JP4129664B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理装置およびデータ処理方法に関し、特に、例えば、ディジタル衛星放送番組として放送されてくるトランスポートストリームを受信して記録し、その記録されたトランスポートストリームを正常に再生することができるようにするデータ処理装置およびデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、トランスポートストリームによるディジタル衛星放送が本格的に開始され、各種のディジタル衛星放送受信装置が商品化されている。かかるディジタル衛星放送受信装置では、受信されたトランスポートストリームを構成するパケットがFIFO(First In First Out)メモリに一時記憶され、順次、AV(Audio Visual)デコーダに供給される。そして、AVデコーダにおいて、パケットに配置されたデータが、MPEG(Moving Picture Experts Group)2デコードされ、その結果得られる画像や音声が出力される。
【0003】
ここで、AVデコーダは、例えば、PLL(Phase Lock Loop)を内蔵し、そのPLLによって、27MHzのクロックからシステムクロックを生成し、パケットのデコードを行うようになっている。
【0004】
即ち、トランスポートストリームを構成するパケットには、システムクロックを校正するためのPCR(Program Clock Reference)や、表示時刻を表すPTS(Presentation Time Stamp)、およびデコード時刻を表すDTS(Decoding Time Stamp)が含まれるものがあり、AVデコーダが内蔵するPLLは、27MHzのクロックを、PCRにしたがって校正し、システムクロックを生成する。そして、AVデコーダは、そのシステムクロックが、DTSやPTSに一致する時刻になったときに、パケットのデコードや、そのデコードにより得られた画像および音声の出力を行うことができるように、処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在においては、ディジタル衛星放送番組を記録するためのハードディスク等の蓄積デバイスを内蔵したディジタル衛星放送受信装置は、まだ商品化されていないが、かかるディジタル衛星放送受信装置を実現した場合においては、ディジタル衛星放送番組として送信されてくるトランスポートストリームを構成するパケットどうしの時間間隔と、そのトランスポートストリームがハードディスクに記録され、そこから読み出されるときのパケットどうしの時間間隔とが、一般には、一致しないことから、27MHzのクロックを、ハードディスクから読み出されたトランスポートストリームに含まれるPCRによって校正することは困難であり、その結果、AVデコーダのPLLには、いわゆるフリーランによる発振で得られるクロック(以下、適宜、フリーランクロックという)を出力させる必要がある。
【0006】
この場合、AVデコーダは、フリーランクロックに同期して処理を行うことになるから、AVデコーダにおいて正常なデコードを行うには、フリーランクロックは、送信されてきたトランスポートストリームに含まれるPCRを用いて得られるシステムクロックの周波数に、できるだけ一致するように調整する必要がある。さらに、AVデコーダの前段のFIFOメモリがオーバーフローやアンダーフローしないように、ハードディスクに記録されたパケットの読み出しを、そのFIFOメモリにおけるパケットの蓄積量に基づいて制御する必要もある。
【0007】
しかしながら、フリーランクロックの周波数を、例えば、画像のカラーの周波数の許容偏差に対して保証されている範囲内に調整することができない場合には、正常な色が表示されない状態となることが予想される。また、フリーランクロックを、送信されてきたトランスポートストリームに含まれるPCRを用いて得られるシステムクロックの周波数に一致するように調整することができない場合には、例えば、音声が出力されないような状態となることもあり得る。
【0008】
さらに、トランスポートストリームのデコードを行うためのAVデコーダ等を有するIC(Integrated Curcuit)の中には、フリーランクロックの周波数を制御することができないものがあり得る。
【0009】
また、ハードディスクに記録されたパケットの読み出しを、AVデコーダの前段のFIFOメモリにおけるパケットの蓄積量に基づいて制御する場合、その制御は、ディジタル衛星放送受信装置が内蔵するCPU(Central Processing Unit)が行うこととなるが、そのCPUの処理能力が低いときには、ハードディスクからのパケットの読み出しの制御を行うことは困難である。
【0010】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、トランスポートストリームを受信して記録し、その記録されたトランスポートストリームを正常に再生することができるようにするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ処理装置は、出力ストリームを形成するマルチプレクサと、受信した受信ストリームを構成するパケットから、記録のみすべき記録用パケットおよび記録するとともに制御に用いる記録/制御用パケットを記録装置に出力するとともに、記録/制御用パケットをマルチプレクサに出力する第1の出力手段と、第1の出力手段と記録装置との間に設けられ、第1の出力手段から記録装置に出力されるパケットに対して、タイムスタンプを付加する付加手段と、記録装置から再生される再生ストリームを構成するパケットから、再生すべき再生用パケットをマルチプレクサに出力する第2の出力手段とを備え、マルチプレクサは、第2の出力手段から出力されるパケットに付加されているタイムスタンプに基づいて、第1の出力手段からのパケットと、第2の出力手段からのパケットとを多重化して出力ストリームを形成することを特徴とする。
マルチプレクサには、第1の出力手段からのパケットの出力タイミングと、第2の出力手段からのパケットの出力タイミングとが一致するとき、第1の出力手段からのパケットの出力タイミングをシフトさせることができる。
マルチプレクサには、第2の出力手段と通信することにより第2の出力手段からパケットが出力されていない空き時間を認識し、第1の出力手段からのパケットの出力タイミングと、第2の出力手段からのパケットの出力タイミングとが一致するとき、第1の出力手段からのパケットの出力タイミングを空き時間にシフトさせることができる。
第1の出力手段には、受信ストリームを構成するパケットから、デスクランブル情報を含んでいる制御にのみ用いる制御用パケットをマルチプレクサに出力させることができる。
第2の出力手段には、マルチプレクサと通信することにより、第1の出力手段からマルチプレクサに出力されるパケットとPIDが等しい再生用パケットを検出させ、その再生用パケットのPIDを、異なるPIDに変更させることができる。
このデータ処理装置には、記録装置を内蔵させることができる。
【0015】
本発明のデータ処理方法は、受信した受信ストリームを構成するパケットから、記録のみすべき記録用パケットおよび記録するとともに制御に用いる記録/制御用パケットを記録装置に出力するとともに、記録/制御用パケットを出力する第1の出力ステップと、第1の出力ステップの処理によって記録装置に出力されるパケットに対して、タイムスタンプを付加する付加ステップと、記録装置から再生される再生ストリームを構成するパケットから、再生すべき再生用パケットを出力する第2の出力ステップと、第2の出力ステップの処理によるパケットに付加されているタイムスタンプに基づいて、第1の出力ステップの処理によるパケットと、第2の出力ステップの処理によるパケットとを多重化して出力ストリームを形成する形成ステップとを含むことを特徴とする。
形成ステップには、第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングと、第2の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングとが一致するとき、第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングをシフトさせることができる。
形成ステップには、第2の出力ステップの処理によるパケットが出力されていない空き時間を認識し、第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングと、第2の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングとが一致するとき、第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングを空き時間にシフトさせることができる。
