JP4138707B2 - セッション接続装置及びセッション接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば各種通信方式に沿った通信機器の試験を行う通信試験装置に採用され、通信方式、サービス及び試験項目に応じたシナリオや通信条件からなる複数のアプリケーションと、試験対象である例えば携帯電話機などの通信機器からなるリソースとの間におけるセッションを管理・維持するセッション接続装置及びセッション接続方法に関するものである。
従来、通信システムは、ネットワークシステムの下位層に相当する通信手順を処理する通信制御装置と、上位層の処理機能を有する演算処理装置とから構成される。また、演算処理装置内には、上位層の要求を下位層に通知するための下位層アクセスプログラムが存在し、排他制御、及び上位・下位のインターフェイスを提供している。
図14はこの種の通信システムにおいて異なるインターフェイスを変換する場合の一例として、下記特許文献に開示される通信システムに於ける通信アクセス方式のシステム構成を示すブロック図である。
図14に示す通信アクセス方式では、上位層(応用層)となるアプリケーションプログラム(通信プログラム)51からの要求を受け付ける上位層インターフェイス部52と、下位層(物理層)となる通信制御プログラム53へ要求を渡す下位層インターフェイス部54との間に介在された仮想通信リソース管理部55がネットワークデータベース56を参照し、上位層のアプリケーションプログラム51からの仮想通信リソースに従う通信制御情報を検索して、下位層インターフェイス部54を介して物理層の通信制御プログラム53へ渡す。これにより、上位層となるアプリケーションソフトウェアに対し、下位層プロトコル及びアクセスインターフェイスを意識させず、ネットワークデータベースの定義変更のみにより、汎用的なアクセスを可能としている。
このように、特許文献1に開示される従来の通信アクセス方式では、異なるインターフェイスを変換する場合、マネージャとなる仮想通信リソース管理部55が上位層インターフェイス部52と下位層インターフェイス部54との間に入り、この仮想通信リソース管理部55を介して、データをやり取りしていた。また、リソースの管理についても、仮想通信リソース管理部55がすべてを把握している。
特開平6−54029号公報
しかしながら、図14に示す従来の通信アクセス方式では、アプリケーションプログラム51と通信制御プログラム53との間でセッションを確立するマネージャとなる仮想通信リソース管理部55がアプリケーションプログラム51と密接な関りを持っているため、この仮想通信リソース管理部55が通信制御プログラム53それぞれの内容を知っている必要があった。また、アプリケーションプログラム51の異常が発生した場合には、仮想通信リソース管理部55も直接影響を受けるという問題があった。さらに、アプリケーションプログラム51が増えた場合には、仮想通信リソース管理部55の負荷も大きくなるため処理速度を上げる必要がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、アプリケーションからの接続要求が生じたときのみリソースとの間のセッション接続を仲介して効率的にセッションの管理や維持を行うことができるセッション接続装置及びセッション接続方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に記載された請求項1のセッション接続方法は、少なくとも1つのアプリケーション3と複数のリソース2間におけるセッション接続方法にして、
前記アプリケーションからリソース獲得の要求をセッション接続制御手段6が受け付ける段階と、
前記アプリケーションからセッション開始の要求を前記セッション接続制御手段が受け付ける段階と、
前記アプリケーションから要求されたリソースを前記セッション接続制御手段が獲得する段階とを含む前記セッション接続方法において、
記アプリケーションと前記獲得したリソースの間のセッションを仲介するプロセス5を前記セッション接続制御手段が起動する段階と、
前記プロセスの起動を受けて前記アプリケーションからの前記セッション開始の要求を前記セッション接続制御手段が前記プロセスに引き継がせる段階と、
記獲得したリソースと前記プロセスとの間を前記セッション接続制御手段が接続させる段階と、
前記アプリケーションと前記獲得したリソースとが前記セッション接続制御手段を介さずに前記プロセスを通じてセッションを行う段階とを有することを特徴とする。
請求項2のセッション接続方法は、請求項1記載のセッション接続方法において、
前記アプリケーション3と前記獲得したリソース2とが前記セッション接続制御手段6を介さずに前記プロセス5を通じてセッションを行う段階は、前記アプリケーションの有するプロトコルと前記獲得されたリソースの有するプロトコルとを相互に変換する段階を含むことを特徴とする。
請求項3のセッション接続方法は、請求項1または請求項2記載のセッション接続方法において、
前記アプリケーション3と前記獲得したリソース2との間のセッションを仲介するプロセス5を前記セッション接続制御手段6が起動する段階は、前記獲得したリソースの種類に応じて前記仲介するプロセスの種類を選択する段階を含むことを特徴とする。
請求項4のセッション接続方法は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のセッション接続方法において、
前記アプリケーション3から要求されたリソース2を獲得するとともに獲得したリソースを使用不可能状態としてリソースリスト4に登録し、かつ前記獲得されたリソースが開放された場合に、該開放されたリソースを使用可能状態にして前記リソースリストに登録するリソース管理段階を有することを特徴とする。
請求項5のセッション接続方法は、請求項4記載のセッション接続方法において、
前記リソース管理段階は、現在のリソース2の使用状態を表示する段階を含むことを特徴とする。
請求項6のセッション接続方法は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のセッション接続方法において、
