JP4133471B2

JP4133471B2 - Lock structure

Info

Publication number: JP4133471B2
Application number: JP2003065504A
Authority: JP
Inventors: 彰洋正木; 武志山本
Original assignee: Kyocera Mita Corp
Current assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Priority date: 2003-03-11
Filing date: 2003-03-11
Publication date: 2008-08-13
Anticipated expiration: 2023-03-11
Also published as: JP2004272107A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体筐体内に出入可能に装着される内装機器に対して装着状態を係脱可能にロックするロック構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
例えば複写機やプリンタ等の画像形成装置の本体筐体には、各種の機器がそれぞれユニットとして内装され、これらの被装着機器の協働で所定の画像処理が実行されるようになっている。本体筐体に内装される内装機器は、組み立て性およびメンテナンス性を考慮して、本体筐体に対し個々に出入可能とされている。したがって、紙詰まりが発生したときや被装着機器の交換作業を行うときなど本体筐体を分解しなくても内装機器を本体筐体から引き出すことによってユニット単位で対応することが可能となる。
【０００３】
一方、本体筐体内に装着された内装機器が、設置場所の変更等に伴う移動とか、動作中の多少の振動等によって簡単に引き出されてしまうようでは、被装着機器間の相対的な位置関係がずれてしまい、画像形成装置が正常に作動しなくなる。かかる不都合を回避するために、通常、本体筐体に対する装着状態を保持のためのロック構造が採用されている。
【０００４】
このロック構造は、内装機器側にロック姿勢とロック解除姿勢との間で姿勢変更可能に取り付けられたロック部材と、このロック部材と対向して本体筐体側に設けられた係合部とを備えて構成されているのが一般的である。そして、内装機器が本体筐体に押し込まれた状態で、ロック部材に形成された所定の係合爪が前記係合部に係合することによって内装機器の本体筐体への装着が行われるようになっている。
【０００５】
従来、特許文献１に示すように、前記ロック部材にはコイルスプリングが付設され、このコイルスプリングの付勢力によってロック部材のロック姿勢が維持されるようになされている。
【０００６】
【特許文献１】
特開平８−１３７１５７号公報
【特許文献２】
特開平８−１７９５８１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のロック構造にあっては、コイルスプリングが採用されているためその分ロック構造が複雑な構成になり、部品コストおよび組み付けコストの高騰を招くばかりか、位置的な制約によってコイルスプリングの採用が困難な場合もあり、さらには機器のリサイクル性の向上のためにスプリング等の付勢手段の使用が好ましくない場合もある。従来のロック構造は、これらに対処し得ていないというのが実情であった。
【０００８】
本発明は、かかる状況に鑑みなされたものであり、簡易な構造でもって内装機器の本体筐体への装着状態を確実に維持させ得るロック構造を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明は、本体筐体適所に形成された出入口に対して出し入れ可能に装着される所定の内装機器を前記本体筐体に装着された状態でロックするロック構造であって、前記内装機器に設けられ、係止爪部と操作部とを備えるロック部材と、このロック部材の姿勢を変更する姿勢変更部とを有し、前記姿勢変更部は、ロック部材を、その係止爪部が前記本体筐体の適所に形成された係合部と係合することによって内装機器の本体筐体に対する装着状態をロックするロック位置と前記係合が解除される解除位置との間で位置変更し得るように姿勢変更可能にする構造であるとともに、係止爪部は、前記操作部の自重によってロック位置方向に付勢される位置に設けられ、前記係合部は、前記出入口の近傍であって前記出入口と同一の向きを有して穿設された係合孔であり、前記姿勢変更部は、前記出し入れ方向と交差する方向に伸び、前記ロック部材を回動自在に支持する支持軸であり、前記操作部は、前記内装機器が前記本体筐体内に装着された状態で前記支持軸よりも前記出入口へ寄って位置に向けて前記係止爪部かうように前記支持軸から延設されていることを特徴とするものである。
【００１０】
この発明によれば、内装機器を本体筐体に装着し、且つ係合爪部を本体筐体の係合部に係合させた状態で係合爪部の係合部に対する係合状態がロック部材の自重によって維持され、内装機器の本体筐体からの抜け出しが防止される。
【００１１】
ロック状態で本体筐体に装着されている内装機器を引き出すに際しては、操作部を操作してロック部材の係合爪部をロック位置から解除位置に位置変更させればよい。こうすることによって、係合爪部の係合部に対する係合が解除され、内装機器は、本体筐体から抜き出され得るようになる。
【００１２】
このように、ロック部材は、姿勢変更部の作用により操作部の自重で係合爪部がロック位置に位置設定するようになっているため、従来のように付勢手段を用いて係合爪部のロック位置を保持させるようにしたものに比べて付勢手段が存在しない分その構造の簡素化が実現し、部品コストおよび組み付けコストの低減化に貢献する。また、位置的な制約等によって付勢手段の採用が困難な場合にも対応することができる。
【００１３】
そして、係合部は前記出入口の近傍であって出入口と同一の向きを有して穿設された係合孔であり、姿勢変更部は、出し入れ方向と交差する方向に伸び、ロック部材を回動自在に支持する支持軸であるため、一旦引き出された内装機器を本体筐体に装着するに際しては、操作レバーの回動操作で係合爪部を解除位置に位置設定し、この状態で内装機器を本体筐体に向けて押し込めば、係合爪部は、縁部に干渉することなく係合孔に嵌り込む。この状態で操作レバーの操作を中止すれば、ロック部材は操作部の自重で支持軸回りに回動してその係合爪部をロック位置に位置変更させるため、係合爪部の係合孔縁部への係合によって内装機器の本体筐体からの抜け出しが確実に防止される。
【００１４】
ロック状態で本体筐体に装着されている内装機器を引き出すに際しては、操作レバーを操作してロック部材を支持軸回りに逆方向へ回動し、ロック部材の係合爪部をロック位置から解除位置に位置変更させればよい。こうすることによって、係合爪部の係合部に対する係合が解除され、内装機器は、本体筐体から抜き出され得るようになる。
【００１５】
このように、姿勢変更部として支持軸を採用し、係合部を係合孔によって形成するとともに、ロック部材を支持軸回りに回動操作し得るように内装機器に取り付けることにより、ロック構造は、構造の簡素化が実現された上で、良好な操作性を備えたものになる。
【００１６】
請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明において、前記係止爪部には、頂部から爪先端に亘って傾斜部が形成されており、前記内装機器を前記出入口から押し込む際に、係止爪部が係合孔に係合する前の前記ロック部材は、傾斜部が係合孔の一端に当接し、押し込みに連れて姿勢を変更しながら前記一端を摺動し、内装機器が本体筐体に装着されたときに係止爪部がロック位置に位置するように姿勢変更するものであることを特徴とするものである。
【００１７】
この発明によれば、一旦引き出された内装機器を本体筐体に装着するに際し、内装機器を本体筐体内に押し込むことによって、ロック位置に位置設定されているロック部材の傾斜部が係合孔の一端に当接し、これによって係合爪部を解除位置に順次位置変更させるため、特に操作レバーを操作しなくても係合爪部は係合孔に嵌め込まれる。そして、内装機器が本体筐体内に完全に装着されることにより、傾斜部の係合孔一端に対する当接が解消されるため、係合爪部は、ロック部材の自重によって再度ロック位置に復帰され、これによって内装機器の本体筐体からの抜け出しが防止される。
【００１８】
このように、ロック部材に傾斜部を設けることにより、引き出された内装機器は、それを単に本体筐体に押し込むだけでロックされるため、内装機器の本体筐体に対するロック操作が容易になる。
【００１９】
請求項３記載の発明は、請求項１または２記載の発明において、前記支持軸は係止爪部と操作部との間に設けられると共に、前記係止爪部の爪先端は、係止爪部が係合孔に係合した状態でロック位置にあるとき、支持軸の軸心から本体筐体の係合孔が穿設された部分へ降ろした垂線の交点に対して同一レベルまたは下方にあることを特徴とするものである。
