JP4111402B1 - 少なくとも3撚形成ロープに差し継ぎロープを差し継ぐための装置および該装置による差し継ぐための方法 - Google Patents
少なくとも3撚形成ロープに差し継ぎロープを差し継ぐための装置および該装置による差し継ぐための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4111402B1 JP4111402B1 JP2007301242A JP2007301242A JP4111402B1 JP 4111402 B1 JP4111402 B1 JP 4111402B1 JP 2007301242 A JP2007301242 A JP 2007301242A JP 2007301242 A JP2007301242 A JP 2007301242A JP 4111402 B1 JP4111402 B1 JP 4111402B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- twisted
- spiky
- strand
- strands
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B7/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
- D07B7/16—Auxiliary apparatus
- D07B7/18—Auxiliary apparatus for spreading or untwisting ropes or cables into constituent parts for treatment or splicing purposes
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
【解決手段】 凹状ロープガイド面が設けられた中間部と少なくとも3つのストランドからなる3撚形状ロープの横断方向に対する撚り傾斜角に合わせるように凹状ロープガイド面に対して捻られた扁平先細りの先端部とを有するスパイキと、スパイキを軸線の回りに回転自在に保持した垂直ガイド部材と、3撚形状ロープを前後に回転可能に載置するロープ載置台と、ロープ載置台を昇降させスパイキの3撚形状ロープへの貫通動作を容易にする駆動手段とを含み、スパイキの形状と載置された3撚形状ロープの前後への回転動作とスパイキの回転動作との連動により、少なくとも3撚形状ロープを緩めることなくスパイキを3撚形状ロープに貫通し、差し継ぎロープを3撚形状ロープに差し継ぐようにした装置。
【選択図】 図3
Description
3撚形状ロープは、図2(a)およびび(b)に示すように、3つのストランドがロープ断面に対し一定の傾斜角(θ)で一定方向に撚られている。スパイキをこうしたロープに挿入し貫通するには、まず、ロープにおけるスパイキの挿入位置を決めなければならない。それは、3つのストランドが、第1、第2、第3、同じく第1、第2、第3(図2(a)に示す実線)というように順次並んだ隣同士の、例えば第1のストランド(図2(a)の番号1のストランド)と第2のストランド(図2(a)の番号2のストランド)との境界線上に挿入するのが好都合である。
例えば、特開平11−104778号公報には、作業者の技量や熟練度に左右されることのないワイヤロープの差し継ぎ装置が提案されている。これは、鋭利な先端部を有するスパイキを金属製のワイヤロープのストランド間に差し込み、2つのワイヤロープを相互に連繋したり、端部を解いたストランドを端部近傍の固く撚られた1本のワイヤロープの差し込み、サツマ加工を施して環状部を形成したりするための装置である。この装置において、上述したような麻製またはプラスチック製の柔軟で可撓性を有するストランドからなる3撚形状ロープに用いる場合には、スパイキの鋭利な先端部が第3のストランドの頂点に刺さり、3撚形状ロープへのスパイキの貫通が阻止されることになる。当然のことながら、漁労などの幹縄への枝縄の差し継ぎにこれを用いることはできない。
前記差し継ぎロープの異なる径に対応する、異なる大きさの前記凹状ロープガイド面を設けた前記中間部を有する前記スパイキを少なくとも複数含み、該スパイキを取り替え自在にしたことを特徴とする装置である。
少なくとも逆方向の撚りを有する前記3撚形状ロープの横断方向に対する撚り傾斜角に合わせるように前記中間部に設けた前記凹状ロープガイド面に対して逆方向にそれぞれ捻られた前記先端部を有する2種類の前記スパイキを含み、該スパイキを取り替え自在にしたことを特徴とする装置である。
差し継ぎ装置10には、図4(a)に示すスパイキ100を回転自在に保持する垂直ガイド部材200が設けられる。垂直ガイド部材200は、スパイキハンドル210を操作することにより、チェーン221などの伝導部材220を介し昇降ガイド222に沿って垂直方向に上下動することができる。垂直ガイド部材200の最下点の直下には、ロープ載置台300が設けられ、垂直ガイド部材200が最下点にあるときに、垂直ガイド部材200に保持されたスパイキ100の先端部110(図4(a))が、ロープ載置台300に載置された3撚形状ロープ20を貫通した状態になる。
これが、本発明の装置10による差し継ぎロープの3撚形状ロープへの差し継ぎ方法である。
