JP4134631B2 - データ管理装置及びデータ管理方法 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報処理装置に係り、特に、データ管理装置及びデータ管理方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、家電量販店などの広告作成依頼者の販売商品を広告する新聞の折り込み広告（チラシ）やカタログ雑誌などの作成は、商品選定装置を用いて掲載商品の選定を行い、また、商品選定装置において、広告掲載する商品のコマ（一つの広告掲載商品のチラシやカタログ雑誌上での範囲）の大きさをどの程度にするかなどの決定を行って、それらの情報を保持したレイアウトデータを作成する。そして、このレイアウトデータを媒体加工用ソフトウェア（例えば、出版ツールやレイアウトツールと呼ばれるQuarkXPress（登録商標）やAdobe Indesign（登録商標）など）を用いて編集することで、印刷用のデータを作成した後に印刷を行っている。
ここで、単品で販売される商品（単品商品）を一つのコマに掲載する商品として選定する場合には予め商品選定装置の商品データベースに記録されている商品の中から一つの広告掲載商品を選定し、また、複数の販売商品を組み合わせて販売される商品（以下、セット商品という）を一つのコマに掲載する商品として選定する場合には、（１）手作業でレイアウトデータを修正するか、（２）組合わせたい商品をそれぞれに選定して、レイアウトデータ上でセット商品と分かるようにする。また、広告作成依頼者は、商品データベースに商品毎に記録されている在庫情報や売上情報などの商品属性情報情報に基づいて、または、広告作成依頼者の知識と経験により広告掲載商品の選定を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の商品選定装置は、単品の商品を様々な情報で取扱っているにもかかわらず、セット商品を取り扱うことができずに、作業に手間がかかっていた。さらに、単品商品とセット商品の在庫情報や売上情報を扱うことが難しかったので、セット商品を構成する商品でもあり単品商品としても販売される商品の在庫情報や売上情報を正確に把握することが出来ず、在庫情報や売上情報に基づいて次回の広告掲載の商品を選定する作業に不都合が生じていた。
【０００４】
そこでこの発明の目的は、セット商品を構成する単品商品の様々な情報を利用して、容易にセット商品が取扱えるデータ管理装置及びデータ管理方法である。さらに他の目的は、単品商品としてもセット商品しても販売される商品の在庫情報並びに売上情報を正確に把握することのできるデータ管理装置及びデータ管理方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、単品で販売する単品商品と、前記単品商品を複数組み合わせて販売するセット商品の管理を行うデータ管理装置において、単品商品毎の商品属性情報であって単品商品の識別情報を少なくとも保持する商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する単品商品登録手段と、前記単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録するセット商品登録手段と、広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録する広告媒体情報登録手段と、前記単品商品の商品属性情報と、前記セット商品の商品属性情報と、前記広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された前記セット商品にセット商品の識別情報を付与し、当該セット商品の識別情報と、そのセット商品を構成する前記単品商品の商品属性情報で示される単品商品の識別情報と、を対応付けて、前記選択された広告媒体情報を特定する識別情報とともに登録する登録手段と、を備えることを特徴とするデータ管理装置である。
【０００７】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、前記広告媒体登録手段で受付けた商品属性情報を記憶する広告媒体情報データベースと、前記単品商品登録手段で受付けた単品商品の商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、前記セット商品登録手段で受付けたセット商品の商品属性情報を記憶するセット商品データベースとを備えることを特徴とする。
【０００８】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、単品商品の在庫情報を含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品の単品商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、前記購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、販売された前記セット商品の個数だけ当該セット商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新するセット商品在庫情報修正手段と、前記販売されたセット商品の商品属性情報から前記販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別番号を特定し、その単品商品識別番号に基づいて前記単品商品データベースで記憶する当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を前記販売されたセット商品の個数だけ減じるセット構成商品在庫情報修正手段と、を備えることを特徴とする。
【０００９】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、単品商品の在庫情報と、その単品商品がセット商品を構成する場合に当該セット商品を特定するセット商品識別番号とを含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品のセット商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、前記購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された前記単品商品の個数だけ当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新する単品商品在庫情報修正手段と、前記販売された単品商品の商品属性情報にセット商品識別情報が含まれる場合には、そのセット商品識別番号に基づいて当該前記セット商品データベースで記憶する当該セット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫情報が、前記販売された単品商品の在庫情報よりも多いかどうかを判定する在庫情報調整判定手段と、前記在庫情報調整判定手段が当該セット商品の在庫情報が前記販売された単品商品の在庫情報よりも多いと判定した場合には、前記販売された単品商品の在庫情報と同数になるように当該セット商品の在庫情報を減じて更新するセット商品在庫情報修正手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、単品商品の在庫情報を含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品を特定する単品商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、前記購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、前記セット商品の売上情報を売上情報データベースに登録するとともに、前記販売されたセット商品の商品属性情報から前記販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別情報を特定し、その単品商品の売上情報を売上情報データベースに登録する売上情報集計手段と、を備えることを特徴とする。
【００１１】
また本発明は、単品で販売する単品商品と、前記単品商品を複数組み合わせて販売するセット商品の管理を行うデータ管理装置におけるデータ管理方法であって、単品商品毎の商品属性情報であって単品商品の識別情報を少なくとも保持する商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する単品商品登録過程と、前記単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録するセット商品登録過程と、広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録する広告媒体情報登録手段と、前記単品商品の商品属性情報と、前記セット商品の商品属性情報と、前記広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された前記セット商品にセット商品の識別情報を付与し、当該セット商品の識別情報と、そのセット商品を構成する前記単品商品の商品属性情報で示される単品商品の識別情報と、を対応付けて、前記選択された広告媒体情報を特定する識別情報とともに登録する登録過程と、を備えることを特徴とするデータ管理方法である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による商品選定システムを図面を参照して説明する。
図１は、この発明の一実施形態による商品選定装置を用いた商品選定システムの構成を示す概略ブロック図である。この図において、符号１は商品選定装置である。２は商品選定装置１に直接接続されたシステム管理者の端末である。３は商品選定装置１を用いてチラシやカタログ雑誌や電子商取引サイトのページなどの広告媒体へ掲載する商品の選定を行う商品販売業者の担当者（広告作成担当者）の端末である。この商品選定装置１は例えば商品販売業者となる家電量販店などの各支店に端末３を設置している。そして、端末３と商品選定装置１とは専用線などの通信ネットワークを介して接続されている。また、符号４は商品販売業者がインターネット上に開設する電子商取引サイト（購入受付装置）であり、商品選定装置１と通信ネットワークを介して接続している。符号５は商品販売業者の店舗などに設置されたＰＯＳシステムであり、通信ネットワークを介して接続している。
【００１３】
