JP4132185B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シフト位置センサ故障時のフェイルセーフ機能を備えた自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両に搭載されている無段変速機、或いは通常の多段式自動変速機では、車両の前進或いは後進をセレクトレバーの操作により行っている。即ち、運転者が、セレクトレバーをNレンジ、或いはPレンジの停車状態から、Dレンジ等の前進走行レンジにシフトすると、セレクトレバーに連設するマニュアルバルブがフォワードクラッチと油圧供給路とを接続し、このフォワードクラッチに対してクラッチ圧を供給し、フォワードクラッチを係合動作させ、エンジンからの動力を正転状態で動力伝達系に伝達する。
【0003】
一方、上記セレクトレバーをRレンジにシフトすると、上記マニュアルバルブが油圧供給路をリバースブレーキ(又はリバースクラッチ)に切換接続し、このリバースブレーキ(又はリバースクラッチ)に対してクラッチ圧を供給し、リバースブレーキ(又はリバースクラッチ)を係合動作させ、エンジンからの動力を逆転した状態で動力伝達系に伝達する。
【0004】
尚、上記セレクトレバーがPレンジ、Nレンジ等の停車レンジにシフトされているときは、上記両クラッチと上記油圧供給路とは遮断されると共に、両クラッチに供給されているクラッチ圧がドレーンされ、エンジンと動力伝達系とが遮断された状態となる。
【0005】
ところで、セレクトレバーをPレンジ、Nレンジ等の停車レンジからDレンジ、Rレンジ等の走行レンジにシフトしたとき、上記クラッチ及びブレーキ(以下、「摩擦係合要素」と総称する)に供給されるクラッチ圧により摩擦係合要素が急激に係合動作されて、車輪への動力伝達が可能となるため、いわゆる係合ショックが発生する。
【0006】
この係合ショックを緩和する手段として、例えば特開平5−280626号公報には、NレンジからDレンジなどの走行レンジにセレクト操作したとき、シフト位置センサによりセレクトレバーが走行レンジにシフトされた状態が検出され、このシフト位置信号がマイクロコンピュータに入力されると、このマイクロコンピュータにおいて上記摩擦係合要素に対する油圧を制御し、摩擦係合要素が急激に係合動作しないようにした技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記マイクロコンピュータでは、シフト位置センサから出力されるシフト位置信号に基づきセレクトレバーが走行レンジにシフトされた状態を判別するようにしているため、シフト位置センサが故障した場合には、セレクトレバーが走行レンジにシフトされた状態を判別することができず、走行不能となってしまう。
【0008】
これに対処するに、例えば特公平8−15855号公報では、セレクトレバーがNレンジ或いはPレンジにシフトされている状態でエンジン始動のために電源を投入したときのシフト位置センサから出力された信号を判別し、このシフト位置センサから走行レンジにシフトされている状態を示す信号(ON信号)が出力されているときはシフト位置センサの故障と判定し、OFF信号に相当する疑似信号を出力する技術が開示されている。
【0009】
この先行技術によれば、シフト位置センサが常にON信号を出力し続けている状態にのみ対応することができ、セレクトレバーを走行レンジにシフトしてもシフト位置センサからON信号が出力されない場合等、シフト位置センサがOFF側で故障している場合には対処することができない。
【0010】
尚、特開平7−259983号公報には、クラッチのドレーン油路に油流出制御手段を設け、油圧制御弁がバルブスティックにより動作不能となった場合であっても、上記油流出制御手段により最低限の走行を確保する技術が開示されている。しかし、この先行技術は油圧制御弁が故障した場合に対応することができるが、シフト位置センサの故障等、油圧制御系の故障に対しては対処することができない。