JP4126516B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特殊なマーキングが施されたゴルフボールに関し、特に視角を変えることにより色が所謂玉虫色に変化する性質(カラーフロップ性)を備えたマーキングを施したゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ゴルフボールの表面には、文字、数字、商品名、ロゴマーク等のマーク類が単色又は複合色でマーキングが施されている。
【0003】
このようなゴルフボールのマーキングは、従来から、パッド印刷法等による直接印刷法、所謂全ベタの転写フィルムを用いて刻印で押す転写方法、特開昭53−63137号公報に開示されているように、ベースフィルム上に任意の模様の転写インキ層を形成した転写フィルムを用いて熱転写で印刷する熱転写印刷法、その他適宜な方式で印刷する方法などにより行われていた。
【0004】
上記各種マーキング方法に使用されるインキとしては、一般にインキメジウム(印刷に適するように調製された透明乃至半透明のインキ中間体)に有機系又は無機系の顔料を混合することにより調製した印刷インキが用いられている。これらインキは、その中に含まれている顔料により特定波長の光が吸収されると共に、残りの光が反射又は透過することにより発色するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、ゴルフ人口の増大、プレーヤーの嗜好の多様化などに伴ってゴルフボールの市場においても、他社商品との差別化を図ったゴルフボールの開発が望まれている。特に、ボール表面に施されるマーキングに関しては、その見栄えの良さ、人目を引く点などから注目されており、更なる工夫、改良、新たな開発に対するニーズが高まっており、そのようなマーキングが施されたゴルフボールを提供することは、顧客の購買意欲を惹起すると共に、市場の一層の活性化にも寄与し得るものと考えられる。
【0006】
しかしながら、従来のゴルフボールのマーキングに用いられているインキでは、顔料の配合割合などを変えて色相に工夫をこらす程度が限界であり、上記多様かつ個性的な顧客及び市場のニーズに対応することは困難であった。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、視角を変えることにより色が所謂玉虫色に変化する性質(カラーフロップ性)を有し、今までにない優れた外観性を有するマーキングを施したゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため下記のゴルフボールを提供する。
【0009】
請求項1:
ゴルフボール表面にLab表色に基づく明度60以下のインキでマーキング層を形成すると共に、このマーキング層上に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含む透明乃至半透明層を形成してなることを特徴とするゴルフボール。
請求項2:
上記光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料が、液晶を主材とし、この液晶分子が互いに配向方向が異なるように積層され、これを透明な樹脂で固定した構造を有するものである請求項1記載のゴルフボール。
請求項3:
上記透明乃至半透明層がマーキング層を形成後のボール表面全体に被覆形成されたものである請求項1又は2記載のゴルフボール。
請求項4:
上記透明乃至半透明層がマーキング層部分のみに被覆形成されたものである請求項1又は2記載のゴルフボール。
請求項5:
上記透明乃至半透明層が光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合した塗料を塗装することにより形成されたものである請求項1乃至4のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項6:
上記透明乃至半透明層が光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合した熱可塑性樹脂を射出成形することにより形成されたものである請求項1乃至3のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項7:
上記透明乃至半透明層が光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合したインキで印刷することにより形成されたものである請求項1,2又は4記載のゴルフボール。
請求項8:
上記透明乃至半透明層に顔料及び/又は染料を透明性が損なわれない程度に添加してなる請求項1乃至7のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項9:
上記透明乃至半透明層による被覆がなされる前のゴルフボール表面の一部又は全部がLab表色に基づく明度60以下に着色されている請求項1乃至8のいずれか1項記載のゴルフボール。
【0010】
本発明によれば、ゴルフボール表面にLab表色に基づく明度60以下のインキでマーキング層を形成し、このマーキング層上に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含む透明乃至半透明層を形成したこと、好ましくは光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料として液晶を主材とし、この液晶分子が互いに配向方向が異なるように積層され、これを透明な樹脂で固定した構造を有する顔料を用いることにより、ボール表面に照射された光が、特殊な顔料を含む透明乃至半透明層とこの透明乃至半透明層下のマーキング層との間で互いに作用し合って、見る方向を変えることにより、連続的なカラー変化(所謂玉虫色に変化)が生じる中でマーク類が浮かび上がって見えるという、今までにない特殊なカラー効果を備えた特長的な外観を作出し得るものである。
【0011】
また更に、透明乃至半透明層による被覆がなされる前のゴルフボール表面の一部又は全部をLab表色に基づく明度60以下となるように着色することにより、マーキング層以外のボール表面の一部又は全部にも特長的なカラーフロップ性を付与し得、より外観性を高めることができる。
【0012】
そして、本発明ゴルフボールは、特殊なカラーフロップ性を有する特長的な外観を呈しているので、需要者が、実際に手にとって見比べたうえで購入する商品であるゴルフボールのマーキングとして他社商品との差別化が図れ、極めて有利なものである。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
【0014】
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係るゴルフボールの概略断面図を示し、このゴルフボールGは、コア1の周囲にカバー2を被覆してなるツーピースソリッドゴルフボールであり、図示を省略しているが、ボール表面には多数のディンプル(窪み)が形成されている。
【0015】
上記ゴルフボールGは、その表面(カバー2表面)にLab表色に基づく明度60以下のインキを用いてマーキングを行い、マーキング層Mを形成した後、このマーキング層Mを含むボール表面全体に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含む透明乃至半透明層3を形成してなるものである。なお、透明乃至半透明層の透明性はマーキング層のマーク類が十分識別、認識できる程度であれば良く、また、無色透明は勿論、本発明の目的を損なわない範囲で有色透明であっても構わない。
【0016】
上記マーキング層Mは、Lab表色に基づく明度(L値)が60以下のインキ、好ましくは40以下のインキを用いて形成され、特に黒色系のインキが好ましい。明度の高いインキ、特に淡色系のインキを用いると上層(透明乃至半透明層3)から透過してきた光をほとんど総て反射してしまい、上層における光の干渉作用、選択的反射及び透過が抑制されてカラーフロップ性が得られなくなる。一方、明度の低いインキ、特に黒色系のインキを用いると、上層から透過してきた光をほとんど総て吸収するため、上層における光の干渉作用、選択的反射及び透過の影響が顕著に現れるため、発色が強く、しかも色の変化も大きくなり、カラーフロップ性を発現する上で有利となる。
【0017】
ここで、Lab表色とは、JIS Z 8701に規定される三刺激値X,Y,Zを用いて下記式から求められる。
L=10Y1/2 …(1)
a=17.5(1.02X−Y)/Y1/2 …(2)
b=7.0(Y−0.847Z)/Y1/2 …(3)
(但し、式(1)〜(3)中、X,Y,Zは完全拡散反射面のXYZ系における三刺激値を示す)
【0018】
上記Lab表色のうち、Lは明度を表し、明度とは色の明暗の状況、即ち明るさの度合をいう。このL値(明度)が大きいほど色が明るいことを意味する。また、a,bは色彩を表し、aは赤〜緑方向、bは黄〜青方向を表す。従って、a値が大きくなると赤味が強くなり、小さくなると緑味が強くなり、b値が大きくなると黄味が強くなり、小さくなると青味が強くなる。
【0019】
上記マーキングに用いられるインキは、顔料又は染料を着色剤としてインキメジウム(印刷に適するように調製された透明乃至半透明のインキ中間体)に適当量配合することにより、Lab表色に基づく明度が60以下となるように調製されたものである。
【0020】
このような顔料又は染料としては、一般に塗料及びインキに使用されている顔料及び染料を用いることができる。顔料としては、有機系でも無機系でもよく、例えばカーボンブラック、黒鉛、鉄黒、鉛丹、べんがら、群青、紺青、リソールレッドB、ブリリアントスカーレットG、ピグメントスカーレット3B、ブリリアントカーミン6B、レーキレッドC、レーキレッドD、パーマネントレッド4R、ボルドー5B、ボルドー10B、パラレッド、ウォッチングレッド、ベンジジンオレンジ、ボンマルーンL、ボンマルーンM、ブリリアントスカーレット、パーミリオンレッド(洋朱)、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ファストスカイブルー、アニリンブラック、亜鉛華、鉛白、黄鉛、亜鉛黄、ジスアゾイエロー、硫酸バリウム、ファストイエローG、ファストイエロー10Gなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
