JP4118297B2 - 2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置 - Google Patents

2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は、2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き(tilt)補償方法及びその装置に係り、特に、傾きにより変形された方位角を、2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いて補償することによって、常に一定の方位角を出力可能な傾き補償を行う、2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置に関する。
一般に、地磁気センサーは、地球磁気(または、地磁界)の強さを測定して方位角を検出するものであり、一般の磁針を用いる羅針盤に比べて出力をデジタル方式に改善した電子羅針盤への応用が可能である。
このように地球磁気を測定して方位角を出力するには、地球磁気を測定するための2軸の地磁気センサーだけがあれば可能である。しかしながら、これは、地磁気センサーが地球表面と水平な場合にのみ可能で、地磁気センサーが地球表面の水平方向から傾くと方位角測定において誤差が生じてしまう。この誤差は、地磁気センサーの傾いた角度に比例して大きくなる。
このように地磁気センサーの傾きにより方位角誤差が生じる理由は、地球磁気が地面と水平に存在せずに一定の角度をもって形成されているためである。測定結果によれば、地球磁気は、地球の緯度によって地面となす角が変わることがわかる。すなわち、地球磁気は、通常、地球の赤道付近では地面と水平であるが、地球の極点である北極や南極へ行くほど地面となす角が増加し、極点付近では地面に対して略垂直に近くなる。
このような地磁気センサーの傾き(tilt)による方位角誤差を補償するためには、3軸の地磁気センサーと2軸の加速度センサーが必要とされる。この場合、3軸地磁気センサーは、3次元空間に存在する地球磁気の大きさと方向を正確に測定する役割を担い、加速度センサーは、地磁気センサーの各軸がどれくらい傾いているかを測定し、傾きを補償する傾き角を測定する機能を担う。すなわち、加速度センサーは、地球重力を測定し、地球重力の各軸における変化を測定することによって、地磁気センサーの傾き度合を測定する。
上に述べたように、地磁気センサーの傾きを補償するには3軸の地磁気センサーが必要であるが、3軸の地磁気センサーは、センサーの物理的特性のために製造し難く、製造後にもセンサーの各軸に対する補償が複雑なので商用化し難いという制限がある。そこで、近来は、2軸地磁気センサーを用いる傾き補償方法の研究が台頭してきた。
図1は、一般の水平地磁界及び傾いている地磁界を示す図である。
同図において、Xh、Yh、Zhは、地磁気センサーが地面の水平面と水平状態にある場合にX軸、Y軸、Z軸で測定された水平地磁界の値であり、Xt、Yt、Ztは、地磁気センサーが地面の水平面と所定の角度で傾いている状態で測定された地磁界の値である。また、θ及びφは、加速度センサーの出力から求められる傾き角度で、θは、水平地磁界におけるX軸の傾き角を意味し、φは、水平地磁界におけるY軸の傾き角を意味する。
以下、従来の2軸地磁気センサーを用いて傾き(tilt)を補償する方法について説明する。
2軸地磁気センサーを用いて方位角Ψを測定するために、まず、2軸地磁気センサーを地面と水平に置き、X軸及びY軸における地磁界の値Xh、Yhを測定する。このときに、地球磁気をHとすれば、水平地磁界における地球磁気Hは、下記の式1で示される。
Figure 0004118297
これらX軸及びY軸で測定された2信号Xh、Yhをtan-1する(Xh、Yhのアークタンジェントを求める)と、所望の方位角Ψが得られる。したがって、方位角Ψは、上記の式1から下記のようにして得ることができる。
Figure 0004118297
このとき、2軸地磁気センサーが傾くと、傾き補償のための複雑な数式が必要となる。この補償のための数式は、下記の式3のとおりである。
Figure 0004118297
式中、Xt、Yt、Ztは、2軸地磁気センサーが地面から傾いた状態で測定された地磁界の値を表し、
Figure 0004118297
は、傾いた2軸地磁気センサーの出力を地面と水平な状態の出力に変換するベクトル値を表し、Xh、Yh、Zhは、2軸地磁気センサーが地面の水平面と水平な状態にある場合に3軸で測定された地磁界の値を表す。
ここで、ベクトル値
Figure 0004118297
は、下記の式4で示される。
Figure 0004118297
この式4を上記式3に代入しXh、Yh、Zhについて整理すると、下記のとおりになる。
Figure 0004118297
ここで、θ及びφは、加速度センサーの出力から求められる傾き角度で、θは、水平地磁界におけるX軸の傾き角を意味し、φは、水平地磁界におけるY軸の傾き角を意味する。
2軸地磁気センサーが地面の水平面から傾いた状態における方位角Ψは、上記式5及び式6を上記式1に代入して求められ、下記の式8で示される。
Figure 0004118297
一方、3軸地磁気センサーを用いる傾き補償では、Xt、Yt、Ztを全て測定するので上述した数式以外の特別な数式が要らないが、2軸地磁気センサーを用いる場合には、Z軸の地磁界の値Ztが測定できず、Ztを別に計算しなければならない。
したがって、上記の式7をZtについて整理すると、下記のとおりになる。
Figure 0004118297
ここで、Ztを計算するためにはZh値(=sinλ)が必要で、Zhを計算するためには、地球磁気が地面の水平面となす角(=伏角λ)を求めなければならない。伏角(λ)は、地球磁気の垂直成分がその地面の水平面となす角を意味するものであり、通常、緯度が高まるほど大きくなり、かつ、北半球と南半球において反対となる。
図2は、一般の水平地磁界と地磁界の伏角を示す図である。
同図において、Xh、Yh、Zhは、2軸地磁気センサーが地面と水平状態にある場合にX軸、Y軸、Z軸で測定された水平地磁界の値を意味し、Xd、Yd、Zdは、地磁界の値を意味し、Nmは、磁北を表す。ここで、地磁界Xd、Yd、Zdと水平地磁界Xh、Yh、Zhとがなす角が伏角λとなる。
2軸地磁気センサーが地面から傾いた状態でX軸、Y軸、Z軸で測定された信号大きさの値Xd、Yd、Zdは、次のとおりである。
Figure 0004118297
仮に、2軸地磁気センサーで測定されたX軸、Y軸、Z軸の地磁界の値Xd、Yd、Zdを、下記の式11のように(1,0,0)とし、地球磁気の大きさを1とすれば、下記の式12においてZhを求めることができる。
Figure 0004118297
ここで、Zhは、2軸地磁気センサーが地面の水平面と水平状態にある場合にZ軸で測定された水平座標系の値である。
要するに、2軸地磁気センサーの傾きを補償するに当たり、伏角λが分ると、Zh値を測定せずとも上記式12からZh値を求めることができ、さらに、Zh値を上記式9に代入するとZt値が求められる。したがって、2軸地磁気センサーを用いて3軸のXt、Yt、Zt値を全て求めることができるため、各方位角における伏角誤差率を補償することが可能になる。
次に、従来の2軸地磁気センサーを用いて伏角を測定する方法について説明する。
図3は、従来の2軸地磁気センサーを用いて伏角を測定方法を示すフローチャートである。
まず、2軸地磁気センサーを地面の水平面と水平状態に維持した後に(段階S11)、この2軸地磁気センサーから出力される任意の方位角を基準方位角Ψaと設定する(段階S12)。
その後、この基準方位角Ψaから所定の角度をもって2軸地磁気センサーを傾け、その傾いた状態を維持する(段階S13)。
続いて、2軸地磁気センサーが傾いた後に変化された方位角(Ψb)を、次の方法で測定する(段階S30)。
まず、上記式10において、伏角λを−90゜から90゜まで1゜ずつ変化させながらそれぞれの伏角λに対する方位角Ψbをそれぞれ計算して貯蔵(記憶)する(段階S14乃至段階S18)。
ここで、伏角λを用いて方位角Ψbを計算する方法は、次の通りである。まず、−90゜から90゜まで1゜ずつ変化させた伏角λを式12に代入し、2軸地磁気センサーが地面の水平面と水平状態にある場合にZ軸で測定された地磁界の値Zhを計算する。続いて、得られたZh値を上記式9に代入してZt(2軸地磁気センサーが地面の水平面から傾いた状態で測定されたZ軸の地磁界の値)を計算した後に、このZt値を上記式8に代入し、変化された方位角Ψを計算する。
一方、−90゜から90゜まで1゜ずつ変化する伏角λに対する方位角Ψbの範囲は、1゜から180゜までの範囲を有する。また、伏角λの範囲は、上記のように±90゜の範囲にしても良く、あらかじめ設定された伏角λの範囲において所定の単位(例えば、1゜)ずつ変化させながら計算しても良い。
次いで、基準方位角Ψaと計算された方位角Ψbとを比較し、基準方位角Ψaと最も小さい偏差を有する方位角を探し出す(段階S19)。
この探し出した方位角に適用された伏角λを、該当の方位角における伏角λとして貯蔵する(段階S20乃至S21)。
このように、従来の2軸地磁気センサーを用いる傾き補償方法では、地球磁気と地面がなす伏角λを測定して2軸地磁気センサーの傾きを補償しているが、上述したように、伏角λを測定する過程が複雑でかつ難しいため、結果として傾き補償が困難となる問題点があった。
なお、従来の補償方法では、2軸地磁気センサーを地面と水平状態にして基準方位角Ψaを設定しなければならないが、この基準方位角Ψaを一部の方位角(例えば、0゜、90゜、180゜、270゜)付近の値に設定すると方位角誤差が大きくなるため、基準方位角Ψaを特定の範囲に制限しなければならないという問題点があった。
また、従来は2軸地磁気センサーを用いて傾きを補正する場合には、上下方向(PITCH)にのみ2軸地磁気センサーが変化するようにすべきであるが、事実上、上下方向(PITCH)の他に左右方向(YAW)にも回転が発生するため、方位角誤差による傾き補償が正確にできないという問題点があった。
しかも、従来は2軸地磁気センサーを地面の水平面と水平方向に維持して基準方位角Ψaを設定する段階から、2軸地磁気センサーを基準方位角Ψaから所定の角度に傾けた後に、変化された方位角(Ψb)に対する伏角(λ)を入力するまで、一定時間の間にそのまま止めておく一連の過程を、使用者が直接行わねばならず、面倒でかつ不便であった。
本発明は上記の問題点を解決するためのものであり、その目的は、2軸地磁気センサーの2軸と加速度センサーを用いてZ軸の地磁界の値を求めることによって、傾きにより変形された方位角を簡単に補償することができる、2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、2軸地磁気センサーと加速度センサーのモジュールがモバイル機器に使用された場合、使用者がモバイル機器を垂直に立てたり、あるいは、上下に回転させたりする動作により、2軸地磁気センサーで地磁界の垂直成分を測定し、傾きにより変形された方位角を自動で補償することができる、2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一側面による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法は、所定の角度で傾いたX軸とY軸の実際地磁界の値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、前記傾いた状態で、X軸、Y軸及びZ軸の重力加速度値を3軸加速度センサーで測定する段階と、前記Z軸と前記X軸またはY軸が、実質的にいずれも零(ゼロ)の重力加速度値を有するときに、前記2軸地磁気センサーのY軸またはX軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのY軸またはX軸で測定された地磁界値を、Z軸の地磁界値として貯蔵する段階と、前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記Z軸と前記X軸またはY軸の重力加速度値は、−1m/s2乃至1m/s2の範囲内にあることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の他の側面による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法は、所定の角度で傾いたX軸とY軸の地磁界値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、前記傾いた状態で、X軸、Y軸及びZ軸の重力加速度値を3軸加速度センサーで測定する段階と、前記Z軸及び前記X軸の重力加速度値がいずれも実質的に零(ゼロ)であるときに、前記2軸地磁気センサーのY軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのY軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、前記Z軸と前記Y軸の重力加速度値が実質的にいずれも零(ゼロ)であるときに、前記2軸地磁気センサーのX軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのX軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記Z軸及びX軸の重力加速度値とZ軸及びY軸の重力加速度値は、−1m/s2乃至1m/s2の範囲内にあることを特徴とする。
ここで、前記X軸の重力加速度値が正(positive)の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、前記X軸の重力加速度値が負(negative)の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、を備えることを特徴とする。
また、前記Y軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、前記Y軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のさらに他の側面による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法は、所定の角度で傾いたX軸とY軸の地磁界値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、前記傾いた状態で、X軸とY軸の重力加速度値を2軸加速度センサーで測定する段階と、前記X軸またはY軸の重力加速度値が実質的に1Gであるときに、前記2軸地磁気センサーのX軸またはY軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのX軸またはY軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記X軸またはY軸の重力加速度値は、8.8m/s2乃至10.8m/s2の範囲内にあることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のさらに他の側面による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法は、所定の角度で傾いたX軸及びY軸の地磁界値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、前記傾いた状態で、X軸とY軸の重力加速度値を2軸加速度センサーで測定する段階と、前記X軸の重力加速度値が実質的に1Gであるときに、前記2軸地磁気センサーのX軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのX軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、前記Y軸の重力加速度値が実質的に1Gであるときに、前記2軸地磁気センサーのY軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのY軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記X軸の重力加速度値と前記Y軸の重力加速度値は、8.8m/s2乃至10.8m/s2の範囲内にあることを特徴とする。
ここで、前記X軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、前記X軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、を備えることを特徴とする。
また、前記Y軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、前記Y軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償装置は、地磁気センサーが傾き状態における2軸の地磁界値を測定する2軸地磁気センサーと、前記傾き状態における重力加速度値を測定する加速度センサーと、前記2軸地磁気センサーから入力された2軸の地磁界値と、前記加速度センサーから入力された重力加速度値との比較により、前記2軸地磁気センサーの一軸が地面の水平面と垂直をなす時に測定された地磁界の垂直成分を、Z軸の地磁界値として貯蔵し、これを用いて方位角を算出するマイコンと、を備えることを特徴とする。
ここで、前記加速度センサーは、少なくとも2軸の加速度センサーであり、少なくとも2軸の地磁界センサーと2軸が実質的に平行に配列されていることを特徴とする。
また、前記マイコンは、上述のいずれか1つの方法により動作することを特徴とする。
本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置によれば、2軸地磁気センサーの一軸を垂直に立てた状態で測定された地磁界の値が、Z軸成分の地磁界の値と一致するという原理に基づき、2軸地磁気センサーの2軸を用いてZ軸の地磁界の値を求め、方位角を容易に計算することができるため、傾きにより変化した方位角を補償でき、結果として傾きが発生しても常に一定の方位角を出力することが可能になる。
なお、2軸地磁気センサーと加速度センサーのモジュールがモバイル機器に適用された場合、使用者がモバイル機器を垂直に立てたり上下に回転させたりする簡単な動作により2軸地磁気センサーで3軸の地磁界値を自動で測定できるため、傾きにより変化した方位角を補償し、常に一定の方位角を出力するという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図4−a乃至図4−cは、本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法の原理を説明するための図である。