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑み、セレクトレバーのシフト位置を検出するシフト位置センサから走行レンジにシフトされている状態を示す信号が検出されない場合であっても、走行可能とする自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による自動変速機の制御装置は、セレクトレバーのシフト位置を検出するシフト位置センサから該セレクトレバーが走行レンジにシフトされた状態を示す信号が出力されているとき、エンジンと動力伝達系とを接続する摩擦係合要素にクラッチ圧を供給して該摩擦係合要素を係合動作させる自動変速機の制御装置において、上記セレクトレバーに連設されて、該セレクトレバーが走行レンジにシフトされたときに上記摩擦係合要素への油路を形成するマニュアルバルブと、上記セレクトレバーを停車レンジから走行レンジシフトする際に、上記シフト位置センサから上記セレクトレバーが停車レンジにシフトされた状態を示す信号が出力された後、停車レンジにシフトされた状態を示す信号及び走行レンジにシフトされた状態を示す信号の何れも出力されない状況が設定時間継続したとき、上記摩擦係合要素の係合を指示する係合信号を出力するフェイルセーフ制御部と、上記係合信号が出力されたときエンジン運転状態に基づきクラッチ圧を設定し、上記マニュアルバルブを介して上記摩擦係合要素に該クラッチ圧を供給することで該摩擦係合要素を係合動作させるクラッチ圧制御部とを備えることを特徴とする。
【0013】
この場合、好ましくは、前記クラッチ圧制御では前記摩擦係合要素の係合信号が出力されたときクラッチ圧を緩やかに立ち上げることで、摩擦係合要素が係合動作するときの係合ショックを緩和する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1〜図7に本発明の第1実施の形態を示す。尚、本実施の形態では自動変速機の一例として無段変速機を示す。
【0017】
図3の符号1はエンジンで、このエンジン1の出力軸2が無段変速装置3、終減速装置4を介して駆動輪5を支承する駆動軸6に連設されている。又、上記無段変速装置3が、入力側からトルクコンバータ7、プラネタリギヤ式前後進切換装置8、無段変速機9で構成されている。
【0018】
又、上記エンジン1の出力軸2が上記トルクコンバータ7のインペラ7aに連設され、このトルクコンバータ7のタービン7bが上記前後進切換装置8の入力軸8aに連設されている。尚、符号7cは、上記エンジン1の出力軸2と上記タービン7bとを流体を介さずに直結状態にするロックアップクラッチである。
【0019】
上記前後進切換装置8は、本実施の形態ではダブルピニオン式プラネタリギヤ10を採用しており、このプラネタリギヤ10のサンギヤ10aに上記入力軸8aが連設され、又このサンギヤ10aとキャリヤ10bとが、摩擦係合要素としてのフォワードクラッチ11を介して係脱自在にされ、更に、リングギヤ10cとトランスミッションケース3aとが摩擦係合要素としてのリバースブレーキ12を介して係脱自在にされている。
【0020】
上記フォワードクラッチ11が係合すると上記プラネタリギヤ10が一体回転し、又、上記リバースブレーキ12が係合すると逆転した動力を上記無段変速機9の入力軸9aへ伝達する。そして、上記フォワードクラッチ11とリバースブレーキ12との双方が開放された状態では、上記プラネタリギヤ10がニュートラル状態となり、動力伝達系における動力伝達が遮断される。
【0021】
上記前後進切換装置8のキャリヤ10bに連設する上記無段変速機9の入力軸9aにプライマリプーリ9bが軸着され、このプライマリプーリ9bに対設するセカンダリプーリ9cが出力軸9dに軸着され、この両プーリ9b,9cにベルト9eが巻装されている。上記各プーリ9b,9cの可動シーブ側にプライマリ油圧室9f、セカンダリ油圧室9gが設けられており、この各油圧室9f,9gに供給される作動油圧により、上記両プーリ9b,9cの溝幅を反比例状態に設定して変速制御を行う。又、上記無段変速機9の出力軸9dが上記終減速装置4の減速歯車群4aを介して、上記駆動軸6に軸着されているデファレンシャル装置4bに連設されている。
【0022】
上記前後進切換装置8のフォワードクラッチ11とリバースブレーキ12とは、油圧により係合或いは開放動作される。図1に示すように、上記フォワードクラッチ11、リバースブレーキ12に連通する油路11a,12aがマニュアルバルブ14に接続されている。このマニュアルバルブ14は、車両のセンタコンソールに設けたセレクト操作部15に配設されているセレクトレバー15aに連設されている。このセレクト操作部15には、Dレンジ、Nレンジ、Rレンジ、Pレンジの各レンジポジションが設定されている。