前記アプリケーション3と前記獲得されたリソース2との間のセッション接続を強制的に切断させ、前記獲得されたリソースを開放する強制開放段階を有することを特徴とする。
請求項のセッション接続装置は、少なくとも1つのアプリケーションを有する入出力制御手段3と複数のリソースを表す入出力手段2との間におけるセッション接続装置1にして、
記入出力制御手段から要求された入出力手段を獲得するセッション接続制御手段6を備える前記セッション接続装置において
前記入出力制御手段が獲得する前記入出力手段とのセッションの開始を要求したときに前記セッション接続制御手段によって起動され、前記入出力制御手段と前記獲得した入出力手段との間で前記セッション接続制御手段を介さずにセッションを行うセッション接続手段5備えたことを特徴とする。
請求項のセッション接続装置は、請求項のセッション接続装置において、
前記セッション接続手段5は、前記入出力制御手段3と前記獲得した入出力手段2との間のセッションを仲介すると共に、前記入出力制御手段の有するプロトコルと前記入出力手段の有するプロトコルとを相互に変換することを特徴とする。
請求項のセッション接続装置は、請求項または請求項のセッション接続装置において、
前記入出力手段2を記憶する情報記憶手段4を備え、
前記セッション接続制御手段6は、前記入出力制御手段3から要求された前記入出力手段2を獲得すると共に獲得した前記入出力手段を使用不可能状態として前記情報記憶手段4に登録し、かつ前記獲得された入出力手段が開放された場合に、該開放された入出力手段を使用可能状態にして前記情報記憶手段に登録することを特徴とする。
請求項10のセッション接続装置は、請求項乃至請求項のいずれかのセッション接続装置において、
前記セッション接続制御手段6は、前記情報記憶手段4に記憶された現在の入出力手段2の使用状態を識別可能に表示手段7に表示することを特徴とする。
請求項11のセッション接続装置は、請求項乃至請求項10のいずれかのセッション接続装置において、
前記セッション接続制御手段6は、前記入出力制御手段3と前記獲得された入出力手段2との間のセッション接続を強制的に切断させ、前記獲得された入出力手段を開放する強制開放手段を含むことを特徴とする。
請求項12のセッション接続装置は、請求項乃至請求項11のいずれかのセッション接続装置において、
前記セッション接続制御手段6は、前記入出力制御手段3と前記入出力手段2との間を仲介してセッションを接続したセッション接続手段5を監視しており、当該セッションの切断を検知したときは前記獲得された入出力手段を開放することを特徴とする。
請求項13のセッション接続装置は、請求項乃至請求項12のいずれかのセッション接続装置において、
前記セッション接続手段5は、前記入出力制御手段3とセッションで接続される前記入出力手段2を仮想的に実現することを特徴とする。
請求項14のセッション接続装置は、請求項のセッション接続装置において、
前記セッション接続装置は、前記セッション接続装置をそれぞれ複数接続することができ、1つのセッション接続装置の有する入出力制御手段3Aが要求する前記入出力手段が他のセッション接続装置の有する入出力手段2Bである場合に、前記1つのセッション接続装置の有するセッション接続制御手段6Aは、前記他のセッション接続装置の有するセッション接続制御手段6Bを通して、前記他のセッション接続装置が有する入出力手段を獲得し、前記セッション接続手段5A,5Bを起動して前記1つのセッション接続装置の有する入出力制御手段と、前記他のセッション接続装置の有する入出力手段との間のセッションを行うことを特徴とする。
請求項1のセッション接続方法および請求項のセッション接続装置によれば、アプリケーション(入出力制御手段)とリソース(入出力手段)との間を仲介してセッションを行うことにより、アプリケーション(入出力制御手段)及びリソース(入出力手段)毎に独立したセッションを持つので、他のアプリケーションに影響を与えずに通信を行うことができる。
また、セッションを仲介することにより、セッション数が増えてもマネージャへの負荷が一定量にしかならず、システムへ与える影響を小さくすることができる。
請求項2のセッション接続方法および請求項のセッション接続装置によれば、プロトコルの異なるアプリケーション(入出力制御手段)とリソース(入出力手段)間において確実にセッションを行うことができる。
請求項3のセッション接続方法によれば、獲得したリソースの種類に応じて仲介するプロセスの種類を選択できるので、1つのプロセスに多くのリソースの種類への対応を盛り込む必要がなく、プロセスの種類を後から追加するだけで新しいリソースにも対応できる。
請求項4のセッション接続方法および請求項のセッション接続装置によれば、現在のリソース(入出力手段)の使用状況をデータベース化するため、アプリケーション(入出力制御手段)からの接続要求に応じて柔軟にリソース(入出力手段)を獲得してセッション接続に対応することができる。
請求項5のセッション接続方法および請求項10のセッション接続装置によれば、現在のリソース(入出力手段)の使用状況をユーザが容易に認識することができる。
請求項6のセッション接続方法および請求項11のセッション接続装置によれば、例えばアプリケーション(入出力制御手段)に問題が生じた場合に、そのアプリケーション(入出力制御手段)が使用しているリソース(入出力手段)を占有することなく強制的に開放することができる。
請求項12のセッション接続装置によれば、アプリケーション(入出力制御手段)とリソース(入出力手段)間のセッションの仲介を取り持つセッション接続手段がセッションを監視してセッションが切れたときにリソース(入出力手段)を開放するので、マネージャであるセッション接続制御手段の処理負担を軽減することができる。
請求項13のセッション接続装置によれば、セッション接続手段を仮想的にリソース(入出力手段)に置き換えることができ、アプリケーション(入出力制御手段)から見て、リソース(入出力手段)があるように見せかけた擬似環境を設定してアプリケーション(入出力制御手段)の試験を行うことができる。
