JP4130037B2 - 浄水シャワーシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内等に設置され、水道水中に含まれる残留塩素等を浄水カートリッジで取り除き、浄水をシャワー吐出する浄水シャワーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、健康や美容に関する意識が高まり、水道水に入っている残留塩素が飲料用のみならず、浴室での入浴や洗髪時に髪を傷めたり肌を刺激し、又、カルキ臭を発生する要因として着目され、この残留塩素を除去することが望まれている。こうした要望に対し、残留塩素を除去する浄水シャワーシステムが販売されている。
【0003】
図3は、従来の浄水シャワーシステムの一例を示す構成図である。この浄水シャワーシステム10は、主に、水栓11から源水を供給する給水口12と、例えば浄水カートリッジ等を内部に備え、供給された源水を浄化して浄水を吐出する浄水器本体13と、浄水を噴出するシャワーヘッド14と、給水ホース15と、シャワーホース16とを備え、給水ホース15の一端は給水口12の給水連結部17に連結され、他端は浄水器本体13の入水接続部18に接続されており、シャワーホース16の一端はシャワーヘッド14の基端部に設けられたヘッド連結部19に連結され、他端は浄水器本体13の出水接続部20に連結されている。
シャワーヘッド14は、先端から基端に向かって順に、浄水を散水するシャワー散水部14Aと、略筒状に形成されたグリップ部14Bと、シャワーヘッド14にシャワーホース16の一端を連結するヘッド連結部19とから構成されている。浄水器本体13は、例えば床に配置された台座13Aの上に載置されており、仕様性能に応じた適量の水処理材、例えば源水中の残留塩素を除去するための亜硫酸カルシウムや活性炭等が充填されてなる浄水カートリッジが着脱可能に装填されている。
このシャワーシステム10に給水口12から供給された原水は、給水ホース15を介して浄水器本体13に給水され、浄水器本体13の浄水カートリッジを通過することで浄水処理が行われて浄水へと変換される。変換された浄水はシャワーホース16を介してシャワーヘッド14へ送られて、シャワー散水部14Aからシャワーヘッド14の外部へシャワー状に散水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の浄水シャワーシステム10では、非使用時すなわち給水口12からの源水の供給が停止した時点で、シャワーヘッド14およびシャワーホース16および浄水器本体13の内部に浄水、例えば源水中の残留塩素等が除去された水が滞留したままの状態となっていた。この浄水シャワーシステム10内に滞留した水が、例えば長期間に渡って放置されていると、滞留している水(滞留水)の中や、シャワーヘッド14やシャワーホース16の内面等にかびや雑菌が繁殖する恐れがある。そして再び浄水シャワーシステム10を使用した際、すなわち給水口12から源水の供給を再開すると、かびや雑菌等を含んで滞留していた水が浄水と共に吐出されて、肌や毛髪に対して刺激を与えたり、悪臭を放つ恐れがあり、衛生的に好ましくないという問題があった。
また、例えば寒冷地等での冬季には、シャワーヘッド14およびシャワーホース16および浄水器本体13の内部に残留する滞留水が凍結する恐れがあり、この場合、浄水シャワーシステム10に損傷が生じてしまうという問題があった。
さらに、上記の浄水器本体13では、例えば蛇口直結型やシンク据置型等の浄水器に比べて通水量が大きくされていることから、シャワーヘッド14やシャワーホース16等に滞留する水の量が大量になり、上述した問題点が顕著に現れるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、通水経路上に滞留水を排出する機構を設けることによって、かびや雑菌等の繁殖を防止して衛生的な浄水を得ると共に、部材の損傷を防止することが可能な浄水シャワーシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1記載の本発明の浄水シャワーシステムは、給水口から供給される源水を浄化して、シャワーヘッドから浄水を噴出する浄水シャワーシステムにおいて、前記浄水シャワーシステム内の通水経路に、前記浄水シャワーシステム内に滞留する水を外部に排出する水抜き機構部が備えられていることを特徴としている。