【0023】
上記セレクトレバー15aをNレンジ、或いはPレンジの停車レンジにシフトすると、上記マニュアルバルブ14が上記フォワードクラッチ油路11aとリバースブレーキ油路12aとが共にドレーン油路16aに接続して、上記フォワードクラッチ11、リバースブレーキ12を開放し、前後進切換装置8を空転させるニュートラル状態となる。
【0024】
又、上記セレクトレバー15aを前進走行レンジであるDレンジにシフトすると、上記マニュアルバルブ14がフォワードクラッチ油路11aをクラッチ圧油路16bに接続すると共に、リバースブレーキ油路12aをドレーン油路16aに接続し、フォワードクラッチ11を係合させると共にリバースブレーキ12を開放させる。その結果、上記前後進切換装置8が一体回転し、エンジン1の動力が上記無段変速機9に伝達される。
【0025】
更に、上記セレクトレバー15aを後進走行レンジであるRレンジにシフトすると上記マニュアルバルブ14が、上記クラッチ圧油路16bを上記リバースブレーキ油路12aに接続すると共に上記フォワードクラッチ油路11aをドレーン油路16aに接続して、リバースブレーキ12を係合させると共にフォワードクラッチ11を開放させる。その結果、無段変速機9が逆転し所定に減速された動力が上記無段変速機9に伝達される。
【0026】
又、上記クラッチ圧油路16bには、クラッチ制御弁17が介装されている。このクラッチ制御弁17は、図示しないオイルポンプから吐出される油圧を元圧として所定に調圧されたライン圧PLを所定に減圧して、フォワードクラッチ11、或いはリバースブレーキ12に供給するクラッチ圧Pfrの過渡特性を制御するもので、このクラッチ制御弁17を作動させるソレノイド17aがコントロールユニット18に接続されている。
【0027】
図2に示すように、上記コントロールユニット18には、上記マニュアルバルブ14へ供給するクラッチ圧Pfrを制御する機能として、各種入力信号処理部21、フェイルセーフ制御部22、クラッチ動作判定部23、目標クラッチ圧演算部24、クラッチ圧制御部25を備えている。
【0028】
上記クラッチ制御弁17の入力側には、図示しないオイルポンプから吐出される油圧を元圧として所定に調圧されたライン圧PLが供給されており、上記クラッチ制御弁17を比例的に動作させて、上記ライン圧PLを調圧し、上記マニュアルバルブ14に供給するクラッチ圧Pfrを生成する。
【0029】
上記各種入力処理部21では、エンジン回転数信号Ne、プライマリプーリ9bの回転数であるプライマリ回転数信号Np、セカンダリプーリ9cの回転数を車速として代用する車速信号Ns、油温信号TOIL、スロットル開度信号θ、及び上記セレクトレバー15aのシフト位置を検出するシフト位置センサ19からのシフト位置信号が入力され、この各信号を所定に処理し、目標クラッチ圧演算部24へ出力すると共に、フェイルセーフ制御部22へシフト位置信号を出力する。尚、上記シフト位置センサ19は、各レンジポジションに配設されたPレンジスイッチ、Rレンジスイッチ、Nレンジスイッチ、Dレンジスイッチで構成されており、セレクトレバー15aが各シフト位置にシフトされたとき対応するレンジスイッチがON信号を出力する。
【0030】
フェイルセーフ制御部22では、シフト位置センサ19から出力されるシフト位置信号に基づき、走行レンジスイッチであるDレンジスイッチ或いはRレンジスイッチがONのときは、クラッチ係合信号をクラッチ動作判定部23へ出力し、又、停車レンジスイッチであるPレンジスイッチ、或いはNレンジスイッチがONのときはクラッチ開放信号を上記クラッチ動作判定部23へ出力する。更に、フェイルセーフ機能として、上記走行レンジスイッチと停車レンジスイッチとの双方がOFFで、且つその状態が一定時間継続しているときは、走行レンジスイッチの故障と判定し、上記クラッチ動作判定部23へクラッチ係合信号を擬似的に出力する。
【0031】
クラッチ動作判定部23では、上記フェイルセーフ制御部22からクラッチ係合信号が入力されたとき第1クラッチ動作フラグF1をセットし、又、クラッチ開放信号が入力されたとき第1クラッチ動作フラグF1をクリアする。
【0032】
