JP4121441B2 - 水処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水処理装置に関し、特に、電解槽を備え、当該電解槽内に導入された被処理水に対して電解処理を施す水処理装置に関する。
従来より、電気化学的に水を処理する技術が開示されている。たとえば、特許文献1には、電気化学反応によって被処理水中の硝酸イオンおよび亜硝酸イオンを還元してアンモニアを生成し、当該アンモニアを窒素ガスに変えて被処理水から除去する水処理装置が開示されている。
このような水処理装置では、電解によって、カソード側で、次の式(1)に示す硝酸イオンの還元反応が生じ、アノード側で式(2)および式(3)に示す反応が生じる。
NO +6HO+8e ⇔ NH+9OH (1)
2Cl ⇔ Cl↑+2e (2)
Cl+HO ⇔ H+Cl+HClO (3)
そして、カソード側で生成したアンモニアとアノード側で生成した次亜塩素酸とが次の式(4)に示すように反応して、窒素ガスとなり、被処理水から除去される。
2NH+3HClO → N↑+3HCl+3HO (4)
なお、上記した式(2)に従って反応する塩化物イオンは、被処理水中にもともと含まれるものが利用されるが、そのような塩化物イオンから生成される次亜塩素酸の量が式(3)および式(4)において窒素化合物と反応するのに足りない場合には、電解槽に、塩化ナトリウム等の、被処理水中で塩化物イオンを供給する薬剤が投入されていた。
特開2003−225672公報
しかしながら、従来の水処理装置では、上記した電解反応の最中に、電解槽内に堆積物が溜まり、電極表面が部分的に堆積物に覆われたり、堆積物により被処理水が電極近傍を通過することを阻害されたりすることにより、電解槽内において被処理水に対して十分に電解処理が施されない場合があった。
また、従来の水処理装置では、電解槽にオーバーフローが設けられており、バルブ等の故障により電解槽に過度の被処理水が導入されそうになった場合には、当該被処理水は電解槽において電解処理を施されることなく、水処理装置外に排出されていた。
つまり、従来の水処理装置では、種々の理由から、電解槽に導入された被処理水が、十分に電解処理を施されることなく、当該電解槽から排出される場合があった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、水処理装置において、電解槽に導入された被処理水に対して、より高い度合いで電解処理を施した後で、外部に排出するようにすることである。
本発明のある局面に従った水処理装置は、板状の電極と、
被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行な第1の方向の一方側であって、当該電極の主面に平行でありかつ当該第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
前記排水口は、前記電極に対して、前記第1の方向の他方側であって前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
前記電極は、主面が所定の方向に沿うように設置され、
前記電解槽は、前記電極の主面に対して前記所定の方向の一方側に形成された第1の開口と、当該電極の主面に対して前記所定の方向の他方側に形成された第2の開口とを形成され、
前記第1の開口と前記第2の開口とを前記電解槽外で直結させる循環用配管を含むことを特徴とする。
本発明のある局面に従うと、電極の下部の堆積物が、給水口から電解槽内に被処理水が導入される際に、当該被処理水によって、当該電極の第1の方向の一方側であって第2の方向の一方側から、当該電極の第1の方向の他方側であって第2の方向の他方側に流される。
さらに、電解槽内で被処理水に対して電解処理が行なわれている間、電解槽内の被処理水が、電解槽外に一度排出されるようにして循環される。つまり、電解槽内のすべての被処理水が、確実に循環され、電極近傍で電解処理を施されるようになる。なお、水処理装置では、電解槽内の被処理水は、第1の開口から第2の開口に向けて、つまり、所定の方向に沿って、循環されることになる。また、循環用配管は、第1の開口と第2の開口を直結させているため、電解槽内の被処理水が、他の装置に収容された溶液と混合させることがなく、したがって、電解槽内の被処理水は、循環されることによっては、電解処理の効果を低減されることはない。
また、本発明のある局面に従った水処理装置は、板状の電極と、
被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行でありかつ当該電極の主面に平行な第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
前記排水口は、前記電極に対して、前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
前記電極は、主面が所定の方向に沿うように設置され、
前記電解槽は、前記電極の主面に対して前記所定の方向の一方側に形成された第1の開口と、当該電極の主面に対して前記所定の方向の他方側に形成された第2の開口とを形成され、
前記第1の開口と前記第2の開口とを前記電解槽外で直結させる循環用配管を含むことを特徴とする。
また、本発明に従った水処理装置では、前記電解槽は、所定の貯水槽から被処理水を給水され、前記給水口と前記所定の貯水槽とを接続する給水用配管と、前記給水用配管を介して前記電解槽へ被処理水を送るための給水用ポンプと、前記給水用配管を開閉する給水用バルブと、前記電解槽内の被処理水を、前記循環用配管との間で循環させる循環用ポンプと、前記排水口に接続された排水用配管と、前記排水用配管を開閉する排水用バルブと、前記給水用ポンプ、前記給水用バルブ、前記循環用ポンプ、および、前記排水用バルブの動作、ならびに、前記電極への給電態様を制御する制御手段とをさらに含むことが好ましい。