【００２０】
この発明によれば、係合孔に係合されたロック部材の係止爪部がロック位置に位置設定された状態で、当該係止爪部の爪先端は、支持軸の軸心から本体筐体の係合孔が穿設された部分へ降ろした垂線の交点に対して同一レベルまたは下方に位置するように設置位置が設定されているため、内装機器に対して本体筐体から引き出される方向に力が加わった状態で、少なくとも前記同一レベルのときには係止爪部に対し支持軸回りに係合状態を解消する方向に向かうモーメントが作用しないばかりか、爪先端が前記交点より下方に位置するときには、係止爪部に対し支持軸回りにさらに係合状態が増す方向に向かうモーメントが作用することになり、これによってたとえ内装機器に引き出し方向へ向かう力が加わっても、係止爪部の係合孔に対する係合係止状態が解消されるような不都合が確実に防止される。
【００２１】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明に係るロック構造が適用された画像形成装置の一実施形態を示す概略側面図である。図１に示すように、画像形成装置１０は、本体筐体１１を有し、その内部に後述する引出し体２０とこの引出し体２０にマウントされた搬送ユニット３０とからなる内装機器が装着されている。
【００２２】
かかる画像形成装置１０は、上流側（図１の紙面の左側）から下流側へ向けて順次配設されたイエロー用ユニット１２Ｙと、マゼンダ用ユニット１２Ｍと、シアン用ユニット１２Ｃと、ブラック用ユニット１２Ｋとからなる画像形成ユニット１２を備えている。各ユニット１２Ｙ，１２Ｍ，１２Ｃ，１２Ｋは、本体筐体１１および各部に対して所定の相対的な位置関係で位置決めされて装着されている。
【００２３】
各ユニット１２Ｙ，１２Ｍ，１２Ｃ，１２Ｋには、現像装置１３および感光体ドラム１４がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム１４は、対応した現像装置１３からトナーの供給を受け、図１において反時計方向へ向けて回転するようになっている。
【００２４】
各感光体ドラム１４の図１における上方右寄りの位置には帯電部１５がそれぞれ設けられているとともに、同上方左寄りの位置には露光部１６がそれぞれ設けられている。そして、各感光体ドラム１４は、前記帯電部１５によって周面が一様に帯電され、図略の読取り装置から入力された画像データに基づくＬＥＤ光が前記各露光部１６から帯電後の感光体ドラム１４の周面に照射されることにより、各感光体ドラム１４の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に現像装置１３のトナー容器からトナーが供給されることにより、感光体ドラム１４の周面にトナー像が形成される。
【００２５】
各感光体ドラム１４の下方位置には搬送ユニット３０が設けられている。この搬送ユニット３０は、引出し体２０にマウントされる基台３１と、この基台３１に支持されて図１における時計方向に周回する搬送ベルト３２とを備えている。かかる搬送ベルト３２は、基台３１の図１における右端部に設けられた駆動ローラ３３、同左端部に設けられた従動ローラ３４、およびこれら駆動ローラ３３および従動ローラ３４間において若干上方位置に等ピッチで配設された４つの転動ローラ３５に掛け回され、駆動ローラ３３の回転駆動によって周回するようになっている。
【００２６】
前記各転動ローラ３５は、搬送ベルト３２を介して対応した各感光体ドラム１４に押し付けられ、これによって搬送ベルト３２で搬送される用紙への感光体ドラム１４からの転写が確実に行われるようになっている。また、各感光体ドラム１４の図１における右方下部位置には感光体ドラム１４周面の残留トナーを除去してクリーニングするクリーニング機構１８が設けられている。クリーニング機構１８によって清浄化処理された感光体ドラム１４の周面は、新たな帯電処理のために帯電部１５へ向かうことになる。
【００２７】
そして、本体筐体１１内の引出し体２０より下方位置に設けられた給紙機構１７から矢印で示すように送り出された用紙は、搬送ベルト３２の周回に案内されて各感光体ドラム１４と転動ローラ３５との間に送り込まれ、ブラック用ユニット１２Ｋでの転写処理が完了した用紙は、図略の定着ローラ対を有する定着装置１９に導入され、定着装置１９での熱定着処理によって定着されたカラー画像が形成される。定着処理の完了したカラー画像付の用紙は、所定の搬送路を通って排出部９へ排出される。
【００２８】
そして、引出し体２０は、上記のように構成された画像形成装置１０における搬送ユニット３０をマウントした状態で画像形成装置１０に対して出入し得るようになっている。かかる引出し体２０は、幅方向（図１の紙面に直交する方向）一対の側板２１と、各側板２１の下部から画像形成装置１０の本体筐体１１奥部（図１の右方）に向けて延設された幅方向一対の支持アーム２２と、一対の側板２１間に架設された図略の架設フレームとを備えて構成されている。前記搬送ユニット３０は、その前半部分（図１の左方部分）が一対のアーム２２に支持された状態で引出し体２０に装着されている。
【００２９】
一方、本体筐体１１の前面（図１の左方）には開口１１ａが設けられ、引出し体２０は、本体筐体１１に対しこの開口１１ａを通して出入されるようになっている。開口１１ａの奥部には、引出し体２０が本体筐体１１に装着された状態における側板２１のアーム２２寄りの位置に、上下方向に延びる幅方向一対のフレーム１１ｂが設けられ、本体筐体１１内に装着された引出し体２０は、その各側板２１がこれら一対のフレーム１１ｂに挟持された状態になるようにしている。
【００３０】
そして、本発明に係るロック部材４０は、フレーム１１ｂと対向するように側板２１に取り付けられている。また、フレーム１１ｂには、ロック部材４０の後述する係合爪４８と対向するように上下方向に延びた長孔状の係合孔１１ｃが穿設されている。
【００３１】
図２は、ロック部材４０の第１実施形態を示す斜視図であり、図３は、その側面図である。これらの図に示すように、ロック部材４０は、引出し体２０の側板２１に支持軸（姿勢変更部）４９回りに回動自在に軸支されるロック部材本体４１と、このロック部材本体４１の一方の側縁部に付設されたウエイト部４２と、同他方の側縁部に付設された係合爪部４６とを備えた基本構成を有している。
【００３２】
前記支持軸４９は、引出し体２０が本体筐体１１内に装着された状態でフレーム１１ｂより若干外方（図２および図３の左方）寄りの位置に、引出し体２０の移動方向と直交する方向に延びるように側板２１を貫通して設けられている。
【００３３】
前記ロック部材本体４１は、上半分が半円状を呈するとともに、下半分が矩形状を呈するように形状設定され、半円状の部分の曲率中心位置に支持軸４９を挿通するための挿通孔４１ａが穿設され、この挿通孔４１ａを側板２１の外側位置で支持軸４９に外嵌することにより、ロック部材４０が支持軸４９回りに正逆回動し得るようになっている。
【００３４】
一方、支持軸４９には、側板２１よりロック部材本体４１の厚み寸法分だけ外方寄りの位置に環状溝が凹設され、この環状溝にＣリング４９ａが装着されることによって、ロック部材本体４１は支持軸４９から抜け止めされるようになっている。
【００３５】
前記ウエイト部４２は、ロック部材本体４１の下半分の矩形状の部分の下縁部から引出し体２０の引き出し方向へ向けて斜め下方に延びるように延設された斜め延設板４３と、この斜め延設板４３の外方側の縁部から側板２１の側方外方に向けて突設された所定幅寸法の操作レバー４４とを備えて構成されている。操作レバー４４は、ロック部材４０を回動操作するときに指で摘むためのものである。
【００３６】
このようなウエイト部４２の重量によって、ロック部材４０は支持軸４９回りに図２および図３における反時計方向に向かう回転力を常に受けた状態になっている。
【００３７】
そして、操作レバー４４には、上下方向に並設された複数個のボルト４５が螺着されている。これらのボルト４５は、錘の役割を果たすものであり、その個数を設定することによりウエイト部４２の重量を種々変更し、これによってロック部材４０の重量による回転力を調整し得るようになっている。
【００３８】
前記係合爪部４６は、ロック部材本体４１の下半分の矩形状の部分から側方かつ外方に向かって突設され且つ平面視でＬ字状に折り曲げられた折曲げ部４７と、この折曲げ部４７の先端縁部から引出し体２０の押し込み方向に向けて突設された係合爪４８とを備えて構成されている。係合爪４８は、折曲げ部４７の先端縁部から当該折曲げ部４７と直交するように上方に向けて突設された係合縁４８ａと、この係合縁４８ａの上端部から引出し体２０の押し込み方向に向けて先下がりに傾斜した誘導傾斜縁（傾斜部）４８ｂとを有している。
【００３９】
また、係合縁４８ａの上端部には半円球状を呈した半円球突起４８ｃが突設され、ロック部材４０がフレーム１１ｂに係合されて後述するロック姿勢に姿勢設定された状態で当該半円球突起４８ｃが本体筐体１１の背面にピンポイントで当接し、これによって係合爪４８のフレーム１１ｂに対する当接位置が製作誤差などによって変動しないようになされている。
