JP4115875B2 - 幟竿 - Google Patents

幟竿 Download PDF

Info

Publication number
JP4115875B2
JP4115875B2 JP2003114694A JP2003114694A JP4115875B2 JP 4115875 B2 JP4115875 B2 JP 4115875B2 JP 2003114694 A JP2003114694 A JP 2003114694A JP 2003114694 A JP2003114694 A JP 2003114694A JP 4115875 B2 JP4115875 B2 JP 4115875B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strut
insertion hole
inner strut
lever
strut portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003114694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004317972A (ja
Inventor
秀夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Vinyl KK
Original Assignee
Daiichi Vinyl KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Vinyl KK filed Critical Daiichi Vinyl KK
Priority to JP2003114694A priority Critical patent/JP4115875B2/ja
Publication of JP2004317972A publication Critical patent/JP2004317972A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4115875B2 publication Critical patent/JP4115875B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、幟の上部を支持する支持バーを支柱に対して回動しないように取り付けた幟竿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食店や小売店、各種の展示会場等において、広告媒体として多用されている従来の幟竿は、幟の上部を下方から支持する横方向の支持バーを支柱の上端部に回転支持具を介して取り付け、幟が風を受けた場合には該支持バーが支柱の軸線回りに回動自在となされていた。
【0003】
そしてこれらの幟竿は、従来、宣伝広告効果を向上させんとして、店舗や展示会場等の周辺の電柱やフェンス、ガードレール等の公共物に対しても取り付けられていた。
【0004】
ところが今後は、公共物に対する宣伝広告物の取り付け規制が強化される傾向にあり、一部の自治体では既に禁止されているため、幟竿についても、これを店舗等の敷地内に設置せざるを得なくなる。
【0005】
しかしながら例えば図41に示すように、店舗の軒下等の狭い敷地内に幟竿aを立てた場合、幟bが風を受けた時に、支持バーcが回転して該幟bが建物dの壁面eに対して平行状態になってしまうと、通行者に対しての宣伝効果が薄くなる問題が発生することになる。又、支持バーcの回動によって幟bがショーウィンドーや店舗のガラス壁面に張り付いた状態になると、ショーウィンドーの内部や店内を外から見えにくくして顧客誘引を妨げたり、店内を暗くして店の雰囲気を悪化させる問題を招来する他、防犯上も好ましくないという問題が発生することになる。
【0006】
かかる問題点を解決せんとして、支持バーと支柱との連結部分に二股状のストッパーを取り付けて該支持バーの回動を防止せんとする幟竿装置が特開2000−242201号で提案されている。
【0007】
しかし、かかるストッパーを用いて支持バーの回動を防止せんとするときは、このストッパーが目立って、幟による宣伝広告効果を低減させる問題があった他、ストッパーが不用意に外れて支持バーがいきなり回転し始めて通行者に危険を及ぼす恐れもあった。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−242201号公報(第2頁、図2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、店舗の軒下等の狭い敷地内に設置した場合にも幟本来の宣伝広告効果を有効に発揮させ得ると共に、幟が店舗のガラス壁面を目隠しする等の、店舗等に対する悪影響を及ぼすことのない幟竿の提供を課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る幟竿は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部に第1の係合部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、前記第1の係合部と互いに係合一体化し得る第2の係合部を具え、該係合一体化した状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束されている幟竿である。前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されている。
【0011】
