JP4128275B2 - 翻訳機能付カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
モニタ付のデジタルカメラ、ビデオカメラ等の携帯型カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な翻訳ツールとして従来的な専用辞書のほか、近年、翻訳機能を有するものとしては次のような技術を用いた各種の装置がある。特にコンピュータ技術を応用した翻訳装置が普及しているが、携帯性を有するものとしては例えば、調べたい語彙をキー入力によって検索する方式の電子辞典がある。しかし、所望の語彙を調べるまでの手動操作が面倒で、キー入力の際のミス等もあり馴れない人には使い難いものである。
【0003】
キー入力操作が不要な方式としては、OCRにかけて紙面に書かれている文章をスキャナで読み取りその後翻訳する方式もあるが、スキャナに読込ませる為には一旦紙に印字する必要があるので、翻訳までの余分な手間がかかるだけでなく持ち運びが難しい故にこれは携帯に適さない。
また、携帯性に優れたものとして特にカメラに翻訳機能が付加されているものに関する従来技術の中には、例えば、文字認識および翻訳を行う電子スチルカメラについて記載した特開平3−87976号公報があり、これは所謂「パターンマッチング法」の利用により文字認識を行い静止画像中の文字に対応する翻訳ができるカメラであった。
【0004】
また、特開平9−138802号公報には文字認識翻訳システムとして、例えばCCDカメラで得られた画像データを基に文字データを翻訳するシステムが提案されている。これは特に、翻訳対称の文字の大きさやその形状の特徴を用いるパターンマッチング法だけでは翻訳不可能なことが多いことを考慮したもので、文字形状の特徴を抽出するための分析部や学習部等を付加することで改善した翻訳システムであった。しかしながら、このシステムはデータベースを備えた本格的な翻訳機能を有してはいるが、カメラとしての携帯性は良好とは言えず、操作性においても一般ユーザを対象にするには簡便ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、通常の電子カメラ・ムービー等に翻訳を可能とする画像処理回路を搭載した場合、画像を撮影後、翻訳処理しその結果を表示すれば、確かに翻訳可能なカメラとはなるが、操作上や使い勝手で問題が多く発生することがわかる。
【0006】
上述の従来技術として挙げた2つの従来技術の問題点としても、カメラとしての具体的撮影方法や操作方法等についての実際は記載されていないが、構成から推測すると翻訳に至るまでの設定・操作の手続きが複雑である。
【0007】
また、実際上の運用面においては、次のような不具合も列挙できる。例えば、1. 翻訳した画像は絵柄としていらない場合も多く、撮影した絵柄を観賞する場合などはその翻訳した画像は余分なものとなる。
2. 一般の撮影の場合、文字以外の被写体に露出やピントが合ってしまい、文字認識できないことも発生する。また、本来の目的である翻訳に対して無駄な画像が多くあるため、翻訳のためのプログラムによる処理に無駄な時間がかかる。
3. 翻訳までの操作手順が多くなる。具体的には、まず記録モードで撮影し、再生モードに切り替えてLCD等に表示した後、翻訳ボタンを押して翻訳処理され、再度表示される。
【0008】
以上のような問題点は、翻訳機能をカメラにもたせることで発生してくる。そこでこれらの問題を解決した従来より更に使いやすいカメラの実現が待たれていた。
そこで本発明の目的は、通常のデジタルカメラ等を翻訳機としても利用でき、従来のような文字入力操作等の無駄と煩雑さをなくし、しかもカメラとしての携帯性を兼ね備えた翻訳機能付カメラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、上記課題を解決し目的を達成するため次のような手段を講じている。例えば、通常のデジタルカメラを翻訳機としても利用できるように構成する。詳しくは、請求項1の記載の態様によれば、撮影された画像内の文字を翻訳する翻訳機能付カメラにおいて、通常の撮影を行う記録モードに設定する記録モード設定手段と、上記通常の撮影とは異なる翻訳用の撮影を行う翻訳モードに設定する翻訳モード設定手段と、この翻訳モード設定手段によって翻訳モードが設定されたときには、撮影された画像内の文字を認識し翻訳処理を行う文字認識翻訳手段とを備え、上記翻訳モードが設定されたときは、上記記録モードの撮影条件から文字認識に合う条件に変更する翻訳機能付カメラを提供する。
【0010】
請求項2に記載の態様によれば、撮影された画像内の文字を翻訳する翻訳機能付カメラにおいて、通常の撮影を行う記録モードに設定する記録モード設定手段と、上記通常の撮影とは異なる翻訳用の撮影を行う翻訳モードに設定する翻訳モード設定手段と、上記翻訳モード設定手段によって翻訳モードが設定されたときには、撮影された画像内の文字を認識し翻訳処理を行う文字認識翻訳手段とを具備し、上記翻訳モードが設定されたときには、少なくとも翻訳する文字の領域にピントを合せるあるいは上記文字の領域に露出を合せることを特徴とする翻訳機能付カメラを提供する。