【００４０】
そして、本実施形態においては、半円球突起４８ｃとフレーム１１ｂとの当接点Ｐは、支持軸４９の中心Ｏを通り、且つ引出し体２０の移動方向と平行な高さレベル線Ｌより若干下方に位置するように位置設定されている。かかる位置設定を行うことにより、引出し体２０を引き出そうとしたときに、当接点Ｐにおける半円球突起４８ｃには支持軸４９の回りに反時計方向へ向かうモーメントが作用するため、係合爪４８は支持軸４９回りに反時計方向へ向かう力を受け、これによって係合爪４８による係止効果がより確実なものになる。
【００４１】
このように構成されたロック部材４０は、支持軸４９回りに正逆回動されることにより、係合爪４８が係合孔１１ｃに貫通して半円球突起４８ｃがフレーム１１ｂの背面に当接したロック状態の、図３に実線で示すロック姿勢と、このロック状態が解除された、同二点鎖線で示す解除姿勢との間で姿勢変更し得るようになっている。ロック部材４０がロック姿勢に姿勢設定された状態では、係合爪４８は、ロック位置に位置設定される一方、ロック部材４０が解除姿勢に姿勢設定された状態では、係合爪４８は解除位置に位置設定される。
【００４２】
そして、係合爪４８が係合孔１１ｃに嵌り込んで半円球突起４８ｃがフレーム１１ｂに当接していない状態であっても、ロック部材４０にロック姿勢を維持させるために、側板２１の適所からストッパー２１ａが突設され、斜め延設板４３がこのストッパー２１ａに当止することによって、普段はウエイト部４２の重量により支持軸４９回りに反時計方向に向かう力を受けているロック部材４０の回り過ぎが阻止され、ロック姿勢が維持されるようになっている。
【００４３】
一方、前記フレーム１１ｂに係合爪部４６に対応して穿設された係合孔１１ｃは、ロック部材４０がロック姿勢に姿勢設定された状態で、その上縁部がロック部材４０の折曲げ部４７の上縁と当止する一方、ロック部材４０が解除姿勢に姿勢設定された状態で、その下縁が係合爪部４６の下角部と干渉しないように上下寸法が設定されている。
【００４４】
また、係合爪４８の誘導傾斜縁４８ｂは、ロック部材４０がロック姿勢に姿勢設定された状態で、当該誘導傾斜縁４８ｂの最下部位置が係合孔１１ｃの上縁部より若干下方位置に位置するように長さ設定され、これによって一旦引き出された引出し体２０を本体筐体１１内に押し込むに際し、誘導傾斜縁４８ｂの最下端部が係合孔１１ｃに嵌り込み得るようになっている。
【００４５】
そして、係合爪４８の最下端部が係合孔１１ｃに嵌り込んだ後も引出し体２０の押し込み操作を継続することにより、誘導傾斜縁４８ｂが係合孔１１ｃの上縁部と干渉することによってロック部材４０が支持軸４９回りに時計方向に回動し、これによって係合爪４８の下方の隅部が下縁部に干渉することなく係合孔１１ｃを一旦すり抜け、係合縁４８ａの上縁部が係合孔１１ｃの上縁部を通過した後にロック部材４０がウエイト部４２の重量によって支持軸４９回りに反時計方向に回動することによって、当該ロック部材４０は、図３に実線で示したように、係合爪４８の半円球突起４８ｃがフレーム１１ｂの背面に当止したロック姿勢に姿勢設定される。
【００４６】
ロック部材４０がロック姿勢に姿勢設定された状態では、引出し体２０を本体筐体１１から引き出そうとしても、係合爪４８の半円球突起４８ｃがフレーム１１ｂの背面に当止しているため、引出し体２０が本体筐体１１から引き出されることが阻止される。
【００４７】
本体筐体１１に収納された引出し体２０を引き出すに際しては、操作レバー４４を手前に引くことによってロック部材４を支持軸４９回りに時計方向に回動操作する。こうすることによってロック部材４０は、図３に二点鎖線で示すように、ロックが解除されたロック解除姿勢に姿勢設定され、これによる係合爪４８のロック位置から解除位置への位置変更で係合爪４８のフレーム１１ｂ背面に対する当接が解消されて係合縁４８ａが係合孔１１ｃの上縁部と干渉しなくなるため、引出し体２０を本体筐体１１から引き出すことが可能になる。
【００４８】
そして、本実施形態においては、図１に示すように、本体筐体１１内に収納された引出し体２０のアーム２２の後端縁（図１の右方）を引き出し方向に向けて押圧するように装着された弾性部材８が設けられている。弾性部材８としては、ゴムや軟質の合成樹脂材料、さらには各種のバネ等を挙げることができる。本体筐体１１に収納されてロック部材４０によりロックされた引出し体２０は、当該弾性部材８の弾性力によって引き出し方向へ向けて押圧されるため、半円球突起４８ｃが常にフレーム１１ｂの背面に押圧当接した状態になり、これによって引出し体２０の確実な位置決めが実現するほか、振動等によって引出し体２０が振れるような不都合が防止される。
【００４９】
本発明のロック構造は、以上詳述したように、本体筐体１１に対して出入可能に装着され、且つ当該本体筐体１１に内装される各種の被装着機器（この実施形態では搬送ユニット３０）が収納されてなる引出し体２０が本体筐体１１に装着された状態をロックするものであり、引出し体２０には、本体筐体１１のフレーム１１ｂに穿設された係合孔１１ｃに係合することによって当該引出し体２０の本体筐体１１内への装着状態をロックするロック位置と、係合が解除される解除位置との間で位置変更する係合爪４８を備えたロック部材４０が設けられ、このロック部材４０は、自重で係合爪４８がロック位置に位置設定されるように構成されているため、引出し体２０を本体筐体１１に装着し、且つ係合爪４８を本体筐体１１の係合孔１１ｃに係合させた状態で係合爪４８の係合孔１１ｃに対する係合状態がロック部材４０の自重によって維持され、これによって引出し体２０の本体筐体１１からの抜け出しを確実に防止することができる。
【００５０】
そして、ロック状態で本体筐体１１に装着されている引出し体２０を引き出すに際しては、ロック部材４０を操作してその係合爪４８をロック位置から解除位置に位置変更させればよい。こうすることによって、係合爪４８の係合孔１１ｃに対する係合が解除され、引出し体２０を本体筐体１１から抜き出すことができる。
【００５１】
このように、ロック部材４０は、自重で係合爪４８がロック位置に位置設定されるようになっているため、従来のように付勢手段を用いて係合爪４８のロック位置を保持させるようにしたものに比べて付勢手段が存在しない分その構造の簡素化が実現し、部品コストおよび組み付けコストの低減化に貢献する。また、位置的な制約等によって付勢手段の採用が困難な場合にも対応することができる。
【００５２】
そして、ロック部材４０は、引出し体２０の外側面に前記係合孔１１ｃに対応して当該引出し体２０の出入方向と交差する方向に延びる支持軸４９回りに回動自在に軸支されているとともに、係合爪４８は、引出し体２０が本体筐体１１内に収納されることにより、係合孔１１ｃに嵌り込んで引出し体２０の突出を規制するように形状設定され、しかも、前記支持軸４９回りの回動操作により係合爪４８の係合孔１１ｃへの嵌り込みを解除する操作レバー４４が設けられているため、一旦引き出された引出し体２０を本体筐体１１に装着するに際し、操作レバー４４の回動操作で係合爪４８を解除位置に位置設定し、この状態で引出し体２０を本体筐体１１に向けて押し込めば、係合爪４８は、縁部に干渉することなく係合孔１１ｃに嵌り込むことができる。この状態で操作レバー４４の操作を中止すれば、ロック部材４０は自重でその係合爪４８をロック位置に位置変更させるため、係合爪４８の係合孔１１ｃ縁部への係合によって引出し体２０の本体筐体１１からの抜け出しを確実に防止することができる。
【００５３】
これとは逆に、ロック状態で本体筐体１１に装着されている引出し体２０を引き出すに際しては、操作レバー４４を操作してその係合爪４８をロック位置から解除位置に位置変更させればよい。こうすることによって、係合爪４８の係合孔１１ｃの縁部に対する係合が解除され、引出し体２０を本体筐体１１から抜き出すことができる。
【００５４】
このように、係合部を係合孔１１ｃによって形成するとともに、ロック部材４０を支持軸４９回りに回動操作し得るように引出し体２０に取り付けることにより、ロック構造は、その構造の簡素化が実現された上で、良好な操作性を備えたものになる。
【００５５】
また、係合爪４８には、前記ロック部材４０がロック位置に位置設定された状態で前記係合孔１１ｃの所定の端縁に対向し、且つ引出し体２０を本体筐体１１内に押し込むに際し前記係合孔１１ｃの所定の端縁に当接することによってロック部材４０を解除位置へ誘導する誘導傾斜縁４８ｂが設けられているため、一旦引き出された引出し体２０を本体筐体１１に装着するに際し、引出し体２０を本体筐体１１内に押し込むことによって、ロック位置に位置設定されているロック部材４０の誘導傾斜縁４８ｂが係合孔１１ｃの縁部に当接し、これによって係合爪４８を解除位置に順次位置変更させることができる。したがって、引出し体２０を本体筐体１１に押し込むに際しては、特に操作レバー４４を操作しなくても係合爪４８を係合孔１１ｃに嵌め込むことができ、操作性が良好になる。