図4−aは、水平地磁界のX軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向を示すものであり、周知の如く、X軸、Y軸、Z軸は相互に直角をなしている。図4−bは、2軸地磁気センサーのX軸とY軸が水平地磁界のX軸とY軸に並んで整列した状態を示している。そして、図4−cは、図4−b状態の2軸地磁気センサーのX軸を水平地磁界のZ軸と水平になるように垂直に立てて整列した状態を示している。
図4−cに示すように、2軸地磁気センサーのX軸を水平地磁界のZ軸と水平になるように垂直に立てた状態で、そのX軸の地磁界値Xtを測定すると、Z軸成分の地磁界の値Ztと一致する。
このような原理に基づき、本発明は、既存の2軸地磁気センサーを用いてZi値を求めることによって、傾きにより変化された方位角を補償する。
これについて、添付の図面に基づいて以下に詳しく説明する。
まず、図5−aは、本発明による2軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を簡略に示すブロック図である。
同図において、傾き補償装置は、2軸地磁気センサーが地面の水平面から所定の角度で傾いた状態における2軸(X軸及びY軸)の地磁界値Xt、Ytを測定する2軸地磁気センサー100と、このような傾き状態で3軸(X軸、Y軸、Z軸)の重力加速度値Ax、Ay、Azをそれぞれ測定する3軸加速度センサー200と、2軸地磁気センサー100の出力Xt、Ytと3軸加速度センサー200の出力Ax、Ay、Azとを比較しながら、2軸地磁気センサー100の1軸(X軸またはY軸)が地面の水平面と垂直に立てられる場合に地磁界の垂直成分を測定しこれをZ軸の地磁界値(Zi)として貯蔵し、測定された3軸の地磁界値Xt、Yt、Ziを用いて方位角Ψを算出するマイコン(Microcomputer)300と、を備える。
2軸地磁気センサー100は、地磁気センサーが所定の角度で傾くと、傾き状態でのX軸とY軸で測定された地磁界の値Xt、Ytを前記マイコン300に伝送する。同様に、3軸加速度センサー200からも3軸(X軸、Y軸、Z軸)で測定した重力加速度値Ax、Ay、Azをマイコン300に伝送する。
一般に、地球重力加速度Gは、地球中心に向けており、その大きさは、実質的に1G(9.8m/s2±1m/s2)に該当する。したがって、3軸加速度センサー200のX軸で測定された重力加速度AxまたはY軸で測定された重力加速度Ayが実質的に1Gの場合には、2軸地磁気センサー100のX軸またはY軸が地面の水平面と正(positive)の方向に垂直状態(Z軸)にあると判断することができる。逆に、3軸加速度センサー200のX軸で測定された重力加速度AxまたはY軸で測定された重力加速度Ayが実質的に−1Gの場合には、2軸地磁気センサー100のX軸またはY軸が、地面の水平面に対して上記とは逆方向に垂直状態(−Z軸)となる。
したがって、本発明は、上記の原理を基づき、既存の2軸地磁気センサー100と3軸加速度センサー200を用いて地球磁気の垂直成分を測定して方位角Ψを算出することによって、地磁気センサーの傾きに対する方位角を補償することができる。
図5−bは、本発明による2軸地磁気センサーと2軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を簡略に示すブロック図である。
この傾き補償装置は、図5−bに示すように、2軸地磁気センサーが地面の水平面と所定の角度で傾いた状態の2軸(X軸及びY軸)の地磁界値Xt、Ytを測定する2軸地磁気センサー100と、傾き状態で2軸(X軸、Y軸)の重力加速度値Ax、Ayをそれぞれ測定する2軸加速度センサー210と、2軸地磁気センサー100の出力Xt、Ytと2軸加速度センサー210の出力Ax、Ayとを比較しながら2軸地磁気センサー100の一軸(X軸またはY軸)が地面の水平面と垂直に立てられる場合に地磁界の垂直成分を測定し、これをZ軸の地磁界値Ziとして貯蔵し、測定された2軸の地磁界値Xt、Ytを用いて方位角Ψを算出するマイコン310と、を備える。
ここで、2軸地磁気センサー100は、地磁気センサーが所定の角度で傾くと、傾き状態におけるX軸とY軸で測定された地磁界の値Xt、Ytをマイコン310に伝送する。2軸加速度センサー210もまた、2軸(X軸、Y軸)で測定した重力加速度値Ax、Ayをマイコン310に伝送する。
上にも述べたように、地球重力加速度Gは、地球中心に向けており、その大きさは実質的に1G(9.8m/s2±1m/s2)に該当するので、2軸加速度センサー210のX軸で測定された重力加速度AxまたはY軸で測定された重力加速度Ayが実質的に1Gの場合には、2軸地磁気センサー100のX軸またはY軸が地面の水平面と垂直状態(Z軸)にあると判断することができる。逆に、2軸加速度センサー210のX軸で測定された重力加速度AxまたはY軸で測定された重力加速度Ayが実質的に−1Gの場合には、2軸地磁気センサー100のX軸またはY軸が地面の水平面に対して上記とは逆の方向に垂直状態(−Z軸)となる。
したがって、本発明は、上記のような原理に基づき、既存の2軸地磁気センサー100と2軸加速度センサー210を用いて地球磁気の垂直成分を測定し方位角(Ψ)を算出することによって、地磁気センサーの傾きに対する方位角を補償することができる。
次に、2軸地磁気センサー100を用いて傾きを補償する方法に適用される数式について説明する。
まず、地球磁気をベクトルHとすれば、水平地磁界で地球磁気のベクトルHは、上記の式1、つまり、
Figure 0004118297
により求められる。
式1において、Xh、Yh、Zhは、2軸地磁気センサーが地面と水平状態にある場合にX軸、Y軸、Z軸で測定された水平地磁界の値である。
一方、2軸地磁気センサーを地面の水平面と水平状態に置いた状態でX軸とY軸で測定した信号をXi、Yiとし、2軸地磁気センサーのX軸を垂直に立てて測定した信号をZiとし、地球磁気をベクトルHiとすれば、地球磁気のベクトルHiは、下記の式13で示される。
Figure 0004118297
ここで、上記の式1と式13から、│H│=│Hi│という関係が成り立つ。したがって、地球磁気の垂直成分どうしは互いに一致する。