請求項3に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段とを更に具備し、上記翻訳モードが設定されたときには、上記表示手段の表示は単色表示にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項4に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段とを更に具備し、上記翻訳モードが設定されたときには、上記翻訳画像と翻訳された翻訳文の文字データのみを上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項5に記載の態様によれば、上記記憶手段への記憶は、単色のデータであることを特徴とする請求項4に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項6に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、を更に具備し、上記翻訳モードが設定されたときには、上記翻訳画像内の翻訳する部分と翻訳された翻訳文の文字データのみを上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項7に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段とを更に具備し、容量不足で上記記憶手段に記憶できなくなったときは、上記翻訳モードで撮影された上記翻訳画像を優先的に消去することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項8に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、上記記憶手段に記憶された撮影画像を再生する再生モードに設定する再生モード設定手段とを更に具備し、上記再生モード設定手段による再生時は、上記記録モードで撮影された撮影画像を選択的に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項9に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段とを更に具備し、上記翻訳モードが設定されたときには、撮影後、所定の時間再生モードになり、上記翻訳画像内の翻訳する部分と翻訳された翻訳文とを交互に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項10に記載の態様によれば、上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶 する記憶手段とを更に具備し、上記翻訳モードが設定されたときには、撮影後、所定の時間再生モードになり、上記翻訳された翻訳文のみを別位置に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
請求項11に記載の態様によれば、再生終了後は、翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とを含む文字データのみを残し、これ以外はスルー画面にすることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の翻訳機能付カメラを提供する。
【0011】
【作用】
上記の特徴により次のような作用を奏する。例えば、
1.元々ある記録モードと再生モードに対し翻訳モードを設けることにより、操作手段を少なくし、解り易く使い易いものになる。つまり、従来のような撮影したものを翻訳する感覚ではなく、翻訳用に撮影する感覚で使い勝手をよくする。
2. 翻訳モードを選択された場合は、ピント合せのエリアや露出合せのエリア等の条件を通常の撮影時の条件に対し変えることにより、文字認識に安定した画像を得るようになる。
3. 翻訳モードの記録画像は、通常の記録画像とは区別して記録することで、再生時には翻訳画像として見やすい再生が可能となり、一方、通常の記録画像の再生時には不要な翻訳画像を再生することもなくなり見やすくなる。
よって従来の電子事典のような文字入力操作が一切不要となり、しかも携帯性が損なわれない小型軽量で操作性の簡単な翻訳機能付カメラが実現される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について関連する図面を参照しながら複数の実施形態例を挙げて詳しく説明する。
(第1実施形態例)
図1〜図2及び図3を用いて本発明の第1実施形態例を説明する。
図1(a)は、本発明に係わるカメラ本体を斜め上後方から見た斜視図であり図示の如くこのカメラ本体には各種の操作釦(ボタン)が配置されている。
【0013】
カメラの光学系レンズを内包する鏡筒1と、測距や撮像動作を押下操作で指示するレリーズ釦2と、3つのモード(撮影記録モード/再生モード/翻訳モード)を選択的に切り替えて指示できるモード釦3と、各種操作のための操作釦4と、電子ビューとして撮像した画像を表示するLCD5と、駒送りのための送り釦6とを備えている。
【0014】
上記「撮影記録モード」(以下略して撮影モードまたは記録モードと称する)は、通常の撮影を行いその画像の記録を行う為のもので、「再生モード」は撮影記録モードで撮影され記録された画像を再生するためのもので、「翻訳モード」は現在または指定の画像中の例えば外国語文字を日本語文字に翻訳するためのモードである。
