JP4127689B2 - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4127689B2
JP4127689B2 JP2004275967A JP2004275967A JP4127689B2 JP 4127689 B2 JP4127689 B2 JP 4127689B2 JP 2004275967 A JP2004275967 A JP 2004275967A JP 2004275967 A JP2004275967 A JP 2004275967A JP 4127689 B2 JP4127689 B2 JP 4127689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
local
signal
phase
signals
individual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004275967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006094044A (ja
Inventor
章二 大高
弘 吉田
亜秀 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004275967A priority Critical patent/JP4127689B2/ja
Publication of JP2006094044A publication Critical patent/JP2006094044A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4127689B2 publication Critical patent/JP4127689B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Description

本発明は、複数の送受信ユニットを有する無線通信装置に関する。
一般に、無線通信装置は送信ユニット及び受信ユニットが共に一系統である。一方、最近では伝送速度を上げたり、指向性を持たせたりするために、あるいは複数の通信方式に対応するために、特許文献1等に記載されているように複数の受信ユニットあるいは複数の送信ユニットを備えた無線通信装置の研究開発が進められている。受信ユニットの各々は、例えば低雑音増幅器、ダウンコンバータ、可変利得増幅器、直交復調器、ローパスフィルタ及びA/D変換器を有する。送信ユニットの各々は、例えばA/D変換器、ローパスフィルタ、直交変調器、可変利得増幅器、アップコンバータ及び電力増幅器を有する。
特開平11−103325号公報
複数の受信ユニットあるいは複数の送信ユニット(以下、受信ユニット及び送信ユニットを総称して送受信ユニットという)を備えた無線通信装置の実装に際しては、個々の送受信ユニットが集積化されたICを必要数だけ基板上に実装するのが一般的であるが、コストが高くなるとともに実装面積が大きくなるという問題点がある。
複数の送受信ユニットを一つの集積回路(IC)に集積化すれば、このような問題点は解消されるが、ICの電源回路である電源線やグランド線へのローカル信号成分(ローカル信号の基本波成分及び高調波成分)の漏洩、すなわちローカルリークが大きくなり、送受信ユニットの歪特性が劣化する。例えば、一つの送受信ユニットでのローカルリーク量を1とすると、N個の送受信ユニットを一つのICに集積した場合のローカルリーク量はNとなる。
ローカルリークは、電源線やグランド線の寄生インダクタ、ローカル信号を増幅するローカルバッファに含まれるトランジスタの製造ばらつき及び寄生キャパシタ等が原因で誘起される。すなわち、ローカルバッファによってローカル信号を増幅する際に、寄生インダクタにより電源線とグランド線にローカル信号の基本波成分の電流変化が生じ、基本波成分がリークとして誘起される。また、ローカルバッファである増幅器の非線形成分によりローカル信号の高調波成分の電流変化が生じ、高調波成分がリークとして誘起される。
本発明は、複数の送受信ユニットを有する無線通信装置において、電源線とグランド線へのローカルリークを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る無線通信装置は、電源線とグランド線へ漏洩するローカル信号成分がそれぞれ相殺されるように設定された固定の位相差を有する複数の個別ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記個別ローカル信号の各々と複数の入力信号の各々との乗算を行う複数の乗算器とを具備する。
第2の観点によると、電源線とグランド線へ漏洩するローカル信号成分がそれぞれ相殺されるように設定された固定の位相差を有する複数の個別ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記個別ローカル信号の各々と受信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の受信ユニットとを具備する無線通信装置を提供する。