目標クラッチ圧演算部24では、エンジン回転数Neとスロットル開度θとに基づきマップを参照してエンジントルクTeを設定し、このエンジントルクTeに基づき、目標クラッチ圧Pfrdの上限である設定クラッチ圧Pfrtを設定すると共に、発進或いは前後進切換等の過渡時においては、上記目標クラッチ圧Pfrdを低圧から上記設定クラッチ圧Pfrtに達するまで、段階的に上昇させた値で設定する。
【0033】
クラッチ圧制御部25では、上記クラッチ圧Pfrが上記目標クラッチ圧Pfrdになるように上記クラッチ圧制御弁用ソレノイド17aに対する通電電流Ipを設定し出力する。
【0034】
上記コントロールユニット18で処理されるクラッチ動作判定は、具体的には、図4に示すクラッチ動作判定ルーチンにて行われ、又、上記目標クラッチ圧Pfrdは、図5に示す目標クラッチ圧設定ルーチンに従って処理される。
【0035】
図4に示すクラッチ動作判定ルーチンでは、先ず、ステップS1,S2でシフト位置センサ19を構成する各レンジスイッチの何れがONされているかを調べる。エンジン始動時、セレクトレバー15aはNレンジかPレンジにシフトされているため、Nレンジスイッチ或いはPレンジスイッチの停車レンジスイッチがONされており、従って、ステップS2からステップS3へ進み、タイマT1をクリアし、ステップS4で第1クラッチ動作フラグF1をクリアしてルーチンを抜ける。
【0036】
次に、セレクトレバー15aをDレンジ、或いはRレンジの走行レンジにシフトすると、対応するDレンジスイッチ、或いはRレンジスイッチがONするため、ステップS1からステップS5へ分岐し、第1クラッチ動作フラグF1をセットしてルーチンを抜ける。
【0037】
ところで、上記シフト位置センサ19の走行レンジスイッチが故障している場合、エンジン始動後、セレクトレバー15aをNレンジ或いはPレンジの停車レンジからDレンジ或いはRレンジの走行レンジにシフトしても走行レンジスイッチはONせず、OFF状態を維持しているため、全てのレンジスイッチがOFFとなり、ステップS2からステップS6へ分岐し、タイマT1を起動させ、ステップS7で上記タイマT1の値が設定時間TSETに達したか否かを判定し、T1<TSETのときは、ステップS1へ戻り、T1≧TSETに達したときステップS5へ進み、第1クラッチ動作フラグF1をセットしてルーチンを抜ける。
【0038】
その結果、エンジン始動後、セレクトレバー15aを走行レンジにシフトしたとき、シフト位置センサ19の走行レンジスイッチが故障していても、第1クラッチ動作フラグF1がシフトされるため、走行が可能となる。又、走行レンジスイッチが故障しているときは、第1クラッチ動作フラグF1が正常時に比し若干遅れてシフトされるため、運転者は動作遅れにより故障を察知することができる。尚、この場合、上記シフト位置センサ19の走行レンジスイッチが故障していることをインストルメントパネルに表示して、運転者に知らせるようにしても良い。
【0039】
上記第1クラッチ動作フラグF1は、図5に示す目標クラッチ圧設定ルーチンで読込まれる。
このルーチンでは、先ず、ステップS11で第1クラッチ動作フラグF1の値を参照し、F=0のクラッチ開放のときは、ステップS12へ進み、目標クラッチ圧Pfrdを0に設定し、ステップS13で、タイマtをクリアしてルーチンを抜ける。
【0040】
その結果、上記ソレノイド17aに対する通電が遮断され、クラッチ制御弁17がリターンスプリングの付勢力により戻され、図1に示すように、クラッチ圧油路16bが遮断されると共に、マニュアルバルブ14側に連通するクラッチ圧油路16bがドレーン油路16aに連通されて油圧がドレーンされる。上記第1クラッチ動作フラグF1が0のときは、セレクトレバー15aが停車レンジであるNレンジ或いはPレンジにシフトされている状態であるため、マニュアルバルブ14へ供給されるクラッチ圧Pfrが直ちにドレーンされる。
【0041】
又、上記第1クラッチ動作フラグF1が1のときは、ステップS14へ進み、第1クラッチ動作フラグF1が0から1へ切換えられた後のタイマtの値と第1設定時間t11とを比較し、t<t11のとき、即ち、第1クラッチ動作フラグF1がセットされたときから設定時間t11に達する迄の間はステップS15へ進み、次式に基づき目標クラッチ圧Pfrを算出する。
Pfr=I11+K11・t
