JP4107943B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4107943B2
JP4107943B2 JP2002323079A JP2002323079A JP4107943B2 JP 4107943 B2 JP4107943 B2 JP 4107943B2 JP 2002323079 A JP2002323079 A JP 2002323079A JP 2002323079 A JP2002323079 A JP 2002323079A JP 4107943 B2 JP4107943 B2 JP 4107943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting state
image processing
operator
identification information
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002323079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004159104A (ja
Inventor
数正 冨浪
和憲 相田
哲 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002323079A priority Critical patent/JP4107943B2/ja
Publication of JP2004159104A publication Critical patent/JP2004159104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4107943B2 publication Critical patent/JP4107943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、設定された各設定項目の設定状態に基づいて画像処理を行う画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置である複写機において、複写枚数、複写濃度等の各設定項目の設定状態をユーザに報知する場合、その複写機が備える表示パネルに、設定状態に対応する文字又は図を表示するものが普及している。また、複写機の設定状態及び各設定項目の設定方法を音声にて報知するものもある。
このような複写機において、複写機に近接するユーザの存在を検知する人体検知センサ、及び、人体検知センサによりユーザの存在を検知してからの時間を計測するタイマを備えることにより、ユーザが所定時間以上複写機に近接している場合に、設定状態を音声にて報知するものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−248537号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した人体検知センサ及びタイマを備える複写機においては、ユーザが複写機に接近してから所定時間が経過するまで、設定状態を報知する音声は出力されない。しかしながら、タイマの計測時間に基づいて音声による報知を行うのでは、ユーザによって複写を実行するまでの時間が異なるため、ユーザが求めているタイミングで報知することが難しい。このように適切なタイミングで設定状態が報知されない場合には、次のような問題が発生する可能性がある。すなわち、複写機が初期設定状態ではなく、以前に使用したユーザによって設定された設定状態のままであることに、次に使用するユーザが気付かない場合には、その設定状態で複写を実行してしまうことにより、複写ミスが発生する。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、適切なタイミングで音声を出力して設定項目の設定状態を報知することにより、画像処理のミスを低減させることが可能な画像処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像処理装置は、画像処理を行うための1又は複数の設定項目の初期設定状態を記憶し、各設定項目毎の設定状態を第1操作手段により設定され、設定された設定状態に基づいて画像処理を行う画像処理装置において、前記第1操作手段により設定された設定状態を記憶する手段と、画像処理を実行させる指示を行う第2操作手段と、無線通信装置から送信される該無線通信装置を特定する識別情報を受信し、受信した識別情報により操作者を識別する操作者識別手段と、前記第2操作手段が操作されたか否かを判定する第1判定手段と、該第1判定手段により操作されたと判定した場合に、前記受信した識別情報に基づいて、前記第1操作手段を操作した操作者と前記第2操作手段を操作した操作者とが同じであるか否かを判定する第2判定手段と、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであるか否かを判定する第3判定手段と、前記第2判定手段により、操作者が異なると判定した場合であって、前記第3判定手段により、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが異なると判定したとき、警告音又は音声により前記記憶した設定状態を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明においては、設定項目の設定状態を設定すべく第1操作手段を操作した操作者と画像処理を実行させる指示を行うべく第2操作手段を操作した操作者とが同じであるか、及び、記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであるかの判定結果に基づき、設定状態を報知する必要がある場合にのみ、設定状態を警告音又は音声により報知することができる。
また、本発明においては、ユーザが携帯する無線通信装置から送信される無線通信装置を特定する識別情報を受信することにより、その識別情報に基づいてユーザを識別するので、ユーザの識別を簡単かつほぼ正確に行うことができる。
【0009】
また、本発明においては、前のユーザにより設定された設定状態のままで次のユーザが画像処理を実行しようとした場合、その設定状態を警告音又は音声によって報知することにより、誤った設定状態で無駄に画像処理が行われることを未然に防止することが可能である。
【0010】
また、本発明に係る画像処理装置は、画像処理を行うための1又は複数の設定項目の初期設定状態を記憶し、各設定項目毎の設定状態を第1操作手段により設定され、設定された設定状態に基づいて画像処理を行う画像処理装置において、前記第1操作手段により設定された設定状態を記憶する手段と、画像処理を実行させる指示を行う第2操作手段と、無線通信装置から送信される該無線通信装置を特定する識別情報を受信し、受信した識別情報により操作者を識別する操作者識別手段と、前記第2操作手段が操作されたか否かを判定する第1判定手段と、該第1判定手段により操作されたと判定した場合に、前記受信した識別情報に基づいて、前記第1操作手段を操作した操作者と前記第2操作手段を操作した操作者とが同じであるか否かを判定する第2判定手段と、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであるか否かを判定する第3判定手段と、前記第2判定手段により操作者が同じであると判定した場合であって、前記第3判定手段により、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであると判定したとき、警告音又は音声により初期設定状態である旨を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明においては、ユーザが設定項目の設定状態を設定してから所定時間が経過すると初期設定状態に戻るようになっている場合に、初期設定状態に戻っている旨を警告音又は音声によって報知することにより、誤った設定状態において無駄に画像処理が行われることを未然に防止することができる。
また、本発明においては、ユーザが携帯する無線通信装置から送信される無線通信装置を特定する識別情報を受信することにより、その識別情報に基づいてユーザを識別するので、ユーザの識別を簡単かつほぼ正確に行うことができる。
【0012】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記報知手段による報知後、前記第1判定手段により、画像処理の実行を指示すべく前記第2操作手段が再度操作されたか否かを判定するように構成してあることを特徴とする。
【0013】
本発明においては、設定状態を報知後に、前記第2操作手段が再度操作されたと判定してから画像処理を行うようにすることにより、誤った設定状態において不要な画像処理を行うことを未然に防ぐことが可能である。
【0014】
また、本発明に係る画像処理装置は、前記第2操作手段は押下可能なキーであり、該キーに近接する操作者の存在、又は、該キーに操作者が接触していることを検知するキーセンサを備え、該キーセンサによる検知結果に基づいて、前記報知手段により報知するように構成してあることを特徴とする。
【0015】
本発明においては、ユーザが、画像処理を実行させる指示を行うキーを押下する前に該キーに近接する、又は該キーに接触することにより、設定状態を音声によって報知することができるので、ユーザは設定状態を確認してから画像処理を実行することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1は本発明に係る画像処理装置としての複写機の要部構成を示すブロック図である。
この複写機は、制御部11、ROM12、RAM13、設定キー14、実行キー15、実行キーセンサ16、識別情報受信部17、音声出力部18、表示部19、第1タイマ20、第2タイマ21、プリンタ22、スキャナ23等を備えている。
【0023】
制御部11は、CPUで構成されており、バスを介して複写機の上述したハードウェアと接続されていて、ROM12に格納された複写機の動作に必要なコンピュータプログラムを実行し、所定の機能を果たす。
スキャナ23は制御部11の制御により、図示しない原稿台に載置された原稿を読み取り、読み取った画像データを制御部11へ出力する。
プリンタ22は、電子写真方式の画像記録装置であって、スキャナ23にて読み取った原稿の画像データを記録紙に記録する。
【0024】
設定キー14は、画像処理を行うための設定項目の設定状態を設定するための操作手段であり、複数のキーから成る。それぞれのキーは、複写濃度、記録紙の種類、複写倍率等の設定項目に対応している。設定キー14が操作されることにより、操作されたキーに対応する信号が制御部11へ出力される。
実行キー15は、複写を実行させる指示を行う操作手段である。実行キー15がユーザにより操作(押下)されると、スキャナ23及びプリンタ22による複写の実行を指示する信号が制御部11へ出力される。
実行キーセンサ16は、ユーザが実行キー15に接触しているか否かを検知するセンサであり、接触していると検知した場合、接触していることを示す検知信号を制御部11へ出力する。
【0025】