20 3撚形状ロープ
30 差し継ぎロープ
100 スパイキ
110 先端部
120 中間部
121 凹状ロープガイド
122 凹状ロープガイド面
130 保持部
200 垂直ガイド部材
210 スパイキハンドル
221 チェーン
222 昇降ガイド
300 ロープ載置台
310 ロープ支持台
320 溝
321 スパイキガイド部材
331 ロープガイド
400 駆動手段
410 エアシリンダ装置
430 ペダル
Claims (6)
- 凹状ロープガイド面が設けられた中間部と少なくとも3つのストランドからなる3撚形状ロープの横断方向に対する撚り傾斜角に合わせるように前記凹状ロープガイド面に対して捻られた扁平先細りの先端部とを有するスパイキと、
前記スパイキを軸線の回りに回転自在に保持した状態で昇降する垂直ガイド部材と、
差し継ぎロープが挿通される前記3撚形状ロープを前後に回転可能に載置するロープ載置台と、
前記ロープ載置台を昇降させ前記スパイキの前記3撚形状ロープへの貫通動作を容易にする駆動手段と、
を含み、前記スパイキの形状と載置された前記3撚形状ロープの前後への回転動作と前記スパイキの自らの回転動作との連動により、少なくとも3撚形状ロープを緩めることなくスパイキを3撚形状ロープに貫通し、差し継ぎロープを3撚形状ロープに差し継ぐようにしたことを特徴とする装置。 - 前記ロープ載置台を昇降させる前記駆動手段は、前記垂直ガイド部材に沿って前記ロープ載置台上で前後方向に回転可能に載置された前記3撚形状ロープの第1と第2のストランド間に前記スパイキが挿入され、第3のストランドに到達したときに、前記ロープ載置台を上昇させ、前記スパイキが、前記3撚形状ロープ自体の前後方向への回転に連動して自ら回転し進行方向を探りながら第3のストランドの中心線の左右のいずれかへと降下し、前記3撚形状ロープの第2と第3のストランド間または第3と第1のストランド間のいずれかを貫通し、前記スパイキの前記中間部に設けた前記凹状ロープガイド面を介し前記3撚形状ロープに前記差し継ぎロープが挿通されたときに、前記ロープ載置台を降下させ、それにより、前記差し継ぎロープの挿通された一方の端部を把持した状態で前記スパイキのみを前記3撚形状ロープから抜き取るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記駆動手段は、コンプレッサを装備したペダル動作によるエアシリンダ装置であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の装置。
- 前記スパイキの前記中間部に設けた前記凹状ロープガイド面に対する前記先端部の捻り角度が、前記3撚形状ロープの横断方向に対する撚り傾斜角にほぼ等しくなるようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の装置。
- 前記差し継ぎロープの異なる径に対応する、異なる大きさの前記凹状ロープガイド面を設けた前記中間部を有する前記スパイキを少なくとも複数含み、該スパイキを取り替え自在にしたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の装置。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の装置による、少なくとも3つのストランドからなる3撚形状ロープを緩めることなく差し継ぎロープを3撚形状ロープに差し継ぐための方法であって、
前記3撚形状ロープの横断方向に対する撚り傾斜角に合わせるように前記中間部に設けた前記凹状ロープガイド面に対して捻られた扁平先細りの前記先端部を有する前記スパイキを、前記垂直ガイド部材に沿って降下させるステップと、
前記スパイキが前記ロープ載置台で前後に回転可能に載置された前記3撚形状ロープの第1と第2のストランド間に挿入されるステップと、
前記スパイキが第3のストランドに到達したときに、前記スパイキが、前記3撚形状ロープ自体の前後方向への回転に連動して自ら回転し進行方向を探りながら、第3のストランドの中心線の左右のいずれかへと降下し、第2と第3のストランド間または第3と第1のストランド間のいずれかに挿入されるステップと、
前記スパイキの前記先端部が前記3撚形状ロープを貫通したときに、前記駆動手段を動作させ前記ロープ載置台を上昇させることによって、前記スパイキの前記中間部をさらに前記3撚形状ロープの第2と第3のストランド間または第3と第1のストランド間のいずれかに貫通させるステップと、
前記差し継ぎロープを前記中間部に設けた前記凹状ロープガイド面に沿い前記3撚形状ロープに挿通させるステップと、
前記差し継ぎロープの挿通された一方の端部を把持した状態で前記ロープ載置台を降下させ、前記スパイキのみを前記3撚形状ロープから抜き取るステップと、
を含むことを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007301242A JP4111402B1 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 少なくとも3撚形成ロープに差し継ぎロープを差し継ぐための装置および該装置による差し継ぐための方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007301242A JP4111402B1 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 少なくとも3撚形成ロープに差し継ぎロープを差し継ぐための装置および該装置による差し継ぐための方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4111402B1 true JP4111402B1 (ja) | 2008-07-02 |
JP2009127139A JP2009127139A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=39661319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007301242A Expired - Fee Related JP4111402B1 (ja) | 2007-11-21 | 2007-11-21 | 少なくとも3撚形成ロープに差し継ぎロープを差し継ぐための装置および該装置による差し継ぐための方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4111402B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102587177B (zh) * | 2012-02-21 | 2014-04-16 | 山东鲁能集团有限公司 | 液压钢丝绳插接器 |
-
2007
- 2007-11-21 JP JP2007301242A patent/JP4111402B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009127139A (ja) | 2009-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009093648A1 (ja) | トゲのないワイヤロープの玉掛索製造方法及びワイヤロープの玉掛索製造装置及び同装置を用いたトゲのないワイヤロープの玉掛索製造方法並びにトゲのないワイヤロープの玉掛索 | |
CN104640647B (zh) | 用于自动地扭绞金属线,尤其用于连接相邻的、优选交叉的结构元件的设备 | |
KR101840171B1 (ko) | 해초류 포자 끈 결속장치 | |
US9686920B2 (en) | Device for thinning out a fruit tree | |
WO2011009929A2 (en) | Process for splicing coverbraided ropes and apparatuses | |
CN107347477A (zh) | 烟草套叶袋捆扎装置 | |
JP4111402B1 (ja) | 少なくとも3撚形成ロープに差し継ぎロープを差し継ぐための装置および該装置による差し継ぐための方法 | |
KR102305949B1 (ko) | 해조류 포자끈 자동 이앙장치 | |
JP4273349B2 (ja) | エンドレススリングの製造方法 | |
JP2010166828A (ja) | 釣糸の接続方法とこれに用いる釣糸接続具 | |
JP6391147B2 (ja) | 帆立貝養殖用の係止ピン及び帆立貝の収穫方法 | |
JP5410861B2 (ja) | トゲのないワイヤロープの玉掛索製造方法及びワイヤロープの玉掛索製造装置及び同装置を用いたトゲのないワイヤロープの玉掛索製造方法並びにトゲのないワイヤロープの玉掛索 | |
JP2011255972A (ja) | 伐採材搬出方法 | |
JPS59183637A (ja) | 養殖用稚貝の結束方法と装置 | |
JP2012116638A (ja) | 伐採材搬出装置及び搬送ロープと引掛ロープの接続方法 | |
CN211239116U (zh) | 一种叉车线束编织带的穿管装置 | |
JP2006288316A (ja) | 海藻増養殖のための幹綱への種糸の自動撚り装置 | |
FR2609273A1 (fr) | Enrouleur de grand'voile | |
JPH11299040A (ja) | 巻付グリップ取外し具 | |
JPS606480Y2 (ja) | ロ−プの差し間つなぎ装置 | |
JP2007288837A (ja) | 電線引き寄せ具及び電線引き寄せ方法 | |
KR20230078149A (ko) | 조상기 일체형 낚싯대 | |
JPH0679253U (ja) | 種苗貝取付装置の金属線締付装置 | |
JPS606479Y2 (ja) | ロ−プの差し間形成装置 | |
JP2006042550A (ja) | ケーブル延線用のロープ接続具およびケーブル延線方法並びにケーブル接続具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080403 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080403 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |