JP4109581B2 - 成績処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、学生に対して行ったテストの結果を能率良く管理するのに役立つ成績処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、学生の学力低下が問題視されている。教育関係者らは、この一因として学生における「文章を書く機会」の低減を挙げている。例えば、講義の中で行われる小テストでは、その殆どが採点処理及び採点集計処理の効率化という観点より、択一式又はマークシート式に移行しており、学生が、答えを自分の文章で書くという機会が減りつつある。
【0003】
また、工学系部門においては、昨今、JABEE(日本技術者教育認定制度)が普及しつつある。JABEEにおいては、小テストの頻繁な実施による教育カリキュラムの充実や、答案や出席表などの教育資料の長期保存が求められている。また、このことは、JABEEに限らず、昨今大学で実施されているFD( 大学教育改革:Faculty Development の略) においても同様である。
【0004】
そこで、近年では学生の学力低下を防止するために、例えば大学における講義の一環として、学生に、自分で考えた解答を記述させる形式(以下、このような形式を「択一式」ないし「マークシート式」と区別する概念として「記述式」と呼ぶことがある。)のテストを継続的に実施することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、数十ないし数百人以上の学生を対象として記述式のテストを頻繁に実施すると、採点結果を集計(例えば台帳やコンピュータへの入力)するのに教員らの作業負荷を著しく増加させるという問題がある。
【0006】
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、テスト用紙に学生、採点者がそれぞれマークした学生情報と採点情報とを画像処理によりテキスト情報として取得し、このテキスト情報を記憶部に記憶させることを基本として、記述式のテストの成績処理を能率化させ、教員らの事務処理の軽減を図りうる成績処理方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、採点済みの複数枚のテスト用紙から各学生の点数をコンピュータの記憶手段に記憶させることにより学生の成績を管理する成績処理方法であって、学生を特定するための学生情報と、採点者によって採点された点数とがマークシート欄に記載された採点済みかつ記述式のテスト用紙を前記コンピュータに接続されたイメージスキャナで読み込んで各テスト用紙のイメージ情報を取得する段階と、前記コンピュータが、前記イメージ情報の前記マークシート欄の画像に基づいて前記学生情報及び点数をテキスト情報として取得する画像処理を行う段階と、前記コンピュータが、前記テキスト情報からなる学生情報及び点数を記憶手段に記憶させる段階とを含むとともに、前記コンピュータは、前記点数が未記入と判断されたテスト用紙については、その前に処理されたテスト用紙の前記テキスト情報からなる点数を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする成績処理方法である。
【0008】
また請求項2記載の発明は、前記テスト用紙は、学生が解答を記述した解答筆記欄を含み、かつ、この解答筆記欄に記載された解答をイメージ情報として前記記憶手段に記憶させる段階をさらに含む請求項1記載の成績処理方法である。
【0009】
また請求項3記載の発明は、前記テスト用紙は、マークシート欄のマークとは区別可能なしうる太さで塗りつぶされた模様からなる位置合わせマーク部を含み、かつ前記画像処理は、この位置合わせマークを参照してマークシート欄を特定する請求項1又は2記載の成績処理方法である。
【0010】
また請求項4記載の発明は、前記コンピュータは、前記記憶手段に記憶された点数を電子メールにて学生に送信する成績配信処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の成績処理方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態の成績処理システム1の略図を示す。該成績処理システム1は、コンピュータ2と、該コンピュータ2に接続されたイメージスキャナ3と、テスト用紙4とを用いて構成される。
【0016】