本発明に係る幟竿の他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部に第1の係合部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、前記第1の係合部と互いに係合一体化し得る第2の係合部を具え、該係合一体化した状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係る幟竿のその他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部にネジ軸部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記ネジ軸部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、前記ネジ軸部に螺合されて締め付けられることにより、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。そして前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
本発明に係る幟竿のその他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部にネジ軸部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記ネジ軸部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、前記ネジ軸部に螺合されて締め付けられることにより、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。そして前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
本発明に係る幟竿のその他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部に、上端に向けて小径となるテーパ軸部を有する第1の係合部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、下端が開放したキャップ状に形成され、前記テーパ軸部を圧入させ得る凹部としての第2の係合部を具え、前記テーパ軸部を前記凹部に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。そして前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0015】
本発明に係る幟竿のその他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部に、上端に向けて小径となるテーパ軸部を有する第1の係合部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、下端が開放したキャップ状に形成され、前記テーパ軸部を圧入させ得る凹部としての第2の係合部を具え、前記テーパ軸部を前記凹部に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。そして前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る幟竿のその他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部に、上端開放の筒状部を有する第1の係合部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、前記筒状部の凹所に圧入される突部としての第2の係合部を具え、前記突部を前記凹所に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。そして前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0017】
本発明に係る幟竿のその他の態様は、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられている。そして前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部に、上端開放の筒状部を有する第1の係合部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられている。一方、前記上の挾持部材は、前記筒状部の凹所に圧入される突部としての第2の係合部を具え、前記突部を前記凹所に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿である。そして前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において本発明に係る幟竿1は、外支柱部2内に内支柱部3をスライド可能に挿入すると共に、該内支柱部3の所要のスライドによって設定された支柱長さを固定具5で固定可能となされた伸縮可能の支柱6の該内支柱部3の上端部に、幟7の上部41を下方から支持する支持バー9を、挾持具10を介して固定状態に設けてなるものである。
【0019】
前記外支柱部2は、例えば図2〜3に示すように、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分11,11を有するパイプ状を呈し、長手方向に楕円形の同一断面を有し、該平坦部分11,11の内面部12及び外面部13は平坦面に形成されている。
【0020】