請求項14のセッション接続装置によれば、異種測定器の管理として、例えば擬似基地局装置(以下、「無線通信試験器」または「シグナリングテスタ」とも言う)とスペクトラムアナライザや信号発生器と組み合わせたシステムを構築でき、例えばGPIBより簡単で細かい制御が可能となる。また、ファイル転送により、例えば測定結果、オブジェクトのダウンロードなども可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら具体的に説明する。図1は本発明に係るセッション接続装置の概略ブロック図、図2は同セッション接続装置による予約動作シーケンス図、図3は同セッション接続装置によるセッション接続方法の概略説明図、図4は同セッション接続装置による仲介動作シーケンス図、図5及び図6は同セッション接続装置によるプロトコル変換の概略説明図、図7〜図9は同セッション接続装置による表示画面の一例を示す図、図10は同セッション接続装置によるリソース強制開放時の動作シーケンス図、図11は同セッション接続装置によるセッション監視時の動作シーケンス図、図12は同セッション接続装置により複数のリソースを獲得する場合の概略ブロック図、図13は同セッション接続装置が複数で構成される場合の概略ブロック図である。
本例のセッション接続装置は、デーモンプロセスとして、少なくとも1つのアプリケーションと、少なくとも1つのリソースと間におけるセッションを管理するソフトウェアとして常駐する性質のもので、例えば無線通信試験器(シグナリングテスタ)に採用される。そして、本例のセッション接続装置では、セッション接続制御手段によって起動されるセッション接続手段(プロセス)を仲介させて使用することにより、アプリケーション毎に独立したセッションを持っている。
ここで、本例で言うセッションとは、無線通信試験器でのシナリオ実行に伴って行われる通信と、シナリオ実行の準備のために行われる通信とを包含したものである。
図1に示すように、セッション接続装置1は、入出力手段としてのリソース2、入出力制御手段としてのアプリケーション3、情報記憶手段(リソースリスト)4、プロセスとしてのセッション接続手段5、セッション接続制御手段6、表示手段7を備えて概略構成される。
リソース2は、実際にシグナリングを行うためのハードウェアリソースであり、例えば携帯電話機などの無線通信機器からなる被試験通信機器との間で所定の通信方式の信号の入出力を所定のシナリオに基づいて行っている。このリソース2は、アプリケーション3からの接続要求時にセッション接続制御手段6の制御のもとに起動されるセッション接続手段5を通じてアプリケーション3と通信接続される。
アプリケーション3は、被試験通信機器と通信する際に、通信方式、サービス又はそれらの組合せに応じた手順でリソース2を制御するためのシナリオや周波数、レベル等のリソース2に設定するための通信条件(パラメータ)を記憶しており、これらシナリオや通信条件によりリソース2と通信する。このアプリケーション3は、リソース2と通信する際に、使用可能なリソース2をセッション接続制御手段6に問い合わせている。また、アプリケーション3は、使用可能なリソース2の中から使用するリソース2を抽出して選択しセッション接続制御手段6に要求している。さらに、アプリケーション3は、セッション接続制御手段6が獲得したリソース2とのセッションの開始をセッション接続制御手段6に要求している。
なお、本説明のリソース2の獲得のタイミングに関する記述は、タイミングを特定するものではなく、後述の説明ではリソース2の獲得は、アプリケーション3がセッションの開始をセッション接続制御手段6に要求した後に行われているように記述されている。このリソース2の獲得のタイミングは、アプリケーション3が使用可能なリソース2の中から使用するリソース2を抽出して選択し、セッション接続制御手段6に要求してから、アプリケーション3がセッションの開始をセッション接続制御手段6に要求し、セッション接続手段5が起動されるまでの間に獲得すれば良い。
情報記憶手段4は、リソース2に関する各種情報として、例えば使用可能なリソースや現在アプリケーション3が使用中のリソースなどの情報がデータベース化されて記憶されている。また、この情報記憶手段4には、リソース2とアプリケーション3とのセッション接続時のセッションに関する情報も記憶される。
セッション接続手段5は、アプリケーション3からセッション接続制御手段6への接続要求により、この要求のあったアプリケーション3と所定のリソース2との間を接続して通信を行う際に、セッション接続制御手段6によって起動される。そして、セッション接続手段5は、セッション接続制御手段6によって獲得されたリソース2とアプリケーション3との間の新たなセッションを確立してセッション接続を行っている。
セッション接続制御手段6は、不図示のデバイスドライバからの情報に基づいてハードウェア検出された情報を解析し、この解析結果に基づいて利用可能なリソース2を認識している。このとき認識したリソース2に関する情報は、情報記憶手段4に記憶される。また、セッション接続制御手段6は、アプリケーション3からの問い合わせに対して使用可能なリソース2をアプリケーション3に回答している。さらに、セッション接続制御手段6は、アプリケーション3から要求されたリソース2を獲得し、この獲得したリソース2とのセッションの開始の要求に対し、アプリケーション3と獲得したリソース2との間のセッションを仲介するセッション接続手段5を起動している。また、セッション接続制御手段6は、自らが起動したセッション接続手段5のプロセスIDを全て認識して情報記憶手段4に記憶しており、周期的に存在の確認を行っている。そして、終了したセッション接続手段5のプロセスを見つけた場合には、セッションの稼働状況に関する記録を更新して情報記憶手段4に記憶し獲得したリソース2を開放している。
