JP4131460B2 - Diaphragm pump - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイヤフラムポンプに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のダイヤフラムポンプは、図７に示すような構成である。この図において２１はモータ、２２はモータ２１の出力軸、２３は出力軸２２に固定されたクランク体、２４はクランク台２３に傾斜させて固定されている駆動軸、２６は駆動軸２４に対して回動可能に取り付けられている駆動体、２７はケーシング、２８はシリンダー部、２９はバルブハウジングである。３１はダイヤフラム部、３２は円筒状の吐出弁で、このダイヤフラム部３１と吐出弁３２とが一体に構成されていてダイヤフラム本体３０を構成する。このダイヤフラム本体３０はシリンダー部２８とバルブハウジング２９とにより保持されている。また３３、３４はバルブハウジング２９と一体に形成された弁室部（共通室）および吐出口、３５は吸入弁、３６は吸入口である。
【０００３】
このような構成のダイヤフラムポンプは、モータ２１の駆動による出力軸２２の回転によりクランク台２３が回転する。このクランク台２３の回転によりそれに固定されている駆動軸２４はその傾斜方向が変化する。それにより駆動体２６も変化し、それに取り付けられたダイヤフラム部３１の駆動部（ピストン部）３１ａが往復動しポンプ作用を行なう。つまり図面右側のダイヤフラム部のように駆動部３１ａが上昇するとポンプ室の容積が減少して圧力が増加し、円筒状の吐出弁３２を開いて吐出口３４より流体が送り出される。一方、左側のダイヤフラム部のように駆動部が下降するとそのポンプ室の容積が増大し吸入弁３５を開いて外部の流体が流入する。
【０００４】
このように、ポンプ室の容積の変化により、流体は外部より吸入弁を通ってポンプ室内に流入し、次に流入した流体は吐出弁を開いて吐出口より供給されるというポンプ作用を行なう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べた従来のダイヤフラムポンプは、吐出弁がダイヤフラム部と一体に形成された筒状の弁であり、そのためにこの筒状の弁が配置された弁室部（共通室）を構成する部分が同様に筒状をなし、蓋体の表面部分より突出した形状であり、この弁室部の上側端面より伸びた吐出口を有し、この吐出口に供給すべき箇所に導くためのパイプ等を接続して用いられる。
【０００６】
そのために、従来のダイヤフラムポンプは、少なくとも弁室部（共通室）を形成する前記筒状の部分より外部に突出しているために比較的大型にならざるを得ず、しかもその形状が段をなしている。そのためにポンプの配置場所が制限されることがまれにはある。
【０００７】
また吐出弁が円筒状であるため、弁を作成した後ポンプを組み立てるまでの部品保管、移送等の間に円筒形状の吐出弁が変形する欠点がある。更にこの筒状の弁が薄肉であるため、ポンプを組み立てる際の弁室部（共通室）への筒状の弁を挿入する作業が面倒である等組み立て上の問題もある。
【０００８】
上記従来例のダイヤフラムポンプの欠点を除去するために、本発明の出願人が出願した、組み立てが容易である等製造が容易であり、より小型化し得るダイヤフラムポンプである、特願２００２−１９９００のポンプがある。このダイヤフラムポンプは、次に述べるような構成で、特に吐出弁が平板状であって、取り付けが簡単な構成である。
【０００９】
それは、図８に示す通りの構成である。この図において２１はモータ、２２はモータ２１の出力軸、２３は出力軸２２に固定されているクランク台、２４はクランク台２３に出力軸２２に対し傾斜させて固定されている駆動軸、２６は駆動体で、その軸受部２６ａに駆動軸２４が挿入されることにより駆動軸２４に回動可能に取り付けられている。又、４１は通気孔４１ａを有するケース、４２はシリンダー部、４３はバルブハウジング、４５はシリンダー部４２とバルブハウジング４３とにて保持されていてダイヤフラム部４６を有するダイヤフラム本体、４８はポンプ室、４９はバルブハウジング４３に取り付けられている吐出弁、５０は吐出口５１を有する集気体である。そしてケース４１、シリンダー部４２、バルブハウジング４３、集気体５０をシリンダー部４２とバルブハウジング４３とによりダイヤフラム本体４５を挟み、また吐出弁４９をバルブハウジング４３に取り付けて、図に示すように組み立てたものである。
【００１０】
図８に示すポンプにおいて、ダイヤフラム本体４５は、図９に示す通りであり、そのうち（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図（断面図）である。また図１０はシリンダー部４２の形状を示す図で、（Ａ）が平面図、（Ｂ）は断面図である。更に図１１はバルブハウジング４３の平面図、図１２は、集気体で（Ａ）は底面図、（Ｂ）は断面図である。
【００１１】
このダイヤフラムポンプは、前記の通りのダイヤフラム部等が図８に示すように組み立てられたものである。
【００１２】
前記出願のダイヤフラムポンプを構成する各部とそれらが組み立てられた状態における全体の構成を述べる。
【００１３】
まず、ダイヤフラム本体４５は、図９に示すような構成で、複数のダイヤフラム部４６（この図のものは（Ａ）の平面図のように３ケが円周上に等間隔に配置されている）とこれら各ダイヤフラム部４６の間には三つの薄い平面状のバルブ部分４５ｃが形成され、各バルブ部分４５ｃには孔４５ｄが形成された形状である。このダイヤフラム本体４５は、図８に示すようにシリンダー部４２とバルブハウジング４３とにより保持されている。
【００１４】
また、シリンダー部４２は、図１０に示すように各ダイヤフラム部４６が配置されるシリンダー４２ａとシリンダー４２ａの間に孔４２ｂが形成されている。
【００１５】
またバルブハウジング４３は図１１に示す通りの形状である。この図１１は図８の下方より見た図で４３ａは通気孔、４３ｂは溝、４３ｃは弁取付孔である。
【００１６】
