JP4134249B1 - コヒーレントotdr - Google Patents

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Abstract

【課題】光サージ現象の発生を低減するとともに、通信中に伝送特性の測定を行う際に通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができるコヒーレントOTDRを提供する。
【解決手段】波長λ1のプローブ光Pを発するプローブ光光源11と、波長λ2のダミー光Dを発するダミー光光源12と、プローブ光Pをパルス化するとともに光周波数変調して波長λ1+Δλ(≠λ2)の変調プローブ光信号PMを生成するAOM15と、ダミー光Dをパルス化して変調ダミー光信号DMを生成するパルス変調器16と、変調プローブ光信号PMと変調ダミー光信号DMを合波する光結合器17と、光結合器17によって合波された変調プローブ光信号PMと変調ダミー光信号DMとの合波光信号Mを増幅し、光ファイバに出射するEDFA18とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、コヒーレントOTDRに係り、特に、プローブ光をパルス化するとともに光周波数変調して生成されるプローブ光パルス信号を光ファイバに送出し、光ファイバからの戻り光を光ヘテロダイン検波して光ファイバの伝送損失特性を算出するコヒーレントOTDRに関する。
OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)は、光ファイバに光パルス信号を送出し、光ファイバからの戻り光(反射光や後方散乱光)を受信して解析することにより、光ファイバの伝送損失等の特性を表示する装置である。
光海底ケーブルの敷設・保守用の測定器としては、コヒーレントOTDRが用いられる。光海底ケーブルシステムには増幅手段としてエルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA:Erbium Doped Fiber Amplifier)が用いられている。
しかしながら、EDFAを有する光海底ケーブルシステムに、従来のOTDRのように光パルス信号が入射されると、パルス幅Wとパルス周期Tとの比であるデューティ比d(=W/T)が比較的低く、パルス周期Tが長い場合には、光パルスの先端部分が急激に増幅される光サージ現象の発生が顕著となる。
これは、EDFAのエルビウム添加ファイバ中に光パルスが入射されない時間(T−W)(以下、無パルス時間と記す)が長いほど、高いエネルギー準位に励起されるエルビウムイオンの数が増加し、一旦光パルスの先端部分がエルビウム添加ファイバ中に入射されると励起された多数のエルビウムイオンの急激なレーザ遷移が生じるためである。このような光サージ現象が発生すると後続の光学機器に対してダメージを与える可能性がある。
この光サージ現象の発生を低減するため、コヒーレントOTDRとして、波長λ1のプローブ光をパルス化して周波数変調することにより生成される波長λ1+Δλのプローブ光パルス信号に、波長λ2(≠λ1+Δλ)のダミー光を重畳することにより、光パワーレベルが時間的にほぼ一定の連続光と見なせる重畳光を光海底ケーブルシステムに送出することが可能なものが既に提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。このようなコヒーレントOTDRにおいては、波長λ1+Δλのプローブ光パルス信号の光ファイバからの戻り光および波長λ1のプローブ光から生成される光ビート信号に対してコヒーレント検波技術を用いることにより、光ファイバの伝送損失特性等が算出される。
特許第3327416号明細書([0010]、図2) 特許第3596972号明細書([0020]、図4)
しかしながら、上記提案に係るコヒーレントOTDRには、通信中に伝送特性の測定を行う場合には、EDFAのトータルゲインが一定であるため、通信用の光信号に対するEDFAのゲインが低下してしまうという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、光サージ現象の発生を低減するとともに、通信中に伝送特性の測定を行う際に通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができるコヒーレントOTDRを提供することを目的とする。
また、本発明のコヒーレントOTDRは、波長λ1のプローブ光を発するプローブ光光源と、前記プローブ光をパルス化するとともに光周波数変調して波長λ1+Δλの変調プローブ光信号を生成する変調プローブ光信号生成部とを備え、前記変調プローブ光信号を光ファイバに送出し、前記光ファイバからの戻り光と前記プローブ光との光ビート信号に基づいて、前記光ファイバの伝送損失特性を算出するコヒーレントOTDRにおいて、前記変調プローブ光信号の波長λ1+Δλと異なる波長λ2のダミー光を発するダミー光光源と、前記変調プローブ光信号のオフ期間における前記ダミー光の出力がオン状態とオフ状態を交互に繰り返すように前記ダミー光をパルス化して変調ダミー光信号を生成する変調ダミー光信号生成部と、前記変調プローブ光信号と前記変調ダミー光信号を合波して前記光ファイバに送出する光結合器とを含む構成を有している。
この構成により、本発明のコヒーレントOTDRは、光パルス信号である変調プローブ光信号と光パルス信号である変調ダミー光信号との合波光信号を光ファイバに送出することによって、光サージ現象の発生を低減するとともに、通信中に伝送特性の測定を行う際に通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができる。
また、本発明のコヒーレントOTDRにおいては、前記変調ダミー光信号は、周期的な光パルス信号であってもよく、時間的にランダムな光パルス信号であってもよい。
本発明は、波長λ1+Δλの光パルス信号である変調プローブ光信号と、波長λ1+Δλと異なる波長λ2の光パルス信号である変調ダミー光信号を合波して無パルス時間の短い合波光信号を生成することにより、光サージ現象の発生を低減するとともに、通信中に伝送特性の測定を行う際に通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができるという効果を有するコヒーレントOTDRを提供することができる。
以下、本発明に係るコヒーレントOTDRの実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
本発明に係るコヒーレントOTDRの第1の実施形態を図1に示す。
即ち、第1の実施形態のコヒーレントOTDR1は、波長λ1のプローブ光Pを光分波器13に発するプローブ光光源11と、波長λ2のダミー光Dを発するダミー光光源12と、予め定められた減衰率でプローブ光Pおよびダミー光Dの少なくとも一方の光パワーレベルを減衰し、後述する変調プローブ光信号PMのピークレベルと変調ダミー光信号DMのピークレベルを等しくする減衰器14a、14bと、減衰器14aから出射されたプローブ光Pをパルス化するとともに光周波数変調して波長λ1+Δλ(≠λ2)の変調プローブ光信号PMを生成する変調プローブ光信号生成部として機能する音響光学変調器(以下、AOM(Acousto-Optic Modulator)と記す)15と、減衰器14bから出射されたダミー光Dをパルス化して変調ダミー光信号DMを生成する変調ダミー光信号生成部として機能するパルス変調器16と、変調プローブ光信号PMと変調ダミー光信号DMを合波する光結合器17と、光結合器17によって合波された変調プローブ光信号PMと変調ダミー光信号DMとの合波光信号Mを増幅し、上り側の光ファイバに出射するEDFA18とを含む。
なお、図1では、減衰器14a、14bをAOM15とパルス変調器16の入力側に設置した例を示しているが、減衰器14a、14bをAOM15とパルス変調器16の出力側に設置する構成も可能である。
そして、コヒーレントOTDR1は、下り側の光ファイバからの戻り光M’のうち、波長λ2の変調ダミー光信号の戻り光DM’の成分を遮断し、波長λ1+Δλの変調プローブ光信号の戻り光PM’の成分を透過する波長可変光フィルタ19と、光分波器13から分波されたプローブ光Pと波長可変光フィルタ19によって透過された波長λ1+Δλの変調プローブ光信号の戻り光PM’とを合波して光ビート信号Bを出力する光結合器20と、光結合器20から出力された光ビート信号Bを光−電気変換する受光器(以下、PD(Photo Diode)と記す)21と、PD21から出力された電気信号を増幅する増幅器22と、増幅器22によって増幅された電気信号をディジタル信号に変換するA/D変換部23と、A/D変換部23で生成されたディジタル信号に対してコヒーレント検波技術を用いることにより、光ファイバの伝送損失特性を算出する信号処理部24と、信号処理部24で算出された伝送損失特性を表示する表示部25とを含む。
さらに、コヒーレントOTDR1は、AOM15、パルス変調器16、A/D変換部23、信号処理部24および表示部25に対してタイミング信号を発するタイミング発生部27と、プローブ光光源11が発するプローブ光Pの波長λ1、ダミー光光源12が発するダミー光Dの波長λ2、波長可変光フィルタ19の遮断波長およびタイミング発生部27を制御する制御部26とを含む。