これにより、水処理装置は、貯水槽に貯留された被処理水の電解処理について、総合的な処理が可能となる。
また、本発明に従った水処理装置では、前記電極は、複数の板体から構成され、前記複数の板体は、前記電解槽内の、前記所定の方向と交わる特定の方向の一方側から他方側にわたって並べられるように、設置されていることが好ましい。
これにより、電解槽内では、電極が、被処理水が循環される方向と交わる方向について一方側から他方側にわたって設置されていることになるため、循環される被処理水が、複数の板体から構成される電極のいずれかの板体近傍を流れることになる。つまり、被処理水が電極近傍で電解処理を施される確率を高めることができる。
また、本発明に従った水処理装置では、前記電極は、前記所定の方向に、複数、並べられて設けられていることが好ましい。
これにより、電解槽内では、電極が、被処理水が循環される方向について複数並べられていることになる。したがって、電解槽内を循環される被処理水がより多くの電極の近傍を通過することになるため、被処理水が電極近傍で電解処理を施される確率を高めることができる。
また、本発明に従った水処理装置では、前記電解槽は、前記電解槽内で被処理水が循環される場合に、当該電解槽における下流側の底面にホッパ形状を有し、前記排水口は、前記底部のホッパ形状の開口であることが好ましい。
これにより、電解槽内で電解処理中等に生じた堆積物を、被処理水の循環についての下流側に形成されたホッパ形状の部分に電解反応を阻害しないように蓄積させておくことができる。
また、本発明のある局面に従った水処理装置は、板状の電極と、
被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行な第1の方向の一方側であって、当該電極の主面に平行でありかつ当該第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
前記排水口は、前記電極に対して、前記第1の方向の他方側であって前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
前記電極は、第1の電極と、当該第1の電極に対して前記第1の方向に並べられた第2の電極とを含み、
前記給水口は、前記第1の方向について、前記第1の電極と前記第2の電極の間に形成されていることを特徴とする。
これにより、第1の方向について並べられた電極に対して、給水の際、同じ条件で被処理水を流すことができる。また、排水の際に電極表面にスケール等が付着していても、当該スケールを、給水口からの給水によって、当該電極表面から洗い流すことができる。
また、本発明のある局面に従った水処理装置は、板状の電極と、
被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行でありかつ当該電極の主面に平行な第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
前記排水口は、前記電極に対して、前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
前記電極は、第1の電極と、当該第1の電極に対して前記第1の方向に並べられた第2の電極とを含み、
前記給水口は、前記第1の方向について、前記第1の電極と前記第2の電極の間に形成されていることを特徴とする。
本発明によると、電極の下部の堆積物を、給水口からの被処理水の給水によって、電極近傍から除去できる。これにより、当該堆積物が電極における電解を阻害することを回避できるため、電解槽における被処理水に対する電解効率の向上を図ることができる。したがって、水処理装置において、電解槽に導入された被処理水に対して、より高い度合いで電解処理を施した後で、外部に排出することができる。
また、本発明によると、電極の下部の堆積物を被処理水の流れにより除去する構成が備えられることから、電極の下部と電解槽の底面との間に、ある程度の部材を配置することが可能となる。これにより、電解槽の底面に、電極を下方から支持するための部材を配置することが可能となり、電極を、当該電解槽の蓋でのみ支持する必要がなくなる。したがって、電解槽の蓋の構造を容易にすることができる。
さらに、本発明によると、電解槽内の被処理水が全体的に電極近傍に到達して電解処理を施されることが可能となるため、水処理装置において、電解槽に導入された被処理水に対して、より高い度合いで電解処理を施した後で、外部に排出することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態である水処理装置に含まれる電解槽の、縦断面を模式的に示す図である。また、図2は、図1の電解槽のII−II線に沿う矢視断面図であり、図3は、図1の電解槽の平面図である。以下、図1〜図3を参照して、電解槽の構成を説明する。本実施の形態の水処理装置は、当該水処理装置の外部に設けられた貯蔵槽に収容される被処理水等、当該水処理装置の外部から被処理水を導入され、当該被処理水に対して電解処理を施すものである。
電解槽10は、被処理水を収容して、当該被処理水に対して電解処理を施すものであり、蓋11により、上部を覆われている。図3では、蓋11が一部破断されて記載されている。
電解槽10へは、上記した貯蔵槽から、給水管12を介して、被処理水が導入される。電解槽10には、給水管12の先端に接続され、前後方向に並んだ、3つの給水口12A〜12Cが設けられている。