第3の観点によると、電源線とグランド線へ漏洩するローカル信号成分がそれぞれ相殺されるように設定された固定の位相差を有する複数の個別ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記個別ローカル信号の各々と送信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の送信ユニットとを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第4の観点によると、複数の個別ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記個別ローカル信号の各々と受信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の受信ユニットと、前記受信ユニットに個別に電源を供給する電源線とグランド線とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第5の観点によれば、複数の個別ローカル信号を発生するローカル信号発生器と、前記個別ローカル信号の各々と送信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の送信ユニットと、前記送信ユニットに個別に電源を供給する電源線とグランド線とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明によると、複数の送受信ユニットを一つのICに集積化する場合でも、電源線とグランド線へのローカルリークを低減できる。これにより集積化が容易に可能となり、製造価格が低減するとともに、実装コストも低減する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示すローカル信号供給回路において、ローカル信号源11は発振器によって実現され、基準ローカル信号を発生する。基準ローカル信号は位相シフタ(固定移相器)12に入力され、複数の位相シフト量による位相シフトを受けることにより、固定の位相差Δθを有する複数(N)個の個別ローカル信号fLO 1〜fLO Nが生成される。個別ローカル信号fLO 1〜fLO Nは、それぞれ第1ローカルバッファ13−1〜13−N及び第2ローカルバッファ14−1〜14−Nにより増幅された後、N個の乗算器(ミキサ)15−1〜15−Nのローカル(LO)信号端子に供給される。
乗算器15−1〜15−NはN個の受信ユニットまたは送信ユニットの要素であり、LO信号端子のほか高周波(RF)信号端子及び中間周波数(IF)信号端子を有する。N個の受信ユニットまたはN個の送信ユニットは、一つのICに集積化されている。
乗算器15−1〜15−Nが受信ユニットの要素としての周波数変換器である場合、例えばRF信号端子に周波数fRF 1〜fRF NのRF信号が入力される。乗算器15−1〜15−Nにおいては、周波数fRF 1〜fRF NのRF信号と周波数fLO 1〜fLO Nの個別ローカル信号が乗算されることによりダウンコンバートが行われ、周波数fIF 1〜fIF NのIF信号が生成される。
乗算器15−1〜15−Nが送信ユニットの要素としての周波数変換器である場合、例えばIF信号端子に周波数fIF 1〜fIF NのIF信号が入力される。乗算器15−1〜15−Nにおいては、周波数fIF 1〜fIF NのIF信号と周波数fLO 1〜fLO Nの個別ローカル信号が乗算されることによってアップコンバートが行われ、周波数fRF 1〜fRF NのRF信号が生成される。
このように乗算器15−1〜15−Nは、受信ユニットの要素としては例えばダウンコンバータとして機能し、送信ユニットの要素としては例えばアップコンバータとして機能する。後述するように、乗算器15−1〜15−Nを直交復調器や直交変調器の要素として用いることも可能である。
受信ユニットまたは送信ユニットに電源を供給する直流電源16からの出力は、IC上に設けられている電源供給パッド17を介して受信ユニットまたは送信ユニットに供給される。ここでは、第1ローカルバッファ13−1〜13−N、第2ローカルバッファ14−1〜14−N及び乗算器15−1〜15−Nへの電源供給経路のみ示している。電源供給経路内にある記号Lで示されるインダクタンスは、電源線やグランド線の寄生インダクタンスである。但し、図1ではグランド線の寄生インダクタについては省略している。
第1ローカルバッファ13−1〜13−Nはローカル信号源11及び位相シフタ12の近傍に配置され、第2ローカルバッファ14−1〜14−Nは各系統の乗算器15−1〜15−Nの近傍に配置される。第1ローカルバッファ13−1〜13−Nと第2ローカルバッファ14−1〜14−Nの間隔は、一般に1mm以上ある。第1ローカルバッファ13−1〜13−N及び第2ローカルバッファ14−1〜14−Nは、単相増幅器または差動増幅器が用いられる。
ここで、第1ローカルバッファ13−1〜13−N及び第2ローカルバッファ14−1〜14−Nが単相増幅器の場合、位相シフタ12は位相差Δθが360°/Nの個別ローカル信号、すなわち各々が360°×(i−1)/N(i=1,…,N)の位相を持つ個別ローカル信号を生成する。第1ローカルバッファ13−1〜13−N及び第2ローカルバッファ14−1〜14−Nが差動増幅器の場合は、位相シフタ12は位相差Δθが180°/Nの個別ローカル信号、すなわち各々が180°×(i−1)/N(i=1,…,N)の位相を持つ個別ローカル信号を生成する。
位相シフタ12は、幾つかの移相器要素を組み合わせることで実現される。図2、図3及び図4には、位相シフタ12に用いる移相器要素の例を示す。入力信号VIN、出力信号をVOUTとし、抵抗の値をR、キャパシタの値をC、R=1/(ωLOC)としたとき、図2の回路は−45°移相器、図3の回路は45°移相器、そして図4の回路は0°移相器(単なる分配器と同じ)として働く。これら種々の移相器要素を適宜組合わせることによって、45°の倍数の位相差Δθを持つ移相シフタを実現できる。