すなわち、Zh=Ziが成り立つ。
したがって、上記の式9、つまり、
Figure 0004118297
にZh=Ziを適用すると、下記の式14の通りになる。
Figure 0004118297
式中、Ztは、2軸地磁気センサーが地面の水平面から所定の角度で傾いた状態で測定された地磁界の値を表す。
したがって、上記の式14に、Zi(2軸地磁気センサーのX軸を垂直に立てて測定した地磁界の値)とXt及びYt(2軸地磁気センサーが地面の水平面から傾いた状態でX軸とY軸で測定した地磁界の値)を代入すると、Zt(2軸地磁気センサーが地面の水平面から傾いた状態でZ軸で測定された信号の大きさ)を求めることができる。
したがって、上記の式14から得られたZtを、上記の式5と式6に代入してXhとYhを求めることができ、これらXh及びYhを上記の式8、つまり、
Figure 0004118297
に代入すると、方位角(Ψ)が計算される。
以上では2軸地磁気センサーのX軸を垂直に立ててZ軸成分Ztを測定する方法について説明したが、これと同じ方法により、Y軸を垂直に立ててZ軸成分Ztを求めることも可能である。したがって、本発明は、2軸地磁気センサーを用いてZ軸成分を求めるにあたり、従来のように複雑な数式により計算せず、2軸地磁気センサーのX軸とY軸を用いてZ軸成分を直接求めることができる。
以下、2軸地磁気センサーの1軸(X軸またはY軸)を垂直に立ててZ軸成分Ziを測定する方法について、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図6は、本発明による2軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いてZ軸成分Ziを測定する方法を示すフローチャートである。
まず、2軸地磁気センサー100でXt、Yt(傾き状態におけるX軸とY軸で測定された地磁界の値)を測定し、3軸加速度センサー200で3軸(X軸、Y軸、Z軸)の加速度Ax、Ay、Az成分を測定する(段階S110)。ここで、測定される加速度Ax、Ay、Azは、3軸(X軸、Y軸、Z軸)における地球重力加速度Gであり、続く段階では、2軸(Z軸、X軸)の重力加速度値Az、Axが実質的に零(ゼロ:‘0’)か否かをまず判断し、続いて、Y軸の重力加速度Ay値が実質的に‘0’よりも大きいか、あるいは、実質的に1Gに該当するかを判断する。このときに、3軸(X軸、Y軸、Z軸)の重力加速度Ax、Ay、Az値が、0m/s2を基準として±1m/s2の範囲内に含まれる値であれば、‘0’と判断し、9.8m/s2を基準として±1m/s2の範囲内に含まれる値であれば、1Gと判断して続く段階を行う。
すなわち、Z軸の重力加速度値Azが‘0’か否かを判断し、‘0’であれば(すなわち、‘はい’)、次の段階S130に進み、‘0’でなければ(すなわち、‘いいえ’)、段階S110に戻る(段階S120)。
続いて、段階S120と同様に、段階S130でも、X軸の加速度Ax成分が‘0’か否かを判断し、‘0'であれば(すなわち、‘はい’)、段階S140に進み、‘0’でなければ(すなわち、‘いいえ’)、段階S170に進む。
このときに、段階S120及び段階S130で、Z軸の加速度Az成分とX軸の加速度Ax成分の両方とも‘0’を示すと、2軸地磁気センサーのY軸が垂直に立てられた状態を意味する。
このようにZ軸の加速度Az成分とX軸の加速度Ax成分がいずれも‘0’であれば、段階S104に進み、Y軸の加速度Ay成分が‘0’を超過する値(Ay>0)を有するか、あるいは、1G(Ay=1G)の値を有するかを判断し、Y軸の加速度Ay成分が‘0’を超過する値(Ay>0)を有するか、あるいは、1G(Ay=1G)の値を有するものと判断されると(すなわち、‘はい’)、段階S150に進み、そうでなければ(すなわち、‘いいえ’)、段階S160に進む。
このように、段階S140の判断結果、Y軸の加速度Ay成分が‘0’を超過する値(Ay>0)を有するか、あるいは、1G(Ay=1G)の値を有すると、これは、Y軸が正(positive)の方向に垂直状態にあることを意味するので、段階S150において、Y軸で測定された地磁界値Ytを、Z軸の地磁界の値Ziとして貯蔵する。
また、段階S140の判断結果、Y軸の加速度Ay成分が‘0’未満(Ay<0)の値を有するか、あるいは、−1G(Ay=−1G)の値を有すると、Y軸が負(negative)の方向に垂直状態にあることを意味するので、段階S160において、Y軸で測定された地磁界値Ytの負の値−YtをZ軸の地磁界の値Ziとして貯蔵する。
一方、段階S120及び段階S130の判断結果、Z軸の加速度Az成分が‘0’で、かつX軸の加速度Ax成分が‘0’でなければ、段階S170において、Y軸の加速度Ay成分が‘0’か判断し、‘0’であれば(すなわち、‘はい')、段階S180に進み、‘0’でなければ(‘いいえ')、段階S110に戻る。
ここで、段階S120、段階S130及び段階S170でZ軸の加速度Az成分、Y軸の加速度Ay成分がいずれも‘0’を表すと、2軸地磁気センサーのX軸が垂直に立てられた状態を意味する。したがって、X軸の加速度Ax成分を測定してみると、2軸地磁気センサーのX軸が正しく垂直に立てられた状態なのか、それとも、逆さまに立てられた状態なのかがわかる。
このようにZ軸の加速度Az成分とY軸の加速度Ay成分がいずれも‘0’であれば、段階S180において、X軸の加速度Ax成分が‘0’を超える値(Ax>0)を有するか、あるいは、1G(Ax=1G)の値を有するか判断し、X軸の加速度Ax成分が‘0’を超える値(Ax>0)を有するか、あるいは、1G(Ax=1G)の値を有すると(すなわち、‘はい’)、段階S190に進み、そうでなければ(‘いいえ’)、段階S200に進む。
段階S180の判断結果、X軸の加速度Ax成分が‘0’を超える値(Ax>0)を有するか、あるいは、1G(Ax=1G)の値を有すると、段階S190において、X軸が正(positive)の方向に垂直に立てられた状態であるため、X軸で測定された地磁界値XtをZ軸の地磁界の値Ziとして貯蔵する。
一方、段階S180の判断結果、X軸の加速度Ax成分が‘0'未満(Ax<0)の値を有するか、あるいは、−1G(Ax=-1G)の値を有すると、段階S200において、X軸が負(negative)の方向に垂直に立てられた状態であるため、X軸で測定された地磁界値Xtの負の値−XtをZ軸の地磁界の値Ziとして貯蔵する。