【００５６】
そして、引出し体２０が本体筐体１１内に完全に装着されることにより、誘導傾斜縁４８ｂの係合孔１１ｃ縁部に対する当接が解消されるため、係合爪４８は、ロック部材４０の自重によって再度ロック位置に復帰され、これによって引出し体２０の本体筐体１１からの抜け出しを防止することができる。
【００５７】
このように、ロック部材４０に誘導傾斜縁４８ｂを設けることにより、引き出された引出し体２０は、それを単に本体筐体１１に押し込むだけでロックされるため、引出し体２０の本体筐体１１に対するロック操作が容易になる。
【００５８】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【００５９】
（１）図４は、本発明に係るロック部材の他の実施形態を示す側面視の説明図であり、（イ）は、第２実施形態、（ロ）は、第３実施形態のロック部材をそれぞれ示している。まず、図４の（イ）に示す第２実施形態のロック部材４０ａは、側面視で逆Ｌ字状を呈し、上下方向に長尺の操作レバー４２ａと、この操作レバー４２ａの上端部からフレーム１１ｂの方向に延びた先の実施形態の係合爪部４６に対応する長尺係合爪部４６ａとからなっている。
【００６０】
そして、操作レバー４２ａと長尺係合爪部４６ａとの交差位置が支持軸４９に摺接状態で外嵌され、これによってロック部材４０ａは支持軸４９回りに正逆回動可能になっている。長尺係合爪部４６ａの先端部には係合爪４８ｄが形成されている。この係合爪４８ｄは、先の実施形態とは上下が逆で下方に向かうように延設された係合縁４８ｅが設けられているとともに、この係合縁４８ｅの下端部から引出し体２０の押し込み方向に向けて先上りに形成された誘導傾斜縁４８ｆを有している。引出し体２０の側板２１には、当該引出し体２０が本体筐体１１内に収納された状態におけるフレーム１１ｂの係合孔１１ｃの下縁部直外方であって、該下縁部と同一高さ位置にストッパー２１ａが設けられている。
【００６１】
かかるロック部材４０は、長尺係合爪部４６ａの重量により当該長尺係合爪部４６ａがストッパー２１ａに当止した、図４の（イ）に実線で示すロック姿勢と、操作レバー４２ａを引出し体２０の押し込み方向に押圧することにより係合爪４８ｄが係合孔１１ｃの下縁部から外れた、図４の（ロ）に二点鎖線で示す解除姿勢との間で姿勢変更可能になっている。
【００６２】
第２実施形態のロック部材４０ａによれば、極めて簡素な構造でありながら、第１実施形態のロック部材４０と同一の作用効果を得ることができる。
【００６３】
ついで、図４の（ロ）に示す第３実施形態のロック部材４０ｂは、第２実施形態のロック部材４０ａと同様に逆Ｌ字状に形成され、上下方向に長尺に形成された長尺縦杆４２ｂと、第２実施形態の長尺係合爪部４６ａより短い短尺係合爪部４６ｂと、長尺縦杆４２ｂの下端部から引出し体２０の引き出し方向に向けて突設された操作レバー４４ｂとからなっている。
【００６４】
短尺係合爪部４６ｂの先端部には、第２実施形態のものと同様の、係合縁４８ｅおよび誘導傾斜縁４８ｆを備えた係合爪４８ｄが形成されている。かかるロック部材４０ｂは、長尺縦杆４２ｂが引出し体２０の側板２１に固定された平面視でコ字状のガイド部材４２ｃに摺接状態で嵌入されている。ガイド部材４２ｃは、その上縁部がフレーム１１ｂに穿設された係合孔１１ｃの下縁部と同一高さ位置に設定されている。したがって、ロック部材４０ｂは、操作レバー４４ｂを把持して上下方向に正逆操作することにより、図４の（ロ）に実線で示す下方位置（ロック位置）と、同二点鎖線で示す上方位置（解除位置）との間で位置変更し得るようになっている。
【００６５】
かかる第３実施形態のロック部材４０ｂによれば、係合爪４８ｄの位置変更が、先のロック部材４０，４０ａの支持軸４９回りの回動に代えて長尺縦杆４２ｂがガイド部材４２ｃに案内されつつ行われるロック部材４０ｂの上下動による点を除き、先の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【００６６】
（２）上記の実施形態においては、本発明の係合部として、フレーム１１ｂに穿設された係合孔１１ｃが採用されているが、本発明は、係合部が係合孔１１ｃであることに限定されるものではなく、係合孔１１ｃの幅方向のいずれかの縁部が開放状態になった、いわゆる切欠き凹部であってもよいし、係合爪４８，４８ｆの係合縁４８ｅが引っ掛かる係止ピンであってもよい。
【００６７】
（３）上記の実施形態においては、ロック部材４０，４０ａ，４０ｂ等を備えたロック構造が画像形成装置１０の搬送ユニット３０のマウントされる引出し体２０に適用されているが、本発明は、ロック構造を画像形成装置１０に適用することに限定されるものではなく、各種の本体筐体に引出し式で出入可能に装着される各種の内装機器に適用することができる。
【００６８】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、内装機器に本体筐体の適所に形成された係合部に係合することによって当該内装機器の本体筐体内への装着状態をロックするロック位置と、前記係合が解除される解除位置との間で位置変更する係合爪を備えたロック部材を設け、このロック部材の自重で係合爪がロック位置に位置設定されるようにしているため、従来のように付勢手段を用いて係合爪のロック位置を保持させるようにしたものに比べて付勢手段が存在しない分その構造の簡素化が実現し、部品コストおよび組み付けコストの低減化に貢献することができる。また、位置的な制約等によって付勢手段の採用が困難な場合にも対応することができ、汎用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るロック構造が適用された引出しの一実施形態を示す模式化された側面視の説明図である。
【図２】ロック部材の一実施形態を示す斜視図である。
【図３】図２に示すロック部材の側面図である。
【図４】本発明に係るロック部材の他の実施形態を示す側面視の説明図であり、（イ）は、第２実施形態、（ロ）は、第３実施形態のロック部材をそれぞれ示している。
【符号の説明】
１搬送路８弾性部材
９排出部１０画像形成装置
１１装置本体（本体筐体）１１ａ開口
１１ｂフレーム１１ｃ係合孔
１２画像形成ユニット１３現像装置
１４感光体ドラム１５帯電部
１６露光部１７給紙機構
１８クリーニング機構１９定着装置
２０引出し体（内装機器）
２１側板２１ａストッパー
２２アーム３０搬送ユニット（内装機器）
３１基台３２搬送ベルト
３３駆動ローラ３４従動ローラ
３５転動ローラ４０，４０ａ，４０ｂロック部材
４１ロック部材本体４１ａ挿通孔
４２ウエイト部４２ａ操作レバー
４２ｂ長尺縦杆４２ｃガイド部材
４３斜め延設板４４操作レバー
４５ボルト４６係合爪部
４６ａ長尺係合爪部４６ｂ短尺係合爪部
４７折曲げ部４８係合爪
４８ａ係合縁４８ｂ誘導傾斜縁（傾斜部）
４８ｃ半円球突起４８ｄ係合爪
４８ｅ係合縁４８ｆ誘導傾斜縁
４９支持軸（姿勢変更部）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lock structure that locks a mounted state so as to be detachable with respect to an interior device that is detachably mounted in a main body casing.
[0002]
[Prior art]
For example, various devices are housed as units in a main body housing of an image forming apparatus such as a copying machine or a printer, and predetermined image processing is executed in cooperation with these mounted devices. The interior equipment housed in the main body casing can be individually moved in and out of the main body casing in consideration of assembly and maintenance. Therefore, it is possible to cope with each unit by pulling the interior device out of the main body housing without disassembling the main body housing, such as when a paper jam occurs or when replacing the mounted device.
[0003]
On the other hand, if the interior equipment mounted in the main body housing is easily pulled out due to movement due to change of installation location, etc. or some vibration during operation, the relative positional relationship between the mounted equipment The image forming apparatus will not operate normally. In order to avoid such an inconvenience, a lock structure for maintaining the mounting state with respect to the main body casing is usually employed.
[0004]
The lock structure includes a lock member attached to the interior device side so that the posture can be changed between a lock posture and an unlock posture, and an engagement portion provided on the main body housing side so as to face the lock member. Generally, it is configured. Then, in a state where the interior device is pushed into the main body housing, a predetermined engagement claw formed on the lock member is engaged with the engagement portion so that the interior device is mounted on the main body housing. It has become.
[0005]
Conventionally, as shown in Patent Document 1, a coil spring is attached to the lock member, and the lock posture of the lock member is maintained by the urging force of the coil spring.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-8-137157
[Patent Document 2]
JP-A-8-179581
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional lock structure, since the coil spring is adopted, the lock structure is complicated accordingly, which not only increases the cost of parts and assembly, but also the position of the coil spring due to positional constraints. In some cases, it is difficult to employ, and there are also cases where it is not preferable to use a biasing means such as a spring in order to improve the recyclability of the device. The actual situation is that the conventional lock structure cannot cope with these problems.
[0008]
The present invention has been made in view of such a situation, and an object of the present invention is to provide a lock structure that can reliably maintain the mounting state of the interior device to the main body housing with a simple structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a lock structure that locks a predetermined interior device that is detachably attached to an entrance formed in a proper position of the main body housing in a state of being attached to the main body housing, A locking member provided in the interior device, including a locking claw portion and an operation portion; and a posture changing portion that changes a posture of the locking member. Position between a lock position that locks the mounting state of the interior device with respect to the main body housing by engaging an engaging portion formed at a proper position of the main body housing and a release position where the engagement is released The structure allows the posture to be changed so that it can be changed, and the locking claw portion Is , Urged in the lock position direction by its own weight This Provided The engaging portion is an engaging hole that is formed in the vicinity of the doorway and has the same direction as the doorway, and the posture changing portion extends in a direction intersecting the loading / unloading direction, A support shaft that rotatably supports the lock member, and the operation portion is located closer to the entrance / exit than the support shaft toward the position when the interior device is mounted in the main body housing. It extends from the support shaft to cover the pawl It is characterized by that.
[0010]
According to this invention, the engagement state of the engagement claw portion with respect to the engagement portion is locked in a state where the interior device is mounted on the main body housing and the engagement claw portion is engaged with the engagement portion of the main body housing. It is maintained by the weight of the member and prevents the interior device from coming out of the main body casing.
[0011]
When pulling out the interior device attached to the main body housing in the locked state, the operation portion may be operated to change the position of the engaging claw portion of the lock member from the lock position to the release position. By doing so, the engagement of the engagement claw portion with the engagement portion is released, and the interior device can be extracted from the main body casing.
[0012]
As described above, the lock member is configured so that the engagement claw is positioned at the lock position by the weight of the operation unit due to the action of the posture changing unit. Compared with the configuration in which the lock position of the part is held, the structure is simplified because there is no urging means, which contributes to the reduction of parts cost and assembly cost. In addition, it is possible to cope with the case where it is difficult to employ the biasing means due to positional restrictions or the like.
[0013]
And clerk The joint is near the doorway Out An engagement hole drilled in the same direction as the inlet ,Appearance The force change department , Out Stretched in a direction that intersects the insertion direction , B This is a support shaft that rotatably supports the hook member. For When attaching the interior device once pulled out to the main body housing, set the engaging claw to the release position by rotating the operation lever, and push the internal device toward the main body housing in this state. The engaging claw fits into the engaging hole without interfering with the edge. If the operation of the operating lever is stopped in this state, the locking member rotates around the support shaft by its own weight and moves its engaging claw to the locked position. The engagement with the edge portion reliably prevents the interior device from coming out of the main body casing.
[0014]
When pulling out the interior equipment attached to the main body housing in the locked state, operate the operation lever to rotate the lock member around the support shaft in the reverse direction to release the engagement claw of the lock member from the lock position. The position may be changed to the position. By doing so, the engagement of the engagement claw portion with the engagement portion is released, and the interior device can be extracted from the main body casing.
[0015]
Thus, the lock structure is adopted by adopting the support shaft as the posture changing portion, forming the engagement portion by the engagement hole, and attaching the lock member to the interior device so that the lock member can be rotated around the support shaft. In addition, the structure can be simplified and the operability can be improved.
[0016]
Claim 2 The described invention is claimed. 1 In the invention described above, the locking claw portion is formed with an inclined portion from the top portion to the claw tip, and the locking claw portion engages with the engagement hole when the interior device is pushed from the entrance / exit. Before the locking member, the inclined portion comes into contact with one end of the engagement hole, slides at the one end while changing the posture as it is pushed, and is locked when the interior device is attached to the main body casing. The posture is changed so that the claw portion is positioned at the lock position.
[0017]
According to the present invention, when the interior device once pulled out is attached to the main body housing, the inclined portion of the lock member positioned at the lock position is formed by pushing the interior device into the main body housing. In order to contact the one end and thereby sequentially change the position of the engaging claw portion to the release position, the engaging claw portion is fitted into the engaging hole without operating the operation lever. When the interior device is completely mounted in the main body casing, the contact of the inclined portion with one end of the engagement hole is eliminated, so that the engagement claw portion is returned to the lock position again by the weight of the lock member. This prevents the interior device from coming out of the main body casing.
[0018]
Thus, by providing the locking member with the inclined portion, the pulled out interior device is locked simply by pushing it into the main body housing, so that the lock operation of the interior device with respect to the main body housing is facilitated.
[0019]
Claim 3 The described invention is claimed. 1 Or 2 In the invention described above, the support shaft is provided between the locking claw portion and the operation portion, and the claw tip of the locking claw portion is locked with the locking claw portion engaged with the engagement hole. In this case, it is characterized in that it is at the same level or below with respect to the intersection of the perpendiculars drawn from the axis of the support shaft to the portion where the engagement hole of the main body casing is drilled.
[0020]
According to this invention, with the locking claw portion of the locking member engaged with the engagement hole being set at the lock position, the claw tip of the locking claw portion is moved from the axis of the support shaft to the main body housing. The installation position is set so that it is located at the same level or below the intersection of the perpendicular drawn down to the part where the body engagement hole is drilled, so that it can be pulled out from the main body housing with respect to the interior equipment In the state where the force is applied to at least the same level, a moment toward the direction of releasing the engagement state around the support shaft does not act on the locking claw portion, and the claw tip is located below the intersection. In some cases, a moment in the direction in which the engagement state further increases around the support shaft acts on the locking claw, and even if a force in the pulling direction is applied to the interior device, the locking claw To engagement hole Kakarigogakari stop state inconvenience as eliminated is reliably prevented.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a schematic side view showing an embodiment of an image forming apparatus to which a lock structure according to the present invention is applied. As shown in FIG. 1, the image forming apparatus 10 has a main body housing 11 in which interior equipment including a drawer body 20 described later and a transport unit 30 mounted on the drawer body 20 is mounted. Yes.
[0022]
The image forming apparatus 10 includes a yellow unit 12Y, a magenta unit 12M, a cyan unit 12C, and a black unit 12K that are sequentially arranged from the upstream side (the left side of the sheet of FIG. 1) to the downstream side. An image forming unit 12 is provided. The units 12Y, 12M, 12C, and 12K are positioned and mounted with a predetermined relative positional relationship with respect to the main body casing 11 and each unit.
[0023]
Each unit 12Y, 12M, 12C, 12K is provided with a developing device 13 and a photosensitive drum 14, respectively. Each photoconductor drum 14 is supplied with toner from the corresponding developing device 13 and rotates counterclockwise in FIG.
[0024]
A charging unit 15 is provided at a position on the upper right side in FIG. 1 of each photosensitive drum 14, and an exposure unit 16 is provided at a position on the upper left side in the same. Each photosensitive drum 14 is uniformly charged at its peripheral surface by the charging unit 15, and LED light based on image data input from a reading device (not shown) is charged from each exposure unit 16 to the photosensitive member after charging. By irradiating the peripheral surface of the drum 14, an electrostatic latent image is formed on the peripheral surface of each photosensitive drum 14. By supplying toner from the toner container of the developing device 13 to the electrostatic latent image, a toner image is formed on the peripheral surface of the photosensitive drum 14.