本実施形態のコンピュータ2には、例えば大学の事務所等に設置された第1のコンピュータ2Aと、教員の研究室等に設置された第2のコンピュータ2Bと、メールサーバ2Cとが含まれるものを例示している。少なくとも第1ないし第2のコンピュータ2A、2Bは、大学構内に設けられたネットワークNを介して接続され、本例では互いにデータの送受が可能に構成される。またネットワークNは、本例ではインターネットと接続されている。これにより、例えば第1のコンピュータ2Aないし第2のコンピュータ2Bは、学生宛に電子メールを送信しうる。電子メールは、メールサーバ2Cから外部メールサーバ2Dへと送られる。学生は、外部メールサーバ2Dに例えば携帯電話10又はパーソナルコンピュータ11、12等にてアクセスし、自分宛の電子メールを読むことができる。
【0017】
前記第1のコンピュータ2Aは、例えば磁気ディスクからなる記憶部6を含む。記憶部6には、本実施形態の成績処理を行う成績処理プログラム(後述)が記憶されるプログラム部6aと、各種のデータが記憶されるデータ部6bの各領域を含んでいる。前記データ部6bには、例えば図3〜図6に示すように、受講者データ部D1、問題文データ部D2、メッセージデータ部D3及びアンケート文データ部D4が予め記憶される。
【0018】
前記受講者データ部D1は、図3に概念的に示すように、成績処理システムで管理される学生(受講者)の情報が予めデータベース構造で記憶されたものである。前記情報としては、例えば「学生名」、「学籍番号」、「受講科目コード」及び「電子メールアドレス」等を1レコード中に含むことができる。このような受講者データ部D1は、予め大学内で学生管理用のデータベースが用意されていればそのデータを利用して作成することができる。
【0019】
上述のようなデータベースが存在しない場合、予め学生各々から自己の氏名、学籍番号等を含む前記情報を電子メールにて提出させ、このデータを加工して受講者データ部D1を作成することもできる。この場合、電子メールの本文を、例えば1行目に受講者本人の氏名、2行目に学籍番号(半角英数文字)、3行目に電子メールアドレスなどといったように予め定めた定型フォームで送信させる。これにより、サブプログラムなどを使用し、メール本文から自動的に氏名、学籍番号などを取り出すことが可能となる。このような方法により受講者データ部D1作成する場合、システムの導入に際しての準備作業を能率化しうる点で好ましい。
【0020】
前記問題文データ部D2は、図4に示すように、テストで使用する問題文の情報が記憶されたものである。前記情報としては、例えば「問題番号」及びその問題の内容を示す「問題文」等を1レコード中に含ませることができる。問題文は、例えば教員によって決定される。また問題文は、本例ではテキスト情報として記憶されたものを例示するがイメージ情報であっても良い。後述するが、本実施形態では、この問題文をテスト用紙4に印刷している。
【0021】
前記メッセージデータ部D3は、図5に示すように、テストの採点後、教員が学生に伝えたい各種のメッセージ情報が記憶されたものである。前記情報としては、例えば「メッセージ番号」及びその内容を示す「メッセージ文」等を1レコード中に含ませることができる。メッセージ文は、例えば教員によって予め決定することができ、例えば講評に関する情報及び/又は実施したテストのねらい等に関する情報などを含ませることができる。メッセージ文は、テストが複数回行われる場合、全テストで共通のものとしても良く、テスト毎にメッセージを変更することもできる。本例ではメッセージ文が、テキスト情報(キャラクタコードからなる情報で以下同じ)として記憶されたものを例示するがイメージ情報(点の集まりからなる情報で以下同じ)であっても良い。後述するが、このメッセージ文は、本実施形態では電子メールを用いて学生に伝えられる。
【0022】
前記アンケート文データ部D4は、図6に示すように、テストに際して、教員が学生に対して行うアンケート情報が記憶されたものである。前記情報としては、例えば「アンケート番号」及びその内容を示す「アンケート文」等を1レコード中に含ませることができる。アンケート文は、例えば教員によって予め決定することができ、例えば講義の内容に関する情報等を含ませることができる。アンケート文は、テストが複数回行われる場合、全テストで共通のものとしても良く、またテスト毎に変更することもできる。本例ではアンケート文が、テキスト情報として記憶されたものを例示するがイメージ情報であっても良い。後述するが、本実施形態ではこのアンケート文はテスト用紙4に印字される。
【0023】