また、図１において符号１１は商品販売業者で扱っている商品銘柄やその価格などの各単品商品の商品属性情報を保持した単品商品ＤＢ（データベース）である。１２はセット商品の商品属性情報を保持したセット商品ＤＢである。１３は単品商品やセット商品の売上情報を保持した売上情報ＤＢである。この売上情報は、例えば、販売商品の商品コード、単品商品ＩＤ、セット商品ＩＤ、販売価格、販売店舗、販売日時などからなる。１４はチラシやカタログ雑誌などの広告媒体の種別やその配布地域や配布する年月日などの広告情報を保持する広告媒体情報ＤＢであり、例えば、広告媒体がチラシであるならば、家電量販店が関東地域で配布するチラシについて、その配布期間や各新聞への折り込み日などを保持している。１５は商品販売業者の担当者が各チラシやカタログ雑誌などの広告媒体に掲載するために選定した広告掲載する単品及びセットの商品の情報を商品選定情報として保持する商品選定情報ＤＢである。この商品の選定情報は、商品属性情報、広告媒体の識別記号等からなる。
【００１４】
１６はシステム管理者端末２や端末３とのデータ送受信を行う画面情報提示部である。１７は単品商品ＤＢ１１やセット商品ＤＢ１２の中から商品属性情報を検索する検索部である。１８は各媒体加工用ソフトウェアに対応したデータ形式でレイアウトデータを生成するレイアウトデータ生成部である。１９は電子商取引サイト４やＰＯＳシステム５からの商品属性情報における在庫数等の確認を行なう販売処理情報受付部である。この販売処理情報受付部は在庫情報確認手段、在庫情報通知手段、セット商品在庫情報修正手段、セット構成商品在庫情報修正手段、単品商品在庫情報修正手段、在庫情報調整判定手段を備えている。そして、在庫情報確認手段は購入受付装置からのセット商品の在庫情報確認依頼を受付けて、そのセット商品の在庫数の確認を行う。また、在庫情報通知手段はセット商品の在庫数を購入受付装置へ通知する。また、セット商品在庫情報修正手段は、購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づき、販売されたセット商品の個数だけ、セット商品の商品属性情報に含まれる在庫数を減じる。また、セット構成商品在庫情報修正手段は、販売されたセット商品の商品属性情報から販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品ＩＤを特定し、その単品商品ＩＤに基づいて単品商品データベースで記憶する単品商品の商品属性情報に含まれる在庫数を販売されたセット商品の個数だけ減じる。また、単品商品在庫情報修正手段は、購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された単品商品の個数だけ単品商品の商品属性情報に含まれる在庫数を減じて更新する。また、在庫情報調整判定手段は、販売された単品商品の商品属性情報にセット商品ＩＤが含まれる場合には、そのセット商品ＩＤに基づいて、セット商品データベースで記憶するセット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫数が、販売された単品商品の在庫数よりも多いかどうかを判定する。
【００１５】
また、符号２０は、本発明の主要な処理を行なう機能を備えた制御処理部である。この制御処理部２０には、単品商品登録手段、広告媒体登録手段、商品選定情報登録手段、セット商品登録手段とが備えられている。そして、単品商品登録手段は、単品商品の商品属性情報を登録する機能である。また、広告媒体登録手段は、広告媒体の広告媒体情報を登録する機能である。また、商品選定情報登録手段は、選定を受付けた単品商品とセット商品の各商品属性情報と広告媒体情報とで構成する商品選定情報を登録する機能である。またセット商品登録手段は、セット商品の商品属性情報を登録するとともに、セット商品を構成する単品商品の商品属性情報にセット商品ＩＤを通知する機能である。
【００１６】
次に、上述した商品選定装置１の動作を図２〜図１２を参照して詳細に説明する。図２は商品選定装置１において単品商品をセット商品として取扱えるように設定する処理のフローを示す図である。なお、本実施の形態では、広告作成依頼者が家電量販店であり、広告媒体がチラシの場合について説明するが、これに限られない。
まず、商品選定装置１の単品商品ＤＢ１１には家電量販店で扱っている取扱い商品毎の商品属性情報が予め登録されている。この商品属性情報は、商品コード、メーカー名、型式、定価、売値、原価、在庫数、単品商品ＩＤ、掲載フラグ、セット商品ＩＤなどで構成され、商品選定装置１のシステム管理者が商品ＤＢ１１に登録を行う。なお、単品商品ＤＢ１１に登録されている商品の中で広告媒体に掲載できる商品（掲載可能商品）は、商品属性情報の掲載フラグが１となっている。また、掲載フラグが０のときには、その商品が広告媒体には掲載できない事を表している。
また、広告媒体情報ＤＢ１４には家電量販店が印刷を予定しているチラシの配布地域、そのチラシの配布期間（配布開始日と掲載終了日）、広告媒体の識別記号、広告媒体に掲載する商品ＩＤ、掲載商品分類一覧などの項目からなる広告媒体情報（以下、チラシ情報ともいう）が商品選定装置１のシステム管理者により予め登録されているものとする。
【００１７】
また、商品選定装置１のシステム管理者は、各広告媒体で掲載できる商品の分類と、その分類内の掲載商品の数とを掲載商品分類一覧として広告媒体情報ＤＢ１４に登録している。この掲載商品分類一覧は、例えば、２００２／０５／０１〜２００２／０５／１０までの間に新聞の折り込み広告として印刷されるチラシＡには、掲載商品であるコンピュータのコマとして、大サイズが２コマ、中サイズが１コマ、小サイズが５コマというように、商品の分類ごとに、掲載できる掲載商品の数とそのコマの大きさが決定されている。商品選定装置１のシステム管理者は上述の商品属性情報とチラシ情報と掲載商品分類一覧とをシステム管理者端末２から登録を行う。
【００１８】
そして、家電量販店の支店の担当者が、端末３を用いて商品選定装置１にアクセスしてチラシへ掲載する商品の選定を行う。ここで、商品選定装置１の端末３にはメイン画面（図３）が提示されている。このメイン画面において支店の担当者が「チラシ作成」のボタンをクリックすると、この要求を受けて商品選定装置１の画面情報提示部１６が広告媒体情報ＤＢ１４に登録されているチラシ情報の配布期間を確認し、配布期間がこの作業を行っている日以降に配布すると設定されているチラシ情報を抽出する。そして、商品選定装置１の画面情報提示部１６はチラシ情報の一覧を表示するチラシ選択画面Ａ（図４）を端末３に提示する。このチラシ選択画面Ａには、商品選定装置１の画面情報提示部１６が広告媒体情報ＤＢ１４から抽出したチラシ情報の一覧が表示されている。そしてその一覧には各チラシの配布期間（掲載開始と掲載終了）や、チラシの配布地域などの情報がチラシ毎に表示されている。支店の担当者はこのチラシ選択画面Ａにおいてチラシの選択を行う（ステップＳ１）。
【００１９】
ここで例えば、この支店の担当者が関東地域に配布するチラシの掲載商品を選定するとする。支店の担当者がチラシ選択画面Ａにおいて、配布開始日が２００２／０５／１０、配布終了日が２００２／０５／１５、チラシ配布地域が関東であるチラシＡを選択し、「ＯＫ」のボタンをクリックするとする。すると、商品選定装置１の画面情報提示部１６は選択されたチラシＡの掲載商品分類一覧を広告媒体情報ＤＢ１４から抽出して、掲載商品分類一覧画面Ａ（図５）を端末３に提示する。この掲載商品分類一覧画面ＡにはチラシＡに掲載できる商品の分類と、その分類毎のコマの数とその大きさが指定されている。図５より、このチラシＡには、コンピュータ、ＡＶ、空調機、調理家電、電話・ＦＡＸ、家事商品の、６つの分類の商品を掲載することができる。また、各分類において、コマの大、中、小の数が指定されている。
【００２０】
次に支店の担当者は、掲載商品分類一覧画面Ａから一つの分類を選択する（ステップＳ２）。そして、支店の担当者は掲載情報分類一覧画面Ａで表示されている分類毎の、大、中、小のコマの数だけチラシＡに掲載する商品を選定することを始める。支店の担当者は掲載商品分類一覧画面Ａにおいてコンピュータを指定し、「ＯＫ」ボタンをクリックすると、この要求にしたがって、商品選定装置１の画面情報提示部１６は単品商品ＤＢ１１に登録されているコンピュータの分類に属する掲載可能商品の商品属性情報の一覧を抽出し、その一覧を表示する商品選定画面（図６）を端末３に提示する。この商品選定画面においては、掲載商品分類一覧画面Ａにおいて表示されたコンピュータの分類に属する商品の掲載可能な数が、大、中、小の担当コマ数として表示されている。そして、この担当コマ数分だけ一覧のコンピュータの分類に属する商品の中から選定を行うことができる。
【００２１】
支店の担当者は次に、この商品選定画面においてコンピュータの分類に属する商品を担当コマ数分だけ選定することを始める。なお、選定すべきコンピュータの分類に属する商品は、大サイズのコマとしてチラシに掲載する商品を２つ、中サイズのコマとして掲載する商品を１つ、小サイズのコマとして掲載する商品を５つである。ここで、支店の担当者は大サイズのコマの一つに、コンピュータとプリンターをセットにした商品を掲載するものとする。
このように、消費者のニーズに合わせて、また、商品販売業者の意図に合わせて異なる商品の組合わせや、同種の商品の組合わせによるセット販売は良く行われるものである。
【００２２】
支店の担当者はまず、セット商品の一方であるコンピュータを選定する（ステップＳ３）。支店の担当者は端末３を用いて、商品選定画面においてチラシＡに掲載すると決定した、コンピュータ（商品コード：６１２２８２９、メーカー名：○○社、型式：ＨＦ−０００１）の欄をクリックし、次に「セット登録」のボタンをクリックすると、この要求にしたがって、商品選定装置１の画面情報提示部１６はセット商品登録画面（図７）を端末３に提示する。このセット商品登録画面では、支店の担当者が端末３を用いて前述で選定したコンピュータの商品属性情報が表示されている。そして、次に、支店の担当者はこのコンピュータとセットでチラシＡに掲載するプリンターをセット商品として登録するため、端末３を用いてセット商品登録画面において支店の担当者が「追加」のボタンをクリックする。すると、この要求を受けて商品選定装置１の画面情報提示部１６は端末３に検索画面（図８）を提示する。
【００２３】
ここで、支店の担当者はこの検索画面を用いて先に選定したコンピュータと共にチラシＡに掲載したいプリンターを検索する（ステップＳ４）。支店の担当者は所望のプリンターの商品コードが「７１」から始まっていることを知っているので、「検索条件」の「商品コード」に７１と入力をして「検索」ボタンをクリックすると、この要求にしたがって商品選定装置１の検索部１７は単品商品ＤＢ１１から広告掲載可能商品として登録されているプリンターの商品属性情報を検索画面の検索結果に一覧表示する。
【００２４】