以上のようなシリンダー部４２とダイヤフラム本体４５とバルブハウジング４３を図８に示すようにダイヤフラム本体４５をシリンダー部４２とバルブハウジング４３とにより挟んで保持する。
【００１７】
このようにダイヤフラム部４６を保持した上で、吐出弁４９をバルブハウジング４３の弁取付孔４３ｃに凸部４３ｂを圧入する等により取り付け、更に吐出口５１を有する集気体５０をバルブハウジング４３に取り付けるようにしている。
【００１８】
この図８に示すポンプは、モータ２１を駆動することにより、出力軸２２を回転させこれに固定するクランク台２３を回転させる。これにより駆動軸２４がその傾斜方向を変化させ、駆動体２６の傾斜方向を変化させて、図の従来のポンプと同様にダイヤフラム部４６の駆動部４７を上下動する。
【００１９】
この駆動部４７の上下動によりポンプ室４８の容積が変化する。このダイヤフラム部４６の駆動部４７が図８より上昇するとポンプ室４８の容積が減少して圧力が増大し、これにより吐出弁４９の弁の部分４９ａを開きリブ４９ｃの間を通り図８の集気体５０のバルブハウジングとの間の空隙を通り吐出口５１より外部に供給される。この時に、他のダイヤフラム部に対応する吐出弁は閉じられている。
【００２０】
また、図８の右側のダイヤフラム部４６の駆動部４７が下降してポンプ室４８の容積が増大するとポンプ室内の圧力は減少し、吐出弁４９は閉じる。逆にダイヤフラム本体４５の平板状の肉薄部分（吸入弁）４５ｃは空間４４側に変形して開き、これにより生ずるシリンダー部４２との間隙に孔４２ｂよりシリンダー部４２ａ、ケース４１の空間内の流体が流入し、更に小孔４５ｄを通りバルブハウジング４３の溝４３ｂを通ってダイヤフラム部内に流入する。その際ケース４１に設けられた通気孔４１ａより外部よりケース４１内に流体が流入する。
【００２１】
上記特許出願の発明のポンプは、吐出弁の構成が簡単であり、又平板状であるために、ポンプの小型化や組み立てにとって好ましい構成である。
【００２２】
しかし、上記発明のポンプは、ポンプ作用を行なった時の吐出弁の開閉による騒音の問題がある。
【００２３】
本発明は、前記のように吐出弁が平板状で一層簡単な構成で弁の配置、固定が簡単であってしたがってポンプの組み立てが容易であるダイヤフラムポンプを提供するものである。
【００２４】
又本発明は、ポンプ作用の際の吐出弁での騒音の発生を押さえることを可能にしたダイヤフラムポンプを提供するものである。
【００２５】
【課題を解決するための手段】
本発明のダイヤフラムポンプは、ポンプ室を形成するダイヤフラム部を複数有し、それらを平板状の部分にて接続して一体化したダイヤフラム本体と、各ダイヤフラム部に対応させて夫々設けた吸入弁と、複数のダイヤフラム部の中央に設けられた吐出弁と、吐出弁を保持するバルブハウジングとを備え、吐出弁が平板状の極めて簡単な構造であり、前記吐出弁を各ダイヤフラム部の位置する部分以外にて押さえるバルブ押さえにて固定したことを特徴とする。
【００２６】
本発明のダイヤフラムポンプは、吐出弁がゴム等弾性材料よりなる平板状の極めて簡単な構造であり、又、これを固定するためバルブ押さえにて固定するのみの極めて簡単なもので、しかも各ダイヤフラム部（ポンプ室）の夫々に対し独立した弁として作用し得る。
【００２７】
また、本発明の他のダイヤフラムポンプは、ポンプ室を形成するダイヤフラム部を複数有しそれらを平板状の部分にて接続して一体化したダイヤフラム本体と、各ダイヤフラム部１２を対応させて夫々設けた吸入弁と、複数のダイヤフラム部の中央に設けられた吐出弁を配置するバルブハウジングとを備え、吐出弁が平板状であって、放射状に伸びる少なくとも二つのリブと位置決め用凸部または凹部とを有し、バルブハウジングが凹部または凸部とを有し、吐出弁の凸部または凹部とバルブハウジングの凹部または凸部とを嵌合させることにより、吐出弁をバルブハウジングに正しく位置決めした状態にて保持するようにしたことを特徴とする。
【００２８】
また、本発明のダイヤフラムポンプは、以上述べたような構成であって、吐出弁がその弁としての作用を行なう弁部に凹部を設けたもので、これによりポンプ操作中の吐出弁の開閉作用により騒音が発生するのを抑えるようにした。
【００２９】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
【００３０】
図１は、参考例の断面図で、１はモータ、２はモータ１の出力軸、３は出力軸２に固定されたクランク台、４はクランク台３に傾斜させて取り付けた駆動軸、６は駆動軸４に回動可能に取り付けた駆動体、７は通気孔７ａを有するケース、８はシリンダー部、９はバルブハウジング、１０は複数のダイヤフラム部１１を一体に接続したダイヤフラム本体、１２はダイヤフラム部１１に設けられた駆動部（ピストン）、１３はポンプ室、１４は吐出弁、１５は吐出口１６およびバルブ押さえ１７を有する集気体である。
【００３１】
この参考例のダイヤフラムポンプは、前記特願２００２−１９９００の発明のダイヤフラムポンプと同様にモータ１の駆動による出力軸２の回転によってクランク台３を回転させる。このクランク台３の回転により駆動軸４がその傾斜方向を変化させ、駆動体６も傾斜方向が変化する。その結果ダイヤフラム部１１の駆動部１２が往復動してポンプ作用を行なう。つまり、駆動部１２の往復動により吸入弁が開いてケース７の通気口７ａより気体がケース７内に入り、更にシリンダー部に設けられた通気孔を通り吸入弁を開いて、ダイヤフラム部１１（ポンプ室１３）に入り、一方吐出弁１４を開いてバルブハウジング９の通気孔９ａを通り集気体１５の吐出口１６から外部へ供給される。
【００３２】
図１には、シリンダー部の通気孔、吸入弁等に示されていないが、図８乃至図１２に示す前記特許出願のダイヤフラムポンプと実質上同じである。ただし、図８乃至図１２のダイヤフラムポンプが三つのダイヤフラム部（ポンプ室）を有するポンプであるのに対し、図１に示すポンプは、二つのダイヤフラム部を有するポンプである。したがって、二つのダイヤフラム部が１８０°離れて配置されている等配置位置が異なるがポンプ作用は実質上同じである。