また第1のコンピュータ2Aには、前記イメージスキャナ3と、プリンタ5とが接続されている。イメージスキャナ3は、種々のものが採用できるが、複数枚のテスト用紙4を連続して読み取り可能なオートシートフィーダを具えるものが好ましい。またカラースキャナが好ましいが、モノクロであっても良い。
【0024】
テスト用紙4は、図2に示すように本例では矩形の用紙が示されるが、サイズ、材質などは特に制限はない。本実施形態では、A5サイズの上質紙によって形成されたものが例示される。またテスト用紙4は、その一方の面に、学生の氏名及び学籍番号を文字によって記載させる氏名等筆記欄4aと、解答を文字によって記述させる解答筆記欄4bと、マークによって特定の情報を記載させるマークシート欄4cと、位置合わせマーク部4d1〜4d5とを含むものが例示される。なおテスト用紙4は、例えば印刷機等にて予め図2の定型スタイルを印刷した状態で学校等に納品することができる。
【0025】
前記解答筆記欄4bは、教員から示された問題に対する解答が学生により文字にて記載される欄である。本実施形態では、このテスト用紙4bに罫線が含まれるが、これを省略することは勿論可能である。前記問題は、例えば板書、OHP、口頭、別用紙、さらには本テスト用紙などを用いて学生に示すことができ、例えばこの解答筆記欄4bに問題文を予め印刷することもできる。この場合、教員の手間をさらに軽減しうる点で好ましい。
【0026】
また前記マークシート欄4cは、本実施形態では、学生情報として学籍番号をマークにて表示する学籍番号マーク欄4c1と、採点情報として採点結果をマークにて表示する採点マーク欄4c2と、学生が教員側から出されたアンケート(後述)に対する回答をマークにて表示するアンケートマーク欄4c3と、教員が学生に対して伝えたい個別的なメッセージ情報をマークにて表示するメッセージマーク欄4c4とが含まれている。前記各マークは、該当する数字を黒く塗りつぶすことによって行われる公知のマークシート方式である。
【0027】
このテスト用紙4において、前記氏名等筆記欄4a、解答筆記欄4b、学籍番号マーク欄4c1、アンケートマーク欄4c3及びアンケートマーク欄4c3は、テストを受ける学生により記入される。他方、解答筆記欄4bの採点はもとより、採点マーク欄4c2と、メッセージマーク欄4c4とは、採点者たる例えば教員により記入される。
【0028】
また本実施形態のテスト用紙4には、後述する画像処理時に前記マークシート欄4cの位置の特定を容易とするための位置合わせマーク部4d1〜4d5が含まれる態様を例示している。この位置合わせマーク部4d1〜4d5は、他の線画ないしマークシート欄のマークとは明瞭に区別しうる太さで塗りつぶされた本例では矩形状模様である。これについて後述する。
【0029】
次に上述のようなシステム1を用いて本実施形態の成績処理を行う方法(成績処理プログラム)の具体的な手順について説明する。図7には、本実施形態の成績処理方法の大きな流れを示し、図8はさらにこれを具体化して示している。本実施形態の成績処理方法では、テスト処理S1、採点処理S2、成績記帳処理S3、成績配信処理S4及び成績解析処理S5の段階を経て行われる。
【0030】
前記テスト処理S1では、図8に示すように、先ずテスト用紙4の印刷がなされ、その後、テストが実施される。本実施形態ではテスト用紙4に、前記問題文及びアンケート文が印刷される。教員は、例えば第1のコンピュータ2Aを使用し、前記問題文データ部D2及びアンケート文データ部D4から予め登録されている問題文及びアンケート文を選択してテスト用紙4への印刷処理を行うことができる。これにより、テスト用紙4は、第1のコンピュータ2Aに接続されたプリンター5により、問題文及びアンケート文が前記図2の体裁に加えて印字される。問題文及びアンケートを印字する位置は、特に制限はなく、前記一方の面のみならず裏面を用いることもできる。前記一方の面とするとき、例えばテスト用紙4bの1行目から問題文を印刷するとともに、最終行にアンケート文を印字することができる。またテスト用紙4の裏面には、学籍番号などをマークする方法を記載しても良い。
【0031】
テストは、このテスト用紙4を学生に配布することにより行われる。学生は、該テスト用紙4に自己の氏名及び問題文に対する解答を文字にて記載するとともに、学籍番号とアンケート文に対応した回答をマーク(塗りつぶし)にてマークシート欄4cにそれぞれ記入する。このような記述式テストは、解答を、自分の頭の中で考えさせかつ自分の文章で記載させることができるため、択一式ないしマークシート式のテストに比べると、学生への思考負荷が大きく、ひいては学力の低下を防止するのに役立つ。
