JP4127864B2 - グラム陰性菌増殖抑制剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、哺乳動物及び鳥類およびそれらから得られる畜産物のグラム陰性菌増殖抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
細菌は菌の表層構造の差異によるグラム染色性によりグラム陽性菌とグラム陰性菌に分別される。グラム陰性菌には、赤痢菌、チフス菌、パラチフス菌、サルモネラ菌、大腸菌、クレブシエラ、セラチア、プロテウス、ペスト菌、エルシニア、コレラ菌、腸炎ビブリオ、緑濃菌、インフルエンザ菌、ブルセラ、レジオネラ、カンピロバクター等があり、病原性の細菌が多い。なかでも大腸菌やサルモネラ菌は代表的な食中毒菌であり、人畜共通の感染症でもある。サルモネラ感染症の場合、動物では牛、馬、めん羊、山羊、豚、犬、猫等の哺乳動物や鶏、あひる、うずら等の鳥類に見られ、牛では下痢や関節炎、豚では敗血症や腸炎、鶏の場合はブロイラーのひな白痢や10日齢以内の幼ひなの下痢・敗血症を起こし、重度の場合は死に至る。サルモネラ感染症は発生率が高く、損害も大きいと同時に肉用牛や鶏では、人への感染源ともなりうるため公衆衛生上重要な問題である。過去にサルモネラ・エンテリティディスによるサルモネラ食中毒の発生が世界的に増加し、その原因が鶏卵の汚染であることが明らかにされて大きな社会問題となっている。また、大腸菌の場合は体内や食品中で繁殖し、毒素を生成して下痢症の原因となっている。
【0003】
このようなグラム陰性菌が動物・ヒトの体内へ侵入、増殖したりすることは衛生上また健康上好ましくない。これらグラム陰性菌に対する対策としては消毒剤、抗菌剤、洗浄剤、ワクチン等が知られている。例えば、家畜や鶏のサルモネラ感染症の予防・治療方法としては、畜舎や養鶏場の清掃・消毒の励行はもちろんのこと、抗生物質や他の合成抗菌剤を飼料とともに投与する方法が行われている(特開昭62−294623号)。しかし、このような薬剤による方法は薬剤耐性菌の出現や畜産物への薬剤の残留等の問題があり、人の健康上好ましい方法ではない。また特公昭64−7049号には、盲腸内容物の嫌気培養したものを経口投与することにより、腸管内のサルモネラ菌を排除しようとする試みが開示されているが、効果が明確ではなく嫌気培養等に特殊な設備が必要であり、実用的でない。さらに欧米ではワクチンによる感染防除の方法が実施されているが、ワクチン接種にかなりの手間がかかり、また鶏の場合断餌等のストレスにより以後の発育、産卵に影響を及ぼす等の問題があり有効な方法ではない。
【0004】
最近、鶏のサルモネラ感染症の場合、フラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖を用いてサルモネラ菌の増殖を阻害する方法が開示されている(特開平3−501971号、特開平5−208912号)。しかしながら、これらのオリゴ糖は飼料化するときの加熱、酸に対して不安定であったり、菌に対する増殖阻害効果が試験管レベルでの結果にとどまっており効果が弱い等の欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、このような状況下、哺乳動物や鳥類およびそれらから得られる畜産物などからグラム陰性菌を除く、または増殖を抑制する安全な物質が強く求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、多糖類の分解物を哺乳動物や鳥類などが経口的に摂取することによる、体内のグラム陰性菌の増殖抑制効果を見出した。また、これら哺乳動物や鳥類などから得られる畜産物についても抑制効果の有ることを見出した。さらに、これら多糖類の分解物とタンニン類を組み合わせたもの、多糖類の分解物とグリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステルを組み合わせたもの、多糖類の分解物とサポニン類を組み合わせたものが多糖類の分解物単独で用いるより優れた増殖抑制効果のあることを見出し本発明を完成させるに至った。
【0007】
本発明における多糖類の分解物とは、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリンドガム、ペクチン、キサンタンガム、プルランなどの多糖類を酵素または酸によって分解したものを指す。具体的には、グアーガム、ローカストビーンガムについてはアスペルギルス属菌やリゾープス属菌等に由来する酵素ガラクトマンナナーゼによる分解が好ましく、ペクチンについてはアスペルギルス属菌の生産する酵素ペクチナーゼによる分解が好ましい。タマリンドガム及びキサンタンガムについては微生物由来のセルラーゼやキシラナーゼによる分解が好ましく、プルランについてはプルラナーゼによる分解が好ましい。
また本発明の多糖類の分解物は加水分解することによって得られた低分子化したものであり、酵素の反応時間又は酸分解の反応時間を変えることにより分子量を変化させることができる。例えば、グアーガムの加水分解物ではマンノース直鎖の鎖長が30〜200単位、または5〜29単位の範囲内に80%以上分布していることがよい。
