したとき、定容積型モータ120は回転を開始し車両が動き出すようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来例にあっては、通路130と通路131とをオリフィス153をもつ中立回路151で常に連通させている。このため、定容積型モータ120に負荷側から回転入力があったときにも、その回転入力の方向によっては、定容積型モータ120からの吐出流体が通路130に流れ込み前記中立回路151を介して通路131に還流させ、定容積型モータ120の回転を停止させることができなかった。このように負荷側から定容積型モータ120に回転入力がある場合とは、例えば、坂道で車両が停車する場合であり、パーキングブレーキを効かせていない場合には車両は制動されずその自重で坂下に向かってずり下がろうとする。
【0010】
このような場合、原動機105が運転されている場合には運転手が座席に在席しており車両のずり下がりを止めるべくペダルブレーキを作動させるのであるが、運転手が原動機105を停止しパーキングブレーキをかけ忘れて車両を離れたときには上記の車両のずり下がりを防止することができない。
【0011】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、原動機の停止時には、車両の移動を阻止するようにした流体圧伝動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、可変容積型ポンプとモータとのポート同士を互に通路により連通させた閉回路と、この閉回路の各通路にチャージポンプからの流体を所定圧で供給するチャージ通路とを備えた流体圧伝動装置において、前記可変容積型ポンプの吐出流量をニュートラル状態で一方の通路に微小量だけ吐出するように設定すると共に、前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁、オリフィス、および、他方の通路中の圧力が所定値以下に低下したとき閉じる中立バルブを備える中立回路を設け、前記可変容積型ポンプの吐出量が微小である場合には吐出流体を、前記中立回路を経由させて、前記閉回路の一方の通路から他方の通路へ流出させることを特徴とする。
【0013】
第2の発明は、前記中立バルブは、遮断位置と前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁が挿入されている開放位置とを有し、かつ、バルブスプリングによる遮断位置から閉回路の他方の通路の所定以上の圧力により前記バルブスプリングに抗して開放位置へと切換わる切換弁により構成されることを特徴とする。
【0014】
第3の発明は、前記中立バルブは、遮断位置とオリフィスが挿入されている開放位置とを有し、かつ、バルブスプリングによる遮断位置から閉回路の他方の通路の所定以上の圧力により前記バルブスプリングに抗して開放位置へと切換わる切換弁により構成されることを特徴とする。
【0015】
【発明の効果】
したがって、第1の発明は、前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁、オリフィス、および、他方の通路中の圧力が所定値以下に低下したとき閉じる中立バルブを有する中立回路を設けたため、原動機が停止しチャージ圧力が供給されなくなると、可変容積型ポンプ・モータおよび通路からなる閉回路はチャージ通路から遮断される。そして、モータに外部から駆動力が働いて、閉回路の一方の通路内を圧力上昇させる場合には他方の通路の圧力低下で中立バルブは遮断位置に切換わり、一方の通路中の流体の流出を止めるためモータの回転は阻止される。また、モータの外部からの駆動力が閉回路の他方の通路内を圧力上昇させる場合には中立回路のチェック弁が他方の通路内の流体の流出を止めるためモータの回転は阻止される。このため、車両を坂道の途中に停車させてもずり下がりを生じない。
【0016】
また、前記可変容積型ポンプの吐出流量をニュートラル状態で一方の通路に微小量だけ吐出するように設定するようにしているため、中立回路を一回路のみを配置すればよく、中立回路を簡素化できる。すなわち、可変容積型ポンプのニュートラル状態での微小流量がポンプのいずれかのポートから吐出されるか吐出方向が決定できない場合には、本実施態様に示した中立回路を、作用方向を反対にして対称的に二回路設ける必要がある。
【0017】