上記構成の浄水シャワーシステムでは、通水経路上に水抜き機構部が備えられているため、この浄水シャワーシステムを使用しない際には、浄水シャワーシステム内に滞留する水を外部に排出することができる。これにより、例えば長期間に渡って使用されずに放置された場合でも、浄水シャワーシステム内に滞留する水の中や、シャワーヘッド等の内面にかびや雑菌が繁殖する恐れがなく、浄水シャワーシステムを衛生的に保つことができる。さらに、例えば寒冷地等の冬季でも、浄水シャワーシステム内の滞留水が凍結して浄水シャワーシステムが損傷してしまうことを防ぐことができる。
さらに、浄水器本体が壁に着脱可能に固定されていることを特徴としている。
上記構成の浄水シャワーシステムでは、浄水器本体は壁に着脱可能に固定されるため、例えば床等に充分なスペースがない場合であっても、浄水シャワーシステムを設置することができる。
さらに、浄水器本体には前記シャワーヘッドを着脱可能に係止する係止部材が備えられており、この係止部材は前記浄水器本体の外面上で鉛直方向にスライド可能とされていることを特徴としている。
上記構成の浄水シャワーシステムでは、浄水器本体の外面上に設けられたシャワーヘッドの係止部材は鉛直方向にスライド可能であることから、シャワーヘッドの高さを適宜の位置に調整して固定することができ、利便性を向上させることができる。
【0007】
さらに、請求項2記載の本発明の浄水シャワーシステムは、前記水抜き機構部が、外部に開口した開口部と、前記給水口から供給される前記源水の水圧により前記開口部を封止する封止部材とを備えており、前記源水の供給が停止した時点で、前記封止部材は前記開口部を封止しなくなることを特徴としている。
上記構成の浄水シャワーシステムでは、給水口から浄水が供給されているとき、すなわち浄水シャワーシステムを使用しているときには、自動的に水抜き機構の開口部が封止されており、使用を停止した時点で開口部が開かれることから、例えば開口部の開閉を手動で行う場合のように水抜きの作業を忘れてしまうことがなく、確実に浄水シャワーシステム内の滞留水を排出することができる。
【0008】
さらに、請求項3記載の本発明の浄水シャワーシステムは請求項1又は請求項2記載の浄水シャワーシステムであって、前記源水の供給が停止した状態において、前記水抜き機構部は、少なくとも前記シャワーヘッドの位置よりも下方に配置され、前記シャワーヘッドから空気を導入することによって水抜きを行うことを特徴としている。
上記構成の浄水シャワーシステムでは、滞留水を外部に排出する際にシャワーヘッドから空気を導入するだけであり、例えば弁体等を用いた特別な機構を設ける必要がないと共に、シャワーヘッドを水抜き機構部よりも上方に位置させるだけで水抜き機構部まで滞留水を送り出すことができるため、例えばポンプ等の特別な装置が不要であり、低コストで水抜きの機能を実現することができる。
【0009】
さらに、請求項4記載の本発明の浄水シャワーシステムは、請求項1から請求項3の何れかに記載の浄水シャワーシステムであって、前記水抜き機構部は、前記源水を浄水する浄水器本体に付設されていることを特徴としている。
上記構成の浄水シャワーシステムでは、水抜き機構部が浄水器本体に付設されていることから、浄水器本体からシャワーヘッドに至るまでの通水経路に滞留する水を排出することができると共に、水抜き機構部を安定に固定することによって水抜き機構部が確実に動作するようにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の浄水シャワーシステムの一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る浄水シャワーシステムの構成図である。なお、上述した従来技術と同一部分には同じ符号を配して説明を省略または簡略する。
本実施の形態による浄水シャワーシステム30は、図1に示すように、給水口12と、浄水器本体13と、シャワーヘッド14と、給水ホース15と、シャワーホース16と、水抜き機構部31とを備えて構成されており、さらに、水抜き機構部31は、封止部材32と、ばね33と、水抜き孔34と、ハウジング35と、開口部36とを備えて構成されている。ここで、水抜き機構部31は例えば浄水器本体13の入水接続部18と、給水ホース15との間に設置されており、給水口12からの源水は給水ホース15及び水抜き機構部31を介して浄水器本体13に供給される。
【0013】