ここで、プローブ光光源11およびダミー光光源12は、例えば分布帰還型半導体レーザからなり、出力波長は制御部26からの波長制御信号に基づいて変化させることが可能である。プローブ光光源11が発するプローブ光Pの波長λ1の典型的な値は1310ナノメートル(nm)、1550nm、1625nmなどである。一方、ダミー光光源12が発するダミー光Dの波長λ2は上記の波長λ1と比較して0.4nm程度異なる値である。
減衰器14a、14bは、予め定められた減衰率でプローブ光Pおよびダミー光Dの少なくとも一方の光パワーレベルを減衰することにより、合波光信号Mにおける変調プローブ光信号PMと変調ダミー光信号DMとの光パワーのピークレベルが等しくなるように調整する。
タイミング発生部27は、パルス化用のパルス発生タイミング信号a、bをそれぞれAOM15およびパルス変調器16へ、A/D変換タイミング信号cをA/D変換部23へ、信号処理タイミング信号dを信号処理部24へ、表示タイミング信号eを表示部25へそれぞれ送出する。
AOM15は、タイミング発生部27から送出されるパルス発生タイミング信号aに従ってプローブ光Pを一定の周期でパルス化するとともに光周波数変調して変調プローブ光信号PM(波長λ1+Δλ)を生成する。このときのΔλは、光周波数領域で100MHz程度である。パルス変調器16は、タイミング発生部27から送出されるパルス発生タイミング信号bに従ってダミー光Dをパルス化して、変調ダミー光信号DMとして周期的な光パルス信号を生成する。
A/D変換部23は、タイミング発生部27から出力されるA/D変換タイミング信号cに従って、入力された電気信号を所定の周期でサンプリングすることにより、光ファイバからの波長λ1+Δλの変調プローブ光信号の戻り光PM’の光パワーレベルを示すディジタル信号を生成する。
信号処理部24は、タイミング発生部27から出力される信号処理タイミング信号dに従って、上記ディジタル信号に対して加算平均化処理、対数変換等を行って光ファイバの伝送損失特性を求める。表示部25は、タイミング発生部27から出力される表示タイミング信号eに従って伝送損失特性を表示するものであり、CRTやLCDなどで構成されている。
次に、本発明の動作について説明する。
プローブ光光源11から出射された波長λ1の連続光であるプローブ光Pは、光分波器13を介して減衰器14aに入射され、光パワーレベルを調整された後にAOM15に入射される。プローブ光Pは、AOM15において、一定の周期でパルス化されるとともに光周波数変調されて変調プローブ光信号PMとなる。図2(a)に示すように、変調プローブ光信号PMの典型的なパルス周期Tは100ミリ秒(ms)程度、パルス幅Wは10μs程度である。
一方、ダミー光光源12から出射された波長λ2の連続光であるダミー光Dは、減衰器14bに入射され、光パワーレベルを調整された後にパルス変調器16に入射される。ダミー光Dは、パルス変調器16において、パルス化されて変調ダミー光信号DMとなる。変調ダミー光信号DMのパルス発生タイミングは、図2(b)に示すように、変調プローブ光信号PMと光結合器17で合波する際に重複しないようになっており、重複しない時間のパルス周期Tは10μs程度、パルス幅Wは5μs程度である。
そして、AOM15およびパルス変調器16からそれぞれ出射された変調プローブ光信号PMおよび変調ダミー光信号DMは光結合器17に入射されて、図2(c)に示すような合波光信号Mとなる。
このように生成された合波光信号Mは、光結合器17から出射されてEDFA18に入射され、増幅されて光ファイバに入射される。合波光信号Mは、例えば出力がオンとなる時間がオフとなる時間とほぼ等しい光パルス信号であり、連続光が光ファイバに入射された場合と比較して、入力エネルギーが半分となるため、通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができる。さらに、合波光信号Mは、各光パルス信号のピークレベルが等しく、かつ、無パルス時間が短いため、光サージ現象の発生を低減することができる。
なお、光ファイバからの戻り光M’は、波長可変光フィルタ19で波長λ2の変調ダミー光信号の戻り光DM’の成分を遮断された後に、光分波器13から分波されたプローブ光Pとともに光結合器20に入射され、合波されて光ビート信号Bとなる。光ビート信号Bは、PD21、増幅器22、A/D変換部23を順次介して、信号処理部24で信号処理される。信号処理部24で算出された伝送損失特性は表示部25で表示される。
以上説明したように、第1の実施形態のコヒーレントOTDRは、波長λ1+Δλの光パルス信号である変調プローブ光信号と、波長λ1+Δλと異なる波長λ2の光パルス信号である変調ダミー光信号を合波して無パルス時間の短い光パルス信号を生成することにより、光サージ現象の発生を低減するとともに、通信中に伝送特性の測定を行う際に通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができる。