ここで、ローカルバッファに単相増幅器を用いる場合は、N=2,4,8で適用でき、差動増幅器を用いる場合はN=2,4で適用可能である。また、図2、図3の移相器要素を構成する抵抗またはキャパシタの値を変えることにより任意の位相差を設定できるので、N=3などの位相差も実現できる。ただし、この場合は素子精度が45°移相器に比べ劣化するが、本実施形態における位相シフタ12への応用においては特に問題はない。
図5には、位相シフタ12を用いずにローカル信号源から共通の第1ローカルバッファBUFRFC及び個別の第2ローカルバッファBUFRFC11〜BUFRFCN1を介して乗算器に共通のローカル信号fLORFを供給する様子を示す。図6には、ローカル信号源から共通の第1ローカルバッファBUFRFCと個別の第2ローカルバッファBUFRFC11〜BUFRFCN1及び90°移相器(π/2)を介して乗算器に共通のローカル信号fLORFを供給する様子を示す。これは後述するように、Lo信号が直交変復調器に入力される場合の構成を模擬したものである。図5、6に示すように、位相シフタ12がない場合、電源線やグランド線にfLORF、2fLORFが大きく漏洩する。これは、特にローカルバッファが単相の場合に顕著であるが、差動の場合も同様である。以下これについて説明する。
ローカルバッファに単相増幅器(Single-end amplifier)を用いる場合、電源線やグランド線に誘起されるローカル信号成分は、基本波成分及び高調波成分共に非常に大きい。これは単相増幅器が増幅した信号を電流に変え、その電流が電源線やグランド線の寄生素子に流れるためである。これに対して、図7に示すようにローカルバッファに差動対トランジスタQ1,Q2と負荷抵抗R1,R2及び電流源トランジスタQ3による差動増幅器を用いると、電源線やグランド線に誘起されるローカル信号の基本波成分や高調波成分は低減される。差動増幅器は常に一定電流が流れており、信号が入力された状態でも電源線やグランド線には一定電流が流れるので、電源線やグランド線に寄生インダクタがあっても電圧が誘起されないためである。
しかしながら、差動増幅器の動作、製造ばらつきによる電圧オフセット(Vofs)及び電流源トランジスタQ3のコレクタに寄生するキャパシタC1の影響により、ローカル信号の基本波成分(fLO成分)及び高調波成分(図7では2倍調波2fLOの成分)が電源線に流れる。差動対トランジスタQ1,Q2の共通エミッタ端子の電位は、Q1,Q2のベース端子の電位のうち高い方の電位に追従するので、共通エミッタ端子にはベース端子に入力された信号の2fLO成分が発生し、これが電源線に伝達される。
次に、図8を用いてローカルリークについて説明する。図8では、トランジスタの製造ばらつきにより生じる差動対トランジスタQ1,Q2の間の電圧オフセット(Vofs)を考慮している。この場合、トランジスタQ1,Q2の共通エミッタ端子には、オフセットにより2fLO成分のみならずfLO成分が発生する。これはオフセットにより差動回路の対称性が崩れるためである。
このように電源線やグランド線に寄生するインダクタ、トランジスタの製造ばらつき、及びトランジスタの寄生キャパシタにより、少なくとも電源線へのローカルリークが発生する。複数の送受信ユニットを一つのICに集積化すると、電源線やグランド線へのローカルリークが大きくなり、送受信ユニットの歪特性が劣化する。
本発明の一実施形態によると、ローカル信号源11が発生する基準ローカル信号から位相シフタ12により固定の位相差Δθを有する個別ローカル信号fLO 1〜fLO Nを生成し、これらを第1ローカルバッファ13−1〜13−N及び第2ローカルバッファ14−1〜14−Nを介して乗算器15−1〜15−NのLO信号端子に供給することによって、このような問題点が解消される。以下、この理由について説明する。
図9には、ローカルバッファに単相増幅器を用いた場合のfLO成分及び2fLO成分の位相関係を示す。なお、位相の基準は番号1の位相としている。乗算器の数(個別ローカル信号の数)NがN=2の場合、2個の個別ローカル信号のfLO成分は互い逆相であるため、電源線やグランド線に漏洩する成分は打ち消し合って大幅に小さくなる。一方、2個の個別ローカル信号の2fLO成分は同相になり、打ち消されることはないので、位相シフタ12がない場合と同じになる。N=3及びN=4の場合は、3個及び4個の個別ローカル信号のfLO成分及び2fLO成分は共に打ち消し合う関係にあるので、電源線やグランド線に漏洩する成分はいずれも大幅に減少する。
このようにローカルバッファに単相増幅器を用いた場合は、N個の個別ローカル信号の位相差Δθを360°/N、言い替えれば各々の個別ローカル信号の位相を360°×(i−1)/N(i=1,…,N)と設定することにより、電源線やグランド線へのローカルリーク、すなわちローカル周波数成分及びその高調波成分の漏洩を効果的に減少することができる。
図10には、ローカルバッファに差動増幅器を用いた場合のfLO成分及び2fLO成分の位相関係について示す。差動増幅器の場合、ペアとなる信号(差動信号対)は互いに逆相になっているので、差動信号の2つの信号を区別するために+,−を用いている。すなわち、1+,1−はi=1の差動信号対、2+,2−はi=2の差動信号対、3+,3−はi=3の差動信号対、4+,4−はi=4の差動信号対によるローカル漏洩を表す。但し、i=1,…,Nである。
ローカルバッファが単相増幅器の場合、個別ローカル信号の位相差を360°/Nとしたのに対して、ローカルバッファが差動増幅器の場合は、個別ローカル信号の位相差を180°/N、すなわち各々の個別ローカル信号の位相を180°×(i−1)/N(i=1,…,N)とすればよい。位相の基準は、番号1+の位相としている。図10から分かるように、N=2,N=3及びN=4のいずれの場合においても、電源線やグランド線に漏洩するfLO成分及び2fLO成分は共に打ち消し合う関係にあるので、いずれも大幅に減少する。すなわち、ローカルバッファが差動増幅器においても、そのばらつきによるローカル漏洩を考慮すると位相シフタ12を具備することにより、ローカル漏洩は減少する。