【0008】
グアーガムの加水分解物の鎖長とは、本分解物の主鎖はマンノースであり、その結合している数を指す。また、その他の多糖類の加水分解も同様で鎖長が30〜200単位、好ましくは5〜29単位の範囲内に80%以上分布していることがよい。それらの測定法は特に限定するものではないが、例えば分解されたグアーガムを水に溶解し、803D型(東ソー(株)製)の高速液体クロマトグラフィーを用い、水を移動相にしてG3000PW(東ソー(株)製)のカラムにてゲル濾過を行い、示差屈折計にて検出することにより測定できる。
【0009】
本発明に用いられるタンニン類は、緑茶、ウーロン茶又は紅茶の水もしくはアルコール抽出物の限外濾過および逆浸透膜処理、又は酢酸可溶画分より得ることができるが、柿しぶやりんごなど他の原料起源のものまたは化学合成品でもよい。タンニン類としては、(+)−カテキン,(+)−ガロカテキン,(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキン,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキン,(−)−エピガロカテキンガレート,遊離型テアフラビン,テアフラビンモノガレートA,テアフラビンモノガレートBおよびテアフラビンジガレートが挙げられる。得られたこれらのタンニン類を本発明に用いる場合は単独で、もしくは二種以上の混合物として、さらにはタンニン類を含む粗抽出物でも使用できる。
【0010】
本発明で使用するグリセリン脂肪酸エステルはグリセリンと脂肪酸のエステルであり、脂肪酸としては、炭素数8〜14の直鎖脂肪酸が好ましく、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸が挙げられる。グリセリン脂肪酸エステルにはモノ、ジ、トリエステルがあり、モノエステルを使用するのが好ましく、一例を挙げるとグリセリンモノカプリル酸エステル、グリセリンモノカプリン酸エステル、グリセリンモノラウリン酸エステルである。
本発明で使用するグリセリン脂肪酸エステルは、単独もしくは二種以上の混合物でもかまわない。
本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸は、炭素数8〜14の直鎖脂肪酸が好ましく、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸が挙げられる。
本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルのポリグリセリンはグリセリンの重合したものであり、一般にジ、トリ、ペンタ、ヘキサ、オクタ、デカグリセリンがあげられる。本発明で使用するポリグリセリン脂肪酸エステルは、単独または二種以上の混合物でもかまわない。
【0011】
本発明に使用するサポニン類は、キラヤサポニン、ユッカサポニン、ビートサポニン、大豆サポニン、茶サポニン、杜仲茶サポニンであり、単独または二種以上の混合物でもかまわない。
本発明の多糖類の分解物の有効量は、哺乳動物、鳥類に対して1日当たり0.01〜10g/体重kg、好ましくは0.05〜5g/体重kg、また多糖類の分解物と合わせて用いることのできるタンニン類は1日当たり0.0001g〜1.0g/体重kg、好ましくは0.001〜0.5g/体重kg、多糖類の分解物とタンニン類の混合比は、6:1〜1000:1、好ましくは10:1〜50:1である。多糖類の分解物と合わせて用いることのできるグリセリン脂肪酸エステル及び/又はポリグリセリン脂肪酸エステルは0.001〜5g/体重kg、好ましくは0.005〜0.5g/体重kgであり、多糖類の分解物とグリセリン脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルの混合比は、8:1〜400:1、好ましくは15:1〜60:1である。多糖類の分解物と合わせて用いることのできるサポニン類の有効量は0.0001〜1.0g/体重kg、好ましくは0.001〜0.5g/体重kgであり、多糖類の分解物とサポニン類との混合比は6:1〜700:1、好ましくは15:1〜70:1である。
【0012】
本発明のグラム陰性菌増殖抑制剤は、通常の哺乳動物及び鳥類の飼料製造工程中のいずれかにおいて、飼料原料中に液状、粉末状、もしくは顆粒状の多糖類の分解物、タンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を添加、混合して、粉末状、スラリー状、もしくはペレット状等、適宜の形態の製品に加工するか、または飼料製品に直接添加、混合することによって製造できる。本発明品の有効成分である多糖類の分解物、タンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類の飼料への添加量は、動物に投与する際、上述の有効量となるように適宜添加すればよい。