【0021】
また、染料としては、例えばアシッドイエロー、アシッドオレンジ、アシッドレッド、アシッドブルー、アシッドグリーン、アシッドブラウン、アシッドブラック、ソルベントイエロー、ソルベントオレンジ、ソルベントレッド、ソルベントブルー、ソルベントブラック、ソルベントグリーンなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0022】
また、マーキング方法としては、ゴルフボールのマーキングに普通に用いられている方法を採用することができ、例えばパッド印刷法による直接印刷法、所謂全ベタの転写フィルムを用いて刻印で押す転写方法、熱転写で印刷する熱転写印刷法などが挙げられる。なお、マーキングされるマーク類の種類、マーキング位置、マーク類の数などについては、特に制限されず、文字、数字、商品名、ロゴマークなどのマーク類を任意のマーキング位置に施すことができる。
【0023】
次に、ボール表面のマーキング層M(マーク類)を保護すると共に、カラーフロップ性を付与する目的で、マーキング層M上に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含む透明乃至半透明層3を被覆形成する。
【0024】
この場合、透明乃至半透明層によるマーキング層の被覆は、マーキング層を形成後のボール表面全体、又はマーキング層部分のみのいずれにも行うことができるが、この第1実施例ではボール表面全体に被覆することが好ましい。
【0025】
上記透明乃至半透明層3に含まれる顔料は、光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する作用を有することが必要であり、かかる作用は上記顔料が、好ましくは液晶を主材とし、この液晶分子が互いに配向方向が異なるように積層され、これを透明な樹脂で固定した特殊構造を有することから生じるものである。
【0026】
この顔料の特殊構造は、具体的には、主材である液晶が、けい素を原料とするシロキサン骨格と有機側鎖グループからなる葉巻状の分子を平行に伸ばして平行層に整え、この平行層を互いに少しずつ異なる分子配向となるように積み重ねることにより、血小板構造、右又は左向きに捩れた螺旋状構造を形成し、これを透明樹脂(例えば、紫外線硬化性樹脂)の重合反応により固定することにより形成されるものである。
【0027】
本発明の顔料は、上記特殊構造を有することにより、光の干渉作用と、光を選択的に反射及び透過する作用を奏するものである。ここで、光を選択的に反射及び透過する作用とは、可視光線をほとんど吸収することなく、各平行層にて様々な角度に光を選択的に反射及び透過して色調の変化を伴う連続的なカラーフロップ性を生じることをいう。また、光の干渉作用とは、上記反射した色以外の総ての色が伝播及び透過し、下地(マーキング層)に形成されたマーク類を構成する顔料又は染料が光を吸収及び反射し、上層(透明乃至半透明層)と相互作用することをいい、これらが相俟って、見る方向を変えることにより、所謂玉虫色に連続的なカラー変化が生じる中でマーク類が浮かび上がるように見え、今までにない特殊なカラー効果を備えた特長的な外観を作出し得るものである。
【0028】
このような顔料としては、市販品を用いることができ、例えば、「HELICONE624」、「HELICONE450」、「HELICONE515」、「HELICONE575」(いずれも独国ワッカーケミカル社製)などが挙げられる。
【0029】
これら顔料は、特定の波長(色)だけが選択的に反射及び透過され、下塗り(マーキング層)が黒色の場合には、「HELICONE450」は青色から暗色、「HELICONE515」は緑色から青色、「HELICONE575」は金色から青緑色、「HELICONE624」は赤銅色から緑色に連続的に変化するカラーフロップ性を有するものである。
【0030】
第1実施例においては、上記光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を、好ましくは▲1▼ベース塗料に配合した塗料を用いた塗装による方法、又は▲2▼ベース樹脂に配合した樹脂を射出成形する方法により、ボール表面全体に透明乃至半透明層を形成する。
【0031】
上記▲1▼のベース塗料としては、通常、ゴルフボールの表面塗装に用いられるクリア塗料などの透明塗料が好適である。具体的には、二液硬化型のウレタン塗料(アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール等のポリオールとイソシアネートとの架橋反応によるもの)、水系エマルジョン塗料(ポリエステル系ウレタン樹脂塗料など)、紫外線硬化型のアクリル塗料などが挙げられる。
【0032】
これらベース塗料100重量部に対して光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を好ましくは2〜15重量部、より好ましくは5〜10重量部、更に好ましくは5〜8重量部添加する。顔料の添加量が少なすぎると下地(マーキング層)の影響を受けるおそれがあり、一方、多すぎると光の透過及び伝播が悪くなり、カラーフロップ性が低下する場合がある。