【００３３】
この参考例のダイヤフラムポンプは、吐出弁１４が平板状の簡単な形状であり、これをその中央に形成されている凸部１４ｃをバルブハウジング９の凹部９ｃに嵌合させてバルブハウジングの中央部に配置し、集気体１５に設けられたバルブ押さえ１７にて吐出弁１４を固定すればよい。つまりバルブハウジング９の中央に吐出弁１４を配置し、バルブハウジング９に集気体１５を固定するのみの作業により、バルブ押さえ１７にて吐出弁１４が保持固定される。尚吐出弁１４は、凸部１４ｃを設けなくともよいが、凸部１４ｃを設けた方がバルブハウジングへの配置が簡単になり好ましい。
【００３４】
この参考例のダイヤフラムポンプの吐出弁１４は、図１に示すようにバルブハウジング９側の面が平面でこの面の全体がバルブハウジングの面と接する。そのため、ポンプ作用による吐出弁１４の開閉時に騒音が生ずることがある。
【００３５】
図２は、本発明のダイヤフラムポンプにて用いる吐出弁１４の各種構成を示す。
【００３６】
この図２の（Ａ）が前記参考例にて用いられた吐出弁である。図２（Ａ）に示す吐出弁１４は、極めて簡単な構造であって、全体が平板状であり、更に矢印Ａにて示す側が平面である。したがって、この吐出弁は、前記のようにこれをバルブハウジング９の中央部にその通気孔９ａを覆うように配置し、集気体１５をバルブハウジング９に取り付けることにより、集気体１５のバルブ押え１７により、通気孔９ａ以外の部分にて吐出弁１４を押え固定すればよい。また図２（Ｂ）が（Ａ）に示す吐出弁で、騒音防止用の凹部を設けた弁である。つまり、弁１４の弁部１４ａのバルブハウジング９の接する側の面に凹部１４ｂを設けたものである。この凹部１４ｂを設けることにより、吐出弁１４の開閉時に発する騒音を大幅に減少させ得る。
【００３７】
このように、吐出弁のバルブハウジング側の面つまり図２における矢印Ａの側の面に凹部１４ｂを設けた場合、この凹部１４ｂとバルブハウジング９の通気孔９ａとを一致させる必要がある。そのため、図２の（Ｂ）に示す吐出弁は、凸部１４ｃを設け、この吐出弁１４の凸部１４ｃとバルブハウジング９の凹部９ｃとが嵌合するようにバルブハウジング９に吐出弁１４を設置すると共に、その凸部１４ｃを例えば、一方向がこれと直角な方向と長さが異なるような形状にして、二つのダイヤフラム部（ポンプ室）を有するポンプや四つのダイヤフラム部（ポンプ室）を有するポンプ等の位置決めが可能になる。
【００３８】
図３は、本発明の実施の形態を示す図である。
【００３９】
この実施の形態のダイヤフラムポンプは、吐出弁の構成が参考例と相違するが、他の構成は、実質上同じ構成である。
【００４０】
即ち、本発明のダイヤフラムポンプの実施の形態にて用いられる吐出弁は、図４にて示すものである。この図４において、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は断面図、（Ｃ）は底面図である。
【００４１】
この図に示す吐出弁は、１４ａが弁の作用を行なう弁部、１４ｂは弁部１４ａのバルブハウジングと接する側の面に形成された凹部、１４ｃは吐出弁を取り付けるためとその位置決めのためとに用いられる凸部、１４ｄはリブである。
【００４２】
この図３、図４に示すように、本発明の実施の形態は、これに用いる吐出弁のバルブハウジング側の面に凹部１４ｂを設けたことにより、この吐出弁１４のバルブハウジング側の面のうち、凹部１４ｂの周辺部分のみがバルブハウジング９の面と接し、バルブハウジングと接する部分が少ない。したがって、弁開閉による騒音の発生を抑制し得る。
【００４３】
また、この吐出弁において、その取り付け部（凸部）１４ｃは長方形状をなす。そして、バルブハウジングにはこの凸部１４ｃが嵌合する同一形状の凹部が形成されている。
【００４４】
この吐出弁１４は、バルブハウジング側の面に凹部１４ｂが形成され、バルブハウジング９の通気孔９ａが吐出弁１４の凹部１４ｂ内に位置することが望ましい。
【００４５】
図示するように、吐出弁１４の凸部１４ｃを長方形状にし、バルブハウジング９の凹部９ｃも同一形状の長方形状にすることにより、吐出弁１４をその凸部１４ｃをバルブハウジング９の凹部９ｃに嵌合することによりバルブハウジングに取り付ける。これにより、吐出弁１４は、バルブハウジング９に取り付けられ、しかも吐出弁１４の弁部１４ａの凹部１４ｂの中心付近にバルブハウジング９の通気孔９ａが位置するようになる。
【００４６】
この実施の形態のダイヤフラムポンプにて用いられる吐出弁１４は、図４の（Ａ）に示すように、クロスしたリブ１４ｄを有するものである。この図４に示す吐出弁１４は、クロスしたリブ１４ｄの間の角αの大きい方を弁部１４ａとし、そのバルブハウジング側の面に凹部を設けた構成である。ここで、角αが大であれば弁の開閉が容易である。しかし、角αがあまり大であると、弁が完全に閉じないことがある。そのため、この角αは使用目的その他により、適切な値とすることが好ましい。
【００４７】
この実施の形態のダイヤフラムポンプは、ダイヤフラム部（ポンプ室）が二つのポンプである。
【００４８】
しかし、吐出弁１４のリブが等しい間隔になるようにクロスさせ、つまり角αを９０度にして四つのダイヤフラム部（ポンプ室）を有するポンプにしてもよい。
【００４９】
また三つのダイヤフラム部（ポンプ室）を有するダイヤフラムポンプに適用することも可能である。
【００５０】
図５は、参考例、実施の形態のダイヤフラムポンプにて用いた吐出弁とは若干異なる構成の吐出弁を示す。
【００５１】
この図５の吐出弁は、三つのダイヤフラム部を有するポンプに用いるもので、これら図において、左側は平面図、右側は断面図である。
【００５２】
これらの吐出弁は、いずれも本発明の特徴の一つである弁部２０ａのバルブハウジング側の面（右側の断面図の右側の面）に凹部２０ｂを設けたものである。そしてこの凹部２０ｂを設けることにより、弁開閉の際発生する騒音を抑制するようにしている。
【００５３】
これら吐出弁のうち、図５の（Ａ）はリブ２０ｄを有し、またバルブ取り付け部２０ｅを有する構成である。そしてこのバルブ取り付け部２０ｅをバルブハウジングの取り付け孔に圧入する等の手段にて吐出弁をバルブハウジングに取り付け集気体に設けられたバルブ押さえにてリブ２０ｄを押圧することにより吐出弁を固定するものである。
【００５４】
また、図５の（Ｂ）に示す吐出弁は、バルブ取り付け用凹部２０ｆを有する。そして、バルブハウジングに凸部を設けて吐出弁をバルブハウジングに取り付ける構成である。つまりバルブハウジングの凸部に吐出弁の凹部２０ｆを嵌合させた上で、集気体のバルブ押さえにて吐出弁を押圧してバルブハウジングに吐出弁を固定する。
【００５５】
また、図５の（Ｃ）の吐出弁は、逆に、バルブ取り付け部として凸部２０ｇをまたバルブハウジングには凹部を形成し、吐出弁の凸部２０ｇとバルブハウジングの凹部とを嵌合させた上で、集気体のバルブ押さえにて吐出弁を押圧固定するものである。
【００５６】
また、図５の（Ｄ）は、（Ｃ）に示す吐出弁において、弁部とリブの一部を分離した構成で、その他は（Ｃ）の吐出弁と実質上同じである。
【００５７】
更に図５の（Ｅ）に示す吐出弁は、弁の上方（集気体側）に凹部２０ｈを形成したものである。そして、図６に示すダイヤフラムポンプのように、集気体１５に設けられた棒状のバルブ押え１７を、この吐出弁の凹部に挿入して吐出弁を押え、バルブハウジング９に吐出弁を固定、保持するものである。つまり、図６に示すポンプは、集気体１５が（Ｂ）のように支持部１８により棒状のバルブ押え１７を支持する構成で、流体が支持部１８の間１９を通り吐出口１６より流体を供給する構成である。そして、前記のように棒状のバルブ押え１７を凹部２０ｈに挿入して吐出弁２０を固定する。
【００５８】
以上述べた図５の（Ａ）〜（Ｅ）に示す吐出弁は、いずれも弁部２０ａのバルブハウジング側の面に凹部２０ｂを形成したものである。この凹部２０ｂを設けることにより、これら吐出弁を備えたダイヤフラムポンプは、ポンプ作用を行ったときの吐出弁の開閉により発する騒音を抑制することができる。
【００５９】
また、これら吐出弁は、凹部２０ｂを有するために、ポンプ組み立ての際の吐出弁の配置に際してこの凹部２０ｂの位置が、バルブハウジング９の通気孔９ａと一致するようにする必要がある。そのため、位置決め手段が必要になる。
【００６０】
図５の（Ａ）〜（Ｅ）に示す吐出弁は、いずれも三つのダイヤフラム部（ポンプ室）を有するダイヤフラムポンプに用いられる。そのため、これら図示する吐出弁２０は、弁部２０ａが三つ存在し、同様に三つの凹部２０ｂを有している。
【００６１】
以上のことから、これら吐出弁２０の位置決め手段としては、例えば三角形状の凸部または凹部を吐出弁に設け、バルブハウジング９に前記の三角形状の凸部または凹部と同一形状、大きさの凹部又は凸部を形成し、それらを嵌合させることにより位置決めが可能である。
【００６２】
例えば、図５の（Ａ）の吐出弁は、バルブハウジング側に段部２０ｋを設け、この段部２０ｋの外周部分を三角形状に形成して、組み立て時バルブハウジングの三角形状の凹部に嵌合させることにより、位置決めが可能になる。
【００６３】
又、図５の（Ｂ）の吐出弁は、凹部２０ｆの水平方向の断面形状（図における上下方向の紙面に直角な断面形状）を三角形状あるいはそれと類似する３方向の位置決めが可能な形状とし、バルブハウジングに三角形状の凸部等、前記凹部と同一形状、大きさの凸部を形成し、前記凹部と凸部を嵌合させることにより位置決めた可能になる。
【００６４】
また、図５の（Ｃ）、（Ｄ）に示す吐出弁は、凸部２０ｇの水平方向の断面形状（図面の上下方向で紙面に直角な断面形状）が三角形又はこれと類似する三方向の位置決めが可能な断面形状とし、一方バルブハウジングに同一形状の凹部を形成し、この凹部に吐出弁２０の凸部２０ｇを嵌合させるように配置すれば、位置決めされた状態での吐出弁の保持、固定が可能になる。
【００６５】
更に、図５の（Ｅ）の吐出弁は、（Ａ）の吐出弁と同様に、段部２０ｋを設け、この段部の形状を３方向の位置決め可能な形状例えば三角形にし、これと同一形状、大きさの凹部をバルブハウジングに形成すればよい。そして、吐出弁２０の段部２０ｋをバルブハウジングの凹部に嵌合することにより、位置決めされた状態での吐出弁の保持、固定が可能になる。
【００６６】
以上のように、本発明のダイヤフラムポンプにおいて、吐出弁が騒音防止のための凹部を有する構成の場合、吐出弁とこれを配置するバルブハウジングに互いに嵌合する凹部と凸部（凸部と凹部）を形成し、これら凹部、凸部の形状を、ポンプのダイヤフラム部（ポンプ室）の数に応じて、長方形、三角形、四角形等の形状にすることにより位置決めが可能になる。
【００６７】
【発明の効果】
本発明のダイヤフラムポンプは、吐出弁が平板状であり、ポンプの小型化が可能であり、又、弁の開閉を行なう弁部に凹部を設ければ吐出弁の開閉の際発生する騒音を小さくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の参考例の構成を示す図
【図２】 本発明の参考例で用いられる吐出弁の形状を示す図
【図３】 本発明の実施の形態の構成を示す図
【図４】 本発明の実施の形態で用いられる吐出弁の形状を示す図
【図５】 本発明のダイヤフラムポンプで用いられる吐出弁の例を示す図
【図６】 図５（Ｅ）に示す吐出弁を用いたダイヤフラムポンプを示す図
【図７】 従来のダイヤフラムポンプの構成を示す図
【図８】 特願２００２−１９９００のダイヤフラムポンプの構成を示す図
【図９】 図８に示すポンプのダイヤフラム本体を示す図
【図１０】 図８に示すポンプのシリンダー部を示す図
【図１１】 図８に示すポンプのバルブハウジングを示す図
【図１２】 図８に示すポンプの集気体を示す図
【符号の説明】
１ モータ
２ 出力軸
３ クランク台
４ 駆動軸
６ 駆動体
７ ケース
８ シリンダー部
９ バルブハウジング
１０ ダイヤフラム本体
１１ａ ダイヤフラム部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a diaphragm pump.