第1の出力ステップには、受信ストリームを構成するパケットから、デスクランブル情報を含んでいる制御にのみ用いる制御用パケットを出力させることができる。
第2の出力ステップには、第1の出力ステップの処理から形成ステップの処理に出力されるパケットとPIDが等しい再生用パケットを検出し、その再生用パケットのPIDを、異なるPIDに変更させることができる。
【0017】
本発明のデータ処理装置およびデータ処理方法においては、受信した受信ストリームを構成するパケットから、記録のみすべき記録用パケットおよび記録するとともに制御に用いる記録/制御用パケットを記録装置が出力され、記録装置に出力されるパケットに対して、タイムスタンプが付加され、記録/制御用パケットが出力され、記録装置から再生される再生ストリームを構成するパケットから、再生すべき再生用パケットが出力され、それらの出力パケットが多重化されて出力ストリームが形成される。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したディジタル衛星放送受信装置の一実施の形態の構成例を示している。
【0019】
このディジタル衛星放送受信装置は、図示せぬ放送局からのディジタル衛星放送番組としてのトランスポートストリームを受信し、そのトランスポートストリームとしての画像や音声を表示等することができる他、そのトランスポートストリームを記録しておき、後で、その記録したトランスポートストリームを再生することもできるようになっている。
【0020】
即ち、アンテナ11では、ディジタル衛星放送波が受信され、その受信信号は、チューナ12に出力される。チューナ12は、アンテナ11からの受信信号の復調等を行い、トランスポートストリームを得て、デスクランブラ13に供給する。デスクランブラ13は、CPU1の制御の下、チューナ12からのトランスポートストリームにかけられているスクランブルを、CPU1から供給される復号キーを用いて解き、ハードディスク制御部14に出力する。
【0021】
デスクランブラ13が出力するトランスポートストリーム(以下、適宜、受信トランスポートストリームという)は、ハードディスク制御部14のPID(Packet Identification)パーサ21およびスイッチ31に供給されるようになっている。また、スイッチ31には、受信トランスポートストリームの他、トランスミッタ26からハードディスクドライブ15より再生されるトランスポートストリームも供給されるようになっている。
【0022】
受信トランスポートストリームを再生する場合には、スイッチ31は、そこに入力される2つのトランスポートストリーム(受信トランスポートストリームと、トランスミッタ26から供給されるトランスポートストリーム)のうちの、受信トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして、MVリンクIC(MVLink-IC(MPEG(Moving Picture Experts Group) Link Integrated Curcuit))16に出力する。
【0023】
MVリンクIC16は、出力トランスポートストリームに対して、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394シリアルバスのレイヤ構造におけるリンク層の処理等を施し、ファイIC(PHY-IC)17に出力する。あるいは、MVリンクIC16は、出力トランスポートストリームを、DEMUX(デマルチプレクサ)5に出力する。
【0024】
ここで、ファイIC17は、IEEE1394シリアルバスのレイヤ構造におけるリンク層の処理を行うようになっており、MVリンクIC16から、出力トランスポートストリームを受信した場合には、その出力トランスポートストリームを、IEEE1394シリアルバスを介して、図示せぬIEEE1394機器に、アイソクロナス(Isochronous)転送する。
【0025】
DEMUX5は、図示せぬマイクロコンピュータやメモリ等を有し、MVリンクIC16からの出力トランスポートストリームを構成するトランスポートパケット(以下、適宜、TSパケットという)から、セクションのデータ(PAT(Program Association Table)や、PMT(Program Map Table)、トランスポートストリームのスクランブルをデスクランブルするための復号キー、その他の制御のために用いられる制御データ)が配置されたTSパケットを分離し、さらに、その内容を解析して、必要な制御データを、CPU1に出力する。
【0026】
ここで、CPU1は、以上のようにして、DEMUX5から供給されるセクションのデータのうちの復号キーを、デスクランブラ13に出力し、同じくDEMUX5から供給されるその他のセクションのデータに基づいて、デスクランブラ13を制御する。
【0027】
DEMUX5は、クロック発生回路4が出力する27MHzのクロックに同期して動作し、出力トランスポートストリームから、制御データ(セクションのデータ)が配置されたTSパケットを分離する他、ユーザが図示せぬリモートコマンダ等を操作することによって選択した番組のビデオデータおよびオーディオデータ(以下、適宜、両方含めてAVデータという)が配置されたパケットも分離して、FIFOメモリ6に出力する。
【0028】
FIFOメモリ6は、CPU1の制御にしたがって、DEMUX5が出力するTSパケットを一時記憶し、その記憶したTSパケットをAVデコーダ7に出力する。
【0029】
AVデコーダ7は、クロック発生回路4からの27MHzのクロックに同期して動作し、FIFOメモリ6からのTSパケットを、MPEG2デコードし、その結果得られるAVデータを、図示せぬモニタに出力する。これにより、モニタでは、ディジタル衛星放送番組としての画像および音声が出力(表示)される。
【0030】
なお、AVデコーダ7は、PLL7Aを内蔵し、このPLL7Aは、クロック発生回路4からのクロックを、AVデコーダ7に供給されるTSパケットでなるトランスポートストリームに含まれるPCRにしたがって校正し、システムクロックを生成する。そして、AVデコーダ7は、そこに供給されるトランスポートストリームに含まれるDTSやPTSに、システムクロックが一致したときにTSパケットのデコードや、そのデコードにより得られた画像および音声の出力を行うことができるように、処理を行う。
【0031】
これにより、FIFOメモリ6のオーバーフローやアンダーフローが防止され、さらに、画像や音声が、正常に出力される。
【0032】
一方、受信トランスポートストリームを記録する場合には、スイッチ31は、やはり、そこに入力される2つのトランスポートストリーム(受信トランスポートストリームと、トランスミッタ26から供給されるトランスポートストリーム)のうちの、受信トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして、MVリンクIC16を経由して、DEMUX5に出力する。
【0033】
DEMUX5は、上述したように、出力トランスポートストリームから、制御データ)が配置されたTSパケットを分離し、そのTSパケットに配置された、必要な制御データを分離して、CPU1に出力し、CPU1は、この制御データに基づいて、デスクランブラ13を制御する。これにより、デスクランブラ13では、いま記録の対象となっているTSパケットを含むトランスポートストリームのデスクランブルが行われる。
【0034】
受信トランスポートストリームは、上述したように、PIDパーサ21にも供給され、PIDパーサ21は、そこに供給される受信トランスポートストリームを構成するTSパケットのPIDを参照し、記録の対象となっている番組についてのTSパケットだけをレシーバ22に供給する(残りのTSパケットは廃棄される)。レシーバ22は、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプを、PIDパーサ21からのTSパケットに付加し、入力FIFO(First In First Out)メモリ23に供給する。
【0035】
即ち、図2に示すように、サイクルタイマ27は、TSパケットをMPEGデコードするAVデコーダ7が内蔵するPLL7Aが出力するシステムクロックとは独立のクロックを出力するクロック発生回路28が発生する、例えば、50MHzのクロックをカウントするカウンタ27Aを内蔵している。カウンタ27Aは、クロック発生回路28からのクロックをカウントし、例えば、4バイトのカウント値を、タイムスタンプとして、レシーバ22に出力する。レシーバ22は、サイクルタイマ27が出力する4バイトのタイムスタンプを、PIDパーサ21からのTSパケットに付加して、入力FIFOメモリ23に出力する。
【0036】
なお、トランスポートストリームを構成するTSパケットは、一般には、188バイトであり、従って、レシーバ22において、4バイトのタイムスタンプが付加されて出力されるTSパケットは、192(=188+4)バイトとなる。
【0037】
図1に戻り、入力FIFOメモリ23は、レシーバ22からのタイムスタンプが付加されたTSパケットを順次記憶し、記憶したTSパケットを、その記憶した順に、ハードディスクIF(Interface)24に出力する。
【0038】
ハードディスクIF24は、入力FIFOメモリ23からTSパケットを受信すると、そのTSパケットを、ハードディスクドライブ15に出力する。
【0039】
ハードディスクドライブ15では、ハードディスクコントローラ41において、ハードディスクIF24からのTSパケットが受信され、ハードディスク42に記録される。
【0040】
次に、以上のようにして、ハードディスク42に記録されたTSパケットを再生する場合においては、ハードディスクコントローラ41において、ハードディスク42に記録されたTSパケット(ここでは、4バイトのタイムスタンプが付加されたTSパケット)のシーケンスとしてのトランスポートストリーム(以下、適宜、再生トランスポートストリームという)が読み出され、ハードディスク制御部14に出力される。
【0041】
ハードディスク制御部14においては、ハードディスクIF24において、再生トランスポートストリームが受信され、出力FIFOメモリ25に供給される。出力FIFOメモリ25は、ハードディスクIF24からの再生トランスポートストリームを構成するTSパケットを順次記憶し、記憶したTSパケットを、その記憶した順に、トランスミッタ26に出力する。
【0042】
トランスミッタ26には、図2で説明したようにして、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプが供給されるようになっており、トランスミッタ26は、基本的には、出力FIFOメモリ25からのTSパケットに付加されているタイムスタンプと、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプとを比較し、例えば、それらが一致するタイミングで、出力FIFOメモリ25からのTSパケットを、スイッチ31に出力する。即ち、PIDパーサ21が出力するTSパケットのシーケンスであるトランスポートストリームは、入力FIFOメモリ23に一旦記憶されてから、ハードディスクドライブ15に記録されるため、その時点で、トランスポートストリームを構成するTSパケットどうしの時間間隔は損なわれ、トランスポートストリームを受信したときの時間間隔とは異なるものとなる。
【0043】
そこで、トランスミッタ26は、レシーバ22においてTSパケットに付加されたタイムスタンプを参照し、そのタイムスタンプと、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプとを比較して、両者が一致したときに、TSパケットを、スイッチ31に出力するようになっており、これにより、ハードディスクドライブ15から読み出されたTSパケットは、隣接するTSパケットどうしの時間間隔が、受信時の状態と同一になるようなタイミングで、スイッチ31に出力される。
【0044】
なお、ここでいうタイムスタンプの一致とは、ハードディスクドライブ15から読み出されたTSパケットに付加されているタイムスタンプそのものと、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプそのものとが一致するときの他、ハードディスクドライブ15から読み出されたトランスポートストリームの先頭のTSパケットに付加されたタイムスタンプで、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプを初期化したと仮定した場合に、TSパケットに付加されたタイムスタンプと、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプとが一致するときも含まれる。
【0045】
また、トランスミッタ26は、出力FIFOメモリ25からのTSパケットを、スイッチ31に出力するとき、そのTSパケットに付加されているタイムスタンプを削除するようになっている。
【0046】
ハードディスク42に記録されたTSパケットを再生する場合においては、スイッチ31は、トランスミッタ26が出力する再生トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして、MVリンクIC16に出力する。以下、この出力トランスポートストリームとしての再生トランスポートストリームは、受信トランスポートストリームを処理する場合と同様にして、ファイIC17を介して、IEEE1394シリアルバス上をアイソクロナス転送され、あるいは、DEMUX5、FIFOメモリ6、およびAVデコーダ7を介して、モニタに出力される。
【0047】
以上のように、クロック発生回路4が発生するクロックとは独立の、クロック発生回路28が発生するクロックに基づいて、タイムスタンプを生成し、TSパケットにタイムスタンプを付加して、ハードディスクドライブ15に記録するとともに、ハードディスクドライブ15から読み出されたTSパケットを、それに付加されているタイムスタンプに基づいて、隣接するTSパケットどうしの時間間隔が、受信時の状態と同一になるようなタイミングで、スイッチ31に出力するようにしたので、AVデコーダ7には、受信されたトランスポートストリームを構成するTSパケットが供給されるのと同様のタイミング(時間間隔)で、ハードディスクドライブ15から読み出されたTSパケットが供給される。
【0048】
従って、AVデコーダ7では、受信されたトランスポートストリームを構成するTSパケットをデコードするのと同様の処理を行うことにより、ハードディスクドライブ15から読み出されたTSパケットをデコードすることができ、即ち、AVデコーダ7では、ハードディスクドライブ15から読み出されたTSパケットのシーケンスとしてのトランスポートストリームに含まれるPCRによって、その内蔵するPLL7Aが出力するシステムクロックを校正し、さらに、そのトランスポートストリームに含まれるDTSやPTSに、システムクロックが一致したときにTSパケットのデコードや、そのデコードにより得られた画像および音声の出力を行うことで、FIFOメモリ6のオーバーフローやアンダーフローを防止し、さらに、ハードディスクドライブ15に記録されたTSパケットから、画像や音声を、正常に再生することができる。
【0049】
なお、CPU1は、バス3に接続されており、同じくバス3に接続されたシステムメモリ2に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、デスクランブラ13の制御その他の各種の処理を行うようになっている。システムメモリ2は、CPU1に各種の処理を行わせるためのプログラムを記憶している。
【0050】
また、トランスミッタ26は、上述したように、出力FIFOメモリ25からのTSパケットを、それに付加されているタイムスタンプに基づいて、スイッチ31に出力する他、CPU1の制御にしたがって、出力FIFOメモリ25からのTSパケットを、スイッチ31に出力するようにもなっている。
【0051】
即ち、CPU1は、バス3を介して、トランスミッタ26に対して、ハードディスクドライブ15からのTSパケットの出力を制御するための制御信号を出力し、これにより、トランスミッタ26に、出力FIFOメモリ25からのTSパケットを、それに付加されているタイムスタンプを無視して、スイッチ31に出力させるようになっている。具体的には、CPU1は、FIFOメモリ6に記憶されているTSパケットの蓄積量に基づいて、FIFOメモリ6がオーバーフローやアンダーフローしないように、トランスミッタ26を制御し、トランスミッタ26は、このようなCPU1の制御にしたがって、出力FIFOメモリ25からのTSパケットを、スイッチ31に出力する。
【0052】
以上のように、CPU1に、FIFOメモリ6の蓄積量に基づいて、トランスミッタ26からスイッチ31へのTSパケットの出力を制御させることによって、例えば、2倍速再生等の変速再生を行うことができるようになっている。
【0053】
次に、図3のフローチャートを参照して、図1のレシーバ22の処理について、さらに説明する。
【0054】
レシーバ22は、まず最初に、ステップS1において、PIDパーサ21からTSパケットを受信したかどうかを判定し、受信していないと判定した場合、ステップS1に戻る。
【0055】
また、ステップS1において、TSパケットを受信したと判定された場合、ステップS2に進み、レシーバ22は、サイクルタイマ27から供給されるタイムスタンプを、受信したTSパケットに付加し、ステップS3に進む。ステップS3では、レシーバ22は、タイムスタンプを付加したTSパケットを、入力FIFO23に出力して、ステップS1に戻り、以下、同様の処理を繰り返す。
【0056】
次に、図4のフローチャートを参照して、図1のトランスミッタ26の処理について、さらに説明する。
【0057】
トランスミッタ26は、まず最初に、ステップS11において、出力FIFOメモリ25からTSパケットを受信したかどうかを判定し、受信していないと判定した場合、ステップS11に戻る。