又前記内支柱部3は、前記外支柱部2と同様に、例えば図2〜3に示す如く、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分15,15を有するパイプ状を呈し、長手方向に楕円形の同一断面を有し、該平坦部分15,15の内面部16及び外面部17は平坦面に形成されている。そして該内支柱部3は、前記外支柱部2よりも若干小寸法に形成され、図3〜4に示すように、外支柱部2内に内支柱部3を、若干の遊びを有してスライド可能に挿入してなり、該内支柱部3の非円形の外面14と前記外支柱部2の非円形の内面18との周方向の係合作用によって、図4(B)に矢印F1で示し、又は図4(C)に矢印F2で示すように、内支柱部3が外支柱部2に対して周方向に回転不能となされている。
【0021】
又前記固定具5は、図2に示すように、前記外支柱部2の上端部分19に固着され且つ上下貫通した挿通孔20を有する筒体21に、上下方向に回動可能なレバー22を枢着した構成を有している。
【0022】
該筒体21は、図2、図5〜6に示すように、その後壁部23の上側部分が開口され、該開口25の下側をなす下筒部26とその上側をなす上筒部27とに分かれ、該下筒部26の左右側部には、軸受突部29,29が後方に突設されている。そして、前記開口25の下側をなす前記下筒部26は、図6に示すように、その挿通孔20aに、前記外支柱部2の上端部分19が窮屈に挿入可能となされ、これにより筒体21が外支柱部2に固着可能となされ、この固着状態で、前記開口25の下端30が、外支柱部2の上端31と面一となるように寸法設定されている。又、下筒部26内に前記上端部分19を挿入させる際の挿入量を一定に規制するために、本実施の形態においては、図6〜7に示すように、前記下筒部26の内面32に、前記外支柱部の上端31と当接する段部33を介して上筒部27の内面35を連設している。なお図7においては、説明の便宜上、段部33を、斜線を付して示している。又、前記上筒部27の挿入孔20bには、図8に示すように、前記内支柱部3を稍遊びを有して挿通可能となされている。
【0023】
又前記レバー22は、図2、図5〜6に示すように、くの字状に屈曲しており、その基端部の円柱状部36が、前記左右の軸受突部29,29で支持された枢軸37により回動可能に枢着されている。そして該円柱状部36には、垂下状態を呈するようにレバー22が下向きに一杯に回動せしめられた状態で、前記内支柱部3の後面部39を図8に示すように押圧する押圧係合部40が突設されており、該押圧状態において、内支柱部3が外支柱部2に固定される。この状態からレバー22を上向きに回動させると、図6に示すように、該押圧係合部40による内支柱部3の押圧状態が解除され、内支柱部3が外支柱部2に対してスライド自在となる。
【0024】
又前記支持バー9は、図1、図9〜10に示すように、その横断面が縦長の長方形状をなす、ガラス繊維製の横長棒状に形成され、幟7の上部41の両端と中央部に設けたループ片42,42,42を挿通して、幟の上部41を下方から支持するものであり、支持バーの先端には、先端のループ片42aを抜け止めとするループ片抜止め43が設けられている。
【0025】
又前記挾持具10は、図10〜11に示すように、下の挾持部材45と上の挾持部材46とからなり、該下の挾持部材45は、前記内支柱部3の楕円形の内孔47の上端部分に挿入される(本実施の形態においては、図12〜13に示すように窮屈な状態で挿入される)断面外径が楕円形状の軸部49の上部に、外方に稍拡大する上端開放の筒状をなす、第1の係合部94としてのネジ軸部50が設けられ、図12に示すように、該軸部49の非円形の外面51と前記内孔47の非円形の内面48との周方向の係合作用によって該軸部49が前記内支柱部3に対して周方向に回動不能となされている。そして前記ネジ軸部50の下端側には、前記支持バー9を横方向(例えば水平方向)に挿通させる挿通孔部52が設けられている。該挿通孔部52は本実施の形態においては楕円の長軸方向に延長し、両端が矩形孔53,53に形成されている。
【0026】
一方前記上の挾持部材46は、図10に示すように、下端が開放したキャップ状に形成されており、その内周面に設けられた、第2の係合部95としての雌ネジ部55が前記ネジ軸部50の雄ネジ部56に螺合されて締め付けられることにより、前記挿通孔部52に挿通状態にある前記支持バー9を、図13に示すように、該挿通孔部52の下端部57に向けて押圧可能となされている。
【0027】
そして、前記上の挾持部材46が前記ネジ軸部50に螺合されて締め付けられることにより、前記挿通孔部52に挿通状態にある支持バー9が、挿通孔部52の前記下端部57に向けて押圧され、この押圧によって、図13〜14に示すように、該支持バー9が、前記ネジ軸部50に対して周方向に回転不能に該挿通孔部52に拘束される。
【0028】
前記構成を有する幟竿1は、例えば図1、図15〜17に示すように、前記外支柱部2の下端部分59に装着される取付部材60を介して、台座61に立設可能となされている。
【0029】
該取付部材60は、図15に示すように、上端開放の円筒状をなし、その軸線に沿って、外支柱部2の前記下端部分59を密接に挿入させ得る楕円形状の保持孔62を有する。本実施の形態においては、保持孔62への該下端部分59の挿入を容易とするために、保持孔62は図17に示すように、上端が拡大し且つ下端に向けて径が小さくなるテーパ孔状に形成されており、その内面63の対向側は、図18に示すように、外支柱部2の前記平坦な外面部13,13と当接し得る平坦面65,65に形成されている。そして図18に示すように、外支柱部2の下端側64が前記保持孔62の下側の部分66に稍窮屈に挿入された状態となり得、これにより、該保持孔62の非円形の内面63と前記外支柱部2の非円形の外面66との周方向の係合作用により、前記支柱6が前記取付部材60に対して軸線回りに回動不能となされている。又該取付部材60は、図15、図18に示すように、その外面67が円形状に形成されており、該円形の外面67の対向側に、上下方向に連続する係合突部69,69が突設されると共に、図15に示すように、該外面67の上端には円形鍔部70が周設されている。