【0033】
一方、▲2▼のベース樹脂としては、通常ゴルフボールのカバー材として用いられている透明な熱可塑性樹脂、例えば「ハイミラン」(三井・デュポンポリケミカル社製)、「サーリン」(デュポン社製)等のアイオノマー樹脂などを用いることができる。
【0034】
これらベース樹脂100重量部に対して光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を好ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜2重量部添加する。顔料の添加量が少なすぎると下地(マーキング層)の影響を受けるおそれがあり、一方、多すぎると光の透過及び伝播が悪くなり、カラーフロップ性が低下する場合がある。
【0035】
また、上記表面被覆用の塗料又は樹脂には、光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料以外にも光照射による変色を防止する目的で紫外線吸収剤、光安定剤などを添加することが推奨される。なお、これらの添加量はベース塗料又は樹脂100重量部に対して0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量部である。
【0036】
なお、透明乃至半透明層に透明性が損なわれない程度(マーキング層のマーク類が十分識別、認識可能な程度)に染料もしくは顔料又は染料及び顔料を添加することができ、これにより、カラーフロップ性に好みの色どりを加えることができ、更に多様化、個性化を図ることができる。この場合、染料及び顔料としては、一般に、塗料及びインキに使用されている上記マーキング層に用いられる顔料及び染料と同様のものを用いることができる。
【0037】
上記塗料を用いた塗装方法としては、ゴルフボールの表面塗装として普通に行われている方法を採用することができ、例えば刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装などの方法が挙げられ、塗膜の厚みは好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。
【0038】
一方、上記顔料を配合した樹脂を用いた射出成形方法としては、通常のゴルフボールのカバー成形用金型を用いた射出成形法を採用することができ、塗膜の厚みは通常0.5〜3mm程度である。なお、この塗膜はカバーとしての役目も果たすものである。
【0039】
本発明の第1実施例に係るゴルフボールは、そのボール表面にLab表色に基づく明度60以下のインキを用いてマーキング層を形成すると共に、このマーキング層を含むボール表面全体を光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含有した塗料で塗装することにより、マーキング部分に見る角度を変えることにより異なる色に変化して見える特殊な色効果(カラーフロップ性)が生じ、その色変化の中でマーク類が浮かび上がって見え、今までにない極めて特長的な外観を作出し得るものである。
【0040】
なお、通常、ゴルフボールの表面は白色塗装、又は白色顔料が配合されたカバー樹脂を被覆することにより、明度の大きい(通常、L値が90以上)白色に形成されており、このため、ボール表面全体に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含有した塗料で表面塗装しても透過してきた光をほとんど総て反射してしまい、マーキング部分以外にはカラーフロップ性を生じないものであるが、ボール表面の一部又は全部をLab表色に基づく明度が60以下、好ましくは40以下の赤、黄、緑、青等の有色塗料で着色し、この着色したボール表面に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合した塗料又は樹脂で表面塗装することにより、マーキング部分以外のボール表面の一部又は全部にもカラーフロップ性を付与し得、更に特長的な外観を作出することが可能である。
【0041】
[第2実施例]
図2は、本発明の第2実施例にかかるゴルフボールの概略断面図を示し、このゴルフボールGは、その表面(カバー2表面)にLab表色に基づく明度60以下のインキを用いてマーキング層Mを形成し、このマーキング層M部分のみに光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含むインキで透明乃至半透明層3を形成した後、ボール表面に表面塗膜4を被覆形成したものである。
【0042】
この第2実施例のゴルフボールにおいて、マーキングに用いるLab表色に基づく明度60以下のインキ、及び光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料としては、上記第1実施例と同じものを用いることができる。
【0043】