【0015】
このように、本実施形態例のカメラには、従来のカメラとちがって、撮影記録モード及び再生モードのほかに新たな翻訳モード(詳細後述)を備えこれに対応する釦が配置されていることがわかる。
【0016】
(変形例1)
なお、図1(b)には、本発明に係わるもう1つのカメラ本体を斜め上後方から見た斜視図が構成的な一変形例として示されている。図示の如く、このカメラ本体にも同様に、鏡筒1、レリーズ釦2、操作釦4、LCD5および送り釦6がそれぞれ設けられている。また、モード釦3は(記録/再生)のみを備えているが、そのほかに翻訳レリーズ釦7が上面の左側端部近傍に設けられている。
【0017】
このように本変形例としてのカメラ本体には、第1実施形態例のカメラの構成とは異なり、2つのモード(記録モード、再生モード)から成るモード釦3と、さらに翻訳モードに対応する専用の釦として、翻訳レリーズ釦7が配置されていることがわかる。よって、撮影専用のレリーズ釦2と翻訳専用のレリーズ釦7をこのように本体上面の両側に併設することで、カメラとして使う感覚と、翻訳機として使う感覚がユーザに特に意識させることができる。
【0018】
図2には、前述の第1実施形態例のカメラの裏側を撮影者側から見た外観として示している。設けられているLCD5には図示の如く被写体像が映し出されている。また、レリーズ釦2の下側には、「記録モード」「再生モード」「翻訳モード」の順に3つのモードが指示できるモード釦3が配列され、その下には駒の送り(前進)・戻し(後進)の2つから成る送り釦6を備えている。
【0019】
続いて図3には、本発明の翻訳機能付カメラ100の構成ブロック図が概略的に示されている。このカメラを機能構成的に大まかに分類すると、カメラ系(記録、再生)と翻訳系20に分けることができる。ここでは、カメラ100を制御するコントロール部21のCPUは共通に1つを共用しているが、カメラ系と翻訳系で各々別個に設けていてもよい。但しこれら相互の同期はとる必要がある。
【0020】
カメラ100は、図示しないレンズ、CCD及び撮像回路からなる撮像部11と、画像を記憶するためメモリ部13と、ユーザが操作するカメラ操作部12と、画像を表示する画像表示部15と、それらを制御するコントロール部21から構成されている。
一方、翻訳系20は、翻訳するときにユーザが操作する翻訳操作部22と、カメラ系のメモリ部13に記憶された画像を基にして文字と認識し、翻訳処理を行なう。文字認識・翻訳部23と、本翻訳系20を含むカメラ100全体を制御するコントロール部21から構成されている。
【0021】
図4(a),(b)に上述の「翻訳モード」での具体的な表示内容を例示する。図4(a)には、翻訳モード時の撮影直前のスルー画像または撮影原画像を示している。この翻訳モードでの表示内容には図の如く翻訳モード時の撮影直前に表示された1コマのスルー画像または、翻訳したい撮影原画像である。これは画像の一例として英文で書かれた1つの看板であり、この看板の上段には”CAUTION!”、中段に”DANGER!”、下段に”DON’T ENTER”と描かれており、この原画像のエリア全域が翻訳対象であることを示している。
【0022】
このエリア内の英文が日本語に翻訳されると、図4(b)に示すような翻訳結果が得られ、図示のように翻訳された文字のみが表示されることがわかる。すなわち、原画像中の3行の英文と同じ順に、上段には「警告!」、中段に「危険!」、下段に「入るな」が表示される。
【0023】
(効果1)
本第1実施形態例の翻訳機能付カメラでは、従来のように、撮影モードで記憶された画像を再生モードで再生し、その後、翻訳モードによって翻訳して表示することもできるが、撮影モード、再生モード及び翻訳モードの釦を頻繁に押して切り換える必要があるので、これに対しては、翻訳モードを専用に設けることで操作手順を簡単にすることができる。
【0024】
(変形例1’)
また、表示例の1つの変形例を示すと、上述した「翻訳モード」での表示例は、翻訳モード時の撮影直前に表示されたスルー画像または撮影原画像であったが、翻訳対象になり得る画像はこれらに限らず、既に記録された画像から任意に選択したものであってもよい。
【0025】
図5のフローチャートを用いて本発明の翻訳機能付カメラが有する主な3つの機能に関する具体的な操作方法および動作について説明する。
カメラのメインSWであるパワーSWをONすると(S1)、翻訳機能付カメラとしてアクティベートされ操作待機状態となる。
ステップS5において、モード選択として3つの主なモード(即ち、撮影モード/再生モード/翻訳モード)から1つが、ユーザによるモード釦の押下げ操作によって選択される(S5)。このとき、撮影モード、再生モードまたは翻訳モードのうちどれにするのかは、ユーザの希望によって任意に決定される。
【0026】
「撮影モード」では、撮像部から出力された画像が、スルー画像としてモニタ等に表示される(S70)。ここでレリーズがあるかを判定し(S71)、もしあれば、撮影された画像はメモリに記憶される(S72)。そしてパワーSWがONのままであるか否かを判定し(S73)、ONであれば前記ステップS5に戻るが、もしOFFにされたならば、一連のこの撮影モードはここで終了となる(S90)。
【0027】