図6では、加速度Ax、Ay、Az成分を、‘0’または1Gと比較したが、A≧Ax≧Bのように範囲(例えば、1.5G≧Ax≧0.5G)を指定し判断条件としても良い。
図7は、本発明による2軸地磁気センサーと2軸加速度センサーを用いてZ軸成分Ziを測定する方法を示すフローチャートである。
まず、2軸地磁気センサーでXt、Yt(傾き状態におけるX軸とY軸で測定された地磁界の値)を測定し、かつ、2軸加速度センサーで2軸(X軸、Y軸)の加速度Ax、Ay成分を測定する(段階S310)。ここで、測定される加速度Ax、Ayは、X軸及びY軸における地球重力加速度Gであり、図6におけると同様に、2軸(X軸、Y軸)の重力加速度Ax、Ay値が9.8m/s2を基準として±1m/s2の範囲内に含まれる値であれば1Gと判断して続く段階を行う。
続いて、段階320において、X軸の加速度Ax成分が1Gであるか否かを判断し、1Gであれば(すなわち、‘はい')、段階S330に進み、1Gでないと(すなわち、‘いいえ')、段階S340に進む。
段階S320の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Axが1Gであれば、段階S330に進み、2軸地磁気センサーのX軸が地面の水平面と垂直状態(Z軸)にあるため、2軸地磁気センサーが地面の水平面と傾いた状態で測定された信号の大きさXtを、Z軸の水平地磁界の値Ziとして貯蔵する。
また、段階S320の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Axが1Gでなければ、段階S340において、X軸の加速度Ax成分が−1Gであるか否かを判断し、−1Gであれば(‘はい')、段階S350に進み、−1Gでなければ(‘いいえ')、段階S360に進む。
この段階S340の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Axが−1Gであれば、2軸地磁気センサーのX軸が負(negative)の方向に垂直に立てられた状態(−Z軸)にあるため、段階S350において、2軸地磁気センサーのX軸で測定された地磁界の値Xtの負の値−Xtを、Z軸の地磁界の値Ziとして貯蔵する。
一方、段階S320及び段階S340の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Axが1Gでも−1Gでもない場合には、段階S360において、Y軸の加速度Ay成分が1Gか判断し、1Gである(すなわち、‘はい')ならば、段階S370に進み、1Gでなければ(すなわち、‘いいえ')、段階S380に進む。
段階S360の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Ayが1Gであれば、2軸地磁気センサーのY軸が地面の水平面と垂直に立てられた状態(Z軸)にあるので、段階S370において、2軸地磁気センサーが地面の水平面から傾いた状態で測定された地磁界の値Ytを、Z軸の水平地磁界の値Ziとして貯蔵する。
一方、段階S360の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Ayが1Gでなければ、段階S380において、Y軸の加速度Ay成分が−1Gであるか否かを判断し、−1Gなら(すなわち、‘はい')段階S390に進み、−1Gでなければ(すなわち、‘いいえ')段階S310に戻る。
段階S380の判断結果、2軸加速度センサーで測定された加速度Ayが−1Gであれば、2軸地磁気センサーの−Y軸が、地面の水平面と負の方向に垂直に立てられた状態(−Z軸)にあるため、段階S390において、2軸地磁気センサーが地面の水平面と負の方向に傾いた状態で測定された信号大きさYtの負の値−Ytを、Z軸の水平地磁界の値Ziとして貯蔵する。
このように、地球重力加速度Gは、地球中心に向けており、その大きさは実質的に1G(9.8m/s2±1m/s2)に該当するので、2軸加速度センサーで測定された加速度Axまたは加速度Ayが実質的に1Gの場合には、2軸地磁気センサーのX軸またはY軸が地面の水平面と垂直状態(Z軸)にある。逆に、2軸加速度センサーで測定された加速度Axまたは加速度Ayが実質的に−1Gの場合には、2軸地磁気センサーのX軸またはY軸が地面の水平面と負の方向に垂直の状態(−Z軸)になる。こうした原理に基づき、2軸地磁気センサーを用いて地球磁気の垂直成分を測定することができる。
図8−a及び図8−bは、従来の傾き補償装置と本発明の傾き補償装置を比較説明するための図であり、図8−aは、従来の3軸地磁気センサー及び3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を示す概略図で、図8−bは、本発明による2軸地磁気センサー及び3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を示す概略図である。
この場合、2軸地磁気センサー及び2軸加速度センサーの軸を水平に配列してモジュールを構成すると、2軸地磁気センサーの軸と2軸加速度センサーの軸が一致するので、2軸加速度センサーの状態と2軸地磁気センサーの状態が一致する。ここで、2軸地磁気センサー100の状態を判断するために、2軸加速度センサーまたは3軸加速度センサーを使用することができる。
従来の3軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置は、図8−aに示すように、傾き状態におけるX軸とY軸の地球磁気の値Xt、Ytを測定する2軸地磁気センサー100と、傾き状態におけるZ軸の地球磁気の値Ztを測定する1軸地磁気センサー10と、3軸(X軸、Y軸、Z軸)の重力加速度Ax、Ay、Az成分を測定する3軸加速度センサー200と、を備えてなる。
3軸地磁気センサー10,100を用いて地球磁気を測定する場合、各軸の感度を一定に調整するための補償作業が必ず必要となるが、図8−aのような3軸ではZ軸の補償が非常に困難である。また、X軸とY軸に対してZ軸を垂直に正確に立てねばならないが、これは、モバイル機器のように人が手動で傾きに対する方位角補償を行う場合には極めて難しくなる。仮に、Z軸がX軸とY軸に対して傾く場合、方位角誤差の直接的な原因となる。