[0025]
A transport unit 30 is provided below each photosensitive drum 14. The transport unit 30 includes a base 31 that is mounted on the drawer body 20 and a transport belt 32 that is supported by the base 31 and rotates in the clockwise direction in FIG. The conveyor belt 32 is provided with a driving roller 33 provided at the right end portion of the base 31 in FIG. 1, a driven roller 34 provided at the left end portion thereof, and a slight upper position between the driving roller 33 and the driven roller 34. It is wound around four rolling rollers 35 arranged at a pitch, and circulates by the rotational drive of the driving roller 33.
[0026]
The respective rolling rollers 35 are pressed against the corresponding photosensitive drums 14 via the conveying belts 32, so that the transfer from the photosensitive drums 14 to the paper conveyed by the conveying belts 32 is reliably performed. It has become. In addition, a cleaning mechanism 18 for removing residual toner on the circumferential surface of the photosensitive drum 14 and cleaning it is provided at a lower right position in FIG. 1 of each photosensitive drum 14. The peripheral surface of the photosensitive drum 14 cleaned by the cleaning mechanism 18 goes to the charging unit 15 for a new charging process.
[0027]
Then, the sheet fed as indicated by the arrow from the sheet feeding mechanism 17 provided at a position below the drawer 20 in the main body casing 11 is guided by the circumference of the conveying belt 32 and is rotated with each photosensitive drum 14. The paper that has been sent to the moving roller 35 and has undergone the transfer process by the black unit 12K is introduced into the fixing device 19 having a pair of fixing rollers (not shown) and fixed by the heat fixing process by the fixing device 19. A color image is formed. The sheet with the color image that has undergone the fixing process is discharged to the discharge unit 9 through a predetermined conveyance path.
[0028]
The drawer 20 can enter and exit the image forming apparatus 10 with the transport unit 30 in the image forming apparatus 10 configured as described above mounted. The drawer body 20 has a pair of side plates 21 in the width direction (a direction orthogonal to the paper surface of FIG. 1) and the bottom of each side plate 21 toward the back of the main body casing 11 of the image forming apparatus 10 (right side in FIG. 1). And a pair of support arms 22 extending in the width direction, and a construction frame (not shown) installed between the pair of side plates 21. The transport unit 30 is attached to the drawer body 20 with its front half portion (left portion in FIG. 1) supported by a pair of arms 22.
[0029]
On the other hand, an opening 11a is provided on the front surface (left side in FIG. 1) of the main body casing 11, and the drawer body 20 is inserted into and extracted from the main body casing 11 through the opening 11a. At the back of the opening 11 a, a pair of width direction frames 11 b extending in the vertical direction is provided at a position near the arm 22 of the side plate 21 in a state in which the drawer body 20 is attached to the main body casing 11. The drawer body 20 mounted inside is in a state where each side plate 21 is sandwiched between the pair of frames 11b.
[0030]
The lock member 40 according to the present invention is attached to the side plate 21 so as to face the frame 11b. The frame 11b is provided with a long hole-like engagement hole 11c extending in the vertical direction so as to face an engagement claw 48 described later of the lock member 40.
[0031]
FIG. 2 is a perspective view showing the first embodiment of the lock member 40, and FIG. 3 is a side view thereof. As shown in these drawings, the lock member 40 includes a lock member main body 41 that is pivotally supported on the side plate 21 of the drawer body 20 so as to be rotatable around a support shaft (posture changing portion) 49, and the lock member main body 41. It has a basic structure including a weight portion 42 attached to one side edge portion and an engaging claw portion 46 attached to the other side edge portion.
[0032]
The support shaft 49 is orthogonal to the moving direction of the drawer body 20 at a position slightly outward (leftward in FIGS. 2 and 3) from the frame 11b in a state where the drawer body 20 is mounted in the main body casing 11. It extends through the side plate 21 so as to extend in the direction in which it moves.
[0033]
The lock member main body 41 is shaped so that the upper half has a semicircular shape and the lower half has a rectangular shape, and an insertion hole for inserting the support shaft 49 into the center of curvature of the semicircular portion A lock member 40 can be rotated forward and backward around the support shaft 49 by externally fitting the insertion hole 41a to the support shaft 49 at a position outside the side plate 21.
[0034]
On the other hand, an annular groove is recessed in the support shaft 49 at a position closer to the outside than the side plate 21 by the thickness dimension of the lock member body 41, and a C ring 49a is attached to the annular groove, whereby the lock member body. 41 is prevented from being detached from the support shaft 49.
[0035]
The weight portion 42 includes an obliquely extending plate 43 that extends obliquely downward from the lower edge of the rectangular portion of the lower half of the lock member main body 41 toward the pulling direction of the drawer body 20, An operation lever 44 having a predetermined width dimension is provided so as to project from the edge on the outer side of the diagonally extending plate 43 toward the outer side of the side plate 21. The operation lever 44 is for picking with a finger when the lock member 40 is rotated.
[0036]
Due to the weight of the weight portion 42, the lock member 40 is always in a state of receiving a rotational force around the support shaft 49 in the counterclockwise direction in FIGS.
[0037]
The operation lever 44 is screwed with a plurality of bolts 45 arranged in the vertical direction. These bolts 45 serve as weights, and by setting the number of the bolts 45, the weight of the weight portion 42 can be variously changed, and thereby the rotational force due to the weight of the lock member 40 can be adjusted. Yes.
[0038]
The engaging claw portion 46 is provided with a bent portion 47 that protrudes laterally and outwardly from the rectangular portion of the lower half of the lock member main body 41 and is bent in an L shape in plan view. An engaging claw 48 is provided so as to project from the leading edge of the bent portion 47 in the pushing direction of the drawer body 20. The engaging claw 48 has an engaging edge 48a that protrudes upward from the front edge of the bent portion 47 so as to be orthogonal to the bent portion 47, and a drawn body from the upper end of the engaging edge 48a. 20 and a guide inclined edge (inclined portion) 48b inclined downward in the pushing direction.
[0039]
In addition, a semispherical projection 48c having a semispherical shape is provided at the upper end of the engagement edge 48a, and the lock member 40 is engaged with the frame 11b and is set in a lock posture described later. The semispherical protrusion 48c abuts on the back surface of the main body housing 11 at a pin point, so that the abutting position of the engaging claw 48 with respect to the frame 11b is not changed due to a manufacturing error or the like.
[0040]
In this embodiment, the contact point P between the semispherical protrusion 48c and the frame 11b passes through the center O of the support shaft 49 and is slightly below the height level line L parallel to the moving direction of the drawer body 20. The position is set to be located at By performing this position setting, when the drawer body 20 is to be pulled out, a moment in the counterclockwise direction around the support shaft 49 acts on the semispherical protrusion 48c at the contact point P. Receives a counterclockwise force around the support shaft 49, and thereby the locking effect by the engaging claw 48 becomes more reliable.
[0041]
The lock member 40 thus configured is rotated forward and backward around the support shaft 49, whereby the engagement claw 48 penetrates the engagement hole 11c and the semispherical protrusion 48c contacts the back surface of the frame 11b. The posture can be changed between the locked posture indicated by the solid line in FIG. 3 in the locked state and the released posture indicated by the two-dot chain line in which the locked state is released. When the locking member 40 is set in the locked posture, the engaging claw 48 is set at the locked position, while when the locking member 40 is set in the released posture, the engaging claw 48 is set in the released position. Position.
[0042]
Even when the engaging claw 48 is fitted in the engaging hole 11c and the hemispherical protrusion 48c is not in contact with the frame 11b, the locking member 40 is maintained at the proper position in order to maintain the locking posture. The locking member 40 is normally receiving a counterclockwise force around the support shaft 49 due to the weight of the weight portion 42 by the diagonally extending plate 43 coming into contact with the stopper 21a. Is prevented from over-turning, and the locked posture is maintained.
[0043]
On the other hand, the engaging hole 11c drilled in the frame 11b corresponding to the engaging claw 46 is in a state where the locking member 40 is set to the locking posture and the upper edge portion of the locking member 40 is bent. The vertical dimension is set so that the lower edge of the locking member 40 does not interfere with the lower corner of the engaging claw 46 in a state where the locking member 40 is set to the released posture while it is in contact with the upper edge of the portion 47.