【0030】
又前記台座61は、本実施の形態においては図15、図19に示すように、店舗等の建物71の外壁面72に近接させて幟竿を立設するのに好都合に設計され、所定量の水を充填できる中空のブロー成形タンクとして形成されている。該台座61の後面73は、前記外壁面72に当接し得るように平坦面に形成されると共に、その前側部分75は、平面視で半円弧状を呈している。又該台座61の後部の上面中央部分には、図15、図18に示すように、上下方向に貫通した円形状の支持孔76が設けられると共に、該支持孔76の内周面の前後部位及び左右部位には、90度の角度を置いて、上下方向に連続する係合溝部77,77が設けられている。
【0031】
然して、図18に示すように、前記係合突部69,69を前記左右の係合溝部77a,77aに位置合わせして前記取付部材60を前記支持孔76に挿入させ、且つ図17に示すように、前記円形鍔部70を前記支持孔76の上端縁79と当接させることにより、前記外支柱部2は、その軸線回りの回り止めが図られて前記台座61に立設状態とされる。この状態で、前記挾持具10を介して支柱6に固定状態とされている前記支持バー9は、図19に示すように、建物の外壁面72から略直角に突出する。
【0032】
又、前記係合突部69,69を、図20に示すように、前記前後の係合溝部77b,77bに位置合わせして前記取付部材60を前記支持孔76に挿入させ、且つ図17に示すように、前記円形鍔部70を前記支持孔76の上端縁79と当接させることにより、前記外支柱部2は、同様に、その軸線回りの回り止めが図られて前記台座61に立設状態とされ、この状態で、前記挾持具10を介して支柱6に固定状態とされている前記支持バー9は、図21に示すように、建物の外壁面72と平行状態となり得る。
【0033】
以下、かかる構成を有する幟竿1の使用状態を、道路に面した店舗の外壁面72に近接させて幟竿を立設する場合を例にとって説明する。先ず、幟7が取り付けられた幟竿1の構成を説明すれば、図6に示すように、前記固定具5のレバー22を開いた状態で、前記内支柱部3を前記外支柱部2内に挿入し、該内支柱部3のスライドにより支柱長さを所要に設定し、その後、該レバー22を図8に示すように下向きに回動させ、内支柱部3を外支柱部2に対して固定状態とする。その後、図1、図9に示すように、前記幟7の一方の側部の上下端部位及び中間部位に取り付けられたループ片42の夫々に支柱6を通す。又前記支持バー9を、幟7の上部41に取り付けられたループ片42の夫々に、その基端から通すと共に該基端側81を、上の挾持部材46が緩められた状態にある挾持具10の前記挿通孔部52に挿通させ、且つ該幟7の上部の先端のループ片42aを前記ループ片抜止め43に止着させる。然る後、図13〜14に示すように、前記上の挾持部材46を螺合させて締め付け、支持バー9を前記挿通孔部52の下端部57に押圧せしめ、これにより該支持バー9を、挾持具10を介して内支柱部3の上端部(支柱の上端部)82に固定状態とする。又図17〜18に示すように、前記外支柱部2の下端部分59を、前記取付部材60の保持孔62に、前記平坦な外面部13と前記平坦面65とが当接状態となるように窮屈に挿入する。
【0034】
その後、図19に示すように、前記支持バー9が前記外壁面72から略直角に突出した状態となるように、前記後面73が建物の前記外壁面72に当接状態とされた前記台座(所定量の水が充填されている)61に立設させるのであるが、その際、図18に示すように、前記取付部材60の対向側に設けられている前記係合突部69,69を、前記支持孔76の左右の係合溝部77a,77aに位置合わせして、前記取付部材60を支持孔76に窮屈に挿入させる。これにより、図19に示すように、前記支持バー9が前記外壁面72から略直角に突出した状態となって、支柱6が台座61に立設状態とされる。
【0035】
このように台座61に立設された幟竿1にあっては、図18に示すように、外支柱部2と取付部材60とが前記非円形の外面66と前記非円形の内面63とのの係合作用によって回り止めされると共に、該取付部材60と台座61とが、前記係合突部69,69と前記係合溝部77a,77aとの係合作用によって回り止めされている。又図4(A)(B)に示すように、外支柱部2と内支柱部3とが前記非円形の内面18と前記非円形の外面14との係合作用によって回り止めされると共に、内支柱部3と前記下の挾持部材45とが、図12に示すように、前記内孔47の非円形の内面48と前記軸部49の非円形の外面51との係合作用によって回り止めされている。加えて図13〜14に示すように、前記支持バー9が前記挾持具10の挿通孔部52に挿通せしめられ且つ上の挾持部材46の締め付けによって、該支持バー9が該挾持具10に対し回り止めされている。このように各部が回り止めされているため、幟7が風を受けても支持バー9は、例えば、前記外壁面72から略直角をなす方向に突出した図19に示す状態で維持される。これにより、広告媒体である幟7を通行者に対して見やすく保持できることとなる。もしも、強風によって幟竿が転倒する恐れがあるときは、支柱6を台座61から一旦抜き取って、図20に示すように、前記取付部材60に設けられている係合突部69,69を、前記支持孔76の前後に設けられている係合溝部77b,77bに位置合わせして、該取付部材60を支持孔76に挿入状態とする。これにより図21に示すように、支持バー9が外壁面72に平行状態となるので風圧を軽減できる。
【0036】
図22〜23は、かかる構成を有する幟竿1の使用状態を、道路に面した店舗の外壁面72に固定した場合で示すものであり、支柱6(例えば外支柱部2)の上下を、外壁面72にビス固定される固定部材83を用いて固定している。該固定部材83は、例えば図23に示すように、前記外支柱部2を密接に挿通させる筒部85の外側に被るカバー部86の両端に、外壁面72にビス87で固定される固定部89,89が折曲形成されている。