蓋11には、12個の支持具251〜262が取付けられている。電解槽10には、複数の電極が収容されており、支持具251〜262は、それぞれ、10枚ずつの板状の電極の上端を支持している。特に図2に示されるように、支持具251には、2つの電極群201,202が支持されている。電極群201は、板状の電極101〜105の5枚の電極からなり、電極群202は、板状の電極106〜110の5枚の電極からなる。同様に、電極群203〜212も、電極111〜160の中の5枚の電極からなる。そして、支持具252は、電極群203,204を支持し、支持具253は、電極群205,206を支持し、支持具254は、電極群207,208を支持し、支持具255は、電極群209,210を支持し、支持具256は、電極群211,212を支持する。なお、電極群201〜212では、それぞれ、5枚の電極が、カソード電極、アノード電極、カソード電極、アノード電極、カソード電極の順に並べられている。つまり、たとえば、電極群201であれば、電極101,103,105は、カソード電極とされ、電極102,104は、アノード電極とされる。
電極群201〜212に含まれる電極は、それぞれ、電解槽10の底部の設けられた支持部材301〜312によって、その下端を支持されている。支持部材301〜312は、それぞれ、たとえば樹脂によって構成され、それぞれ、電極群201〜212の5枚の電極を差し込まれる切込みが形成されている。電極101〜160は、それぞれ、支持部材301〜312に形成された切込みに、その下端を差し込まれることにより、支持部材301〜312によって、下方から、隣接する他の電極との間で一定の間隔を保つように、支持される。
上記したように、蓋11には、12個の支持具251〜263が取付けられ、また、支持具251〜256には合計60枚の電極が取付けられている。支持具256,257,258,259,260,261,262にも、支持具251〜256と同様に、それぞれ、電極群213,214、電極群215,216、電極群217,218、電極群219,220、電極群221,222、電極群223,224の電極が取付けられている。つまり、電解槽10内には、120枚の電極が設置されていることになる。電極群213〜224は、電極群201〜212と同様に、それぞれ5枚の電極からなる。
特に図1を参照して、電極101,102,161,162は、それぞれ、上記した120枚の電極に含まれる。そして、電極101,102,161,162は、それぞれ、端子101A,101B,102A,102B,161A,161B,162A,162Bの中の2つの端子を介して、所定の電源に接続されている。
電解槽10の右側壁には、前後方向に並んだ3個の給水口13A〜13Cが設けられている。また、電解槽10の左側壁には、前後方向に並んだ3個の排水口15A〜15Cが設けられている。さらに、電解槽10の底部には、その4隅に、ホッパ部10A〜10Dとして、ホッパ形状が形成されており、当該ホッパ形状の底の開口部分には、排水口14A〜14Dが設けられている。なお、ホッパ形状とは、上方に広がる円錐面の上端と下端を水平面で切り取ったような形状を意味し、下端(底)は、開口となっている。つまり、電解槽10の壁面においてホッパ形状が形成されることにより、当該壁面の一部がくぼむようになる。したがって、ホッパ形状を形成された部分に、電解槽10における電解処理において生じたスケール等の堆積物を電解槽10全体に拡散させることなく蓄積させることができる。また、本実施の形態の電解槽10では、ホッパ形状の底に開口が形成されているため、当該開口が開状態とされることにより、当該ホッパ形状に蓄積された堆積物を速やかに電解槽10外へ導くことができる。
なお、ホッパ部10A〜10Dは、電極101〜161を含む電解槽10内の各電極の真下を避けて、つまり、各電極とは垂直方向について重ならないように、配置されている。これにより、電解槽10内において、各電極と電解槽10の底面との隙間をより小さいものとすることができる。したがって、電解槽10内の被処理水が、より確実に電極の近くに位置し、電極近傍で電解処理を施されやすくなるとともに、電極の下方において不純物の堆積を回避することができる。
電解槽10では、給水口12A〜12Cが120枚の電極よりも上方にかつ内側に設けられ、また、120枚の各電極が垂直面を主面とするように設置されている。このため、給水口12A〜12Cから被処理水が供給されると、120枚の各電極の主面が、被処理水の流れにより洗い流され、それに加え、効率良く各電極の下部まで導かれて、各電極の下方に溜まった堆積物が、被処理水の流れによりホッパ部10A〜10Dまで運ばれる。
また、電解槽10では、120枚の電極は、60枚ずつ、図1に示された奥行き方向(図2では左右方向)に並べられ、給水口12A〜12Cも同様に図1の奥行き方向に並べられている。これにより、各電極に対して、なるべく同様に、給水口12A〜12Cを介して供給される被処理水の流れについての影響を受けさせることができる。
また、電解槽10では、120枚の電極に電力が供給され被処理水に対する電解処理が行なわれている際には、給水口12A〜12Cからの被処理水の供給が停止され、そして、排水口15A〜15Cから電解槽10外に被処理水が排出され、さらに、給水口13A〜13Cを介して電解槽10内に被処理水が戻される。つまり、電解処理中には、電解槽10内の被処理水は、排水口15A〜15Cおよび給水口13A〜13Cを介して、電解槽10の外部を通されて、電解槽10内を循環される。なお、給水口13A〜13Cが電解槽10の右側壁に設けられ、排水口15A〜15Cが電解槽10の左側壁に設けられていることにより、電解槽10内では、被処理水が循環される方向が、120枚の各電極の主面に沿う方向とされる。