【0032】
採点処理S2では、図8に示すように、学生からテスト用紙4を回収し、教員がその解答を評価する。本実施形態では、学生が記述した解答をたとえば0〜10のレベルで段階付けて採点する。そして、その採点情報である点数はテスト用紙4の解答筆記欄4bに直接赤インク等で書き込まれるとともに、前記採点マーク欄4c2にはその点数に応じたマークが塗りつぶされる(図13には、このような採点されたテスト用紙4の一例を示す)。また本実施形態では、教員は、メッセージデータ部D3を参照して予め登録しておいたメッセージを、各学生の出来具合に応じて選択し、メッセージマーク欄4c4にそのメッセージ番号をマークする。
【0033】
成績記帳処理S3は、図9にさらに詳細を示すように、採点済みの前記テスト用紙4からそのイメージ情報を取得する段階を含む(ステップS31)。前記イメージ情報は、テスト用紙4の前記一方の面をイメージスキャナ3で読み取ることによって得る。具体的には、イメージスキャナ3のシートフィーダー等にテスト用紙4を1ないし複数枚セットし、イメージスキャナ3が接続されている第1のコンピュータ2Aにて読み取りを開始する。読み取りは、全てのテスト用紙4について、その前記一方の面だけに行われる。
【0034】
全テスト用紙4について読み取りが完了すると(ステップS32でY)、第1のコンピュータ2Aは、読み取られたテスト用紙4のイメージ情報をデータ部6bの既定のフォルダ内に記憶させる(ステップS33)。これにより、解答筆記欄4bに記載された学生の解答及び教員による採点結果とをイメージ情報として取得することができる。そして、このイメージ情報を学生情報(学籍番号)と関連づけて保存することにより、紙媒体であるテスト用紙4を廃却することができる。これはテスト用紙4の保管スペースを不要とする点で好ましいものとなる。JABEEやFDにおける規約では、答案や出席表などの教育資料を長期間保存することを求められることが多いが、その際、代替物としてスキャナーで読み取ったイメージ情報の保管を認めることが多く見られるため、このイメージ情報の保存機能は教員らの事務処理の負担を軽減し得る。なお該イメージ情報は適宜MO、CD−R、DVD等の別メディアとしてバックアップされるのが好ましい。
【0035】
また本例の成績記帳処理S3では、読み取られたイメージ情報を画像処理し前記マークシート欄4cから「学籍番号」、採点結果である「点数」、「メッセージ番号」及び「アンケート回答番号」をテキスト情報として取得するステップを含む(ステップS34)。イメージ情報の所定の領域から画像の輪郭を抽出するとともに、その輪郭を予め定められた図形ないし変換テーブル等と比較することにより、所定のテキスト情報を取り出す画像処理方法については、慣例に従い種々のアルゴリズムで行うことができる。従って、具体的な内容については特に限定はされない。また本実施形態では、テスト用紙4に、位置合わせ用のマーク4d1ないし4d5を設けているため、イメージスキャナ3の読み込み時にノイズや位置ずれ等が生じていた場合でも、前記位置合わせ用のマーク4d1ないし4d5を用いて適宜位置の修正等が行えるため、より正確に学籍番号、採点結果などをテキスト情報として読み取ることができる。なおこの位置合わせ用のマーク4d1ないし4d5が検出されないときには、例えば読み取りエラーとして処理することができる。
【0036】
次に第1のコンピュータ2Aは、例えば前記イメージ情報の中に点数のマークがあるか否かを判断する(ステップS35)。点数のマークがなされている場合には、そのマークから取得される点数を示すテキスト情報をメモリにセット(一時記憶)させる(ステップS36)。そして、取得された他のテキスト情報、即ち学籍番号、アンケート回答番号及びメッセージ番号についてもメモリにセットし(ステップS38)、これをデータ部6bの成績データ部に書き込む(ステップS39)。そして第1のコンピュータ2Aは、全てのイメージ情報について処理し終えたか否かを判断し(ステップS40)、その結果が肯定的(ステップS40でY)であれば処理を終える。またステップS39の結果が否定的である場合(ステップS40でN)、ステップS34に戻り、次のイメージ情報を画像処理する。
【0037】
ところで、教員は、テスト用紙4を採点する際、通常は赤ペン等でテスト用紙4bに○、×等をつけて点数を決定し、その数字を文字で記載する。しかる後、採点マーク欄4c2において当該点数に応じたマークを塗りつぶす。これを全てのテスト用紙4について行う。しかし、さらなる事務手続きの軽減を図るためには、例えば次のような方法を採用することもできる。