表示手段7は、図7〜図9に示すように、セッション接続手段5を介して行われるリソース2とアプリケーション3との間のセッション接続に関する各種表示を行っている。具体的に、セッション接続状態にある場合は、図7に示すように、「Slots」のタブにおいて、使用中(獲得された)のスロット(リソース)の表示が「Busy」となり、空き又は未使用のスロット(リソース)の表示が「Idle」となる。また、ユニットグループのリストビューで選ばれたスロット(リソース)の使用者であるセッションの状況が「Session」に表示される。
後述するリソース詳細表示機能でも説明するが、図7は装置本体上で稼働中の「IDEAS」なる名称のアプリケーションが、スロットC,DとRF2を除く全てのリソースを使用し、他のアプリケーションが少なくともスロットDを使用している状況を示している。
なお、表示手段7によるセッション接続状態時のリストの表示は、図7に示す「Slots」を軸に表現する形態の他に、図8に示す「Resources」や図9に示す「Applications」を軸として表示するモードもある。そして、リストビューの中の表示形態はタブによって変わるが、いずれの表示形態においてもリストビューで選ばれた行に関連するセッションの情報が下の「Session」に表示され、表示されたセッションは、強制開放手段としての「Kill」ボタン8の押下による強制切断の対象となっている。
次に、上記構成によるセッション接続装置1のハードウェアリソースの予約に関する動作(予約動作)について図2を参照しながら説明する。
この予約動作は、ハードウェアリソースの予約に関係する動作であり、リソースプロトコル上での下記のコマンドの受領を動作契機としている。なお、下記のコマンドは一例であって、同等の指示を行うコマンドであれば良く、限定されるものではない。
QUERY(状況確認)…現状実装されているリソース占有状況(使用の可否を含む。以下同様)を問い合わせるコマンド。このコマンドに対するレスポンスとして、本体実機における実装されたリソースの使用可能又は使用不可能を示す情報を含んだ占有状況が返される。
RESERVE(予約指示)…指定したリソースの獲得(以下「占有」とも言う)予約を指示するコマンド。このコマンドに対するレスポンスとして、リソース獲得(占有)の成否が返される。
図2に示すように、予約動作では、アプリケーション3からセッション接続制御手段6に向けて、ポート番号8002番(本説明によるポート番号は例であり限定するものではない。以下同様)への接続を試みる。このとき、既に接続中のクライアント(アプリケーション3)が存在する場合は、接続に至らない。セッション接続制御手段6は、接続中のコネクションがなければ、アプリケーション3からの接続を受け付ける。アプリケーション3からの接続は、特段の理由がない限りコマンド及びレスポンスの送受の間のみとなる。したがって、アプリケーション3とセッション接続制御手段6との間の接続できない期間は短く、装置の動作を妨げない。そして、アプリケーション3からセッション接続制御手段6に向けて、「QUERY」コマンドを送出する。そのレスポンスとして、セッション接続制御手段6からアプリケーション3に向けて、現状のリソース2の占有状況が返される。このレスポンスを吟味し、アプリケーション3は当該指定実機上でのアプリケーション3によるシナリオ実行の可否を判断する。
次に、アプリケーション3からセッション接続制御手段6に向けて、「RESERVE」コマンドを送る。このコマンドには、確保すべきリソースの指定が含まれる。このレスポンスとして、セッション接続制御手段6からアプリケーション3に向けて、確保後のリソース占有状況が返される。このレスポンスで、アプリケーション3はリソース獲得の成否を知る。以上により予約動作が完了し、アプリケーション3がポート番号8002番への接続を切断する。
なお、図2の例では、外部端末装置から本装置(本体実機)への接続例を示しているが、本体実機上に搭載されたアプリケーション3からの接続シーケンスも同様の手法により予約動作が行われる。
そして、上記のように予約動作を行うセッション接続装置1は、各種機能として、セッション仲介機能、プロトコル変換機能、リソース管理機能、リソース詳細表示機能、リソース強制開放機能、セッション監視機能、オブジェクトダンロード機能を備えている。以下、各機能について説明する。
・セッション仲介機能
このセッション仲介機能は、アプリケーション3によるシナリオ実行のためのセッション接続に伴う動作である。以下、図3を参照しながらセッション仲介機能の動作について説明する。このセッション仲介機能では、まず、セッション接続制御手段6が起動すると、このセッション制御接続手段6が不図示のデバイスドライバからのハードウェア検出情報を解析し((1)解析)、この解析結果に基づいて実装されたリソース2を認識する。そして、この認識したリソース2の情報を情報記憶手段4に登録する((2)登録)。この状態で、アプリケーション3からの問い合わせ待ち状態となる。
そして、アプリケーション3が起動され、アプリケーション3からセッション接続制御手段6に対してどんなリソース2があるか問い合わせがあると((3)問合せ要求)、セッション接続制御手段6はこの問い合わせに対して使用可能なリソース2を情報記憶手段4から読み出してアプリケーション3に回答する((4)問合せ応答)。
次に、アプリケーション3は、セッション接続制御手段6から回答があると、自身が使用するリソース2を抽出し選択して獲得するべくセッション接続制御手段6にリソース獲得を要求する((5)要求)。セッション接続制御手段6は、アプリケーション3からリソース獲得の要求を受け付けると、そのアプリケーション3が使用する予定のリソース2に対して使用不可能状態等を示す情報を情報記憶手段4に書き込む((6)書込)。
続いて、アプリケーション3は、リソース2とのセッションの開始をセッション接続制御手段6に要求する((7)セッション開始)。セッション接続制御手段6は、アプリケーション3からセッション開始の要求を受けると、そのアプリケーション3が使用するリソース2を獲得し((8)獲得)、アプリケーション3と獲得したリソース2との間のセッションを仲介するセッション接続手段5を起動する((9)起動)。このセッション接続手段5が起動して、セッション接続制御手段6とセッション接続手段5が接続されると((10)接続)、セッション接続制御手段6とアプリケーション3によるセッションが別のポート番号(例えば8001番)等でセッション接続手段5に引き継がれる。これにより、セッション接続手段5と獲得したリソース2との間が接続され((11)接続)、かつセッション接続手段5とアプリケーション3との間で通信が可能となる((12)通信)。その結果、アプリケーション3と獲得したリソース2とは、セッション接続制御手段6からセッションを引き継いだセッション接続手段5を通じてセッションが行われる。