該固定部材83は、例えば金属製や樹脂製のものである。
【0037】
然して、例えば図22に示すように、外支柱部2の上下部位90,91に前記筒部85を挿通せしめ、且つ両固定部89,89を外壁面72にビス固定すると、支柱の断面が円形でないことから、外支柱部2の楕円形の外面66と該外面形態に略合致した筒部85の非円形の内面92との周方向の係合作用によって、支柱6がその周方向に回転不能に外壁面72に固定される。従って、前記支持バー9が、図22に示すように、前記外壁面72から略直角に突出した状態となるように保持されることとなり、広告媒体である幟7を通行者に対して見やすく保持できることとなる。或いは、支持バー9が、図24に示すように外壁面72に平行状態で保持されることとなる。
【0038】
図25〜27は、本発明に係る幟竿1の他の態様を示すものであり、挾持具10の構成が前記と異なる。該挾持具10は、前記内支柱部3に固定される下の挾持部材45と該下の挾持部材45に固定される上の挾持部材46とからなり、該下の挾持部材45は、前記内支柱部3の楕円形の内孔47の上端部分に窮屈な状態で挿入される断面外径が楕円形状の軸部49の上部に、外方に稍拡大し且つ上端に向けて小径となるテーパ軸部(本実施の形態においては、上端開放のテーパ筒状に形成されている)93を有する第1の係合部94が設けられ、該軸部49の非円形の外面51と前記内孔47の非円形の内面48との周方向の係合作用により、該軸部49が前記内支柱部3に対して周方向に回転不能となされている。そして前記第1の係合部93の下端側には、前記支持バー9を横方向に挿通させる挿通孔部52が設けられている。該挿通孔部52は、本実施の形態においては、楕円の長軸方向に延長し、両端が矩形孔53,53に形成されている。
【0039】
一方前記上の挾持部材46は、下端が開放したキャップ状に形成され、前記テーパ軸部93を圧入させ得る凹部95aとしての第2の係合部95を具えており、全体が弾力性を有するゴム質素材からなる。
【0040】
然して、前記テーパ軸部93を、前記凹部95aとしての第2の係合部95に圧入させることによって該第1、第2の係合部94,95が一体化され、この一体化状態で、図25に示すように、前記挿通孔部52に挿通状態にある支持バー9を、該挿通孔部52の下端部57に向けて押圧可能となされており、この押圧によって、該支持バー9が図25〜26に示すように、周方向に回動不能に前記挿通孔部52に拘束されるようになされている。
【0041】
図28〜30は、第1の係合部94が設けられた下の挾持部材45と第2の係合部95が設けられた上の挾持部材46とからなる挾持具10の他の態様を示すものであり、該第1の係合部94は上端開放の筒状部96を具え、前記支持バー9を横方向に挿通させる挿通孔部52が該筒状部96の底面で開放している。又第2の係合部95は、該筒状部96の凹所99に圧入される突部100として形成されており、該凹所99に該突部100を圧入させることによって第1、第2の係合部94,95が一体化され、この一体化状態で、図28に示すように、前記挿通孔部52に挿通状態にある支持バー9を、前記挿通孔部52の下端部57に向けて押圧可能となされており、この押圧によって、該支持バー9が図28、図30に示すように、周方向に回動不能に前記挿通孔部52に拘束されるようになされている。
【0042】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0043】
(1) 本発明に係る幟竿1の支柱6を構成する内支柱部3及び外支柱部2の非円形の断面形態は、前記のような、円形パイプの対向側を平坦に潰して形成された楕円形状を呈するものには限られず、周方向の相対的な回動を不能とするものであれば、図31に示す断面四角形パイプ状や図32に示す断面六角形パイプ状、図33に示す断面八角形パイプ状等の角パイプ状に形成されたり、断面半丸パイプ状等に形成されることもある。なおこれらの場合、例えば図31〜33に示すように、外支柱部2内に内支柱部3を若干の遊びを有してスライド可能に挿入するのがよい。
【0044】
(2) 図34〜35は、支持バー9を横方向に挿通させる挿通孔部52の全体を、上端が開放した溝状に構成した挾持具10を示している。
挿通孔部52をこのように溝状に形成した場合は、例えば図35に示すように支持バー9の左右部分9a,9bで幟7,7を支持する場合、該支持バー9の中央部分101を前記挿通孔部52に落とし込み状態に嵌め入れば、該支持バー9を挿通孔部52に容易に挿通状態となし得る利点がある。
【0045】
(3) 図36〜37は、挾持具10のその他の態様を示すものであり、下の挾持部材45を構成する軸部49を、下端開放で且つ断面が楕円形状を呈する挿入孔102を有したものとして構成し、該挿入孔102に、前記内支柱部3の楕円形軸状をなす上端部分103を密接に窮屈な状態で挿入させることにより、該下の挾持部材45を内支柱部3の上端部に固定可能としてなる。
なお図36〜37においては、挿通孔部52の両端が矩形状を呈するのに対して、図38においては、挿通孔部52を上端開放の溝状に形成している。
【0046】
(4) 外支柱部2内に内支柱部3をスライド可能に挿入して構成された支柱6の長さを固定する固定具5は、前記したレバー方式の他、外支柱部2と内支柱部3との接続部分を一体に挾持する挾持手段等、各種の公知手段を採用できる。
【0047】
(5) 図39〜40は、幟7の他の態様を示す斜視図であり、共に、支柱6が台座61に立設せしめられており、同図においては、幟7の上部41を支持する支持バー9が建物71の壁面72から略直角に突出した状態とされている。
【0048】