「再生モード」が選択されたときは、メモリから画像が読み出され(S80)、モニタに表示される(S81)。ここでコマ送り操作が判定され(S82)、例えばコマ送りがされれば、次の画像を読み出し(S83)、ステップS81で同様に表示される。そしてパワーSWがONのままであるか否かを判定し(S84)、ONであれば前記ステップS5に戻るが、もしOFFにされたならば、一連のこの再生モードはここで終了となる(S90)。
【0028】
「翻訳モード」が選択されたときは、スルー画像が表示され(S10)、ここでレリーズがあるかを判定し(S11)、レリーズされるまでスルー画面の表示をモニタとして表示している。もしレリーズされた際は、その表示されていた画像がメモリ中に記憶される(S12)。
【0029】
その画像から文字イメージが抽出され(S13)、それは、所定のアルゴリズムに従って文字認識および翻訳処理され(S14)、その翻訳結果は、メモリに記憶される(S15)。また同時にモニタに文字として表示される(S16)。ここで、表示するための所定時間を計時するタイマにより、その時間の経過がみられる(S17)。所定時間だけその翻訳結果が表示され、それをすぎると、パワーSWがONのままであるか否かを判定し(S60)、ONであれば前記ステップS5に戻るが、もしパワーSWがOFFにされれば、一連のこの翻訳モードを終了する(S90)。
【0030】
(作用効果1)
本発明の翻訳機能付カメラが行う翻訳に対しては次のように動作し機能するように設定されている。すなわち、
まず[撮影]では、翻訳可能エリアをカメラの表示画面内に設けて表示する。そのエリアのサイズを指定する。但しエリアサイズには「斜め撮り」用のものもあるので適宜考慮する。エリアの表示は文字の大きさをイメージできる表示形態とする。例えば、1文字当たりの枠、必要文字サイズを片隅に表示したり、縦文字用にも対応する罫線で表示する。
【0031】
また、表示するものはファインダ内と液晶パネル(LCD)の両方に表示するが、翻訳モードの時は翻訳可能エリアに優先的に露出を合わせる。この翻訳モード時はモノクロで表示出力する。特に翻訳不能時は白黒画像で表示して不可能であることを解りやすく示す。
いわゆる「省エネ」として画面下の右端等に翻訳可能エリアを設定する。例えば2行の撮影エリアを設け、ズームによって文字位置を適正化にする。
翻訳限界をユーザに知らせると共に、文字サイズを認知する。この際は罫線等で示してもよい。
【0032】
先頭の文字が入るべきエリア側を表示する。但しこれは、縦撮り時にその文字列のどちらが先頭文字であるか解るように認識する。
なお、翻訳エリアを複数箇所指定してそれらを足し合わせるようなモードを設けてもよく、これによれば長い文章の翻訳に特に有効であろう。
【0033】
また撮影後、[翻訳したい部分の指定]においては、撮影画像の文字エリアを所定の方法で指定する。この際のエリア指定は例えばカーソルで選択する方式でもよい。また、このエリア指定はLCDの画面を直接指先でタッチすることで行ってもよい。これには画面裏にタッチセンサを配置することで対応部分を認識するように構成してもよい。なお、罫線表示の場合はその表示された行を触ることで指定できるようにする。
【0034】
[翻訳文の表示方式]としては、撮影画像から文字パターンを検出し、その検出位置に翻訳文字を表示する。翻訳エリアが解るように、例えば色を変えるか点滅させる等して表示する。翻訳文字は文字画像として表示する。画面上の翻訳対象部分と翻訳文を対比させる。また、翻訳認識時の文字と翻訳文字を同時に表示して、翻訳結果に間違いが無いか否かの確認ができるようにする。
【0035】
以上により、この翻訳モードの指定において翻訳された文字は撮影画面上に表示されるのでわかりやすい。また、翻訳エリア以外の画像は表示させないで翻訳文の表示が見やすくなる。
なお、翻訳モードで撮影された画像は次の撮影でその記録は消去されるように設定されているが、所定の記録容量までは記録し続け、それを超過したら自動的に消去されるように設定してもよい。
【0036】
(第2実施形態例)
本発明の第2実施形態例としての翻訳機能付カメラは、構成的に第1実施形態例とほぼ同様であるのでその説明は省略する。
図6(a),(b)に沿って本第2実施形態例における上述の「翻訳モード」での具体的な表示内容について説明する。図6(a)には翻訳モード時の撮影直前のスルー画像または撮影原画像を示している。この翻訳モードでの表示内容には図の如く、翻訳モード時の撮影直前に表示された1コマのスルー画像または、翻訳したい撮影原画像が含まれている。この一例は前述の第1実施形態例と同様な英文で書かれた1つの看板であるが、この看板中の下段に書かれた”DON’T ENTER”だけを翻訳したい対象に設定するため、破線で囲んで指定し翻訳するエリアを限定する実例である。
この破線で囲まれたエリア内の英文が日本語に翻訳されると、図6(b)に示すような翻訳結果が得られ、図示のように翻訳された文字のみが表示されることがわかる。すなわち、原画像中の下段の英文が翻訳されると画面中央に「入るな」が表示される。
【0037】
(作用効果2)
このように、本第2実施形態例では、第一の翻訳モード部分の使い勝手についての説明であるが、翻訳モードにしたときは、図6(a)に示すように、スルー画像に対し翻訳可能なエリアを枠30等により表示し、ユーザに対して翻訳文字を概略的に合せるように示唆するものである。こうすることにより、翻訳のための文字にピントや露出をそのエリアに合せる制御が可能となり、翻訳のための処理プログラムを簡素化できると共に、処理時間が短縮される。
【0038】
また、ピントをエリア内の翻訳する文字に合せることが可能となり、エリア内の適正露出が得られる。よって、翻訳に不要な画像に影響されることがなくなる。
さらに、文字の方向(縦/横/斜め)を指定することや、文字抽出する処理画像量が少ないので、翻訳プログラムソフトの簡略化および処理時間の短縮が可能となる。
【0039】
図7〜図9のフローチャートには本第2実施形態例としての処理ステップを示している。なお、本実施形態例における基本的なフローチャートは、前述した図5と同様であるので、まず図7に異なる処理ステップのみを示しこれを用いて説明する。すなわち、
翻訳モードが選択されると、翻訳したい画像を入れる大きさを示す枠の画像をメモリから読み出す(S20)。そしてこれに対し、スルー画像を合成しLCDに表示出力する(S21)、ここでレリーズ操作があるか判定され(S22)、レリーズされたらその撮影された画像を記憶し(S23)、翻訳エリア内の画像(二文字の入った画像)のみを切り取って取り出し(S24)、その画像から文字イメージが抽出され(S25)、これは次に所定のアルゴリズムに従って文字認識および翻訳処理され(S26)、その翻訳文はメモリに記憶される(S27)。
【0040】
ステップS28では、その翻訳文がLCDに所定時間だけ表示出力される(S28)。つまり、図6(a)に示すようなレリーズ操作直前までの表示状態となり、図6(b)に示すような翻訳文の表示となる。
所定時間が経過した後は、前述と同様にしてパワーSWがONのままであるか否かを判定し(S60)、ONであれば前記ステップS5に戻るが、もしパワーSWがOFFされれば、一連のこの翻訳モードを終了する(S90)。
【0041】
次に、本第2実施形態例に関するいくつかの変形例を列挙する。
(変形例2−1)
図10(a)は、翻訳エリアを1ラインを数ラインに広げたもので、枠には罫線を入れることにより、文字サイズをどの程度にすべきかをユーザに知らせることができる。また、表示もそれに合せた表示出力(不図示)にすればよい。
【0042】
(変形例2−2)
また、図10(b)に示す表示画面の例は、文字認識が可能な文字サイズがあるため、サンプル文字を枠と同時に表示する一例であり、これは実際、表示モニタの解像と撮影解像は同じにならない場合が多いため、表示されている文字が小さくても翻訳可能な場合もあり、特に長い文などには有効である。
上記変形例はいづれにしても翻訳不可な状態(例えば文字が小さすぎるような時)を事前に防止できる。なお、対応するフローチャートは翻訳枠画像の読出しの内容を変えることで適用する。
【0043】
(変形例2−3)
次に図10(c)には、もう1つの翻訳結果の表示例を示す。この例は、翻訳する前の画面上に翻訳エリアの枠と翻訳文を同時に表示するようにしたものである。この例に関する動作については翻訳機能付カメラの翻訳処理手順に沿って説明する。なお、この例の基本的なフローチャートは前述した図5と同様であるが、異なる処理ステップのみを図8に示しこれに基づいて説明する。すなわち、前述したステップS20〜S27までは同じ処理ステップであり、続くステップS30では次のように処理される。
【0044】
撮影された画像(絵柄)をメモリから読み出す(S31)、一方、翻訳枠内の画像をメモリから読み出す(S32)。さらに翻訳文をメモリから読み出す(S33)。上記の3つの各種画像を1つの画面に合成し(S34)、この合成画像を表示する(S35)。上記一連の処理ステップS30(S31〜S35)が所定時間が経過するまで繰り返された後は、前述同様にしてパワーSWがONのままであるか否かを判定し(S60)、ONであれば前記ステップS5に戻るが、もしパワーSWがOFFされれば、一連のこの翻訳モードを終了する(S90)。
【0045】
(変形例2−4)
さらに図10(d)には、上述した図10(c)の1つの変形例を示す。すなわちこの例の表示形態は、翻訳エリアの部分に原文と訳文を交互に表示する方式のものである。なお、この例の基本的なフローチャートは前述した図8が基本である。
【0046】
(変形例2−5)
図10(e)にはもう1つの表示形態の例を示す。すなわちこの例は、撮影後の表示が上半分がスルー画でその下に翻訳原文と翻訳文の3種類を一緒に表示した例であることがわかる。この例の特徴は、続いて指定する翻訳文をすぐに撮影できる状態にすることが可能なことにある。
また、この例では翻訳された原文が表示されているので、翻訳文との対応がひと目でわかる等が使用上の利点であることがわかる。
【0047】
この例に関する動作については図9に示す部分的なフローチャートに基づき説明する。なお、この例における基本的なフローチャートも前述の図5と同様であるので、異なる処理ステップのみを図9に沿って説明する。すなわち、
翻訳モードが選択されるとまず、翻訳したい画像を入れる大きさを示す枠の画像をメモリから読み出す(S40)。また、翻訳文および翻訳原文をメモリから読み出す(S41)。
そして次に、スルー画像と上記の翻訳枠画像と翻訳文および翻訳原文とを合成してLCDにモニタ表示する(S42)。ここでレリーズ操作があるか判定され(S43)、レリーズされたらその撮影された撮影画像をメモリに記憶し(S44)、翻訳枠内の画像を切り取って取り出し(S45)、その画像から文字イメージが抽出され(S46)、これは次に所定のアルゴリズムに従って文字認識および翻訳処理され(S47)、その翻訳文はメモリに記憶される(S48)。
【0048】
ステップS49では、その翻訳文がLCDに所定時間だけ表示出力される(S49)。そして所定時間が経過した後は、前述と同様にしてパワーSWがONのままであるか否かを判定し(S60)、ONであれば前記ステップS5に戻るが、もしパワーSWがOFFされれば、一連のこの翻訳モードを終了する(S90)。
【0049】
(変形例2’)
翻訳モードで撮影後、撮影した画像をいつまで表示するかについては、前述の実施形態例ではタイマで所定時間の経過を計り、画面を切換えるようにしたが、ある決められた操作によってその画像から、再度撮影できる状態にすることもできるように構成してもよい。これにより、カメラの操作上の自由度が向上する。
【0050】
また、翻訳モードで撮影後、同モード釦をもう一度押すとスルー画となり翻訳撮影が可能となるようにしてもよい。同様に、一度押すと、図10(e)に示す表示状態になり、さらにもう一度押すと、まったくのスルー画像になるような表示切替方式でもよい。
【0051】
この方式については図11のフローチャートにその動作が示されている。このフローチャートは、前述した図5に類似し、図7〜図9と基本的にほとんど同じであるが、本フローチャートのステップS18の判定条件が異なることがわかる。すなわち、この条件によれば翻訳モードである限りその翻訳文を表示し続ける。
【0052】
(第3実施形態例)
本発明に係わる第3実施形態例では、翻訳モードで撮影された画像の保存の仕方と、それによる画像データの有効的な利用のための実施形態に関するものである。すなわち、本第3実施形態例の翻訳機能付カメラでは、撮影後に記録される画像は「翻訳モード」と「撮影モード」によって検索可能とするインデックスデータを付加して記録されることを特徴とするものである。
【0053】
図12に示す表示形態は、LCDに所謂「マルチ画面」で表示された状態が例示されている。例えば25枚の画像が記録され、その中には、翻訳画像も含まれるとすると、図示の如く一画面にマルチ画面として表示された状態では、画像の検索を可能とするインデックスデータは、画像記録時に付加される(詳細後述)。
【0054】
この図12では各ワク内にA,B,C,…,Fで示したところが翻訳画像及び翻訳データを示すものであり、画像を表示する場合、対応するインデックスデータを見ることで、翻訳画像の判別をし翻訳画像であることを示すための枠表示(例えば画面の色付枠等で包囲)などの工夫ができたり、翻訳画像は文字データだけを表示したり、あるいは表示しない等といったことが、この翻訳モードを設け、インデックスを自動付加することで可能となる。
【0055】
なお、図12に例示したものはマルチ画面であるが、一画面毎の表示に変更してもよく、同様のことが可能となる。また、翻訳が撮影画像かのインデックスデータを付けることで、文字データのみを残して画像メモリ量を小さくすることができる。
【0056】
図13のフローチャートで処理ステップを比較すると、前述した第1実施形態例の手順を示す図5のフローチャートにおける3つの各モードにおける処理手順中にて、次のようなインデックスに関する処理を行っていることがわかる。つまり、図13の「撮影モード」中のステップS72’では、メモリ中に撮影画像を記録するときに、固有なインデックスデータを付加する。
また「再生モード」中のステップS83’では、次の画像と画像インデックスデータの読み出しを行う。さらに「翻訳モード」中のステップS12’では、翻訳画像にインデックスデータを付加している。
このようにメモリ記憶時に、各種の画像に対してインデックスデータが付与されることで、その固有なインデックスデータを使っての管理(例えば検索・選択・ソート/マージ等)が容易にできる。
【0057】
(変形例3)
なお、画像メモリが満杯になった場合は、翻訳画像を優先的に消去し、撮影画像にまわすか、あるいは、次の翻訳がされたら自動的に前のデータは消去してもよい。また、データ保存の仕方として、翻訳モード時は、白黒として記録することで、メモリ使用量を小さくすることができる。
【0058】
さらなる応用例として、翻訳モード時は、LCD等のディスプレイの表示はスルー画も白黒表示にすることで、翻訳モードであることをユーザに通知する。よって、ユーザは、翻訳モードなのに撮影モードと思い込んで撮影するような誤操作が無くなる。
また以上の実施形態例はデジタルスチルカメラによって記載しているが、当然のことながらデジタルビデオカメラ等であってもよい。
【0059】
(その他の変形例)
以上説明した以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変形実施も可能である。
【0060】
(用語の対応関係)
なお、明細書に記載した各手段は、実施形態例中の次のような各部位にそれぞれ対応する。即ち、「翻訳モード設定手段」とは翻訳モード釦のことであり、「記録モード設定手段」とは記録モード釦のことであり、「再生モード設定手段」とは再生モード釦のことであり、「記憶手段」とはメモリ部のことであり、「表示手段」とは液晶パネルあるいはファインダ内の画像表示部のことである。
【0061】
また、「文字認識翻訳手段」とは文字認識翻訳部のことであり、「文字データ」とは翻訳原文と翻訳文を含むデータのことであり、「記録モードで撮影した画像」とは撮影画像のことであり、「翻訳モードで撮影した画像」とは翻訳画像のことである。ここで翻訳原文とは、撮影された文字画像そのものでも、あるいは翻訳に抽出された文字でもよい。
【0062】
以上、複数の実施形態例および変形例に沿って本発明を説明してきたが、本明細書中には次の発明含まれている。
【0070】
A. 画像表示部(LCD等)を有するデジタルカメラにおいて、
所定の翻訳機能を働かせるための翻訳用選択手段(翻訳レリーズ釦・SW)と、翻訳すべく文字の撮影するエリアを設定するための翻訳操作手段と、を少なくとも具備する翻訳機能付カメラ。
【0071】
B. モニタ付電子カメラにおいて、文字認識翻訳部と翻訳モードと撮影モードと再生モードとを選択する手段を備えた翻訳機能付電子カメラ。
C. 上記翻訳モードでは、通常の撮影条件に対し、文字認識に合った条件に変更することを特徴とする翻訳機能付電子カメラ。
【0072】
D. 上記翻訳モードでの記録画像は、翻訳画像であることが認識できるように記録されていることを特徴とする翻訳機能付電子カメラ。
a. 上記翻訳モード時は、撮影画面において、翻訳エリアを特定し、露出をそのエリアに合せることを特徴とするC.に記載のカメラ。
【0073】
b. 上記翻訳画像の表示は、単色表示で行い、かつ単色で記録することを特徴とするD.に記載のカメラ。
c. 上記画像記憶メモリが記録画像でいっぱいになった場合は、翻訳画像を優先的に消去されることを特徴とするC.に記載のカメラ。
【0074】
d. 上記翻訳モードの記録は、元画像と、翻訳された文字データのみを記録するか、又は、翻訳された部分の元画像と文字データのみを記録することを特徴とするC.又はD.に記載のカメラ。
e. 翻訳モード時は、文字撮影サイズのサンプルをファインダ表示画面内に表示することを特徴とするD.に記載のカメラ。
【0075】
f. 再生時はモードにより選択的に画像を表示することを特徴とするB.に記載のカメラ。
g. 翻訳モードによる撮影後(即ちレリーズ後)は、即時的あるいは所定時間のあいだ再生状態となり、翻訳した画像部分と元の画像部分を交互に表示するか、又は、翻訳した画像部分の文字データのみを別位置に表示することを特徴とするC.又はD.に記載のカメラ。
h. 再生時間終了後は文字データのみを画面に残し、これ以外はスルー画面にすることを特徴とするB.に記載のカメラ。
【0076】
【発明の効果】
通常の撮影モード、即ち記録モードと再生モードに対して、翻訳モードを有することにより、従来の煩わしい例えば、記録してそれを再生し更にそれを翻訳処理する等のモード切替操作がなくなり煩雑さが解消されて操作が簡単になる。
【0077】
この翻訳モードにおいて、撮影範囲を狭くしてその翻訳対象の範囲にピントを合せるなどの対応をすることにより、翻訳の処理を簡略化でき、文字に対し適正な画像が取り込め、失敗のない翻訳結果が得られる。
【0078】
また、インデックス等の付与によって通常の撮影画像に対し翻訳画像を識別することで、効率的な再生表示が可能となる。
以上のように、本発明によれば、従来の電子事典のような文字入力操作が一切不要となり、しかも携帯性が損なわれない小型軽量で操作性の簡単な翻訳機能付カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるカメラ本体を斜め上後方から見た斜視図であり、図1(a)は、第1実施形態例としてのカメラの外観を示す斜視図、
図1(b)は、もう1つのカメラの外観を示す斜視図。
【図2】図2には、撮影者から見たカメラの裏側を示す裏面図。
【図3】図3は、本発明の翻訳機能付カメラの構成を概略的に示すブロック図。
【図4】 翻訳モード時の具体的な表示内容を例示し、
図4(a)は、翻訳モード時の撮影直前のスルー画像または撮影原画像を示す説明図、
図4(b)は、翻訳された結果の表示が示されている説明図。
【図5】図5は、本発明の翻訳機能付カメラの主な3つの機能に関する具体的な動作および操作方法を表わすフローチャート。
【図6】 本発明の翻訳機能付カメラの第2実施形態例における翻訳モードでの表示内容を示し、
図6(a)は撮影直前のスルー画像または撮影原画像を示す説明図、
図6(b)は翻訳結果の表示を示す説明図。
【図7】図7は、第2実施形態例としての処理ステップを示すフローチャート。
【図8】図8は、第2実施形態例としての処理ステップを示すフローチャート。
【図9】図9は、第2実施形態例としての処理ステップを示すフローチャート。
【図10】 第2実施形態例に関する表示上の変形例を示し、
図10(a)は、複数の翻訳エリアと罫線を入れた枠を表示する例の説明図、
図10(b)は、サンプル文字を枠と同時に表示する例の説明図、
図10(c)は、翻訳前の画面上に翻訳エリアの枠と翻訳文を同時に表示する例の説明図、
図10(d)は、翻訳エリアの部分に原文と訳文を交互に表示する例の説明図、図10(e)は、撮影後の表示がスルー画と翻訳文、翻訳原文を同時表示した例の説明図。
【図11】図11は、本発明に係わる第3実施形態例としての処理手順を示すフローチャート。
【図12】図12は、第3実施形態例としてのマルチ画面を示す説明図。
【図13】図13は、図5のフローチャートでの3つのモードの処理中に行うインデックスに関する処理ステップを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…鏡筒(カメラのレンズフード)、
2…レリーズ釦、
3…モード釦、
4…操作釦、
5…LCD(画像表示部)、
6…駒送り釦、
7…翻訳レリーズ釦、
11…撮像部、
12…カメラ操作部、
13…メモリ部、
14…表示画像生成部、
15…画像表示部、
20…翻訳系、
21…コントロール部、
22…翻訳操作部、
23…文字認識翻訳部、
100…カメラ(カメラ系、翻訳系)。
S1〜S90…本発明のカメラの処理ステップ。

Claims (11)

  1. 撮影された画像内の文字を翻訳する翻訳機能付カメラにおいて、
    通常の撮影を行う記録モードに設定する記録モード設定手段と、
    上記通常の撮影とは異なる翻訳用の撮影を行う翻訳モードに設定する翻訳モード設定手段と、
    上記翻訳モード設定手段によって翻訳モードが設定されたときには、撮影された画像内の文字を認識し翻訳処理を行う文字認識翻訳手段と、を具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときは、上記記録モードの撮影条件から文字認識に合う条件に変更することを特徴とする翻訳機能付カメラ。
  2. 撮影された画像内の文字を翻訳する翻訳機能付カメラにおいて、
    通常の撮影を行う記録モードに設定する記録モード設定手段と、
    上記通常の撮影とは異なる翻訳用の撮影を行う翻訳モードに設定する翻訳モード設定手段と、
    上記翻訳モード設定手段によって翻訳モードが設定されたときには、撮影された画像内の文字を認識し翻訳処理を行う文字認識翻訳手段と、を具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときには、少なくとも翻訳する文字の領域にピントを合せるあるいは上記文字の領域に露出を合せることを特徴とする翻訳機能付カメラ。
  3. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときには、上記表示手段の表示は単色表示にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  4. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときには、上記翻訳画像と翻訳された翻訳文の文字データのみを上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  5. 上記記憶手段への記憶は、単色のデータであることを特徴とする請求項に記載の翻訳機能付カメラ。
  6. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときには、上記翻訳画像内の翻訳する部分と翻訳された翻訳文の文字データのみを上記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  7. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    容量不足で上記記憶手段に記憶できなくなったときは、上記翻訳モードで撮影された上記翻訳画像を優先的に消去することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  8. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    上記記憶手段に記憶された撮影画像を再生する再生モードに設定する再生モード設定手段と、
    を更に具備し、
    上記再生モード設定手段による再生時は、上記記録モードで撮影された撮影画像を選択的に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  9. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときには、撮影後、所定の時間再生モードになり、上記翻訳画像内の翻訳する部分と翻訳された翻訳文とを交互に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  10. 上記撮影画像、翻訳用に撮影された翻訳画像、翻訳画像内の翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とからなる文字データの少なくとも一つを表示する表示手段と、
    上記撮影画像、翻訳画像、文字データの少なくとも一つを記憶する記憶手段と、
    を更に具備し、
    上記翻訳モードが設定されたときには、撮影後、所定の時間再生モードになり、上記翻訳された翻訳文のみを別位置に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の翻訳機能付カメラ。
  11. 再生終了後は、翻訳原文とこの翻訳原文を翻訳した翻訳文とを含む文字データのみを残し、これ以外はスルー画面にすることを特徴とする請求項又は請求項10に記載の翻訳機能付カメラ。
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