また、セッションを切断する場合には、アプリケーション3とセッション接続手段5との間の通信が終了すると((13)終了)、セッション接続手段5はリソース2との間の接続を切断する((14)切断)。そして、アプリケーション3からセッション接続制御手段6に開放要求が送られる((15)開放要求)。セッション接続制御手段6は、アプリケーション3から開放要求を受けると、そのアプリケーション3が使用していたリソース2が空いた旨(使用可能状態となり、占有されていない状態)の情報を情報記憶手段4に書き込む((16)開放登録)。これにより、セッション接続手段5が仲介していたアプリケーション3とリソース2とのセッションが開放される。
図4は上述したセッション仲介機能の動作シーケンスの一例を示している。図4に示すように、セッション仲介機能に関して、セッション接続制御手段6は、セッションの接続を受け付けた後、「START」コマンドを受けてセッション接続手段5を起動する。起動されたセッション接続手段5は獲得されたリソース2に対して初期化処理を行い、アプリケーション3とセッション接続制御手段6とのセッションを同一のポート番号(図4の例では8001番)を引き継ぐ。具体的には、セッションがソケット(TCP/IPを制御するAPI群)を使用している場合には、ソケットのハンドル値を引き渡す事でセッションの引き継ぎが実現できる。その後の実際のシナリオの動作をリソース2で実行させるためのコマンドであるプリミティブは、アプリケーション3とセッション接続手段5間で直接送受される。図4では一つのコマンドと一つのレスポンスとして表現しているが、実際にはセッション確立され通信中の「接続状態」として示された区間で、数多くのプリミティブ送受が発生することになるが、このトラフィックにはセッション接続制御手段6は一切介入していない。また、セッションの切断もアプリケーション3とセッション接続手段5との関係で行われ、基本的にはアプリケーション3からセッションを切断し、それを検知したセッション接続手段5が後処理を経て自らを終了させる。
このように、セッション仲介機能では、セッション接続制御手段6が管理するリソース2に対して、アプリケーション3からの接続要求を受付けると、要求のあったリソース2との接続に必要な機能を持つセッション接続手段5を起動し、この起動したセッション接続手段5を通じてアプリケーション3とリソース2との間のセッションを確立する。そして、アプリケーション3は、まず、セッション接続制御手段6とのセッションを確立するが、必要な情報のやり取りが完了すると、リソース2だけを相手として直接通信できるようになる。
・プロトコル変換機能
このプロトコル変換機能では、アプリケーション3側のインターフェイスが、すべてソケット(TCP/IPを制御するAPI群)に統一できる。また、リソース2側のインターフェイスは、何であっても良い。そして、アプリケーション3側とリソース2側のプロトコルの違いは、セッション接続手段5が吸収する。本例では、リソース2に応じたセッション接続手段5があり、セッション接続制御手段6は要求されたリソース2に応じて適当なセッション接続手段5を起動する。
以下、プロトコル変換機能の例について図5及び図6を参照しながら説明する。図5に示すように、例えば対象リソースがCompact PCI Bus上のリソースユニットである場合、アプリケーション3とセッション接続手段5との間は、TCP/IPを用いてネットワーク通信される。これに対し、セッション接続手段5とリソース2との間は、Compact PCI Busを介して、リソース2内の物理メモリを用いた共有メモリ通信である。この物理メモリには、メモリ空間をリング状にして使用するリングバッファが使用される。そして、アプリケーション3からリソース2へのデータ伝送は、まず、アプリケーション3からイーサネット(登録商標)のフレーム形式(header,Data body,Trailer)でセッション接続手段5に送る。セッション接続手段5は、アプリケーション3から送られるフレームからData bodyのみを取り出してリソース2内のリングバッファに予め決められた書込位置に順次書き込む。リソース2からアプリケーション3へのデータ伝送は、リーソス2内のリングバッファに書き込まれたデータに対してセッション接続手段5が予め決められた読出位置からパッケット単位でData bodyを順次読み出す。セッション接続手段5は、イーサネット(登録商標)のプロトコルに従ったフォーマットでアプリケーション3に送る。
また、図6に示すように、対象リソースが仮想リソースユニットの場合には、セッション接続手段5が仮想リソースとしても機能し、アプリケーション3とセッション接続手段5との間は、TCP/IPを用いてネットワーク通信される。同様に、仮想リソースを兼ねたセッション接続手段5は、仮想リソースとの間でもTCP/IPを用いてネットワーク通信される。
従って、セッション接続制御手段6は、対象リソースに応じたセッション接続手段5を起動し、アプリケーション3と仮想リソースとの間を中継する。すなわち、プロトコル変換機能では、セッション接続手段5が、基本的に通信内容に関知せず、プロトコルを変換して必要なデータの中継のみを行っている。
このように、アプリケーション3とリソース2との間にプロトコル変換を実施するセッション接続手段5があることにより、セッション接続手段5がリソースの代わりとなることができる。また、アプリケーション3から見て、擬似的にリソース2があるように見せかけて、アプリケーション3の試験を行うための擬似環境を作ることもできる。
・リソース管理機能
このリソース管理機能では、電源が投入されると、セッション接続制御手段6が管理できるリソース2の情報を集め、この集めた情報によりリソース2の状態を情報記憶手段4にデータベースとして登録する。
また、アプリケーション3がリソース2の使用を要求した場合は、リソース数を管理して、アプリケーション3から要求されたリソース2の割当てを行ない、割当て状態を情報記憶手段4のデータベースへ反映する。さらに、アプリケーション3がリソース2を開放した場合にも、アプリケーション3に対するリソース2の割当て状態を情報記憶手段4のデータベースに反映する。
・リソース詳細表示機能
このリソース詳細表示機能では、図7〜図9に示すように、セッション接続制御手段6が管理しているリソース2の状態が反映された情報記憶手段4のデータベースの内容を表示手段7の表示画面上に表示する。図7の例では「Slots」を軸とし、図8の例では「Resources」を軸とし、図9の例では「Applications」を軸として、セッション接続時の状況をリソース詳細情報として表示している。図7を例にとって更に説明すると、「Slots」のタブが選択されると、各Slot毎にType(種類:通信方式等)とStatus(状態)が表示される。図7の例では、SlotAのTypeがW−CDMAでStatusがBusy、SlotBのTypeがTDMAでStatusがBusy、SlotCのTypeがNone(スロット(リソース)が実装されていない状態)でStatusがIdle、SlotDのTypeがcdma2000でStatusがBusyであることをそれぞれ示している。また、表示画面の下方には、Sessionとして、Application、Host、PID、RFs、Slots、TEの各情報が表示される。図7の例では、Application:IDEAS、Host:localhost、PID:2044であり、RFs:RF1のチェックボックス、Slots:A,Bのチェックボックス、TE:Handset、ISDNのチェックボックスにチェックが入った状態で表示されている。この表示は、本体実機上で稼働中の「IDEAS」という名称のアプリケーション3が、スロットC,DとRF2を除く全てのリソース2を使用し、他のアプリケーションが少なくともスロットDを使用している状況を示している。なお、この表示画面内には、リソースを強制開放するための「Kill」ボタン8が表示される。
・リソース強制開放機能
このリソース強制開放機能では、図7〜図9に示すセッション表示において、「Kill」ボタン8を押下すると、セッション接続制御手段6を通して、アプリケーション3が確保しているリソース2を強制的に開放する。さらに説明すると、図10に示すように、「Kill」ボタン8の押下により切断操作がなされると、セッションの強制切断を指示する人為的介入操作を契機として、セッション接続制御手段6は、稼働中のセッション接続手段5に終了指示を発行する。セッション接続手段5は、セッション接続制御手段6から終了指示を受けると、リソース2とのセッションを切断して終了処理し、アプリケーション3のポート番号8001番との間を切断する。アプリケーション3は、「ポート#8001切断」の切断検出によってセッションの強制切断を知る。これにより、シナリオスレッド等の終了を行なう。セッション接続制御手段6は、周期監視により、セッション接続手段5のプロセス終了を検知すると、セッション稼働状況およびリソース占有状況を更新し、その更新情報を情報記憶手段4に格納することでリソース2を開放する。
・セッション監視機能
このセッション監視機能では、セッション仲介機能で取り持ったセッションをセッション接続手段5が監視し、セッションが切れたときにリソース2を開放する。さらに説明すると、図11に示すように、セッション接続手段5は、アプリケーション3からシナリオスレッドの終了として「ポート#8001切断」を受けると、切断を検知してプロセスを終了する。このセッション接続手段5の切断検知によるセッション接続手段5のプロセス終了により、セッション接続手段5とリソース2との間の接続が開放される。そして、セッション接続制御手段6は、周期監視により、セッション接続手段5のプロセス終了を検知すると、セッション稼働状況を更新し、その更新情報を情報記憶手段4に格納することでリソース2を開放する。
・オブジェクトダウンロード機能
このオブジェクトダウンロード機能では、本例のセッション接続装置1を例えば外部端末装置などにより外部から制御している場合、コマンドだけでなく、例えば制御プログラムやFPGAデータなどのオブジェクトをリソース2に対して送り込むことができる。この場合、セッション接続手段5には、ダウンロード手順を持たせておく。
ところで、上述した形態では、アプリケーション3とリソース2との間のセッションを引き継ぐセッション接続手段5が1つの場合を例にとって説明したが、このセッション接続手段5はアプリケーション3が使用するリソース2の数に応じて複数起動する構成とすることもできる。
図12は1台の装置において2つのセッション接続手段5を起動した場合の概略構成図である。図12の例では、前述したセッション仲介機能により、アプリケーション3からセッション接続制御手段6への接続要求に対し、そのアプリケーション3で使用される2つのリソース2(2A,2B)がセッション接続制御手段6によって獲得される。そして、アプリケーション3とリソース2Aとの間のセッションがセッション接続手段5(5A)に引き継がれ、アプリケーション3とリソース2Bとの間のセッションがセッション接続手段5(5B)に引き継がれる。
このように、図12の構成によれば、1つのアプリケーション3に対して、各々独立した2つのセッション接続手段5A,5Bを介して2つのリソース2A,2Bとの間でセッションを行っている。
なお、図12の例では、リソース2A,2B毎にセッション接続手段5A,5Bがセッションを引き継ぐ構成としているが、図12の一点鎖線で示す部分を、1つのセッション接続手段5とし、アプリケーション3と2つのリソース2A,2Bとの間のセッションを1つのセッション接続手段5で仲介する構成とすることもできる。この場合、アプリケーション3からリソース2A,2Bへの通信は、アプリケーション3からのコマンドによってどちらのリソース2に対するものかが決定される。そして、これらの構成によれば、1台の装置によって複数の基地局を擬似的に備えた環境を作ることができる。