上式は、セレクトレバー15aを停車レンジから走行レンジへ切換えたときの初期過渡特性を設定するもので、I11は第1固定値、K11は経過時間に対する係数で、図6、図7に示すように、時間に比例して比較的急な立ち上がりの過渡特性に設定される。
【0042】
次いで、ステップS16へ進み、タイマtをカウントアップしてステップS17へ進む。ステップS17では、上記目標クラッチ圧Pfrと設定クラッチ圧Pfrtとを比較する。この設定クラッチ圧Pfrtは車両の運転状態に応じて設定される可変値であり、例えば、エンジン回転数Neとスロットル開度θとに基づきマップを参照して設定したエンジントルクTeに基づいて設定される。
Pfrt=K・f(Te)
但し、Kは係数である。
【0043】
0<t<t11の区間で設定される目標クラッチ作動圧Pfrdは比較的小さいため、Pfrd<Pfrtであり、ステップS17からそのままルーチンを抜ける。
【0044】
そして、タイマtの値が第1設定時間t11を経過したとき、ステップS14からステップS18へ進み、第2設定時間t12と上記タイマtの値とを比較し、t11≦t<t12のときは、ステップS18からステップS19へ進み、次式に基づき目標クラッチ圧Pfrを算出し、ステップS16へ戻る。
Pfr=I12+K12・t
上式は、セレクトレバー15aを停車レンジから走行レンジへ切換えた後、目標クラッチ圧Pfrdを立ち上げる中途段階の過渡特性を設定するもので、I12は固定値、又、K11は経過時間に対する係数であり、図6、図7に示すように、初期段階の過渡特性に比し緩やかに設定される。
【0045】
そして、上記タイマtによる計時が設定時間t12を越えると、ステップS18からステップS20へ分岐し、目標クラッチ圧Pfrdを次式に基づき算出し、ステップS16へ戻る。
【0046】
Pfrd=I13+K13・t
上式は、目標クラッチ圧Pfrdを最終的な設定クラッチ圧Pfrtまで立ち上げる最終段階の過渡特性を設定するもので、図6、図7に示すように、初期設定による過渡特性とほぼ同じ勾配で上昇される。
【0047】
そして、ステップS16でタイマtをカウントアップした後、ステップS17で上記目標クラッチ圧Pfrdと設定クラッチ圧Pfrtとを比較し、Pfrd<Pfrtのときは、目標クラッチ圧Pfrdが設定クラッチ圧Pfrtに達するまでルーチンを繰り返し実行し、Pfrd≧PfrtとなったときステップS48へ進み、上記目標クラッチ圧Pfrdを設定クラッチ圧Pfrtで固定して、ルーチンを抜ける。
【0048】
このように、本実施の形態では、図6に示すように、シフト位置センサ19の走行レンジスイッチが正常なときであっても、走行レンジスイッチ及び停車レンジスイッチが共にOFFのときは、目標クラッチ圧Pfrdが立ち上がらず、走行レンジスイッチがONになったとき、即ちマニュアルバルブ14によりクラッチ油路16bとフォワードクラッチ油路11a或いはリバースブレーキ油路12aとが完全に連通されたとき、上記目標クラッチ圧Pfrtを立ち上げるようにしたので、クラッチ無駄時間における油圧流入時間のばらつきが抑制され、クラッチ制御性が向上するばかりでなく、クラッチ係合ショックのばらつきが低減される。
【0049】
更に、図7に示すように、シフト位置センサ19のDレンジスイッチ或いはRレンジスイッチ等の走行レンジスイッチが故障しており、セレクトレバー15aをDレンジ或いはRレンジの走行レンジにシフトしても、走行レンジスイッチからON信号が出力されない場合であっても、設定時間TSETに達したとき目標クラッチ圧Pfrtが立ち上がるので、走行レンジスイッチの故障による走行不能が回避される。
【0050】
又、図8〜図11に本発明の第2実施の形態を示す。本実施の形態では、目標クラッチ圧Pfrtの過渡特性を、シフト位置センサ19のDレンジスイッチ或いはRレンジスイッチ等の走行レンジスイッチが正常な場合と故障した場合とで、異なる値に設定したものである。
【0051】
図8に示すクラッチ作動判定ルーチンでは、セレクトレバー15aがNレンジ、Pレンジの停車レンジにシフトされているとき、シフト位置センサ19のNレンジスイッチ或いはPレンジスイッチがONであるため、ステップS3からステップS4を経てステップS21へ進み、第1クラッチ動作フラグF1と第2クラッチ動作フラグF2との双方をクリアしてルーチンを抜ける。
【0052】