【0058】
また、ステップS11において、TSパケットを受信したと判定された場合、ステップS12に進み、CPU1からの制御信号を受信したかどうかが判定される。ステップS12において、CPU1からの制御信号を受信したと判定された場合、ステップS13に進み、トランスミッタ26は、CPU1からの制御信号にしたがって、受信したTSパケットを、スイッチ31に出力し、ステップS11に戻る。
【0059】
一方、ステップS12において、CPU1からの制御信号を受信していないと判定された場合、ステップS14に進み、出力FIFO25からのTSパケットに付加されているタイムスタンプが、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプに一致しているかどうかが判定される。ステップS14において、出力FIFO25からのTSパケットに付加されているタイムスタンプが、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプに一致していないと判定された場合、ステップS12に戻る。
【0060】
また、ステップS14において、出力FIFO25からのTSパケットに付加されているタイムスタンプが、サイクルタイマ27が出力するタイムスタンプに一致していると判定された場合、ステップS15に進み、トランスミッタ26は、出力FIFO25からのTSパケットを、スイッチ31に出力する。そして、ステップS11に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0061】
ところで、図1に示したように構成されるディジタル衛星放送受信装置では、受信トランスポートストリームを、ハードディスクドライブ15に記録させながら、その記録したトランスポートストリームを再生する、いわゆるディレイドプレイバック(Delayed Playback)のような、記録と再生とを同時に行うことが困難である。
【0062】
即ち、上述したように、ハードディスク制御部14のスイッチ31は、受信トランスポートストリームの記録時においては、デスクランブラ13が出力する受信トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして出力するが、ハードディスクドライブ15に記録されたトランスポートストリームの再生時においては、トランスミッタ26が出力する再生トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして出力する。
【0063】
ハードディスクドライブ15に記録されたトランスポートストリームを再生するには、スイッチ31において、必ず、トランスミッタ26が出力する再生トランスポートストリームを選択する必要があるが、この場合、デスクランブラ13が出力する受信トランスポートストリームは、スイッチ31において、出力トランスポートストリームとして選択することができず、MVリンクIC16を経由して、DEMUX5に供給することができなくなる。その結果、CPU1では、デスクランブラ13で用いる復号キーを得ることができず、これにより、デスクランブラ13でトランスポートストリームのデスクランブルを行うことができなくなる。
【0064】
さらに、この場合、CPU1には、受信トランスポートストリームを構成するTSパケットに配置された制御データが、一切供給されないため、CPU1は、ディジタル衛星放送の状態をリアルタイムに知るための情報等を得られず、各種の問題が発生することが予想される。
【0065】
そこで、図5は、本発明を適用したディジタル衛星放送受信装置の他の実施の形態の構成例を示している。なお、図中、図1における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。即ち、図5のディジタル衛星放送受信装置は、ハードディスク制御部14に替えて、ハードディスク制御部50が設けられている他は、図1のディジタル衛星放送受信装置と同様に構成されている。
【0066】
図6は、図5のハードディスク制御部50の構成例を示している。なお、図中、図1のハードディスク制御部14における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。即ち、ハードディスク制御部50は、入力PIDパーサ51、出力PIDパーサ52、およびMUX(マルチプレクサ)53が新たに設けられ、PIDパーサ21が削除されている他は、図1のハードディスク制御部14と同様に構成されている。
【0067】
デスクランブラ13からの受信トランスポートストリームは、スイッチ31および入力PIDパーサ51に供給されるようになっている。入力PIDパーサ51は、デスクランブラ13からの受信トランスポートストリームを構成するTSパケットから、記録のみすべきTSパケット(以下、適宜、記録用パケットという)、記録するとともに、制御に用いるTSパケット(以下、適宜、記録/制御用パケットという)、制御にのみ用いるTSパケット(以下、適宜、制御用パケットという)、および廃棄すべきTSパケット(以下、適宜、廃棄用パケットという)を抽出し、記録用パケットおよび記録/制御用パケットをレシーバ22に出力するとともに、制御用パケットをMUX53に出力するようになっている。さらに、入力PIDパーサ51は、廃棄用パケットを廃棄するようになっている。
【0068】
出力PIDパーサ52は、トランスミッタ26が出力する、ハードディスクドライブ15から再生された再生トランスポートストリームを受信し、その再生トランスポートストリームを構成するTSパケットから、再生すべきTSパケット(以下、適宜、再生用パケットという)と、廃棄すべきTSパケット(廃棄用パケット)とを抽出するようになっている。さらに、出力PIDパーサ52は、再生用TSパケットを、MUX53に出力するとともに、廃棄用パケットを廃棄するようになっている。
【0069】
また、出力PIDパーサ52は、MUX53の、後述する足し込み制御部54と通信することにより、入力PIDパーサ51がMUX53に出力するTSパケットとPIDが等しい再生用TSパケットを検出し、その再生用TSパケットのPIDを、異なるPIDに変更するようにもなっている。
【0070】
MUX53は、足し込み制御部54とゲート回路55とから構成されており、入力PIDパーサ51が出力するTSパケットと、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットとを多重化し、スイッチ31に出力するようになっている。即ち、足し込み制御部54は、入力PIDパーサ51からのTSパケットを、ゲート回路55に出力しようとしているタイミングと、出力PIDパーサ52がTSパケットを、ゲート回路55に出力しようとしているタイミングとが一致するとき、自身が出力しようとしているTSパケットの出力タイミングをシフトし(ずらし)、これにより、自身が出力するTSパケットと、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットとが、ゲート回路55において衝突することを防止するようになっている。ゲート回路55は、足し込み制御部54が出力するTSパケット、および出力PIDパーサ52が出力するTSパケットを、単に、スイッチ31に出力するようになっている。
【0071】
次に、図7を参照して、図6の入力PIDパーサ51の詳細について説明する。
【0072】
図7(A)は、入力PIDパーサ51の構成例を示している。
【0073】
図7(A)に示すように、入力PIDパーサ51は、PID検出部61と、スイッチ62および63とから構成されている。
【0074】
PID検出部61は、デスクランブラ13が出力する受信トランスポートストリームを構成するTSパケットのPIDを検出し、その検出結果に基づいて、スイッチ62および63を制御するようになっている。
【0075】
スイッチ62は、PID検出部61によって制御されることによりオン/オフし、これにより、受信トランスポートストリームを構成するTSパケットの、レシーバ22への供給を制御するようになっている。スイッチ63も、PID検出部61によって制御されることによりオン/オフし、これにより、受信トランスポートストリームを構成するTSパケットの、MUX53への供給を制御するようになっている。
【0076】
以上のように構成される入力PIDパーサ51では、デスクランブラ13が出力する受信トランスポートストリームを構成するTSパケットが、PID検出部61、並びにスイッチ62および63に供給される。
【0077】
PID検出部61は、そこに供給されるTSパケットのPIDを検出し、そのPIDに基づいて、TSパケットが、記録対象のAVデータが配置されたTSパケットであるか、AVデータの再生に必要な制御データが配置されたTSパケットであるか、チューナ12が出力するトランスポートストリームをデスクランブルするのに必要な制御データが配置されたTSパケットであるか、それらのいずれにも該当しないTSパケットであるかを認識する。