水抜き機構部31のハウジング35は、給水ホース15及び浄水器本体13を介して源水や浄水シャワーシステム30内の滞留水が流入させられる。中空のハウジング35の例えば下面には流入した水を排出するための水抜き孔34が設けられている。ハウジング35内部で水抜き孔34の近傍では、ハウジング35の内壁面から内側に向かって突出した突出部35Aが設けられており、この突出部35Aによって例えば断面円形の開口部36が形成されている。ハウジング35内には、例えばばね33等の弾性部材で連結されて鉛直方向に上下動可能な例えば球体状のボールからなる封止部材32が装入されている。この封止部材32の半径は開口部36の半径よりも大きくされており、開口部36を塞ぐことによって水抜き孔34からハウジング35内の水が流出することを停止することができるようにされている。
【0014】
本実施の形態による浄水シャワーシステム30は上記構成を備えており、次に浄水シャワーシステム30の動作について説明する。
浄水使用時は、先ず、給水ホース15から供給される源水が水抜き機構部31のハウジング35に流入する。源水はハウジング35内の開口部36を通過して水抜き孔34から外部に流出しようとするが、この水の流れに伴う水圧により、ハウジング35内部の封止部材32は、ばね33の弾性力に抗して下方に押圧され、開口部36を塞ぐまで下方に移動する。これにより、給水ホース15から供給される源水は、水抜き機構部31の水抜き孔34から排出されることなく、浄水器本体13へと流入させられる。
一方、給水口12を閉じて給水ホース15からの源水の供給を停止すると、ハウジング35内でばね33の弾性力に抗して封止部材32を下方に移動させる水圧が無くなるため、封止部材32はばね33の弾性力により上方に移動させられる。これによって封止部材32によって塞がれていた開口部36が開かれる。ここで、シャワーヘッド14及びシャワーホース16等を水抜き機構部31よりも例えば上方に位置させておくと、シャワー散水部14Aのシャワー吐出孔から空気が流入して、浄水器本体13及びシャワーホース16及びシャワーヘッド14内に溜まった滞留水が順次水抜き孔34から排出される。なお、シャワーヘッド14及びシャワーホース16等の位置は、特に限定されるものではないが、水抜き機構部31からできるだけ上方に配置されていることが好ましく、これによってスムーズで迅速な水抜き性を得ることができる。
なお、浄水器本体13及びシャワーホース16及びシャワーヘッド14内に溜まった滞留水を水抜き孔34から送り出す際に作用する力は、水抜き機構部31よりも上方に位置する滞留水の自重に起因する水圧によるが、この力は、ばね33を弾性変形させて封止部材32で開口部36を封止させることはないようにされている。
【0015】
本実施形態による浄水シャワーシステム30では、水抜き機構部31を設けることによって、浄水シャワーシステム30の非使用時にシャワーヘッド14及びシャワーホース16及び浄水器本体13の内部等に、浄水すなわち残留塩素等が除去された水が滞留しないため、長期間放置した場合でも、シャワーヘッド14及びシャワーホース16等の内面や滞留水中においてかびや雑菌が繁殖する恐れがなく、浄水シャワーシステム30を衛生的に保つことができる。
また、浄水シャワーシステム30の使用場所が著しい寒冷地であった場合でも、内部に滞留水が残されないため、冬季の凍結により浄水シャワーシステム30の部材に損傷が生じる恐れもない。
さらに、シャワーヘッド14及びシャワーホース16及び浄水器本体13の内部等の滞留水を外部に排出する際、シャワーヘッド14から空気を導入するだけであり、例えば弁体等を用いた特別な機構を設ける必要がないと共に、シャワーヘッド14及びシャワーホース16等を水抜き孔34よりも上方に位置させるだけで水抜き孔34まで滞留水を送り出すことができるため、例えばポンプ等の特別な装置が不要であり、極めて低コストで浄水シャワーシステム30内の水抜きを実現することができる。
【0016】
なお、本実施の形態では、ハウジング35内の封止部材32として球体状のボールを用いたが、これに限定されることなく、例えばOリング等のパッキンを外周にはめ込んだ棒状部材や平板形状のパッキン等でもよい。さらに、封止部材32の材質は、特に限定されるものではないが、耐久性と水封性に優れるシリコンゴムを用いるのが好ましい。