本発明の動物とは、牛、馬、羊、山羊、豚、犬、猫等の哺乳動物および鶏、あひる、うずら等の鳥類である。また本発明の畜産物とは、それら動物から得られる生産物であり、乳、畜肉、内臓や鶏等から得られる卵、肉、内臓等を指す。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、これにより特に限定されるものではない。
【0013】
【実施例】
実施例1
水900部にクエン酸を加えてpHを3に調整した。これにアスペルギルス由来のガラクトマンナナーゼ0.2部とグアーガム粉末100部を添加混合して40〜45℃で24時間酵素反応を行った。反応後90℃、15分間加熱して酵素を失活させた。濾過により不純物を除去し得られた透明な溶液を減圧濃縮した後、噴霧乾燥し本発明品のグアーガム分解物65部が得られた。高速液体クロマトグラフィーで測定した結果、該ガラクトマンナンの糖鎖の80%以上はマンノースの鎖長が50〜150単位の範囲内に包含されていた。
【0014】
実施例2
同様の方法で、反応時間のみを48時間と変えることにより、マンノース直鎖の短い本発明品のグアーガム分解物(マンノースの鎖長の80%以上が5〜25単位の範囲内に包含される)68部が得られた。
実施例3
水900部にクエン酸を加えてpHを3に調整した。これにアスペルギルス由来のガラクトマンナナーゼ0.2部とローカストビーンガム粉末100部を添加混合して40〜45℃で6時間酵素を作用させた。反応後、95℃、15分間加熱して酵素を失活させた。そして濾過分離して不純物を除き、得られた溶液を凍結乾燥し、ローカストビーンガム分解物64部を得た。
【0015】
実施例4
水900部にクエン酸を加えてpHを3に調整した。これにアスペルギルス由来のペクチナーゼ0.1部とペクチン粉末(エステル化度70%)100部を添加混合して30〜35℃で8時間酵素を作用させた。反応後、95℃、15分間加熱して酵素を失活させた。そして濾過分離して不純物を除き、得られた溶液を凍結乾燥し、ペクチン分解物64部を得た。
実施例5
実施例1で得られたグアーガム分解物と、タンニン類として緑茶の熱水抽出物の限外濾過膜処理画分を凍結乾燥した粉末を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0016】
実施例6
実施例2で得られたグアーガム分解物と、タンニン類として緑茶の熱水抽出物の酢酸エチル可溶画分を凍結乾燥した粉末を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例7
実施例2で得られたグアーガム分解物と、タンニン類として緑茶のエタノール抽出物の酢酸エチル可溶画分からさらにカラムクロマトグラフィーを用いて精製した(−)−エピガロカテキンガレートを用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0017】
実施例8
実施例2で得られたグアーガム分解物と、タンニン類として市販のインスタント紅茶の熱水抽出液のクロロホルム可溶画分より得た粗テアフラビンを用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例9
実施例1で得られたグアーガム分解物と、グリセリンモノカプリル酸エステルを用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0018】
実施例10
実施例2で得られたグアーガム分解物と、グリセリンモノラウリン酸エステルを用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例11
実施例2で得られたグアーガム分解物とキラヤサポニン(商品名:キラヤニンC−100、部分加水分解サポニンとして約10%、丸善製薬(株)製)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0019】
実施例12
実施例2で得られたグアーガム分解物とユッカサポニン(部分加水分解サポニンとして約20%)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例13
実施例2で得られたグアーガム分解物とビートサポニン(部分加水分解サポニンとして約60%)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0020】
実施例14
実施例2で得られたグアーガム分解物と大豆サポニン(部分加水分解サポニンとして約60%)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例15
実施例2で得られたグアーガム分解物と茶の実から得た茶サポニン(部分加水分解サポニンとして約50%)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例16
実施例2で得られたグアーガム分解物と杜仲茶サポニン(部分加水分解サポニンとして約50%)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例17