【0078】
そして、PID検出部61は、TSパケットが、記録対象のAVデータが配置されたTSパケットである場合、そのTSパケットは記録用パケットであるとして、スイッチ62および63を制御する。また、PID検出部61は、TSパケットが、AVデータの再生に必要な制御データが配置されたTSパケットである場合、そのTSパケットは記録/制御用パケットであるとして、スイッチ62および63を制御する。さらに、PID検出部61は、TSパケットが、チューナ12が出力するトランスポートストリームをデスクランブルするのに必要な制御データが配置されたTSパケットである場合、そのTSパケットは制御用パケットであるとして、スイッチ62および63を制御する。また、PID検出部61は、TSパケットが、上述のいずれにも該当しないTSパケットである場合、そのTSパケットは廃棄用パケットであるとして、スイッチ62および63を制御する。
【0079】
即ち、PID検出部61は、図7(B)に示すように、スイッチ62および63を制御する。
【0080】
従って、TSパケットが廃棄用パケットである場合には、スイッチ62および3は、いずれもオフとなり、その結果、TSパケットは、レシーバ22およびMUX53のいずれにも出力されずに廃棄される。また、TSパケットが記録用パケットである場合には、スイッチ62または63は、それぞれオンまたはオフとなり、その結果、TSパケットは、レシーバ22にのみ出力される。さらに、TSパケットが、記録/制御用パケットである場合には、スイッチ62および63は、いずれもオンとなり、その結果、TSパケットは、レシーバ22およびMUX53の両方に出力される。また、TSパケットが、制御用パケットである場合には、スイッチ62または63は、それぞれオフまたはオンとなり、その結果、TSパケットは、MUX53にのみ出力される。
【0081】
以上から、廃棄用パケットは、廃棄され、記録用パケットは、ハードディスクドライブ15に記録される。さらに、記録/制御用パケットは、ハードディスクドライブ15に記録されるとともに、MUX53に供給され、制御用パケットは、MUX53に供給される。
【0082】
次に、図8を参照して、図6の出力PIDパーサ52の詳細について説明する。
【0083】
図8(A)は、出力PIDパーサ52の構成例を示している。
【0084】
図8(A)に示すように、出力PIDパーサ52は、PID検出部71、スイッチ72、およびPID変更部73から構成されている。
【0085】
PID検出部71は、図7のPID検出部61と同様に、トランスミッタ26が出力する再生トランスポートストリームを構成するTSパケットのPIDを検出し、その検出結果に基づいて、スイッチ72を制御するようになっている。
【0086】
スイッチ72は、PID検出部71によって制御されることによりオン/オフし、これにより、再生トランスポートストリームを構成するTSパケットの、PID変更部73への供給を制御するようになっている。
【0087】
PID変更部73は、MUX53と通信し、スイッチ72を介して供給されるTSパケットのPIDを必要に応じて変更し、MUX53に出力するようになっている。
【0088】
以上のように構成される出力PIDパーサ52では、トランスミッタ26が出力する再生トランスポートストリームを構成するTSパケットが、PID検出部71およびスイッチ72に供給される。
【0089】
PID検出部71は、そこに供給されるTSパケットのPIDを検出し、そのPIDに基づいて、TSパケットが、再生すべきTSパケットであるか、または再生する必要のないTSパケットであるかを認識する。
【0090】
そして、PID検出部71は、TSパケットが、再生すべきTSパケットである場合、または再生する必要のないTSパケットである場合、それぞれ、そのTSパケットは再生用パケットまたは廃棄用パケットであるとして、スイッチ72を制御する。
【0091】
即ち、PID検出部71は、図8(B)に示すように、スイッチ72を制御する。
【0092】
従って、TSパケットが廃棄用パケットである場合には、スイッチ72はオフとなり、その結果、TSパケットは、PID変更部73には出力されずに廃棄される。また、TSパケットが再生用パケットである場合には、スイッチ72はオンとなり、その結果、TSパケットは、PID変更部73に出力される。
【0093】
PID変更部73は、スイッチ72を介して、TSパケット(再生用パケット)を受信すると、そのTSパケットを、MUX53のゲート回路55に出力する。但し、PID変更部73は、MUX53の足し込み制御部54と通信し、自身がMUX53のゲート回路55に出力しようとしているTSパケットが、MUX53の足し込み制御部54がゲート回路55に出力しようとしているTSパケットと同一のPIDを有するものであるときには、自身が出力しようとしているTSパケットのPIDを、足し込み制御部54が出力しようとしているTSパケットのPIDと一致しないように変更してから、TSパケットを、ゲート回路55に出力する。
【0094】
即ち、PIDは、特殊なTSパケット(例えば、PATが配置されるTSパケット)を除き、同一チャンネルで放送されるTSパケットであっても変更されるため、入力PIDパーサ51がMUX53に出力するTSパケットと、出力PIDパーサ52がMUX53に出力するTSパケットとは、異なるデータが配置されているのにもかかわらず、同一のPIDが割り当てられていることがあり得る。この場合、DEMUX5において、異なるデータが配置されているが、同一のPIDが割り当てられているTSパケットの解析が困難であることがある。そこで、上述のように、PID変更部73は、自身がMUX53のゲート回路55に出力しようとしているTSパケットが、MUX53の足し込み制御部54がゲート回路55に出力しようとしているTSパケットと同一のPIDを有するものであるときには、自身が出力しようとしているTSパケットのPIDを、足し込み制御部54が出力しようとしているTSパケットのPIDと一致しないように変更するようになっている。
【0095】
次に、図5のディジタル衛星放送受信装置において、ディジタル衛星放送番組としてのトランスポートストリームを受信し、そのトランスポートストリームとしての画像や音声を表示等する場合には、図1のディジタル衛星放送受信装置と同様の処理が行われる。
【0096】
即ち、アンテナ11においてディジタル衛星放送波を受信することにより得られた受信信号は、チューナ12に出力され、チューナ12は、アンテナ11からの受信信号の復調等を行い、トランスポートストリームを得て、デスクランブラ13に供給する。デスクランブラ13は、CPU1の制御の下、チューナ12からのトランスポートストリームにかけられているスクランブルを、CPU1から供給される復号キーを用いて解き、ハードディスク制御部50に出力する。
【0097】
デスクランブラ13が出力するトランスポートストリーム(受信トランスポートストリーム)は、ハードディスク制御部50(図6)の入力PIDパーサ51およびスイッチ31に供給される。この場合、スイッチ31は、デスクランブラ13からの受信トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして、MVリンクIC16に出力する。
【0098】
以下、出力トランスポートストリームは、図1における場合と同様に、ファイIC17を介して、IEEE1394シリアルバス上をアイソクロナス転送され、あるいは、DEMUX5、FIFOメモリ6、およびAVデコーダ7を介して、モニタに出力される。
【0099】
なお、この場合、受信トランスポートストリームが、出力トランスポートストリームとして、DEMUX5に供給されるため、DEMUX5では、その受信トランスポートストリームから、必要な制御データを得て、CPU1に出力することができ、従って、デスクランブラ13では、チューナ12からのトランスポートストリームをデスクランブルすることができる。
【0100】
次に、受信トランスポートストリームを記録する場合には、スイッチ31は、やはり、デスクランブラ13が出力する受信トランスポートストリームを選択し、出力トランスポートストリームとして、MVリンクIC16を経由して、DEMUX5に出力する。従って、この場合も、DEMUX5では、その出力トランスポートストリームとして供給される受信トランスポートストリームから、必要な制御データを得て、CPU1に出力することができ、その結果、デスクランブラ13では、チューナ12からのトランスポートストリームをデスクランブルすることができる。
【0101】
また、この場合、入力PIDパーサ51は、そこに供給される受信トランスポートストリームを構成するTSパケットのPIDを参照し、記録の対象となっている番組についてのTSパケット(上述の記録用パケットと、記録/制御用パケット)だけをレシーバ22に供給し、残りを廃棄する。そして、以下、図1における場合と同様の処理が行われることにより、入力PIDパーサ51がレシーバ22に出力したTSパケットは、ハードディスクドライブ15で記録される。