また、複数のセッション接続手段5を起動する構成として、図13のように構成することもできる。図13の例では、セッション接続装置1が2台の装置で構成される。ここでは、アプリケーション3を実装した一方の装置を上位装置1A、他方の装置を下位装置1Bとしている。なお、上位装置1A又は下位装置1Bの一方を例えばパソコンなどの外部端末装置で構成することもできる。前述したセッション仲介機能により、上位装置1A側では、アプリケーション3からセッション接続制御手段6Aへの接続の要求に対し、そのアプリケーション3で使用されるリソース2Aがセッション接続制御手段6Aによって獲得される。そして、アプリケーション3とリソース2Aとの間のセッションがセッション接続手段5Aに引き継がれる。図13の例では、上位装置1Aにおいて、アプリケーション3からセッション接続制御手段6Aに接続の要求があった際に、そのアプリケーション3が下位装置1Bのリソース2Bも使用するため、上位装置1Aのセッション接続制御手段6Aから下位装置1Bのセッション接続制御手段6Bに問い合わせがなされる。そして、この問い合わせによってリソース2Bが獲得され、下位装置1Bのセッション接続制御手段6Bから上位装置1Aのセッション接続制御手段6Aに応答が返される。これにより、アプリケーション3と下位装置1Bのリソース2Bとの間のセッションが下位装置1Bのセッション接続手段5Bに引き継がれる。そして、上位装置1A側のアプリケーション3は、セッション接続手段5Aを仲介として上位装置1Aと下位装置1Bとに分かれた2つのリソース2A,2Bとの間でセッションが行われる。
なお、上記獲得するリソース2A,2Bは、上位装置1A及び下位装置1Bが有するそれぞれの情報記憶手段4A,4Bに登録されたリソースである。また、リソース2A,2Bの登録は、上位装置1Aの情報記憶手段4Aにまとめて管理しても良い。
この構成によれば、異種測定器の管理として、例えば本発明を実装した無線通信試験器(シグナリングテスタ)とスペクトラムアナライザや信号発生器と組み合わせたシステムを構築でき、例えばGPIBより簡単で細かい制御が可能となる。また、ファイル転送により、例えば測定結果、オブジェクトのダウンロードなどが可能となる効果を奏する。
なお、本例の構成及び方法は、1台又は複数台の装置において、アプリケーション3が複数の場合であっても、またセッション接続手段5やセッション接続制御手段6が複数であっても有効である。その場合、アプリケーション3毎に独立したセッションを持つことになる。
以上説明した本例のセッション接続装置は、具体的に、携帯電話等の無線通信機器の試験装置に実装するソフトウェア間のセッション接続に採用することができる。さらに説明すると、本例のセッション接続装置1を実装した試験装置は、擬似的な基地局として機能する。そして、各種の被試験通信機器に対し、その被試験通信機器が採用する通信方式(例えばW−CDMA、cdma2000、GSM等)で、かつ各種の試験項目のシナリオに沿って実際にアプリケーションと被試験通信機器との間で擬似的に交信する。これにより、被試験通信機器や装置内のアプリケーションの各種試験を行うことができる。
そして、本例のセッション接続装置及びセッション接続方法によれば、アプリケーション3とリソース2との間を仲介してセッションを行うセッション接続手段5により、アプリケーション3毎に独立したセッションを持つので、他のアプリケーションに影響を与えずに通信を行うことができる。
また、セッション仲介機能を利用すれば、セッション数が増えてもセッション接続制御手段6への負荷は、一定量にしかならず、システムへ与える影響が小さい。
ところで、上述した形態では、本例のセッション接続装置及びセッション接続方法を無線通信機器の試験装置に実装するソフトウェア間のセッション接続に採用した場合を例にとって説明したが、これに限定されるものではなく、本例の形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本発明に係るセッション接続装置の概略ブロック図である。 本発明に係るセッション接続装置による予約動作シーケンス図である。 本発明に係るセッション接続装置によるセッション接続方法の概略説明図である。 本発明に係るセッション接続装置による仲介動作シーケンス図である。 本発明に係るセッション接続装置によるプロトコル変換の概略説明図である。 本発明に係るセッション接続装置によるプロトコル変換の概略説明図である。 本発明に係るセッション接続装置による表示画面例を示す図である。 本発明に係るセッション接続装置による表示画面例を示す図である。 本発明に係るセッション接続装置による表示画面例を示す図である。 本発明に係るセッション接続装置によるリソース強制開放時の動作シーケンス図である。 本発明に係るセッション接続装置によるセッション監視時の動作シーケンス図である。 本発明に係るセッション接続装置により複数のリソースを獲得する場合の概略ブロック図である。 本発明に係るセッション接続装置が複数で構成される場合の概略ブロック図である。 特許文献1に開示される通信アクセス方式のシステム構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 セッション接続装置
1A 上位装置
1B 下位装置
2(2A,2B) リソース
3 アプリケーション
4(4A,4B) 情報記憶手段
5(5A,5B) セッション接続手段
6 セッション接続制御手段
7 表示手段
8 強制開放手段

Claims (14)

  1. 少なくとも1つのアプリケーション(3)と複数のリソース(2)間におけるセッション接続方法にして、
    前記アプリケーションからリソース獲得の要求をセッション接続制御手段(6)が受け付ける段階と、
    前記アプリケーションからセッション開始の要求を前記セッション接続制御手段が受け付ける段階と、
    前記アプリケーションから要求されたリソースを前記セッション接続制御手段が獲得する段階とを含む前記セッション接続方法において、
    記アプリケーションと前記獲得したリソースの間のセッションを仲介するプロセス(5)を前記セッション接続制御手段が起動する段階と、
    前記プロセスの起動を受けて前記アプリケーションからの前記セッション開始の要求を前記セッション接続制御手段が前記プロセスに引き継がせる段階と、
    記獲得したリソースと前記プロセスとの間を前記セッション接続制御手段が接続させる段階と、
    前記アプリケーションと前記獲得したリソースとが前記セッション接続制御手段を介さずに前記プロセスを通じてセッションを行う段階とを有することを特徴とするセッション接続方法。
  2. 前記アプリケーション(3)と前記獲得したリソース(2)とが前記セッション接続制御手段(6)を介さずに前記プロセス(5)を通じてセッションを行う段階は、前記アプリケーションの有するプロトコルと前記獲得されたリソースの有するプロトコルとを相互に変換する段階を含むことを特徴とする請求項1記載のセッション接続方法。
  3. 前記アプリケーション(3)と前記獲得したリソース(2)との間のセッションを仲介するプロセス(5)を前記セッション接続制御手段(6)が起動する段階は、前記獲得したリソースの種類に応じて前記仲介するプロセスの種類を選択する段階を含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載のセッション接続方法。
  4. 前記アプリケーション(3)から要求されたリソース(2)を獲得するとともに獲得したリソースを使用不可能状態としてリソースリスト(4)に登録し、かつ前記獲得されたリソースが開放された場合に、該開放されたリソースを使用可能状態にして前記リソースリストに登録するリソース管理段階を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のセッション接続方法。
  5. 前記リソース管理段階は、現在のリソース(2)の使用状態を表示する段階を含むことを特徴とする請求項4記載のセッション接続方法。
  6. 前記アプリケーション(3)と前記獲得されたリソース(2)との間のセッション接続を強制的に切断させ、前記獲得されたリソースを開放する強制開放段階を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のセッション接続方法。
  7. 少なくとも1つのアプリケーションを有する入出力制御手段(3)と複数のリソースを表す入出力手段(2)との間におけるセッション接続装置(1)にして、
    記入出力制御手段から要求された入出力手段を獲得するセッション接続制御手段(6)を備える前記セッション接続装置において
    前記入出力制御手段が獲得する前記入出力手段とのセッションの開始を要求したときに前記セッション接続制御手段によって起動され、前記入出力制御手段と前記獲得した入出力手段との間で前記セッション接続制御手段を介さずにセッションを行うセッション接続手段(5)を備えたことを特徴とするセッション接続装置。
  8. 前記セッション接続手段(5)は、前記入出力制御手段(3)と前記獲得した入出力手段(2)との間のセッションを仲介すると共に、前記入出力制御手段の有するプロトコルと前記入出力手段の有するプロトコルとを相互に変換することを特徴とする請求項記載のセッション接続装置。
  9. 前記入出力手段(2)を記憶する情報記憶手段(4)を備え、
    前記セッション接続制御手段(6)は、前記入出力制御手段(3)から要求された前記入出力手段(2)を獲得すると共に獲得した前記入出力手段を使用不可能状態として前記情報記憶手段(4)に登録し、かつ前記獲得された入出力手段が開放された場合に、該開放された入出力手段を使用可能状態にして前記情報記憶手段に登録することを特徴とする請求項または請求項記載のセッション接続装置。
  10. 前記セッション接続制御手段(6)は、前記情報記憶手段(4)に記憶された現在の入出力手段(2)の使用状態を識別可能に表示手段(7)に表示することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載のセッション接続装置。
  11. 前記セッション接続制御手段(6)は、前記入出力制御手段(3)と前記獲得された入出力手段(2)との間のセッション接続を強制的に切断させ、前記獲得された入出力手段を開放する強制開放手段を含むことを特徴とする請求項乃至請求項10のいずれかに記載のセッション接続装置。
  12. 前記セッション接続制御手段(6)は、前記入出力制御手段(3)と前記入出力手段(2)との間を仲介してセッションを接続したセッション接続手段(5)を監視しており、当該セッションの切断を検知したときは前記獲得された入出力手段を開放することを特徴とする請求項乃至請求項11のいずれかに記載のセッション接続装置。
  13. 前記セッション接続手段(5)は、前記入出力制御手段(3)とセッションで接続される前記入出力手段(2)を仮想的に実現することを特徴とする請求項乃至請求項12のいずれかに記載のセッション接続装置。
  14. 前記セッション接続装置は、前記セッション接続装置をそれぞれ複数接続することができ、1つのセッション接続装置の有する入出力制御手段(3A)が要求する前記入出力手段が他のセッション接続装置の有する入出力手段(2B)である場合に、前記1つのセッション接続装置の有するセッション接続制御手段(6A)は、前記他のセッション接続装置の有するセッション接続制御手段(6B)を通して、前記他のセッション接続装置が有する入出力手段を獲得し、前記セッション接続手段(5A,5B)を起動して前記1つのセッション接続装置の有する入出力制御手段と、前記他のセッション接続装置の有する入出力手段との間のセッションを行うことを特徴とする請求項記載のセッション接続装置。
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