また、特に図2および図3から理解されるように、120枚の電極は、電解槽10の奥行き方向について、つまり、循環される際の被処理水の進行方向に交わる方向について、一方側から他方側について全体的にわたって配置されている。電極がこのように配置されていることにより、給水口13A〜13Cから導入され排水口15A〜15Cから排出される被処理水が、120枚の電極のいずれかの近傍を通ることができる。
また、電解槽10では、電極は、左右方向について、つまり、循環される被処理水の進行方向について、複数並べられている。これにより、電解槽10内の被処理水は、給水口13A〜13Cから導入され排水口15A〜15Cから排出されるまでに、たとえば、電極101近傍を通った後に電極161近傍を通る、といったように、複数の電極の近傍を通ることになる。これにより、電解槽10は、より確実に、被処理水に対して電解処理を行なうことができる構成を有している。
図4は、図1〜図3に示した電解槽10を含む水処理装置の構成を模式的に示す図である。なお、図4中の矢印は、被処理水または気体が流れる配管、および、その内部で被処理水または気体が流れる方向を示している。
図4を参照して、電解槽10へは、ポンプ31によって、所定の水槽から給水口12A〜12Cに被処理水が送られる。なお、ポンプ31が被処理水を送る配管は、モータバルブ30によって、その開閉が制御される。
電解槽10内には、上記したように、120枚の電極が収容され、各電極は、電源41に接続されている。そして、当該電極に電力が供給されることにより、電解槽10内では、上記したような式(1)〜(4)に示したような反応が生ずる。なお、式(2)および(3)に示した反応を促進するために、電解槽10内に、適宜、被処理水中に塩化物イオンを供給する化合物が供給されても良い。
給水口13A〜13Cと、排水口15A〜15Cとは、電解槽10外において、適宜配管33で接続されており、配管33内の被処理水は、ポンプ34により駆動される。なお、当該配管33は、バルブ33A,35によって開閉が可能であり、また、配管33内の被処理水の流量は、流量計36によって検出される。また、配管33は、分岐しており、一方は、上記したように給水口13A〜13Cに接続され、他方は、バルブ37を介して、排水口14A〜14Cに接続されている。バルブ37は、電解槽10内で電解処理が行なわれている際には閉状態とされる。バルブ37が閉状態とされているとき、配管33は、排水口14A〜14Cと給水口13A〜13Cを直結させていることになる。
電解槽10には、排気口16が設けられており、当該排気口16を介して、電解槽10内で発生した気体等が、電解槽10外へ排出される。なお、当該気体等の排出は、ブロアモータ32によって、促進される。
また、排水口14A〜14Dは、それぞれ、バルブ38を介して、モータバルブ39に接続されている。バルブ38およびモータバルブ39が開状態とされると、電解槽10内の被処理水は、排水口14A〜14Dを介して、ドレンへと排出される。
図4に示された水処理装置には、図示は省略しているが、当該水処理装置の動作を全体的に制御する制御回路が備えられている。図5は、当該制御回路の実行する電解処理のフローチャートである。以下に、図5を参照しつつ、水処理装置の動作内容を説明する。
まず、S1で、給水用のモータバルブ30が開状態とされ、次に、S2で、給水用のポンプ31がONされる。これにより、電解槽10には、給水管12を介して、被処理水が導入される。
次に、S3で、電解槽10内の水位が予め定められた規定の水位に達したか否かが判断される。このようなS3の処理は、電解槽10に当該電解槽10内の水位を検出する水位センサ(図1〜図4では図示せず)が備えられ、当該水位センサの検出出力に基づいて、上記した制御回路が判断することにより、なされる。そして、上記した規定の水位にまだ達していないと判断されている間は、S2およびS3の処理が繰返され、達したと判断されると、S4に処理が進められる。
S4では、給水用のモータバルブ30が閉状態とされる。
そして、S5で、給水用のポンプ31がOFFされる。
次に、S6で、電解槽10内の被処理水の循環用のポンプ34がONされる。これにより、電解槽10内に導入された被処理水は、排出口15A〜15Cから排出された後、再度、給水口13A〜13Cを介して電解槽10内に戻される。これにより、電解槽10内の被処理水は、当該電解槽10内の被処理水以外と混合されることなく、電解槽10内と配管33との間で循環されることになる。
次に、S7で、電解槽10内の上記した120枚の電極への給電が開始されることにより、電解槽10における電解がONされる。
そして、S8で、S7で電解がONされてから、予め定められた電解時間(電解を行なわれることが必要とされる時間)が経過したか否かが判断される。このような判断は、たとえば、上記した制御回路が、S7で電解を開始したときに所定のタイマをONし、当該タイマの計時する時間が予め定められた電解時間に達したかいなかを判断することにより、なされる。そして、電解時間が経過したと判断されると、S9に処理が進められる。
S9では、電解槽10内の電極への給電が停止されることにより、電解槽10における電解がOFFされる。
そして、S10で、循環用のポンプ34がOFFされた後、S11で、排水用のモータバルブ39が開状態とされる。モータバルブ39が開状態とされることにより、電解槽10内の被処理水は、当該モータバルブ39を介して、ドレンへと送られる。