実施例3で得られたローカストビーンガム分解物と、タンニン類として緑茶の熱水抽出物の酢酸エチル可溶画分を凍結乾燥した粉末を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0021】
実施例18
実施例4で得られたペクチン分解物とキラヤサポニン(商品名:キラヤニンC−100、部分加水分解サポニンとして約10%、丸善製薬(株)製)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例19
水溶性食物繊維のプルランをプルラナーゼで処理したプルラン分解物とキラヤサポニン(商品名:キラヤニンC−100、部分加水分解サポニンとして約10%、丸善製薬(株)製)を用いて、重量比で19:1となるように混合し本発明品を得た。
【0022】
実施例20
実施例2で得られたグアーガム分解物と、緑茶の熱水抽出物の酢酸エチル可溶画分を凍結乾燥した粉末およびグリセリンモノカプリル酸エステルを用いて、重量比で18:1:1となるように混合し本発明品を得た。
実施例21
実施例2で得られたグアーガム分解物と、緑茶の熱水抽出物の酢酸エチル可溶画分を凍結乾燥した粉末およびキラヤサポニン(商品名:キラヤニンC−100、部分加水分解サポニンとして約10%、丸善製薬(株)製)を用いて、重量比で18:1:1となるように混合し本発明品を得た。
【0023】
試験例1
サルモネラ・エンテリティディス IFO−3313とサルモネラ・チフィムリウム IFO−12529、サルモネラ・ダブリン NIAH−1201、ビブリオ・パラファエモリティカス、シュードモナス・マレイ、ブルセラ・スイスを本発明品含有培地にて次のように培養した。肉汁培地に、炭素源として実施例1〜4で得られた本発明品を0.5%となるように加え、対照として、肉汁培地にグルコースを0.5%加えたものを用いた。37℃で48時間培養を行い、培養液のpH低下により菌の生育を確認した。結果を表1に示す。表中の菌の増殖の程度は、次のように表示した。−(増殖なし:pH6.0以上)、+−(弱い増殖:pH5.51−6.00)、+(増殖:pH5.01−5.50)、++(よく増殖:pH5.00以下)
【0024】
【表1】
Figure 0004127864
【0025】
表1の結果より、本発明品を添加すると試験菌の増殖はほとんどないことがわかる。
試験例2
サルモネラ・エンテリティディス IFO−3313とサルモネラ・チフィムリウム IFO−12529およびサルモネラ・ダブリン NIAH−1201、ビブリオ・パラファエモリティカス、シュードモナス・マレイ、ブルセラ・スイスを本発明品含有培地にて次のように培養した。肉汁培地に、炭素源としてグルコース0.5%と実施例5〜21で得られた本発明品を0.5%となるように加えて、37℃で48時間培養を行い、培養液のpH低下により菌の生育を確認した。対照として、グルコース0.5%を含む肉汁培地を用い、比較として、緑茶の熱水抽出物の限外濾過膜処理画分を凍結乾燥した粉末(A)、緑茶の熱水抽出物の酢酸エチル可溶画分を凍結乾燥した粉末(B)、(−)−エピガロカテキンガレート(C)、粗テアフラビン(D)、グリセリンモノカプリル酸エステル(E)、グリセリンモノラウリン酸エステル(F)、キラヤサポニン(G)、ユッカサポニン(H)、ビートサポニン(I)、大豆サポニン(J)、茶サポニン(K)、杜仲茶サポニン(L)、BとEを同重量比で混合したもの(M)、BとGを同重量比で混合したもの(N)をそれぞれ0.025%となるように加えて同様に培養した。結果を表2および表3に示す。表中の菌の増殖の程度は、次のように表示した。−(増殖なし:pH6.01以上)、+−(弱い増殖:pH5.51−6.00)、+(増殖:pH5.01−5.50)、++(よく増殖:pH5.00以下)
【0026】
【表2】
Figure 0004127864
【0027】
【表3】
Figure 0004127864
【0028】
表2および表3の結果より、多糖類の分解物にタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用すると、試験菌の増殖はないのはもちろんのこと、増殖阻害効果のあることがわかる。
試験例3
15頭の分娩直後の成牛を3頭ずつ5群に分け、基本飼料のみを与えた群をA群、基本飼料1kgに実施例1、7、10、12で調製した本発明品10gを添加した群をそれぞれB、C、D、E群とし5週間飼育した。牛由来のサルモネラ・タブリンをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×105 個/mlとなるように調製した菌液を1頭当たり100ml哺乳壜にて、各飼料で飼育後1週間目に経口感染させた。感染後2および4週間目の糞便を採取し、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)にてサルモネラ菌の菌数を測定した。結果を表4に示す。
【0029】
【表4】
Figure 0004127864
【0030】