また、本実施の形態では、ハウジング35内を封止する機構として、ばね33等の弾性部材に封止部材32を連結したが、これに限定されず、例えば、水圧により押圧されると変形して開口部36を塞ぎ、この水圧が無くなると自ら復元して開口部36から離れて開口部36を開くことが可能なゴム製等の柔軟なパッキンを用いてもよい。ここで、ばね33を使用すると確実な作動性と耐久性を得ることができ、一方、柔軟なパッキンを用いた場合は、部材の一体化によってコストダウンと小型化に資することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、水抜き機構部31は給水口12からの源水の供給が停止した時点で自動的に滞留水を排出する構造としたが、これに限定されず、手動式のバルブ等により滞留水を排出する構造としてもよい。この場合、例えば頻繁に浄水シャワーシステム30を使用する際に使用の度に滞留水を抜くことが無いため、節水することができる。
【0017】
なお、本実施形態では、水抜き機構部31は浄水器本体13の入水接続部18と、給水ホース15との間に設置されているとしたが、これに限定されず、浄水器本体13内部の例えば下部等や、浄水器本体13の出水接続部20の近傍や、シャワーホース16の途中や、シャワーヘッド14に設けて使用してもよい。ここで、水抜き機構部31は、浄水器本体13と、シャワーホース16と、シャワーヘッド14との内部の滞留水を抜くためには浄水器本体13の入水接続部18近傍に設けることが好ましく、組立取付性の向上と取付部材コストの削減に資することも可能となる。
【0018】
また、本実施形態において浄水シャワーシステム30の主要材質は、特に限定されるものではないが、耐圧性、耐熱性、成形性を考慮し、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアセタ−ル樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂等のプラスチックが好ましく、特に強度を持たせたい場合、ステンレス金属を用いることが好ましい。
また、浄水器本体13の内部には、仕様性能に応じた適量の水処理材が充填された浄水カートリッジ(図示しない)が装填されており、水処理材としては、特に限定されるものではないが、残留塩素の除去を目的として使用される亜硫酸カルシウム、粒状活性炭、繊維状活性炭等からなる濾過材や、濁質成分の除去を目的として使用される細菌の除去まで可能な多孔質中空糸膜等からなる処理材を用いるのが好ましく、さらに、これらの濾過材は目的に応じて併用することが好ましい。
【0019】
次に、上述した本実施形態の変形例について添付図面を参照しながら説明する。図2は図1に示す本実施形態の変形例に係る浄水シャワーシステム40の構成図である。なお、上述した実施形態と同一部分には同じ符号を配して説明を簡略または省略する。
図2に示すように、浄水シャワーシステム40は、内部に図示しない浄水カートリッジを装填した略縦長形状の浄水器本体41を備えており、この浄水器本体41側面の上部及び下部には、浄水器本体41を例えば壁42等に着脱可能に設置するための固定具43,43が設けられている。また、浄水器本体41の外面上には、シャワーヘッド14を着脱可能に係止するための係止フック44が、浄水器本体41に対して例えば鉛直方向にスライド可能に設けられている。さらに、係止フック44は上下方向に回動可能な回動部44Aを備えており、係止フック44に係止されたシャワーヘッド14の上下方向の向きを変えることができるようにされている。
【0020】
浄水器本体41の入水接続部18及び出水接続部20は浄水器本体41の下面に備えられており、入水接続部18と給水ホース15との間に、水抜き機構部31が備えられている。
水抜き機構部31のハウジング35の側面には流入した水を排出するための水抜き孔34が設けられている。さらに、ハウジング35内の開口部36は水平方向に向かって開口しており、ばね33に連結された球体状のボールからなる封止部材32は水平方向に往復動可能とされている。すなわち、浄水使用時は、給水ホース15から供給される源水は、ばね33の弾性力に抗して封止部材32を水抜き孔34に向かって(図2中左側に向かって)押圧し、開口部36を塞ぐまで移動させる。これにより、給水ホース15から供給される源水は、水抜き機構部31の水抜き孔34から排出されることなく、浄水器本体41へと流入させられる。一方、給水口12を閉じて給水ホース15からの源水の供給を停止すると、ばね33の弾性力により封止部材32は開口部36から離れる方向(図2中右側)に向かって移動し、封止部材32によって塞がれていた開口部36が開口される。
【0021】
上述した本実施形態の変形例に係る浄水シャワーシステム40では、水抜き機構部31を設けることによって、シャワーヘッド14及びシャワーホース16及び浄水器本体41の内部等の滞留水を外部に排出することができることに加えて、浄水器本体41は壁42等に着脱可能に固定されるため、床等に充分なスペースがない場合であっても、浄水シャワーシステム40を設置することができる。