さらに、可変容積型ポンプのニュートラル調整、例えば可変容量型ポンプの容量および吐出方向を操作するレバーおよびリンク系統の調整も高精度を要求されることなく、やや後退方向寄り(もしくはやや前進方向寄り)に調整すればよく調整が簡単化される。
【0018】
そして、原動機の停止状態を、閉回路の通路を介して導入したチャージポンプの吐出圧で判断しているため、特別な検出手段を必要とすることなく、チャージ圧に応じて作動するバルブを挿入するのみで構成でき、特別な検出手段やアクチュエータを必要とせず、安価に構成できる。
【0019】
また、チャージポンプの吐出圧を閉回路の通路を介して導入しているため、中立回路の中立バルブを閉回路の通路間に設置する場合にあっても、チャージ通路を延長することなく構成でき、回路構成が簡単化できる。
【0020】
第2の発明は、第1の発明の効果に加えて、前記中立バルブ自体に、前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁を設けているため、中立回路の通路中にチェック弁のためのスペースが必要なく、中立回路の通路構成が簡単となる。
【0021】
第3の発明は、第1および2の発明の効果に加えて、前記中立バルブ自体に、オリフィスを設けているため、中立回路の通路中にオリフィスのためのスペースが必要なく、中立回路の通路構成が簡単となる。
【0022】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の第1の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
【0023】
図1は、本発明を適用した液圧回路図の一例を示す。
【0024】
図1において、二点鎖線で囲った部分は流体圧伝動装置1を示し、流体圧伝動装置1において、10は入力軸11により駆動される可変容積型ポンプであり、図示していない斜板の傾きを矢印の傾きで示し、この矢印の傾きに応じて吐出量が変更でき、矢印が垂直ではニュートラル状態であり、図示の傾きでは図中下方のポートから流体を吸入し上方のポートから吐出し、図示とは逆の傾きの場合には図中上方のポートから流体を吸入し下方のポートから吐出する。この斜板は前後進レバー2によりその傾きが操作され、前後進レバー2をN位置にするとき斜板は傾きゼロとなり、F位置にするとき斜板は図示の傾き状態となり、R位置にするとき斜板は図示状態とは反対の傾きとなる。この可変容積型ポンプ10にあっては、ニュートラル状態で微小吐出流量が上方のポートから吐出されるよう微小に偏って調整されている。なお、可変容量型ポンプの吐出方向は、上記とは逆に、前記F位置で通路31に吐出し、前記R位置で通路30に吐出するようにしてもよいが、以下では、上記説明のごとく吐出するものとして説明する。
【0025】
20は定容積型モータであり、出力軸21に連結され、出力軸21は車両の駆動装置、具体的には、終減速機3等を介して駆動車輪4に連結されている。そして、例えば、図中上方から流体の供給を受けた場合車両を前進させる方向に回転し、図中下方から流体の供給を受けた場合には車両を後退させる方向に回転し、夫々の回転速度は流体の供給量に比例する。そして、可変容積型ポンプ10と定容積型モータ20のポート同士は通路30,31で互に連結され、閉回路を構成している。なお、定容量型モータの駆動方向は、上記とは逆に、図中上方の通路30から流体の供給を受けたとき車両を後退させる方向に回転し、下方の通路31からの流体供給に対しては車両を前進させる方向に回転するものであってもよいが、以下では、上記説明のごとく回転するものとして説明する。
【0026】
35はチャージングポンプであり、可変容積型ポンプ10とともに原動機5に連結された入力軸11により駆動され、チャージングポンプ35からチャージ通路37を介して供給された流体を閉回路の通路30,31へチェック弁38,39を介して供給する。これにより、閉回路内は所定圧力以上に保持され、吸込負圧に起因するキャビテーションが防止されている。また、チャージポンプ35は流体圧伝動装置1外に設けたオイルタンク6からサクションパイプ7を介して流体を吸込み、チャージ通路37は流体圧伝動装置1外のオイルフィルタ8を有するチャージパイプ36を経由しており、その後、流体圧伝動装置1のチャージ通路37へ戻るように構成している。
【0027】
40は閉回路の通路30,31間を所定圧以上で連通させる高圧リリーフバルブであり、41はチャージ通路37から流体圧伝動装置1の図示しないケース内を冷却すべくケース内へ開口した通路42中に設けられた低圧リリーフバルブである。