一方、セレクトレバー15aを上記停車レンジからDレンジ或いはRレンジ等の走行レンジにシフトしても、上記シフト位置センサ19のDレンジスイッチ或いはRレンジスイッチ等の走行レンジスイッチがONせず、OFF状態のままで、その経過時間が設定時間TSETに達したときは、上記走行レンジスイッチの故障と判定し、ステップS22へ進み、第2クラッチ動作フラグF2をセットしてルーチンを抜ける。
【0053】
上記各クラッチ動作フラグF1,F2は、図9に示す目標クラッチ圧設定ルーチンで読込まれる。このルーチンでは、先ず、ステップS31,S32で、各クラッチ動作フラグF1,F2の値を参照し、双方とも0のときは、ステップS33へ分岐し、目標クラッチ圧Pfrdをクリアし、続くステップS34で、タイマtをクリアしてルーチンを抜ける。
【0054】
又、第1クラッチ動作フラグF1がセットされているときはステップS35へ進み、正常時目標クラッチ圧を設定し、ルーチンを抜ける。正常時目標クラッチ圧は、前述した図5に示す目標クラッチ圧設定ルーチンの、ステップS11〜S13を除くステップS14以下と同様の処理を経て設定されるため、ここでの説明は省略する。
【0055】
又、第2クラッチ動作フラグF2がセットされているときは、ステップS32からステップS36へ進み、故障時目標クラッチ圧を設定し、ルーチンを抜ける。この故障時目標クラッチ圧は、図10に示す故障時目標クラッチ圧設定サブルーチンで設定される。
【0056】
このルーチンでは、先ずステップS41で、タイマtの値と第1設定時間t21とを比較し、t<t21のとき、即ち、第2クラッチ動作フラグF2がセットされたときから設定時間t21に達する迄の間は、ステップS42へ進み、次式に基づき目標クラッチ圧Pfrを算出する。
Pfr=I21+K21・t
上式は、シフト位置センサ19の走行レンジスイッチの故障によるフェイルセーフ時のフォワードクラッチ11或いはリバースブレーキ12を係合させる最初の段階の過渡特性を設定するもので、I21は第1固定値、K21は経過時間に対する係数で、図11に示すように、時間に比例して比較的急な立ち上がりの過渡特性に設定される。
【0057】
その後、ステップS43へ進み、タイマtをカウントアップして、ステップS44へ進む。ステップS44では、上記目標クラッチ圧Pfrと設定クラッチ圧Pfrtとを比較する。この設定クラッチ圧Pfrtは車両の運転状態に応じて設定される可変値であり、前述した第1実施の形態と同様、エンジン回転数Neとスロットル開度θとに基づきマップを参照して設定したエンジントルクTeに基づいて設定される。
0<t<t21の区間で設定される目標クラッチ作動圧Pfrdは比較的小さいため、Pfrd<Pfrtであり、ステップS44からそのままルーチンを抜ける。
【0058】
そして、タイマtの値が第1設定時間t21を経過したとき、ステップS41からステップS45へ進み、第2設定時間t22と上記タイマtの値とを比較し、t21≦t<t22のときは、ステップS45からステップS46へ進み、次式に基づき目標クラッチ圧Pfrを算出し、ステップS43へ戻る。
Pfr=I22+K22・t
上式は、フェイルセーフ時の目標クラッチ圧Pfrdを立ち上げる中途段階の過渡特性を設定するもので、I22は固定値、又、K22は経過時間に対する係数であり、図11に示すように、初期段階の過渡特性に比し緩やかに設定される。
【0059】
そして、上記タイマtによる計時が設定時間t22を越えると、ステップS45からステップS47へ分岐し、目標クラッチ圧Pfrdを次式に基づき算出し、ステップS43へ戻る。
【0060】
Pfrd=I23+K23・t
上式は、目標クラッチ圧Pfrdを最終的な設定クラッチ圧Pfrtまで立ち上げる最終段階の過渡特性を設定するもので、図11に示すように、初期設定による過渡特性よりは緩やかであるが中途段階の過渡特性よりは急な勾配に設定されている。
【0061】
そして、ステップS43でタイマtをカウントアップした後、ステップS44で上記目標クラッチ圧Pfrdと設定クラッチ圧Pfrtとを比較し、Pfrd<Pfrtのときは、目標クラッチ圧Pfrdが設定クラッチ圧Pfrtに達するまでルーチンを繰り返し実行し、Pfrd≧PfrtとなったときステップS48へ進み、上記目標クラッチ圧Pfrdを設定クラッチ圧Pfrtで固定して、ルーチンを抜ける。
【0062】