さらに、浄水器本体41の外壁には、シャワーヘッド14を着脱可能に係止するための係止フック44が浄水器本体41に対して鉛直方向にスライド可能に設けられていると共に、係止フック44に係止されたシャワーヘッド14は上下方向に回動可能とされていることから、シャワーヘッド14の高さや浄水の吐出角度を調整することができ、利便性を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の本発明による浄水シャワーシステムによれば、通水経路上に水抜き機構部が備えられているため、浄水シャワーシステム内に滞留する水を外部に排出することができ、かびや雑菌の繁殖を抑制して浄水シャワーシステムを衛生的に保つことができると共に、滞留水が凍結して浄水シャワーシステムが損傷してしまうことを防ぐことができる。
さらに、浄水器本体は壁に着脱可能に固定されるため、例えば床等に充分なスペースがない場合であっても、浄水シャワーシステムを設置することができる。
さらに、浄水器本体の外面上に設けられたシャワーヘッドの係止部材は鉛直方向にスライド可能であることから、シャワーヘッドの高さを適宜の位置に調整して固定することができ、利便性を向上させることができる。
さらに、請求項2記載の本発明の浄水シャワーシステムによれば、水抜き機構の開口部の開閉が自動的に行われるため、確実に浄水シャワーシステム内の滞留水を排出することができる。
さらに、請求項3記載の本発明の浄水シャワーシステムによれば、滞留水を外部に排出する際にシャワーヘッドから空気を導入するだけであり、例えば弁体等を用いた特別な機構を設ける必要がないと共に、シャワーヘッドを水抜き機構部よりも上方に位置させるだけで水抜き機構部まで滞留水を送り出すことができるため、例えばポンプ等の特別な装置が不要であり、低コストで水抜きの機能を実現することができる。
【0023】
さらに、請求項4記載の本発明の浄水シャワーシステムによれば、浄水器本体からシャワーヘッドに至るまでの通水経路に滞留する水を排出することができると共に、水抜き機構部を安定に固定することによって水抜き機構部を確実に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る浄水シャワーシステムの構成図である。
【図2】 図1に示す本実施形態の変形例に係る浄水シャワーシステムの構成図である。
【図3】 従来技術の一例による浄水シャワーシステムの構成図である。
【符号の説明】
10,30,40 浄水シャワーシステム
11 水栓
12 給水口
13,41 浄水器本体
14 シャワーヘッド
15 給水ホース
16 シャワーホース
31 水抜き機構部
32 封止部材
33 ばね
34 水抜き孔
35 ハウジング
36 開口部

Claims (4)

  1. 給水口から供給される源水を浄水器本体で浄化して、シャワーヘッドから浄水を噴出する浄水シャワーシステムにおいて、
    前記浄水器本体は壁に着脱可能に固定され、該浄水器本体には前記シャワーヘッドを着脱可能に係止する係止部材が備えられており、この係止部材は前記浄水器本体の外面上で鉛直方向にスライド可能とされ、
    前記浄水シャワーシステム内の通水経路に、前記浄水シャワーシステム内に滞留する水を外部に排出する水抜き機構部が備えられていることを特徴とする浄水シャワーシステム。
  2. 前記水抜き機構部は、外部に開口した開口部と、前記給水口から供給される前記源水の水圧により前記開口部を封止する封止部材とを備えており、前記源水の供給が停止した時点で、前記封止部材は前記開口部を封止しなくなることを特徴とする請求項1記載の浄水シャワーシステム。
  3. 前記源水の供給が停止した状態において、前記水抜き機構部は、少なくとも前記シャワーヘッドの位置よりも下方に配置され、前記シャワーヘッドから空気を導入することによって水抜きを行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浄水シャワーシステム。
  4. 前記水抜き機構部は、前記浄水器本体に付設されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の浄水シャワーシステム。
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