[0044]
Further, the guide inclined edge 48b of the engaging claw 48 is in a state where the lowermost position of the guide inclined edge 48b is slightly below the upper edge of the engagement hole 11c in a state where the lock member 40 is set to the locked posture. The length is set so as to be positioned, and when the drawer body 20 once pulled out is pushed into the main body housing 11, the lowermost end portion of the guide inclined edge 48b can be fitted into the engagement hole 11c. .
[0045]
Then, the guiding inclined edge 48b interferes with the upper edge of the engaging hole 11c by continuing the pushing operation of the drawer body 20 even after the lowermost end of the engaging claw 48 is fitted into the engaging hole 11c. As a result, the lock member 40 is rotated clockwise around the support shaft 49, whereby the lower corner of the engagement claw 48 passes through the engagement hole 11c without interfering with the lower edge, and the engagement edge 48a After the upper edge portion passes through the upper edge portion of the engagement hole 11c, the lock member 40 rotates counterclockwise around the support shaft 49 due to the weight of the weight portion 42, whereby the lock member 40 is shown in FIG. As indicated by the solid line, the posture is set to a locked posture in which the semicircular protrusion 48c of the engaging claw 48 is in contact with the back surface of the frame 11b.
[0046]
In a state where the lock member 40 is set to the lock posture, the semicircular protrusion 48c of the engagement claw 48 is in contact with the back surface of the frame 11b even if the drawer body 20 is to be pulled out from the main body housing 11. The drawer body 20 is prevented from being pulled out from the main body casing 11.
[0047]
When the drawer body 20 accommodated in the main body housing 11 is pulled out, the lock member 4 is rotated around the support shaft 49 in the clockwise direction by pulling the operation lever 44 forward. As a result, the lock member 40 is set to the unlocked posture in which the lock is released, as indicated by a two-dot chain line in FIG. 3, and the position of the engaging claw 48 is changed from the locked position to the released position. Since the contact of the engagement claw 48 with the back surface of the frame 11b is eliminated and the engagement edge 48a does not interfere with the upper edge portion of the engagement hole 11c, the drawer body 20 can be pulled out from the main body casing 11.
[0048]
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the rear end edge (right side in FIG. 1) of the arm 22 of the drawer body 20 housed in the main body housing 11 is pressed toward the drawing direction. The elastic member 8 attached to is provided. Examples of the elastic member 8 include rubber, soft synthetic resin material, and various springs. Since the drawer body 20 housed in the main body housing 11 and locked by the lock member 40 is pressed in the pull-out direction by the elastic force of the elastic member 8, the semispherical protrusion 48c is always on the back surface of the frame 11b. As a result, the drawer body 20 is reliably positioned, and inconveniences such as vibration of the drawer body 20 due to vibration or the like are prevented.
[0049]
As described in detail above, the lock structure of the present invention is mounted on the main body casing 11 so as to be able to enter and exit, and is mounted on various types of mounted devices (in this embodiment, the transport unit 30). ) Is locked to a state where the drawer body 20 is mounted on the main body casing 11, and the drawer body 20 is engaged with an engagement hole 11 c formed in the frame 11 b of the main body casing 11. The lock member 40 provided with the engaging claw 48 that changes the position between the lock position that locks the mounting state of the drawer body 20 in the main body housing 11 and the release position where the engagement is released. The lock member 40 is configured such that the engagement claw 48 is set at the lock position by its own weight. Therefore, the drawer body 20 is attached to the main body housing 11 and the engagement claw 48 is Engagement hole 11 of body housing 11 When the engagement claw 48 is engaged with the engagement hole 11c, the engagement state of the engagement claw 48 with the engagement hole 11c is maintained by the self-weight of the lock member 40. it can.
[0050]
When the drawer body 20 attached to the main body housing 11 is pulled out in the locked state, the lock member 40 is operated to change the position of the engaging claw 48 from the lock position to the release position. By doing so, the engagement of the engagement claw 48 with the engagement hole 11 c is released, and the drawer body 20 can be extracted from the main body housing 11.
[0051]
Thus, the locking member 40 is configured such that the engaging claw 48 is positioned at the locked position by its own weight, so that the locking position of the engaging claw 48 is maintained using the biasing means as in the conventional case. Compared to the above, the structure is simplified because there is no urging means, which contributes to the reduction of parts cost and assembly cost. In addition, it is possible to cope with the case where it is difficult to employ the biasing means due to positional restrictions or the like.
[0052]
The lock member 40 is pivotally supported on the outer surface of the drawer body 20 so as to be rotatable about a support shaft 49 extending in a direction intersecting with the direction of the drawer body 20 corresponding to the engagement hole 11c. At the same time, the engaging claw 48 is shaped so as to be fitted into the engaging hole 11c and restrict the protrusion of the drawer body 20 when the drawer body 20 is housed in the main body casing 11, and the support claw 48 is supported by the support claw 48. Since the operation lever 44 for releasing the engagement of the engagement claw 48 into the engagement hole 11c by the rotation operation around the shaft 49 is provided, when the drawer body 20 once pulled out is attached to the main body casing 11, the operation lever 44 is released. If the engaging claw 48 is positioned at the release position by rotating the operation lever 44 and the drawer body 20 is pushed toward the main body housing 11 in this state, the engaging claw 48 interferes with the edge. Fits into the engagement hole 11c It is possible. If the operation of the operation lever 44 is stopped in this state, the lock member 40 moves its engagement claw 48 to the lock position by its own weight, so that it is pulled out by engaging the engagement claw 48 with the edge of the engagement hole 11c. It is possible to reliably prevent the body 20 from coming off from the main body casing 11.
[0053]
On the contrary, when the drawer body 20 attached to the main body housing 11 is pulled out in the locked state, the operation lever 44 is operated to change the position of the engaging claw 48 from the lock position to the release position. Good. By doing so, the engagement of the engagement claw 48 with respect to the edge of the engagement hole 11 c is released, and the drawer body 20 can be extracted from the main body housing 11.
[0054]
In this way, the locking portion is formed by the engaging hole 11c, and the lock member 40 is attached to the drawer body 20 so that the lock member 40 can be rotated around the support shaft 49, thereby simplifying the structure of the lock structure. Is realized and has good operability.
[0055]
The engaging claw 48 faces the predetermined end edge of the engaging hole 11c in a state where the lock member 40 is set at the lock position, and pushes the drawer body 20 into the main body casing 11. Since the guide inclined edge 48b that guides the lock member 40 to the release position by contacting the predetermined end edge of the engagement hole 11c is provided, the drawer body 20 once pulled out is attached to the main body casing 11. At this time, when the drawer body 20 is pushed into the main body housing 11, the guide inclined edge 48b of the lock member 40 set at the lock position comes into contact with the edge of the engagement hole 11c. Can be sequentially changed to the release position. Therefore, when the drawer body 20 is pushed into the main body housing 11, the engagement claw 48 can be fitted into the engagement hole 11c without operating the operation lever 44, and the operability is improved.
[0056]
Since the drawer body 20 is completely installed in the main body housing 11, the contact of the guide inclined edge 48 b with the edge of the engagement hole 11 c is eliminated. By returning to the lock position again by its own weight, it is possible to prevent the drawer body 20 from coming out of the main body casing 11.
[0057]
In this way, by providing the guide inclined edge 48b on the lock member 40, the drawn-out drawer body 20 is locked by simply pushing it into the main body casing 11. Locking operation becomes easy.
[0058]
The present invention is not limited to the above embodiment, and includes the following contents.
[0059]
(1) FIG. 4 is a side view showing another embodiment of the lock member according to the present invention, (A) is the second embodiment, and (B) is the lock member of the third embodiment. Respectively. First, the lock member 40a according to the second embodiment shown in FIG. 4A has an inverted L shape in a side view, and has an operation lever 42a that is long in the vertical direction, and a frame from the upper end of the operation lever 42a. It consists of a long engagement claw portion 46a corresponding to the engagement claw portion 46 of the previous embodiment extending in the direction 11b.
[0060]
The intersection position of the operation lever 42a and the long engagement claw 46a is externally fitted to the support shaft 49 in a slidable contact state, so that the lock member 40a can rotate forward and backward around the support shaft 49. . An engaging claw 48d is formed at the tip of the long engaging claw 46a. The engaging claw 48d is provided with an engaging edge 48e extending upside down and upside down from the previous embodiment, and from the lower end of the engaging edge 48e, It has a guide inclined edge 48f formed upward in the pushing direction. The side plate 21 of the drawer body 20 is directly outside the lower edge portion of the engagement hole 11c of the frame 11b in a state in which the drawer body 20 is housed in the main body housing 11, and has the same height as the lower edge portion. A stopper 21a is provided at this position.
