JP4121324B2 - 乾燥方法及び乾燥装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は有機溶媒を含む塗布膜の乾燥方法及び乾燥装置に係り、特に、長尺状防眩性反射防止シート等の長尺広幅塗工体の乾燥方法及び乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
陰極管表示装置(CRT)、プラズマディスプレイパネル(PDP)や液晶表示装置(LCD)のような画像表示装置において外光の反射によるコントラスト低下や像の映り込み防止するために防眩性反射防止シートを設けている。
【0003】
防眩性反射防止シートは、連続走行する長尺状支持体(以下、ウェブと称する)に、塗布液を塗布し、乾燥させ塗布膜を形成することで得られる。従来は、塗布した後に、乾燥装置までウェブを搬送ローラで搬送していた。その際に、塗布直後の塗布膜の表面(以下、塗膜面と称する)は、溶媒が過剰の状態にあり、特に塗布液の溶媒に低沸点の有機溶媒を用いた場合には、塗布液を塗布した直後から、溶媒の自然蒸発が起こる。この際に、塗膜面の膜面温度分布により塗膜面に表面張力の分布が発生し、その結果図6に示すようなウェブ90の塗膜面上にブロードな斑91(以下、ムラと称する)が発生し得率を下げることがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような乾燥工程で発生するムラに対して、有効な対策として一般的に行なわれているのは、塗布液を濃厚化することで粘度の増加又は、増粘剤を添加し、塗布液の粘度を増加させることで塗布直後の塗膜面の乾燥風による流動を抑制する方法である。塗布液を濃厚化することで粘度の増加又は、増粘剤を添加することで塗布液の粘度を増加させることで塗布直後の塗膜面の乾燥風による流動を抑制することができる。この方法では高速超薄層精密塗布における限界塗布速度は塗布液粘度に負の相関があるので、粘度の増加と共に高速塗布が不可能になる。従って、生産効率が極端に悪化する問題があった。また、特公平2−58554号公報に記載されているようにウェブ表面に静止状の気体空間領域を形成することにより、風によるムラの発生を抑制することも知られている。しかしながら、この方法でもメッシュ(整風部材)を通して乾燥風の一部が塗布膜面上に触れるために、その風により膜面にムラが生じる場合もある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、塗布液物性を変更することなく均一に乾燥できる乾燥方法及び乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の乾燥方法は、連続的に搬送される支持体に有機溶媒を含む塗布液を塗布し、前記塗布液を乾燥し、前記支持体上に塗布層を形成する乾燥方法において、前記支持体の搬送方向に沿って配置された複数の乾燥ゾーンは、複数の穴を持った整風部材によって、前記支持体を通すための通路室と排気パイプを備えた排気室とに分離されており、前記支持体を前記通路室に順次通過させ、前記通路室内を前記支持体が搬送される間に、前記支持体に塗布された前記溶液から蒸発した前記有機溶媒のガスを前記整風部材の前記穴を通って前記排気室に逃がし、前記排気室に入った前記有機溶媒のガスを前記排気パイプを通して外部に排気し、前記支持体に塗布液を塗布した後に前記乾燥ゾーンにより前記塗布液を乾燥する前に、前記有機溶媒のガスを排気しないゾーンを有することを特徴とする。また、前記排気室に空気を供給して、前記排気室内で前記支持体の幅方向に流れる空気流を形成することが好ましい。なお、本発明において穴を開口と称する場合もある。
【0007】
また、前記支持体の幅方向で、前記有機溶媒のガスを均一に排気することが好ましい。さらに、前記通路室は、前記整風部材との間で前記支持体を囲むように配置されるシール部材を有し、前記整風部材の前記支持体の反対面側で、前記支持体の幅方向に乾燥風を通過させることが好ましい。なお、前記シール部材は、前記整風部材との間で前記支持体を挟むように配置される蓋部材と、前記蓋部材と前記整風部材とを連結するサイドシール部材とから構成されていることがより好ましい。
【0008】
また、前記整風部材は多数の穴を有し、前記穴から前記有機溶媒のガスを排気することが好ましい。前記整風部材の穴の開口率が50%以下の金網またはパンチングメタルから構成されていることが好ましく、開口率はより好ましくは20%〜40%である。なお、本発明において開口率とは、(開口面積/開口板(整風部材)の面積×100(%))で定義される値を意味している。さらには、前記整風部材と前記塗布液から形成された塗布膜面との隙間が、3mm〜30mmであることが好ましく、より好ましくは5mm〜15mmである。
【0009】
前記塗布液が防眩層用塗布液であって、前記塗布液から防眩層を形成することが好ましい。さらに、前記塗布液が低屈折率層用塗布液であって、前記塗布液を前記防眩層上に塗布し、低屈折率層を形成することが好ましい。なお、本発明で形成される層(膜)のウエット膜厚は、1μm〜50μmが好ましく、より好ましくは1μm〜20μmであり、最も好ましくは1μm〜10μmである。さらに、本発明はウェット膜厚が1μm未満の薄膜形成にも適用することが可能である。また、本発明の乾燥方法には塗布乾燥方法も含まれる。
【0010】
本発明の乾燥装置は、連続的に搬送される支持体に塗布された有機溶媒を含む溶液を乾燥させ、前記支持体上に塗布層を形成する乾燥装置において、前記乾燥装置は前記溶液を塗布する塗布装置の下流に位置し、前記支持体の搬送方向に沿って配置された複数の乾燥ゾーンを含み、且つ前記支持体に塗布液を塗布した後に前記乾燥ゾーンにより前記塗布液を乾燥する前に、前記有機溶媒のガスを排気しないゾーンを有し、前記乾燥ゾーンは、前記支持体を通すための通路室と、排気パイプを備えた排気室とを持った本体と、前記通路室と排気室とを仕切るための整風部材が備えられ、前記整風部材は前記通路室内で搬送される支持体上の溶液が塗布された面に対面し、前記整風部材には複数の穴が形成され、前記穴を通って前記支持体に塗布された前記溶液中の前記有機溶媒のガスが排気室へ流れ、前記排気パイプから前記有機溶媒のガスを排気室から排出することを特徴とする。なお、前記排気室に空気を供給する吸気パイプを備えることが好ましい。さらに、前記排気室内で前記支持体の幅方向に前記空気が流れるように、前記吸気パイプと前記排気パイプとは、前記支持体の幅方向で、前記排気室の反対側に備えられていることが好ましい。前記乾燥ゾーンと前記塗布装置との間に、前記支持体を囲む箱型のダクトを備え、前記ダクトにより前記有機溶媒のガスを排気しないゾーンとすることが好ましい。
【0011】
前記整風部材の穴の開口率が50%以下の金網またはパンチングメタルから構成されていることが好ましく、開口率はより好ましくは20%〜40%である。さらに、前記整風部材と前記溶液(塗布液)から形成された塗布膜面との隙間を3mm〜30mmにして、前記整風部材が設けられていることが好ましく、より好ましくは5mm〜15mmである。なお、本発明の乾燥装置には塗布乾燥装置も含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面により本発明の乾燥方法及び乾燥装置の好ましい実施の形態について詳説する。図1は、本発明の乾燥装置の実施の形態の全体構成を示す側面図であり、図2は本発明の乾燥装置の実施の形態の全体構成を示す上面図である。また、図3には、乾燥装置の要部断面図を示す。なお、図2では、後述する上蓋25を取り外して示している。
【0013】
図1に示すように本発明の乾燥装置10は、搬送ローラ30,31,32に支持され搬送されているウェブ33に塗布装置34のワイヤーバー35で塗布液を塗布し形成された塗布膜36を乾燥させるために用いられ、7分割された乾燥ゾーン11,12,13,14,15,16,17から構成されている。これら各乾燥ゾーンを順次通過することにより、塗布液から有機溶媒のガスが発生してウェブ33上に塗布膜36が形成される。図2に示すようにそれぞれの乾燥ゾーン11〜17の一方向には、排気口18,19,20,21,22,23,24を有し、排気装置40に接続している。なお、それぞれの排気口18〜24は、排気装置40により個々に排気できるようになっている。また他方には、通風口41,42,43,44,45,46,47が取り付けられ大気(空気であっても良いし、その他のガスであっても良い)が乾燥ゾーン内に入りこむ構成になっている。なお、各排気口及び各通風口には排気パイプ及び吸気パイプ(いずれも図示しない)が取り付けられていることが好ましい。
【0014】
図3には、7分割された乾燥ゾーンのうち乾燥ゾーン12の断面図を示した。乾燥ゾーン12は、乾燥ゾーン本体12aと整風板26とが備えられている。乾燥ゾーン本体12aは、ウェブ33を通す通路室12bと、蒸発した溶媒ガスを排気する排気室12cとを備えている。また、整風板26は、通路室12bと排気室12cとを仕切るように設けられている。排気室12cには、排気パイプ19aと吸気パイプ42aとが取り付けられ、その吸気パイプ42により排気室12c内に空気(その他のガスであっても良い)が送られる。また、吸気パイプ42aと排気パイプ19aとは、ウェブ33の幅方向に反対側に取り付けられており、ウェブ33の幅方向に空気が流れ、空気流12dが形成される。整風板26の開口率、材料などは特に限定されないが、50%以下の開口率である金網やパンチングメタルなどが好ましく、開口率が20%〜40%であることがより好ましい。具体的には、300メッシュで開口率30%の金網を用いることができる。また、ウェブ33に形成された塗布膜36の塗膜面36aとのクリアランスCが10mmになるように整風板26は、取り付けられている。また、ウェブ33裏面(塗布膜36が形成されていない面)及びサイドからの不必要な風の流れを抑制するためにシール部材である上蓋25及びサイドシール48,49を取り付けている。なお、整風板26には、開口率を調整するために金網を用いているが、本発明においては金網に限らずパンチメタル等で開口率を決定することも可能である。本発明の乾燥方法によれば、塗布膜36中の有機溶媒が蒸発したガス(通常は、気化した溶媒が高濃度に含まれている)36bは、整風板26の穴26aを通過して、塗膜面36aに対して整風板26の反対側を通る排気室12cの乾燥風12dによりウェブの幅方向に均一に排気パイプ19aから排気され乾燥ゾーン12外に排出される。このため、塗膜面36aに乾燥風が触れることが無く、塗膜面36aにムラが発生することが抑制される。なお、本発明に用いられる乾燥ゾーンは、図示した形態に限定されるものではない。
【0015】
また、図1に示すように乾燥ゾーン11(以下、第1乾燥ゾーンと称する)は、ウェブ33に塗布装置34のワイヤーバー35で塗布液を塗布した直後に設置し、新鮮な塗布室の空調風が乾燥装置10に入り込まないように設置することが重要である。
【0016】
図4は、本発明に係る他の実施形態の乾燥装置の全体構成を示す側面図である。図4に示した乾燥装置60は、7分割された乾燥ゾーン61,62,63,64,65,66,67から構成され、またシール部材75である上蓋75a及びサイドシール75b、並びに整風板76も取り付けられている。排気パイプ68,69,70,71,72,73,74もそれぞれのゾーンに対応した排気口(図示しない)に取り付けられている。各排気パイプ68〜74の取り付け位置が前述した形態と異なり、各乾燥ゾーンの下方に取り付けられている。本発明において、乾燥ゾーンに取り付けられる排気パイプの取り付け位置は、図示した形態に限定されるものではない。また、乾燥装置10を構成している乾燥ゾーンも図示したように7分割されている必要はなく、複数個の乾燥ゾーンを備えていれば良く、それら乾燥ゾーンにより塗布膜中の溶媒が蒸発したガスを均一に排気することができ、塗布膜を均一に乾燥することが可能となる。なお、特に好ましくは、2〜10の乾燥ゾーンから構成しているときである。
【0017】
次に、上記の如く構成された塗布装置10の作用を説明する。搬送ローラ30,31,32に支持され搬送されたウェブ33に塗布装置34のワイヤーバー35で塗布液を塗布した後、塗布装置34の直後より設けられた本発明に係る乾燥装置10によって初期の乾燥操作が行なわれる。塗布直後の塗膜面は溶媒過剰の状態にあり、特に有機溶媒を用いた塗布液を塗布した直後の初期乾燥では溶媒の蒸発の分布(ゆらぎ)によって膜面温度の分布から表面張力の分布が発生し、その結果、塗膜面内で流動が起き乾燥の遅い部分の塗膜が薄くなりムラとなる。そこで塗布してから塗膜面の流動が停止するまでの乾燥初期の間、外部からのランダムな風の流入を阻止すると共に、塗膜面近傍の溶媒濃度を常に一定に保ち、蒸発してくる溶媒ガスを均一に排除することが必要である。
【0018】
そこで、ウェブ33に塗布装置34のワイヤーバー35で塗布液を塗布した後、塗布装置34の直後に図3に示すように塗布されたウェブ33を囲うことで、外気からの空気の乱入を抑え、開口率が30%の300メッシュの金網を貼り付けた乾燥装置10が設けられ、7分割されたそれぞれの乾燥ゾーン11,12,13,14,15,16,17で幅方向で均一に排気できるようにすることで、塗膜面近傍の溶媒濃度を常に一定に保つようにした。さらに塗膜面36aと整風板26との隙間が広いと空気の渦が発生し、塗膜面36aにムラが生じる原因となる。そこで、風の流れをコントロールするために、塗膜面36aと整風板26との隙間Cを3mm〜30mmとすることが好ましく、より好ましくは、5mm〜15mmである。また、7分割された乾燥ゾーンにそれぞれ取り付けられた排気口からの排気速度を排気装置40で個々に制御することで、排気精度が向上し塗膜面を流れる溶媒を含んだ風の流れを一様にでき、塗膜面のムラの発生を抑制できる。
【0019】
第1乾燥ゾーン11では、蒸発した有機溶媒のガスを排気しないことが最も好ましい。そこで、第1乾燥ゾーン11は、排気装置40と接続せずに排気口18に排気パイプ、通風口41に吸気パイプが取り付けられているだけでも良い。また、排気口11と通風口41とにそれぞれパイプを取り付けずにそれぞの口が開いたままであっても良い。しかしながら、本発明に用いられる第1乾燥ゾーン11は、乾燥装置10外の気体(主に空気)が混入しないように、排気口18と通風口41とを設けずに箱型のダクトであることが最も好ましい。また、排気する際にもその他の乾燥ゾーンの排気速度と同じ速度以下で排気することが、塗膜面のムラの発生を抑制するために必要である。なお、本発明において第1乾燥ゾーン11の形態は、前述した箱型のダクトに限定されるものではない。
【0020】
[ウェブ]
本発明で使用されるウェブとしては、一般に幅0.3m〜5m、長さ45m〜10000m、厚さ5μm〜200μmのポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6ナフタレート、セルロースダイアセテート、セルローストリアセテート(トリアセチルセルロース)、セルロースアセテートプロピオネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド等のプラスチックフイルムなどが挙げられる。また、紙および紙にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布又はラミネートしたものも挙げられる。さらに、アルミニウム、銅、錫等の金属箔等も挙げられる。そして、これらウェブの表面に予備的な加工層を形成させたものを用いても良い。さらにウェブには、光学補償シート塗布液、磁性塗布液、写真感光性塗布液、表面保護、帯電防止あるいは滑性用塗布液等がその表面に塗布され、乾燥された後、所望する長さ及び幅に裁断されるものも含まれ、これらの代表例としては、光学補償シート、各種写真フイルム、印画紙、磁気テープ等が挙げられる。
【0021】
[塗布液]
本発明に用いることができる塗布液(溶液)は、ウェブ上に塗布膜を形成するものであれば、公知のいずれの塗布液を用いることができる。しかしながら、本発明においては、防眩層を形成する塗布液を用いることが好ましい。なお、本発明の塗布膜のウエット膜厚は、1μm〜50μmが好ましく、より好ましくは1μm〜20μmであり、最も好ましくは1μm〜10μmである。さらに、本発明はウェット膜厚が1μm未満の薄膜形成にも適用することが可能である。
【0022】
[塗布方法]
上記塗布液の塗布方法としては、バーコーティング、カーテンコーティング、エクストルージョンコーティング、ロールコーティング、ディップコーティング、スピンコーティング、グラビアコーティング、マイクログラビアコーティング、スプレーコーティング及びスライドコーティングを挙げることができる。特にバーコーティング、エクストルージョンコーティング、グラビアコーティング、マイクログラビアコーティングが好ましい。
【0023】
本発明において同時に塗布される塗布液の塗布層の数は単層に限定されるものではなく、必要に応じて同時多層塗布方法にも適用できる。
【0024】
図5は、本発明の乾燥装置10を用いて構成された防眩性反射防止シートの製造ラインを示す。送り出し機80からウェブ33が送り出され、搬送ローラ81によって支持されながら、除塵機82により、ウェブ33の表面に付着した塵が取り除かれる。そして、塗布装置34により防眩層を形成する塗布液が塗布された後に、乾燥装置10により初期乾燥がなされる。その後、さらに搬送ローラ81で支持されながら、ウェブ33は乾燥機83、加熱機84を通り防眩層が形成される。さらに、紫外線ランプ85をウェブ33の表面に形成された防眩層に照射して、所望のポリマーを形成する。ポリマーが形成されたウェブ33は、巻き取り機86により巻き取られる。さらに、防眩層が形成されたウェブに低屈折率層を形成することも可能である。防眩層が形成されたウェブをもう一度送り出し機80に取り付け、塗布装置と乾燥装置とにより低屈折率層用塗布液を塗布して乾燥させて低屈折率層を防眩層の上に形成し、防眩性反射防止シートを得ることができる。なお、低屈折率層は、1層でも良いし、複数層を形成させても良い。また、本発明に係る乾燥装置及び乾燥方法は、図5に示した製造ライン以外、例えば配向膜製造ラインなどにも適用可能である。
【0025】
【実施例】
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれらに限定される訳ではない。実施例として、金網の開口率を変更した実験1(実施例1ないし4と比較例1)、金網と塗膜面と金網のクリアランスを変更した実験2(実施例5ないし8と比較例2)、第1乾燥ゾーンの排気速度を変更した実験3(実施例9及び10と比較例3)及び防眩性反射防止シートを作製した実験4(実施例11)をそれぞれ行った。なお、実験条件は、実施例1で詳細に説明し、その他の実施例及び比較例では、同じ条件については省略した。
【0026】
[実験1]
(実施例1)
ウェブ33には、厚さ80μmのトリアセチルセルロース(フジタック、富士写真フイルム(株)製)を使用し、その表面に、紫外線硬化性ハードコート組成物(デソライトZ−7526、72重量%、JSR(株)製)250gを、62gのメチルエチルケトンおよび88gのシクロヘキサンに溶解した液を作製した。その液をウェブの1m2 当り8.6ml塗布した後に、120℃で5分間乾燥させ、160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、紫外線を照射して塗布層を硬化させて、厚さ25μmのハードコート層を形成した。
【0027】
そして、前述したハードコート層上に、塗布液としてはジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの混合物(DPHA、日本化薬(株)製)91g、酸化ジルコニューム分散物含有ハードコート塗布液(デソライトZ−7401、JSR(株)製)218gを、52gのメチルエチルケトン/シクロヘキサノン=54/46重量%の混合溶媒に溶解した。得られた溶液に光重合開始剤(イルガキュア907、(チバガイギー社)製)10gを加えて塗布液を作製した。図1に示した装置を用いてウェブを走行速度10m/分で走行させながら、この塗布液を塗布装置34からハードコート層上に、塗布液量がウェブについて1m2 当り4.2mlになるようにワイヤーバー35で塗布した。
【0028】
そして、塗布直後に、図1に示した本発明の乾燥装置10を使用して初期乾燥を行なった。乾燥装置10は、整風板26の開口率25%、塗膜面と整風板距離は10mm、各乾燥ゾーンの排気風速は0.1m/秒に設定した。本発明の乾燥装置10で初期乾燥されたウェブ33は、図5に示す製造ラインにより100℃に調整された乾燥機83及び加熱機84を通過させて、塗布液をさらに乾燥した後、紫外線ランプ85により紫外線を照射し、巻き取り機86で巻き取った。
【0029】
巻き取ったウェブの表面のムラの発生状況を目視で観察した。以下に示す表1ないし表3のムラの発生状況は、◎はムラがまったく発生しなかった、○は非常に弱いムラが発生しているが製品としてはまったく問題にならない、△はムラの発生は見られるものの製品の種類によっては問題にならない、×はムラが多数見られ製品として使用不可能、の4段階評価で行った。また、実験1では、乾燥ムラの評価も行った。評価は、○は乾燥ムラがない、△は乾燥ムラが多少生じているが製品としては問題にならない、×は乾燥ムラが激しく生じ製品として使用不可能、の3段階評価で行った。評価結果については、表1に示す。
【0030】
(実施例2ないし実施例4)
整風板の開口率を30%、35%、50%に変更して、実施例2ないし実施例4の各実験を行った。実験条件は、整風板の開口率を変更した以外は、実施例1と同じ条件で行い、評価も同じ条件で行った。結果は、表1にまとめて示す。
【0031】
(比較例1)
比較例1では、開口率75%の整風板を用いた他は実施例1と同じ条件で実験を行い、その結果を評価した。結果は、表1に示す。
【0032】
【表1】
Figure 0004121324
【0033】
表1より、開口率が50%以下の整風板を用いた場合には、ムラ及び乾燥ムラ共にまったく問題ないことが判明した。
【0034】
[実験2]
実験2では、整風板の開口率を30%、各乾燥ゾーンの排気風速を0.1m/秒とし、塗膜面と整風板の隙間Cを変更した実験を行った。隙間Cを3mm、10mm、20mm、30mmとし、実施例5ないし実施例8の実験を行い、評価した。評価結果をまとめて表2に示す。なお、隙間Cを3mm以内にすると塗膜面が整風板の表面と接触してしまい、実験の続行が不可能であった。また、隙間Cを50mmとした実験を比較例2として行い、評価しその結果は表2に示す。
【0035】
【表2】
Figure 0004121324
【0036】
表2より、塗膜面と整風板の隙間Cが3mm〜30mmの範囲でムラの問題は起きないことがわかった。
【0037】
[実験3]
実験3では、第1乾燥ゾーン11以外の乾燥ゾーンの排気風速を0.1m/秒に固定し、第1乾燥ゾーンの排気風速を検討した実験を行った。なお、塗膜面と整風板の隙間Cは10mm、整風板の開口率は30%に固定した。実験は、第1乾燥ゾーンの排気風速を0m/秒、0.1m/秒、0.2m/秒として、実施例10及び実施例11そして比較例3として行い、評価した。結果は、表3にまとめて示す。
【0038】
【表3】
Figure 0004121324
【0039】
表3より、第1乾燥ゾーンで排気はしないほうが、ムラが発生しないことがわかった。また、第1乾燥ゾーンの排気風速を他の乾燥ゾーンより速めると、ムラが発生してしまうこともわかった。
【0040】
[実験4]
実施例11では、防眩性反射防止シートを図5に示した製造ラインを用いて作製した。ウェブ33には、共流延により3層からなる厚さ80μmのトリアセチルセルロースフイルムを使用した。なお、このフイルムには明確な界面は観察されなかった。
【0041】
(防眩層用塗布液の調製)
防眩層用塗布液は、ジペンタエリスリトールペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとの混合物(DPHA、日本化薬(株)製)75g、粒径約30nmの酸化ジルコニウム超微粒子分散物含有ハードコート塗布液(デソライトZ−7401、JSR(株)製)240gを、52gのメチルエチルケトン/シクロヘキサノン=54/46重量%の混合溶媒に溶解した。得られた溶液に、光重合開始剤(イルガキュア907、チバファインケミカルズ(株)製)10gを加え、攪拌溶解した後に、20重量%の含フッ素オリゴマーのメチルエチルケトン溶液からなるフッ素界面活性剤(メガファックF−176PF、大日本インキ(株)製)0.93gを添加した。(なお、この溶液を塗布、紫外線硬化させて得られた塗布膜の屈折率は1.65であった。)さらに、この溶液に個数平均粒径2.0μm、屈折率1.61の架橋ポリスチレン粒子(SX−200HS、綜研化学(株)製)20gを、80gのメチルエチルケトン/シクロヘキサノン=54/46重量%の混合溶媒に高速ディスパにて5000rpmで1時間攪拌分散し、孔径10μm、3μm、1μmのポリプロピレン製フィルタ(それぞれPPE−10、PPE−03、PPE−01、いずれも富士写真フイルム(株)製)にて濾過して得られた分散液29gを添加、攪拌した後、孔径30μmのポリプロピレン製フィルタで濾過して防眩層用塗布液を調製した。
【0042】
(低屈折率層用塗布液の調製)
屈折率が1.42であり、熱架橋性含フッ素ポリマーの6重量%のメチルエチルケトン溶液(JN−7228、JSR(株)製)93gに、MEK−ST(平均粒径10nm〜20nm、固形分濃度30重量%のSiO2 ゾルのメチルエチルケトン分散物、日産化学(株)製)8g、メチルエチルケトン94g及びシクロヘキサノン6gを添加、攪拌の後、孔径1μmのポリプロピレン製フィルタ(PPE−01)で濾過して、低屈折率層用塗布液を調製した。
【0043】
前述したウェブ33上に前述した防眩層用塗布液をバーコータを用いて塗布し、120℃で乾燥した後に、160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度400mW/cm2 、照射量300mJ/cm2 の紫外線を照射して硬化させ、厚さ1.5μmの防眩層を形成した。その上に、前述した低屈折率層用塗布液をバーコータを用いて塗布し、80℃で乾燥の後、さらに120℃で8分間熱架橋し、厚さ0.096μmの低屈折率層を形成し、防眩性反射防止シートを得た。この防眩性反射防止シートをルーバーなしのむき出し蛍光灯(8000cd/m2 )を映し、その反射像のボケの程度を観察したところ、蛍光灯の輪郭が全く分からず、光学特性に優れたものが得られたことが分かった。
【0044】
【発明の効果】
本発明の塗布膜の乾燥方法及び乾燥装置によれば、連続的に搬送される支持体に有機溶媒を含む塗布液を塗布し、前記塗布液を乾燥し、前記支持体上に塗布層を形成する乾燥方法において、前記支持体の搬送方向に沿って配置された複数の乾燥ゾーンは、複数の穴を持った整風部材によって、前記支持体を通すための通路室と排気パイプを備えた排気室とに分離されており、前記支持体を前記通路室に順次通過させ、前記通路室内を前記支持体が搬送される間に、前記支持体に塗布された前記溶液から蒸発した前記有機溶媒のガスを前記整風部材の前記穴を通って前記排気室に逃がし、前記排気室に入った前記有機溶媒のガスを前記排気パイプを通して外部に排気するから、塗布膜の面上にムラが発生することが抑制される。
【0045】
さらに、前記乾燥ゾーンと前記塗布装置との間に、前記支持体を囲む箱型のダクトを備えることで、ムラの発生をさらに抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乾燥装置の側面概略図である。
【図2】本発明に係る乾燥装置の上面図である。
【図3】本発明に係る乾燥装置の要部断面図である。
【図4】本発明に係る他の実施形態の乾燥装置の側面概略図である。
【図5】本発明の乾燥装置を用いて、ウェブ上に塗布膜を形成する製造ラインを示した図である。
【図6】ウェブの塗膜面上に生成したムラを説明するための図である。
【符号の説明】
10 乾燥装置
11 第1乾燥ゾーン
12,13,14,15,16,17 乾燥ゾーン
12a 乾燥ゾーン本体
12b 通路室
12c 排気室
12d 乾燥風
19a 排気パイプ
25 上蓋
26 整風板
33 ウェブ
34 塗布装置
36 塗布膜
36a 塗膜面
36b ガス
40 排気装置
42a 吸気パイプ

Claims (14)

  1. 連続的に搬送される支持体に有機溶媒を含む塗布液を塗布し、前記塗布液を乾燥し、前記支持体上に塗布層を形成する乾燥方法において、
    前記支持体の搬送方向に沿って配置された複数の乾燥ゾーンは、複数の穴を持った整風部材によって、前記支持体を通すための通路室と排気パイプを備えた排気室とに分離されており、
    前記支持体を前記通路室に順次通過させ、
    前記通路室内を前記支持体が搬送される間に、前記支持体に塗布された前記溶液から蒸発した前記有機溶媒のガスを前記整風部材の前記穴を通って前記排気室に逃がし、
    前記排気室に入った前記有機溶媒のガスを前記排気パイプを通して外部に排気し、
    前記支持体に塗布液を塗布した後に前記乾燥ゾーンにより前記塗布液を乾燥する前に、前記有機溶媒のガスを排気しないゾーンを有することを特徴とする乾燥方法。
  2. 前記排気室に空気を供給して、
    前記排気室内で前記支持体の幅方向に流れる空気流を形成することを特徴とする請求項1記載の乾燥方法。
  3. 前記支持体の幅方向で、前記有機溶媒のガスを均一に排気することを特徴とする請求項1または2記載の乾燥方法。
  4. 前記通路室は、前記整風部材との間で前記支持体を囲むように配置されるシール部材を有し、
    前記整風部材の前記支持体の反対面側で、前記支持体の幅方向に乾燥風を通過させることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の乾燥方法。
  5. 前記整風部材の穴の開口率が50%以下の金網またはパンチングメタルから構成されていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載の乾燥方法。
  6. 前記整風部材と前記塗布液から形成された塗布膜面との隙間が、3mm〜30mmであることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記載の乾燥方法。
  7. 前記塗布液が防眩層用塗布液であって、前記塗布液から防眩層を形成することを特徴とする請求項1ないし6いずれか1つ記載の乾燥方法。
  8. 前記塗布液が低屈折率層用塗布液であって、前記塗布液を前記防眩層上に塗布し、低屈折率層を形成することを特徴とする請求項記載の乾燥方法。
  9. 連続的に搬送される支持体に塗布された有機溶媒を含む溶液を乾燥させ、前記支持体上に塗布層を形成する乾燥装置において、
    前記乾燥装置は前記溶液を塗布する塗布装置の下流に位置し、前記支持体の搬送方向に沿って配置された複数の乾燥ゾーンを含み、且つ前記支持体に塗布液を塗布した後に前記乾燥ゾーンにより前記塗布液を乾燥する前に、前記有機溶媒のガスを排気しないゾーンを有し、
    前記乾燥ゾーンは、前記支持体を通すための通路室と、排気パイプを備えた排気室とを持った本体と、前記通路室と排気室とを仕切るための整風部材が備えられ、
    前記整風部材は前記通路室内で搬送される支持体上の溶液が塗布された面に対面し、前記整風部材には複数の穴が形成され、前記穴を通って前記支持体に塗布された前記溶液中の前記有機溶媒のガスが排気室へ流れ、前記排気パイプから前記有機溶媒のガスを排気室から排出することを特徴とする乾燥装置。
  10. 前記排気室に空気を供給する吸気パイプを備えたことを特徴とする請求項記載の乾燥装置。
  11. 前記排気室内で前記支持体の幅方向に前記空気が流れるように、前記吸気パイプと前記排気パイプとは、前記支持体の幅方向で、前記排気室の反対側に備えられていることを特徴とする請求項10記載の乾燥装置。
  12. 前記乾燥ゾーンと前記塗布装置との間に、前記支持体を囲む箱型のダクトを備え、前記ダクトにより前記有機溶媒のガスを排気しないゾーンとしたことを特徴とする請求項9ないし11いずれか1つ記載の乾燥装置。
  13. 前記整風部材の穴の開口率が50%以下の金網またはパンチングメタルから構成されていることを特徴とする請求項9ないし12いずれか1つ記載の乾燥装置。
  14. 前記整風部材と前記溶液から形成された塗布膜面との隙間を3mm〜30mmにして、前記整風部材が設けられていることを特徴とする請求項9ないし13いずれか1つ記載の乾燥装置。
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