【0102】
次に、以上のようにして、ハードディスクドライブ15で記録されたTSパケットを再生する場合においては、ハードディスクドライブ15に記録されたTSパケットが、図1における場合と同様にして再生され、その結果得られる再生トランスポートストリームが、トランスミッタ26から出力PIDパーサ52に供給される。
【0103】
出力PIDパーサ52は、そこに供給される再生トランスポートストリームを構成するTSパケットのPIDを参照し、再生すべきTSパケット(上述の再生用パケット)だけをMUX53に出力し、残りを廃棄する。
【0104】
MUX53において、出力PIDパーサ52からのTSパケットは、ゲート回路55に供給される。また、いまの場合、ハードディスクドライブ15で記録されたTSパケットの再生だけが行われているので、入力PIDパーサ51から、足し込み制御部54を介して、TSパケットが、ゲート回路55に供給されることはない。このため、ゲート回路55では、出力PIDパーサ52からのTSパケットが、順次、スイッチ31に出力される。
【0105】
そして、以下、図1における場合と同様にして、ハードディスクドライブ15で記録されたTSパケットは、ファイIC17を介して、IEEE1394シリアルバス上をアイソクロナス転送され、あるいは、DEMUX5およびデコーダ7を介して、モニタに出力される。
【0106】
次に、図9を参照して、図5のディジタル衛星放送受信装置において、受信トランスポートストリームを、ハードディスクドライブ15に記録しながら、ハードディスクドライブ15に既に記録されているトランスポートストリームを再生する場合の処理について説明する。
【0107】
例えば、いま、図9(A)に示すようなTSパケットのシーケンスであるトランスポートストリームが、受信トランスポートストリームとして、デスクランブラ13からハードディスク制御部50に供給されるとする。
【0108】
ここで、図9において、Sに数字を付したものを記述してある正方形が、制御データが配置されたTSパケットを表しており、AVに数字を付したものを記述してある正方形が、AVデータが配置されたTSパケットを表している。
【0109】
図9(A)に示した受信トランスポートストリームにおいて、TSパケット#S1(データS1が配置されたTSパケット)に配置された制御データS1が、TSパケット#AV1に配置されたAVデータAV1を再生するのに必要なもの(例えば、TSパケット#AV1等のPIDが記述されたPMT)を含んでおり、さらに、例えば、TSパケット#S2に配置された制御データS2が、デスクランブラ13において、トランスポートストリーム(のTSパケットのペイロード)をデスクランブルするための復号キーを含んでいるとする。
【0110】
この場合、AVデータAV1が記録の対象となっている番組のAVデータであるとすると、図9(A)に示した受信トランスポートストリームを構成するTSパケットのうち、図9(B)に示すTSパケット#S1、#AV1を記録する必要がある。即ち、この場合、記録の対象となっているAVデータAV1は勿論、その再生に必要な制御データS1も記録する必要がある。
【0111】
また、TSパケット#S2は、デスクランブラ13でトランスポートストリームのデスクランブルを行うのに、CPU1に供給する必要がある。
【0112】
従って、図9(A)に示した受信トランスポートストリームを構成するTSパケットのうち、不必要なもの、即ち、廃棄用パケットとすべきものは、図9(C)に示すように、AVデータAV2が配置されたTSパケット#AV2であり、入力PIDパーサ51(図7)では、PID検出部61において、TSパケット#AV2が受信されると、上述したように、スイッチ62および63が、いずれもオフにされ、これにより、TSパケット#AV2は廃棄される。
【0113】
また、記録の対象となっているAVデータAV1が配置されたTSパケット#AV1は、記録のみすべき記録用パケットであり、入力PIDパーサ51(図7)では、PID検出部61において、図9(D)に示すような、TSパケット#AV1が受信されるタイミングで、上述したように、スイッチ62または63が、それぞれオンまたはオフにされ、これにより、TSパケット#AV1はレシーバ22に供給されて、ハードディスクドライブ15で記録される。
【0114】
さらに、記録の対象となっているTSパケット#S1に配置された、例えば、PMT等の制御データS1は、上述したように、AVデータAV1を再生するのに必要であるから記録しておく必要がある他、DEMUX5等において、TSパケットのPIDから、そのTSパケットに配置されているデータの認識等を行うために、CPU1に供給する必要がある。従って、TSパケット#S1は、記録するとともに、かつCPU1による制御に用いられる記録/制御用パケットであり、入力PIDパーサ51(図7)では、PID検出部61において、図9(E)に示すような、TSパケット#S1が受信されるタイミングで、上述したように、スイッチ62および63が、いずれもオンにされ、これにより、TSパケット#S1はレシーバ22に供給されて、ハードディスクドライブ15で記録されるとともに、MUX53に供給され、その後、後述するようにして、CPU1に供給される。
【0115】
また、TSパケット#S2に配置された、例えば、復号キー等の制御データS2は、デスクランブラ13でデスクランブルを行うのに必要であるが、記録されるAVデータAV1の再生には必要ではないから、TSパケット#S2は、制御にのみ用いられる制御用パケットであり、入力PIDパーサ51(図7)では、PID検出部61において、図9(F)に示すような、TSパケット#S2が受信されるタイミングで、上述したように、スイッチ62または63が、それぞれオフまたはオンにされ、これにより、TSパケット#S2は、MUX53に供給され、その後、後述するようにして、CPU1に供給される。
【0116】
一方、ハードディスクドライブ15において、記録されたTSパケットが読み出され、これにより、例えば、図9(G)に示すようなTSパケットのシーケンスである再生トランスポートストリームが、トランスミッタ26から出力PIDパーサ52に供給されたとする。
【0117】
図9(G)に示した再生トランスポートストリームにおいて、TSパケット#AV3に配置されたAVデータAV3が、再生が要求されたAVデータであり、TSパケット#S1'に配置された制御データS1'が、TSパケット#AV3に配置されたAVデータAV3を再生するのに必要なもの(例えば、TSパケット#AV3等のPIDが記述されたPMT)であるとする。さらに、TSパケット#S4に配置された制御データS4は、AVデータAV3の再生に必要のないもであるとする。
【0118】
この場合、出力PIDパーサ52(図8)では、PID検出部71において、TSパケット#S4が受信されるタイミングで、上述したように、スイッチ72がオフにされ、これにより、TSパケット#S4は廃棄される。また、PID検出部71では、TSパケット#S1'および#AV3が受信されるタイミングで、スイッチ72がオンにされ、これにより、TSパケット#S1'および#AV3は、図9(H)に示すように、出力PIDパーサ52からMUX53に供給される。
【0119】
ここで、入力PIDパーサ51からMUX53に対しては、上述したように、TSパケット#S1が供給されるが(図9(E))、このTSパケット#S1と、出力PIDパーサ52からMUX53に供給されるTSパケット#S1'のPIDが一致しているとき、出力PIDパーサ52(図8)のPID変更部73では、上述したように、TSパケット#S1'のPIDが変更されてから、MUX53に出力される。図9(H)および図9(I)において、TSパケット#S1'に付してある斜線は、図9(G)に示したTSパケット#S1'のPIDが変更されていることを表している。
【0120】
MUX53においては、出力PIDパーサ52からのTSパケットが、演算器55を経由して、スイッチ31に出力される。
【0121】
また、MUX53には、出力PIDパーサ52からTSパケットが供給される他、図9(E)および図9(F)に示したように、入力PIDパーサ51からTSパケット#S1および#S2が供給されるが、このうちの、TSパケット#S1が入力PIDパーサ51から供給されるタイミングは、図9(H)に示した、出力PIDパーサ52がTSパケット#S1'を出力するタイミングに重なっており、従って、MUX53において、入力PIDパーサ51が出力するTSパケット#S1と、出力PIDパーサ52が出力するTSパケット#S1'を、そのままゲート回路55に供給したのでは、ゲート回路55において、入力PIDパーサ51が出力するTSパケット#S1と、出力PIDパーサ52が出力するTSパケット#S1'とが衝突することになる。
【0122】
そこで、MUX53では、足し込み制御部54において、入力PIDパーサ51からのTSパケットを、ゲート回路55に出力するタイミングと、出力PIDパーサ52がTSパケットを、ゲート回路55に出力するタイミングとが重なるとき、自身が出力しようとしているTSパケットの出力タイミングをシフトし(ずらし)、これにより、自身が出力するTSパケットと、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットとが、ゲート回路55において衝突することを防止するようになっている。
【0123】
具体的には、いまの場合、足し込み制御部54は、入力PIDパーサ51からのTSパケット#S1を一時記憶し、図9(I)に示すように、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットがゲート回路55を通過した後の、出力PIDパーサ52からのTSパケットがゲート回路55に出力されていない空き時間に、記憶したTSパケット#S1を、ゲート回路55に出力する。即ち、これにより、TSパケット#S1は、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットと衝突しないように、その出力タイミングがシフトされ、ゲート回路55を通過する。なお、図9(F)に示した、入力PIDパーサ51が出力するTSパケット#S2がMUX53に供給されるタイミングは、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットがMUX53に供給されるタイミングと重ならないので、そのまま、ゲート回路55に供給され、スイッチ31に出力される。
【0124】
ここで、出力PIDパーサ52からゲート回路55に対して、TSパケットが出力されていない空き時間は、足し込み制御部54によって認識される。即ち、足し込み制御部54は、出力PIDパーサ52と通信することにより、出力PIDパーサ52が出力するTSパケットに付加されていたタイムスタンプを取得し、出力PIDパーサ52が出力した最新のTSパケットのタイムスタンプと、次に出力しようとしているTSパケットのタイムスタンプとの差分をとることによって、空き時間を認識するようになっている。なお、出力PIDパーサ52は、TSパケットに付加されていたタイムスタップを、トランスミッタ26から取得するようになっている。
【0125】
以上のようにして、MUX53からスイッチ31には、図9(I)に示したようなTSパケットのシーケンスであるトランスポートストリームが供給される。
【0126】
受信トランスポートストリームの記録と、ハードディスクドライブ15に記録されたトランスポートストリームの再生とが同時に行われる場合、スイッチ31は、MUX53が出力するTSパケットのシーケンスであるトランスポートストリームを、出力トランスポートストリームとして、MVリンクIC16に供給するようになっており、その結果、MUX53が出力するトランスポートストリーム(図9(I))は、ファイIC17を介して、IEEE1394シリアルバス上をアイソクロナス転送され、あるいは、DEMUX5、FIFOメモリ6、およびAVデコーダ7を介して、モニタに出力される。
【0127】
従って、AVデータAV3の再生に必要な制御データS1'は、DEMUX5を経由して、CPU1に供給されるから、AVデータAV3は、正常に再生されることになる。
【0128】
また、デスクランブルに用いられる復号キー等の制御データS2も、DEMUX5を経由して、CPU1に供給されるから、デスクランブラ13では、チューナ12からのトランスポートストリームをデスクランブルすることができる。
【0129】
さらに、PMT等の制御データS1も、DEMUX5を経由して、CPU1に供給されるから、CPU1が、ディジタル衛星放送の状態をリアルタイムに知るための情報等を得られないことにより、各種の問題が発生することを防止することができる。
【0130】
以上から、図5のディジタル衛星放送受信装置では、受信トランスポートストリームの記録と、ハードディスクドライブ15に記録されたトランスポートストリームの再生とを同時に行うことができる。その結果、例えば、受信トランスポートストリームを、ハードディスクドライブ15に記録させながら、その記録したトランスポートストリームを即座に再生するディレイドプレイバックを行うことが可能となる。
【0131】
次に、上述した一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアとしてのディジタル衛星放送受信装置に組み込まれているコンピュータや、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
【0132】
そこで、図10を参照して、上述した一連の処理を実行するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられる、そのプログラムが記録されている記録媒体について説明する。
【0133】
プログラムは、図10(A)に示すように、コンピュータ101に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク102や半導体メモリ103に予め記録しておくことができる。
【0134】
あるいはまた、プログラムは、図10(B)に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)112,MO(Magneto optical)ディスク113,DVD(Digital Versatile Disc)114、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このような記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0135】
なお、プログラムは、上述したような記録媒体からコンピュータにインストールする他、図10(C)に示すように、ダウンロードサイト121から、ディジタル衛星放送用の人工衛星122を介して、コンピュータ101に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワーク131を介して、コンピュータ123に有線で転送し、コンピュータ101において、内蔵するハードディスク102などにインストールすることができる。
【0136】
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0137】
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
【0138】
次に、図11は、図10のコンピュータ101の構成例を示している。
【0139】
コンピュータ101は、図11に示すように、CPU(Central Processing Unit)142を内蔵している。CPU142には、バス141を介して、入出力インタフェース145が接続されており、CPU142は、入出力インタフェース145を介して、ユーザによって、キーボードやマウス等で構成される入力部147が操作されることにより指令が入力されると、それにしたがって、図10(A)の半導体メモリ103に対応するROM(Read Only Memory)143に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU142は、ハードディスク102に格納されているプログラム、衛星122若しくはネットワーク131から転送され、通信部148で受信されてハードディスク102にインストールされたプログラム、またはドライブ149に装着されたフロッピディスク111、CD-ROM112、MOディスク113、DVD114、若しくは磁気ディスク115から読み出されてハードディスク102にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)144にロードして実行する。そして、CPU142は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース145を介して、LCD(Liquid CryStal Display)等で構成される表示部146に、必要に応じて出力する。
【0140】
なお、本実施の形態においては、本発明を、ディジタル衛星放送波を受信するディジタル衛星放送受信装置に適用した場合について説明したが、本発明は、その他、ディジタルデータを受信するあらゆる装置に適用可能である。
【0141】
また、本実施の形態では、ディジタル衛星放送受信装置に、ハードディスクドライブ15を内蔵させるようにしたが、ハードディスクドライブ15は、いわゆる外付けとすることも可能である。
【0142】
さらに、本明細書中におけるトランスポートストリームには、188バイトのTSパケットで構成されるストリームの他、そのTSパケットをデコードするのと同様の原理でデコードされる、例えば、米国のDirecTV社がDSS(Direct Satellite System)で用いている130バイトのパケットで構成されるストリーム等も含まれる。