次に、ローカルバッファが差動増幅器であって、位相シフタ12を用いた場合(図1)と用いない場合(図5)について電源線やグランド線に漏洩するfLO成分及び2fLO成分のローカルリーク量を比較する。図11は、N=2の場合のローカルリーク量の比較を示す。比較の仮定として、図8で説明したように差動回路の対称性のずれによりトランジスタQ1,Q2の共通エミッタ端子に発生するfLO成分が電源線やグランド線に漏洩するとし、そのリーク量は2つの個別ローカル信号で同一とした。
位相シフタ12がない場合、N=2の例ではfLO成分は差動信号1+,1−対と差動信号対2+,2−に含まれるので、リーク量は一つの差動信号対により生じるリーク量の2倍となる。すなわち、例えば差動信号対1+,1−によって生じるリーク量をΔ1とすると、fLO成分のリーク量は2×Δ1となる。2fLO成分については、1+,1−,2+,2−の各々によりそれぞれ生じるリークが同相で加算される。これらのリーク量を全て同じと仮定し、例えば1+によるリーク量をL(1+)と置くと、2fLO成分のリーク量は4×L(1+)となる。
一方、位相シフタ12がある場合、Δθ=180°/Nより差動信号対1+,1−と差動信号対2+,2−は互いに90°の位相差を持つので、例えば一つの差動信号対1+,1−によって生じるリーク量をΔ1とすると、fLO成分のリーク量は90°の位相差を有する二つのΔ1の合成となるから、21/2×Δ1となる。2fLO成分については、差動信号対1+,1−の2fLO成分と差動信号対2+,2−の2fLO成分は互いに逆相になって打ち消し合うので、リーク量は位相シフタ12がない場合の4×L(1+)に比べ大幅に減少する。
以上はN=2かつローカルバッファが差動増幅器の場合であるが、位相シフタ12を用いることにより、N=3以上の場合及びローカルバッファに単相増幅器を用いた場合にも同様の原理でローカルリークを減少することができる。
また、以上の説明では電源線やグランド線へのfLO成分及び2fLO成分のローカルリークをできるだけ小さくするために、個別ローカル信号の位相差Δθを360°/Nとするか(ローカルバッファが単相増幅器の場合)、あるいは180°/Nとする(ローカルバッファが差動増幅器の場合)としたが、必ずしもこのように位相差Δθを厳密に設定する必要はない。
すなわち、個別ローカル信号の位相を異ならせるだけで、同一位相の場合に比べ電源線やグランド線へ漏洩するfLO成分及び2fLO成分は小さくなることは明らかである。何故ならば、個別ローカル信号のfLO成分及び2fLO成分の位相が同一のとき、最もローカルリークが大きくなるためである。従って、個別ローカル信号に任意の位相差を与えるだけでも、fLO成分及び2fLO成分のローカルリークを低減することができる。
次に、上述したローカル信号供給回路を実際に無線通信装置の受信システムや送信システムに適用する場合の具体例について説明する。
図12には、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の受信システムの具体例を示す。複数(N)の受信ユニットRX1〜RXNは単一のICに実装されている。一方、受信ユニットRX1〜RXNの外にRF用ローカル信号源11A、IF用ローカル信号源11B、RF用位相シフタ12A、IF用位相シフタ12B、RF用第1ローカルバッファ13A及びIF用第1ローカルバッファ13Bが設けられている。
RF用ローカル信号源11Aから出力される周波数fLORFのRF用基準ローカル信号は、RF用位相シフタ12Aによって位相差ΔθRFのN個のRF用個別ローカル信号とされた後、RF用第1ローカルバッファ13Aを介して受信ユニットRX1〜RXNに分配される。
同様に、IF用ローカル信号源11Bから出力される周波数fLOIFのIF用基準ローカル信号は、IF用位相シフタ12B位相差ΔθIFのN個のIF用個別ローカル信号とされた後、IF用第1ローカルバッファ13Bを介して受信ユニットRX1〜RXNに分配される。
アンテナ21−1〜21−Nからは周波数fRF 1〜fRF Nの受信RF信号が出力され、受信ユニットRX1〜RXNに入力される。図12では一つの受信ユニットRX1のみ詳細に示しているが、他の受信ユニットも同様である。
受信ユニットRX1において、入力される受信RF信号は低雑音増幅器(LNA)により増幅された後、乗算器よりなるアップコンバータ15Aに入力される。ダウンコンバータ15Aは、RF用ローカル信号源11AからRF用位相シフタ12A及びRF用ローカルバッファ13Aを介して受信ユニットに分配されるRF用個別ローカル信号が受信ユニットの内部のRF用第2ローカルバッファ14Aを介して入力されることによって、入力される受信RF信号をダウンコンバートして周波数fIF 1のIF信号に変換する。
ダウンコンバータ15Aから出力されるIF信号は、バンドパスフィルタ(BPF)により不要成分が除去され、さらに可変利得増幅器(VGA)により増幅された後、直交復調器18を構成する二つの乗算器15B及び15Cに入力される。IF用ローカル信号源11BからIF用位相シフタ12B及びIF用ローカルバッファ13Bを介して受信ユニットに分配されるIF用個別ローカル信号は、受信ユニットの内部のIF用第2ローカルバッファ14Bを介して取り込まれ、90°移相器(π/2)を介して互いに直交する二つのローカル信号が乗算器15B及び15Cに入力される。