[0061]
The lock member 40 has a lock posture indicated by a solid line in FIG. 4A and an operation lever 42a in which the long engagement claw 46a is abutted against the stopper 21a due to the weight of the long engagement claw 46a. By pressing the drawer body 20 in the pushing direction, the engaging claw 48d is disengaged from the lower edge of the engaging hole 11c, and the posture can be changed between the releasing posture shown by the two-dot chain line in FIG. It has become.
[0062]
According to the lock member 40a of the second embodiment, the same operational effects as the lock member 40 of the first embodiment can be obtained while having an extremely simple structure.
[0063]
Next, the locking member 40b of the third embodiment shown in FIG. 4B is formed in an inverted L shape similarly to the locking member 40a of the second embodiment, and is formed in a long shape in the vertical direction. The vertical rod 42b, the short engagement claw portion 46b shorter than the long engagement claw portion 46a of the second embodiment, and the operation projecting from the lower end portion of the long vertical rod 42b toward the pull-out direction of the drawer body 20 It consists of a lever 44b.
[0064]
An engaging claw 48d having an engaging edge 48e and a guide inclined edge 48f is formed at the tip of the short engaging claw 46b, similar to that of the second embodiment. The lock member 40b is fitted in a sliding contact with a U-shaped guide member 42c in a plan view in which the long vertical rod 42b is fixed to the side plate 21 of the drawer body 20. The upper edge of the guide member 42c is set at the same height as the lower edge of the engagement hole 11c formed in the frame 11b. Therefore, the lock member 40b holds the operation lever 44b and performs forward / reverse operation in the vertical direction, whereby the lower position (lock position) indicated by the solid line in FIG. 4B and the upper position indicated by the two-dot chain line. The position can be changed between (release position).
[0065]
According to the lock member 40b of the third embodiment, the position of the engagement claw 48d is changed from the rotation of the previous lock members 40 and 40a around the support shaft 49 to the guide member 42c. Except for the point due to the vertical movement of the lock member 40b performed while being guided, the same effects as those of the previous embodiment can be obtained.
[0066]
(2) In the above embodiment, the engaging hole 11c drilled in the frame 11b is employed as the engaging portion of the present invention. In the present invention, the engaging portion is the engaging hole 11c. However, the present invention is not limited to this, and it may be a so-called notched recess in which any edge in the width direction of the engagement hole 11c is opened, or the engagement edge of the engagement claws 48, 48f. 48e may be a locking pin that is hooked.
[0067]
(3) In the above embodiment, the lock structure including the lock members 40, 40 a, 40 b and the like is applied to the drawer body 20 that is mounted on the transport unit 30 of the image forming apparatus 10. The lock structure is not limited to being applied to the image forming apparatus 10, and can be applied to various interior devices that are attached to various body housings in a pull-out manner so as to be removable.
[0068]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the present invention is a lock that locks the mounting state of the interior device in the main body casing by engaging with an engagement portion formed at an appropriate position of the main body housing. A locking member having an engaging claw that changes its position between a position and a releasing position at which the engagement is released, and the engaging claw is positioned at the locking position by its own weight. Therefore, compared to the conventional configuration that uses the biasing means to hold the locking position of the engaging claw, the structure is simplified because the biasing means does not exist, and the component and assembly costs are reduced. Can contribute to the reduction of In addition, it is possible to cope with the case where it is difficult to employ the biasing means due to positional restrictions, and the versatility can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic side view illustrating an embodiment of a drawer to which a lock structure according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a perspective view showing an embodiment of a lock member.
FIG. 3 is a side view of the lock member shown in FIG. 2;
FIG. 4 is a side view showing another embodiment of the lock member according to the present invention, wherein (A) shows the second embodiment, and (B) shows the lock member of the third embodiment. ing.
[Explanation of symbols]
1 Conveyance path 8 Elastic member
9 Discharge unit 10 Image forming apparatus
11 Device body (body housing) 11a Opening
11b frame 11c engagement hole
12 Image forming unit 13 Developing device
14 Photosensitive drum 15 Charging unit
16 Exposure unit 17 Paper feed mechanism
18 Cleaning Mechanism 19 Fixing Device
20 Drawer (interior equipment)
21 Side plate 21a Stopper
22 arm 30 transport unit (interior equipment)
31 Base 32 Conveyor belt
33 driving roller 34 driven roller
35 Rolling roller 40, 40a, 40b Lock member
41 Locking member body 41a Insertion hole
42 Weight part 42a Operation lever
42b Long vertical rod 42c Guide member
43 Diagonally extending plate 44 Operation lever
45 bolt 46 engaging claw
46a Long engagement claw 46b Short engagement claw
47 Folding part 48 Engaging claw
48a Engagement edge 48b Guide inclination edge (inclination part)
48c hemispherical protrusion 48d engaging claw
48e engagement edge 48f guide inclined edge
49 Support shaft (posture change part)

Claims

本体筐体適所に形成された出入口に対して出し入れ可能に装着される所定の内装機器を前記本体筐体に装着された状態でロックするロック構造であって、前記内装機器に設けられ、係止爪部と操作部とを備えるロック部材と、このロック部材の姿勢を変更する姿勢変更部とを有し、前記姿勢変更部は、ロック部材を、その係止爪部が前記本体筐体の適所に形成された係合部と係合することによって内装機器の本体筐体に対する装着状態をロックするロック位置と前記係合が解除される解除位置との間で位置変更し得るように姿勢変更可能にする構造であるとともに、係止爪部は、前記操作部の自重によってロック位置方向に付勢される位置に設けられ、前記係合部は、前記出入口の近傍であって前記出入口と同一の向きを有して穿設された係合孔であり、前記姿勢変更部は、前記出し入れ方向と交差する方向に伸び、前記ロック部材を回動自在に支持する支持軸であり、前記操作部は、前記内装機器が前記本体筐体内に装着された状態で前記支持軸よりも前記出入口へ寄った位置に向けて前記係止爪部から延設されていることを特徴とするロック構造。A lock structure that locks a predetermined interior device that is mounted to be able to be inserted into and removed from an entrance formed in a proper position of the main body housing in a state of being mounted on the main body housing. A lock member having a claw portion and an operation portion; and a posture change portion that changes the posture of the lock member. The position can be changed so that the position can be changed between a lock position for locking the mounting state of the interior device to the main body housing and a release position for releasing the engagement by engaging with the engaging portion formed in with a structure that, the locking claw portion is provided on the biased Ru positioned in the locking position direction by the weight of the operating portion, the engaging portion is equal to the entrance to a vicinity of the doorway Clerk drilled with the direction of The posture changing portion is a support shaft that extends in a direction intersecting with the insertion / removal direction and rotatably supports the lock member. The operation portion is mounted on the interior device in the main body casing. locking structure characterized that you have extended from the locking claw portion toward the position near to the entrance than the support shaft in a state of being.

前記係止爪部には、頂部から爪先端に亘って傾斜部が形成されており、前記内装機器を前記出入口から押し込む際に、係止爪部が係合孔に係合する前の前記ロック部材は、傾斜部が係合孔の一端に当接し、押し込みに連れて姿勢を変更しながら前記一端を摺動し、内装機器が本体筐体に装着されたときに係止爪部がロック位置に位置するように姿勢変更するものであることを特徴とする請求項１記載のロック構造。 The locking claw portion is formed with an inclined portion from the top to the claw tip, and the lock before the locking claw portion engages with the engagement hole when the interior device is pushed from the entrance / exit. The member has an inclined portion that abuts on one end of the engagement hole, slides on the one end while changing the posture as it is pushed, and the locking claw portion is locked when the interior device is mounted on the main body housing. The lock structure according to claim 1 , wherein the posture is changed so as to be positioned at the position .

前記支持軸は係止爪部と操作部との間に設けられると共に、前記係止爪部の爪先端は、係止爪部が係合孔に係合した状態でロック位置にあるとき、支持軸の軸心から本体筐体の係合孔が穿設された部分へ降ろした垂線の交点に対して同一レベルまたは下方にあることを特徴とする請求項１または２記載のロック構造。 The support shaft is provided between the locking claw portion and the operation portion, and the claw tip of the locking claw portion is supported when the locking claw portion is in the locked position with the engagement claw portion engaged with the engagement hole. 3. The lock structure according to claim 1 or 2, wherein the lock structure is at the same level or below the intersection of a perpendicular drawn from the axis of the shaft to a portion where the engagement hole of the main body casing is formed .