[0002]
[Prior art]
A conventional diaphragm pump is configured as shown in FIG. In this figure, 21 is a motor, 22 is an output shaft of the motor 21, 23 is a crank body fixed to the output shaft 22, 24 is a drive shaft fixed to the crank base 23 by being inclined, and 26 is relative to the drive shaft 24. A drive body 27 is rotatably attached, 27 is a casing, 28 is a cylinder portion, and 29 is a valve housing. Reference numeral 31 denotes a diaphragm portion, and reference numeral 32 denotes a cylindrical discharge valve. The diaphragm portion 31 and the discharge valve 32 are integrally formed to constitute the diaphragm main body 30. The diaphragm body 30 is held by a cylinder portion 28 and a valve housing 29. Reference numerals 33 and 34 denote a valve chamber (common chamber) and a discharge port formed integrally with the valve housing 29, 35 a suction valve, and 36 a suction port.
[0003]
In the diaphragm pump having such a configuration, the crank base 23 is rotated by the rotation of the output shaft 22 driven by the motor 21. The rotation direction of the crank base 23 changes the inclination direction of the drive shaft 24 fixed thereto. As a result, the drive body 26 also changes, and the drive portion (piston portion) 31a of the diaphragm portion 31 attached thereto reciprocates to perform a pumping action. That is, when the drive unit 31a rises like the diaphragm portion on the right side of the drawing, the volume of the pump chamber decreases and the pressure increases, and the fluid is sent out from the discharge port 34 by opening the cylindrical discharge valve 32. On the other hand, when the drive unit is lowered like the left diaphragm unit, the volume of the pump chamber increases, and the suction valve 35 is opened to allow external fluid to flow in.
[0004]
Thus, due to the change in the volume of the pump chamber, the fluid flows from the outside through the suction valve into the pump chamber, and the fluid that has flowed in next opens the discharge valve and is supplied from the discharge port.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional diaphragm pump described above is a cylindrical valve in which the discharge valve is formed integrally with the diaphragm portion. For this purpose, the portion constituting the valve chamber portion (common chamber) in which the cylindrical valve is disposed is provided. Similarly, it has a cylindrical shape, has a shape protruding from the surface portion of the lid, has a discharge port extending from the upper end surface of the valve chamber, and has a pipe or the like for leading to a location to be supplied to the discharge port. Used in connection.
[0006]
Therefore, the conventional diaphragm pump has to be relatively large because it protrudes to the outside from at least the cylindrical portion forming the valve chamber (common chamber), and the shape thereof is stepped. ing. For this reason, the location of the pump is rarely limited.
[0007]
Further, since the discharge valve is cylindrical, there is a drawback that the cylindrical discharge valve is deformed during parts storage, transfer, etc., after the valve is created and before the pump is assembled. Furthermore, since this cylindrical valve is thin, there is also a problem in assembling such that the operation of inserting the cylindrical valve into the valve chamber (common chamber) when assembling the pump is troublesome.
[0008]
In order to eliminate the drawbacks of the diaphragm pumps of the above-mentioned conventional examples, the applicant of the present invention has applied for the diaphragm pump that is easy to assemble and is easy to manufacture and can be further downsized. There is a pump. This diaphragm pump has a configuration as described below. In particular, the discharge valve has a flat plate shape and is easy to mount.
[0009]
This is the configuration as shown in FIG. In this figure, 21 is a motor, 22 is an output shaft of the motor 21, 23 is a crank base fixed to the output shaft 22, 24 is a drive shaft fixed to the crank base 23 so as to be inclined with respect to the output shaft 22, 26 Is a drive body, and is rotatably attached to the drive shaft 24 by inserting the drive shaft 24 into the bearing portion 26a. Reference numeral 41 is a case having a vent hole 41a, 42 is a cylinder part, 43 is a valve housing, 45 is a diaphragm body held by the cylinder part 42 and the valve housing 43 and having a diaphragm part 46, 48 is a pump chamber, 49 is a discharge valve attached to the valve housing 43, and 50 is a gas collection having a discharge port 51. Then, the case 41, the cylinder part 42, the valve housing 43, and the gas collection 50 are assembled as shown in the figure by sandwiching the diaphragm main body 45 between the cylinder part 42 and the valve housing 43 and attaching the discharge valve 49 to the valve housing 43. Is.
[0010]
In the pump shown in FIG. 8, the diaphragm main body 45 is as shown in FIG. 9, in which (A) is a plan view and (B) is a side view (cross-sectional view). 10A and 10B are views showing the shape of the cylinder portion 42, where FIG. 10A is a plan view and FIG. 10B is a cross-sectional view. 11 is a plan view of the valve housing 43, FIG. 12 is a gas collection, (A) is a bottom view, and (B) is a sectional view.
[0011]
In this diaphragm pump, the diaphragm portion and the like as described above are assembled as shown in FIG.
[0012]
Each part constituting the diaphragm pump of the application and the whole structure in the assembled state will be described.
[0013]
First, the diaphragm main body 45 has a structure as shown in FIG. 9, and a plurality of diaphragm portions 46 (three in this figure are arranged at equal intervals on the circumference as shown in the plan view of FIG. 9A). ) And the respective diaphragm portions 46, three thin flat valve portions 45c are formed, and each valve portion 45c is formed with a hole 45d. The diaphragm main body 45 is held by a cylinder portion 42 and a valve housing 43 as shown in FIG.
[0014]
Further, as shown in FIG. 10, the cylinder portion 42 has a hole 42b formed between the cylinder 42a in which each diaphragm portion 46 is disposed and the cylinder 42a.
[0015]
The valve housing 43 has a shape as shown in FIG. FIG. 11 is a view as seen from the lower side of FIG. 8. 43a is a vent hole, 43b is a groove, and 43c is a valve mounting hole.
[0016]
The cylinder part 42, the diaphragm main body 45, and the valve housing 43 as described above are held between the cylinder part 42 and the valve housing 43 as shown in FIG.
[0017]
In this way, after holding the diaphragm portion 46, the discharge valve 49 is attached by, for example, pressing the convex portion 43 b into the valve attachment hole 43 c of the valve housing 43, and the gas collection 50 having the discharge port 51 is attached to the valve housing 43. I am doing so.
[0018]
In the pump shown in FIG. 8, by driving the motor 21, the output shaft 22 is rotated and the crank base 23 fixed to the output shaft 22 is rotated. As a result, the drive shaft 24 changes the inclination direction of the drive body 26 and changes the inclination direction of the drive body 26 to move the drive portion 47 of the diaphragm portion 46 up and down like the conventional pump shown in the figure.