【0143】
【発明の効果】
本発明のデータ処理装置およびデータ処理方法によれば、受信トランスポートストリームの記録と、記録装置に記録されたトランスポートストリームの再生とを同時に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディジタル衛星放送受信装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】レシーバ22およびサイクルタイマ27の処理を説明するための図である。
【図3】レシーバ22の処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】トランスミッタ26の処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明を適用したディジタル衛星放送受信装置の他の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5のハードディスク制御部50の構成例を示すブロック図である。
【図7】図6の入力PIDパーサ51の詳細を説明するための図である。
【図8】図6の出力PIDパーサ52の詳細を説明するための図である。
【図9】図5のディジタル衛星放送受信装置においてトランスポートストリームの記録と再生が同時に行われる場合の処理を説明するためのタイムチャートである。
【図10】本発明を適用した記録媒体を説明するための図である。
【図11】図10のコンピュータ101の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU, 2 システムメモリ, 3 バス, 4 クロック発生回路,5 DEMUX, 6 FIFOメモリ, 7 AVデコーダ, 11 アンテナ, 12 チューナ, 13 デスクランブラ, 15 ハードディスクドライブ, 16 MVリンクIC, 17 ファイIC, 22 レシーバ, 23入力FIFOメモリ, 24 ハードディスクIF, 25 出力FIFOメモリ, 26 トランスミッタ, 27 サイクルタイマ, 27A カウンタ, 28クロック発生回路, 31 スイッチ, 41 ハードディスクコントローラ, 42 ハードディスク, 51 入力PIDパーサ, 52 出力PIDパーサ, 53 MUX, 54 足し込み制御部, 55 ゲート回路, 61PID検出部, 62,63 スイッチ, 71 PID検出部, 72 スイッチ, 73 PID変更部, 101 コンピュータ, 102 ハードディスク, 103 半導体メモリ, 111 フロッピーディスク, 112 CD-ROM, 113 MOディスク, 114 DVD, 115 磁気ディスク, 116 半導体メモリ, 121 ダウンロードサイト, 122 衛星, 131 ネットワーク, 141 バス, 142 CPU, 143 ROM, 144 RAM, 145 入出力インタフェース, 146 表示部, 147 入力部, 148 通信部, 149 ドライブ

Claims (11)

  1. ストリームを受信して記録装置に記録させながら、その記録されたストリームを再生するデータ処理装置であって、
    出力ストリームを形成するマルチプレクサと、
    受信した受信ストリームを構成するパケットから、記録のみすべき記録用パケットおよび記録するとともに制御に用いる記録/制御用パケットを前記記録装置に出力するとともに、前記記録/制御用パケットを前記マルチプレクサに出力する第1の出力手段と、
    前記第1の出力手段と前記記録装置との間に設けられ、前記第1の出力手段から前記記録装置に出力されるパケットに対して、タイムスタンプを付加する付加手段と、
    前記記録装置から再生される再生ストリームを構成するパケットから、再生すべき再生用パケットを前記マルチプレクサに出力する第2の出力手段と
    を備え、
    前記マルチプレクサは、前記第2の出力手段から出力されるパケットに付加されている前記タイムスタンプに基づいて、前記第1の出力手段からのパケットと、前記第2の出力手段からのパケットとを多重化して前記出力ストリームを形成する
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記マルチプレクサは、前記第1の出力手段からのパケットの出力タイミングと、前記第2の出力手段からのパケットの出力タイミングとが一致するとき、前記第1の出力手段からのパケットの出力タイミングをシフトさせる
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記マルチプレクサは、前記第2の出力手段と通信することにより前記第2の出力手段からパケットが出力されていない空き時間を認識し、前記第1の出力手段からのパケットの出力タイミングと、前記第2の出力手段からのパケットの出力タイミングとが一致するとき、前記第1の出力手段からのパケットの出力タイミングを前記空き時間にシフトさせる
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記第1の出力手段は、前記受信ストリームを構成するパケットから、デスクランブル情報を含んでいる制御にのみ用いる制御用パケットを前記マルチプレクサに出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記第2の出力手段は、前記マルチプレクサと通信することにより、前記第1の出力手段から前記マルチプレクサに出力されるパケットとPID(Packet Identification)が等しい再生用パケットを検出し、その再生用パケットのPIDを、異なるPIDに変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記記録装置を内蔵している
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. ストリームを受信して記録装置に記録させながら、その記録されたストリームを再生するデータ処理装置のデータ処理方法であって、
    受信した受信ストリームを構成するパケットから、記録のみすべき記録用パケットおよび記録するとともに制御に用いる記録/制御用パケットを前記記録装置に出力するとともに、前記記録/制御用パケットを出力する第1の出力ステップと、
    前記第1の出力ステップの処理によって前記記録装置に出力されるパケットに対して、タイムスタンプを付加する付加ステップと、
    前記記録装置から再生される再生ストリームを構成するパケットから、再生すべき再生用パケットを出力する第2の出力ステップと、
    前記第2の出力ステップの処理によるパケットに付加されている前記タイムスタンプに基づいて、前記第1の出力ステップの処理によるパケットと、前記第2の出力ステップの処理によるパケットとを多重化して出力ストリームを形成する形成ステップと
    を含むことを特徴とするデータ処理方法。
  8. 前記形成ステップは、前記第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングと、前記第2の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングとが一致するとき、前記第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングをシフトさせる
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ処理方法。
  9. 前記形成ステップは、前記第2の出力ステップの処理によるパケットが出力されていない空き時間を認識し、前記第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングと、前記第2の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングとが一致するとき、前記第1の出力ステップの処理によるパケットの出力タイミングを前記空き時間にシフトさせる
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ処理方法。
  10. 前記第1の出力ステップは、前記受信ストリームを構成するパケットから、デスクランブル情報を含んでいる制御にのみ用いる制御用パケットを出力する
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ処理方法。
  11. 前記第2の出力ステップは、前記第1の出力ステップの処理から前記形成ステップの処理に出力されるパケットとPIDが等しい再生用パケットを検出し、その再生用パケットのPIDを、異なるPIDに変更する
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ処理方法。
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