(6) 支持バー9が幟7の上部41を支持する構成は、前記したように上部41を下方から受けるように支持することの他、支持バー9に設けられたクリップ等によって前記上部を挾持して支持することもある。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る幟竿は、支柱長さが調節可能であって従来の幟竿と同様に長さ調節して使用できながら、内支柱部が外支柱部に対して周方向に回動不能となされると共に、幟の上部を下方から支持する支持バーが、支柱に対して回動しないようになされている。
従って該支柱を、台座や建物の外壁面等に、その軸線回りに回転しないように立設状態とすることにより、支持バーが支柱に対して回動自在である従来の幟竿を用いる場合とは異なり、支持バーの突出方向を一定に保つことができる。
かかることから、店舗の軒下等の狭い敷地内に幟竿を設置せざるを得ないときにも、広告媒体である幟を通行者等から見やすい一定の向きに保つことができ、幟本来の宣伝広告機能を有効に発揮させ得る。
又、このように支持バーを一定の向きに保ち得ることから、従来のように、支持バーの回動によって、幟がショーウインドーや店舗のガラス面に張り付いて、ショーウインドーの内部や店内を外から見えにくくして顧客誘引を妨げたり、店内を暗くして店の雰囲気を悪化させる等の問題を生じさせることもない。
【0050】
(2) 又、本発明に係る幟竿における支持バーの回動防止は、外支柱部と内支柱部及び、挾持具を構成する軸部の断面を非円形とすることに伴う周方向の係合作用を利用して夫々の周方向の回動防止を図るため、回動防止を簡易な構成によって確実に達成できる。これにより、ストッパーを用いて支持バーの回動防止を図る前記従来手段に比し、回転防止を確実に達成できる。
【0051】
(3) 特に、非円形の断面を楕円形状に設定した場合において、支持バーを挿通状態とする前記挿通孔部を、楕円の長軸方向に形成する場合は、これを楕円の短軸方向に形成する場合に比し、幟の受ける風圧を支持バーを介して幟竿が受ける際に、強度上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る幟竿をその使用状態で示す斜視図である。
【図2】 内支柱部と外支柱部と固定具の構成を説明する斜視図である。
【図3】 外支柱部内に内支柱部をスライド可能に挿入した状態を示す斜視図である。
【図4】 外支柱部内に内支柱部を挿入した状態を示す断面図である。
【図5】 固定具の構成を説明する分解斜視図である。
【図6】 支柱長さの固定構造を説明する断面図である。
【図7】 固定具を構成する筒体を示す底面図である。
【図8】 支柱の長さを固定具により固定した状態を示す断面図である。
【図9】 幟の上部を支持バーによって下方から支持した状態を示す斜視図である。
【図10】 内支柱部の上端部に支持バーを固定状態とする挾持具の構成を説明する分解斜視図である。
【図11】 挾持具を構成する下の挾持部材を示す一部断面斜視図である。
【図12】 挾持具を構成する下の挾持部材の軸部を、内支柱部の上端部分に挿入した状態を示す断面図である。
【図13】 挾持具によって支持バーを内支柱部の上端部に固定状態とした断面図である。
【図14】 その斜視図である。
【図15】 外支柱部の下端部分を取付部材を介して台座に立設可能とする構成を説明する分解斜視図である。
【図16】 外支柱部の下端部分を取付部材を介して台座に立設状態とする作業工程を説明する斜視図である。
【図17】 取付部材を介して支柱を台座に立設した状態を示す縦断面図である。
【図18】 その横断面図である。
【図19】 支持バーが建物の外壁面から略直角に突出する如く支柱を台座に立設した状態を示す斜視図である。
【図20】 支持バーが建物の外壁面と平行状態となる如く支柱を台座に立設した状態を示す断面図である。
【図21】 その斜視図である。
【図22】 本発明に係る幟竿を、固定部材を介して建物の外壁面に固定した状態を、支持バーが外壁面から略直角に突出した状態で示す斜視図である。
【図23】 固定部材を用いて支柱を外壁面に固定状態とした断面図である。
【図24】 支持バーの突出方向が外壁面と平行する如く、支柱を固定部材を用いて外壁面に固定した状態を示す断面図である。
【図25】 支持バーを内支柱部の上端部に固定状態とする挾持具の他の態様をその使用状態で示す断面図である。
【図26】 その斜視図である。
【図27】 その挾持具を説明する分解斜視図である。
【図28】 支持バーを内支柱部の上端部に固定状態とする挾持具のその他の態様を使用状態で示す断面図である。
【図29】 その挾持具を示す分解斜視図である。
【図30】 その挾持具の使用状態を示す斜視図である。
【図31】 内支柱部と外支柱部の他の態様を示す断面図である。
【図32】 内支柱部と外支柱部のその他の態様を示す断面図である。
【図33】 内支柱部と外支柱部のその他の態様を示す断面図である。
【図34】 上の挾持部材に設ける挿通孔部の他の態様を示す斜視図である。
【図35】 内支柱部の上端部に固定された支持バーの左右部分に幟を取り付けた状態を示す正面図である。
【図36】 支持バーを内支柱部の上端部に固定状態とする挾持具のその他の態様を使用状態で示す断面図である。
【図37】 その挾持具を示す分解斜視図である。
【図38】 図36において、挿通孔部を上端開放の溝状に形成した場合を示す断面図である。
【図39】 幟の他の態様をその使用状態で示す斜視図である。
【図40】 幟のその他の態様をその使用状態で示す斜視図である。
【図41】 従来の幟竿の問題点を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 幟竿
2 外支柱部
3 内支柱部
5 固定具
6 支柱
7 幟
9 支持バー
10 挾持具
11 平坦部分
12 平坦部分の内面部
13 平坦部分の外面部