直交復調器18により復調された信号は、ローパスフィルタ(LPF)により不要成分が除去された後、A/D変換器によりディジタル信号に変換されることによりディジタルの直交ベースバンド信号ICH 1及びQCH 1とされ、さらに図示しないベースバンド処理部に入力されることにより、送信データが再生される。他の受信ユニット12−2,…12−Nにおいても同様の処理が行われ、ディジタルの直交ベースバンド信号が生成される。
ここで、RF用個別ローカル信号の位相差ΔθRF及びIF用個別ローカル信号の位相差ΔθIFは前述と同様、ローカルバッファ13A,13B及び14A,14Bが単相増幅器の場合は360°/Nに設定され、ローカルバッファ13A,13B及び14A,14Bが差動増幅器の場合は180°/Nに設定される。これによって、ローカル信号成分(基本波成分及び高調波成分)の電源線やグランド線への漏洩を抑えることができる。
図13には、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の受信システムの他の具体例を示す。この例では、IF部にアダプティブアレイ技術を用いている。IF部は周波数fIF 1〜fIF NのIF信号を乗算器15Bにより周波数fIF2 1〜fIF2 Nの第2IF信号にダウンコンバートした後、fIF2 1〜fIF2 Nの第2IF信号を加算して単一の第2IF信号fIF2として取り出すことにより、受信に指向性を持たせることができる。
このようなアダプティブアレイ技術では、IF部に供給するような比較的周波数の低いローカル信号の位相を制御することにより指向性を調整する。そこで、図13の具体例ではIF用ローカル信号源11Bから出力されるIF用基準ローカル信号を位相シフトしてIF用個別ローカル信号を生成する位相シフタ12Bに、移相量が可変の可変位相シフタを用いている。従って、IF用個別ローカル信号の位相差も可変となる。位相シフタ12Bから出力されるIF用個別ローカル信号は、ローカルバッファ13B及び14Bを介してダウンコンバータ15Dに供給される。
一方、RF用個別ローカル信号は位相シフタ12Aに移相量が固定の位相シフタを用いることにより、図12の具体例と同様に位相差ΔθRFをローカルバッファ13A及び14Aが単相増幅器の場合は360°/Nに設定し、ローカルバッファ13A及び14Aが差動増幅器の場合は180°/Nに設定する。ローカル信号成分の電源線やグランド線への漏洩は周波数が高いほど大きくなるので、このようにRF用ローカル信号についてのみ固定の位相差ΔθRFを持たせることにより、漏洩を小さくすることができ、集積化に有利となる。
図14には、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の送信システムの具体例を示す。複数(N)の送信ユニットTX1〜TXNは単一のICに実装されている。一方、送信ユニットTX1〜TXNの外にRF用ローカル信号源11A、IF用ローカル信号源11B、RF用位相シフタ12A、IF用位相シフタ12B、RF用第1ローカルバッファ13A及びIF用第1ローカルバッファ13Bが設けられている。
RF用ローカル信号源11Aから出力される周波数fLORFのRF用基準ローカル信号は、RF用位相シフタ12Aによって位相差ΔθRFのN個のRF用個別ローカル信号とされた後、RF用第1ローカルバッファ13Aを介して送信ユニットTX1〜TXNに分配される。
同様に、IF用ローカル信号源11Bから出力される周波数fLOIFのIF用基準ローカル信号は、IF用位相シフタ12Bによって位相差ΔθIFのN個のIF用個別ローカル信号とされた後、IF用第1ローカルバッファ13Bを介して送信ユニットTX1〜RTXNに分配される。
送信ユニットTX1〜RTXNには、送信データから図示しないベースバンド処理部により生成されるディジタルの直交ベースバンド信号ICH i及びQCH i(i=1,…,N)が入力される。図14では送信ユニットTX1のみ詳細に示しているが、他の送信ユニットも同様である。
送信ユニットTX1において、入力される直交ベースバンド信号ICH 1及びQCH 1はD/A変換器によりアナログ信号に変換された後、不要成分を除去するためのローパスフィルタ(LPF)を介して、直交変調器19を構成する二つの乗算器15E及び15Fにそれぞれ入力される。IF用ローカル信号源11BからIF用位相シフタ12B及びIF用ローカルバッファ13Bを介して送信ユニットに分配されるIF用個別ローカル信号は、受信ユニットの内部のIF用第2ローカルバッファ14Bを介して取り込まれ、90°移相器(π/2)を介して互いに直交する二つのローカル信号が乗算器15E及び15Fに入力される。
直交変調器19からは乗算器15E及び15Fの出力を合成したIF信号が出力され、可変利得増幅器(VGA)及びバンドパスフィルタ(BPF)を介して乗算器よりなるアップコンバータ15Cに入力される。アップコンバータ15Cは、RF用ローカル信号源11AからRF用位相シフタ12A及びRF用ローカルバッファ13Aを介して送信ユニットに分配されるRF用個別ローカル信号が送信ユニットの内部のRF用第2ローカルバッファ14Aを介して入力されることによって、入力されるIF信号をアップコンバートして周波数fIF 1のRF信号に変換する。RF信号は電力増幅器(PA)により増幅された後アンテナ22−1に供給され、送信が行われる。他の送信ユニットTX2,…,TXNにおいても同様の処理が行われ、アンテナ22−2,…,22−Nによって送信が行われる。
次に、図15を用いて本発明のさらに別の実施形態を説明する。
図15において、ローカル信号源11から出力されるローカル信号はN分岐され、第1ローカルバッファ13−1〜13−N及び第2ローカルバッファ14−1〜14−Nにより増幅された後、N個の乗算器15−1〜15−Nのローカル(LO)信号端子にそれぞれ供給される。