【0038】
即ち、先ず全てのテスト用紙4について、赤ペン等で解答筆記欄4bに○、×等をつけて点数を決定し、その数字を文字で記載するところはこれまでと同様である。次に、この点数付けされたテスト用紙4を、同じ点数毎に重ねてテスト用紙4の区分を行う。そして、教員は、区分されたテスト用紙の各束において、最初にイメージスキャナ3に読み取られる1枚のテスト用紙4だけに当該点数に応じたマークを塗りつぶして表示する。各束において2枚目以降のテスト用紙4には点数のマークは行われない。そして、各束もそれぞれイメージスキャナ3に読み取らせる。他方、第1のコンピュータ2Aでは、ステップS35において、点数のマークがなされていないと判断すると(ステップS35でN)、現在のイメージ情報の一つ前に処理されたテスト用紙の点数を採用し、これをメモリにセットする(ステップS37)。そして、ステップS38以降を処理される。
【0039】
このような処理は、同じ点数のテスト用紙4については、最初の1枚目のみ点数をマークすれば足り、それ以降のものについては点数をマークしなくても、自動的に最初の1枚目の点数が引き継がれて設定される。従って、教員の採点作業をより一層簡素化し、さらに使い勝手の良いシステムを提供することができる。
【0040】
図10には、上述のような成績記帳処理S3によりデータ部6bに生成された成績データ部D5を概念的に示している。成績データ部D5には、1つのレコードに、学生の「学籍番号」、「テスト日付」(この情報は、予め教員の入力ないし第1のコンピュータ2Aの日付から自動的に記録される)、採点した結果であるテストの「点数」、学生がアンケートに対して答えた「アンケート回答番号」、「メッセージ番号」及び当該テストのイメージ情報を記録した「イメージファイル名」等を含んでおり、これらの情報が各学生毎に作成される。またこのデータ部D5は、各回のテスト毎に作成される。このように成績記帳処理S3では、教員が採点したテストの採点結果を、自動的にコンピュータ2のデータ部6bに取り込むことができる。従って、成績管理台帳や表計算ソフト等に転記していた従来の煩わしい手作業を不要にできる。このため、学生の学力向上のために頻繁に記述式テストを行っても、その成績処理を能率化しうる結果、教員らの事務処理の負担を軽減しうる。
【0041】
また上述のようにして得られた学生の成績は、例えば成績配信処理S4により学生に通知することができる。成績配信処理S4では、前記成績データ部D5の情報を基本として図11に示すような電子メール12を作成しかつ送信する。成績データ部D5には、学生の氏名、電子メールアドレス及びメッセージ文が含まれていない。このため、第1のコンピュータ2Aは、成績データ部D5の「学籍番号」をキーとして、受講者データ部D1から学生の氏名及び電子メールアドレスを取得できる。同様に、成績データ部D5の「メッセージ番号」をキーとして、メッセージデータ部D3から該当するメッセージ文を取得できる。そしてこれらの情報を組み合わせて電子メール12を作成できる。なお本例では5回目のテストである場合を示している。
【0042】
成績配信処理S4で自動的に作成された電子メール12に、さらに個別的なメッセージ等を付加することも勿論可能である。また前記テスト用紙のイメージ情報を添付ファイルとして送信することも可能である。また各学生毎に作成された電子メール12は、メールサーバを介して学生のメールアドレス宛に送られる。例えば図1に示すように、学生AないしCは、外部メールサーバ2Dから自分宛の電子メール12を読むことができる。これにより、テストの採点結果を授業中以外でも知ることができ、迅速な自己評価が可能となり、使い勝手をさらに高めることができる。
【0043】
成績解析処理S5では、プログラム部6aは、予め定められた手順に従い、データ部6bの情報を用いて各種の表示、計算、分析等の処理する。この際、前述の如く、学生情報と採点情報とは、テキスト情報として記憶されているため、このような数値計算を容易に行うことができる。例えば図12には、モニタ等に表示しうるテスト結果表示の初期画面V1を示している。この初期画面V1では、表示ウインドウの中にテスト科目情報13、表示レベル14、テストの平均点を示す平均点情報15、一覧情報16とが含まれている。一覧情報16の表示は、前記成績データ部D5と受講者データ部D1とを用いて容易に行うことができる。
【0044】
表示レベル14は、例えばこれまでのテストの全ての結果(本実施形態では第1回〜第5回)を示す「全体」と、図13に示す画面V2のように、第1ないし第5回のいずれか(この例では第5回)の表示を行う「個別」とを選択的に表示させることができる。表示レベル14が「全体」に設定されている場合、前記一覧情報16には、任意の科目について、その第1回から第5回まで採点結果が学籍番号順に表示される。
【0045】
表示レベル14を「個別」とした場合、図13に示したように、表示ウインドウの中に一覧表示16の他、該一覧表示16のカーソル位置の学生のイメージ情報17を同時に表示させることができる。このような実施形態では、テキスト情報として読み取られた点数のみならずイメージ情報17をも同時に確認することができるため、画像処理により得られた点数と採点時の点数との誤りがないか(誤りがあった場合には、一覧表示16の中で修正できる。)、或いは当該学生の解答の仕方を解析することにより、教員は点数だけでは把握できない情報を得ることができる。このような情報は、データの確実性の担保さらには学生に対して個別指導を行う際に特に有益なものとなる。
【0046】
また、図13の一覧情報16には、サンプル答案選択ボタンが設けられる。サンプル答案は、例えばランクAからランクCまでの3段階で設定され、各テストの一部ないし全部についてランク付けを行う。この作業は、教員によって行われる。各ランクの具体的内容は種々設定しうるが、具体例としては、例えば
ア)優秀答案
イ)平均的な答案
ウ)合格最低ラインの答案
などが考えられる。そして、各テストにランクAないしCのいずれかを指定後、「サンプル答案を抜粋して保存する」というボタン21をクリックすると、サンプル答案として選択された学生のデータとテスト用紙のイメージ情報とが、別ファイルとして保存される。JABEEやFDにおける規約では、答案や出席表などの教育資料の長期保存の際にこのようにサンプル答案を抜粋して保存することを要求されることが多くみられるが、本機能を利用することにより教員らの事務処理の負担が軽減され得る。
【0047】
また図13において、表示ウインドウの中の平均点情報15の「分布」ボタンをクリックすると、プログラム部6aは、現在表示されているテストの採点結果について点数分布を計算し、これを図14に示すようにヒストグラム18で表示させることができる。ヒストグラム18とともに又はこれに代えて数値表示などを用いることもできる。また図12に示されるアンケート解析情報19において「実行」がクリックされると、プログラム部6aはアンケート解答番号の集計を行い例えば図15に示すようなアンケート結果のヒストグラム20を表示させることができる。なお以上のような成績解析処理S5は、例えば教員が第1のコンピュータ2Aのデータ部6bを参照し、或いはこのデータ部から適宜複写したデータを用いて第2のコンピュータ2Bを用いて行うことができる。
【0048】
上記実施形態では、大学生の指導に本発明を適用した場合を例に挙げているが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、小、中、高等学校の他、専門学校又は各種の塾等においても採用することができる。またテスト用紙の具体的な形状等は例示のものに限定されず、種々態様を変更することができるのは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】
上述したように、請求項1の発明では、採点されたテスト用紙には、学生情報と点数とがマークにより表示されており、このテスト用紙のイメージ情報から学生情報と採点情報とをテキスト情報として取得しかつ記憶させる処理をコンピュータを用いて行うことができる。従って、例えば採点者がテストの採点結果を成績管理台帳や表計算ソフト等に手入力していた作業をコンピュータにて自動化できる。これにより、学生の学力向上を目的として頻繁に記述式テストを行ってもその成績処理を能率化でき、教員らの事務処理の負担を軽減しうる。また、学生情報と点数とをテキスト情報として記憶することができるため、成績の管理、例えば平均値の計算やグラフ化などの数値計算処理を行うことが容易となる。また、点数が未記入のテスト用紙については、その前に処理されたテスト用紙の点数が記憶手段に記憶される。この場合、採点作業は、例えば同じ点数毎にテスト用紙を束ねるとともに、各束の最初の1枚のテスト用紙にのみ採点情報をマークすることで足りる。従って、採点情報をマークする作業をも大幅に低減しうる結果、採点者(教員)の事務処理の手間をより一層軽減しうる。
【0050】