そして、S12において、電解槽10内の水位が排水が完了したと考えられる水位(排水水位)になったか否かの判断がなされる。S12における判断は、電解槽10に備えられた水位センサの検出出力に基づいて上記した制御回路が判断することにより、なされる。そして、電解槽10の水位が排水水位になったと判断されると、S13で、モータバルブ39が閉状態とされた後、処理がS1に戻されて、再度、新たな被処理水が電解槽10に導入され、電解処理が行なわれる。
以上、図1〜図5を参照して説明した本実施の形態では、特許請求の範囲における、第1の方向の一例として図1に示した電解槽10における左右方向が挙げられ、第2の方向の一例として同じく図1の電解槽10における上下方向が挙げられ、第3の方向として同じく図1の電解槽10における奥行き方向が挙げられ、所定の方向の一例として同じく図1の電解槽10における左右方向が挙げられ、特定の方向の一例として同じく図1の電解槽10における奥行き方向が挙げられているが、これは、例示であって、可能な限り、変更されても良いものである。
また、本実施の形態の水処理装置は、図4に示したように、図1等に示した電解槽10に、ポンプ31,34およびモータバルブ30,39等の構成要素がセットされたものを挙げたが、水処理装置は、電解槽10のみを備え、他の構成要素は外部の装置に備えられても良い。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態である水処理装置に含まれる電解槽の、縦断面を模式的に示す図である。また、図7は、図6の電解槽のVII−VII線に沿う矢視断面図であり、図8は、図6の電解槽の平面図である。
本実施の形態の電解槽20は、上記した第1の実施の形態の電解槽10と、いくつかの共通の構成を有する。
電解槽20は、電解槽10と同様に、蓋11で上部を覆われ、支持具251〜263および支持部材301〜312に支持された、120枚の電極を、電解槽10における配列と同様の配列で、収容している。この120枚の電極には、電極101〜162が含まれる。そして、この120枚の電極は、それぞれ、第1の実施の形態と同様に、端子101A,101B,102A,102B,161A,161B,162A,162Bを含む端子を介して、所定の電源(後述する電源41)また、電解槽20には、右側面に給水口13A〜13Cが設けられ、左側面に排水口15A〜15Cが設けられている。電解槽20でも、電解槽10と同様に、収容された被処理水が、排水口15A〜15Cから排出され、配管33を介して、給水口13A〜13Cから導入されることにより、当該電解槽20と配管33との間で循環される。
一方、電解槽20は、電解槽10が底面の4隅にホッパ部10A〜10Dを設けられていたのに対し、上記のような被処理水の循環についての下流側(排水口15A〜15C)寄りの2隅にのみ、ホッパ部10A,10Bを設けられている。そして、ホッパ部10A,10Bの開口部として、排出口14A,14Bが設けられている。
また、電解槽20には、電解槽10に設けられていた給水口12A〜12Cが設けられていない。そして、電解槽20には、後述するように、給水口13A〜13Cを介して、被処理水が導入される。つまり、本実施の形態の電解槽20では、給水口13A〜13Cは、外部からの被処理水の給水および電解槽20における被処理水の循環に用いられる。
また、電解槽20は、上記した被処理水が循環される方向の下流側、つまり、図6の右側ほど、その底面が低くなるように、形成されている。なお、図6では、参考のため、水平位置を示す二点破線Rが示されている。これにより、電解槽20と配管33との間で被処理水が循環された場合、被処理水中に存在する浮遊物等が、循環の際の下流側に設けられているホッパ部10A,10Bに、効率良く集められ、当該浮遊物等が電解槽20内に継続的に浮遊して電極表面における電解反応を阻害することを回避できる。
図9は、図6〜図8に示した電解槽20を含む、本実施の形態の水処理装置の構成を模式的に示す図である。
図9を参照して、本実施の形態の水処理装置では、電解槽20に被処理水を給水するポンプ31は、図4に示した第1の実施の形態の水処理装置においてポンプ31が電解槽10の給水口12A〜12Cに接続されていたのに対し、給水口13A〜13Cに、三方弁40を介して、接続される。つまり、本実施の形態の水処理装置では、外部の貯水槽から、モータバルブ30、ポンプ31、三方弁40、および、給水口13A〜13Cを介して、電解槽20に被処理水が供給される。
また、図9に示された水処理装置では、図4に示した第1の実施の形態の水処理装置と同様に、電解槽20内の被処理水は、ポンプ34により、排出口15A〜15Cを介して排出された後、バルブ35、流量計36を介して、給水口13A〜13Cから電解槽20内に戻される。つまり、電解槽20内の被処理水は、一度、電解槽20の外を通されるようにして、循環される。なお、三方弁40は、ポンプ31から送られる被処理水を給水口13A〜13Cに送る状態と、ポンプ34から送られる被処理水を給水口13A〜13Cに送る状態とを取ることができる。そして、三方弁40は、電解槽20内に被処理水が供給される際には前者の状態を取るように、電解槽20内の被処理水が循環される際には後者の状態を取るように、図示せぬ制御回路によって状態を制御される。
電解槽20内には、上記したように、120枚の電極が収容され、各電極は、電源41に接続されている。そして、当該電極に電力が供給されることにより、電解槽20内では、上記したような式(1)〜(4)に示したような反応が生ずる。なお、式(2)および(3)に示した反応を促進するために、電解槽20内に、適宜、被処理水中に塩化物イオンを供給する化合物が供給されても良い。