識別情報受信部17は、本複写機に近接するユーザが携帯しているPHS等の無線通信装置から送信される、その無線通信装置を特定する識別情報を受信し、受信した識別情報を制御部11へ出力する。無線通信装置を特定する識別情報とは、例えば無線通信装置がPHSである場合、そのPHSに登録されている電話番号等である。本複写機においては、この識別情報に基づいて複写機を操作するユーザを識別する。このような識別情報受信部17によって識別する方法は、例えば、特開2001−219627号公報に開示されている。
【0026】
ROM12は、制御部11が各ハードウェアを制御するための各種コンピュータプログラムを記憶する。また、ROM12は、設定キー14により設定される設定項目の設定状態を表示部19に表示するためのデータ等を記憶する。さらに、ROM12は、音声データ記憶領域12a及び初期設定状態記憶領域12bを備えている。音声データ記憶領域12aには、設定項目の設定状態を音声出力部18により音声にて報知するための音声データが記憶されている。初期設定状態記憶領域12bには、設定項目の初期設定状態を示すデータが記憶されている。
【0027】
第1タイマ20及び第2タイマ21は、制御部11の指示に従って計時し、計時を開始してからの計測時間を示すデータを制御部11へ出力する。第1タイマ20は、設定項目を設定すべく設定キー14が操作されてからの時間を計時する。第1タイマ20の計測時間が所定時間T1を越えた場合、制御部11は、設定状態を初期設定状態に戻す。また、第2タイマ21は、ユーザが実行キー15に接触しているのを検知することにより検知信号を出力している時間を計時する。
【0028】
音声出力部18は、ROM12の音声データ記憶領域12aに記憶されている音声データに基づいて設定状態を報知するための音声を出力する。
表示部19は、液晶表示装置又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、複写機の動作状態又は設定状態等を表示する。
RAM13は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成され、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。また、RAM13は、設定状態記憶領域13a及びユーザ記憶領域13bを備えている。設定状態記憶領域13aには、電源投入直後は、初期設定状態記憶領域12bに記憶されている初期設定状態を示すデータが記憶され、その後、設定項目を設定すべく設定キー14が操作されるのに応じて設定状態を示すデータが変更される。ユーザ記憶領域13bには、識別情報受信部17が受信した識別情報が記憶される。
【0029】
次に、このような複写機の制御部11による複写の処理手順を、図2及び図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、複写機の電源が投入されると、制御部11は、設定状態記憶領域13aの記憶内容を消去し(ステップS21)、初期設定を行うべく、初期設定状態記憶領域12bに記憶されている初期設定状態を読み出して設定状態記憶領域13aに設定状態として記憶する(ステップS22)。そして、設定状態記憶領域13aに記憶した設定状態を表示部19に表示する(ステップS23)。
そして、制御部11は、設定キー14又は実行キー15の操作が有ったか否かを判定し(ステップS24)、操作が無いと判定した場合(ステップS24:NO)、操作が有ったと判定するまで所定のタイミングで判定を繰り返す。
【0030】
ステップS24において、操作が有ったと判定した場合(ステップS24:YES)、制御部11は、操作されたのは設定キー14であるか否かを判定する(ステップS25)。
ステップS25において、操作されたのは設定キー14であると判定した場合(ステップS25:YES)、制御部11は、設定キー14の操作によって設定された設定状態をRAM13の設定状態記憶領域13aに記憶し(ステップS26)、第1タイマ20をリセットし、第1タイマ20による計時を開始する(ステップS27)。そして、制御部11は、識別情報受信部17によってユーザが携帯する無線通信装置から識別情報を受信してRAM13のユーザ記憶領域13bに記憶する(ステップS28)。
ユーザが設定キー14を操作することにより、以上の処理が繰り返し行われる。
【0031】
一方、ステップS25において、操作されたのは実行キー15であると判定した場合(ステップS25:NO)、制御部11は、識別情報受信部17によりユーザが携帯する無線通信装置から識別情報を受信し(ステップS31)、受信した識別情報と、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶されている識別情報とが一致するか否かを判定する(ステップS32)。
【0032】
ステップS32において、識別情報が一致すると判定した場合(ステップS32:YES)、RAM13の設定状態記憶領域13aに記憶されている設定状態は、ROM12の初期設定状態記憶領域12bに記憶されている初期設定状態と一致するか否かを判定する(ステップS33)。
一方、ステップS32において、識別情報が一致しないと判定した場合(ステップS32:NO)にも、RAM13の設定状態記憶領域13aに記憶されている設定状態は、ROM12の初期設定状態記憶領域12bに記憶されている初期設定状態と一致するか否かを判定する(ステップS34)。
【0033】
ステップS33において、設定状態と初期設定状態とが一致しないと判定した場合(ステップS33:NO)、又は、ステップS34において、設定状態と初期設定状態とが一致すると判定した場合(ステップS34:YES)、制御部11は複写を実行する(ステップS35)。