【0028】
50は閉回路の一方の通路30と他方の通路31とを連通させる中立回路51の中立バルブを示し、遮断位置52と連通位置53とを有し、バルブスプリング54により遮断位置52に付勢され、閉回路の他方の通路31の圧力によりバルブスプリング54に抗して連通位置53に切換わるようになっている。また、中立回路51は、閉回路の一方の通路30から他方の通路31への流れは許容し他方の通路31から一方の通路30への流れは阻止するチェック弁55およびオリフィス通路56を有している。
【0029】
閉回路の他方の通路31内の圧力は、原動機5の運転時はチャージ通路37からチェック弁39を介して流体が供給されているため、チャージ圧力Pcに昇圧されている。従って、この中立バルブ50は、原動機5が運転されている場合には連通位置53にあり、原動機5の停止等で、閉回路の他方の通路31の圧力がチャージ圧力Pcより低下しているとき遮断位置52に位置する。なお、流体圧伝動装置1のケース内の流体はドレインパイプ9によりオイルタンク6に戻されるようになっている。
【0030】
次に作用を説明する。
【0031】
前後進レバー2をニュートラルN位置にして、車両の原動機5を始動させると、原動機5に連結された入力軸11によりチャージポンプ35が駆動され、チャージポンプ35から吐出された流体はチャージパイプ36,チャージ通路37およびチェック弁38,39を通って閉回路の通路30,31に供給される。その余剰流量は低圧リリーフバルブ41を開放して通路42を通って流体圧伝動装置1のケース内に流入してケース内を冷却した後ドレインポート9を介してオイルタンク6へ流れ、低圧リリーフバルブ41により、チャージ通路37内および閉回路を構成する通路30,31内はチャージ圧Pcに保たれる。そして、中立バルブ50はチャージ圧力Pcに調圧されている閉回路の他方の通路31内の圧力を受圧してバルブスプリング54に抗して連通位置53に切換えられる。
【0032】
可変容積型ポンプ10は前後進レバー2がニュートラルN位置であるため、基本的には流体の吐出は行わないが、上方のポートから微小量吐出するように調整されており、その流体は中立回路51の中立バルブ50が連通位置53にあるため、チェック弁55,オリフィス56を介して閉回路の他方の通路31に還流され、通路30と31を同圧に維持し、定容積型モータ20を駆動することはない。
【0033】
前後進レバー2を前進F位置に操作すると、可変容積型ポンプ10の斜板が傾斜され、可変容積型ポンプ10は図中下方のポートから流体を吸引して図中上方のポートから流体を吐出する。この吐出流体は一部が、中立回路51の中立バルブ50が連通位置53にあるため、チェック弁55およびオリフィス56を介して前述のごとく通路31に還流するものの、当該オリフィス56の通路抵抗により通路30内の圧力が上昇して定容積型モータ20に供給される。この吐出流体の圧力が車両の起動圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達したとき、定容積型モータは回転を開始し車両は前進方向に動き出す。前後進レバー2を後退R位置に移動させた場合も前進時と同様に作動して後退方向に動く。
【0034】
車両を停止すべく、前後進レバー2をニュートラルN位置に切換え、原動機5を停止させ可変容積型ポンプ10を停止させると、閉回路の通路30,31の流体は流れないため、定容積型モータ20も停止する。また、チャージポンプ35も停止するため、チャージ通路37内の圧力は低下する。この状態では、閉回路の通路31の流体は可変容積型ポンプ10,定容積型モータ20,チェック弁39および中立回路51のチェック弁55により閉じ込められており、また、閉回路の通路30は同じく可変容積型ポンプ10,定容積型モータ20,チェック弁39で流体の流出を阻止され、中立回路51のオリフィス56を介してチェック弁55からの流出は許容された状態で閉じ込められており、両通路30,31ともチャージ圧Pcに維持されている。
【0035】
従って、パーキングブレーキを作動させないで、車両が登り坂の坂道に停車した場合には、駆動車輪4から後退方向への回転力が終減速機3、出力軸21を介して定容積型モータ20に作用し、定容積型モータ20には前進時とは逆の回転力が作用し、図1中下方のポートから流体を吸込み上方のポートに流体を吐出しようとして通路31中の圧力を低下させると共に通路30中の圧力を上昇させる。この通路31中の圧力低下は、中立バルブ50を連通位置53に保持する圧力の低下を意味し、中立バルブ50はバルブスプリング54により遮断位置52切換わる。この結果、通路30内の流体は遮断位置52にある中立バルブ50により流出が阻止され、通路30内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の坂下方向へのずり下がりは生じない。なお、中立バルブ50やポンプ・モータの各摺動部からの微小漏れは防止することができず、それに相当する許容される程度の僅かな移動は時間の経過とともに生ずる。
【0036】
また、パーキングブレーキを作動させないで、車両が下り坂の坂道に停車した場合には、駆動車輪4から前進方向の回転力が終減速機3、出力軸21を介して定容積型モータ20に作用し、定容積型モータ20は前進時と同じ回転力が作用し、図1中下方のポートに流体を吐出しようとして通路31中の圧力を上昇させる。これにより中立バルブ50は開くが、通路31内の流体は中立回路51のチェックバルブ55により流出が阻止されているため、通路31内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の坂下方向へのずり下がりは上記と同様に生じない。
【0037】
上記作用は、定容量型モータ20の駆動方向を通路30から流体で車両を前進させ、通路31からの流体で車両を後退させるものとして説明したが、定容量型モータ20が上記とは逆の方向に回転するものであっても、即ち、可変容量型ポンプ10の微小吐出流量によって車両が後退するものであってもよく、この場合には車両前進方向の吐出流体は還流されないため効率がよい。この場合、可変容量型ポンプ10は前記R位置で通路30に吐出し、前記F位置で通路31に吐出するものとされる。
【0038】
上記態様にあっては、下記の特徴がある。
【0039】
通常、可変容積型ポンプのニュートラル状態での微小流量がポンプのいずれかのポートから吐出されるか吐出方向が決定できず、本実施態様に示した中立回路を二回路用意し、作用方向を反対にして対称的に設ける必要がある。しかし、本実施態様にあっては、可変容積型ポンプのニュートラル状態での微小流量をポンプの一方から吐出させることで、中立回路を一回路のみを配置すればよく、中立回路を簡素化できる。
【0040】
さらに、可変容積型ポンプのニュートラル調整も高精度を要求されることなく、やや後退方向寄り(もしくはやや前進方向寄り)に調整すればよく調整が簡単化される。
【0041】
また、車両の停止状態を、閉回路の通路を介して導入したチャージポンプの吐出圧で判断しているため、特別な検出手段を必要とすることなく、チャージ圧に応じて作動するバルブを挿入するのみで構成でき、特別な検出手段やアクチュエータを必要とせず、安価に構成できる。
【0042】
さらに、チャージポンプの吐出圧を閉回路の通路を介して導入しているため、中立回路の中立バルブを閉回路の通路間に設置する場合にあっても、チャージ通路を延長することなく構成でき、回路構成が簡単化できる。
【0043】
図2ないし図4は、本発明の第2の実施態様を示し、図2は断面図をまた図3は図2のIII−III部分の断面図を示し、図4は本発明の特徴部分を示す部分拡大図であり、図1と同一部分には同一符号を付して説明する。なお、本発明は前述のごとく車両後退時に微小吐出がある場合も含むものであるが、本態様にあっては、車両前進時に可変容量ポンプに微小流量がある場合について説明している。
【0044】
図2および図3に示す実施態様の流体圧伝動装置1においては、可変容積型ポンプ10・定容積型モータ20・チャージポンプ35を、ケース60と閉回路の通路31,32および各弁を収容するポートブロック61とで形成される空間内に収容し、ポートブロック61の背面にチャージポンプ35を配置し、全体として一体の塊となるよう構成している。すなわち、可変容積型ポンプ10と定容積型モータ20とは、ケース60とポートブロック61とで形成される空間内に入力軸11および出力軸21に支持された状態で内蔵されている。また、入力軸11のポートブロック61を貫通した先端部にはチャージポンプ35が配置されている。
【0045】
可変容積型ポンプ10は、入力軸11に支持され入力軸11周りに等間隔に配置され軸方向に伸びる複数のシリンダを有するシリンダブロック12と、シリンダブロック12のシリンダに摺動自在に嵌合し、しかも、シリンダに内蔵されたスプリングにより伸出し方向、つまり図中左方向に付勢されたピストン13と、各ピストン13の突出端にスラストベアリングを介して当接し、ケース60内面との間に配置したブッシュに案内されて中心O周りに揺動可能な斜板14と、シリンダブロック12とポートブロック61との間に配置されたバルブプレート15とで構成されている。この可変容積型ポンプ10は、斜板14が図示ではN位置すなわちニュートラル状態にあり、この状態から図中F方向(もしくはR方向)に傾けられるとき入力軸11の回転に応じてピストン13がシリンダに対して出没運動を行い、これに伴い図3に示すポート17(もしくはポート16)から流体を吸込み、他方のポート16(もしくはポート17)から流体を吐出する。この可変容積型ポンプ10は、ニュートラル状態では、吐出流量を完全にゼロとしないで、微小な流体がポート16から吐出されるよう斜板14の初期角度が設定されている。
【0046】
定容積型モータ20は、出力軸21に支持され出力軸21周りに等間隔に配置され軸方向に伸びる複数のシリンダを有するシリンダブロック22と、シリンダブロック22のシリンダに摺動自在に嵌合し、しかも、シリンダに内蔵されたスプリングにより伸出し方向、つまり図2中左方向に付勢されたピストン23と、各ピストン23の突出端に当接した傾斜して配置されたスラストベアリング24と、シリンダブロック22とポートブロック61との間に配置されたバルブプレート25とで構成されている。この定容積型モータ20は、スラストベアリング24が傾けられており、図3に示す2個のポート26,27の内、ポート26から流体が供給されるとピストン23が伸長時にスラストベアリング24の案内で、例えば、シリンダブロック22に図3中時計方向(前進方向)の回転を与え、出力軸21は反時計方向に回転する。また、ポート27から流体が供給されるとピストン23が伸長時にスラストベアリング24の案内でシリンダブロック22に図3中時計方向の回転を与え、出力軸21は図3中反時計方向(後退方向)に回転する。
【0047】
前述のポート16とポート26とは、ポートブロック61に設けた通路30により、また、ポート17とポート27とは、ポートブロック61に設けた通路31により、連通され、通路30,31の各端部はプラグにより閉じられている。また、ポートブロック61には、通路30と31とを連通する部分に通路30の圧力を受ける受圧面と通路31の圧力を受ける受圧面とを有し、いずれか一方の圧力が所定値以上となるとき一方の圧力を他方へ逃がす高圧リリーフバルブ40を有する。また、チャージ通路37と通路30および31との間に配置されチャージ通路37の圧力が通路30および31の圧力より高い場合にチャージ通路37の流体を通路30および31に供給するチェックバルブ38および39とを備えている。
【0048】
ポートブロック61の高圧リリーフバルブ40に隣接した部分には、高圧リリーフバルブ40に通路31の流体を導入する横穴62に開口してポートブロック外方から穿けた縦穴63と、この縦穴63の側面と通路30とに開口する、プラグで開口端が閉塞された横穴64と、で通路が形成され、この縦孔63内に後述する中立バルブ50を設けることで中立回路51が形成されている。この中立回路51を図4に基づき説明する。なお、図4では、高圧リリーフバルブ40のための横穴62とは別個に、プラグで開口端が塞がれ通路31に開口する横穴65を用いており、この点のみが図2とは異なる。図4において、縦穴63には、この縦穴63に摺動自在に嵌込まれ、縦穴63開口端を塞ぐプラグ66との間に配置したバルブスプリング67により押下げ方向に付勢され、縦穴63下部から端面に作用する通路31の圧力により押上げ方向に付勢されるバルブスプール68を有する。このスプール68は、通路31の圧力が低くバルブスプリング67に押されて下方位置にあるとき横穴64と遮断され(遮断位置)、通路31の圧力によりバルブスプリング67に抗して上方位置にあるとき横穴64と連通する(連通位置)通路69を有し、この通路69は横穴65(図3にあっては横穴62)と連通している。この通路69中にはオリフィス70とチェック弁71とが直列に設けられ、チェック弁71は通路30側から通路31側への流体の移動を許容しそれに対する逆流を阻止する。なお、チェック弁71のチェックボールはピンにより脱落を防止されている。
【0049】
以上の構成になる第2の実施態様の流体圧伝動装置1は、入力軸11に原動機5を、また、出力軸21に終減速機3、駆動車輪4を前記第一の実施態様のごとく連結し、チャージポンプ35にサクションパイプ7を介してオイルタンク6から流体を吸引させ、チャージパイプ36・オイルクーラ8a・オイルフィルタ8を介してチャージ通路37に流体を供給することで以下のように作動する。
【0050】
前後進レバー等により可変容積ポンプ10をニュートラルN位置にして、車両の原動機5を始動させ入力軸11によりチャージポンプ35を駆動すると、チャージポンプ35の吐出流体はチャージパイプ36,オイルクーラ8a,オイルフィルタ8,チャージ通路37およびチェック弁38,39を通って閉回路の通路30,31に供給され、余剰流量は通路42を通って低圧リリーフバルブ41を開放し、流体圧伝動装置1のケース60内に流入してケース60内を冷却した後ドレインポート9を介してオイルタンク6へ流れる。低圧リリーフバルブ41により、チャージ通路37内および閉回路を構成する通路30,31内はチャージ圧Pcに保たれる。そして、中立バルブ50のバルブスプール68は端面に通路31の圧力(チャージ圧力Pcと同圧)を受圧してバルブスプリング67に抗して後退し、上方の連通位置に移動させられる。
【0051】
ニュートラル位置の可変容積型ポンプ10から微小量だけ吐出される流体は、通路30から横穴64を介してバルブスプール68に至り、連通位置にある中立バルブ50のバルブスプール68のオリフィス70、通路69、チェック弁71を通過して横穴65に達し通路31に還流され、通路30と31を同圧に維持し、定容積型モータ20を駆動することはない。
【0052】
前後進レバーにより、可変容積型ポンプ10の斜板14をF方向に傾斜させると、可変容積型ポンプ10は閉回路内の流体をポート17から吸込みポート16から吐出する。この吐出流体は通路30から一部は中立バルブ50のバルブスプール68内のオリフィス70およびチェック弁71を介して前述のごとく通路31に還流するが、当該オリフィス70の通路抵抗により通路30内の圧力が上昇して定容積型モータ20のポート26に供給され、この圧力が車両の起動圧力(車両を動かすために必要な圧力)に達したとき、定容積型モータ20は回転を開始し車両が前方へ動き出す。前後進レバーにより可変容積型ポンプ10の斜板14を後進R位置に傾けた場合も前進時と同様に作動して、車両は後退する。
【0053】
上記車両駆動中にあっても、閉回路を構成する通路30,31の内、一方は流体の送り側で高圧となるも、他方の通路は流体の戻り側であるため低圧となる。そして、低圧側の通路内の圧力がチャージ圧Pc以下とならないように、チェック弁38(またはチェック弁39)を開いて調圧するため、チャージ圧Pcに調圧される。
【0054】
車両を停止すべく、前後進レバーにより可変容積型ポンプ10をニュートラルN状態とし、原動機5を止め可変容積型ポンプ10を停止させると、定容積型モータ20も停止する。チャージポンプ35も停止するため、チャージ通路37内の圧力も低下する。この状態では、閉回路の通路31の流体は可変容積型ポンプ10,定容積型モータ20,チェック弁39および中立バルブ50のチェック弁71により閉じ込められており、また、閉回路の通路30は同じく可変容積型ポンプ10,定容積型モータ20,チェック弁38で流体の流出を阻止され、中立バルブ50のオリフィス70を介してチェック弁71からの流出は許容された状態で閉じ込められており、両通路30,31ともチャージ圧Pcに維持されている。
【0055】
従って、パーキングブレーキを作動させないで、車両が登り坂の坂道に停車した場合には、駆動車輪4から後退方向の回転力が終減速機3、出力軸21を介して定容積型モータ20に前進時とは逆の回転力を作用し、ポート26に流体を吐出しようとして通路31中の圧力を低下させると共に通路30中の圧力を上昇させる。この通路31中の圧力低下は、連通位置を維持することを弱め、バルブスプリング67により中立バルブ50のバルブスプール68を連通位置から遮断位置に切換える。この結果、通路30内の流体は遮断位置にある中立バルブ50により流出が阻止され、通路30内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の坂下方向へのずり下がりは生じない。
【0056】
また、パーキングブレーキを作動させないで、車両が下り坂の坂道に停車した場合には、駆動車輪4から前進方向の回転力が終減速機3、出力軸21を介して定容積型モータ20に前進時と同じ方向の回転力を作用させ、ポート27に流体を吐出しようとして通路31中の圧力を上昇させる。通路31内の流体は中立バルブ50のバルブスプール68の連通位置にあるチェックバルブ71により流出が阻止されているため、通路31内の圧力上昇で定容積型モータ20の回転は規制され、車両の坂下方向へのずり下がりは防止される。
【0057】
本実施態様にあっては、前記中立バルブ自体に前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁が挿入されているため、中立回路の通路中にチェック弁のためのスペースが必要なく、中立回路の通路構成が簡単となる。
【0058】
また、前記中立バルブ自体にオリフィスが挿入されているため、中立回路の通路中にオリフィスのためのスペースが必要なく、この点でも中立回路の通路構成が簡単となる。
【0059】
なお、上記実施態様において、ポンプおよびモータを斜板ポンプ、斜板モータを用いて説明したが、図示しないが、斜軸ポンプ・斜軸モータやベーンポンプ・ベーンモータ、さらに他の形式のポープ・モータを用いるものであってもよく、また、ポンプに斜板ポンプを、モータにベーンモータを用いる等、ポンプとモータとの形式は必ずしも同一の形式である必要はない。
【0060】
また、ポンプに流体の吐出方向が変わる可変容積型ポンプを用いたものについて説明したが、図示しないが、吐出方向が変化せず吐出容積のみが変化する可変容積型ポンプを用いてもよく、この場合には、前進・後退に応じて、ポンプ・モータ間の通路を切換える切換バルブを用いることで適用可能であり、また、ポンプの容積は、例えば、アクセル開度と連動させることが望ましい。
【0061】
さらに、モータも定容積型のモータについて説明しているが、これに限られることなく、可変容積型のモータであっても同様に作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す流体圧伝動装置の液圧回路図。
【図2】本発明の第2の実施態様を示す断面図。
【図3】図2のIII−III部分の断面図。
【図4】同じく、図3の中立回路の拡大断面図。
【図5】従来の流体圧伝動装置の液圧回路図。
【符号の説明】
1 流体圧伝動装置
2 前後進レバー
3 終減速機
4 駆動車輪
5 原動機
6 オイルタンク
10 可変容積型ポンプ
11 入力軸
16,17 ポート
20 定容積型モータ
21 出力軸
26,27 ポート
30,31 通路
35 チャージポンプ
37 チャージ通路
38,39 チェック弁
40 高圧リリーフ弁
41 低圧リリーフ弁
50,67,68 中立バルブ
51,62,63,64,65 中立回路
55,71 チェック弁
56,70 オリフィス

Claims (3)

  1. 可変容積型ポンプとモータとのポート同士を互に通路により連通させた閉回路と、この閉回路の各通路にチャージポンプからの流体を所定圧で供給するチャージ通路とを備えた流体圧伝動装置において、
    前記可変容積型ポンプの吐出流量をニュートラル状態で一方の通路に微小量だけ吐出するように設定すると共に、
    前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁、オリフィス、および、他方の通路中の圧力が所定値以下に低下したとき閉じる中立バルブを備える中立回路を設け、
    前記可変容積型ポンプの吐出量が微小である場合には吐出流体を、前記中立回路を経由させて、前記閉回路の一方の通路から他方の通路へ流出させることを特徴とする流体圧伝動装置。
  2. 前記中立バルブは、遮断位置と前記閉回路の一方の通路から他方の通路への一方向の流体の流通のみを許容するチェック弁が挿入されている開放位置とを有し、かつ、バルブスプリングによる遮断位置から閉回路の他方の通路の所定以上の圧力により前記バルブスプリングに抗して開放位置へと切換わる切換弁により構成されることを特徴とする請求項1に記載の流体圧伝動装置。
  3. 前記中立バルブは、遮断位置とオリフィスが挿入されている開放位置とを有し、かつ、 バルブスプリングによる遮断位置から閉回路の他方の通路の所定以上の圧力により前記バルブスプリングに抗して開放位置へと切換わる切換弁により構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の流体圧伝動装置。
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