14 内支柱部の非円形の外面
15 平坦部分
16 平坦部分の内面部
17 平坦部分の外面部
18 外支柱部の非円形の内面
45 下の挾持部材
46 上の挾持部材
50 ネジ軸部
52 挿通孔部
60 取付部材
61 台座
72 外壁面
93 第1の係合部
94 第2の係合部

Claims (8)

  1. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部に第1の係合部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、前記第1の係合部と互いに係合一体化し得る第2の係合部を具え、該係合一体化した状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束されている幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  2. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部に第1の係合部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、前記第1の係合部と互いに係合一体化し得る第2の係合部を具え、該係合一体化した状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  3. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部にネジ軸部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記ネジ軸部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、前記ネジ軸部に螺合されて締め付けられることにより、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  4. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部にネジ軸部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記ネジ軸部には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、前記ネジ軸部に螺合されて締め付けられることにより、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  5. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部に、上端に向けて小径となるテーパ軸部を有する第1の係合部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、下端が開放したキャップ状に形成され、前記テーパ軸部を圧入させ得る凹部としての第2の係合部を具え、前記テーパ軸部を前記凹部に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  6. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部に、上端に向けて小径となるテーパ軸部を有する第1の係合部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、下端が開放したキャップ状に形成され、前記テーパ軸部を圧入させ得る凹部としての第2の係合部を具え、前記テーパ軸部を前記凹部に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  7. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の内孔の上端部分に挿入される軸部の上部に、上端開放の筒状部を有する第1の係合部が設けられ、該軸部の楕円形の外面と前記内孔の楕円形の内面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、前記筒状部の凹所に圧入される突部としての第2の係合部を具え、前記突部を前記凹所に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
  8. 円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の外支柱部内に、円形パイプの対向側を潰すことによって形成された平行する平坦部分を有し、該平坦部分の内面部及び外面部が平坦面に形成された、長手方向に楕円形の同一断面を有するパイプ状の内支柱部をスライド可能に挿入し、該内支柱部の楕円形の外面と該外支柱部の楕円形の内面との周方向の係合作用によって、該内支柱部が該外支柱部に対して周方向に回動不能となされた支柱を具え、該内支柱部の所要のスライドにより設定された支柱長さを固定具により固定可能となされると共に、該内支柱部の上端部には、幟の上部を支持する支持バーが、挾持具を介して固定状態に設けられており、
    前記挾持具は、前記内支柱部に固定される下の挾持部材と該下の挾持部材に取り付けられる上の挾持部材とを具えており、該下の挾持部材は、前記内支柱部の楕円形の上端部分が挿入される、下端開放で且つ断面楕円形の挿入孔を有する軸部の上部に、上端開放の筒状部を有する第1の係合部が設けられ、該挿入孔の楕円形の内面と前記上端部分の楕円形の外面との周方向の係合作用によって該軸部が前記内支柱部に対して周方向に回動不能となされ、又前記第1の係合部の下端側には、前記支持バーを横方向に挿通させる挿通孔部が設けられており、一方、前記上の挾持部材は、前記筒状部の凹所に圧入される突部としての第2の係合部を具え、前記突部を前記凹所に圧入させた状態で、前記挿通孔部に挿通状態にある前記支持バーを、前記挿通孔部の下端部に向けて押圧可能となされ、この押圧によって、該支持バーが、前記挾持具に対して周方向に回動不能に前記挿通孔部に拘束される幟竿であって、