これにより、識別情報が一致し、設定状態が初期設定状態とは異なる場合、又は、識別情報が一致せず、設定状態が初期設定状態である場合には、複写が実行される。
【0034】
また、ステップS33において、設定状態と初期設定状態とが一致すると判定した場合(ステップS33:YES)、又は、ステップS34において、設定状態と初期設定状態とが一致しないと判定した場合(ステップS34:NO)、制御部11は、RAM13の設定状態記憶領域13aに記憶されている設定状態に基づいて、音声データ記憶領域12aから音声データを読み出し、音声出力部18により設定状態を報知する音声を出力する(ステップS36)。
これにより、識別情報が一致し、設定状態が初期設定状態である場合には、初期設定となっている旨がユーザに対して音声により報知される。また、識別情報が一致せず、設定状態が初期設定状態とは異なる場合には、設定状態がユーザに対して音声により報知される。
なお、ステップS36においては音声を出力するようにしたが、ブザー音等の適宜の警告音を出力することにより、ユーザに設定状態を報知するものであってもよい。
【0035】
ステップS35又はステップS36の処理後、制御部11は、RAM13の設定状態記憶領域13aに記憶されている設定状態が、ROM12の初期設定記憶領域12aに記憶されている初期設定状態と一致するか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS37において、設定状態と初期設定状態とが一致すると判定した場合(ステップS37:YES)、制御部11は、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶されている識別情報を消去する(ステップS38)。
ステップS37において、設定状態と初期設定状態とが一致しないと判定した場合(ステップS37:NO)、制御部11は、第1タイマ20をリセットし、第1タイマ20による計時を開始し(ステップS39)、ステップS31において受信した識別情報を、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶する(ステップS40)。
【0036】
これにより、ステップS36における音声による報知を受けたユーザが、報知された設定状態で複写を行う場合、その設定状態に関わらず、再度実行キー15を操作することにより、不要な音声による報知を受けることなく複写を行うことができる。また、同一ユーザが同一設定状態において連続して複写を行う場合にも、その設定状態に関わらず、再度実行キー15を操作することにより、不要な音声による報知を受けることなく複写を行うことができる。
そして、ステップS38又はステップS39の処理後、制御部11はステップS24に処理を戻し、キー(設定キー14又は実行キー15)の操作に応じて上述した処理を行う。
【0037】
次に、本発明に係る複写機の制御部11による設定項目の設定状態を初期設定状態に戻す処理手順を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
所定のタイミングにおいて、制御部11は、第1タイマ20の計測時間が所定時間T1以上であるか否かを判定し(ステップS51)、計測時間が所定時間T1未満であると判定した場合(ステップS51:NO)、処理を終了する。
【0038】
ステップS51において、計測時間が所定時間T1以上であると判定した場合(ステップS51:YES)、制御部11は、設定状態を初期設定状態とすべく、ROM12の初期設定状態記憶領域12bに記憶された初期設定状態を読み出して設定状態記憶領域13aに設定状態として記憶する(ステップS52)。そして、制御部11は、第1タイマ20をリセットし(ステップS53)、処理を終了する。
これらの処理により、あるユーザにより各設定項目が初期設定状態とは異なる設定状態に設定されてから所定時間T1以上経過した場合等には、初期設定状態に自動的に戻るので、次のユーザが誤った設定状態のまま複写を行うのを防ぐことができる。
【0039】
次に、本発明に係る複写機の制御部11による、実行キーセンサ16の検知信号に基づく設定状態の報知の処理手順を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
所定のタイミングにおいて、制御部11は、ユーザにより接触されていることを検知することによる実行キーセンサ16から検知信号の出力が有るか否かを判定し(ステップS61)、検知信号の出力は無いと判定した場合(ステップS61:NO)、処理を終了する。
ステップS61において、実行キーセンサ16から検知信号の出力が有ると判定した場合(ステップS61:YES)、制御部11は、第2タイマ21をリセットし、第2タイマ21による計時を開始し(ステップS62)、再び実行キーセンサ16から検知信号の出力が有るか否かを判定する(ステップS63)。
【0040】
ステップS63において、実行キーセンサ16から検知信号の出力が無いと判定した場合(ステップS63:NO)、制御部11は、第2タイマ21をリセットし(ステップS64)、処理を終了する。
ステップS63において、実行キーセンサ16から検知信号の出力が有ると判定した場合(ステップS63:YES)、制御部11は、第2タイマ21の計測時間が所定時間T2以上であるか否かを判定する(ステップS65)。
ステップS65において、計測時間が所定時間T2未満であると判定した場合(ステップS65:NO)、制御部11はステップS63に処理を戻す。
【0041】