表4より、本発明品を添加した群でサルモネラ菌は検出されなかった。また、グアーガム分解物とタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用すると、増殖抑制効果は顕著であった。
試験例4
15頭の搾乳牛を3頭ずつ5群に分け、基本飼料のみを与えた群をA群、基本飼料1kgに実施例1、7、10、12で調製した本発明品10gを添加した群をそれぞれB、C、D、E群とし5週間飼育した。牛由来のサルモネラ・タブリンをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×105 個/mlとなるように調製した菌液を1頭当たり100ml哺乳壜にて、各飼料で飼育後1週間目に経口感染させた。感染後2および4週間目の牛乳を採取し、牛乳1mlをサルモネラ増菌培地で増菌を行った後、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)に塗抹してサルモネラ菌の有無を判定した。サルモネラ菌が多数検出された場合++、わずかの場合+、全く検出されなかった場合−と表示した。結果を表5に示す。
【0031】
【表5】
Figure 0004127864
【0032】
表5より、本発明品を添加した群の牛乳中にはサルモネラ菌は検出されなかった。また、グアーガム分解物とタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用すると、増殖抑制効果は顕著であった。
試験例5
20日令の子豚15頭を3頭ずつ5群に分け、基本飼料として哺乳期子豚育成用飼料(昭和産業(株)製)のみを与えた群をA群、基本飼料1kg実施例2、6、11、13で調製した本発明品10gを添加した飼料を与えた群をそれぞれB、C、D、E群とし、5週間飼育した。豚由来のサルモネラ・チフィムリウムをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×105 個/mlとなるように菌液を調製した。1頭当たり100ml哺乳壜にて、各飼料で飼育後1週間目に経口感染させた。感染後2および4週間目の糞便を採取し、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)にてサルモネラ菌の菌数を測定した。また同時にデスオキシコレート培地(栄研化学(株)製)にて糞便中の大腸菌の菌数も測定した。結果を表6に示す。
【0033】
【表6】
Figure 0004127864
【0034】
表6より、本発明品を添加した群でサルモネラ菌は検出されず、大腸菌は減少した。また、グアーガム分解物とタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用することにより増殖抑制効果は顕著であった。
試験例6
豚15頭を3頭ずつ5群に分け、基本飼料として豚育成用飼料(昭和産業(株)製)のみを与えた群をA群、基本飼料1kg実施例2、6、11、13で調製した本発明品10gを添加した飼料を与えた群をそれぞれB、C、D、E群とし、5週間飼育した。豚由来のサルモネラ・チフィムリウムをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×105 個/mlとなるように菌液を調製した。1頭当たり100ml哺乳壜にて、各飼料で飼育後1週間目に経口感染させた。感染後5日目に屠殺し、大腿筋、胃、十二指腸、盲腸、直腸、肝臓、脾臓を採取し、各検体1gをサルモネラ増菌培地で増菌を行った後、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)に塗抹してサルモネラ菌の有無を判定した。サルモネラ菌が多数検出された場合++、わずかの場合+、全く検出されなかった場合−と表示した。結果を表7に示す。
【0035】
【表7】
Figure 0004127864
【0036】
表7より、本発明品を添加した群から得られた大腿筋、肝臓、脾臓にサルモネラ菌は検出されず、また、胃、十二指腸、盲腸、直腸の消化管ではサルモネラ菌の増殖抑制効果が見られた。さらに、グアーガム分解物とタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用することにより増殖抑制効果は顕著であった。
試験例7
孵化直後の幼雛60羽を5羽ずつ12群に分け、基本飼料にて1週間飼育した。その後、2週間基本飼料のみを与えた群をA群、基本飼料1kg実施例1〜21で調製した本発明の組成物5gをそれぞれ添加した飼料を与えた群をそれぞれB〜v群とした。各飼料で1週間飼育後、サルモネラ菌の感染を行った。鶏由来のサルモネラ・エンテリティディスをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×105 個/mlとなるように調製した菌液を1羽当たり1ml注射器にて経口感染させた。感染前日、感染後1、2、4、6および8日目の糞便を採取し、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)にてサルモネラ菌の菌数を測定した。結果を表8〜表10に示す。
【0037】
【表8】
Figure 0004127864
【0038】
【表9】
Figure 0004127864
【0039】
【表10】
Figure 0004127864
【0040】
表8〜表10より、本発明品を添加した群でサルモネラ菌は検出されなかった。また、多糖類の分解物とタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用することによりサルモネラ菌の増殖抑制効果は顕著であった。
【0041】
試験例8
ブロイラー60羽を5羽ずつ12群に分け、基本飼料にて1週間飼育した。その後、2週間基本飼料のみを与えた群をA群、基本飼料1kgと実施例1〜20で調製した本発明の組成物5gをそれぞれ添加した飼料を与えた群をそれぞれB〜U群とした。各飼料で1週間飼育後、サルモネラ菌の感染を行った。鶏由来のサルモネラ・エンテリティディスをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×105 個/mlとなるように調製した菌液を1羽当たり1ml注射器にて経口感染させた。感染後5日目に屠殺し、大腿筋、十二指腸、盲腸、直腸、肝臓、脾臓を採取し、各検体1gをサルモネラ増菌培地で増菌を行った後、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)に塗抹してサルモネラ菌の有無を判定した。サルモネラ菌が多数検出された場合++、わずかの場合+、全く検出されなかった場合−と表示した。結果を表11〜表13に示す。
【0042】
【表11】
Figure 0004127864
【0043】
【表12】
Figure 0004127864
【0044】
【表13】
Figure 0004127864
【0045】
表11〜表13より、本発明品を添加した群から得られた大腿筋、肝臓、脾臓にサルモネラ菌は検出されず、十二指腸、盲腸、直腸の消化管ではサルモネラ菌の増殖抑制効果が見られた。また、多糖類の分解物とタンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を併用することによりサルモネラ菌の増殖抑制効果は顕著であった。
試験例9
産卵鶏60羽を5羽ずつ12群に分け、基本飼料にて1週間飼育した。その後、2週間基本飼料のみを与えた群をA群、基本飼料1kgと実施例1〜21で調製した本発明の組成物5gをそれぞれ添加した飼料を与えた群をそれぞれB〜v群とした。各飼料で1週間飼育後、サルモネラ菌の感染を行った。鶏由来のサルモネラ・エンテリティディスをBHI培地で培養し集菌後、生理食塩水で1×104 個/mlとなるように調製した菌液を1羽当たり1ml注射器にて経口感染させた。感染後10日目の卵を採取し、卵殻表面と卵黄中のサルモネラ菌を測定した。卵殻表面の場合、卵1個につき10mlの生理食塩水で卵殻表面を洗い出しその液について、また卵黄の場合10倍希釈液について、それぞれサルモネラ増菌培地で増菌を行った後、サルモネラ選択培地(栄研化学(株)製)に塗抹してサルモネラ菌の有無を判定した。サルモネラ菌が多数検出された場合++、わずかの場合+、全く検出されなかった場合−と表示した。結果を表14〜表16に示す。
【0046】
【表14】
Figure 0004127864
【0047】
【表15】
Figure 0004127864
【0048】
【表16】
Figure 0004127864
【0049】
表14〜表16より、本発明品を添加したすべての群から得られた鶏卵の卵殻表面、卵黄中にサルモネラ菌は検出されなかった。従って、本発明品によるサルモネラ菌の鶏卵内部および外部の汚染は予防可能となった。本発明の実施態様ならびに目的生成物を挙げれば以下の通りである。
(1)多糖類の分解物を含有するグラム陰性菌増殖抑制剤。
(2)多糖類がグアーガムである前記(1)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(3)多糖類がローカストビーンガムである前記(1)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(4)多糖類がキサンタンガムである前記(1)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(5)多糖類がペクチンである前記(1)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(6)多糖類がプルランである前記(1)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(7)分解物が酵素による分解物である前記(1)〜(6)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(8)分解物が酸による分解物である前記(1)〜(6)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(9)多糖類の分解物とタンニン類と併用することを特徴とするグラム陰性菌増殖抑制剤。
(10)タンニン類が緑茶の熱水抽出物である前記(9)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(11)タンニン類が緑茶の酢酸エチル可溶画分である前記(9)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(12)タンニン類が(+)−カテキン,(+)−ガロカテキン,(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキン,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキン,(−)−エピガロカテキンガレート,遊離型テアフラビン,テアフラビンモノガレートA,テアフラビンモノガレートBおよびテアフラビンジガレートの化合物群より選ばれる一種または二種以上の化合物である前記(9)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(13)タンニン類が(−)−エピガロカテキンガレードである前記(9)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(14)多糖類の分解物とグリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステルとを併用することを特徴とするグラム陰性菌増殖抑制剤。
(15)グリセリン脂肪酸エステルがモノ、ジ、トリエステルである前記(14)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(16)ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸が、炭素数8〜14のカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸の直鎖脂肪酸である前記(14)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(17)多糖類の分解物とサポニン類とを併用することを特徴とするグラム陰性菌増殖抑制剤。
(18)サポニン類がキラヤサポニン、ユッカサポニン、ビートサポニン、大豆サポニン、茶サポニン、杜仲茶サポニンより選ばれる一種または二種以上のサポニンである前記(17)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(19)多糖類の分解物とタンニン類とグリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステルとを併用することを特徴とするグラム陰性菌増殖抑制剤。
(20)多糖類の分解物とタンニン類とサポニン類とを併用することを特徴とするグラム陰性菌増殖抑制剤。
(21)畜産物からグラム陰性菌の増殖を抑制することを特徴とする前記(1)〜(20)記載のグラム陰性菌増殖抑制剤。
(22)畜産物が哺乳動物及び鳥類から得られる生産物である前記(21)記載のグラム陰性菌抑制剤。
(23)畜産物が牛乳である前記(21)記載のグラム陰性菌抑制剤。
(24)畜産物が鶏卵である前記(21)記載のグラム陰性菌抑制剤。
(25)畜産物が動物の内臓である前記(21)記載のグラム陰性菌抑制剤。
(26)畜産物が動物の消化管である前記(21)記載のグラム陰性菌抑制剤。
(27)畜産物が動物の筋肉である前記(21)記載のグラム陰性菌抑制剤。
(28)グラム陰性菌がサルモネラ菌である前期(1)〜(27)記載のグラム陰性菌抑制剤。
【0050】
【発明の効果】
本発明のグラム陰性菌増殖抑制剤は哺乳動物および鳥類のグラム陰性菌の増殖を抑制する。また、それから得られる畜産物についても増殖を抑制する。しかも本発明品の有効成分が食品工業で多用されている多糖類の分解物であることからその安全性は極めて高い。また、タンニン類、グリセリン脂肪酸エステルまたはポリグリセリン脂肪酸エステル、サポニン類を多糖類の分解物と併用することによりその増殖抑制効果は極めて高くなり産業上有用である。

Claims (2)

  1. マンノース直鎖の鎖長が30〜200単位の範囲内に80%以上分布するグアーガム加水分解物と、(+)−カテキン,(+)−ガロカテキン,(−)−ガロカテキンガレート,(−)−エピカテキン,(−)−エピカテキンガレート,(−)−エピガロカテキン,(−)−エピガロカテキンガレート,遊離型テアフラビン,テアフラビンモノガレートA,テアフラビンモノガレートB及びテアフラビンジガレートの化合物群より選ばれる一種または二種以上の化合物を併用することを特徴とするを含有することを特徴とするサルモネラ菌増殖抑制組成物。
  2. マンノース直鎖の鎖長が30〜200単位の範囲内に80%以上分布するグアーガム加水分解物と、サポニン類を併用することを特徴とするサルモネラ菌増殖抑制組成物。
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