乗算器15−1〜15−Nは、N個の受信ユニットまたは送信ユニットの要素であり、LO信号端子のほか高周波(RF)信号端子及び中間周波(IF)信号端子を有する。N個の受信ユニットまたはN個の送信ユニットは、一つのICに集積化されている。
乗算器15−1〜15−Nが受信ユニットの要素としての周波数変換器である場合、例えばRF信号端子に周波数fRF 1〜fRF NのRF信号が入力される。乗算器15−1〜15−Nにおいては、周波数fRF 1〜fRF NのRF信号と周波数fLO 1〜fLO NのLO信号が乗算されることによりダウンコンバートが行われ、周波数fIF 1〜fIF NのIF信号が生成される。
乗算器15−1〜15−Nが送信ユニットの要素としての周波数変換器である場合、例えばIF信号端子に周波数fIF 1〜fIF NのIF信号が入力される。乗算器15−1〜15−Nにおいては、周波数fIF 1〜fIF NのIF信号と周波数fLO 1〜fLO NのLO信号が乗算されることによってアップコンバートが行われ、周波数fRF 1〜fRF NのRF信号が生成される。
すなわち、乗算器15−1〜15−Nは受信ユニットの要素としては例えばダウンコンバータとして機能し、送信ユニットの要素としては例えばアップコンバータとして機能する。なお、前述したように乗算器15−1〜15−Nを直交復調器や直交変調器の要素として用いることも可能である。
図15の例では、N個の受信ユニットまたはN個の送信ユニットに対して、電源回路が独立に設けられている。すなわち、直流電源16−1〜16−Nからの出力は、IC上に設けられている電源供給パッド17−1〜17−Nをそれぞれ介してN個の受信ユニットまたはN個の送信ユニットにそれぞれ供給される。ここでは、第1ローカルバッファ13−1〜13−N、第2ローカルバッファ14−1〜14−N及び乗算器15−1〜15−Nへの電源供給経路のみ示している。電源供給経路内にある記号Lで示されるインダクタンスは、電源線やグランド線の寄生インダクタンスである。但し、図15ではグランド線の寄生インダクタについては省略している。
このように本実施形態では、複数の送信ユニット毎または複数の受信ユニット毎に個別に電源回路(電源線及びグランド線)を設け、IC内では電源の共有がないようにする。従って、各々の送信ユニットまたは受信ユニットにおけるローカル信号成分の漏洩は、他の送信ユニットまたは受信ユニットに影響を与えることがなく、各送信ユニット間または各受信ユニット間でのローカル信号の干渉を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置におけるローカル信号供給回路を示す図 図1中の位相シフタに用いる−45°移相器の等価回路図 図1中の位相シフタに用いる45°移相器の等価回路図 図1中の位相シフタに用いる0°移相器(分圧器)の等価回路図 位相シフタがない場合のRF用ローカル信号の電源線及びグランド線へのfLO成分と2fLO成分の漏洩について説明する図 位相シフタがない場合のIF用ローカル信号の電源線及びグランド線へのfLO成分と2fLO成分の漏洩について説明する図 ローカルバッファに差動増幅器を用いた場合の電源線及びグランド線へのfLO成分と2fLO成分の漏洩について説明する図 ローカルバッファに差動増幅器を用いた場合の電源線及びグランド線へのfLO成分と2fLO成分の漏洩について説明する図 ローカルバッファに単相増幅器を用いた場合のfLO成分と2fLO成分の位相を表す図 ローカルバッファに差動増幅器を用いた場合のfLO成分と2fLO成分の位相を表す図 ローカルバッファが差動増幅器のとき位相シフタを用いる場合と用いない場合の電源線及びグランド線へのfLO成分と2fLO成分の漏洩について説明する図 本発明の一実施形態に係る無線通信装置の受信システムの一例を示すブロック図 本発明の一実施形態に係る無線通信装置の受信システムの他の一例を示すブロック図 本発明の一実施形態に係る無線通信装置の送信システムの一例を示すブロック図 本発明の別の実施形態に係る無線通信装置の回路図
符号の説明
11,11A,11B…ローカル信号源;
12,12A,12B…位相シフタ;
13−1〜13−N,13A,13B…第1ローカルバッファ;
14−1〜14−N,14A,14B…第2ローカルバッファ;
15−1〜15−N,15A,15B,15C…乗算器;
16,16−1〜16−N…直流電源;
17,17−1〜17−N…電源供給パッド;
18…直交復調器;
19…直交変調器;
21−1〜21−N…受信アンテナ;
22−1〜22−N…受信アンテナ。

Claims (10)

  1. 基準ローカル信号を発生するローカル信号源と、
    前記基準ローカル信号を位相シフトして360°/Nの位相差を有する複数(N)の個別ローカル信号を生成する位相シフタと、
    前記個別ローカル信号をそれぞれ増幅する複数の単相増幅器と、
    前記複数の単相増幅器により増幅された個別ローカル信号の各々と受信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の受信ユニットとを具備する無線通信装置。
  2. 基準ローカル信号を発生するローカル信号源と、
    前記基準ローカル信号を位相シフトして180°/Nの位相差を有する複数(N)の個別ローカル信号を生成する位相シフタと、
    前記個別ローカル信号をそれぞれ増幅する複数の差動増幅器と、
    前記複数の差動増幅器により増幅された個別ローカル信号の各々と受信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の受信ユニットとを具備する無線通信装置。