ステップS65において、計測時間が所定時間T2以上であると判定した場合(ステップS65:YES)、制御部11は、RAM13の設定状態記憶領域13aに記憶されている設定状態に基づいて、音声データ記憶領域12aから音声データを読み出し、音声出力部18により設定状態を報知する音声を出力する(ステップS66)。そして、制御部11は、RAM13の設定状態記憶領域13aに記憶されている設定状態が、ROM12の初期設定状態記憶領域12bに記憶されている初期設定状態と一致するか否かを判定する(ステップS67)。
ステップS67において、設定状態と初期設定状態とが一致すると判定した場合(ステップS67:YES)、制御部11は、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶されている識別情報を消去する(ステップS68)。
【0042】
ステップS67において、設定状態と初期設定状態とが一致しないと判定した場合(ステップS67:NO)、制御部11は、第1タイマ20をリセットし、第1タイマ20による計時を開始する(ステップS69)。そして、制御部11は、識別情報受信部17によってユーザが携帯する無線通信装置から識別情報を受信してRAM13のユーザ記憶領域13bに記憶し(ステップS70)、処理を終了する。
これにより、ユーザが設定状態を確認すべく、所定時間T2以上の間、実行キー15に接触した場合、設定状態を音声により報知することができる。
【0043】
実施の形態2
図6は本発明の実施の形態2に係る画像処理装置としての複写機の要部構成を示すブロック図である。
実施の形態1においては、識別情報受信部17を備え、ユーザが所持している無線装置から送信される識別信号を識別情報受信部17が受信して、ユーザの識別を行う形態としたが、実施の形態2においては、人体検知センサ24を備えることによりユーザを識別する形態とする。
【0044】
図6に示すように、本発明の実施の形態2に係る複写機は、実施の形態1に係る複写機が識別情報受信部17を備えている代わりに、人体検知センサ24を備えている。
人体検知センサ24は、本複写機から所定距離内にユーザが存在する場合に検知信号を制御部11へ出力する。
また、実施の形態1の複写機と同様に、RAM13にユーザ記憶領域13bを備えており、ユーザ記憶領域13bには、人体検知センサ24が出力する検知信号に基づき、ユーザの識別情報としての0又は1が記憶される。
複写機が備えるその他のハードウェアは実施の形態1の複写機と同様であり、図6においては、それぞれ実施の形態1と同一符号を付してある。
【0045】
このような複写機は、以下に示す人体検知センサ24を用いたユーザ識別の処理以外は、図2から図5に示した実施の形態1の複写機と同様の処理を行う。
本発明の実施の形態2に係る複写機の制御部11によるユーザ識別の処理手順を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
所定のタイミングで、制御部11は、人体検知センサ24から検知信号の出力が有るか否かを判定し(ステップS81)、人体検知センサ24から検知信号の出力が無いと判定した場合(ステップS81:NO)、処理を終了し、所定のタイミングで本処理を開始する。
【0046】
ステップS81において、人体検知センサ24から検知信号の出力が有ると判定した場合(ステップS81:YES)、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶されている識別情報が0であるか否かを判定する(ステップS82)。ステップS82において、識別情報が0であると判定した場合(ステップS82:YES)、制御部11は、検知しているユーザの識別情報を1とする(ステップS83)。また、ステップS82において、識別情報が1であると判定した場合(ステップS82:NO)、制御部11は、検知しているユーザの識別情報を0とする(ステップS84)。
【0047】
ステップS83又はステップS84の処理後、制御部11は、再び人体検知センサ24から検知信号の出力が有るか否かを判定し(ステップS85)、検知信号の出力が有ると判定した場合(ステップS85:YES)、所定のタイミングでステップS85の判定を繰り返す。そして、ステップS85において、人体検知センサ24から検知信号の出力が無いと判定した場合(ステップS85:NO)、制御部11は処理を終了し、また所定のタイミングで本処理を繰り返し行う。
【0048】
以上の処理によって、ユーザ記憶領域13bに記憶されている0又は1の識別情報と、ステップS83又はステップS84において0又は1とした識別情報とを用いて、実施の形態1の図2及び図3に示した複写の処理、図5に示した実行キーセンサ16の検知信号に基づく設定状態の報知の処理を行う。
すなわち、図2のステップS28、及び、図5のステップS70においては、上述したステップS83又はステップS84において0又は1とした識別情報を、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶する。
また、図3のステップS32においては、上述したステップS83又はステップS84において0又は1とした識別情報と、RAM13のユーザ記憶領域13bに記憶されている識別情報(0又は1)とが一致するか否かを判定する。
さらに、図3のステップS40においては、上段のステップS32の判定に用いた、0又は1の識別情報をRAM13のユーザ記憶領域13bに記憶する。
【0049】
なお、本実施の形態においては、人体検知センサ24の検知可能な範囲外へユーザが瞬間的に移動するようなことが起こり得るので、さらにタイマを備えることにより、以下のように処理を行う構成としてもよい。すなわち、ステップS85において人体検知センサ24から検知信号の出力が無いと判定した場合(ステップS85:NO)、タイマによる計時を開始し、再び人体検知センサ24から検知信号の出力が有るか否かを判定し、出力が有ると判定した場合に、タイマの計測時間が予め設定される極短時間未満の場合には、ユーザが変わっていないとして、ステップS83又はステップS84にて0又は1とした識別情報を変更しないようにする。