また、図9に示された水処理装置では、排気口16を介して、電解槽20内の気体が外部に排出される。なお、当該気体の排出は、ブロアモータ32によって促進される。
そして、図9に示された水処理装置では、電解処理が終了すると、モータバルブ39が開状態とされることにより、電解槽20内の被処理水が、バルブ38を介して、ドレンへと排出される。
上記した三方弁40の状態を制御する制御回路は、図9に示された水処理装置の他の構成要素の動作をも制御することができる。図10は、当該制御回路の実行する電解処理のフローチャートである。以下に、図10を参照しつつ、水処理装置の動作内容を説明する。
まず、SA1で、三方弁40が、給水用のポンプ31と電解槽20との間で被処理水を通せるような状態とされる。そして、SA2で、給水用のモータバルブ30が開状態とされ、次に、SA3で、給水用のポンプ31がONされる。これにより、電解槽20には、給水口13A〜13Cを介して、被処理水が導入される。
次に、SA4で、電解槽20内の水位が予め定められた規定の水位に達したか否かが判断される。このようなSA4の処理は、電解槽20に当該電解槽20内の水位を検出する水位センサ(図6〜図9では図示せず)が備えられ、当該水位センサの検出出力に基づいて、上記した制御回路が判断することにより、なされる。そして、上記した規定の水位にまだ達していないと判断されている間は、SA3およびSA4の処理が繰返され、達したと判断されると、SA5に処理が進められる。
SA5では、給水用のモータバルブ30が閉状態とされる。そして、SA6で、給水用のポンプ31がOFFされる。
次に、SA7で、三方弁40が、循環用のポンプ34と電解槽20との間で被処理水を通せるような状態とされる。
次に、SA8で、循環用のポンプ34がONされる。これにより、電解槽20内に導入された被処理水は、排出口15A〜15Cから排出された後、再度、給水口13A〜13Cを介して電解槽20内に戻される。
次に、SA9で、電解槽20内の上記した120枚の電極への給電が開始されることにより、電解槽20における電解がONされる。
そして、SA10で、SA9で電解がONされてから、予め定められた電解時間(電解を行なわれることが必要とされる時間)が経過したか否かが判断される。このような判断は、たとえば、上記した制御回路が、SA9で電解を開始したときに所定のタイマをONし、当該タイマの計時する時間が予め定められた電解時間に達したかいなかを判断することにより、なされる。そして、電解時間が経過したと判断されると、SA11に処理が進められる。
SA11では、電解槽20内の電極への給電が停止されることにより、電解槽20における電解がOFFされる。
そして、SA12で、循環用のポンプ34がOFFされた後、SA13で、排水用のモータバルブ39が開状態とされる。モータバルブ39が開状態とされることにより、電解槽20内の被処理水は、当該モータバルブ39を介して、ドレンへと送られる。
そして、SA14において、電解槽20内の水位が排水が完了したと考えられる水位(排水水位)になったか否かの判断がなされる。SA14における判断は、電解槽20に備えられた水位センサの検出出力に基づいて上記した制御回路が判断することにより、なされる。そして、電解槽20の水位が排水水位になったと判断されると、SA15で、モータバルブ39が閉状態とされた後、処理がSA1に戻されて、再度、新たな被処理水が電解槽20に導入され、電解処理が行なわれる。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施の形態の水処理装置および当該水処理装置において電解処理された被処理水を消費する装置の構成を模式的に示す図である。
図11を参照して、本実施の形態では、水道水または地下水配管から水処理装置5に被処理水が導入される。水処理装置5では、導入された被処理水は電解処理を施される。そして、水処理装置5よって電解処理を施された被処理水は、既存の水利用システム400に導入される。なお、水処理装置5には、図示を省略したが、当該水処理装置5に含まれるポンプ、バルブ、モータバルブ、および、水位センサ等の各種部材に対して、状態を認識したり動作を制御するための制御回路が備えられている。
水処理装置5では、水槽50が備えられている。図12は、水槽50の構成を詳細に説明するための図である。
図12をさらに参照して、水槽50は、給水口501,502,508,511、排気口504、オーバフロー排水口506、および、排水口507,509,512を含む。なお、水槽50は、オーバフロー板51を備え、当該オーバフロー板51により、その内部を、電解槽50Aと貯蔵槽50Bとに区切られている。水槽50内の気体は、排気口504を介して、ブロアモータ73に促進されることにより、適宜、外部へと排出される。
水道水または地下水配管から送られる被処理水は、バルブ61を通った後、モータバルブ62、モータバルブ63、または、バルブ65の備えられた配管へと分岐して送られる。
水槽50内では、モータバルブ63,バルブ65を介して外部から給水された被処理水は、それぞれ、給水口502,501を介して、電解槽50Aに導入される。電解槽50A内には、電極対550が備えられており、当該電極対550に電源81から電力が供給されることにより、電解槽50A内では、上記した式(1)〜式(4)に従った電解反応が生じる。本実施の形態のように、被処理水として水道水または地下水配管からの水に対して電解処理を施すような水処理装置では、特に式(3)において生ずる次亜塩素酸による被処理水の消毒が、被処理水に対する電解処理の主な内容となる。なお、本実施の形態では、特に式(2)および式(3)の反応を促進するために、ポンプ64が適宜駆動されて、薬剤供給槽80から、電解槽50Aに、給水口502を介して、塩化ナトリウム水溶液等の水溶液中に塩化物イオンを供給する薬剤が適宜供給される。