また、透明乃至半透明層3の形成に用いるインキは、光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料をベース樹脂に添加して調製したものである。ベース樹脂としては、通常インキに用いられるウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などを用いることができる。
【0044】
上記インキはベース樹脂100重量部に対して光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を好ましくは30〜80重量部、より好ましくは40〜60重量部添加する。顔料の添加量が少なすぎると顔料の添加による特長的な効果が得られなくなる場合があり、一方、多すぎると印刷性が低下すると共に、光の透過及び伝播が悪くなり、カラーフロップ性が低下する場合がある。
【0045】
この第2実施例のマーキング層M及び透明乃至半透明層3の形成方法としては、特に制限されないが、マーキング層部分のみを被覆するインキを用いた印刷手法が好適に採用できる。中でも、▲1▼タンポ式印刷法(パッド式印刷法)、▲2▼転写フィルムを用いる方法が好適である。
【0046】
上記▲1▼のタンポ式印刷法は、版下からマーク類の図柄を形成したインキをいったんパッドに移し、これをゴルフボール表面に転写し、マーキング層Mを形成する。その後、マーキング層M部分のみに光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含有したインキを用いて同様のタンポ式印刷法により、マーキング層M上に透明乃至半透明層3を形成するものである。
【0047】
また、上記▲2▼の転写フィルムを用いるマーキング方法は、例えば、図3に示したように、ポリプロピレン製フィルム5上に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含むインキで形成した透明乃至半透明層3と、この透明乃至半透明層3上にLab表色に基づく明度60以下のインキで形成したマーキング層Mを積層してなる転写フィルム6を作成し、この転写フィルム6を裏側(マーキング部のない側)から転写パッド(図示せず)を用いて、ボール表面に向かって加熱・加圧することにより、ボール表面にマーキング層M及び透明乃至半透明層3を同時に転写するものである。
【0048】
この転写フィルムを用いたマーキング方法によれば、一度の転写操作により、ボール表面にマーキング層と透明乃至半透明層とを効率良く形成できるものである。なお、加熱、加圧条件などは特に制限されず、通常のゴルフボールの転写フィルムを用いたマーキングと同様である。この場合、透明乃至半透明層3の厚みは好ましくは1〜8μm、より好ましくは2〜5μmである。透明乃至半透明層の厚みが薄すぎると顔料の分布にむらが生じる場合があり、一方、厚すぎるとマーク部分の耐久性が悪くなる他、乾燥に時間がかかるため、こすれ等による不良の発生原因となる場合がある。
【0049】
なお、マーキング後のボール表面塗膜用の塗料としては、通常ゴルフボールの表面塗装に用いられているクリア塗料などの透明塗料を使用することができる。
【0050】
本発明の第2実施例に係るゴルフボールは、マーキング部分に対してのみ光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含有したインキで透明乃至半透明層を簡便な手段により形成することができ、マーキング部分に対してのみ特長的なカラーフロップ性を付与し得、経済性、生産性にも優れたものである。
【0051】
本発明のゴルフボールは、以上説明したように、ボール表面にカラーフロップ性を有する特殊なマーキングを施したものであり、これ以外のボール構造、ボール材料、ボール製造方法などは特に制限されず、公知の材料を用いて通常の方法により成形することができ、ボール構造も糸巻きゴルフボールでも、ワンピース、ツーピース又はカバーが二層以上のマルチピースソリッドゴルフボールであっても差し支えない。
【0052】
なお、本発明のゴルフボールに施される特殊なマーキングは、ゴルフボール以外にもテニスラケット、ゴルフクラブのシャフトの塗装及びマーキング、ゴルフボール箱のデザインにも適用することができるものである。
【0053】
[実験例]
公知の材料を用いて通常の方法により成形した直径37.90mmのソリッドコアの周囲に厚さ2.4mmのカバー(アイオノマー樹脂)を被覆してツーピースソリッドゴルフボールを成形した。
【0054】
このゴルフボール表面にタンポ社製Lタイプインキ(黒)を用いてタンポ式印刷法によりマーキングを行った(実験例1〜4、比較例2)。また、タンポ社製Lタイプインキ(白)を用いて同様にマーキングを行った(比較例1)。
【0055】
一方、表1に示した塗料成分を表1の割合で混合して実験例1〜4、比較例1,2の塗料を調製した。これら各塗料をスプレー塗装により上記マーキング済の実験例1〜4、比較例1,2のボール表面に膜厚(平均膜厚15μm)が均一になるように塗布した。
【0056】
次に、塗装後のゴルフボールについて、下記方法によりカラーフロップ性、紫外線安定性を評価した。結果を表1に併記する。
【0057】
カラーフロップ性
目視観察により、ゴルフボールのマーキング箇所を見る方向を変えることによりカラーフロップ性の生じる程度を下記基準で評価した。
○:良好
△:やや劣る
×:なし
紫外線安定性
ボール表面を水銀灯で24時間照射し、照射前後のクリア塗膜の色の変化を色差計(形式MSC−IS−2DH:スガ試験機株式会社製)を用いて測定し、JIS Z 8701のLab表色に基づき、照射前と照射後のクリア塗膜の色差ΔEを求めた。なお、色差ΔEが小さいほどクリア塗膜の変色が少ないことを示す。
【0058】
【表1】
Figure 0004126516
*1:ポリエステルポリオール:デスモーフェン670−80(住友バイエルウレタン)、OH価=135
ポリイソシアネート:スミジュールN−75(住友バイエルウレタン)、NCO%=16.5
上記ポリオールとポリイソシアネートとを水酸基及びイソシアネート基のモル比OH/NCO=1となるように配合した後、シンナーを添加して不揮発分を約37%に調整し、二液硬化型ウレタンのクリア塗料を作成した。
*2:HELICONE624(独国ワッカーケミカル社製)
*3:チヌビン400(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
*4:チヌビン292(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)
【0059】
表1の結果から、比較例1は明度の大きい白色インキでマーキングを施したため、カラーフロップ性が生じないものである。また、比較例2はカラーフロップ性は良好であるが、紫外線吸収剤、光吸収剤を添加していないため、光照射によるクリア塗膜の変色が大きいものである。
これに対して実験例1〜3はカラーフロップ性が良好で、光照射によるクリア塗膜の変色が小さいことが認められた。なお、実験例4は顔料が20重量部と多く添加されているため、光の透過及び伝播が悪くなり、全体的に白っぽくなってしまい、カラーフロップ性がやや劣るものである。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、見る方向を変えることにより色が所謂玉虫色に変わって見えるカラーフロップ性を備えた特殊なマーキングが施されており、今までにない特長的な外観性を有するゴルフボールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るゴルフボールの概略断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るゴルフボールの概略断面図である。
【図3】同転写フィルムを用いたマーキング方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 コア
2 カバー
3 透明乃至半透明層
4 表面塗膜
M マーキング層
G ゴルフボール

Claims (9)

  1. ゴルフボール表面にLab表色に基づく明度60以下のインキでマーキング層を形成すると共に、このマーキング層上に光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を含む透明乃至半透明層を形成してなることを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料が、液晶を主材とし、この液晶分子が互いに配向方向が異なるように積層され、これを透明な樹脂で固定した構造を有するものである請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記透明乃至半透明層がマーキング層を形成後のボール表面全体に被覆形成されたものである請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. 上記透明乃至半透明層がマーキング層部分のみに被覆形成されたものである請求項1又は2記載のゴルフボール。
  5. 上記透明乃至半透明層が光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合した塗料を塗装することにより形成されたものである請求項1乃至4のいずれか1項記載のゴルフボール。
  6. 上記透明乃至半透明層が光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合した熱可塑性樹脂を射出成形することにより形成されたものである請求項1乃至3のいずれか1項記載のゴルフボール。
  7. 上記透明乃至半透明層が光の干渉作用を有し、かつ光を選択的に反射及び透過する顔料を配合したインキで印刷することにより形成されたものである請求項1,2又は4記載のゴルフボール。
  8. 上記透明乃至半透明層に顔料及び/又は染料を透明性が損なわれない程度に添加してなる請求項1乃至7のいずれか1項記載のゴルフボール。
  9. 上記透明乃至半透明層による被覆がなされる前のゴルフボール表面の一部又は全部がLab表色に基づく明度60以下に着色されている請求項1乃至8のいずれか1項記載のゴルフボール。
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