JP4139307B2 - 貼付材 - Google Patents
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Description
(1)支持層、粘着剤層及びセパレータが、この順に積層された貼付材であって、
セパレータはL字状の分断用切込み線にて2つの領域に分断されており、これら2つの領域のうち、L字状の凹部を有する第一の領域には、該凹部の隅部からセパレータの外形線に向かう切込み線が途中まで設けられ、
該切込み線の長さが、該切込み線の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の30%〜90%の長さであることを特徴とする、貼付材。
(2)当該貼付材の外形が方形であって、L字状の分断用切込み線を構成する2辺が、貼付材の外周4辺のうちの直交する2辺と、それぞれ平行である、上記(1)記載の貼付材。
(3)上記第一の領域において、L字状の分断用切込み線を構成する2辺のうちのそれぞれの辺からセパレータの外形線までの幅が、いずれも5〜50mmである、上記(2)記載の貼付材。
(4)上記第一の領域において、切込み線が、L字状の凹部の隅部に対向する外側角部に向かう線として設けられている、上記(2)または(3)に記載の貼付材。
(5)上記第一の領域のL字状の凹部の隅部に対向する外側角部が、把持部として機能し得るように膨らんだ形状となっている、上記(2)または(3)に記載の貼付材。
(6)切込み線が、上記第一の領域の外側の2辺を延長した直線の交点まで設けられている、上記(5)記載の貼付材。
実施例1
シリコン離型処理を施した75μm厚みのポリエチレンテレフタレートフィルムにアクリル酸/アクリル酸オクチルエステル共重合体の酢酸エチル溶液を乾燥後の厚みが30μmとなるように塗布乾燥した後、秤量90g/m2のポリエチレンテレフタレート製伸縮性不織布を貼り合せてシート状原反を得た。これを70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが20mm、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を135度で等分する切込み線2の長さが20mm(図1のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約61%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、本発明の貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが10mm、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を135度で等分する切込み線2の長さが6mm(図1のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約58%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、本発明の貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが、図3に示すように18mm、9mmであり、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を、図3に示すように120度となるように分割する切込み線2の長さが6mm(図1のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約60%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、本発明の貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を100mm×140mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが20mm、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を135度で等分する切込み線2の長さが16mm(図1のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約65%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、本発明の貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形の一端に、図2に示すような、この一端に至る2直線の延長線の交点を中心とする半径9mmの円形状の把持部5を形成させた外枠の形状で打抜き、図2に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが20mm、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を135度で等分する切込み線2の長さが13mm(図2のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約60%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、本発明の貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが10mmとなるように、分断用切込み線1に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが10mm、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を135度で等分する切込み線2の長さが2mm(図1のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約19%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形となるように打抜き、図1に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが20mm、L字状の分断用切込み線1で形成される270度の角度を135度で等分する切込み線2の長さが23mm(図1のCで示す切込み線2の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の長さに対する比は約93%)となるように、分断用切込み線1及び切込み線2に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、貼付材を得た。
実施例1で得たシート状原反を70mm×100mm(曲率半径R9mm)の長方形の一端に、図2に示すような、この一端に至る2直線の延長線の交点を中心とする半径9mmの円形状の把持部5を形成させた外枠の形状で打抜き、図2に示すような、セパレータの第一の領域3の外辺の平行線で形成される距離AとBが20mmとなるように、分断用切込み線1に対応する位置のセパレータのみに金属刃で切込み線を入れ、切込み線2を含まない貼付材を得た。
上記の実施例1〜5及び比較例1〜4で得た貼付材を10人の成人を評価者とし、実施例5及び比較例4以外については本人自身の上腕部に対して貼付操作を行わせ、実施例5及び比較例4については本人以外の評価者の背中に対して貼付操作を行わせ、下記の項目について4段階評価をさせた。
3点 セパレータの第一の領域を把持して容易にもう一方のセパレータの第二の領域を剥離することができ、片手での操作もし易い。
2点 セパレータの第一の領域を把持して容易にもう一方のセパレータの第二の領域を剥離することができ、片手で操作することができる。
1点 セパレータの第一の領域を把持してもう一方のセパレータの第二の領域を剥離することは可能だが、片手での操作は容易でない。
0点 セパレータの第一の領域を把持することが難しく、片手での操作もし難い。
3点 セパレータの第一の領域を把持した状態で適用部位に皺が入ることなく容易に貼付できる。
2点 セパレータの第一の領域を把持した状態で適用部位に皺が入ることなく貼付できるが、やや時間がかかる。
1点 セパレータの第一の領域を把持しにくいが、慎重に操作すれば適用部位に問題なく貼付することが可能である。
0点 セパレータの第一の領域を把持しにくく、かつ皺が入り、適用部位に綺麗に貼付することが困難である。
3点 セパレータの第一の領域の270度の角の部分でセパレータが歪むことなくスムーズに剥離することができ、綺麗に残りの部分も貼付できる。
2点 セパレータの第一の領域の270度の角の部分でセパレータが殆ど歪むことなくほぼスムーズに剥離することができ、綺麗に残りの部分も貼付できる。
1点 セパレータの第一の領域の270度の角の部分でセパレータがやや歪み、剥離が容易ではない。
0点 セパレータの第一の領域の270度の角の部分でセパレータが歪み非常に剥離し難い。
3点 極めて操作し易い。
2点 操作し易い。
1点 やや操作し難い。
0点 操作し難い。
1a 分断用切込み線を構成する辺
1b 分断用切込み線を構成する辺
2 切込み線
3 セパレータの第一の領域
4 セパレータの第二の領域
5 把持部
Claims (6)
- 支持層、粘着剤層及びセパレータが、この順に積層された貼付材であって、
セパレータはL字状の分断用切込み線にて2つの領域に分断されており、これら2つの領域のうち、L字状の凹部を有する第一の領域には、該凹部の隅部からセパレータの外形線に向かう切込み線が途中まで設けられ、
該切込み線の長さが、該切込み線の起点からセパレータの外形線に至るまでの線分の30%〜90%の長さであることを特徴とする、貼付材。 - 当該貼付材の外形が方形であって、L字状の分断用切込み線を構成する2辺が、貼付材の外周4辺のうちの直交する2辺と、それぞれ平行である、請求項1記載の貼付材。
- 上記第一の領域において、L字状の分断用切込み線を構成する2辺のうちのそれぞれの辺からセパレータの外形線までの幅が、いずれも5〜50mmである、請求項2記載の貼付材。
- 上記第一の領域において、切込み線が、L字状の凹部の隅部に対向する外側角部に向かう線として設けられている、請求項2または3に記載の貼付材。
- 上記第一の領域のL字状の凹部の隅部に対向する外側角部が、把持部として機能し得るように膨らんだ形状となっている、請求項2または3に記載の貼付材。
- 切込み線が、上記第一の領域の外側の2辺を延長した直線の交点まで設けられている、請求項5記載の貼付材。
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