そして、支店の担当者は端末３を用いて検索結果の一覧に表示された各プリンターの在庫数などの商品属性情報を確認し、商品コードが「７１５０１」の在庫が数多く残っているプリンターを先に選定したコンピュータと合わせてセット商品として販売しようと考え、このプリンターの欄をクリックして「決定」のボタンをクリックするとする。すると、商品選定装置１の画面情報提示部１６は選定したプリンターの商品属性情報を欄に追加したセット商品登録画面（図９）を端末３に再度提供する。
【００２５】
次に、支店の担当者が端末３を用いて、このセット商品登録画面において「ＯＫ」のボタンをクリックすると、この要求にしたがって商品選定装置１の画面情報提示部１６はセット商品属性情報登録画面（図示せず）を端末３に提示する。このセット商品属性情報登録画面において支店の担当者がセット商品として登録するコンピュータとプリンターのセットの商品名、セット価格、セット価格内の個々の商品の価格、セット商品の販売量数（セット商品としての在庫数）などのセット商品の商品属性情報を入力する（ステップＳ５）。そして、支店の担当者が端末３を用いてセット商品の商品属性情報の入力を終了し決定の処理を行う。
なお、セット価格と、セット価格内の個々の商品の価格の入力を行っている理由は、一般的にセット価格がそのセットを構成する単品商品の価格の総計よりも安くなっていることが多く、さらにセット価格のうち、個々の商品の価格が不明瞭であったので、売上処理する際に非常に複雑な処理を行う必要があったからである。よってセット価格と、セット価格内の個々の商品の価格の入力をすることで、セット商品であっても単品商品と同様に売上処理が出来るようになった。
【００２６】
商品選定装置１の画面情報提示部１６は端末３上の画面に商品選定画面（図１０）を再度提示する。この時、この商品選定画面の「セット」の表示欄にはセット商品として登録されたコンピュータとプリンターとがセットとして扱われていることが分かるように商品属性情報が表示されている。また、この商品選定画面においては大のサイズのコマにコンピュータとプリンターとからなるセット商品を掲載するとしたので、残りの担当コマ数の大の欄が１となっている。また支店の担当者が端末３を用いてセット商品登録画面において「ＯＫ」のボタンをクリックしたことにより、商品選定装置１の画面情報提示部１６はコンピュータとプリンターとからなるセット商品の商品属性情報をセット商品ＤＢ１２に登録する（ステップＳ６）。
【００２７】
ここで、商品選定装置１の画面情報提示部１６は図１１に示すように、セット商品毎にセット商品ＩＤ（セット商品識別番号）を付与して、セット商品の商品属性情報をセット商品ＤＢ１２に記録する。またセット商品毎にセット商品を構成する各単品商品（セット構成商品）の構成商品ＩＤ（単品商品ＤＢ１１の単品商品ＩＤに該当する）が対応づけられて記録されている。これにより、構成商品ＩＤを特定することで、そのセット商品を構成する各単品商品並びにその商品属性情報を把握することができる。またこの時、セット商品を構成する各単品商品の商品属性情報に対してセット商品ＩＤが付与されて単品商品ＤＢ１１に記録される。これにより、単品商品ＤＢ１１では、各商品がどのセット商品に組み込まれているのかの情報を保持することとなる。
この様に、単品商品ＤＢ１１とセット商品ＤＢ１２とが各々のＩＤで関連付けられているので、相互に商品属性情報を共有することができる。さらには、各々のＩＤで関連づけされていると、在庫数を連動させることができる。
【００２８】
次に、支店の担当者は、端末３を用いて商品選定画面においてコンピュータの分類に属する広告掲載商品を残りの担当コマ数分だけ選定する（ステップＳ７）。担当コマ数の「残り」に表示されているのは、大サイズのコマとして１つ、中サイズのコマとして１つ、小サイズのとして５つとなっているので、支店の担当者は、合計で７つのコンピュータの分類に属する商品を商品選定画面より選定する。例えば、チラシＡに掲載する他の商品は全て１つの商品を１つのコマにするのであれば、支店の担当者は、端末３を用いて商品選択画面のコンピュータの分類に属する掲載商品の一覧からチラシＡに掲載するものを選択して「単品登録」のボタンをクリックする。すると、選択した掲載商品の欄の「単」というマスに「○」の表示が提示される。また、指定したコンピュータの欄の「コマ」の欄が「小」となっているが、これはチラシ上のコマの大きさが小であることを示している。小のコマを１つ選択したので、「担当コマ数」の「残り」の「小」のコマが５から４へと１つ減じられた表示に変更される。
【００２９】
なお、「コマ」行の「小」の表示をダブルクリックすることにより、表示が「小」→「中」→「大」と対象となる「コマ」の選択が変更できるようになっている。このように、コンピュータの分類に属する商品を残りの担当コマ数分だけ選定し、また、その各掲載商品のコマの大きさを指定する。そして、図５よりチラシＡには、コンピュータの分類に属する掲載商品８つの他に、テレビの分類に属する掲載商品７つ（小サイズのコマ：４つ、中サイズのコマ：１つ、大サイズのコマ：２つ）、空調機の分類に属する掲載商品を３つ（小：２、中：０、大：１）、調理家電の分類に属する掲載商品１つ（小：０、中：１、大：０）、電話・ＦＡＸの分類に属する掲載商品２つ（小：２、中：０、大：０）、家事商品の分類に属する掲載商品５つ（小：４、中：１、大：０）が掲載されるので、支店の担当者は商品選定画面において各分類の商品の選定を行い（ステップＳ８）、「保存終了」のボタンをクリックする。商品選定装置１の画面情報提示部１５は支店の担当者が商品選定画面において選定した各分類の商品の商品属性情報と、これらの商品を掲載する広告媒体の識別番号とを商品選定情報として商品選定情報ＤＢ１５に記録する。
またこの他に、選定作業までに、セット商品を予め作成してセット商品ＤＢ１２に保存しておく。そして、必要なときに、この予め作成しておいた既存のセット商品を選定できるようにしても良いことは言うまでもない。
【００３０】
商品選定情報ＤＢ１５に記録されたチラシＡへ掲載する掲載商品の商品選定情報はその後、支店の担当者がメイン画面の「レイアウトデータ生成」のボタンをクリックして、チラシＡのレイアウトデータを作成する処理を行うことにより、レイアウトデータ生成部１８がチラシＡのレイアウトデータを生成する。そしてこのレイアウトデータに基づいて媒体加工用ソフトウェアでチラシＡの印刷用のデータが作成される。
【００３１】
次に、家電量販店がインターネット上に設置している電子商取引サイト４からの商品選定装置１への商品販売完了通知に基づいて、商品選定装置１が単品商品ＤＢ１１やセット商品ＤＢ１２などで記憶している在庫数や、売上情報ＤＢ１３で記憶している売上情報を修正する動作について説明する。図１２より、家電量販店がインターネット上に開設している電子商取引サイト４において購入者がセット商品の購入を行うとする。例えば、購入者が電子商取引サイト４においてコンピュータとプリンターとからなるセット商品Ａの購入指示を行うと（１）、電子商取引サイト４は商品選定装置１にセット商品Ａの商品属性情報から在庫数等の確認を行う（２）。
【００３２】
電子商取引サイト４からの、商品属性情報における在庫数等の確認は、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９が受付けてセット商品ＤＢ１２に記憶しているセット商品Ａの在庫情報を把握する（３）。次に、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９がセット商品Ａの在庫があり販売可能と判断した場合には、その販売可能である旨の情報を電子商取引サイト４に通知する（４）。そして電子商取引サイト４は販売可能な旨を購入者に通知して販売処理を行う（５）。電子商取引サイト４は販売処理が完了すると、セット商品Ａの商品販売完了通知を商品選定装置１に送信する（６）。これにより、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９は購入者が購入したセット商品Ａの在庫数をセット商品ＤＢ１２から１つ減らして在庫数を記録する（７）。また、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９は売上情報ＤＢ１３にセット商品１つ分の売上を計上した情報を記録する（８）。
なお、セット商品が売上られた場合には、内訳としてセット商品を構成する単品商品の売上価格も分かるように計上される。
例えば、図１１にセット商品を構成する単品商品毎に価格を設定しておくことができる。つまり、セット商品の価格が３５００円だった場合には、構成商品ＩＤが００００１は内訳価格５００円、００００３は内訳価格２０００円、００００４は内訳価格１０００円としておく。これにより、セット商品を構成する単品商品の売上をも把握し、算出することができる。
【００３３】
また、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９はセット商品を構成する各商品の商品属性情報が単品商品ＤＢ１１に記録されているので、各商品の商品属性情報の数を１つ減らして更新された商品属性情報を単品商品ＤＢ１１に記録する（９）。商品選定装置１販売処理情報受付部１９は、セット商品ＤＢ１２に記憶しているセット商品の商品属性情報からセット商品を構成している各商品の単品商品ＩＤ（構成商品ＩＤ）を把握することで、単品商品ＤＢ１１に記録されている各単品の商品属性情報を検索する。これによりセット商品を構成している各商品の商品属性情報から在庫数を１だけ減じて記録することとなる。
なお、ＰＯＳシステム５からセット商品が販売されたことが通知された場合でも、同様の処理が行われるものとするのは言うまでもない。
【００３４】
また、例えば購入者が単品商品Ａを電子商取引サイト４から購入する場合において、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９は電子商取引サイト４から商品販売完了通知を受けると単品商品ＤＢ１１から単品商品Ａの商品属性情報の在庫数を減じる。そして、「単品商品Ａを含むセット商品の在庫数＞単品商品Ａの在庫数」となる時には、その条件を満たしたセット商品の商品属性情報の在庫数を１つ減じ、商品属性情報を更新してセット商品ＤＢ１２に記録する。これは、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９が、単品商品Ａの商品属性情報から単品商品Ａが属するセット商品ＩＤを確認し、該当するセット商品の商品属性情報をセット商品ＤＢ１２から検出することにより行われる。
なお、ＰＯＳシステム５からセット商品が販売されたことが通知された場合でも、同様の処理が行われるものとするのは言うまでもない。
【００３５】