【0050】
また、実施の形態1及び2においては、実行キーセンサ16は、実行キー15にユーザが接触していること検知する形態としたが、実行キー15に近接するユーザの存在を検知する形態であってもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、設定項目の設定状態を設定すべく第1操作手段(設定キー)を操作した操作者と画像処理を実行させる指示を行うべく第2操作手段(実行キー)を操作した操作者とが同じであるか、及び、記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであるかの判定結果に基づき、設定状態を報知する必要がある場合にのみ、設定状態を音声により報知することができる。
【0052】
また、本発明によれば、前のユーザにより設定された設定状態のままで次のユーザが画像処理を実行しようとした場合、その設定状態を音声によって報知することにより、誤った設定状態で無駄に画像処理が行われることを未然に防止することが可能である。さらに、ユーザが設定項目の設定状態を設定してから所定時間が経過すると初期設定状態に戻るようになっている場合に、初期設定状態に戻っている旨を音声によって報知することにより、誤った設定状態において無駄に画像処理が行われることを未然に防止することができる。
【0054】
さらに、本発明によれば、ユーザが携帯する無線通信装置から送信される無線通信装置を特定する識別情報を受信することにより、その識別情報に基づいてユーザを識別するので、ユーザの識別を簡単にかつほぼ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る複写機の制御部による複写の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る複写機の制御部による複写の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る複写機の制御部による設定項目の設定状態を初期設定状態に戻す処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る複写機の制御部による、実行キーセンサの検知信号に基づく設定状態の報知の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る複写機の要部構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る複写機の制御部によるユーザ識別の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 制御部
12 ROM
12a 音声データ記憶領域
12b 初期設定状態記憶領域
13 RAM
13a 設定状態記憶領域
13b ユーザ記憶領域
14 設定キー
15 実行キー
16 実行キーセンサ
17 識別情報受信部
18 音声出力部
20 第1タイマ
21 第2タイマ
24 人体検知センサ

Claims (4)

  1. 画像処理を行うための1又は複数の設定項目の初期設定状態を記憶し、各設定項目毎の設定状態を第1操作手段により設定され、設定された設定状態に基づいて画像処理を行う画像処理装置において、
    前記第1操作手段により設定された設定状態を記憶する手段と、画像処理を実行させる指示を行う第2操作手段と、無線通信装置から送信される該無線通信装置を特定する識別情報を受信し、受信した識別情報により操作者を識別する操作者識別手段と、前記第2操作手段が操作されたか否かを判定する第1判定手段と、該第1判定手段により操作されたと判定した場合に、前記受信した識別情報に基づいて、前記第1操作手段を操作した操作者と前記第2操作手段を操作した操作者とが同じであるか否かを判定する第2判定手段と、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであるか否かを判定する第3判定手段と、前記第2判定手段により、操作者が異なると判定した場合であって、前記第3判定手段により、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが異なると判定したとき、警告音又は音声により前記記憶した設定状態を報知する報知手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像処理を行うための1又は複数の設定項目の初期設定状態を記憶し、各設定項目毎の設定状態を第1操作手段により設定され、設定された設定状態に基づいて画像処理を行う画像処理装置において、
    前記第1操作手段により設定された設定状態を記憶する手段と、画像処理を実行させる指示を行う第2操作手段と、無線通信装置から送信される該無線通信装置を特定する識別情報を受信し、受信した識別情報により操作者を識別する操作者識別手段と、前記第2操作手段が操作されたか否かを判定する第1判定手段と、該第1判定手段により操作されたと判定した場合に、前記受信した識別情報に基づいて、前記第1操作手段を操作した操作者と前記第2操作手段を操作した操作者とが同じであるか否かを判定する第2判定手段と、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであるか否かを判定する第3判定手段と、前記第2判定手段により操作者が同じであると判定した場合であって、前記第3判定手段により、前記記憶した設定状態と前記初期設定状態とが同じであると判定したとき、警告音又は音声により初期設定状態である旨を報知する報知手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記報知手段による報知後、前記第1判定手段により、画像処理の実行を指示すべく前記第2操作手段が再度操作されたか否かを判定するように構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2操作手段は押下可能なキーであり、該キーに近接する操作者の存在、又は、該キーに操作者が接触していることを検知するキーセンサを備え、該キーセンサによる検知結果に基づいて、前記報知手段により報知するように構成してあることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像処理装置。
JP2002323079A 2002-11-06 2002-11-06 画像処理装置 Expired - Lifetime JP4107943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002323079A JP4107943B2 (ja) 2002-11-06 2002-11-06 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002323079A JP4107943B2 (ja) 2002-11-06 2002-11-06 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004159104A JP2004159104A (ja) 2004-06-03
JP4107943B2 true JP4107943B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=32803073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002323079A Expired - Lifetime JP4107943B2 (ja) 2002-11-06 2002-11-06 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4107943B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4639709B2 (ja) * 2004-09-14 2011-02-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置およびその表示制御方法および表示制御プログラム
JP2007148841A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Seiko Precision Inc カード読取装置
JP4596049B2 (ja) 2008-06-26 2010-12-08 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置、同装置における印刷データ処理方法及び処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004159104A (ja) 2004-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103327208B (zh) 图像形成装置及其控制方法
US7436326B2 (en) Operation input device
JP4107943B2 (ja) 画像処理装置
JP2000231670A (ja) タッチパネル搭載の販売管理装置
JP4134416B2 (ja) 関数演算可能な電卓及び記憶媒体
US8074183B2 (en) Image formation device and its control method
JP2011198238A (ja) 表示画面制御装置、表示画面制御方法およびプログラム
JP2015090648A (ja) 電子機器
JP3346333B2 (ja) 操作装置
JP4347180B2 (ja) 情報装置および情報装置の制御方法
JP4359471B2 (ja) 画像形成装置の操作パネル
JP4075512B2 (ja) 画像形成装置
JPS60263135A (ja) 倍率変換複写機
JPH11272368A (ja) 情報処理装置、電源管理方法および記憶媒体
JP7225630B2 (ja) 表示装置及びプログラム
KR100330022B1 (ko) 복합기에서 원터치 키의 확장방법
JPH08262939A (ja) 画像形成装置
JP2003209642A (ja) ジョブ処理装置
JP2007274268A (ja) 携帯端末装置、画像形成装置および管理サーバ
JP2004280492A (ja) 画像形成装置
JP2003316481A (ja) データ処理装置
JP2000295407A (ja) 情報処理装置及びその方法並びに情報処理システム
JPS63121856A (ja) 複写機の制御装置
JP2004333783A (ja) 画像形成装置
JP2002341702A (ja) 表示装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070410

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070607

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5