このように、本実施の形態では、図11に示すように、シフト位置センサ19のDレンジスイッチ、Rレンジスイッチ等の走行レンジスイッチが故障した場合におけるフェイルセーフ時の過渡特性が、正常時の過渡特性に比し緩やかに上昇するように設定したので、走行レンジスイッチの故障と判定する迄の動作遅れ時間(設定時間TSET)において、上記目標クラッチ圧Pfrdが緩やかに立ち上げられるので、例えば運転者が空吹かししてエンジン回転数が上昇しても、フォワードクラッチ11或いはリバースブレーキ12が回転上昇を抑制しつつ滑らかに係合されるため、急な飛び出しが防止され、スムーズに発進させることができる。
【0063】
尚、本発明は上記各実施の形態に限るものではなく、例えば通常の多段式自動変速機のフォワードクラッチ及びリバースブレーキに対するクラッチ圧制御に対しても採用することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、セレクトレバーのシフト位置を検出するシフト位置センサから走行レンジ信号が出力されず、その状態が設定時間継続しているときは、シフト位置センサの故障と判定し、エンジンと動力伝達系とを接続する摩擦係合要素にクラッチ圧を供給するようにしたので、セレクトレバーを走行レンジにシフトしたとき、シフト位置センサの故障により走行レンジ信号が出力されない場合であっても走行が可能となる。
【0065】
又、この場合、上記クラッチ圧を緩やかに立ち上げるようにすることで、クラッチ圧が供給されるまでの遅延時間中にエンジンが空吹きされた場合であっても、急な飛び出しが回避され、車両をスムーズに発進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による制御装置の構成図
【図2】同、コントロールユニットのクラッチ圧制御系を示すブロック図
【図3】同、無段変速装置の動力伝達系を示す模式図
【図4】同、クラッチ動作判定ルーチンを示すフローチャート
【図5】同、目標クラッチ圧設定ルーチンを示すフローチャート
【図6】同、正常時の目標クラッチ圧の過渡特性を示すタイムチャート
【図7】同、故障時の目標クラッチ圧の過渡特性を示すタイムチャート
【図8】第2実施の形態によるクラッチ動作判定ルーチンを示すフローチャート
【図9】同、目標クラッチ圧設定ルーチンを示すフローチャート
【図10】同、故障時目標クラッチ圧設定サブルーチンを示すフローチャート
【図11】同、故障時の目標クラッチ圧の過渡特性を示すタイムチャート
【符号の説明】
1…エンジン
3…自動変速機(無段変速機)
11,12…摩擦係合要素(フォワードクラッチ、リバースブレーキ)
19…シフト位置センサ
22…フェイルセーフ制御部
25…クラッチ圧制御部
Pfr…クラッチ圧
Pfrd…目標クラッチ圧
TSET…設定時間

Claims (2)

  1. セレクトレバーのシフト位置を検出するシフト位置センサから該セレクトレバーが走行レンジにシフトされた状態を示す信号が出力されているとき、エンジンと動力伝達系とを接続する摩擦係合要素にクラッチ圧を供給して該摩擦係合要素を係合動作させる自動変速機の制御装置において、
    上記セレクトレバーに連設されて、該セレクトレバーが走行レンジにシフトされたときに上記摩擦係合要素への油路を形成するマニュアルバルブと、
    上記セレクトレバーを停車レンジから走行レンジシフトする際に、上記シフト位置センサから上記セレクトレバーが停車レンジにシフトされた状態を示す信号が出力された後、停車レンジにシフトされた状態を示す信号及び走行レンジにシフトされた状態を示す信号の何れも出力されない状況が設定時間継続したとき、上記摩擦係合要素の係合を指示する係合信号を出力するフェイルセーフ制御部と、
    記係合信号が出力されたときエンジン運転状態に基づきクラッチ圧を設定し、上記マニュアルバルブを介して上記摩擦係合要素に該クラッチ圧を供給することで該摩擦係合要素を係合動作させるクラッチ圧制御部とを備えることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記クラッチ圧制御部では前記摩擦係合要素へ係合信号が出力されたときクラッチ圧を緩やかに立ち上げることを特徴とする自動変速機の制御装置。
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