    前記固定具は、前記外支柱部の上端部分に固着され、且つ上下貫通した挿通孔を有する筒体に、上下方向に回動可能なレバーが枢着されたものであって、
    前記筒体は、その後壁部の上側部分が開口され、軸受突部が後方に突設され、該軸受突部に支持された枢軸により前記レバーの基端部が回動可能に枢着され、該レバーの該基端部には、前記開口を通して前記内支柱部の後面部を押圧する押圧係合部が突設され、該レバーの下向き回動によって、該押圧係合部が前記後面部を押圧して、前記内支柱部が前記外支柱部に固定され、該レバーを上向きに回動させることによって該押圧係合部による内支柱部の押圧状態が解除され、前記内支柱部が前記外支柱部に対してスライド自在となるように構成されていることを特徴とする幟竿。
JP2003114694A 2003-04-18 2003-04-18 幟竿 Expired - Lifetime JP4115875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003114694A JP4115875B2 (ja) 2003-04-18 2003-04-18 幟竿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003114694A JP4115875B2 (ja) 2003-04-18 2003-04-18 幟竿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004317972A JP2004317972A (ja) 2004-11-11
JP4115875B2 true JP4115875B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=33474192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003114694A Expired - Lifetime JP4115875B2 (ja) 2003-04-18 2003-04-18 幟竿

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4115875B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5512361B2 (ja) * 2010-04-09 2014-06-04 日軽金アクト株式会社 球技用ゴール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004317972A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7264210B2 (en) Portable umbrella stand
US6402116B1 (en) Flag holder
US20100092236A1 (en) Multipurpose Fixing Device for Supporting Sticks
US20070044703A1 (en) Apparatus and method for retaining a flag
JP4115875B2 (ja) 幟竿
KR100853719B1 (ko) 깃대가 내장된 가로등주
KR100671798B1 (ko) 현수막 거치대
JP4029980B2 (ja) 幟竿立設装置
US7421972B1 (en) Flag retaining device
US6402117B1 (en) Display frame fixing device
US5829731A (en) Folding holder for flagpole
AU2015337801B2 (en) A flag assembly for mitigating against flag entanglement and a method of assembly thereof
US4455775A (en) Vandalproof street name sign
KR200343694Y1 (ko) 파라솔 고정용 지지대
KR200248430Y1 (ko) 도로표지판 조립체
US20070107170A1 (en) Shaft clamp assembly
KR200248204Y1 (ko) 광고 깃발 고정장치
KR200437123Y1 (ko) 길이 조정이 가능한 현수막 걸이대
JP2008008069A (ja) ワイヤ取付け金物
BE1012144A6 (fr) Abri telephonique a fixer a un poteau.
US7077367B2 (en) Display stand
FR2744605A1 (fr) Support vissable dans les sols meubles destine essentiellement a l'usage des parasols
JPH09190155A (ja) 看板取付具
KR200366867Y1 (ko) 현수막 물림장치
KR200306483Y1 (ko) 안내판 지지구

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080416

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4115875

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term