[0019]
The volume of the pump chamber 48 is changed by the vertical movement of the drive unit 47. When the drive portion 47 of the diaphragm portion 46 is raised from FIG. 8, the volume of the pump chamber 48 is reduced and the pressure is increased, thereby opening the valve portion 49a of the discharge valve 49 and passing between the ribs 49c. The gas 50 is supplied to the outside through the discharge port 51 through a gap between the valve housing and the gas 50. At this time, the discharge valves corresponding to the other diaphragm portions are closed.
[0020]
Further, when the drive section 47 of the right diaphragm section 46 in FIG. 8 is lowered and the volume of the pump chamber 48 is increased, the pressure in the pump chamber is decreased and the discharge valve 49 is closed. Conversely, the flat thin portion (suction valve) 45c of the diaphragm main body 45 is deformed and opened toward the space 44, and the fluid in the space of the cylinder portion 42a and the case 41 through the hole 42b is formed in the gap with the cylinder portion 42 generated thereby. Flows into the diaphragm through the small hole 45d and through the groove 43b of the valve housing 43. At that time, fluid flows into the case 41 from the outside through the vent hole 41 a provided in the case 41.
[0021]
The pump according to the invention of the above-mentioned patent application has a simple configuration of the discharge valve and is flat, and thus is a preferable configuration for miniaturization and assembly of the pump.
[0022]
However, the pump of the above invention has a problem of noise due to opening and closing of the discharge valve when the pump action is performed.
[0023]
As described above, the present invention provides a diaphragm pump in which the discharge valve has a flat plate shape, has a simpler structure, can be easily arranged and fixed, and can be easily assembled.
[0024]
The present invention also provides a diaphragm pump that can suppress the generation of noise at the discharge valve during pumping.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
The diaphragm pump of the present invention has a plurality of diaphragm portions that form a pump chamber, and a diaphragm body integrated by connecting them at a flat plate portion, and a suction valve provided corresponding to each diaphragm portion, respectively. A discharge valve provided in the center of the plurality of diaphragm portions, and a valve housing for holding the discharge valves, the discharge valve having a flat plate-like structure, and the discharge valve is a portion where each diaphragm portion is positioned. It is characterized by being fixed by a valve presser that is pressed by other than the above.
[0026]
The diaphragm pump of the present invention has a very simple structure in which the discharge valve is made of an elastic material such as rubber, and it is very simple only to be fixed by a valve presser to fix the discharge valve. It can act as an independent valve for each part (pump chamber).
[0027]
Further, another diaphragm pump of the present invention is provided with a diaphragm body having a plurality of diaphragm portions forming a pump chamber and connecting them at a flat plate portion, and each diaphragm portion 12 corresponding to each other. A suction valve, and a valve housing for disposing a discharge valve provided at the center of the plurality of diaphragm portions, the discharge valve having a flat plate shape, and at least two ribs extending radially and a positioning convex portion or a concave portion, The valve housing has a recess or projection, and the discharge valve is properly positioned in the valve housing by fitting the projection or recess of the discharge valve with the recess or projection of the valve housing. It is characterized by having been held.
[0028]
The diaphragm pump of the present invention is configured as described above, and the discharge valve is provided with a recess in the valve portion that acts as the valve, thereby opening and closing the discharge valve during pump operation. To suppress the generation of noise.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described.
[0030]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a reference example , wherein 1 is a motor, 2 is an output shaft of the motor 1, 3 is a crank base fixed to the output shaft 2, 4 is a drive shaft attached to the crank base 3 at an angle, 6 Is a drive body rotatably attached to the drive shaft 4, 7 is a case having a vent hole 7a, 8 is a cylinder portion, 9 is a valve housing, 10 is a diaphragm main body integrally connecting a plurality of diaphragm portions 11, and 12 is A drive unit (piston) provided in the diaphragm unit 11, 13 is a pump chamber, 14 is a discharge valve, 15 is a gas collection having a discharge port 16 and a valve presser 17.
[0031]
In the diaphragm pump of this reference example, the crank base 3 is rotated by the rotation of the output shaft 2 driven by the motor 1 in the same manner as the diaphragm pump of the invention of the Japanese Patent Application No. 2002-19900. The rotation of the crank base 3 causes the drive shaft 4 to change its inclination direction, and the drive body 6 also changes the inclination direction. As a result, the drive part 12 of the diaphragm part 11 reciprocates and performs a pump action. That is, the suction valve is opened by the reciprocating motion of the drive unit 12 so that gas enters the case 7 from the vent 7a of the case 7, and further, the suction valve is opened through the vent hole provided in the cylinder unit, so that the diaphragm unit 11 ( It enters the pump chamber 13), opens one discharge valve 14, passes through the vent hole 9 a of the valve housing 9, and is supplied to the outside from the discharge port 16 of the gas collection 15.
[0032]
Although not shown in the vent hole of the cylinder part, the suction valve, etc. in FIG. 1, it is substantially the same as the diaphragm pump of the patent application shown in FIGS. However, the diaphragm pump of FIGS. 8 to 12 is a pump having three diaphragm parts (pump chambers), whereas the pump shown in FIG. 1 is a pump having two diaphragm parts. Accordingly, the two diaphragm portions are arranged 180 degrees apart from each other, but the arrangement positions are different, but the pumping action is substantially the same.
[0033]
In the diaphragm pump of this reference example , the discharge valve 14 has a simple flat plate shape, and a convex portion 14c formed at the center thereof is fitted into the concave portion 9c of the valve housing 9 so that the central portion of the valve housing is fitted. The discharge valve 14 may be fixed by a valve presser 17 provided in the gas collection 15. In other words, the discharge valve 14 is held and fixed by the valve presser 17 only by disposing the discharge valve 14 in the center of the valve housing 9 and fixing the gas collection 15 to the valve housing 9. The discharge valve 14 does not need to be provided with the convex portion 14c, but it is preferable to provide the convex portion 14c because the arrangement on the valve housing is simplified.
[0034]
As shown in FIG. 1, the discharge valve 14 of the diaphragm pump of this reference example has a flat surface on the valve housing 9 side, and the entire surface is in contact with the surface of the valve housing. Therefore, noise may be generated when the discharge valve 14 is opened and closed by the pump action.
[0035]
FIG. 2 shows various configurations of the discharge valve 14 used in the diaphragm pump of the present invention.