本実施の形態によれば、広告媒体に掲載する商品は単品商品に限らず、単品商品から構成されるセット商品をも取り扱うことができる。また、単品商品の商品属性情報と、セット商品の商品属性情報とは関連づけられているので、相互に属性情報の利用ができる。さらに、相互に関連づけられた商品属性情報により、在庫数を的確に把握することができる。
さらにはまた、セット商品の商品属性情報には、セット価格と、個々の単品商品の価格内訳とが記録されているので、以前は把握しづらかったセット商品の価格を管理することが出来る。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１および請求項４に記載の発明によれば、単品商品登録手段が単品商品毎の商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する。また、セット商品登録手段が単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録する。これにより、セット商品の商品属性情報とそのセット商品を構成する単品商品の商品属性情報を対応付けて保持することができる。
【００３７】
また、請求項２に記載の発明によれば、広告媒体情報登録手段が広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録し、また、商品選定情報登録手段が単品商品の商品属性情報と、セット商品の商品属性情報と、広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された単品の商品属性情報とセット商品の商品属性情報と広告媒体情報で構成する商品選定情報を登録する。これにより、広告媒体へ掲載する単品商品やセット商品の情報を広告媒体情報に関連づけて保持することができる。
【００３８】
また、請求項３に記載の発明によれば、広告媒体情報データベースが広告媒体登録手段で受付けた商品属性情報を記憶し、単品商品データベースが単品商品登録手段で受付けた単品商品の商品属性情報を記憶する。また、セット商品データベースがセット商品登録手段で受付けたセット商品の商品属性情報を記憶する。これにより、広告媒体情報や単品商品の商品属性情報やセット商品の商品属性情報を別々に管理することができる。
【００３９】
また、請求項５に記載の発明によれば、セット商品在庫情報修正手段が購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、販売されたセット商品の個数だけ、そのセット商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新し、セット構成商品在庫情報修正手段が販売されたセット商品の商品属性情報から販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別番号を特定し、その単品商品識別番号に基づいて単品商品データベースで記憶する当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を販売されたセット商品の個数だけ減じる。これにより、セット商品ＤＢで保持するセット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品の単品商品データベース上での在庫情報が正確に一致し、広告への掲載商品として選定する際に正確な在庫情報を利用することができる。
【００４０】
また、請求項６に記載の発明によれば、単品商品在庫情報修正手段が、購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された単品商品の個数だけ当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新し、在庫情報調整判定手段が、販売された単品商品の商品属性情報にセット商品識別情報が含まれる場合には、そのセット商品識別番号に基づいて当該セット商品データベースで記憶する当該セット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫情報が、販売された単品商品の在庫情報よりも多いかどうかを判定する。また、セット商品在庫情報修正手段が、在庫情報調整判定手段が当該セット商品の在庫情報が販売された単品商品の在庫情報よりも多いと判定した場合には、販売された単品商品の在庫情報と同数になるように当該セット商品の在庫情報を減じて更新する。これにより、単品商品のみが売れた場合でも、単品商品データベースで保持する単品商品の在庫情報と、その単品商品を構成商品として含んでいるセット商品のセット商品データベース上での在庫情報が正確に一致し、広告への掲載商品として選定する際に正確な在庫情報を利用することができる。
【００４１】
また、請求項７に記載の発明によれば、売上情報集計手段が、購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、セット商品の売上情報を売上情報データベースに登録するとともに、販売されたセット商品の商品属性情報から販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別情報を特定し、その単品商品の売上情報を売上情報データベースに登録する。これにより、売上情報を確認すれば、単品商品とセット商品の販売数に応じて単品商品とセット商品の正確な売上情報を把握することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の一実施形態による商品選定装置を用いた商品選定システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図２】 商品選定装置１においてセット商品を選定する処理のフローを示す図である。
【図３】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するメイン画面である。
【図４】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するチラシ情報の一覧を表示したチラシ選択画面Ａである。
【図５】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するチラシＡの掲載商品分類一覧を表示した掲載商品分類一覧画面Ａである。
【図６】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示する商品選定画面である。
【図７】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するセット商品登録画面である。
【図８】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示する検索画面である。
【図９】 この発明の一実施形態おいて、支店の担当者がセット商品を決定した後に画面情報提示部１６が端末３に提示するセット商品登録画面である。
【図１０】 この発明の一実施形態おいて、支店の担当者がセット商品を登録した後に画面情報提示部１６が端末３に提示する商品選定画面である。
【図１１】 この発明の一実施形態おいて、セット商品を構成する単品商品の各商品ＩＤがセット商品の属性情報としてセット商品ＤＢに保持されているイメージを示す図である。
【図１２】 この発明の一実施形態おいて、商品選定装置１が単品商品ＤＢ１１やセット商品ＤＢ１２などで記憶している在庫情報や、売上情報ＤＢ１３で記憶している売上情報を修正する動作を示す図である。
【符号の説明】
１ 商品選定装置
２ システム管理者端末
３ 端末
４ 電子商取引サイト
１１ 単品商品ＤＢ
１２ セット商品ＤＢ
１３ 売上情報ＤＢ
１４ 広告媒体情報ＤＢ
１５ 商品選定情報ＤＢ
１６ 画面情報提示部
１７ 検索部
１８ レイアウトデータ生成部
１９ 販売処理情報受付部
２０ 制御処理部
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報処理装置に係り、特に、データ管理装置及びデータ管理方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、家電量販店などの広告作成依頼者の販売商品を広告する新聞の折り込み広告（チラシ）やカタログ雑誌などの作成は、商品選定装置を用いて掲載商品の選定を行い、また、商品選定装置において、広告掲載する商品のコマ（一つの広告掲載商品のチラシやカタログ雑誌上での範囲）の大きさをどの程度にするかなどの決定を行って、それらの情報を保持したレイアウトデータを作成する。そして、このレイアウトデータを媒体加工用ソフトウェア（例えば、出版ツールやレイアウトツールと呼ばれるQuarkXPress（登録商標）やAdobe Indesign（登録商標）など）を用いて編集することで、印刷用のデータを作成した後に印刷を行っている。
ここで、単品で販売される商品（単品商品）を一つのコマに掲載する商品として選定する場合には予め商品選定装置の商品データベースに記録されている商品の中から一つの広告掲載商品を選定し、また、複数の販売商品を組み合わせて販売される商品（以下、セット商品という）を一つのコマに掲載する商品として選定する場合には、（１）手作業でレイアウトデータを修正するか、（２）組合わせたい商品をそれぞれに選定して、レイアウトデータ上でセット商品と分かるようにする。また、広告作成依頼者は、商品データベースに商品毎に記録されている在庫情報や売上情報などの商品属性情報情報に基づいて、または、広告作成依頼者の知識と経験により広告掲載商品の選定を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の商品選定装置は、単品の商品を様々な情報で取扱っているにもかかわらず、セット商品を取り扱うことができずに、作業に手間がかかっていた。さらに、単品商品とセット商品の在庫情報や売上情報を扱うことが難しかったので、セット商品を構成する商品でもあり単品商品としても販売される商品の在庫情報や売上情報を正確に把握することが出来ず、在庫情報や売上情報に基づいて次回の広告掲載の商品を選定する作業に不都合が生じていた。
【０００４】
そこでこの発明の目的は、セット商品を構成する単品商品の様々な情報を利用して、容易にセット商品が取扱えるデータ管理装置及びデータ管理方法である。さらに他の目的は、単品商品としてもセット商品しても販売される商品の在庫情報並びに売上情報を正確に把握することのできるデータ管理装置及びデータ管理方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、単品で販売する単品商品と、前記単品商品を複数組み合わせて販売するセット商品の管理を行うデータ管理装置において、単品商品毎の商品属性情報であって単品商品の識別情報を少なくとも保持する商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する単品商品登録手段と、前記単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録するセット商品登録手段と、広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録する広告媒体情報登録手段と、前記単品商品の商品属性情報と、前記セット商品の商品属性情報と、前記広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された前記セット商品にセット商品の識別情報を付与し、当該セット商品の識別情報と、そのセット商品を構成する前記単品商品の商品属性情報で示される単品商品の識別情報と、を対応付けて、前記選択された広告媒体情報を特定する識別情報とともに登録する登録手段と、を備えることを特徴とするデータ管理装置である。
【０００７】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、前記広告媒体登録手段で受付けた商品属性情報を記憶する広告媒体情報データベースと、前記単品商品登録手段で受付けた単品商品の商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、前記セット商品登録手段で受付けたセット商品の商品属性情報を記憶するセット商品データベースとを備えることを特徴とする。
【０００８】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、単品商品の在庫情報を含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品の単品商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、前記購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、販売された前記セット商品の個数だけ当該セット商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新するセット商品在庫情報修正手段と、前記販売されたセット商品の商品属性情報から前記販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別番号を特定し、その単品商品識別番号に基づいて前記単品商品データベースで記憶する当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を前記販売されたセット商品の個数だけ減じるセット構成商品在庫情報修正手段と、を備えることを特徴とする。
【０００９】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、単品商品の在庫情報と、その単品商品がセット商品を構成する場合に当該セット商品を特定するセット商品識別番号とを含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品のセット商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、前記購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された前記単品商品の個数だけ当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新する単品商品在庫情報修正手段と、前記販売された単品商品の商品属性情報にセット商品識別情報が含まれる場合には、そのセット商品識別番号に基づいて当該前記セット商品データベースで記憶する当該セット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫情報が、前記販売された単品商品の在庫情報よりも多いかどうかを判定する在庫情報調整判定手段と、前記在庫情報調整判定手段が当該セット商品の在庫情報が前記販売された単品商品の在庫情報よりも多いと判定した場合には、前記販売された単品商品の在庫情報と同数になるように当該セット商品の在庫情報を減じて更新するセット商品在庫情報修正手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
また本発明は、上述のデータ管理装置が、単品商品の在庫情報を含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品を特定する単品商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、前記購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、前記セット商品の売上情報を売上情報データベースに登録するとともに、前記販売されたセット商品の商品属性情報から前記販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別情報を特定し、その単品商品の売上情報を売上情報データベースに登録する売上情報集計手段と、を備えることを特徴とする。
【００１１】
また本発明は、単品で販売する単品商品と、前記単品商品を複数組み合わせて販売するセット商品の管理を行うデータ管理装置におけるデータ管理方法であって、単品商品毎の商品属性情報であって単品商品の識別情報を少なくとも保持する商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する単品商品登録過程と、前記単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録するセット商品登録過程と、広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録する広告媒体情報登録手段と、前記単品商品の商品属性情報と、前記セット商品の商品属性情報と、前記広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された前記セット商品にセット商品の識別情報を付与し、当該セット商品の識別情報と、そのセット商品を構成する前記単品商品の商品属性情報で示される単品商品の識別情報と、を対応付けて、前記選択された広告媒体情報を特定する識別情報とともに登録する登録過程と、を備えることを特徴とするデータ管理方法である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による商品選定システムを図面を参照して説明する。
図１は、この発明の一実施形態による商品選定装置を用いた商品選定システムの構成を示す概略ブロック図である。この図において、符号１は商品選定装置である。２は商品選定装置１に直接接続されたシステム管理者の端末である。３は商品選定装置１を用いてチラシやカタログ雑誌や電子商取引サイトのページなどの広告媒体へ掲載する商品の選定を行う商品販売業者の担当者（広告作成担当者）の端末である。この商品選定装置１は例えば商品販売業者となる家電量販店などの各支店に端末３を設置している。そして、端末３と商品選定装置１とは専用線などの通信ネットワークを介して接続されている。また、符号４は商品販売業者がインターネット上に開設する電子商取引サイト（購入受付装置）であり、商品選定装置１と通信ネットワークを介して接続している。符号５は商品販売業者の店舗などに設置されたＰＯＳシステムであり、通信ネットワークを介して接続している。
【００１３】
また、図１において符号１１は商品販売業者で扱っている商品銘柄やその価格などの各単品商品の商品属性情報を保持した単品商品ＤＢ（データベース）である。１２はセット商品の商品属性情報を保持したセット商品ＤＢである。１３は単品商品やセット商品の売上情報を保持した売上情報ＤＢである。この売上情報は、例えば、販売商品の商品コード、単品商品ＩＤ、セット商品ＩＤ、販売価格、販売店舗、販売日時などからなる。１４はチラシやカタログ雑誌などの広告媒体の種別やその配布地域や配布する年月日などの広告情報を保持する広告媒体情報ＤＢであり、例えば、広告媒体がチラシであるならば、家電量販店が関東地域で配布するチラシについて、その配布期間や各新聞への折り込み日などを保持している。１５は商品販売業者の担当者が各チラシやカタログ雑誌などの広告媒体に掲載するために選定した広告掲載する単品及びセットの商品の情報を商品選定情報として保持する商品選定情報ＤＢである。この商品の選定情報は、商品属性情報、広告媒体の識別記号等からなる。
【００１４】
１６はシステム管理者端末２や端末３とのデータ送受信を行う画面情報提示部である。１７は単品商品ＤＢ１１やセット商品ＤＢ１２の中から商品属性情報を検索する検索部である。１８は各媒体加工用ソフトウェアに対応したデータ形式でレイアウトデータを生成するレイアウトデータ生成部である。１９は電子商取引サイト４やＰＯＳシステム５からの商品属性情報における在庫数等の確認を行なう販売処理情報受付部である。この販売処理情報受付部は在庫情報確認手段、在庫情報通知手段、セット商品在庫情報修正手段、セット構成商品在庫情報修正手段、単品商品在庫情報修正手段、在庫情報調整判定手段を備えている。そして、在庫情報確認手段は購入受付装置からのセット商品の在庫情報確認依頼を受付けて、そのセット商品の在庫数の確認を行う。また、在庫情報通知手段はセット商品の在庫数を購入受付装置へ通知する。また、セット商品在庫情報修正手段は、購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づき、販売されたセット商品の個数だけ、セット商品の商品属性情報に含まれる在庫数を減じる。また、セット構成商品在庫情報修正手段は、販売されたセット商品の商品属性情報から販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品ＩＤを特定し、その単品商品ＩＤに基づいて単品商品データベースで記憶する単品商品の商品属性情報に含まれる在庫数を販売されたセット商品の個数だけ減じる。また、単品商品在庫情報修正手段は、購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された単品商品の個数だけ単品商品の商品属性情報に含まれる在庫数を減じて更新する。また、在庫情報調整判定手段は、販売された単品商品の商品属性情報にセット商品ＩＤが含まれる場合には、そのセット商品ＩＤに基づいて、セット商品データベースで記憶するセット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫数が、販売された単品商品の在庫数よりも多いかどうかを判定する。
【００１５】
また、符号２０は、本発明の主要な処理を行なう機能を備えた制御処理部である。この制御処理部２０には、単品商品登録手段、広告媒体登録手段、商品選定情報登録手段、セット商品登録手段とが備えられている。そして、単品商品登録手段は、単品商品の商品属性情報を登録する機能である。また、広告媒体登録手段は、広告媒体の広告媒体情報を登録する機能である。また、商品選定情報登録手段は、選定を受付けた単品商品とセット商品の各商品属性情報と広告媒体情報とで構成する商品選定情報を登録する機能である。またセット商品登録手段は、セット商品の商品属性情報を登録するとともに、セット商品を構成する単品商品の商品属性情報にセット商品ＩＤを通知する機能である。
【００１６】
次に、上述した商品選定装置１の動作を図２〜図１２を参照して詳細に説明する。図２は商品選定装置１において単品商品をセット商品として取扱えるように設定する処理のフローを示す図である。なお、本実施の形態では、広告作成依頼者が家電量販店であり、広告媒体がチラシの場合について説明するが、これに限られない。
まず、商品選定装置１の単品商品ＤＢ１１には家電量販店で扱っている取扱い商品毎の商品属性情報が予め登録されている。この商品属性情報は、商品コード、メーカー名、型式、定価、売値、原価、在庫数、単品商品ＩＤ、掲載フラグ、セット商品ＩＤなどで構成され、商品選定装置１のシステム管理者が商品ＤＢ１１に登録を行う。なお、単品商品ＤＢ１１に登録されている商品の中で広告媒体に掲載できる商品（掲載可能商品）は、商品属性情報の掲載フラグが１となっている。また、掲載フラグが０のときには、その商品が広告媒体には掲載できない事を表している。
また、広告媒体情報ＤＢ１４には家電量販店が印刷を予定しているチラシの配布地域、そのチラシの配布期間（配布開始日と掲載終了日）、広告媒体の識別記号、広告媒体に掲載する商品ＩＤ、掲載商品分類一覧などの項目からなる広告媒体情報（以下、チラシ情報ともいう）が商品選定装置１のシステム管理者により予め登録されているものとする。
【００１７】
また、商品選定装置１のシステム管理者は、各広告媒体で掲載できる商品の分類と、その分類内の掲載商品の数とを掲載商品分類一覧として広告媒体情報ＤＢ１４に登録している。この掲載商品分類一覧は、例えば、２００２／０５／０１〜２００２／０５／１０までの間に新聞の折り込み広告として印刷されるチラシＡには、掲載商品であるコンピュータのコマとして、大サイズが２コマ、中サイズが１コマ、小サイズが５コマというように、商品の分類ごとに、掲載できる掲載商品の数とそのコマの大きさが決定されている。商品選定装置１のシステム管理者は上述の商品属性情報とチラシ情報と掲載商品分類一覧とをシステム管理者端末２から登録を行う。
【００１８】
そして、家電量販店の支店の担当者が、端末３を用いて商品選定装置１にアクセスしてチラシへ掲載する商品の選定を行う。ここで、商品選定装置１の端末３にはメイン画面（図３）が提示されている。このメイン画面において支店の担当者が「チラシ作成」のボタンをクリックすると、この要求を受けて商品選定装置１の画面情報提示部１６が広告媒体情報ＤＢ１４に登録されているチラシ情報の配布期間を確認し、配布期間がこの作業を行っている日以降に配布すると設定されているチラシ情報を抽出する。そして、商品選定装置１の画面情報提示部１６はチラシ情報の一覧を表示するチラシ選択画面Ａ（図４）を端末３に提示する。このチラシ選択画面Ａには、商品選定装置１の画面情報提示部１６が広告媒体情報ＤＢ１４から抽出したチラシ情報の一覧が表示されている。そしてその一覧には各チラシの配布期間（掲載開始と掲載終了）や、チラシの配布地域などの情報がチラシ毎に表示されている。支店の担当者はこのチラシ選択画面Ａにおいてチラシの選択を行う（ステップＳ１）。
【００１９】
ここで例えば、この支店の担当者が関東地域に配布するチラシの掲載商品を選定するとする。支店の担当者がチラシ選択画面Ａにおいて、配布開始日が２００２／０５／１０、配布終了日が２００２／０５／１５、チラシ配布地域が関東であるチラシＡを選択し、「ＯＫ」のボタンをクリックするとする。すると、商品選定装置１の画面情報提示部１６は選択されたチラシＡの掲載商品分類一覧を広告媒体情報ＤＢ１４から抽出して、掲載商品分類一覧画面Ａ（図５）を端末３に提示する。この掲載商品分類一覧画面ＡにはチラシＡに掲載できる商品の分類と、その分類毎のコマの数とその大きさが指定されている。図５より、このチラシＡには、コンピュータ、ＡＶ、空調機、調理家電、電話・ＦＡＸ、家事商品の、６つの分類の商品を掲載することができる。また、各分類において、コマの大、中、小の数が指定されている。
【００２０】
次に支店の担当者は、掲載商品分類一覧画面Ａから一つの分類を選択する（ステップＳ２）。そして、支店の担当者は掲載情報分類一覧画面Ａで表示されている分類毎の、大、中、小のコマの数だけチラシＡに掲載する商品を選定することを始める。支店の担当者は掲載商品分類一覧画面Ａにおいてコンピュータを指定し、「ＯＫ」ボタンをクリックすると、この要求にしたがって、商品選定装置１の画面情報提示部１６は単品商品ＤＢ１１に登録されているコンピュータの分類に属する掲載可能商品の商品属性情報の一覧を抽出し、その一覧を表示する商品選定画面（図６）を端末３に提示する。この商品選定画面においては、掲載商品分類一覧画面Ａにおいて表示されたコンピュータの分類に属する商品の掲載可能な数が、大、中、小の担当コマ数として表示されている。そして、この担当コマ数分だけ一覧のコンピュータの分類に属する商品の中から選定を行うことができる。
【００２１】
支店の担当者は次に、この商品選定画面においてコンピュータの分類に属する商品を担当コマ数分だけ選定することを始める。なお、選定すべきコンピュータの分類に属する商品は、大サイズのコマとしてチラシに掲載する商品を２つ、中サイズのコマとして掲載する商品を１つ、小サイズのコマとして掲載する商品を５つである。ここで、支店の担当者は大サイズのコマの一つに、コンピュータとプリンターをセットにした商品を掲載するものとする。
このように、消費者のニーズに合わせて、また、商品販売業者の意図に合わせて異なる商品の組合わせや、同種の商品の組合わせによるセット販売は良く行われるものである。
【００２２】
支店の担当者はまず、セット商品の一方であるコンピュータを選定する（ステップＳ３）。支店の担当者は端末３を用いて、商品選定画面においてチラシＡに掲載すると決定した、コンピュータ（商品コード：６１２２８２９、メーカー名：○○社、型式：ＨＦ−０００１）の欄をクリックし、次に「セット登録」のボタンをクリックすると、この要求にしたがって、商品選定装置１の画面情報提示部１６はセット商品登録画面（図７）を端末３に提示する。このセット商品登録画面では、支店の担当者が端末３を用いて前述で選定したコンピュータの商品属性情報が表示されている。そして、次に、支店の担当者はこのコンピュータとセットでチラシＡに掲載するプリンターをセット商品として登録するため、端末３を用いてセット商品登録画面において支店の担当者が「追加」のボタンをクリックする。すると、この要求を受けて商品選定装置１の画面情報提示部１６は端末３に検索画面（図８）を提示する。
【００２３】
ここで、支店の担当者はこの検索画面を用いて先に選定したコンピュータと共にチラシＡに掲載したいプリンターを検索する（ステップＳ４）。支店の担当者は所望のプリンターの商品コードが「７１」から始まっていることを知っているので、「検索条件」の「商品コード」に７１と入力をして「検索」ボタンをクリックすると、この要求にしたがって商品選定装置１の検索部１７は単品商品ＤＢ１１から広告掲載可能商品として登録されているプリンターの商品属性情報を検索画面の検索結果に一覧表示する。
【００２４】
そして、支店の担当者は端末３を用いて検索結果の一覧に表示された各プリンターの在庫数などの商品属性情報を確認し、商品コードが「７１５０１」の在庫が数多く残っているプリンターを先に選定したコンピュータと合わせてセット商品として販売しようと考え、このプリンターの欄をクリックして「決定」のボタンをクリックするとする。すると、商品選定装置１の画面情報提示部１６は選定したプリンターの商品属性情報を欄に追加したセット商品登録画面（図９）を端末３に再度提供する。
【００２５】
次に、支店の担当者が端末３を用いて、このセット商品登録画面において「ＯＫ」のボタンをクリックすると、この要求にしたがって商品選定装置１の画面情報提示部１６はセット商品属性情報登録画面（図示せず）を端末３に提示する。このセット商品属性情報登録画面において支店の担当者がセット商品として登録するコンピュータとプリンターのセットの商品名、セット価格、セット価格内の個々の商品の価格、セット商品の販売量数（セット商品としての在庫数）などのセット商品の商品属性情報を入力する（ステップＳ５）。そして、支店の担当者が端末３を用いてセット商品の商品属性情報の入力を終了し決定の処理を行う。
なお、セット価格と、セット価格内の個々の商品の価格の入力を行っている理由は、一般的にセット価格がそのセットを構成する単品商品の価格の総計よりも安くなっていることが多く、さらにセット価格のうち、個々の商品の価格が不明瞭であったので、売上処理する際に非常に複雑な処理を行う必要があったからである。よってセット価格と、セット価格内の個々の商品の価格の入力をすることで、セット商品であっても単品商品と同様に売上処理が出来るようになった。
【００２６】
商品選定装置１の画面情報提示部１６は端末３上の画面に商品選定画面（図１０）を再度提示する。この時、この商品選定画面の「セット」の表示欄にはセット商品として登録されたコンピュータとプリンターとがセットとして扱われていることが分かるように商品属性情報が表示されている。また、この商品選定画面においては大のサイズのコマにコンピュータとプリンターとからなるセット商品を掲載するとしたので、残りの担当コマ数の大の欄が１となっている。また支店の担当者が端末３を用いてセット商品登録画面において「ＯＫ」のボタンをクリックしたことにより、商品選定装置１の画面情報提示部１６はコンピュータとプリンターとからなるセット商品の商品属性情報をセット商品ＤＢ１２に登録する（ステップＳ６）。
【００２７】
ここで、商品選定装置１の画面情報提示部１６は図１１に示すように、セット商品毎にセット商品ＩＤ（セット商品識別番号）を付与して、セット商品の商品属性情報をセット商品ＤＢ１２に記録する。またセット商品毎にセット商品を構成する各単品商品（セット構成商品）の構成商品ＩＤ（単品商品ＤＢ１１の単品商品ＩＤに該当する）が対応づけられて記録されている。これにより、構成商品ＩＤを特定することで、そのセット商品を構成する各単品商品並びにその商品属性情報を把握することができる。またこの時、セット商品を構成する各単品商品の商品属性情報に対してセット商品ＩＤが付与されて単品商品ＤＢ１１に記録される。これにより、単品商品ＤＢ１１では、各商品がどのセット商品に組み込まれているのかの情報を保持することとなる。
この様に、単品商品ＤＢ１１とセット商品ＤＢ１２とが各々のＩＤで関連付けられているので、相互に商品属性情報を共有することができる。さらには、各々のＩＤで関連づけされていると、在庫数を連動させることができる。
【００２８】
次に、支店の担当者は、端末３を用いて商品選定画面においてコンピュータの分類に属する広告掲載商品を残りの担当コマ数分だけ選定する（ステップＳ７）。担当コマ数の「残り」に表示されているのは、大サイズのコマとして１つ、中サイズのコマとして１つ、小サイズのとして５つとなっているので、支店の担当者は、合計で７つのコンピュータの分類に属する商品を商品選定画面より選定する。例えば、チラシＡに掲載する他の商品は全て１つの商品を１つのコマにするのであれば、支店の担当者は、端末３を用いて商品選択画面のコンピュータの分類に属する掲載商品の一覧からチラシＡに掲載するものを選択して「単品登録」のボタンをクリックする。すると、選択した掲載商品の欄の「単」というマスに「○」の表示が提示される。また、指定したコンピュータの欄の「コマ」の欄が「小」となっているが、これはチラシ上のコマの大きさが小であることを示している。小のコマを１つ選択したので、「担当コマ数」の「残り」の「小」のコマが５から４へと１つ減じられた表示に変更される。
【００２９】
なお、「コマ」行の「小」の表示をダブルクリックすることにより、表示が「小」→「中」→「大」と対象となる「コマ」の選択が変更できるようになっている。このように、コンピュータの分類に属する商品を残りの担当コマ数分だけ選定し、また、その各掲載商品のコマの大きさを指定する。そして、図５よりチラシＡには、コンピュータの分類に属する掲載商品８つの他に、テレビの分類に属する掲載商品７つ（小サイズのコマ：４つ、中サイズのコマ：１つ、大サイズのコマ：２つ）、空調機の分類に属する掲載商品を３つ（小：２、中：０、大：１）、調理家電の分類に属する掲載商品１つ（小：０、中：１、大：０）、電話・ＦＡＸの分類に属する掲載商品２つ（小：２、中：０、大：０）、家事商品の分類に属する掲載商品５つ（小：４、中：１、大：０）が掲載されるので、支店の担当者は商品選定画面において各分類の商品の選定を行い（ステップＳ８）、「保存終了」のボタンをクリックする。商品選定装置１の画面情報提示部１５は支店の担当者が商品選定画面において選定した各分類の商品の商品属性情報と、これらの商品を掲載する広告媒体の識別番号とを商品選定情報として商品選定情報ＤＢ１５に記録する。
またこの他に、選定作業までに、セット商品を予め作成してセット商品ＤＢ１２に保存しておく。そして、必要なときに、この予め作成しておいた既存のセット商品を選定できるようにしても良いことは言うまでもない。
【００３０】
商品選定情報ＤＢ１５に記録されたチラシＡへ掲載する掲載商品の商品選定情報はその後、支店の担当者がメイン画面の「レイアウトデータ生成」のボタンをクリックして、チラシＡのレイアウトデータを作成する処理を行うことにより、レイアウトデータ生成部１８がチラシＡのレイアウトデータを生成する。そしてこのレイアウトデータに基づいて媒体加工用ソフトウェアでチラシＡの印刷用のデータが作成される。
【００３１】
次に、家電量販店がインターネット上に設置している電子商取引サイト４からの商品選定装置１への商品販売完了通知に基づいて、商品選定装置１が単品商品ＤＢ１１やセット商品ＤＢ１２などで記憶している在庫数や、売上情報ＤＢ１３で記憶している売上情報を修正する動作について説明する。図１２より、家電量販店がインターネット上に開設している電子商取引サイト４において購入者がセット商品の購入を行うとする。例えば、購入者が電子商取引サイト４においてコンピュータとプリンターとからなるセット商品Ａの購入指示を行うと（１）、電子商取引サイト４は商品選定装置１にセット商品Ａの商品属性情報から在庫数等の確認を行う（２）。
【００３２】
電子商取引サイト４からの、商品属性情報における在庫数等の確認は、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９が受付けてセット商品ＤＢ１２に記憶しているセット商品Ａの在庫情報を把握する（３）。次に、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９がセット商品Ａの在庫があり販売可能と判断した場合には、その販売可能である旨の情報を電子商取引サイト４に通知する（４）。そして電子商取引サイト４は販売可能な旨を購入者に通知して販売処理を行う（５）。電子商取引サイト４は販売処理が完了すると、セット商品Ａの商品販売完了通知を商品選定装置１に送信する（６）。これにより、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９は購入者が購入したセット商品Ａの在庫数をセット商品ＤＢ１２から１つ減らして在庫数を記録する（７）。また、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９は売上情報ＤＢ１３にセット商品１つ分の売上を計上した情報を記録する（８）。
なお、セット商品が売上られた場合には、内訳としてセット商品を構成する単品商品の売上価格も分かるように計上される。
例えば、図１１にセット商品を構成する単品商品毎に価格を設定しておくことができる。つまり、セット商品の価格が３５００円だった場合には、構成商品ＩＤが００００１は内訳価格５００円、００００３は内訳価格２０００円、００００４は内訳価格１０００円としておく。これにより、セット商品を構成する単品商品の売上をも把握し、算出することができる。
【００３３】
また、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９はセット商品を構成する各商品の商品属性情報が単品商品ＤＢ１１に記録されているので、各商品の商品属性情報の数を１つ減らして更新された商品属性情報を単品商品ＤＢ１１に記録する（９）。商品選定装置１販売処理情報受付部１９は、セット商品ＤＢ１２に記憶しているセット商品の商品属性情報からセット商品を構成している各商品の単品商品ＩＤ（構成商品ＩＤ）を把握することで、単品商品ＤＢ１１に記録されている各単品の商品属性情報を検索する。これによりセット商品を構成している各商品の商品属性情報から在庫数を１だけ減じて記録することとなる。
なお、ＰＯＳシステム５からセット商品が販売されたことが通知された場合でも、同様の処理が行われるものとするのは言うまでもない。
【００３４】
また、例えば購入者が単品商品Ａを電子商取引サイト４から購入する場合において、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９は電子商取引サイト４から商品販売完了通知を受けると単品商品ＤＢ１１から単品商品Ａの商品属性情報の在庫数を減じる。そして、「単品商品Ａを含むセット商品の在庫数＞単品商品Ａの在庫数」となる時には、その条件を満たしたセット商品の商品属性情報の在庫数を１つ減じ、商品属性情報を更新してセット商品ＤＢ１２に記録する。これは、商品選定装置１の販売処理情報受付部１９が、単品商品Ａの商品属性情報から単品商品Ａが属するセット商品ＩＤを確認し、該当するセット商品の商品属性情報をセット商品ＤＢ１２から検出することにより行われる。
なお、ＰＯＳシステム５からセット商品が販売されたことが通知された場合でも、同様の処理が行われるものとするのは言うまでもない。
【００３５】
本実施の形態によれば、広告媒体に掲載する商品は単品商品に限らず、単品商品から構成されるセット商品をも取り扱うことができる。また、単品商品の商品属性情報と、セット商品の商品属性情報とは関連づけられているので、相互に属性情報の利用ができる。さらに、相互に関連づけられた商品属性情報により、在庫数を的確に把握することができる。
さらにはまた、セット商品の商品属性情報には、セット価格と、個々の単品商品の価格内訳とが記録されているので、以前は把握しづらかったセット商品の価格を管理することが出来る。
【００３６】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１および請求項４に記載の発明によれば、単品商品登録手段が単品商品毎の商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する。また、セット商品登録手段が単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録する。これにより、セット商品の商品属性情報とそのセット商品を構成する単品商品の商品属性情報を対応付けて保持することができる。
【００３７】
また、請求項２に記載の発明によれば、広告媒体情報登録手段が広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録し、また、商品選定情報登録手段が単品商品の商品属性情報と、セット商品の商品属性情報と、広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された単品の商品属性情報とセット商品の商品属性情報と広告媒体情報で構成する商品選定情報を登録する。これにより、広告媒体へ掲載する単品商品やセット商品の情報を広告媒体情報に関連づけて保持することができる。
【００３８】
また、請求項３に記載の発明によれば、広告媒体情報データベースが広告媒体登録手段で受付けた商品属性情報を記憶し、単品商品データベースが単品商品登録手段で受付けた単品商品の商品属性情報を記憶する。また、セット商品データベースがセット商品登録手段で受付けたセット商品の商品属性情報を記憶する。これにより、広告媒体情報や単品商品の商品属性情報やセット商品の商品属性情報を別々に管理することができる。
【００３９】
また、請求項５に記載の発明によれば、セット商品在庫情報修正手段が購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、販売されたセット商品の個数だけ、そのセット商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新し、セット構成商品在庫情報修正手段が販売されたセット商品の商品属性情報から販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別番号を特定し、その単品商品識別番号に基づいて単品商品データベースで記憶する当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を販売されたセット商品の個数だけ減じる。これにより、セット商品ＤＢで保持するセット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品の単品商品データベース上での在庫情報が正確に一致し、広告への掲載商品として選定する際に正確な在庫情報を利用することができる。
【００４０】
また、請求項６に記載の発明によれば、単品商品在庫情報修正手段が、購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された単品商品の個数だけ当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新し、在庫情報調整判定手段が、販売された単品商品の商品属性情報にセット商品識別情報が含まれる場合には、そのセット商品識別番号に基づいて当該セット商品データベースで記憶する当該セット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫情報が、販売された単品商品の在庫情報よりも多いかどうかを判定する。また、セット商品在庫情報修正手段が、在庫情報調整判定手段が当該セット商品の在庫情報が販売された単品商品の在庫情報よりも多いと判定した場合には、販売された単品商品の在庫情報と同数になるように当該セット商品の在庫情報を減じて更新する。これにより、単品商品のみが売れた場合でも、単品商品データベースで保持する単品商品の在庫情報と、その単品商品を構成商品として含んでいるセット商品のセット商品データベース上での在庫情報が正確に一致し、広告への掲載商品として選定する際に正確な在庫情報を利用することができる。
【００４１】
また、請求項７に記載の発明によれば、売上情報集計手段が、購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、セット商品の売上情報を売上情報データベースに登録するとともに、販売されたセット商品の商品属性情報から販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別情報を特定し、その単品商品の売上情報を売上情報データベースに登録する。これにより、売上情報を確認すれば、単品商品とセット商品の販売数に応じて単品商品とセット商品の正確な売上情報を把握することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の一実施形態による商品選定装置を用いた商品選定システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図２】 商品選定装置１においてセット商品を選定する処理のフローを示す図である。
【図３】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するメイン画面である。
【図４】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するチラシ情報の一覧を表示したチラシ選択画面Ａである。
【図５】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するチラシＡの掲載商品分類一覧を表示した掲載商品分類一覧画面Ａである。
【図６】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示する商品選定画面である。
【図７】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示するセット商品登録画面である。
【図８】 この発明の一実施形態おいて、画面情報提示部１６が端末３に提示する検索画面である。
【図９】 この発明の一実施形態おいて、支店の担当者がセット商品を決定した後に画面情報提示部１６が端末３に提示するセット商品登録画面である。
【図１０】 この発明の一実施形態おいて、支店の担当者がセット商品を登録した後に画面情報提示部１６が端末３に提示する商品選定画面である。
【図１１】 この発明の一実施形態おいて、セット商品を構成する単品商品の各商品ＩＤがセット商品の属性情報としてセット商品ＤＢに保持されているイメージを示す図である。
【図１２】 この発明の一実施形態おいて、商品選定装置１が単品商品ＤＢ１１やセット商品ＤＢ１２などで記憶している在庫情報や、売上情報ＤＢ１３で記憶している売上情報を修正する動作を示す図である。
【符号の説明】
１ 商品選定装置
２ システム管理者端末
３ 端末
４ 電子商取引サイト
１１ 単品商品ＤＢ
１２ セット商品ＤＢ
１３ 売上情報ＤＢ
１４ 広告媒体情報ＤＢ
１５ 商品選定情報ＤＢ
１６ 画面情報提示部
１７ 検索部
１８ レイアウトデータ生成部
１９ 販売処理情報受付部
２０ 制御処理部
Claims (6)
- 単品で販売する単品商品と、前記単品商品を複数組み合わせて販売するセット商品の管理を行うデータ管理装置において、
単品商品毎の商品属性情報であって単品商品の識別情報を少なくとも保持する商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する単品商品登録手段と、
前記単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録するセット商品登録手段と、
広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録する広告媒体情報登録手段と、
前記単品商品の商品属性情報と、前記セット商品の商品属性情報と、前記広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された前記セット商品にセット商品の識別情報を付与し、当該セット商品の識別情報と、そのセット商品を構成する前記単品商品の商品属性情報で示される単品商品の識別情報と、を対応付けて、前記選択された広告媒体情報を特定する識別情報とともに登録する登録手段と、
を備えることを特徴とするデータ管理装置。 - 前記広告媒体登録手段で受付けた商品属性情報を記憶する広告媒体情報データベースと、
前記単品商品登録手段で受付けた単品商品の商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、
前記セット商品登録手段で受付けたセット商品の商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、
を備えることを特徴とする請求項１に記載のデータ管理装置。 - 単品商品の在庫情報を含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、
セット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品の単品商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、
前記購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、販売された前記セット商品の個数だけ当該セット商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新するセット商品在庫情報修正手段と、
前記販売されたセット商品の商品属性情報から前記販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別番号を特定し、その単品商品識別番号に基づいて前記単品商品データベースで記憶する当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を前記販売されたセット商品の個数だけ減じるセット構成商品在庫情報修正手段と、
を備えることを特徴とする請求項１に記載のデータ管理装置。 - 単品商品の在庫情報と、その単品商品がセット商品を構成する場合に当該セット商品を特定するセット商品識別番号とを含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、
セット商品の在庫情報と、そのセット商品のセット商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、
前記購入受付装置からの単品商品の販売完了通知に基づいて、販売された前記単品商品の個数だけ当該単品商品の商品属性情報に含まれる在庫情報を減じて更新する単品商品在庫情報修正手段と、
前記販売された単品商品の商品属性情報にセット商品識別情報が含まれる場合には、そのセット商品識別番号に基づいて当該前記セット商品データベースで記憶する当該セット商品の商品属性情報を特定し、その商品属性情報に含まれる在庫情報が、前記販売された単品商品の在庫情報よりも多いかどうかを判定する在庫情報調整判定手段と、
前記在庫情報調整判定手段が当該セット商品の在庫情報が前記販売された単品商品の在庫情報よりも多いと判定した場合には、前記販売された単品商品の在庫情報と同数になるように当該セット商品の在庫情報を減じて更新するセット商品在庫情報修正手段と、
を備えることを特徴とする請求項１に記載のデータ管理装置。 - 単品商品の在庫情報を含む商品属性情報を記憶する単品商品データベースと、セット商品の在庫情報と、そのセット商品を構成する単品商品を特定する単品商品識別情報とを含む商品属性情報を記憶するセット商品データベースと、
前記購入受付装置からのセット商品の販売完了通知に基づいて、前記セット商品の売上情報を売上情報データベースに登録するとともに、前記販売されたセット商品の商品属性情報から前記販売されたセット商品を構成する各単品商品の単品商品識別情報を特定し、その単品商品の売上情報を売上情報データベースに登録する売上情報集計手段と、
を備えることを特徴とする請求項１に記載のデータ管理装置。 - 単品で販売する単品商品と、前記単品商品を複数組み合わせて販売するセット商品の管理を行うデータ管理装置におけるデータ管理方法であって、
単品商品毎の商品属性情報であって単品商品の識別情報を少なくとも保持する商品属性情報を受付けて、その単品商品の商品属性情報を登録する単品商品登録過程と、
前記単品商品の複数の選択と、その複数の単品商品で構成するセット商品の商品属性情報とを受付けて、そのセット商品の商品属性情報を登録するセット商品登録過程と、
広告媒体の広告媒体情報の選択を受付けて登録する広告媒体情報登録手段と、
前記単品商品の商品属性情報と、前記セット商品の商品属性情報と、前記広告媒体情報の選択とを受付けて、選択された前記セット商品にセット商品の識別情報を付与し、当該セット商品の識別情報と、そのセット商品を構成する前記単品商品の商品属性情報で示される単品商品の識別情報と、を対応付けて、前記選択された広告媒体情報を特定する識別情報とともに登録する登録過程と、
を備えることを特徴とするデータ管理方法。
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