なお、薬剤供給槽80における薬剤の濃度を一定にするために、電磁弁62が適宜開状態とされて、薬剤供給槽80に、適宜、水道水または地下水配管から送られる被処理水が導入される。
電解槽50A内の被処理水の水位が、オーバフロー板51の上端を上回った場合には、上回った分の被処理水は、オーバフロー板11を越えて、貯蔵槽50Bへと導入される。
モータバルブ63およびバルブ65を開状態とされて、外部から電解槽50A内に所定量の被処理水が導入されると、モータバルブ63およびバルブ65は閉状態とされ、電極対550に電力が供給されて、電解槽50A内で電解処理が行なわれる。なお、電解処理が行なわれている間、ポンプ70が駆動され、モータバルブ68が開状態にされ、さらに、モータバルブ69が閉状態とされることにより、電解槽50A内の被処理水が、一旦電解槽50A外を通されつつ循環される。
予め定められた時間だけ(または、電解槽50A内の被処理水の所定の化合物の濃度が所定の濃度となるまで)電解処理が行なわれると、モータバルブ68およびバルブ71が閉状態とされ、モータバルブ69が開状態とされることにより、電解槽50A内の被処理水が貯蔵槽50Bに導入される。
電解槽50Aにおいて電解処理を施された後、貯蔵槽50Bに導入された被処理水は、バルブ67を開状態とされ、ポンプ66を駆動されることにより、水利用システム400へと送られる。
水利用システム400では、プールまたは浴槽によって構成される槽401、槽401に設けられた排水口401A、排水口401Aから排出された被処理水をろ過する砂ろ過装置403、排水口401Aから砂ろ過装置403への被処理水の流れを促進するためのポンプ402、砂ろ過装置403と槽401との間に備えられた熱交換器404、槽401内の被処理水に次亜塩素酸等の薬剤を供給するための薬剤供給槽405、および、薬剤供給槽405内の薬剤を槽401に送るポンプ406が備えられている。
水処理装置5から送られた被処理水は、槽401に導入される。槽401内の被処理水は、ポンプ402が適宜駆動されることにより、砂ろ過装置403に送られた後、熱交換器404で温度を調節され、薬剤供給槽405からポンプ406によって送られる薬剤と混合された後、槽401に戻される。
水処理装置5において、貯蔵槽50B内の被処理水の水位が、オーバフロー排出口506の高さ位置に到達すると、貯蔵槽50B内の被処理水は、オーバフロー排出口506を介して、ドレンへと排出される。
なお、水処理装置5では、電解槽50Aおよび貯水槽50Bには、それぞれの水位を検出する水位センサ503,505が備えられている。バルブ65等の不具合により、電解槽50A内の被処理水の水位が通常よりも高くなった場合、その旨が、水位センサ503に検出されると、この場合、貯蔵槽50B内の被処理水は、バルブ72を開状態とされて、ドレンへと排出される。このような場合の貯蔵槽50B内の被処理水は、電解槽50Aから、電解処理を十分になされることなく、オーバフロー板51を越えて貯蔵槽50Bに送られてきた被処理水だからである。
また、水処理装置5において、貯蔵槽50B内の被処理水が水利用システム400に送られないのにも拘わらず、電解槽50Aから貯蔵槽50B内へと、電解処理後の被処理水が導入されることにより貯蔵槽50Bの水位が所定の値を越えたと判断された場合にも、同様に、バルブ72が開状態とされて、貯蔵槽50B内の被処理水がドレンへと排出される。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。また、各実施の形態は、可能な限り、単独でも組合せても、実施可能であると考えられる。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態である水処理装置に含まれる電解槽の、縦断面を模式的に示す図である。 図1の電解槽のII−II線に沿う矢視断面図である。 図1の電解槽の平面図である。 図1の電解槽を含む水処理装置の構成を模式的に示す図である。 図4の水処理装置に含まれる制御回路の実行する電解処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態である水処理装置に含まれる電解槽の、縦断面を模式的に示す図である。 図6の電解槽のVII−VII線に沿う矢視断面図である。 図6の電解槽の平面図である。 図6の電解槽を含む水処理装置の構成を模式的に示す図である。 図9の水処理装置に含まれる制御回路の実行する電解処理のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の水処理装置および当該水処理装置において電解処理された被処理水を消費する装置の構成を模式的に示す図である。 図11の水槽の構成を詳細に説明するための図である。
符号の説明
10,20,50A 電解槽、10A〜10D ホッパ部、11 蓋、12 給水管、12A〜12C,13A〜13C 給水口、14A〜14D,15A〜15C 排水口、16 排気口、30,39,62,63,68,69 モータバルブ、31,34 ポンプ、32 ブロアモータ、33 配管、33A,35,37,38,61,65,67,71,72 バルブ、40 三方弁、41,81 電源、50 水槽、50B 貯蔵槽、51 オーバフロー板、80 薬剤供給槽、101〜162 電極、101A,101B,102A,102B,161A,161B,162A,162B 端子、251〜256 支持具、301〜312 支持部材、400 水利用システム、550 電極対。

Claims (8)

  1. 板状の電極と、
    被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
    前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
    前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行な第1の方向の一方側であって、当該電極の主面に平行でありかつ当該第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
    前記排水口は、前記電極に対して、前記第1の方向の他方側であって前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
    前記電極は、主面が所定の方向に沿うように設置され、
    前記電解槽は、前記電極の主面に対して前記所定の方向の一方側に形成された第1の開口と、当該電極の主面に対して前記所定の方向の他方側に形成された第2の開口とを形成され、
    前記第1の開口と前記第2の開口とを前記電解槽外で直結させる循環用配管を含む、水処理装置。
  2. 板状の電極と、
    被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
    前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
    前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行でありかつ当該電極の主面に平行な第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
    前記排水口は、前記電極に対して、前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
    前記電極は、主面が所定の方向に沿うように設置され、
    前記電解槽は、前記電極の主面に対して前記所定の方向の一方側に形成された第1の開口と、当該電極の主面に対して前記所定の方向の他方側に形成された第2の開口とを形成され、
    前記第1の開口と前記第2の開口とを前記電解槽外で直結させる循環用配管を含む、水処理装置。
  3. 前記電解槽は、所定の貯水槽から被処理水を給水され、
    前記給水口と前記所定の貯水槽とを接続する給水用配管と、
    前記給水用配管を介して前記電解槽へ被処理水を送るための給水用ポンプと、
    前記給水用配管を開閉する給水用バルブと、
    前記電解槽内の被処理水を、前記循環用配管との間で循環させる循環用ポンプと、
    前記排水口に接続された排水用配管と、
    前記排水用配管を開閉する排水用バルブと、
    前記給水用ポンプ、前記給水用バルブ、前記循環用ポンプ、および、前記排水用バルブの動作、ならびに、前記電極への給電態様を制御する制御手段とをさらに含む、請求項1に記載の水処理装置。
  4. 前記電極は、主面が前記所定の方向に沿うように前記電解槽内に設置される、複数の板体から構成され、
    前記複数の板体は、前記電解槽内の、前記所定の方向と交わる特定の方向の一方側から他方側にわたって並べられるように、設置されている、請求項1に記載の水処理装置。
  5. 前記電極は、前記所定の方向に、複数、並べられて設けられている、請求項1に記載の水処理装置。
  6. 前記電解槽は、前記電解槽内で被処理水が循環される場合に、当該電解槽における下流側の底面にホッパ形状を有し、
    前記排水口は、前記底部のホッパ形状の開口である、請求項1に記載の水処理装置。
  7. 板状の電極と、
    被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
    前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
    前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行な第1の方向の一方側であって、当該電極の主面に平行でありかつ当該第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
    前記排水口は、前記電極に対して、前記第1の方向の他方側であって前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
    前記電極は、第1の電極と、当該第1の電極に対して前記第1の方向に並べられた第2の電極とを含み、
    前記給水口は、前記第1の方向について、前記第1の電極と前記第2の電極の間に形成されている、水処理装置。
  8. 板状の電極と、
    被処理水および前記電極を収容する電解槽とを含み、
    前記電解槽は、外部から送られる被処理水を当該電解槽内に導入するための給水口と、当該電解槽から被処理水を排出するための排水口とを形成され、
    前記給水口は、前記電極に対して、当該電極の主面に平行でありかつ当該電極の主面に平行な第1の方向と交わる第2の方向の一方側に形成され、
    前記排水口は、前記電極に対して、前記第2の方向の他方側に形成され、さらに、
    前記電極は、第1の電極と、当該第1の電極に対して前記第1の方向に並べられた第2の電極とを含み、
    前記給水口は、前記第1の方向について、前記第1の電極と前記第2の電極の間に形成されている、水処理装置。
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