(第2の実施形態)
本発明に係るコヒーレントOTDRの第2の実施形態を図3および図4に示す。図3は第2の実施形態のコヒーレントOTDR2を、図4は試験対象の光海底ケーブルシステムの両岸の陸揚げ局にコヒーレントOTDR2を接続して通話またはデータ交換を行う状態を示す図である。なお、第1の実施形態と同様の構成および効果については説明を省略する。
第2の実施形態のコヒーレントOTDR2は、減衰器14bから出射されたダミー光Dをパルス化して変調ダミー光信号DMとして時間的にランダムな光パルス信号を生成するパルス変調器36(変調ダミー光信号生成部)を含む。そして、コヒーレントOTDR2は、光ファイバからの戻り光M’と相手方のコヒーレントOTDR2が発した変調ダミー光信号TM(波長λ3)を波長可変光フィルタ19および波長可変光フィルタ29に分波する光分波器28を含む。ここで、波長可変光フィルタ29は、戻り光M’(波長λ1+Δλおよびλ2)を遮断し、相手方のコヒーレントOTDR2が送信した変調ダミー光信号TM(波長λ3)を透過するものである。
さらに、コヒーレントOTDR2は、マイク41からの音声信号、メモリ42に記録された計測結果などのデータ情報を変調ダミー光信号DMに載せるためのデータ信号を生成するデータ信号生成部40と、波長可変光フィルタ29によって透過された相手方のコヒーレントOTDR2が送信した波長λ3の変調ダミー光信号TMを光−電気変換するPD43と、PD43から出力された電気信号を増幅する増幅器44と、増幅器44によって増幅された電気信号をディジタル信号に変換するA/D変換部45と、A/D変換部45で生成されたディジタル信号に対して信号処理を行う信号処理部46と、信号処理部46で信号処理された結果をスピーカ48で再生もしくは表示部49で表示するデータ信号再生部47とを含む。
制御部26は、プローブ光光源11が発するプローブ光Pの波長λ1、ダミー光光源12が発するダミー光Dの波長λ2、波長可変光フィルタ19および波長可変光フィルタ29の遮断周波数、タイミング発生部27のタイミング信号を制御する。タイミング発生部27は、変調プローブ光信号PMを発生するためのタイミング信号aをAOM15に送出するとともに、データ信号生成部40が生成したデータ信号に基づいて変調ダミー光信号DMを発生するためのタイミング信号bをパルス変調器36に送出する。
次に、コヒーレントOTDR2の動作について説明する。
プローブ光光源11から出射された波長λ1の連続光であるプローブ光Pは、光分波器13を介して減衰器14aに入射され、光パワーレベルを調整された後にAOM15に入射される。プローブ光Pは、AOM15において、一定の周期でパルス化されるとともに光周波数変調されて変調プローブ光信号PMとなる。図5(a)に示すように、変調プローブ光信号PMの典型的なパルス周期Tは100ミリ秒(ms)程度、パルス幅Wは10μs程度である。
一方、ダミー光光源12から出射された波長λ2の連続光であるダミー光Dは、減衰器14bに入射され、光パワーレベルを調整された後にパルス変調器36に入射される。ダミー光Dは、パルス変調器36において、時間的にランダムにパルス化されて変調ダミー光信号DMとなる。変調ダミー光信号DMは、例えば音声情報、計測結果などのデータ情報が図5(b)に示すようにパルス幅変調(もしくはパルス密度変調)されたものである。
ここで、このデータ情報は、マイク41からの音声信号、メモリ42に記録された計測結果などから与えられ、データ信号生成部40により変調ダミー光信号DMに載せるためのデータ信号に変換される。タイミング発生部27は、制御部26の指示によりデータ信号に基づいてダミー光Dをパルス幅変調するためのタイミング信号bを発生する。なお、変調ダミー光信号DMのパルス発生タイミングは、変調プローブ光信号PMと光結合器17で合波する際に重複しないようになっている。
そして、AOM15およびパルス変調器36からそれぞれ出射された変調プローブ光信号PMおよび変調ダミー光信号DMは光結合器17に入射されて、図5(c)に示すような合波光信号Mとなる。
このように生成された合波光信号Mは、光結合器17から出射されてEDFA18に入射され、増幅されて上り側の光ファイバに入射される。合波光信号Mは、例えば出力がオンとなる時間がオフとなる時間とほぼ等しい光パルス信号であり、連続光が光ファイバに入射された場合と比較して、入力エネルギーが半分となるため、通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができる。さらに、合波光信号Mは、無パルス時間が短いため、光サージ現象の発生を低減することができる。
なお、下り側の光ファイバからの戻り光M’および相手方のコヒーレントOTDR2が音声情報等を載せて送出した変調ダミー光信号TM(波長λ3)は、光分波器28に入射され、一方の端子から波長可変光フィルタ19に、他方の端子から波長可変光フィルタ29に入射される。そして、波長可変光フィルタ19に入射された戻り光M’および変調ダミー光信号TMは、波長λ2の変調ダミー光信号の戻り光DM’の成分および波長λ3の変調ダミー光信号TMを遮断されて、波長λ1+Δλの変調プローブ光信号の戻り光PM’となった後に、光分波器13から分波されたプローブ光Pとともに光結合器20に入射され、合波されて光ビート信号Bとなる。光ビート信号Bは、PD21、増幅器22、A/D変換部23を順次介して、信号処理部24で信号処理される。信号処理部24で算出された伝送損失特性は表示部25で表示される。
一方、波長可変光フィルタ29に入射された戻り光M’および相手方のコヒーレントOTDR2が送出した変調ダミー光信号TMは、戻り光M’の成分(波長λ1+Δλの変調プローブ光信号の戻り光PM’の成分および波長λ2の変調ダミー光信号の戻り光DM’の成分)を遮断されて、相手方が送出した波長λ3の変調ダミー光信号TMのみを透過され、PD43に入射される。PD43において電気信号に変換された波長λ3の変調ダミー光信号TMは、増幅器44によって増幅される。
増幅器44によって増幅された波長λ3の変調ダミー光信号TMの電気信号は、A/D変換部45に入射され、所定の周期でサンプリングされることにより、変調ダミー光信号TMのディジタル信号となる。変調ダミー光信号TMのディジタル信号は、信号処理部46に入射され、デコード処理されて、データ信号再生部47においてスピーカ48で再生される音声信号または表示部49で表示される形式の信号に変換される。
このように、本発明のコヒーレントOTDR2を光海底ケーブルシステムの対向する2つの陸揚げ局にそれぞれ設置した場合には、音声情報、伝送損失特性の計測結果などのデータ情報を含む変調ダミー光信号DM、TMを相互に送信することにより、陸揚げ局間での通話、ケーブル障害箇所の特定を精密化することなどが可能となる。
以上のように、本発明に係るコヒーレントOTDRは、波長λ1+Δλの光パルス信号である変調プローブ光信号と、波長λ1+Δλと異なる波長λ2の光パルス信号である変調ダミー光信号を合波して無パルス時間の短い合波光信号を生成することにより、光サージ現象の発生を低減するとともに、通信中に伝送特性の測定を行う際に通信用の光信号に対するEDFAのゲイン低下を抑えることができるという効果を有し、光パルス試験器等として有効である。
本発明の第1の実施形態のコヒーレントOTDRのブロック図 変調プローブ光信号、変調ダミー光信号、合波光信号を示す模式図 本発明の第2の実施形態のコヒーレントOTDRのブロック図 本発明の第2の実施形態において、光海底ケーブルシステムの陸揚げ局間の通信を説明する概略図 変調プローブ光信号、変調ダミー光信号、合波光信号を示す模式図
符号の説明
1、2 コヒーレントOTDR
11 プローブ光光源
12 ダミー光光源
15 AOM(変調プローブ光信号生成部)
16、36 パルス変調器(変調ダミー光信号生成部)
17 光結合器

Claims (3)

  1. 波長λ1のプローブ光を発するプローブ光光源(11)と、
    前記プローブ光をパルス化するとともに光周波数変調して波長λ1+Δλの変調プローブ光信号(PM)を生成する変調プローブ光信号生成部(15)とを備え、
    前記変調プローブ光信号を光ファイバに送出し、前記光ファイバからの戻り光と前記プローブ光との光ビート信号に基づいて、前記光ファイバの伝送損失特性を算出するコヒーレントOTDRにおいて、
    前記変調プローブ光信号の波長λ1+Δλと異なる波長λ2のダミー光を発するダミー光光源(12)と、
    前記変調プローブ光信号のオフ期間における前記ダミー光の出力がオン状態とオフ状態を交互に繰り返すように前記ダミー光をパルス化して変調ダミー光信号(DM)を生成する変調ダミー光信号生成部(16、36)と、
    前記変調プローブ光信号と前記変調ダミー光信号を合波して前記光ファイバに送出する光結合器(17)とを含むコヒーレントOTDR。
  2. 前記変調ダミー光信号は、周期的な光パルス信号である請求項に記載のコヒーレントOTDR。
  3. 前記変調ダミー光信号は、時間的にランダムな光パルス信号である請求項に記載のコヒーレントOTDR。
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