これに対し、図8−bに示すような2軸地磁気センサーでは、3軸地磁気センサーで必須となるZ軸補償過程が省かれるので補償が単純化し、Z軸を垂直に立てるための工程も不要なので方位角正確度を高めることができる。のみならず、モジュールの全体高さが減少するのでモバイル機器への搭載が容易となる。
なお、既存の2軸地磁気センサーを用いた傾き補償方法は、地球磁気の伏角を測定し、地球磁気の大きさを1であると一般化して使用するものであり、伏角を探索する補償方法が複雑なので方位角誤差が発生する可能性が高かった。
しかしながら、本発明は、使用者の動作を認識し自動で補償する方式を採択しているため、使用者が直接補償を行わなくても正確な補償が可能となり、かつ、2軸地磁気センサーの一軸を垂直に立てて地球磁気のZ軸成分を測定する補償方法を捕っているため、いずれの方位においても補償が可能である。
図9−a及び図9−bは、本発明による2軸地磁気センサー及び加速度センサーを採用した傾き補償装置を用いて傾きを補償する方法を説明するための図であり、図9−aは、傾き補償装置をX軸の垂直状態とする場合の様子を示す図で、図9−bは、傾き補償装置をY軸の垂直状態とする場合の様子を示す図である。
図9−aのモジュールがモバイル機器に適用される際、使用者がモバイル機器を垂直に立てたり上下に回転させたりすることが想像できる。使用者が手首を回して図9−aまたは図9−bのような状態になると、センサーで地球磁気の垂直成分を測定し傾き補償を行うようになる。したがって、使用者が使用前に軽く手首を振る程度の動作だけで補償が可能となり、別のセンサー補償プロセスが不要である。位置移動時に伏角が地域によって変わることから頻繁に補償を行わねばならない面倒さがあるが、補償が単純化したために使用者の負担が軽減した。
以上では具体例に挙げて説明してきたが、本発明は、上記の具体例に限定されず、当業者により様々な変形及び変更が可能であることは、当該の技術分野で通常の知識をもつ者にとっては明らかである。したがって、変形及び変更された内容も、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の趣旨と範囲に属するものと見なすべきである。
本発明の2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法及びその装置は地磁気センサー、特に電子羅針盤への応用が可能である。
一般の水平地磁界及び傾いている地磁界を示す図である。 一般の水平地磁界及び地磁界の伏角を示す図である。 従来の2軸地磁気センサーを用いて伏角を測定する方法を示すフローチャートである。 本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法の原理を説明するための図であり、地球水平地磁界のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向を示す。 本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法の原理を説明するための図であり、地磁気センサーのX軸とY軸が水平地磁界のX軸とY軸に水平に整列している状態を示す。 本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償方法の原理を説明するための図であり、地磁気センサーのX軸と水平地磁界のZ軸が水平に整列している状態を示す。 本発明による2軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を簡略に示すブロック図である。 本発明による2軸地磁気センサーと2軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を簡略に示すブロック図である。 本発明による2軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いてZ軸成分Ziを測定する方法を示すフローチャートである。 本発明による2軸地磁気センサーと2軸加速度センサーを用いてZ軸成分Ziを測定する方法を示すフローチャートである。 従来の傾き補償装置と本発明の傾き補償装置とを比較して説明するための概略図であり、従来の3軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を示す。 従来の傾き補償装置と本発明の傾き補償装置とを比較して説明するための概略図であり、本発明による2軸地磁気センサーと3軸加速度センサーを用いた傾き補償装置を示す。 本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償装置を用いて傾きを補償する方法を説明するための図であり、傾き補償装置をX軸と垂直状態に動かした様子を示す。 本発明による2軸地磁気センサーと加速度センサーを用いた傾き補償装置を用いて傾きを補償する方法を説明するための図であり、傾き補償装置をY軸と垂直状態に動かした様子を示す図である。
符号の説明
100 2軸地磁気センサー
200 3軸加速度センサー
210 2軸加速度センサー
300,310 マイコン

Claims (15)

  1. 所定の角度で傾いたX軸とY軸の実際地磁界の値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、
    前記傾いた状態で、X軸、Y軸及びZ軸の重力加速度値を3軸加速度センサーで測定する段階と、
    前記Z軸と前記X軸またはY軸が、実質的にいずれも零(ゼロ)の重力加速度値を有するときに、前記2軸地磁気センサーのY軸またはX軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのY軸またはX軸で測定された地磁界値を、Z軸の地磁界値として貯蔵する段階と、
    前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、
    を備えることを特徴とする傾き補償方法。
  2. 所定の角度で傾いたX軸とY軸の地磁界値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、