また請求項2記載の発明のように、前記テスト用紙は、学生が解答を記述した解答筆記欄を含み、かつ、この解答筆記欄に記載された解答をイメージ情報として前記記憶手段に記憶させる段階をさらに含むときには、学生が実際に記述した解答についても後からこのイメージ情報で確認することができる。従って、紙媒体としてのテスト用紙を保管する必要がないため保管スペースの削減を図ることができる。またこのイメージ情報を5年間保存することによって、JABEEの規定を満たすこともできる。
【0051】
また請求項3記載の発明のように、前記テスト用紙は、マークシート欄のマークとは区別可能なしうる太さで塗りつぶされた模様からなる位置合わせマーク部を含み、かつ前記画像処理は、この位置合わせマークを参照してマークシート欄を特定するときには、テスト用紙の読み取り方向の違いやズレなどによってイメージ情報の基準位置が異なる場合でも前記位置合わせマークを参照することによって位置ズレを補正でき、常に安定してマークシート欄を特定し画像処理を可能とする。このため、イメージ情報から精度良くテキスト情報を取得できる。
【0052】
また請求項4記載の発明のように、前記コンピュータは、前記採点結果を電子メールにて学生に送信するメール配信処理を行うときには、学生は授業中以外でも採点結果を知ることができ、迅速な自己評価が可能となるなど使い勝手をさらぬ高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシステムの全体略図である。
【図2】テスト用紙の一例を示す平面図である。
【図3】受講者データ部の一例を視覚化して示す線図である。
【図4】問題文データ部の一例を視覚化して示す線図である。
【図5】メッセージデータ部の一例を視覚化して示す線図である。
【図6】アンケート文データ部の一例を視覚化して示す線図である。
【図7】成績処理方法の大きな流れを説明するフローチャートである。
【図8】成績処理方法の具体的な流れを説明するブロック図である。
【図9】成績記帳処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図10】成績データ部の一例を視覚化して示す線図である。
【図11】電子メールの内容の一例を示す線図である。
【図12】テスト結果表示の一例を示す画面構成図である。
【図13】テスト結果表示の他の例を示す画面構成図である。
【図14】テスト結果のヒストグラムを示す画面構成図である。
【図15】アンケート結果のヒストグラムを示す画面構成図である。
【符号の説明】
1 成績処理システム
2 コンピュータ
3 イメージスキャナ
4 テスト用紙
4b 解答筆記欄
4c マークシート欄
12 電子メール
2A 第1のコンピュータ
2B 第2のコンピュータ
Claims (4)
- 採点済みの複数枚のテスト用紙から各学生の点数をコンピュータの記憶手段に記憶させることにより学生の成績を管理する成績処理方法であって、
学生を特定するための学生情報と、採点者によって採点された点数とがマークシート欄に記載された採点済みかつ記述式のテスト用紙を前記コンピュータに接続されたイメージスキャナで読み込んで各テスト用紙のイメージ情報を取得する段階と、
前記コンピュータが、前記イメージ情報の前記マークシート欄の画像に基づいて前記学生情報及び点数をテキスト情報として取得する画像処理を行う段階と、
前記コンピュータが、前記テキスト情報からなる学生情報及び点数を記憶手段に記憶させる段階とを含むとともに、
前記コンピュータは、前記点数が未記入と判断されたテスト用紙については、その前に処理されたテスト用紙の前記テキスト情報からなる点数を前記記憶手段に記憶させることを特徴とする成績処理方法。 - 前記テスト用紙は、学生が解答を記述した解答筆記欄を含み、かつ、この解答筆記欄に記載された解答をイメージ情報として前記記憶手段に記憶させる段階をさらに含む請求項1記載の成績処理方法。
- 前記テスト用紙は、マークシート欄のマークとは区別可能なしうる太さで塗りつぶされた模様からなる位置合わせマーク部を含み、かつ前記画像処理は、この位置合わせマークを参照してマークシート欄を特定する請求項1又は2記載の成績処理方法。
- 前記コンピュータは、前記記憶手段に記憶された点数を電子メールにて学生に送信する成績配信処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の成績処理方法。
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