[0036]
FIG. 2A shows the discharge valve used in the reference example . The discharge valve 14 shown in FIG. 2A has a very simple structure, and is entirely flat, and the side indicated by the arrow A is a plane. Therefore, the discharge valve is disposed in the central portion of the valve housing 9 so as to cover the vent hole 9a as described above, and the gas collection 15 is attached to the valve housing 9, whereby the valve presser 17 of the gas collection 15 is provided. Thus, the discharge valve 14 may be pressed and fixed at a portion other than the vent hole 9a. FIG. 2B is a discharge valve shown in FIG. 2A, which is a valve provided with a recess for preventing noise. That is, the concave portion 14 b is provided on the surface of the valve portion 14 a of the valve 14 on the side in contact with the valve housing 9. By providing the recess 14b, noise generated when the discharge valve 14 is opened and closed can be greatly reduced.
[0037]
As described above, when the concave portion 14b is provided on the valve housing side surface of the discharge valve, that is, the surface on the arrow A side in FIG. 2, it is necessary to match the concave portion 14b with the vent hole 9a of the valve housing 9. Therefore, the discharge valve shown in FIG. 2B is provided with a convex portion 14c, and the discharge valve 14 is provided in the valve housing 9 so that the convex portion 14c of the discharge valve 14 and the concave portion 9c of the valve housing 9 are fitted. The pump 14 having two diaphragm parts (pump chambers) and four diaphragm parts (pump chambers) are installed, for example, in such a manner that the length of the convex part 14c is different from the direction perpendicular to the one direction. Positioning of a pump or the like having
[0038]
FIG. 3 is a diagram showing an embodiment of the present invention.
[0039]
Diaphragm pump embodiment this is constituted of a discharge valve is different from the reference example, other configurations are substantially the same configuration.
[0040]
That is, the discharge valve used in the embodiment of the diaphragm pump of the present invention is as shown in FIG. 4A is a plan view, FIG. 4B is a cross-sectional view, and FIG. 4C is a bottom view.
[0041]
In the discharge valve shown in this figure, 14a is a valve portion that acts as a valve, 14b is a recess formed on the surface of the valve portion 14a on the side in contact with the valve housing, 14c is for attaching the discharge valve and for positioning it. 14d is a convex part used for.
[0042]
As shown in FIGS. 3 and 4, in the embodiment of the present invention, the concave portion 14b is provided in the valve housing side surface of the discharge valve used for this, so that the surface of the discharge valve 14 on the valve housing side is provided. Of these, only the peripheral portion of the recess 14b is in contact with the surface of the valve housing 9, and there are few portions in contact with the valve housing. Therefore, generation of noise due to valve opening and closing can be suppressed.
[0043]
Moreover, in this discharge valve, the attachment part (convex part) 14c makes a rectangular shape. And the recessed part of the same shape into which this convex part 14c fits is formed in the valve housing.
[0044]
The discharge valve 14 is preferably formed with a recess 14 b on the valve housing side surface, and the vent hole 9 a of the valve housing 9 is located in the recess 14 b of the discharge valve 14.
[0045]
As shown in the figure, the convex portion 14c of the discharge valve 14 is formed into a rectangular shape, and the concave portion 9c of the valve housing 9 is also formed into the same rectangular shape, whereby the convex portion 14c of the discharge valve 14 is changed into the concave portion 9c of the valve housing 9. It is attached to the valve housing by fitting. As a result, the discharge valve 14 is attached to the valve housing 9, and the vent hole 9 a of the valve housing 9 is positioned near the center of the recess 14 b of the valve portion 14 a of the discharge valve 14.
[0046]
As used in this embodiment of the diaphragm pump discharge valve 14, as shown in FIG. 4 (A), those having a rib 14d that cross. The discharge valve 14 shown in FIG. 4 has a configuration in which the larger angle α between the crossed ribs 14d is a valve portion 14a, and a recess is provided on the surface of the valve housing. Here, if the angle α is large, the valve can be easily opened and closed. However, if the angle α is too large, the valve may not close completely. Therefore, the angle α is preferably set to an appropriate value depending on the purpose of use and the like.
[0047]
Diaphragm pump embodiment of this is, the diaphragm portion (pump chamber) is two pumps.
[0048]
However, the pump may be crossed so that the ribs of the discharge valve 14 are equally spaced, that is, the angle α is 90 degrees and the pump has four diaphragm parts (pump chambers).
[0049]
Further, the present invention can be applied to a diaphragm pump having three diaphragm parts (pump chambers).
[0050]
FIG. 5 shows a discharge valve having a configuration slightly different from the discharge valve used in the reference example and the diaphragm pump of the embodiment.
[0051]
The discharge valve of FIG. 5 is used for a pump having three diaphragm portions. In these drawings, the left side is a plan view and the right side is a cross-sectional view.
[0052]
Each of these discharge valves is provided with a recess 20b on the valve housing side surface (the right side surface of the right sectional view) of the valve portion 20a, which is one of the features of the present invention. And by providing this recessed part 20b, the noise which generate | occur | produces at the time of valve opening and closing is suppressed.
[0053]
Among these discharge valves, FIG. 5A shows a configuration having a rib 20d and a valve mounting portion 20e. Then, the discharge valve is fixed to the valve housing by pressing the rib 20d with a valve presser provided in the gas collection by attaching the discharge valve to the valve housing by means such as press fitting the valve mounting portion 20e into the mounting hole of the valve housing. It is.
[0054]
Further, the discharge valve shown in FIG. 5B has a valve mounting recess 20f. And it is the structure which provides a convex part in a valve housing and attaches a discharge valve to a valve housing. That is, after the recess 20f of the discharge valve is fitted to the convex portion of the valve housing, the discharge valve is pressed by the gas collecting valve presser to fix the discharge valve to the valve housing.
[0055]
5C, conversely, a convex portion 20g is formed as a valve mounting portion and a concave portion is formed in the valve housing, and the convex portion 20g of the discharge valve and the concave portion of the valve housing are fitted. In addition, the discharge valve is pressed and fixed by holding the gas collection valve.
[0056]
5D is a configuration in which the valve portion and a part of the rib are separated from each other in the discharge valve shown in FIG. 5C, and the other portions are substantially the same as the discharge valve in FIG.
[0057]
Further, the discharge valve shown in FIG. 5E has a recess 20h formed above the valve (on the gas collection side). Then, like the diaphragm pump shown in FIG. 6, a rod-like valve presser 17 provided in the gas collection 15 is inserted into the recess of the discharge valve to hold the discharge valve, and the discharge valve is fixed and held in the valve housing 9. To do. That is, the pump shown in FIG. 6 is configured such that the gas collection 15 supports the rod-shaped valve presser 17 by the support portion 18 as shown in (B), and the fluid passes through the space 19 between the support portions 18 and passes the fluid from the discharge port 16. It is the structure which supplies. Then, as described above, the rod-shaped valve presser 17 is inserted into the recess 20h, and the discharge valve 20 is fixed.
[0058]
Each of the discharge valves shown in FIGS. 5A to 5E described above has a concave portion 20b formed on the valve housing side surface of the valve portion 20a. By providing the recess 20b, the diaphragm pump provided with these discharge valves can suppress noise generated by opening and closing of the discharge valve when the pump action is performed.
[0059]
Moreover, since these discharge valves have the recessed part 20b, it is necessary to make the position of this recessed part 20b correspond with the vent hole 9a of the valve housing 9 at the time of arrangement | positioning of the discharge valve at the time of pump assembly. Therefore, positioning means is required.
[0060]
The discharge valves shown in FIGS. 5A to 5E are all used for a diaphragm pump having three diaphragm parts (pump chambers). Therefore, these illustrated discharge valves 20 have three valve portions 20a and similarly have three concave portions 20b.
[0061]
From the above, as a positioning means for these discharge valves 20, for example, a triangular protrusion or recess is provided in the discharge valve, and the valve housing 9 has a recess having the same shape and size as the triangle protrusion or recess. Or it can position by forming a convex part and making them fit.
[0062]
For example, the discharge valve in FIG. 5A is provided with a step 20k on the valve housing side, and the outer periphery of the step 20k is formed in a triangular shape, and is fitted into the triangular recess of the valve housing during assembly. By doing so, positioning becomes possible.
[0063]
In the discharge valve of FIG. 5B, the horizontal cross-sectional shape of the recess 20f (the cross-sectional shape perpendicular to the vertical paper surface in the figure) is a triangular shape or a shape that can be positioned in three similar directions. The valve housing can be positioned by forming a convex portion having the same shape and size as the concave portion, such as a triangular convex portion, and fitting the concave portion and the convex portion.
[0064]
5C and 5D, the discharge valve shown in FIGS. 5C and 5D has a horizontal cross-sectional shape (a cross-sectional shape perpendicular to the paper surface in the vertical direction of the drawing) of the convex portion 20g in a triangle or similar three directions. If the concave shape of the same shape is formed in the valve housing and the convex portion 20g of the discharge valve 20 is fitted in this concave portion, the discharge valve can be held in the positioned state. Can be fixed.
[0065]
Furthermore, the discharge valve in FIG. 5E is provided with a stepped portion 20k similar to the discharge valve in FIG. 5A, and the shape of the stepped portion is a shape that can be positioned in three directions, for example, a triangle, the same shape as this. A recess having a size may be formed in the valve housing. By fitting the step 20k of the discharge valve 20 into the recess of the valve housing, the discharge valve can be held and fixed in the positioned state.
[0066]
As described above, in the diaphragm pump of the present invention, when the discharge valve has a concave portion for preventing noise, the concave portion and the convex portion (the convex portion and the concave portion) that are fitted to the discharge valve and the valve housing in which the discharge valve is disposed. ), And the shape of these concave and convex portions is made rectangular, triangular, quadrangular, or the like according to the number of diaphragm portions (pump chambers) of the pump.
[0067]
【The invention's effect】
In the diaphragm pump of the present invention, the discharge valve is flat, and the pump can be miniaturized, and if a recess is provided in the valve portion for opening and closing the valve, the noise generated when the discharge valve is opened and closed is reduced. Can do.
[Brief description of the drawings]
1 is a diagram showing a configuration of a reference example of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing a shape of a discharge valve used in a reference example of the present invention. FIG. 3 is a diagram showing a configuration of an embodiment of the present invention. 4 is a view showing the shape of a discharge valve used in the embodiment of the present invention. FIG. 5 is a view showing an example of a discharge valve used in the diaphragm pump of the present invention. FIG. 6 is a discharge valve shown in FIG. FIG. 7 is a diagram showing a configuration of a conventional diaphragm pump. FIG. 8 is a diagram showing a configuration of a diaphragm pump according to Japanese Patent Application No. 2002-19900. FIG. 9 is a diaphragm main body of the pump shown in FIG. FIG. 10 is a diagram showing a cylinder portion of the pump shown in FIG. 8. FIG. 11 is a diagram showing a valve housing of the pump shown in FIG. 8. FIG. 12 is a diagram showing gas collection of the pump shown in FIG. Explanation of]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Motor 2 Output shaft 3 Crank stand 4 Drive shaft 6 Drive body 7 Case 8 Cylinder part 9 Valve housing 10 Diaphragm body 11a Diaphragm part

Claims (2)

夫々ポンプ室を形成する複数のダイヤフラム部を一体に接続するダイヤフラム本体と、前記各ダイヤフラム部に対応させて夫々設けられた吸入弁と、前記複数のダイヤフラム部の中央部分に配置された吐出弁と前記吐出弁を配置するバルブハウジングとを備え、前記吐出弁が少なくとも弁の作用を行なう弁部以外に設けられたリブと、位置決め用の凸部または凹部を有し、前記バルブハウジングに凹部又は凸部を有し、前記バルブハウジングの凹部または凸部に前記吐出弁の位置決め用の凸部又は凹部を嵌合させ、前記吐出弁のリブをバルブ押さえにて押さえることにより正しい位置に吐出弁を保持するもので、前記ダイヤフラム部に設けれられた駆動部の往復動させてポンプ作用を行なうダイヤフラムポンプ。    Diaphragm bodies that integrally connect a plurality of diaphragm portions that respectively form pump chambers, suction valves provided in correspondence with the respective diaphragm portions, and discharge valves that are disposed in the central portions of the plurality of diaphragm portions, A valve housing in which the discharge valve is disposed, the discharge valve having at least a rib portion that functions as a valve, and a convex or concave portion for positioning, and the concave or convex portion in the valve housing. And hold the discharge valve in the correct position by fitting the convex or concave part for positioning the discharge valve to the concave or convex part of the valve housing and pressing the rib of the discharge valve with the valve presser. A diaphragm pump that performs a pumping action by reciprocating a drive portion provided in the diaphragm portion. 前記吐出弁が弁部に凹部を有する請求項１のダイヤフラムポンプ。    The diaphragm pump according to claim 1, wherein the discharge valve has a recess in the valve portion.

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