    前記傾いた状態で、X軸、Y軸及びZ軸の重力加速度値を3軸加速度センサーで測定する段階と、
    前記Z軸及び前記X軸の重力加速度値がいずれも実質的に零(ゼロ)であるときに、前記2軸地磁気センサーのY軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのY軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、
    前記Z軸と前記Y軸の重力加速度値が実質的にいずれも零であるときに、前記2軸地磁気センサーのX軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのX軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、
    前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、
    を備えることを特徴とする傾き補償方法。
  3. 前記X軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    前記X軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の傾き補償方法。
  4. 前記Y軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    前記Y軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の傾き補償方法。
  5. 所定の角度で傾いたX軸とY軸の地磁界値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、
    前記傾いた状態で、X軸とY軸の重力加速度値を2軸加速度センサーで測定する段階と、
    前記X軸またはY軸の重力加速度値が実質的に1Gであるときに、前記2軸地磁気センサーのX軸またはY軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのX軸またはY軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、
    前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、
    を備えることを特徴とする傾き補償方法。
  6. 所定の角度で傾いたX軸及びY軸の地磁界値を2軸地磁界センサーで測定する段階と、
    前記傾いた状態で、X軸とY軸の重力加速度値を2軸加速度センサーで測定する段階と、
    前記X軸の重力加速度値が実質的に1Gであるときに、前記2軸地磁気センサーのX軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのX軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、
    前記Y軸の重力加速度値が実質的に1Gであるときに、前記2軸地磁気センサーのY軸が垂直状態にあると判断し、前記2軸地磁気センサーのY軸で測定された地磁界値をZ軸の地磁界値として貯蔵する段階と、
    前記3軸の地磁界値を用いて方位角を計算して傾きにより変化された方位角を補償する段階と、
    を備えることを特徴とする傾き補償方法。
  7. 前記X軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    前記X軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのX軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の傾き補償方法。
  8. 前記Y軸の重力加速度値が正の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が正の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    前記Y軸の重力加速度値が負の値を有すると、前記2軸地磁気センサーのY軸が負の方向に垂直である状態と判断する段階と、
    を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の傾き補償方法。
  9. 地磁気センサーが傾き状態における2軸の地磁界値を測定する2軸地磁気センサーと、
    前記傾き状態における重力加速度値を測定する加速度センサーと、
    前記2軸地磁気センサーから入力された2軸の地磁界値と、前記加速度センサーから入力された重力加速度値との比較により、前記2軸地磁気センサーの一軸が地面の水平面と垂直をなす時に測定された地磁界の垂直成分を、Z軸の地磁界値として貯蔵し、これを用いて方位角を算出するマイコンと、
    を備えることを特徴とする傾き補償装置。
  10. 前記加速度センサーが、少なくとも2軸の加速度センサーであり、少なくとも2軸の地磁界センサーと2軸が実質的に平行に配列されていることを特徴とする請求項9に記載の傾き補償装置。
  11. 前記マイコンが、請求項1乃至8のいずれか1項に記載された方法により動作することを特徴とする請求項9に記載の傾き補償装置。
  12. 前記Z軸と前記X軸またはY軸の重力加速度値は、−1m/s2乃至1m/s2の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の傾き補償方法。
  13. 前記Z軸及びX軸の重力加速度値と前記Z軸及びY軸の重力加速度値は、−1m/s2乃至1m/s2の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載の傾き補償方法。
  14. 前記X軸またはY軸の重力加速度値は、8.8m/s2乃至10.8m/s2の範囲内にあることを特徴とする請求項5に記載の傾き補償方法。
  15. 前記X軸の重力加速度値と前記Y軸の重力加速度値は、8.8m/s2乃至10.8m/s2の範囲内にあることを特徴とする請求項6に記載の傾き補償方法。
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