  3. 前記入力信号は受信RF信号であり、前記乗算器は中間周波信号を生成する請求項1または2のいずれか1項記載の無線通信装置。
  4. 前記入力信号は中間周波信号であり、前記乗算器は該中間周波信号に対して直交復調を施す第1及び第2の乗算器を含む請求項1または2のいずれか1項記載の無線通信装置。
  5. 基準ローカル信号を発生するローカル信号源と、
    前記基準ローカル信号を位相シフトして360°/Nの位相差を有する複数(N)の個別ローカル信号を生成する位相シフタと、
    前記個別ローカル信号をそれぞれ増幅する複数の単相増幅器と、
    前記複数の単相増幅器により増幅された個別ローカル信号の各々と送信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の送信ユニットとを具備する無線通信装置。
  6. 基準ローカル信号を発生するローカル信号源と、
    前記基準ローカル信号を位相シフトして180°/Nの位相差を有する複数(N)の個別ローカル信号を生成する位相シフタと、
    前記個別ローカル信号をそれぞれ増幅する複数の差動増幅器と、
    前記複数の差動増幅器により増幅された個別ローカル信号の各々と送信に関わる複数の入力信号の各々との乗算を行う少なくとも一つの乗算器をそれぞれ含む、一つの集積回路に集積化された複数の送信ユニットとを具備する無線通信装置。
  7. 前記入力信号は中間周波信号であり、前記乗算器は送信RF信号を生成する請求項5または6のいずれか1項記載の無線通信装置。
  8. 前記入力信号は互いに直交する二つのデータ信号であり、前記乗算器は該データ信号に対して直交変調を施す第1及び第2の乗算器を含む請求項5または6のいずれか1項記載の無線通信装置。
  9. 前記複数の受信ユニットに個別に電源を供給する電源線とグランド線とをさらに具備する請求項1または2のいずれか1項記載の無線通信装置。
  10. 前記複数の送信ユニットに個別に電源を供給する電源線とグランド線とをさらに具備する請求項5または6のいずれか1項記載の無線通信装置。
JP2004275967A 2004-09-22 2004-09-22 無線通信装置 Expired - Fee Related JP4127689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004275967A JP4127689B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 無線通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004275967A JP4127689B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 無線通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006094044A JP2006094044A (ja) 2006-04-06
JP4127689B2 true JP4127689B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=36234597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004275967A Expired - Fee Related JP4127689B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 無線通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4127689B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693217B2 (en) 2001-10-17 2010-04-06 Panasonic Corporation Moving picture coding method and moving picture decoding method
US8243803B2 (en) 2001-11-30 2012-08-14 Ntt Docomo, Inc. Moving picture coding apparatus, moving picture decoding apparatus, moving picture coding method, moving picture decoding method, program, and computer-readable recording medium containing the program

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9774364B2 (en) * 2015-09-04 2017-09-26 Futurewei Technologies, Inc. Interference phase estimate system and method
KR102538889B1 (ko) * 2018-10-19 2023-06-02 삼성전자주식회사 통신 열화를 방지하기 위한 전자 장치 및 그 제어 방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693217B2 (en) 2001-10-17 2010-04-06 Panasonic Corporation Moving picture coding method and moving picture decoding method
US8064519B2 (en) 2001-10-17 2011-11-22 Panasonic Corporation Moving picture coding method and moving picture decoding method
US8170103B2 (en) 2001-10-17 2012-05-01 Panasonic Corporation Moving picture coding method and moving picture decoding method
US8179966B2 (en) 2001-10-17 2012-05-15 Panasonic Corporation Moving picture coding method and moving picture decoding method
US8243803B2 (en) 2001-11-30 2012-08-14 Ntt Docomo, Inc. Moving picture coding apparatus, moving picture decoding apparatus, moving picture coding method, moving picture decoding method, program, and computer-readable recording medium containing the program
US8488671B2 (en) 2001-11-30 2013-07-16 Ntt Docomo, Inc. Moving picture encoding device, moving picture decoding device, moving picture encoding method, moving picture decoding method, program, and computer readable recording medium storing program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006094044A (ja) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5675689B2 (ja) 無線通信装置における送信信号漏出の排除
US7130604B1 (en) Harmonic rejection mixer and method of operation
JP3510556B2 (ja) イメージリジェクションミキサ及びそれを用いた受信機
KR102492442B1 (ko) 단일 트랜지스터를 사용하여 lo 누설 및 이미지 제거를 검출하는 방법 및 장치
US20130136211A1 (en) RF Front-End for Intra-Band Carrier Aggregation
US8938204B2 (en) Signal generator circuit and radio transmission and reception device including the same
US6449471B1 (en) Wireless terminal device
JP5360210B2 (ja) ポリフェーズフィルタ及びそれを有するシングルサイドバンドミキサ
JP5151785B2 (ja) 送信機及び送受信装置
GB2510917A (en) A suppression circuit for suppressing unwanted transmitter output
KR100943854B1 (ko) 구성가능한 능동/수동 믹서 및 공유된 gm 스테이지를위한 방법 및 시스템
JP3893245B2 (ja) 無線端末装置
CN105191149A (zh) 噪声消除装置和方法
US7085548B1 (en) Harmonic mixer
JP4127689B2 (ja) 無線通信装置
CN114301399A (zh) 具有感测rf信号并在不同端子提供偏置信号的线性化晶体管的偏置布置
US10256849B2 (en) Communication unit
JP2005124175A (ja) 増幅装置および周波数変換装置
US20230170861A1 (en) Integrated directional coupler for broadband amplifier
US7945221B2 (en) Transmitter device with quasi-constant LO leakage, for wireless communication equipment with a direct conversion architecture
KR20230029921A (ko) 무선 송신기들에 대한 장치 및 방법들
JP2007158380A (ja) 可変利得増幅器
TWI793088B (zh) 用於基於載波聚合模式來接收及處理無線電頻率信號的無線通訊裝置及接收器
US7737760B2 (en) Mixer having controllable load with reduced equivalent load value during switching transients of local oscillating signal
WO2003007471A2 (en) Mixer

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080509

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees